JPH11500475A - 標識製品製造に使用するための組成物および熱物質転写ドナー素子 - Google Patents

標識製品製造に使用するための組成物および熱物質転写ドナー素子

Info

Publication number
JPH11500475A
JPH11500475A JP52429096A JP52429096A JPH11500475A JP H11500475 A JPH11500475 A JP H11500475A JP 52429096 A JP52429096 A JP 52429096A JP 52429096 A JP52429096 A JP 52429096A JP H11500475 A JPH11500475 A JP H11500475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass transfer
thermal mass
composition
polyalkylene
pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52429096A
Other languages
English (en)
Inventor
ネルソン,リサ,フラット
チョウ,シン−シン
クンゼ,クリストファー,イー.
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー filed Critical ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Publication of JPH11500475A publication Critical patent/JPH11500475A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/12Reflex reflectors
    • G02B5/126Reflex reflectors including curved refracting surface
    • G02B5/128Reflex reflectors including curved refracting surface transparent spheres being embedded in matrix
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/392Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
    • B41M5/395Macromolecular additives, e.g. binders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5254Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/10Registration, licensing, or like devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/0027After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using protective coatings or layers by lamination or by fusion of the coatings or layers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/913Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/914Transfer or decalcomania
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 a)ポリアルキレン結合剤前駆物質と、b)アクリル結合剤前駆物質と、c)コーティング可能な組成物を用いて熱物質転写組成物に望ましい色を提供するのに効果的な量の顔料と、d)ポリアルキレン結合剤前駆物質と、アクリル結合剤前駆物質と、顔料とが全て分散された(好ましくは水である)希釈剤とを含み、熱物質転写ドナー素子を製造するのに適切なコーティング可能な熱物質転写前駆組成物について述べられている。ドナー素子を用いて製造される標識製品についてもまた述べられている。

Description

【発明の詳細な説明】 標識製品製造に使用するための組成物および熱物質転写ドナー素子 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、熱物質転写組成物および標識製品製造に使用するための製品に関す る。特に本発明は、紫外線を顕著に吸収しないことで本質的な熱吸収および結合 剤の劣化を避ける結合剤を用い、顕著な色変化または明度の損失を示さない耐久 性のある安定した顔料を含む熱物質転写組成物の使用に関する。 2.関連技術 熱物質転写工程では、ドナーシート(一般に「リボン」または「フォイル」と 称される)および受容シートまたは基材が使用される。熱物質転写ドナーシート は、通常、担体層と着色剤層とを含み、少なくとも熱転移可能な着色剤(染料ま たは好ましくは顔料)が熱軟化可能な結合剤中にある。着色剤層は、通常は結合 剤中に分散された顔料からなる(結合剤は熱転写中に顔料と共に転写する)。熱 物質転写シートは、受容体材料に密接したドナー表面(着色剤層)と共に使用さ れ、ドナーシートは(例えばサーマル印刷ヘッド、マスクまたはステンシルを透 過するレーザーあるいは高輝度照射により)画像に従って加熱され画像形成材料 が転写される。熱物質転写システムにおいては、画像に従った加熱によって着色 剤層が軟化し(場合によっては受容シート上の受容層が同時に軟化し)、軟化し た領域は受容シートに転移する。上に転写画像の付いた基材の最終用途によって 画像の耐久性条件が定まることが多い。 熱物質転写は、ナンバープレートに貼る自動車登録標識などの屋外耐久性標識 製品を調製するのに有用である。例えばどちらも1994年9月1日に公布された特 許協力条約出願WO94/19710号(米国通し番号第08/017,573号および第08/033,6 27号からの先取権の請求)およびWO94/19769号(米国通し番号第08/017,573号 および第08/033,625号からの先取権の請求)を参照されたい。そこで述べられた 製品では、熱物質転写された表示は、樹脂基材結合剤印刷表示に対するカバー層 の必要性を省くことを特徴とする特別に調合されたポリウレタン「多機能」層上 に印刷された。一般に使用される結合剤の多くには、大量のUV安定剤およびU V吸収剤が使用されるが、それらは結合剤を発熱させる傾向があり、結合剤の初 期劣化が生じて、明度の低下そして/または色変化の増大につながる。 標識の技術分野では、特に屋外使用を意図する標識において明度の損失または 色変化なしに、そして複雑な工程なしに画像を多くの異なる再帰反射ベースシー ト基材に塗布できることが必要である。 発明の要約 本発明は良質で耐久性のある(すなわち色変化および明度損失が最小の)熱物 質転写画像を提供する上で、先行技術の多くの欠陥を克服する。発明の方法によ って製造される熱物質転写画像の耐久性は、有機そして/または無機顔料の分散 液を含む熱物質転写前駆組成物の使用によって改善される。ここでの使用では、 熱物質転写前駆組成物という用語は、結合剤前駆物質と顔料とを含むコーティン グ可能な(好ましくは水性の)フィルム形成組成物を意味する。結合剤前駆物質 は、コーティング可能な組成物中に存在し、他方、結合剤という用語は、結合剤 前駆物質の固形残遺物を意味する。熱物 質転写組成物という用語は、発明のドナー素子上にあるいは画像として基材上に 存在する固形組成物を意味する。 本発明の一側面では、コーティング可能なフィルム形成熱物質転写前駆組成物 は、 a) ポリアルキレンラテックス結合剤前駆物質と、 b) アクリルラテックス結合剤前駆物質と、 c) 組成物を用いて熱物質転写組成物に望ましい色を提供するのに効 果的な量の顔料と、 d) ポリアルキレン結合剤前駆物質と、アクリル結合剤前駆物質と、 顔料とが全て分散された希釈剤と を含み、前記顔料と前記アクリル結合剤前駆物質は、アクリル結合剤前駆 物質に対する顔料の重量比が約0.5:1.0乃至約1.5:1.0の範囲になるように存在し 、前記ポリアルキレン結合剤前駆物質は熱物質転写組成物に望ましいUVおよび 可視光線透過性を提供するのに十分な量で存在する。 ここでさらに詳しく述べるように、結果として得られる(顔料、染料、または 着色剤を除く)熱物質転写組成物が本質的にUV透過性である限り、乳化剤、分 散助剤、界面活性剤などのオプションの成分が、本発明のコーティング可能なフ ィルム形成組成物の商業的実施例に通常含まれることは、理解されるだろう。 ポリアルキレンという用語には、ポリエチレン、ポリピロピレン、ポリブタジ エンなどが含まれるだけでなく、アクリル酸などの低分子量有機酸の反応生成物 を含むオリゴマー組成物などのメチレン単位を高い割合で有するポリアルキレン 様オリゴマーおよびポリマー、および高分子アルコールまたは短鎖ジオールなど も含まれる。 ここでの使用では、アクリルという用語には、アルキレンモノマーおよび酸性 共重合性モノマーのコポリマーおよびターポリマーが 含まれる。アルキレンモノマーの例としては、エチレン、プロピレンなど、酸性 共重合性モノマーの例としては、メタクリル酸、エタクリル酸などのアクリル酸 およびアルキルアクリル酸などが挙げられる。 コーティング可能なという用語は、本発明の組成物が、ブルックフィールド粘 度計2号スピンドルを用いた室温(約20℃)での測定において粘度が50センチポ アズ以下であることを意味する。 本発明の別の側面は、好ましくはフィルムであり、より好ましくはポリマーフ ィルムである担体に付着する本発明組成物(すなわち熱物質転写組成物)の乾燥 型を含む熱物質転写ドナー素子である。 本発明の組成物およびドナー素子は、基材上に熱物質転写画像を提供するため の従来の方法で使用することができる。したがって本発明のさらに別の側面は、 基材に付着して着色剤層を形成する本発明の熱物質転写組成物を含む標識製品で ある。これらの製品を製造するために使用される熱物質転写方法は、通常、熱物 質転写ドナー素子の着色剤層を第2の表面に接触させて配置させるステップと、 熱物質転写ドナー層の少なくとも一部を加熱することで、熱物質転写組成物の少 なくとも一部をドナー素子から第2の表面に転写するステップとを含む。好まし い基材は、紙、金属、およびポリマーであり、再帰反射シートのポリマー表面な どのポリマー基材が特に好ましい。特に好ましい標識製品としては、高速道路標 識、自動車登録認証ステッカーとウインドーステッカー、およびナンバープレー トなどの屋外耐久性標識が挙げられる。本発明の標識製品の着色剤層は露出して いても、1つ以上のポリマー(特にポリメタクリル酸メチル(PMMA))また はガラスカバー層の下に埋没していても良いが、長期にわたる屋外暴露が予期さ れる使用では、カバー層が特に望ましい。 本発明の製品における着色剤層の厚さは、好ましくは約1乃至約10μm、より 好ましくは約2乃至約8μm、そして最も好ましくは約3乃至約6μmである。着 色剤層(熱物質転写ドナー素子および発明の標識製品双方の上の)は、軟化温度 または溶融温度が50℃乃至140℃であり、好ましくは60℃乃至120℃、より好まし くは65℃乃至110℃、および最も好ましくは70℃乃至100℃である。 ポリマーフィルム担体(好ましくはポリエチレンテレフタレート(PET)) を用いた本発明で有用なドナー素子では、ポリマーフィルムの厚さは、約1乃至 約10μm、より好ましくは約2乃至約6μmの範囲にある。 本発明のコーティング可能なフィルム形成組成物の調合に際して、特に発明の 標識製品において透明な色が望ましい場合、顔料粒子のアグロメレーションを防 止することが重要である。したがって本発明のさらに別の側面は、 a) a) 中程度の撹拌を用いて一定量の顔料分散液に水を添加して第1の 中間体を形成するステップと、 b) 第1の中間体にメタノールを添加して第2の中間体を形成するス テップと、 c) 第2の中間体にアクリル分散液を添加して第3の中間体を形成す るステップと、 d) 第3の中間体にポリアルキレンエマルジョンを添加してコーティ ング可能な組成物を形成するステップとを含み、前記水および前記メタノールの 量が、組成物の重量百分率固形分を約1乃至約20重量%の範囲にするのに十分で あって、前記顔料分散液、前記アクリルラテックス、および前記ポリアルキレン エマルジョンが約1:1:4の重量比で存在する熱物質転写ドナー素子の製造で使用 するのに適したコーティング可能なフィルム形成組成物の調合法で ある。 以下の本発明の詳細な説明を参照することで、本発明はより詳しく理解される 。 図の簡単な説明 図1は、本発明の標識製品の実例の横断面図(拡大)である。 図2は、再帰反射標識製品の実例の横断面図(拡大)である。 図3は、紙製標識製品の実例の横断面図(拡大)である。 図は一定の比率で書かれてはおらず、単に本発明を例証するものである。 好ましい実施例の説明 I.コーティング可能なフィルム形成熱物質転写前駆組成物 A.結合剤前駆物質および結合剤 本発明で有用な熱可塑性アクリルラテックス結合剤前駆物質は、(結合剤の形 態で)主に機能し、基材に対する熱物質転写組成物の必要な付着を提供する。ま たアクリルラテックス結合剤前駆物質は、長期にわたる屋外条件での暴露におい て、特にプラスチックまたはガラスカバー層によって摩耗から保護される場合に 光学特性を保持する結合剤も提供する。色変化および明度保持の試験は、試験法 のセクションに含めた。また乾燥およびフィルム形成後、アクリルラテックス結 合剤前駆物質は、あらゆる基材に対して高度な耐水性を、金属基材に対しては耐 食性を提供する。 有用な熱可塑性アクリルラテックス結合剤前駆物質は、通常はそして好ましく は%固形分が約10乃至80重量%の範囲、pHが約6.0乃至8.0の範囲、酸価が約30 乃至約80、より好ましくは約60乃 至80の範囲、ブルックフィールド粘度計2号スピンドルを用いて25℃で測定した 粘度が約5乃至約500センチポアズの範囲、およびガラス転移温度が約20乃至約7 0℃、より好ましくは約25乃至約60℃の範囲にある水性分散液として入手できる 。好ましいアクリルフィルム形成水性分散液は、オハイオ州クリーブランド市の BFGoodrichからの商品名CARBOSET XL-11およびCARBOSET5 14Hの元に知られるものであり、XL-11バージョンは固形分30重量%、粘度50 センチポアズ、pH6.7、酸価75、およびガラス転移温度55℃を有し、514Hバー ジョンは固形分40重量%、粘度350センチポアズ、pH7.0、酸価65およびガラス 転移温度28℃を有する。 ポリアルキレン結合剤前駆物質は、(結合剤形態で)ワックス様構成要素の機 能を有する。本発明の熱物質転写組成物は、通常はそして好ましくは0.01乃至5 μmの(好ましくは光学的に透明な)中実微小球を含む水性フィルム形成分散液 から誘導される少なくとも1種のポリアルキレン結合剤を含むことが好ましい。 好ましいポリアルキレン結合剤前駆物質はμmサイズの微小球であり、可溶性で はないが容易に分散し、本発明のコーティング可能なフィルム形成熱物質転写前 駆組成物を形成する透明で微細ないかなる中実ポリアルキレン粒子を含んでいて も良い。アクリル結合剤と屈折率の格差が少ないポリエチレンポリマーが好まし い。着色剤層の光散乱を低下させるためには、屈折率整合の格差が少ないことが 好ましい。 ポリアルキレンラテックスおよびアクリルラテックス結合剤前駆物質は不混和 性であるため、2つの内より少ない方の構成要素(アクリル結合剤)は、主要構 成要素(ポリアルキレン結合剤)によって形成されるフィルム中に島を形成する 。したがって本発明のコーティング可能なフィルム形成組成物においてこれらの 2成分の割 合を注意深く最適化し、高解像度画像のために乾燥熱物質転写組成物の適切な粘 着性を提供しなくてはならない。アクリルおよびポリアルキレン結合剤はどちら も熱可塑性であるので、どちらも熱物質転写印刷中に受容体への必要な付着に寄 与する。またポリアルキレン結合剤はワックス様材料のように機能して、転写画 像が、紙、または封入レンズ再帰反射シート中のガラスビーズの周囲および間隙 のような粗い表面に沿うのを助ける。ポリアルキレン材料およびオプションの微 小球もまた、熱物質転写工程においてプリンターヘッドのエネルギー入力を低下 させる利点を提供する。 ポリアルキレン結合剤前駆物質は、粘度が約10乃至約70センチポアズの範囲、 pHが約7乃至10の範囲、%固形分が約10乃至約80重量%の範囲にあり、通常は そして好ましくは透明かつ透過性の分散液およびエマルジョンとして入手できる 。 ポリアルキレンラテックス結合剤前駆物質の一例は、ニュージャージー州イー ストラザフォード市のChemical Corporation of Americaからの商品名POL Y EMULSION 330 N35の元に知られるものであり、これはAllied Che mical Corporationが製造する商品名AC-330の元に知られるフィルム形成ポリ エチレンラテックスの固形分35重量%のエマルジョンである。エマルジョンは非 イオン性電荷を有し、粘度は最大50センチポアズで、pHは約8.5乃至約9.5の範 囲にあり、透明かつ透過性である。 着色剤層の粘着をさらに低下させるために、非フィルム形成、非熱可塑性中実 微小球を使用しても良い。好ましいアクリル、非フィルム形成微小球は、好まし くは重量比が1:1であるステアリルメタクリレートヘキサンジオールジアクリレ ートポリマーの脱イオン水中10%固形分分散液である。 解像度を高め、画像形成エネルギー(すなわちPETまたはその 他のドナーから意図する受容体に組成物を転写するのに必要なエネルギー)を低 下させるためには、その他のオプションの非フィルム形成中実微小球が好ましい 場合もある。これらにはTiO2、MgO、ZnO、CaCO3、SiO2、雲母などが あるが、これに限定されるものではない。 本発明のコーティング可能なフィルム形成組成物では、好ましくはアクリルラ テックス結合剤前駆物質分散液に対する顔料分散液の重量比が約0.5:1.0乃至約1 .5:1.0であり、ポリアルキレンラテックス結合剤前駆物質分散液に対する顔料分 散液の重量比が約0.1:1.0乃至0.33:1.0である。本発明の熱物質転写組成物(固 体)中では、アクリル結合剤に対する顔料の重量比は、約0.5:1.0乃至約1.5:1.0 の範囲にあり、一方ポリアルキレン結合剤に対する顔料の重量比は、約0.1:1.0 乃至約0.33:1.0の範囲にある。 好ましくは本発明の熱物質転写組成物は、約50°乃至乃約140℃の範囲の融点 (mp)または軟化点(sp)を有し、熱物質転写効率を向上させる。約50℃未満の 融点は、意図しない時点で粘着性およびブロッキングを生じる組成物を示唆し、 他方140℃を超える融点は、コーティングおよびオーブン乾燥中におそらく担体 を劣化させ、意図する基材に組成物を転写するのに必要な熱エネルギーを確実に 増大させる。 B.顔料 本発明で有用な顔料は、有機物または無機物である。適切な無機顔料としては 、カーボンブラックおよびチタニア(TiO2)が挙げられ、一方適切な有機顔料 としては、フタロシアニン、アントラキノン、ペリレン、カルバゾール、モノア ゾおよびジスアゾベンズイミダゾロン、イソインドリノン、モノアゾナフトール 、ジアリーリ ドピラゾロン、ローダミン、インジゴイド、キナクリドン、ジスアゾピラントロ ン、ジニトロアニリン、ピラゾロン、ジアニシジン、ピラントロン、テトラクロ ロイソインドリノン、ジオキサジン、モノアゾアクリリド、アントラピリミジン などが挙げられる。 当業者には、有機化合物が主要分子に付いた官能基次第で異なる色相、あるい は異なる色にさえなることが理解されるであろう。しかし列挙された有機顔料の ほとんどは、模擬屋外使用で良好な耐候性を示し、以下で例示するようにそれら の初期明度および色をほぼ維持する。 有用な有機顔料の市販品の例としてはPB1、PB15、PB15:1、PB15:2、 PB15:3、PB15:4、PB15:6、PB16、PB24、およびPB60(青色顔料)と 、PB5、PB23、およびPB25(茶色顔料)と、PY3、PY14、PY16、PY 17、PY24、PY65、PY73、PY74、PY83、PY95、PY97、PY108、P Y109、PY110、PY113、PY128、PY129、PY138、PY139、PY150、P Y154、PY156、およびPY175(黄色顔料)と、PG1、PG7、PG10、およ びPG36(緑色顔料)と、PO5、PO15、PO16、PO31、PO34、PO36、 PO43、PO48、PO51、PO60、およびPO61(オレンジ色顔料)と、PR4 、PR5、PR7、PR9、PR22、PR23、PR48、PR48:2、PR49、PR112 、PR122、PR123、PR149、PR166、PR168、PR170、PR177、PR179 、PR190、PR202、PR206、PR207、およびPR224(赤)と、PV19、P V23、PV37、PV32、およびPV42(紫色顔料)と、PBLACK(黒)の商 品名の元に知られるものが挙げられ、これらのいくつかは、ペンシルベニア州フ ェアレスヒルズ市のHeucotechからAQUIS IIの商品名の元に水性分散液と して入手される。その他の有用な市販の水性顔料分散液としては、AQUALO R(ペンシルベニア州ドイルズタウン市のPenn Color Incより入手可能)、 MICORLITH-WA(イリノイ州オークブルック市のCIBA-GEIGY Corporation顔料部門より入手可能)、SUNSPERSE,FLEXIVER SEおよびAQUATONE(オハイオ州アメリア市のSun Chemical Corpor ation分散液部門より入手可能)、およびHEUCOSPERSEIII(ペンシル ベニア州フェアレスヒルズ市のHeucotech LTDより入手可能)の商品名の元 に知られるものが挙げられる。 II.熱物質転写ドナー素子 本発明の熱転写ドナー素子構造は、担体上にコーティングされた本発明のコー ティング可能な組成物の乾燥型を含む熱物質転写可能な着色剤層を含む。図1は 、この実施例では薄い(厚さ4.5μm)ポリエチレンテレフタレート(PET)フ ィルムである担体14上にコーティングされた着色剤層12を有するこのようなドナ ー素子100を図示する。またオプションの非付着性/剥離コーティング16も図示 されている。 熱物質転写ドナー素子のための適切な担体材料は、透明な乾燥着色剤組成物ま たは乳白色/金属顔料が付着できるいかなる柔軟な材料でも良い。適切な担体は 、滑らかでも粗くても良く、透明または不透明であり連続している(あるいはシ ート状である)。好ましくは、これらは実質的に無孔性である。担体として使用 するのに適切な材料の制限を意図しない例としては、ポリエステル、特にPET 、ポリエチレンナフタレート、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリカーボネート 、ポリイミド、ポリアミド、酢酸セルロースおよび酪酸セルロースなどのセルロ ースエステル、塩化ポリビニルおよび誘導体などが挙げられる。基材は一般に1 乃至500μmの厚さを有し好ましくは2乃至100μmであり、より好ましくは3乃至 10μmである。特に好ましい担体は、白色入りまたは透明なPET、または 不透明な紙である。 本発明の説明では「無孔性」とは、インキ、塗料その他の液体着色媒体または 非付着性組成物が、容易に担体を貫流しない(すなわち給与真空7トルで毎秒0. 05ml以下、好ましくは給与真空7トルで毎秒0.02ml)ことを意味する。 好ましい実施例では、非付着性/剥離コーティング材料は、ドナー素子の裏側 (すなわち熱転移可能な着色剤層の反対側)に塗布され、ドナー素子の取扱適性 を改善し摩擦を低下させ、ドナー素子が印刷基材に張り付くのを防ぐ。適切な非 付着性/剥離材料としては、ポリジメチルシロキサンなどのポリ(低級アルキル )シロキサンを含むシリコン材料、シリコン-尿素コポリマー、および過フッ化 ポリエーテルなどの過フッ化化合物が挙げられるが、これに限定されるものでは ない。 本発明の熱物質転写ドナー素子は、デスクトップ・パブリッシングにおける画 像制作、ダイレクトデジタル内校カラープルーフィング,短期および長期操業標 識製造など、特に画像が耐候性および耐久性であることが期待される場合に適し ている。ここでの使用では、耐久性があるおよび耐久性と言う用語は、溶剤およ び化学的抵抗性、耐摩耗性、熱物質転写組成物の基材への結合維持、および色の 明度と(再帰反射基材に対する)再帰反射明度の保持などの特徴を意味する。耐 候性があるおよび耐候性という用語は、日光、気温およびその他の環境変数が機 能に影響するかもしれない屋外での正常な使用条件下での再帰反射明度の保持、 汚れ抵抗性、黄変抵抗性などの特徴を言う。 本発明のコーティング可能なフィルム形成組成物の調合に際しては、顔料粒子 が非アグロメレート状態を保ち透明なカラー画像を形成することが重要である。 実施例で詳述する一方法では、ボールミ ルが使用される。より好ましい方法としては、本発明のコーティング可能なフィ ルム形成組成物を以下の方法で調合する。(1)商品名PB15:3の元に知られる顔 料分散液と、(2)商品名CARBOSET514Hの元に知られるアクリルラテッ クスと、(3)商品名POLYEMULSION AC 330 N35の元に知られるポ リエチレンエマルジョンとの1:1:4重量比組成物の(1:1重量比の脱イオン水/メ タノールからなる希釈剤中の)10%固形分組成物を調合するために、最初に顔料 分散液を中程度の混合条件でフラスコに添加してから脱イオン水を添加する。中 程度の撹拌を継続しながらメタノール、アクリル分散液、ポリエチレンエマルジ ョンの順に添加する。添加を適切な順序で行えば顔料の「ショッキング」または アグロメレーションは生じないので、ボールミル破砕は不必要である。溶剤をエ タノールからメタノールに代えると、組成物の粘度低下が防止される(エタノー ルはポリマーの膨潤を引き起こし望ましい担体上への組成物のコーティングを困 難にする)。 本発明のコーティング可能なフィルム形成熱物質転写前駆組成物の担体上への コーティングは、すり込みグラビア、単一または二重スロット押出しコーティン グなどの多くの標準ウェブ被覆技術によって達成される。すり込みグラビアは、 リボンまたはシート上に乳白色または金属着色剤の散在領域があるパッチタイプ のコーティングにおいて特に有用である。 III.標識製品 本発明のドナー素子は、熱転写可能な着色剤層が受容シートと接触するように 発明のドナー素子またはリボンの転写可能な着色剤層を受容シートまたはフィル ム(すなわち基材)に接触させて、熱物質転写印刷に一般に使用される。赤外線 レーザーまたは加熱ランプ などの熱ペンまたは赤外線熱源のどちらかによって加熱して、ドナー層を受容体 に転移する。熱は、ドナーリボンまたは受容シートのどちらかの裏側にかけるこ とができ、あるいは転写可能なドナー層を直接加熱することもできる。 特に好ましい基材は、SCOTCHLITEの商品名の元に知られる再帰反射 シート、特に3700、4200および5300シリーズ(全て埋め込みレンズ型再帰反射) である。埋め込みレンズ再帰反射シートは、米国特許第2,407,680号に開示され ておりここに参考として含めた。さらに有用な再帰反射シートは、米国特許第3, 190,178号、第4,025,159号、第4,896,943号、第5,064,272号、および第5,066,09 8号に開示されている封入レンズシートであり、全てここに参考として含めた。 さらに米国特許第3,648,348号、第4,801,193号、第4,895,428号、および第4,938 ,563で開示されたようなキューブコーナー再帰反射シートもまた有用であり、全 てここに参考として含めた。 図2は、望ましい文字数字、バーコード、ロゴなどの表示の形態の熱物質転写 組成物22と、複数の透明ガラス微小球26が埋め込まれたポリビニルブチラール層 24とを含む本発明に従った再帰反射標識製品実施例200を拡大横断面で描いたも のである。グリプタル、アルキド、エチレンそして/またはプロピレンアクリル 酸コポリマー、エチレンメタクリル酸コポリマー、イオノマー、架橋のそして/ または非架橋のポリウレタン、ビニル、PMMAなどのその他の有機層が層24に 含まれても良い。印刷された表示の上に耐摩耗性、耐化学劣化を与えるためのカ バー材料31が描かれているが、これはナンバープレート、高速道路標識、道路標 識など本発明の製品を長期にわたり(すなわち1年を超えて)屋外使用する場合 に望ましいであろう。反射層28、感圧接着剤層30、および脱 着ライナー32により構造が完成する。 図3は、非再帰反射性の柔軟な基材34に付着した望ましい文字数字、バーコー ド、ロゴなどの表示の形態の熱物質転写組成物22を含む本発明に従ったさらに別 の標識製品実施例300を拡大横断面で描いたものである。適切な非反射性基材と しては、ビニルフィルム、エチレン/アクリル酸コポリマーのコーティングを有 する紙、およびオーバーヘッドトランスペアレンシー用の熱可塑性樹脂被覆PE Tなどが挙げられる。 本発明は、以下の試験法および実施例でより詳しく説明されるが、制限を意図 するものではない。 試験法 加速ウェザロメーター試験 実際の屋外暴露条件をシミュレートして、本発明に従って製造した熱物質転写 印刷された再帰反射シートの明度保持および色変化を評価するために、水冷式キ セノンアーク光源を用いた加速ウェザロメーターに試験製品を入れた。ウェザロ メーターは、Atlas Electric Devices Co.より入手できるモデル65XWWR またはCI65であり、ASTM G-26 Type B、BH、試験番号3-1の手順に従 った。ウェザロメーターでは、ブラックパネル温度63℃の明期102分間、次に散 水を加えた明期18分間の交互の期間からなる試験サイクルを使用した。340nm波 長で照射量0.35W/m2を有し、地上日光の良好な試験室シミュレーションを提供 する6500Wのキセノン灯を使用した。 初期明度および明度保持 製品の明度を、暴露期間(500および1000時間)の開始時なら びに終了時にU.S. Defensive Publication T987,003が述べるように観察角 度0.2°および照射角-4.0°で再帰ルミノメーターで測定した。 色の保持 L*a*b*スキャンカラーマッチング試験 色は消費者が知覚する最初の刺激であり、印刷品質の即時的評価につながるの で、色の恒常性は熱物質転写印刷物の主要品質特性の一つである。本発明の熱物 質転写組成物の色変化を判断するために一定の加速ウェザロメーター時間経過後 、ニュージャージー州プリンストン市のColor and Appearance Technology Co.,から入手できる商品名SPECTROPLUS C.A.Tの元に知られる分 光光度計を使用した。 分光光度計は、対象の反射色を測定するように設計されている。使用した分光 光度計の測定配置は0°/45°であった。この配置は、サンプルの0°照明また は垂直照明で、サンプルの45°視覚化における通常の視覚的評価に類似したサン プルの視覚化を提供する。45°の円周視覚化により、正(光沢)反射率が効果的 に除外される。この配置は、サンプル指向性または印刷テクスチャの影響を実質 的に除外する。 使用した分光光度計は、実質的に以下のように作動する。ハロゲン灯からの光 は、一連のフィルターおよびレンズを通過してD65昼光をシミュレートし熱を除 外しサンプル上に環状パターンに集中する。(印刷カラーは昼光を表す相関色温 度約6500Kの「Illuminant D65」で読みとられる。)サンプルから拡散反射す る光は、サンプル周囲の様々な地点に配置された一連の独立した光電検出器によ ってサンプルに対し45°で集光され、各光電検出器は異なる波長帯を 検知する。各光電検出器からの情報は、次にアナログ・デジタル変換器を経由し てパーソナルコンピュータに入力される。コンピュータは、測定データを400乃 至700nmの可視スペクトルにわたり10nm間隔で処理する。 色判定試験には、10°CIE標準観察者を使用した。(CIEは照明に関する 国際委員会Commission International de l'Eclairageの略である)。「標準 観察者」は、CIEが定義する平均的観察者のスペクトル感度特性である。この ような2つのデータセットが定義されている。2°視野の1931データ(遠隔視覚 化)および環状10°視野の1964データ(およそ腕長での視覚化)である。平均的 視覚アセスメントとのはるかに良好な合致は、10°標準観察者を利用して得られ るので、この観察者をこれらの試験に使用した。 試験したサンプルの各色について、分光光度計でサンプルをスキャンした。ス キャンは、決して変わらない指紋であるカラーサンプルの数値的表現を作り出す 。しかしそれは照明条件と観察者を考慮しないのでCIE L*a*b*は色の外観を 完全に表さない。指紋を3つの数字の組み合わせ(XYZ)である三刺激値に転 換する数学的手段が開発された。三刺激値は、特定照明条件下で正常な観察者が 見るように色を描写する。 三刺激値(XYZ)は、知覚された色間隔または色関係の一様なまたは論理的 推定を提供しないので、CIE標準観察者に基づくスケールは、色の視覚化の「 反対色」理論に転換される。1976CIE L*a*b*はそのような変換の一つである 。反対色説は、色の経験が眼と脳との相互作用により3つの特定シグナルに解読 されると主張する。これらのシグナルの1つは、明るさ-暗さ(L*)、もう1つ は赤-緑(a*)で、さらにもう1つは黄-青(b*)である。このカラーシステムは 、色の科学者および初心者の双方にとって理解可能であると 思われるので、これらの試験で使用するために選択された。このようにしてあら ゆる計測器色読取りは、SPECTROPLUS C.A.T.分光光度計で1976C IE L*a*b*色空間の10°観察者によりIlluminant D65中で行った。 各試験サンプルを測定器のサンプルポートに入れた。レイアウトをその都度完 全に空にして手順を繰り返し、完全な分光光度計読取り(スキャン)を2回行っ た。2回の読取りが0.3ユニットの範囲内で相互に一致するまで手順を繰り返し た。そうならない場合は、より細心の注意を払いながら手順を繰り返した。色差 判定のために分光光度計にかけたサンプルは、全て周囲温度だった。サンプルは 全例で印刷の4時間以内に読み取った。(管理されない状態に放置されたサンプ ルは不要な変化を示すかもしれず、また長時間放置されたサンプルは分光光度計 読取りには不適格である。) 分光光度計からの結果の解釈において反対色スケールは、色空間の全体にわた り近似的な視覚的一様性の単位で色の測定値を与える。L*は、完全な白色100か ら黒色0の間で変化する肉眼による評価に近似した明度を測定する。色度次元a* およびb*は、以下のような分かりやすい色の意味を与える。a*は正の場合は赤さ 、0では灰色、負の場合は緑さを測定する。b*は正の場合は黄色さ、0では灰色 、負の場合は青さを測定する。ここでの実施例における色変化は、 で定義されるΔE*として報告した。ここでΔE*は低ければ低いほど好ましく、 500時間のウェザロメーター暴露後に10以下であることが好ましく、500時間のウ ェザロメーター暴露後に5以下であることが特に好ましい。 表I-IVの全てのデータは、中にガラスビーズが完全に埋め込ま れたポリビニルブチラール結合剤層と、アルミニウム反射層と、PSA層と、紙 製ライナーからなる埋め込みレンズ再帰反射シートである商品名3M SCOT CHLITE Brand Reflective License Plate Sheeting製品シリーズ375 0の元に知られる再帰反射シート上に印刷された実施例1で述べた熱物質転写組 成物およびドナー素子を使用した。全実施例(表I-IV)では、イリノイ州シカゴ市 のZebra Technologies Corp.,から入手可能なZebra 140熱物質転写プリンタ ーを使用してブロック画像を再帰反射シートの露出した結合剤上に熱物質転写印 刷した。表IおよびIIIのデータは、上にガラスカバー層の付いた印刷された表 示から得られたものであり、表IIおよびIVのデータは、厚さ0.003インチ(0.076 mm)のポリメタクリル酸メチル(PMMA)カバー層を有する印刷された表示か ら得られたものである。 明度および色変化試験の双方について製品を二連で試験した。それぞれのサン プルについて最終値を開始値で割りその結果に100を掛けて明度の保持百分率を 求めた。 実施例 以下の実施例1、2、および3では、熱物質転写ドナー素子は、全て非付着性 コーティングを裏側に有する厚さ4.5μmのPETフィルムに付着した本発明のカ ラー熱物質転写組成物からなる。非付着性コーティングを有するPETフィルム は、日本国Toray Chemical Co.,より入手された。特に断りのない限り熱物質 転写組成物は、それぞれの実施例で詳述するようにオハイオ州クリーブランド市 のBFGoodrichより入手された商品名CARBOSET 514Hの元に知られる 水性アクリル分散液と、Chemical Corporation of Americaより入手された商 品名POLYEMULSION 330 N35の元に知られるポ リエチレンエマルジョンと、Heucotechから入手された商品名AQUIS IIの 元に知られる少なくとも1種の水性界面活性剤基剤の顔料分散液とを含む本発明 の水性のコーティング可能な組成物から得られた。コーティング可能な組成物を 、コーティングの前に最低24時間ボールミル粉砕し、粒度を1μmよりもはるか に小さくすることで印刷された組成物の光透過性を増大させた。コーティング可 能な組成物を巻き線バーによって(グラビア印刷、フレキソ印刷など薄いフィル ムを塗布するその他の方法も使用できる)ポリエステルフィルム上にコーティン グし、80℃の高温で1分間乾燥した。結果として得られた被覆担体フィルムを、 3Mから入手可能な商品名RAINBOW DESKTOP COLOR PRO OFERの元に知られるカラープルーフィング装置を用いて、カラープルーフィ ングドナー素子にスプライスした。実施例1、2、および3では、ドナー素子を プルーファー内に入れて、画像をポリビニルブチラールに完全に埋め込まれたガ ラスビーズ結合剤から構成される再帰反射シート前駆物質上に熱物質転写印刷し た。1インチ当たりドット数(dpi)が200を超える解像度が得られ、再帰反射シ ートへの付着が良好なことが示唆された。 実施例1 Heubachからの商品名Pigment Blue 15:3の元に知られる水性界面活性剤安 定化分散液中に分散された顔料分散液(商品名AQUISII BW 3571:45%顔料 、51%固形分としても知られる)を用いて、本発明のコーティング可能な組成物 を上述のように調製した。組成物は、PB 15:3分散液/514H/330 N35(1:1重量 比のエタノール/脱イオン水中10%固形分)を1:1:4重量比で含む。本発明のコ ーティング可能な組成物をToray 4.5mm厚ポリエステルフィルム上に 20号巻き線バーでコーティングし、厚さ3.3mmの熱物質転写組成物層(着色剤層 )を製造した。フィルムをプルーファードナー素子にスプライスし、本発明の熱 物質転写組成物をポリビニルブチラールトップフィルムに熱物質転写した。着色 剤層は、ポリビニルブチラール再帰反射シート前駆物質フィルムに対して良好な 付着を示し、 透過性 ∞log10(IO/IS) (式中IOは最初の光強度を表しISは散乱光強度を表す。)で定義される透過 性に優れていた。対数の値がより高ければ、透明度はさらに良好になる。 既知組成物と本発明の熱物質転写組成物との透過性および透過吸光度(TOD )の比較として、カリフォルニア州アナハイム市のCalcomp,Co.,から入手で きる3種類の市販のワックス基剤の熱転写リボンを使用してPETフィルムに色 のブロックを転写した。表Aは、実施例1のリボンを用いて製造された画像と、 比較画像についてTOD(MacBeth TR927濃度計を用いて測定)および透過 性(MacBeth RD918分析器を用いて測定)を比較する。 表Aのデータからは、本発明の組成物および熱転写製品を使用して製造された 画像が比較例よりも高い透過吸光度(TOD)を有するが、本発明の熱物質転写 組成物は透過性がはるかに高く、結果が思いがけなく良好であることが示される 。 実施例2 以下を除き実施例1と同様に調製した。ポリエチレン分散液の代わりに i)Mo rton Internationalからの商品名50T4983の元に知られるエチレンアクリル酸 (EAA)コポリマー分散液(25%固形分)および ii)3Mから水性分散液とし て得られたポリマー化型のステアリルメタクリレートヘキサンジオールジアクリ レート(SMA-HDDA)からなるポリアルキレン様結合剤前駆物質を使用し 、CARBOSET 514HではなくBFGoodrichからの商品名CARBOSE TXL-11の元に知られるアクリル分散液を使用した。 重量比1:1のPB15:3分散液/50T4983(重量比4:1のエタノール/脱イオン水+ 1重量%NH4OH中の10%固形分)である a)と、重量比1:1のSMA-HDD A(脱イオン水/XL 11(重量比4:1のエタノール/脱イオン水の10%固形分) 中の10%固形分)である b)とのコーティング可能な重量比1:1の組成物を実施例 1と同じポリエステル担体の新しい一片上に18号巻き線バーを用いてコーティン グし、厚さ3mmの熱物質転写組成物層(着色剤層)を製造した。フィルムを実施 例1で使用したのと同じカラープルーフィング装置で使用されたドナー素子にス プライスし、本発明の熱物質転写組成物をポリビニルブチラールトップフィルム に熱物質転写した。着色剤層は、ポリビニルブチラール再帰反射シート前駆物質 フィルムに対し良好な付着を示し、透過性が優れていた。 実施例3(再帰反射シート上の4色画像) 実施例1の再帰反射シート、アクリル分散液、ポリエチレン分散液を使用して 、1:1重量比のエタノール/脱イオン水中の10重量%固形分の割合で4種のコー ティング可能な本発明の組成物を調製した。 色:黄色 使用顔料:YW3338としても知られるAQUIS II PY150、35重量% 固形分の顔料 コーティング可能な組成物:重量比1:1:4のPY150分散液/CARBOSET 51 4H/POLYEMULSION 330 N35 色:マゼンタ 使用顔料:RW 3115としても知られるAQUIS II PR122 コーティング可能な組成物:重量比1:1:4のPR122/CARBOSET514H/ POLYEMULSION 330 N35 色:シアン 使用顔料:BW3571としても知られるAQUIS II PB15:3 コーティング可能な組成物:重量%1:1:4のPB15:3/ CARBOSET514H/POLYEMULSION 330 N35 色:黒 使用顔料:AQUIS II PIGMENT BLACK(KW3750としても知ら れる55重量%固形分の組成物) コーティング可能な組成物:1:1:4のPIGMENT BLACK/ ARBOSET514H/POLYEMULSION 330 N35 それぞれのコーティング可能な組成物を非付着コーティング(Toray)を有す る厚さ4.5mmの別々のPETフィルム上に20号巻き線バーを用いてコーティング し、厚さ3.3mmの熱物質転写層(着色剤層)を形成した。それぞれの被覆担体フ ィルムを実施例1 で述べたプルーファーで使用したフルーフィングドナー素子にそれぞれ適切な箇 所でスプライスした。プルーフィング装置は熱物質転写用に設計されたものでは なかったので、画像は、着色剤が転写された場合、常に100%エネルギーで転写 されるように調製された。これによって印刷できる色数が赤、マゼンタ、青、シ アン、緑、黄色、および黒に制限された。ドットグロース法を用いた印刷では、 疑いもなくより多様な色が得られるだろう。 加速ウェザロメーター試験結果:明度および色変化 上述のように様々な顔料を用いて実施例1のコーティング可能な組成物を調製 し、Toray PETフィルム担体の別々の一片に別々の熱物質転写ドナー素子を 形成し、本発明の熱物質転写組成物は、3Mからの商品名3M SCOTCHL ITE Reflective License Plate Sheeting製品シリーズ3750の元に知られ る再帰反射シートの別々の一片に色のブロックとして熱物質転写された。次に着 色シートを加速ウェザロメーター試験にかけて500時間、場合によっては1000時 間後に明度保持および色変化を測定した。このデータは、表I-IVに示した。表I およびIIでは、ΔE*は上述した試験の場合と同じように色変化を示し、一方表I IIおよびIVでは、「CPL」は明度の測定であるカンデラ毎ルクス毎平方メート ルを示す。データから分かるように、(明度が問題でない黒色顔料を除き)全サ ンプルで明度保持が見られ、色変化は最小または許容値の範囲内であった。明度 保持は好ましくは加速ウェザロメーター試験500時間後に少なくとも50%であり 、より好ましくは加速ウェザロメーター試験1000時間後に少なくとも75%である 。 本発明の範囲を逸脱することなく様々な修正および変更ができることは、当業 者には明らかである。したがって本発明の範囲は、こ こで述べた実施例に制限されず、請求の範囲およびその同等物が述べる制限によ って定まることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 5/128 G09F 3/02 F G09F 3/02 B41M 5/26 L (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR ,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ ,VN (72)発明者 チョウ,シン−シン アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セントポール,ポスト オフィス ボック ス 33427 (72)発明者 クンゼ,クリストファー,イー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セントポール,ポスト オフィス ボック ス 33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a) ポリアルキレンラテックス結合剤前駆物質と、 b) アクリルラテックス結合剤前駆物質と、 c) コーティング可能な組成物を用いて熱物質転写組成物に望ましい 色を提供するのに効果的な量の顔料と、 d) ポリアルキレン結合剤前駆物質と、アクリル結合剤前駆物質と、 顔料とが全て分散された希釈剤と を含み、前記顔料と前記アクリル結合剤前駆物質がアクリル結合剤前駆物質に対 する顔料の重量比が約0.5:1.0乃至約1.5:1.0の範囲になるように存在し、前記ポ リアルキレン結合剤前駆物質が熱物質転写組成物に望ましいUVおよび可視光線 透過性を提供するのに十分な量で存在するコーティング可能なフィルム形成熱物 質転写前駆組成物。 2. 希釈剤が多量の水を含む請求項1に記載の組成物。 3. ポリアルキレンラテックスと、アクリルラテックスと、希釈剤との組み 合わせが、本質的にUV透過性である請求項1に記載の組成物。 4. ポリアルキレン結合剤前駆物質が、ポリエチレン、ポリピロピレン、ポ リブタジエン、およびメチレン単位を高い重量百分率で有するポリアルキレン様 オリゴマーおよびポリマーからなる群より選択される請求項1に記載の組成物。 5. メチレン単位を高い重量百分率で有するポリアルキレン様オリゴマーお よびポリマーが、低分子量有機酸と高分子量アルコールまたは短鎖ジオールとの 反応生成物を含む組成物からなる群より選択される請求項4に記載の組成物。 6. 低分子量有機酸がメタクリル酸であって、高分子量アルコールがステア リルアルコールである請求項5に記載の組成物。 7. 低分子量有機酸がアクリル酸であって、短鎖ジオールがヘキサンジオー ルである請求項5に記載の組成物。 8. アクリル結合剤前駆物質が、アルキレンモノマーおよび酸性共重合性モ ノマーのコポリマーおよびターポリマーからなる群より選択される請求項1に記 載の組成物。 9. アルキレンモノマーが、エチレンおよびプロピレンからなる群より選択 される請求項8に記載の組成物。 10. 酸性共重合性モノマーがアクリル酸、メタクリル酸、およびエタクリル 酸からなる群より選択される請求項1に記載の組成物。 11. 担体および担体に付着して a) ポリアルキレン結合剤と、 b) アクリル結合剤と、 c) 熱物質転写組成物に望ましい色を提供するのに効果的な量の顔料 とを含む熱物質転写組成物を含み、前記顔料と前記アクリル結合剤が、アクリル 結合剤に対する顔料の重量比が約0.5:1.0乃至約1.5:1.0の範囲になるように存在 し、前記ポリアルキレン結合剤が熱物質転写組成物に望ましいUVおよび可視光 線透過性および光沢を提供するのに十分な量で存在する熱物質転写ドナー素子。 12. 担体がポリマーフィルムである請求項11に記載の熱物質転写ドナー素子 。 13. 前記顔料を除いて本質的にUV透過性である請求項11に記載の熱物質転 写ドナー素子。 14. ポリアルキレン結合剤が、ポリエチレン、ポリピロピレン、ポリブタジ エン、およびメチレン単位を高い重量百分率で有するポリアルキレン様オリゴマ ーおよびポリマーからなる群より選択される請求項11に記載の熱物質転写ドナー 素子。 15. メチレン単位を高い重量百分率で有するポリアルキレン様オリゴマーお よびポリマーが、低分子量有機酸と高分子量アルコールまたは短鎖ジオールとの 反応生成物を含む組成物からなる群より選択される請求項14に記載の熱物質転写 ドナー素子。 16. 低分子量有機酸がメタクリル酸であって、高分子量アルコ ールがステアリルアルコールである請求項15に記載の熱物質転写ドナー素子。 17. 低分子量有機酸がアクリル酸であって、短鎖ジオールがヘキサンジオー ルである請求項15に記載の熱物質転写ドナー素子。 18. アクリル結合剤が、アルキレンモノマーおよび酸性共重合性モノマーの コポリマーおよびターポリマーからなる群より選択される請求項11に記載の熱物 質転写ドナー素子。 19. アルキレンモノマーが、エチレンおよびプロピレンからなる群より選択 される請求項18に記載の熱物質転写ドナー素子。 20. 酸性共重合性モノマーが、アクリル酸、メタクリル酸、およびエタクリ ル酸からなる群より選択される請求項18に記載の熱物質転写ドナー素子。 21. a) 結合剤と、 b) アクリル結合剤と、 c) 熱物質転写組成物に望ましい色を提供するのに効果的な量の顔料 とを含む熱物質転写組成物を基材に付着した表示の形態で含み、前記顔料と前記 アクリル結合剤が、アクリル結合剤に対する顔料の重量比が約0.5:1.0乃至約1.5 :1.0の範囲になるように存在し、前記ポリアルキレン結合剤が熱物質転写組成物 に望ましいUVおよび可視光線透過性および光沢を提供するのに十分な量で存 在する標識製品。 22. 基材が、紙、金属、およびポリマー材料からなる群より選択される請求 項21に記載の標識製品。 23. ポリマー材料が再帰反射シートのポリマー表面である請求項22に記載の 標識製品。 24. 再帰反射シートのポリマー表面が、ポリビニルブチラールを含む請求項 23に記載の標識製品。 25. 標識製品が屋外耐久性かつ耐候性である請求項23に記載の標識製品。 26. 熱物質転写組成物上に透明カバー材料層をさらに含む請求項21に記載の 標識製品。 27. 熱物質転写組成物の厚みの範囲が、約1乃至約10μmである請求項21に 記載の標識製品。 28. 熱物質転写組成物の厚みの範囲が、約2乃至約8μmである請求項21に 記載の標識製品。 29. 熱物質転写組成物の厚みの範囲が、3乃至約6μmである請求項21に記 載の標識製品。 30. 製品が500時間の暴露後に、5以上の△E*によって定義される保護され た色変化を示す請求項21に記載の標識製品。 31. 製品が加速ウェザロメーターでの500時間の暴露後に、少なくとも50% の保護された明度の保持を示す請求項21に記載の標識製品。 32. 製品が加速ウェザロメーターでの1000時間の暴露後に、少なくとも75% の保護された明度の保持を示す請求項21に記載の標識製品。 33. a) 中程度の撹拌を用いて一定量の顔料分散液に水を添加して第1の 中間体を形成するステップと、 b) 第1の中間体にメタノールを添加して第2の中間体を形成するス テップと、 c) 第2の中間体にアクリル分散液を添加して第3の中間体を形成す るステップと、 d) 第3の中間体にポリアルキレンエマルジョンを添加してコーティ ング可能な組成物を形成するステップとを含み、前記水および前記メタノールの 量が、組成物の重量百分率固形分を約1乃至約20重量%の範囲にするのに十分で あって、前記顔料分散液、前記アクリルラテックス、および前記ポリアルキレン エマルジョンが約1:1:4の重量比で存在する熱物質転写ドナー素子の製造で使用 するのに適したコーティング可能なフィルム形成組成物の調合法。
JP52429096A 1995-02-09 1996-01-26 標識製品製造に使用するための組成物および熱物質転写ドナー素子 Pending JPH11500475A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/386,279 1995-02-09
US08/386,279 US6190757B1 (en) 1995-02-09 1995-02-09 Compositions and thermal mass transfer donor elements for use in producing signage articles
PCT/US1996/001104 WO1996024493A1 (en) 1995-02-09 1996-01-26 Compositions and thermal mass transfer donor elements for use in producing signage articles

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11500475A true JPH11500475A (ja) 1999-01-12

Family

ID=23524928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52429096A Pending JPH11500475A (ja) 1995-02-09 1996-01-26 標識製品製造に使用するための組成物および熱物質転写ドナー素子

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6190757B1 (ja)
EP (1) EP0808249B1 (ja)
JP (1) JPH11500475A (ja)
KR (1) KR19980702078A (ja)
CN (1) CN1173847A (ja)
AR (1) AR000919A1 (ja)
AT (1) ATE182290T1 (ja)
AU (1) AU701802B2 (ja)
CA (1) CA2211155A1 (ja)
DE (1) DE69603352T2 (ja)
DK (1) DK0808249T3 (ja)
ES (1) ES2135871T3 (ja)
NZ (1) NZ302516A (ja)
WO (1) WO1996024493A1 (ja)
ZA (1) ZA96974B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510554A (ja) * 2006-11-22 2010-04-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 無色の熱物質転写組成物及び物品

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6633110B2 (en) 1994-03-22 2003-10-14 Tailored Lighting Inc. Underwater lamp
US6376135B2 (en) * 1999-05-11 2002-04-23 The Standard Register Company Image bonding treatment for retroreflective surfaces
WO2002019038A2 (en) 2000-08-30 2002-03-07 3M Innovative Properties Company Graphic base construction, retroreflective graphic article made therefrom and method of making
US6730376B2 (en) 2001-02-09 2004-05-04 3M Innovative Properties Company Thermally transferable compositions and methods
JP2002333514A (ja) * 2001-03-06 2002-11-22 Three M Innovative Properties Co 広観測角反射体
FR2823353B1 (fr) * 2001-04-10 2004-07-16 Affflex Europ Etiquette auriculaire pour l'identification des animaux
US7255909B2 (en) * 2002-02-19 2007-08-14 3M Innovative Properties Company Security laminate
US20030184636A1 (en) * 2002-02-19 2003-10-02 Graham Paul D. Image receptive material comprising cationically charged inorganic particles
DE202004021432U1 (de) * 2004-03-29 2008-02-21 Albis Plastic Gmbh Beleuchtbare Informationseinheit
US7658980B2 (en) * 2004-08-06 2010-02-09 3M Innovative Properties Company Tamper-indicating printable sheet for securing documents of value and methods of making the same
US7648744B2 (en) 2004-08-06 2010-01-19 3M Innovative Properties Company Tamper-indicating printable sheet for securing documents of value and methods of making the same
GB0423297D0 (en) * 2004-10-20 2004-11-24 Dupont Teijin Films Us Ltd Coating composition
JP4713592B2 (ja) * 2004-10-20 2011-06-29 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 熱転写用のドナー要素
JP4856085B2 (ja) * 2004-10-20 2012-01-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 熱転写用の剥離改質剤入りドナー要素
DE602005025147D1 (de) * 2004-10-20 2011-01-13 Du Pont Spenderelement zur strahlungsinduzierten thermalen übertragung
US7727617B2 (en) * 2005-06-22 2010-06-01 3M Innovative Properties Company Thermal mass transfer imaged retroreflective sheeting
US10157555B2 (en) * 2016-05-26 2018-12-18 Optic Clear Solutions, Llc Ruggedized placard
EP3515716A1 (en) * 2016-09-26 2019-07-31 Brady Worldwide, Inc. Latex ink receptive coating
US10279766B2 (en) * 2017-06-16 2019-05-07 GM Global Technology Operations LLC Low stress attachment for high gloss weatherable polycarbonate decorative applications
CN109188584B (zh) * 2018-09-17 2020-12-01 合肥通路光学科技有限公司 反光膜
CN110845915A (zh) * 2019-11-04 2020-02-28 泰州清润环保科技有限公司 一种道路标识涂料及其去除、更改方法
CN116355515A (zh) * 2021-12-29 2023-06-30 江苏奥斯佳材料科技股份有限公司 一种水性可剥离漆的应用

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2407680A (en) * 1945-03-02 1946-09-17 Minnesota Mining & Mfg Reflex light reflector
US3190178A (en) * 1961-06-29 1965-06-22 Minnesota Mining & Mfg Reflex-reflecting sheeting
GB1308186A (en) * 1969-04-21 1973-02-21 Freimuth F Method of attaching a round closure or guide member in an enc losing body
US4025159A (en) * 1976-02-17 1977-05-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cellular retroreflective sheeting
US4818591A (en) 1985-10-07 1989-04-04 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Thermal transfer recording medium
US5064272A (en) * 1985-11-18 1991-11-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Encapsulated-lens retroreflective sheeting and method of making
US4938563A (en) * 1986-11-21 1990-07-03 Minnesota Mining And Manufacturing Company High efficiency cube corner retroflective material
US4896943A (en) * 1987-05-13 1990-01-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Encapsulated-lens retroreflective sheeting having improved cover film
US5066098A (en) * 1987-05-15 1991-11-19 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cellular encapsulated-lens high whiteness retroreflective sheeting with flexible cover sheet
JPS63293086A (ja) * 1987-05-26 1988-11-30 Canon Inc 感熱転写材
JP3062758B2 (ja) * 1988-01-21 2000-07-12 株式会社リコー 感熱転写記録媒体
US4801193A (en) * 1988-03-04 1989-01-31 Reflexite Corporation Retroreflective sheet material and method of making same
US4895428A (en) * 1988-07-26 1990-01-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company High efficiency retroreflective material
EP0357363A3 (en) * 1988-08-30 1990-09-05 Seiko Epson Corporation Thermal transfer ink and thermal recording medium
US4839224A (en) * 1988-10-11 1989-06-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Thermal transfer recording material containing chlorinated paraffin wax
US4985321A (en) * 1988-12-13 1991-01-15 Minnesota Mining And Manufacturing Company Thermal mass transfer of metallic images
US5427840A (en) * 1990-11-29 1995-06-27 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Thermal transfer sheet
US5223328A (en) * 1990-12-21 1993-06-29 Diafoil Hoechst Co., Ltd. Thermal ink transfer printing material
US5089362A (en) * 1991-02-01 1992-02-18 Minnesota Mining And Manufacturing Company Metallic toner fluid composition
US5139598A (en) * 1991-10-11 1992-08-18 Minnesota Mining And Manufacturing Company Vapor deposited multi-layered films--a method of preparation and use in imaging
US5236739A (en) * 1991-10-11 1993-08-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Vapor deposited multi-layered films--a method of preparation
US5320898A (en) 1993-03-11 1994-06-14 Sanyo-Kokusaku Pulp Co., Ltd. Paper suitable for ink fusion transfer type thermal printer and copiers, and a manufacturing method thereof
EP1164389A3 (en) * 1993-02-16 2005-01-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company System and method for manufacturing improved data display retroreflective sheeting
JPH08507159A (ja) * 1993-02-16 1996-07-30 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 熱プリント受理性及び破砕性再帰反射性ポリマーシート
DE4313519C2 (de) * 1993-04-24 1996-07-11 Kurz Leonhard Fa Heißprägefolie zur Herstellung von Kraftfahrzeug-Nummernschilder
US5393590A (en) * 1993-07-07 1995-02-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hot stamping foil

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510554A (ja) * 2006-11-22 2010-04-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 無色の熱物質転写組成物及び物品

Also Published As

Publication number Publication date
KR19980702078A (ko) 1998-07-15
EP0808249B1 (en) 1999-07-21
US6190757B1 (en) 2001-02-20
AU4859196A (en) 1996-08-27
ATE182290T1 (de) 1999-08-15
AU701802B2 (en) 1999-02-04
NZ302516A (en) 1998-08-26
AR000919A1 (es) 1997-08-27
MX9706041A (es) 1997-11-29
DE69603352T2 (de) 2000-03-30
ZA96974B (en) 1997-08-07
DE69603352D1 (de) 1999-08-26
EP0808249A1 (en) 1997-11-26
CN1173847A (zh) 1998-02-18
WO1996024493A1 (en) 1996-08-15
CA2211155A1 (en) 1996-08-15
DK0808249T3 (da) 2000-02-07
ES2135871T3 (es) 1999-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11500475A (ja) 標識製品製造に使用するための組成物および熱物質転写ドナー素子
US6200666B1 (en) Thermal transfer compositions, articles, and graphic articles made with same
AU712878B2 (en) Thermal transfer compositions, articles and graphic articles made with same
AU2005238775B2 (en) Hue variable retroreflective sheet
EP0808471B1 (en) Retroreflective signage articles, kits for producing same, and methods of making signage articles
US9835943B2 (en) Process for the laser treatment of coatings
DE112007002821T5 (de) Farblose Thermomassentransferzusammensetzungen und -artikel
EP0773871B1 (en) Retroreflective graphic articles and thermal transfer articles
KR100493129B1 (ko) 방사선가교가능한열가소성조성물및그래픽물품제조시의그용도
CN207643982U (zh) 一种安全制品
MXPA97006041A (en) Compositions and donor elements of thermal mass transfer to be used in the production of signalarticulars
JP2004138955A (ja) 金属光沢調熱変色性ラベル
JP2003094845A (ja) 熱転写シート
CN114690296A (zh) 一种逆反射片及其制备方法