JPH1147588A - 吸液剤、吸収性物品およびそれらの製造方法 - Google Patents

吸液剤、吸収性物品およびそれらの製造方法

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JPH1147588A
JPH1147588A JP9209444A JP20944497A JPH1147588A JP H1147588 A JPH1147588 A JP H1147588A JP 9209444 A JP9209444 A JP 9209444A JP 20944497 A JP20944497 A JP 20944497A JP H1147588 A JPH1147588 A JP H1147588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血液吸収性および血液ゲル吸収性に優れた吸
液剤、吸収性物品およびそれらの製造方法を提供する。 【解決手段】血液ゲル吸収量が3g/g以上の吸液剤お
よび血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸水
性樹脂に対して20〜900重量%の水とを含有する吸
液剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸液剤、吸収性物
品およびそれらの製造方法に関する。特に、血液に対す
る吸収特性に優れた吸液剤、吸収性物品およびそれらの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体液を吸収させることを目的と
し、紙おむつ、生理用ナプキンなどの衛生材料の構成材
料の一つとして吸水性樹脂が幅広く利用されている。上
記の吸水性樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸部分
中和物架橋体、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体
の加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト重合体の中和
物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化
物、アクリロニトリル共重合体もしくはアクリルアミド
共重合体の加水分解物またはこれらの架橋体、カチオン
性モノマーの架橋体などが知られている。
【0003】被吸収液が血液などの場合には、血液吸収
時に血液成分が個々の吸水性樹脂粒子を包囲し吸収を妨
げるために吸水性樹脂の吸引量が低下する等の特別の事
情があるため、尿に対する吸引量が高い吸水性樹脂であ
っても、血液に対する吸引量も高いとは限らない。この
ような事情に鑑み、吸水性樹脂の血液吸収特性を改良す
る試みとして、種々の提案がなされている。例えば、吸
水性樹脂の血液に対する吸収力改善を目的として、食塩
やポリエチレングリコールのような化合物を吸水性樹脂
に添加することが提案されている(特開昭58−501
107号公報、特開昭54−70694号公報)。ま
た、高吸水性繊維を不均一にすることにより衛生材料用
不織布の吸血率を向上させようとする試み(特開平6−
207358号公報)や、上層と下層をそれぞれ粒度の
異なる吸水性樹脂で構成した積層体(実開平6−589
52号公報)が提案されている。確かにこれらの構成と
することにより血液吸収特性は若干改善されるものの、
未だ実用上不十分なものであった。
【0004】これを解決するものとして、国際公開96
−28515号公報では、羊血に対する血液面積率とい
う新規なパラメータを導入し、この血液面積率の高い吸
血液性樹脂組成物は優れた血液吸収特性を示すこと、ま
た吸水性樹脂の表面を高架橋することにより血液面積率
が高い吸血液性樹脂組成物が得られることが開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】国際公開96−285
15号公報に開示された技術によると、確かに血液吸収
特性はかなり改善されるものの、吸液剤が血液を二度以
上に分けて少量ずつ吸収した場合には、その合計で吸収
できる血液の量は一気に吸収する場合と比べて少なくな
ってしまうという問題があることがわかった。つまり、
吸液剤がいったん血液を吸収してゲル(血液ゲル)とな
ってしまうと、もはや本来吸収可能であったはずの量は
吸収できないのである。例えば、一気に血液を吸収すれ
ば10gの血液を吸収可能な吸液剤であっても、まず3
gの血液を吸収してからしばらく時間をおいて血液ゲル
となってしまった後には、さらに7gの血液を吸収する
ことは不可能となるのである。そのため、血液吸収量が
多い吸液剤であっても血液ゲル吸収性が悪ければ、せっ
かくの血液吸収量が多いという特徴は十分に生かされ
ず、結果として実用性に劣ったものとなってしまう。
【0006】したがって、本発明の課題は、血液吸収量
および血液ゲル吸収量に優れた吸液剤、吸収性物品およ
びそれらの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成をとる。 (1) 血液ゲル吸収量が3g/g以上の吸液剤。 (2) 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸水
性樹脂に対して20〜900重量%の水とを含有する吸
液剤。 (3) 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸水
性樹脂に対して20〜900重量%の水とから吸液剤を
製造する方法。 (4) 含水率が15重量%未満であって血液吸引量が5g
/g以上の吸水性樹脂に水を加えて、含水率15重量%
以上とする吸液剤の製造方法。 (5) 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸水
性樹脂に対して20〜900重量%の水とを含有する坪
量20〜10000g/m2の吸収性物品。 (6) 前記(1)または(2)記載の吸液剤を坪量20〜100
00g/m2で用いた吸収性物品。 (7) 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸水
性樹脂に対して20〜900重量%の水とから坪量20
〜10000g/m2の吸収性物品を製造する方法。 (8) 含水率が15重量%未満であって血液吸引量が5g
/g以上の吸水性樹脂に水を加えて、含水率15重量%
以上とする、坪量20〜10000g/m2の吸収性物
品の製造方法。
【0008】被吸収液が人工尿の場合には二度以上に分
けて吸液した場合と一度に吸液した場合とで吸液量にほ
とんど違いがなかったことから、血液ゲル吸収量の問題
は、血液等に特有の問題であると考えられる。本発明者
らは、血液の方が人工尿よりもゲルブロッキングを起こ
しやすいことも考え合わせて、人工尿と血液との一番大
きな違いは、血液は液体成分の他に固体成分である血球
等を含んでいることであると考え、血球等が血液ゲル吸
収性を阻害する原因であると推測した。さらに検討を進
め、血球の内部は水分であることから、血液が吸水性樹
脂に吸収される際に血球中の水分も吸水性樹脂に吸収さ
れ、血球の表面膜が吸水性樹脂表面に密着した状態で吸
水性樹脂がゲル化し、血球の表面膜によって吸水性樹脂
と新たな液体(血液)との接触が阻害されるのではない
かと考えた。そこで、血球の表面膜が吸水性樹脂に密着
しないようにするための手段として、特定量の水を吸水
性樹脂に吸収させることを考えつき、本発明に到達した
ものである。その作用機構は定かではないが、吸水性樹
脂が水を吸収することによって吸水性樹脂全体がほぼ均
一に少しだけゲル化するため、血液が吸水性樹脂の一部
だけに不均一に吸収される(ママコになる)という問題
が起こりにくくなるということや、水によって血液が希
釈されるために血液特有の問題が起きにくくなる等の理
由が考えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の吸液剤について説明す
る。本発明の吸液剤は、血液ゲル吸収量が3g/g以上
であることを特徴とする。血液ゲル吸収量とは、後述の
実施例において定義されるものであり、吸液剤が血液を
吸収してゲルとなった状態での血液吸収量を定量するも
のである。血液ゲル吸収量が3g/g以上であると、吸
液剤が血液を二度以上にわけて少量ずつ吸収した場合で
も合計で吸収できる血液の量が十分に多くなる。血液ゲ
ル吸収量は好ましくは4g/g以上、より好ましくは
4.5g/g以上である。
【0010】血液ゲル吸収量の高い吸液剤としては、血
液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸水性樹脂
に対して20〜900重量%の水とを含有するものが挙
げられる。血液吸引量とは、後述の実施例において定義
されるものであり、吸水性樹脂が血液を引く力を定量す
るものである。血液吸引量は5g/g以上であることが
好ましく、より好ましくは10g/g以上である。血液
吸引量を測定するための試料樹脂としては、重合して得
られる含水ゲル状重合体を必要に応じて表面架橋処理し
た吸水性樹脂を用いてもよいし、吸水性樹脂と水とを含
む吸液剤の水分を乾燥させてもう一度吸水性樹脂(含水
率15重量%未満)としたものを用いてもよい。
【0011】なお、本明細書において、特に断らない限
り、「吸水性樹脂」とは水を全く含まない吸水性樹脂単
独のものだけでなく、水を15重量%未満の範囲で含む
ほぼ乾燥状態の吸水性樹脂をも含むものとする。吸液剤
が、血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂に対し、2
0〜900重量%の水を含有することによって、血液吸
収量を低下させることなく血液ゲル吸収量を向上させる
ことができる。水の量が20重量%未満であると、血液
ゲル吸収量の向上が見られない。一方、水の量が900
重量%を越えると相対的な吸水性樹脂量が低下するた
め、血液吸収量が低下する。また同様の理由から水の効
果であるはずの血液ゲル吸収量の向上の度合いも低下す
る。また、吸液剤に含まれる吸水性樹脂の血液吸引量が
5g/g未満であると、水を20〜900重量%含んで
も血液ゲル吸収量の向上が見られない。吸水性樹脂の血
液吸引量は10g/g以上であることが好ましく、より
好ましくは12g/g以上である。また、水の量は好ま
しくは50〜400重量%、より好ましくは100〜2
00重量%である。
【0012】なお、ここで血液吸収量とは、後述の実施
例において定義されるものであり、吸液剤が血液を吸収
する量を定量するものである。前述の血液吸引量では、
吸水性樹脂が血液を吸引する量そのものを表すのに対し
て、血液吸収量には、一旦吸引することができても吸液
剤中に保持できないものは含めない。したがって、衛生
材料の実用性の点からは、血液吸引量よりも血液吸収量
の方がより重要な因子であると言える。
【0013】上記したような血液ゲル吸収量の高い吸液
剤は、血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸
水性樹脂に対して20〜900重量%の水とから製造す
ることができ、吸水性樹脂に対して水を後添加するのが
簡便である。含水率の観点から見ると、通常吸水性樹脂
の含水率は15重量%未満であるため、含水率が15重
量%未満であって血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹
脂に水を加えて、含水率15重量%以上とすればよい。
ここで、含水率とは、吸水性樹脂と水の合計重量に対す
る水の重量の割合をいう。
【0014】本発明において用いられる吸水性樹脂とし
ては、水を吸収して体積膨張を起こすものであれば特に
制限はないが、一般に水溶性不飽和単量体を重合させる
ことにより得られる。これらの水溶性不飽和単量体の例
としては、(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、
フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、2−(メタ)アク
リロイルエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイル
プロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸、スチ
レンスルホン酸等のアニオン性単量体やその塩;(メ
タ)アクリルアミド、N−置換(メタ)アクリルアミ
ド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メトキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート等のノニオン性親
水基含有単量体、N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド等のアミノ基含有不飽和単量
体やそれらの4級化物等を具体的に挙げることができ
る。また、得られる重合体の親水性を極度に阻害しない
程度の量で、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト等のアクリル酸エステル類や酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル等の疎水性単量体を使用してもよい。単量体成
分としてはこれらのうちから1種または2種以上を選択
して用いることができるが、最終的に得られる吸水性材
料の吸水諸特性を考えると(メタ)アクリル酸(塩)、
2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸(塩)、2
−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸(塩)、(メタ)アクリルアミド、メトキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、N,N−ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレートまたはその4級
化物からなる群から選ばれる1種以上のものが好まし
く、(メタ)アクリル酸(塩)を必須成分として含むも
のがさらに好ましい。この場合(メタ)アクリル酸の3
0〜90モル%が塩基性物質で中和されているものが最
も好ましい。また、吸水性樹脂としての吸水倍率は、生
理食塩水中のティーバッグ法による値で、20〜60g
/g程度有することが好ましい。未架橋成分、いわゆる
水可溶成分の割合は20重量%以下が好ましく、より好
ましくは10重量%以下、さらに少ないほど好ましい。
【0015】また、吸水性樹脂は、架橋剤を使用せずに
得られる自己架橋型のものでも、重合性不飽和基および
/または反応性官能基を有する架橋剤を、得られる吸水
性樹脂の諸特性が所望の基準に達する範囲で用いて得ら
れるものでもよい。この場合、吸水性樹脂内部の架橋に
用いられる内部架橋剤の例としては、例えばN,N’−
メチレンビス(メタ)アクリルアミド、(ポリ)エチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、グリセリントリ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、トリアリルアミン、トリアリル
シアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、グリシジ
ル(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、(ポリ)グリセリン、プロ
ピレングリコール、ジエタノールアミン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、(ポリ)エチレン
グリコールジグリシジルエーテル、(ポリ)グリセロー
ル(ポリ)グリシジルエーテル、エピクロルヒドリン、
エチレンジアミン、ポリエチレンイミン、(ポリ)塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩化カルシウム、硫
酸マグネシウム等を具体的に挙げることができる。これ
らのうち反応性を考慮して、1種または2種以上を用い
ることができる。
【0016】吸水性樹脂の平均粒子径は特に限定されな
いが、10〜400μmの範囲が好ましく、得られる吸
水性樹脂の血液吸収諸特性を考えると、20〜100μ
mが特に好ましい。吸水性樹脂の表面近傍を架橋処理す
ることにより、吸水性樹脂の血液吸引量および血液吸収
量を高めることができる。表面架橋剤としては、吸水性
樹脂の表面の官能基と反応できる2個以上の官能基を有
するもので、生理用ナプキン等の吸収性物品に使用した
場合安全性の高いものが好ましく、例えば、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジ
オール、1,9−ノナンジオール、ピナコール、ヒドロ
ベンゾイン、ベンズピナコール、シクロペンタン−1,
2−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、ペ
ンタエリスリトール、グリセリン、ジグリセリン、ポリ
グリセリン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、ポリオキシプロピレン、オキシエチレン−オキシプ
ロピレンブロックポリマー、ソルビット、ソルビタン、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリトリット、ポリビニルアルコール、グルコース、マ
ンニット、マンニタン、ショ糖、ブドウ糖等の多価アル
コール;エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、4,4−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、4−エチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4
−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、1,3−ジオキサン−2−オン、4−メチル−1,
3−ジオキサン−2−オン、4,6−ジメチル−1,3
−ジオキサン−2−オン等のアルキレンカーボネート;
エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチ
レンヘキサミン、ポリエチレンイミン等の多価アミン;
2,4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート等の多価イソシアネート;1,2−エチ
レンビスオキサゾリン等の多価オキサゾリン;2,2−
ビスヒドロキシメチルブタノール−トリス[3−(1−
アジリジル)プロピオネート]、1,6−ヘキサメチレ
ンジエチレンウレア、ジフェニルメタン−ビス−4,
4’−N,N’−ジエチレンウレア等の多価アジリジン
等が挙げられる。表面架橋剤としては、これらのうちの
1種または2種以上を用いることができる。中でも、得
られる吸水性樹脂の血液吸引量および血液吸収量の観点
から多価アルコールおよびアルキレンカーボネートが好
ましく、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリ
グリセリン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボ
ネートが好ましく、グリセリンが最も好ましい。
【0017】表面架橋剤の使用量は特に限定されない
が、吸水性樹脂100重量部に対して0.5〜10重量
部の範囲が好ましく、さらに好ましくは2〜5重量部の
範囲である。使用量が0.5重量部未満では、たとえ長
時間加熱しても得られる吸液剤の血液吸引量および血液
吸収量が上がりにくい。一方、使用量が10重量部を越
えると、使用量の増加に相当する効果を得ることは困難
であり、さらに未反応物が残存し、そのため種々のトラ
ブルの原因となるばかりでなく不経済である。
【0018】前記吸水性樹脂に表面架橋処理を施すに
は、通常、吸水性樹脂と表面架橋剤を均一に混合後、造
粒したものを加熱処理する。吸水性樹脂と表面架橋剤の
混合を均一にするには、吸水性樹脂100重量部に対
し、水0〜50重量部および親水性有機溶媒0〜60重
量部を用いてもよい。親水性有機溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノ
ールおよびt−ブタノールのような低級アルコール類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ンのようなエーテル類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンおよびジエチルエーテルのようなエーテル類、N,N
−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジエチルホルム
アミドのようなアミド類およびジメチルスルホキシドの
ようなスルホキシド類が挙げられる。
【0019】混合方法は特に制限されず、通常の混合機
を用いることができる。また、造粒方法は特に制限され
ないが、押し出し造粒法が好ましい。加熱処理は、表面
架橋剤として多価アルコールまたはアルキレンカーボネ
ートを使用する場合、被加熱物の温度および加熱処理時
間が下記式(1)に示される条件下で行うのが好まし
い。
【0020】 log(t)≧15.7×103(1/T)−24.4 (1) (式中、tは加熱処理時間(秒)であり、Tは被加熱物
の絶対温度(K)である。) 式(1)を満足しない条件で加熱処理を行うと血液吸引
量および血液吸収量の劣ったものとなる。さらに、下記
式(2)に示される条件下で行うのが好ましい。
【0021】 15.7×103(1/T)−23≧ log(t)≧15.7×103(1/T)−24.4 (2) (式中、tは加熱処理時間(秒)であり、Tは被加熱物
の絶対温度(K)である。) 式(2)を満足しない条件で加熱処理を行うと、長時間
費やしたことに相当する効果を得ることは困難であり不
経済である。
【0022】表面架橋剤が多価アルコールまたはアルキ
レンカーボネートである場合、具体的な被加熱物の温度
および加熱処理時間としては、170℃で18時間以上
70時間以下〜250℃で5分以上18分以下が好まし
く、180℃で8時間以上30時間以下〜210℃で1
時間以上3時間以下がより好ましい。被加熱物の温度が
170℃未満であると、血液吸引量および血液吸収量の
高いものを得るために非常に長い時間がかかり経済的で
ない。一方、被加熱物の温度が250℃を越えるもので
あると、使用される吸水性樹脂の種類によっては熱劣化
を起こす危険性がある。
【0023】本発明の加熱方法は、特に制限されるもの
ではなく、通常の乾燥機や加熱炉、例えば溝型攪拌乾燥
機、回転乾燥機、流動層乾燥機、気流乾燥機、赤外線乾
燥機、誘電加熱等を用いることができる。この加熱処理
の際の剪断力や破砕力はできるだけ小さい方が、血液吸
引量や血液吸収量の優れたものを得るために好ましく、
上記の中で流動層乾燥機、気流乾燥機が好ましい。
【0024】本発明の吸収性物品について説明する。吸
収性物品とは、吸水性樹脂を親水性繊維等の必要な部材
と組み合わせて構成したものである。本発明の吸収性物
品は、血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂と、該吸
水性樹脂に対して20〜900重量%の水を含む。この
ような吸収性物品を製造するには、前記条件を満たす吸
水性樹脂と水とから製造すればよく、組み合わせる順番
等は特に限定されるわけではないが、例えば、次のよう
な方法が挙げられる。
【0025】上述した吸液剤を親水性繊維等と組み合
わせる。 吸水性樹脂を親水性繊維等と組み合わせた後に水を添
加する。 親水性繊維等に水を加えた後、吸水性樹脂と組み合わ
せる。 また、含水率の観点から見た場合、吸液剤の説明で述べ
たのと同様に、含水率が15重量%未満であって血液吸
引量が5g/g以上の吸水性樹脂に水を加えて、含水率
15重量%以上とすればよい。坪量は20〜10000
g/m2の範囲が一般的であり、100〜1000g/
2の範囲が好ましく、200〜600g/m2の範囲が
より好ましい。
【0026】本発明の吸収性物品に用いられる親水性繊
維としては、公知のものがいずれも使用できる。例え
ば、粉砕された木材パルプ、コットンリンターや架橋セ
ルロース繊維、レーヨン、綿、羊毛、アセテート、ビニ
ロン等を用いることができる。中でも、粉砕された木材
パルプのエアレイド・パッドの形のものが好ましい。本
発明の吸収性物品は、拡散層、脚部弾性部材、腰部弾性
部材、テープなど公知の多数の部材を具備していてもよ
い。
【0027】本発明の吸収性物品は、上述したように血
液に対して優れた吸収特性を示すものであるが、その
他、血液と同様にタンパク質成分を含む水、例えば、牛
乳、母乳、おりもの等に対しても優れた吸収特性を示
す。また、従来の吸水性樹脂と同様の尿、海水、セメン
ト水、土壌水、肥料含有水、雨水、排水等に対しても優
れた吸収特性を示す。具体的な用途として、生理用ナプ
キン、タンポン、医療用血液吸収性物品、創傷保護材、
創傷治癒材、手術用廃液処理剤等の血液吸収特性の要求
される用途の他、使い捨ておむつや失禁パット等の衛生
材料、土木、農園芸等の各種産業分野においても好適に
用いられる。さらに、本発明の吸液剤または吸収性物品
に消臭剤、香料、薬剤、植物生育助剤、殺菌剤、発泡
剤、顔料、染料、親水性短繊維、肥料等を介在させるこ
とにより、得られる吸液剤に新たな機能を付与すること
もできる。
【0028】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。なお、実施例中で「部」とは特
にことわりがない限り「重量部」を表すものとする。
【0029】吸液剤の諸性能は以下の方法により測定し
た。 (a)血液吸引量 内径95mmのシャーレ中の羊血(緬羊脱繊維血液;日
本バイオテスト研究所製、以下同じ)20mlに浸した
16枚重ねのトイレットペーパー(55mm×75m
m)上に試料樹脂約1gを加え、5分間吸液させた後、
膨潤ゲルを採取してその重量を測定した。吸液後の膨潤
ゲルの重量を元の試料樹脂の重量で除して、試料樹脂の
血液吸引量(g/g)を算出した。 (b)血液吸収量 内径60mmのシャーレ中に試料樹脂1gをできるだけ
均一にまき、その上に羊血5gを滴下し、血液を吸った
ゲルとする。ほとんどの吸水性樹脂はこの状態で均一な
ゲルにはならない。
【0030】次に、5分放置後、キッチンタオル(10
枚重ね)をそのゲルの上に置き、その上に重り(荷重0.
7psi=49g/cm2)を乗せ、1分後のキッチンタオルの重量
を測定し、その重量変化を、滴下した羊血から引いた値
を血液吸収量とした。 (c)血液ゲル吸収量 内径60mmのシャーレ中に試料樹脂1gをできるだけ
均一にまき、その上に羊血5gを滴下し、血液を吸った
ゲルとする。
【0031】60分放置後、上記血液を吸ったゲルに羊
血を5g滴下し、5分放置後、キッチンタオル(10枚
重ね)を前記ゲルの上に置き、その上に重り(荷重0.7p
si=49g/cm2)を乗せ、1分後のキッチンタオルの重量を
測定し、その重量変化を、滴下した羊血から引いた値を
血液ゲル吸収量とした。 (d)血液戻り量 吸収性物品の中心部に羊血約15gを注射器で滴下し、
約5分間経過後、吸収性物品の表面を手で触って戻り量
を評価し、それを血液戻り量とした。さらに、1時間
経過後、羊血15gを注射器で滴下し、約5分経過後、
吸収性物品の表面を手で触って戻り量を評価し、それを
血液戻り量とした。 [実施例1]カルボキシル基を有する吸水性樹脂の製造
に際して、単量体成分としてのアクリル酸ナトリウム
(中和率75モル%)の37重量%水溶液4400部
に、内部架橋剤としてのトリメチロールプロパントリア
クリレート2.72部を溶解させて反応液とした。次
に、この反応液を窒素ガス雰囲気下で30分間脱気し
た。
【0032】次いで、シグマ型羽根を2本有するジャケ
ット付きステンレス製双腕型ニーダーに蓋を付けた反応
器に上記反応液を供給し、反応液を30℃に保ちながら
上記反応器内を窒素ガス置換した。続いて、反応液を攪
拌しながら、重合開始剤としての過硫酸ナトリウム1.
1部、および重合開始剤の分解を促進する還元剤として
の亜硫酸ナトリウム1.1部を添加したところ、およそ
1分後に重合が開始した。そして、30℃〜80℃で重
合を行い、重合を開始して40分後に含水ゲル状重合体
を取り出した。
【0033】得られた含水ゲル状重合体を金網上に広
げ、150℃で2時間熱風乾燥した。次いで、乾燥物を
ハンマーミルを用いて粉砕し、さらに30メッシュの金
網(目開き600μm)で分級することにより平均粒径
が220μmの不定型破砕状の吸水性樹脂(1)を得
た。次いで、上記の吸水性樹脂(1)100部に対し、
グリセリン0.5部、水2部およびイソプロピルアルコ
ール0.5部を含有する水性液をレディゲミキサー(M
5R、レディゲ社製)で約30分間混合し、得られた吸
水性樹脂混合物(1)を乾燥機の中に入れ220℃で2
時間の加熱処理をし、参考用吸水性樹脂(1)を得た。
参考用吸水性樹脂(1)の血液吸引量は12.4g/
g、含水率は0.5重量%であった。得られた参考用吸
水性樹脂(1)100部に水20部を滴下混合し、本発
明の吸液剤(1)を得た。 [実施例2]実施例1で得た参考用吸水性樹脂(1)1
00部に水50部を滴下混合し、本発明の吸液剤(2)
を得た。 [実施例3]実施例1で得た参考用吸水性樹脂(1)1
00部に水100部を滴下混合し、本発明の吸液剤
(3)を得た。 [実施例4]実施例1で得た参考用吸水性樹脂(1)1
00部に水200部を滴下混合し、本発明の吸液剤
(4)を得た。 [実施例5]実施例1で得た参考用吸水性樹脂(1)1
00部に水400部を滴下混合し、本発明の吸液剤
(5)を得た。 [実施例6]実施例1で得た参考用吸水性樹脂(1)1
00部に水900部を滴下混合し、本発明の吸液剤
(6)を得た。 [比較例1]実施例1で得た吸水性樹脂(1)100部
に対し、グリセリン0.5部、水2部およびイソプロピ
ルアルコール0.5部を含有する水性液をレディゲミキ
サー(M5R、レディゲ社製)で約30分間混合し、得
られた吸水性樹脂混合物(1)を乾燥機の中に入れ18
0℃で1時間の加熱処理をし、参考用吸水性樹脂(2)
を得た。参考用吸水性樹脂(2)の血液吸引量は2.6
g/g、含水率は1.3重量%であった。得られた参考
用吸水性樹脂(2)100部に水20部を滴下混合し、
比較用吸液剤(1)を得た。 [比較例2]比較例1で得た参考用吸水性樹脂(2)1
00部に水50部を滴下混合し、比較用吸液剤(2)を
得た。 [比較例3]比較例1で得た参考用吸水性樹脂(2)1
00部に水100部を滴下混合し、比較用吸液剤(3)
を得た。 [比較例4]比較例1で得た参考用吸水性樹脂(2)1
00部に水200部を滴下混合し、比較用吸液剤(4)
を得た。 [比較例5]比較例1で得た参考用吸水性樹脂(2)1
00部に水400部を滴下混合し、比較用吸液剤(5)
を得た。 [比較例6]比較例1で得た参考用吸水性樹脂(2)1
00部に水900部を滴下混合し、比較用吸液剤(6)
を得た。 [比較例7]実施例1で得た参考用吸水性樹脂(1)1
00部に水10部を滴下混合し、比較用吸液剤(7)を
得た。 [比較例8]実施例1で得た参考用吸水性樹脂(1)1
00部に水1900部を滴下混合し、比較用吸液剤
(8)を得た。
【0034】上記で得られた参考用吸水性樹脂(1)、
吸液剤(1)〜(6)、参考用吸水性樹脂(2)、比較
用吸液剤(1)〜(8)について、血液吸収量と血液ゲ
ル吸収量を測定した。その結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】吸液剤(1)〜(6)は、いずれも血液吸
収量および血液ゲル吸収量が多い実用性に優れたもので
ある。一方、参考用吸水性樹脂(1)および(2)に示
されるように水を全く添加していないものは、血液吸収
量は多いが、血液ゲル吸収量が少ない。比較用吸液剤
(1)〜(6)は、参考用吸水性樹脂(2)の血液吸引
量が少なかったために、水を添加したところで血液ゲル
吸収性は改善されない。比較用吸液剤(7)では、水の
添加量が少ないためにその効果が見られず血液ゲル吸収
量は十分に向上していない。比較用吸液剤(8)では、
水の添加量が多く相対的な吸水性樹脂量が不足している
ため、血液吸収量の低下が見られ、また同様の理由から
水を添加した効果であるはずの血液ゲル吸収量の向上の
度合いも吸液剤(1)〜(6)と比べて低下する。 [実施例7]実施例1で得られた吸液剤(1)100部
と粉砕パルプ100部を乾式混合した後空気抄造し圧縮
して、密度0.15g/cc、坪量0.05g/cm2
の吸液性構造体を得た。次に、6cm×20cmに裁断
した上記吸液性構造体、液透過性ポリプロピレン製トッ
プシート、2枚のティッシュペーパー、レッグギャザー
およびウエストギャザーを含む液不透過性ポリエチレン
製バックシートおよび2つのテープファスナーからなる
吸収性物品(1)を両面テープにより個々のコンポーネ
ントを締結させ手で組み立てた。 [実施例8〜12、比較例9〜16]実施例7におい
て、吸液剤(1)に代えて吸液剤(2)〜(6)または
比較用吸液剤(1)〜(8)をそれぞれ用いた以外は実
施例7と同様にして、密度0.14〜0.17g/c
c、坪量0.047〜0.052g/cm2の範囲にあ
る吸液性構造体を得た。得られた吸液性構造体を用い、
実施例7と同様にして、本発明の吸収性物品(2)〜
(6)および比較用吸収性物品(1)〜(8)を組み立
てた。
【0037】上記で得られた吸収性物品(1)〜(6)
および比較用吸収性物品(1)〜(8)について、血液
戻り量、を評価した。その結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】本発明によると、血液吸収性および血液
ゲル吸収性に優れた吸液剤および吸収性物品を得ること
ができる。したがって、吸液剤または吸収性物品が血液
を二度以上に分けて少量ずつ吸収した場合にも、その合
計で十分に多くの血液を吸収することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液ゲル吸収量が3g/g以上の吸液
    剤。
  2. 【請求項2】 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂
    と、該吸水性樹脂に対して20〜900重量%の水とを
    含有する吸液剤。
  3. 【請求項3】 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂
    と、該吸水性樹脂に対して20〜900重量%の水とか
    ら吸液剤を製造する方法。
  4. 【請求項4】 含水率が15重量%未満であって血液吸
    引量が5g/g以上の吸水性樹脂に水を加えて、含水率
    15重量%以上とする吸液剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂
    と、該吸水性樹脂に対して20〜900重量%の水とを
    含有する坪量20〜10000g/m2の吸収性物品。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の吸液剤を坪量2
    0〜10000g/m2で用いた吸収性物品。
  7. 【請求項7】 血液吸引量が5g/g以上の吸水性樹脂
    と、該吸水性樹脂に対して20〜900重量%の水とか
    ら坪量20〜10000g/m2の吸収性物品を製造す
    る方法。
  8. 【請求項8】 含水率が15重量%未満であって血液吸
    引量が5g/g以上の吸水性樹脂に水を加えて、含水率
    15重量%以上とする、坪量20〜10000g/m2
    の吸収性物品の製造方法。
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