JPH1145868A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置の製造方法Info
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- JPH1145868A JPH1145868A JP19954297A JP19954297A JPH1145868A JP H1145868 A JPH1145868 A JP H1145868A JP 19954297 A JP19954297 A JP 19954297A JP 19954297 A JP19954297 A JP 19954297A JP H1145868 A JPH1145868 A JP H1145868A
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Abstract
を向上する。 【解決手段】 ウェハ1の有効処理領域6内の製品チッ
プ2が形成される製品チップ領域3に配線等の部材を形
成するとともに、製品にはならない不完全な擬似チップ
4が形成される擬似チップ領域5に、製品チップ領域3
に形成される部材のパターンと同一のパターンの部材を
形成する。また、擬似チップ領域5に形成される部材の
パターンは、製品チップ領域3に形成される部材のパタ
ーンのパターン密度と同一のあるいは近似した密度の単
純な形状のパターンでもよい。
Description
置およびその製造技術に関し、特に、その製造工程にC
MP(Chemical Mechanical Polishing)法を適用した平
坦化工程を含む半導体集積回路装置に適用して有効な技
術に関するものである。
少に伴ってステッパの高性能化が必要となり、レンズ開
口径の増大と露光波長の短波長化が進んでいる。その結
果、露光光学系の焦点深度が浅くなり、被加工表面の僅
かな凹凸も問題となる。この結果、被加工表面の平坦化
はデバイスプロセス上重要な技術課題となっている。し
かも上記の平坦化は、段差上に形成される配線の断線を
防止するために必要とされる段差形状の緩和を目的とし
た平坦化ではなく、グローバルな平坦化つまり完全平坦
化が要求されるものである。
on glass)膜あるいは低融点ガラスの塗布および溶融に
よる塗布法、ガラスフローによる熱処理法、CVD(Ch
emical Vapor Deposition)の表面反応メカニズムを適用
して自己平坦化させる方法等が知られているが、表面の
状態や適用する熱処理等の条件あるいはそれらの加工上
の制約から、完全な平坦化すなわちグローバル平坦化を
行うことができない場合が多い。そこで、完全平坦化が
実用的に可能な技術としてエッチバック法およびCMP
法が有望視されている。
膜にしたもの、SOG膜を用いたもの、自己平坦化CV
D膜を用いたもの等が知られているが、プロセスの複雑
さ、コスト、パーティクルによる歩留まりの低下が問題
となり、一方、CMP法は前記エッチバック法の問題点
との比較において総合的に優れたプロセスであるとの認
識が一般に形成されつつある。つまり、完全平坦化を実
現しうる実用的な技術としては、CMP法が最も有望で
あると考えられる。
としては、たとえば、平成8年5月1日、工業調査会発
行、「電子材料」1996年5月号、p22〜p27が
ある。
用したデバイス表面の平坦化技術を検討する過程におい
て、本発明者は以下のような問題点があることを認識し
た。
膜の残膜厚が、半導体ウェハの周辺領域において大きく
なり、その結果、研磨膜の均一性を損ねているという現
象を観察した。このような研磨膜の不均一性は、その後
の工程におけるフォトリソグラフィの際の露光マージン
およびエッチングマージンを低下させ、半導体集積回路
装置の製造歩留まりを低下させる要因になるおそれがあ
る。
膜の残膜厚均一性を向上することにある。
トリソグラフィ工程における露光マージンおよびエッチ
ングマージンを向上し、半導体集積回路装置の製造歩留
まりを向上することにある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
方法は、半導体ウェハの有効処理領域内に位置し、半導
体集積回路装置を構成する製品チップが形成される製品
チップ領域、および、半導体ウェハの外周部に位置し、
製品チップとはならない不完全な擬似チップが形成され
る擬似チップ領域を含む半導体ウェハを処理する半導体
集積回路装置の製造方法であって、製品チップ領域に半
導体集積回路素子を構成する導電性の素子構成部材を形
成すると同時に、擬似チップ領域に素子構成部材と同一
の材料からなる擬似部材を形成する第1の工程と、半導
体ウェハの全面に素子構成部材および擬似部材を覆う絶
縁膜を堆積し、絶縁膜をCMP法により研磨する第2の
工程と、を含むものである。
によれば、第1の工程において、製品チップ領域に素子
形成部材を形成するだけでなく、擬似チップ領域にも擬
似部材を形成し、第2の工程において、素子形成部材お
よび擬似部材の両部材上に形成された絶縁膜をCMP法
により研磨するため、CMP研磨後の絶縁膜の残膜厚の
均一性を向上することができる。
けない場合は、素子形成部材を形成するための被膜等が
何らパターニングされずに擬似チップ領域に残った状態
となり、擬似チップ領域における絶縁膜は当該領域で全
面が凸状態になっていることとなる。そのため擬似チッ
プ領域においては、CMP研磨の際に研磨パッドから受
ける圧力は平らな絶縁膜の全面で受けることとなり、こ
の領域に加えられる単位面積あたりの圧力が低下するこ
ととなる。つまり、パターニングされた素子形成部材上
の絶縁膜が素子形成部材の凹凸にしたがった表面形状を
有し、研磨パッドから受ける圧力が凸部のみで受けるこ
ととなるため、その単位面積あたりの印加圧力が大きく
なるのに対し、それに比較して擬似チップ領域では印加
圧力が相対的に低くなる。一般的に研磨速度は、印加圧
力に比例するため、この印加圧力の相違に起因して絶縁
膜の残膜厚が不均一となる。
領域にのみ止まるものであるならこの領域に形成される
擬似チップが製品とはならないため問題は生じないが、
不均一性は、擬似チップに隣接する製品チップにも及ぶ
ものである。したがって、擬似チップに隣接する製品チ
ップの歩留まりを低下させる要因となるものであった。
いてもパターニングを施し、ダミーである擬似部材を形
成するものである。このように擬似部材を設けることに
より、擬似部材上の絶縁膜のCMP研磨の際の研磨圧力
の低下を防止し、絶縁膜の残膜厚均一性を向上するもの
である。その結果、擬似チップに隣接する製品チップの
絶縁膜の膜厚均一性を向上し、当該チップの製品歩留ま
りを向上することができる。
離構造を有する半導体基板の活性領域、ゲート絶縁膜上
のゲート電極となる多結晶シリコン配線、層間絶縁膜上
の金属あるいは多結晶シリコン配線を例示することがで
きる。
方法は、半導体ウェハの有効処理領域内に位置し、半導
体集積回路装置を構成する製品チップが形成される製品
チップ領域、および、半導体ウェハの外周部に位置し、
製品チップとはならない不完全な擬似チップが形成され
る擬似チップ領域を含む半導体ウェハを処理する半導体
集積回路装置の製造方法であって、製品チップ領域の絶
縁膜に半導体集積回路素子を構成する導電性の素子構成
部材が形成される凹部を形成すると同時に、周辺チップ
領域の絶縁膜に擬似凹部を形成する第1の工程と、半導
体ウェハの全面に凹部および擬似凹部の内面を含む絶縁
膜の表面に導電膜を堆積し、導電膜をCMP法により研
磨して凹部に導電性の素子形成部材を形成する第2の工
程と、を含むものである。
によれば、第1の工程において、製品チップ領域に素子
構成部材を形成するための凹部を絶縁膜に形成するだけ
でなく、擬似チップ領域に擬似凹部を形成し、第2の工
程において、凹部および擬似凹部の内面を含む絶縁膜の
表面に導電膜を形成し、導電膜をCMP法により研磨す
るため、導電膜を均一に研磨することができ、素子構成
部材を均一に形成することができる。
ができる理由は、前記(1)に記載した絶縁膜が均一に
研磨される理由と同様である。
ンプラグあるいはダマシン法による配線を例示すること
ができ、凹部としては、プラグ形成のための接続孔ある
いは配線形成のための溝を例示することができる。ま
た、凹部には接続孔および配線溝の両方を含むため、い
わゆるデュアルダマシン法による接続孔および配線の形
成も含まれる。さらに、導電膜としては、アルミニウ
ム、銅等の金属膜の他に多結晶シリコンも例示すること
ができる。
方法は、前記(1)または(2)記載の半導体集積回路
装置の製造方法であって、擬似チップ領域における擬似
部材または擬似凹部のパターンは、製品チップ領域にお
ける素子構成部材または凹部のパターンと同一とするも
のである。
によれば、擬似チップ領域の擬似部材または擬似凹部パ
ターンを製品チップ領域の素子構成部材または凹部パタ
ーンと同じにするため、両領域で印加される単位面積あ
たりの圧力が同一となり、絶縁膜あるいは金属膜のCM
P研磨速度を均一とすることができる。
ップ領域のパターンと同一にすることに限られず、擬似
チップ領域における擬似部材または擬似凹部のパターン
密度を、製品チップ領域における素子構成部材または凹
部のパターン密度と同一または近似しているものにする
ことができる。このように、擬似チップ領域および製品
チップ領域のパターンを同一にすることのみならず、そ
の密度を同一または近似したものとすることによって
も、両領域に印加される単位面積あたりの研磨圧力をほ
ぼ同じにすることができ、絶縁膜あるいは金属膜のCM
P研磨速度を均一とすることができる。
ば、実用的な均一性は、以下のような条件を満足する場
合にも得ることが可能である。すなわち、擬似チップ領
域における擬似部材または擬似凹部のパターン密度N1
を、製品チップ領域における素子構成部材または凹部の
パターン密度N2に対して、0.5×N2≦N1≦2×N
2である第1の条件、および、0.1≦N1≦0.8である
第2の条件の両条件をともに満足するものとする場合で
ある。つまり、擬似チップ領域のパターン密度N1は、
製品チップ領域のパターン密度N2の50%から200
%の間にあればよく、N2に厳密に一致あるいは近似し
ている必要はない。ただし、擬似チップ領域のパターン
密度N1は、10%〜80%の間にある必要がある。た
とえば、製品チップ領域のパターン密度N2が20%で
ある場合には擬似チップ領域のパターン密度N1は10
%〜40%の範囲にあればよい。ただし、N2が10%
である場合には、N1は10%〜20%の範囲、N2が
50%である場合には、N1は25%〜80%の範囲で
ある必要がある。
寸法は、素子構成部材または凹部のパターン幅の2倍以
上であり、かつ、1mm以下とすることができる。この
ような場合、擬似部材または擬似凹部のパターン寸法を
素子構成部材または凹部のパターン幅の2倍以上にする
ため、擬似チップ領域内のパターン倒れ等のゴミ発生要
因を防止することができる。すなわち、擬似部材または
擬似凹部は、ウェハ処理工程におけるプロセス管理範囲
外である有効処理領域外または当該領域にまたがって形
成されるため、リソグラフィあるいはエッチングが良好
には行われない。特に配線形成工程における金属膜が良
好にエッチングされない場合には、金属片がウェハから
剥離し、導電性のゴミとなって不良発生の要因となりか
ねない。そこで、本発明では、擬似部材または擬似凹部
のパターン寸法を素子構成部材または凹部のパターン幅
の2倍以上としてこれら部材の剥離を防止し、半導体集
積回路装置の製造工程における不良の発生を抑制するも
のである。ただし、擬似部材または擬似凹部のパターン
寸法があまりに大きくなると、パターニングした効果が
薄れる可能性があるため、最大で1mmとするものであ
る。
に基づいて詳細に説明する。
形態である半導体集積回路装置の製造方法を適用するウ
ェハの一例を示す平面図であり、図2は図1におけるII
部の拡大図である。
1には、製品チップ2が形成される製品チップ領域3
と、製品にはならない不完全な擬似チップ4が形成され
る擬似チップ領域5とが含まれる。製品チップ2は、各
製造工程でのプロセス管理が保証された有効処理領域6
内に形成される。逆に言えば、有効処理領域6からはみ
出した領域では、製品チップ2にはなり得ず、そのよう
な領域に形成されるチップは全て擬似チップ4となり、
工程の終了後廃棄されるものである。したがって、擬似
チップ領域5に形成される薄膜は一般にはパターニング
されず、ベタ膜の状態で存置される。
2に示すように、擬似チップ領域5においても擬似チッ
プ4上に製品チップ2のパターン7と同一のパターン7
がパターニングされる。このように擬似チップ4にもパ
ターン7を形成することにより、パターン上の絶縁膜の
CMP研磨量の均一性が向上し、絶縁膜の残膜厚均一性
を向上することができる。
の製造方法を説明する。図3〜図7は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の製造方法の一例を工
程順に示した断面図であり、(a)は図1におけるa−
a線断面、(b)は図1におけるb−b線断面を示す。
コン窒化膜を堆積し、このシリコン酸化膜をパターニン
グした後、パターニングされたシリコン酸化膜をマスク
として熱酸化処理を行い、厚いシリコン酸化膜からなる
フィールド絶縁膜8を形成する。また、低濃度の不純物
をイオン注入してウェル9を形成する。その後ゲート絶
縁膜10となるシリコン酸化膜をたとえば熱CVD法に
より、ゲート電極11となる多結晶シリコン膜をたとえ
ばLPCVD法により、キャップ絶縁膜12となるシリ
コン酸化膜をたとえばプラズマCVD法により順次堆積
し、それらの積層膜をパターニングしてゲート絶縁膜1
0、ゲート電極11、キャップ絶縁膜12を形成する。
さらにゲート電極11およびキャップ絶縁膜12をマス
クとして不純物をイオン注入し、不純物半導体領域13
を形成する。その後、シリコン酸化膜を堆積し、これに
異方性エッチングを施してサイドウォール14を形成す
る(図3)。なお、キャップ絶縁膜12およびサイドウ
ォール14はシリコン窒化膜であってもよい。
ソグラフィおよびエッチング技術を用いることができ、
サイドウォール14を形成後高濃度の不純物をイオン注
入して不純物半導体領域13をLDD(Lightly Doped
Drain )構造としてもよい。また、上記工程により形成
されるMISFETがn形の導電形である場合、ウェル
9に導入される不純物はボロン等p形不純物とし、不純
物半導体領域13に導入される不純物はリン、ヒ素等の
n形不純物とすることができる。MISFETの導電形
がp形である場合はその逆とすることができる。
に形成され、擬似チップ領域5には形成されない。
した後、絶縁膜15をエッチバック法、CMP法等を用
いて平坦化する。絶縁膜15は、BPSG膜、SOG膜
あるいは高密度プラズマCVD法によるシリコン酸化膜
等自己平坦化機能を有する被膜を含むことができる。こ
の場合、ボロン、リン等の不純物の拡散を防止するた
め、MISFET側にたとえばTEOSを用いたCVD
法によるシリコン酸化膜等を含めることができる。さら
に、接続孔16を開口した後、配線17となる金属膜を
堆積し、金属膜を公知のフォトリソグラフィおよびエッ
チングの技術を用いてパターニングして配線17を形成
する。また、配線17上にはこれを覆う絶縁膜18を堆
積する(図4)。
とする金属膜とすることができ、スパッタ法あるいは蒸
着法等により堆積することができる。この堆積の際、接
続孔16内にも同時に被膜を堆積し、配線17とウェハ
1の主面上に不純物半導体領域13とを接続することが
できる。
成されるだけでなく、擬似チップ領域5にも形成され、
図2で説明したパターン7の一つである。配線17を擬
似チップ領域5にも形成することにより、後に説明する
ように絶縁膜18をCMP研磨した後の絶縁膜18の残
膜厚の均一性を向上することができる。
いは高密度プラズマCVD法によるシリコン酸化膜等自
己平坦化機能を有する被膜を含むことができ、また、T
EOSを用いたCVD法によるシリコン酸化膜等との積
層膜とすることもできる。
研磨する(図5)。図5に示すように、本実施の形態1
では、擬似チップ領域5と製品チップ領域3との境界に
おける絶縁膜18の凸部分は12Lの長さで研磨パッド
19に接触し(図5(a))、製品チップ領域3間の境
界における絶縁膜18の凸部分も12Lの長さで研磨パ
ッド19に接触している(図5(b))。これは、擬似
チップ領域5にも製品チップ領域3のパターンと同一の
パターンで配線17を形成しているためであり、このよ
うに、同一面積で絶縁膜18と研磨パッド19が接触し
ているため、擬似チップ領域5あるいは製品チップ領域
3の場所によらず絶縁膜18の研磨速度を均一とするこ
とができる。
に、研磨速度Rは、摺動面に加わる圧力Psとウェハ1
と研磨パッド19との相対速度vとの関数で表され、R
=Kp×Ps×v(Kpは係数)の関係で表される。し
たがって、圧力Psが減少するとそれに比例して研磨速
度Rが低下し、絶縁膜18の残膜厚が大きくなる。
なラインアンドスペースと仮定し、紙面の垂直方向にパ
ターン密度が変化しないと考えると、摺動面に加わる単
位面積あたりの圧力Psは、ウェハ1の裏面に印加され
る均等な印加圧力Pを接触面積で割った値として与えら
れ、P/12Lとなる。この値は、擬似チップ領域5と
製品チップ領域3との境界(図5(a))と、製品チッ
プ領域3間の境界(図5(b))で同じであり、それら
の各領域でCMP研磨による絶縁膜18の研磨速度は異
ならないことを示している。
域5に配線17のベタパターン20を残存させた場合を
考えてみると、図18に示すように、擬似チップ領域5
と製品チップ領域3との境界での単位面積あたりの圧力
PsがP/21Lに対し(図18(a))、製品チップ
領域3間の境界での単位面積あたりの圧力PsはP/1
2Lとなって(図18(b))、擬似チップ領域5と製
品チップ領域3との境界での圧力Psが、製品チップ領
域3間の境界での圧力Psに比較して小さくなり、擬似
チップ領域5と製品チップ領域3との境界での絶縁膜1
8の残膜厚が大きくなってしまう。
によれば、前記したとおり、擬似チップ領域5にも配線
17のパターン7を形成するため、図6に示すように、
ウェハ1の全面で絶縁膜18の残膜厚は均一となり、そ
の後の工程におけるフォトリソグラフィあるいはエッチ
ング工程のプロセスマージンを向上することができる。
具体的には、パターン7の凸部分の寸法をたとえば80
μm、パターン密度を20%とした場合、残膜厚が80
0nmの絶縁膜18において、膜厚のばらつきを100
nmに抑制することができ、擬似チップ領域5にパター
ン7を形成しない場合のばらつきが300nmとなるの
に対して200nmの均一性の向上を図ることができ
た。
への印加圧力を500g/cm2 、定盤およびキャリア
の回転数をともに20rpm、研磨パッド19を硬質パ
ッドとすることができる。
さらに第2層目の配線21および絶縁膜22を形成して
もよい。擬似チップ領域5の配線21に、配線17同様
にパターン7を形成し、絶縁膜22の残膜厚均一性を向
上できることはいうまでもない。さらに、3層以上の配
線層を形成してもよいことはいうまでもない。
の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法
の一例をその工程順に示した断面図である。以下、図8
〜図11を用いて本実施の形態2の製造方法を説明す
る。
3と堆積し、シリコン窒化膜23およびウェハ1の主面
をパターニングして、浅溝24を形成する(図8)。シ
リコン窒化膜23およびウェハ1のパターニングには公
知のフォトリソグラフィおよびエッチング技術を用いる
ことができる。
るだけでなく、擬似チップ領域5にも形成される。ま
た、擬似チップ領域5に形成される浅溝24のパターン
は、製品チップ領域3におけるパターンと同一である。
Sを用いたプラズマCVD法によりシリコン酸化膜25
を堆積する(図9)。擬似チップ領域5にも製品チップ
領域3における浅溝パターンと同一パターンの浅溝24
が形成されているため、シリコン酸化膜25の表面凹凸
形状は、擬似チップ領域5および製品チップ領域3にお
いて同様の形状となる。
施する。実施の形態1で説明したように、擬似チップ領
域5と製品チップ領域3との境界領域でのシリコン酸化
膜25と研磨パッド19との接触面積は、製品チップ領
域3間の境界領域での接触面積とほぼ同一となり、シリ
コン酸化膜25の研磨速度をウェハ1の全面において均
一にすることができる。この結果、均一な素子分離領域
26を形成することができる(図11)。
を除去して、素子分離領域26が形成されたウェハ1が
完成するが、その後の素子形成工程は、実施の形態1と
同様であるため説明を省略する。
明のさらに他の実施の形態である半導体集積回路装置の
製造方法の一例をその工程順に示した断面図である。以
下、図12〜図15を用いて本実施の形態2の製造方法
を説明する。(a)は図1におけるa−a線断面、
(b)は図1におけるb−b線断面を示す。
層を形成するまでは実施の形態1と同様であるため、そ
の説明は省略する。
が形成される溝28および接続孔29を形成する(図1
2)。
酸化膜とすることができ、絶縁膜18が十分に厚い場合
には絶縁膜27を省略することが可能である。溝28お
よび接続孔29は公知のフォトリソグラフィおよびエッ
チング技術を用いて形成でき、製品チップ領域3に形成
されるだけでなく、擬似チップ領域5にも形成される。
また、擬似チップ領域5に形成される溝28および接続
孔29のパターンは、製品チップ領域3におけるパター
ンと同一である。
タ法により銅あるいはアルミニウム等の金属膜30を堆
積する(図13)。擬似チップ領域5にも製品チップ領
域3における浅溝パターンと同一パターンの溝28およ
び接続孔29が形成されているため、金属膜30の表面
凹凸形状は、擬似チップ領域5および製品チップ領域3
において同様の形状となる。
施する。実施の形態1で説明したように、擬似チップ領
域5と製品チップ領域3との境界領域での金属膜30と
研磨パッド19との接触面積は、製品チップ領域3間の
境界領域での接触面積とほぼ同一となり、金属膜30の
研磨速度をウェハ1の全面において均一にすることがで
きる。この結果、均一な配線31をダマシン法により形
成することができる(図15)。
域5と製品チップ領域3との境界領域を示す平面図であ
る。
プ領域5に形成されるパターン32は、製品チップ領域
3に形成されるパターン7と相違するパターンである。
ただし、パターン32とパターン7のパターン密度は、
同一である。
パターン密度を同じにすることにより、擬似チップ領域
5および製品チップ領域3でのCMP研磨速度を均一に
することができ、それらパターン上のCMP研磨膜の残
膜厚の均一性を向上することができる。
ン密度は、全く同一とする必要はない。本発明者の実験
および検討によれば、パターン32のパターン密度N1
を、パターン7のパターン密度N2に対して、0.5×N
2≦N1≦2×N2、とし、かつ、0.1≦N1≦0.8、
とすればよい。つまり、パターン32のパターン密度N
1は、パターン7のパターン密度N2の50%から20
0%の間にあればよい。ただし、パターン32のパター
ン密度N1は、10%〜80%の間にある必要がある。
2が20%である場合にはN1は10%〜40%の範囲
にあればよい。また、N2が10%である場合には、N
1は10%〜20%の範囲、N2が50%である場合に
は、N1は25%〜80%の範囲であればよい。
ターン7のパターン幅の2倍以上であり、かつ、1mm
以下とすることができる。このような場合、パターン3
2によって形成される配線のパターン倒れ等のゴミ発生
要因を防止することができる。すなわち、パターン32
によって形成される配線は有効処理領域6内に入ってい
ない場合があり、このように有効処理領域6の外に位置
する部材の加工は一般に良好でないため、剥離等が発生
しやすいが、パターン32のパターン幅を大きくしてお
けば、このような不具合は発生し難くなる。
ン寸法があまりに大きくなると、パターニングした効果
が薄れる可能性があるため、最大で1mmとするもので
ある。
実施の形態1〜3においても用いることができる。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
発明を素子分離領域、金属配線に適用した場合について
説明したが、その他の部材たとえば、ゲート配線、ビッ
ト線等に適用することもできる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
の均一性を向上することができる。
工程における露光マージンおよびエッチングマージンを
向上し、半導体集積回路装置の製造歩留まりを向上する
ことができる。
置の製造方法を適用するウェハの一例を示す平面図であ
る。
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図であり、
(a)は図1におけるa−a線断面、(b)は図1にお
けるb−b線断面を示す。
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図であり、
(a)は図1におけるa−a線断面、(b)は図1にお
けるb−b線断面を示す。
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図であり、
(a)は図1におけるa−a線断面、(b)は図1にお
けるb−b線断面を示す。
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図であり、
(a)は図1におけるa−a線断面、(b)は図1にお
けるb−b線断面を示す。
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図であり、
(a)は図1におけるa−a線断面、(b)は図1にお
けるb−b線断面を示す。
装置の製造方法の一例をその工程順に示した断面図であ
る。
装置の製造方法の一例をその工程順に示した断面図であ
る。
路装置の製造方法の一例をその工程順に示した断面図で
ある。
路装置の製造方法の一例をその工程順に示した断面図で
ある。
集積回路装置の製造方法の一例をその工程順に示した断
面図であり、(a)は図1におけるa−a線断面、
(b)は図1におけるb−b線断面を示す。
集積回路装置の製造方法の一例をその工程順に示した断
面図であり、(a)は図1におけるa−a線断面、
(b)は図1におけるb−b線断面を示す。
集積回路装置の製造方法の一例をその工程順に示した断
面図であり、(a)は図1におけるa−a線断面、
(b)は図1におけるb−b線断面を示す。
集積回路装置の製造方法の一例をその工程順に示した断
面図であり、(a)は図1におけるa−a線断面、
(b)は図1におけるb−b線断面を示す。
領域との境界領域を示す平面図である。
場合の例を示す平面図である。
場合の例を示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体ウェハの有効処理領域内に位置
し、半導体集積回路装置を構成する製品チップが形成さ
れる製品チップ領域、および、前記半導体ウェハの外周
部に位置し、前記製品チップとはならない不完全チップ
が形成される擬似チップ領域を含む半導体ウェハを処理
する半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記製品チップ領域に半導体集積回路素子を構成する導
電性の素子構成部材を形成すると同時に、前記擬似チッ
プ領域に前記素子構成部材と同一の材料からなる擬似部
材を形成する第1の工程と、 前記半導体ウェハの全面に前記素子構成部材および擬似
部材を覆う絶縁膜を堆積し、前記絶縁膜をCMP法によ
り研磨する第2の工程と、を含むことを特徴とする半導
体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項2】 半導体ウェハの有効処理領域内に位置
し、半導体集積回路装置を構成する製品チップが形成さ
れる製品チップ領域、および、前記半導体ウェハの外周
部に位置し、前記製品チップとはならない不完全チップ
が形成される擬似チップ領域を含む半導体ウェハを処理
する半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記製品チップ領域の絶縁膜に半導体集積回路素子を構
成する導電性の素子構成部材が形成される凹部を形成す
ると同時に、前記周辺チップ領域の絶縁膜に擬似凹部を
形成する第1の工程と、 前記半導体ウェハの全面に前記凹部および擬似凹部の内
面を含む前記絶縁膜の表面に導電膜を堆積し、前記導電
膜をCMP法により研磨して前記凹部に導電性の素子形
成部材を形成する第2の工程と、を含むことを特徴とす
る半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
装置の製造方法であって、 前記擬似チップ領域における前記擬似部材または前記擬
似凹部のパターンは、前記製品チップ領域における前記
素子構成部材または前記凹部のパターンと同一であるこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の半導体集積回路
装置の製造方法であって、 前記擬似チップ領域における前記擬似部材または前記擬
似凹部のパターン密度は、前記製品チップ領域における
前記素子構成部材または前記凹部のパターン密度と同一
または近似しているものであることを特徴とする半導体
集積回路装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の半導体集積回路
装置の製造方法であって、 前記擬似チップ領域における前記擬似部材または前記擬
似凹部のパターン密度N1は、前記製品チップ領域にお
ける前記素子構成部材または前記凹部のパターン密度N
2に対して、 0.5×N2≦N1≦2×N2、である第1の条件、 0.1≦N1≦0.8、である第2の条件、 の何れの条件をも満足するものであることを特徴とする
半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項4または5記載の半導体集積回路
装置の製造方法であって、 前記擬似部材または前記擬似凹部のパターン寸法は、前
記素子構成部材または前記凹部のパターン幅の2倍以上
であり、かつ、1mm以下であることを特徴とする半導
体集積回路装置の製造方法。
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