JPH1145461A - ディスク,その識別方法・装置,その再生装置 - Google Patents

ディスク,その識別方法・装置,その再生装置

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JPH1145461A
JPH1145461A JP9212472A JP21247297A JPH1145461A JP H1145461 A JPH1145461 A JP H1145461A JP 9212472 A JP9212472 A JP 9212472A JP 21247297 A JP21247297 A JP 21247297A JP H1145461 A JPH1145461 A JP H1145461A
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disk
barcode
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concentric
disc
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JP9212472A
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Kazuhisa Ozaki
和久 尾崎
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Victor Company of Japan Ltd
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正コピーを良好に識別するとともに、多様
で強固なセキュリティを実現し、目視によっても簡単に
ディスクを識別する。 【解決手段】 鏡面領域32の内周側に放射状バーコー
ド34が形成されており、外周側にピット列による同心
円状バーコード36が形成されている。放射状バーコー
ド34は、ディスク30を回転させてPaからPbまで
ピックアップのビームスポットを移動させて読み取られ
る。同心円状バーコード36は、ディスク30を回転さ
せるとともにピックアップをシークさせることで、Pa
からPcまでビームスポットを移動させて読み取られ
る。このときの読取信号をデコードして、バーコード変
調されたセキュリティ情報の内容が得られる。この内容
は、予めメモリに格納されている内容と比較され、ディ
スクが識別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク,その
識別方法・装置,その再生装置にかかり、特にTVゲー
ム用のソフトウエアが格納された光ディスクとその識別
及びその再生に好適なコピーセキュリティに対する改良
に関するものである。
【0002】
【背景技術】音声ソフトや映像ソフト,あるいはコンピ
ュータプログラムなどのソフト製品は、各種の記録媒
体,例えばフレキシブルディスクに対するコピーやパー
ソナルコンピュータのハードディスクに対するコピー,
あるいは改変を容易に行うことができ、著作権侵害が起
きやすいという特質がある。特にゲームなどのアプリケ
ーションソフトを中心に、多数の不正コピー品が横行し
ているのが現状である。
【0003】このため、従来からソフト製品の媒体には
不正コピーに対する防止措置が執られてきており、多数
の不正コピー防止技術が提案されている。これらの手法
を大別すると、信号的に不正コピーを識別する論理的手
法と、物理形状的に不正コピーを識別する物理的手法に
大別される。どちらも、基本的な発想としては、媒体自
体もしくは媒体外部に何らかの特異なコードを論理的も
しくは物理的に記録するようにし、これを読み取ること
で不正コピーが識別される。例えば、記録媒体にコピー
できない特異なコードを記録する。本来の情報である音
声・映像やプログラムなどの主情報をコピーできても、
特異コード部分はコピーされない。従って、再生時にそ
の特異コード部分を解読すれば、その解読の有無によっ
て不正コピー品と正規品を判別することができる。一般
的には、相当の設備を必要とする物理的手法のほうが、
簡単な設備で対応できる論理的手法よりも有効である。
【0004】例えば、特開平6−282931号公報に
は、CD−ROM中のアプリケーションプログラムから
再生したいCD−ROMのIDデータを読み込むととも
に、これを再生装置にセットされたCD−ROMのID
と比較し、一致したときにそのアプリケーションプログ
ラムを実行するようにしたCD−ROM再生装置が開示
されている。コピー不可能なIDデータとしては、CD
−ROMに記録されたカタログ番号や、CD−ROM上
の特定のファイルに記録された「ABC」のような文字
列が利用される。
【0005】セキュリティ情報を容易にコピーできない
ようにするには、セキュリティ情報を通常の再生機では
アクセスしない領域に置くとともに、特別な再生機でそ
れを検出する方法が最も一般的である。このような例と
して、特開平6−203412号公報や日経エレクトロ
ニクス'97.1.6号(NO.679)P13,14(国際公開W096/1640
1,特願平8-51520号)に記載された光ディスクがある。
これらによれば、ディスク内周の情報領域外の鏡面を選
び、そこにバーコードが記録される。実際には、ロゴ文
字を記録したものが使用されている。また、これらは、
ディスクの正規品と不正品の識別を目視で行うことがで
きるという利点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不正コピー
の防止には、以下のような観点からの配慮が必要とされ
る。 (1)セキュリティ情報記録の基本的機能として、セキュ
リティ情報が主情報としては出力されず、外部から発見
できないようにすることが好ましい。すなわち、ディス
クデータの信号処理装置の外部から不可視なデータや、
SCSIなどの装置外のバスやOSレベルから見たとき
に無意味なデータをセキュリティデータとしてディスク
に記録し、主情報の処理装置から出力されないようにす
る。
【0007】(2)ディスクの処理装置から出力された主
情報のデータをもとに不正コピーのディスクを製造して
も、セキュリティ情報が複製されないようにする。ま
た、セキュリティ情報は、正規の処理装置で確実に読み
取ることができ、正常に再生処理を行うことができるよ
うにする。
【0008】(3)また、必須ではないが、ディスクの物
理的規格に準拠し、規格上の互換性を保てば、製造装置
の併用などディスク資源としての可能性が増して好まし
い。例えば、CDプレーヤやパソコンのCD−ROMド
ライブなどに対応するディスクの物理的規格と同様の規
格とすることで、互換性を保つようにする。
【0009】しかし、前記特開平6−203412号公
報に開示されたバーコードは、複製が非常に簡単なた
め、そのコピー防止能力は低い。従って、更にセキュリ
ティ情報を加えてコピー防止能力を補強する必要があ
る。この際に、通常の再生機が持つ光学再生手段がその
まま使用でき、新たなハードウエアの追加は最小限に留
まることが望ましい。具体的には、前記バーコードの記
録再生手段を付加するセキュリティ情報の記録再生にそ
のまま流用できると好都合である。また、前記バーコー
ドと同様に、目視で正規ディスクかどうかを確認できる
と更に都合がよい。
【0010】本発明は、これらの観点から創案されたも
ので、その目的は、不正コピーを良好に識別してその防
止を図るとともに、簡便な設備で対応でき、更には互換
性も維持することである。他の目的は、多様なセキュリ
ティ情報によって強固なセキュリティを実現することで
ある。更に他の目的は、目視によっても、簡単に正規品
かどうかを区別することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明のディスクは、非情報領域に、セキュリテ
ィ情報を内容とする同心円状バーコード,放射状バーコ
ードを記録したことを特徴とする。主要な形態の1つに
よれば、前記同心円状バーコードは、セキュリティ情報
を内容とするピット列によって形成される。本発明のデ
ィスク識別は、前記同心円状バーコード,放射状バーコ
ード,あるいは同心円状バーコートのピット列のセキュ
リティ情報の内容を予めメモリに格納し、読み取った内
容とメモリの格納内容とを比較することで行われる。
【0012】この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
詳細に説明する。最初に、本発明の理解を容易にするた
め、上述した特開平6−203412号公報に開示され
た光ディスクの最内周部分を図2を参照して説明する。
ディスク10の中心には回転軸(図示せず)をはめ込む
ためのセンターホール12が設けられている。その外側
には、データ記憶領域として作用しないクランプ領域1
4が設けられている。その外側には、データ記録層を有
する鏡面領域16が設けられている。その外側は情報領
域18となっており、音楽,映像,プログラムなどの主
情報が記録されている。これらのうち、非情報領域であ
る鏡面領域16にバーコード20が形成されている。例
えば、ディスク製造のロット管理やディスク番号などを
変調したり、あるいは所望の記号などを、放射状バーコ
ード20として記録している。
【0014】図1には、本形態のディスク30の構成が
示されている。図1(A)は径方向の断面図,(B)はその主
要部の拡大図である。また、図3には、ディスク30の
概観図が示されている。これらの図において、中心のセ
ンターホール12,クランプ領域14については、図2
の背景技術と同様である。次に、鏡面領域32について
は、内周側に放射状バーコード34が形成されており、
外周側に同心円状バーコード36が形成されている。放
射状バーコード34は、上述した背景技術と同様のバー
コードである。同心円状バーコード36は、ピット列に
よって構成されており、隣接する鏡面部分と組み合わせ
てみると、外観上は同心円状の輪の集合として観察され
る。この同心円状バーコード36は、ディスク30の径
方向から見るとバーコードとしての変調が行われてい
る。
【0015】以上の非情報領域の外側の情報領域18も
前記背景技術と同様である。すなわち、内周側から、リ
ードイン領域38,データ領域40,リードアウト領域
42の各領域に分かれている。リードイン領域38に
は、ディスクの物理層管理情報,例えば読出専用かどう
か,書換可能かどうか,ユーザデータの開始セクタ番号
などが記録されている。データ領域40は主にユーザが
使用する領域で、例えばユーザデータ,ゲームプログラ
ムなどが記録されている。リードアウト領域42には、
無音データなどが記録されている。このリードアウト領
域42は、データの終了を示すもので、データの記録領
域の最後からディスク最外周までの余白部分である。
【0016】次に、ディスク30の再生手段における前
記バーコード34,36の読取動作について説明する。
放射状バーコード34を読み取るときは、ピックアップ
(図示せず)は固定し、ディスク30を回転させる。こ
れにより、図3の位置Paから位置Pbまでピックアッ
プのビームスポットが移動する。次に、同心円状バーコ
ード36を読みとるときは、同じくディスク30を回転
させるとともに、ピックアップを同心円状バーコード3
6の径方向の幅だけシークさせる。結果としてビームス
ポットの軌跡は、図3の位置Paから位置Pcまで移動
し、同心円状バーコード36を斜めに横断することにな
る。
【0017】以上のようにしてバーコードをトレースし
たときの光量変化やトラッキングエラーの変化は、バー
コード変調された信号であり、これを読み取ってセキュ
リティ情報に復号する。なお、セキュリティ情報自体は
何でもよく、例えばそのディスクの製品番号や、特開平
6−282931号公報のように「ABC」といった文
字,あるいは他の記号など、どのようなものでもよい。
また、同心円状バーコード36のピット形成部分のフォ
ーマットは、後述する再生装置では特に読み取れなくて
もよい。すなわち、再生装置で解析できない特殊フォー
マットとしてもよいし、再生装置で解析可能な他の信号
部分と同様のフォーマットとして、更にセキュリティを
高めるようにしてもよい。
【0018】次に、図4を参照しながら、本形態にかか
る識別・再生装置の構成を説明する。同図において、デ
ィスク30に記録されたピット列データを読み取るため
のピックアップ50の信号出力側は、アンプ52,54
に接続されている。アンプ52のRF信号出力側は、R
F信号処理系56及び放射状バーコードデコーダ58に
それぞれ接続されている。アンプ54のトラッキングエ
ラー信号出力側は、サーボ処理系60及び整流回路62
に接続されている。RF信号処理系56の出力側は、復
号処理系64を介して後処理系(図示せず)に接続され
ている。前記サーボ処理系60のサーボ出力側は、ピッ
クアップ50やスピンドルモータ66にフィードバック
されている。
【0019】前記整流回路62の出力側は、ローパスフ
ィルタ68,コンパレータ70,同心円状バーコードデ
コーダ72の直列回路を介してディスクプロセッサ74
に接続されている。このディスクプロセッサ74には、
セキュリティ情報メモリ76が接続されている。また、
ディスクプロセッサ74は、RF信号処理系56,サー
ボ処理系58,放射状バーコードデコーダ58,ホスト
プロセッサ(図示せず)にもそれぞれ接続されている。
【0020】以上の各部のうち、ピックアップ50は、
ディスク30の信号記録面からピット列データを読み取
るためのものである。RF信号処理系56では、ピック
アップ50で読み込まれたデータのデインターリーブ,
誤り訂正,デコードが行われる。信号復号系64では、
デコードされたメインデータの復号がMPEGなどの規
格に沿って行われ、これによって画像信号や音声信号が
得られる。一方、サーボ処理系60では、アンプ54か
らの信号入力に基づいて、ピックアップ50の光ビーム
がピット列をトレースするように、ピックアップ50及
びスピンドルモータ66のサーボ制御が行われる。
【0021】このようなディスク制御には、専用のディ
スクプロセッサ74が使用される。他方、例えばゲ−ム
用のメインCPUとしてホストプロセッサが設けられて
おり、ディスクプロセッサ74と分業が行われている。
また、ディスクプロセッサ74のメモリ76には、セキ
ュリティ情報が予め格納されている。セキュリティ情報
としては、放射状バーコード34,同心円状バーコード
36,同心円内トラックのピット列の各データが格納さ
れている。
【0022】放射状バーコードデコーダ58は、RF信
号の合計,すなわち光量信号に基づいて放射状バーコー
ド34をデコードする。放射状バーコード34のデコー
ドの具体的手法としては、例えば特願平8−27744
8号公報に詳述されている。同心円状バーコードデコー
ダ72は、同様の光量信号でもよいが、本形態ではサー
ボ用のトラッキングエラー信号に基づいて同心円状バー
コード36をデコードしている。すなわち、トラッキン
グエラー信号は、まず整流回路62によって整流され、
直流化される。その後、整流信号は、ローパスフィルタ
68によって不要な信号成分が除去された後、コンパレ
ータ70によって2値化(デジタル化)される。デジタ
ル化された信号は、同心円状バーコードデコーダ72に
よって解読される。なお、バーコードフォーマットを放
射状バーコード及び同心円状バーコードで共通にすれ
ば、バーコードデコーダ58,72は共用できるが、本
形態ではフォーマットが異なっても対応できるように、
別個の構成としている。
【0023】次に、本形態の特徴的な動作であるディス
ク識別の動作について、図5,図6を参照しながら説明
する。図5(B)〜(D)は主要信号波形であり、図6のフロ
ーチャートは、ディスクプロセッサ74の動作を主とし
て示すものである。ディスク30がセットされると(図
6,ステップS10のY)、ディスクデータ読み込みの
ための初期設定が行われる(ステップS12)。具体的
には、スピンドルモータ66によってディスク30を回
転させるとともに、サーボ処理系60によるサーボ制御
を行ってピックアップ50によるピット列データの読出
しが可能な状態とする。ディスクプロセッサ74は、ピ
ックアップ50からレーザ光を出力してリードイン領域
38にアクセスするよう動作指示を行う。
【0024】次に、ディスクプロセッサ74は、ピック
アップ50をリードイン領域38よりも内周にシークす
るよう指示する。これによって、ピックアップ50が図
3中のPaからPbの方向に走査し、放射状バーコード
34が読み込まれる(ステップS14)。ピックアップ
50によって読み込まれた信号は、アンプ52を介して
放射状バーコードデコーダ58に供給され、ここで解読
されてディスクプロセッサ74に出力される。ディスク
プロセッサ74では、入力された放射状バーコード34
の解読結果と、メモリ76に予め格納されていたセキュ
リティ情報とが一致するかどうかが判断される。その結
果、両者が一致しないときは(ステップS16のN)、
そのディスクはコピー品であると識別し、ディスクを排
出する(ステップS18)。あるいは、その旨がホスト
プロセッサに伝えられ、復号処理系64による復号処理
が停止される。逆に両者が一致したときは(ステップS
16のY)、次のステップに進む。
【0025】ディスクプロセッサ74は、次に同心円状
バーコード36を読む取るため、やや外周側にピックア
ップ50を移動するよう指示する。これによって、図5
(A)に示すように、PaからPcへと同心円状バーコー
ド36の幅分だけ外周側にピックアップ50がシーク
し、同心円状バーコード36が読み取られる(ステップ
S20)。図5(A)には、このときのビームスポットの
軌跡が示されている。このような走査によって読み取ら
れたトラッキングエラー信号は、図5(B)に示すよう
に、ピット形成部分ではトラック渡り信号が出力され、
鏡面部分では信号は出力されない。この信号を整流回路
62で整流し、更にローパスフィルタ68で高周波成分
を除去すると、図5(C)に示すようにほぼ2値化された
信号となる。これがコンパレータ70によって、図5
(D)に示すようにデジタル化される。
【0026】このデジタル信号は同心円状バーコードデ
コーダ72に供給され、ここで解読されてディスクプロ
セッサ74に出力される。ディスクプロセッサ74で
は、入力された同心円状バーコード36の解読結果と、
メモリ76に予め格納されていたセキュリティ情報とが
一致するかどうかが判断される。その結果、両者が一致
しないときは(ステップS22のN)、そのディスクは
コピー品であると識別し、ディスクを排出する(ステッ
プS18)。あるいは、その旨がホストプロセッサに伝
えられ、復号処理系64による復号処理が停止される。
逆に両者が一致したときは(ステップS22のY)、次
のステップに進む。
【0027】ディスクプロセッサ74は、次に同心円ト
ラックにピット列によって記録されている情報を読む取
るため、同心円トラック上にピックアップ50を移動す
るよう指示する。これによって、同心円トラックが読み
取られる(ステップS24)。読み取り信号は、RF信
号処理系56に供給され、ここでその解読が行われる。
結果はディスクプロセッサ74に供給され、同様にメモ
り76に記憶されていたセキュリティ情報と比較され
る。その結果、両者が一致しないときは(ステップS2
6のN)、そのディスクはコピー品であると識別し、デ
ィスクを排出する(ステップS18)。あるいは、その
旨がホストプロセッサに伝えられ、復号処理系64によ
る復号処理が停止される。逆に両者が一致したときは
(ステップS26のY)、そのディスクは正規品である
と判断され、通常再生を行う(ステップS28)。例え
ば、データ領域40のユーザファイルを読み込んでゲー
ムアプリケーションを起動するなどの動作が行われる。
【0028】これにより、次のような効果が得られる。 (1)通常アクセスしない非情報領域の部分はコピーされ
ない。このため、本形態のディスクをコピーしたとして
もセキュリティ情報を検出することはできず、主情報も
再生されない。従って、極めて有効なコピー防止が可能
となる。
【0029】(2)バーコードという準論理的な記録手法
であり、ピットウォブルのようなアナログ的に操作する
機能をディスク製造装置に付加する必要がない。ディス
ク製造装置には、非情報領域への記録機能を追加するの
みでよく、比較的簡便な設備で対応できる。ディスク製
造コストも安価である。
【0030】(3)ディスクのタイトルやロットによっ
て、放射状及び同心円状バーコードやそのピット列デー
タのセキュリティ情報の有無や内容を変更することが可
能であり、更に変更処理を製造ライン上で実時間で行う
こともできる。また、それらの組み合わせによって多数
のセキュリティ情報の種類を作ることができ、いくらで
も強固なセキュリティを実現できる。すなわち、たとえ
1枚のディスクのセキュリティ情報が解析されたとして
も、他のロットや製品ではセキュリティ情報が異なるた
め、全部の製品のセキュリティ情報が一度に解析される
恐れはない。
【0031】(4)放射状や同心円状バーコードはいずれ
も、低記録密度であって広い面積に記録されている。こ
のため、目視でバーコードを確認して識別機を必要とす
ることなく正規のディスクかどうかを確認することもで
き、非常に簡便である。また、これらのバーコードの存
在自体が明瞭であるため、却ってそれらがセキュリティ
情報であることに気付かれ難いという利点もある。
【0032】(5)主情報の再生装置は通常のものと同様
であるため、LSI化されたものをそのまま使用するこ
とができる。ディスク識別には、ディスクプロセッサの
ファームウエアのみの改良で対応でき、コスト的に有利
である。
【0033】(6)主情報と関係しない非情報領域の操作
であり、ユーザデータに一切加工を施していない。従っ
て、ユーザデータの信頼性はそのまま確保される。
【0034】この発明には数多くの実施形態があり、以
上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。
例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記形態では、セキュリティ情報として、放射状バ
ーコード,同心円状バーコード,及び同心円状バーコー
ド内のピット列を利用したが、それらのうちのいずれか
一つのみを利用してもよいし、あるいは二つを組み合わ
せるようにしてもよい。このように、いろいろな組み合
わせとすることで、要求の程度に応じたセキュリティと
することができる。
【0035】(2)放射状,同心円状バーコードの記録フ
ォーマットは共通としてもよいし、別フォーマットとし
てもよい。共通フォーマットとすればデコーダを共通に
使用することができ、装置構成を簡略化できる。また、
別フォーマットとすると、別個のデコーダで読み取るこ
とになるが、セキュリティ情報の解析がより困難になる
という利点がある。バーコードの内容についても同様で
あり、放射状,同心円状バーコードの記録内容を共通と
してもよいし別内容としてもよい。
【0036】(3)前記形態は片面ディスクの例である
が、これを両面張り合わせ構造のディスクに各面にそれ
ぞれ適用してもよい。
【0037】(4)前記形態は、一般的な光ディスクを例
としたが、非情報領域が存在すれば、CD−ROM,ミ
ニディスク,MOディスク,DVD(Digital Video Di
sc)−ROM,磁気ディスクなど各種の記録媒体に適用
可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非情報領域に同心円状バーコード,放射状バーコードを
形成し、それら及び同心円状バーコードのピット列の内
容をセキュリティ情報としたので、次のような効果があ
る。 (1)不正コピーを良好に識別してその防止を図ることが
できる。 (2)簡便な設備で対応でき、更には互換性も維持するこ
とができる。 (3)多様なセキュリティ情報によって強固なセキュリテ
ィを実現することができる。 (4)目視によっても、簡単に正規品と不正品とを区別す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態のディスクの構成を示す図であ
る。
【図2】背景技術のディスクを示す外観図である。
【図3】前記形態のディスクの外観を示す図である。
【図4】本形態の識別・再生装置の主要部を示すブロッ
ク図である。
【図5】前記識別・再生装置の主要部の信号波形を示す
図である。
【図6】前記識別・再生装置のディスクプロセッサの主
要動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,30…ディスク 12…センタホール 14…クランプ領域 16,32…鏡面境域 18…情報領域 34…放射状バーコード 36…同心円状バーコード 38…リードイン領域 40…データ領域 42…リードアウト領域 50…ピックアップ 52,54…アンプ 56…RF信号処理系 58…放射状バーコードデコーダ 60…サーボ処理系 62…整流回路 66…スピンドルモータ 68…ローパスフィルタ 70…コンパレータ 72…同心円状バーコードデコーダ 74…ディスクプロセッサ 76…メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報領域と非情報領域を含むディスクで
    あって、 前記非情報領域に、セキュリティ情報を内容とする同心
    円状バーコードを記録したことを特徴とするディスク。
  2. 【請求項2】 情報領域と非情報領域を含み、非情報領
    域にセキュリティ情報を内容とする放射状バーコードが
    記録されたディスクであって、 前記非情報領域に、セキュリティ情報を内容とする同心
    円状バーコードを記録したことを特徴とするディスク。
  3. 【請求項3】 前記同心円状バーコードを、セキュリテ
    ィ情報を内容とするピット列によって形成したことを特
    徴とする請求項1又は2記載のディスク。
  4. 【請求項4】 前記同心円状バーコードの内容であるセ
    キュリティ情報又は前記同心円状バーコードのピット列
    の内容であるセキュリティ情報の少なくとも一方を利用
    して請求項3記載のディスクを識別するディスク識別方
    法。
  5. 【請求項5】 前記同心円状バーコードのセキュリティ
    情報の内容を格納する第1のメモリ手段;前記同心円状
    バーコードを読み取ってデコードする第1の読取デコー
    ド手段;前記第1のメモリ手段に格納されたセキュリテ
    ィ情報と、前記第1の読取デコード手段によってデコー
    ドされた内容とを比較してディスクを識別する第1の識
    別手段;を備えたことを特徴とする請求項1,2又は3
    記載のディスクの識別装置。
  6. 【請求項6】 前記同心円状バーコードのピット列のセ
    キュリティ情報を格納する第2のメモリ手段;前記同心
    円状バーコードのピット列情報を読み取る読取手段;前
    記第2のメモリ手段に格納されたセキュリティ情報と、
    前記読取手段によって読み取られたピット列情報とを比
    較してディスクを識別する第2の識別手段;を備えたこ
    とを特徴とする請求項3記載のディスクの識別装置。
  7. 【請求項7】 前記放射状バーコードのセキュリティ情
    報の内容を格納する第3のメモリ手段;前記放射状バー
    コードを読み取ってデコードする第2の読取デコード手
    段;前記第3のメモリ手段に格納されたセキュリティ情
    報と、前記第2の読取デコード手段によってデコードさ
    れた内容とを比較してディスクを識別する第3の識別手
    段;を備えたことを特徴とする請求項5又は6記載のデ
    ィスクの識別装置。
  8. 【請求項8】 請求項5,6又は7記載の識別装置を含
    み、前記いずれかの識別手段によってディスクが不正コ
    ピーであると識別されたときは、そのディスクを排除す
    る排除手段を備えたことを特徴とするディスクの再生装
    置。
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