JPH1145390A - 非常放送回線付集合住宅システム - Google Patents

非常放送回線付集合住宅システム

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JPH1145390A
JPH1145390A JP20034997A JP20034997A JPH1145390A JP H1145390 A JPH1145390 A JP H1145390A JP 20034997 A JP20034997 A JP 20034997A JP 20034997 A JP20034997 A JP 20034997A JP H1145390 A JPH1145390 A JP H1145390A
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健二 廣田
Kiyoshi Shibata
清 柴田
Hitoshi Fujiki
仁 藤木
Junji Senoo
純二 妹尾
Misao Takano
鷹野美佐緒
Koji Hirata
幸司 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常放送回線の点検を住人に迷惑をかけず戸
外から可能にする。 【解決手段】 伝送回線L1 から受信する接続開放制御
データに基づいて音響装置35と非常放送回線L2 との接
続開放を行う遠隔操作切換部34と、非常放送回線からの
テスト信号の有無を検出するテスト信号検出部37と、テ
スト信号検出部での検出結果データを伝送回線に出力す
る伝送部30とを各住宅情報盤3,…3 に設け、各住宅情報
盤の音響装置を非常放送回線に対して接続開放する旨の
接続開放制御データを伝送回線に出力して各住宅情報盤
に指示するとともに、非常放送回線へのテスト信号の出
力を非常放送ユニット2 に指示する非常放送回線点検要
求操作部25(13)を、非常放送ユニットと警報監視盤1 と
の少なくともいずれか一方に設け、各住宅情報盤からの
検出結果データに基づく表示を行う検出結果表示部14を
警報監視盤に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災や防犯などの
異常が発生した旨の音声警報を非常放送回線を介して各
住宅情報盤に送出するようにした、非常放送回線付集合
住宅システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マンションなどの集合住宅にあっ
ては、防災・防犯などの安全と安心を守るセキュリティ
機能、来客報知機能、室内連絡などのホームインフォメ
ーション機能、更に風呂水位監視や映像による来客確認
などのホームモニタ機能を併せ持つ住宅情報システムの
実用化が押し進められている。
【0003】このような住宅情報システムとして、各住
戸毎に住宅情報盤を設置して、火災、不審者の侵入など
の異常事態が発生した際に、住宅情報盤で警報表示する
と同時に、伝送回線を介して管理人室などに設置される
HA警報監視盤にも異常事態の発生を警報表示させ、管
理人室から異常が発生した住戸をインターホンで呼び出
して双方向に通話連絡が行える集合住宅システムがあ
る。また、更に進歩したものとして、共同玄関のロビー
インターホンから各住戸の住宅情報盤を介して所望の住
人を呼び出す呼出機能、共同玄関のオートロック機能な
ど、様々な機能を付加した集合住宅システムに拡張され
てきている。
【0004】ところで、共同住宅などについては消防設
備に係わる技術の向上が図られていることから、HA
(ホームオートメーション)設備と自動火災報知設備と
の融合が検討され、HA警報監視盤と防災受信機とを統
合した統合盤なるものが開発されている。
【0005】このような統合盤によれば、伝送回線は自
動火災報知設備そのものであることから、法律に定めら
れた定期的な保守点検を通じて住宅情報システムの伝送
回線の保守点検も行われて、信頼性の高い集合住宅シス
テムの維持管理ができる。集合住宅システムの保守点検
に際しては、自動火災報知設備による伝送回線のみなら
ず、各住戸に設置している住宅情報盤の保守点検も行う
ことになる。
【0006】この場合、保守点検を外部から行うための
外部試験器を着脱自在に接続できる遠隔試験中継器を各
住戸のドアホン子器の近傍に設け、この遠隔試験中継器
に外部試験器を接続し、この接続した外部試験器を操作
することにより、住戸内の遠隔機能付き感知器(煙感知
器、熱感知器、ガス漏れ感知器、防犯感知器などがあ
る)のそれぞれに疑似的な異常検出状態を作り出し、住
宅情報盤に、自分自身の警報表示を行わせるのは勿論の
こと、ドアホン子器の具備する戸外表示器を点灯させ、
且つ統合盤に試験による異常検出信号を伝送させて統合
盤にも警報表示を行わせ、これを以て集合住宅システム
が正常であることを確認するようにしている。
【0007】また、近時にあっては、住宅情報盤から伝
送回線を介して異常事態の発生の通知があると、統合盤
の具備している非常放送ユニットから、音声ICによる
音声合成などにて自動的に、住宅情報盤の音響装置から
例えば「火事です、火事です、火災が発生しました、安
全を確認の上避難してください」などの音声警報を一斉
に発して、各住戸の住人に火災の発生を知らせるように
した非常放送機能などが付加されるようになってきてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、住宅情
報盤が統合盤の具備する非常放送ユニットの出力する非
常放送を非常放送回線を介して受けて、住宅情報盤の具
備する音響装置であるインターホン用のスピーカなどに
て、単に住戸内で非常放送を出力する従来の集合住宅シ
ステムにあっては、統合盤から住宅情報盤のスピーカの
入力端子に至までの非常放送回線に断線あるいは短絡が
あったにしても、戸外から確認できるようになっていな
いので保守点検がなされずに、万が一の異常事態のとき
に非常放送機能が役立たない可能性がある。また、非常
放送回線にテスト信号を実際に送って断線あるいは短絡
などの異常を検出しようとすると、住宅情報盤のスピー
カからテスト信号音が出力されてしまい、住人に迷惑を
かけるという問題点があった。
【0009】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、非常放送回線
の断線あるいは短絡などの点検を、住人に迷惑をかけず
に戸外から簡単に行えようにして、万が一の異常事態の
ときに確実に役立つ、優れる非常放送回線付集合住宅シ
ステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、各住戸
毎に設置した各住宅情報盤にリンクして管理人室などに
設置する警報監視盤を備え、警報監視盤は、火災や防犯
などの異常が発生した旨の発報信号を認識した場合に、
異常が発生した旨の音声警報を非常放送回線を介して住
宅情報盤に送出する、非常放送ユニットを具備するもの
であり、住宅情報盤は、非常放送回線を介して送出され
る音声警報を受けて音声出力する音響装置を具備するも
のである、非常放送回線付集合住宅システムにおいて、
伝送回線から受信する接続開放制御データに基づいて音
響装置と非常放送回線との接続開放を行う遠隔操作切換
部と、非常放送回線からのテスト信号の有無を検出する
テスト信号検出部と、テスト信号検出部での検出結果デ
ータを伝送回線に出力する伝送部とを各住宅情報盤に設
け、各住宅情報盤の音響装置を非常放送回線に対して接
続開放する旨の接続開放制御データを伝送回線に出力し
て各住宅情報盤に指示するとともに、非常放送回線への
テスト信号の出力を非常放送ユニットに指示する非常放
送回線点検要求操作部を、非常放送ユニットと警報監視
盤との少なくともいずれか一方に設け、各住宅情報盤か
らの検出結果データに基づく表示を行う検出結果表示部
を警報監視盤に設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、前記テス
ト信号検出部の検出結果データを格納する記憶部を前記
各住宅情報盤に設け、前記警報監視盤から前記各住宅情
報盤に対する前記伝送回線を介しての検出結果データ一
斉要求に対して、前記各住宅情報盤は前記検出結果デー
タを前記警報監視盤に一斉に返信するようにしてある。
【0012】請求項3記載の発明にあっては、前記伝送
回線と前記非常放送回線との少なくとも一方は無線回線
にしてある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る非常放送回線
付集合住宅システムの一実施の形態を、図1および図2
に基づいて詳細に説明する。図1は非常放送回線付集合
住宅システムの概要を示すシステム構成図、図2は非常
放送回線付集合住宅システムの要部を説明する回路ブロ
ック図である。
【0014】図1に示すように、この非常放送回線付集
合住宅システムは、警報監視盤に相当する統合盤1と、
非常放送ユニット2と、住宅情報盤3,…3とを備え
る。統合盤1と非常放送ユニット2と住宅情報盤3,…
3とは、それぞれ伝送回線L1を介して接続する。統合
盤1と非常放送ユニット2とは、集合住宅の管理人室等
に設置する。住宅情報盤3は各住戸毎に設置する。
【0015】統合盤1は、伝送部10と、中央処理部1
1と、補助処理部12と、キーボートなどから構成され
る入力操作部13と、表示部14と、ROM(Read Onl
y Memory)15と、RAM(Random Access Memory)1
6とを備える。伝送部10は、データ授受のための伝送
インタフェースであり、伝送回線L1 に接続していて、
伝送回線L1 から入ってくるデータを中央処理部11へ
出力し、中央処理部11からのデータを伝送回線L1
出力する。
【0016】中央処理部11は、統合盤1全体の制御を
司るもので、ROM15に予め記憶されているプログラ
ムに基づいたデータ処理を行う。補助処理部12は、入
力操作部13からの指示に基づいて、RAM16内のデ
ータに応じた表示を表示部14に行わしめたり、入力操
作部13からの指示を中央処理部11に与えたりする。
入力操作部13は、非常放送回線点検要求操作部にもな
るもので、運用者が中央処理部11や補助処理部12に
所望の指示を与えるために操作する部分である。表示部
14は液晶表示画面などで構成され、補助処理部12か
らの指示に応じた表示を行う。
【0017】非常放送ユニット2は、伝送部20と、中
央処理部21と、音源部22と、電力増幅部23と、リ
レースイッチ24と、非常放送回線点検要求操作部に相
当する入力スイッチ25と、アドレス設定部26とを備
える。伝送部20は、データ授受のための伝送インタフ
ェースであり、伝送回線L1 に接続していて、伝送回線
1 から入ってくるデータを中央処理部21へ出力し、
中央処理部21からのデータを伝送回線L1 へ出力す
る。中央処理部21は、非常放送ユニット2全体の制御
を司るもので、ROM(図示せず)に予め記憶されてい
るプログラムに基づいてデータ処理を行う。
【0018】音源部22は、音声ICなどにて構成され
るもので、中央処理部21からの指示データに基づい
て、例えば「火事です、火事です、火災が発生しまし
た、安全を確認の上避難してください」などの非常放送
用の音声メッセージを合成して、電力増幅部23へ出力
する。電力増幅部23は、音源部22からの音声メッセ
ージを電力増幅し、ヒューズ27とリレースイッチ24
とを介して、非常放送回線L2 へ出力する。
【0019】リレースイッチ24は、中央処理部21か
らの指示により、電力増幅部23からの出力を非常放送
回線L2 に接続するか否かのオン・オフを行う。入力ス
イッチ25は、非常放送回線L2 の点検を行うときに操
作するものであり、押圧しているときのみオンするよう
なスイッチを通常用いる。アドレス設定部26は、統合
盤1の伝送部10が非常放送ユニット2を特定するため
の固有アドレスを設定するためのものであり、ディップ
スイッチあるいはEEPROMなどにて構成する。
【0020】住宅情報盤3は、伝送部30と、中央処理
部31と、音源部32と、電力増幅部33と、リレース
イッチ34と、音響装置に相当するスピーカ35と、マ
ッチングトランス36と、テスト信号検出部に相当する
平滑回路37と、アドレス設定部38と、火災感知器3
9と、非常押釦スイッチ40とを備える。伝送部30
は、データ授受のための伝送インタフェースであり、伝
送回線L1 に接続していて、伝送回線L1 から入ってく
るデータを中央処理部31へ出力し、中央処理部31か
らのデータを伝送回線L1 へ出力する。中央処理部31
は、住宅情報盤3全体の制御を司るもので、ROM(図
示せず)に予め記憶されているプログラムに基づいてデ
ータ処理を行う。
【0021】音源部32は、音ICなどにて構成される
もので、中央処理部31からの指示データに基づいて、
例えば「ピンポーン、来客です」とか「ピィ、ピィ、ピ
ィ、お風呂が沸きました」などの音や音声メッセージを
合成して、電力増幅部33へ出力する。電力増幅部33
は、音源部32からの音や音声メッセージを電力増幅し
て出力する。リレースイッチ34は、スピーカ35の入
力部を、中央処理部31からの指示に基づいて、電力増
幅部33の出力部とマッチングトランス36の出力部と
のいずれかに接続を切り換えるものであり、通常はスピ
ーカ35を常閉接点側である電力増幅部33の出力部側
に接続する。
【0022】スピーカ35は、リレースイッチ34が電
力増幅部33の出力部側に接続しているとき、音源部3
2からの音や音声メッセージを鳴動出力するし、リレー
スイッチ34がマッチングトランス36の出力部側に接
続しているとき、非常放送回線L2 からマッチングトラ
ンス36を介して入力する非常放送用の音声メッセージ
を鳴動出力する。マッチングトランス36は、非常放送
回線L2 から伝達される非常放送用の音声メッセージ
を、効率的にスピーカ35に伝達するためのものであ
る。
【0023】平滑回路37は、マッチングトランス36
から出力される電気的出力を整流平滑して、中央処理部
31の入力ポートに入力するためのものである。平滑回
路37は、詳しくは図2に示すように、例えば、マッチ
ングトランス36と、抵抗Rと、電解コンデンサCと、
ツェナーダイオードZDとから構成される。中央処理部
31の入力ポートは、抵抗Rを介してダイオードブリッ
ジ回路DBのプラス出力部に接続する。ダイオードブリ
ッジ回路DBのマイナス出力部はアースされ、中央処理
部31の入力ポートとアースとの間には電解コンデンサ
CとツェナーダイオードZDとが並列に接続している。
【0024】上述のように構成される非常放送回線付集
合住宅システムは、次のように動作するとともに次のよ
うに運用される。すなわち、この非常放送回線付集合住
宅システムにあっては、通常の運用状態にある場合、統
合盤1の中央処理部11は、それぞれの固有のアドレス
に基づいて、伝送部10にて伝送回線L1 を介して非常
放送ユニット2と各住宅情報盤3,…3とを高速でサイ
クリックにポーリングを行い、非常放送ユニット2と各
住宅情報盤3,…3との状態変化を監視している。
【0025】そして、例えば、ある住宅情報盤3の火災
感知器39が火災を検出して発報すると、該住宅情報盤
3は統合盤1からのポーリングに応答して、火災感知器
39が火災を検出した旨のデータを統合盤1に返信す
る。この火災を検出した旨のデータを統合盤1が受信す
ると、統合盤1は、非常放送ユニット2に対するポーリ
ング時に、火災が発生した旨のデータを非常放送ユニッ
ト2に受け渡し、各住宅情報盤3,…3に対するポーリ
ング時に、リレースイッチ34をマッチングトランス3
6側に切り換える旨のデータを出火階および直上階の住
宅情報盤3,…3に受け渡す。
【0026】すると、出火階および直上階の住宅情報盤
3,…3の伝送部30は、受信したリレースイッチ34
をマッチングトランス36側に切り換える旨のデータを
中央処理部31に出力し、出火階および直上階の住宅情
報盤3,…3の中央処理部31はリレースイッチ34を
マッチングトランス36側に切り換える。また、非常放
送ユニット2の伝送部20は、火災が発生した旨のデー
タを中央処理部21に出力し、中央処理部21は音源部
22に対して火災が発生した旨の非常放送を行うように
指示し、音源部22は例えば「火事です、火事です、火
災が発生しました、安全を確認の上避難してください」
などの非常放送用の音声メッセージを合成して電力増幅
部23へ出力する。
【0027】そして、出火階および直上階の住宅情報盤
3,…3から、例えば「火事です、火事です、火災が発
生しました、安全を確認の上避難してください」などの
非常放送用の音声メッセージが一斉に出力されて、出火
階および直上階の住戸の住人は直ちに安全を確認した上
で避難行動をとることができ、早期避難が可能になる。
【0028】次に、この非常放送回線付集合住宅システ
ムにおける、非常放送ラインすなわち非常放送回線L2
の点検時の動作を説明する。運用者は、非常放送回線L
2 の点検に先立ち、先ず非常放送ユニット2の入力スイ
ッチ25をオンする。すると、入力スイッチ25のオン
を認識した中央処理部21は、非常放送回線L2 の点検
要求を認知し、その旨をポーリングのタイミングに合わ
せて、伝送部20から伝送回線L1 を介して統合盤1へ
返信データとして通知する。
【0029】このようにして非常放送回線L2 の点検要
求を知った統合盤1の中央処理部11は、ポーリングの
タイミングに合わせて、伝送部20から伝送回線L1
介して非常放送ユニット2に対してテスト信号の放送開
始を指示する。すると、非常放送ユニット2の中央処理
部21は、リレースイッチ24のオン動作を行い電力増
幅部23の出力部を非常放送回線L2 に接続した上で、
音源部22に対して例えば1KHzの正弦波のテスト信
号を電力増幅部23へ出力せしめ、電力増幅部23はテ
スト信号を例えば40VP-P 程度に増幅して、ヒューズ
27とリレースイッチ24とを介して非常放送回線L2
へ出力する。
【0030】統合盤1の中央処理部11は、ポーリング
のタイミングに合わせて、伝送部20から伝送回線L1
を介して全住戸の各住宅情報盤3,…3に対し、非常放
送回線L2 の点検開始を指示する。この非常放送回線L
2 の点検開始の指示を受けた各住宅情報盤3,…3は、
自己の平滑回路37に接続する中央処理部31の入力ポ
ートの入力状態を監視して、この入力状態をRAM(図
示せず)に記憶する。このとき、平滑回路37は、マッ
チングトランス36が非常放送回線L2 から受けて出力
するテスト信号を整流平滑して、ツェナーダイオードZ
Dのツェナー電圧に制限された直流電圧を、中央処理部
31の入力ポートに入力している。
【0031】従って、非常放送回線L2 が断線や短絡を
生じておらずに住宅情報盤3に正常に接続していれば、
中央処理部31の入力ポートの入力状態はHighになり、
非常放送回線L2 が断線や短絡を生じていて住宅情報盤
3に正常に接続されていなければ、中央処理部31の入
力ポートの入力状態はLow になる。なお、このとき、リ
レースイッチ34は電力増幅部33の出力側にオンした
ままであるので、住戸内でテスト信号の音は鳴動しな
い。
【0032】そして、所定時間経過後、統合盤1の中央
処理部11は、ポーリングのタイミングに合わせて、伝
送部10から伝送回線L1 を介して、非常放送ユニット
2に対してテスト信号の放送停止を指示する。すると、
非常放送ユニット2の中央処理部21は、音源部22に
テスト信号の出力停止を指示するとともに、リレースイ
ッチ24のオフ動作を行い電力増幅部23の出力部を非
常放送回線L2 から切り離す。
【0033】その後、統合盤1の中央処理部11は、各
住宅情報盤3,…3が先ほどRAM(図示せず)に記憶
したところの自己の平滑回路37に接続する中央処理部
31の入力ポートの入力状態の監視結果を、ポーリング
のタイミングに合わせて伝送部10から伝送回線L1
介して各住宅情報盤3,…3に対して一斉に要求し、各
住宅情報盤3,…3の監視結果をから一斉に順次収集す
るとともにデータ処理を行い、その結果を補助処理部1
2を介して表示部14に表示する。従って、点検者は、
住人に何ら迷惑をかけることなく、非常放送回線L2
点検を行うことができる。
【0034】また、この図1に示す非常放送回線付集合
住宅システムにあっては、非常放送ユニット2の入力ス
イッチ25をオンする場合と同等の動作指示を、統合盤
1の入力操作部13から、統合盤1の中央処理部11に
対して与えることができるようにされている。つまり、
必ずしも、統合盤1と非常放送ユニット2とは近接して
設置しなくても良いように、設置場所の自由度を向上し
てある。
【0035】なお、上記の実施の形態の非常放送回線付
集合住宅システムにあっては、HA(ホームオートメー
ション)設備としての警報監視盤と自動火災報知設備と
しての防災受信機とを統合した統合盤を、管理人室に設
置したものとして説明したが、統合盤に代えて、統合盤
は、HA(ホームオートメーション)設備としての警報
監視盤であっても良いし、自動火災報知設備としての防
災受信機であっても良いことは言うまでもない。また、
平滑回路37にしても各種の変形が可能である。
【0036】つまり、本発明は、上記の実施の形態の非
常放送回線付集合住宅システムに限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能
であることは言うまでもなく、特許請求の範囲で言うと
ころの警報監視盤には自動火災報知設備としての防災受
信機は勿論のこと統合盤も含まれる。
【0037】伝送回線L1 や非常放送回線L2 が有線回
線ではなく無線回線であっても同様の技術思想を以て非
常放送回線L2 の点検を行うことが可能で、これらの全
てを含むものである。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、テスト信
号の音を住宅情報盤の音響装置から鳴動させることな
く、住人に迷惑をかけずに遠隔より非常放送回線の点検
を行うことができる、優れた非常放送回線付集合住宅シ
ステムを提供できるという効果を奏する。
【0039】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて更に、警報監視盤は、各住宅情
報盤の記憶部から、各住宅情報盤のテスト信号検出部で
の検出結果データを一斉に纏めて読み出すことができる
ことになり、データ処理を簡単に行える、優れた非常放
送回線付集合住宅システムを提供できるという効果を奏
する。
【0040】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明の効果に加えて更に、伝送回線や非常
放送回線が無線回線であっても、テスト信号の音を住宅
情報盤の音響装置から鳴動させることなく、住人に迷惑
をかけずに遠隔より非常放送回線の点検を行うことがで
きる、優れた非常放送回線付集合住宅システムを提供で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の非常放送回線付集
合住宅システムの概要を示すシステム構成図である。
【図2】上記の非常放送回線付集合住宅システムの要部
を説明する回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 警報監視盤 13 非常放送回線点検要求操作部 14 検出結果表示部 2 非常放送ユニット 25 非常放送回線点検要求操作部 3 住宅情報盤 30 住宅情報盤の伝送部 34 遠隔操作切換部 35 音響装置 37 テスト信号検出部 L1 伝送回線 L2 非常放送回線
フロントページの続き (72)発明者 妹尾 純二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 鷹野美佐緒 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 平田 幸司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各住戸毎に設置した各住宅情報盤にリン
    クして管理人室などに設置する警報監視盤を備え、警報
    監視盤は、火災や防犯などの異常が発生した旨の発報信
    号を認識した場合に、異常が発生した旨の音声警報を非
    常放送回線を介して住宅情報盤に送出する、非常放送ユ
    ニットを具備するものであり、住宅情報盤は、非常放送
    回線を介して送出される音声警報を受けて音声出力する
    音響装置を具備するものである、非常放送回線付集合住
    宅システムにおいて、 伝送回線から受信する接続開放制御データに基づいて音
    響装置と非常放送回線との接続開放を行う遠隔操作切換
    部と、非常放送回線からのテスト信号の有無を検出する
    テスト信号検出部と、テスト信号検出部での検出結果デ
    ータを伝送回線に出力する伝送部とを各住宅情報盤に設
    け、 各住宅情報盤の音響装置を非常放送回線に対して接続開
    放する旨の接続開放制御データを伝送回線に出力して各
    住宅情報盤に指示するとともに、非常放送回線へのテス
    ト信号の出力を非常放送ユニットに指示する非常放送回
    線点検要求操作部を、非常放送ユニットと警報監視盤と
    の少なくともいずれか一方に設け、 各住宅情報盤からの検出結果データに基づく表示を行う
    検出結果表示部を警報監視盤に設けたことを特徴とする
    非常放送回線付集合住宅システム。
  2. 【請求項2】 前記テスト信号検出部の検出結果データ
    を格納する記憶部を前記各住宅情報盤に設け、前記警報
    監視盤から前記各住宅情報盤に対する前記伝送回線を介
    しての検出結果データ一斉要求に対して、前記各住宅情
    報盤は前記検出結果データを前記警報監視盤に一斉に返
    信するようにした請求項1記載の非常放送回線付集合住
    宅システム。
  3. 【請求項3】 前記伝送回線と前記非常放送回線との少
    なくとも一方は無線回線である請求項1または2記載の
    非常放送回線付集合住宅システム。
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