JPH1143550A - ポリエステル系樹脂フイルムまたはシート及びその製造方法 - Google Patents

ポリエステル系樹脂フイルムまたはシート及びその製造方法

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JPH1143550A
JPH1143550A JP9203436A JP20343697A JPH1143550A JP H1143550 A JPH1143550 A JP H1143550A JP 9203436 A JP9203436 A JP 9203436A JP 20343697 A JP20343697 A JP 20343697A JP H1143550 A JPH1143550 A JP H1143550A
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JP
Japan
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sheet
film
polyester resin
resin film
inorganic powder
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JP9203436A
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Takahito Miyoshi
孝仁 三好
Takanori Sato
隆則 佐藤
Fumiyuki Suzuki
文行 鈴木
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細空洞を含有するポリエステル系樹脂フイ
ルムまたはシートの両面のいずれの面も白色度が高く、
特に写真印画紙用プリント支持体、熱転写記録用支持体
等に好適なフイルムまたはシートを提供する。 【解決手段】 ポリエステル系樹脂と無機粉体を含有
し、フイルムまたはシートの両面のいずれの面もハンタ
ー白度が80以上、440nmの光反射率が92%以
上、560nmの光反射率が85%以上であり、かつ微
細空洞を含有するポリエステル系樹脂フイルムまたはシ
ートである。このポリエステル系樹脂の極限粘度IVが
0.52〜0.70であり、無機粉体の平均粒子サイズ
が0.7μm以下であり、無機粉体が硫酸バリウムであ
ることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステル系樹脂
フイルムまたはシート及びその製造方法に関し、微細空
洞を含有するポリエステル系樹脂フイルムまたはシート
の両面のいずれの面も白色度が高く、特に写真印画紙用
プリント支持体、熱転写記録用支持体、昇華熱転写記録
材料用支持体、インクジェット記録材料用支持体、印刷
用シート用等に好適なポリエステル系樹脂フイルムまた
はシート及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に微細空洞を含有するフイルムまた
はシートは、天然パルプを原料とする紙に比較して、耐
水性、吸湿性、寸法安定性、印刷物の光沢性、鮮明性、
機械的強度等に優れているため、その特性を生かした種
々の用途に使用されている。微細空洞を含有するフイル
ムまたはシートにおいては、ポリエチレンテレフタレー
ト等に代表されるポリエステル系樹脂が前記した特性と
共に耐熱性が高く、腰が強い等の重要な要求特性を備え
ているので、広い範囲で利用されている。
【0003】この種のフイルムまたはシートを得る方法
としては、例えば、特開平8−143692号公報に記
載されているように、ポリエステル系樹脂と、該ポリエ
ステル系樹脂に対して非相溶性の熱可塑性樹脂を用い、
所定の条件で延伸する方法が開示されている。しかし、
この方法で得られるフイルムまたはシートは、熱による
カールやしわの発生は防止することができるが、ポリエ
ステル系樹脂と該ポリエステル系樹脂に対して非相溶性
の熱可塑性樹脂との各々の白色度の違いに起因してフイ
ルムまたはシートの両面の白色度を所望の白色度とする
ことができない。
【0004】また、特公昭60−30930号公報に
は、合成線状ポリエステルの分子配向したフイルムであ
って、硫酸バリウム微粒子のまわりに空所を形成して微
細空洞を含有するフイルムとする技術が開示されてい
る。しかし、この微細空洞を含有するフイルムは、両面
の白色度が同一のものが得られず、かつ白色度も劣る問
題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、微細空洞を含有するフイルムまたはシートの両面の
いずれの面の白色度も高いポリエステル系樹脂フイルム
またはシートを提供することにある。本発明の第2の目
的は、上記したポリエステル系樹脂フイルムまたはシー
トを製造するための方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した第1の目的は、
ポリエステル系樹脂と無機粉体を含有し、フイルムまた
はシートの両面のいずれの面もハンター白度が80以
上、440nmの光反射率が92%以上、560nmの
光反射率が85%以上であり、かつ微細空洞を含有する
ことを特徴とするポリエステル系樹脂フイルムまたはシ
ートによって達成される。また、上記した第2の目的
は、ポリエステル系樹脂と無機粉体を含有する組成物を
溶融押し出したフイルムまたはシートをキャスティング
ドラムに接触させて未延伸フイルムまたはシートを作製
するに際し、前記キャスティングドラムの溶融押し出し
たフイルムまたはシートとの接触面と反対側のフイルム
またはシートを水冷し、その後二軸延伸する工程を有す
る微細空洞を含有するフイルムまたはシートを製造する
ことを特徴とするポリエステル系樹脂フイルムまたはシ
ートの製造方法によって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明において、ポリエステル系樹脂は、テレフ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳
香族カルボン酸またはそのエステルと、エチレンクリコ
ール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール等のグリコールを重縮合し
て得られるポリエステルであり、これらのポリエステル
の中でも、特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート等の線状飽和ポリエステル類から選ば
れるものが好適である。
【0008】これらのポリエステル系樹脂に含有される
無機粉体は、硫酸バリウム、カオリン、炭酸カルシウム
等から選ばれるが、所望の白色度を得るには、特に硫酸
バリウムが好適である。硫酸バリウムは、天然の物質、
又は沈降法で合成した物質のいずれも使用することがで
きる。
【0009】無機粉体は、平均粒子サイズが0.7μm
以下が望ましく、より望ましくは0.5〜0.7μmで
ある。ここで、平均粒子サイズとは、粉体中の粒子
(数)の50%がそのサイズ未満であることを意味す
る。このような意味での無機粉体の平均粒子サイズが
0.7μm以下となるような粒子サイズの場合、フイル
ムまたはシートの白色度が改善され、0.5〜0.7μ
mの平均粒子サイズの場合、フイルムまたはシートの十
分な白色度と十分な不透明性を保持することができ、
0.7μmを越えると、フイルムまたはシートの表面に
ザラツキが生じやすい。
【0010】また、ポリエステル系樹脂に含有される無
機粉体の量は、3〜30重量%が望ましい。無機粉体の
量が3重量%よりも少ないと、微細空洞が少なくなり、
白色度が劣り、また、30重量%よりも多いと二軸延伸
が困難となるばかりでなく、ベース自体の強度も低下す
る。
【0011】さらに、ポリエステル系樹脂には、比較的
少量のその他の添加成分を混入することができる。この
ような添加成分として、例えば、白色度を高めるための
蛍光増白剤の他に、帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑
剤、着色剤等を添加することができる。本発明におい
て、蛍光増白剤を添加する場合においても、蛍光増白剤
以外の要素による白色度を高める効果が大きいので蛍光
増白剤の添加量は少なくて済む効果がある。
【0012】本発明において、フイルムまたはシートの
両面のいずれの面もハンター白色度は、80以上、好ま
しくは80〜95である。ハンター白色度が80未満で
は、写真印画紙用プリント支持体、熱転写記録用支持
体、昇華熱転写記録材料用支持体、インクジェット記録
材料用支持体、印刷用シート等の用途における白色度と
しては、十分でない。
【0013】また、440nmの光反射率が92%以
上、560nmの光反射率が85%以上であり、より望
ましくは440nmの光反射率が92〜100%、56
0nmの光反射率が85〜98%である。フイルムまた
はシートの440nmの光反射率が92%未満、560
nmの光反射率が85%未満の場合、フイルムまたはシ
ートが暗味を帯びた白色度となり、所望する白色度が得
られない。また、フイルムまたはシートの440nmの
光反射率が92〜100%、560nmの光反射率が8
5〜98%の範囲であれば、所望する白色度が得られ
る。
【0014】また、ポリエステル系樹脂の極限粘度IV
が0.52〜0.70であることが望ましい。この極限
粘度IV値は、例えば、ウベローデ粘度計を用いて測定
し、濃度ゼロに外挿することにより求められる。
【数1】
【0015】一般式として分子量と極限粘度の関係は上
記の式にようになり、したがって、極限粘度IV値は、
分子量に比例し、IV値が大きいと分子鎖が長くなり、
結晶化しにくくなる。ポリエステル系樹脂の極限粘度I
Vが0.52未満であると、フイルムまたはシートの機
械的強度が低すぎ、一方、極限粘度IVが0.70を越
えると、分子量を大きすぎ、延伸が困難となる。
【0016】本発明における極限粘度IV値はポリエス
テル系樹脂組成物を溶融延伸した後の値を示し、溶融延
伸後の極限粘度IV値は、通常、溶融延伸した前の極限
粘度IV値よりも小さくなる。
【0017】次に本発明の微細空洞を含有するポリエス
テル系樹脂フイルムまたはシートは、次のような方法で
製造される。図1は本発明のポリエステル系樹脂フイル
ムまたはシートを製造する方法の一実施の形態を示す概
略的要部斜視図、図2は図1の概略的側面図である。
【0018】図において、10はTダイ、12はキャス
トチルロール(キャスティングドラム)、14は水冷金
属ロール、16は水スプレー、18はベースパスロー
ル、20はマスロール(水拭き取りロール)をそれぞれ
示している。溶融されたポリエステル系樹脂組成物は、
Tダイ10からフイルムまたはシート22となって押し
出され、キャストチルロール12の外周面に沿って移動
し、フイルムまたはシート22はキャストチルロール1
2によって冷却される。
【0019】ただし、キャストチルロール12によって
冷却されるフイルムまたはシート22は、キャストチル
ロール12に接触している面側(内側)が急速に冷却さ
れるが、反対側の面(外側)は、内側に比較して冷却速
度が遅い。
【0020】本実施の形態においては、キャストチルロ
ール12面上のフイルムまたはシート22を押圧する状
態で水冷金属ロール14が配置されており、この水冷金
属ロール14に対して水スプレー16から水が噴霧さ
れ、図2に示すようにフイルムまたはシート22と水冷
金属ロール14との間に水溜まり24が形成され、フイ
ルムまたはシート22は、外側からも強制的に冷却さ
れ、これによってフイルムまたはシート22は両面から
均等に冷却される。
【0021】この場合、冷却温度は、後工程における二
軸延伸に好適な温度に設定される。したがって、キャス
トチルロール12の周速度、水スプレー16から水の
量、水温度等はこの観点から任意に選定されるが、水温
度は常温のもので十分である。なお、冷却されたフイル
ムまたはシート22は、ベースパスロール18を経て二
軸延伸の工程に供給され、キャストチルロール12面上
に残留する水分は、マスロール(水拭き取りロール)2
0によって、拭き取られる。
【0022】上記の好適で得られる未延伸のフイルムま
たはシートは、通常無配向または弱い配向状態で、かつ
結晶化の少ないか若しくはない状態である。したがっ
て、その後、二軸延伸工程において、フイルムまたはシ
ートの分子配向の結果、無機粉体の回りに微細空洞が形
成される。二軸延伸工程は、縦横方向の延伸を同時に行
ってもよいが、より優れた延伸効果を得るためには、い
ずれか一方を先に延伸する逐次延伸方法が望ましい。
【0023】逐次延伸方法においては、未延伸のフイル
ムまたはシートをロールで長手方向(縦方向)に延伸し
た後、幅方向にテンター延伸し、その後熱固定すること
が望ましい。縦方向延伸の場合,微細空洞を多数発生さ
せるために、延伸温度100〜150℃、好ましくは1
10〜140℃の条件で延伸倍率を2〜4倍、好ましく
は2.5〜3.5倍とすることが望ましい。そして、横
方向延伸は延伸温度110〜160℃、好ましくは12
0〜150℃の条件で延伸倍率を2〜4.5倍、好まし
くは2.5〜3.6倍とすることが望ましい。
【0024】延伸工程の後に、熱固定処理を行われる。
熱固定処理は、延伸されたフイルムまたはシートが写真
印画紙用プリント支持体等に使用される際の熱処理条件
において、熱収縮することをできるだけ防止するためで
あり、この熱固定処理温度は、200℃以上、好ましく
は220℃以上、より好ましくは230℃以上である。
また、この熱固定処理は2〜5%程度の緩和処理を行っ
てから、または行いながら、施してもよい。
【0025】〔実施例1〕極限粘度(IV)値が0.7
のポリエチレンテレフタレート82重量部と平均粒子サ
イズが0.65μmの硫酸バリウム18重量部、および
蛍光増白剤としてイーストマンケミカル社製のOB−1
を70ppm添加し、それを二軸セグメント式押出機で
約300℃で溶融混合分散し得られたペレットを160
℃で6時間乾燥し、水分を100ppm以下としてか
ら、一軸押出機で300℃で20℃に冷却されたキャス
ティングドラム上に溶融押し出しして、キャスティング
ドラムの接触する面と反対の面側の膜温度が220℃の
ところで約15℃の水を膜上にかけることにより220
℃の部位から5cmの進んだ箇所(下流側)の膜の温度
を130℃にして未延伸の厚さ1500μmのベースを
作製した。そして、130℃で縦方向に3倍延伸して、
更に145℃の横方向に3.3倍延伸した後、235℃
の5%緩和しながら、熱固定して厚さ150μmの白色
ベースを得た。
【0026】〔実施例2〕極限粘度(IV)値が0.6
2のポリエチレンテレフタレート82重量部と平均粒子
サイズが0.55μmの硫酸バリウム18重量部、およ
び蛍光増白剤としてイーストマンケミカル社製のOB−
1を70ppm添加し、それを二軸セグメント式押出機
で約300℃で溶融混合分散し得られたペレットを16
0℃で6時間乾燥し、水分を100ppm以下としてか
ら、一軸押出機で300℃で20℃に冷却されたキャス
ティングドラム上に溶融押し出しして、キャスティング
ドラムの接触する面と反対の面側の膜の温度が220℃
のところで約15℃の水を膜上にかけることにより22
0℃の部位から5cmの進んだ箇所(下流側)の膜の温
度を130℃にして未延伸の厚さ1500μmのベース
を作製した。そして、130℃で縦方向に3倍延伸し
て、更に145℃の横方向に3.3倍延伸した後、23
5℃の5%緩和しながら、熱固定して厚さ150μmの
白色ベースを得た。
【0027】〔比較例1〕極限粘度(IV)値が0.5
5のポリエチレンテレフタレート82重量部と平均粒子
サイズが0.80μmの硫酸バリウム18重量部、およ
び蛍光増白剤としてイーストマンケミカル社製のOB−
1を70ppm添加し、それを二軸セグメント式押出機
で約300℃で溶融混合分散し得られたペレットを16
0℃で6時間乾燥し、水分を100ppm以下としてか
ら、一軸押出機で300℃で20℃に冷却されたキャス
ティングドラム上に溶融押し出しして、キャスティング
ドラムの接触する面と反対の面側の膜の温度が220℃
のところで約15℃の水を膜上にかけることにより22
0℃の部位から5cmの進んだ箇所(下流側)の膜の温
度を130℃にして未延伸の厚さ1500μmのベース
を作製した。そして、130℃で縦方向に3倍延伸し
て、更に145℃の横方向に3.3倍延伸した後、23
5℃の5%緩和しながら、熱固定して厚さ150μmの
白色ベースを得た。
【0028】〔比較例2〕極限粘度(IV)値が0.6
3のポリエチレンテレフタレート82重量部と平均粒子
サイズが0.80μmの硫酸バリウム18重量部、およ
び蛍光増白剤としてイーストマンケミカル社製のOB−
1を70ppm添加し、それを二軸セグメント式押出機
で約300℃で溶融混合分散し得られたペレットを16
0℃で6時間乾燥し、水分を100ppm以下としてか
ら、一軸押出機で300℃で20℃に冷却されたキャス
ティングドラム上に溶融押し出しして、未延伸の厚さ1
500μmのベースを作製した。そして、130℃で縦
方向に3倍延伸して、更に145℃の横方向に3.3倍
延伸した後、235℃の5%緩和しながら、熱固定して
厚さ150μmの白色ベースを得た。
【0029】実施例1,2及び比較例1,2で得られた
白色ベースについて、ベースの表面及び裏面の両方にお
けるハンター白度、440nm光反射率、560nm光
反射率、極限粘度IV値のそれぞれの結果を表1に示
す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から、実施例1,2の白色ベースは、
両面がいずれもハンター白度が80〜85の範囲にあ
り、440nm光反射率が92〜100%、560nm
光反射率が85〜98の範囲にあり、極限粘度IV値が
0.52〜0.70の範囲にあり、写真印画紙用プリン
ト支持体、熱転写記録用支持体、昇華熱転写記録材料用
支持体、インクジェット記録材料用支持体、印刷用シー
ト用等に好適な特性を有している。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ポリエス
テル系樹脂と無機粉体を含有し、フイルムまたはシート
の両面のいずれの面もハンター白度が80以上、440
nmの光反射率が92%以上、520nmの光反射率が
85%以上であり、かつ微細空洞を含有するので、天然
パルプを原料とする紙に比較して種々の優れた特性を有
し、かつ、白色度に優れており、写真印画紙用プリント
支持体、熱転写記録用支持体、昇華熱転写記録材料用支
持体、インクジェット記録材料用支持体、印刷用シート
用等に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエステル系樹脂フイルムまたはシ
ートを製造方法の一実施の形態を示す概略的斜視図であ
る。
【図2】図1の概略的側面図である。
【符号の説明】
10 Tダイ 12 キャストチルロール(キャスティングドラ
ム) 14 水冷金属ロール 16 水スプレー 18 ベースパスロール 20 マスロール(水拭き取りロール) 22 フイルムまたはシート 24 水溜まり
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 67:00 B29L 7:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル系樹脂と無機粉体を含有
    し、フイルムまたはシートの両面のいずれの面もハンタ
    ー白度が80以上、440nmの光反射率が92%以
    上、560nmの光反射率が85%以上であり、かつ微
    細空洞を含有することを特徴とするポリエステル系樹脂
    フイルムまたはシート。
  2. 【請求項2】 前記ポリエステル系樹脂の極限粘度IV
    が0.52〜0.70であることを特徴とする請求項1
    に記載のポリエステル系樹脂フイルムまたはシート。
  3. 【請求項3】 前記ハンター白度が80〜95であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のポリエステル系樹脂フ
    イルムまたはシート。
  4. 【請求項4】 前記440nmの光反射率が92〜10
    0%であることを特徴とする請求項1に記載のポリエス
    テル系樹脂フイルムまたはシート。
  5. 【請求項5】 前記560nmの光反射率が85〜98
    %であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステ
    ル系樹脂フイルムまたはシート。
  6. 【請求項6】 前記無機粉体の平均粒子サイズが0.7
    μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリ
    エステル系樹脂フイルムまたはシート。
  7. 【請求項7】 前記無機粉体が硫酸バリウムであること
    を特徴とする請求項1に記載のポリエステル系樹脂フイ
    ルムまたはシート。
  8. 【請求項8】 前記フイルムまたはシートが、像形成性
    感光材料であることを特徴とする請求項7に記載のポリ
    エステル系樹脂フイルムまたはシート。
  9. 【請求項9】ポリエステル系樹脂と無機粉体を含有する
    組成物を溶融押し出したフイルムまたはシートをキャス
    ティングドラムに接触させて未延伸フイルムまたはシー
    トを作製するに際し、前記キャスティングドラムの溶融
    押し出したフイルムまたはシートとの接触面と反対側の
    フイルムまたはシート面を水冷し、その後二軸延伸する
    工程を有する微細空洞を含有するフイルムまたはシート
    を製造することを特徴とするポリエステル系樹脂フイル
    ムまたはシートの製造方法。
JP9203436A 1997-07-29 1997-07-29 ポリエステル系樹脂フイルムまたはシート及びその製造方法 Pending JPH1143550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001049001A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Mitsubishi Polyester Film Copp 微細気泡含有ポリエステルフィルム
JP2012172043A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Teijin Ltd 白色ポリエステル組成物およびその製造方法

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