JPH1139868A - 半導体集積回路システム、半導体集積回路、及び半導体集積回路システムの駆動方法 - Google Patents

半導体集積回路システム、半導体集積回路、及び半導体集積回路システムの駆動方法

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JPH1139868A
JPH1139868A JP9194637A JP19463797A JPH1139868A JP H1139868 A JPH1139868 A JP H1139868A JP 9194637 A JP9194637 A JP 9194637A JP 19463797 A JP19463797 A JP 19463797A JP H1139868 A JPH1139868 A JP H1139868A
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clock
command
semiconductor integrated
integrated circuit
circuit
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JP9194637A
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Hironori Akamatsu
寛範 赤松
Toru Iwata
徹 岩田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の半導体集積回路システム内に回路特性
の異なるICチップが混在した場合でも、安定した高速
動作が可能な半導体集積回路システム、半導体集積回
路、及び半導体集積回路システムの駆動方法を提供す
る。 【解決手段】 1つのマスターチップ及び複数のスレー
ブチップを含み、所定のクロックの制御によってデータ
の伝送を行う半導体集積回路システムであって、少なく
とも温度及び電源電圧のいずれかを含む該半導体集積回
路システムの状態の変化を検知してその検知結果を示す
情報を生成する検知手段と、該情報を受け取り、該情報
に基づいて該スレーブチップから出力されるデータを伝
送するためのクロックの位相を調整するクロック位相調
整手段と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路シ
ステム、半導体集積回路、及び半導体集積回路システム
の駆動方法に関する。特に、クロックに同期して高速に
データ伝送を行う半導体集積回路システム及びその駆動
方法と、半導体集積回路システムに使用される半導体集
積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアに対応する新しい
製品分野が開拓されつつある。マルチメディアの大きな
特徴の1つは、文字、静止画像や音声だけでなく、動画
像を扱うことが挙げられる。動画像の処理には非常に多
くのデータを必要とするため、高いデータ転送レートが
要求される。このような高データ転送レートを実現する
方法の1つとして、データバスのバス幅を広げることに
よって大量のデータを転送することがある。しかし、デ
ータバスのバス幅を広げると、そのシステムの規模が大
きくなるという問題が生じる。そこで、データバスのバ
ス幅を広げずに、データの伝送速度(クロック)を増大
することにより、非常に高速で大量のデータの伝送を行
う半導体集積回路システムが提案されている。
【0003】例えば、クロックのデュアルエッジでの入
出力を行うSyncLink DRAMを用いるシステムが提案され
ており、Draft Standard for A High-Speed Memory Int
erface (SyncLink)-Draft 0.99 IEEE P1596.7-199X
や、"RAMBUS社製、PURODUCT CATALOG"に記載されてい
る。このような半導体集積回路システムにおいて高速デ
ータ伝送を実現するためにシステムのクロックの速度が
増大すると、マスターチップと各スレーブチップとの距
離(バス長)の違いにより、クロックスキューや各チッ
プ間のスキューなどの問題が生じる。そこで、上記のSy
ncLinkのシステムにおいては、例えば、Draft 0.99 IEE
E P1596.7-199XのP.43 Fig.36に記載されているよう
に、スレーブ側のチップの内部に、マスターチップとの
位置関係(バス長)に応じて、データを出力するタイミ
ングを制御するデータ出力クロックを遅延させる(位相
を調整する)回路が搭載されている。
【0004】各スレーブチップとマスターチップとの距
離は、システムのイニシャライズ(初期設定)時に検出
され、各スレーブチップのクロックの位相を調整する回
路には、この距離に応じた所定の遅延量が設定される。
このようにして各スレーブチップのデータ出力クロック
の位相を調整することにより、マスターチップが各スレ
ーブチップからのデータを同時に受け取ることができる
ため、高速なデータ伝送を安定に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の半導体集積回路システムにおいて用いられ
るICチップ(半導体集積回路)は、全てのICチップ
がある1つのメーカーのICチップであるとは限らな
い。製造メーカーが異なれば、各ICチップに設けられ
たデータ出力クロックの位相を調整する回路の特性、例
えば、温度依存性や電源電圧依存性が異なってくる。本
出願人は、各チップ間におけるデータ出力クロックの位
相を調整する回路の特性の違いは、高速データ伝送を行
うシステム、例えば、200MHz以上のクロックによ
って動作するシステムにおいて問題となることに気が付
いた。このような半導体集積回路システムの温度や電源
電圧の変化は、例えば、使用による温度上昇や、大量の
電力を消費するアプリケーションの実行時などに容易に
生じ得る。
【0006】即ち、1つの半導体集積回路システム内に
様々なメーカーのICチップが混在した場合、イニシャ
ライズ時に各チップにおけるクロック位相調整回路に対
してバス長に応じた適切な遅延量を設定したとしても、
システムの温度や電源電圧などの条件がイニシャライズ
時から変化すると、各チップにおける遅延量の適正値に
ずれが生じる。各チップにおける遅延量の適正値からの
ずれは、各チップのクロック位相調整回路の特性(温度
依存性や電圧依存性など)により異なるため、条件の変
化に伴って各チップ間の遅延量が整合しなくなってく
る。従って、各チップ間のクロックスキューが補償でき
ず、システムの安定した動作が保証できなくなる場合が
ある。
【0007】また、たとえ、各メーカーのICチップに
おけるデバイス、例えばトランジスタの温度依存性や電
圧依存性などの特性を統一するように取り決めをしたと
しても、広い温度範囲や電圧範囲(例えば、温度依存性
で−100〜+100℃)にわたって各メーカーのデバ
イス特性を一致させることは困難である。従ってこのよ
うな取り決めは現実的ではない。
【0008】更に、同一メーカーのICチップであった
としても、ロット間のばらつきなどにより、各ICチッ
プの回路特性が同一であるとは限らない。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、同一の半導体集積回
路システム内に様々なメーカーのICチップが混在した
場合や、各ICチップの回路特性(温度依存性や電圧依
存性など)が異なる場合においても、安定した高速動作
が可能な半導体集積回路システム、半導体集積回路、及
び半導体集積回路システムの駆動方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体集積
回路システムは、1つのマスターチップ及び複数のスレ
ーブチップを含み、所定のクロックの制御によってデー
タの伝送を行う半導体集積回路システムであって、該シ
ステムは、少なくとも温度及び電源電圧のいずれかを含
む該半導体集積回路システムの状態の変化を検知し、そ
の検知結果を示す情報を生成する検知手段と、該情報を
受け取り該情報に基づいて該スレーブチップから出力さ
れるデータを伝送するためのクロックの位相を調整する
クロック位相調整手段と、を含んでおり、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0011】1つの実施の形態において、前記検知手段
は前記マスターチップによって制御され、前記クロック
位相調整手段は前記スレーブチップに含まれる。
【0012】1つの実施の形態において、前記マスター
チップ及び前記複数のスレーブチップは、コマンドを伝
送するコマンドバスと、該コマンドの伝送を制御するコ
マンドクロックを運ぶ第1のクロック線と、データを伝
送するデータバスと、該データの伝送を制御するデータ
クロックを運ぶ第2のクロック線と、に接続されてお
り、前記検知手段は該マスターチップに備えられてお
り、該マスターチップは、更に、該検知手段が生成する
前記情報をその一部として含むコマンドを生成するコマ
ンド生成手段と、該コマンドを、該コマンドクロックに
基づいて、該コマンドバスに出力するコマンド出力手段
と、を含み、該スレーブチップは、該第1のクロック線
から該コマンドクロックを受け取るクロック入力手段
と、該コマンドクロックに従って、該コマンドバスから
該コマンドを受け取る入力手段と、受け取った該コマン
ドに含まれる該情報を抽出する手段と、該データクロッ
クに従って、該データバスに該スレーブチップ内部のデ
ータを出力するデータ出力手段と、該データクロックを
該第2のクロック線に出力するクロック出力手段と、を
備えており、前記クロック位相調整手段は、該コマンド
クロックを受け取り、該抽出手段によって抽出された該
情報の示す半導体集積回路システムの状態の変化に基づ
いて該コマンドクロックの位相を調整することにより、
データクロックを生成する。
【0013】1つの実施の形態において、前記コマンド
はパケット方式で伝送され、前記コマンド生成手段は、
前記情報信号及びチップIDを含むコマンドパケットを生
成する。
【0014】1つの実施の形態において、前記クロック
位相調整手段は前記半導体集積回路システムの状態の変
化に基づいて選択的に用いられれる複数の遅延ユニット
を有している。
【0015】1つの実施の形態において、前記複数のス
レーブチップの各々は前記検知手段及び前記クロック位
相調整手段を備えている。
【0016】1つの実施の形態において、前記マスター
チップ及び前記複数のスレーブチップには、コマンドを
伝送するコマンドバス、該コマンドの伝送を制御するコ
マンドクロックを運ぶ第1のクロック線、データを伝送
するデータバス、及び該データの伝送を制御するデータ
クロックを運ぶ第2のクロック線が接続されており、該
複数のスレーブチップの各々は、更に、該第1のクロッ
ク線から該コマンドクロックを受け取るクロック入力手
段と、該コマンドクロックに従って、該コマンドバスか
ら該コマンドを受け取る入力手段と、受け取った該コマ
ンドに基づいて得られた該スレーブチップ内部のデータ
を、該データクロックに従って該データバスに出力する
データ出力手段と、該データクロックを該第2のクロッ
ク線に出力するクロック出力手段と、を備えており、前
記クロック位相調整手段は、前記検知手段から与えられ
る前記情報の示す半導体集積回路システムの状態の変化
に基づいて該コマンドクロックの位相を調整することに
より、該データクロックを生成する。
【0017】1つの実施の形態において、前記半導体集
積回路システムは第2のクロック位相調整手段を更に含
んでおり、前記第1のクロック位相調整手段及び該第2
のクロック位相調整手段は、1つの動作サイクルにおい
てその一方が位相の調整を行っている間、他方は次の動
作サイクルのための位相調整の準備を行う。
【0018】本発明による半導体集積回路は、所定のク
ロックに同期して動作する半導体集積回路であって、コ
マンドクロックを受け取るクロック入力手段と、該コマ
ンドクロックに従って、少なくとも温度及び電源電圧の
いずれかを含む状態の変化を示す情報を含むコマンドを
受け取るコマンド入力手段と、受け取った該コマンドか
ら該情報を抽出する手段と、該抽出手段によって抽出さ
れた該情報が示す該状態の変化に基づいて、受け取った
該コマンドクロックの位相を調整することにより、デー
タクロックを生成する、クロック位相調整手段と、該デ
ータクロックに従って、該スレーブチップ内部のデータ
を出力するデータ出力手段と、該データクロックを出力
するクロック出力手段と、を含んでおり、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0019】前記半導体集積回路は第2のクロック位相
調整手段を更に含んでおり、前記第1のクロック位相調
整手段及び該第2のクロック位相調整手段は、1つの動
作サイクルにおいてその一方が位相調整を行っている
間、他方は次の動作サイクルのための位相調整の準備を
行う。
【0020】本発明によるい半導体集積回路は、所定の
クロックに同期して動作する半導体集積回路であって、
基準クロックを入力するクロック入力手段と、電源レベ
ルに対応した内部クロックを生成する同期手段であっ
て、該基準クロックを受け取り、該電源レベルを変化さ
せることによって該内部クロックを該基準クロックに同
期させて出力し、該内部クロックを該基準クロックに同
期させることによって決定される電源レベルを基準電圧
信号として出力する同期手段と、該基準電圧信号に基づ
いて電源電圧を発生する電源発生手段と、該内部クロッ
クを受け取り、該内部クロックの位相を該電源電圧に基
づいて調整することにより、出力制御クロックを出力す
るクロック位相調整手段と、該出力制御クロックに従っ
て該半導体集積回路内部のデータを出力するデータ出力
手段と、を含んでおり、そのことにより上記目的が達成
される。
【0021】前記基準クロックは前記半導体集積回路の
動作時と待機時とでその周波数が異なってもよい。
【0022】前記基準クロックの周波数は動作時よりも
待機時が小さい場合がある。
【0023】前記電源発生手段は、前記半導体集積回路
の動作時に使用される第1の電源発生部と、該半導体集
積回路の待機時に使用される第2の電源発生部とを含む
場合がある。
【0024】本発明による半導体集積回路は、所定のク
ロックに同期して動作する半導体集積回路であって、基
準クロックを入力する第1のクロック入力手段と、調整
用クロックを入力する第2のクロック入力手段と、電源
レベルに対応した内部クロックを生成する同期手段であ
って、該調整用クロックを受け取り、該電源レベルを変
化させることによって該内部クロックを該調整用クロッ
クに同期させ、それにより決定される電源レベルを基準
電圧信号として出力する同期手段と、該基準電圧信号に
基づいて電源電圧を発生する電源発生手段と、該基準ク
ロックを受け取り、該基準クロックの位相を該電源電圧
に基づいて調整することにより、出力制御クロックを出
力するクロック位相調整手段と、該出力制御クロックに
従って該半導体集積回路内部のデータを出力するデータ
出力手段と、を含んでおり、そのことにより上記目的が
達成される。
【0025】前記第2のクロック入力手段は、前記第1
のクロック入力手段からの前記基準クロックを分周する
ことにより前記調整用クロックを生成してもよい。
【0026】本発明による半導体集積回路システムの駆
動方法は、1つのマスターチップ及び複数のスレーブチ
ップを含み、所定のクロックの制御によってデータの伝
送を行う半導体集積回路システムの駆動方法であって、
該駆動方法は、電源投入後、読み出し/書き込み動作を
開始する前に各スレーブチップにおけるデータの伝送用
のクロックの初期設定を行うステップと、温度及び電源
電圧の変化を検知し、その検知結果を示す情報信号を生
成する検知ステップと、該情報信号に基づいて、各スレ
ーブチップにおいて、該初期設定された該データ伝送用
のクロックの位相を調整するステップと、を含んでお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による半導体集積
回路システム100を模式的に示すブロック図である。
図1に示されるように、半導体集積回路システム100
は、1つのマスターチップ1及び複数のスレーブチップ
2を含んでいる。マスターチップ1の制御により、各ス
レーブチップ2においてデータ処理(例えば、データの
読み出し及び書き込み、演算処理など)が行われ、その
結果スレーブチップ2から得られるデータが、所定のク
ロックCLKの制御によって伝送される。半導体集積回路
システム100は、半導体集積回路システム100の状
態(例えば、温度や電源電圧など)の変化を検知し、そ
の検知結果を示す情報を生成する検知手段と、レーブチ
ップ2から出力されるデータを伝送するためのクロック
の位相を調整するクロック位相調整手段とを含んでい
る。クロック位相調整手段は、検知手段からの検知結果
を示す情報を受け取り、この情報に基づいてクロックの
位相を調整する。
【0028】このような検知手段はマスターチップ1に
よって制御することができる。例えば、マスターチップ
1に検知手段を設け、各スレーブチップ2にクロック位
相調整手段を設ける。マスターチップ1に設けられる検
知手段は、マスターチップ1の内部に設けることも、或
いは、マスターチップ1に外付けで設けてマスターチッ
プ1にその検知結果を与える構成とすることもできる。
或いは、検知手段は各スレーブチップ2に設けてもよ
い。
【0029】以下、図面を参照しながら本発明の実施の
形態をより具体的に説明する。
【0030】(実施の形態1)図2は、第1の実施の形
態による半導体集積回路システム110を示すブロック
図である。本実施の形態では、半導体集積回路システム
110が複数のスレーブチップ2として第1及び第2の
スレーブチップ2a及び2bを含む場合を説明する。図
2に示されるように、半導体集積回路システム110
は、マスターチップ1、第1スレーブのチップ2a、及
び第2スレーブのチップ2bを備えている。マスターチ
ップ1及び第1及び第2のスレーブチップ2a及び2b
は、コマンドを伝送するコマンドバス3、コマンドの伝
送を制御するコマンドクロックCLK1を運ぶコマンドクロ
ック線4、データを伝送するデータバス5、及びデータ
の伝送を制御するためのデータクロックCLK2を運ぶデー
タクロック線6に接続されている。
【0031】図2に示されるように、マスターチップ1
は、半導体集積回路システム110の状態(動作環境)
の変化を検知する検知回路11と、検知回路11が生成
する情報をその一部として含むコマンドを生成するコマ
ンド生成回路12と、生成されたコマンドをコマンドク
ロックCLK1に基づいてコマンドバス3に出力するコマン
ド出力回路13とを含んでいる。
【0032】本実施例では、半導体集積回路システム1
10の状態を示す量として温度及び電源電圧を用いる。
検知回路11は、半導体集積回路システムの電源電圧及
び温度の変化を検知し、その検知結果を示す情報を生成
する。また、コマンドクロック線4上のコマンドクロッ
クCLK1は、マスターチップ1のコマンドクロック入力回
路14に入力され、コマンド出力回路13に与えられ
る。
【0033】スレーブチップ2a及び2bの各々は、コ
マンドクロック線4からコマンドクロックCLK1を受け取
るクロック入力回路24と、コマンドクロックCLK1に従
ってコマンドバス3からコマンドを受け取るコマンド入
力回路23と、受け取ったコマンドに含まれる電源電圧
及び温度の変化情報を抽出する抽出回路21と、データ
クロックCLK2を生成するクロック位相調整回路22と、
データクロックCLK2に従ってデータバス5にスレーブチ
ップ内部のデータを出力するデータ出力回路25と、デ
ータクロックCLK2をデータクロック線6に出力するデー
タクロック出力回路26とを備えている。クロック位相
調整回路22は、コマンドクロックCLK1を受け取り、抽
出回路21によって抽出された情報が示す半導体集積回
路システム110の状態の変化に基づいてコマンドクロ
ックCLK1の位相を調整することにより、データクロック
CLK2を生成する。
【0034】次に、半導体集積回路システム110にお
けるマスターチップ1及びスレーブチップ2(2a及び
2b)の動作を詳しく説明する。
【0035】図2に示されるように、マスターチップ1
は、コマンドクロックCLK1の制御によってコマンドバス
3にコマンドを出力する。第1及び第2のスレーブチッ
プ2a及び2bの各々は、コマンドクロック線4からコ
マンドクロック入力回路24に与えられるコマンドクロ
ックCLK1のタイミングに従って、コマンドバス3を介し
て転送されるコマンドをコマンド入力回路23で受け取
る。このコマンドによりスレーブチップの動作が決定さ
れる。
【0036】第1及び第2のスレーブチップ2a及び2
bは、マスターチップ1からの距離(バス長)が異な
る。そこで、各々のクロック位相調整回路22により、
入力されたコマンドクロックCLK1を遅延させることによ
ってデータ出力のタイミングを調整する。即ち、コマン
ドクロックを遅延させる(位相を調整する)ことによっ
てデータ伝送用のクロックCLK2を生成する。このデータ
クロックCLK2によって各スレーブチップ2からデータを
出力することにより、各スレーブチップ2からのデータ
がマスターチップ1に届くタイミングを合わせている。
すなわち、各スレーブチップ2のデータ出力回路25
は、スレーブチップ2のマスターチップからの距離に応
じてタイミング調整されたデータクロックCLK2によって
データを出力する。更に、データ出力回路25からデー
タをデータバス5に出力すると同時に、クロック出力回
路26からデータの出力に用いたデータクロックCLK2を
データクロック線6に出力することにより、データとそ
れを取り込むタイミングを決定するデータクロックCLK2
とをその時間関係がずれることなくマスターチップ1に
到着させることができる。
【0037】このような各スレーブチップ2のバス長
(マスターチップ1からの距離)に応じたクロック位相
調整回路22の遅延量の設定は、半導体集積回路システ
ム110のイニシャライズ時(電源投入後、読み出し/
書き込み動作を開始する前)に、各スレーブチップ2対
して行われる。
【0038】しかし、半導体集積回路システム110が
複数のスレーブチップ2を含んでおり、上述のようにシ
ステムの状態(温度や電源電圧)の変化に対する各スレ
ーブチップ2のクロック位相調整回路22の特性が異な
る場合、イニシャライズ時からのシステムの状態の変化
に応じて各クロック位相調整回路22の設定をやり直す
必要がある。
【0039】本実施の形態において、電源電圧及び温度
変化を検知する検知回路11はマスターチップ1に備え
られている。検知回路11で検知された電源電圧及び温
度の変化は、状態の変化の情報としてコマンド生成回路
12に与えられる。コマンド生成回路12は、後述する
ように、状態の変化の情報を含んだコマンドを生成して
コマンド出力回路13に与える。コマンド出力回路13
は、コマンドクロック入力回路14から与えられるコマ
ンドクロックCLK1に従ってコマンドバス3にコマンドを
出力する。出力されたコマンドは、コマンドバス3を介
して第1及び第2のスレーブチップ2a及び2bに転送
される。尚、コマンドクロックCLK1はコマンドクロック
線4によって各チップに伝送される。
【0040】コマンドクロック線4上のコマンドクロッ
クCLK1は、各スレーブチップ2のコマンドクロック入力
回路24によって受け取られる。コマンドバス3上のコ
マンドは、コマンドクロック入力回路24から与えられ
るコマンドクロックCLK1のタイミングに制御された各ス
レーブチップ2のコマンド入力回路23によって受け取
られる。受け取られたコマンドは抽出回路21に与えら
れる。抽出回路21はコマンドに含まれる電源電圧及び
温度変化の情報を抽出する。抽出された電源電圧及び温
度の変化の情報はクロック位相調整回路22に与えられ
る。クロック位相調整回路22は、この変化の情報に基
づいてコマンドクロックのCLK1の遅延量を再設定するこ
とにより、位相調整されたデータクロックCLK2を出力す
る。このデータクロックCLK2はデータクロック出力回路
26に与えられる。データ出力回路25は、システムの
状態の変化に基づいて位相調整されたデータクロックCL
K2に従ってスレーブチップ2内のデータをデータバス5
に出力する。
【0041】図3は、図2に示す半導体集積回路システ
ム110の動作の一例として、スレーブチップ2のメモ
リからデータを読み出す読み出し動作のタイミングを模
式的に示している。この場合、コマンドは、上記の変化
の情報とスレーブチップ2の読み出しアドレスとを含ん
でおり、図3に示されるように、コマンドクロックCLK1
に同期してパケット方式で送られる。コマンドの実行
(読み出し処理)によって得られるデータは、このコマ
ンドの実行に要する所定の処理時間の後に得られる。ま
た、コマンドの実行により、各スレーブチップ2におい
て所定の演算処理が実行される場合も同様である。
【0042】図4は、初期設定(イニシャライズ)から
読み出し/書き込み動作までの半導体集積回路システム
110の動作の一例を示すタイミングチャートである。
初期設定においては、まず、全てのチップの初期化を行
う。チップの初期化としては、例えば、チップ内部のレ
ジスタ回路のリセットや内部電源の立ち上げなどがあ
る。各チップの初期化が終了した後、各スレーブチップ
2におけるクロック位相調整回路22の設定を行う。例
えば、まず第1のスレーブチップ2a(図2)のクロッ
ク位相調整回路22における遅延量を設定する。このよ
うな設定は、従来のSLDRAMの場合と同様、マスタ
ーチップ1(コントローラ)と各スレーブチップ2aと
のデータのやり取りを介して行われる。例えば、コマン
ドクロックCLK1とスレーブチップ2aを介してマスター
チップ1に入力されてきたデータ転送クロックCLK2との
位相を比較することによって、スレーブチップ2aにお
けるクロックの位相調整を行うことができる。スレーブ
チップ2aの位相調整が終了した後、同様にして、第2
のスレーブチップ2bにおけるクロック位相調整回路2
2の遅延量の設定を行う。尚、図4においては、スレー
ブチップ2が2個の場合を示していいるが、スレーブチ
ップ2の数はこれに限られず、更に多くのスレーブチッ
プ2を含む場合にも、同様に順に各クロック位相調整回
路の設定を行うことができる。
【0043】このようにして各チップに対する初期設定
が終了すると、読み出し/書き込み動作などの通常の処
理動作を行う。読み出し/書き込み動作に入ってから
は、読み出し/書き込み動作の各サイクルにおいて、ス
レーブチップ2のクロック位相調整回路22の再設定を
行う。即ち、各読み出し/書き込み動作毎に、各スレー
ブチップ2ではシステムの状態の変化に応じてデータク
ロックCLK2の位相の再調整が行われる。
【0044】このように、読み出し/書き込み動作の各
サイクル毎にクロック位相調整回路22の再設定を行う
ことにより、半導体集積回路システム110の状態の急
な変化(例えば電源電圧のドロップなど)が生じた場合
にも迅速に対応し、システムの正確で安定な動作を実現
することができる。このような調整は、例えば、電力消
費の大きいアプリケーションの実行時などに有効であ
る。
【0045】図5は、8ビットのコマンドバスC0〜C7
によってパケット形式で伝送されるコマンドの構成の一
例を模式的に示している。図5は、読み出し/書き込み
動作を行わせるコマンドのコマンドパケットを示してい
る。図5に示されるように、各コマンドパケットにおい
て、コマンドクロックの1サイクル目はチップのID情
報(ID0〜ID7)であり、そのコマンドが与えられるスレ
ーブチップが指定される。2サイクル目の4ビット(コ
マンドバスC0〜C3)が半導体集積回路システム110
の状態の変化の情報に割り当てられ、温度や電源電圧の
変動の情報を示すコマンド(TV0〜TV3)となっている。
すなわち、読み出し/書き込み動作の各サイクルにおい
て、スレーブチップ2の指定を行った後に温度や電源電
圧の変動の情報を送ることにより、その読み出し/書き
込み動作を行う前に対応するスレーブチップ2のクロッ
ク位相調整回路22の再設定が行われる。
【0046】図6は、半導体集積回路システム110に
おける初期設定から読み出し/書き込み動作までの動作
のもう1つの例を示すタイミングチャートである。初期
設定における動作は図4に示した例と同じである。図6
に示す例では、読み出し/書き込み動作に入った後は、
各スレーブチップ2のクロック位相調整回路22の再設
定は読み出し/書き込み動作の各サイクルでは行なわれ
ず、読み出し/書き込み動作のある時間単位毎に行われ
る。この場合、所定の時間周期でスレーブチップ2にお
けるクロック位相調整回路22の再設定を行わせるコマ
ンドを出力すればよい。また、特に図示していないが、
クロック位相調整回路22の再設定は各スレーブチップ
2毎に再設定を行うことも、或いは全スレーブチップ2
に対して一括して再設定を行うこともできる。
【0047】このような所定の時間周期で位相の再調整
を行う場合は、読み出し/書き込み動作の各サイクルで
の位相調整を行わない分、読み出し/書き込み動作の効
率を向上することができる。また、コマンドの各パケッ
トが短くなるという利点がある。
【0048】次に、マスターチップ1における、半導体
集積回路システム110の状態の変化の情報を含むコマ
ンドの生成についてより詳しく説明する。
【0049】図7は本実施の形態における検知回路11
の構成の一例を示している。図7に示すように、検知回
路11は、温度検知回路11a、電圧検知回路11b及
び基準電圧発生回路11cを備えている。基準電圧発生
回路11cは、半導体集積回路システム100の温度及
び電源電圧に依存せずに所定の基準電圧を発生する。基
準電圧発生回路11cは、従来の技術により構成するこ
とができ、例えば、US特許第5,448,159号に記載の"RE
FERENCE VOLTAGE GENERATOR"を用いることができる。温
度検知回路11aは、PLLをその内部に備えており、
温度の変化によってPLLに含まれる電圧制御発振器の
出力VCOが変化することを利用している。即ち、VC
Oと、基準電圧発生回路11cから与えられる基準電圧
refを分圧した値VR1〜VR3とを比較回路L1〜
L3で比較し、その差を求めることにより温度変化を検
知している。検知結果は温度変化検知信号T1〜T3と
して比較回路L1〜L3から出力される。
【0050】また、電圧検知回路11bは、システムの
電源電圧VDDを抵抗素子で分圧した電圧値VCMPと、基
準電圧発生回路11cから与えられる基準電圧Vref
分圧した値VR1〜VR3とを比較回路R1〜R3で比
較し、その差を求めることにより電源電圧の変化を検知
している。検知結果は電源電圧変化検知信号V1〜V3
として比較回路R1〜R3から出力される。
【0051】尚、温度変化検知信号T1〜T3及び電源
電圧変化検知信号V1〜V3は後述のようにディジタル
信号である。
【0052】図8は本実施の形態におけるコマンド生成
回路12の構成の一例を示している。図8に示すよう
に、コマンド生成回路12は温度側コマンド生成回路1
2a及び電圧側コマンド生成回路12bを備えている。
図8に示すように、温度側コマンド生成回路12aは温
度変化検知信号T1〜T3を受け取り、これらをエンコ
ードすることによって、2ビットの温度変化情報のコマ
ンド(TV0及びTV1)を出力する。図9(a)に温
度側コマンド生成回路12aによるエンコードの一例を
示す。図9(a)に示すように、温度変化情報のコマン
ド(TV0及びTV1)の各ビットの値に従って温度設
定値が定められる。各スレーブチップ2においては、こ
のコマンドによって定まる温度設定に基づいてクロック
位相調整回路22の遅延量が再調整される。
【0053】同様に、図8に示すように、電圧側コマン
ド生成回路12bは電源電圧変化検知信号V1〜V3を
受け取り、これらをエンコードすることによって、2ビ
ットの電圧変化情報のコマンド(TV2及びTV3)を
出力する。図9(b)に電圧側コマンド生成回路12b
によるエンコードの一例を示す。図9(b)に示すよう
に、電圧変化情報のコマンド(TV2及びTV3)の各
ビットの値に従って電圧設定値が定められている。各ス
レーブチップ2においては、このコマンドによって定ま
る電圧設定に基づいてクロック位相調整回路22の遅延
量が再調整される。
【0054】次に、各スレーブチップ2におけるコマン
ドからの状態の変化の情報の抽出と、抽出された情報に
基づくクロックの位相調整についてより詳しく説明す
る。
【0055】図10は、図2に示す半導体集積回路シス
テム110の各スレーブチップ2における抽出回路21
の詳細な回路構成を示す図である。図10に示すよう
に、抽出回路21は、コマンド入力回路23から与えら
れるコマンド(TV0〜TV3)をラッチするラッチ回
路42(42a〜42d)と、温度や電源電圧の変動を
示す情報を抽出する情報抽出部43(43a〜43p)
とを備えている。
【0056】温度や電源電圧の変動を示す変化情報のコ
マンドTV0〜TV3は、抽出回路21内部のコマンド
バス41(本実施の形態では4ビットとしている)から
ラッチ回路42に与えられる。ラッチ回路42は各ビッ
トに対応するラッチ部42a〜42dを備えており、各
ラッチ部はラッチ回路制御信号51によって制御され
る。ラッチ部42a〜42dからの出力52a〜52d
及びその相補の出力53a〜53dは、情報抽出部43
に与えられる。情報抽出部43は、ラッチされた4ビッ
トのコマンドTV0〜TV3をデコーダ部43a〜43
pを用いてデコードし、温度や電源電圧の変動に応じた
16通りの設定値に対応する調整信号54a〜54pを
出力する。抽出回路21で得られた調整信号54(54
a〜54p)は、クロック位相調整回路22に与えられ
る。
【0057】本実施の形態では、上述のように、4ビッ
トのコマンドTV0〜TV3によって温度変動(2ビッ
ト)及び電源電圧変動(2ビット)の情報が運ばれる。
従って、4通りの温度条件及び4通りの電圧条件で合計
16通りの設定を行うことができる。尚、本発明はこの
例に限られず、コマンドのビット数は必要に応じて定め
ることができる。
【0058】図11は、図2に示す半導体集積回路シス
テム110の各スレーブチップ2におけるクロック位相
調整回路22の詳細な回路構成を示す図である。図11
に示すように、クロック位相調整回路22は、遅延量設
定回路61、クロック信号入力切替え回路62、及びク
ロック遅延回路63を備えている。
【0059】クロック遅延回路63は複数の遅延回路6
3a〜63pを含んでいる。遅延回路63a〜63pの
各々には、システムの温度や電圧の条件に応じた遅延量
が設定されている。例えば、遅延回路63aには基準と
なる遅延量を設定して標準条件用の遅延回路とする。同
様に、例えば、遅延回路63bは常温・低電圧用、遅延
回路63cは常温・高電圧用、遅延回路63dは高温・
基準電圧用などとすることができる。本実施の形態で
は、抽出回路21から与えられる16通りの出力信号5
4に対応して、クロック遅延回路63に16通りの遅延
量(遅延回路63a〜63p)を設定できるようにして
いる。また、クロック信号入力切替え回路62には、抽
出回路21から出力される調整信号54(54a〜54
p)が入力される。
【0060】遅延量設定回路61には、上述の初期設定
において、マスターチップ1からスレーブチップ2に与
えられる初期設定信号が遅延量設定信号入力端子60を
介して入力される。遅延量設定回路61には、この初期
設定信号に従った所定の遅延量が設定(記憶)される。
クロック位相調整回路22は、遅延量設定回路61に記
憶された所定の遅延量に従って遅延回路63a〜63p
のいずれかの遅延回路(例えば標準条件用遅延回路63
a)を用いることにより、クロック入力端子65から入
力されたクロック信号(コマンドクロックCLK1)を所定
量だけ遅延させる。そして、遅延されたコマンドクロッ
クCLK1を位相調整されたクロック信号(データクロック
CLK2)として遅延クロック出力端子66から出力する。
【0061】クロック遅延回路において使用される遅延
回路63a〜63pの選択は、クロック信号入力切替え
回路62によって行われる。クロック信号入力切替え回
路62はスイッチング素子62a〜62pを備えてお
り、調整信号54(54a〜54p)に従って、遅延回
路63a〜63pのいずれかを選択し、選択した遅延回
路にクロック信号を入力させる。ここで、遅延回路63
a〜63pの各々は、調整信号54によって定まる各条
件(温度、電圧など)に対応した遅延量を有している。
【0062】このように、マスターチップ1から、半導
体集積回路システム110の状態の変化、即ち温度や電
源電圧などの条件の変化を示す情報がコマンドVT0〜
VT3によってスレーブチップ2に与えられる。各スレ
ーブチップ2では、抽出回路21によって与えられたコ
マンドから変化の情報を抽出(デコード)し、その抽出
した情報に基づいてクロック位相調整回路22の遅延回
路63a〜63pの切替えを行い、条件の変化に従って
クロック信号の遅延量が再設定される。このことによ
り、半導体集積回路システム110の状態の変化による
各スレーブチップ2間のクロック信号の変動をおさえ、
システムの安定した動作を実現することができる。
【0063】尚、クロック位相調整回路22において
は、クロック信号入力切替え回路62をクロック遅延回
路63の前段(入力側)に設けることにより、遅延回路
63a〜63pのいずれかを選択的に用いている。或い
は、このような切替え回路をクロック遅延回路63の後
段に設け、クロック遅延回路63の出力側において所定
の遅延量を有するクロックを選択的に出力してもよい。
また、信号が入力されない遅延回路の出力を確実にハイ
インピーダンスとするため、クロック遅延回路63の入
力側だけでなく出力側にも切替え回路を設けることもで
きる。
【0064】また、本実施の形態においては、半導体集
積回路システム110の状態の変化を示す条件として温
度及び電源電圧のみについて示しているが、他のプロセ
スの変動や、温度及び電源電圧のいずれか、或いはこれ
らの組み合わせなどを用いることもできる。
【0065】次に、クロック位相調整回路22の他の構
成例を説明する。
【0066】図12は、図2に示す半導体集積回路シス
テム110の各スレーブチップ2におけるクロック位相
調整回路22の回路構成の別の例(クロック位相調整回
路22’)を示す図である。図12に示すように、クロ
ック位相調整回路22’は、遅延量設定回路70、クロ
ック信号入力切替え回路62、クロック遅延回路63、
及び出力側クロック経路切替え回路74を備えている。
遅延量設定回路70は、カウント量設定回路71、比較
回路72、及びカウンタ回路73を備えている。尚、上
述のクロック位相調整回路22と同様の構成要素には同
じ参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0067】クロック位相調整回路22’の動作は、基
本的には上述のクロック位相調整回路22(図11)と
同様である。図12に示すクロック位相調整回路22’
は入力されるクロック(コマンドクロックCLK1)がクロ
ック遅延回路63を通る回数を制御することによって遅
延時間の設定を行っており、このことによりクロック遅
延回路63の物理的な大きさを小さくすることができ
る。具体的には以下の通りである。
【0068】遅延量設定回路70は、初期設定時におい
てマスターチップ1から遅延量設定信号入力端子60に
与えられる遅延量設定信号に従って、設定すべき遅延量
に対応する所定のカウント値をカウント量設定回路71
に設定(記億)する。カウンタ回路73は入力されるク
ロックの回数をカウントする。比較回路72は、カウン
タ回路73のカウント数とカウント量設定回路71のカ
ウント設定値とを比較し、カウント設定値にカウント数
が一致すると所定のクロック経路切替え信号75を出力
側クロック経路切替え回路74に出力する。
【0069】出力側クロック経路切替え回路74は、ク
ロック経路切替え信号75の制御により、カウンタ回路
73のカウント数がカウント量設定回路71に設定され
たカウント設定値に一致した場合にのみ、遅延クロック
出力端子66からデータクロックCLK2を出力する。
【0070】クロック遅延回路63において使用する遅
延回路63a〜63pの選択は、上述の例と同様に、ク
ロック信号入力切替え回路62によって行われる。選択
された遅延回路63a〜63pのいずれかの出力は、所
定のカウント設定値までのカウントが行われた後、出力
側クロック経路切替え回路74を介してデータクロック
CLK2として出力される。このような構成をとることによ
り、クロック遅延回路63の各遅延回路の段数を少なく
できるため、クロック遅延回路63の回路規模を小さく
することができる。
【0071】次に、図2に示す半導体集積回路システム
110のスレーブチップ2におけるクロック位相調整回
路22の回路構成のまた別の例を説明する。
【0072】図13は、クロック位相調整回路22”の
構成を示す図である。図13に示すように、クロック位
相調整回路22”は、第1のクロック位相調整ユニット
22a、第2のクロック位相調整ユニット22b、及び
出力切替え回路78を備えている。第1及び第2のクロ
ック位相調整ユニット22a及び22bの各々の構成及
び動作は上述のクロック位相調整回路22(図11)と
同様である。上述のクロック位相調整回路22と同様の
構成要素には同じ参照符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0073】図13に示されるように、第1のクロック
位相調整ユニット22aの第1の遅延量設定信号入力端
子60aと第2のクロック位相調整ユニット22bの第
2の遅延量設定信号入力端子60bとには、初期設定時
に所定の遅延量を設定(記憶)するための初期設定信号
が与えられる。また、第1のクロック位相調整ユニット
22aの第1のクロック入力端子65aと第2のクロッ
ク位相調整ユニット22bの第2のクロック入力端子6
5bとには、コマンドクロックCLK1が与えられる。第1
及び第2のクロック位相調整ユニット22a及び22b
の内部における動作は上述のクロック位相調整回路22
と同様である。
【0074】クロック位相調整回路22”は2つの位相
調整ユニット22a及び22bを含んでおり、それらが
交互に用いられる。第1及び第2のクロック位相調整ユ
ニット22a及び22bから出力されるクロック(デー
タクロックCLK2)は、出力切替え回路78によって交互
に出力される。
【0075】例えば、上述のように、読み出し/書き込
み動作の各サイクルにおいてクロックの位相調整を行う
場合には、第1及び第2のクロック位相調整ユニット2
2a及び22bを交互に用い、一方のユニットの遅延量
を調整している間、他方のユニットを用いることができ
る。
【0076】尚、2つのクロック位相調整ユニットは、
必ずしも交互に用いる必要はなく、所定期間どちらか一
方のクロック位相調整ユニットがデータクロックCLK2を
出力し続けてもよい。クロック位相調整回路22”の構
成によれば、クロックの遅延量の再設定を行う場合にク
ロックの遅延動作がとぎれるのを防ぐことができる。す
なわち、一方のクロック位相調整ユニットの遅延量を設
定している間、他方のクロック位相調整ユニットが動作
するため、遅延動作(位相調整動作)を間断なく行うこ
とができる。
【0077】(実施の形態2)上述の実施の形態1によ
る半導体集積回路システム110においては、マスター
チップ1側で動作環境の変化を検知し、各スレーブチッ
プ2は、マスターチップ1から与えられるコマンドに基
づいてデータクロック(即ち、各スレーブチップからの
データ出力クロック)の位相をシステムの状態の変化に
応じて調整していた。
【0078】本実施の形態においては、各スレーブチッ
プ(各半導体集積回路)に動作環境の変化を検知する回
路が設けられている場合を説明する。本実施の形態によ
る半導体集積回路は、マスターチップとの位置関係に応
じてデータ出力のタイミングを決定するデータ出力クロ
ックの位相を調整する回路を備え、更に、データ出力ク
ロックの位相を調整する回路の動作が動作環境(例え
ば、温度や電源電圧などの条件)の変化により変動する
のを防ぐ回路を備えている。
【0079】以下、図面を参照しながらより具体的に説
明する。
【0080】図14は、本発明の第2の実施の形態によ
る半導体集積回路(スレーブチップ)200の構成を模
式的に示すブロック図である。図14に示すように、半
導体集積回路200は、外部から与えられるクロックを
受け取るクロック入力回路201、動作環境の変化を検
知する検知回路202、出力クロック位相調整回路用の
電源回路203(以下、単に電源回路203とする)、
出力クロック位相調整回路204、クロック出力回路2
05、及びデータ出力回路206を備えている。
【0081】図14に示すように、半導体集積回路20
0の外部、例えばマスターチップから与えられるクロッ
クCLK1は、半導体集積回路200のクロック入力回路2
01に入力される。クロック入力回路201は入力され
たクロックCLK1を基準クロック210として出力クロッ
ク位相制御回路204に出力する。検知回路202は温
度や電圧の変化を検知して、その変化を反映させた基準
電圧212を電源回路203に出力する。電源回路20
3は入力される基準電圧212に従ってクロック位相調
整回路用の電源電位213を出力する。
【0082】出力クロック位相調整回路204は、クロ
ック入力回路201から与えられる基準クロック210
の位相を電源回路203から与えられる電源電位213
に従って所定の値(遅延量)だけずらし、出力制御クロ
ック214としてクロック出力回路205に出力する。
クロック出力回路205は出力制御クロック214をデ
ータ出力回路206に出力すると同時に、データ出力回
路206から出力されるデータのストローブ信号(クロ
ックCLK2)として、出力制御クロック214を出力デー
タに合わせて半導体集積回路200の外部にも出力す
る。
【0083】検知回路202は例えばPLL回路によっ
て構成できる。以下、検知回路202がPLL回路であ
る場合についてより具体的に説明する。
【0084】図15は、検知回路202がPLL回路で
ある場合の半導体集積回路200の構成を示している。
図15に示すように、半導体集積回路200の外部、例
えばマスターチップから与えられるクロックCLK1は、半
導体集積回路200のクロック入力回路201に入力さ
れる。クロック入力回路201は、入力されたクロック
CLK1を基準クロック210として検知回路202に出力
する。
【0085】検知回路(PLL)202は内部クロック
を生成するVCOを備えており、入力された基準クロッ
ク210に内部クロック211を同期させるようにVC
Oの電位を変化させる。そして、検知回路202は、基
準クロック210に内部クロック211を同期させた時
のVCOの電位を、基準電圧212として電源回路20
3に与える。電源回路203は、入力される基準電圧2
12に基づいて、クロック位相調整回路用の電源電位2
13を出力する。
【0086】また、検知回路202は、基準クロック2
10に同期させた内部クロック211(即ち、基準クロ
ック210及び内部クロック211の位相は等しい)を
出力クロック位相調整回路204に与える。出力クロッ
ク位相調整回路204は、入力された内部クロック21
1を所定の値(遅延量)だけ位相をずらし、出力制御ク
ロック214としてクロック出力回路205に出力す
る。クロック出力回路205は、出力制御クロック21
4をデータ出力回路206に出力する。
【0087】データ出力回路206は、与えられる出力
制御クロック214に従って、半導体集積回路200内
部のデータを出力する。半導体集積回路200内部のデ
ータは、例えばメモリから読み出されたデータや所定の
演算処理の結果などである。また、データ出力回路20
6から出力されるデータに合わせて、クロック出力回路
205は出力制御クロック214を出力データのストロ
ーブ信号として出力する。
【0088】ここで、温度や電源電圧等、半導体集積回
路200の動作環境が変動した場合、出力クロック位相
調整回路204の動作はそれに応じて変動することにな
る。本実施の形態においては、このような出力クロック
位相調整回路204の動作の変動を防ぐために電源回路
203を用いている。すなわち、温度や電源電圧等が変
動した場合、検知回路202は、外部から入力される基
準クロック210の位相と内部クロック211の位相と
を合わせるために検知回路202内部のVCOの電位を
変化させる。電源回路203はVCOの電位(基準電圧
212)をその動作の基準電圧としているため、電源回
路203から出力される出力クロック位相調整回路用の
電源電位213は基準電圧212の変化に従って変化す
る。電源電位213が変化することにより、出力クロッ
ク位相調整回路204の動作の変動が抑えられる。
【0089】図16に半導体集積回路200に入力され
るクロックの波形を示す。図16に示すように、入力ク
ロックの周波数は、動作時よりも待機時のほうが低くな
っている。入力クロックの周波数をこのように設定する
ことにより、待機時における半導体集積回路200の消
費電流を抑えることができる。
【0090】図17は、出力クロック位相調整回路用の
電源回路203の回路構成の一例を示す。図17に示す
ように、電源回路203は、基準電圧212の変化に応
じた電源電位213を発生させる。
【0091】また、半導体集積回路200の消費電力を
低減するため、電源回路203が動作時用電源回路と待
機時用電源回路との2つを備えるように構成することも
できる。動作時用の電源回路としては、応答速度が速く
消費電力が大きいものを用いる。一方、待機時用の電源
回路としては、応答速度が遅く消費電力が小さいものを
用いる。電源回路203をこのように構成することによ
り、動作時における高速な動作を維持しつつ待機時にお
ける消費電力を低減することができる。
【0092】また、図15に示す半導体集積回路200
における消費電力を低減するため、クロックの分周回路
を設けることもできる。例えば、図15において、出力
クロック位相調整回路204に対してはクロック入力回
路から出力される基準クロック210をそのまま内部ク
ロック211として与え、検知回路202に対しては、
分周回路によって分周した分周クロックを入力する。
【0093】図18に、入力クロック及び分周クロック
のタイミングチャートを示す。図18に示されるよう
に、分周クロックの周波数は入力クロックの周波数より
も低くなり、電源回路203においては低周波数で電圧
設定が行えるため、それだけ消費電力を低減することが
できる。
【0094】図19は、本実施形態によるもう1つの半
導体集積回路300の構成を示すブロック図である。図
19に示すように、半導体集積回路300は、第1のク
ロック入力回路201及び第2のクロック入力回路30
1を有している。その他の構成は図15に示す半導体集
積回路200と同様であり、同様の構成要素には同じ参
照符号を付して詳細な説明は省略する。
【0095】第1のクロック入力回路201には、マス
ターチップなどから与えられるクロックCLK1が入力され
る。第1のクロック入力回路に入力されたクロックCLK1
は、基準クロック210として出力クロック位相調製回
路204に与えられる。第2のクロック入力回路301
は、温度/電圧調整クロック入力回路であり、温度や電
圧変化など、動作環境の変化に伴うクロックの位相調整
用のクロックCLK3が入力される。
【0096】図20は半導体集積回路300における入
力クロックCLK1及び温度/電圧調整クロックCLK3のタイ
ミングチャートを示している。図20に示されるよう
に、温度/電圧調整クロックCLK3の周波数は入力クロッ
クCLK1の周波数よりも低い。従って、電源回路203に
おいては低周波数で電圧設定が行えるため、それだけ消
費電力を低減することができる。また、このように2種
類のクロック入力回路を設けることにより、図16に示
すように入力クロックCLK1の周波数を動作時と待機時と
で変更する必要がなくなり、動作時及び待機時の切替え
時の制御が簡便になる。
【0097】尚、以上の説明では、検知回路202がP
LL回路であるとしてクロックの位相調整を行う場合を
説明したが、検知回路202として、PLL回路のかわ
りに同様の動作をする回路(例えばDLL回路など)を
用いることもできる。
【0098】
【発明の効果】上述のように、本発明による半導体集積
回路システムによれば、各スレーブチップのクロック位
相調整回路を、温度や電源電圧などの動作環境の変化を
検知する検知回路の出力する情報に基づいて再設定する
ことができるため、動作環境が変化した場合においても
各スレーブチップの位相調整回路を安定に動作させるこ
とができる。従って、同一の半導体集積回路システム内
に様々なメーカーのICチップが混在した場合や、各I
Cチップの回路特性(温度依存性や電圧依存性など)が
異なる場合においても、安定した高速動作が可能な半導
体集積回路システム、半導体集積回路、及び半導体集積
回路システムの駆動方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体集積回路システムを模式的
に示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による半導体集積回
路システムを模式的に示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるデータ出力
のタイミングを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるクロック位相
調整回路の再調整のタイミングの一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるコマンドパ
ケットの例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるクロック位相
調整回路の再調整のタイミングのもう1つの例を示す図
である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による検知回路の構
成例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態によるコマンド生成
回路の構成例を示す図である。
【図9】(a)及び(b)は、コマンド生成回路による
エンコードの一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態による抽出回路の
構成例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態によるクロック位
相調整回路の構成の一例を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態によるクロック位
相調整回路の構成のもう1つの例を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態によるクロック位
相調整回路の構成のまた別の例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態による半導体集積
回路のブロック図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態による半導体集積
回路において検知回路をPLLで構成した場合ののブロ
ック図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態における入力クロ
ックの波形を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態において用いられるクロ
ック位相調整回路用の電源回路の構成の一例を示す図で
ある。
【図18】入力クロック及び分周クロックの波形を示す
図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態による半導体集積
回路のブロック図である。
【図20】入力クロック及び温度電圧調整クロックの波
形を示す図である。
【符号の説明】
1 マスターチップ 2 スレーブチップ 3 コマンドバス 4 コマンドクロック線 5 データバス 6 データクロック線 11 検知回路 12 コマンド生成回路 13 コマンド出力回路 14 コマンドクロック入力回路 15 データ入力回路 16 データクロック入力回路 21 抽出回路 22 クロック位相調整回路 23 コマンド入力回路 24 コマンドクロック入力回路 25 データ出力回路 26 データクロック出力回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのマスターチップ及び複数のスレー
    ブチップを含み、所定のクロックの制御によってデータ
    の伝送を行う半導体集積回路システムであって、該シス
    テムは、 少なくとも温度及び電源電圧のいずれかを含む該半導体
    集積回路システムの状態の変化を検知し、その検知結果
    を示す情報を生成する検知手段と、 該情報を受け取り、該情報に基づいて該スレーブチップ
    から出力されるデータを伝送するためのクロックの位相
    を調整するクロック位相調整手段と、を含む、半導体集
    積回路システム。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は前記マスターチップによ
    って制御され、前記クロック位相調整手段は前記スレー
    ブチップに含まれる、請求項1に記載の半導体集積回路
    システム。
  3. 【請求項3】 前記マスターチップ及び前記複数のスレ
    ーブチップは、コマンドを伝送するコマンドバスと、該
    コマンドの伝送を制御するコマンドクロックを運ぶ第1
    のクロック線と、データを伝送するデータバスと、該デ
    ータの伝送を制御するデータクロックを運ぶ第2のクロ
    ック線と、に接続されており、 前記検知手段は該マスターチップに備えられており、 該マスターチップは、更に、 該検知手段が生成する前記情報をその一部として含むコ
    マンドを生成するコマンド生成手段と、 該コマンドを該コマンドクロックに基づいて該コマンド
    バスに出力するコマンド出力手段と、を含み、 該スレーブチップは、 該第1のクロック線から該コマンドクロックを受け取る
    クロック入力手段と、 該コマンドクロックに従って、該コマンドバスから該コ
    マンドを受け取る入力手段と、 受け取った該コマンドに含まれる該情報を抽出する手段
    と、 該データクロックに従って、該データバスに該スレーブ
    チップ内部のデータを出力するデータ出力手段と、 該データクロックを該第2のクロック線に出力するクロ
    ック出力手段と、を備えており、 前記クロック位相調整手段は、該コマンドクロックを受
    け取り、該抽出手段によって抽出された該情報の示す半
    導体集積回路システムの状態の変化に基づいて該コマン
    ドクロックの位相を調整することにより、データクロッ
    クを生成する、 請求項2に記載の半導体集積回路システム。
  4. 【請求項4】 前記コマンドはパケット方式で伝送さ
    れ、 前記コマンド生成手段は、前記情報信号及びチップIDを
    含むコマンドパケットを生成する、 請求項3に記載の半導体集積回路システム。
  5. 【請求項5】 前記クロック位相調整手段は、前記半導
    体集積回路システムの状態の変化に基づいて選択的に用
    いられれる複数の遅延ユニットを有している、請求項2
    に記載の半導体集積回路システム。
  6. 【請求項6】 前記複数のスレーブチップの各々は、前
    記検知手段及び前記クロック位相調整手段を備えてい
    る、請求項1に記載の半導体集積回路システム。
  7. 【請求項7】 前記マスターチップ及び前記複数のスレ
    ーブチップには、コマンドを伝送するコマンドバス、該
    コマンドの伝送を制御するコマンドクロックを運ぶ第1
    のクロック線、データを伝送するデータバス、及び該デ
    ータの伝送を制御するデータクロックを運ぶ第2のクロ
    ック線が接続されており、 該複数のスレーブチップの各々は、更に、 該第1のクロック線から該コマンドクロックを受け取る
    クロック入力手段と、 該コマンドクロックに従って、該コマンドバスから該コ
    マンドを受け取る入力手段と、 受け取った該コマンドに基づいて得られた該スレーブチ
    ップ内部のデータを、該データクロックに従って該デー
    タバスに出力するデータ出力手段と、 該データクロックを該第2のクロック線に出力するクロ
    ック出力手段と、を備えており、 前記クロック位相調整手段は、前記検知手段から与えら
    れる前記情報の示す半導体集積回路システムの状態の変
    化に基づいて該コマンドクロックの位相を調整すること
    により、該データクロックを生成する、 請求項6に記載の半導体集積回路システム。
  8. 【請求項8】 第2のクロック位相調整手段を更に含ん
    でおり、 前記第1のクロック位相調整手段及び該第2のクロック
    位相調整手段は、1つの動作サイクルにおいてその一方
    が位相の調整を行っている間、他方は次の動作サイクル
    のための位相調整の準備を行う、 請求項1〜7のいずれかに記載の半導体集積回路システ
    ム。
  9. 【請求項9】 所定のクロックに同期して動作する半導
    体集積回路であって、該半導体集積回路は、 コマンドクロックを受け取るクロック入力手段と、 該コマンドクロックに従って、少なくとも温度及び電源
    電圧のいずれかを含む状態の変化を示す情報を含むコマ
    ンドを受け取るコマンド入力手段と、 受け取った該コマンドから該情報を抽出する手段と、 該抽出手段によって抽出された該情報が示す該状態の変
    化に基づいて、受け取った該コマンドクロックの位相を
    調整することにより、データクロックを生成する、クロ
    ック位相調整手段と、 該データクロックに従って、該スレーブチップ内部のデ
    ータを出力するデータ出力手段と、 該データクロックを出力するクロック出力手段と、を含
    む、半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 第2のクロック位相調整手段を更に含
    んでおり、 前記第1のクロック位相調整手段及び該第2のクロック
    位相調整手段は、1つの動作サイクルにおいてその一方
    が位相調整を行っている間、他方は次の動作サイクルの
    ための位相調整の準備を行う、 請求項9に記載の半導体記憶送致。
  11. 【請求項11】 所定のクロックに同期して動作する半
    導体集積回路であって、該半導体集積回路は、 基準クロックを入力するクロック入力手段と、 電源レベルに対応した内部クロックを生成する同期手段
    であって、該基準クロックを受け取り、該電源レベルを
    変化させることによって該内部クロックを該基準クロッ
    クに同期させて出力し、該内部クロックを該基準クロッ
    クに同期させることによって決定される電源レベルを基
    準電圧信号として出力する同期手段と、 該基準電圧信号に基づいて電源電圧を発生する電源発生
    手段と、 該内部クロックを受け取り、該内部クロックの位相を該
    電源電圧に基づいて調整することにより、出力制御クロ
    ックを出力するクロック位相調整手段と、 該出力制御クロックに従って該半導体集積回路内部のデ
    ータを出力するデータ出力手段と、を含む半導体集積回
    路。
  12. 【請求項12】 前記基準クロックは前記半導体集積回
    路の動作時と待機時とでその周波数が異なる、請求項1
    1に記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記基準クロックの周波数は、動作時
    よりも待機時が小さい、請求項12に記載の半導体集積
    回路。
  14. 【請求項14】 前記電源発生手段は、前記半導体集積
    回路の動作時に使用される第1の電源発生部と、該半導
    体集積回路の待機時に使用される第2の電源発生部とを
    含む、請求項11に記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 所定のクロックに同期して動作する半
    導体集積回路であって、該半導体集積回路は、 基準クロックを入力する第1のクロック入力手段と、 調整用クロックを入力する第2のクロック入力手段と、 電源レベルに対応した内部クロックを生成する同期手段
    であって、該調整用クロックを受け取り、該電源レベル
    を変化させることによって該内部クロックを該調整用ク
    ロックに同期させ、それにより決定される電源レベルを
    基準電圧信号として出力する同期手段と、 該基準電圧信号に基づいて電源電圧を発生する電源発生
    手段と、 該基準クロックを受け取り、該基準クロックの位相を該
    電源電圧に基づいて調整することにより、出力制御クロ
    ックを出力するクロック位相調整手段と、 該出力制御クロックに従って該半導体集積回路内部のデ
    ータを出力するデータ出力手段と、を含む半導体集積回
    路。
  16. 【請求項16】 前記第2のクロック入力手段は、前記
    第1のクロック入力手段からの前記基準クロックを分周
    することにより前記調整用クロックを生成する、請求項
    15に記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 1つのマスターチップ及び複数のスレ
    ーブチップを含み、所定のクロックの制御によってデー
    タの伝送を行う半導体集積回路システムの駆動方法であ
    って、該駆動方法は、 電源投入後、読み出し/書き込み動作を開始する前に、
    各スレーブチップにおけるデータの伝送用のクロックの
    初期設定を行うステップと、 温度及び電源電圧の変化を検知し、その検知結果を示す
    情報信号を生成する検知ステップと、 該情報信号に基づいて、各スレーブチップにおいて、該
    初期設定された該データ伝送用のクロックの位相を調整
    するステップと、を含む、半導体集積回路システムの駆
    動方法。
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