JPH1138035A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH1138035A
JPH1138035A JP21004997A JP21004997A JPH1138035A JP H1138035 A JPH1138035 A JP H1138035A JP 21004997 A JP21004997 A JP 21004997A JP 21004997 A JP21004997 A JP 21004997A JP H1138035 A JPH1138035 A JP H1138035A
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JP
Japan
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acceleration
sensor
permanent magnet
permanent magnets
movable body
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Pending
Application number
JP21004997A
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English (en)
Inventor
Akihiro Nomura
章博 野村
Kenichi Sadakane
健一 貞包
Shinji Yamashita
慎次 山下
Iwao Sasaki
巌 佐々木
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部磁界の強さに勾配があっても微小加速度
を正確に検出でき、永久磁石と磁気センサ間のギャップ
を容易に調整できる加速度センサを提供する。 【解決手段】 器枠1の内側に設けられ、加速度の測定
方向に沿う直動軸受3をそなえた案内筒11と、永久磁
石51、52をそなえ直動軸受3の摺動面に沿って移動
する可動体2と、永久磁石51、52に対向して器枠1
に取り付けられた磁気センサ61、62と、可動体2を
摺動面の基準位置に保持させる保持ばね41、42と、
加速度演算部7とを備えた加速度センサには、一対の永
久磁石51、52の極性が加速度の方向と同じ方向に設
定してあり、永久磁石51、52と磁気センサ61、6
2間のギャップを容易に調整するギャップ調整用ネジ9
1、92が設けてある。これにより、外部磁界の強さに
勾配が存在しても微小加速度を正確に検出でき、永久磁
石と磁気センサ間のギャップを容易に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗素子若し
くはホール素子またはフラックスゲートなどの磁気セン
サと永久磁石を対向させ、加速度による相互の変位量に
応じた磁気センサ出力の変化によって加速度を検出する
加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気センサを用いて加速度を検出
する加速度センサは、加速度によって撓む材質の片持梁
の先端部あるいは両持梁の中央部に永久磁石を取り付
け、この永久磁石を挟んで両側に前記永久磁石と対向す
る磁気抵抗素子を対称位置に設け、両方の磁気センサ出
力を加算して加速度を演算するようにしたものが提案さ
れている(例えば、特公平7−7012号公報)。すな
わち、図6に示すように、片方を固定して加速度によっ
て撓む可撓梁81の先端に永久磁石53を取り付け、こ
の永久磁石53に対向させて磁気抵抗素子などの磁気セ
ンサ63、64を対称位置に配置し、加速度によって可
撓梁81が撓んで、質量mの永久磁石53が移動し磁気
センサ63、64に対する変位量xを生じたときに、加
速度Gを G=kx/m (kは比例定数) によって検出するようにしている。なお、磁気センサ6
3、64を対称位置に設けて、両方の検出信号を加速度
演算部71に逆極性で加算し、2倍の出力を得るように
している。また、図7のように、可撓梁82の両端を支
持させ、中央部の両面に永久磁石54、55を設け、こ
の永久磁石54、55にそれぞれ対向させて固定部に磁
気センサ65、66をそなえて両方の出力を逆極性で加
算するようにしたものも提案されている。このような構
成の加速度センサに外部から加速度が印加されると、加
速度の大きさに応じて可撓梁82が測定する加速度の方
向すなわち鉛直方向に変位する。このとき可撓梁82に
装着されている永久磁石54、55が発する漏れ磁界に
よって磁気センサ65、66の出力が変化する。この磁
気センサ65、66の差動出力が加速度演算部72に入
力され加速度が演算される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の加速度センサの構造においては、片持ちにした可撓
梁81の先端に設けた永久磁石53が、可撓梁81の根
元を中心にした円弧状に変位するので、磁気センサ6
3、64に対する永久磁石53の動きが円弧状になって
測定しようとする加速度に対して直線状に移動しないの
で、測定方向以外の加速度成分が含まれて測定精度に影
響し、大きな加速度が加わった場合のように可撓梁81
の変位が大きくなるほどその影響が大きくなるという問
題があった。また、可撓梁を板状にして両端で支持させ
た両持梁とし、中央部に永久磁石を取り付けた加速度セ
ンサの構造は、外部磁界の強さに勾配が存在する磁界中
で永久磁石54、55を設けた可撓梁82が加速度によ
り変位を生じて運動すると、磁気センサ65、66が外
部の磁界の変化を検出し加速度信号と異なる誤った信号
出力をする。図8に加速度センサに0.1mmの変位を
与えたときのセンサ信号出力の周波数特性を示す。変位
周波数が小さいとき加速度が小さいため、加速度による
可撓梁82の変位による永久磁石54、55の作る磁界
の変化による信号成分よりも強さに勾配を持つ外部磁界
中を変位するために磁気センサ65、666が検出する
ノイズ成分の方が大きい。そのため、低周波数において
は加速度信号が小さくなる。相対的にノイズ信号のゲイ
ンが大きくなりセンサの周波数特性は平坦なものとはな
らず低周波数においてゲインが大きくなる。0.1mm
の変位に対しては図8のfcが加速度センサにより測定
できる低周波数限界である。すなわち、この加速度セン
サにおいては、加速度Gを (2πfc)2 ×0.1×10-3[m/sec2 ] 以下では測定することはできないという問題があった。
さらに、加速度センサの本体組立時や保守・調整時にお
いて、永久磁石と磁気センサ間のギャップ調整は、数種
類の薄い円盤状のスペーサを用意しておきスペーサの組
み合わせを変えることによって行っており、永久磁石と
磁気センサの取付状態によりスペーサを異なる寸法に加
工するなどの工数が増える上、組立ての煩雑さ、加工に
手間がかかるという問題があった。そこで、本発明の第
1の目的は、測定方向の加速度のみを正確に検出できる
差動検出型の加速度センサを提供することにある。ま
た、第2の目的は、外部磁界の強さに勾配が存在する状
態においても微小加速度を正確に検出することができ、
永久磁石と磁気センサ間のギャップを容易に調整するこ
とができる加速度センサを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成にしたものである。 (1) 器枠と、この器枠の内側に設けられ加速度の方向
に移動する可動体と、この可動体の移動方向の両端に備
えた一対の永久磁石と、前記可動体を前記器枠の基準位
置に保持させる保持ばねと、前記永久磁石に対向して前
記器枠に取り付けられた磁気センサと、前記永久磁石の
変位によって生じる漏れ磁界の変化を前記磁気センサで
検出してその検出値から前記永久磁石に加わった加速度
を演算する加速度演算部とを備え、加速度により前記可
動体を前記保持ばねに抗して前記器枠の基準位置から移
動させて、前記永久磁石と前記磁気センサとの対向位置
を変位させる加速度センサにおいて、前記一対の永久磁
石は、その極性を加速度の方向と同じ方向に揃えて設定
したことを特徴とする。 (2) (1) において、前記可動体は、その外周面を直動
軸受を介して前記器枠の内部に取り付けた案内筒に案内
支持され、前記保持ばねを、コイル状として前記永久磁
石と前記直動軸受との間に設けたものである。 (3) (1) において、前記保持ばねは、前記器枠の内側
にその両端もしくは一端が固定されると共に加速度の方
向に撓むことのできる板状のものからなる。 (4) (1) から(3) までの何れか一つにおいて、前記磁
気センサは、前記永久磁石とのギャップを調整するギャ
ップ調整用ネジを取り付けたセンサ基板に設けられたも
のである。 (5) (1) から(4) までの何れか一つにおいて、前記磁
気センサは、磁気抵抗素子としたものである。 上記手段によって、差動信号がとれるように並べる永久
磁石の磁極方向を加速度の方向と同じ方向に揃えること
により、外部磁界に強さの勾配が存在しても加速度セン
サ出力は一定の直流電圧成分となり、勾配を測定するこ
とで補正することができ、微小加速度を正確に検出でき
る。また、加速度が加えられたときに、永久磁石を直動
軸受の摺動面に沿って直線方向に移動させるようにして
あるので、永久磁石を備えた可動体の移動により、測定
方向のみの正確な加速度を検出することができ、また、
小形で高性能の加速度センサを得られる。また、永久磁
石とセンサ基板上の磁気センサ間のギャップ調整を行う
ようにしたので、ギャップ調整が容易にでき、加速度セ
ンサの組立、調整時の煩雑さがなくなる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例
を示す側断面図である。1は器枠、11は器枠1内に軸
心を測定する加速度の方向(図の矢印方向)に合わせて
設けた案内筒、2は可動体で、外周面に摺動面を形成
し、後述する直動軸受に擂動可能なように該直動軸受に
挿通させている。21は可動体2の両端に設けた重錘、
3は案内筒11の内側に固定された直動軸受、41、4
2は直動軸受3の固定部と重錘21との間に介挿した保
持ばね、51、52は可動体2の上方の端面および、下
方の端面に取り付けた永久磁石、61、62は可動体2
に取り付けた永久磁石51、52と対向させた磁気セン
サで、器枠1の上方内面に固着させており、磁気抵抗素
子が用いられている。7は磁気センサの出力から加速度
を演算する加速度演算部である。このような構成におい
て、本発明では永久磁石51、52は、従来の加速度セ
ンサにおいて特に指定がなかった一対の磁石の極性
m1、Pm2を加速度の方向と同じ方向(図の上方をN
極、下方をS極)に揃えて設定したことを特徴としてい
る。次に、動作について説明する。加速度が加わってい
ない状態では保持ばね41、42が平衡した位置で可動
体2を保持しており、加速度が加わると、可動体2が加
速度の方向に応じて一方の保持ばねを圧縮させ他方の保
持ばねを伸長させて案内筒11に設けた直動軸受3に沿
って移動し、永久磁石51、52の一方が対向する磁気
センサから離れ、他方が他方の磁気センサに接近する。
これにより磁気センサ61、62の出力が相互に変動
し、両方の検出信号により移動する軸方向の加速度の方
向と大きさを演算検出する。したがって、可動体2は案
内筒11の直動軸受3の摺動面に沿って加速度の測定方
向にのみ摺動して移動するので、測定方向以外の加速度
成分は検出されず、可動体の質量と保持ばねのばね定数
を適宜に選定できるので、小形で精度の良い加速度セン
サを得られる。なお、磁気センサは磁気抵抗素子に替え
てホール素子またはフラックスゲートなどを用いても構
わない。また、直動軸受はすべりまたは転がりのどちら
の軸受でも良く限定されない。
【0006】また、本発明における特徴の一つである、
永久磁石の極性の影響による動作を説明するために、永
久磁石51、52の磁極配置と磁気センサ61、62の
特性の関係を実際に確認している。図2の(a)〜
(d)は永久磁石の磁極配置と磁気センサの特性の関係
を示し、磁束密度の勾配を持つ上向き矢印方向の外部磁
界が存在するときの信号処理回路を含めた模式図であ
る。外部磁界の極性はPmeとする。なお、図2における
加速度センサの基準位置Xo からの変位Xは、図3に示
すように外部磁界の勾配が存在するものとする。図2に
おいて、2とおりの永久磁石51、52の磁極配置と、
2とおりの磁気センサ61、62の検出の特性が考えら
れるため、これらの組み合わせにより合わせて4とおり
の永久磁石の磁場配位(図中点線矢印で示す、Pm1、P
m2)及び磁気センサの検出特性(図中実線矢印で示す、
S1、PS2)の組み合わせとした。但し、磁場の方位が
逆の場合および磁気センサの検出特性が逆の場合を考え
るとその組み合わせは16とおりになるが、基本的な組
み合わせの4とおりで考える。また、図中記号のDCは
加速度センサの内部の磁石による直流電圧成分を示し、
Sは加速度信号成分を、JNは外部磁界の強さの勾配に
よる影響による特性を示している。次に、図2の(a)
〜(d)の4とおりについて、直流電圧成分、加速度信
号成分、外部磁界の強さの勾配による影響を信号処理回
路後の様子で比較する。なお、磁気センサの検出電圧
は、磁界方向と磁気センサの検出特性方向が同じとき正
の電圧を発生し、逆のとき負の電圧を発生するものとす
る。今、加速度センサが基準位置からΔx移動する場合
であって、重錘21が図2中の鉛直上方に変位すると
き、直流電圧成分、加速度信号成分、外部磁界の強さの
勾配による影響は次のようになる。すなわち、(a)の
場合、磁気センサ61、62のDCは共にマイナス電圧
となり、重錘21の移動により磁気センサの61のDC
は減少し磁気センサ62のDCは増加する。直流電圧成
分(DC)を除き加速度信号成分(S)を得るために加
速速演算部7の極性は逆極性としなければならない。そ
の結果Δxの距離の移動により外部磁界の検出電圧は2
aBo であったものが2akΔx+2aBo の電圧変化
となる。ここでBo は移動前の加速度センサの中心位置
における磁束密度、aは磁気センサの感磁係数、kは外
部磁束密度の勾配係数を示す。また、(b)についても
同様になる。この場合直流電圧成分DCを除き加速度信
号成分Sを得るためには加速度演算部7の極性は同極性
でなければならない。このように図(a)、(b)の場
合、加速度センサ出力は、外部磁界の強さの勾配の影響
により変位量Δxに比例した電圧変化をする。一方、
(c)、(d)の場合外部磁界の強さの勾配の影響によ
り加速度センサの出力の変化は変位量Δxの大きさによ
らず、−2akL(2Lは加速度センサの長さを表す)
となる。すなわち外部磁界の強さの勾配を持つことによ
る加速度センサ出力は一定の直流電圧となりa、k、L
が分かれば補正することができる。したがって、上記に
述べたように一対の永久磁石51、52の極性を同じ方
向とすることにより、永久磁石51、52による直流電
圧成分を除くことができ、加速度信号を2倍にすること
ができる。しかも、外部磁界の強さの勾配の影響は一定
の直流電圧となるため、外部磁界の強さの勾配の大きさ
を知ることによりセンサ出力を補正することができる。
よって、微小加速度を正確に検出することができる。
【0007】図4は本発明の第2の実施例を示す側断面
図である。本発明が第1の実施例と異なるのは、保持ば
ね43を板状のものとし、保持ばね43の両端を器枠1
に支持させた点にあり、保持ばね43の中央部の上下両
面に重錘23、24を介して永久磁石51、52を設
け、この永久磁石51、52にそれぞれ対向させるよう
に設けた磁気センサ61、62を器枠1に固定したセン
サホルダ9に取り付け、両方の磁気センサ61、62の
出力を逆極性で加算するようにしている。このような構
成で、第1の実施例と同様に一対の磁石の極性を加速度
の方向と同じ方向(図の上方をN極、下方をS極)に揃
えて設定してある。加速度センサの基本的な動作は第1
の実施例と同様なのでその詳細な説明は省略するが、そ
の効果としては永久磁石51、52による直流電圧成分
を除くことができ、また、加速度信号を2倍にすること
ができ、外部磁界による信号成分の影響を低減すること
ができる点にある。
【0008】図5は本発明の第3の実施例を示す図であ
る。基本的な構成は図1に示す第1の実施例と同じであ
る。第1の実施例と異なる点を説明する。磁気センサ6
1、62を備えたセンサ基板610、620を器枠1か
ら分離して案内筒11側に配置し、センサ基板610、
620には、永久磁石51、52と磁気センサ61、6
2とのギャップを調整するギャップ調整用ネジ91、9
2を案内筒11の端部からセンサ基板610、620に
向かって鉛直方向に伸びるように設けている。ギャップ
調整用ネジ91は右ネジ91a 、左ネジ91bを設け、
ギャップ調整用ネジ92は右ネジ92a、左ネジ92b
をそれぞれ有するものである。このような構成におい
て、加速度センサの組立時などにおいて、加速度センサ
を1台ごとに調整する際に加工部品の寸法精度の誤差若
しくは保持ばね41、42のばね定数のばらつき、また
は磁気センサ61、62をセンサ基板610、620に
固定する際に生じる磁気センサの取付高さのばらつき等
の問題があった場合でも、それぞれの磁気センサに右ネ
ジと左ネジをそれぞれ有するギャップ調整用ネジを備え
たため、磁気センサ61、62と永久磁石51、52間
のギャップ調整を容易に行うことができる。したがって
加速度センサの組立時に一台ごとに異なる寸法にスペー
サを加工したり、数種類の薄い円盤状スペーサを用意し
ておく必要がないため組み立時の煩雑さもなくなり量産
にも向いている。なお、このようなギャップ調整用ネジ
は、第2の実施例の構成の加速センサに適用しても構わ
ず、同等の効果が得られることは言うまでもない。
【0009】
【発明の効果】このように、内側に加速度の測定方向に
沿う直動軸受をそなえた案内筒を有する器枠と、永久磁
石をそなえ直動軸受の摺動面に沿って移動する可動体
と、永久磁石に対向して器枠に取り付けられた磁気セン
サと、可動体を摺動面の基準位置に保持させる保持ばね
とをそなえ、加速度によって可動体が、保持ばねに抗し
て基準位置から移動して永久磁石と磁気センサとの対向
位置を変位させる加速度センサにおいて、差動信号がと
れるように並べる永久磁石の磁極方向を加速度の方向と
同じに揃えることにより、外部磁界に強さの勾配が存在
しても加速度センサ出力は一定の直流電圧成分となり、
勾配を測定することで補正することができ、微小加速度
を正確に検出できる効果がある。また、加速度が加えら
れたときに、永久磁石を直動軸受の摺動面に沿って直線
方向に移動させるようにしてあるので、永久磁石を備え
た可動体の移動により、測定方向のみの正確な加速度を
検出することができ、小形で高性能の加速度センサを得
られる。さらに、永久磁石とセンサ基板上の磁気センサ
間のギャップ調整を行うようにしたので、ギャップ調整
が容易にでき、加速度センサの組立、調整時の煩雑さが
なくなり量産にも向く効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す側断面図であ
る。
【図2】(a)〜(d)は永久磁石の磁極配置と磁気セ
ンサの特性の関係を示し、磁束密度の勾配を持つ上向き
矢印方向の外部磁界が存在するときの信号処理回路を含
めた模式図である。
【図3】 加速度センサの変位と外部磁界の勾配の関係
を示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施例を示す側断面図であ
る。
【図5】 本発明の第3の実施例を示す側断面図であ
る。
【図6】 従来の加速度センサを示す側断面図である。
【図7】 従来の他の加速度センサを示す側断面図であ
る。
【図8】 従来の磁気センサ信号出力の周波数特性を示
す図である。
【符号の説明】
1 器枠 11 案内筒 2 可動体 21、22、23、24 重錘 3 直動軸受 41、42 保持ばね(コイル状) 43 保持ばね(板状) 51、52 永久磁石 61、62 磁気センサ 7 加速度演算部 Pm1 磁石51の極性 Pm2 磁石52の極性 PS1 磁気センサ61の極性 PS2 磁気センサ62の極性 Pme 外部磁界の極性
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 巌 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器枠と、この器枠の内側に設けられ加速
    度の方向に移動する可動体と、この可動体の移動方向の
    両端に備えた一対の永久磁石と、前記可動体を前記器枠
    の基準位置に保持させる保持ばねと、前記永久磁石に対
    向して前記器枠に取り付けられた磁気センサと、前記永
    久磁石の変位によって生じる漏れ磁界の変化を前記磁気
    センサで検出してその検出値から前記永久磁石に加わっ
    た加速度を演算する加速度演算部とを備え、加速度によ
    り前記可動体を前記保持ばねに抗して前記器枠の基準位
    置から移動させて、前記永久磁石と前記磁気センサとの
    対向位置を変位させる加速度センサにおいて、 前記一対の永久磁石は、その極性を加速度の方向と同じ
    方向に揃えて設定してあることを特徴とする加速度セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記可動体は、その外周面を直動軸受を
    介して前記器枠の内部に取り付けた案内筒に案内支持さ
    れ、前記保持ばねを、コイル状として前記永久磁石と前
    記直動軸受との間に設けた請求項1に記載の加速度セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記保持ばねは、前記器枠の内側にその
    両端もしくは一端が固定されると共に加速度の方向に撓
    むことのできる板状のものからなる請求項1に記載の加
    速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記磁気センサは、前記永久磁石とのギ
    ャップを調整するギャップ調整用ネジを取り付けたセン
    サ基板に設けられた請求項1から3までの何れか1項に
    記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記磁気センサは、磁気抵抗素子である
    請求項1から4までの何れか1項に記載の加速度セン
    サ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064825A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Shinka Jitsugyo Kk 加速度センサ及びこれを装備した電子装置
US7621185B2 (en) 2005-07-28 2009-11-24 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Acceleration sensor and electronic device comprising the same
CN114839396A (zh) * 2022-05-18 2022-08-02 清华大学 一种磁性液体加速度传感器

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