JPH11352608A - 原稿給紙装置及び原稿給紙方法 - Google Patents

原稿給紙装置及び原稿給紙方法

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JPH11352608A
JPH11352608A JP16009398A JP16009398A JPH11352608A JP H11352608 A JPH11352608 A JP H11352608A JP 16009398 A JP16009398 A JP 16009398A JP 16009398 A JP16009398 A JP 16009398A JP H11352608 A JPH11352608 A JP H11352608A
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sensor
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feeding
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JP16009398A
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Hitoshi Hattori
仁 服部
Hiroshi Fukano
博司 深野
Hiroshi Kubo
宏 久保
Genichi Tamaoki
元一 玉置
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底板の下降位置を任意に設定することによっ
て、原稿セット検知後、給紙動作をより早く開始するこ
とが可能な、あるいは底板の動作異常を検知した場合
は、底板の現在位置を判断して底板の過剰な移動を抑制
し、装置を保護することが可能な原稿給紙装置及び原稿
給紙方法を提供する。 【解決手段】 第1、第2中間位置センサ35,36と
最下降位置センサ25の何れかを選択し、その検知位置
を基に底板7が停止するように制御する。また、底板7
の動作異常判定時の再試行移動量を、選択されたセンサ
の検知情報を基にして設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置に装着された原稿給紙装置及び原稿給紙方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように、複写機等の画
像形成装置の本体2に装着された原稿給紙装置1におい
ては、使用者が給紙テーブル6(=収容手段)上の正規
位置に原稿5をセットしてから、図示していない底板上
下用モータ(例えば、ステッピングモータにて構成)を
駆動して底板7(=原稿持ち上げ部材)を上昇させ、原
稿5の上面が呼び出しコロ8に当接した後、本体2から
の給紙開始信号で図示していない給紙モータ(例えば、
ステッピングモータにて構成)を駆動して呼び出しコロ
8を給紙方向に回転させ、給紙テーブル6上の原稿5を
順次送出させる。この後、給紙テーブル6上の最終原稿
の後端が第1搬送ローラ11や第2搬送ローラ12等の
送出手段を通過した時点で、前記底板上下用モータを駆
動し、底板7を下降させるようになっている。このよう
に、本体2からの給紙開始信号で直ちに給紙動作を開始
することによって、ファーストコピー時間を短縮しよう
としている。
【0003】なお、底板7の上昇停止位置(給紙適正位
置)は、呼び出しコロ8に連動するように設けられたフ
ィラ(図示せず)が、給紙適正位置センサ27で検知さ
れることにより決定される。また、底板7の下降停止位
置は、前記フィラが最下降位置センサ25によって検知
されることにより決定される。さらに、底板7の移動量
は、前記底板上下用モータの駆動パルス数によって任意
に変化させることができる。さて、底板7の上昇停止位
置から下降停止位置までの距離(最大移動量)をLと
し、余裕度をαとすると、底板7の上昇時に距離(L+
α)だけ上昇させても、給紙適正位置センサ27が前記
フィラを検知しない場合は、底板7の上昇異常と判断し
て底板7を停止させる。あるいは、底板7の下降時に距
離(L+α)だけ下降させても、最下降位置センサ25
が前記フィラを検知しない場合は、底板7の下降異常と
判断して底板7を停止させる。但し、底板異常表示を行
うのは、3回連続して底板異常と判断した場合であり、
1回目及び2回目の場合は原稿ジャム表示を行う。ま
た、底板異常表示は、電源のON/OFFでのみクリア
されるが、原稿ジャム表示は、原稿給紙装置1のリフト
アップ/ダウン、給紙カバー23と排紙カバー24の開
閉、等でクリアされるようになっている。これは、底板
異常を検出した場合でも、底板7を数回駆動させること
によって正常に戻る場合もあることによる。
【0004】なお、この種の装置として関連するものに
は、例えば特開平9−166831号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、給
紙テーブル上に積載された原稿が少ない場合には、底板
上昇時の移動量が大きくなり、原稿セット検知後、給紙
動作の開始までに時間がかかり、原稿ファーストコピー
時間が遅くなる。また、底板の動作異常表示を行うまで
の間に、底板が最大移動量を超えて上昇/下降してしま
い、装置にダメージを与える恐れがある。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、底板の下降位置を任意に設定することによって、原
稿セット検知後、給紙動作をより早く開始することが可
能な原稿給紙装置及び原稿給紙方法を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、このような問題点を改
善し、底板の動作異常を検知した場合は、その底板の位
置判断を行って底板の過剰な移動を抑制し、装置が損傷
しないように保護することが可能な原稿給紙装置及び原
稿給紙方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の原稿給紙装置は、複数の原稿を積み重ねた
状態で収容する収容手段と、前記収容手段に収容された
原稿の給紙方向側を持ち上げ、所定の給紙位置と最下降
位置との間を上下動する原稿持ち上げ手段と、前記原稿
持ち上げ手段を所定の給紙位置と最下降位置との間で検
知する中間位置検知手段と、前記中間位置検知手段の検
知情報を基にして、前記原稿持ち上げ手段が所定の給紙
位置と最下降位置との間の設定位置で停止するように制
御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0008】また、前記目的を達成するため、本発明の
原稿給紙装置は、複数の原稿を積み重ねた状態で収容す
る収容手段と、前記収容手段に収容された原稿の給紙方
向側を持ち上げ、所定の給紙位置と最下降位置との間を
上下動する原稿持ち上げ手段と、前記原稿持ち上げ手段
を所定の給紙位置と最下降位置との間で検知する中間位
置検知手段と、前記原稿持ち上げ手段が所定の給紙位置
と最下降位置との間を上下する動作に異常が検出されて
前記動作を再試行する場合は、前記中間位置検知手段の
検知情報を基にして再試行時の移動量を設定する制御手
段と、を有することを特徴とする。
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明の
原稿給紙方法は、複数の原稿を積み重ねた状態で収容す
る収容手段と、前記収容手段に収容された原稿の給紙方
向側を持ち上げ、所定の給紙位置と最下降位置との間を
上下動する原稿持ち上げ手段と、前記原稿持ち上げ手段
を所定の給紙位置と最下降位置との間で検知する中間位
置検知手段と、を有する装置の原稿給紙方法であって、
前記中間位置検知手段によって、所定の給紙位置と最下
降位置との間を上下動する前記原稿持ち上げ手段を検知
する検知ステップと、前記中間位置検知手段の検知情報
を基にして、前記原稿持ち上げ手段が所定の給紙位置と
最下降位置との間の設定位置で停止するように制御する
位置制御ステップと、を有することを特徴とする。
【0010】また、前記目的を達成するため、本発明の
原稿給紙方法は、複数の原稿を積み重ねた状態で収容す
る収容手段と、前記収容手段に収容された原稿の給紙方
向側を持ち上げ、所定の給紙位置と最下降位置との間を
上下動する原稿持ち上げ手段と、前記原稿持ち上げ手段
を所定の給紙位置と最下降位置との間で検知する中間位
置検知手段と、を有する装置の原稿給紙方法であって、
前記原稿持ち上げ手段が所定の給紙位置と最下降位置と
の間を上下動する際、動作異常の有無を検知する異常検
知ステップと、前記動作異常が検知された場合の再試行
時における前記原稿持ち上げ手段の移動量を、前記中間
位置検知手段の検知情報を基にして設定する再試行移動
量設定ステップと、前記再試行時の移動量だけ、前記原
稿持ち上げ手段が所定の給紙位置と最下降位置との間を
移動する再試行ステップと、を有することを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面により説明する。 《第1の実施の形態》 図1は、本発明の第1の実施の
形態を示す画像形成装置(複写機)の本体に装着された
原稿給紙装置の構成を示し、図3はその複写機の制御部
の構成を示す。原稿給紙装置(以下、DFと記す)1
は、複写機の本体2に装着されている。そのDF1に
は、分離ベルト9、分離コロ10からなる給紙/分離機
構を含む給紙部、搬送ベルト13等からなる搬送部、及
び排紙ローラ16等からなる排紙部を備える。
【0012】前記給紙部には、シート状の原稿5を積み
重ねた状態で収容する給紙テーブル6(=収容手段)、
給紙テーブル6に原稿5がセットされたことを検知する
原稿セットセンサ21(=原稿検知手段)、給紙テーブ
ル6にセットされた最上位の原稿に当接し、その原稿を
給紙するための呼び出しコロ8、給紙テーブル6にセッ
トされた原稿5の給紙方向側を持ち上げ、呼び出しコロ
8に最上位の原稿が当接する給紙位置と最下降位置との
間を上下動する底板7(=原稿持ち上げ手段)、前記給
紙位置と最下降位置との間で底板7の現在位置を検知す
る第1中間位置センサ35及び第2中間位置センサ36
(=中間位置検知手段)、底板7が最下降位置に到達し
たことを検知するための最下降位置センサ25、等を有
する。なお、底板7は、図3に示すCPU29が、各セ
ンサ21,25,35,36からの検知情報を得て、モ
ータドライバ(Trアレイ)を介し底板上下用モータ
(本実施形態ではステッピングモータにて構成)33を
駆動制御することによって、給紙位置と最下降位置との
間を移動し、給紙動作開始まで中間位置で停止するよう
になっている。
【0013】また、前記搬送部の搬送ベルト13は、ゴ
ムあるいは布製の無端ベルトであって、CPU29の制
御により、搬送モータ(本実施形態ではステッピングモ
ータにて構成)31にて駆動される。さらに、搬送ベル
ト13は、原稿スケール20及びコンタクトガラス19
に接しており、搬送ベルト13とコンタクトガラス19
の間に原稿が入り、その原稿は、コンタクトガラス19
と原稿、及び搬送ベルト13と原稿の摩擦係数の差によ
ってコンタクトガラス19上を搬送される。なお、原稿
スケール20の端部は、コンタクトガラス19上面より
僅かに高くなっていて、原稿端を原稿スケール20の端
部に突き当ててセットすることにより、レジストの合っ
た画像を読み取るように構成されている。
【0014】また、前記排紙部において、排紙センサ
(本実施形態では光学式反射形センサにて構成)18
は、搬送ベルト13により搬送されてきた原稿を検知す
るものである。一方、反転センサ(本実施形態では光学
式反射形センサにて構成)34の検知情報は、排紙時あ
るいは反転時における搬送方向変更用の切換え爪の変更
タイミング制御のトリガとして使用される。また、排紙
ローラ16は、CPU29の制御により、排紙モータ
(本実施形態ではステッピングモータにて構成)32に
て駆動される。なお、本実施形態では、各モータ30〜
33は各々独立に駆動可能に構成されている。
【0015】さらに、DF1には、ヒンジ等からなる本
体2側のリフトアップ手段(図示せず)にて、DF1が
リフトアップされたことを検知するためのリフトアップ
センサ(光学式反射形センサ)37を有する。一方、本
体2には、図1に示すミラー3及び光源4を含む画像読
取部、図示していない画像形成部、等を備える。この画
像読取部は、ミラー3、光源4、結像レンズ、シェーデ
ィング板、光電変換素子(CCDラインセンサ)、スキ
ャナモータ、等から構成されており、圧板モードあるい
は自動給紙モードでコンタクトガラス19上に載置され
た原稿5に、光源4からの光を照射し、副走査方向に順
次移動しながら1ライン単位で原稿5からの反射光をミ
ラー及び結像レンズを介してCCDラインセンサの受光
面に結像し、原稿5の画像面を順次画像信号(画像デー
タ)に変換するようになっている。また、前記画像形成
部は、図示していない走査光学系、ミラー等の書き込み
光学系、感光体、現像装置、転写装置、分離装置、定着
装置、等からなり、画像読取部にて得られた画像信号に
変倍処理等の画像処理を施した後、周知の電子写真プロ
セスによって画像形成するようになっている。すなわ
ち、前記書き込み系にて書き込み動作が行われ、感光体
上に静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付着さ
せて現像し顕像化する。この画像形成動作とタイミング
を合わせて、原稿サイズに対応する給紙カセットのコピ
ー用紙を供給し、感光体上のトナー像がそのコピー用紙
に転写される。転写後のコピー用紙は感光体から分離さ
れ、定着装置にてトナー像が定着された後、排紙され
る。
【0016】次に、本実施形態の複写機の制御部(=制
御手段)の構成について説明する。図3に示すように、
複写機の本体2に装着されたDF1には、DF1の動作
を制御するCPU29を有し、そのCPU29は、第1
中間位置センサ35、第2中間位置センサ36、最下降
位置センサ25を含む各センサからの検知信号、各モー
タ30〜33からの状態信号、及び本体2とのシリアル
通信手段を介して送信された給紙開始信号等の制御信
号、あるいは給紙カバー23や排紙カバー24が開いて
いることを示すカバーオープン信号、等を入力する。ま
た、CPU29は、各センサ等からの検知情報を本体2
側のCPU41に送信すると共に、CPU41から送信
される制御信号に基づいて、各モータ30〜33の駆動
を制御する。例えば、原稿セットセンサ21が、給紙テ
ーブル6に原稿5がセットされたことを検知すると、そ
の検知情報は、CPU29によって前記シリアル通信手
段を介し原稿セット信号としてCPU41へ送信され
る。あるいは、リフトアップセンサ37が、DF1が前
記ヒンジを支点にリフトアップされた状態にあることを
検知すると、その検知情報は、CPU29によって前記
シリアル通信手段を介しリフトアップ信号としてCPU
41へ送信される。さらに、CPU29は、本体2の操
作部43に設けられたスタートボタン(図示せず)の押
下により、本体2側から送信された給紙開始信号を受信
入力するようになっている。この給紙開始信号は、呼び
出しコロ8を駆動回転して給紙テーブル6上の原稿5を
給紙する動作を開始させるものである。また、CPU2
9は、操作部43で設定され、本体2から送信された底
板7の下降位置情報を受信入力するようになっている。
この下降位置情報は、給紙動作終了後、次の給紙動作開
始まで底板7が待機するべき位置を示すものであり、具
体的には、最下降位置センサ25、第1中間位置センサ
35、第2中間位置センサ36の何れかが選択設定さ
れ、給紙動作終了後、その検知位置まで底板7が下降し
て停止するようになっている。なお、RAM28には、
本体2の操作部43で設定され、前記シリアル通信手段
を介して送信された、底板7の下降位置情報を記憶し、
その下降位置情報が変更される度に記憶内容を更新す
る。また、RAM28には、第1給紙センサ14及び第
2給紙センサ15の原稿検知情報を基にして算出された
搬送方向の原稿サイズ、あるいは幅方向の原稿サイズ等
の必要データが記憶される。
【0017】一方、複写機の本体2には、装置全体を制
御するCPU41を有し、そのCPU41は、本体1側
の各種センサ44からの検知信号、入出力部(図示して
いない駆動モータ、クラッチ類等の各種負荷)45から
の状態信号、及び操作部43での設定情報信号、前記シ
リアル通信手段を介してDF1から送信された信号、あ
るいは原稿ジャムやサービスマンコール等の情報信号、
等を入力する。また、CPU41は、こうして入力され
た信号に基づいて、入出力部45の駆動制御や操作部4
3のLCD表示器(図示せず)における表示制御等を行
う。また、CPU41は、DF1に対し、呼び出しコロ
8を駆動回転させて給紙動作を開始させるための給紙開
始信号を含む各種制御信号、及び操作部43で選択設定
された底板7の下降位置情報を送信し、CPU29に指
示してDF1の給紙動作を制御するようになっている。
なお、操作部43には、図示していないスタートボタン
やテンキー等の各種ボタンキー、及び前記LCD表示器
等を有し、各動作モードや底板7の下降位置の設定、あ
るいは動作開始/停止指示が使用者の操作で可能なよう
になっている。前記下降位置は、操作部43のLCD表
示画面上の設定キーあるいはテンキー等で、最下降位置
センサ25、第1中間位置センサ35、第2中間位置セ
ンサ36の何れかを選択するようになっている。この選
択結果(下降位置情報)はRAM42の所定領域に記憶
されると共に、DF1へ送信されてRAM28に記憶さ
れ、給紙動作終了後に底板7が当該センサに検知される
まで下降し、検知位置で停止するようになっている。
【0018】次に、本実施形態の自動給紙モードにおけ
るDF1の動作について述べる。給紙テーブル6に積載
され、給紙方向側が原稿突き当て部材22に当接するよ
うにセットされた原稿5は、底板上下用モータ33の駆
動で底板7が給紙位置と最下降位置の間の待機位置から
上昇するのに伴って上方へ移動し、呼び出しコロ8によ
り加圧される。この後、前記スタートボタンが押下さ
れ、呼び出しコロ8が回転することによって、原稿5の
最上位から、分離ベルト9及び分離コロ10で構成され
た分離機構へ給紙する。その分離機構で1枚ずつ分離さ
れた原稿は、第1搬送ローラ11、第2搬送ローラ1
2、及び搬送ベルト13でコンタクトガラス19へ搬送
され、前記露光部の露光でCCD等の光学素子により画
像データが読み取られる。この際、原稿先端が原稿スケ
ール20に位置するように停止させる。また、本実施形
態においては、第1給紙センサ14及び第2給紙センサ
15により検知された原稿長さの情報は、原稿が画像の
読み取りのためにコンタクトガラス19上に搬送、停止
した時点でRAM28に記憶される。前記原稿長さの算
出方法としては、前述のように給紙モータ30と搬送モ
ータ31はステッピングモータにて構成されているの
で、例えば、給紙モータ30の1ステップ当りの原稿送
り量に、給紙時に第1給紙センサ14が原稿有りを検知
している間の駆動ステップ数を乗じることにより原稿毎
に求める。求めた原稿長さについては、例えばコンタク
トガラス19上の原稿が1枚であれば、その原稿の長さ
はRAM28の内の第1記憶メモリに記憶され、また、
コンタクトガラス19上の原稿が複数枚あれば、さらに
2枚目の原稿の長さは第2記憶メモリに、3枚目の原稿
の長さは第3記憶メモリに、というように各原稿の長さ
が順次記憶される。このように構成するのは、前述のよ
うに給紙モータ30と搬送モータ31は各々独立に駆動
可能なので、コンタクトガラス19上の原稿を排紙して
から次原稿の給紙を行うか、コンタクトガラス19上に
複数の原稿を並べるのか、また並べた原稿の間隔をどの
程度にするのかを任意に変更できることに対応するため
である。こうして、最上位の原稿5より順次給紙され、
最終原稿の給紙が終了すると、原稿先端部を持ち上げて
いた底板7が、予め操作部43で設定された下降位置ま
で下降し、その位置で停止する。本実施形態において
は、操作部43において、第1中間位置センサ35又は
第2中間位置センサ36又は最下降位置センサ25の何
れかを使用者によって予め選択設定する。そして、底板
7が下降する際、予め選択されたセンサが底板7を検知
すると、その位置で底板7が停止するように制御する。
【0019】一方、画像の読み取りが終了し、前記排紙
部に到達した原稿は排紙センサ18にて検知され、排紙
ローラ16の駆動により排紙トレイ17に排出される。
原稿の排出が1枚完了する度に、前記第2記憶メモリの
内容を第1記憶メモリに、第3記憶メモリの内容を第2
記憶メモリに、というように原稿長さをシフトして記憶
する。なお、搬送モータ31はステッピングモータにて
構成されているので、原稿が前記排紙部に搬送されてい
る間に、例えば、搬送モータ31のパルスをカウント
し、それに搬送モータ31の1ステップ当りの原稿送り
量を乗じることにより、搬送ベルト13での原稿搬送距
離を知ることができる。さらに、前記排紙部の排紙セン
サ18により、排紙JAM及び排紙減速タイミング検知
が行われる。例えば、排紙JAM検知については、原稿
の先端が排紙センサ18を通過した後の排紙モータ32
のパルスをカウントし、それに排紙モータ32の1ステ
ップ当りの原稿送り量を乗じることにより、センサ通過
後の排紙ローラ16での原稿搬送距離を知り、前記原稿
長さと比較することによって行われる。従って、原稿長
さ及び原稿の搬送距離を搬送速度の変化等に影響される
ことなく正確に知り、原稿サイズに応じてJAM検知の
際の搬送距離による判断基準を変更できる。
【0020】次に、図4を参照しながら、本実施形態の
原稿給紙方法における底板位置制御を詳細に説明する。
本実施形態においては、使用者が操作部43で予め選択
設定した下降位置情報に従い、底板上下用モータ33の
回転方向を決定して駆動し、底板7を設定位置まで移動
させる。まず、制御部にて底板7の下降位置情報を取得
する(ステップ401)。この下降位置情報は、操作部
43のLCD表示画面あるいはテンキーから、第1中間
位置センサ35又は第2中間位置センサ36又は最下降
位置センサ25の何れかが使用者によって予め選択され
たものである。この下降位置情報は、変更される度に本
体2からDF1へ送信されてRAM28に記憶され、底
板位置制御の際にRAM28から取り出される。こうし
て取得した下降位置情報(設定位置)と底板7の現在位
置とを比較し、設定位置より下方にある場合は(ステッ
プ402のNO、ステップ403の<)、底板上下用モ
ータ33を上昇方向に駆動する(ステップ404)。そ
して、予め選択したセンサにより底板7が検知されると
(ステップ406のYES)、底板上下用モータ33を
停止させる(ステップ407)。また、設定位置と底板
7の現在位置とを比較し、設定位置より上方にある場合
は(ステップ402のNO、ステップ403の>)、底
板上下用モータ33を下降方向に駆動する(ステップ4
05)。そして、予め選択したセンサで底板7が検知さ
れると(ステップ406のYES)、底板上下用モータ
33を停止させる(ステップ407)。
【0021】本実施形態によれば、任意の下降位置を設
定して前述の底板位置制御を給紙動作終了時に行うこと
により、底板上昇時の給紙位置までの移動距離が短縮さ
れるので、原稿セット検知後、給紙動作を開始するまで
の時間が短縮される。よって、ファーストコピー時間が
短縮される。《第2の実施の形態》 本実施形態におけ
る複写機の本体に装着された原稿給紙装置の構成は、第
1の実施形態(図1)と同様である。また、本実施形態
における複写機の制御部の構成は、第1の実施形態(図
3)と概ね同様であるが、本実施形態においては、前述
の下降位置情報として、操作部43で選択されたセンサ
(第1中間位置センサ35又は第2中間位置センサ36
又は最下降位置センサ25の何れか)に加え、そのセン
サ検知位置から底板7が下降する際の移動量を設定する
ことにより、給紙位置と最下降位置の間で任意の設定位
置に底板7が停止するようになっている。すなわち、本
体2のCPU41は、DF1に対し、給紙開始信号を含
む各種制御信号、及び操作部43で選択設定された底板
7の下降位置情報(選択されたセンサとそのセンサ検知
位置からの移動量)を送信し、CPU29に指示してD
F1の給紙動作を制御するようになっている。前記移動
量は、操作部43のLCD表示画面上からあるいはテン
キー等で入力するようになっており、センサの選択結果
と共にRAM42の所定領域に記憶され、同時にDF1
へ送信されてRAM28に記憶される。なお、前記セン
サあるいは設定移動量が変更される度に本体2からDF
1に新たな設定情報が送信され、RAM28の設定値が
更新されるようになっている。
【0022】一方、DF1のCPU29は、操作部43
で設定され、本体2から送信された底板7の下降位置情
報を受信入力するようになっている。この下降位置情報
は、前述のように本体2から前記シリアル通信手段を介
してDF1に送信され、RAM28に記憶される。そし
て、その下降位置情報が変更される度に更新されるよう
になっている。
【0023】また、本実施形態の自動給紙モードにおけ
るDF1の動作については、第1の実施形態と概ね同様
であるが、本実施形態においては、操作部43において
予め選択されたセンサが底板7を検知すると、その位置
で底板7を一旦停止し、その位置から予め設定された移
動量だけ、更に底板7を移動させる。次に、図5を参照
しながら、本実施形態の原稿給紙方法における底板下降
位置移動量制御を詳細に説明する。本実施形態において
は、使用者が操作部43で予め選択設定したセンサ(第
1中間位置センサ35又は第2中間位置センサ36又は
最下降位置センサ25の何れか)とそのセンサ検知位置
からの移動量を含む下降位置情報に従い、前記センサ検
知位置からの底板上下用モータ33の回転方向を決定し
て駆動し、底板7を設定移動量だけ移動させる。まず、
制御部にて底板7の下降位置情報から前記センサを取得
する(ステップ501)。そのセンサの位置(設定セン
サ位置)と底板7の現在位置とを比較し、底板7が設定
センサ位置になければ(ステップ502のNO)、底板
上下用モータ33を駆動して底板7をその位置まで移動
させる(ステップ503)。すなわち、設定センサ位置
より下方にある場合は、底板上下用モータ33を上昇方
向に駆動し、予め選択したセンサにより底板7が検知さ
れると、底板上下用モータ33を停止させる。また、底
板7が、設定センサ位置より上方にある場合は、底板上
下用モータ33を下降方向に駆動し、予め選択したセン
サにより底板7が検知されると、底板上下用モータ33
を停止させる。こうして、底板7が設定センサ位置に達
すると、更に前記下降位置情報として設定された底板7
の移動量(設定センサ位置からの移動量)を取得する
(ステップ504)。この移動量に応じて、底板上下用
モータ33の回転方向を決定し、底板上下用モータ33
を駆動させる(ステップ505)。そして、底板7が設
定移動量だけ移動すると(ステップ506のYES)、
底板上下用モータ33を停止させる(ステップ50
7)。なお、本実施形態では、底板上下用モータ33は
ステッピングモータからなり、底板7の移動量は、例え
ば、底板上下用モータ33のステップ数(パルス数)を
カウントし、それに底板上下用モータ33の1ステップ
当りの底板移動量を乗じることによって正確に求められ
るので、底板上下用モータ33のパルス数を設定移動量
としてもよい。
【0024】本実施形態によれば、前述の底板下降位置
移動量制御を行うことにより、底板中間位置センサ3
5,36を増設しなくても、底板7の下降位置を給紙位
置に応じて任意に設定することができる。すなわち、コ
ストアップすることなく、底板7の下降位置をより多く
任意に設定することができる。また、底板7の給紙位置
までの移動距離が短縮されるので、原稿セット検知後、
給紙動作を開始するまでの時間が短縮される。よって、
ファーストコピー時間が短縮される。
【0025】《第3の実施の形態》 本実施形態におけ
る複写機の本体に装着された原稿給紙装置の構成は、第
2の実施形態と同様である。また、本実施形態における
複写機の制御部の構成は、第2の実施形態と概ね同様で
あるが、本実施形態の制御部においては、底板7の下降
位置情報として、使用者が操作部43から入力した原稿
セット枚数の上限値及び原稿厚さを基に算出された原稿
束の厚さから求めた、位置センサ(第1中間位置センサ
35又は第2中間位置センサ36又は最下降位置センサ
25の何れか)及びそのセンサ検知位置からの移動量を
設定する。この下降位置情報により、給紙位置と最下降
位置の間で任意の位置に底板7が停止するようになって
いる。すなわち、本体2のCPU41は、使用者が操作
部43のLCD表示画面上からあるいはテンキー等で入
力設定した原稿セット枚数の上限値を用いて、 (原稿1枚の厚さ)×(原稿セット枚数上限値)=原稿束の厚さ (1) を演算し、「原稿束の厚さ」と「給紙位置から第1、第
2中間位置センサ35,36及び最下降位置センサ25
までの距離」とを比較し、その差が最小のセンサを選択
する。さらに、その差により、選択されたセンサの検知
位置からの移動量及び移動方向を設定する。こうして選
択されたセンサ、移動量、移動方向を下降位置情報とす
る。なお、その下降位置情報の取得方法については、C
PU41による演算に替えて、予め設けたデータテーブ
ルを用いて求めるようにしてもよい。こうして設定した
下降位置情報は、RAM42の所定領域に記憶されると
共に、本体2からDF1に送信されてRAM28に記憶
される。なお、前記下降位置情報が変更される度に本体
2からDF1に新たな下降位置情報が送信され、RAM
28の設定値が更新されるようになっている。
【0026】一方、DF1のCPU29は、操作部43
からの入力値を基にCPU41で算出設定され、本体2
から送信された底板7の下降位置情報を受信入力するよ
うになっている。この下降位置情報は、前述のように本
体2から前記シリアル通信手段を介してDF1に送信さ
れ、RAM28に記憶される。そして、前述のようにそ
の下降位置情報が変更される度に更新されるようになっ
ている。なお、本実施形態では、下降位置情報を本体2
で求めるようにしているが、DF1のCPU29で算出
するようにしてもよい。
【0027】また、本実施形態の自動給紙モードにおけ
るDF1の動作については、第2の実施形態と概ね同様
であるが、給紙動作終了後、次の給紙動作開始まで底板
7が停止するべき下降位置を、給紙位置と最下降位置の
間で任意に設定可能であり、しかも使用者が原稿セット
枚数の上限値を入力するだけで自動的に設定できる。本
実施形態においては、操作部43から入力された原稿セ
ット枚数上限値を用い、CPU41にて予め選択された
センサが底板7を検知すると、その検知位置で底板7を
一旦停止し、その検知位置からCPU41にて予め設定
された移動量だけ、更に底板7を移動させる。
【0028】次に、図6を参照しながら、本実施形態の
原稿給紙方法における底板下降位置算出制御を詳細に説
明する。なお、図6において、L1は給紙位置から第2
中間位置センサ36までの距離、L2は給紙位置から第
2中間位置センサ35までの距離、L3は給紙位置から
最下降位置センサ25までの距離、をそれぞれ示す。本
実施形態においては、制御部において使用者が操作部4
3から入力した原稿セット枚数の上限値を取得し(ステ
ップ601)、CPU41がその上限値を用いて前記式
(1)の演算を実行し、原稿束の厚さを算出する(ステ
ップ602)。更に、算出された「原稿束の厚さ」と
「L1+(L2−L1)/2」とを比較する(ステップ6
03)。その結果、原稿束の厚さの方が小さければ(ス
テップ603の≦)、底板7を下降制御するための位置
センサとして第2中間位置センサ36を選択し(ステッ
プ604)、その検知位置から底板7の下降位置までの
移動量を「L1−原稿束の厚さ」にて求めると共に移動
方向を求め、これらを下降位置情報として設定する(ス
テップ605)。また、ステップ603における比較の
結果、原稿束の厚さの方が大きければ(ステップ603
の>)、更に、算出された「原稿束の厚さ」と「L2
(L3−L2)/2」とを比較する(ステップ606)。
その結果、原稿束の厚さの方が小さければ(ステップ6
06の≦)、底板7を下降制御するためのセンサとして
第1中間位置センサ35を選択し(ステップ607)、
その検知位置から底板7の下降位置までの移動量を「L
2−原稿束の厚さ」にて求めると共に移動方向を求め、
これらを下降位置情報として設定する(ステップ60
8)。また、ステップ606における比較の結果、原稿
束の厚さの方が大きければ(ステップ606の>)、底
板7を下降制御するためのセンサとして最下降位置セン
サ25を選択し(ステップ609)、その検知位置から
底板7の下降位置までの移動量を「L3−原稿束の厚
さ」にて求めると共に移動方向を求め、これらを下降位
置情報として設定する(ステップ610)。こうして設
定された下降位置情報により、底板7は底板上下用モー
タ33の駆動で現在位置から選択されたセンサに検知さ
れるまで移動し、更に、その検知位置から設定方向に設
定移動量だけ移動して停止する。なお、本実施形態で
は、底板7が正確に移動するように、底板7が選択され
たセンサによって検知されると一時停止し、そこから更
に移動するようにしているが、例えば、現在位置から設
定された下降位置までの移動方向及び移動量を算出し、
一時停止することなく、最小の移動量で直接に下降位置
まで移動するようにしてもよい。
【0029】本実施形態によれば、前述の底板下降位置
算出制御を行うことにより、底板中間位置センサ35,
36を増設しなくても、底板7の下降位置を給紙位置に
応じて任意に設定することができる。また、底板7の給
紙位置までの移動距離が短縮されるので、原稿セット検
知後、給紙動作を開始するまでの時間が短縮される。よ
って、ファーストコピー時間が短縮される。更に、使用
者は、原稿セット枚数の上限値を入力するだけでよく、
底板7から給紙位置までの距離を意識することなく、容
易に下降位置情報を設定できるので、操作性が大幅に向
上する。
【0030】《第4の実施の形態》 本実施形態におけ
る複写機の本体に装着された原稿給紙装置の構成は、第
2の実施形態と同様である。また、本実施形態における
複写機の制御部の構成は、第2の実施形態と概ね同様で
あるが、本実施形態においては、底板7の下降位置情報
として、操作部43で選択されたセンサ(第1中間位置
センサ35又は第2中間位置センサ36又は最下降位置
センサ25の何れか)と、そのセンサ検知位置から更に
底板7が上下動する際の移動量を設定した後、その下降
位置情報を一時的に解除可能に構成されている。すなわ
ち、下降位置情報設定後、一時的に解除した場合は底板
7は最下降位置に停止し、その処理が終了した後は再び
前記下降位置情報によって設定位置に停止するようにな
っている。すなわち、本体2のCPU41は、底板7の
下降位置情報として、操作部43で選択された位置セン
サ(第1中間位置センサ35又は第2中間位置センサ3
6又は最下降位置センサ25の何れか)と、そのセンサ
検知位置から更に底板7が上下動する際の移動量を含む
下降位置情報を設定し、これをCPU29に送信してD
F1の給紙動作を制御するようになっている。更に、操
作部43のLCD表示画面上からあるいはテンキー等
で、前記下降位置情報による底板7の下降動作を一時的
に解除する下降位置解除モードを設定できるようになっ
ている。この下降位置解除モードでは、DF1において
RAM28に記憶された下降位置情報は一時的にマスク
され、最下降位置センサ25による検知位置まで底板7
が下降するように制御される。なお、当該処理終了後は
マスク解除されて前記下降位置情報による底板7の下降
制御が再び行われる。なお、前記センサあるいは設定移
動量が変更される度に本体2からDF1に新たな設定情
報が送信され、RAM28の設定値が更新されるように
なっている。
【0031】一方、DF1のCPU29は、操作部43
で設定され、本体2から送信された底板7の下降位置情
報を受信入力すると共に、同様に前記下降位置解除モー
ドの設定情報を受信入力するようになっている。前記下
降位置情報は、本体2から前記シリアル通信手段を介し
てDF1に送信され、RAM28に記憶される。そし
て、その下降位置情報が変更される度に更新されるよう
になっている。また、前記下降位置解除モードの設定情
報を受信すると、CPU29は、前記下降位置情報をマ
スクし、最下降位置センサ25によって検知されるま
で、底板7を下降させるように底板上下用モータ33を
駆動制御する。また、本実施形態の自動給紙モードにお
けるDF1の動作については、前記下降位置解除モード
が設定されない場合、第2の実施形態と概ね同様であ
り、給紙動作終了後、次の給紙動作開始まで底板7が停
止するべき下降位置を、給紙位置と最下降位置の間で任
意に設定することが可能である。本実施形態において
は、操作部43において予め選択されたセンサが底板7
を検知すると、その位置で底板7を一旦停止し、その位
置から予め設定された移動量だけ、更に底板7を移動さ
せる。一方、前記下降位置解除モードが設定された場合
には、図7に示す底板位置設定解除制御を行う。すなわ
ち、前述のように最上位の原稿5より順次給紙されて、
最終原稿の給紙が終了し、下降位置解除モードが設定さ
れている場合は(ステップ701)、原稿5の給紙方向
側を持ち上げていた底板7が最下降位置センサ25で検
知されるまで、底板上下用モータ33を駆動して底板7
がを下降させ(ステップ702〜704)、最下降位置
センサ25による検知位置で底板上下用モータ33を停
止する(ステップ705)。
【0032】本実施形態によれば、下降位置解除モード
を設定することにより、既に設定された下降位置情報を
クリアすることなくRAM28に保持したまま、一時的
に底板7を最下降位置で停止させることができるので、
一時解除後に下降位置情報を設定し直す必要がなく、使
い勝手がよい。なお、一時的に設定した最下降位置にお
いては、既に設定された下降位置においてセット可能な
原稿枚数より多くの原稿5をセットできるので、急に原
稿5が追加された場合等に好適である。
【0033】《第5の実施の形態》 図8は、本発明の
第5の実施の形態を示す画像形成装置(複写機)の本体
に装着された原稿給紙装置の構成を示し、図9はその複
写機の制御部の構成を示す。DF1は、複写機の本体2
に装着されている。そのDF1には、分離ベルト9、分
離コロ10からなる給紙/分離機構を含む給紙部、搬送
ベルト13等からなる搬送部、及び排紙ローラ16等か
らなる排紙部を備える。
【0034】前記給紙部には、シート状の原稿5を積み
重ねた状態で収容する給紙テーブル6(=収容手段)、
給紙テーブル6に原稿5がセットされたことを検知する
原稿セットセンサ21(=原稿検知手段)、給紙テーブ
ル6にセットされた最上位の原稿に当接し、その原稿を
給紙するための呼び出しコロ8、給紙テーブル6にセッ
トされた原稿5の給紙方向側を持ち上げ、呼び出しコロ
8に最上位の原稿が当接する給紙位置(給紙適正位置)
と最下降位置(ホームポジション)との間を上下動する
底板7(=原稿持ち上げ手段)、底板7が給紙位置にあ
ることを検知する給紙適正位置センサ27、底板7が最
下降位置にあることを検知する最下降位置センサ25、
給紙位置と最下降位置との間で底板7の現在位置を検知
する中間位置センサ26(=中間位置検知手段)、等を
有する。なお、底板7は、図3に示すCPU29が、各
センサ21,25,35,36からの検知情報を得て、
モータドライバ(Trアレイ)を介し底板上下用モータ
(本実施形態ではステッピングモータにて構成)33を
駆動制御することによって、給紙位置と最下降位置との
間を移動し、給紙動作の終了から開始までは最下降位置
で停止するようになっている。
【0035】また、前記搬送部の搬送ベルト13は、ゴ
ムあるいは布製の無端ベルトであって、CPU29の制
御により、搬送モータ(本実施形態ではステッピングモ
ータにて構成)31にて駆動される。さらに、搬送ベル
ト13は、原稿スケール20及びコンタクトガラス19
に接しており、搬送ベルト13とコンタクトガラス19
の間に原稿が入り、その原稿は、コンタクトガラス19
と原稿、及び搬送ベルト13と原稿の摩擦係数の差によ
ってコンタクトガラス19上を搬送される。なお、原稿
スケール20の端部は、コンタクトガラス19上面より
僅かに高くなっていて、原稿端を原稿スケール20の端
部に突き当ててセットすることにより、レジストの合っ
た画像を読み取るように構成されている。
【0036】また、前記排紙部において、排紙センサ
(本実施形態では光学式反射形センサにて構成)18
は、搬送ベルト13により搬送されてきた原稿を検知す
るものである。一方、反転センサ(本実施形態では光学
式反射形センサにて構成)34の検知情報は、排紙時あ
るいは反転時における搬送方向変更用の切換え爪の変更
タイミング制御のトリガとして使用される。また、排紙
ローラ16は、CPU29の制御により、排紙モータ
(本実施形態ではステッピングモータにて構成)32に
て駆動される。なお、本実施形態では、各モータ30〜
33は各々独立に駆動可能に構成されている。
【0037】さらに、DF1には、ヒンジ等からなる本
体2側のリフトアップ手段(図示せず)にて、DF1が
リフトアップされたことを検知するためのリフトアップ
センサ(光学式反射形センサ)37を有する。一方、本
体2には、図1に示すミラー3及び光源4を含む画像読
取部、図示していない画像形成部、等を備える。この画
像読取部は、ミラー3、光源4、結像レンズ、シェーデ
ィング板、光電変換素子(CCDラインセンサ)、スキ
ャナモータ、等から構成されており、圧板モードあるい
は自動給紙モードでコンタクトガラス19上に載置され
た原稿5に、光源4からの光を照射し、副走査方向に順
次移動しながら1ライン単位で原稿5からの反射光をミ
ラー及び結像レンズを介してCCDラインセンサの受光
面に結像し、原稿5の画像面を順次画像信号(画像デー
タ)に変換するようになっている。また、前記画像形成
部は、図示していない走査光学系、ミラー等の書き込み
光学系、感光体、現像装置、転写装置、分離装置、定着
装置、等からなり、画像読取部にて得られた画像信号に
変倍処理等の画像処理を施した後、周知の電子写真プロ
セスによって画像形成するようになっている。
【0038】次に、本実施形態の複写機の制御部(=制
御手段)の構成について説明する。図3に示すように、
複写機の本体2に装着されたDF1には、DF1の動作
を制御するCPU29を有し、そのCPU29は、給紙
適正位置センサ27、中間位置センサ26、最下降位置
センサ25を含む各センサからの検知信号、各モータ3
0〜33からの状態信号、及び本体2とのシリアル通信
手段を介して送信された給紙開始信号等の制御信号、あ
るいは給紙カバー23や排紙カバー24が開いているこ
とを示すカバーオープン信号、等を入力する。また、C
PU29は、各センサ等からの検知情報や原稿ジャム通
知を本体2側のCPU41に送信すると共に、CPU4
1から送信される制御信号に基づいて、各モータ30〜
33の駆動を制御する。また、CPU29には、底板7
の上昇/下降時の駆動距離をカウントする駆動距離カウ
ンタ(あるいは、底板上下用モータ33のパルスをカウ
ントするパルスカウンタ)、及び、底板7の上昇/下降
時の動作異常の発生回数をカウントする上昇/下降異常
カウンタを有する。また、RAM28には、底板7に動
作異常が発生したか否かを判断する際の基準となる異常
判断値を記憶するようになっている。なお、本実施形態
においては、底板上下用モータ33としてステッピング
モータを用いているので、1ステップ当たりの底板移動
量に底板上下用モータ33の駆動ステップ数(パルス
数)を乗じることにより、前記駆動距離は容易に算出で
きる。あるいは、パルス数のカウント値をそのまま用い
てもよい。CPU29は、こうして得られた駆動距離
(あるいはパルス数)と、底板7の現在位置(中間位置
センサ26より上方か下方か)によって予め設定された
前記異常判断値と、を比較することにより、底板7の動
作異常の有無を判断し、その結果を前記シリアル通信手
段を介して本体2に送信するようになっている。また、
RAM28には、第1給紙センサ14及び第2給紙セン
サ15の原稿検知情報を基にして算出された搬送方向の
原稿サイズ、あるいは幅方向の原稿サイズ等の必要デー
タが記憶される。
【0039】一方、複写機の本体2には、装置全体を制
御するCPU41を有し、そのCPU41は、本体1側
の各種センサ44からの検知信号、入出力部(図示して
いない駆動モータ、クラッチ類等の各種負荷)45から
の状態信号、及び操作部43での設定情報信号、前記シ
リアル通信手段を介してDF1から送信された原稿ジャ
ム通知や底板7の動作異常通知、あるいはサービスマン
コール等の信号を入力する。また、CPU41は、こう
して入力された信号に基づいて、入出力部45の駆動制
御や操作部43のLCD表示器(図示せず)における表
示制御等を行う。また、CPU41は、DF1に対し、
呼び出しコロ8を駆動回転させて給紙動作を開始させる
ための給紙開始信号を含む各種制御信号を送信し、CP
U29に指示してDF1の給紙動作を制御するようにな
っている。なお、操作部43には、図示していないスタ
ートボタンやテンキー等の各種ボタンキー、及び前記L
CD表示器等を有し、各動作モードの設定あるいは動作
開始/停止指示が使用者の操作で可能なようになってい
る。また、前記LCD表示器には、DF1からの原稿ジ
ャム通知や底板7の上昇/下降異常通知によって、その
旨を表示するようになっている。
【0040】次に、本実施形態の自動給紙モードにおけ
るDF1の動作について述べる。給紙テーブル6に積載
され、給紙方向の先端部が原稿突き当て部材22に当接
するようにセットされた原稿5は、底板上下用モータ3
3の駆動で底板7が最下降位置(ホームポジション)か
ら上昇するのに伴って上方へ移動し、給紙適正位置セン
サ27が底板7に付設されたフィラを検知すると、この
検知位置で底板上下用モータ33の駆動が停止され、呼
び出しコロ8により加圧される。この後、前記スタート
ボタンが押下され、呼び出しコロ8が回転することによ
って、原稿5の最上位から、分離ベルト9及び分離コロ
10で構成された分離機構へ給紙する。その分離機構で
1枚ずつ分離された原稿は、第1搬送ローラ11、第2
搬送ローラ12、及び搬送ベルト13でコンタクトガラ
ス19へ搬送され、前記露光部の露光でCCD等の光学
素子により画像データが読み取られる。この際、原稿先
端が原稿スケール20に位置するように停止させる。ま
た、本実施形態においては、第1給紙センサ14及び第
2給紙センサ15により検知された原稿長さの情報は、
原稿が画像の読み取りのためにコンタクトガラス19上
に搬送、停止した時点でRAM28に記憶される。前記
原稿長さの算出方法としては、前述のように給紙モータ
30と搬送モータ31はステッピングモータにて構成さ
れているので、例えば、給紙モータ30の1ステップ当
りの原稿送り量に、給紙時に第1給紙センサ14が原稿
有りを検知している間の駆動ステップ数を乗じることに
より原稿毎に求める。求めた原稿長さについては、例え
ばコンタクトガラス19上の原稿が1枚であれば、その
原稿の長さはRAM28の内の第1記憶メモリに記憶さ
れ、また、コンタクトガラス19上の原稿が複数枚あれ
ば、さらに2枚目の原稿の長さは第2記憶メモリに、3
枚目の原稿の長さは第3記憶メモリに、というように各
原稿の長さが順次記憶される。このように構成するの
は、前述のように給紙モータ30と搬送モータ31は各
々独立に駆動可能なので、コンタクトガラス19上の原
稿を排紙してから次原稿の給紙を行うか、コンタクトガ
ラス19上に複数の原稿を並べるのか、また並べた原稿
の間隔をどの程度にするのかを任意に変更できることに
対応するためである。こうして、最上位の原稿5より順
次給紙され、最終原稿の給紙が終了すると、原稿先端部
を持ち上げていた底板7が、最下降位置まで下降し、最
下降位置センサ25が底板7に付設されたフィラを検知
すると、その検知位置で停止する。
【0041】一方、画像の読み取りが終了し、前記排紙
部に到達した原稿は排紙センサ18にて検知され、排紙
ローラ16の駆動により排紙トレイ17に排出される。
原稿の排出が1枚完了する度に、前記第2記憶メモリの
内容を第1記憶メモリに、第3記憶メモリの内容を第2
記憶メモリに、というように原稿長さをシフトして記憶
する。なお、搬送モータ31はステッピングモータにて
構成されているので、原稿が前記排紙部に搬送されてい
る間に、例えば、搬送モータ31のパルスをカウント
し、それに搬送モータ31の1ステップ当りの原稿送り
量を乗じることにより、搬送ベルト13での原稿搬送距
離を知ることができる。さらに、前記排紙部の排紙セン
サ18により、排紙JAM及び排紙減速タイミング検知
が行われる。例えば、排紙JAM検知については、原稿
の先端が排紙センサ18を通過した後の排紙モータ32
のパルス数(駆動ステップ数)をカウントし、それに排
紙モータ32の1ステップ当りの原稿送り量を乗じるこ
とにより、センサ通過後の排紙ローラ16での原稿搬送
距離を知り、前記原稿長さと比較することによって行わ
れる。従って、原稿長さ及び原稿の搬送距離を搬送速度
の変化等に影響されることなく正確に知り、原稿サイズ
に応じてJAM検知の際の搬送距離による判断基準を変
更できる。
【0042】次に、図10を参照しながら、本実施形態
の原稿給紙方法における底板上昇異常時制御を詳細に説
明する。図10において、L1は給紙位置(底板7の上
昇停止位置)から最下降位置(底板7の下降停止位置)
までの距離(最大移動量)、L2は中間位置センサ26
から上昇停止位置までの距離、αは余裕度、である。本
実施形態においては、給紙テーブル6にセットされた原
稿5が原稿セットセンサ21にて検知されると、底板上
下用モータ33が駆動して底板7が上昇し、呼び出しコ
ロ8が原稿上面に当接する。更に、給紙適正位置センサ
27にて底板7と連動するフィラが検知されると、底板
7が給紙位置で停止し、このとき、呼び出しコロ8は原
稿上面を加圧している。ここで、操作部43のスタート
ボタンが押下されると、給紙モータ30が駆動し、呼び
出しコロ8は給紙方向に回転して、最上位から順に原稿
5を給紙する。このような原稿給紙動作の開始時に底板
7を(L1+α)だけ上昇させても、給紙適正位置セン
サ27が前記フィラを検知しない場合は、底板7の上昇
異常と判断して底板上下用モータ33を停止させ、CP
U29の上昇異常カウンタを+1更新すると共に、DF
1から本体2へジャム通知を送信する。なお、底板7の
上昇距離は前述のように底板上下用モータ33のパルス
数から求めるものとする。また、ジャム通知を受信した
本体2では操作部43のLCD表示画面にジャム表示を
行う。DF1では、中間位置センサ26の検知情報から
底板7の現在位置が中間位置センサ26より上方か下方
かを判断する(ステップ1001)。そして、底板7が
中間位置センサ26より上方にある場合は(ステップ1
001のYES)、上昇動作の異常判断値をL2+αに
設定し直し(ステップ1002)、また底板7が中間位
置センサ26より下方にある場合は(ステップ1001
のNO)、上昇動作の異常判断値をL1+αに設定し直
す(ステップ1003)。なお、これらの値は前述のよ
うにRAM28に記憶される。更に、ジャム処理終了後
(ステップ1004のYES)、前述のように設定し直
した距離分、再度、底板上下用モータ33を駆動して底
板7を上昇させる(ステップ1005)。そして、給紙
適正位置センサ27が前記フィラを検知するかをチェッ
クする(ステップ1006)。その結果、給紙適正位置
センサ27がONであれば(ステップ1006のYE
S)、CPU29の前記上昇異常カウンタをクリアして
(ステップ1007)、底板上下用モータ33を停止さ
せる(ステップ1010)。なお、給紙適正位置センサ
27がOFFのままであって(ステップ1006のN
O)、底板7の駆動距離が前記異常判断値を超過した場
合には(ステップ1008の>)、DF1から本体2へ
底板上昇動作の異常通知を送信して(ステップ100
9)、底板上下用モータ33を停止させる(ステップ1
010)。なお、本体2では、底板上昇動作の異常通知
を受信すると、操作部43のLCD表示画面に底板上昇
動作の異常表示を行う。なお、この異常表示は従来と同
様に3回続けて動作異常と判断したときに行うようにし
てもよい。
【0043】次に、図11を参照しながら、本実施形態
の原稿給紙方法における底板下降異常時制御を詳細に説
明する。図11において、L1は給紙位置(底板7の上
昇停止位置)から最下降位置(底板7の下降停止位置)
までの距離(最大移動量)、L3は中間位置センサ26
から最下降位置までの距離、αは余裕度、である。本実
施形態においては、給紙テーブル6にセットされた原稿
5が無くなると、原稿セットセンサ21がこれを検知
し、底板上下用モータ33が駆動して底板7が下降し、
最下降位置センサ25にて前記フィラが検知されると、
底板上下用モータ33が停止し、次の原稿給紙動作まで
底板7は最下降位置で待機する。このような原稿給紙動
作の終了時に底板7を(L1+α)だけ下降させても、
最下降位置センサ25が前記フィラを検知しない場合
は、底板7の下降動作異常と判断して底板上下用モータ
33を停止させ、CPU29の下降異常カウンタを+1
更新すると共に、DF1から本体2へ原稿ジャム通知を
送信する。なお、底板7の上昇距離は前述のように底板
上下用モータ33のパルス数から求めるものとする。ま
た、ジャム通知を受信した本体2では操作部43のLC
D表示画面に原稿ジャム表示を行う。DF1では、中間
位置センサ26の検知情報から底板7の現在位置が中間
位置センサ26より上方か下方かを判断する(ステップ
1101)。そして、底板7が中間位置センサ26より
下方にある場合は(ステップ1101のYES)、下降
動作の異常判断値をL3+αに設定し直し(ステップ1
102)、また底板7が中間位置センサ26より上方に
ある場合は(ステップ1101のNO)、下降動作の異
常判断値をL1+αに設定し直す(ステップ110
3)。なお、これらの値は前述のようにRAM28に記
憶される。更に、ジャム処理終了後(ステップ1104
のYES)、前述のように設定し直された距離分、再
度、底板上下用モータ33を駆動して底板7を下降させ
る(ステップ1105)。そして、最下降位置センサ2
5が前記フィラを検知するかをチェックする(ステップ
1106)。その結果、最下降位置センサ25がONで
あれば(ステップ1106のYES)、CPU29の前
記下降昇異常カウンタをクリアして(ステップ110
7)、底板上下用モータ33を停止させる(ステップ1
110)。なお、最下降位置センサ25がOFFのまま
であって(ステップ1106のNO)、底板7の駆動距
離が前記異常判断値を超過した場合には(ステップ11
08の>)、DF1から本体2へ底板下降動作の異常通
知を送信して(ステップ1109)、底板上下用モータ
33を停止させる(ステップ1110)。なお、本体2
では、底板下降動作の異常通知を受信すると、操作部4
3のLCD表示画面に底板下降動作の異常表示を行う。
なお、この異常表示は従来と同様に3回続けて動作異常
と判断したときに行うようにしてもよい。
【0044】本実施形態によれば、中間位置センサ26
によって底板7の現在位置を判断し、その後の動作異常
を判断するための異常判断値(移動距離)を再設定する
ことにより、底板7の過剰な移動を抑制することができ
る。 《第6の実施の形態》 本実施形態における複写機の本
体に装着された原稿給紙装置の構成は、第5の実施形態
(図8)と同様である。また、本実施形態における複写
機の制御部(=設定手段)の構成は、第5の実施形態
(図9)と概ね同様であるが、本実施形態のCPU29
には、底板7の上昇/下降時の駆動距離をカウントする
駆動距離カウンタ(あるいは、底板上下用モータ33の
パルスをカウントするパルスカウンタ)、及び、底板7
の上昇/下降時の動作異常の発生回数をカウントする上
昇/下降異常カウンタを有する。また、RAM28に
は、底板7に動作異常が発生したか否かを判断する際の
基準となる異常判断値を記憶するようになっている。更
に、RAM28には、底板7の上昇/下降動作中に前記
フィラが中間位置センサ26を通過したことを示す中間
位置通過フラグが設けられている。なお、本実施形態に
おいては、底板上下用モータ33としてステッピングモ
ータを用いているので、1ステップ当たりの底板移動量
に底板上下用モータ33の駆動ステップ数(パルス数)
を乗じることにより、前記駆動距離は容易に算出でき
る。あるいは、パルス数のカウント値をそのまま用いて
もよい。また、CPU29は、こうして得られた駆動距
離(あるいはパルス数)と、底板7の現在位置(中間位
置センサ26より上方か下方か)によって予め設定され
た前記異常判断値と、を比較することにより、底板7の
動作異常の有無を判断し、その結果を前記シリアル通信
手段を介して本体2に送信するようになっている。ま
た、RAM28には、第1給紙センサ14及び第2給紙
センサ15の原稿検知情報を基にして算出された搬送方
向の原稿サイズ、あるいは幅方向の原稿サイズ等の必要
データが記憶される。
【0045】一方、複写機の本体2には、装置全体を制
御するCPU41を有し、そのCPU41は、本体1側
の各種センサ44からの検知信号、入出力部(図示して
いない駆動モータ、クラッチ類等の各種負荷)45から
の状態信号、及び操作部43での設定情報信号、前記シ
リアル通信手段を介してDF1から送信された原稿ジャ
ム通知や底板7の動作異常通知、あるいはサービスマン
コール等の信号を入力する。また、CPU41は、こう
して入力された信号に基づいて、入出力部45の駆動制
御や操作部43のLCD表示器(図示せず)における表
示制御等を行う。また、CPU41は、DF1に対し、
呼び出しコロ8を駆動回転させて給紙動作を開始させる
ための給紙開始信号を含む各種制御信号を送信し、CP
U29に指示してDF1の給紙動作を制御するようにな
っている。なお、操作部43には、図示していないスタ
ートボタンやテンキー等の各種ボタンキー、及び前記L
CD表示器等を有し、各動作モードの設定あるいは動作
開始/停止指示が使用者の操作で可能なようになってい
る。また、前記LCD表示器には、DF1からの原稿ジ
ャム通知や底板7の上昇/下降異常通知によって、その
旨を表示するようになっている。
【0046】また、本実施形態の自動給紙モードにおけ
るDF1の動作については、第5の実施形態と概ね同様
であるが、後述のように底板7の上昇/下降動作異常時
の動作が異なる。次に、図12を参照しながら、本実施
形態の原稿給紙方法における底板上昇異常時制御を詳細
に説明する。図12において、L1は給紙位置(底板7
の上昇停止位置)から最下降位置(底板7の下降停止位
置)までの距離(最大移動量)、L2は中間位置センサ
26から上昇停止位置までの距離、αは余裕度、であ
る。本実施形態においては、前述の原稿給紙動作の開始
時に底板7を(L 1+α)だけ上昇させても、給紙適正
位置センサ27が前記フィラを検知しない場合は、底板
7の上昇異常と判断して底板上下用モータ33を停止さ
せ、CPU29の上昇異常カウンタを+1更新すると共
に、DF1から本体2へジャム通知を送信する。なお、
底板7の上昇距離は前述のように底板上下用モータ33
のパルス数から求めるものとする。また、ジャム通知を
受信した本体2では操作部43のLCD表示画面にジャ
ム表示を行う。DF1では、中間位置センサ26の検知
情報から底板7の現在位置が中間位置センサ26より上
方か下方かを判断する(ステップ1201)。そして、
底板7が中間位置センサ26より上方にある場合は(ス
テップ1201のYES)、上昇動作の異常判断値をL
2+αに設定し直し(ステップ1202)、RAM28
の前記中間位置通過フラグをONにする(ステップ12
03)。また、底板7が中間位置センサ26より下方に
ある場合は(ステップ1201のNO)、上昇動作の異
常判断値をL1+αに設定し直し(ステップ120
4)、RAM28の前記中間位置通過フラグをOFFに
する(ステップ1205)。なお、設定し直された異常
判断値は前述のようにRAM28に記憶される。更に、
ジャム処理終了後(ステップ1206のYES)、再
度、底板上下用モータ33を駆動して底板7を上昇させ
る(ステップ1207)。そして、給紙適正位置センサ
27が前記フィラを検知するかをチェックする(ステッ
プ1208)。その結果、給紙適正位置センサ27がO
Nであれば(ステップ1208のYES)、CPU29
の前記上昇異常カウンタをクリアして(ステップ120
9)、底板上下用モータ33を停止させる(ステップ1
212)。なお、給紙適正位置センサ27がOFFのま
まであって(ステップ1208のNO)、底板7の駆動
距離が前記異常判断値を超過した場合には(ステップ1
210の>)、DF1から本体2へ底板上昇動作の異常
通知を送信して(ステップ1211)、底板上下用モー
タ33を停止させる(ステップ1212)。なお、本体
2では、底板上昇動作の異常通知を受信すると、操作部
43のLCD表示画面に底板上昇動作の異常表示を行
う。一方、給紙適正位置センサ27がOFFで(ステッ
プ1208のNO)、底板7の駆動距離が前記異常判断
値以下であり(ステップ1210の≦)、かつ前記中間
位置通過フラグがOFFの状態から(ステップ1213
のNO)、中間位置センサ26がONとなって前記フィ
ラが検知された場合には(ステップ1214のYE
S)、上昇動作の異常判断値をL2+αに設定し直す
(ステップ1215)。これと共に、前記中間位置通過
フラグをONにし(ステップ1216)、CPU29の
前記駆動距離カウンタをクリアする(ステップ121
7)。
【0047】次に、図13を参照しながら、本実施形態
の原稿給紙方法における底板下降異常時制御を詳細に説
明する。図13において、L1は給紙位置(底板7の上
昇停止位置)から最下降位置(底板7の下降停止位置)
までの距離(最大移動量)、L3は中間位置センサ26
から最下降位置までの距離、αは余裕度、である。本実
施形態においては、前述の原稿給紙動作の終了時に底板
7を(L1+α)だけ下降させても、最下降位置センサ
25が前記フィラを検知しない場合は、底板7の下降動
作異常と判断して底板上下用モータ33を停止させ、C
PU29の下降異常カウンタを+1更新すると共に、D
F1から本体2へジャム通知を送信する。なお、底板7
の下降距離は前述のように底板上下用モータ33のパル
ス数から求めるものとする。また、ジャム通知を受信し
た本体2では操作部43のLCD表示画面にジャム表示
を行う。DF1では、中間位置センサ26の検知情報か
ら底板7の現在位置が中間位置センサ26より上方か下
方かを判断する(ステップ1301)。そして、底板7
が中間位置センサ26より下方にある場合は(ステップ
1301のYES)、下降動作の異常判断値をL3+α
に設定し直し(ステップ1302)、RAM28の前記
中間位置通過フラグをONにする(ステップ130
3)。また、底板7が中間位置センサ26より上方にあ
る場合は(ステップ1301のNO)、下降昇動作の異
常判断値をL1+αに設定し直し(ステップ130
4)、RAM28の前記中間位置通過フラグをOFFに
する(ステップ1305)。なお、設定し直された異常
判断値は前述のようにRAM28に記憶される。更に、
ジャム処理終了後(ステップ1306のYES)、再
度、底板上下用モータ33を駆動して底板7を下降させ
る(ステップ1307)。そして、最下降位置センサ2
5が前記フィラを検知するかをチェックする(ステップ
1308)。その結果、最下降位置センサ25がONで
あれば(ステップ1308のYES)、CPU29の下
降異常カウンタをクリアして(ステップ1309)、底
板上下用モータ33を停止させる(ステップ131
2)。なお、最下降位置センサ25がOFFのままであ
って(ステップ1308のNO)、底板7の駆動距離が
前記異常判断値を超過した場合には(ステップ1310
の>)、DF1から本体2へ底板上昇動作の異常通知を
送信して(ステップ1311)、底板上下用モータ33
を停止させる(ステップ1312)。なお、本体2で
は、底板上昇動作の異常通知を受信すると、操作部43
のLCD表示画面に底板下降動作の異常表示を行う。一
方、最下降位置センサ25がOFFで(ステップ130
8のNO)、底板7の駆動距離が前記異常判断値以下で
あり(ステップ1310の≦)、かつ前記中間位置通過
フラグがOFFの状態から(ステップ1313のN
O)、中間位置センサ26がONとなって前記フィラが
検知された場合には(ステップ1314のYES)、下
降動作の異常判断値をL3+αに設定し直す(ステップ
1315)。これと共に、前記中間位置通過フラグをO
Nにし(ステップ1316)、CPU29の前記駆動距
離カウンタをクリアする(ステップ1317)。
【0048】本実施形態によれば、底板上昇/下降動作
の異常判断値を設定し直した後、底板7を再度動作(再
試行)させる際、中間位置センサ26が底板7を検知出
した時点、つまり底板7の現在位置と給紙位置あるいは
最下降位置との距離を確定できる時点で、上昇/下降動
作の異常判断値をより少なく再設定するので、底板7の
過剰な移動を抑制できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿持ち上げ手段(=底板)の下降位置を任意に設定す
ることによって、原稿セット検知後、給紙動作をより早
く開始することが可能である。あるいは、原稿持ち上げ
手段の動作異常を検知した場合は、その原稿持ち上げ手
段の位置判断を行って底板の過剰な移動を抑制し、装置
が損傷しないように保護することが可能である。
【0050】すなわち、本発明によれば、中間位置検知
手段(=第1中間位置センサ、第2中間位置センサ)の
検知情報を基にして、前記原稿持ち上げ手段が所定の給
紙位置と最下降位置との間の設定位置で停止するように
したので、前記原稿持ち上げ手段を前記中間位置検知手
段による検知出位置で停止させることにより、前記原稿
持ち上げ手段の上昇時における給紙位置までの移動距離
を削減し、原稿セット検知後、給紙動作をより早く開始
することが可能である。
【0051】また、本発明によれば、前記原稿持ち上げ
手段が、前記中間位置検知手段による検知位置から任意
の移動量だけ移動して停止するようにしたので、前記中
間位置検知手段の数に対し、前記原稿持ち上げ手段の下
降時における設定位置をより多くすることができ、コス
ト増加を抑制しつつ、上昇時における給紙位置までの移
動距離を削減して、原稿セット検知後、給紙動作をより
早く開始することが可能である。
【0052】また、本発明によれば、収容手段(=給紙
テーブル)に収容された原稿枚数に応じて前記移動量を
設定するようにしたので、使用者は前記原稿持ち上げ手
段から給紙位置までの距離等に配慮することなく、前記
原稿持ち上げ手段の下降位置を設定できる。よって、使
用者による前記下降位置の設定作業を軽減できる。更
に、本発明によれば、前記原稿持ち上げ手段が所定の給
紙位置と最下降位置との間を上下する動作に異常が検出
されて前記動作を再試行する場合は、中間位置検知手段
(=中間位置センサ)の検知情報を基にして再試行時の
移動量を設定するようにしたので、動作異常の有無を判
断するための移動量を適正化でき、前記原稿持ち上げ手
段が最下降位置から最上昇位置(給紙適正位置)を超え
て移動することを抑制できる。
【0053】また、本発明によれば、再試行時に前記中
間位置検知手段が前記原稿持ち上げ手段を検知した時点
(すなわち、前記原稿持ち上げ手段の現在位置と最下降
位置あるいは最上昇位置の距離を確定可能な時点)で、
再試行時の移動量を変更するようにしたので、動作異常
の有無を判断するための移動量をより厳密に適正化で
き、前記原稿持ち上げ手段が最下降位置から最上昇位置
を超えて移動することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す複写機本体に
装着された原稿給紙装置の構成図である。
【図2】従来の複写機の本体に装着された原稿給紙装置
の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す複写機の制御
部の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における底板位置制
御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態における底板下降位
置移動量制御を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態における底板下降位
置算出制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態における底板位置設
定解除制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す複写機本体に
装着された原稿給紙装置の構成図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示す複写機の制御
部の構成図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における底板上昇
異常時制御を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施の形態における底板下降
異常時制御を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第6の実施の形態における底板上昇
異常時制御を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第6の実施の形態における底板下降
異常時制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿給紙装置 2 画像形成装置 5 原稿 6 給紙テーブル 7 底板 8 呼び出しコロ 21 原稿セットセンサ 25 最下降位置センサ 26 中間位置センサ 27 給紙適正位置センサ 28,42 RAM 29,41 CPU 33 底板上下用モータ 35 第1中間位置センサ 36 第2中間位置センサ 43 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉置 元一 愛知県名古屋市中区錦2丁目2番13号 リ コーエレメックス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の原稿を積み重ねた状態で収容する収
    容手段と、 前記収容手段に収容された原稿の給紙方向側を持ち上
    げ、所定の給紙位置と最下降位置との間を上下動する原
    稿持ち上げ手段と、 前記原稿持ち上げ手段を所定の給紙位置と最下降位置と
    の間で検知する中間位置検知手段と、 前記中間位置検知手段の検知情報を基にして、前記原稿
    持ち上げ手段が所定の給紙位置と最下降位置との間の設
    定位置で停止するように制御する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする原稿給紙装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記原稿持ち上げ手段
    が、前記中間位置検知手段による検知位置から任意の移
    動量だけ移動して停止するように制御することを特徴と
    する請求項1記載の原稿給紙装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記収容手段に収容され
    た原稿枚数に応じて、前記移動量を設定することを特徴
    とする請求項2記載の原稿給紙装置。
  4. 【請求項4】複数の原稿を積み重ねた状態で収容する収
    容手段と、 前記収容手段に収容された原稿の給紙方向側を持ち上
    げ、所定の給紙位置と最下降位置との間を上下動する原
    稿持ち上げ手段と、 前記原稿持ち上げ手段を所定の給紙位置と最下降位置と
    の間で検知する中間位置検知手段と、 前記原稿持ち上げ手段が所定の給紙位置と最下降位置と
    の間を上下する動作に異常が検出されて前記動作を再試
    行する場合は、前記中間位置検知手段の検知情報を基に
    して再試行時の移動量を設定する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする原稿給紙装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、再試行時に前記中間位置
    検知手段が前記原稿持ち上げ手段を検知した時点で、再
    試行時の移動量を変更することを特徴とする請求項4記
    載の原稿給紙装置。
  6. 【請求項6】複数の原稿を積み重ねた状態で収容する収
    容手段と、前記収容手段に収容された原稿の給紙方向側
    を持ち上げ、所定の給紙位置と最下降位置との間を上下
    動する原稿持ち上げ手段と、前記原稿持ち上げ手段を所
    定の給紙位置と最下降位置との間で検知する中間位置検
    知手段と、を有する装置の原稿給紙方法であって、 前記中間位置検知手段によって、所定の給紙位置と最下
    降位置との間を上下動する前記原稿持ち上げ手段を検知
    する検知ステップと、 前記中間位置検知手段の検知情報を基にして、前記原稿
    持ち上げ手段が所定の給紙位置と最下降位置との間の設
    定位置で停止するように制御する位置制御ステップと、
    を有することを特徴とする原稿給紙方法。
  7. 【請求項7】前記位置制御ステップにおいて、前記原稿
    持ち上げ手段が前記中間位置検知手段による検知位置か
    ら任意の移動量だけ移動して停止するように制御するこ
    とを特徴とする請求項6記載の原稿給紙方法。
  8. 【請求項8】前記位置制御ステップにおいて、前記収容
    手段に収容された原稿枚数に応じて前記移動量を設定す
    ることを特徴とする請求項7記載の原稿給紙方法。
  9. 【請求項9】複数の原稿を積み重ねた状態で収容する収
    容手段と、前記収容手段に収容された原稿の給紙方向側
    を持ち上げ、所定の給紙位置と最下降位置との間を上下
    動する原稿持ち上げ手段と、前記原稿持ち上げ手段を所
    定の給紙位置と最下降位置との間で検知する中間位置検
    知手段と、を有する装置の原稿給紙方法であって、 前記原稿持ち上げ手段が所定の給紙位置と最下降位置と
    の間を上下動する際、動作異常の有無を検知する異常検
    知ステップと、 前記動作異常が検知された場合の再試行時における前記
    原稿持ち上げ手段の移動量を、前記中間位置検知手段の
    検知情報を基にして設定する再試行移動量設定ステップ
    と、 前記再試行時の移動量だけ、前記原稿持ち上げ手段が所
    定の給紙位置と最下降位置との間を移動する再試行ステ
    ップと、を有することを特徴とする原稿給紙方法。
  10. 【請求項10】前記再試行時に、前記中間位置検知手段
    が前記原稿持ち上げ手段を検知する再試行時検知ステッ
    プと、 前記再試行時に、前記中間位置検知手段が前記原稿持ち
    上げ手段を検知した時点で、再試行時の移動量を変更す
    る移動量変更ステップと、を有することを特徴とする請
    求項9記載の原稿給紙方法。
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