JPH11348951A - 紙等のマーキング方法及びマーキング装置 - Google Patents

紙等のマーキング方法及びマーキング装置

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JPH11348951A
JPH11348951A JP16661198A JP16661198A JPH11348951A JP H11348951 A JPH11348951 A JP H11348951A JP 16661198 A JP16661198 A JP 16661198A JP 16661198 A JP16661198 A JP 16661198A JP H11348951 A JPH11348951 A JP H11348951A
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JP16661198A
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Akira Nomoto
明 野本
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PLANT SEKKEI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーキング位置を外部から視認できるととも
に、次工程でその位置を容易に検出でき、また、マーキ
ングを施す場所の制約を受けず、合理的にしかも確実に
マーキングを施すことができ、かつ、マーキング位置情
報の管理等を容易に行うことができる紙等のマーキング
方法を提供する。 【解決手段】 一定方向に走行しつつ巻き取られる長尺
帯状の紙1の不良部分等の位置を指し示すべく、走行方
向の前記不良部分等に対応する位置の前記紙1の幅方向
一端側1aに、一端側Raのみに接着剤が塗工された小
片からなるラベルRを、前記紙1の幅方向一端側1aか
ら、接着剤が塗工されていない他端側Rbを幅方向外方
に突出させた状態で貼付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、紙の製造
ライン等において、汚れたり破損したりしている不良部
分等の位置を指し示すべくマーキングを施すための紙等
のマーキング方法及びマーキング装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、紙を製造する抄紙機のリールパー
トの他、リリーラー、コーター、スーパーカレンダー、
あるいは、印刷工程等においては、高速で走行しながら
巻き取られる長尺帯状の紙の不良部分等の位置を指し示
すべくマーキングを施すことが要求される。従来、不良
部分等の位置を指し示すためのマーキング方法として
は、筆、フェルトペン、チョーク、差し紙などで人手で
行うほか、自動的に行うものとして次のような方法が採
られていた。
【0003】走行する紙の幅方向一端側における走行
方向で見た前記不良部分等に対応する位置に、インク等
で印を付ける(着色する)方法。 適当な大きさに切った紙(差し紙)等の小片を前記不
良部分等に対応する位置に、巻き取られる直前に差し込
む方法。 一方の面の全面に接着剤が塗工されているラベルを前
記不良部分等に貼り付ける方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た如くの従来のマーキング方法では次のような問題があ
った。すなわち、前記のインクで着色する方法では、
インクが静電気等により飛び散り、製品を汚すことがあ
る、次工程でマーキング位置を検出することが難しい、
インク切れやインク詰まりによりマーキングできないこ
とがあり、信頼性が低い、数十メートルに及ぶ長さのマ
ーキングを施すので巻き長さ位置との対応が悪い、等の
問題があった。
【0005】前記の差し紙等を差し込む方法では、差
し紙等を差し込む場所が巻き取られる直前の位置に限ら
れる、差し込んだ紙等がずれやすく製品の中に紛れ込ん
でしまうおそれもある、差し紙等は製品に固定されてい
ないので次工程(巻き戻し時)において差し紙等を検出
できない、高速で走行する紙等の所望の位置に差し紙等
を挿入することが難しい、抄紙機のリール等の巻き始め
に使用できない場合がある、信頼性が低い、等の問題が
あった。
【0006】前記のラベル貼り付け方法では、巻き取
られた状態では外部からラベル(マーキング位置)を視
認することができない、紙等に貼り付ける直前(待機状
態)にラベルを台紙から引き剥がして固定保持しておく
必要があるが、ラベルの一面全面に接着剤が塗工されて
いるので、固定保持するには、裏側(非接着側の面)か
ら吸引するといった方策しか採り得ず、その取扱い操作
が難しい、製品の中に誤ってラベルが紛れ込むと、紛れ
込んだラベルが存在すること及びその位置が不明である
ため、紛れ込んだラベルを発見することが難しい、マー
キング箇所の情報の管理が難しい、といった問題があっ
た。
【0007】本発明は、上述した如くの従来の問題を解
消すべくなされたもので、その目的とするところは、マ
ーキング位置を外部から視認できるとともに、次工程で
その位置を容易に検出でき、また、マーキングを施す場
所の制約を受けず、合理的にしかも確実にマーキングを
施すことができ、かつ、マーキング位置情報の管理等を
容易に行うことができるようにされた紙等のマーキング
方法及びマーキング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る紙等のマーキング方法は、基本的に
は、一定方向に走行しつつ巻き取られる長尺帯状の紙の
不良部分等の位置を指し示すべく、走行方向の前記不良
部分等に対応する位置の前記紙等の幅方向一端側に、一
端側のみに接着剤が塗工された小片からなるラベルを、
前記紙等の幅方向一端側から、接着剤が塗工されていな
い他端側を幅方向外方に突出させた状態で貼付するよう
にされる。
【0009】また、本発明に係る紙等のマーキング装置
は、一定方向に走行しつつ巻き取られる長尺帯状の紙等
の幅方向一端側に、一端側のみに接着剤が塗工された小
片からなるラベルを、前記紙等の幅方向一端から他端側
(非接着部側)を幅方向外方に突出させた状態で貼付す
るようにされてなる。
【0010】本発明の好ましい具体的な態様としては、
一端側のみに接着剤が塗工された小片からなるラベルが
乗せ置かれる昇降テーブルと、この昇降テーブル上に前
記ラベルを、前記接着剤が塗工されていない非接着側の
面を対接させるようにして供給するラベル供給手段と、
このラベル供給手段により前記テーブル上に供給された
ラベルを固定保持する待機状態と前記ラベルを解放する
解放状態とを選択的に取り得るようにされたラベル保持
手段と、前記昇降テーブル上のラベルを、前記紙等の幅
方向一端側における走行方向で見た不良部分等に対応す
る位置に貼付すべく、所要のタイミングで前記昇降テー
ブルを昇降させるテーブル駆動手段と、を具備して構成
されるものが挙げられる。
【0011】この場合、さらに好ましい具体的な態様で
は、前記昇降テーブルに真空吸引孔が形成され、前記ラ
ベル保持手段は、前記昇降テーブルに供給されたラベル
を前記真空吸引孔を通じて真空吸引することによって固
定保持するようにされる。さらに他の好ましい態様で
は、前記ラベル保持手段は、前記ラベルの接着側の面を
押圧する押さえローラを備える。しかるに、従来の接着
方式のものとではラベルを保持するために、走行する前
記紙等の下側にしか設置できないのに対して、本発明で
は上側にも設置でき、取付場所の制約が少ない。
【0012】また、別の好ましい態様では、前記ラベル
は、台紙に貼り付けられた状態で巻き取られていて、前
記ラベル供給手段により、前記台紙と共に1枚づつ順次
巻き出されるとともに、前記昇降テーブル直前において
前記台紙から引き剥がされて前記昇降テーブル上に供給
されるようにされる。また、本発明方法に用いられるラ
ベルは、好ましくは、一端側のみに接着剤が塗工された
小片からなり、前記紙等の幅方向一端から突出する非接
着側部分に管理用のナンバリングが施されてなる。
【0013】上記した如くの本発明に係る紙等のマーキ
ング方法及び装置においては、マーキング手段として、
一端側のみに接着剤が塗工された矩形紙片等の小片から
なる、いわゆる付箋紙の如きラベルが用いられ、このラ
ベルを、一定方向に走行しつつ巻き取られる長尺帯状の
紙の不良部分等の位置を指し示すべく、前記紙等の幅方
向一端側における走行方向で見た前記不良部分等に対応
する位置に、前記紙等の幅方向一端から前記接着剤が塗
工されていない他端側を幅方向外方に突出させた状態で
貼付するようにされる。
【0014】このように、ラベルの一部を紙等の幅方向
一端から突出させた状態で貼付するようにしたことによ
り、紙等がロール状に巻き取られた状態でも、ラベルは
外方に突出しているので、このラベルの位置、つまり、
マーキング位置を外部から視認できるとともに、巻き戻
される次工程でもラベルは紙等から幅方向外方に突出し
たまま貼付されているので、その位置を容易に検出で
き、不良部分を取り除く等の後処理を、前記した従来の
インクでマーキングする方法、差し紙等を差し込む方
法、及びラベル貼り付け方法に比して容易にかつ確実に
行うことができる。
【0015】また、前記従来のインクでマーキングする
方法のようにインク等で製品を汚すおそれもなく、ま
た、前記従来の差し紙等を差し込む方法のようにマーキ
ングを施す場所の制約を受けず、さらに、前記ラベルの
うちの紙等の幅方向一端から突出する非接着側部分にナ
ンバリング(通し番号)を印刷しておくことによって、
喩えラベルが製品の中に紛れ込んでも、欠番号をチェッ
クすることで、紛れ込んだラベルが存在すること及びそ
のラベルのおおよその位置がわかるので、前記従来のラ
ベル貼り付け方法に比して、紛れ込んだラベルを発見す
ることが容易であり、また、マーキング箇所の情報の管
理も容易に行える。
【0016】さらに、紙等に貼り付ける直前(待機状
態)にラベルを台紙から引き剥がして固定保持しておく
必要があるが、本発明に用いられるラベルは、接着側の
面の一部のみに接着剤が塗工されているので、その接着
側の面のうちの接着剤が塗工されていない部分(非接着
部)をローラ等で押圧保持することができ、一面全面に
接着剤が塗工されているラベルを用いる従来方法に比し
て、ラベルの固定保持操作等の取扱操作を容易に行え
る。
【0017】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。図1は本発明に係る紙等のマーキン
グ装置の一実施形態を示す概略全体構成図、図2は図1
に示される装置の主要部の概略斜視図である。図示実施
形態のマーキング装置10は、概略的には、一定方向に
走行しつつ巻き取られる長尺帯状の紙1の不良部分等を
指し示すべく、前記紙1の幅方向一端側1aにおける走
行方向Xで見た前記不良部分等に対応する位置に、図3
に示される如く、一面側(表面側)の一端側Raのみに
接着剤Pが塗工され、かつ、他端側(非接着側)Rb部
分に管理用のナンバリング(通し番号)Nが印刷された
小片からなるラベルRを、前記紙1の幅方向一端1aか
ら非接着側Rbを幅方向外方に突出させた状態で貼付す
るようにされる。
【0018】本装置10は、前記ラベルRを前記走行中
の紙1の幅方向一端部1aに対して垂直方向に移動させ
て押し付けることにより貼付するようにされ、基本的に
は、前記ラベルRが一面側(表面側=接着剤Pが塗工さ
れている側)を上にして乗せ置かれる角箱状の昇降テー
ブル15と、この昇降テーブル15上に、前記ラベルR
を、その裏面(前記接着剤Pが塗工されていない非接着
側の面)を対接させるようにして供給するラベル供給機
構20と、このラベル供給機構20により前記テーブル
15上に供給されたラベルRを固定保持する待機状態と
前記ラベルRを解放する解放状態とを選択的に取り得る
ようにされたラベル保持機構30と、前記昇降テーブル
15上のラベルRを、前記紙1の幅方向一端側1aにお
ける走行方向で見た不良部分等に対応する位置に貼付す
べく、所要のタイミングで前記昇降テーブル15を昇降
させるテーブル駆動手段としてのエアーシリンダ40
と、を具備している。
【0019】ここで、前記ラベルRは、台紙Dに貼り付
けられた状態でロール状に巻き取られていて、前記ラベ
ル供給機構20に備えられる巻出機22から一対の送り
ローラ24により、前記台紙Dと共に1枚づつ順次巻き
出される。この場合、前記台紙Dは、前記昇降テーブル
15の直前において引き剥がし具25によりV字を描く
ように折り返されて巻取機26に巻き取られ、前記ラベ
ルRは、前記引き剥がし具25部分で前記台紙Dから引
き剥がされて、第1押さえローラ31に案内されながら
前記昇降テーブル15上に供給され、その上面側(前記
接着剤Pが塗工されている面)のうちの接着剤Pが塗工
されていない非接着側Rb部分の供給方向前後端部が前
記第1押さえローラ31と第2押さえローラ32とによ
り前記昇降テーブル15に押さえ付けられるようになっ
ている。
【0020】なお、前記第1押さえローラ31と第2押
さえローラ32とは、図示はされていない適宜の支持手
段により水平方向(紙1に沿う方向)に移動可能に支持
されていて、エアーシリンダ33、34により、ラベル
貼り付け時等には前記昇降テーブル15上から退避する
ようになっている(図1、図4参照)。また、前記昇降
テーブル15には多数の真空吸引孔16が形成され、前
記昇降テーブル15上に供給されたラベルRは、前記昇
降テーブル15内に形成された真空吸引室36、この真
空吸引室36内の空気を切換弁38を介して吸引する真
空ポンプ35等で構成されるラベル保持機構30によ
り、前記昇降テーブル15上に真空吸引されて固定保持
されるようになっている。
【0021】したがって、前記ラベルRは、前記紙1の
一端1a側に貼り付けられるまでの待機時には、前記昇
降テーブル15に対して真空吸引により固定保持される
と同時に前記第1押さえローラ31と第2押さえローラ
32とにより前記昇降テーブル15に押さえ付けられて
おり、前記昇降テーブル15上からずれ落ちるようなこ
とは生じない。また、前記ラベル保持機構30において
は、前記ラベルRを前記紙1の一端1a側に貼り付ける
際には、前記切換弁38の通路切り換えが行われて、前
記真空吸引室36に前記切換弁38を介して加圧して、
前記ラベルRが円滑に解放離脱できるようになってい
る。
【0022】また、テーブル駆動手段としてのエアーシ
リンダ40は、そのピストンロッド42の先端が前記昇
降テーブル15の底部に連結されており、図1に示され
る如くに、その両作動室にコンプレッサー45からのエ
アーが切換弁47を介して選択的に給排されることによ
り、前記昇降テーブル15を所要のタイミングで前記紙
1に対して直交する方向に昇降させるようになってい
る。なお、前記エアーシリンダ40を基台18に対して
前記紙1の幅方向に移動できるようになせば、紙1の一
端部1aの位置に応じて、前記昇降テーブル15及びラ
ベルRの位置を変化させることができる。
【0023】一方、本実施形態のマーキング装置10で
は、上記した各部の動作制御を行うべくコントロールユ
ニット100が備えられている。このコントロールユニ
ット100には、前記紙1の不良部分等を検出するため
の光源部111と受光部112とからなる検出器110
からの不良部分等の有無をあらわす検出信号が供給さ
れ、コントロールユニット100は、この検出信号に基
づいて、前記した各部の動作制御を行う。すなわち、マ
ーキング作業を行うにあたっては、まず、巻取機22か
らラベルRを台紙Dとともに巻き出して、その先頭の1
枚を昇降テーブル15上に前記した如くにして固定保持
しておく(図1に示される状態)。
【0024】そして、前記検出器110から不良部分等
をあらわす検出信号を供給されたときには、まず、前記
エアーシリンダ33、34を引込作動させて前記押さえ
ローラ31、32を前記昇降テーブル15上から後退さ
せて退避させてから、前記切換弁47の切り換えを行っ
て前記エアーシリンダ40を突出伸長作動させて前記昇
降テーブル15を紙1に向けて上昇させる(図4参
照)。これにより、前記紙1の幅方向一端側における走
行方向Xで見た前記不良部分等に対応する位置に、前記
ラベルRが、前記紙1の幅方向一端1aから非接着側R
bを幅方向外方に突出させた状態で貼付される(図3参
照)。
【0025】その後は、適宜、前記エアーシリンダ4
0、33、34等を元の待機状態に戻す。上記した如く
に本実施形態のマーキング方法及び装置10において
は、一端側のみに接着剤Pが塗工された矩形紙片等の小
片からなる、いわゆる付箋紙の如きラベルRが用いら
れ、このラベルRを、一定方向に走行しつつ巻き取られ
る長尺帯状の紙1の不良部分等の位置を指し示すべく、
前記紙1の幅方向一端側における走行方向で見た前記不
良部分等に対応する位置に、前記紙1の幅方向一端1a
から前記接着剤Pが塗工されていない非接着側Rbを幅
方向外方に突出させた状態で貼付するようにされる。
【0026】このように、ラベルRの一部を紙1の幅方
向一端から突出させた状態で貼付するようにしたことに
より、紙1がロール状に巻き取られた状態でも、ラベル
Rは外方に突出しているので、このラベルRの位置、つ
まり、マーキング位置を外部から視認できるとともに、
巻き戻される次工程でもラベルRは紙1から幅方向外方
に突出したまま貼付されているので、その位置を容易に
検出でき、不良部分を取り除く等の後処理を、前記した
従来のインクでマーキングする方法、差し紙等を差し込
む方法、及びラベル貼り付け方法に比して容易にかつ確
実に行うことができる。
【0027】また、前記従来のインクでマーキングする
方法のようにインク等で製品を汚すおそれもなく、ま
た、前記従来の差し紙等を差し込む方法のようにマーキ
ングを施す場所の制約を受けず、さらに、前記ラベルR
のうちの紙等の幅方向一端から突出する非接着側Rb部
分にナンバリング(通し番号)Nを印刷しておくことに
よって、例えラベルRが製品の中に紛れ込んでも、欠番
号をチェックすることで、紛れ込んだラベルRが存在す
ること及びそのラベルRのおおよその位置がわかるの
で、前記従来のラベル貼り付け方法に比して、紛れ込ん
だラベルを発見することが容易であり、また、マーキン
グ箇所の情報の管理も容易に行える。なお、ラベルRに
前記ナンバリングNに加えて又はそれに代えてバーコー
ドを印刷しておけば、情報管理をより効率的に行える。
【0028】さらに、紙1に貼り付ける直前(待機状
態)にラベルRを台紙Dから引き剥がして固定保持して
おく必要があるが、本発明に用いられるラベルRは、接
着側の面の一部のみに接着剤が塗工されているので、そ
の接着側の面のうちの接着剤が塗工されていない部分
(非接着部)を押さえローラ31、32等で押圧保持す
ることができ、一面全面に接着剤が塗工されているラベ
ルを用いる従来方法に比して、ラベルの固定保持操作等
の取扱操作を容易に行える。
【0029】なお、高速で走行する紙1の紙幅が変化し
たり、全体が蛇行したりして、その一端1aの位置が変
化する場合には、前記ラベルRを適正に貼付することが
できないおそれがあるが、かかる場合には、紙端(一端
1a)を検出する紙端検出制御器を設けて本マーキング
装置全体をその紙端に合わせて移動させるようになせば
よい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る紙等のマーキング方法及びマーキング装置によ
れば、マーキング位置を外部から視認できるとともに、
次工程でその位置を容易に検出でき、また、マーキング
を施す場所の制約を受けず、合理的にしかも確実にマー
キングを施すことができ、かつ、マーキング位置情報の
管理等を容易に行うことができるといった優れた効果が
得られる。
【0031】また、前記実施形態においては、マーキン
グ装置を紙1の片側に配置するものとして記載している
が、後処理との関係で、紙1の両側部に配置することも
できるものである。更に、前記押えローラ31、32
は、前記ラベル供給機構20の一対の送りローラ24と
同期して駆動するようにすることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙等のマーキング装置の一実施形
態を示す概略全体構成図。
【図2】図1に示される装置の主要部を示す概略斜視
図。
【図3】本発明に係る紙等のマーキング方法及びマーキ
ング装置に用いられるラベルの一例を示す平面図。
【図4】図1に示される装置のマーキング時の説明に供
される概略側面図。
【符号の説明】
D…ラベル用台紙、R…ラベル、Ra…一端側(接着
側)、Rb…他端側(非接着側)、P…接着剤、N…ナ
ンバリング、1…紙、1a…紙1の一端、10…マーキ
ング装置、15…昇降テーブル、16…真空吸引孔、1
8…昇降テーブルの基台、20…ラベル供給機構、22
…巻出機、24…ラベル送りローラ(一対)、25…引
き剥がし具、26…台紙巻取機、30…ラベル保持機
構、31…第1押さえローラ、32…第2押さえロー
ラ、33…ローラ31用エアシリンダー、34…ローラ
32用エアシリンダー、35…真空ポンプ、36…真空
吸引室、38…切換弁、40…エアーシリンダ(テーブ
ル昇降手段)、42…ピストンロッド、45…コンプレ
ッサー、47…切換弁、100…コントロールユニッ
ト、110…不良部分等の検出器、111…検出器光源
部、112…検出器受光部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に走行しつつ巻き取られる長尺
    帯状の紙等の不良部分等の位置を指し示すべく、走行方
    向の前記不良部分等に対応する位置の前記紙等の幅方向
    一端側に、一端側のみに接着剤が塗工された小片からな
    るラベルを、前記紙等の幅方向一端側から、接着剤が塗
    工されていない他端側を幅方向外方に突出させた状態で
    貼付するようにした、紙等のマーキング方法。
  2. 【請求項2】 一定方向に走行しつつ巻き取られる長尺
    帯状の紙等の幅方向一端側に、一端側のみに接着剤が塗
    工された小片からなるラベルを、前記紙等の幅方向一端
    から他端側を幅方向外方に突出させた状態で貼付するよ
    うにされてなる、紙等のマーキング装置。
  3. 【請求項3】 前記ラベルが台紙から1枚ずつ剥がさ
    れ、接着剤が塗工された面が表側になって待機状態にあ
    る前記ラベルを保持する手段として、前記ラベルの接着
    剤が塗工されていない部分を押圧する押さえローラを備
    えていることを特徴とする請求項2に記載の紙等のマー
    キング装置。
  4. 【請求項4】 一端側のみに接着剤が塗工された小片か
    らなり、前記紙等の幅方向一端から突出する他端側部分
    に管理用のナンバリングが施されてなる、請求項1に記
    載の方法に用いられるラベル。
JP16661198A 1998-06-15 1998-06-15 紙等のマーキング方法及びマーキング装置 Pending JPH11348951A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241672A2 (de) * 2001-03-15 2002-09-18 EMTEC Magnetics GmbH Identifikationsetikett zur Kennzeichnung von auf Kernen gewickelten streifen- oder bandförmigen Medien

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241672A2 (de) * 2001-03-15 2002-09-18 EMTEC Magnetics GmbH Identifikationsetikett zur Kennzeichnung von auf Kernen gewickelten streifen- oder bandförmigen Medien
EP1241672A3 (de) * 2001-03-15 2003-07-16 EMTEC Magnetics GmbH Identifikationsetikett zur Kennzeichnung von auf Kernen gewickelten streifen- oder bandförmigen Medien

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