JPH11348100A - プラスチックボトル成形用プリフォーム成形方法及びプラスチックボトル成形方法 - Google Patents

プラスチックボトル成形用プリフォーム成形方法及びプラスチックボトル成形方法

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Publication number
JPH11348100A
JPH11348100A JP16075298A JP16075298A JPH11348100A JP H11348100 A JPH11348100 A JP H11348100A JP 16075298 A JP16075298 A JP 16075298A JP 16075298 A JP16075298 A JP 16075298A JP H11348100 A JPH11348100 A JP H11348100A
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JP
Japan
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preform
molding
stretching
plastic bottle
shaft
Prior art date
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Application number
JP16075298A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Wada
潔 和田
Takashi Saito
剛史 斎藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリフォームの縦方向(深さ方向)の延伸倍率
をできるかぎり抑制しつつ、プリフォームの総体的な延
伸倍率を高めることによって、延伸処理後のプリフォー
ムのブロー成形時における縦方向の加熱収縮量(シュリ
ンク量)をできる限り少なくして、安定したブロー成形
により耐熱性のあるボトルを成形する。 【解決手段】プリフォーム32内に支持ブロック41に
螺着して駆動回転しつつ伸長短縮動作可能なスクリュー
シャフト42を挿入し、該プリフォーム口部32cを固
定した状態で、該スクリューシャフト42先端部と該プ
リフォーム底部外側から支軸部42先端部方向に押し当
てられる回転可能な回転支持体51とにより該プリフォ
ーム底部を挟持しつつスクリューシャフトを回転させな
がら伸長して該プリフォームを捻じり延伸成形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックボト
ルのブロー成形用プリフォーム延伸方法及び延伸したプ
リフォームを用いて成形するプラスチックボトル成形方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリエチレンテレフタレート製の
プラスチックボトル(通称;ペットボトル)の成形加工
は、図5(a)〜(g)の成形加工の工程図に示すよう
に、まず、(a)にてコア型部Aの支持部1に取付支持
されたコア型2(内金型)のネック2aに半円形状の一
対の対向するネック型3、3を、図中矢印(以下実際の
矢印方向は上下方向)のように所定間隙を以て近接さ
せ、続いてプリフォーム成形用キャビティ部Bのキャビ
ティ11(外金型)内に設けた型部11a内に(b)の
ように前記コア型2を装填して、コア型2と型部11a
との間に空間部31を形成する。
【0003】次に(c)にて射出ノズル11cより溶融
樹脂(ポリエチレンテレフタレート)を、コア型2とキ
ャビティ11の型部11aとの間の空間部31に流路1
1bを通って射出した後に、型を冷却して樹脂を固化さ
せることにより胴部32a、底部32b、口部32c、
ネジ部32dを備えたプリフォーム32が成形され、続
いて(d)にてコア型2とともにプリフォーム32(パ
リソン)を、キャビティ11の型部11a内より引き抜
き、続いて支持部1に取り付けたコア型2もネック型
3、3にて保持された状態のプリフォーム32内から引
き抜く。
【0004】次に前記ネック型3、3にて保持された状
態のプリフォーム32(パリソン)を温度調整ポット
(図示せず)内に装填してプリフォーム32をブロー成
形温度まで加熱した後、(e)に示すようにネック型
3、3にて保持された状態のプリフォーム32をブロー
成形用キャビティ部Cのキャビティ21(外金型)内に
設けたボトル成形用型部21a内に装填し、続いてブロ
ー装置支持部4に取り付けられたブローアシストプラグ
5をそのプリフォーム32内に装填して、ネック型3、
3と支持部4とを固定した後、(f)にて前記アシスト
プラグ5を伸長させながらその先端部にてプリフォーム
32の内底部を押しながらブローエアをブローエアノズ
ル4aからアシストプラグ5とプリフォーム32との間
に導入して、プリフォーム32をボトル成形用型部21
aの内面に密着するように膨張させてボトルPを成形
し、続いてボトル成形用型部21aを冷却してボトルP
を固化させ、そして最後に(g)に示すようにキャビテ
ィ21、21及びネック型3、3を開放して、ボトルP
の成形を完了する。
【0005】ところで、従来より上記プラスチックボト
ルのブロー成形加工においては、予めプリフォーム32
を加熱しながら縦方向(深さ方向)に所定長さだけ延伸
加工して、プリフォーム32の胴部を結晶化することに
より耐熱性を強化し、その後に、この延伸加工したプリ
フォーム32をブロー成形してプラスチックボトルの胴
部の耐熱性を高める加熱強化処理が施されるものであ
る。
【0006】上記従来の加熱延伸処理方法では、プリフ
ォーム32を加熱しながら所定長さに亘って縦方向に延
伸するため、プリフォーム32を縦方向にその延伸長さ
分だけ引き延ばす必要があり、延伸加工には延伸長さ分
だけ延伸ストローク長さを必要としていた。
【0007】そのため、加熱延伸処理における延伸倍率
を要求に応じてより高くするためには延伸ストローク長
さをより長くする必要があり、そのために延伸処理装置
のサイズが大掛かりになったり、あるいは延伸処理を2
度に分けて延伸処理したりして手間と費用が掛かったり
していた。
【0008】また、プリフォームの縦方向の延伸倍率を
より高くした延伸処理後のプリフォームは、その延伸倍
率に対応してブロー成形時の縦方向の加熱収縮量(シュ
リンク量)がより大きくなって、ボトル成形時における
品質管理が困難になったり、成形品質に良い影響を与え
ないことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
クボトル成形用プリフォームにおいて、プリフォームの
縦方向(深さ方向)の延伸倍率をできるかぎり抑制しつ
つ、プリフォームの総体的な延伸倍率を高めることによ
って、延伸処理後のプリフォームのブロー成形時におけ
る縦方向の加熱収縮量(シュリンク量)をできる限り少
なくして、安定したブロー成形により耐熱性のあるボト
ルを成形できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
プリフォーム口部成形用金型部とプリフォーム胴部成形
用金型部とを備えたプリフォーム成形用金型にてプリフ
ォームを射出成形し、続いて該プリフォーム内に支持ブ
ロックに螺着して駆動回転しつつ伸長短縮動作可能なス
クリューシャフトを挿入し、該プリフォーム口部を固定
した状態で、該スクリューシャフト先端部と該プリフォ
ーム底部外側から前記シャフト先端部方向に押し当てら
れる回転支持体とにより該プリフォーム底部を挟持しつ
つスクリューシャフトを回転させながら伸長して該プリ
フォームを捻じり延伸成形させることを特徴とするプラ
スチックボトル成形用プリフォーム延伸方法である。
【0011】次に第2の発明は、上記第1の発明のプラ
スチックボトル成形用プリフォーム延伸方法により得ら
れたプリフォームを、ブロー成形用キャビティ部内に装
填してブロー成形することを特徴とするプラスチックボ
トル成形方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】第1の発明のプラスチックボトル
成形用プリフォーム延伸方法の一実施の形態を図1
(a)〜(e)に示すプリフォーム成形工程、及び図1
(f)〜(h)に示すプリフォーム延伸工程に従って以
下に詳細に説明する。
【0013】図1(a)〜(e)はプリフォーム成形工
程を示し、コア型部Aとプリフォーム成形用キャビティ
部Bによりプリフォーム成形される。
【0014】図1(a)に示すようにコア型部A(内金
型部)は、移動動作可能なコア取付支持部1(可動ブロ
ック)と該支持部1に取り付け支持されたプリフォーム
成形用コア型2(内金型)と該コア型2のネック部2a
に対して所定間隙に近接動作乃至離反動作する半円形状
の互いに対向する開閉式の各々ネック型3、3と該ネッ
ク型3、3の対向内面に螺設したネジ型部3aとを備え
る。
【0015】また同図に示すように、プリフォーム成形
用キャビティ部B(外金型部)は互いに対向して開閉動
作する各々キャビティ11、11(外金型)と、該キャ
ビティ11、11の内部に形成されたプリフォーム型部
11aと、溶融樹脂の供給流路11bと射出ノズル11
cとを備える。
【0016】まず、図1(a)にてコア型部Aの支持部
1に取付支持されたコア型2(内金型)のネック2aに
半円形状の一対の対向するネック型3、3を、矢印のよ
うに所定間隙を以て近接させる。
【0017】続いて図1(b)のようにプリフォーム成
形用キャビティ部Bのキャビティ11(外金型)内に設
けた型部11a内に、前記コア型2を装填し、コア型2
と型部11aとの間に空間部31を形成する。
【0018】次に図1(c)にて射出ノズル11cより
溶融樹脂(ポリエチレンテレフタレート)を、コア型2
とキャビティ11の型部11aとの間の空間部31に流
路11bを通って射出した後に、キャビティ11の構造
体内に冷水を送流してキャビティ11を冷却して樹脂を
固化させることにより胴部32a、底部32b、口部3
2c、ネジ部32dを備えたプリフォーム32が成形さ
れる。
【0019】続いて図1(d)にてコア型2とともにプ
リフォーム32(パリソン)を、キャビティ11の型部
11a内より引き抜く。
【0020】そして、図1(e)に示すように引き抜か
れた前記プリフォーム32からコア型2を引き抜く。
【0021】図1(f)〜(h)はプリフォーム延伸工
程を示し、成形された上記プリフォーム32を加熱延伸
処理して結晶強化する延伸工程であり、プリフォーム3
2を延伸手段Dに装着して延伸処理を行う。
【0022】図1(f)に示すように、延伸手段Dは支
持ブロック41と、該支持ブロック41に螺着して取り
付け支持されたプリフォーム32を装着するためのスク
リューシャフト42とを備え、該シャフト42の先端部
には必要に応じてプリフォーム32の内底面の形状に対
応する形状の当接部43(先端部)を備えている。
【0023】前記スクリューシャフト42は同図1
(f)及び図3に示すように、該シャフト42に雄ねじ
部42aが螺設され、支持ブロック41に縦方向に螺設
した雌ねじ部41aに螺着していて、シャフト42を正
転方向又は逆転方向に回転させることにより、支持ブロ
ック41に対して突出前進したり、後退できるようにな
っている。
【0024】前記シャフト42の回転は、図3に示すよ
うに、支持ブロック41に対してメタル軸受若しくはベ
アリング軸受など軸受部45aを介して回転可能に軸受
けされた駆動回転体45により行う。
【0025】前記シャフト42は、駆動回転体45に対
してスプライン嵌合しており、該駆動回転体45に孔設
された前記シャフト42を密に嵌装する嵌装孔45bに
装通していて、該シャフト42にその長手方向に沿って
直線状に形成された溝状ガイド部42bと、駆動回転体
45に孔設された嵌装孔45bの凸状ガイド部45cと
が互いに嵌合していて、前記シャフト42と駆動回転体
45とは互いに一体的に回転するとともに、シャフト4
2は駆動回転体45に対してそのシャフト(長手)方向
にスライド移動して、前進、後退できるようになってい
る。
【0026】駆動回転体45は、図示しない電動モータ
ー及び伝導ギアなどを介して駆動回転可能であり、スク
リューシャフト42は駆動回転体45の正転回転又は逆
転回転により一体的に駆動回転するとともに支持ブロッ
ク41に対して前進、後退移動動作する。
【0027】まず、図1(f)に示すように延伸手段D
のスクリューシャフト42を、予め別の加熱体にて63
℃〜121℃程度に加熱したプリフォーム32の口部3
2cより装填する。
【0028】そして、図1(g)に示すように、延伸手
段Dのスクリューシャフト42の先端部43をプリフォ
ーム32の底部32bの内底面に当接し、プリフォーム
32の底面部32bの外底面に支持体51を当接して、
プリフォーム32の底部32bを保持し、支持ブロック
41の下面に、左右に開閉動作する一対の対向するネッ
ク型3、3を当接して密着固定する。
【0029】該支持体51は、図1(g)及び図3に示
すように、ブロック体52と、該ブロック体52にプリ
フォーム32の底部32b又は成形後のボトルPの底部
の外形に対応した形状の凹状部53を備え、該ブロック
体52は自由回転可能であるか、若しくは電動モーター
により前記スクリューシャフト42の回転と同一回転速
度にて駆動回転可能な垂直回転支軸54の先端部に取り
付けられている。
【0030】また、前記支持体51は、図4に示すよう
にブロック体52の上側にプリフォーム32の胴部32
aを差し込み保持可能な円筒状(又はカップ状)のホル
ダー部55を一体的に備え、該ブロック体52の凹状部
53の下部には必要に応じて吸着固定用のエア吸引用孔
52aを備え、支軸部54内のエア通路64aよりエア
が吸引されて、プリフォーム32をその底部32bにて
吸着保持することができる。
【0031】前記支持体51を取り付け支持する垂直回
転支軸54は垂直方向に昇降動作可能であり、また、ス
クリューシャフト42の回転による該シャフト42先端
部の下降速度に対応して同一速度にて駆動下降動作(電
動モーターによる駆動)若しくは追従下降動作(バネ、
スプリングなどによる垂直上方への弾性的付勢力により
追従動作)できるようになっている。
【0032】そして、支持ブロック41側の駆動回転体
45を駆動回転させて、図1(h)に示すようにスクリ
ューシャフト42及びそれと対向するブロック体52及
びシャフト42とブロック体52とにより挟持固定され
ているプリフォーム32の底部32bとを、回転させな
がら垂直に下降移動させることにより、プリフォーム3
2を回転方向に捻じりながら延伸処理するものである。
【0033】上記捻じり延伸処理における加熱操作は、
63℃〜121℃程度又はガラス転移点温度以上であっ
て、例えば70℃以上140℃〜170℃以下であり、
延伸処理時間は、例えば40秒〜180秒以上であって
4分〜10分以下が適当である。
【0034】このようにしてプリフォーム32を捻じり
延伸して結晶強化処理した後は、支持ブロック41の下
面より一対の対向するネック部3、3を図1(f)に示
すように離反させるとともに、図1(h)に示す捻じり
延伸処理されたプリフォーム32を、支持体51を下降
動作した後にシャフト42より離脱させて延伸手段Dか
ら取り外す。なお、この捻じり延伸処理する時に、プリ
フォーム32下側からブロー成形金型を配置し、プリフ
ォーム32の口元からブローエアを入れながら一次成形
するようにしてもよい。
【0035】上記第1の発明のプラスチックボトル成形
用プリフォーム延伸方法の他の実施の形態を、図2
(a)〜(e)に示すプリフォーム成形工程、及び図2
(f)〜(h)に示すプリフォーム延伸工程に従って以
下に詳細に説明する。
【0036】図2(a)〜(e)はプリフォーム成形工
程を示し、コア型部Aとプリフォーム成形用キャビティ
部Bによりプリフォーム成形される。
【0037】図2(a)に示すようにコア型部A(内金
型部)は、移動動作可能なコア取付支持部1(可動ブロ
ック)と該支持部1に取り付け支持されたプリフォーム
成形用コア型2(内金型)と該コア型2のネック部2a
に対して所定間隙に近接動作乃至離反動作する半円形状
の互いに対向する開閉式の各々ネック型3、3と該ネッ
ク型3、3の対向内面に螺設したネジ型部3aとを備え
る。
【0038】また同図に示すように、プリフォーム成形
用キャビティ部B(外金型部)は互いに対向して開閉動
作する各々キャビティ11、11(外金型)と、該キャ
ビティ11、11の内部に形成されたプリフォーム型部
11aと、溶融樹脂の供給流路11bと射出ノズル11
cとを備える。
【0039】まず、図2(a)にてコア型部Aの支持部
1に取付支持されたコア型2(内金型)のネック2aに
半円形状の一対の対向するネック型3、3を、矢印のよ
うに所定間隙を以て近接させる。
【0040】続いて図2(b)のようにプリフォーム成
形用キャビティ部Bのキャビティ11(外金型)内に設
けた型部11a内に、前記コア型2を装填し、コア型2
と型部11aとの間に空間部31を形成する。
【0041】次に図2(c)にて射出ノズル11cより
溶融樹脂(ポリエチレンテレフタレート)を、コア型2
とキャビティ11の型部11aとの間の空間部31に流
路11bを通って射出した後に、キャビティ11の構造
体内に冷水を送流してキャビティ11を冷却して樹脂を
固化させることにより胴部32a、底部32b、口部3
2c、ネジ部32dを備えたプリフォーム32が成形さ
れる。
【0042】続いて図2(d)にてコア型2とともにプ
リフォーム32(パリソン)を、キャビティ11の型部
11a内より引き抜く。
【0043】そして、図2(e)に示すように引き抜か
れた前記プリフォーム32の口部32c外周にあるネッ
ク型3、3を開放分離して、プリフォーム32をコア型
2より引き抜く。
【0044】図2(f)〜(h)はプリフォーム延伸工
程を示し、成形された上記プリフォーム32を加熱延伸
処理して結晶強化する延伸工程であり、プリフォーム3
2を延伸手段Dに装着して延伸処理を行う。
【0045】図2(f)に示すように、延伸手段Dは支
持ブロック41と、該支持ブロック41に螺着して取り
付け支持されたプリフォーム32を装着するためのスク
リューシャフト42とを備え、該シャフト42の先端部
には必要に応じてプリフォーム32の内底面の形状に対
応する形状の当接部43を備えている。
【0046】前記スクリューシャフト42は同図2
(f)及び図3に示すように、該シャフト42に雄ねじ
部42aが螺設され、支持ブロック41に縦方向に螺設
した雌ねじ部41aに螺着していて、シャフト42を正
転方向又は逆転方向に回転させることにより、支持ブロ
ック41に対して突出前進したり、後退できるようにな
っている。
【0047】前記シャフト42の回転は、図3に示すよ
うに、支持ブロック41に対してメタル軸受若しくはベ
アリング軸受など軸受部45aを介して回転可能に軸受
けされた駆動回転体45により行う。
【0048】前記シャフト42は、駆動回転体45に対
してスプライン嵌合しており、該駆動回転体45に孔設
された前記シャフト42を密に嵌装する嵌装孔45bに
装通していて、該シャフト42にその長手方向に沿って
直線状に形成された溝状ガイド部42bと、駆動回転体
45に孔設された嵌装孔45bの凸状ガイド部45cと
が互いに嵌合していて、前記シャフト42と駆動回転体
45とは互いに一体的に回転するとともに、シャフト4
2は駆動回転体45に対してそのシャフト(長手)方向
にスライド移動して、前進、後退できるようになってい
る。
【0049】駆動回転体45は、図示しない電動モータ
ー及び伝導ギアなどを介して駆動回転可能であり、スク
リューシャフト42は駆動回転体45の正転回転又は逆
転回転により一体的に駆動回転するとともに支持ブロッ
ク41に対して前進、後退移動動作する。
【0050】まず、図2(f)に示すように延伸手段D
のスクリューシャフト42を、予め別の加熱体にて63
℃〜121℃程度に加熱したプリフォーム32の口部3
2cより装填する。
【0051】そして、図2(g)に示すように、延伸手
段Dのスクリューシャフト42の先端部43をプリフォ
ーム32の底部32bの内底面に当接し、プリフォーム
32の底面部32bの外底面に支持体51を当接して、
プリフォーム32の底部32bを保持し、支持ブロック
41の下側に設けた左右に開閉動作する一対の口部固定
部46、46を閉鎖動作してプリフォーム32の口部3
2cを締め付け固定保持する。
【0052】該支持体51は、図2(g)及び図3に示
すように、ブロック体52と、該ブロック体52にプリ
フォーム32の底部32b又は成形後のボトルPの底部
の外形に対応した形状の凹状部53を備え、該ブロック
体52は自由回転可能であるか、若しくは電動モーター
により前記スクリューシャフト42の回転と同一回転速
度にて駆動回転可能な垂直回転支軸54の先端部に取り
付けられている。
【0053】また、前記支持体51は、図4に示すよう
にブロック体52の上側にプリフォーム32の胴部32
aを差し込み保持可能な円筒状(又はカップ状)のホル
ダー部55を一体的に備え、該ブロック体52の凹状部
53の下部には必要に応じて吸着固定用のエア吸引用孔
52aを備え、支軸部54内のエア通路64aよりエア
が吸引されて、ホルダー部55内に差し込まれたプリフ
ォーム32をその底部32bにて吸着保持することがで
きる。
【0054】前記支持体51を取り付け支持する垂直回
転支軸54は垂直方向に昇降動作可能であり、また、ス
クリューシャフト42の回転による該シャフト42先端
部の下降速度に対応して同一速度にて駆動下降動作(電
動モーターによる駆動)若しくは追従下降動作(バネ、
スプリングなどによる垂直上方への弾性的付勢力により
追従動作)できるようになっている。
【0055】そして、支持ブロック41側の駆動回転体
45を駆動回転させて、図2(h)に示すようにスクリ
ューシャフト42及びそれと対向するブロック体52及
びシャフト42とブロック体52とにより挟持固定され
ているプリフォーム32の底部32bとを、回転させな
がら垂直に下降移動させることにより、プリフォーム3
2を回転方向に捻じりながら延伸処理するものである。
【0056】上記捻じり延伸処理における加熱操作は、
63℃〜121℃程度又はガラス転移点温度以上であっ
て、例えば70℃以上140℃〜170℃以下であり、
延伸処理時間は、例えば40秒〜180秒以上であって
4分〜10分以下が適当である。
【0057】このようにしてプリフォーム32を捻じり
延伸して結晶強化処理した後は、口部固定部46、46
を図2(f)に示すように開放動作し、図2(h)に示
す捻じり延伸処理されたプリフォーム32を、支持体5
1を下降動作した後にシャフト42より離脱させて延伸
手段Dから取り外す。
【0058】第2の発明のプラスチックボトル成形方法
は、捻じり延伸処理された上記プリフォーム32をブロ
ー成形金型に装填して、図5(e)〜(g)に示すよう
な従来と同様のブロー成形方式により、下記のようにし
てプラスチックボトルを成形加工するものである。
【0059】捻じり延伸処理された上記プリフォーム3
2は、そのネジ部32dをネック型3、3に嵌合保持
し、その後、プリフォーム32(パリソン)を温度調整
ポット(図示せず)内に装填してプリフォーム32をブ
ロー成形温度まで加熱する。
【0060】続いて、図5(e)に示すように、ネック
型3、3にて保持された状態の捻じり延伸処理されたプ
リフォーム32を、ブロー成形用キャビティ部Cのキャ
ビティ21(外金型)内に設けたボトル成形用型部21
a内に装填し、続いてブロー装置支持部4に取り付けら
れたブローアシストプラグ5を、そのプリフォーム32
内に装填して、ネック型3、3と支持部4とを固定す
る。
【0061】続いて図5(f)にて前記アシストプラグ
5を伸長させながらその先端部にてプリフォーム32の
内底部を押しながらブローエアをブローエアノズル4a
からアシストプラグ5とプリフォーム32との間に導入
し、プリフォーム32をブローエアによりボトル成形用
型部21aの内面に密着するように膨張させてボトルP
を成形し、その後ボトル成形用型部21aを冷却してボ
トルPを固化させる。
【0062】そして最後に図5(g)に示すようにキャ
ビティ21、21及びネック型3、3を開放して、プラ
スチックボトルPの成形を完了する。
【0063】なお、上記第2の発明のプラスチックボト
ル成形方法においては、上記の他にプラスチックボトル
成形後のボトルPの口部に対して口部加熱手段(図示せ
ず)を用いて口部32cを加熱強化処理することは可能
である。
【0064】
【発明の効果】本発明のプラスチックボトル成形用プリ
フォーム延伸方法及びプラスチックボトル成形方法は、
プラスチックボトルブロー成形用のプリフォーム(パリ
ソン)を捻じり延伸処理するので、従来のような長手方
向(縦方向)にのみ延伸させる方式に比較してプリフォ
ームの延伸倍率を高めることができる。また、従来の延
伸倍率を保持した状態でその縦方向への延伸長さを短縮
することができる。また延伸ストローク長さを長くする
ことなく加熱延伸処理における延伸倍率を高めることが
できる。
【0065】そして、ブロー成形時のプリフォームの縦
方向の加熱収縮量(シュリンク量)をできるがぎり抑制
でき、ボトルのブロー成形時における品質管理が行い易
くなって、より良いボトルのブロー成形品質を保持でき
る効果がある。
【0066】また、延伸処理装置のサイズをコンパクト
にすることができるとともに、従来のような延伸処理を
2度に分けて延伸処理する手間と費用を削減できるなど
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(h)は本発明のプラスチックボトル
成形用プリフォーム延伸方法における成形工程及び延伸
工程の一実施の形態を説明する工程図。
【図2】(a)〜(h)は本発明のプラスチックボトル
成形用プリフォーム延伸方法における成形工程及び延伸
工程の他の実施の形態を説明する工程図。
【図3】(a)は本発明のプラスチックボトル成形用プ
リフォーム延伸方法における延伸手段の一例を示す側断
面図、(b)はその回転体の上面図。
【図4】本発明のプラスチックボトル成形用プリフォー
ム延伸方法における延伸手段の支持体の他の例を示す側
断面図。
【図5】一般的なプラスチックボトル成形方法を説明す
る工程図。
【符号の説明】
A…コア型部 B…プリフォーム成形用キャビティ部 C…ブロー成形用キャビティ部 D…口部加熱ガイド手
段 1…支持部 2…コア型 3…ネック型 4…支持ブロ
ック 5…アシストプラグ 11…プリフォーム成形用キャビティ 21…ブロー成形用キャビティ 31…成形用空間部 32…プリフォーム 32a…胴
部 32b…底部 32c…口部 32d…ネジ部 41…支持ブロック 42…スクリューシャフト 42
b…スプライン溝部 45…駆動回転体 45c…スプライン凸部 51…支持体 54…垂直回転支軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリフォーム口部成形用金型部とプリフォ
    ーム胴部成形用金型部とを備えたプリフォーム成形用金
    型にてプリフォームを射出成形し、続いて該プリフォー
    ム内に支持ブロックに螺着して駆動回転しつつ伸長短縮
    動作可能なスクリューシャフトを挿入し、該プリフォー
    ム口部を固定した状態で、該スクリューシャフト先端部
    と該プリフォーム底部外側から前記シャフト先端部方向
    に押し当てられる回転支持体とにより該プリフォーム底
    部を挟持しつつスクリューシャフトを回転させながら伸
    長して該プリフォームを捻じり延伸成形させることを特
    徴とするプラスチックボトル成形用プリフォーム延伸方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1のプラスチックボトル成形用プリ
    フォーム延伸方法により得られたプリフォームをブロー
    成形用キャビティ部内に装填してブロー成形することを
    特徴とするプラスチックボトル成形方法。
JP16075298A 1998-06-09 1998-06-09 プラスチックボトル成形用プリフォーム成形方法及びプラスチックボトル成形方法 Pending JPH11348100A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160111460A (ko) * 2014-01-21 2016-09-26 디티 인벤션즈 일체형 손잡이를 갖는 컨테이너 장치 및 제조 방법
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