JPH11340180A - 基板の洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

基板の洗浄装置及び洗浄方法

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JPH11340180A
JPH11340180A JP11052707A JP5270799A JPH11340180A JP H11340180 A JPH11340180 A JP H11340180A JP 11052707 A JP11052707 A JP 11052707A JP 5270799 A JP5270799 A JP 5270799A JP H11340180 A JPH11340180 A JP H11340180A
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scrubber
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博士 橋本
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義隆 松田
Norio Uchihira
則夫 内平
Masaaki Yoshida
正明 吉田
Ikuo Sato
郁夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べて高い強度を有する洗浄手段を提
供する。 【解決手段】 基板Gを洗浄する洗浄装置15におい
て,基板を保持する保持手段33と,保持手段33に保
持された基板Gの表面を洗浄する洗浄手段63,64
と,洗浄手段63,64を両側から支持して移動させる
移動手段を備えていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば液晶ディス
プレイ(LCD)用ガラス基板や半導体ウェハの如き基
板を洗浄する洗浄装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,液晶ディスプレイの製造工程に
おいては,LCD基板(ガラス基板)上に例えばITO
(lndium Tin Oxide)の薄膜や電極パ
ターン等を形成するために,半導体製造工程において用
いられるものと同様なフォトリングラフィ技術を用いて
回路パターン等を縮小してフォトレジストに転写し,こ
れを現像処理する一連の処理が施される。
【0003】このような処理においては,ガラス基板上
にレジスト液を塗布し,その後,露光工程,現像工程が
行われるが,こうした一連の所定の処理を行う前に,回
路パターンの欠陥発生や配線のショート,露光時の焦点
のずれ,パーティクルの発生などを防止するためにレジ
スト液が塗布されるガラス基板の表面を洗浄する必要が
ある。
【0004】このためレジストの塗布・現像を行う処理
システムの中には,洗浄装置が設けられている。従来の
洗浄装置では,スピンチャックなどの保持手段によって
保持されたガラス基板の側方にアームが配置されてお
り,ガラス基板を回転させながらこのアームを揺動させ
てアーム先端に取り付けたブラシやノズルをガラス基板
上方に移動させ,スクラバ洗浄やメガソニック洗浄など
を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の洗
浄装置では,アームがいわゆる片持ち支持の状態となる
ため,強度的に弱いといった問題が生じる。特にLCD
パネルの大型化に伴いガラス基板のサイズが大きくなっ
ており,洗浄面積も広くなって来ている。このためアー
ムも長くさせる必要があるが,そうすると益々アームの
強度が低下してしまう。また従来の洗浄装置では,通常
はアーム先端の一箇所にしかブラシやノズルを備えてい
ないのがほとんどである。このため洗浄面積が広くな
く,最近のサイズの大きいガラス基板の表面全体を洗浄
するのに相当の時間がかかるという問題がある。
【0006】従って本発明の目的は,従来に比べて高い
強度を有する洗浄手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は,基板
を洗浄する洗浄装置において,基板を保持する保持手段
と,保持手段に保持された基板の表面を洗浄する洗浄手
段と,洗浄手段を両側から支持して移動させる移動手段
とを有することを特徴とする。
【0008】この請求項1の洗浄装置によれば,洗浄手
段を保持手段を移動手段により両側から支持することが
でき,従って,片持ち状態でアームを支持していた従来
の洗浄装置に比べて高い強度をえることができる。この
ため,最近のサイズの大きいガラス基板などに対応させ
て洗浄手段を大型化することができ,洗浄面積を広くす
ることが可能となる。
【0009】この請求項1の洗浄装置において,請求項
2に記載したように,更に,保持手段を挟んで平行に配
置された一対のガイド手段を備えていても良い。また請
求項3に記載したように,前記保持手段が,基板を回転
自在に構成されると共に,前記保持手段に保持された基
板を囲むカップを備え,前記洗浄手段が,このカップの
外側の待機位置とカップ内とを移動自在に構成されてい
ても良い。また請求項4に記載したように,前記洗浄手
段は,例えばスクラバ洗浄手段及びノズル洗浄手段であ
る。この場合,請求項5に記載したように,スクラバ洗
浄手段とノズル洗浄手段とは各々独立した移動手段によ
って支持され,各移動手段は各々独立して移動自在に構
成してもよい。なお請求項6に記載したように,前記ノ
ズル洗浄手段の待機位置と前記スクラバ洗浄手段の待機
位置は,カップを挟んで互いに反対側の位置に対向して
配置するのがよい。
【0010】また,請求項7に記載したように,前記ス
クラバ洗浄手段は,ディスクブラシやロールブラシのい
ずれで構成しても良い。
【0011】また,請求項8に記載したように,前記ノ
ズル洗浄手段が,基板の表面に処理液を供給する複数の
ノズルを備えているように構成することが好ましい。こ
のように複数のノズルから処理液を供給すれば洗浄面積
を広くすることができ,最近のサイズの大きいガラス基
板などに対応できるようになる。
【0012】請求項9によれば,前記複数のノズルから
は,異なった種類の処理液が供給される基板の洗浄装置
が提供される。なお本明細書において,処理液とは,洗
浄液を含む意味で使用している。
【0013】請求項10に記載したように,これら複数
のノズルは,基板の表面に加圧された処理液を供給する
ジェットノズル及び/又は基板の表面に超音波振動させ
た処理液を供給するメガソニックノズルとすることがで
きる。また請求項11に記載したように,前記ノズル
が,加圧された処理液を供給するジェットノズルと,超
音波振動させた処理液を供給するメガソニックノズルで
あって,前記ジェットノズルとメガソニックノズルと
は,基板の中心を挟んで対向していることを特徴とする
基板の洗浄装置も提案できる。
【0014】これら複数のノズルの指向方向は,請求項
12に記載したように,それぞれ変更自在に構成するこ
とが好ましい。そうすれば,例えば基板の中心や周縁部
近傍などといった適当な箇所に処理液を適宜供給でき,
均一で効率の良い洗浄ができるようになる。
【0015】また請求項13によれば,前記ジェットノ
ズルとメガソニックノズルとを複数有し,少なくとも1
つのジェットノズル及びメガソニックノズルは各々基板
の回転方向に液を吐出し,他の少なくとも1つのジェッ
トノズル及びメガソニックノズルは各々基板の中心方向
に,液を吐出するように設定されていることを特徴とす
る,基板の洗浄装置が提供される。
【0016】更にまた,請求項14に記載したように,
保持手段に保持された基板の裏面に少なくとも処理液も
しくは乾燥用気体を供給するノズルを設けても良い。そ
うすれば,基板の表面と同時に裏面も洗浄することがで
きるようになる。その場合,請求項15に記載したよう
に,前記ノズルの指向方向は,変更自在に構成すること
が好ましい。そうすれば,例えば基板の中心や周縁部近
傍などといった適当な箇所に処理液や乾燥用気体などを
適宜供給できるようになる。
【0017】また請求項16においても,保持手段に保
持された基板の裏面に所定の気体を供給するノズルを備
えており,このノズルから基板の裏面に前記気体を供給
する方向は,基板の周縁部から中心部方向に向かってい
ることを特徴とする,基板の洗浄装置が提供される。
【0018】そして請求項17によれば,保持手段に保
持された基板の裏面に種類の異なった処理液を選択自在
に供給する裏面用のノズルを備えていることを特徴とす
る,基板の洗浄装置が提供される。この場合,請求項1
8のように,種類の異なった処理液としては,その1つ
が純水であり,他の1つは,界面活性剤又はそれを含有
する液であることを提案できる。またさらに,請求項1
9のように,前記裏面用のノズルは,種類の異なる処理
液を供給するノズルを当該処理液の種類毎に複数有して
おり,これらのノズルの基板に対する吐出方向は,少な
くとも1つが基板の回転方向に液を吐出し,さらに少な
くとも1つが基板の中心方向に液を吐出するように設定
してもよい。
【0019】また基板の洗浄方法として,請求項20に
よれば,保持手段に基板を保持する工程と,スクラバ洗
浄手段を移動させて基板の表面を洗浄する工程と,ノズ
ル洗浄手段を移動させて基板の表面を洗浄する工程とを
含むことを特徴とする,基板の洗浄方法が提供される。
【0020】さらに請求項21によれば,水平に保持さ
れた基板と平行状態を維持しつつ移動しスクラバ洗浄手
段の洗浄部材を所定の圧力で,押圧して基板の表面を洗
浄する工程と,水平に保持された基板と平行状態を維持
しつつ移動するノズル洗浄手段から異なる種類の処理液
を基板に対して同時に供給して基板の表面を洗浄する工
程とを含むことを特徴とする,基板の洗浄方法が提供さ
れる。この場合,異なる種類の処理液とは,請求項22
に記載したように,その1つが加圧による基板の表面を
洗浄する洗浄液であり,他の1つは超音波振動させた洗
浄液を基板の表面に供給して洗浄する洗浄液であること
が提案できる。
【0021】これらの各基板の洗浄方法において,請求
項23に記載したように,例えば前記スクラバ洗浄手段
を基板の一端部から他端部まで往復移動させて洗浄を行
うことができる。また,請求項24に記載したように,
前記ノズル洗浄手段を基板の端部から中心まで往復移動
させるようにしてもよい。そして請求項25に記載した
ように,このノズル洗浄手段による洗浄時に,前記保持
手段に保持された基板を回転させることができる。
【0022】なお請求項26に記載したように,前記ノ
ズル洗浄手段による洗浄時に,前記保持手段に保持され
て回転している基板の中心に処理液を供給すると共に,
基板の回転方向に沿って処理液を供給することが好まし
い。また,請求項27に記載したように,前記ノズル洗
浄手段による洗浄時に,前記保持手段に保持された基板
の裏面に処理液を供給して裏面洗浄を行うことが好まし
い。
【0023】また本発明の洗浄方法は,請求項28に記
載したように,更に,基板を乾燥させる工程を備えてい
ても良い。その場合,請求項29に記載したように,前
記基板の乾燥時に,前記保持手段に保持された基板を高
速で回転させることが好ましい。そうすれば短時間で基
板を乾燥でき,処理時間を少なくできるようになる。な
お,請求項30に記載したように,前記基板の乾燥時
に,前記保持手段に保持された基板の裏面に乾燥用気体
を供給して裏面乾燥を行うことが好ましい。
【0024】また請求項31の洗浄方法は,前記請求項
25〜27に記載された各基板の洗浄方法において,更
に,前記保持手段に保持された基板を,ノズル手段によ
る洗浄時よりも高速で回転させ,基板の裏面側から基板
の中心部方向に向かって所定の気体を供給し基板を乾燥
する工程を有することを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を,液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板G
(以下,「基板G」と呼ぶ。なおガラス基板に限定する
ものではなく,半導体ウエハ等の板状体の基板にも適用
できることはいうまでもない。)の表面にフォトレジス
トを形成するレジスト処理システムに用いられる洗浄装
置に適用した例に基づいて説明する。
【0026】図1は,本発明の実施の形態にかかる洗浄
装置15を備えたレジスト処理システム1の斜視図であ
る。このレジスト処理システム1の最前部には所定の枚
数の基板Gを収納したキャリアCを載置させるキャリア
ステージ2が配置され,キャリアステージ2の後方に
は,キャリアステージ2に載置されたキャリアCから基
板Gを取り出す操作とキャリアCに基板Gを搬入する操
作を行う搬入出装置3が待機している。レジスト処理シ
ステム1の中央には,中継部5を挟んで2つの搬送通路
6,7が直列に形成されており,基板Gを搬送する搬送
アーム8,9がこれら各搬送通路6,7を移動する構成
になっている。
【0027】搬送通路6の両側には,二つの洗浄装置1
5,アドヒージョン装置16,冷却装置17及び二つの
塗布装置18が配置されている。また,搬送通路7の両
側には,複数のベーキング装置20及び二つの現像装置
21が配置されている。更に図示はしないが,レジスト
処理システム1の後方には露光装置などが適宜接続され
ている。
【0028】このレジスト処理システム1においては,
先ず,キャリアステージ2に載置されたキャリアCか
ら,搬入出装置3によって基板Gが取り出される。こう
して取り出された基板Gは搬送アーム8に受け渡されて
搬送通路6に沿って移動され,洗浄装置15に搬送され
る。そして,洗浄装置15において基板Gのスクラバ洗
浄及びノズル洗浄が行われる。次に,基板Gは搬送アー
ム8によってアドヒージョン装置16に搬送されて疎水
化処理され,更に冷却装置17にて冷却される。次に,
基板Gは搬送アーム8によって塗布装置17に搬送さ
れ,基板Gの表面にフォトレジスト膜すなわち感光膜が
塗布形成される。次に,基板Gは中継部5を介して搬送
アーム9に受け渡され,ベーキング装置20に搬送され
る。そして,フォトレジスト膜が加熱されてプリべ一キ
ング処理が施された後,図示しない露光装置にて所定の
パターンが露光される。そして,露光後の基板Gは搬送
アーム9によって現像装置21へ搬送され,現像液によ
り現像された後,基板Gは搬送アーム9,中継部5及び
搬送アーム9を介してキャリアC内に戻されるように構
成されている。
【0029】次に,本発明の実施の形態にかかる洗浄装
置15の詳細な構成について説明する。図2は洗浄装置
15の縦断面図であり,図3は洗浄装置15の平面図で
ある。
【0030】台30の上面に支柱31が立設されてお
り,この支柱31の上端にカップ32が支持されてい
る。カップ32は上面が開口した円筒形状をなし,その
内部には,基板Gを水平方向(水平状態)に保持するた
めの保持機構としての保持手段33が配置されている。
図示の例では,保持手段33は,スピンチャック部3
5,支柱部36及び昇降部37を備えている。
【0031】スピンチャック部35の上面には,基板G
を位置決めしながら保持するための複数のピン40が植
設されている。また,スピンチャック部35は,支柱部
36の周囲に軸受41を介して回転自在に支持されてお
り,台30の下面に取り付けられたモータ42の回転動
力がプーリ43,ベルト44及びプーリ45を介して伝
達されることによってスピンチャック部35が回転し,
これにより,スピンチャック部35の上面に保持した基
板Gを平面視で時計回転方向(図3等に示す矢印CW
(Clockwise)の方向)に回転させることがで
きる構成になっている。
【0032】支柱部36の上面には,スピンチャック部
35によって保持されている基板Gの裏面に対して処理
液を供給する裏面用の三つのノズル50,50,50及
び51,51,51と,基板Gの裏面に対して所定の気
体,例えば乾燥用気体を基板の中心方向に向かって供給
する一つのノズル52が設けられている。ノズル50
は,例えばリンス処理液としての純水を供給するように
構成されている。ノズル51は,純水以外の薬液,例え
ば静電気等を防止するための界面活性剤,あるいは界面
活性剤を含有する液体,その他例えばレジストを溶解す
る溶剤などを供給するように構成されている。ノズル5
2は,乾燥用気体として例えばNガスなどを供給する
ように構成されている。またノズル50あるいはノズル
51からの液の供給は各々独立して選択され,同時ある
いは選択的に供給がなされるように構成されている。
【0033】これら各ノズル50,51,52の指向方
向は,いずれも変更自在に構成されており,この実施の
形態では,図4に示すように,ノズル50の内の一つは
スピンチャック部35によって保持された基板Gの裏面
中心に指向し,残りの二つは基板Gの回転方向CWに沿
った方向に指向するように調整されている。また同様
に,ノズル51の内の一つは基板Gの裏面中心に指向
し,残りの二つは基板Gの回転方向CWに沿った方向に
指向するように調整されている。ノズル52は基板Gの
裏面中心に指向するように調整されている。
【0034】昇降部37は,支柱部36の中央を貫通す
るピストンロッド55の上端に支持されており,シリン
ダ56の稼働でピストンロッド55が伸縮することによ
って,昇降部37が昇降する構成になっている。図2に
おいて一点鎖線で示した昇降部37’は,シリンダ56
の伸張稼働によって昇降部が上昇した状態を示してい
る。基板Gの搬入出時には,このように昇降部37が上
昇することによって,洗浄装置15内に嵌入した搬送ア
ーム8との間で基板Gの授受を行うようになっている。
また,図2において実線で示した昇降部37は,シリン
ダ56の短縮稼働によって昇降部37が下降した状態を
示している。このように昇降部37が下降することによ
って,搬送アーム8から受け取った基板Gがスピンチャ
ック部35の上面にピン40で位置決めされた状態で保
持されるように構成されている。
【0035】次に,カップ32の上方には,保持手段3
3を挟むようにして平行に配置された一対のガイド6
0,61が設けられている。また,これらガイド60,
61に沿って往復移動するように構成されたスクラバ洗
浄手段63及びノズル洗浄手段64を備えている。図
2,3において示したスクラバ洗浄手段63及びノズル
洗浄手段64は,いずれも各々独立して移動自在に構成
されており,カップ32の外側の待機位置,つまり基板
Gの外側に移動した待機状態を示している。図示の例で
は,このように待機状態にある時は,保持手段33を挟
んで左側にスクラバ洗浄手段63が位置し,右側にノズ
ル洗浄手段64が位置することによって,互いに対向し
た状態になっている。
【0036】スクラバ洗浄手段63は,ディスクブラシ
もしくはロールブラシを備えた構成になっている。
【0037】先ず,図5は,多数のディスクブラシ70
を備えたスクラバ洗浄手段63によって基板Gの表面を
洗浄するように構成した洗浄装置15の左側面図を示し
ている。カップ32の上方を跨ぐようにして移動部材7
1が配置されている。移動部材71はカップ32の両側
に配置されたガイド60,61に支持されて,往復移動
できるようになっている。またガイド61の近傍には,
移動部材71をガイド60,61に沿って往復移動させ
るための往復移動機構69が構成されている。即ち,こ
の往復移動機構69は,台30に立設された支持部材7
3に取り付けられた二段プーリ74と図6に示すプーリ
75に巻回された無端ベルト68を備えており,モータ
76の駆動力がプーリ77,ベルト78及び二段プーリ
74を介して伝達されることにより,無端ベルト68が
周動するようになっている。図5に示すように,移動部
材71は接続部材80とブラケット81を介して無端ベ
ルト68の上面に接続されており,これにより,モータ
76の正逆回転に従ってスクラバ洗浄手段63全体がガ
イド60,61に沿って往復移動するように構成されて
いる。
【0038】移動部材71の上面には縦ガイド85とシ
リンダ86が配置されており,スクラバ本体87の両端
をこれら縦ガイド85とシリンダ86によって支持して
いる。スクラバ本体87の下面には,スクラバ本体87
に内蔵されたモータの駆動力によって回転する多数の回
転軸88が設けられており,それら回転軸88の下端に
はディスクブラシ70がそれぞれ取り付けてある。そし
て,前述のシリンダ86の短縮稼働によってスクラバ本
体87を下降させると,カップ32内においてスピンチ
ャック部35上面に保持されている基板Gの表面にこれ
らディスクブラシ70が接触する構成になっている。図
5では,そのようにシリンダ86が短縮稼働してスクラ
バ本体87が下降し,基板Gの表面にディスクブラシ7
0が接触した状態を示している。なお,後述するように
スクラバ洗浄手段63を待機位置からカップ32内に移
動させる際,及びカップ32内から待機位置に移動させ
る際には,シリンダ86の伸張稼働によってスクラバ本
体87が上昇し,ディスクブラシ70がカップ32の開
口部よりも高くなる位置まで上昇するようになってい
る。
【0039】図7に示すように,各ディスクブラシ70
は,スクラバ本体87の下面に隙間無く密接に並べて配
置されている。そして,洗浄時には,前述のシリンダ8
6の短縮稼働でスクラバ本体87を下降させることによ
って,これらディスクブラシ70を基板Gの表面を横断
するように所定の圧力で押圧して接触させた状態にし,
各ディスクブラシ70を回転させつつモータ76の正逆
回転に従ってスクラバ洗浄手段63をガイド60,61
に沿って往復移動させることにより,基板Gの表面全体
を漏れなく洗浄する構成になっている。
【0040】また,図8に示したように,スクラバ本体
87の側面にはノズル90が配置されており,ディスク
ブラシ70を回転させる際には,このノズル90から純
水などの処理液が吐き出されて,基板Gの表面に対して
処理液を供給するようになっている。
【0041】次に,図9は,一本のロールブラシ100
を備えたスクラバ洗浄手段63によって基板Gの表面を
洗浄するように構成した洗浄装置15の左側面図を示し
ている。先に図5で説明したものと同様に,カップ32
の上方を跨ぐようにして配置された移動部材101がガ
イド60,61に沿って往復移動できるようになってい
る。またガイド61の近傍には,移動部材101をガイ
ド60,61に沿って往復移動させるための往復移動機
構99が構成されている。この往復移動機構99の具体
的な構成は,先に図5,6で説明した往復移動機構69
と同様であるため,図9に示す往復移動機構99では,
図5,6の往復移動機構69と同じ構成要素について同
じ符号を付することにより,詳細な説明は省略する。
【0042】移動部材101の上面には縦ガイド105
とシリンダ106が配置されており,スクラバ本体10
7の両端をこれら縦ガイド105とシリンダ106によ
って支持している。スクラバ本体107の下方には,プ
レート108,109間に回転自在に支持されたロール
ブラシ100が水平に配置されており,このロールブラ
シ100は,スクラバ本体107に内蔵されたモータか
らプーリ110,ベルト111及びプーリ112を介し
て伝達される駆動力によって回転するようになってい
る。
【0043】そして,前述のシリンダ106の短縮稼働
によってスクラバ本体107を下降させると,カップ3
2内においてスピンチャック部35上面に保持されてい
る基板Gの表面にこのロールブラシ100が接触する構
成になっている。なお,先に図5で説明したものと同様
に,スクラバ洗浄手段63を待機位置からカップ32内
に移動させる際,カップ32内から待機位置に移動させ
る際及びには,シリンダ106の伸張稼働によってスク
ラバ本体107が上昇し,ロールブラシ100がカップ
32の開口部よりも高くなる位置まで上昇するようにな
っている。
【0044】そして,洗浄時には,前述のシリンダ10
6の短縮稼働でスクラバ本体107を下降させることに
よって,ロールブラシ100を基板Gの表面を横断する
ように接触させた状態にし,ロールブラシ100を回転
させつつモータ76の正逆回転に従ってスクラバ洗浄手
段63をガイド60,61に沿って往復移動させること
により,基板Gの表面全体を漏れなく洗浄する構成にな
っている。
【0045】また,図10に示すように,スクラバ本体
107の側面にもノズル115が配置されており,ロー
ルブラシ100を回転させる際には,このノズル115
から純水などの洗浄液が吐き出されて,基板Gの表面に
洗浄液を供給するようになっている。なお本実施の形態
では,ロールブラシ100は,1本で構成したが基板G
に対して平行に複数のロールブラシ100を備えて構成
してもよい。
【0046】次に,図11は,ノズル洗浄手段64を説
明するための,洗浄装置15の右側面図を示している。
先に図5,9で説明したスクラバ洗浄手段63と同様
に,カップ32の上方を跨ぐようにして移動部材121
が配置されている。この移動部材121はカップ32の
両側に配置されたガイド60,61に支持されて,往復
移動できるようになっている。またガイド61の近傍
に,移動部材121をガイド60,61に沿って往復移
動させるための往復移動機構122が構成されている。
【0047】即ち,この往復移動機構122は,台30
に立設された支持部材73に取り付けられた二段プーリ
123と図6に示すプーリ124に巻回された無端ベル
ト125を備えており,モータ126の駆動力がプーリ
127,ベルト128及び二段プーリ123を介して伝
達されることにより,無端ベルト125が周動するよう
になっている。図11に示すように,移動部材121は
接続部材130とブラケット131を介して無端ベルト
125の上面に接続されており,これにより,モータ1
26の正逆回転に従ってノズル洗浄手段64全体がガイ
ド60,61に沿って往復移動するように構成されてい
る。
【0048】移動部材71の上面には縦ガイド135と
シリンダ136が配置されており,ノズル支持部材13
7をシリンダ136の稼働によって縦ガイド135に沿
って昇降させるように支持している。ノズル支持部材1
37の下面には,基板Gの表面に異なる種類の処理液,
例えは瀬洗浄液を供給するための機構としての複数のノ
ズル141,142,143,144,145,14
6,147,148が装着されており,図示の例では,
基板の中心を挟んで半分のノズル141〜144まで
が,30〜70kg/cmに加圧した洗浄液を基板G
の表面に供給するジェットノズルで構成され,残りの半
分のノズル145〜148が,1メガヘルツ程度に超音
波振動させた洗浄液を基板Gの表面に供給するメガソニ
ックノズルで構成されている。
【0049】そして,前述のシリンダ136の短縮稼働
によってノズル支持部材137を下降させると,これら
各ノズル141〜148が,カップ32内においてスピ
ンチャック部35上面に保持されている基板Gの表面に
洗浄液を供給できる高さまで下降するようになってい
る。図11では,そのようにシリンダ136が短縮稼働
してノズル支持部材137が下降し,各ノズル141〜
148が基板Gの表面近傍まで下降した状態を示してい
る。なお,後述するようにノズル洗浄手段64を待機位
置からカップ32内に移動させる際,及びカップ32内
から待機位置に移動させる際には,シリンダ136の伸
張稼働によってノズル支持部材137が上昇し,各ノズ
ル141〜148がカップ32の開口部よりも高くなる
位置まで上昇するようになっている。
【0050】そして,洗浄時には,前述のシリンダ13
6の短縮稼働でノズル支持部材137を下降させること
により,各ノズル141〜148を基板Gの表面に近付
けた状態にして,各ノズル141〜144から加圧した
洗浄液を供給し,各ノズル145〜148から超音波振
動させた洗浄液を供給する。また,先に図2で説明した
モータ42を稼働させてスピンチャック部35を回転さ
せ,基板Gを平面視で時計回転方向CWに回転させる。
そして,モータ126の正逆回転に従ってノズル洗浄手
段64をガイド60,61に沿って往復移動させること
により,基板Gの表面全体を漏れなく洗浄する構成にな
っている。なお,このようにノズル洗浄手段64によっ
て洗浄を行う際には,モータ42の稼働によりスピンチ
ャック部35の回転を開始しているので,ノズル洗浄手
段64は,基板Gの端部から中心まで往復移動させれば
十分である。
【0051】また,ノズル支持部材137下方に設けら
れたこれら各ノズル141〜148の指向方向は,いず
れも変更自在に構成されており,この実施の形態では,
図12に示すように,ジェットノズルの中で最も内側に
配置されたノズル144はスピンチャック部35によっ
て保持された基板Gの裏面中心に指向し,残りの三つの
ノズル141〜143は基板Gの回転方向CWに沿った
方向に指向するように調整されている。また同様に,メ
ガソニックノズルの中で最も内側に配置されたノズル1
45はスピンチャック部35によって保持された基板G
の裏面中心に指向し,残りの三つのノズル146〜14
8は基板Gの回転方向CWに沿った方向に指向するよう
に調整されている。
【0052】次に,以上のように構成されたこの実施の
形態にかかる洗浄装置15の作用を説明する。
【0053】先ず,図1で説明したレジスト処理システ
ム1の搬送アーム8によって洗浄装置15内に基板Gが
搬入される。そして,図2で説明した昇降部37が上昇
することによって,今まで搬送アーム8上に保持してい
た基板Gを上に押し上げるようにして昇降部37上に受
け取る。そして,搬送アーム8が洗浄装置15外に退出
した後,昇降部37が下降し,これにより,基板Gがス
ピンチャック部35の上面にピン40で位置決めされた
状態で保持される。
【0054】次に,先に図5もしくは図9で説明したス
クラバ洗浄手段63によって洗浄が行われる。
【0055】ここで,図5のディスクブラシ70を備え
たスクラバ洗浄手段63による場合には,先ず往復移動
機構69の稼働によってスクラバ洗浄手段63がカップ
32の上方に移動し,シリンダ86の短縮稼働でスクラ
バ本体87が下降して,基板Gの表面に平行状態を維持
した状態でディスクブラシ70が所定の圧力で接触す
る。そして,各ディスクブラシ70を回転させつつ往復
移動機構69の稼働でスクラバ洗浄手段63をガイド6
0,61に沿って移動させ,スクラバ洗浄手段63を基
板Gの一端部から他端部まで基板Gと平行状態を維持し
た状態で往復移動させることにより,基板Gの表面全体
を漏れなく洗浄する。そして,ブラシによる洗浄が終了
すると,シリンダ86の伸張稼働でスクラバ本体87が
上昇し,往復移動機構69の稼働によってスクラバ洗浄
手段63がカップ32の外側の待機位置に戻される。
【0056】また,図9のロールブラシ100を備えた
スクラバ洗浄手段63による場合も同様に,先ず往復移
動機構99の稼働によってスクラバ洗浄手段63がカッ
プ32の上方に移動し,シリンダ106の短縮稼働でス
クラバ本体107が下降して,基板Gの表面に平行状態
を維持した状態でロールブラシ100が所定の圧力で接
触する。そして,ロールブラシ100を回転させつつ往
復移動機構99の稼働でスクラバ洗浄手段63をガイド
60,61に沿って移動させ,スクラバ洗浄手段63を
基板Gの一端部から他端部まで平行状態を維持した状態
で往復移動させることにより,基板Gの表面全体を漏れ
なく洗浄する。そして,そのようにしてブラシによる洗
浄が終了すると,シリンダ106の伸張稼働でスクラバ
本体107が上昇し,往復移動機構99の稼働によって
スクラバ洗浄手段63がカップ32の外側の待機位置に
戻される。
【0057】次に,先に図11で説明したノズル洗浄手
段64によって洗浄が行われる。即ち,先ず往復移動機
構122の稼働によってノズル洗浄手段64がカップ3
2の上方に移動し,シリンダ136の短縮稼働でノズル
支持部材137が下降して,各ノズル141〜148が
基板Gの表面近傍まで平行状態を維持した状態で下降し
た状態となる。そして,ノズル141〜144から加圧
した洗浄液の供給を開始し,ノズル145〜148から
超音波振動させた洗浄液の供給を開始する。
【0058】前記ノズル141〜144による液供給
と,ノズル145〜148による液供給の動作時期は適
宜設定自在にされており,いずれか一方を動作した後,
他方を動作させてもよいし,いずれか一方の動作を停止
した後,他方の動作を停止させてもよいし,またその開
始時期と停止時期を同時にすることも可能である。
【0059】また,スピンチャック部35を第1の所定
の回転数で回転させ,基板Gを時計回転方向CWに回転
させる。そして,往復移動機構122の稼働によってノ
ズル洗浄手段64をガイド60,61に沿って基板Gの
一端部から他端部まで平行状態を維持した状態で往復移
動させることにより,基板Gの表面全体に洗浄液を供給
して漏れなく洗浄する。なお,この場合,基板Gを回転
させているので,ノズル洗浄手段64は基板Gの一端部
から他端部まで往復移動させる必要はなく,ノズル洗浄
手段64は基板Gの端部から中心まで往復移動させれ
ば,基板Gの表面全体を漏れなく洗浄できるようにな
る。そして,洗浄が終了すると,シリンダ136の伸張
稼働でノズル支持部材137が上昇し,往復移動機構1
22の稼働によってノズル洗浄手段64がカップ32の
外側の待機位置に戻される。
【0060】また,このようにして行われるノズル洗浄
手段64による洗浄時に,先に図5で説明したノズル5
0,51から洗浄液を吐き出すことにより,スピンチャ
ック部35によって保持されている基板Gの裏面に対し
て洗浄液を供給して裏面洗浄を行う。
【0061】このノズル50による液供給とノズル51
による液供給の動作時期は適宜設定自在にされており,
いずれか一方を動作した後,他方を動作させてもよい
し,いずれか一方の動作を停止した後,他方の動作を停
止させてもよいし,またその開始時期と停止時期を同時
にすることも可能である。
【0062】こうして基板Gの洗浄が終了すると,次
に,基板Gを乾燥する工程が行われる。即ち,図2に示
したモータ42の回転数が増加し,スピンチャック部3
5に保持された基板Gを,前記工程における第1の所定
の回転数よりも高い第2の所定の回転数で回転させる。
すなわちより高速で回転させる。これにより,基板Gの
表面に付着していた洗浄液が遠心力で周囲に振り切ら
れ,短時間で基板Gは乾燥した状態となる。また,この
ように基板Gを高速で回転させている間に,先に図5で
説明したノズル52から基板Gの周縁部方向から中心部
方向に向けて乾燥用気体を吐き出すことにより,スピン
チャック部35に保持された基板Gの裏面を乾燥させ
る。
【0063】かくして,以上の工程を経て基板Gを洗浄
及び乾燥させた後,モータ42の回転が停止し,昇降部
37が上昇することによって,今までスピンチャック部
35に保持していた基板Gを上に押し上げる。そして,
レジスト処理システム1の搬送アーム8が洗浄装置15
内に嵌入された後,昇降部37が下降し,これにより,
基板Gが搬送アーム8上に受け渡される。こうして搬送
アーム8上に受け渡された基板Gは,レジスト処理シス
テム1において適宜次の処理工程に搬入されることにな
る。
【0064】以上,この実施の形態で説明した洗浄装置
15によれば,ノズル洗浄手段64及びスクラバ洗浄手
段63をガイド60,61によって両側から支持してい
るので,片持ち状態で支持していた従来の洗浄装置に比
べて高い強度をえることができるようになり,最近のサ
イズの大きいガラス基板などに対応させてノズル洗浄手
段64やスクラバ洗浄手段63を大型化することがで
き,しかも,洗浄面積を広くすることが可能となる。な
お,LCD用のガラス基板Gを洗浄する洗浄装置15に
基づいて説明したが,本発明は,半導体ウェハやプリン
ト基板などのその他の基板を洗浄するものについても同
様に適用することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば,ノズル洗浄手段及びス
クラバ洗浄手段を保持手段を挟んで配置されたガイド手
段により両側から支持しているので,片持ち状態でアー
ムを支持していた従来の洗浄装置に比べて高い強度をえ
ることができる。このため,最近のサイズの大きいガラ
ス基板などに対応させてノズル洗浄手段やスクラバ洗浄
手段を大型化することができ,洗浄面積を広くすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる洗浄装置を備えた
レジスト処理システムの斜視図である。
【図2】洗浄装置の縦断面図である。
【図3】洗浄装置の平面図である。
【図4】支柱部の上面に設けられたノズルの指向方向の
説明図である。
【図5】ディスクブラシを備えたスクラバ洗浄手段によ
って基板の表面を洗浄するように構成した洗浄装置の左
側面図である。
【図6】往復移動機構の説明図である。
【図7】図5の実施の形態にかかるスクラバ本体の底面
図である。
【図8】図5の実施の形態にかかるスクラバ本体の側面
図である。
【図9】ロールブラシを備えたスクラバ洗浄手段によっ
て基板の表面を洗浄するように構成した洗浄装置の左側
面図である。
【図10】図9の実施の形態にかかるスクラバ本体の側
面図である。
【図11】ノズル洗浄手段を説明するための,洗浄装置
の右側面図である。
【図12】ノズル洗浄手段の各ノズルの指向方向の説明
図である。
【符号の説明】
G 基板 15 洗浄装置 32 カップ 33 保持手段 60,61 ガイド 63 スクラバ洗浄手段 64 ノズル洗浄手段 70 ディスクブラシ 100 ロールブラシ 141〜148 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内平 則夫 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内 (72)発明者 吉田 正明 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内 (72)発明者 佐藤 郁夫 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を洗浄する洗浄装置において,基板
    を保持する保持手段と,保持手段に保持された基板の表
    面を洗浄する洗浄手段と,洗浄手段を両側から支持して
    移動させる移動手段とを有することを特徴とする,基板
    の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 更に,保持手段を挟んで平行に配置され
    た一対のガイド手段を備えていることを特徴とする,請
    求項1に記載の基板の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が,基板を回転自在に構成
    されると共に,前記保持手段に保持された基板を囲むカ
    ップを備え,前記洗浄手段が,このカップの外側の待機
    位置とカップ内とを移動自在に構成されていることを特
    徴とする,請求項1又は2に記載の基板の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄手段が,スクラバ洗浄手段及び
    ノズル洗浄手段であることを特徴とする,請求項1,2
    又は3のいずれかに記載の基板の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 スクラバ洗浄手段及びノズル洗浄手段
    は,各々独立した移動手段によって支持され,各移動手
    段は,各々独立して移動自在であることを特徴とする,
    請求項4に記載の基板の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記スクラバ洗浄手段の待機位置と前記
    ノズル洗浄手段の待機位置が,カップを挟んで互いに反
    対側の位置に対向して配置されていることを特徴とす
    る,請求項4又は5に記載の基板の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記スクラバ洗浄手段が,少なくともデ
    ィスクブラシ又はロールブラシを備えていることを特徴
    とする,請求項4,5又は6に記載の基板の洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記ノズル洗浄手段が,基板の表面に処
    理液を供給する複数のノズルを備えていることを特徴と
    する,請求項4,5,6又は7の何れかに記載の基板の
    洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のノズルからは,異なった種類
    の処理液が供給されることを特徴とする,請求項8に記
    載の基板の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記ノズルが,基板の表面に加圧され
    た処理液を供給するジェットノズル及び/又は基板の表
    面に超音波振動させた処理液を供給するメガソニックノ
    ズルであることを特徴とする,請求項8又は9に記載の
    基板の洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記ノズルが,加圧された処理液を供
    給するジェットノズルと,超音波振動させた処理液を供
    給するメガソニックノズルであって,前記ジェットノズ
    ルとメガソニックノズルとは,基板の中心を挟んで対向
    していることを特徴とする,請求項7,8,又は9に記
    載の基板の洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記ノズルの指向方向が,変更自在に
    構成されていることを特徴とする,請求項7,8,9,
    10又は11に記載の基板の洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記ジェットノズルとメガソニックノ
    ズルとを複数有し,少なくとも1つのジェットノズル及
    びメガソニックノズルは各々基板の回転方向に液を吐出
    し,他の少なくとも1つのジェットノズル及びメガソニ
    ックノズルは各々基板の中心方向に,液を吐出するよう
    に設定されていることを特徴とする,請求項10又は1
    1に記載の基板の洗浄装置。
  14. 【請求項14】 更に,保持手段に保持された基板の裏
    面に処理液及び/又は乾燥用気体を供給するノズルを備
    えていることを特徴とする,請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8,9,10,11,12又は13の何れ
    かに記載の基板の洗浄装置。
  15. 【請求項15】 前記基板の裏面に処理液及び/又は乾
    燥用気体を供給するノズルの指向方向が,変更自在に構
    成されていることを特徴とする,請求項14に記載の基
    板の洗浄装置。
  16. 【請求項16】 更に,保持手段に保持された基板の裏
    面に所定の気体を供給するノズルを備えており,このノ
    ズルから基板の裏面に前記気体を供給する方向は,基板
    の周縁部から中心部方向に向かっていることを特徴とす
    る,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,1
    0,11,12又は13の何れかに記載の基板の洗浄装
    置。
  17. 【請求項17】 更に,保持手段に保持された基板の裏
    面に種類の異なった処理液を選択自在に供給する裏面用
    のノズルを備えていることを特徴とする,請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,
    13又は16の何れかに記載の基板の洗浄装置。
  18. 【請求項18】 前記種類の異なった処理液は,その1
    つが純水であり,他の1つは,界面活性剤又はそれを含
    有する液であることを特徴とする,請求項17に記載の
    基板の洗浄装置。
  19. 【請求項19】 前記裏面用のノズルは,種類の異なる
    処理液を供給するノズルを当該処理液の種類毎に複数有
    しており,これらのノズルの基板に対する吐出方向は,
    少なくとも1つが基板の回転方向に液を吐出し,さらに
    少なくとも1つが基板の中心方向に液を吐出するように
    設定されていることを特徴とする,請求項17又は18
    に記載の基板の洗浄装置。
  20. 【請求項20】 保持手段に基板を保持する工程と,ス
    クラバ洗浄手段を移動させて基板の表面を洗浄する工程
    と,ノズル洗浄手段を移動させて基板の表面を洗浄する
    工程と,を含むことを特徴とする,基板の洗浄方法。
  21. 【請求項21】 水平に保持された基板と平行状態を維
    持しつつ移動しスクラバ洗浄手段の洗浄部材を所定の圧
    力で,押圧して基板の表面を洗浄する工程と,水平に保
    持された基板と平行状態を維持しつつ移動するノズル洗
    浄手段から異なる種類の処理液を基板に対して同時に供
    給して基板の表面を洗浄する工程とを含むことを特徴と
    する,基板の洗浄方法。
  22. 【請求項22】 異なる種類の処理液とは,その1つが
    加圧による基板の表面を洗浄する洗浄液であり,他の1
    つは超音波振動させた洗浄液を基板の表面に供給して洗
    浄する洗浄液であることを特徴とする,請求項21に記
    載の基板の洗浄方法。
  23. 【請求項23】 前記スクラバ洗浄手段を基板の一端部
    から他端部まで往復移動させることを特徴とする,請求
    項20,21又は22に記載の基板の洗浄方法。
  24. 【請求項24】 前記ノズル洗浄手段を基板の端部から
    中心まで往復移動させることを特徴とする,請求項2
    0,21,22又は23に記載の基板の洗浄方法。
  25. 【請求項25】 前記ノズル洗浄手段による洗浄時に
    は,前記保持手段に保持された基板を回転させることを
    特徴とする,請求項20,21,22,23又は24に
    記載の基板の洗浄方法。
  26. 【請求項26】 前記ノズル洗浄手段による洗浄時に,
    前記保持手段に保持されて回転している基板表面の中心
    に処理液を供給すると共に,基板の回転方向に沿って処
    理液を供給することを特徴とする,請求項20,21,
    22,23,24又は25に記載の基板の洗浄方法。
  27. 【請求項27】 前記ノズル洗浄手段による洗浄時に,
    前記保持手段に保持された基板の裏面に処理液を供給し
    て裏面洗浄を行うことを特徴とする,請求項20,2
    1,22,23,24,25又は26の何れかに記載の
    基板の洗浄方法。
  28. 【請求項28】 更に,基板を乾燥させる工程を備えて
    いることを特徴とする,請求項20,21,22,2
    3,24,25,26又は27の何れかに記載の基板の
    洗浄方法。
  29. 【請求項29】 前記基板の乾燥時に,前記保持手段に
    保持された基板を高速で回転させることを特徴とする,
    請求項28に記載の基板の洗浄方法。
  30. 【請求項30】 前記基板の乾燥時に,前記保持手段に
    保持された基板の裏面に乾燥用気体を供給して裏面乾燥
    を行うことを特徴とする,請求項28又は29に記載の
    基板の洗浄方法。
  31. 【請求項31】 更に,前記保持手段に保持された基板
    を,ノズル手段による洗浄時よりも高速で回転させ,基
    板の裏面側から基板の中心部方向に向かって所定の気体
    を供給し基板を乾燥する工程を有することを特徴とす
    る,請求項25,26又は27の何れかに記載の基板の
    洗浄方法。
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