JPH11339488A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH11339488A
JPH11339488A JP14273498A JP14273498A JPH11339488A JP H11339488 A JPH11339488 A JP H11339488A JP 14273498 A JP14273498 A JP 14273498A JP 14273498 A JP14273498 A JP 14273498A JP H11339488 A JPH11339488 A JP H11339488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
redundant
main
redundancy
memory cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14273498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4060938B2 (ja
Inventor
Kaoru Yamamoto
薫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP14273498A priority Critical patent/JP4060938B2/ja
Priority to US09/317,821 priority patent/US6215699B1/en
Publication of JPH11339488A publication Critical patent/JPH11339488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4060938B2 publication Critical patent/JP4060938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/78Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices
    • G11C29/80Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with improved layout
    • G11C29/816Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with improved layout for an application-specific layout
    • G11C29/82Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with improved layout for an application-specific layout for EEPROMs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/12Group selection circuits, e.g. for memory block selection, chip selection, array selection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去時に冗長ブロックが誤動作することがな
く高信頼性であり、レイアウト面積が不利にならないよ
うにする。 【解決手段】 メモリアレイは、ACTメモリセルMC
を用いた仮想接地型のメモリアレイである。冗長ブロッ
ク35は、1本の冗長ワード線RWLに接続された1行
分のACTメモリセルMCで成る冗長セクタを冗長単位
とする。そして、冗長ブロック35とメインブロック3
1とをトリプルウェルにおける異なるpウェル上に形成
して互いに電気的に分離する。こうして、消去時にはメ
インブロック31のpウェルのみに負電圧を印加して冗
長ブロック35のpウェルは0Vにしておけば冗長ブロ
ック35は消去されない。また、ソースラインレベル供
給回路をメインブロック制御回路32とは別に設ける必
要はなく、レイアウト面積が不利になることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冗長機能を有す
る不揮発性半導体記憶装置に関し、特にブロック単位で
消去・書き込み処理が可能な不揮発性半導体記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュEEPROM(一括消去型電
気的消去及び書き込み可能な読み出し専用メモリ)は、
従来、携帯電話やBIOS(Basic input output system
s:基本入出力システム)向けのコードストレージへの用
途が主であった。ところが、近年、ディジタルスチルカ
メラ等のデータストレージへの用途が急速に高まりつつ
ある。ところで、データストレージ用のフラッシュEE
PROMにおいては、特に小規模ブロックサイズでの書
き換えが要求されている。
【0003】このような要求を満たすフラッシュEEP
ROMとして、1995年5月の電子情報通信学会の信
学技法で発表されているAND型フラッシュメモリがあ
る。AND型フラッシュメモリは、データ線およびソー
ス線の夫々を積層化した並列構造を有しており、FN
(ファウラー−ノルドハイム)トンネル効果によって書き
込みおよび消去を行うフラッシュEEPROMである。
【0004】図4は、上記AND型フラッシュメモリの
1ブロック分のアレイ構造を示す。図4において、メイ
ンデータ線D0からドレイン側選択トランジスタDT0を
介して分岐したサブデータ線SD0と、メインソース線
Sからソース側選択トランジスタST0を介して分岐し
たサブソース線SS0との間に、n+1(=64)個のメ
モリセルMC00,MC01,…,MC0nが並列に接続されて
いる。これを1つのユニット(ANDユニット)として、
n+1(=64)本のワード線WL0,WL1,…,WLn上
に、m+1(=512バイト分)のANDユニットが配列
されている。そして、上記(n+1)×(m+1)個のメモ
リセルMCを1つのブロックとする複数のブロックがメ
インデータ線D0〜Dmを共有して配列されて上記AND
型フラッシュメモリアレイを構成している。
【0005】このように、上記データ線をメインデータ
線D0,D1,…,Dmとサブデータ線SD0,SD1,…,SDm
とで階層化し、ソース線をメインソース線Sとサブソー
ス線SS0,SS1,…,SSmとで階層化することによっ
て、上記ドレイン側選択トランジスタDTで非選択ブロ
ックのサブデータ線SDをメインデータ線Dから切り離
す一方、ソース側選択トランジスタSTでサブソース線
SSをメインソース線Sから切り離すことで、選択ブロ
ックのみをメインデータ線Dとメインソース線Sとに接
続することができる。その結果、1本のワード線WLの
単位で書き込み・消去処理を行っても、非選択ブロック
のワード線WLにつながるメモリセルMCはディスター
ブの影響を受けることが無く、1本のワード線WL(例
えば、ワード線WL0)にゲートが接続されているトラン
ジスタで構成されているメモリセルMC(例えば、メモ
リセルMC00,MC10,…,MCm0)で構成されるセクタS
Cの単位での書き込み・消去処理が実現できるのであ
る。
【0006】図5は、上記AND型フラッシュメモリの
基本動作を示す。AND型フラッシュメモリは、上述の
ようにFNトンネル効果によって書き込みおよび消去を
行うものである。書き込み時には、図5(a)に示すよう
に、メモリセルMCを構成するトランジスタのドレイン
1に高電圧Vdを掛け、フローティングゲート2からド
レイン1側に電子を放出させて閾値電圧を下げることに
よって行う。これに対して、消去は、図5(b)に示すよ
うに、ゲート3に高電圧Vgを掛け、基板4からフロー
ティングゲート2に電子を注入して閾値電圧を上げるこ
とによって行う。ディスターブを防いでセクタ単位での
書き込み・消去処理を実現するために、何れの場合にも
基板4には電圧を掛けないようにしている。
【0007】上記AND型フラッシュメモリでは、上述
のようにセクタSC単位で書き込み・消去処理が可能な
ことから冗長処理は上記セクタSC単位で行う。図6
は、AND型フラッシュメモリの冗長処理の原理を示
す。書き込み・消去時において、選択されたワード線W
Lに係るセクタが不良セクタ6aである場合には、この
不良セクタ6aをメモリアレイ5内に設けられた冗長セ
クタ7と置き換えるのである。
【0008】こうすることによって、冗長の置換単位を
最小で1つのセクタ6まで小さくでき、複数の冗長セク
タで構成される冗長用のブロック単位で置換する場合よ
りも置換単位が小さい分だけ歩留まりを向上できる。
【0009】ところで、小規模単位での書き込み・消去
処理が可能であり、上記AND型フラッシュメモリより
も更に高集積化が可能なフラッシュEEPROMとし
て、仮想接地型フラッシュメモリがある。この仮想接地
型フラッシュメモリでは、後に詳述するように、ビット
線と金属電極とのコンタクト(ビット線コンタクト)の数
を減らし、且つ、ソース線を不要とした高密度メモリア
レイである。この高密度性は、ビット線を階層化して拡
散層配線で形成すると共に、隣接ビット線をソース線と
して用いることによって実現する。
【0010】但し、このメモリアレイでは、書き込み・
消去時におけるビット線選択においてディスターブの影
響が大きいため、そのディスターブの影響を回避するた
めの方法が必要である。その方法の一つとして、「“A N
ew Cell Structure for Sub-quarter Micron High Dens
ity Flash Memory”IEDM Technical Digest,pp269-27
0,1995」に発表されたACT(Asymmetrical Contactle
ss Transistor:非対称コンタクトレス・トランジスタ)
を用いたACT型フラッシュメモリがある。
【0011】上記ACT型フラッシュメモリは、書き込
み・消去に上記FNトンネル効果を用い、図7に示すよ
うに、そのメモリアレイ構造は同一ワード線WLに接続
された隣接する2つのメモリセルで同一ビット線を共有
する仮想接地アレイ構造を有している。このように、2
つのメモリセルでサブビット線を共有し、且つ、上記サ
ブビット線に拡散層を用いることでビット線コンタクト
数を減少させており、メモリセル面積を著しく減少させ
て高集積化を可能にしている。尚、図7中、MBLxは
メインビット線であり、SBLxは拡散層で形成された
サブビット線であり、WLxはワード線であり、SGxは
セレクトゲート選択線である。また、■印は、階層が異
なるメインビット線BLxとサブビット線SBLxとのコ
ンタクトを表している。
【0012】上記構成を有するACT型フラッシュメモ
リは、以下のように動作する。尚、書き込み・消去には
FNトンネル効果を利用する。書き込み時には、図8
(a)に示すように、各メモリセルを構成するトランジス
タのゲート(ワード線WL)に負電圧(図では−9V)を印
加し、ドレイン側のサブビット線SBには正電圧(図で
は+5V)を印加し、ソース側のサブビット線SBはフ
ローティング状態にしておく。そうすると、ドレイン側
のサブビット線SBにおけるn+側とフローティングゲ
ートFGとの間にFNトンネル現象が発生してフローテ
ィングゲートFGからドレイン側のサブビット線SBに
電子が引き抜かれる。こうして、当該トランジスタの閾
値電圧を下げることによって書き込みを行う。
【0013】一方、消去時には、図8(b)に示すよう
に、各メモリセルを構成するトランジスタのゲート(ワ
ード線WL)に高電圧(図では10V)を印加し、ドレイ
ン,ソース側のサブビット線SBおよび基板(p-領域)に
は負電圧(図では−8V)を印加する。そうすると、上記
基板のチャネル領域とフローティングゲートFGとの間
にFNトンネル現象が発生してフローティングゲートF
Gに電子が注入される。こうして、当該トランジスタの
閾値電圧を上げることによって消去を行う。尚、読み出
しおよびベリファイ等の動作については省略する。
【0014】ここで、一般にフラッシュメモリは、上記
メモリアレイと、ロウデコーダやカラムデコーラ等の周
辺回路(図示せず)から構成されている。そこで、上記消
去時において、上記基板(p-領域)に負電圧を印加した
際に上記周辺回路が影響を受けないように、上記周辺回
路をメモリアレイと電気的に分離しておく。この電気的
分離は、図9に示すように、pサブ基板上にnウェル
(n-)を形成し、更にpウェル(p-)を形成したトリプル
ウェル構造上に上記周辺回路を形成することによって行
われる。
【0015】ところで、上述のようにして不揮発性半導
体記憶装置が大容量になると、歩留まり向上のために不
良メモリセルあるいは不良セクタを救済するための冗長
機能が必要となる。このような冗長機能として、上述し
たAND型フラッシュメモリにおける冗長機能の他に、
以下のような冗長機能が提案されている。
【0016】特開平6−150688号公報(以下、公
報1と言う)における回路図を図10に示す。公報1で
は、メインブロック11とはソース線Sを異にする冗長
ブロック12を設け、メインブロック11および冗長ブ
ロック12において、1本のワード線Wに接続されたメ
モリセル単位でソース線Sを共有(このソース線を共有
するメモリセル群を1つのブロックとする)すると共
に、夫々のソース線Sにはソースラインレベル供給回路
13を接続している。そして、不良ブロック14のソー
スラインレベル供給回路13aをオフにし、冗長ブロッ
ク12のソースラインレベル供給回路13bをオンにす
ることによって、不良ブロック14を冗長ブロック12
に置き換えるのである。
【0017】また、特開平6−290597号公報(以
下、公報2と言う)では、図11に示すように、公報1
の場合と同様に、メインブロック15および冗長ブロッ
ク16を設けて、メインブロック15および冗長ブロッ
ク16の夫々に1つのソースラインレベル供給回路1
7,18を設けている。そして、メインブロック15を
構成する各ブロックのソース線S1〜Snとソースライン
レベル供給回路17とを、ヒューズ19を介して接続し
ている。同様に、冗長ブロック16のソース線Sxとソ
ースラインレベル供給回路18とを、ヒューズ20を介
して接続している。こうして、不良ブロックが発生した
場合には、不良ブロック21のソース線S1に介設され
たヒューズ19を切って、不良ブロック21を冗長ブロ
ック16に置き換えるのである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記A
CT型フラッシュメモリにおいては、以下のような問題
がある。すなわち、上記ACT型フラッシュメモリを消
去する場合には、上述したように、各メモリセルを構成
するトランジスタのチャネル領域(p-領域)には負電圧
が印加される。したがって、図9に示すように、上記p
ウェル(p-)上に形成されてメモリアレイにおける選択
ブロックから非選択ブロックへのディスターブは避けら
れない。そのために、上記メモリアレイ中に冗長ブロッ
クを設けた場合に、メインブロック中のセクタあるいは
小ブロックを選択して消去処理を行う際に、非選択状態
である冗長ブロックにおけるメモリセルのチャネル領域
にも負電圧が印加されて誤動作するという問題がある。
したがって、冗長機能が発揮できず、メインブロック中
に不良セルを救済することができないという問題があ
る。
【0019】また、上記公報1および公報2において
は、以下のような問題がある。すなわち、公報1におい
ては、各ワード線Wを選択するロウデコーダ(図示せず)
とは別に各ブロック毎にソースラインレベル供給回路1
3を設ける必要があり、レイアウト面積において不利で
あるという問題がある。また、公報2においては、ソー
スラインレベル供給回路17は、メインブロック15に
対して1つであるが、各ブロック毎にソース線Sにヒュ
ーズ19を設ける必要があり、公報1の場合と同様に、
レイアウト面積において不利であるという問題がある。
【0020】そこで、この発明の目的は、消去処理時に
冗長ブロックが誤動作することがなく高信頼性であり、
レイアウト面積が不利にならない冗長機能を有する不揮
発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、浮遊ゲートを有して電気的
に情報の書き込み消去が可能な複数のメモリセルトラン
ジスタの制御ゲートおよびドレインが,マトリックス状
に配列されたワード線およびビット線に接続されたメモ
リアレイを有する不揮発性半導体記憶装置において、上
記メモリアレイを構成すると共に,第1の所定数のワー
ド線に上記制御ゲートが接続されたメモリセルトランジ
スタを単位とするメインブロックと、上記メモリアレイ
を構成すると共に,第2の所定数のワード線に上記制御
ゲートが接続されたメモリセルトランジスタを単位とし
て,上記メインブロック中の不良メモリセルトランジス
タの置き換え用に使用される冗長ブロックを備えて、上
記メインブロックと冗長ブロックとは、基板上における
電気的に分離した領域に形成されていることを特徴とし
ている。
【0022】上記構成によれば、メモリアレイを構成す
るメインブロックと冗長ブロックとは、基板上における
電気的に分離した領域に形成されている。したがって、
上記メモリアレイが上記ACTフラッシュメモリアレイ
である場合に、上記メインブロック中の小ブロックを選
択して消去処理を行うために上記メインブロックの例え
ば基板に負電圧印加する際に、上記冗長ブロックの上記
基板には負電圧は印加されない。したがって、消去処理
時における上記冗長ブロックへのディスターブが避けら
れる。その結果、上記冗長ブロックによる不良メモリセ
ルの救済が正しく行われる。
【0023】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の不揮発性半導体記憶装置において、上記冗長
ブロックは複数存在しており、夫々の冗長ブロックは上
記基板上における電気的に分離した領域に形成されてい
ることを特徴としている。
【0024】上記構成によれば、複数の冗長ブロックは
基板上における電気的に分離した領域に形成されてい
る。したがって、上記メモリアレイがACTフラッシュ
メモリアレイであって上記メインブロックが複数存在す
る場合に、不良メモリセルトランジスタが異なるメイン
ブロック上に発生した場合には、夫々のメインブロック
に存在する不良メモリセルトランジスタを異なる冗長ブ
ロック中に置き換えることができる。したがって、その
場合には、一方のメインブロック上の不良メモリセルト
ランジスタの情報を対応する冗長ブロック上の置き換え
メモリセルトランジスタの情報と共に消去する場合に、
他方の冗長ブロックへのディスターブが避けられる。こ
うして、上記冗長ブロックによる不良メモリセルの救済
が正しく行われる。
【0025】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の不揮発性半導体記憶装置において、上記第2
の所定数は、上記第1の所定数よりも小さいことを特徴
としている。
【0026】上記構成によれば、上記冗長ブロックのワ
ード線の本数が、例えば上記メインブロックにおける不
良セクタの発生率に応じて上記メインブロックのワード
線の本数よりも少なくなっている。こうして、冗長機能
の付加に基づく上記メモリアレイの面積増加が押さえら
れる。
【0027】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明の不揮発性半導体記憶装置において、上記冗長
ブロックに対する上記置き換えを、上記メインブロック
中の小ブロックを単位として行う冗長制御部を備えたこ
とを特徴としている。
【0028】上記構成によれば、冗長制御部の制御の下
に、上記メインブロックのサイズよりも小さいサイズの
小ブロック単位で上記置き換えが行われる。したがっ
て、上記冗長ブロックのサイズが不必要に大きくなるこ
とが防止され、冗長機能の付加に基づく上記メモリアレ
イの面積増加が更に押さえられる。
【0029】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
係る発明の不揮発性半導体記憶装置において、上記冗長
制御部は、上記冗長ブロックに対する上記置き換えを、
1本のワード線に上記制御ゲートが接続されたメモリセ
ルトランジスタを単位として行うようになっていること
を特徴としている。
【0030】上記構成によれば、冗長制御部の制御の下
に、1本のワード線に上記制御ゲートが接続されたメモ
リセルトランジスタを単位として上記置き換えが行われ
る。したがって、上記冗長機能の付加に基づく上記メモ
リアレイの面積増加が最小限に押さえられる。
【0031】また、請求項6に係る発明は、請求項1に
係る発明の不揮発性半導体記憶装置において、上記メモ
リアレイを構成する各メモリセルトランジスタは,上記
ドレインに所定電圧以上の正の電圧を印加する一方上記
制御ゲートに負の電圧を印加して,上記浮遊ゲートから
電子を引き抜くことによって上記情報の書き込みが行わ
れ,上記ドレイン,ソースおよびチャネル領域に所定電圧
以下の負の電圧を印加する一方上記制御ゲートに正の電
圧を印加して,上記浮遊ゲートに電子を注入することに
よって情報の消去を行うメモリセルトランジスタであ
り、上記不良メモリセルトランジスタのアドレスを表す
不良アドレスが記憶されている不良アドレス記憶部と、
消去動作時において,消去対象アドレスが上記不良アド
レスとは異なる場合には,上記消去対象アドレスに該当
する上記メインブロックのチャネル領域に上記負の電圧
を印加する冗長制御部を備えたことを特徴としている。
【0032】上記構成によれば、ACTを用いたメモリ
アレイにおいて、上記メインブロック中の小ブロックを
選択して消去処理を行うために上記メインブロックのチ
ャネル領域に負電圧印加する際に、上記メインブロック
とは電気的に分離されている上記冗長ブロックのチャネ
ル領域には負電圧は印加されない。したがって、消去処
理時における上記冗長ブロックへのディスターブが避け
られる。その結果、上記冗長ブロックによる不良メモリ
セルの救済が正しく行われる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の不揮
発性半導体記憶装置におけるメモリアレイの回路図を示
す。尚、本実施の形態におけるメモリアレイは、仮想接
地型のメモリアレイである。
【0034】本実施の形態におけるメインブロック31
は、以下のように構成されている。すなわち、一方向に
平行に(m+1)本のメインビット線MBL0,MBL1,
…,MBLmが配列されている。そして、奇数番目のメイ
ンビット線MBL0,MBL2,…,MBLm-1の■印で示さ
れるコンタクトに、セレクトゲートラインSG0に共通
にゲートが接続されたセレクトゲートトランジスタSG
T0,SGT2,…,SGTm-1の夫々を介して、サブビット
線SBL0,SBL2,…,SBLm-1が接続されている。同
様に、偶数番目のメインビット線MBL1,MBL3,…,
MBLmの■印で示されるコンタクトに、セレクトゲー
トラインSG1に共通にゲートが接続されたセレクトゲ
ートトランジスタSGT1,SGT3,…,SGTmの夫々を
介して、サブビット線SBL1,SBL3,…,SBLmが接
続されている。ここで、上記サブビット線SBL0,…,
SBLmは、図8に示すような非対称な濃度の拡散領域
+,n-で構成される。
【0035】隣接するサブビット線SBL0とサブビッ
ト線SBL1とには、(n+1)個のACTメモリセルM
C00,…,MC0nが並列に接続されている。同様に、隣接
するサブビット線SBL1とサブビット線SBL2とに
は、(n+1)個のACTメモリセルMC10,…,MC1nが
並列に接続されている。以下、同様にして、隣接するサ
ブビット線SBLm-1とサブビット線SBLmとには、
(n+1)個のACTメモリセルMC(m-1)0,…,MC(m-
1)nが並列に接続されている。こうして、ACTメモリ
セルMCがマトリックス状に配列されている。そして、
1行目のACTメモリセルMC00,…,MC(m-1)0のゲー
トにはワード線WL0が共通に接続されている。また、
2行目のACTメモリセルMC01,…,MC(m-1)1のゲー
トにはワード線WL1が共通に接続されている。以下、
同様にして、(n+1)行目のACTメモリセルMC0n,
…,MC(m-1)nのゲートには、ワード線WLnが共通に接
続されている。
【0036】上記(n+1)本のワード線WL0,…,WLn
は、メインブロック制御回路32のロウデコーダ33の
出力端子(図示せず)に接続されている。また、2本のセ
レクトゲートラインSG0,SG1は、メインブロック制
御回路32のセレクトゲートデコーダ34の出力端子
(図示せず)に接続されている。そして、1本のワード線
WLに接続された1行m個のACTメモリセルMCを1
つのセクタSCとして、後に詳述する冗長処理の単位と
する。
【0037】また、上記構成を有するメインブロック3
1に隣接して、メインブロック31およびメインブロッ
ク制御回路32と同じ構成を有する複数のメインブロッ
ク42,…および複数のメインブロック制御回路43,…
を配置している。そして、複数のメインブロック31,
42,…は、メインビット線MBL0〜MBLmを共有し
ている。
【0038】上記メインブロック31,42,…に隣接し
て設けられる冗長ブロック35は、メインブロック31
と同じ構成を有しているので詳細な説明は省略する。但
し、隣接する2本のサブビット線間に接続されるACT
メモリセルMCの個数は(x+1)個である。つまり、冗
長ブロック35は、(x+1)個の冗長セクタを有してい
るのである。ここで、上記冗長セクタの個数(x+1)を
全メインブロック31,42,…における不良セクタの発
生率に基づいて設定することによって、冗長ブロック3
5のサイズを全メインブロック31,42,…サイズに比
して十分小さくすることができ、冗長機能の付加に基づ
くメモリアレイ面積の増加を押さえることができるので
ある。尚、(x+1)本の冗長ワード線RWL0,…,RW
Lxは、冗長ブロック制御回路36の冗長デコーダ37
の出力端子(図示せず)に接続されている。また、2本の
冗長セレクトゲートラインRSG0,RSG1は、冗長ブ
ロック制御回路36の冗長セレクトゲートデコーダ38
の出力端子(図示せず)に接続されている。
【0039】上記メインブロック31,42,…と冗長ブ
ロック35とは、夫々電気的に分離された領域上に形成
されている。図2は、メインブロック31,42,…と冗
長ブロック35との縦断面を示す模式図である。冗長ブ
ロック35と一連のメインブロック31,42,…とは、
夫々異なるpウェル(p-)45,46上に形成されてい
る。そして、夫々のpウェル45,46は共通のnウェ
ル(n-)47上に形成されて、トリプルウェルを構成し
ている。尚、上記周辺回路は省略している。
【0040】そして、例えば、上記メインブロック31
におけるACTメモリセルMCを消去する場合には、メ
インブロック31側のpウェル46に負電圧を印加す
る。一方、冗長ブロック35側のpウェル45の電圧を
0Vにしておくことによって、冗長ブロック35におけ
るACTメモリセルMCは消去されない。その場合、共
通ウェルであるnウェルにVccあるいは0Vを印加して
おけば、pウェルからnウェルへ電流が流れるのを阻止
できる。これに対して、冗長ブロック35におけるAC
TメモリセルMCを消去する場合には、メインブロック
31と冗長ブロック31とのpウェルに印加する電圧を
逆にするだけで、冗長ブロック35のACTメモリセル
MCのみが消去されてメインブロック31には影響を及
ぼさない。尚、書き込みについては、いずれのブロック
31,35のpウェルにも0Vを印加するので問題はな
い。このように、トリプルウェルにおいて冗長ブロック
35と一連のメインブロック31,42,…とを異なるp
ウェル上に形成することによって、冗長ブロック35と
一連のメインブロック31,42,…とを電気的に分離し
て構成することができるのである。
【0041】アドレスバッファ39は、例えばCPU
(中央演算処理装置)等から入力されたアドレスを一旦格
納する。冗長アドレス記憶回路41は、メインブロック
31,42,…の不良セルにつながるワード線WLのアド
レス(以下、不良アドレスと言う)を記憶しておく。冗長
制御回路40は、アドレスバッファ39から入力された
アドレスと冗長アドレス記憶回路41に記憶された不良
アドレスとを比較し、入力アドレスが不良アドレスであ
る場合には、冗長ブロック制御回路36に制御信号を出
力する。尚、各メインブロック制御回路32,43,…の
ロウデコーダ33及びセレクトゲートデコーダ34は、
上記アドレスに基づいてメインブロック31,42,…の
どのセクタSCをアクセスするかを決定する。また、冗
長ブロック制御回路36の冗長デコーダ37及び冗長セ
レクトゲートデコーダ38は、冗長制御回路40からの
上記制御信号に基づいて、冗長ブロック35における不
良アドレスに対応した冗長セクタをアクセスする。
【0042】上記構成の不揮発性半導体記憶装置は、以
下のようにして冗長処理を行う。先ず書き込み動作時に
は、入力アドレスがアドレスバッファ39に格納される
と、冗長制御回路40によって、上記入力アドレスと冗
長アドレス記憶回路41に記憶されている不良アドレス
とが比較される。そして、入力アドレスに一致する不良
アドレスがない場合には、冗長制御回路40からの制御
信号に従って、上記入力アドレスに該当するメインブロ
ック制御回路(ここでは、メインブロック32とする)の
ロウデコーダ33によって、アドレスバッファ39から
受け取った上記入力アドレスで指定されるワード線WL
に負電圧が印加される。一方、セレクトゲートデコーダ
34によって、セレクトゲートラインSG1が選択され
てドレイン側のサブビット線(つまり、偶数番目のサブ
ビット線SBL1,SBL3,…)に正電圧が印加されて書
き込みが行われる。これに対して、入力アドレスに一致
する不良アドレスがある場合には、冗長制御回路40か
らの制御信号に従って、メインブロック制御回路32の
ロウデコーダ33は入力アドレスで指定されるワード線
WLのアクセスを停止する。一方、冗長ブロック制御回
路36の冗長デコーダ37によって、冗長制御回路40
からの上記制御信号に基づいて、冗長ブロック35にお
ける不良アドレスに対応した冗長ワード線RWLに負電
圧が印加される。一方、冗長セレクトゲートデコーダ3
8によって、冗長セレクトゲートラインRSG1が選択
されてドレイン側の冗長サブビット線に正電圧が印加さ
れて書き込みが行われる。
【0043】また、消去動作時においては、入力アドレ
スがアドレスバッファ39に格納されると、冗長制御回
路40によって、上記入力アドレスと冗長アドレス記憶
回路41に記憶されている不良アドレスとが比較され
る。そして、入力アドレスに一致する不良アドレスがな
い場合には、上記冗長制御回路40からの制御信号に従
って、上記入力アドレスに該当するメインブロック制御
回路(ここではメインブロック32とする)のロウデコー
ダ33によって、アドレスバッファ39から受け取った
上記入力アドレスで指定されるワード線WLに正電圧が
印加される。一方、セレクトゲートデコーダ34によっ
て、セレクトゲートラインSG0,SG1が選択されて全
サブビット線SBLに負電圧が印加される。そして、メ
インブロック31のpウェル46に負電圧が印加されて
消去処理が行われる。これに対して、入力アドレスに一
致する不良アドレスがある場合には、冗長制御回路40
からの制御信号に従って、メインブロック制御回路32
のロウデコーダ33およびセレクトゲートデコーダ34
は入力アドレスで指定されるワード線WLのセクタSC
を消去する。同時に、冗長ブロック制御回路36の冗長
デコーダ37によって、冗長制御回路40からの上記制
御信号に基づいて、冗長ブロック35における不良アド
レスに対応したワード線RWLに正電圧が印加される。
一方、上記冗長セレクトゲートデコーダ38によって、
冗長セレクトゲートラインRSG0,RSG1が選択され
て全冗長サブビット線に負電圧が印加される。そして、
冗長ブロック35のpウェル45に負電圧が印加されて
冗長セクタの消去処理が行われる。
【0044】上述のように、本実施の形態においては、
ACTメモリセルMCを用いた仮想接地型メモリアレイ
において、1本の冗長ワード線RWLに接続された1行
分のACTメモリセルMCで成る冗長セクタを冗長単位
とする冗長ブロック35を設け、この冗長ブロック35
と一連のメインブロック31,42,…とをトリプルウェ
ルにおける異なるpウェル上に形成して互いに電気的に
分離している。したがって、メインブロック31,42,
…中におけるACTメモリセルMCの情報を消去する場
合にはメインブロック31,42,…側のpウェル46の
みに負電圧を印加すればよく、冗長ブロック35側のp
ウェル45は0Vにしておけば冗長ブロック35の情報
は消去されない。逆の場合も同様である。すなわち、本
実施の形態によれば、信頼性の高い冗長機能付きの不揮
発性半導体記憶装置を提供できるのである。
【0045】また、上記各メインブロック31,42,…
よりも小さいセクタSC単位での冗長機能を有するの
で、冗長ブロック35のサイズを各メインブロック3
1,42,…のサイズよりも小さくでき、メモリアレイの
レイアウト面積を小さくできる。また、従来の技術にお
ける公報1や公報2で述べたようなソースラインレベル
供給回路をメインブロック制御回路32,43,…とは別
に設ける必要はなく、レイアウト面積が不利になること
はない。
【0046】ところで、図1に示す不揮発性半導体記憶
装置のように搭載されている冗長ブロックは一つだけで
ある場合には、異なるメインブロック31,42,…に在
る夫々の不良セクタは単一の冗長ブロック35内の冗長
セクタで置き換えられる。したがって、第1の不良セク
タが存在する第1のメインブロックに対して消去処理を
行うために第1のメインブロックのpウェルと単一冗長
ブロックpウェルとに負電圧を印加した際に、他のメイ
ンブロックに関する冗長セクタがディスターブを受ける
ことになる。
【0047】図3は、上述した図1における不揮発性半
導体記憶装置の問題を解決するための冗長機能を有する
不揮発性半導体記憶装置の回路図である。この不揮発性
半導体記憶装置におけるメインブロック51,63,…、
メインブロック制御回路52,64,…、アドレスバッフ
ァ55、冗長制御回路56、および、冗長アドレス記憶
回路57は、図1におけるメインブロック31,42,
…、メインブロック制御回路32,43,…、アドレスバ
ッファ39、冗長制御回路40、および、冗長アドレス
記憶回路41と同じ構成を有している。
【0048】本実施の形態における冗長ブロックは、第
1冗長ブロック58と第2冗長ブロック59との複数で
構成されている。尚、本実施の形態においては、2つの
冗長ブロックを搭載しているが、この発明はこれに限定
されるものではない。その際に、冗長ブロックの数を不
良メインブロックの発生率に応じて決めることによっ
て、最適な冗長効率を実現できるのである。尚、個々の
冗長ブロック58,59および一連のメインブロック5
1,63,…はトリプルウェル上における異なるpウェル
上に形成されており、個々の冗長ブロック58,59お
よび一連のメインブロック51,63,…は電気的に分離
されている。
【0049】アドレスバッファ55は、入力されたアド
レスを一旦格納する。冗長アドレス記憶回路57は、メ
インブロック51,63,…の不良セルにつながるワード
線WLのアドレス(以下、不良アドレスと言う)を記憶
しておく。冗長制御回路56は、アドレスバッファ55
から入力されたアドレスと冗長アドレス記憶回路57に
記憶された不良アドレスとを比較し、メインブロック制
御回路52,64,…および冗長ブロック制御回路60
に、入力アドレスが不良アドレスであるか否かに応じた
制御信号を出力する。メインブロック制御回路52,6
4,…のロウデコーダ53,…およびセレクトゲートデコ
ーダ54,…は、上記制御信号に応じて、入力アドレス
に基づいてメインブロック51,63,…のどのセクタを
アクセスするかを決定する。また、冗長ブロック制御回
路60の冗長デコーダ61および冗長セレクトゲートデ
コーダ62は、冗長制御回路56からの上記制御信号に
基づいて、2つの冗長ブロック58,59のうち不良ア
ドレスに対応付けられた方の冗長ブロック上の冗長セク
タをアクセスする。
【0050】本実施の形態のごとく複数の冗長ブロック
を搭載して夫々の冗長ブロックを電気的に分離しておく
ことによって、特に、複数のメインブロックにおいて不
良セクタが発生した場合には、夫々の不良セクタが存在
するメインブロックを異なる冗長ブロックに対応付けれ
ば、第1の不良セクタが存在する例えば第1のメインブ
ロック51に対して消去処理を行うために第1のメイン
ブロック51のpウェルと対応付けられた例えば第1の
冗長ブロック58のpウェルとに負電圧を印加した際
に、他の冗長ブロック59のpウェルには負電圧が印加
されない。したがって、他のメインブロックに関する冗
長ブロックがディスターブを受けないのである。
【0051】上述のように、本実施の形態においては、
冗長ブロックを第1冗長ブロック58と第2冗長ブロッ
ク59との複数で構成している。そして、個々の冗長ブ
ロックおよび一連のメインブロックを、トリプルウェル
上における異なるpウェル上に形成することによって、
個々の冗長ブロックおよび一連のメインブロックを電気
的に分離している。したがって、複数のメインブロック
において発生した夫々の不良セクタを異なる冗長ブロッ
クに対応付けることによって、例えば第1のメインブロ
ック51に存在する不良セクタに対して冗長セクタと共
に消去処理を行う場合に、他の冗長ブロックがディスタ
ーブを受けることはない。したがって、本実施の形態に
よれば、更に信頼性の高い冗長機能付きの不揮発性半導
体記憶装置を提供できるのである。
【0052】尚、上記各実施の形態においては、メモリ
セルとしてACTメモリセルを用いた場合を例に説明し
ている。しかしながら、この発明はこれに限定されるも
のではなく、トリプルウェルを用いたタイプのフラッシ
ュメモリであれば適用可能である。また、仮想接地型の
メモリアレイを例に説明しているが、これに限定される
ものではなく、NOR型やAND型等のフラッシュメモ
リであっても差し支えない。
【0053】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の不揮発性半導体記憶装置は、浮遊ゲートを有し
て電気的に情報の書き込み消去が可能な複数のメモリセ
ルトランジスタを有するメモリアレイを構成すると共
に、第1の所定数のワード線に制御ゲートが接続された
メモリセルトランジスタを単位とするメインブロック
と、上記メモリアレイを構成すると共に、第2の所定数
のワード線に上記制御ゲートが接続されたメモリセルト
ランジスタを単位とする冗長ブロックとを、基板上にお
ける電気的に分離した領域に形成したので、例えば上記
メモリアレイがACTフラッシュメモリアレイである場
合に上記メインブロックに対して消去処理を行うために
上記メインブロックの基板に負電圧印加する際に、上記
冗長ブロックの上記基板に負電圧が印加されることを防
止できる。したがって、上記メインブロックに対する消
去処理時における上記冗長ブロックへのディスターブを
避けることができ、上記冗長ブロックによる不良メモリ
セルの救済を正確に行うことができる。
【0054】また、請求項2に係る発明の不揮発性半導
体記憶装置における上記冗長ブロックは複数存在してお
り、夫々の冗長ブロックは上記基板上における電気的に
分離した領域に形成されているので、例えば上記メモリ
アレイが上記ACTフラッシュメモリアレイであって上
記メインブロックが複数存在する場合に、複数の不良メ
モリセルトランジスタが異なるメインブロック上に発生
した場合には、夫々のメインブロックに存在する不良メ
モリセルトランジスタを異なる冗長ブロック中に置き換
えることができる。したがって、1つのメインブロック
上の不良メモリセルトランジスタに対応する冗長ブロッ
ク上の置き換えメモリセルを消去する場合に、他の冗長
ブロックへのディスターブを回避できる。すなわち、こ
の発明によれば、上記メインブロックが複数存在する場
合でも、夫々のメインブロック中に発生する不良メモリ
セルの救済を正確に行うことができる。
【0055】また、請求項3に係る発明の不揮発性半導
体記憶装置における上記第2の所定数は、上記第1の所
定数よりも小さくなっているので、冗長機能の付加に基
づく上記メモリアレイの面積増加を押さえることができ
る。
【0056】また、請求項4に係る発明の不揮発性半導
体記憶装置における上記冗長ブロックに対する上記置き
換えは、冗長制御部によって、上記メインブロック中の
小ブロックを単位として行うので、上記冗長ブロックの
サイズが不必要に大きくなることを防止できる。したが
って、冗長機能の付加に基づく上記メモリアレイの面積
増加を更に押さえることができる。
【0057】また、請求項5に係る発明の不揮発性半導
体記憶装置における上記冗長制御部は、上記冗長ブロッ
クに対する上記置き換えを1本のワード線に上記制御ゲ
ートが接続されたメモリセルトランジスタを単位として
行うので、上記冗長機能の付加に基づく上記メモリアレ
イの面積増加を最小限に押さえることができる。
【0058】また、請求項6に係る発明の不揮発性半導
体記憶装置における上記メモリアレイを構成する各メモ
リセルトランジスタは、上記ドレインに所定電圧以上の
正の電圧を印加する一方上記制御ゲートに負の電圧を印
加して、上記浮遊ゲートから電子を引き抜くことによっ
て上記情報の書き込みが行われ、上記ドレイン,ソース
およびチャネル領域に所定電圧以下の負の電圧を印加す
る一方上記制御ゲートに正の電圧を印加して、上記浮遊
ゲートに電子を注入することによって情報の消去を行う
メモリセルトランジスタであり、冗長制御部によって、
消去対象アドレスが不良アドレス記憶部に記憶された不
良アドレスとは異なる場合に、上記消去対象アドレスに
該当するメインブロックのチャネル領域に上記負の電圧
を印加するので、上記メインブロックに対して消去処理
を行うために上記メインブロックのチャネル領域に負電
圧印加する際に、上記冗長ブロックのチャネル領域に負
電圧が印加されることを防止できる。したがって、消去
処理時における上記冗長ブロックへのディスターブを回
避でき、上記冗長ブロックによる不良メモリセルの救済
を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の不揮発性半導体記憶装置におけるメ
モリアレイの回路図である。
【図2】図1におけるメモリアレイの部分断面を示す模
式図である。
【図3】図1とは異なるメモリアレイの回路図である。
【図4】従来のAND型フラッシュメモリのアレイ構造
を示す図である。
【図5】図4に示すAND型フラッシュメモリの書き込
み・消去動作の説明図である。
【図6】図4に示すAND型フラッシュメモリの冗長方
式の説明図である。
【図7】従来のACT型フラッシュメモリのメモリアレ
イ構造を示す図である。
【図8】図7に示すACT型フラッシュメモリの書き込
み・消去動作の説明図である。
【図9】図7におけるメモリアレイの部分断面を示す模
式図である。
【図10】従来の冗長ブロックの構成図である。
【図11】図10とは異なる冗長ブロックの構成図であ
る。
【符号の説明】
31,42,51,63…メインブロック、32,43,5
2,64…メインブロック制御回路、33,53…ロウデ
コーダ、 34,54…セレクトゲートデコー
ダ、35,58,59…冗長ブロック、 36,60
…冗長ブロック制御回路、37,61…冗長デコーダ、
38,62…冗長セレクトゲートデコーダ、39,55…
アドレスバッファ、 40,56…冗長制御回路、
41,57…冗長アドレス記憶回路、 MC…ACTメ
モリセル、MBL…メインビット線、 SB
L…サブビット線、WL…ワード線、
SGT…セレクトゲートトランジスタ、SG…セレ
クトゲートライン、 RWL…冗長ワード線、R
SG…冗長セレクトゲートライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/788 29/792

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲートを有して電気的に情報の書き
    込み消去が可能な複数のメモリセルトランジスタの制御
    ゲートおよびドレインが、マトリックス状に配列された
    ワード線およびビット線に接続されたメモリアレイを有
    する不揮発性半導体記憶装置において、 上記メモリアレイを構成すると共に、第1の所定数のワ
    ード線に上記制御ゲートが接続されたメモリセルトラン
    ジスタを単位とするメインブロックと、 上記メモリアレイを構成すると共に、第2の所定数のワ
    ード線に上記制御ゲートが接続されたメモリセルトラン
    ジスタを単位として、上記メインブロック中の不良メモ
    リセルトランジスタの置き換え用に使用される冗長ブロ
    ックを備えて、 上記メインブロックと冗長ブロックとは、基板上におけ
    る電気的に分離した領域に形成されていることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 上記冗長ブロックは複数存在しており、夫々の冗長ブロ
    ックは上記基板上における電気的に分離した領域に形成
    されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 上記第2の所定数は、上記第1の所定数よりも小さいこ
    とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 上記冗長ブロックに対する上記置き換えを、上記メイン
    ブロック中の小ブロックを単位として行う冗長制御部を
    備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 上記冗長制御部は、上記冗長ブロックに対する上記置き
    換えを、1本のワード線に上記制御ゲートが接続された
    メモリセルトランジスタを単位として行うようになって
    いることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 上記メモリアレイを構成する各メモリセルトランジスタ
    は、上記ドレインに所定電圧以上の正の電圧を印加する
    一方、上記制御ゲートに負の電圧を印加して、上記浮遊
    ゲートから電子を引き抜くことによって上記情報の書き
    込みが行われ、上記ドレイン,ソースおよびチャネル領
    域に所定電圧以下の負の電圧を印加する一方、上記制御
    ゲートに正の電圧を印加して、上記浮遊ゲートに電子を
    注入することによって情報の消去を行うメモリセルトラ
    ンジスタであり、 上記不良メモリセルトランジスタのアドレスを表す不良
    アドレスが記憶されている不良アドレス記憶部と、 消去動作時において、消去対象アドレスが上記不良アド
    レスとは異なる場合には、上記消去対象アドレスに該当
    する上記メインブロックのチャネル領域に上記負の電圧
    を印加する冗長制御部を備えたことを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
JP14273498A 1998-05-25 1998-05-25 不揮発性半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP4060938B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14273498A JP4060938B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 不揮発性半導体記憶装置
US09/317,821 US6215699B1 (en) 1998-05-25 1999-05-25 Nonvolatile semiconductor storage device having main block and redundancy block formed on different wells

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14273498A JP4060938B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 不揮発性半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11339488A true JPH11339488A (ja) 1999-12-10
JP4060938B2 JP4060938B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=15322345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14273498A Expired - Fee Related JP4060938B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6215699B1 (ja)
JP (1) JP4060938B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1164597A2 (en) * 2000-06-15 2001-12-19 Sharp Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor storage device
EP1176608A2 (en) * 2000-06-13 2002-01-30 Sharp Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor storage device and test method therefor
JP2005209914A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置
US7379359B2 (en) 2006-03-30 2008-05-27 Fujitsu Limited Nonvolatile semiconductor memory
JP2011114034A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980077451A (ko) * 1997-04-18 1998-11-16 윤종용 불 휘발성 반도체 메모리 장치
JP2001028427A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Mitsubishi Electric Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP3964584B2 (ja) * 1999-11-26 2007-08-22 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体記憶装置
US6249464B1 (en) 1999-12-15 2001-06-19 Cypress Semiconductor Corp. Block redundancy in ultra low power memory circuits
US6359305B1 (en) * 1999-12-22 2002-03-19 Turbo Ic, Inc. Trench-isolated EEPROM flash in segmented bit line page architecture
DE10136304C2 (de) * 2001-07-26 2003-07-24 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Herstellen einer integrierten Speicherschaltung und integrierte Speicherschaltung
JP2003157689A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Hitachi Ltd 半導体装置及びデータプロセッサ
TW565889B (en) * 2002-07-02 2003-12-11 Winbond Electronics Corp Method for batchwise etching semiconductor
JP2004348867A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置およびそれを用いた電子カードと電子装置
JP2005092962A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置
US8294488B1 (en) * 2009-04-24 2012-10-23 Adesto Technologies Corporation Programmable impedance element circuits and methods
KR101596826B1 (ko) * 2009-10-26 2016-02-23 삼성전자주식회사 비휘발성 메모리 장치 및 그것의 바이어스 전압 인가 방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0827197B1 (en) * 1989-07-18 2002-12-11 Sony Corporation Method of manufacturing a non-volatile semiconductor memory device
DE69232950T2 (de) * 1991-11-20 2003-08-28 Fujitsu Ltd., Kawasaki Halbleiterspeichervorrichtung
EP1032034A1 (en) * 1992-01-22 2000-08-30 Macronix International Co., Ltd. Method of making memory device
JP2647312B2 (ja) * 1992-09-11 1997-08-27 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 一括消去型不揮発性半導体記憶装置
JP2878047B2 (ja) 1992-10-30 1999-04-05 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 電気的消去・書き込み可能な不揮発性メモリ
JP2989988B2 (ja) 1993-04-01 1999-12-13 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 不揮発性メモリ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1176608A2 (en) * 2000-06-13 2002-01-30 Sharp Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor storage device and test method therefor
EP1176608A3 (en) * 2000-06-13 2003-12-17 Sharp Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor storage device and test method therefor
EP1164597A2 (en) * 2000-06-15 2001-12-19 Sharp Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor storage device
EP1164597A3 (en) * 2000-06-15 2004-04-21 Sharp Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor storage device
JP2005209914A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置
US7379359B2 (en) 2006-03-30 2008-05-27 Fujitsu Limited Nonvolatile semiconductor memory
JP2011114034A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US8289782B2 (en) 2009-11-24 2012-10-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

Also Published As

Publication number Publication date
US6215699B1 (en) 2001-04-10
JP4060938B2 (ja) 2008-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6954382B2 (en) Multiple use memory chip
KR100909627B1 (ko) 플래시 메모리소자
US7903469B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory, its read method and a memory card
US7342843B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP4060938B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US20120063223A1 (en) Most compact flotox-based combo NVM design without sacrificing EEPROM endurance cycles for 1-die data and code storage
JP3584494B2 (ja) 半導体不揮発性記憶装置
US5067111A (en) Semiconductor memory device having a majority logic for determining data to be read out
EP1513160B1 (en) A non-volatile flash memory
EP0645713B1 (en) Word line redundancy nonvolatile semiconductor memory
US7209387B2 (en) Non-volatile programmable fuse apparatus in a flash memory with pairs of supercells programmed in a complementary fashion
US6707733B2 (en) Semiconductor memory device
US6501684B1 (en) Integrated circuit having an EEPROM and flash EPROM
EP1256116B1 (en) Flash memory architecture employing three layer metal interconnect
EP0982737B1 (en) Non-volatile semiconductor memory
JP3850136B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7190603B2 (en) Nonvolatile memory array organization and usage
JP3827953B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2000173292A (ja) 半導体記憶装置
JPH0563164A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH11273389A (ja) 非揮発性半導体メモリ装置の冗長メモリセルの過消去保護方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040823

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040902

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20041001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees