JPH11338204A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JPH11338204A
JPH11338204A JP10161518A JP16151898A JPH11338204A JP H11338204 A JPH11338204 A JP H11338204A JP 10161518 A JP10161518 A JP 10161518A JP 16151898 A JP16151898 A JP 16151898A JP H11338204 A JPH11338204 A JP H11338204A
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image forming
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JP10161518A
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English (en)
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Kan Ogasawara
款 小笠原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッチによる画像濃度制御で最適な現像バイ
アス算出の不能状態が生じても、現像スリーブ回転数に
よる濃度制御を補助させることで、良好な濃度制御を可
能とすることである。 【解決手段】 パッチによる濃度対現像バイアス特性生
成を行い、最適な現像バイアスを算出し、これを設定す
る(ステップS1〜S3)。ステップS2で、最適な現
像バイアスの算出不能が判定されたときは、目標濃度O
Dに一番近い濃度OD1が得られる現像バイアスを設定
し(S5)、差分値ΔOD=OD−OD1を算出し(S
6)、ステップS7でΔOD>0のときは、トナーの乗
り量を多くするように、LUTパラメータに従い増加し
た現像スリーブの回転数を設定し(S8)、回転数制御
する(S9)。ΔOD<0のときは、トナー乗り量を少
なくするように、LUTパラメータに従い減少した現像
スリーブの回転数を設定する(S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ等
の電子写真プロセス方式の画像形成装置に関し、特に画
像濃度の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、電子写真プロセスを利用した従来
のカラーレーザプリンタ全体の概略の構成を、図13に
基づき説明する。
【0003】レーザプリンタ110の図示しないコント
ローラに外部ホストコンピュータからプリント要求信号
が入力されると、このプリント要求信号に対応してプリ
ンタ内部ではスキャナモータを起動し、プリント開始準
備動作を行い、スタンバイ状態となるとプリント動作が
開始される。プリント用紙は、カセット給紙部111か
ら給紙ローラ112か、またはマルチ手差し給紙部11
3から給紙ローラ114のいずれかからプリンタ内部に
送り込まれた後、搬送ローラ115によってレジストロ
ーラ116に搬送される。プリント用紙は、レジストロ
ーラ116で斜行を矯正された後、ここで一旦停止さ
れ、その後、用紙先端と画像先端が一致するようにタイ
ミングが図られて再び搬送される。
【0004】一方、光学ユニット31から画像信号に応
じて変調された光量が感光ドラム36に照射され、これ
により像露光されて、感光ドラム36の表面に各色ごと
に静電潜像が形成される。像露光としては、レーザービ
ームスキャナ装置により得られる像露光を利用する。各
潜像は、カラー現像器117のそれぞれの各現像器11
7Y、117M、117C、117Kにより現像され、
得られた各色のトナー画像は、一次転写部に配置された
一次転写ローラ118により、転写ベルト119上に重
ね合わせて転写され、転写ベルト119上に多色のトナ
ー画像が形成される。
【0005】この転写ベルト119上の多色のトナー画
像は、二次転写部に配置された二次転写ローラ120に
より、前記のレジストローラ116から搬送されてくる
プリント用紙に全色が一括して再転写される。その後、
プリント用紙は転写搬送ベルト121を経て定着部12
2に送られ、そこでトナーがプリント用紙上に定着され
た後、排紙部123を経て排紙トレイに出力される。
【0006】このような画像形成装置では、画像濃度安
定化させるために、画像濃度センサ1を感光ドラム36
の近傍に設置して、画像濃度制御に使用している。
【0007】つぎに、図14を基に画像濃度制御の概略
を説明する。プリント動作に先立って感光ドラム36上
のたとえば画像中心位置かまたは非画像領域に、濃度制
御用の基準濃度画像(パッチ)の潜像を幾つか形成し、
その潜像に対して、標準現像バイアスを変更して現像す
ることにより、パッチを複数個形成する。パッチ潜像
は、主走査のタイミング/BD信号と副走査のタイミン
グ/TOP信号を基に、レーザ照射光量が一定で、画像
データは高濃度側が所定階調信号(たとえば画像8bi
tの階調200/256データ)として設定している。
【0008】図15に、感光ドラム36上のプリント用
紙中心に相当する位置に、5種類の標準現像バイアスで
パッチを形成した様子を示す。この5種類のパッチP1
〜パッチP5に図14の濃度センサ14で発光部2から
光を照射し、受光部3で反射光を受光してこの受光量を
濃度に変換し、このようにして得られた実際の濃度が基
準値よりも高いか低いかを判定し、判定結果に基づき各
色ごとに最適な濃度が得られる現像バイアスを算出し、
これを各現像器の最適現像バイアスとして設定すること
により、画像濃度制御を行う。
【0009】現像バイアスの算出、設定法について図1
6を基に説明する。図示しないプリンタの制御CPUに
より、濃度センサ1で検出した5種類のパッチP1〜P
5の濃度と現像バイアスとを対応させたグラフを作成
し、たとえば図16に示すようになったとする。標準現
像バイアス1〜5は、番号が小さいほど大きい乃至高
い。すなわち、標準1>標準2>標準3>標準4>標準
5である。現像バイアスの大きい順にパッチの濃度を参
照していき、目標濃度を最初に挟む2つのパッチの標準
バイアス3と4を見つけだし、この間の直線補間などに
よって目標濃度との交点の現像バイアスを算出すれば、
これが最適な現像バイアスである。
【0010】このように求めた現像バイアスを設定して
現像を行い、画像形成すれば、図17に示すように、画
像は階調データ−濃度特性に応じた濃度に制御される。
【0011】図17の階調データ−濃度特性を図18
(e)に再度示すが、この階調データ−濃度特性は、画
像データに対するレーザの発光特性(同図(a))、画
像データに対する濃度のγ補正特性(b)、感光ドラム
の特性(c)および現像特性(d)のトータルな特性か
ら形成される。
【0012】上記の画像濃度制御は、プリンタのパワー
電源投入時、プリンタの外装カバーやドア等の開閉時、
感光ドラムの交換時、連続プリント中の任意のプリント
枚数出力直後など、種々の時点で実行することが考えら
れている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成濃度制御で、目標濃度を挟むパッチ濃度対現像バイア
スの関係がいつも図16のように得られるとは限らな
い。たとえば図19のように、5種類のパッチ濃度が目
標濃度に達することなく、ピーク濃度を経ている場合
や、図20のように、5種類のパッチ濃度が目標濃度に
達することなく、ピーク濃度を未だ経ていない場合等の
事態が生じることがある。
【0014】この図19や図20のような濃度−現像バ
イアス特性の場合には、このままでは、目標濃度を得る
ことができる最適な現像バイアスを算出することができ
ない。
【0015】感光ドラムは一般にプロセスカートリッジ
化されていることが多く、プリンタを特定しても、感光
ドラムが交換されると、感光ドラムの感度特性のばらつ
き等が必ず存在してしまう。従って感光ドラムの感度に
よっては、濃度−現像バイアス特性は、常に図16のよ
うになるとは限らず、図19や図20のような特性とな
り、各感光ドラムに応じて最適な現像バイアスを設定で
きないケースが発生する。
【0016】このようなケースに対し従来から採られて
いる方法はつぎのようである。すなわち、図19の場合
には、5種類の標準バイアスの中でパッチ濃度がピーク
となる現像バイアス値、つまり標準4の現像バイアス値
を選択し、これを最適現像バイアス値として設定する。
図20の場合には、目標濃度に近い2つの濃度を結んだ
線に従って濃度が単調増加するものと仮定して、これに
対応する2つの現像バイアス、つまり標準4、5の現像
バイアス値の直線補間により目標濃度のときの現像バイ
アス値を求め、これを最適現像バイアス値として設定す
る。
【0017】いずれにせよ、限られた標準パッチの濃度
と現像バイアス値の関係から現像バイアス値を予測計算
するので、図19または図20のような特性図の場合
に、必ずしも最適な現像バイアスが得られない。このた
め、プリント画像濃度は目標に近いものを得られるが、
十分な画像品質を満足することができたなかった本発明
の目的は、パッチによる画像濃度制御で最適な現像バイ
アス算出の不能状態が生じても、現像バイアス以外の画
像形成条件の濃度パラメータによる画像濃度制御を補助
させることにより、画像濃度を良好に制御することを可
能とした画像形成装置、および画像形成方法を提供する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体と、前記像担持体上に形成した静電潜像を
トナーを用いて現像バイアスの印加下に現像し、潜像を
トナー画像として可視化する現像手段と、前記像担持体
上に現像バイアスを複数に変更して現像することにより
形成した、複数の濃度制御用トナー画像の濃度を検知し
て、前記検知した複数の濃度制御用トナー画像の濃度に
基づき、目標濃度ODを得るのに最適な現像バイアスを
算出して、得られた最適な現像バイアスを設定すること
により、画像濃度を制御する濃度制御手段とを備えた画
像形成装置において、前記濃度制御手段は、現像バイア
ス以外の画像条件の濃度パラメータを変更可能となって
おり、前記最適な現像バイアスを算出することが不能な
場合に、画像形成条件の濃度パラメータを変更すること
を特徴とする画像形成装置である。
【0019】本発明によれば、前記濃度制御パラメータ
は、前記現像手段の現像スリーブの回転数とすることが
できる。前記検知した複数の濃度制御用トナー画像の濃
度のうちの、目標濃度ODに一番近い濃度OD1のとき
の現像バイアスを最適な現像バイアスに決定して設定す
るとともに、前記目標濃度ODと一番近い濃度OD1と
の濃度差分値ΔODに応じて、前記現像手段の現像スリ
ーブを変更することができる。前記目標濃度ODと一番
近い濃度OD1との濃度差分値ΔODに応じた現像手段
の現像スリーブ回転数の変更は、予め定めた変換テーブ
ルに従って行うことができる。前記現像手段で使用する
トナーが磁性トナーであるか非磁性トナーであるかの別
に応じて、前記変換テーブルを別々に有することができ
る。前記画像形成装置本体の周囲の環境を計測する検出
手段を備え、前記検出された環境情報に従い、前記変換
テーブルの現像スリーブ回転数の変更に関する数値に重
み付けを付すことができる。
【0020】また、本発明は、現像手段によってトナー
を用いて現像バイアスの印加下に静電潜像を現像するこ
とにより、潜像を可視化したトナー画像が形成される像
担持体に、濃度制御用トナー画像を、その潜像を現像バ
イアスを複数に変更して現像することにより濃度を変え
て複数形成し、その複数の濃度検知用トナー画像の濃度
を検知して、前記検知した複数の濃度制御用トナー画像
の濃度に基づき、目標濃度ODを得るのに最適な現像バ
イアスを算出し、得られた最適な現像バイアスを設定す
ることにより画像濃度を制御する画像形成方法におい
て、前記検知した複数の濃度制御用トナー画像の濃度の
うちの、目標濃度ODに一番近い濃度OD1のときの現
像バイアスを最適な現像バイアスに決定して設定すると
ともに、前記目標濃度ODと一番近い濃度OD1との濃
度差分値ΔODに応じて、前記現像手段の現像スリーブ
を変更することを特徴とする画像形成方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に即
して詳述する。
【0022】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略図
である。
【0023】本発明は、画像形成装置で行うパッチによ
る画像濃度制御で、図8のフローチャートに示すよう
に、現像器40に印加する最適な現像バイアスの算出が
不能状態であったときに、現像バイアス以外の画像形成
条件の濃度パラメータとして現像器40の現像スリーブ
の回転数を採用し、この現像スリーブ回転数の変更によ
り画像濃度制御を補助させたことが大きな特徴である。
【0024】まず、図1に基づき、本実施例の画像形成
装置の構成を簡単に説明する。画像形成装置は、像担持
体として有機半導体からなる感光層を塗布された感光ド
ラム36を備え、この感光ドラム36は、図中矢印方向
に所定の速度で回転し、その周囲に配置された一次帯電
器34により表面が一様に負の電位に帯電される。この
負電位はたとえば−650V前後に設定される。
【0025】一次帯電器34は、図2に示すように、ロ
ーラ方式の帯電ローラとされ、この回転する帯電ローラ
34により直接、感光ドラム36に、一次帯電電源35
から直流バイアスを印加して、感光ドラム36に負電荷
を与える。帯電ローラ34には、感光ドラム36の表面
に帯電された表面電位を均一に保つために、直流バイア
スの他に交流バイアスも一所に重畳されている。潜像形
成過程を模式的に示す図3において、ステップ1がこの
一次帯電区間である。
【0026】再び図1に戻ってつぎの工程を説明する
と、表面を帯電された感光ドラム36は、半導体レーザ
やLED等の発光素子を含むビーム射出部31により光
ビーム32を照射され、これにより画像情報に基づいた
露光が行われて、露光部分の電位が−100V程度に変
化し、感光ドラム36の表面に静電潜像が形成される。
図3のステップ2が、この光ビーム露光区間である。感
光ドラム表面36の露光された部分(明部)は、一次帯
電で供給された負電荷が除去され、露光されなかった部
分(暗部)は、負電荷がそのまま残る。このような負電
荷のあるなしの部分布により、感光ドラム36上に人間
の目には認識できない静電潜像の形で画像が形成され
る。
【0027】感光ドラム36上に形成された静電潜像
は、感光ドラム36の周囲に配置された現像器40によ
り現像して可視化される。現像器40は内側に一成分現
像剤のトナーを収容しており、その現像器40の感光ド
ラム36と対向した開口部内に現像スリーブ37が矢印
方向に回転自在に配置され、現像スリーブ37の下部斜
めの位置に当接するように塗布ローラ38が配置されて
いる。
【0028】塗布ローラ38は矢印方向に回転して、現
像器40内のトナーを現像スリーブ37に擦り付けて担
持させる。現像スリーブ37は回転することにより、担
持したトナーを感光ドラム36と対向した現像部へ向け
て搬送し、その搬送途上でトナーが弾性ブレード39に
より層厚を規制されて、現像スリーブ37上に一定層厚
の薄層のトナー層が塗布される。
【0029】この弾性ブレード39はウレタン等からな
り、現像器40の開口部上方に配置され、上方から垂下
して現像スリーブ37の表面に弾性的に当接している。
以上のような工程により、現像スリーブ37上に薄層塗
布されたトナーは、−6.0μC/g〜−30.0μC
/gの帯電電荷が付与される。
【0030】上記の感光ドラム36と現像スリーブ37
とは、現像部において50μmから500μmの間隔、
通常300μm程度の間隔(SDギャップ)を設けて配
置されている。このSDギャップに対して現像バイアス
電源41により、周波数が80〜3000Hz 、振幅が
400〜3000V、波形の積分平均値が−50V〜−
550V程度の直流バイアスおよび交流バイアスを重畳
した現像バイアスが印加されることにより、現像電界が
生じている。
【0031】現像バイアスの波形の一例を図4に示す。
図4に示すように、この例の現像バイアスは、トナーを
現像スリーブ37から感光ドラム36に向かう方向に付
勢する電界を形成する第1のピーク値Vmaxが印加さ
れる時間t1の区間と、反対にトナーを感光ドラム36
から現像スリーブ37に向かう方向に付勢する電界を形
成する第2のピーク値Vminが印加される時間t2の
区間とからなるデューティバイアス波形となっている。
デューティバイアス以外に、サイン波、三角波、ノコギ
リ波、矩形波などのバイアス波形も、現像に使用するこ
とができるが、高画質な可視画像を得るためにはデュー
ティバイアス波形が優れている。
【0032】さて、上記のような現像バイアスにより現
像スリーブ37上の電荷を帯びたトナーは、現像部にお
いてこれらの現像電界から受ける力により感光ドラム3
6の表面に転移し、感光ドラム36上の潜像に付着し
て、潜像がトナー像として可視化される。
【0033】上記の現像工程を図5により詳細に説明す
ると、感光ドラム36上の露光された明部は、現像スリ
ーブ37上の負に帯電したトナーより相対的に高電位な
ので、感光ドラム36の回転および現像スリーブ37の
回転により、この明部が現像スリーブ37上のトナー近
接すると、SDギャプの電位差によりトナーが感光ドラ
ム36の表面にジャンプして、潜像に付着する。すなわ
ちジャンピング現像である。
【0034】上記のデューティバイアスのように、直流
バイアス(VDC(abc ))の他に交流バイアス(Vma
x、Vmin、t1、t2)を重畳するのは、トナーが
感光ドラム36の表面にジャンプしやすくするためと、
画像のコントラストを向上させるためである。
【0035】さて、本発明では、上述したように、パッ
チによる画像濃度制御で現像器40に印加する最適な現
像バイアスの算出が不能状態であったときに、現像バイ
アス以外の画像形成条件の濃度パラメータとして現像器
40の現像スリーブの変更により画像濃度制御を補助さ
せる。
【0036】本実施例で行う画像濃度制御の制御手段を
図6に示す。本実施例によれば、画像濃度制御手段は、
感光ドラム36上に形成されたパッチに光を照射してそ
の濃度を検知する濃度センサ部1、および濃度センサ1
からの出力信号を読み込み演算処理して、最適な現像バ
イアスを決定し現像器40を制御するCPU7等を備え
て構成されている。
【0037】濃度センサ部1は、発光光源2、反射光量
検出部3、光源光量検出部4、D/A変換器5および比
較増幅器6を有する。発光光源2としては、本実施例で
は、赤外LEDを使用している。
【0038】反射光量検出部3は受光素子を有し、発光
光源2で発光してパッチに照射された光の反射光量を受
光素子で検出して、検出した反射光量を対応する電気信
号に変換し、増幅してCPU7に出力する。光量光源検
出部4は受光素子を有し、発光光源2からの発光光量を
受光素子で検出して、検出した光量を対応する電気信号
に変換し、内蔵した光量検出増幅器により所定の信号レ
ベルまで増幅して出力することにより、発光光源2の発
光光量をモニタしている。
【0039】D/A変換器5は、CPU7から濃度セン
サ部1に送られたデジタル信号を対応するアナログ信号
に変換して、比較増幅部6に出力、設定し、比較増幅部
6は、D/A変換器5により設定された値と光源光量検
出部4からの信号を比較して、D/A変換器5の設定値
と同じ値になるまで、発光光源2を制御する。
【0040】CPU7は、状態モニタ部8、D/A設定
部9、A/D変換部10、濃度変換部11、現像バイア
ス設定部12、現像バイアス制御部13、目標濃度判定
部14、スリーブ回転数LUT制御部15およびスリー
ブモータ回転数制御部16を備える。
【0041】状態モニタ部8は、感光ドラム36を組み
込んだプロセスカートリッジ交換ドアがオープンされた
ことを検出するドアオープン検出信号、プリンタのメイ
ンスイッチのOFF/ONを検出するパワーSW信号、
および連続プリント動作時のプリント枚数を検出するプ
リント枚数検出信号の3つの信号のいずれかかが検出さ
れた場合に、検出フラグを出力して、濃度制御を再実行
する指示を出す。
【0042】D/A設定部9は、被計測パッチに応じた
適切な設定値を濃度センサ部1のD/A変換器5に指示
する。A/D変換部10は、濃度センサ部1からCPU
7に送られたアナログ信号を対応するデジタル信号に変
換し、濃度変換部11は、濃度センサ部1からの検出光
量のアナログ信号をA/D変換部10を経てデジタル信
号で受け取り、検出光量を濃度に算出、変換する。
【0043】被計測パッチは先の図14に示すように複
数あり、各パッチは予め決定された所定のそれぞれの現
像バイアスによって現像されている。従って、濃度変換
部11で算出された濃度も、これら各固有の現像バイア
スに対応して複数得られる。
【0044】現像バイアス設定部12は、上記の複数の
濃度値と各現像バイアスから目標濃度が得られる最適な
現像バイアスを算出、設定し、現像バイアス制御部13
は、設定された現像バイアスで現像器40を制御する。
【0045】本実施例では、上述したように、最適な現
像バイアスの算出の不能状態にあったとき、現像器40
の現像スリーブ回転数の変更により画像濃度制御を補助
させるために、画像濃度制御手段のCPU7に、上記の
目標濃度判定部14、スリーブ回転数LUT制御部15
およびスリーブモータ回転数制御部16を設けた。
【0046】目標濃度判定部14は、濃度変換部11で
算出された各固有の現像バイアスに対応した複数の濃度
値と、各固有の現像バイアスとの関係から、目標濃度を
得るための最適な現像バイアスを設定できるか否かを判
定し、目標濃度判定部14で目標濃度を得るための最適
な現像バイアスを設定できないと判定された場合に、そ
の旨を指示する信号を出力する。
【0047】スリーブ回転数LUT制御部15は、上記
の信号を受けて、目標濃度ODに一番近い濃度OD1と
目標濃度ODの濃度差分値ΔOD(=OD−OD1)の
値に従って、目標濃度に到達するような現像スリーブの
回転数制御データを行う。
【0048】感光ドラム表面の静電潜像を現像した画像
のトナー乗り量は、図7に示すように、現像スリーブの
回転数が速いほど多く、遅いほど少なくなる傾向にあ
る。従って、濃度差分値ΔOD<0のとき、つまりトナ
ーの乗り量が多いときは、トナーの乗り量を少なくする
ように、現像スリーブの回転数を減少し、ΔOD>0の
とき、つまりトナーの乗り量が少ないときは、トナーの
乗り量を多くするように、現像スリーブの回転数を増加
させる。これにより、目標となる画像濃度が得られる。
先の図19および20の場合は、いずれもΔOD>0に
相当する。
【0049】この現像スリーブの回転数制御は、現像ス
リーブの回転数の増加および減少に関するパラメータ
(数値)をLUTテーブル(ルックアップテーブル)と
して作成し、予め回転数LUT制御部15に設けてお
き、LUTテーブルに従って回転数変換をすることによ
り実施する。
【0050】スリーブモータ回転数制御部16は、現像
器40の現像スリーブの回転数をLUT制御部15で求
められた回転数に変更する補正制御を行う。
【0051】本実施例における画像濃度制御のフローを
図8に示す。まず、ステップS1で、上記のパッチによ
る濃度対現像バイアス特性生成を行い、ついで、これに
基づき最適な現像バイアスを算出し(ステップS2)、
その最適な現像バイアスを設定する(S3)。これによ
り、現像器40の現像スリーブに印加する現像バイアス
が最適値に変更され、現像器40での現像による画像濃
度が制御される。以下、これを繰り返す(S4)。
【0052】上記のステップS2で、最適な現像バイア
スの算出が不能であると判定されたときは、ステップS
5に行って、目標濃度ODに一番近い濃度OD1が得ら
れる現像バイアスを設定する。ついで、目標濃度ODの
一番近い濃度OD1との濃度差分値ΔODを算出し(S
6)、ΔODがプラスか、マイナスかを判定する(S
7)。そして、ΔOD>0のときは、トナーの乗り量を
多くするように、LUTパラメータに従って、増加した
現像スリーブの回転数を設定し(S8)、この現像スリ
ーブ回転数となるように現像スリーブモータを回転数制
御する(S9)。ステップS7で、濃度差分値ΔOD<
0のときは、トナー乗り量を少なくするように、LUT
パラメータに従って、減少した現像スリーブの回転数を
設定し(S10)、以下、同様にする。
【0053】現像器40は、ステップS5で設定された
現像バイアス、およびステップS8または10で設定さ
れた現像スリーブ回転数で現像を行い、現像器40での
現像による画像濃度が制御される。
【0054】本実施例は、以上のように、パッチによる
画像濃度制御で、現像器に印加する最適な現像バイアス
の算出が不能状態であったときに、他の濃度パラメータ
の1つである現像スリーブの回転数を変更して、現像バ
イアスによる画像濃度制御を補助させるようにしたの
で、画像濃度を良好に制御することができる。
【0055】以上の実施例では、濃度差分値ΔODのL
UT変換によって現像スリーブの回転数を制御する構成
を示したが、本発明は、特にLUTに限定するものでは
なく、演算補正値算出など他に種々の手段が使用でき
る。また本実施例では、現像用トナーについて一成分現
像剤を用いて説明したが、現像剤は特に一成分現像剤に
限定するものではない。
【0056】実施例2 図9は、本発明の他の実施例における画像濃度制御手段
を示す図である。図9において、図6と同一の機能の部
分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】本実施例で別途設けた機能は重み係数部2
1で、この重み係数部21は、ここには図示しない環境
センサで検出したプリンタ周囲の環境情報に従って、ス
リーブ回転数LUT制御部15のパラメータに対し重み
付け係数を設定する。
【0058】スリーブ回転数LUT制御部15は、目標
濃度判定部14で目標濃度を得るための最適な現像バイ
アスを設定できないと判定された場合に指示される信号
により、重み係数部21からの重み係数情報の出力信号
を基に、LUTテーブルのパラメータを環境に応じた数
値に変更する。そして目標濃度ODの一番近い濃度OD
1との濃度差分値ΔODに従い、目標濃度に到達するよ
うな現像バイアスの回転数制御データを、その変更され
たLUTにより変換して、スリーブモータ回転数制御部
16に出力する。
【0059】本実施例における画像濃度制御のフローを
図10に示す。図10のステップP1以前のステップ
は、図6のステップS1〜S6と同じなので、ステップ
S6を除いて省略してある。
【0060】ステップS6で、実施例1のときと同様、
目標濃度ODの一番近い濃度OD1との濃度差分値ΔO
Dを算出したら、つぎにステップP1で、環境センサで
検出したプリンタ周囲の環境情報を確認し、ステップP
2で、環境情報に従って、スリーブ回転数LUTテーブ
ルのパラメータに対し重み付け係数を設定する。その
後、濃度差分値ΔODがプラスか、マイナスかを判定し
(ステップP3)、ΔOD>0のときは、重み付けによ
り変更されたLUTパラメータに従って、増加された現
像スリーブの回転数を設定し(P4)、実施例1と同
様、この現像スリーブ回転数となるように、現像スリー
ブモータを回転数制御する(S9)。同様に、濃度差分
値ΔOD<0のときは、重み付けにより変更されたLU
Tパラメータに従って、減少された現像スリーブの回転
数を設定し(P5)、以下同様にする。
【0061】本実施例では、以上のように、現像スリー
ブの回転数制御により、現像バイアスによる画像濃度制
御を補助させるに際し、現像スリーブの回転数制御に使
用するLUTテーブルのパラメータをプリンタ周囲の環
境に応じて変更するので、最適なLUTパラメータを設
定して現像スリーブの回転数制御をすることができ、よ
り向上した画像濃度制御を実現することができる。
【0062】実施例3 本発明のさらに他の実施例を図11により説明する。
【0063】実施例1〜2では、図1に示す単色の画像
形成装置に適用した場合を示したが、先の図13に示す
ようなフルカラーの画像形成装置の場合には、画像形成
にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像
が必要となり、これらの現像を一成分現像法で行おうと
すると、イエロー、マゼンタ、シアン現像用の非磁性ト
ナー(ノンマグトナー)と、ブラック現像用の磁性トナ
ー(マグトナー)の2種類が必要となる。この非磁性ト
ナーと磁性トナーとでは性質が異なり、それぞれについ
て現像条件、スリーブの回転数等を最適に制御すること
が望ましい。
【0064】そこで、本実施例では、このようなフルカ
ラーの画像形成装置に対処できるようにするために、図
11に示すように、画像濃度制御手段のCPU7に、マ
グトナー用スリーブ回転数LUT制御部23およびその
重み係数部22と、ノンマグトナー用スリーブ回転数L
UT制御部25およびその重み係数部24とを備えた。
【0065】図11において、図6と同一の機能の部分
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0066】重み係数部22は、磁性トナーであるマグ
トナー用スリーブ回転数LUT制御部23のパラメータ
に対して、プリンタ周囲の環境情報に従って重み付け係
数1を設定する。スリーブ回転数LUT制御部23のパ
ラメータは、目標濃度判定部14で目標濃度を得るため
の最適な現像バイアスを設定できないと判定された場合
に指示される信号に基づいて、重み係数部22の重み係
数1の情報の出力信号を基に目標濃度ODとこれに一番
近い濃度OD1との差分値ΔODの値に従って、目標濃
度に到達するような現像バイアスの回転数制御データを
LUTにより変換する。
【0067】同様に、重み係数部24は、非磁性トナー
であるノンマグトナー用スリーブ回転数LUT制御部2
5のパラメータに対して、プリンタ周囲の環境情報に従
って重み付け係数2を設定する。スリーブ回転数LUT
制御部25のパラメータは、目標濃度判定部14で目標
濃度を得るための最適な現像バイアスを設定できないと
判定された場合に指示される信号に基づいて、重み係数
部24の重み係数1の情報の出力信号を基に目標濃度O
Dとこれに一番近い濃度OD1との差分値ΔODの値に
従って、目標濃度に到達するような現像バイアスの回転
数制御データをLUTにより変換する。
【0068】そしてセレクタ26が、感光ドラムとの現
像位置に位置した現像器の位置信号に従って、その現像
器に対応するトナー用のスリーブ回転数LUT制御部2
3または25の出力信号を選択し、スリーブモータ回転
数制御部16に出力する。
【0069】本実施例における画像濃度制御のフローを
図12に示す。図12のステップP1以前のステップ
は、図6のステップS1〜S6と同じなので、ステップ
S6を除いて省略してある。
【0070】ステップS6で、実施例1のときと同様、
目標濃度ODの一番近い濃度OD1との濃度差分値ΔO
Dを算出したら、つぎにステップQ1で、マグトナー現
像か否かを判断し、マグトナー現像のときは、環境セン
サで検出したプリンタ周囲の環境情報を読み出して、重
み付け係数1を設定する(ステップQ2)。その後、濃
度差分値ΔODがプラスか、マイナスかを判定し(Q
3)、ΔOD>0のときは、重み付け係数1の重み付け
により変更されたLUTパラメータに従って、増加した
現像スリーブの回転数を設定し(Q4)、ΔOD<0の
ときは、重み付け係数1の重み付けにより変更されたL
UTパラメータに従って、減少した現像スリーブの回転
数を設定する(Q5)。そして、実施例1と同様、それ
ぞれ設定した現像スリーブ回転数となるように、現像ス
リーブモータを回転数制御する(S9)。
【0071】ステップQ1で、マグトナー現像でない
(ノンマグトナー現像)と判断されたときは、環境セン
サで検出したプリンタ周囲の環境情報を読み出して、重
み付け係数2を設定する(ステップQ6)。その後、濃
度差分値ΔODがプラスか、マイナスかを判定し(Q
7)、ΔOD>0のときは、重み付け係数1の重み付け
により変更されたLUTパラメータに従って、増加した
現像スリーブの回転数を設定し(Q8)、ΔOD<0の
ときは、重み付け係数1の重み付けにより変更されたL
UTパラメータに従って、減少した現像スリーブの回転
数を設定する(Q59)。そして同様に、それぞれ設定
した現像スリーブ回転数となるように、現像スリーブモ
ータを回転数制御する(S9)。
【0072】本実施例では、以上のように、現像スリー
ブの回転数制御により、現像バイアスによる画像濃度制
御を補助させるに際し、現像スリーブの回転数制御に使
用するLUTテーブルのパラメータを、プリンタ周囲の
環境に加えて、各色の現像器に使用する一成分現像剤が
磁性トナーか、非磁性トナーかの別を加味して変更する
ので、最適なLUTパラメータを設定して現像スリーブ
の回転数制御をすることができ、各色とも向上した画像
濃度制御を実現して、良好なカラー画像を得ることがで
きる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パッチ濃度の検出により画像濃度制御のための最適な現
像バイアスを得ることができなかった場合に、算出した
現像バイアスの中から目標濃度ODに一番近い濃度OD
1のときの現像バイアスを選択し、現像器にこの現像バ
イアスを供給しながら、この一番近い濃度OD1との目
標濃度ODの濃度差分値ΔODに基づいて、現像スリー
ブの回転数を微調制御し、これによる濃度制御を補助と
して現像バイアスによる濃度制御に加えるので、画像の
濃度制御を良好に行え、画像の濃度再現性が向上する。
【0074】また現像スリーブの回転数の微調制御をL
UTテーブルにより行うので、環境情報の検出により容
易に環境を考慮したLUTパラメータを作成して、各環
境に最適なLUTパラメータを設定でき、濃度制御を一
段と向上することができる。さらに、フルカラー画像の
現像の場合には、各色の現像器に使用する一成分現像剤
が磁性トナーか、非磁性トナーかの別を加味して、LU
Tパラメータを独立して変更するので、同様に、各色と
も最適なLUTパラメータを設定して、現像スリーブの
回転数制御をすることができ、各色が良好に濃度制御さ
れたカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略図
である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された一次帯電器で
ある帯電ローラおよびその周囲を示す図である。
【図3】図1の画像形成装置での画像形成の各工程にお
ける感光ドラム表面電位を示す模式図である。
【図4】図1の画像形成装置に設置された現像器で使用
した現像バイアスの一例を示す波形図である。
【図5】図1の画像形成装置に設置された現像器による
現像工程を示す説明図である。
【図6】図1の画像形成装置に設置された画像濃度制御
手段の構成を示す模式図である。
【図7】図6の画像濃度制御手段による画像濃度制御で
の現像スリーブ回転数制御を行う理由を示す説明図であ
る。
【図8】図6の画像濃度制御手段による制御を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の他の実施例における画像濃度制御手段
の構成を示す模式図である。
【図10】図9の画像濃度制御手段による制御を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明のさらに他の実施例における画像濃度
制御手段の構成を示す模式図である。
【図12】図11の画像濃度制御手段による制御を示す
フローチャートである。
【図13】従来の画像形成装置を示す概略図である。
【図14】図13の画像形成装置で行う画像濃度制御用
のパッチの濃度測定方法を示す説明図である。
【図15】図14のパッチの形成法を示す概念図であ
る。
【図16】パッチによる画像濃度制御で行う最適な現像
バイアスの決定法を示す説明図である。
【図17】標準的な階調データ−濃度特性を示す図であ
る。
【図18】図17の階調データ−濃度特性がレーザの発
光特性等のトータルな特性から形成されることを示す説
明図である。
【図19】図16の決定法で最適な現像バイアスを決定
できない例を示す説明図である。
【図20】図16の決定法で最適な現像バイアスを決定
できない他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 濃度センサ部 7 CPU 12 現像バイアス設定部 14 目標濃度判定部 15 スリーブ回転数LUT制御部 16 スリーブ回転数制御部 37 現像スリーブ 41 現像電源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体上に形成した
    静電潜像をトナーを用いて現像バイアスの印加下に現像
    し、潜像をトナー画像として可視化する現像手段と、前
    記像担持体上に現像バイアスを複数に変更して現像する
    ことにより形成した、複数の濃度制御用トナー画像の濃
    度を検知して、前記検知した複数の濃度制御用トナー画
    像の濃度に基づき、目標濃度ODを得るのに最適な現像
    バイアスを算出して、得られた最適な現像バイアスを設
    定することにより、画像濃度を制御する濃度制御手段と
    を備えた画像形成装置において、 前記濃度制御手段は、現像バイアス以外の画像形成条件
    の濃度パラメータを変更可能となっており、前記最適な
    現像バイアスを算出することが不能な場合に、画像形成
    条件の濃度パラメータを変更することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度制御パラメータは、前記現像手
    段の現像スリーブの回転数である請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検知した複数の濃度制御用トナー画
    像の濃度のうちの、目標濃度ODに一番近い濃度OD1
    のときの現像バイアスを最適な現像バイアスに決定して
    設定するとともに、前記目標濃度ODと一番近い濃度O
    D1との濃度差分値ΔODに応じて、前記現像手段の現
    像スリーブを変更する請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記目標濃度ODと一番近い濃度OD1
    との濃度差分値ΔODに応じた現像手段の現像スリーブ
    回転数の変更は、予め定めた変換テーブルに従って行う
    請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置本体の周囲の環境を計
    測する検出手段を備え、前記検出された環境情報に従
    い、前記変換テーブルの現像スリーブ回転数の変更に関
    する数値に重み付けを付す請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像手段で使用するトナーが磁性ト
    ナーであるか非磁性トナーであるかの別に応じて、前記
    変換テーブルを別々に有する請求項4の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置本体の周囲の環境を計
    測する検出手段を備え、前記検出された環境情報に従
    い、前記それぞれの変換テーブルの現像スリーブ回転数
    の変更に関する数値に重み付けを付す請求項6の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 現像手段によってトナーを用いて現像バ
    イアスの印加下に静電潜像を現像することにより、潜像
    を可視化したトナー画像が形成される像担持体に、濃度
    制御用トナー画像を、その潜像を現像バイアスを複数に
    変更して現像することにより濃度を変えて複数形成し、
    その複数の濃度検知用トナー画像の濃度を検知して、前
    記検知した複数の濃度制御用トナー画像の濃度に基づ
    き、目標濃度ODを得るのに最適な現像バイアスを算出
    し、得られた最適な現像バイアスを設定することにより
    画像濃度を制御する画像形成方法において、 前記検知した複数の濃度制御用トナー画像の濃度のうち
    の、目標濃度ODに一番近い濃度OD1のときの現像バ
    イアスを最適な現像バイアスに決定して設定するととも
    に、前記目標濃度ODと一番近い濃度OD1との濃度差
    分値ΔODに応じて、前記現像手段の現像スリーブを変
    更することを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7873289B2 (en) 2007-06-14 2011-01-18 Samsung Electronics Co., Ltd Image forming apparatus and method to control a velocity ratio thereof
JP2011112729A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Katsuragawa Electric Co Ltd 現像装置を備えた画像形成装置
JP2017173465A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011112729A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Katsuragawa Electric Co Ltd 現像装置を備えた画像形成装置
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