JPH08202092A - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

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JPH08202092A
JPH08202092A JP7014211A JP1421195A JPH08202092A JP H08202092 A JPH08202092 A JP H08202092A JP 7014211 A JP7014211 A JP 7014211A JP 1421195 A JP1421195 A JP 1421195A JP H08202092 A JPH08202092 A JP H08202092A
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Japan
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JP7014211A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sekiguchi
敦史 関口
Kimio Nishizawa
公夫 西沢
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】中間調についても調整することができるように
する。 【構成】ベタパッチ画像を形成し、ベタパッチ画像の濃
度を検知し、適正な画像形成条件となるような周速比と
なるように回転スリーブの回転数を制御し(ステップ
6)、中間調パッチ画像を形成し(ステップ8)、中間
調パッチ画像濃度を検知し(ステップ9)、検知出力値
0 に基づいて帯電電位VH を選択し8ステップ12)、
最適なカラーデジタル画像形成条件が得られるように帯
電電位V H ,書き込みレーザーパワーを固定する(ステ
ップ13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
電子写真プロセスを利用するデジタル画像形成装置に関
し、特に中間調の濃度を適正に再現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル方式、反転現像の画像形
成装置が実用化されており、例えばカラー電子写真複写
機並びにパーソナルコンピュータやファクシミリ等の出
力部を構成するデジタル画像形成装置が知られている。
このようなデジタル画像形成装置においては、連続運転
時であっても再現性の良好な記録画像が得られ、簡易に
調整作業が行えるようにパッチ検知方式による画像濃度
コントロール技術が採用されている。
【0003】また、最近のカラープリントシステムの動
向として、より正確なカラーマッチングを実現するため
のシステムが提案されている。この状況に鑑みて、電子
写真方式を用いたデジタル画像形成装置では、中間調を
含めた画像の階調を正確に制御する必要がある。特開昭
63−113568号公報には、階調表現された濃度パ
ターン画像データを予め記憶しておき、デジタル画像を
形成する前に、カラーの各色毎の階調濃度パターンを感
光体上に形成して検知センサによって該パターン濃度を
測定し、測定されたパターン濃度を前記記憶された濃度
パターン画像データと比較することにより、レーザビー
ム等の露光量を可変制御し濃度調整処理を行なう技術が
記載されている。
【0004】しかし、かかる技術では、各色毎の階調濃
度パターンの測定データの種類や数量が膨大となり、調
整処理に関わるプログラムが複雑化したり用意する補正
データも増大し設計コストが膨大になり過ぎるという問
題点がある。そこで、同じパッチ検知方式のデジタル画
像形成装置として、検知濃度データ値の変動に合わせて
現像スリーブの回転数を速度可変にフィードバック制御
することにより、デジタル画像形成時の適正な像担持体
へのトナー付着量を得るように、像担持体に対する現像
剤搬送担持体の周速比を設定するような技術が開発され
ている(特願平6−189211号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
デジタル画像形成装置では、ベタパッチ画像を形成して
この濃度を検知するようにしているため、ベタパッチ画
像については、画像濃度が正確に再現されるものの、中
間調の画像濃度については、環境等の影響のため、必ず
しも補償されていない。
【0006】この点を、詳しく説明すると、まず、画像
は、例えば、従来より用いられているディザー法によっ
て多階調画像データに2値化される。この方法は、図9
に示すように、画素と1対1に対応した例えば4×4の
閾値マトリックス(図はFattening typeのものを示す)
を用い、閾値マトリックスの各要素値に応じた値を閾値
として2値化する方法であるが、閾値以上となって表示
すべき画素にトナーを飛翔させて付着させる。表示画像
の階調は、定着したトナー面積に応じた階調となるが、
トナー面積は、像担持体の表面状態、温湿度等の環境の
影響を受ける。
【0007】これを色度計等で測定すると、Lab表色
系の色空間を表す図10に示すように、夫々、10階調目
(外周)の黄色(Y)、赤色(R)、マゼンタ(M)、
青色(B)、シアン(C)、緑色(G)は正確に再現さ
れるが、トナーの飛翔性によって、例えば中心Oの白色
に近い中間調では、白色に近く、10階調になるにしたが
って急に階調が変化するように見える。
【0008】したがって、このようなときは、中間調の
画像濃度が、白色から10階調目まで均等に変化しなくな
り、ベタパッチ画像の濃度が適正な濃度になるように制
御しても、中間調の画像については、環境等の影響によ
り適正な階調になるとは限らない。本発明はこのような
従来の課題に鑑みてなされたもので、中間調についても
調整することができるデジタル画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明にかかるデジタル画像形成装置では、図1に示すよう
に、デジタル画像形成前に、ベタパッチ画像を出力する
ベタパッチ画像出力手段と、像担持体上の画像を光学的
に検知する検知手段と、該検知手段の信号出力値に基づ
いて、デジタル画像形成時の像担持体に対する現像剤搬
送担持体の周速比を可変設定する周速比可変設定手段
と、を備えたデジタル画像形成装置において、前記設定
されたデジタル画像形成時の前記周速比で中間調パッチ
画像を出力する中間調パッチ画像出力手段と、前記像担
持体上を検知したときの検知手段の信号出力値に基づい
て、中間調パッチ画像の濃度が所望の濃度となるように
像担持体上の帯電電位、書き込みを行うレーザーのパワ
ーの少なくとも1つを可変制御する中間調制御手段と、
を備えた。
【0010】請求項2の発明にかかるデジタル画像形成
装置では、前記中間調パッチ画像出力手段は、ベイヤー
タイプの閾値マトリックスを用いたディザー法による中
間調パッチ画像を出力するものであってもよい。請求項
3の発明にかかるデジタル画像形成装置では、前記中間
調パッチ画像出力手段は、ベタパッチ画像の約1/2階
調の中間調パッチ画像を出力するように構成される。
【0011】請求項4の発明にかかるデジタル画像形成
装置では、前記中間調制御手段は、前記検知手段が中間
調パッチ画像形成領域を検知したときの信号出力値と、
検知手段がパッチ画像形成領域の周辺領域を検知したと
きの信号出力値と、の比に基づいて前記帯電電位、書き
込みレーザーパワーの少なくとも1つを可変制御する構
成である。
【0012】請求項5の発明にかかるデジタル画像形成
装置では、中間調パッチ画像出力手段は、カラー画像の
各色毎の中間調パッチ画像を出力し、検知手段は、カラ
ー画像を各色毎に光学的に検知し、中間調制御手段は、
カラー画像の各色毎の信号出力値に基づいて像担持体上
の帯電電位、書き込みレーザーパワーの少なくとも1つ
を可変制御するように構成される。
【0013】
【作用】上記、請求項1の発明にかかるデジタル画像形
成装置の構成によれば、デジタル画像形成前にペタパッ
チ画像を出力して光学的に検知する。そして、この信号
出力値に基づいてデジタル画像形成時の像担持体に対す
る現像剤搬送担持体の周速比が設定される。その後、設
定されたデジタル画像形成時の周速比で中間調パッチ画
像が中間調パッチ画像出力手段により出力され、検知手
段は像担持体上を光学的に検知するように検知制御手段
により制御される。そして中間調制御手段は、像担持体
の帯電電位、画像表示領域に書き込みを行う書き込みレ
ーザーのパワーの少なくとも1つを制御することによ
り、中間調パッチ画像の濃度を適正な濃度に設定する。
したがって、中間調画像からベタ画像に至るまでの全領
域の画像濃度を調整することが可能となる。
【0014】請求項2の発明にかかるデジタル画像形成
装置の構成によれば、ベイヤータイプのディザ法では、
白色から中間調までは、階調変化に対する濃度変化量が
大きいので、中間調パッチ画像の濃度検知が容易とな
る。請求項3の発明にかかるデジタル画像形成装置の構
成によれば、中間調パッチ画像の濃度は、ベタパッチ画
像の約1/2階調で像担持体上の帯電電位、書き込みレ
ーザーパワーの変化に応じて最も変化するので、中間調
の画像濃度の調整がやり易すくなる。
【0015】請求項4の発明にかかるデジタル画像形成
装置の構成によれば、例えば、像担持体を長期間使用し
て像担持体の表面状態が変化し、検知手段の検知信号の
ベースライン出力が変動しても、中間調パッチ画像の検
知時の信号出力値と、パッチ画像の周辺検知時の信号出
力値とは、同じように変動するため、両検知出力値の比
は、像担持体の表面状態に影響されなくなる。したがっ
て中間調パッチ画像濃度の検知精度が向上し、ベースラ
イン補正をある一定レベルに収まった段階で終了させて
も正確な中間調パッチ画像濃度の出力値が得られるよう
になる。
【0016】請求項5の発明にかかるデジタル画像形成
装置の構成によれば、カラー画像についても、デジタル
画像形成時、適正な中間調の画像を得ることが可能とな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2〜図8に基づ
いて説明する。図2は、本実施例におけるデジタルカラ
ー画像形成装置の概略制御ブロック図である。図2にお
いて、通常の画像記録モードについてその動作説明を行
なう。
【0018】矢印の方向に回転する像担持体としての感
光体ドラム1に対向して、帯電器2、現像器3、転写ロ
ーラ4、除電ブラシ5及びクリーニング部6が配設され
ている。帯電器2によって帯電した感光体ドラム1上に
露光部11から画像に応じたレーザ光が照射されると、現
像器3によって感光体ドラム1表面の照射された部分に
トナーが付着して静電潜像が顕像化される。現像器3は
一次色であるYellow(Y),Magenta
(M),Cyan(C),Black(Bk)毎に4つ
の現像剤搬送担持体としての現像スリーブ3a,3b,
3c,3dと現像スリーブ駆動モータ(図示せず)を有
しており、特定の色の画像を形成する際には、直流(D
C)バイアスがかけられた現像スリーブ3a,3b,3
c,3dの中から特定の現像スリーブに交流(AC)バ
イアスを重畳することで、現像スリーブ駆動モータによ
って回転する現像スリーブ上のトナー粒子が飛翔して感
光体ドラム1に付着し特定色の画像が形成される。二次
色についても現像スリーブ3a,3b,3c,3dの組
み合わせによって所望の色を形成することができる。
【0019】現像器3によって感光体ドラム1上に形成
されたトナー像が、転写ローラ4の転写位置にくると、
タイミングを制御された記録紙(図示せず)も前記転写
位置に搬送され、記録紙の裏面よりトナーとは逆極性の
転写バイアスが印加され、静電的引力の作用で感光体ド
ラム1上のトナー像が記録紙の表面に転写され、除電ブ
ラシ5が不要電位の除電を行なう。
【0020】カラー画像の形成を行なう場合にはY色に
ついて帯電・露光・現像工程を行ない、M・C・Bk色
についても順次前記一連の工程を繰り返し、終了した時
点で最後に転写工程を行ない、分離爪もしくは曲率分離
等の公知の分離手段によって記録紙を感光体ドラム1か
ら分離し、定着器(図示せず)によって熱定着して装置
から排出する。そして、クリーニング部6が感光体ドラ
ム1の残留トナーをクリーニングすることで次なる記録
に備える。
【0021】尚、現像条件は次の通りである。 (1) 感光体ドラム1の帯電電位(VH ):− 750V±50
V (2) 現像スリーブのDCバイアス電圧(VDC):− 650
V (3) 現像スリーブのACバイアス電圧(VAC):1.7kV
P-P (4) 現像スリーブの周波数:8kHz (5) 現像剤搬送量(DWS):20〜30mg/cm2 (6) 現像間隙:0.5mm(極間60) (7) 画像書き込み電位(VL ):−40〜−50V (8) 感光体ドラム1 のラインスピード:100mm/sec (9) 現像スリーブのデジタル画像形成時のラインスピー
ド:70mm/sec (10)現像スリーブのテストパッチ形成時のラインスピー
ド:70mm/sec (11)使用現像剤:2成分現像剤(Bk) (12)帯電量変化量:±3μC/g(湿度20〜80%) (13)書き込みレーザーパワー:1.4 ±0.3mV 次に、カラーパッチ画像による画像調整を行う構成につ
いて説明する。
【0022】カラーパッチ用画像データは予めメモリ7
に記憶されており、画像調整モード時に制御部8がメモ
リ7から各色のカラーパッチ用画像データを順次読み出
し、、露光部11に対してカラーパッチ用画像データを出
力することで、帯電した感光体ドラム1に露光が行なわ
れ、現像器3によって静電潜像が顕像化する。一方、除
電ブラシ5とクリーニング部6との間に設けられた検知
手段としての検知センサ9は図3及び図4にその概略構
成を示したように、各々40°のはさみ角をもって設置さ
れた一対のフォトダイオード(LED)とフォトトラン
ジスタ(PtTr)で構成され、カラーパッチ画像を形
成するトナー量に応じた反射光を受光するようになって
いる。尚、本実施例では、検知センサ9の各素子と感光
体ドラム1との距離を6mmに設定した。
【0023】制御部8は、図5のフローチャートに従
い、検知センサ9から検知信号を入力し、適正なデジタ
ル画像が形成されるように感光体ドラム1に対する現像
スリーブの周速比、感光体ドラム1の帯電電位、書き込
みレーザーパワー等を制御する。次に、制御部8の動作
を図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0024】ステップ(図中では「S」と記してあり、
以下同様とする)1では、磁性現像剤の透磁率を検知す
る(L検)ことにより、温度、湿度、現像枚数等の現像
環境に対応して、トナー濃度が所定濃度になるように設
定する。ステップ2では、前記現像環境に応じて帯電器
2のグリッド電圧を調整し、感光体1の帯電電位VH
初期設定する。
【0025】ステップ3では、露光部11の書き込みレー
ザーパワーを初期設定する。ステップ4では、ベースラ
イン補正を行う。即ち、感光体ドラム1を空回しして、
検知センサ9の検知信号値が指定ベースライン出力の±
2%になるように検知センサ9の発光素子(LED)の
光量を調整する。ステップ5では、感光体1にベタパッ
チ画像を形成し、この濃度を検知することにより、適正
なデジタル画像の形成条件が得られるような感光体ドラ
ム1に対する現像スリーブ3a,3b,3c,3dの周
速比を算出する。
【0026】このベタパッチ画像を形成して周速を設定
するには、例えば特願平6−280719号に記載され
た技術を使用すればよい。このものでは、感光体ドラム
1に対する現像スリーブの周速比を0.7 に設定してベタ
パッチ画像を感光体ドラム1上に形成し、検知センサ9
によりベタパッチ画像を検知したときの検知信号を入力
する。そして入力した検知信号に基づいて、ベタパッチ
画像のトナー付着量を算出し、周速比に応じたトナー付
着量を推定し、級数を発生させることにより算出された
トナー付着量と周速比との関係に基づいてデジタル画像
形成時の前記周速比を求めている。
【0027】ステップ6では、算出された周速比となる
ように現像スリーブ3a,3b,3c,3dの回転数を
制御する。以上が適正なベタパッチ画像を得るためのプ
ロセス・コントロールの内容である。次のステップ7以
降においては、適正な中間調画像濃度を得るようにプロ
セス・コントロールを行う。
【0028】即ち、ステップ7では、帯電電位VH を初
期値−700 Vに設定する。この帯電電位VH は、帯電器
のグリッドVG を制御することにより設定される。ステ
ップ8では、中間調パッチ画像をカラーの各色毎に形成
する。中間調パッチ画像には図6に示すようなベイヤー
タイプの閾値マトリックスを使用し、8階調目の中間調
パッチ画像を形成する。ベイヤータイプの閾値マトリッ
クスには、図7に示すように、略10階調に変曲点が有る
ものの、0〜8階調までは、階調の変化が大きく、中間
調パッチ画像の階調を合わせるのに都合がよい。尚、デ
ジタル画像形成時には、ベイヤータイプのような変曲点
がなく、自然な階調となるファタニングタイプのディザ
ー法を用いる。
【0029】このステップが中間調パッチ画像出力手段
に相当する。ステップ9では、形成された中間調パッチ
画像を検知し、その検知出力値を入力する。尚、検知出
力値V0 は、次式に基づいた値とする。 検知出力値V0 =V1 /V2 但し、V1 :中間調パッチ画像の検知したときの検知セ
ンサ9の出力値 V2 :中間調パッチ画像の周辺部を検知したときの検知
センサ9の出力値(ベースライン出力値) ・・・・・・・・・・・・(1) 次に、ステップ10→11に進み、帯電電位VH を所定電
位、例えば10V下げ、再び、ステップ8,9を実行す
る。これを、帯電電位VH が最終値−800 Vとなるまで
繰り返す。
【0030】帯電電位VH が最終値−800 Vとなったと
き、ステップ10→12に進み、検知出力値V0 が所望の画
像濃度になっているときの帯電電位VH を選択する。帯
電電位VH を選択するには、帯電電圧VH によって検知
センサ9の検知出力値V0 が変化するため、まず、階調
と検知出力値との関係を示す図7に基づいて、8階調目
の中間調パッチ画像を検知したときの検知センサ9の検
知出力値V0を求める。
【0031】次に、検知センサ9の検知出力値V0 と画
像濃度とは1対1に対応しないため、これらの値を1対
1に対応させるための図8に基づいて、検知出力値V0
から8階調目の中間調パッチ画像の濃度を求める。検知
センサ9の検知出力値V0 と画像濃度とが1対1に対応
しないのは、検知出力値V0 が反射光の受光量に基づい
た値であり、画像濃度は色差計等によって検知される画
像濃度に応じた値であるからである。
【0032】この画像濃度に基づいて、帯電電位VH
選択する。尚、この図7,図8のデータを、予め、メモ
リ7に各色毎に記憶しておく。そして、ステップ13で
は、感光体ドラム1の帯電電位VH を、この選択した電
位に固定する。尚、かぶり、キャリア付着等により、帯
電電位VH のみで制御しきれないときは、書き込みレー
ザーパワーを可変制御してレーザビーム等の露光量を可
変する。
【0033】このステップ12,13が、中間調制御手段に
相当する。かかる構成によれば、感光体ドラム1に対す
る現像スリーブの周速比が、適正なベタパッチ画像が形
成されるように設定された後、形成された8階調中間調
パッチ画像の検知出力値に基づいて、感光ドラム1の帯
電電位、書き込みレーザーパワーを制御することによ
り、中間調からベタ画像に至るまで、黒色も含むカラー
画像の全領域を適正に調整することができる。
【0034】また、ディザー法による閾値マトリックス
には、白色から中間調まで、階調変化に対する濃度変化
量が大きいベイヤータイプのものを使用するため、中間
調パッチ画像の濃度検知が容易となる。また、カラーの
各色毎のベタパッチ画像の1/2階調である8階調目の
画像を形成し、この階調のパッチ画像の濃度が、感光体
ドラム1上の帯電電位VH 、書き込みレーザーパワーの
変化に応じて最も変化するので、中間調の画像濃度の調
整がやり易すくなる。
【0035】また、検知センサ9の検知出力値V0 を中
間調パッチ画像の周辺部を検知したときの出力値とベー
スライン出力値との比としたので、感光ドラム1の表面
状態、ベースライン出力値の変動の影響を受けないで、
正確な中間調パッチ画像濃度の出力値が得られるように
なる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかるデジタル画像形成装置では、中間調画像からベタ
画像に至るまでの全領域の画像濃度を調整することがで
きる。請求項2の発明にかかるデジタル画像形成装置で
は、中間調パッチ画像の濃度検知が容易となる。
【0037】請求項3の発明にかかるデジタル画像形成
装置では、中間調の画像濃度の調整がやり易すくなる。
請求項4の発明にかかるデジタル画像形成装置では、正
確な中間調パッチ画像濃度の出力値が得られるようにな
る。請求項5の発明にかかるデジタル画像形成装置で
は、カラー画像についても、デジタル画像形成時、適正
な中間調の画像濃度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すクレーム対応図。
【図2】本発明の一実施例におけるデジタルカラー画像
形成装置の概略制御ブロック図。
【図3】図2の検知センサの概略構成図。
【図4】図2の制御部の動作を示すフローチャート。
【図5】検知信号値とトナー付着量の関係を示す図。
【図6】ディザー法のBayer typeの閾値マトリックスを
示す図。
【図7】階調と検知出力との関係を示す図。
【図8】検知出力と画像濃度との関係を示す図。
【図9】ディザー法のFattening typeの閾値マトリック
スを示す図
【図10】Lab表色系の色空間を示す図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 現像器 7 メモリ 8 制御部 9 検知センサ 10 カラーパッチ画像検知回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル画像形成前に、ベタパッチ画像を
    出力するベタパッチ画像出力手段と、像担持体上の画像
    を光学的に検知する検知手段と、該検知手段の信号出力
    値に基づいて、デジタル画像形成時の像担持体に対する
    現像剤搬送担持体の周速比を可変設定する周速比可変設
    定手段と、を備えたデジタル画像形成装置において、 前記設定されたデジタル画像形成時の前記周速比で中間
    調パッチ画像を出力する中間調パッチ画像出力手段と、 前記像担持体上を検知したときの検知手段の信号出力値
    に基づいて、中間調パッチ画像の濃度が所望の濃度とな
    るように像担持体上の帯電電位、書き込みを行うレーザ
    ーのパワーの少なくとも1つを可変制御する中間調制御
    手段と、を備えたことを特徴とするデジタル画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】前記中間調パッチ画像出力手段は、ベイヤ
    ータイプの閾値マトリックスを用いたディザー法による
    中間調パッチ画像を出力するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のデジタル画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記中間調パッチ画像出力手段は、ベタパ
    ッチ画像の約1/2階調の中間調パッチ画像を出力する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のデジタル画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記中間調制御手段は、前記検知手段が中
    間調パッチ画像形成領域を検知したときの信号出力値
    と、検知手段がパッチ画像形成領域の周辺領域を検知し
    たときの信号出力値と、の比に基づいて前記帯電電位、
    書き込みレーザーパワーの少なくとも1つを可変制御す
    る構成であることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれか1つに記載のデジタル画像形成装置。
  5. 【請求項5】中間調パッチ画像出力手段は、カラー画像
    の各色毎の中間調パッチ画像を出力し、検知手段は、カ
    ラー画像を各色毎に光学的に検知し、中間調制御手段
    は、カラー画像の各色毎の信号出力値に基づいて像担持
    体上の帯電電位、書き込みレーザーパワーの少なくとも
    1つを可変制御するように構成されたことを特徴とする
    請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のデジタル画
    像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6992796B1 (en) 1999-09-03 2006-01-31 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing method used for the same
JP2006276171A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2015031916A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社リコー パッチ濃度検出装置、画像形成装置、パッチ濃度検出方法およびプログラム

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