JPH11337930A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法Info
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- JPH11337930A JPH11337930A JP10146792A JP14679298A JPH11337930A JP H11337930 A JPH11337930 A JP H11337930A JP 10146792 A JP10146792 A JP 10146792A JP 14679298 A JP14679298 A JP 14679298A JP H11337930 A JPH11337930 A JP H11337930A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏光板貼り付け不良を低減するとともに、基
板に傷が付くことを防ぐことができる液晶表示装置の製
造方法を提供する。 【解決手段】 工程Ｆ３（保護膜形成）において、液晶
表示パネルの外側に、例えばポリイミド樹脂等からなる
保護膜をオフセット印刷またはスピンコート等によって
形成する。次に、工程Ｆ４（分断）において、液晶表示
装置毎に分断し、工程Ｆ５（液晶注入、封止）におい
て、液晶表示パネルに液晶を注入し、注入口を封止す
る。次に、工程Ｆ６ａ（保護膜剥離）において、エッチ
ング等によって保護膜を除去し、工程Ｆ６ｂ（偏光板貼
り付け）において、液晶表示パネルに偏光板を貼り付け
る。工程Ｆ４で分断時にカレットが発生していても、カ
レットは保護膜上に固着しているため、工程Ｆ６ａでの
保護膜の除去時に、保護膜とともにカレットを除去する
ことができる。
板に傷が付くことを防ぐことができる液晶表示装置の製
造方法を提供する。 【解決手段】 工程Ｆ３（保護膜形成）において、液晶
表示パネルの外側に、例えばポリイミド樹脂等からなる
保護膜をオフセット印刷またはスピンコート等によって
形成する。次に、工程Ｆ４（分断）において、液晶表示
装置毎に分断し、工程Ｆ５（液晶注入、封止）におい
て、液晶表示パネルに液晶を注入し、注入口を封止す
る。次に、工程Ｆ６ａ（保護膜剥離）において、エッチ
ング等によって保護膜を除去し、工程Ｆ６ｂ（偏光板貼
り付け）において、液晶表示パネルに偏光板を貼り付け
る。工程Ｆ４で分断時にカレットが発生していても、カ
レットは保護膜上に固着しているため、工程Ｆ６ａでの
保護膜の除去時に、保護膜とともにカレットを除去する
ことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の製
造方法に関するもので、特に偏光板貼り付け不良を低減
することができる液晶表示装置の製造方法に関するもの
である。
造方法に関するもので、特に偏光板貼り付け不良を低減
することができる液晶表示装置の製造方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＣＲＴにかわる表示装置として、
液晶表示装置が多用されている。これは、液晶表示装置
の特性であるＣＲＴに劣らない表示品位、空間利便性お
よび低消費電力等の理由によるものである。
液晶表示装置が多用されている。これは、液晶表示装置
の特性であるＣＲＴに劣らない表示品位、空間利便性お
よび低消費電力等の理由によるものである。
【０００３】しかしながら、液晶表示装置を製造する上
でまだ問題点も多く、薄膜を何層も成膜する等の理由に
より、１００％の歩留まりは確保できない状況である。
さらに今般、液晶表示装置の大型化および高精細化が要
求されているため、薄膜の微細形成が非常に難しいもの
となっている。
でまだ問題点も多く、薄膜を何層も成膜する等の理由に
より、１００％の歩留まりは確保できない状況である。
さらに今般、液晶表示装置の大型化および高精細化が要
求されているため、薄膜の微細形成が非常に難しいもの
となっている。
【０００４】そこで、液晶表示装置の製造工程において
は、薄膜形成に係わらない工程、例えば実装工程等にお
ける不良を削減し、少しでも液晶表示装置の歩留まりを
向上させることが重要となっている。
は、薄膜形成に係わらない工程、例えば実装工程等にお
ける不良を削減し、少しでも液晶表示装置の歩留まりを
向上させることが重要となっている。
【０００５】このような薄膜形成に係わらない工程での
不良の原因に、偏光板を貼り付ける際に異物（ゴミまた
はガラス粉等）が偏光板とガラス（液晶表示パネル）と
の間に入ってしまい、その部分が表示に悪影響を与える
というものがある。以下、このような不良を偏光板貼り
付け不良と称する。
不良の原因に、偏光板を貼り付ける際に異物（ゴミまた
はガラス粉等）が偏光板とガラス（液晶表示パネル）と
の間に入ってしまい、その部分が表示に悪影響を与える
というものがある。以下、このような不良を偏光板貼り
付け不良と称する。
【０００６】通常、偏光板貼り付け不良が発生した場
合、偏光板を液晶表示パネルから剥がし、再度偏光板を
液晶表示パネルに貼り付けるというリワークが必要にな
る。しかし、偏光板の粘着性は高く、一度貼り付けた偏
光板を剥がすことは容易なことではない。また、偏光板
を剥がす際に液晶表示パネルに余分な力が加わり、液晶
表示パネルの割れまたは欠けといった不良が発生するこ
とがある。
合、偏光板を液晶表示パネルから剥がし、再度偏光板を
液晶表示パネルに貼り付けるというリワークが必要にな
る。しかし、偏光板の粘着性は高く、一度貼り付けた偏
光板を剥がすことは容易なことではない。また、偏光板
を剥がす際に液晶表示パネルに余分な力が加わり、液晶
表示パネルの割れまたは欠けといった不良が発生するこ
とがある。
【０００７】ここで、液晶表示装置の製造工程について
説明する。図４は従来の液晶表示装置の製造工程を示す
フローチャートである。
説明する。図４は従来の液晶表示装置の製造工程を示す
フローチャートである。
【０００８】図４に示すように、工程Ｆ１０１（前工
程）において、カラーフィルター、表示電極、ＴＦＴお
よび配向膜等を形成し、工程Ｆ１０２（貼り合わせ）に
おいて、スペーサーおよびシール材を介してカラーフィ
ルター側基板とＴＦＴ側基板とを貼り合わせる。
程）において、カラーフィルター、表示電極、ＴＦＴお
よび配向膜等を形成し、工程Ｆ１０２（貼り合わせ）に
おいて、スペーサーおよびシール材を介してカラーフィ
ルター側基板とＴＦＴ側基板とを貼り合わせる。
【０００９】次に、工程Ｆ１０３（分断）において、液
晶表示装置毎に分断する。工程Ｆ１０３は、一対の基板
から一つの液晶表示パネルを製造していたのでは非常に
効率が悪いため、一対の基板で複数の液晶表示パネルを
製造し、これを各液晶表示パネルのサイズに分断するた
めの工程である。この分断を行う際、基板であるガラス
の粉（以下、カレットと称する）が発生する。
晶表示装置毎に分断する。工程Ｆ１０３は、一対の基板
から一つの液晶表示パネルを製造していたのでは非常に
効率が悪いため、一対の基板で複数の液晶表示パネルを
製造し、これを各液晶表示パネルのサイズに分断するた
めの工程である。この分断を行う際、基板であるガラス
の粉（以下、カレットと称する）が発生する。
【００１０】次に、工程Ｆ１０４（液晶注入、封止）に
おいて、液晶表示パネルに液晶を注入し、注入口を封止
する。そして、工程Ｆ１０５（偏光板貼り付け）におい
て、液晶表示パネルに偏光板を貼り付ける。
おいて、液晶表示パネルに液晶を注入し、注入口を封止
する。そして、工程Ｆ１０５（偏光板貼り付け）におい
て、液晶表示パネルに偏光板を貼り付ける。
【００１１】液晶表示パネルに偏光板を貼り付けて、偏
光板貼り付け不良が生じている場合には、工程Ｆ１０６
（偏光板リワーク）において、液晶表示パネルから偏光
板を剥がし、新しい偏光板を再度液晶表示パネルに貼り
付ける。工程Ｆ１０６後、再度偏光板貼り付け不良が生
じている場合は、再度工程Ｆ１０６を行う。
光板貼り付け不良が生じている場合には、工程Ｆ１０６
（偏光板リワーク）において、液晶表示パネルから偏光
板を剥がし、新しい偏光板を再度液晶表示パネルに貼り
付ける。工程Ｆ１０６後、再度偏光板貼り付け不良が生
じている場合は、再度工程Ｆ１０６を行う。
【００１２】次に、工程Ｆ１０７（検査）において、液
晶表示パネルの検査を行い、工程Ｆ１０８（後工程）に
おいて、駆動回路の接続等を行う。
晶表示パネルの検査を行い、工程Ｆ１０８（後工程）に
おいて、駆動回路の接続等を行う。
【００１３】このように、従来の液晶表示装置の製造工
程では、偏光板貼り付け工程までカレットまたはゴミ等
が液晶表示パネルに付着したまま進んでくる。通常、液
晶注入工程後および偏光板貼り付け工程前に洗浄工程が
あるが、カレット等が液晶表示パネルに付着したまま水
等で濡れて乾燥してしまうため、カレットと液晶表示パ
ネルとの間が真空状態となって強固に固着してしまう。
このような状態になると、通常の水およびブラシでの洗
浄では完全にカレットを除去することが困難となる。
程では、偏光板貼り付け工程までカレットまたはゴミ等
が液晶表示パネルに付着したまま進んでくる。通常、液
晶注入工程後および偏光板貼り付け工程前に洗浄工程が
あるが、カレット等が液晶表示パネルに付着したまま水
等で濡れて乾燥してしまうため、カレットと液晶表示パ
ネルとの間が真空状態となって強固に固着してしまう。
このような状態になると、通常の水およびブラシでの洗
浄では完全にカレットを除去することが困難となる。
【００１４】ここで、偏光板貼り付け前の液晶表示パネ
ルについて説明する。図５は従来の偏光板貼り付け前の
液晶表示パネルを示す断面図である。
ルについて説明する。図５は従来の偏光板貼り付け前の
液晶表示パネルを示す断面図である。
【００１５】図５に示すように、カラーフィルター側基
板１０２またはＴＦＴ側基板１０３にゴミまたはカレッ
ト１０４が固着したままの状態で、偏光板貼り付け工程
まで進んでくる。
板１０２またはＴＦＴ側基板１０３にゴミまたはカレッ
ト１０４が固着したままの状態で、偏光板貼り付け工程
まで進んでくる。
【００１６】特に、カレット１０４は、洗浄を行った後
乾いてしまうと、カラーフィルター側基板１０２または
ＴＦＴ側基板１０３に強固に固着してしまうため、偏光
板貼り付け不良発生の原因となる。この状態でブラシ等
を使用した洗浄工程を通過しても、カレット１０４を完
全に除去することは困難である。
乾いてしまうと、カラーフィルター側基板１０２または
ＴＦＴ側基板１０３に強固に固着してしまうため、偏光
板貼り付け不良発生の原因となる。この状態でブラシ等
を使用した洗浄工程を通過しても、カレット１０４を完
全に除去することは困難である。
【００１７】ここで、偏光板貼り付け不良を生じている
液晶表示パネルについて説明する。図６は偏光板貼り付
け不良を生じている液晶表示パネルを示す断面図であ
る。
液晶表示パネルについて説明する。図６は偏光板貼り付
け不良を生じている液晶表示パネルを示す断面図であ
る。
【００１８】図６に示すように、ゴミまたはカレット１
０４がカラーフィルター側基板１０２またはＴＦＴ側基
板１０３に固着している状態で、偏光板１０５を貼り付
けてしまうと、偏光板１０５とカラーフィルター側基板
１０２またはＴＦＴ側基板１０３との間に挟まってしま
い、偏光板貼り付け不良となってしまう。
０４がカラーフィルター側基板１０２またはＴＦＴ側基
板１０３に固着している状態で、偏光板１０５を貼り付
けてしまうと、偏光板１０５とカラーフィルター側基板
１０２またはＴＦＴ側基板１０３との間に挟まってしま
い、偏光板貼り付け不良となってしまう。
【００１９】偏光板貼り付け不良が発生した場合、カラ
ーフィルター側基板１０２またはＴＦＴ側基板１０３か
ら偏光板１０５を剥がし、カレット１０４またはゴミを
カラーフィルター側基板１０２またはＴＦＴ側基板１０
３から除去した後、再度偏光板１０５をカラーフィルタ
ー側基板１０２またはＴＦＴ側基板１０３に貼り付け
る。
ーフィルター側基板１０２またはＴＦＴ側基板１０３か
ら偏光板１０５を剥がし、カレット１０４またはゴミを
カラーフィルター側基板１０２またはＴＦＴ側基板１０
３から除去した後、再度偏光板１０５をカラーフィルタ
ー側基板１０２またはＴＦＴ側基板１０３に貼り付け
る。
【００２０】このとき、カラーフィルター側基板１０２
またはＴＦＴ側基板１０３から剥がした偏光板１０５
は、再使用することが不可能である。偏光板リワーク
後、再度偏光板貼り付け不良が発生した場合、再度偏光
板リワークを行う。
またはＴＦＴ側基板１０３から剥がした偏光板１０５
は、再使用することが不可能である。偏光板リワーク
後、再度偏光板貼り付け不良が発生した場合、再度偏光
板リワークを行う。
【００２１】このように、従来の液晶表示装置の製造工
程においては、カラーフィルター側基板１０２またはＴ
ＦＴ側基板１０３のガラス面が剥き出しの状態であるの
で、分断工程または偏光板リワーク工程等でガラス表面
に傷が付き、不良になってしまう可能性もある。
程においては、カラーフィルター側基板１０２またはＴ
ＦＴ側基板１０３のガラス面が剥き出しの状態であるの
で、分断工程または偏光板リワーク工程等でガラス表面
に傷が付き、不良になってしまう可能性もある。
【００２２】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の液晶表示装置の製造方法では、偏光板貼り付け不良が
発生したり、基板のガラス表面に傷が付いて不良が発生
したりする。
の液晶表示装置の製造方法では、偏光板貼り付け不良が
発生したり、基板のガラス表面に傷が付いて不良が発生
したりする。
【００２３】そこで、特開平７−６４０３９号公報に開
示されているように、基板に保護フィルムをラミネート
する方法が提案されている。しかし、特開平７−６４０
３９号公報に開示されている方法では、保護フィルムを
剥がす際に発生する静電気により、液晶表示パネル内の
ＴＦＴ等のスイッチング素子が破壊されるという問題が
ある。
示されているように、基板に保護フィルムをラミネート
する方法が提案されている。しかし、特開平７−６４０
３９号公報に開示されている方法では、保護フィルムを
剥がす際に発生する静電気により、液晶表示パネル内の
ＴＦＴ等のスイッチング素子が破壊されるという問題が
ある。
【００２４】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、偏光板貼り付け不良を低減す
るとともに、基板に傷が付くことを防ぐことができる液
晶表示装置の製造方法を提供することを目的としてい
る。
みなされたものであって、偏光板貼り付け不良を低減す
るとともに、基板に傷が付くことを防ぐことができる液
晶表示装置の製造方法を提供することを目的としてい
る。
【００２５】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項１記載の液晶表示装置の製造方
法は、液晶表示パネル毎に分断する前に、偏光板を貼り
付ける面に保護膜を形成し、前記偏光板を貼り付ける直
前に前記保護膜を除去する液晶表示装置の製造方法にお
いて、前記保護膜をオフセット印刷、スピンコートまた
は蒸着法で形成することを特徴としている。
ために、本発明の請求項１記載の液晶表示装置の製造方
法は、液晶表示パネル毎に分断する前に、偏光板を貼り
付ける面に保護膜を形成し、前記偏光板を貼り付ける直
前に前記保護膜を除去する液晶表示装置の製造方法にお
いて、前記保護膜をオフセット印刷、スピンコートまた
は蒸着法で形成することを特徴としている。
【００２６】請求項２記載の液晶表示装置の製造方法
は、請求項１記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記保護膜の除去をエッチングによって行うことを特徴
としている。
は、請求項１記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記保護膜の除去をエッチングによって行うことを特徴
としている。
【００２７】本発明の液晶表示装置の製造方法によれ
ば、保護膜をオフセット印刷、スピンコートまたは蒸着
法で形成することにより、保護膜の除去時に静電気を発
生してＴＦＴ等のスイッチング素子を破壊することがな
い。また、カレットまたはゴミ等が固着しても、保護膜
の除去とともにカレットまたはゴミ等を完全に除去する
ことができるため、偏光板貼り付け不良を低減すること
ができる。また、液晶表示パネル表面に傷が付くことを
防止することができる。
ば、保護膜をオフセット印刷、スピンコートまたは蒸着
法で形成することにより、保護膜の除去時に静電気を発
生してＴＦＴ等のスイッチング素子を破壊することがな
い。また、カレットまたはゴミ等が固着しても、保護膜
の除去とともにカレットまたはゴミ等を完全に除去する
ことができるため、偏光板貼り付け不良を低減すること
ができる。また、液晶表示パネル表面に傷が付くことを
防止することができる。
【００２８】さらに、保護膜の除去をエッチングによっ
て行うことにより、保護膜の形成時に混入したゴミ等を
保護膜の除去とともに除去することができる。
て行うことにより、保護膜の形成時に混入したゴミ等を
保護膜の除去とともに除去することができる。
【００２９】
【発明の実施の形態】図１乃至図３を用いて、本発明の
実施の形態について説明する。図１は本発明に係わる液
晶表示装置の製造工程を示すフローチャートである。
実施の形態について説明する。図１は本発明に係わる液
晶表示装置の製造工程を示すフローチャートである。
【００３０】図１に示すように、工程Ｆ１（前工程）に
おいて、カラーフィルター、表示電極、ＴＦＴおよび配
向膜等を形成し、工程Ｆ２（貼り合わせ）において、ス
ペーサーおよびシール材を介してカラーフィルター側基
板とＴＦＴ側基板とを貼り合わせる。
おいて、カラーフィルター、表示電極、ＴＦＴおよび配
向膜等を形成し、工程Ｆ２（貼り合わせ）において、ス
ペーサーおよびシール材を介してカラーフィルター側基
板とＴＦＴ側基板とを貼り合わせる。
【００３１】ここまでの工程は、通常の液晶表示装置の
製造工程と同様であり、一般的な製造方法を用いればよ
い。また、カラーフィルターの有無、表示電極の材質ま
たは形状、ＴＦＴの有無、配向膜の材質、これらの部材
の形成方法等については、特に限定されるものではな
い。
製造工程と同様であり、一般的な製造方法を用いればよ
い。また、カラーフィルターの有無、表示電極の材質ま
たは形状、ＴＦＴの有無、配向膜の材質、これらの部材
の形成方法等については、特に限定されるものではな
い。
【００３２】次に、工程Ｆ３（保護膜形成）において、
貼り合わせたカラーフィルター側基板およびＴＦＴ側基
板、つまり液晶表示パネルの外側に、例えばポリイミド
樹脂等からなる保護膜をオフセット印刷またはスピンコ
ート等によって形成する。保護膜はポリイミド樹脂に限
定されるものではなく、他の樹脂材料でもかまわない
し、無機材料を蒸着等によって形成してもかまわない。
貼り合わせたカラーフィルター側基板およびＴＦＴ側基
板、つまり液晶表示パネルの外側に、例えばポリイミド
樹脂等からなる保護膜をオフセット印刷またはスピンコ
ート等によって形成する。保護膜はポリイミド樹脂に限
定されるものではなく、他の樹脂材料でもかまわない
し、無機材料を蒸着等によって形成してもかまわない。
【００３３】次に、工程Ｆ４（分断）において、液晶表
示装置毎に分断する。工程Ｆ４は、一対の基板から一つ
の液晶表示パネルを製造していたのでは非常に効率が悪
いため、一対の基板で複数の液晶表示パネルを製造し、
これを各液晶表示パネルのサイズに分断するための工程
である。この分断を行う際、カレットが発生する。その
後、工程Ｆ５（液晶注入、封止）において、液晶表示パ
ネルに液晶を注入し、注入口を封止する。
示装置毎に分断する。工程Ｆ４は、一対の基板から一つ
の液晶表示パネルを製造していたのでは非常に効率が悪
いため、一対の基板で複数の液晶表示パネルを製造し、
これを各液晶表示パネルのサイズに分断するための工程
である。この分断を行う際、カレットが発生する。その
後、工程Ｆ５（液晶注入、封止）において、液晶表示パ
ネルに液晶を注入し、注入口を封止する。
【００３４】次に、工程Ｆ６ａ（保護膜剥離）におい
て、エッチング等によって保護膜を除去し、工程Ｆ６ｂ
（偏光板貼り付け）において、液晶表示パネルに偏光板
を貼り付ける。本実施の形態によれば、工程Ｆ４で分断
時にカレットが発生していても、カレットは保護膜上に
固着しているため、工程Ｆ６ａでの保護膜の除去時に、
保護膜とともにカレットを除去することができる。した
がって、工程Ｆ６ｂにおける偏光板貼り付け不良を低減
することができる。
て、エッチング等によって保護膜を除去し、工程Ｆ６ｂ
（偏光板貼り付け）において、液晶表示パネルに偏光板
を貼り付ける。本実施の形態によれば、工程Ｆ４で分断
時にカレットが発生していても、カレットは保護膜上に
固着しているため、工程Ｆ６ａでの保護膜の除去時に、
保護膜とともにカレットを除去することができる。した
がって、工程Ｆ６ｂにおける偏光板貼り付け不良を低減
することができる。
【００３５】次に、工程Ｆ７（検査）において、液晶表
示パネルの検査を行い、工程Ｆ８（後工程）において、
駆動回路等の接続等を行う。
示パネルの検査を行い、工程Ｆ８（後工程）において、
駆動回路等の接続等を行う。
【００３６】ここで、偏光板貼り付け前の液晶表示パネ
ルについて説明する。図２は本発明に係わる偏光板貼り
付け前の液晶表示パネルを示す断面図である。
ルについて説明する。図２は本発明に係わる偏光板貼り
付け前の液晶表示パネルを示す断面図である。
【００３７】図２に示すように、カラーフィルター側基
板２およびＴＦＴ側基板３に、例えば厚さ５０〜１００
μｍのポリイミド膜等の保護膜１が形成されている。し
たがって、カレット４またはゴミ等は、カラーフィルタ
ー側基板２およびＴＦＴ側基板３に直接固着することが
なく、保護膜１に固着しているので、保護膜１の除去時
にカレット４またはゴミ等を除去することができる。
板２およびＴＦＴ側基板３に、例えば厚さ５０〜１００
μｍのポリイミド膜等の保護膜１が形成されている。し
たがって、カレット４またはゴミ等は、カラーフィルタ
ー側基板２およびＴＦＴ側基板３に直接固着することが
なく、保護膜１に固着しているので、保護膜１の除去時
にカレット４またはゴミ等を除去することができる。
【００３８】さらに、偏光板の貼り付けについて説明す
る。図３は本発明に係わる偏光板貼り付け時の液晶表示
パネルを示す断面図である。
る。図３は本発明に係わる偏光板貼り付け時の液晶表示
パネルを示す断面図である。
【００３９】図３に示すように、カラーフィルター側基
板２およびＴＦＴ側基板３に形成している保護膜１を除
去し、偏光板５を貼り付けていく。保護膜１に固着して
いたカレット４またはゴミ等は、保護膜１の除去時に除
去することができるため、偏光板貼り付け不良を低減す
ることができる。
板２およびＴＦＴ側基板３に形成している保護膜１を除
去し、偏光板５を貼り付けていく。保護膜１に固着して
いたカレット４またはゴミ等は、保護膜１の除去時に除
去することができるため、偏光板貼り付け不良を低減す
ることができる。
【００４０】保護膜１の除去は、カラーフィルター側基
板２とＴＦＴ側基板３とを同時に除去してもよいし、カ
ラーフィルター側基板２とＴＦＴ側基板３とを別々に除
去してもかまわない。
板２とＴＦＴ側基板３とを同時に除去してもよいし、カ
ラーフィルター側基板２とＴＦＴ側基板３とを別々に除
去してもかまわない。
【００４１】また、仮に保護膜１の形成時にゴミ等が混
入したとしても、保護膜１を除去する際に保護膜１とと
もにゴミを除去することができるので、特に問題になる
ことはない。
入したとしても、保護膜１を除去する際に保護膜１とと
もにゴミを除去することができるので、特に問題になる
ことはない。
【００４２】さらに、保護膜１を形成した状態で分断工
程以降の工程を行うことにより、カレット４またはゴミ
の液晶表示パネルへの固着を防ぐとともに、分断工程で
液晶表示パネルに傷が付くことを防止することができ
る。
程以降の工程を行うことにより、カレット４またはゴミ
の液晶表示パネルへの固着を防ぐとともに、分断工程で
液晶表示パネルに傷が付くことを防止することができ
る。
【００４３】本実施の形態では、保護膜１としてポリイ
ミドを使用したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、アクリル樹脂もしくはポリビニルアルコール等の
有機樹脂膜、またはアルミもしくはタンタル等の金属膜
であってもよい。
ミドを使用したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、アクリル樹脂もしくはポリビニルアルコール等の
有機樹脂膜、またはアルミもしくはタンタル等の金属膜
であってもよい。
【００４４】また、本実施の形態では、分断工程直前に
保護膜１を形成しているが、分断工程より前であれば、
どの工程で保護膜１を形成してもよい。
保護膜１を形成しているが、分断工程より前であれば、
どの工程で保護膜１を形成してもよい。
【００４５】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
装置の製造方法によれば、保護膜をオフセット印刷、ス
ピンコートまたは蒸着法で形成することにより、保護膜
の除去時に静電気を発生してＴＦＴ等のスイッチング素
子を破壊することがない。また、偏光板貼り付け不良を
低減することができ、液晶表示パネル表面に傷が付くこ
とを防止することができるため、液晶表示装置の良品率
を向上させることができる。
装置の製造方法によれば、保護膜をオフセット印刷、ス
ピンコートまたは蒸着法で形成することにより、保護膜
の除去時に静電気を発生してＴＦＴ等のスイッチング素
子を破壊することがない。また、偏光板貼り付け不良を
低減することができ、液晶表示パネル表面に傷が付くこ
とを防止することができるため、液晶表示装置の良品率
を向上させることができる。
【００４６】さらに、保護膜の除去をエッチングによっ
て行うことにより、保護膜の形成時に混入したゴミ等を
保護膜の除去とともに除去することができる。
て行うことにより、保護膜の形成時に混入したゴミ等を
保護膜の除去とともに除去することができる。
【図１】本発明に係わる液晶表示装置の製造工程を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図２】本発明に係わる偏光板貼り付け前の液晶表示パ
ネルを示す断面図である。
ネルを示す断面図である。
【図３】本発明に係わる偏光板貼り付け時の液晶表示パ
ネルを示す断面図である。
ネルを示す断面図である。
【図４】従来の液晶表示装置の製造工程を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図５】従来の偏光板貼り付け前の液晶表示パネルを示
す断面図である。
す断面図である。
【図６】偏光板貼り付け不良を生じている液晶表示パネ
ルを示す断面図である。
ルを示す断面図である。
１ 保護膜 ２ カラーフィルター側基板 ３ ＴＦＴ側基板 ４ カレット ５ 偏光板 １０２ カラーフィルター側基板 １０３ ＴＦＴ側基板 １０４ カレット １０５ 偏光板
Claims (2)
- 【請求項１】 液晶表示パネル毎に分断する前に、偏光
板を貼り付ける面に保護膜を形成し、前記偏光板を貼り
付ける直前に前記保護膜を除去する液晶表示装置の製造
方法において、 前記保護膜をオフセット印刷、スピンコートまたは蒸着
法で形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方
法。 - 【請求項２】 前記保護膜の除去をエッチングによって
行うことを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10146792A JPH11337930A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 液晶表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10146792A JPH11337930A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 液晶表示装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11337930A true JPH11337930A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15415653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10146792A Pending JPH11337930A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 液晶表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11337930A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100383624C (zh) * | 2002-12-10 | 2008-04-23 | 三星电子株式会社 | 用于附着起偏振片的设备 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP10146792A patent/JPH11337930A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100383624C (zh) * | 2002-12-10 | 2008-04-23 | 三星电子株式会社 | 用于附着起偏振片的设备 |
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Legal Events
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