JPH11337807A - 焦点距離変更可能なカメラ - Google Patents

焦点距離変更可能なカメラ

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JPH11337807A
JPH11337807A JP14749998A JP14749998A JPH11337807A JP H11337807 A JPH11337807 A JP H11337807A JP 14749998 A JP14749998 A JP 14749998A JP 14749998 A JP14749998 A JP 14749998A JP H11337807 A JPH11337807 A JP H11337807A
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JP
Japan
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focal length
optical system
photographing
changing
driving
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JP14749998A
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Atsushi Maruyama
淳 丸山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ズーミングによるファインダ視野枠の変更を迅
速に行うと共に、撮影レンズの駆動の繰返しによる電流
消費を低減すること。 【解決手段】このカメラにあっては、焦点距離変更可能
なズーム制御光学系11がズーム・ピント駆動回路2で
焦点距離変更駆動され、上記ズーム制御光学系11の焦
点距離はスイッチ入力部25により選択操作される。ま
た、上記スイッチ入力部25により選択された焦点距離
に応答して撮影範囲表示を切換える液晶表示パネル28
が、ファインダ光学系29の光路中に設けられる。そし
て、スイッチ入力部25により選択操作された際には、
上記ズーム・ピント駆動回路2による焦点距離変更駆動
が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は焦点距離変更可能
なカメラに関し、より詳細にはカメラのファインダ視野
をズーミングに応じて変更する焦点距離変更可能なカメ
ラ。
【0002】
【従来の技術】従来より、焦点距離を変更する際に、撮
影レンズの焦点距離変更に伴い構図確認用としてファイ
ンダ視野を変更するカメラが開発されている。例えば、
特開平7−43783号公報には、ファインダ内に液晶
を設けて撮影視野枠が表示され、この視野枠がズーミン
グに応じて変化されて表示される技術が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来技術では、構図確認用にファインダ視野を変更す
ると共に、撮影レンズを焦点距離変更駆動している。こ
のため、構図確認のためにこの動作が繰返されると、撮
影レンズ駆動の駆動電流が著しく消費されてしまうとい
う課題を有している。加えて、ズーミングによるズーム
レンズの駆動と共に視野枠を駆動するため、構図確認が
迅速にできないという課題を有しているものであった。
【0004】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ズーミングによるファインダ視野枠の変更を迅
速に行うと共に、撮影レンズの駆動の繰返しによる電流
消費を低減することのできる焦点距離変更可能なカメラ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、焦
点距離変更可能な撮影光学系を焦点距離変更駆動する駆
動手段と、上記撮影光学系の焦点距離を選択操作する焦
点距離選択手段と、ファインダ光学系の光路中に設けら
れ、上記焦点距離選択手段により選択された焦点距離に
応答して撮影範囲表示を切換えるファインダ表示手段と
を具備し、上記焦点距離選択手段により選択操作した際
には、上記駆動手段による焦点距離変更駆動を禁止する
ことを特徴とする。
【0006】またこの発明は、焦点距離変更可能な撮影
光学系を焦点距離変更駆動する駆動手段と、上記撮影光
学系の焦点距離を選択操作する焦点距離選択手段と、フ
ァインダ光学系の光路中に設けられ、上記焦点距離選択
手段により選択された焦点距離に応答して撮影範囲表示
を切換えるファインダ表示手段と、上記焦点距離選択手
段による選択操作に応答して上記駆動手段により上記撮
影光学系を焦点距離変更駆動する第1モードと、上記焦
点距離選択手段による選択操作時に上記駆動手段による
上記撮影レンズの焦点距離変更駆動を禁止する第2モー
ドとを選択切換え可能なモード設定手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0007】更にこの発明は、ファインダ光学系の光路
中に設けられ、被写体の撮影範囲を表示する液晶表示パ
ネルと、撮影光学系の焦点距離変更の駆動をする駆動手
段と、上記撮影光学系の所望の焦点距離を選択するため
に操作する焦点距離変更操作部材と、上記焦点距離変更
操作部材の操作に応答して上記液晶表示パネルの撮影範
囲表示を変化させる液晶駆動回路と、上記撮影光学系に
よる撮影を開始させる撮影開始信号を出力する撮影操作
部材とを具備し、上記焦点距離変更操作部材を操作した
際には上記駆動手段による焦点距離変更駆動は阻止され
ていて、上記撮影操作部材の撮影開始信号の出力に応答
して上記撮影光学系を上記焦点距離変更操作部材により
選択されている上記所望の焦点距離となるように上記駆
動手段を駆動することを特徴とする。
【0008】この発明の焦点距離変更可能なカメラにあ
っては、焦点距離変更可能な撮影光学系が駆動手段で焦
点距離変更駆動され、上記撮影光学系の焦点距離は焦点
距離選択手段により選択操作される。また、上記焦点距
離選択手段により選択された焦点距離に応答して撮影範
囲表示を切換えるファインダ表示手段がファインダ光学
系の光路中に設けられる。そして、上記焦点距離選択手
段により選択操作された際には、上記駆動手段による焦
点距離変更駆動が禁止される。
【0009】またこの発明にあっては、焦点距離変更可
能な撮影光学系が駆動手段で焦点距離変更駆動され、上
記撮影光学系の焦点距離が焦点距離選択手段で選択操作
される。ファインダ表示手段はファインダ光学系の光路
中に設けられ、上記焦点距離選択手段により選択された
焦点距離に応答して撮影範囲表示が切換えられる。そし
て、上記焦点距離選択手段による選択操作に応答して、
上記駆動手段により上記撮影光学系を焦点距離変更駆動
する第1モードと、上記焦点距離選択手段による選択操
作時に上記駆動手段による上記撮影レンズの焦点距離変
更駆動を禁止する第2モードとが、モード設定手段によ
って選択切換え可能とされる。
【0010】更にこの発明の焦点距離変更可能なカメラ
にあっては、ファインダ光学系の光路中に、被写体の撮
影範囲を表示する液晶表示パネルが設けられている。ま
た、撮影光学系の焦点距離変更が駆動手段によって駆動
される。そして、上記撮影光学系の所望の焦点距離を選
択するために焦点距離変更操作部材が操作され、上記焦
点距離変更操作部材の操作に応答して上記液晶表示パネ
ルの撮影範囲表示が液晶駆動回路により変化される。ま
た、上記撮影光学系による撮影を開始させる撮影開始信
号は撮影操作部材により出力される。そして、上記焦点
距離変更操作部材を操作した際には上記駆動手段による
焦点距離変更駆動は阻止されていて、上記撮影操作部材
の撮影開始信号の出力に応答して上記撮影光学系を上記
焦点距離変更操作部材により選択されている上記所望の
焦点距離となるように上記駆動手段が駆動される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。図1はこの発明の一実施の形
態を示したものであり、カメラの主として電気的な構成
を示すブロック図である。
【0012】このカメラは、該カメラの全動作を制御す
るためのマイクロコンピュータでなる制御手段であり、
表示制御手段たるCPU1を有している。このCPU1
は、制御ライン及び通信ラインを介して、後述するよう
な各周辺回路と接続されている。
【0013】CPU1には、通信ラインを介してズーム
・ピント駆動回路2と、絞り・シャッタ駆動回路3と、
フィルム検出駆動回路4と、リモコン(リモートコント
ローラ)駆動回路5と、AF駆動回路6と、AE駆動回
路7と、EEPROM8及びLCD9とが接続されてい
る。
【0014】また、カメラの撮影レンズは、焦点距離を
変化させるためのズーム制御光学系11と、光束の通過
量及び通過/遮断を制御するための絞り・シャッタ駆動
系12と、フォーカスを調節するための焦点制御光学系
13とを有して構成されている。尚、この焦点制御光学
系の後方で、この撮影レンズから導かれた光束を結像さ
せる位置には、フィルム14が配置される。
【0015】上記ズーム制御光学系11の焦点距離(ズ
ーム位置)或いは沈胴位置は、検知手段たるズーム・沈
胴位置検出回路15により、また、上記焦点制御光学系
13のフォーカス位置は、検知手段たるフォーカス位置
検出回路16により、それぞれ検出されるようになって
いる。
【0016】上記ズーム制御光学系11、焦点制御光学
系13、ズーム・沈胴位置検出回路15及びフォーカス
位置検出回路16は、撮影レンズ駆動制御手段たるズー
ム・ピント駆動回路2により駆動制御されるようになっ
ている。また、上記絞り・シャッタ駆動系12は、同撮
影レンズ駆動制御手段たる絞り・シャッタ駆動回路3に
より駆動制御されるようになっている。
【0017】これらズーム・ピント駆動回路2と絞り・
シャッタ駆動回路3は、上述したように、通信ラインを
介してCPU1と接続されており、該CPU1の指令に
よってそれぞれの駆動制御を行うようになっている。
【0018】上記フィルム14は、検知手段たるフィル
ム状態検出回路17によって、装填されているか否か、
フイルムの種類、フイルム位置等が検出されるようにな
っている。上記フイルム14及びフィルム状態検出回路
17は、フィルム駆動手段たるフィルム検出駆動回路4
により駆動制御されるようになっていて、このフィルム
検出駆動回路4も通信ラインを介して上記CPU1と接
続されている。
【0019】また、このカメラは、リモートコントロー
ラ(以下、リモコンと略記する)により制御可能となっ
ており、カメラ外部に配置されたリモコン(図示せず)
から発信される赤外光信号を受信する検知手段たるリモ
コン受信部18を備えている。このリモコン受信部18
は、上記CPU1と通信ラインを介して接続されている
リモコン駆動回路5により、駆動制御されるようになっ
ている。
【0020】同様に、測距ユニット19はAF駆動回路
6によって、また測光ユニット20はAE駆動回路7に
よって、それぞれ駆動制御されるようになっている。こ
れらAF駆動回路6及びAE駆動回路7も、通信ライン
を介してCPU1と接続されている。
【0021】また、上記EEPROM8には、記憶手段
として各種の調整情報や撮影情報等が記憶されている。
したがって、CPU1は、通信ラインを介して、このE
EPROM8のデータ読み書きに関する制御を行うよう
になっている。
【0022】上記CPU1には、更に制御ラインを介し
て、液晶駆動回路22と、エレクトロルミネッセンス素
子(EL)駆動回路23と、ストロボ回路24と、スイ
ッチ入力部25と、バッテリ検出回路26と、デート写
込回路27とが接続されている。
【0023】上記液晶駆動回路22は、図示されないフ
ァインダ内の液晶パネル28を駆動するためのものでこ
れにより、後述するファインダ視野枠が決定される。上
記液晶表示パネル28は、例えば高分子分散型液晶で構
成される。また、29はファインダ光学系である。
【0024】上記EL駆動回路23は、表示照明手段た
るEL30を駆動するためのものである。このEL30
は、表示手段であるLCD9の裏側に配置されるもの
で、EL駆動回路23を介してCPU1によって制御さ
れるようになっている。また、EL駆動回路23には、
EL駆動電圧及び駆動周波数を決定するためのインダク
タ31とコンデンサ32とが接続されている。
【0025】上記ストロボ回路24は、被写体に補助光
を照射するためのものである。また、スイッチ入力部2
5は、パワースイッチ、ズームモードスイッチを含むモ
ード切換スイッチ、フラッシュ選択スイッチ、レリーズ
スイッチ、データ選択設定スイッチ、ズームアップスイ
ッチ及びズームダウンスイッチから成るズームスイッ
チ、巻戻しスイッチ等を有して成る検知手段である。
【0026】上記バッテリ検出回路26は、カメラのバ
ッテリ残量等を検出するための検知手段である。更に、
デート写込回路27は、上記フィルム14へ撮影日時等
を写し込むためのものである。
【0027】図2は、ファインダ内に於ける液晶パネル
28による視野枠の例を示した図である。図2に於い
て、例えばズーム制御光学系11が広角側(ワイド端)
にある場合、画角は視野枠36aで示されるように、フ
ァインダ35とほぼ同じ範囲となっている。
【0028】そして、スイッチ入力部25内の図示され
ないズームスイッチによって、ズーム制御光学系11が
広角側(ワイド端)から望遠側(テレ端)方向に操作さ
れると、ファインダ35内の画角は、視野枠36b〜3
6dによってファインダ35に対して狭い範囲が選択さ
れる。これは、例えばズーム制御光学系11が望遠側
(テレ端)にある場合は、実際にはファインダ35の中
央部に位置する人物の顔の部分に相当する範囲が撮影可
能となっていることを表す。すなわち、視野枠36a〜
36dによって、ファインダ35内でズーミングを行っ
て撮影しようとする画角が表される。
【0029】次に、図3乃至図5のフローチャートを参
照して、本実施の形態によるカメラの主要な動作につい
て説明する。図3は、「モードセット」のサブルーチン
動作を説明するフローチャートである。
【0030】スイッチ入力部25内の図示されないズー
ムモードスイッチが押されると、図示されないメインル
ーチンから「モードセット」サブルーチンがコールされ
る。そして、ステップS1にて、ズームモードスイッチ
(SW)がオンしているかどうかが判断される。ここ
で、ズームモードスイッチはスライドスイッチで構成さ
れ、オン位置が液晶パネル28によってズーム操作表示
を行う省エネルギー(省エネ)ズームモード、オフ位置
が常にズーム制御光学系11を移動させる通常ズームモ
ードである。
【0031】上記ステップS1でズームモードスイッチ
がオンされていた場合は、ステップS2に移行して省エ
ネズームモードにセットされる。ここで、外部液晶表示
手段であるLCD9に、省エネズームモードであること
が表示される。
【0032】一方、上記ステップS1でズームモードス
イッチがオフであった場合は、ステップS3に移行し
て、通常ズームモードにセットされる。LCD9に通常
ズームモードであることを表示する場合は、ここで行わ
れる。
【0033】それぞれのモードがセットされたならば、
リターンする。次に、図4のフローチャートを参照し
て、ズーム操作の動作について説明する。
【0034】図示されないズームアップスイッチまたは
ズームダウンスイッチが操作されると、図示されないメ
インルーチンからサブルーチン「ズーム」がコールされ
る。そして、先ずステップS11にて、ファインダ35
内の視野枠36a〜36dとなる液晶表示パネル28が
点灯される。
【0035】次いで、ステップS12に於いて、カメラ
が省エネズームモードにセットされているか否かが判断
される。ここで、省エネズームモードにセットされてい
る場合はステップS13に移行し、通常ズームモードに
セットされている場合はステップS17に移行する。
【0036】省エネズームモードの場合は、続くステッ
プS13にて、ズームアップスイッチが押されているか
否かが判断される。ここで、ズームアップスイッチが押
されている場合はステップS14へ移行する。一方、ズ
ームアップスイッチが押されていない場合は、ズームダ
ウンスイッチが押されているので、ステップS15へ移
行する。
【0037】ステップS14では、ファインダ35内の
視野枠が縮小される。一方、ステップS15では、ズー
ムダウン操作として、ファインダ35内の視野枠が拡大
される。これらステップS14及びS15に於ける視野
枠の大きさは、撮影者の操作によって決定される。
【0038】この後、ステップS16に於いて、ズーム
アップスイッチまたはズームダウンスイッチがオフにな
ったかどうかが判断される。ここで、上記スイッチがオ
フの場合は図示されないメインルーチンにリターンす
る、しかしながら、オフしていない場合は、上記ステッ
プS13に戻る。
【0039】上記ステップS12に於いて、省エネズー
ムモードでないと判断された場合は、ステップS17に
て、ズームアップスイッチがオンされているか否かが判
断される。ここで、ズームアップスイッチがオンされて
いる場合は、ステップS18へ移行し、ズームアップス
イッチがオンされていない場合は、ステップS20へ移
行する。
【0040】ステップS18では、ファインダ35内の
視野枠が縮小される。次いで、ステップS19にて、上
記視野枠と略等しい画角になるように、撮影レンズがテ
レ端方向に駆動される。
【0041】一方、上記ステップS17にてズームアッ
プスイッチがオンされていない場合は、ズームダウンス
イッチがオンされているので、ステップS20に移行し
てファインダ35内の視野枠が拡大される。次いで、ス
テップS21にて、視野枠と略等しい画角になるよう
に、撮影レンズがワイド端方向に駆動される。
【0042】この後、ステップS23にて、ズームアッ
プスイッチまたはズームダウンスイッチがオフになった
かどうかが判断される。ここで、上記スイッチがオフの
場合は、図示されないメインルーチンにリターンする。
一方、上記スイッチがオフしていない場合は、上記ステ
ップS17に戻る。
【0043】図5は、ズーム操作後に於けるレリーズに
よる露出シーケンスの動作を説明するフローチャートで
ある。レリーズスイッチが押されると、図示されないメ
インルーチンから露出シーケンスがコールされる。そし
て、先ずステップS31にて測光が行われ、得られた測
光値とフィルム感度値から露出時の露光時間が決定され
る。次いで、ステップS32で測距が行われると、ステ
ップS33では上記ステップS32で得られた測距値か
らビント調節が行われる。
【0044】ステップS34では、カメラが省エネズー
ムモードに設定されているか否かが判断される。ここ
で、省エネズームモードに設定されている場合はステッ
プS35に移行し、省エネズームモードでない場合はス
テップS36へ移行する。
【0045】ステップS35では、ファインダ35内に
示された視野枠の画角になるように撮影レンズが駆動さ
れる。そして、ステップS36にて、シャッタが駆動さ
れて露出が行われる。その後、図示されないメインルー
チンにリターンする。
【0046】尚、上述した実施の形態では、ファインダ
内に表示される視野枠は図2に斜線で示されるように、
枠の外側の部分を覆い隠すようにしているが、これに限
られるものではない。例えば、視野枠のみファインダ内
に表示して、該視野枠の外側の部分もファインダ内で視
認できるようにしても良い。
【0047】このように、本実施の形態によれば、省エ
ネモード時にズーミングを行う場合は撮影レンズは駆動
せずにファインダ内の視野枠のみの変更により撮影表示
範囲を定め、実際の撮影を行うときに撮影レンズを駆動
させるようにしている。したがって、構図確認用のファ
インダ視野の変更と、撮影レンズの焦点距離変更駆動と
いう2つの動作が繰り返し行われなくなるので、撮影レ
ンズ駆動による駆動電流の浪費を抑えることができる。
【0048】また、この発明の上記実施態様によれば、
以下の如き構成を得ることができる。 (1) 焦点距離変更可能な撮影レンズと、光学ファイ
ンダと、上記光学ファインダの光路中に設けられ、被写
体の撮影範囲を表示する液晶表示パネルと、焦点距離変
更操作に応答して上記液晶表示パネルの撮影範囲表示を
変化させる液晶駆動回路とを具備し、撮影開始命令が入
力される前の焦点距離変更操作時には、上記撮影レンズ
の焦点距離変更動作を禁止することを特徴とする焦点距
離変更可能なカメラ。
【0049】(2) 焦点距離変更可能な撮影レンズ
と、光学ファインダと、上記光学ファインダの光路中に
設けられ、被写体の撮影範囲を表示する液晶表示パネル
と、焦点距離変更操作に応答して上記液晶表示パネルの
撮影範囲表示を変化させる液晶駆動回路と、焦点距離変
更操作に応答して上記撮影レンズを焦点距離変更する第
1モードと、撮影開始命令が入力される前の焦点距離変
更操作時には上記撮影レンズの焦点距離変更動作を禁止
する第2モードとに切換え可能なモード設定手段と、を
具備することを特徴とする焦点距離変更可能なカメラ。
【0050】(3) ファインダ光学系の光路中に設け
られ、被写体の撮影範囲を表示するファインダ表示手段
と、撮影光学系の焦点距離変更の駆動をする駆動手段
と、上記撮影光学系の所望の焦点距離を選択するために
操作する焦点距離変更操作部材と、上記焦点距離変更操
作部材の操作に応答して上記ファインダ表示手段の撮影
範囲表示を変化させる表示変更駆動回路とを具備し、上
記焦点距離変更操作部材を操作した際には上記駆動手段
による焦点距離変更駆動は阻止されることを特徴とする
焦点距離変更可能なカメラ。
【0051】(4) 上記(3)に記載の焦点距離変更
可能なカメラに於いて、更に、上記撮影光学系による撮
影を開始させる撮影開始信号を出力する撮影操作部材を
具備し、上記撮影操作部材の撮影開始信号の出力に応答
して、上記撮影光学系を上記焦点距離変更操作部材によ
り選択されている上記所望の焦点距離となるように上記
駆動手段を駆動することを特徴とする焦点距離変更可能
なカメラ。
【0052】(5) 上記(3)若しくは(4)に記載
の焦点距離変更可能なカメラに於いて、上記ファインダ
表示手段は、液晶表示パネルを有することを特徴とする
焦点距離変更可能なカメラ。
【0053】(6) 上記(5)に記載の焦点距離変更
可能なカメラに於いて、上記液晶表示パネルは、高分子
分散型液晶で構成されることを特徴とする焦点距離変更
可能なカメラ。
【0054】(7) 上記(3)若しくは(4)に記載
の焦点距離変更可能なカメラに於いて、上記ファインダ
表示手段は、被写体の撮影範囲を示す視野枠であり、ま
た上記表示変更駆動回路は該視野枠のサイズを変更する
ことを特徴とする焦点距離変更可能なカメラ。
【0055】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ズーミ
ングによるファインダ視野枠の変更を迅速に行うと共
に、撮影レンズの駆動の繰返しによる電流消費を低減す
ることのできる焦点距離変更可能なカメラを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示したものであり、
カメラの主として電気的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ファインダ内に於ける液晶パネル28による視
野枠の例を示した図である。
【図3】この発明の一実施の形態によるカメラの主要な
動作について説明するもので、「モードセット」のサブ
ルーチン動作を説明するフローチャートである。
【図4】ズーム操作の動作について説明するフローチャ
ートである。
【図5】ズーム操作後に於けるレリーズによる露出シー
ケンスの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU、 2 ズーム・ピント駆動回路、 3 絞り・シャッタ駆動回路、 4 フィルム検出駆動回路4、 5 リモコン(リモートコントローラ)駆動回路、 6 AF駆動回路、 7 AE駆動回路、 8 EEPROM、 9 LCD、 11 ズーム制御光学系 12 絞り・シャッタ駆動系、 13 焦点制御光学系、 14 フィルム、 15 ズーム・沈胴位置検出回路、 16 フォーカス位置検出回路、 17 フィルム状態検出回路、 18 リモコン受信部、 19 測距ユニット、 20 測光ユニット、 22 液晶駆動回路、 23 エレクトロルミネッセンス素子(EL)駆動回
路、 24 ストロボ回路、 25 スイッチ入力部、 26 バッテリ検出回路、 27 データ写込回路、 28 液晶パネル、 29 ファインダ光学系、 30 エレクトロルミネッセンス(EL)、 35 ファインダ、 36a〜36d 視野枠。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離変更可能な撮影光学系を焦点距
    離変更駆動する駆動手段と、 上記撮影光学系の焦点距離を選択操作する焦点距離選択
    手段と、 ファインダ光学系の光路中に設けられ、上記焦点距離選
    択手段により選択された焦点距離に応答して撮影範囲表
    示を切換えるファインダ表示手段とを具備し、 上記焦点距離選択手段により選択操作した際には、上記
    駆動手段による焦点距離変更駆動を禁止することを特徴
    とする焦点距離変更可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 焦点距離変更可能な撮影光学系を焦点距
    離変更駆動する駆動手段と、 上記撮影光学系の焦点距離を選択操作する焦点距離選択
    手段と、 ファインダ光学系の光路中に設けられ、上記焦点距離選
    択手段により選択された焦点距離に応答して撮影範囲表
    示を切換えるファインダ表示手段と、 上記焦点距離選択手段による選択操作に応答して上記駆
    動手段により上記撮影光学系を焦点距離変更駆動する第
    1モードと、上記焦点距離選択手段による選択操作時に
    上記駆動手段による上記撮影レンズの焦点距離変更駆動
    を禁止する第2モードとを選択切換え可能なモード設定
    手段と、 を具備することを特徴とする焦点距離変更可能なカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 ファインダ光学系の光路中に設けられ、
    被写体の撮影範囲を表示する液晶表示パネルと、 撮影光学系の焦点距離変更の駆動をする駆動手段と、 上記撮影光学系の所望の焦点距離を選択するために操作
    する焦点距離変更操作部材と、 上記焦点距離変更操作部材の操作に応答して上記液晶表
    示パネルの撮影範囲表示を変化させる液晶駆動回路と、 上記撮影光学系による撮影を開始させる撮影開始信号を
    出力する撮影操作部材とを具備し、 上記焦点距離変更操作部材を操作した際には上記駆動手
    段による焦点距離変更駆動は阻止されていて、上記撮影
    操作部材の撮影開始信号の出力に応答して上記撮影光学
    系を上記焦点距離変更操作部材により選択されている上
    記所望の焦点距離となるように上記駆動手段を駆動する
    ことを特徴とする焦点距離変更可能なカメラ。
JP14749998A 1998-05-28 1998-05-28 焦点距離変更可能なカメラ Withdrawn JPH11337807A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186375A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Casio Computer Co Ltd 撮影装置、撮影方法、及びプログラム
JP2012018317A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Nikon Corp カメラ

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