JPH11334553A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

車両の走行制御装置

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JPH11334553A
JPH11334553A JP15014398A JP15014398A JPH11334553A JP H11334553 A JPH11334553 A JP H11334553A JP 15014398 A JP15014398 A JP 15014398A JP 15014398 A JP15014398 A JP 15014398A JP H11334553 A JPH11334553 A JP H11334553A
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distance
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vehicle distance
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Yuichiro Hayashi
祐一郎 林
Kazuya Hayafune
一弥 早舩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自車と先行車との間に他の車両が割り込んだ
場合において、自車を急減速させることなく且つ安全性
を高く維持可能な車両の走行制御装置を提供する。 【解決手段】 追尾走行制御中に自車と先行車との間に
他の車両(割込み車)が割り込んできたような場合に
は、自車と当該割り込んできた他の車両との車間距離L
が急に短くなるのであるが、このような場合において、
目標車間距離Lfが当該短くなった車間距離Lに応じて
減縮されることになり(Lf・L/La)、これにより自
車の目標減速度が一時的に小さくされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行制御装
置に係り、詳しくは走行制御のうちの減速制御技術に関
する。
【0002】
【関連する背景技術】近年、自動車の運転操作を軽減す
るために、先行車の追尾走行を行うべく車間距離制御装
置を備えた走行制御装置が開発され実用化されている。
【0003】この車間距離制御装置を備えた走行制御装
置は、例えば、カメラ、レーザレーダ等の前方認識装置
からの情報に基づいて自車と先行車との間の車間距離を
検出し、この車間距離が予め設定された目標車間距離と
なるようエンジン出力や制動力を調整し、これにより車
両を加減速させ先行車を追尾するよう構成されている。
【0004】通常このような走行制御装置では、自車速
と先行車速との相対速度に基づいて目標減速度を算出す
るようにしており、車両を減速させる際には、該目標減
速度に基づいて制動力を調整し車両を減速制御するよう
にしている。
【0005】ところで、追尾走行制御をしている際、先
行車が常に同一の車両であればよいのであるが、当該先
行車は他の車両の割り込みによって入れ代わる場合が多
い。
【0006】このように当該他の車両が本来の目標車間
距離の範囲内に割り込んでくると、車間距離が不連続的
に急激に小さくなり、これに応じて自車が急制動し、車
両の乗員が減速ショック等の違和感を感じる可能性があ
る。
【0007】そこで、このように他の車両が割り込んで
きた場合に、車間距離が不連続とならず緩やかに変位す
るような疑似車間距離を仮に想定するようにし、当該疑
似車間距離に基づいて車速を制御し車両の急減速を回避
するよう構成した装置が特開平8−127268号公報
等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された装置は、実際には存在しない疑似車間距
離という概念を用いて制御を行っており、車両の走行安
全性に問題がある。
【0009】つまり、当該装置の制御では、他の車両の
割り込みにより実際には車間距離が急激に短くなってい
るにも拘わらず、自車は、暫時当該短くなった車間距離
よりもはるかに長い距離である疑似車間距離、即ち他の
車両よりもかなり前方の位置を目標にして追尾制御さ
れ、実際には当該割り込んだ他の車両を一切視ずに走行
していることになり安全上好ましいことではないのであ
る。
【0010】当該装置によれば、例えば他の車両が割り
込み後に減速したような場合において、自車が当該他の
車両の減速に追従することなく当該他の車両に不用意に
接近し過ぎてしまう虞もある。
【0011】本発明は、上述した事情に基づきなされた
もので、その目的とするところは、自車と先行車との間
に他の車両が割り込んだ場合において、自車を急減速さ
せることなく且つ安全性を高く維持可能な車両の走行制
御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1の発明によれば、自車と先行車との車
間距離が目標車間距離となるよう自車の車速を制御し走
行制御を行う車両の走行制御装置において、目標減速度
演算手段により、自車の目標減速度が自車速、先行車
速、車間距離及び目標車間距離に基づいて演算され、制
動制御手段により、制動装置が上記演算された目標減速
度に基づいて作動制御されることになるのであるが、車
間距離が目標車間距離よりも急減し短くなったときに
は、目標車間距離減縮手段により、目標車間距離が当該
短くなった車間距離に応じて減縮される。
【0013】つまり、追尾走行制御中に自車と先行車と
の間に他の車両が割り込んできたような場合には、自車
と当該割り込んできた他の車両との車間距離が急に短く
なるのであるが、このような場合において、目標車間距
離が当該短くなった車間距離に応じて減縮されることに
なり、目標減速度が小さくされる。
【0014】従って、自車と先行車との間に他の車両が
割り込んできたような場合であっても、自車が急制動な
く緩やかに減速させられることになり、乗員が減速ショ
ックを感じることのない滑らかな追尾走行制御が実現さ
れる。
【0015】また、このように減縮するものの常に目標
車間距離を存在させることで、割り込んだ他の車両に自
車が不用意に接近し過ぎてしまうようなことが好適に防
止可能とされ、走行安全性が良好に確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、車両1に搭載
された本発明に係る走行制御装置の概略構成図が示され
ており、以下、同図に基づき本発明に係る走行制御装置
の構成を説明する。
【0017】車両1の前部には、前方に向けてレーザビ
ームを発射し、このレーザビームをスキャニングするこ
とで車両1の前方に位置する物体を認識し、さらに該物
体までの距離を計測可能なスキャン式レーザレーダ2が
設けられている。また、車室内のルーフ部には、車両1
の前方を撮像するCCDカメラ4が取り付けられてい
る。このCCDカメラ4は、前方に位置する物体及び車
線(白線)等をも認識可能とされている。
【0018】エンジン6には、エンジン6への吸気量を
制御しエンジン出力を調節するスロットルバルブ8が連
結されている。詳しくは、このスロットルバルブ8に
は、アクセルペダル(図示せず)の開度等に応じ、後述
の電子制御ユニット(ECU)50から出力される作動
信号に基づき自動的にバルブ開度を調節可能なスロット
ルアクチュエータ12が設けられている。
【0019】左右一対の前輪(駆動輪)20,20及び
左右一対の後輪(従輪)22,22には油圧ディスクブ
レーキ等のサービスブレーキ(制動装置)24がそれぞ
れ設けられており、このサービスブレーキ24は、負圧
ブースタを有したブレーキマスタシリンダ26を介して
ブレーキペダル28に接続されている。また、ブレーキ
マスタシリンダ26には、ブレーキペダル28からの入
力に拘わらず、ECU50からの作動信号に応じて自動
的にサービスブレーキ24を作動可能な負圧式のブレー
キアクチュエータ30が設けられている。
【0020】また、従輪である上記後輪22,22近傍
には、右車輪速VSR、左車輪速VSLを検出する車輪速セ
ンサ32がそれぞれの車輪に対応して設けられている。
これら車輪速センサ32,32は、自車速Veを検出す
るための自車速検出手段として機能する。
【0021】車両1の車室内に設けられたステアリング
ホイール34のステアリングコラム36には、車両1の
走行制御装置を通常の走行状態と追尾走行制御による走
行状態とに切換える追尾走行切換操作スイッチ38が設
けられている。追尾走行切換操作スイッチ38をセット
側に操作すると車間距離制御、即ち追尾走行制御が開始
され、一方リセット側に操作するとその車間距離制御が
解除されることになる。
【0022】ECU50は、車両1の各種制御を司る主
制御装置である。同図に示すように、ECU50の入力
側には、上記スキャン式レーザレーダ2、CCDカメラ
4、車輪速センサ32,32、追尾走行切換操作スイッ
チ38等の各種センサ、スイッチ類が接続され、一方、
出力側には、スロットルアクチュエータ12、ブレーキ
アクチュエータ30等の各種駆動装置類が接続されてい
る。
【0023】以下、このように構成された走行制御装置
の制御内容、即ち本発明に係る作用及び効果について説
明する。
【0024】図2を参照すると、追尾走行制御ルーチン
のフローチャートが示されており、以下、図2を参照し
て本発明に係る追尾走行制御の制御手順を説明する。
【0025】追尾走行切換操作スイッチ38がセット側
に操作され、追尾走行制御が開始されると、先ず、ステ
ップS10において、先行車の判定処理が行われる。詳
しくは、当該ステップS10では、スキャン式レーザレ
ーダ2やCCDカメラ4からの情報に基づき車両1の前
方に物体が認識されると、この物体が車両であるか否か
を判別し、該物体が車両であると判別された場合には当
該車両を先行車と判定する。先行車が複数存在するよう
な場合には、例えばCCDカメラ4により認識された自
車レーン上或いは自車ハンドル角により推定された自車
レーン上に位置する車両を先行車と判定する。これによ
り、先行車が確定される。なお、当該先行車の判定方法
は本発明とは直接関わりがないため、その詳細について
の説明は省略する。
【0026】ステップS12では、上記車輪速センサ3
2,32からの情報に基づき、車両1の車速、即ち自車
速Veを算出する(自車速検出手段)。ここでは、自車
速Veは例えば次式(1)より算出される。
【0027】Ve=(VSR+VSL)/2 …(1) つまり、自車速Veは右車輪速VSRと左車輪速VSLの平
均値とされる。
【0028】そして、ステップS14において、スキャ
ン式レーザレーダ2からの情報に基づき、自車から先行
車までの距離、即ち車間距離Lが精度よく計測される
(車間距離検出手段)。
【0029】次のステップS16では、上記車間距離情
報Lに基づき、自車と先行車との相対速度Vrが演算さ
れる。詳しくは、相対速度Vrは、当該ルーチンを前回
実行したときの車間距離情報Lの値、即ち前回値と今回
値との変化量ΔLに基づいて演算される。このとき、変
化量ΔLが正で相対速度Vrが正であれば自車は先行車
から離れつつあるとみなせ、変化量ΔLが負で相対速度
Vrが負であれば自車は先行車に接近しているとみなす
ことができる。
【0030】ステップS18では、上記自車速Veと相
対速度Vrとに基づき、次式(2)から先行車速Vfが演算
される(先行車速検出手段)。
【0031】Vf=Ve+Vr …(2) ここでは、さらに、先行車速Vfを微分処理することで
先行車加速度αfも演算される。詳しくは、先行車加速
度αfは、当該ルーチンを前回実行したときの先行車速
情報Vfの前回値と今回値との変化量ΔVfから演算され
る。
【0032】次のステップS20では、自車の目標減速
度αeを演算する。
【0033】図3を参照すると、目標減速度αeの演算
処理ルーチンが示されており、以下、当該フローチャー
トに基づき目標減速度αeの演算手順を説明する。
【0034】ステップS40では、先ず、先行車減速走
行中の自車の目標減速度αerを次式(3)から算出する。
【0035】αer=−Vr・Ve/(L−Lo) …(3) ここに、Loは先行車が減速し停止に至ったと仮定した
場合に自車と先行車との間に最小限確保されるべき最小
車間距離を示している。
【0036】なお、この最小車間距離Loは車間距離L
に応じて可変するようにされており、車間距離Lが値L
1(例えば、25m)以上離れているような場合には、
最小車間距離Loは値0とされ、車間距離Lが値L1未満
になると、最小車間距離Loは値Lo1(例えば、10
m)とされる。
【0037】つまり、車間距離Lが小さくなり自車が先
行車に接近したようなときには、少なくとも最小車間距
離Loを確保すべく目標減速度αerを大きくするように
し、これにより自車が先行車に接触することのないよう
にしているのである。
【0038】引き続き、ステップS42では、先行車定
速走行中の自車の目標減速度αecを次式(4)から算出す
る(目標減速度演算手段)。
【0039】 αec=Vr2/2・(L−Lf・L/La)+αa …(4) ここに、Lfは先行車速Vfに応じて算出された先行車速
に基づく目標車間距離である。詳しくは、ECU50に
は図4に示すようなVfとLfとの関係を示すマップが予
め設定され記憶されており、目標車間距離Lfは当該マ
ップから求められる(目標車間距離演算手段)。
【0040】つまり、上述した最小車間距離Loが値0
である場合の目標車間距離Lf1と最小車間距離Loが値
Lo1(例えば、10m)である場合の目標車間距離Lf2
のうちいずれか大きい方の値(実線値)が目標車間距離
Lfとして選択されるようにされており、先行車速Vfが
大きいときには、目標車間距離Lfは、目標車間距離Lf
1に基づいて設定され、先行車速Vfが小さくなると、少
なくとも最小車間距離Lo以上を確保すべく目標車間距
離Lf2に基づいて設定されることになる。
【0041】ところで、同式には目標車間距離LfにL
/Laが乗算されているが、このL/Laは、図10に示
すように、自車と先行車との間に他の車両(割込み車)
が急に割り込んできたような場合を考慮して設けられた
修正係数である(目標車間距離減縮手段)。
【0042】ここに、Laは、自車速Veと相対速度Vr
とに基づき予め設定され、自車が先行車に接近したとき
の制動開始距離であり、図5に示すようなVe、VrとL
aとの関係を示すマップに基づいて設定されるものであ
る。
【0043】つまり、他の車両が急に割り込んできたよ
うな場合、車間距離Lは新たに当該他の車両と自車との
車間距離を示すことになり、該新たな車間距離Lは一気
に制動開始距離Laの範囲内となる場合が多いのである
が、このような場合には、車間距離Lの制動開始距離L
aに対する割り込みの度合、即ちL/Laに応じて目標車
間距離Lfを修正(減縮)するのである(図10参
照)。
【0044】これにより、他の車両が急に割り込んでき
た場合には、目標車間距離が減縮されることで目標減速
度αerが小さく変更され、自車が急制動することなく緩
やかに減速することになる。
【0045】つまり、図11を参照すると、他の車両が
急に割り込んだ場合の自車速Veと車間距離Lの時間変
化が示されており、同図中実線がL/Laに応じて目標
車間距離Lfを修正した場合を示し、破線が当該修正を
行わなかった場合を示しているが、L/Laを考慮する
ことで、自車速Veが緩やかに減速し、車間距離Lが一
時的に小さくなるものの全体的に緩やかに増大すること
になる。故に、割り込みがあった場合であっても、車両
1の乗員が減速ショックを感じることが好適に防止され
る。
【0046】なお、他の車両の割り込みなく本来の先行
車を良好に追尾している場合、或いは割り込みがあった
後当該他の車両との車間距離Lが徐々に広がり制動開始
距離Laよりも大きくなった場合のように修正係数L/
Laが値1を超える場合には、該修正係数L/Laは値1
にクリップされ、目標車間距離は図4のマップに基づく
通常の目標車間距離Lfとされる。
【0047】また、同式中のαaは先行車加速度αfの変
動等に基づく補正値であり、次式(5)から算出される。
【0048】 αa=αf・(L−Le・L/La)/(L−Lf・L/La) …(5) ここに、Leは自車速Veに基づき設定される追従制御時
の目標車間距離である。詳しくは、ECU50には、図
6に示すように上記図4と同様のVeとLeとの関係を示
すマップが予め設定され記憶されており、当該目標車間
距離Leは当該マップから求められる。
【0049】なお、当該補正値αaの算出式において
も、目標車間距離Le及び目標車間距離Lfは修正係数L
/Laによって修正されており、故に、該補正値αaは他
の車両の割り込みを考慮した適正な補正値とされてい
る。
【0050】以上のようにして先行車減速走行中の自車
の目標減速度αerと先行車定速走行中の自車の目標減速
度αecとが求められたら、次のステップS44及びステ
ップS46において目標減速度αerと目標減速度αecに
対する重みを求める。
【0051】ステップS44では、先ず先行車加速度α
fに基づく重みW1を算出する。
【0052】詳しくは、ECU50には図7に示すよう
な先行車加速度αfと重みW1との関係を示すマップが予
め設定され記憶されており、重みW1は当該マップから
求められる。
【0053】つまり、重みW1は、先行車加速度αfが負
側に小さくなり、つまり先行車減速度が大きくなって所
定値αf1(例えば、−0.05G)以下になると値0か
ら徐々に増加し、所定値αf2(例えば、−0.2G)に
達したところで値1となるよう設定されている。
【0054】さらに、ステップS46では、追尾状態カ
ウンタCNTに基づく重みW2を算出する。
【0055】詳しくは、ECU50には上記同様にして
図8に示すような追尾状態カウンタCNTと重みW2との関
係を示すマップが予め設定され記憶されており、重みW
2は当該マップから求められる。
【0056】ここに、追尾状態カウンタCNTは、車両1
が先行車に対し追尾状態にあるときに当該ルーチンの実
行周期毎に加算されるカウンタであり、少なくとも下記
1)〜3)の条件が満たされると追尾状態と判定され加
算されるようにされている。
【0057】1) (制御状態)≠(制動制御) 2) L<Le・3/2 3) |Vr|<Vr1(例えば、5km/h) 即ち、車両1が追尾状態になると追尾状態カウンタCNT
が加算され始めることになるのであるが、重みW2は、
該追尾状態カウンタCNTが所定値CNT1(例えば、0.5s
ecに対応する値)を超えると値0から徐々に増加し、所
定値CNT2(例えば、2.0secに対応する値)に達する
と値1となるよう設定されている。つまり、重みW2は
追尾状態の継続時間が長くなるにつれて値1に近づくよ
うにされている。
【0058】このように、先行車加速度αfに基づく重
みW1と追尾状態カウンタCNTに基づく重みW2とが各マ
ップよりそれぞれ求められたら、次のステップS48に
おいて、重みW1、重みW2及び前回値Wn-1のうち最大
のものを選択し、この値を重みWに設定する。
【0059】そして、ステップS50において、当該重
みWを加味するようにして先行車減速走行中の目標減速
度αerと先行車定速走行中の目標減速度αecとの加重平
均を次式(6)から求め、当該加重平均値を最終的に目標
減速度αeとする。
【0060】αe=αec・(1−W)+αer・W …(6) このように、重みWを加味して目標減速度αeを求める
ようにすることにより、例えば、自車が遠方から先行車
に追いついて定速走行した後、先行車の走行状態に応じ
て減速走行し、目標減速度αeが目標減速度αecから目
標減速度αerに切換わるような場合、該目標減速度αe
が目標減速度αecから目標減速度αerへ急激に切換わる
ことがなくなり、車両1の乗員が違和感を感じることが
好適に防止されることになる。
【0061】従って、例えば先行車が定速走行してお
り、自車が遠方から該先行車に追いつくような状況で
は、先行車加速度αf、つまり先行車減速度は小さく、
重みW1は値0或いはその近傍となり、また、追尾状態
カウンタCNTも上記各条件を満たさないことから、重み
W2についても値0或いはその近傍となる。故に、この
場合には、重みWは値0或いはその近傍とされ、目標減
速度αeは主として目標減速度αecに基づいて設定され
る。
【0062】一方、自車が上記先行車に追いつき追尾状
態となると、追尾状態カウンタCNTが加算され始めるこ
とになり、この場合には、重みW2、ひいては重みWが
徐々に増加し、目標減速度αeが目標減速度αecから目
標減速度αerに徐々に移行することになる。即ち、追尾
状態がある程度継続したら、目標減速度αeが徐々に目
標減速度αerに基づき算出されるよう予め切換えられ
る。故に、その後先行車が減速した場合であっても、目
標減速度αeが急激に切換えられるようなことがなくな
り、乗員が違和感を感じることが好適に防止される。
【0063】自車が上記先行車に追いつき追尾状態とな
った直後に先行車が減速したような場合には、先行車加
速度αfが負側に小さくなり、つまり先行車減速度が大
きくなり、重みW1が徐々に大きくなる。故に、この場
合には、上記重みW2の増加を待たずとも重みWが徐々
に値1となり、目標減速度αeは速やかにして徐々に目
標減速度αecから目標減速度αerに移行することにな
る。従って、この場合においても、目標減速度αeが急
激に切換えられるようなことがなくなり、乗員が違和感
を感じることが好適に防止されることになる。
【0064】ところで、以上のようにして目標減速度α
eが演算されることになるが、当該追尾走行制御では、
目標減速度αeを実際の制御に適用するにあたり、目標
減速度αeの出力値、即ち目標減速度出力αe−outと目
標減速度入力αe−inとの間にヒステリシスが設けられ
ている。
【0065】つまり、図9を参照すると、目標減速度出
力αe−outと目標減速度入力αe−in間のヒステリシス
の関係(実線矢印)が示されているが、同図に示すよう
に、目標減速度αeが増加するときには、傾きKは値1
(K=1)とされて目標減速度出力αe−outが目標減速
度入力αe−inと同一の値とされる一方、目標減速度αe
が減少する場合には、目標減速度入力αe−inが所定値
Xi1以上では傾きKが値1(K=1)であるもののオフ
セットした線に沿い減少し、目標減速度入力αe−inが
所定値Xi1よりも小さく目標減速度出力αe−outが所定
値Xo1よりも小さい範囲では、傾きKが値K1(K1>
1、例えば1.4)である線に沿って減少する。
【0066】これにより、通常目標減速度入力αe−in
は先行車の挙動変化やスキャン式レーザレーダ2から出
力される信号のノイズによる乱れ等によって細かく変動
しており、特に自車が先行車に接近するとノイズが大き
くなり当該変動が大きくなるのであるが、このように目
標減速度入力αe−inが変動するような場合であって
も、目標減速度出力αe−out、即ち目標減速度αeが変
動してしまうことが好適に防止される。
【0067】図2に戻り、ステップS22では、上記ス
テップS12で検出した自車速Veが所定の低車速Ve0
(例えば、40km/h)よりも大きいか否かを判別す
る。判別結果が偽(No)で自車速Veが所定の低車速
Ve0以下の場合には、一般的には車両1は街中走行をし
ており、運転者はブレーキペダル28を操作する頻度が
高いと判断でき、追尾走行制御を実施せず当該ルーチン
を抜ける。
【0068】一方、ステップS22の判別結果が真(Y
es)で自車速Veが所定の低車速Ve0よりも大きい場
合には、次にステップS24に進む。
【0069】ステップS24では、自車を減速すべきか
否かの判別を行う。即ち、ここでは制動制御をすべきか
スロットル制御をすべきかの判別を行う。詳しくは、下
記1)〜3)の条件が成立した場合に制動制御を行うよ
うにする。
【0070】1) 追尾走行制御中 2) Vr<0 3) L<La 又は αer>αer1 つまり、当該ステップS24では、追尾走行制御中に相
対速度Vrが負となり、車間距離Lが制動開始距離Laを
割り込んだか否か、或いは先行車減速走行中の自車の目
標減速度αerが予め設定した所定値αer1を超えたか否
かを判別する。
【0071】ステップS24の判別結果が偽(No)
で、上記条件のいずれかが成立していない場合には、次
にステップS26に進み、スロットル制御を行う。な
お、スロットル制御は、走行状態に応じて上記スロット
ルアクチュエータ12を制御するものであるが、本発明
とは直接関係ないためここでは説明を省略する。
【0072】一方、ステップS24の判別結果が真(Y
es)で、上記各条件が成立したと判定された場合に
は、次にステップS28に進み制動制御を実行する(制
動制御手段)。
【0073】ステップS28では、制動制御の実行にあ
たり、スロットル閉制御を実施する。つまり、スロット
ルアクチュエータ12によってスロットルバルブ8を閉
作動させ、車両1が制動中に不用意に加速されることを
防止する。
【0074】次のステップS30では、各種クリップ制
御を行う。詳しくは、当該ステップS28では、目標減
速度αeについての各種クリップ制御、即ち各種制限制
御を行う。
【0075】目標減速度αeの制限制御としては、例え
ば、制動制御中に運転者がアクセルペダル(図示せず)
を操作してオーバライド(加速)した後に目標減速度α
eを徐変させる制限制御、追尾走行切換操作スイッチ3
8を操作し追尾走行制御を開始した直後に目標減速度α
eを徐変させる制限制御の他、自車速Veが上記所定の低
車速Ve0(例えば、40km/h)以下となった直後にテ
ーリングさせる制限制御、先行車速Vfが所定の低車速
Vf0以下となった直後にテーリングさせる制限制御、車
間距離Lが大きいときの制限制御等がある。つまり、目
標減速度αeを目標減速度αeが急激に変化するような状
況のときにおいて各種制限制御を行う。
【0076】これにより、目標減速度αeの急激な変化
が防止され、車両1が急激に減速したり減速状態が急に
解除されたりするようなことが排除されることになり、
追尾走行制御が違和感なく実現される。なお、これら各
種制限制御の詳細についてはここでは説明を省略する。
【0077】上記各種クリップ制御が実施され、目標減
速度αeが各種制限制御により適宜制限されたら、ステ
ップS32に進む。
【0078】ステップS32では、サービスブレーキ2
4によって発生させるべき制動力の演算を行う。詳しく
は、上記のように求めた目標減速度αeを生起可能な制
動力を算出し、該制動力に応じてブレーキアクチュエー
タ30に供給する信号値を決定する。
【0079】そして、ステップS34において、ブレー
キアクチュエータ30に上記制動力に応じた信号を供給
する。これにより、ブレーキアクチュエータ30が適正
に作動することになり、サービスブレーキ24によって
良好且つ適正な制動力が生起される。
【0080】以上説明した如く、本発明に係る走行制御
装置では、自車の前方に他の車両が制動開始距離Laの
範囲内で急に割り込んできたような場合には、当該他の
車両との車間距離Lに応じ、該車間距離Lの制動開始距
離Laに対する割り込みの度合、即ちL/Laに基づいて
目標車間距離Lfを減縮し修正するようにしている。
【0081】従って、他の車両が急に割り込んできた場
合であっても、目標車間距離が一時的に減縮され目標減
速度αerが小さく変更されることで自車を緩やかに減速
させることが可能となり、乗員が減速ショックを感じる
ことのない追尾走行制御の実現が可能とされる。
【0082】また、当該走行制御装置では、目標車間距
離Lfを車間距離Lに応じて減縮するようにし、常に目
標車間距離を存在させ、該目標車間距離を目標に制御を
行うようにしている。
【0083】従って、割り込んだ他の車両に自車が不用
意に接近し過ぎてしまうようなことが好適に防止可能と
なり、走行安全性が良好に確保されることにもなる。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
車両の走行制御装置によれば、自車と先行車との車間距
離が目標車間距離となるよう自車の車速を制御し走行制
御を行う車両の走行制御装置において、自車の目標減速
度を自車速、先行車速、車間距離及び目標車間距離に基
づいて演算し、制動装置を上記演算された目標減速度に
基づいて作動制御することになるが、追尾走行制御中に
自車と先行車との間に他の車両が割り込んできたような
場合のように車間距離が目標車間距離よりも急減し短く
なったときには、目標車間距離を当該短くなった車間距
離に応じて減縮し、該凝縮した目標車間距離に基づいて
目標減速度を小さくするようにしている。
【0085】従って、他の車両が割り込んできた場合で
あっても、自車を緩やかに減速させて乗員が減速ショッ
クを感じることがないようにでき、滑らかな追尾走行制
御を実現することができる。
【0086】さらに、当該走行制御装置では、このよう
に常に目標車間距離を存在させておくことで、割り込ん
だ他の車両に自車が不用意に接近し過ぎてしまうような
ことを好適に防止でき、走行安全性を十分確保すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両に搭載された本発明に係る走行制御装置の
概略構成図である。
【図2】本発明に係る追尾走行制御ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図3】図2中の目標減速度αeの演算処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【図4】先行車速Vfと先行車に基づく目標車間距離Lf
との関係を示すマップである。
【図5】自車速Veと制動開始距離Laとの関係を示すマ
ップである。
【図6】自車速Veと目標車間距離Leとの関係を示すマ
ップである。
【図7】先行車加速度αfと重みW1との関係を示すマッ
プである。
【図8】追尾状態カウンタCNTと重みW2との関係を示す
マップである。
【図9】目標減速度出力αe−outと目標減速度入力αe
−in間のヒステリシスの関係を示すグラフである。
【図10】自車と先行車との間に他の車両が割り込んで
きた場合の目標車間距離(Lf・L/La)を説明する図
である。
【図11】自車と先行車との間に他の車両が割り込んで
きた場合に目標車間距離(Lf・L/La)に基づいて制
御を行ったときの自車速Ve(a)及び車間距離L
(b)の時間変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 車両(自車) 2 スキャン式レーザレーダ 24 サービスブレーキ(制動装置) 28 ブレーキペダル 30 ブレーキアクチュエータ 32 車輪速センサ 38 追尾走行切換操作スイッチ 50 電子制御ユニット(ECU)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車と先行車との車間距離が目標車間距
    離となるよう自車の車速を制御し走行制御を行う車両の
    走行制御装置において、 自車に制動力を自動的に付加する制動装置と、 前記車間距離を検出する車間距離検出手段と、 自車速を検出する自車速検出手段と、 先行車速を検出する先行車速検出手段と、 前記自車速及び前記先行車速のいずれか一方に基づき前
    記目標車間距離を演算する目標車間距離演算手段と、 前記自車速、前記先行車速、前記車間距離及び前記目標
    車間距離に基づき、自車の目標減速度を演算する目標減
    速度演算手段と、 前記車間距離が前記目標車間距離よりも急減したとき、
    該急減した車間距離に応じて前記目標車間距離を減縮す
    る目標車間距離減縮手段と、 前記目標減速度に基づき前記制動装置を作動制御する制
    動制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両の走行制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018721A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Denso Corp 衝突緩和装置
JP2009149167A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の走行制御装置。
JP2011194900A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Daihatsu Motor Co Ltd 追従走行制御装置
JP2018039318A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 日産自動車株式会社 車間距離制御方法と車間距離制御装置
JP2021084617A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ダイハツ工業株式会社 追従走行制御装置

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