JPH11334234A - 印刷方法 - Google Patents
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- JPH11334234A JPH11334234A JP14529498A JP14529498A JPH11334234A JP H11334234 A JPH11334234 A JP H11334234A JP 14529498 A JP14529498 A JP 14529498A JP 14529498 A JP14529498 A JP 14529498A JP H11334234 A JPH11334234 A JP H11334234A
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Abstract
線硬化型コーティングワニスを使用し、最終印刷物に高
光沢、高接着性および高耐摩擦性を付与することのでき
る印刷方法を提供すること。 【解決手段】 オフセット印刷において、オフセットイ
ンキが未乾燥状態にある紙上にコーティングワニスを塗
布し、紫外線の照射によって硬化させて最終印刷物を得
る印刷方法であって、前記コーティングワニスが重量平
均分子量5,000〜250,000のロジン変性フェ
ノール樹脂0.5〜30重量%と、液状エポキシ樹脂3
0〜95重量%と、光カチオン重合開始剤0.5〜30
重量%とを必須成分として含有することを特徴とする印
刷方法。
Description
を有する印刷物を得る印刷方法に関する。より詳しく
は、オフセット印刷後に紙上にコーティングワニスを塗
布し、紫外線の照射によって硬化させ、最終印刷物に高
光沢と高耐摩擦性を付与する経済性に優れた印刷方法に
関する。
どの機能を付加するためや、光沢を上げて見栄えをよく
し高級なイメージを与えるために、印刷物の表面を後加
工することが行われている。
用される紙器や絵葉書、書籍のカバーなどに使用される
印刷物ではほとんどがこの後加工を施している。
ンキが未乾燥な状態でコーティングワニスを塗布するイ
ンライン方式と、一旦、印刷物として作製し、別途、コ
ーティング装置などによってコーティングワニスを塗布
するオフライン方式とがある。
ット印刷機の印刷ユニットを利用し、油性コーティング
ワニスを塗布する方法があるが、この方法では光沢、耐
摩擦性の付与が十分でなく、また油性コーティングワニ
ス自体の乾燥性が不十分なことから印刷後に裏付き防止
スプレーパウダーが必要で、光沢低下と共に作業環境の
悪化となる。また、印刷機の後にロールコーターなどの
コーティング装置を設置して、インラインで水性コーテ
ィングワニスを塗布する方法がある。しかし、この水性
コーティングワニスを使用すると耐摩擦性は付与される
ものの十分な光沢が付与できず、改めて熱プレス加工を
施す必要がある。
外線硬化型コーティングワニスがオフラインで用いられ
ている。紫外線硬化型コーティングワニス加工の被膜面
は高光沢となるが、印刷インキ面と十分な接着性が得ら
れない場合が多く、また、別途、後加工を施すために生
産性が劣る。
ライン方式の紫外線硬化型コーティングワニスが検討さ
れてきたが、インライン方式で、紫外線硬化型ワニス
を、アンカー剤を用いずに直接オフセットインキ上に塗
布して硬化させると、硬化直後は光沢があるにもかかわ
らず、オフセットインキの乾燥に伴って光沢が大きく低
下し、乾燥面では利点があるものの印刷品質面で劣るも
のであった。
剤を使用するタイプとカチオン重合開始剤を使用するタ
イプが種々提案されているが、いずれの紫外線硬化型組
成物もインライン方式で未乾燥状態にあるオフセットイ
ンキ上に塗布すると光沢低下現象が発生する。
ステルフィルム被覆絞り缶の被覆剤として有用な、プラ
スチックフィルム及び金属に対する密着性の良好な樹脂
組成物が開示されている。この組成物は、液状エポキシ
化合物と光カチオン重合開始剤と石油樹脂、テルペン系
樹脂、ロジン系樹脂とを含有する紫外線硬化型樹脂組成
物である。しかし、この組成物は光沢付与の機能が不十
分なものであった。この公報には、紫外線硬化型樹脂組
成物を未乾燥状態にあるオフセットインキ上に塗布する
ことの示唆も、このことによりインキ及び紙への接着性
が良好となりかつ印刷物に光沢と耐摩擦性が付与される
と予測されるとの記載もない。
ー剤を塗布し、さらに紫外線硬化型ワニスを塗布する印
刷では、光沢の低下も無く、接着性及び耐摩擦性も良好
な印刷物を与える。しかし、この方法では印刷機の後に
2つのコーティング装置を設置する必要があり、経済的
でない。
解決しようとするものであり、印刷から後加工までを一
貫して行うことのできる生産性に優れたオフセット印刷
インライン方式において紫外線硬化型コーティングワニ
スを使用し、最終印刷物に高光沢、高接着性および高耐
摩擦性を付与することのできる印刷方法を提供すること
にある。
を解決すべく研究を重ねた結果、特定のロジン変性フェ
ノール樹脂と、液状エポキシ樹脂と光カチオン重合開始
剤とを特定の割合で併用した紫外線硬化型コーティング
ワニスをオフセット枚葉印刷インライン方式に適用する
ことによって、これらの課題を解決できることを見出
し、本発明を完成するに至ったものである。
いて、オフセットインキが未乾燥状態にある紙上にコー
ティングワニスを塗布し、紫外線の照射によって硬化さ
せて最終印刷物を得る印刷方法であって、前記コーティ
ングワニスが重量平均分子量5,000〜250,00
0のロジン変性フェノール樹脂0.5〜30重量%と、
液状エポキシ樹脂30〜95重量%と、光カチオン重合
開始剤0.5〜30重量%とを必須成分として含有する
ことを特徴とする印刷方法に関する。また、前記コーテ
ィングワニスに使用されるロジン変性フェノール樹脂の
重量平均分子量が10,000〜200,000であ
り、酸価が10〜50mgKOH/gである印刷方法に
関する。
る。
の後にコーティング装置と紫外線照射装置を組み込み、
印刷に引き続いて紙上のインキが未乾燥な状態でコーテ
ィングワニスを塗布し、ついで紫外線を照射して最終印
刷物を得ることにより実施することができる。本発明の
方法に従えば、アンカー剤を用いずにコーティングワニ
スを紙上に直接塗布することができる。
ンキの反発を利用して、親油性の画像部と親水性の非画
像部からなる版を用いて画像を形成する平版オフセット
印刷のできる印刷ユニット、あるいはシリコーン層を非
画像部とした版を用いる湿し水を用いない水無し平版オ
フセット印刷のできる印刷ユニットを有するものが使用
できる。
ビアコーター、オフセットグラビアコーター、リバース
ロールコーター、トランスファーロールコーターなどが
使用できる。また、上記印刷機の最終印刷ユニットをコ
ーティング装置として利用することもできる。塗布量は
1〜10g/m2の範囲である。好ましくは3〜8g/
m2である。
40W/cm出力の高圧水銀ランプ、メタルハライドラ
ンプなどを光源として使用し、通常2〜8灯が並列に設
置される。紙の走行速度は60〜160m/分である。
ワニスについて詳しく説明する。コーティングワニスに
用いられるロジン変性フェノール樹脂としては、重量平
均分子量が5,000〜250,000の範囲であり、
好ましくは10,000〜200,000、より好まし
くは30,000〜180,000である。
では、インライン方式で使用した場合に光沢低下現象が
発生する。一方、250,000より高分子量となると
コーティングワニスの粘度が高くなり、レベリングが悪
くなって印刷物の光沢が低下する。
5重量%未満では、光沢低下現象の抑制効果が少なく、
30重量%をこえるとコーティングワニスが固くなって
レベリング不良となる。また、ロジン変性フェノール樹
脂の酸価は10〜50mgKOH/gの範囲であり、好
ましくは15〜30mgKOH/gである。酸価が10
より低い樹脂は製造が困難であり、50を超えるとワニ
スが増粘し、光沢が損なわれる場合がある。
樹脂は例えば次のような方法によって合成することがで
きる。ロジンとペンタエリスリトール、グリセリン等の
多価アルコールとを必要に応じた触媒の存在下、250
〜280℃にて、酸価が20mgKOH/g以下となる
まで反応させロジンエステルを作製する。別途、p−ア
ルキルフェノールとホルムアルデヒドを酸性触媒下で縮
合したノボラック型フェノール樹脂あるいは、塩基性触
媒で縮合したレゾール型フェノール樹脂を作製する。こ
のロジンエステルを200〜250℃の温度で溶融さ
せ、ノボラック型フェノール樹脂あるいは、レゾール型
フェノール樹脂を徐々に滴下し、ロジン変性フェノール
樹脂を調製する。あるいはロジン、p−アルキルフェノ
ール、ホルムアルデヒド、触媒、多価アルコールを一括
投入し、縮合、エステル化反応を行い、ロジン変性フェ
ノール樹脂を調製してもよい。また、本発明で使用され
るロジン変性フェノール樹脂の軟化点は135〜190
℃であり、好ましくは140〜180℃の範囲で、一般
に油性オフセットインキに使用される市販のロジン変性
フェノール樹脂を利用することができる。
上記ロジン変性フェノール樹脂やその他の樹脂成分を溶
解して低粘度化させるものであれば公知の単官能、或い
は多官能の脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、
芳香族エポキシ樹脂が使用できるが、光カチオン重合性
の面より脂環式エポキシ樹脂が好適に用いられる。
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート(市販品例;UV
R−6110 ユニオンカーバイド社製、セロキサイド
2021ダイセル化学工業社製)、ビス(3,4−エポ
キシシクロヘキシルアジペート)(市販品例;UVR−
6128 ユニオンカーバイド社製)、ε−カプロラク
トン変性3官能脂環式エポキシ樹脂(市販品例;GTー
302 ダイセル化学工業社製)、シクロヘキサンジメ
タノールジグリシジルエーテル等があげられる。脂肪族
エポキシ樹脂としては、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル,tert−アミルグリシジルエーテル,ドデ
シルグリシジルエーテル,オクタデシルグリシジルエー
テル,エチレングリコールブチルグリシジルエーテル、
トリエチレングリコールメチルグリシジルエーテル、ジ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ブタンジオ
ールジグリシジルエーテル、ヘキサンジオールジグリシ
ジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、テトラエチレングリコールジグリシジルエーテルな
どがあげられ、芳香族エポキシ樹脂としては一般的なビ
スフェノールA型樹脂(市販品例;EP−828 油化
シェルエポキシ株式会社製,YD−8125東都化成株
式会社製)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(YDF
−8170東都化成株式会社製)、臭素化エポキシ樹脂
(市販品例;YDB−400 東都化成株式会社製、F
R−1500 共栄社化学社製)、プロピレンオキシド
変性ビスフェノールA型ジエポキシ樹脂(市販品例;B
PO−20E 新日本理化株式会社製)等があげられ
る。そのほか、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
水添ビスフェノールF型エポキシ樹脂などがあげられ
る。
合性化合物としての機能とともに、コーティングワニス
中のその他の樹脂成分の希釈溶剤としての機能も有して
おり、その配合量は30〜95重量%の範囲で使用され
る。好ましくは50〜85重量%である。
ニルエーテル化合物で代表される光カチオン重合性の化
合物が使用できる。例えば代表的な単官能のビニルエー
テルとして、2−エチルヘキシルビニルエーテル,te
rt−アミルビニルテーテル,ドデシルビニルエーテ
ル,オクタデシルビニルエーテル,エチレングリコール
ブチルビニルエーテル,トリエチレングリコールメチル
ビニルエーテル等があげられ、多官能ビニルエーテルと
してはジエチレングリコールジビニルエーテル、ブタン
ジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニル
エーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテ
ル、エチレングリコールジビニルエーテル、テトラエチ
レングリコールジビニルエーテルがあげられる。
米国特許第4、231、951号明細書に記載のような
トリアリールスルホニウム錯塩、米国特許第4、25
6、828号明細書に記載のようなハロゲン含有錯イオ
ンの芳香族スルホニウム塩または芳香族ヨードニウム
塩;米国特許4、058、401号及び第4、138、
255号明細書に記載のような第VIa族元素の芳香族オ
ニウム塩;米国特許第4、069、055号明細書に記
載のような第Va族元素の芳香族オニウム塩を包含する
ものが使用できる。光重合開始剤は、コーティングワニ
ス中に0.5〜30重量%含有される。より好ましくは
1〜20重量%である。0.5重量%より少ないとコー
ティングワニスの硬化が達成されず、また30重量%を
超えて使用すると硬化皮膜の耐摩擦性が不十分となる。
ン重合性能を損なわない範囲で任意成分として以下のも
のが使用できる。
脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、スチレン−ア
クリル樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂などが使用でき
る。顔料としては印刷インキや塗料等で公知のクレー、
シリカ、水酸化アルミニウム等の体質顔料、アゾ系化合
物、キナクリドン化合物、フタロシアニンブルー、ミロ
ーリブルー、カルバゾールジオキサジンバイオレッド等
の有機顔料、酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラックな
どの無機顔料が使用でき、特に、無極性あるいは中性の
顔料が好適に使用される。
ィンやシリコーン、ポリエチレン或いはポリテトラフル
オロエチレン系ワックス等が使用できる。
れている方法により製造することができる。
上記のポリマー溶解ワニスに光重合開始剤、各種添加剤
等を配合し、攪拌混合することによって調製を行なう。
また、着色されたコーティングワニスとする際には、ロ
ジン変性フェノール樹脂を液状エポキシ樹脂に加熱溶解
したポリマー溶解ワニスを作製し、これに染料、顔料、
分散剤などを配合し、3本ロール、ビーズミルなどの各
種分散機により練肉分散し、ついで光重合開始剤、各種
添加剤等を添加し、作製する。コーティングワニスは
0.5〜22Pa・sの粘度に調整される。好ましくは
0.5〜3.0Pa・sの範囲である。
断した容器に保存することが望ましい。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、例中、特に断らない限り、部は全て重量部を表すも
のとする。
と冷却器を有した反応容器に重量平均分子量約150,
000のロジン変性フェノール樹脂(酸価19mgKO
H/g)20部と液状エポキシ樹脂3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボキシレート(2官能脂環式エポキシ樹脂)60部
を入れ、200℃で60分加熱撹拌し、ポリマー溶解ワ
ニスAを得た。
と冷却器を有した反応容器に重量平均分子量約70,0
00のロジン変性フェノール樹脂(酸価23mgKOH
/g)20部と液状エポキシ樹脂3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート(2官能脂環式エポキシ樹脂)60部を
入れ、200℃で30分加熱撹拌し、ポリマー溶解ワニ
スBを得た。
と冷却器を有した反応容器に重量平均分子量約100,
000のロジン変性フェノール樹脂(酸価28mgKO
H/g)20部と液状エポキシ樹脂3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボキシレート(2官能脂環式エポキシ樹脂)60部
を入れ、200℃で30分加熱撹拌し、ポリマー溶解ワ
ニスCを得た。
と冷却器を有した反応容器に重量平均分子量約30,0
00のロジン変性フェノール樹脂(酸価20mgKOH
/g)20部と液状エポキシ樹脂3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート(2官能脂環式エポキシ樹脂)60部を
入れ、200℃で60分加熱撹拌し、ポリマー溶解ワニ
スDを得た。
と冷却器を有した反応容器に重量平均分子量約30,0
00のロジン変性フェノール樹脂(酸価20mgKOH
/g)40部と液状エポキシ樹脂3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート(2官能脂環式エポキシ樹脂)60部を
入れ、200℃で60分加熱撹拌し、ポリマー溶解ワニ
スEを得た。
と冷却器を有した反応容器に石油樹脂(重量平均分子量
約1,100,軟化点140℃)20部と液状エポキシ
樹脂3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂環
式エポキシ樹脂)70部を入れ、200℃で60分加熱
撹拌し、ポリマー溶解ワニスFを得た。
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂環式エ
ポキシ樹脂)を79部、リモネンジオキシド10部(液
状エポキシ樹脂)、トリアリールスルホニウム塩(光カ
チオン触媒)を5部、ワックス1部とレベリング剤1部
とをディスパー混合して、0.8Pa・s(B型粘度
計、25℃)の紫外線硬化型コーティングワニス1を得
た。
と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂環式
エポキシ樹脂)を45部、リモネンジオキシド8部(液
状エポキシ樹脂)、トリアリールスルホニウム塩(光カ
チオン触媒)を5部、ワックス1部とレベリング剤1部
をディスパー混合して1.2Pa・s(B型粘度計、2
5℃)の紫外線硬化型コーティングワニス2を得た。
と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート(脂環式エポキ
シ樹脂)を45部、リモネンジオキシド8部(液状エポ
キシ樹脂)、トリアリールスルホニウム塩(光カチオン
触媒)を5部、ワックス1部とレベリング剤1部をディ
スパー混合して、2.9Pa・s(B型粘度計、25
℃)の紫外線硬化型コーティングワニス3を得た。
と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート(脂環式エポキ
シ樹脂)を45部、リモネンジオキシド8部(液状エポ
キシ樹脂)、トリアリールスルホニウム塩(光カチオン
触媒)を5部、ワックス1部とレベリング剤1部とをデ
ィスパー混合して、1.0Pa・s(B型粘度計、25
℃)の紫外線硬化型コーティングワニス4を得た。
と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂環式
エポキシ樹脂)を33部、リモネンジオキシドを20部
(液状エポキシ樹脂)、トリアリールスルホニウム塩
(光カチオン触媒)を5部、ワックス1部とレベリング
剤1部とをディスパー混合して、1.4Pa・s(B型
粘度計、25℃)の紫外線硬化型コーティングワニス5
を得た。
と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂環式
エポキシ樹脂)を43部、3−ビニルシクロヘキセンモ
ノオキシドを10部(ビニル基含有脂環式エポキシ樹
脂)、トリアリールスルホニウム塩(光カチオン触媒)
を5部、ワックス1部とレベリング剤1部とをディスパ
ー混合して、1.1Pa・s(B型粘度計、25℃)の
紫外線硬化型コーティングワニス6を得た。
と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂環式
エポキシ樹脂)を43部、ε−カプロラクトン変性トリ
オール(重量平均分子量約300)を10部、トリアリ
ールスルホニウム塩(光カチオン触媒)を5部、ワック
ス1部とレベリング剤1部とをディスパー混合して、
1.5Pa・s(B型粘度計、25℃)の紫外線硬化型
コーティングワニス7を得た。
と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂環式
エポキシ樹脂)を43部、トリエチレングリコールジビ
ニルエーテルを10部、トリアリールスルホニウム塩
(光カチオン触媒)を5部、ワックス1部とレベリング
剤1部とをディスパー混合して、1.2Pa・s(B型
粘度計、25℃)の紫外線硬化型コーティングワニス8
を得た。
5部と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4
−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(2官能脂
環式エポキシ樹脂)を20.5部、リモネンジオキシド
10部(液状エポキシ樹脂)、トリアリールスルホニウ
ム塩(光カチオン触媒)を5部、ワックス1部とレベリ
ング剤1部とをディスパー混合して、1.5Pa・s
(B型粘度計、25℃)の紫外線硬化型コーティングワ
ニス9を得た。
シルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキ
シレート(2官能脂環式エポキシ樹脂)を93部、トリ
アリールスルホニウム塩(光カチオン触媒)を5部、ワ
ックス1部とレベリング剤1部とをディスパー混合し
て、0.6Pa・s(B型粘度計、25℃)の紫外線硬
化型コーティングワニス10を得た。
とリモネンジオキシド13部(液状エポキシ樹脂)、ト
リアリールスルホニウム塩(光カチオン触媒)を5部、
ワックス1部とレベリング剤1部とをディスパー混合し
て、1.4Pa・s(B型粘度計、25℃)の紫外線硬
化型コーティングワニス11を得た。
型コーティングワニス>エチレンオキシド2モル変性ビ
スフェノールA型ジアクレレートを45部、市販のアク
リル樹脂オリゴマーを13部、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(ペンタ)アクリレートを20部、エチレングリ
コールジアクリレート15部、1−ヒドロキシヘキシル
ベンゾフェノン(ラジカル開始剤)を5部、ワックス1
部とレベリング剤1部とをディスパー攪拌して、1.1
Pa・s(B型粘度計、25℃)の紫外線硬化型コーテ
ィングワニス12を得た。
部とリモネンジオキシド3部(液状エポキシ樹脂)、ト
リアリールスルホニウム塩(光カチオン触媒)を5部、
ワックス1部とレベリング剤1部とをディスパー混合し
て、2.0Pa・s(B型粘度計、25℃)の紫外線硬
化型コーティングワニス13を得た。
れるコーティングワニス(オフセットグロスOPニス;
サカタインクス社製)を紫外線硬化型コーティングワニ
スに代えて使用し、評価した。
ール(明製作所製)により、オフセット枚葉印刷用イン
キ墨(サカタインクス社製)をインキ盛0.175ml
/204cm2でジェットスター紙(大昭和製紙社製)
に2回展色後、インキが未乾燥な状態で、40℃に加温
した実施例および比較例で作製したコーティングワニス
を165線ハンドプルファーにて展色した。引き続き、
160W/cmメタルハライドランプ(ヘレウス社製U
V装置を使用:焦点距離13cm、集光型、1灯)を用
い、40m/minの速度で照射し、試験片とした。
尚、試験片表面が指蝕にてタックフリーになっているこ
とを確認した。
い、インキと被覆剤の界面からの剥離状態を見て評価。 優:被覆剤表面の剥離が無いか、紙(基材)から剥離す
る。 良:被覆剤被膜の一部がインキとの界面より剥離する。 劣:インキと被覆剤の界面で被覆剤が抵抗なく剥離す
る。
(大栄科学精機製作所製)を使用し、2枚の試験片の印
刷面同士を1kgの荷重で1,000回往復し、目視評
価。 優:それぞれの試験片表面に傷が付かない。 良:それぞれの試験片表面に数本の傷が入る。 劣:それぞれの試験片表面に無数の傷が入るか、被覆剤
被膜が剥がれる。
メーター(60°)にて測定した際の光沢値。通常75
以上の値であれば光沢のあるものと認識される。
うに、本発明の特定のロジン変性フェノール樹脂と、液
状エポキシ樹脂と光カチオン重合開始剤とを特定の割合
で併用した紫外線硬化型コーティングワニスをオフセッ
ト印刷インライン方式に適用することによって、最終印
刷物により高い光沢を与え、さらに接着性、耐摩擦性に
優れた特性を付与することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 オフセット印刷において、オフセットイ
ンキが未乾燥状態にある紙上にコーティングワニスを塗
布し、紫外線の照射によって硬化させて最終印刷物を得
る印刷方法であって、前記コーティングワニスが重量平
均分子量5,000〜250,000のロジン変性フェ
ノール樹脂0.5〜30重量%と、液状エポキシ樹脂3
0〜95重量%と、光カチオン重合開始剤0.5〜30
重量%とを必須成分として含有することを特徴とする印
刷方法。 - 【請求項2】 前記コーティングワニスに使用されるロ
ジン変性フェノール樹脂の重量平均分子量が10,00
0〜200,000であり、酸価が10〜50mgKO
H/gであることを特徴とする請求項1記載の印刷方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14529498A JP4171103B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 印刷方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP2003145969A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-21 | Toppan Printing Co Ltd | スクラッチ隠蔽層付印刷物 |
US7909925B2 (en) * | 2006-10-12 | 2011-03-22 | Mimaki Engineering Co., Ltd. | Penetration inhibitor, method for preventing penetration of solvent ink, solvent ink for injket printer and method for producing the solvent ink |
JP2017109420A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | Dicグラフィックス株式会社 | 水性インキ組成物および紫外線硬化型ワニス組成物を用いた平版印刷方法及び印刷物 |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP14529498A patent/JP4171103B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003145969A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-21 | Toppan Printing Co Ltd | スクラッチ隠蔽層付印刷物 |
US7909925B2 (en) * | 2006-10-12 | 2011-03-22 | Mimaki Engineering Co., Ltd. | Penetration inhibitor, method for preventing penetration of solvent ink, solvent ink for injket printer and method for producing the solvent ink |
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