JPH11325361A - コネクタにおけるパイプ組付け状態の確認構造 - Google Patents

コネクタにおけるパイプ組付け状態の確認構造

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JPH11325361A
JPH11325361A JP10136862A JP13686298A JPH11325361A JP H11325361 A JPH11325361 A JP H11325361A JP 10136862 A JP10136862 A JP 10136862A JP 13686298 A JP13686298 A JP 13686298A JP H11325361 A JPH11325361 A JP H11325361A
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pipe
connector
checker
clip
operation lever
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JP10136862A
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Kenji Tozaki
健慈 戸崎
Masatoshi Harada
正利 原田
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/088Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of a split elastic ring
    • F16L37/0885Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of a split elastic ring with access to the split elastic ring from a radial or tangential opening in the coupling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コネクタにおけるパイプ組付け状態の確認構
造を提供する。 【解決手段】 コネクタ1のパイプ挿入部に突出させた
クリップ30の係止爪32に、挿入したパイプPの抜止
め部を係止させてコネクタにパイプを組付ける際にチェ
ッカー40を介在させてパイプとコネクタの組付け状態
を確認すめための構造で、外周に挿入部34が形成され
たクリップ30と挿入部と整合位置される挿入用窓部1
7が形成されたクリップ嵌着部とこの挿入部及び挿入用
窓部に挿入位置される突出部46を備えたチェッカー4
0とを主体とし、チェッカーはコネクタのボディ径方向
上に延在されかつ一方側に突出部を備えたチェッカー本
体部42と、チェッカー本体部の側方に作動アーム部4
3を介して回動可能に設けられた操作レバー部44と、
チェッカー本体部の他方側に形成されかつ操作レバー部
の回動を規制する当接部47からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコネクタにおける
パイプ組付け状態の確認構造に関し、詳しくは、コネク
タに組付けたパイプ(通常、管体ともいわれる。)の組
付けが正しくされているか否かを確認することのできる
確認構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車におけるフューエル配管と
フューエルホースなど、パイプとホースを接続する場合
にはコネクタが用いられ、この種のコネクタは、たとえ
ば特開平8−233181号公報に開示されている。
【0003】図17及び図18に示すように、このコネ
クタ100はホース接続部101及びパイプ挿入部10
2を有するボディ110と、パイプ挿入部102に挿入
したパイプPをボディ110に止着するクリップ120
とよりなる。
【0004】前記ボディ110は中空円筒状に形成さ
れ、パイプ挿入部102の口部(入口)から奥側へ外径
が小さくなる段差状に形成されている。ボディ110の
小径端部側はホース接続部101とされている。パイプ
挿入部102の外周面はクリップ嵌着部103とされて
いる。クリップ嵌着部103には止め孔104が形成さ
れている。前記クリップ120は図19に示すように、
両端が分離されクリップ嵌着部103に嵌着する円環状
に形成されかつ図17、図18に示すように、クリップ
嵌着部103の止め孔104に挿入される係止爪121
を有している。なお、122はクリップ120のつまみ
である。
【0005】パイプPは図17に示すように、パイプ挿
入部102にその開口側から挿入され、パイプPの抜止
め130がクリップ120の係止爪121を越え、係止
爪121の内面側に係合して挿着される(図18の仮想
線部分参照)。
【0006】なお、挿着したパイプPを外す場合は、ク
リップ120に設けられたつまみ122の操作により係
止爪121を止め孔104内、あるいはクリップ嵌着部
103の周面に退避させた後、容易に外し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のコネクタ100はパイプ挿入部102にパイプ
Pを挿入し、係止爪121でパイプPの抜止め130を
係止し、コネクタ100にパイプPを組付けた際、パイ
プPが確実に取付けられていることを確認することがで
きなかったので、組付け作業現場において不都合があっ
た。
【0008】そこで、本発明の課題は、パイプがコネク
タに確実に組付けられたか否かの、パイプの組付け状態
を確認し得るようにしたコネクタにおけるパイプ組付け
状態の確認構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、止め孔が設けられたコネクタの
クリップ嵌着部に係止爪を有する環状のクリップを嵌着
させ、該止め孔よりコネクタのパイプ挿入部に突出させ
た前記係止爪に、該パイプ挿入部に挿入したパイプの抜
止め部を係止させてコネクタにパイプを組付ける際にチ
ェッカーを介在させてパイプとコネクタの組付け状態を
確認するための構造であって、外周に挿入部が形成され
たクリップと、該挿入部と整合位置される挿入用窓部が
形成されたクリップ嵌着部と、この挿入部及び挿入用窓
部に挿入位置される突出部を備えたチェッカーとを主体
とし、前記チェッカーは、前記コネクタのボディ径方向
上に延在されかつ一方側に前記突出部を備えたチェッカ
ー本体部と、該チェッカー本体部の側方に作動アーム部
を介して回動可能に設けられた操作レバー部と、該チェ
ッカー本体部の他方側に形成されかつ前記操作レバー部
の回動を規制する当接部とから構成され、このチェッカ
ー本体部は、操作レバー部に対してコネクタパイプ挿入
部に挿入したパイプの抜止め部により前記突出部ととも
にコネクタのボディ径方向外方に移動され、当接部によ
る前記操作レバー部の回動規制を解離して該操作レバー
部の回動を許容するように構成されていることを要旨と
する。
【0010】請求項1の発明において、パイプ挿入部に
パイプが挿入されると、該パイプの抜止め部がチェッカ
ー本体部の突出部を押し上げられることにより、該チェ
ッカー本体部が操作レバー部に対しコネクタのボディ径
方向外方に移動され、チェッカー本体部の当接部による
操作レバー部の回動規制を解離して該操作レバー部の回
動を許容する。この操作レバー部の回動が許容されたこ
とによって、コネクタのパイプ挿入部に対してパイプが
確実に挿入され、クリップの係止爪と挿入されたパイプ
の抜止め部との係止、すなわち、コネクタにパイプが完
全に結合した状態を確認し得るものである。
【0011】また、前記課題を解決するための請求項2
の発明は、請求項1の発明において、コネクタのボディ
にはチェッカーを保持するための保持手段が形成される
とともに、チェッカー本体部には操作レバー部の回動操
作により該保持手段に対し係脱される脚部が形成されて
いることを要旨とする。
【0012】請求項2の発明において、コネクタにチェ
ッカー本体部の突出部を挿入したチェッカーはその脚部
が該コネクタの保持手段に係合されることによって該コ
ネクタに対し安定に保持される。パイプ挿入部にパイプ
が挿入されると、請求項1の場合と同様に、操作レバー
部の回動が許容されたことによって、コネクタのパイプ
挿入部に対してパイプが確実に挿入され、クリップの係
止爪と挿入されたパイプの抜止め部との係止、すなわ
ち、コネクタにパイプが完全に結合した状態を確認し得
るものである。そして、上記状態は、チェッカーがコネ
クタのボディに保持されたまま行うことができ、その動
作の安定を図るとともに、脚部による操作レバー部の回
動操作により脚部と該保持手段との係合状態を解離して
チェッカーをコネクタのボディから外すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図1〜図12に従って説明する。図2、図3に示すよう
に、本実施形態のコネクタ1は筒状のボディ10と、ボ
ディ10にパイプPを係止するクリップ30とよりな
る。
【0014】図3に示すように、前記パイプPは挿着側
の外面にフランジ状の抜止め部130が設けられてい
て、従来と同様の構造のパイプが用いられる。抜止め部
130は前面(先端側)130Aが前方へ尖ったテーパ
面にされ、後面130Bは係止面となる立面状に形成さ
れている。抜止め130は挿着側の先端より一定長さの
位置に形成されている。
【0015】前記ボディ10は図2、図3などに示すよ
うに、一端側にはホースHを接続するホース接続部11
を有し、他端側にはパイプPを挿着するパイプ挿入部1
2を有している。なお、パイプ挿入部12は入口側の所
定部分がパイプPの抜止め130を挿入可能な大径とさ
れ、内部側パイプPの先端が挿入可能な小径とされてい
る。パイプ挿入部12の奥部はホース接続部11の小径
の通孔部13と連通されている。パイプ挿入部12の大
径の奥部には挿入したパイプPを密着させるためのシー
ル材14が内嵌めされている。
【0016】パイプ挿入部12の入口側の外周部はクリ
ップ30を嵌着するクリップ嵌着部15とされ、図3に
示すように、ボディ10の中央部分の外周部に対し薄肉
に形成されている。クリップ嵌着部15における所定の
対向位置には、後述する係止爪32の入る止め孔16
A、16B及び後述するチェッカー40の突出部46を
挿入する挿入用窓部17が貫設されている。
【0017】図2に示すように、挿入用窓部17は一方
の止め孔16Aの奥側に対応する部位、すなわち、後述
するフランジ部18の切欠き部19近傍側に位置し、か
つ、パイプ挿入部12に係止したパイプPの抜止め部1
30に対応する部位に形成される。この実施の形態では
止め孔16Aの内辺に続けて形成されている。挿入用窓
部17は後述のチェッカー40の突出部46を挿入する
際、該突出部46が挿入し易くかつがたつかないような
幅に設定されている。なお、挿入用窓部17は一方の止
め孔16Aのみに設けられる。
【0018】図2、図3などに示すように、クリップ嵌
着部15の奥側には、径方向へ突出したフランジ部18
が外周面に沿う円弧状に形成されている。フランジ部1
8の所定部位は切欠き部19とされている。この切欠き
部19はクリップ30の後述するリブ片33の移動範囲
となる。フランジ部18の挿入用窓部17近傍の端部は
幅広の止め部18Aとされている。なお、止め部18A
は切欠き部19を移動する(後述の)リブ片33のスト
ッパとなる。フランジ部18のクリップ嵌着部15側
(パイプの挿入側)の側面はクリップ30の側面に接触
する平滑な立面とされている。
【0019】前記クリップ30は図2に示すように、両
端部を対向状とし、ボディ10のクリップ嵌着部15の
外周より少し小径または同径の輪状に形成され、拡径可
能な弾性を有する材質にて形成されている。本実施形態
のクリップ30は所定幅の帯体にて輪状に形成され、対
向する端部は側辺を切欠き形成して両端部が相互に挿入
可能に形成されている。
【0020】図1、図2などに示すように、クリップ3
0における前記クリップ嵌着部15のフランジ部18側
には、つまみ31が設けられ、つまみ31の近傍位置、
たとえば、つまみ31の側面の下部には、フランジ部1
8の切欠き部19内に挿入されかつクリップ30の回動
を規制するリブ片33が突出形成されている。
【0021】図2、図3などに示すように、クリップ3
0の内周面の所定位置には、クリップ嵌着部15の止め
孔16A、16Bに挿入されかつパイプ挿入部12に突
出する係止爪32が形成されている。
【0022】図7に示すように、クリップ30は止め孔
16A、16Bに両係止爪32が挿入された状態におい
てリブ片33が切欠き部19の一端位置に位置し、かつ
クリップ30を回動させて係止爪32がパイプ挿入部1
2より退避させかつ縮径する弾性力により元に戻る状態
においてリブ片33が切欠き部19の他端に位置するよ
うに形成されている。
【0023】なお、フランジ部18の切欠き部19にお
ける該フランジ部18の止め部18Aとクリップ30の
リブ片33との当接により、ボディ10のクリップ嵌着
部15に嵌められてクリップ30の回動が規制される。
通常、クリップ30は所定の小径に保持されていて、拡
径した場合は弾性により小径に戻る作用をなす。
【0024】クリップ30は少なくとも一方の先端部が
つまみ31とされていて、このつまみ31にてクリップ
嵌着部15において回動操作される。リブ片33はつま
み31と同レベル位置あるいはつまみ31の近傍に設け
るため、つまみ31の回動操作による移動量を大きくと
ることができる。
【0025】前記係止爪32は図2に示すように、前面
32AがパイプPの抜止め130の後面130Bを係止
可能な立面状とされ、係止爪32の後面32Bはパイプ
Pの抜止め130の挿入を許す後方が開いたテーパ面に
されている。係止爪32の突出長はパイプ挿入部12に
おいてパイプPの抜止め130を係止し得る長さとされ
る。
【0026】係止爪32のクリップ30内周方向の形状
は、図4(ロ)に示すように、縦向きの立側面32Cと
パイプPの外周面に対応する凹曲面の下端曲面32D
(なお、曲面に限定しない。)と内周面に向う斜状側面
32Eとよりなる形状に形成されている。
【0027】図1、図2などに示すように、クリップ3
0のつまみ31に近い係止爪32に対応するクリップ3
0の奥側の周辺部位には、切欠き形成した後述するチェ
ッカー40の突出部46が挿入される挿入部34が設け
られている。なお、他方の係止爪32側には挿入部34
は設けない。この挿入部34はクリップ30をクリップ
嵌着部15に嵌着した際は、クリップ嵌着部15の挿入
用窓部17と対応する位置になるように整合位置されて
いる。なお、前記した挿入部34は貫孔であってもよ
い。また、クリップ30は12ナイロンなどの合成樹脂
にて形成され、つまみ31による回動操作により拡径可
能な弾性を有している。
【0028】前記チェッカー40は図1に示すように、
垂直方向に延する中心軸部41を主体とするチェッカー
本体部42と、該中心軸部42に対し作動アーム部43
介して一体状に形成された対の操作レバー部44と、こ
の操作レバー部44と一体状に形成された対の脚部45
とから主要部が構成されている。
【0029】すなわち、チェッカー本体部42を構成す
る中心軸部41は平板状に形成されており、その一方端
部(下端側)にはほぼ偏平の太鼓状に膨出した突出部4
6が形成され、他方端部(上端側)は図1において左側
に変位するように若干屈曲形成されていてその端部には
両側を凸円弧状に膨出した当接部47が左右方向に突出
形成されている。
【0030】そして、前記中心軸部41の屈曲部位から
両側において可繞性の作動アーム部43,43を介して
偏平幅状の対の操作レバー部44,44が対向状に一体
的にかつ互いに向かい合う方向に回動可能に形成されて
おり、その一方端部(下端側)間には前記コネクタ1の
ボディ10の外周形状に沿う形状の対の脚部45,45
が掛渡し状に一体に形成されている。この対の脚部4
5,45は、図1及び図10に示すように、ボディ10
の外周部を覆いかつ該ボディ10の両側部に形成された
係止突起20,20に対し取外し可能に係合する係止爪
片45A,45Aが形成されている。
【0031】また、操作レバー部44,44の他方端部
(上端側)には、図1に示すように、指でつまみ易い形
状、例えば、円弧状に形成されたつまみ部48,48が
形出され、該つまみ部48,48の若干下部には前記中
心軸部41の当接部47の両側に対向する凹円弧状の規
制部49,49が突出形成されている。
【0032】そして、操作レバー部44,44は、規制
部49,49が中心軸部41の当接部47の両側に当接
された状態では、その向かい合う方向に回動が阻止(規
制)され、規制部49,49と当接部47との当接状態
が解離された状態では、その向かい合う方向に回動が許
容され、さらに、操作レバー部44,44が向かい合う
方向に回動されたときには、前記対の脚部45,45が
離間する方向に回動されるように拡開回動されるように
構成されている。
【0033】また、チェッカー40における前記中心軸
部41と脚部45とは、コネクタ1の軸方向に対して互
いに若干変位した状態に位置するように構成されるもの
である。
【0034】しかして、ボディ10のクリップ嵌着部1
5には、切欠き部19内にリブ片33を位置させ、かつ
止め孔16A、16Bに係止爪32を係合させた状態で
クリップ30が嵌着されてコネクタ1とされる(図1、
図3参照)。嵌着したクリップ30は、クリップ30の
挿入部34がクリップ嵌着部15の挿入用窓部17と対
応した状態にある。
【0035】次いで、チェッカー40が、コネクタ1に
組付けられる。チェッカー40の組付けは、図8
(イ)、図9(イ)に示すように、クリップ30の挿入
部34からクリップ嵌着部15の挿入用窓部17にチェ
ッカー本体部42の中心軸部41の突出部46を挿入す
るとともに、チェッカー40の両脚部45がボディ10
の外周部を挟むようにその両係止爪片45Aを各々係止
突起20に係合させる(図10実線参照)。
【0036】なお、この状態は図10に示すようにチェ
ッカー本体部42の中心軸部41の突出部46がクリッ
プ30の挿入部34からクリップ嵌着部15の挿入用窓
部17にかけて挿入されかつ両脚部45がボディ10の
外周部を挟むようにその両係止爪片45Aを各々係止突
起20に係合されているため、チェッカー40を引張っ
てもコネクタ1から外すことはできず、また両脚部45
及び該脚部45の湾曲した連結部位がフランジ部18に
当接可能であることによって該チェッカー40がボディ
10に対し直角状にがたつくことなく、安定に保持され
る。
【0037】また、チェッカー40をボディ10に組付
ける際、脚部43全体がボディ10の外周に沿うように
してその係止爪片45Aと係止突起20との係合が規制
されるため、チェッカー40の中心軸部41の突出部4
6がクリップ嵌着部15の挿入用窓部17に押し込みす
ぎることがなく、係止爪部32の突出長とほぼ同様の位
置に臨むものである。
【0038】そして、作業現場にはチェッカー30を組
付けた状態のコネクタ1が供給される。
【0039】作業現場において、コネクタ1にパイプP
が組付けられる。いま、チェッカー40はコネクタ1に
対し、前述した如く、チェッカー本体部42の中心軸部
41の突出部46がクリップ30の挿入部34からクリ
ップ嵌着部15の挿入用窓部17にかけて挿入され、チ
ェッカー40の両脚部45がボディ10の外周部を挟む
ようにその両係止爪片45Aを各々係止突起20に係合
状態とされている。
【0040】しかして、コネクタ1のパイプ挿入部12
には、パイプPが挿入される。図4に示すように、挿入
するパイプPは、その抜止め130部の前面130Aが
係止爪32の後面32Bと当接する。抜止め部130の
前面130Aは前方へ尖ったテーパ面とされ、係止爪3
2の後面32Bは後方が開いたテーパ面とされているこ
とより、パイプPの押し込みにより、クリップ30が係
止爪32を介して押し広げられ(図5参照)、パイプP
の抜止め部130が係止爪32を乗り越えると、図3、
図4に示すように、係止爪32はパイプ挿入部12内に
戻り、クリップ30はクリップ嵌着部15に嵌着した状
態に戻る。
【0041】この状態において、クリップ30の係止爪
32と挿入されたパイプPの抜止め部130との係止、
すなわち、コネクタ1にパイプPが完全に係止(結合)
した状態となる。
【0042】そして、上記したように、パイプPの抜止
め部130が係止爪32を乗り越えて、該抜止め部13
0を係止爪32にて確実に係止した状態となると、この
係止爪32を乗り越えた抜止め部130によってチェッ
カー本体部42の中心軸部41の突出部46が押し上げ
られることになり、これととともに、チェッカー本体部
42、すなわち、中心軸部41のみが操作レバー部44
に対しコネクタ1のボディ10径方向外方に移動され、
その当接部47の両端部と操作レバー部44の規制部4
9,49との当接係合状態(回動規制)が解離され、操
作レバー部44が互いに向かい合う方向への回動を許容
される。(図8(ロ),図9(ロ)参照)
【0043】すなわち、この操作レバー部44の回動が
許容されたことによって、コネクタ1のパイプ挿入部1
2に対してパイプPが確実に挿入されるとともに、クリ
ップ30の係止爪32と挿入されたパイプPの抜止め部
130との係止、すなわち、コネクタ1にパイプPが完
全に結合した状態を確認し得るものである。
【0044】そして、この状態では、チェッカー40の
両脚部45がボディ10の外周部を挟むようにその両係
止爪片45Aを各々係止突起20に係合状態とされてい
るため、該チェッカー40を外すことはできない。
【0045】ついで、両脚部45の係止爪片45Aが係
止突起20に係合した状態から、両操作レバー部44、
44のつまみ部48,48を指でつまみ、その向かい合
う方向に回動すると、これに伴って対の脚部45,45
が離間する方向に拡開回動され、係止突起20に対する
係止爪部45Aの係止状態が解離されてコネクタ1から
チェッカー40を外すことができる。(図10仮想線参
照)もちろん、この場合、パイプ挿着部12においてパ
イプPはその抜止め部130が係止爪32にて確実に係
止され、コネクタ1に対するパイプPの組付けが確実に
されている。
【0046】仮にパイプPがクリップ30の係止爪32
を乗り越えていない状態では、チェッカー40を引張っ
ても、規制部49,49と中心軸部41の当接部47と
が当接係合状態にあるため、操作レバー部44の回動が
阻止されているのでチェッカー40は外れない。したが
って、コネクタ1に組付けたチェッカー40がコネクタ
1から外し得るか否かでパイプPがコネクタ1のパイプ
挿入部12に組付けられているかを確認することができ
る。
【0047】パイプPの挿入部分とボディ10はパイプ
挿入部12のシール部材14によってシールされる。な
お、ボディ10のホース接続部11にはボディ10にク
リップ30を組付けた状態において所定のホースHが接
続される。
【0048】一方、コネクタ1に接続したパイプPを外
す場合は、クリップ30のつまみ31を押し操作して図
7の仮想線に示すように、リブ片33を切欠き部19の
他端位置まで回動させ、係止爪32をパイプ挿入部12
より退避させる。
【0049】すなわち、つまみ31の操作により、クリ
ップ30は図7に示すリブ片33が切欠き部19の一端
より他端位置まで回動され、その位置でつまみ31が保
持される。そして、係止爪32は図12に示すように、
パイプ挿入部12より退避した状態となり、パイプPは
パイプ挿入部12より容易に抜き去ることができる。
【0050】パイプPを抜き去った後はつまみ31を開
放すると、クリップ30は縮径し元の位置に戻り、リブ
片33は図7の切欠き部19の実線位置となり、係止爪
32は図4に示すように、止め孔16A、16Bに挿入
した状態となる。パイプ挿入部12の開放のために拡径
させたクリップ30は自動的に縮径して元の位置に戻
る。
【0051】前記した実施の形態におけるチェッカー4
0において、図13に示すように、操作レバー部44に
おけるつまみ部48には操作し易いようにセレーション
等の滑り止め手段50を形成してもよく、また、図14
に示すように、当接部47及びこれに対向する規制部4
9をテーパ形状に形成したもよい。
【0052】さらに、前記した実施の形態における挿入
用窓部17及びチェッカー40の突出部46の形状を変
更して、図15及び図16に示すように、挿入用窓部1
7を、該挿入用窓部17と止め孔16Aとの連通部位の
両側からに内方に突出した止め片17a,17aを形出
した平面ほぼT字状の形状とし、この挿入用窓部17に
挿入されるチェッカー40のチェッカー本体部42にお
ける中心軸部41を含む突出部46を、該挿入用窓部1
7に対応する形状、すなわち、中心軸部41から膨出さ
れる突出部46が段差部46aを有する横断面ほぼT字
状の形状とする構成としてもよい。
【0053】この場合、挿入用窓部17にチェッカー4
0の突出部46が挿入された状態において、チェッカー
40の突出部46はその段差部46aが挿入用窓部17
の両止め片17a,17aによって止め孔16A側にず
れてボディ10の軸線前後方向に傾倒することを未然に
防止して、パイプPの抜止め部130による押し上げ動
作が確実になされ、確動性の向上を図ることができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、パイプがコネ
クタに組付けられると、チェッカー本体部の操作レバー
部の回動が許容され、この操作レバー部の回動が許容さ
れたことにより、コネクタにパイプが完全に結合した状
態を確認することができる。
【0055】請求項2の発明によれば、コネクタに対
し、チェッカーを良好に保持させ得るため、パイプとコ
ネクタの組付け時におけるフック部の抜け方向への係合
がより良好に行わせることができ、請求項1の効果を一
層良好に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタのクリップ側の要部とチェッカーを示
す斜視図である。
【図2】コネクタのボディ及びクリップの斜視図であ
る。
【図3】コネクタ長手方向の断面図、及びパイプの挿着
側の形状図である。
【図4】(イ)は止め孔より係止爪が突出した状態図、
(ロ)は係止爪の正面側形状図である。
【図5】パイプの挿入による抜止め部により、クリップ
の係止爪をクリップ嵌着部の止め孔より退避させた状態
図である。
【図6】(イ)はコネクタのクリップ側における左側面
図、(ロ)は同じく右側面図である。
【図7】コネクタにおけるクリップつまみ付近の平面図
である。
【図8】(イ)はコネクタにチェッカーを組付けた状態
を示す側断面図、(ロ)はチェッカーの突出部が押上げ
られた作動状態を示す側断面図である。
【図9】(イ)はコネクタにチェッカーを組付けた状態
を示す正断面図、(ロ)はチェッカーの突出部が押上げ
られた作動状態を示す正断面図である。
【図10】チェッカーにおける操作レバー部と脚部との
作動状態を示す正断面図である。
【図11】チェッカーにおける操作レバー部の回動条件
の状態を示す拡大説明図である。
【図12】パイプを抜き去る際の、クリップの係止爪を
クリップ嵌着部の止め孔より退避させた状態図である。
【図13】チェッカーの操作レバー部の他の実施態様図
である。
【図14】チェッカーのさらなる他の実施態様図であ
る。
【図15】挿入用窓部とチェッカーの突出部との他の実
施態様図である。
【図16】図15に示す挿入用窓部にチェッカーの突出
部が挿入した状態を断面にて示す説明図である。
【図17】従来のコネクタと接続用のパイプの要部を示
す斜視図である。
【図18】図17に示す従来コネクタの断面図である。
【図19】図17、図18に示す従来コネクタにおける
クリップの斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 10 ボディ 12 パイプ挿入部 15 クリップ嵌着部 16A、16B 止め孔 17 挿入用窓部 18 フランジ部 19 切欠き部 30 クリップ 31 つまみ 32 係止爪 33 リブ片 34 挿入部 40 チェッカー 41 中心軸部 42 チェッカー本体部 43 作動アーム部 44 操作レバー部 45 脚部 47 当接部 P パイプ 130 抜止め部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 止め孔が設けられたコネクタのクリップ
    嵌着部に係止爪を有する環状のクリップを嵌着させ、該
    止め孔よりコネクタのパイプ挿入部に突出させた前記係
    止爪に、該パイプ挿入部に挿入したパイプの抜止め部を
    係止させてコネクタにパイプを組付ける際にチェッカー
    を介在させてパイプとコネクタの組付け状態を確認する
    ための構造であって、 外周に挿入部が形成されたクリップと、該挿入部と整合
    位置される挿入用窓部が形成されたクリップ嵌着部と、
    この挿入部及び挿入用窓部に挿入位置される突出部を備
    えたチェッカーとを主体とし、 前記チェッカーは、前記コネクタのボディ径方向上に延
    在されかつ一方側に前記突出部を備えたチェッカー本体
    部と、該チェッカー本体部の側方に作動アーム部を介し
    て回動可能に設けられた操作レバー部と、該チェッカー
    本体部の他方側に形成されかつ前記操作レバー部の回動
    を規制する当接部とから構成され、このチェッカー本体
    部は、操作レバー部に対してコネクタパイプ挿入部に挿
    入したパイプの抜止め部により前記突出部とともにコネ
    クタのボディ径方向外方に移動され、当接部による前記
    操作レバー部の回動規制を解離して該操作レバー部の回
    動を許容するように構成されているコネクタにおけるパ
    イプ組付け状態確認構造。
  2. 【請求項2】 コネクタのボディにはチェッカーを保持
    するための保持手段が形成されるとともに、チェッカー
    本体部には操作レバー部の回動操作により該保持手段に
    対し係脱される脚部が形成されている請求項1に記載の
    コネクタにおけるパイプ組付け状態の確認構造。
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