JP4906499B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は配管接続用のコネクタに関する。
従来、配管接続用のコネクタとして下記の特許文献1のものが知られている。このものは、コネクタ本体に対して、パイプの抜け止めのためのリテーナが、回動軸を介してパイプの軸方向に直交する方向に回動可能に取り付けられたものである。より具体的には、コネクタ本体の外面には軸方向に沿って回動軸が形成され、一方、リテーナには端部に回動軸を回動可能に支持するための軸受け部が形成されている。軸受け部は回動軸を嵌め入れるための開口が拡開可能に形成され、リテーナ装着時にはこの開口を回動軸に当てがって径方向から強く押し込むことによって、回動軸を軸受け部内に嵌め入れることができる。
特開2004−125130公報
上記のリテーナ60は、軸受け部61と反対側にリテーナ60を仮係止位置(パイプがコネクタ本体内に挿抜自在な位置)及び本係止位置(リテーナ60がパイプと係止してパイプを抜け止め状態に保持する位置)においてコネクタ本体62と係止して両位置にそれぞれ保持するためのロック部が形成されるのであるが、仮係止位置でのロックが外れると、本係止位置とは反対側、つまりコネクタ本体62と離間する方向への回動が許容される。リテーナ60はある角度位置まで回動するとその外周面63がコネクタ本体62の外周面に当接してこれ以上の回動が一旦は停止する(図14状態)。このときのリテーナ60の回動位置が最大回動位置となる。
しかし、この最大回動位置においてリテーナ60に対して離間方向への強い外力が加わったり、あるいはリテーナ60にねじれの力が加わったりすると、軸受け部の開口が拡開して回動軸65から外れてしまう虞があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リテーナをコネクタ本体に対して確実な装着状態に保持することができるコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、前記回動軸は、前記コネクタ本体の側面外方において軸方向に沿って設けられる一方、前記リテーナの軸受け部は前記差込口の口縁が内外方向に対向して形成されるとともに、両口縁のうち内側のものからはストッパ爪が突出して形成され、このストッパ爪と、このストッパ爪と係止可能な前記コネクタ本体の側面とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、前記コネクタ本体における前記リテーナの装着部は円筒状に形成され、かつこの装着部に少なくとも一つのフランジが径方向外方へ張り出し形成される一方、前記リテーナはこのフランジに隣接して配されるとともに、前記コネクタ本体の外周面に適合可能な略C字形状に形成されかつ端部には前記回動軸に対する前記軸受け部を備えており、またこの軸受け部からはストッパ突部がコネクタ本体の軸方向外方へ向けて突出形成され、このストッパ突部と、同ストッパ突部と係止可能な前記フランジの外周縁とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、前記軸受け部の開口縁に形成された鉤部と、前記回動軸の周面が切り欠かれることで切り欠き面に形成された、前記鉤部と係止可能なストッパ壁とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、前記リテーナの軸受け部とは反対側の端部に形成されたフック部と、前記コネクタ本体における前記流体通路を構成する壁面に形成され前記フック部に係止可能なストッパ段面とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記リテーナは、前記本係止位置と最大回動位置との間において、前記抜け止め部が前記流体通路の外部に退避して前記パイプが前記流体通路に対して挿抜自在となる仮係止位置に保持可能となっており、かつ同仮係止位置においては、前記リテーナは、前記コネクタ本体に対して前記リテーナが前記本係止位置へ移動する方向に対して解離可能に係止するようになっているものにおいて、前記ストッパ手段は、前記仮係止位置において前記最大回動位置へ移動する方向に対して解離不能に係止するように形成されていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記回動軸に対する前記リテーナの装着動作に伴って前記ストッパ手段の係止が併せてなされることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6に記載のものにおいて、前記リテーナの外周面には、前記回動軸を前記差込口へ嵌め入れるための平坦面とされた押圧面が形成され、かつこの押圧面の法線方向は前記回動軸に対する前記差込口の押し込み方向と平行に設定されていることを特徴とするものである。
<請求項1の発明>
請求項1の発明においては、リテーナの抜け止め部がコネクタ本体の流体通路の外側に位置するような回動位置において、パイプをコネクタ本体の流体通路内に正規深さまで挿入し、その状態でリテーナを本係止位置にまで回動させると、リテーナの抜け止め部が流体通路内に突出してパイプのバルジ部に係止する。これによってパイプがコネクタ本体内に抜け止め状態で保持される。
ところで、リテーナはコネクタ本体に装着されるときに、回動軸に対し差込口を拡開させながら嵌め入れられるが、リテーナが最大回動位置にあるときに、ここからさらに離間させる方向へ強い力が加えられると、差込口が拡開してリテーナが脱落する虞がある。
しかし、請求項1の発明によれば、リテーナは本係止位置と最大回動位置との間において、リテーナに対しさらにコネクタ本体から離間させる方向への力が作用しても、ストッパ手段がリテーナとコネクタ本体との間で解離不能に係止し合うことから、リテーナはそれ以上の回動が確実に禁止される。したがって、差込口の拡開変形が防止され、もってリテーナの外れ止めを行うことができる。
また、特に、ストッパ爪が差込口の口縁のうち異物の干渉を受けにくい内側のものに形成されているため、ストッパ爪を損傷等から保護することができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、ストッパ突部とフランジとの係止によって、リテーナが最大回動位置へ移動するのを規制することができる。また、このストッパ手段はリテーナの回動動作を案内するためのフランジを利用して形成することができるため、構成の簡素化を図ることもできる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、軸受け部の鉤部と回動軸を切り欠いて形成したストッパ壁との係止によってリテーナが過度に回動するのを規制するようにしたから、構造がコンパクトになる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、コネクタ本体内のストッパ段面とリテーナ側のフック部との係止によってリテーナが過度に回動するのを規制するようにしたから、ストッパ手段が外部に露出せず、ストッパ手段を異物による損傷から保護することができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、リテーナが仮係止位置に保持されている状態では、パイプをコネクタ本体に対して挿抜自在である。また、リテーナが仮係止位置にあるときに、ストッパ手段とコネクタ本体とが解離不能に係止しているため、リテーナは不用意に仮係止位置から最大回動位置へ移動してしまうことが回避される。したがって、最大回動位置から仮係止位置への戻し作業を強いられることはない。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、リテーナの装着がなされると同時に、ストッパ手段による回動の禁止がなされる。すなわち、リテーナの装着位置と仮係止位置とが同じ位置に設定されていることから、異なる位置に設定した場合のような仮係止位置への移動操作が不要となる分、セッティングが容易となる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、リテーナの装着に際しては、回転軸に差込口を宛って押し入れるのであるが、その際にはリテーナの押圧面に押圧力が付加される。この時、押圧面は平坦面とされているため、操作力の方向を定めやすい。しかも、押圧面に付加される操作力機の方向である法線方向と差込口の開口方向が一致(平行)であるため、回転軸への嵌め入れを円滑になしうる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。本実施形態のコネクタは、共に合成樹脂材にて一体に形成された略円筒状に形成されたコネクタ本体1とリテーナ2とからなっている。
まず、コネクタ本体1から説明すると、コネクタ本体1の内部には軸心に沿って流体通路3が形成されている。そして、チューブ接続部4とこのチューブ接続部4からほぼ直角に屈曲して連続するパイプ収容部6とからなっている。チューブ接続部4は図示しない燃料チューブが接続可能であり、外周面にはチューブの抜け止めのための凹凸5が環状に複数条、形成されている。
パイプ収容部6内の長さ方向のほぼ中央部には段差面7が形成され、この段差面7にはパイプ10に対するシール用のOリング8が突き当てられ、Oリング押さえ9によって抜け止めがなされた状態で組み込まれている。なお、パイプ10は金属製(例えば、アルミニウム製のものが使用可能である。合成樹脂製であってもよい。)であり、先端寄りの位置には径方向に張り出したバルジ部11が全周に沿って形成されている。コネクタ本体1の内部において、Oリング押さえ9よりもパイプ10の入り口に近い側には当接縁12が周方向に沿って形成されている。パイプ10はバルジ部11の前面が上記当接縁12にほぼ当接して前止まりがなされた位置が正規挿入深さとなる。
パイプ収容部6の外面で端部寄りには、リテーナ2が装着されるようになっており、パイプ収容部6の後端縁とここから前方へ離れた位置とにそれぞれ後側フランジ14と前側フランジ15とが前後に並列して設けられている。両フランジ14,15はコネクタ本体1の外面において径方向外側へ張り出し全周に亘って形成されており、両フランジ14,15によって挟まれたパイプ収容部6の外面はリテーナ2が取り付けられるリテーナ装着面16となる。両フランジ14,15の間の間隔は、リテーナ2の幅寸法とほぼ等しいかやや広めに形成されていることから、リテーナ2は両フランジ14,15によって回動中のねじれ等を生じることなく、動作の案内がなされる。
また、パイプ10が正規深さに挿入された状態では、両フランジ14,15間にバルジ部11が位置するようになっている(図9参照)。リテーナ装着面16には後側フランジ14の前面に沿うようにして第1・第2の開口部17、18が、所定角度範囲にわたって開口している。これら両開口部17,18はリテーナ2が本係止位置(図7および図9状態)に至ったときに、後述する抜け止め部24をコネクタ本体1内に突出させてリテーナ2に対する抜け止めを可能とするためのものである。なお、本実施形態では第1・第2の開口部17,18は仕切り片19によって区画されるようにしてある。このように仕切り片19を介在させる理由は、仕切り片19を介在させることなく両開口部17,18を連続させてしまうと、開口面積が大きくなりすぎてパイプ収容部6の強度を低下させてしまうことによる。
第1開口部17の周方向における一端寄りの位置には、両フランジ14,15間をコネクタ本体1の軸方向に沿って連結するようにして回動軸20が配され、リテーナ2を支持することができる。また、リテーナ装着面16において回動軸20と対向する面は、図5等に示すように、平坦面をなす当て面21が形成されている。
また、第2開口部18の外方にはリテーナ2を本係止位置に保持するための保持片22が軸方向に沿って配されており、この保持片22は両フランジ14,15において局部的に外方へ膨出させた箇所の外縁同士を連結することによって形成されている。
次に、リテーナ2について説明すると、リテーナ2はパイプ10の抜け止めとパイプ10の半挿入検知の二つの役割を果たすものである。リテーナ2は、パイプ収容部6の両フランジ14,15間に適合する幅でかつ全体が略C字形状をなして形成され、リテーナ2が本係止位置にあるときには両フランジ14,15間の外周面に沿った状態で装着可能である。
リテーナ2は、図4に示すように、リテーナ装着面16に適合可能に形成された周面部23とその後縁ほぼ前縁に沿って内方へ張り出すようにして形成された抜け止め部24とから一体に形成されている。抜け止め部24はリテーナ2を本係止位置に装着したときに、バルジ部11の後面側に位置しかつその先端縁がパイプ10の外周面にほぼ達するような張り出し長さをもって形成されている。しかし、リテーナ2が仮係止位置にあるときには、抜け止め部24の一部は第1、第2の両開口部17,18内に入り込んではいるものの、流体通路3には入り込まず、その外側に退避してパイプ10の挿抜を許容する。なお、抜け止め部24における周方向の中央部には逃がし凹部13が形成されており、リテーナ2が本係止位置へ移動するときにはコネクタ本体1の仕切り片19を受け入れて仕切り片19との干渉を回避している。
リテーナ2の周方向の一端側には、回動軸20へ嵌め入れ可能な軸受け部25が設けられている。この軸受け部25はリテーナ2の全幅にわたって形成された断面略C字状をなしており、その開口が回動軸20に対する差込口26とされている。そして、軸受け部25が回動軸20に嵌め込まれると、リテーナ2は回動軸20を中心にコネクタ本体1の軸方向に直交する方向においてパイプ収容部6に接近或いは離間するように回動可能となる。
リテーナ2の周面部23の外面であって、周方向中央部には平坦面とされた押圧面27が形成されている。押圧面27はリテーナ2を回動軸20に対して押し嵌めするときの操作力を作用させるための面であり、この操作力の作用方向である押圧面27の法線方向(同図に示すL2方向)は、差込口26の開口方向(図4に示すL1方向)とほぼ平行になるように形成されている。したがって、差込口26を回動軸20に宛がいつつ押圧面27を押圧すると、リテーナ2は後述するストッパ爪28をコネクタ本体1に干渉させることなく装着がなされ、図5に示す仮係止位置に保持される。本実施形態では、リテーナ2はパイプ10の挿入を許容する仮係止位置とこの仮係止位置からコネクタ本体1に対しより接近した回動位置でパイプ10を抜け止めする本係止位置とにそれぞれ保持させることができる。
なお、リテーナ2の周面部23において軸受け部25寄りにも平坦面が形成され、同面はリテーナ2をパーツフィーダーによって移送する際の姿勢保持面29としてある。
次に、リテーナ2の仮係止構造について説明すると、リテーナ2はリテーナ2に設けられた検知爪32と、パイプ収容部6に設けられた検知孔30とが係止し合うことによって、パイプ収容部6に仮保持される。
前記した第2開口部18は仕切り片19を境として第1開口部17より大きな角度範囲をもって形成されている(図5等参照)。また、第2開口部18の周方向中央部はコの字状をなして拡幅され検知孔30が形成されている。検知孔30における仕切り片19寄りの開口縁には図6に示すように誘い込み斜面31が形成されていて、検知爪32を検知孔30へ円滑に嵌め入れることができるようにしている。検知孔30の開口縁のうち誘い込み斜面31と反対側の縁部(本係止位置側の縁部)は検知爪32の外面に形成された規制面33と当接することで、リテーナ2が本係止位置へ不用意に回動しないようにする移動規制縁34となっている。また、この移動規制縁34は図示のものでは円弧状に面取りがされていて、検知爪32が検知孔30から円滑に抜け出ることができるようになっている。さらに、移動規制縁34からはこの移動規制縁34と同幅を有しつつ第2開口部18の終端に至るまでの周方向に沿った範囲は、外面側が除肉された薄肉部35が形成されていて、リテーナ2が仮係止位置から本係止位置へ至るまでの間、検知爪32はこの薄肉部35上を摺動してゆくことができる。
検知爪32はリテーナ2において軸受け部25と反対側の端部において周方向に沿って延出形成されている。この検知爪32はリテーナ2のほぼ半分の幅をもって後側フランジ14寄りに形成されており、リテーナ2が仮係止位置(図5に示す位置)に保持されている状態では、検知爪32は検知孔30を通して流体通路3内へと突出するような長さをもって形成されている。リテーナ2が仮係止位置にあるときに、検知爪32は流体通路3内へ正規深さまで挿入されたパイプ10のバルジ部11に当接する設定となっている。また、検知爪32の後面は、後方から前方へ向けて内向きテーパ状に形成された押し出し面36となっている。押し出し面36の勾配は、バルジ部11と当接することで検知爪32を検知孔30の外方へ押しやる方向に分力を作用させることができるように設定されている。したがって、パイプ10が流体通路3内の正規深さまで挿入される際、バルジ部11が検知爪32の押し出し面36と当接し、さらにパイプ10が押し込まれると検知爪32が検知孔30から押し出されるよようにリテーナ2全体が拡開変形し、規制面33と移動規制縁34との係止状態が解除される。このときには、検知爪32は検知孔30から押し出され、移動規制縁34上に僅かに引っ掛かる状態となっている。したがって、リテーナ2を本係止位置の方向へ回動させてやれば、リテーナ2は僅かな引っ掛かり状態を脱して、検知爪32を薄肉部35上を摺接させながら本係止位置へと至らせることができる。
次に、リテーナ2の本係止構造について説明する。リテーナ2の外側面で検知爪32寄りの位置には引っ掛け爪37が張り出し状に設けられている。引っ掛け爪37はリテーナ2の周面部23から外方へ略L字状をなして張り出し、その先端にはフック状をなす掛け止め部38が形成されている。リテーナ2が本係止位置に至れば、掛け止め部38はコネクタ本体1側の保持片22と係止可能であり、これによってリテーナ2を仮係止位置の方向へ戻るのを規制することができる。
ところで、前述したリテーナ2の軸受け部25は回動軸20を回動可能に嵌合する軸受け孔39が幅方向に沿って凹設されている。そして、その一部は開口してパイプ10を径方向から嵌め入れ可能な差込口26となっていることは前述した通りである。この差込口26は軸受け孔39に対して若干、開口幅が絞ってあり、回動軸20を嵌め入れる際には僅かな拡開変形を伴うようにしてある。また、リテーナ2がコネクタ本体1に装着されたときに、差込口26の口縁のうち内側に位置するものには外側に位置するものに比べて長く延長して形成されていて、本願発明のストッパ手段を構成するストッパ爪28となっている。このストッパ爪28の内面側は回動軸20を差込口26へ誘い込むためのストレート面40が形成されている。このストッパ爪28は、リテーナ2が仮係止位置から解離して僅かに離間方向へ回動した姿勢になったときに、コネクタ本体1の当て面21に当接可能である(図6参照)。この当接状態では、リテーナ2にさらにコネクタ本体1から離間させる方向へ力が加わっても、当接状態を解除することができないよう、十分な深さの掛かり合いが設定されている。さらに、この規制位置ではリテーナ2に離間方向への力が加わっても、ストッパ爪28には当て面21から差込口26を閉じる方向の力が作用して差込口26からの回動軸20の外れを確実に回避する。
なお、リテーナ2の取付けは仮係止位置を超えて、コネクタ本体1からより離間した位置でも行うことができる。したがって、本実施形態のものにおいても、図14に示すようにリテーナ2の端部を自由端とした状態で、リテーナ2の外周面がコネクタ本体1の側面に当接してこれ以上には回動させえない最大回動位置を想定することはできる。本実施形態においては、図6に示す位置(ストッパ位置)からリテーナ2をそれ以上には離間方向へ回動させることはできないため、現実にはリテーナ2は最大回動位置に至ることはないが、仮想的に最大回動位置を想定したときには、ストッパ位置は最大回動位置と本係止位置(図7に示す位置)との間に存在することになる。
次に、上記のように構成された実施形態1の作用効果を具体的に説明すると、コネクタはリテーナ2を仮係止位置に組み付けた状態でパイプ10の挿入現場へ持ち込まれる。
リテーナ2を仮係止位置に組み付ける場合には、リテーナ2の差込口26を回動軸20に宛がうと同時に検知爪32を検知孔30近くでリテーナ装着面16に当てた状態で、押圧面27を押圧すると、差込口26が拡開して回動軸20が軸受け孔39内に嵌めいれられる。また、同時に検知爪32がリテーナ装着面16上を摺接しつつ検知孔30内に嵌り込む。これにより、リテーナ2の規制面33とコネクタ本体1の移動規制縁34とが当接してリテーナ2が本係止位置へ移動するのを規制するとともに、検知爪32と誘い込み斜面31に圧接することで、リテーナ2が仮係止位置から離間方向へ脱するのを規制している。このように、本実施形態では押圧面27に対する押し込み操作方向と差込口26の開口方向が平行になっているため、回動軸20に対する嵌め入れのための操作力を有効に作用させることができる。また、リテーナ2の装着と同時にリテーナ2を仮係止状態に保持することができるため、仮係止位置への移動作業を必要としない分、組み付け性に優れたものとなる。
上記の仮係止状態で、パイプ10をコネクタ本体1へ挿入すると、バルジ部11が検知爪32の押し出し面36と当接する。さらにパイプ10が正規深さまで挿入されると、バルジ部11と押し出し面36との摺接によって検知爪32が径方向外方へ押しやられ、規制面33と移動規制縁34との当接状態が解除される。しかし、仮にパイプ10が正規深さまで挿入されていない場合には、バルジ部11による検知爪32の押しやり動作がなされておらず、したがって依然として規制面33と移動規制縁34とが当接状態のままであるため、リテーナ2を本係止位置へ移動させることはできない。
パイプ10の正規深さへの挿入後に、リテーナ2を本係止位置の方向へ回動させると、リテーナ2の検知爪32は移動規制縁34との僅かな引っ掛かりを解除して薄肉部35上を摺接してゆく。そして、周面部23の内面がリテーナ装着面16に沿って当たり合う位置に至ると、引っ掛け爪37の掛け止め部38が保持片22に対して弾性的に係止し、これによってリテーナ2は本係止位置に保持される。こうしてリテーナ2が本係止位置に至ると、リテーナ2の抜け止め部24が両開口部内に進入し、バルジ部11の後面側に係止することによって、パイプ10が抜け止め状態に保持される。
ところで、リテーナ2が仮係止位置を越えてさらに離間方向へ回動する事態が生じうる。その場合、リテーナ2は検知爪32側はコネクタ本体1から離れて自由状態になっているが、回動軸20側においてはストッパ爪28の先端部が当て面21に突き当たる。このときの、引っ掛かり状況は前述したように、十分に深くなるように設定されているため、リテーナ2に対してねじりの力あるいは、コネクタ本体1から離間する方向へ強い力が作用したとしても、引っ掛かり状況が解除されることはない。すなわち、ストッパ爪28と当て面21とは解離不能な係止状態がそのまま維持されるため、リテーナ2はこれ以上にコネクタ本体1から離間する方向へ回動することは阻止される。しかも、リテーナ2に上記方向の力が作用しても、そのような力によってストッパ爪28は差込口26を閉じる方向に変形しようとすることから、回動軸20が軸受け部25から外れてしまう事態は確実に規制される。
さらに、実施形態1においてはストッパ爪を差込口を構成する開口縁のうち、内側(コネクタ本体に近い側)に位置するものに突出形成したため、異物による損傷の虞も未然に回避される、という効果もある。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図10(A)、(B)によって説明する。実施形態1では、ストッパ手段を差込口26の内側開口縁に形成したが、実施形態2では外側に形成したものを例示する。すなわち、軸受け部25の長さ方向両端面に一対のストッパ片41が軸方向外方へ向けて突出形成され、両フランジ14,15と対向する側の面は平坦面42となっている。また、両ストッパ片41は図10(A)に示す仮係止位置においては、前後の両フランジ14,15と離間しているが、リテーナ2が仮係止位置からさらに離間方向へ回動すると、ストッパ片41の平坦面42が両フランジ14,15の外周縁に当接する(図10(B)参照)。ストッパ片41は両フランジ14,15に対して十分な掛かり代をもって当接するような長さ寸法に形成されていることから、リテーナ2は図10(B)の当接状態を脱することはできず、それ以上に離間方向へ回動することは阻止される。
他の構成は実施形態1と同様であり、もって同様の作用効果を奏することができる。実施形態1と同様の機能を有するものについては同一符号を付して説明は省略する。
なお、ストッパ片41は必ずしも両方のフランジ14,15に対して引っ掛かるものである必要はなく、片側のみに形成して一方のフランジのみに引っ掛かるようにしてもよい。
<実施形態3>
図11(A),(B)は本発明の実施形態3を示す。実施形態3では軸受け部25の開口縁のうち内側に位置するものにストッパ手段を構成する鉤部43を弾性変形可能に形成し、鉤部43の内面側に平坦な係止面44を形成している。一方、回動軸20を長さ方向に沿って約90度の角範囲をもって切り欠き、この切り欠かれた部分をストッパ凹所45として鉤部43を嵌め入れている。図11(A)の状態はリテーナ2が本係止位置にある状態を示しており、この位置では係止面44はストッパ凹所45内の一方の壁面(ストッパ壁46)とは離間していることから、リテーナ2は仮係止位置へ向けての回動は許容されている。しかし、リテーナ2が仮係止位置を越えて離間方向へ回動すると、係止面44がストッパ壁46に面当たり状態で係止するため、リテーナ2はこれ以上に回動するのが阻止され、もってリテーナの外れの事態を回避することができる。
他の構成は実施形態1、2と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することができる。
<実施形態4>
図12(A),(B)は本発明の実施形態4を示す。実施形態4では前側フランジ15の内周面側において当て止め爪47が軸方向内方へ張り出し状に形成されている。一方、リテーナ2の周面部23には所定角度範囲に亘って切り欠き凹所48が形成されている。図12(A)はリテーナ2が本係止位置にあるときの状態を示しており、このときには、当て止め爪47は切り欠き凹所48内のストッパ端面49とは離間して他方の端面に適合して位置しているが、図12(B)に示すような位置に回動したときには、当て止め爪47がストッパ端面49に係止するようになっている。ストッパ端面49と当て止め爪47は共に軸方向に沿った平面に形成され、つまりリテーナ2の回動方向と直交する面同士で当たり合うため、リテーナ2に強い力が加わっても係止が解除されることはない。したがって、リテーナ2はこれ以上に離間方向へ回動することはなく、リテーナの外れの事態を回避することができる。
他の構成は実施形態1乃至3と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することができる。
<実施形態5>
図13(A),(B)は本発明の実施形態5を示す。同図において簡略化されているが、本実施形態のものは実施形態1のものに以下の構成を追加したものである。
リテーナ2における軸受け部25と反対側の端部には検知爪に加えてフック部50を形成する一方、リテーナ装着面16における第2開口部18の開口縁の内面側にストッパ段面51を形成している。図13(A)はリテーナ2が仮係止位置にあるときの状態を示しており、同図に示すように、フック部50とストッパ段面51とは離間した状態にある。しかし、図示しないパイプの正規の挿入によって検知爪が検知孔からほぼ押し出された状態で、同図(B)に示すようにリテーナ2が僅かに離間方向へ回動すると、フック部50がストッパ段面51に面当たり状態で係止し、これ以上にリテーナ2が回動するのが規制され、もってリテーナ2が外れに至る事態を阻止することができる。
他の構成は実施形態1乃至4と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)いずれの実施形態においても、ストッパ手段の数は限定されるべきものでないのはもちろんである。
(2)仮係止位置については必ずしも設ける必要はなく、少なくともリテーナの装着位置と本係止位置の二位置が存在すればよい。
本実施形態に係るコネクタの分解斜視図 コネクタ本体の側面図 同じく平面図 リテーナの正面図 リテーナが装着位置(仮係止位置)にあるときの正断面図 リテーナがストッパ位置にあるときの正断面図 リテーナが本係止位置にあるときの正断面図 リテーナが仮係止位置にあるときの側断面図 リテーナが本係止位置にあるときの側断面図 (A)は実施形態2に係るコネクタにおいてリテーナが仮係止位置にあるときの要部の状態を示す断面図、(B)は同じくストッパが機能したときの状態を示す断面図 (A)は実施形態3に係るコネクタにおいてリテーナが本係止位置にあるときの要部の状態を示す断面図、(B)は同じくストッパが機能したときの状態を示す断面図 (A)は実施形態4に係るコネクタにおいてリテーナが本係止位置にあるときの要部の状態を示す断面図、(B)は同じくストッパが機能したときの状態を示す断面図 (A)は実施形態5に係るコネクタにおいてリテーナが仮係止位置にあるときの要部の状態を示す断面図、(B)は同じくストッパが機能したときの状態を示す断面図 従来のコネクタが最大回動位置にあるときの状態を示す断面図
符号の説明
1…コネクタ本体
2…リテーナ
3…流体通路
10…パイプ
11…バルジ部
20…回動軸
24…抜け止め部
25…軸受け部
26…差込口
27…押圧面
28…ストッパ爪

Claims (7)

  1. 内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、
    このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、
    この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、
    前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、
    かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、
    前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、
    前記回動軸は、前記コネクタ本体の側面外方において軸方向に沿って設けられる一方、前記リテーナの軸受け部は前記差込口の口縁が内外方向に対向して形成されるとともに、両口縁のうち内側のものからはストッパ爪が突出して形成され、このストッパ爪と、このストッパ爪と係止可能な前記コネクタ本体の側面とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、
    このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、
    この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、
    前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、
    かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、
    前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、
    前記コネクタ本体における前記リテーナの装着部は円筒状に形成され、かつこの装着部に少なくとも一つのフランジが径方向外方へ張り出し形成される一方、前記リテーナはこのフランジに隣接して配されるとともに、前記コネクタ本体の外周面に適合可能な略C字形状に形成されかつ端部には前記回動軸に対する前記軸受け部を備えており、
    またこの軸受け部からはストッパ突部がコネクタ本体の軸方向外方へ向けて突出形成され、このストッパ突部と、同ストッパ突部と係止可能な前記フランジの外周縁とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、
    このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、
    この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、
    前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、
    かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、
    前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、
    前記軸受け部の開口縁に形成された鉤部と、前記回動軸の周面が切り欠かれることで切り欠き面に形成された、前記鉤部と係止可能なストッパ壁とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 内部に流体通路が貫通して形成され、一端側には挿入口が開口して先端寄りにバルジ部が張り出し形成されたパイプを挿入可能であり、他端側には配管が接続可能なコネクタ本体と、
    このコネクタ本体の軸方向に沿って形成された回動軸と、
    この回動軸を径方向から嵌め入れ可能な差込口が拡開可能に開口する軸受け部を備え、前記差し込み口を介して前記回動軸を前記軸受け部内に嵌め入れることで、全体が回動軸を中心として前記コネクタ本体に対して接近あるいは離間する方向へ回動可能とされたリテーナとを備え、
    前記リテーナが離間方向へ回動したときに、その一部が前記コネクタ本体に当接して前記リテーナを最大回動位置以上に回動するのを規制するようになっており、
    かつ前記リテーナには前記パイプが前記挿入孔へ正規深さまで挿入された位置で、前記リテーナが前記コネクタ本体に接近した本係止位置まで回動されたときに、前記流体通路内に突出して前記バルジ部に係止することで前記パイプを抜け止めする抜け止め部とが備えられてなるコネクタであって、
    前記リテーナと前記コネクタ本体との少なくともいずれか一方には、前記リテーナを前記本係止位置と前記最大回動位置との間の位置において、同位置を越えて離間方向へ回動するのを規制するよう、解離不能に係止し合うストッパ手段が設けられ、
    前記リテーナの軸受け部とは反対側の端部に形成されたフック部と、前記コネクタ本体における前記流体通路を構成する壁面に形成され前記フック部に係止可能なストッパ段面とによって前記ストッパ手段が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  5. 前記リテーナは、前記本係止位置と最大回動位置との間において、前記抜け止め部が前記流体通路の外部に退避して前記パイプが前記流体通路に対して挿抜自在となる仮係止位置に保持可能となっており、かつ同仮係止位置においては、前記リテーナは、前記コネクタ本体に対して前記リテーナが前記本係止位置へ移動する方向に対して解離可能に係止するようになっているものにおいて、
    前記ストッパ手段は、前記仮係止位置において前記最大回動位置へ移動する方向に対して解離不能に係止するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記回動軸に対する前記リテーナの装着動作に伴って前記ストッパ手段の係止が併せてなされることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記リテーナの外周面には、前記回動軸を前記差込口へ嵌め入れるための平坦面とされた押圧面が形成され、かつこの押圧面の法線方向は前記回動軸に対する前記差込口の押し込み方向と平行に設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコネクタ。
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