JPH11321619A - 車両の少なくとも1つの走行動特性変数の制御装置および方法 - Google Patents

車両の少なくとも1つの走行動特性変数の制御装置および方法

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JPH11321619A
JPH11321619A JP11091170A JP9117099A JPH11321619A JP H11321619 A JPH11321619 A JP H11321619A JP 11091170 A JP11091170 A JP 11091170A JP 9117099 A JP9117099 A JP 9117099A JP H11321619 A JPH11321619 A JP H11321619A
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brake
valve
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wheel
valve device
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JP11091170A
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Albert Lutz
アルベルト・ルッツ
Manfred Gerdes
マンフレート・ゲルデス
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/48Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition connecting the brake actuator to an alternative or additional source of fluid pressure, e.g. traction control systems
    • B60T8/4809Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems
    • B60T8/4827Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems
    • B60T8/4863Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems closed systems
    • B60T8/4872Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems closed systems pump-back systems
    • B60T8/4881Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems closed systems pump-back systems having priming means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバとは独立のブレーキ係合において油
圧装置内の大きな圧力ピークを回避し、油圧装置に与え
る負荷を低減し、これにより小容量の油圧装置も使用可
能にする。 【解決手段】 車両の走行動特性変数の制御装置におい
て、ブレーキ回路は出口側に第1の弁装置を、入口側に
第2の弁装置を含む。第1の弁装置に、ブレーキ回路に
付属の車輪ブレーキシリンダが接続される。ブレーキ媒
体の貯蔵容器は第2の弁装置と結合される。ドライバと
は独立のブレーキ操作が存在すると、最大ブレーキ圧力
を有する車輪ブレーキシリンダのブレーキ圧力が第2の
弁装置の対応操作により設定される。ブレーキ回路の残
りの車輪ブレーキシリンダの各ブレーキ圧力の設定のた
めに、第2の弁装置に追加して、各車輪ブレーキシリン
ダに付属の第1の弁装置が操作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明の本質が車
両のブレーキ装置の操作およびこのために必要な装置の
提供にある、車両の少なくとも1つの走行動特性変数の
制御装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の少なくとも1つの走行動特性変数
の制御装置および方法は、従来技術から種々の修正態様
において既知である。ここで、たとえば自動車技術誌
(ATZ)96、1994年11月号、674頁−68
9頁に記載の文献「FDR−Boschの走行動特性制
御」を参照する。この走行動特性制御においては、ハン
ドルかじ取角および車両速度のそれぞれから出発して、
車両の姿勢角ないしヨー速度に対する目標値が決定され
る。姿勢角ないしヨー速度に対する目標値は対応する実
際値と共に状態制御装置に供給され、状態制御装置は対
応する制御偏差から車両目標ヨートルクを決定する。こ
の車両目標ヨートルクは、その時点の滑り値を考慮し
て、適切な車輪における目標滑り変化に換算される。目
標滑り変化は下位に設けられたABSないしASR制御
装置により形成される。たとえば、車両が右カーブにお
いて過制御されて滑り回転を発生しかつ目標ヨー速度が
超えられたときに、とくに左前車輪において目標ブレー
キ滑りが与えられ、これにより左向きに回転するヨート
ルク変化が車両に作用し、このヨートルク変化が大きす
ぎるヨー速度を低下させる。ブレーキ作動されなかった
場合、または希望の目標滑りを設定するためにドライバ
の供給圧力が十分でなかった場合、ブレーキ回路内の圧
力は急速に上昇される。
【0003】ドイツ特許公開第4035527号(米国
特許第5205623号に対応)から、自動車に対する
アンチロック制御装置(ABS)および駆動滑り制御装
置(ASR)を備えた油圧式ブレーキ装置が既知であ
る。この油圧式ブレーキ装置は、少なくとも1つの制御
弁と、少なくとも1つの自給ポンプ要素を備えた戻しポ
ンプとを備えた油圧装置を有し、油圧装置は少なくとも
1つの駆動車輪を含むブレーキ回路内で作動する。AS
Rにおいてブレーキ圧力を形成するために、それぞれ1
つの供給弁および切換弁からなる弁装置が使用される。
切換弁は主ブレーキシリンダから駆動車輪の車輪ブレー
キシリンダに通じる結合配管内に設けられ、供給弁はポ
ンプ要素とブレーキ液容器との間の吸込配管内に設けら
れている。ASRにおける油圧出力必要量を達成するた
めに、圧力上昇のために切換弁が遮断されかつ供給弁が
開かれ、圧力保持のために両方の弁が遮断され、また圧
力低下のために供給弁が遮断されかつ切換弁が開いてい
るように弁装置が操作される。上記の従来技術に属する
少なくとも1つの走行動特性変数の制御装置および方法
において、またこのとき使用されるブレーキ装置におい
て、たとえばASRの係合が存在するような、ドライバ
とは独立のブレーキ操作において、ブレーキ回路内に循
環弁すなわち切換弁および供給弁の操作に基づき、これ
らの弁の操作の間にブレーキ回路内に流入するブレーキ
媒体により圧力ピークを発生することがある。この圧力
ピークは、油圧装置が大容量設計の場合においては問題
がない。しかしながら、小容量の油圧装置を使用しなけ
ればならない場合、流入するブレーキ媒体により比較的
大きな圧力ピークが発生することがあり、これによりこ
の油圧装置に大きな負荷を与えることになるので、この
圧力ピークはこの油圧装置にとっては不利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この結果、ドライバと
は独立のブレーキ係合において、油圧装置内の大きな圧
力ピークを回避し、したがって油圧装置に与える負荷を
低減する装置ないし方法を提供することが本発明の課題
である。これにより、小容量の油圧装置もまた使用可能
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】ドライバとは独立のブレ
ーキ係合を実行するときに発生する上記の圧力ピーク
は、大容量油圧装置においては問題がない。しかしなが
ら、小容量油圧装置がそれに応じて運転されなければな
らない場合、油圧装置は、対応する制御装置により、こ
の圧力ピークが全く発生しないかまたは発生してもその
強さが低減され、しかも制御の全出力性能が保証される
ように操作されなければならない。
【0006】本発明の基礎となるブレーキ装置は、ブレ
ーキ媒体を受け入れるための貯蔵容器および少なくとも
1つのブレーキ回路を含む。ブレーキ回路は、出口側に
第1の弁装置を含み、入口側に第2の弁装置を含む。第
1の弁装置には、ブレーキ回路に付属の車輪ブレーキシ
リンダが接続されている。貯蔵容器は第2の弁装置と結
合されている。第1の弁装置は、それぞれ第1の弁およ
び第2の弁から構成されている。さらにブレーキ装置は
ポンプを含む。第2の弁装置は、第1の弁が開放位置に
あるときにポンプの操作によりブレーキ媒体が第1の弁
を介してブレーキ回路内に流入する前記第1の弁と、第
2の弁が開放位置にあるときにポンプの操作によりブレ
ーキ媒体が第2の弁を介してブレーキ回路から流出する
前記第2の弁とから構成されている。
【0007】本発明による装置は、少なくとも1つのブ
レーキ回路に対して、最大ブレーキ圧力を有する車輪ブ
レーキシリンダを決定する手段を含む。最大ブレーキ圧
力を有する車輪ブレーキシリンダに対して、ドライバと
は独立のブレーキ操作が存在する間は、第1の弁装置の
第1の弁が開放位置に、また第1の弁装置の第2の弁が
遮断位置に切換られることは有利である。第1の弁装置
のこの操作により、ブレーキ回路内の圧力を、最大ブレ
ーキ圧力を有する車輪ブレーキシリンダの圧力に対応さ
せることができる。同時に、ブレーキ回路の容量が増大
され、これによりこの結果として発生する圧力ピークは
それほど大きくなることはない。
【0008】ドライバとは独立のブレーキ操作におい
て、とくにドライバとは独立のブレーキ圧力上昇におい
て、最大ブレーキ圧力を有する車輪ブレーキシリンダの
ブレーキ圧力が第2の弁装置の対応操作により設定され
ることは有利である。この方法により、この車輪ブレー
キシリンダに付属の第1の弁装置を上記の位置に保持し
たままとすることができる。ブレーキ回路の残りの車輪
ブレーキシリンダのそれぞれのブレーキ圧力の設定のた
めに、第2の弁装置に追加して、それぞれの車輪ブレー
キシリンダに付属の第1の弁装置がそれに応じて操作さ
れる。
【0009】ブレーキ回路に対して、第1の弁装置の操
作および第2の弁装置の操作は次のように行われる。ブ
レーキ回路に付属の車輪ブレーキシリンダに対して、対
応する手段によりそれぞれの容量必要量が決定される。
この場合、それぞれの容量必要量がそれぞれの車輪ブレ
ーキシリンダ内で制御装置からの設定に基づいて設定さ
れたブレーキ圧力の関数として行われることは有利であ
る。個々の容量必要量からこれらの容量必要量の和が決
定される。この和の形成により、ドライバとは独立のブ
レーキ操作に基づき、ブレーキ回路にブレーキ媒体が供
給されなければならないか、またはブレーキ回路から排
出されなければならないかに対する尺度が形成される。
第2の弁装置においてはブレーキ回路のいわゆる循環弁
が使用され、循環弁は入口側でブレーキ回路を貯蔵容器
と結合し、かつ循環弁を介してブレーキ媒体をブレーキ
回路内に供給しないしはブレーキ回路から排出すること
ができるので、第2の弁装置が前記和の関数として操作
されることは有利である。残りの車輪ブレーキシリンダ
の第1の弁装置は、それぞれ対応の車輪ブレーキシリン
ダの容量必要量の少なくとも関数として操作される。
【0010】第1の弁装置および第2の弁装置の上記の
操作により、ブレーキ回路に対して次のことを行わせる
ことができる。第2の弁装置は個々の容量必要量の和の
関数として操作されるので、ブレーキ回路には必要量に
基づいて必要となるだけのブレーキ媒体が供給される。
したがって圧力ピークは発生することはない。同様のこ
とがブレーキ媒体の排出に対しても適用される。第2の
弁装置を介してブレーキ回路に供給されるブレーキ媒体
は、残りの車輪ブレーキシリンダの第1の弁装置の操作
によりそれらの容量必要量に応じてこれらの残りの車輪
ブレーキシリンダに分配される。最大ブレーキ圧力を有
する車輪ブレーキシリンダがそれに付属の第1の弁装置
の対応切換によりブレーキ回路と結合されるので、残り
の車輪ブレーキシリンダには対応の圧力比でブレーキ媒
体が供給される。これにより発生する最大ブレーキ圧力
を有するブレーキシリンダにおける圧力損失は、容量必
要量の和がそれに関係する第2の弁装置の操作により補
償される。
【0011】車輪ブレーキシリンダのそれぞれの容量必
要量が、それぞれの車輪ブレーキシリンダに付属の第1
の弁装置の操作のために決定される操作時間の関数とし
て、および/または車輪ブレーキシリンダに作用してい
るブレーキ圧力の関数として、および/またはブレーキ
圧力基準値の関数として、決定されることは有利であ
る。とくに、容量必要量がブレーキ圧力およびブレーキ
圧力基準値から求められた差の関数として決定される。
【0012】前記操作時間の関数として、車輪ブレーキ
シリンダに対してブレーキ圧力上昇が存在するかまたは
ブレーキ圧力低下が存在するかが決定される。ブレーキ
圧力低下が存在する場合、ブレーキ圧力基準値として、
たとえば0.4バールのオーダーの小さい設定値が使用
される。好ましい実施態様においては、この小さい値は
固定して与えられているが、適応により決定されてもよ
い。この小さい値を用いることにより、この圧力を超え
たときにはじめてそれぞれの容量必要量が決定され、こ
れにより制御精度が向上される。その理由は、しきい値
の機能を有するこのブレーキ圧力基準値により、たとえ
ばドライバにより設定される供給圧力を表わしかつ車輪
ブレーキシリンダ圧力の決定に入り込む供給圧力値内の
とくにセンサの条件によって発生する小さい変動をおさ
えることができるからである。この方法により、次のよ
うにフィルタリングが行われる。ブレーキ圧力上昇が存
在する場合、ブレーキ圧力の基準値として、制御により
付属の車輪ブレーキシリンダ内に設定すべきブレーキ圧
力を表わす目標ブレーキ圧力値が選択される。目標ブレ
ーキ圧力値は油圧装置の操作に基づいて車輪ブレーキシ
リンダ内に設定すべきブレーキ圧力を表わすので、ブレ
ーキ圧力上昇が存在する場合、目標ブレーキ圧力値がブ
レーキ圧力基準値として選択される。
【0013】それぞれの第1の弁装置の操作のために決
定される、ブレーキ圧力およびブレーキ圧力基準値から
求められた差および対応の操作時間を用いて、車輪ブレ
ーキシリンダのそれぞれの容量必要量を決定することが
できる。ブレーキ圧力低下が存在する場合、容量必要量
が第1の数学モデルにより、とくに物理的関係を用いて
決定されることは有利である。ブレーキ圧力上昇が存在
する場合、容量必要量が第2の数学モデルにより、とく
にブレーキ圧力の関数としての特性曲線群の評価により
決定されることが有利である。
【0014】個々の容量必要量の和が比較値とくに値0
と比較されることは有利である。この比較により、ブレ
ーキ回路にブレーキ媒体が供給されなければならない
か、またはブレーキ回路からブレーキ媒体が排出されな
ければならないかが特定される。この和が比較値より大
きいかまたは比較値と等しい場合、第2の弁装置の第1
の弁がこの和の関数として操作されかつ第2の弁装置の
第2の弁が閉じられる。この和が比較値より小さい場
合、第2の弁装置の第1の弁が閉じられかつ第2の弁装
置の第2の弁がこの和の関数として操作される。
【0015】ここで、用語「容量必要量」について、本
発明による装置ないし本発明による方法との関連でいか
に理解すべきかを説明する。ブレーキ圧力上昇の場合に
は正の容量必要量が存在し、これはいかなる量のブレー
キ媒体がブレーキ回路に供給されるべきかを与える。ブ
レーキ圧力低下の場合には負の容量必要量が存在し、こ
れはいかなる量のブレーキ媒体がブレーキ回路から抜き
出され、ないし排出されなければならないかを与える。
【0016】第2の弁装置の第1および第2の弁の操作
のための操作時間は、ブレーキ回路内に作用しているブ
レーキ圧力を表わすブレーキ回路圧力値の関数として、
および容量必要量の和の関数として、決定されることが
有利である。第1の弁のための操作時間が第3の数学モ
デルにより、好ましくはブレーキ圧力の関数としての特
性曲線群の評価により決定される。第2の弁に対する操
作時間が第4の数学モデルにより、とくに物理的関係を
用いて決定される。
【0017】さらに、本発明による装置は、第1の弁装
置に対する操作時間の関数として、ブレーキ回路におけ
る、ブレーキ圧力が上昇される車輪ブレーキシリンダの
数およびタイプを決定する手段を含む。これらの車輪ブ
レーキシリンダの数および/またはタイプは第2の弁装
置の第1の弁の操作において考慮される。たとえば前車
軸の車輪ブレーキシリンダは後車軸の車輪ブレーキシリ
ンダより容量が大きく、したがってブレーキ圧力上昇の
場合に異なる特性を有するので、車輪ブレーキシリンダ
のタイプが考慮される。ブレーキ圧力上昇の場合、ブレ
ーキ回路はブレーキ圧力が上昇される車輪ブレーキシリ
ンダの数の関数として異なる挙動をするので、車輪ブレ
ーキシリンダの数が考慮される。
【0018】その他の利点ならびに有利な実施態様が従
属請求項、図面および実施態様の説明から明らかであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】異なる図において同じ符号を有す
るブロックは同じ機能を有することを注記しておく。
【0020】まず図1について説明する。実施態様とし
て、図1に示すような車両内に含まれているブレーキ装
置100が基礎となる。ブレーキ装置100は、貯蔵容
器102、たとえば空圧式のブレーキ力増幅器103お
よびブレーキペダル104を備えた2回路式主ブレーキ
シリンダ101ならびに2つのブレーキ回路107ない
し108を有している。ブレーキ回路107には、両方
の車輪105hlないし105hrが付属の車輪ブレー
キシリンダ137hlないし137hrと共に設けられ
ている。ブレーキ回路108には、両方の車輪105v
lないし105vrが付属の車輪ブレーキシリンダ13
7vlないし137vrと共に設けられている。主ブレ
ーキシリンダ101と車輪ブレーキシリンダ137h
l、137hr、137vlないし137vrとの間に
油圧装置106が配置されている。
【0021】以下において、車両の車輪に対し、簡単な
記述方法として105ijが使用される。この場合、指
数iは、車輪が後車軸(h)に存在するかまたは前車軸
(v)に存在するかを示している。指数jは車両の右側
(r)に付属するかないし車両の左側(i)に付属する
かを示している。両方の指数iないしjによるこの符号
は、それが使用されるすべての量ないしすべての要素に
対しても、たとえば車輪ブレーキシリンダ137ijな
いしブレーキ装置内に含まれる弁ないしポンプに対して
も適用される。
【0022】図1に示したブレーキ回路分割において、
いわゆる白/黒分割が使用される。このブレーキ回路分
割は、符号107で示されているブレーキ回路1および
符号108で示されているブレーキ回路2を含む。この
ブレーキ回路分割は決して制約を示すものではない。本
発明による方法ないし本発明による装置を他のブレーキ
回路分割たとえば対角分割を備えたブレーキ装置におい
て使用することもまた考えられる。
【0023】主ブレーキシリンダ101は、たとえばそ
れ自身既知のように構成されかつブレーキペダル104
により操作され、これによりブレーキ回路107および
108内にブレーキ圧力が発生する。ブレーキペダル1
04により主ブレーキシリンダ101に加えられた作用
は、ブレーキ力増幅器103により増幅される。貯蔵容
器102は主ブレーキシリンダ101に圧力媒体を供給
し、圧力媒体は、主ブレーキシリンダ101から車輪ブ
レーキシリンダ137ijの方向に油圧装置106内を
貫通して、正常ブレーキ運転のために圧力を供給可能で
ある。
【0024】油圧装置106は、ブレーキペダル104
を操作したときに車輪滑りを調節するためにいわゆる戻
しタイプとして形成され、かつブレーキ回路107に対
して戻しポンプ111hを有し、ブレーキ回路108に
対して戻しポンプ111vを有している。さらに、油圧
装置106は、車輪ブレーキシリンダ137ijの各々
に対して、それぞれ第1の弁113ijすなわち入口弁
と第2の弁114ijすなわち出口弁とから構成される
第1の弁装置112ijを有している。さらに、ブレー
キ回路107ないし108はそれぞれ蓄圧室115iを
有している。さらに同様に、たとえば緩衝室116iな
らびに緩衝絞り117iが設けられている。戻しポンプ
111iの駆動のために必要なモータが図1には示され
ていない。ここで、戻しポンプ111iの各々に対して
別々のモータを設けることもまた考えられることを注記
しておく。戻しポンプ111iの構造的配置もまた種々
の形で行うことが可能である。
【0025】車輪ブレーキシリンダ137ijから出発
して、それらのそれぞれに付属の入口弁113ijを主
ブレーキシリンダ101の方向に逆止弁118ijによ
りバイパス可能であり、逆止弁118ijは、たとえば
入口弁113ijがその遮断位置にあるときまたはその
正常開放位置において付属の絞りが有効に作動している
とき、圧力低下の場合にそれぞれの入口弁113ijを
バイパスして主ブレーキシリンダ101の方向に開放可
能である。
【0026】ブレーキペダルを操作したとき、車輪ブレ
ーキシリンダ137ijに供給されたブレーキ圧力によ
り、油圧装置106の前述の個々の要素により車輪滑り
制御運転が可能である。このために、それぞれの車輪ブ
レーキシリンダ137ijと主ブレーキシリンダ101
との間に正常時に開放位置すなわち通過位置にある入口
弁113ijが存在するので、ブレーキペダル104の
操作により主ブレーキシリンダ101内に発生された圧
力は、通常車輪ブレーキシリンダ137ij内に到達可
能である。同様に、車輪ブレーキシリンダ137ijと
結合されているそれぞれの出口弁114ijは、通常位
置の遮断位置にあって閉じられかつ操作位置において絞
り通過を可能にし、付属の戻しポンプ111iの入口側
と結合されている。戻しポンプ111iの出口側に緩衝
室116iが接続されている。主ブレーキシリンダ10
1の方向、ならびにそれぞれの入口弁113iに向かっ
て、緩衝室116iの下流側に絞り117iが続いてい
る。
【0027】さらに、油圧装置106には制御装置12
0ならびに車輪105ijに付属の車輪回転速度センサ
119ijが設けられている。車輪回転速度センサ11
9ijにより発生された信号nijは制御装置120に
供給される。信号の制御装置120への供給は、図1に
おいては車輪回転速度センサ119ijから出る電気ラ
インにより、ならびに制御装置に供給される信号を表わ
す接続ライン122により示されている。制御装置12
0と結合されているその他のセンサはブロック123に
より示されている。制御装置120には、上記のポンプ
ないし弁ならびに後に説明するその他のポンプないし弁
が接続されている。これらのポンプないし弁の接続は、
制御装置120から出る操作信号を表わす接続ライン1
21により、および弁ないしポンプに存在する電気ライ
ンにより示されている。
【0028】制御装置120として、ブレーキ滑り制御
装置、駆動滑り制御装置、車両の動特性を表わす変数と
くに車両のヨー速度の制御装置が対象となる。自動ブレ
ーキ作動のために油圧装置106はさらに切換弁136
iを有し、切換弁136iは、第1の位置においては通
過弁124iとして作動し、第2の位置においては圧力
制限弁125iとして作動する。これらの切換弁136
iに並列に逆止弁126iが設けられている。逆止弁1
26iにより、ドライバにより設定された供給圧力Pv
orが確実に利用可能である。さらに、戻しポンプ11
1iの入口側に吸込弁127iならびに逆止弁128i
が設けられている。弁127iおよび136iは以下に
おいて第2の弁装置に包括され、この場合、弁127i
は第2の弁装置の第1の弁を示し、弁136iは第2の
弁装置の第2の弁を示すものとする。切換弁136iな
らびに吸込弁127iの、主ブレーキシリンダ101の
側の接続配管の途中にそれぞれ緩衝室129iが設けら
れている。自動ブレーキ作動において油圧装置106に
ブレーキ媒体を供給するために少なくとも1つのポンプ
装置134とくに吸引ポンプが設けられ、ポンプ装置1
34はブレーキ回路108に設けられている。ブレーキ
回路107には主ブレーキシリンダ101を介して結合
が形成される。ポンプ装置134から、主ブレーキシリ
ンダ101と油圧装置106との間に存在する主ブレー
キ配管110に供給配管131が通じ、供給配管131
内に主ブレーキシリンダ110の方向に開放可能な逆止
弁133が組み込まれている。ポンプ装置134は吸込
配管135により貯蔵容器102に接続されている。逆
止弁133と主ブレーキ配管110との間にセンサ13
2が設けられ、センサ132はドライバにより設定され
た供給圧力Pvorを表わす信号を発生する。
【0029】第2のブレーキ回路107は、それに付属
の主ブレーキ配管109を介して主ブレーキシリンダ1
01に接続され、主ブレーキ配管109は同様に主ブレ
ーキシリンダ101と油圧装置106との間に存在して
いる。
【0030】上記の構成要素のほかに油圧装置は種々の
位置に符号130で示したフィルタを含み、このフィル
タについてはここでは詳細には説明しない。最後に、図
1に関して、上記のブレーキ装置の機能を他の構成要素
を用いて実行することもまた考えられることを注記して
おく。さらに、油圧式ブレーキ装置のこの説明は決して
制約を示すものではない。本発明による方法ないし本発
明による装置の使用は空圧式または電気油圧式あるいは
電気空圧式ブレーキ装置に関しても考えられる。
【0031】以下に図2を説明する。ブロック120
は、図示されていない車両の少なくとも1つの動特性変
数を制御するための本発明による装置内に含まれている
制御装置を示す。ブロック132、119ij、20
1、202ないし203により、上記の文献「FDR−
Boschの走行動特性制御」に記載のような、少なく
とも1つの走行動特性変数の制御のために固有の車両変
数を測定する手段が示されている。ブロック132は圧
力センサを示し、この圧力センサによりドライバにより
設定される供給圧力を表わす供給圧力値Pvorが測定
される。ブロック119ijは車輪回転速度センサを示
し、この車輪回転速度センサにより車輪に対して対応す
る車輪回転速度値nijが測定される。ブロック201
はかじ取角センサを示し、かじ取角センサによりドライ
バにより設定されたかじ取角deltaが測定される。
ブロック202はヨー速度センサを示し、ヨー速度セン
サにより車両のヨー速度omegaすなわち車両の重心
垂直軸周りの回転速度が測定される。ブロック203は
横方向加速度センサを示し、横方向加速度センサにより
車両に作用する横方向加速度aqが測定される。量om
egaは、車両の走行動特性変数を示し、本発明による
装置により制御される。
【0032】上記のセンサは、上記の文献「FDR−B
oschの走行動特性制御」に記載のように、いわゆる
走行動特性制御装置に対して固有のものである。ブロッ
ク201、202ないし203は図1においてはブロッ
ク123にまとめられている。
【0033】センサにより測定された量Pvor、ni
j、delta、omegaならびにaqはブロック2
07に供給されるが、ブロック207は、制御装置12
0内に組み込まれた制御ユニットを示し、ブロック20
7については後に説明する。
【0034】ブロック204において、ブレーキ圧力が
上昇される車輪ブレーキシリンダのタイプおよび数が決
定され、すなわちブレーキ回路の作動している車輪ブレ
ーキシリンダが決定される。これらの車輪ブレーキシリ
ンダのタイプおよび数の決定は、ブロック207からブ
ロック204に供給される量UventRadijの関
数として行われる。量UventRadijは、車両の
車輪にブレーキトルクを発生させるアクチュエータ11
2ijの操作時間を意味する。とくに弁装置時間を意味
する。ここで、図2に含まれているアクチュエータ11
2ijは、図1に示す弁113ijおよび114ijに
対応し、すなわちアクチュエータ112ijは第1の弁
装置に対応することを注記しておく。量UventRa
dijの決定をさらに詳細に説明する。
【0035】ブレーキ回路内の作動車輪ブレーキシリン
ダの数を決定するために、たとえば車輪ブレーキシリン
ダに対してそれぞれ、量UventRadijが正であ
るか否かが検査される。その理由は、正の量Uvent
Radijに対してはそれぞれの第1の弁装置が、対応
する車輪ブレーキシリンダ137ij内のブレーキ圧力
が上昇されるように操作されるからである。このため
に、量UventRadijはとくに値0と比較され
る。対応する量UventRadijが正の場合、カウ
ンタRadKnが上昇される。カウンタRadKnにお
いて、文字nは対応するブレーキ回路を示す。これは次
のことを意味する。ブレーキ装置が2つのブレーキ回路
を有する場合、文字nは値1ないし2をとる。文字nに
より示されるこの記号は、同様にこの記号が使用される
他の量ないし変数においても適用される。
【0036】ブレーキ回路内の作動車輪ブレーキシリン
ダのタイプを決定するとき、量UventRadijに
基づいて、たとえば、ブレーキ回路内に存在する前車輪
が作動しているか否か、すなわちこの前車輪においてブ
レーキ圧力が上昇されているか否かが特定される。ブレ
ーキ回路の前車輪においてブレーキ圧力が上昇される場
合、変数KnVRに値TRUE(真)が割り当てられ
る。作動車輪のタイプの決定は、図1に示すブレーキ装
置に対しては必ずしも必要ではない。その理由は、この
ブレーキ装置が白/黒分割を有し、この分割において、
ブレーキ回路1は後車輪を含み、ブレーキ回路2は前車
輪を含むからである。しかしながら、この決定は、たと
えば対角分割を有するブレーキ装置に対しても有効であ
る。本発明による方法ないし本発明による装置は任意の
ブレーキ装置に対して使用可能であるので、この決定
は、はじめから考えられるあらゆるブレーキ装置に適用
可能なように設計されている。
【0037】ブロック204において発生されたカウン
タRadKnのみならず変数KnVRもまたブロック2
07に供給される。ブロック205において、車輪の車
輪ブレーキシリンダ内に作用しているブレーキ圧力を表
わす圧力値Pijが決定される。圧力値Pijは、たと
えば上記の文献「FDR−Boschの走行動特性制
御」に記載のように、供給圧力Pvorの関数として、
および手段112ijに対する弁操作時間UventR
adijの関数として、決定される。圧力値Pijの決
定は、この場合たとえば数学モデルを使用して行われ
る。圧力値Pijは、ブロック205からブロック20
6のみならずブロック207にも供給される。圧力値P
ijの上記のような決定の代わりに、この圧力値を対応
の車輪に付属の圧力センサにより測定することもまた提
案されている。
【0038】圧力値Pijから出発して、ブロック20
5においてブレーキ回路の最大ブレーキ圧力を有する車
輪ブレーキシリンダが決定される。この車輪ブレーキシ
リンダはRadPmaxKn内に記憶される。ブレーキ
回路の最大ブレーキ圧力を有する車輪ブレーキシリンダ
は、既知のように圧力値Pij相互間の比較により決定
される。変数RadPmaxKnは、ブロック205か
らブロック207に供給される。
【0039】ブロック206において、車輪ブロックシ
リンダのそれぞれの容量必要量Volumenbeda
rfijが決定される。このためにブロック206に、
ブロック205から圧力値Pijが、ならびにブロック
207から量UventRadijのみならず目標ブレ
ーキ圧力値Psollijもまた供給される。目標ブレ
ーキ圧力値Psollijは、制御に基づいて付属の車
輪ブレーキシリンダ内に設定すべきブレーキ圧力を表わ
す。車輪ブレーキシリンダに対して求められた容量必要
量Volumenbedarfijは、ブロック206
からブロック207に供給される。
【0040】個々の車輪ブレーキシリンダの容量必要量
Volumenbedarfijは次のように決定され
る。車輪ブレーキシリンダに対して、弁操作時間Uve
ntRadijにより、ブレーキ圧力上昇が存在するか
またはブレーキ圧力低下が存在するかが決定される。ブ
レーキ圧力低下が存在する場合、ブレーキ圧力制限値と
してより小さい設定値PminKnが使用される。この
値PminKnは好ましい実施態様においては固定の設
定値であり、この値はブロック206内に記憶されてい
る。代替態様として、値PminKnは適応により決定
されてもよい。対応する車輪ブレーキシリンダ内に作用
しているブレーキ圧力およびブレーキ圧力制限値から差
が形成される。それぞれの容量必要量Volumenb
edarfijは、第1の数学モデルにより、とくに物
理的関係を用いて決定される。この第1の数学モデルに
は、たとえば次の物理的関係が基礎となっている。
【0041】
【数1】
【0042】(1) 上記の式(1)から理解されるように、容量必要量Vo
lumenbedarfijは、弁操作時間Uvent
Radijおよび上記の圧力差の関数として決定され
る。容量必要量Volumenbedarfijの決定
において、ブレーキ装置内で使用される弁の絞り直径が
考慮されることが有利であることは明らかである。
【0043】これに対してブレーキ圧力上昇が存在する
場合、ブレーキ圧力制限値として対応する目標ブレーキ
圧力値Psollijが使用される。対応の車輪ブレー
キシリンダ内に作用するブレーキ圧力およびブレーキ圧
力制限値から同様に差が形成される。第2の数学モデル
を用いて、対応する車輪ブレーキシリンダの容量必要量
Volumenbedarfijが決定される。この第
2の数学モデルにおいては、特性曲線群が車輪ブレーキ
シリンダ内に作用しているブレーキ圧力の関数として評
価される。評価により1つの値が求められ、この値を用
いて上記の差が評価され、これにより対応する車輪ブレ
ーキシリンダの容量必要量が得られる。この場合もま
た、容量必要量を決定するときにブレーキ装置内で使用
される弁の絞り直径が考慮されることは有利である。
【0044】符号207により制御装置120内に組み
込まれている制御ユニットないし車両制御ユニットが示
されている。この制御ユニットは同時に、機関208、
ブロック209およびアクチュエータ112ijに対す
る操作論理を含む。ブロック209内に、ブレーキ装置
内に含まれるポンプ111i、134ならびに第2の弁
装置の弁127iおよび136iが含まれている。制御
ユニット207は、その基本機能において走行動特性を
表わす量、たとえば車両のヨー速度を表わす量を、ブレ
ーキ係合によりおよび/または機関係合により制御する
制御ユニットである。ここで、上記の文献「FDR−B
oschの走行動特性制御」を参照することとする。代
替態様として、制御ユニット207は、ブレーキ滑り制
御装置および/または駆動滑り制御装置であってもよ
い。
【0045】制御ユニット207においてその基本機能
内で行われる制御は、既知のように、それに付属の量P
vor、nij、delta、omega、aq、なら
びに、たとえば、機関208の機関回転速度を表わす量
mot2に基づいている。
【0046】制御ユニット207は、操作信号および/
または操作量mot1、Ai、AVLPないしAijを
発生し、これらの操作信号および/または操作量によ
り、機関208、ブロック209にまとめられている構
成要素、ならびにアクチュエータ112ijが操作され
る。量mot1の発生に関しては、上記の文献「FDR
−Boschの走行動特性制御」が参照される。容量必
要量Volumenbedarfijから出発して、一
方で、操作信号および/または操作量AiないしAVL
Pが決定される。Aiにより弁127iないし136i
ならびにポンプ111iが操作される。これに関しては
図3によりさらに詳細に説明する。AVLPによりポン
プ134が操作される。他方で、アクチュエータ112
ijに対する操作信号および/または操作量Aiが決定
される。Aiの決定もまた図3によりさらに詳細に説明
する。操作量mot1は、たとえば機関の絞り弁位置を
調節する。
【0047】図3に本発明による装置内で実行される本
発明による方法が流れ図により示されている。この場
合、図を見やすくするために図3における表示は、図1
において107の符号を有するブレーキ回路1に限定さ
れている。これは決して制約を示すものではない。図1
において符号108を有するブレーキ回路2に対しても
また本発明による方法が同様に実行される。正常時に
は、図3に示す方法がブレーキ回路1に対してのみなら
ずブレーキ回路2に対してもまた、本発明による装置内
で平行してすなわち同時に実行される。
【0048】図3に示す本発明による方法は、上記のよ
うにドライバとは独立のブレーキ操作において、とくに
ドライバとは独立のブレーキ圧力上昇において実行され
ることをまず記憶にとどめておくべきである。この理由
から、図3においては対応する問い合わせの表示が省略
されている。
【0049】本発明による方法はステップ301から開
始する。このステップにおいて量RadPmaxK1が
決定される。ここでは、この量を決定するための、図2
内に含まれているブロック205の説明を参照すること
とする。ステップ301に続いてステップ302が実行
される。ステップ302において、量RadK1ないし
K1VRが決定される。これらの両方の量の決定は図2
内に含まれているブロック204において行われるの
で、ここでは対応する説明を参照することとする。ステ
ップ302に続いてステップ303が実行される。
【0050】ステップ303において、ブレーキ回路1
の容量必要量VolumenbedarfK1が決定さ
れる。このためにブレーキ回路1内に含まれている車輪
ブレーキシリンダの個々の容量必要量Volumenb
edarfijが決定される。容量必要量Volume
nbedarfijの決定に関しては、この決定を行う
ためのブロック206の説明を参照することとする。量
VolumenbedarfK1により、ブレーキ回路
1にブレーキ媒体が供給されなければならないか、また
はブレーキ回路1からブレーキ媒体が排出されなければ
ならないかを特定することができる。
【0051】上記のことが、ステップ303に続くステ
ップ304において、このステップ内で行われる問い合
わせにより評価される。ステップ304において、量V
olumenbedarfK1がより小さい値とくに値
0と比較される。ステップ304において、量Volu
menbedarfK1が前記の小さい値より小さいこ
とが特定された場合、これはブレーキ回路1に対して圧
力低下が必要であること、すなわちブレーキ回路1から
ブレーキ媒体が排出されなければならないことを意味す
るので、ステップ304に続いてステップ305が実行
される。これに対してステップ304において、量Vo
lumenbedarfK1が値0より大きいことが特
定された場合、これはブレーキ回路1に対して圧力上昇
が必要であること、すなわちブレーキ回路1に圧力媒体
が供給されなければならないことを意味するので、ステ
ップ304に続いてステップ309が実行される。
【0052】ステップ304において、ブレーキ回路1
に対しブレーキ圧力低下が必要であることが特定された
場合、このために弁136hを開き、すなわち位置12
4hに移動しかつ弁127hを閉じることが必要であ
る。弁136はドライバとは独立のブレーキ操作の間は
閉じられているので、ステップ305において弁136
hに対する操作時間Uvent136hが決定され、こ
の間この弁が開かれる。
【0053】操作時間Uvent136hは次のように
決定される。ブレーキ回路1内に作用しているブレーキ
圧力を表わすブレーキ回路圧力値Pkreis1が決定
される。このブレーキ回路圧力値Pkreis1は、た
とえばドイツ特許庁に出願番号第19712889.0
号で提出された出願に記載のような方法により行うこと
ができる。このブレーキ回路圧力値およびドライバによ
り設定された供給圧力を表わす供給圧力値Pvorから
差が形成される。この差および容量必要量Volume
nbedarfK1の関数として、操作時間Uvent
136hが第4の数学モデルにより、とくに物理的関係
を用いて決定される。第4の数学モデルはたとえば次式
により表わすことができる。
【0054】
【数2】
【0055】(2) この場合もまた同様に、操作時間Uvent136hを
ブレーキ装置内で使用される弁の絞り直径と関係させる
ことは有利である。
【0056】ステップ305に続いてステップ306が
実行される。ステップ306において上記のように、量
RadPmaxK1により決定されている車輪に対し
て、すなわちその車輪ブレーキシリンダがブレーキ回路
1内で最大ブレーキ圧力を有する車輪に対して、弁11
3hjが開かれかつ弁114hjが閉じられる。すなわ
ち、弁113hjは開放(通過)位置にあり、弁114
hjは遮断位置にある。ステップ306に続いてステッ
プ307が実行される。
【0057】ステップ307において、量RadPma
xK1により決定されていない車輪に対して、弁113
hjおよび弁114hjが関連の容量必要量Volum
enbedarfhjに応じて操作される。この関係に
ついては、上記の文献「FDR−Boschの走行動特
性制御」を参照することとする。
【0058】ステップ307に続いてステップ308が
実行され、ステップ308において弁136hが操作時
間Uvent136hに応じて操作される。さらにステ
ップ308において弁127hが閉じられる。ステップ
308に続いて再びステップ301が実行される。
【0059】ステップ304において、ブレーキ回路1
に対してブレーキ圧力上昇が必要であることが特定され
た場合、このために弁127hを開きかつ弁136hを
閉じ、すなわち位置125hに移動することが必要であ
る。このために、ステップ309において、弁127h
に対する操作時間Uvent127hが決定される。操
作時間Uvent127hの決定は次のように行われ
る。まずステップ305と同様にブレーキ回路圧力値P
kreis1が決定される。このブレーキ回路圧力値は
第3の数学モデルに対する入力値として使用され、第3
の数学モデルにより操作時間Uvent127hが決定
される。この第3の数学モデルにおいては、特性曲線群
がブレーキ回路圧力値Pkreis1の関数として評価
される。この評価により1つの値が求められ、この値に
より容量必要量VolumenbedarfK1が評価
され、これにより操作時間Uvent127hが与えら
れる。この場合、操作時間Uvent127hの決定に
おいて、それぞれのブレーキ回路内でそられのブレーキ
圧力が上昇されるブレーキ回路の車輪ブレーキシリンダ
の数のみならずタイプもまた考慮することが有利である
ことは明らかである。さらに、操作時間Uvent12
7hの決定において、ポンプ111hの供給特性もまた
考慮される。さらに、操作時間Uvent127hが、
ブレーキ装置内で使用されている弁の絞り直径と関係づ
けられることが有利である。
【0060】ステップ309に続いてステップ310が
実行され、ステップ310は上記のステップ306に対
応している。ステップ310に続いてステップ311が
実行される。このステップは上記のステップ307に対
応している。ステップ311に続いてステップ312が
実行され、ステップ312において、弁127hが操作
時間Uvent127hに応じて操作され、すなわち開
かれる。同様にステップ312において、弁136hは
閉じるように操作される。ステップ312に続いて再び
ステップ301が実行される。
【0061】ステップ308においてのみならずステッ
プ312においても、ポンプ111hならびにポンプ1
34はそれらが液を移送するように操作される。これに
より一定の容積流れが保証される。
【0062】最後に、説明の中に選択さた実施態様の形
態ならびに図面の中に選択された図は、決して本発明に
よる考え方に対する制限を示すものではないことを注記
しておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の基礎となるブレーキ装置の
油圧系統図ならびにブレーキ装置に付属の制御装置を示
した全体構成図である。
【図2】本発明による装置の基礎となる本発明による方
法を実行するための制御装置を示した全体配置図であ
る。
【図3】本発明による方法を実行するための一実施態様
を示した流れ図である。
【符号の説明】
100 ブレーキ装置 101 主ブレーキシリンダ 102 貯蔵容器 103 ブレーキ力増幅器 104 ブレーキペダル 105ij 車輪 106 油圧装置 107、108 ブレーキ回路 109、110、131、135 配管 111i、134 ポンプ 112ij 第1の弁装置(アクチュエータ) 113ij 第1の弁装置の第1の弁 114ij 第1の弁装置の第2の弁 115i 蓄圧室 116i、129i 緩衝室 117i 緩衝絞り 118ij、126i、128i、133 逆止弁 119ij 車輪回転速度センサ 120 制御装置 121、122 接続ライン 123 その他のセンサ 124i 第2の弁装置の第2の弁の通過位置(通過
弁) 125i 圧力制限弁 127i 第2の弁装置の第1の弁(吸込弁) 130 フィルタ 132 圧力センサ(ドライバにより発生された供給圧
力) 136i 第2の弁装置の第2の弁(切換弁) 137ij 車輪ブレーキシリンダ 201 かじ取角センサ 202 ヨー速度センサ 203 横方向加速度センサ 204 ブレーキ圧力が上昇される車輪ブレーキシリン
ダの数およびタイプの決定手段 205 最大ブレーキ圧力を有する車輪ブレーキシリン
ダの決定手段 206 車輪ブレーキシリンダの容量必要量の決定手段 207 制御ユニット 208 機関 209 ポンプ111i、134ならびに弁127iお
よび136i Ai 第2の弁装置およびポンプ111iの操作信号/
操作量 Aij アクチュエータ112ijの操作信号/操作量 aq 横方向加速度 AVLP ポンプ134の操作信号/操作量 delta かじ取角 KnVR カウンタ(ブレーキ圧力が上昇される車輪ブ
レーキシリンダのタイプ) mot1 絞り弁位置の操作信号/操作量 mot2 機関回転速度を表わす量 nij 車輪回転速度 omega ヨー速度 Pij ブレーキ圧力 Pkreisn ブレーキ回路圧力値 PminKn ブレーキ圧力基準値(小さい設定値) Psollij ブレーキ圧力基準値(目標ブレーキ圧
力値) Pvor 供給圧力 RadKn カウンタ(ブレーキ圧力が上昇される車輪
ブレーキシリンダの数) RadPmaxKn 最大ブレーキ圧力を有するシリン
ダを記憶する変数 UventRadij 第1の弁装置の操作時間 Uvent127h1 弁127h(ブレーキ回路1)
の操作時間 Uvent136h1 弁136h(ブレーキ回路1)
の操作時間 Volumenbedarfij 車輪ブレーキシリン
ダの容量必要量 VolumenbedarfKn 車輪ブレーキシリン
ダの容量必要量の和
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マンフレート・ゲルデス ドイツ連邦共和国 70825 コルンタル− ミュンヒンゲン,クリストフシュトラーセ 22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ装置(100)を含み、前記ブ
    レーキ装置が、ブレーキ媒体を受け入れるための貯蔵容
    器(102)と少なくとも1つのブレーキ回路(10
    7、108)とを含み、前記ブレーキ回路が、出口側に
    第1の弁装置(112ij)と、入口側に第2の弁装置
    (127i、136i)とを含み、前記第1の弁装置に
    前記ブレーキ回路に付属の車輪ブレーキシリンダ(13
    7ij)が接続され、前記貯蔵容器が前記第2の弁装置
    に結合されている、特に車両のヨー速度を表わす量(o
    mega)を制御する、車両の少なくとも1つの走行動
    特性変数の制御装置において、 前記少なくとも1つのブレーキ回路に対して、最大ブレ
    ーキ圧力を有する車輪ブレーキシリンダを決定する手段
    (205)を備えること、およびドライバとは独立のブ
    レーキ操作において、特にドライバとは独立のブレーキ
    圧力上昇において、前記最大ブレーキ圧力を有する前記
    車輪ブレーキシリンダのブレーキ圧力が前記第2の弁装
    置の対応操作により設定され、前記ブレーキ回路の残り
    の車輪ブレーキシリンダのそれぞれのブレーキ圧力の設
    定のために、前記第2の弁装置に加えて、それぞれの車
    輪ブレーキシリンダに付属の前記第1の弁装置がそれに
    応じて操作されること、を特徴とする車両の少なくとも
    1つの走行動特性変数の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の弁装置がそれぞれ、第1の弁
    (113ij)と第2の弁(114ij)とから構成さ
    れていること、および前記最大ブレーキ圧力を有する前
    記車輪ブレーキシリンダに対して、前記ドライバとは独
    立のブレーキ操作が存在する間は、前記第1の弁装置の
    前記第1の弁が開放位置に切換えられ、前記第1の弁装
    置の前記第2の弁が遮断位置に切換られること、を特徴
    とする請求項1の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ回路に付属の前記車輪ブレ
    ーキシリンダに対して、それぞれの容量必要量(Vol
    umenbedarfij)を決定する手段(206)
    を備えること、および個々の前記容量必要量の和(Vo
    lumenbedarfKn)の少なくとも関数として
    前記第2の弁装置が操作されること、および/または残
    りの前記車輪ブレーキシリンダの前記第1の弁装置がそ
    れぞれ、対応する前記車輪ブレーキシリンダの容量必要
    量の少なくとも関数として操作されること、を特徴とす
    る請求項1の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記車輪ブレーキシリンダのそれぞれの
    容量必要量が、それぞれの車輪ブレーキシリンダに付属
    の前記第1の弁装置の操作のために決定される操作時間
    (UventRadij)の関数として、および/また
    は前記車輪ブレーキシリンダに作用しているブレーキ圧
    力(Pij)の関数として、および/またはブレーキ圧
    力基準値(Psollij、PminKn)の関数とし
    て決定され、特に前記容量必要量が、前記ブレーキ圧力
    と前記ブレーキ圧力基準値とから求められた差の関数と
    して決定されることを特徴とする請求項3の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記操作時間の関数として、前記車輪ブ
    レーキシリンダに対してブレーキ圧力上昇が存在するか
    またはブレーキ圧力低下が存在するかが決定されるこ
    と、およびブレーキ圧力低下が存在する場合、ブレーキ
    圧力基準値として小さい設定値(PminKn)、特に
    0.4バールの値が使用され、かつ前記容量必要量が、
    第1の数学モデルを用いて、特に物理的関係を用いて決
    定されること、および/またはブレーキ圧力上昇が存在
    する場合、ブレーキ圧力基準値として、制御により付属
    の車輪ブレーキシリンダ内に設定すべきブレーキ圧力を
    表わす目標ブレーキ圧力値(Psollij)が決定さ
    れ、かつ前記容量必要量が第2の数学モデルにより、特
    にブレーキ圧力の関数としての特性曲線群の評価により
    決定されること、を特徴とする請求項4の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ回路がポンプ(111i)
    を含むこと、および前記第2の弁装置が、前記第1の弁
    (127i)が開放位置にあるときに前記ポンプの操作
    により前記ブレーキ媒体が前記第1の弁を介して前記ブ
    レーキ回路内に流入する前記第1の弁(127i)と、
    前記第2の弁(136i)が開放位置(124i)にあ
    るときに前記ポンプの操作により前記ブレーキ媒体が前
    記第2の弁を介して前記ブレーキ回路から流出する前記
    第2の弁(136i)とから構成されていること、およ
    び個々の前記容量必要量の和が比較値、特に値0と比較
    されること、およびこの和が前記比較値より大きいかま
    たは等しい場合、前記第2の弁装置の前記第1の弁がこ
    の和の関数として操作され、かつ前記第2の弁装置の前
    記第2の弁が遮断されること、および/またはこの和が
    前記比較値より小さい場合、前記第2の弁装置の前記第
    1の弁が遮断され、かつ前記第2の弁装置の前記第2の
    弁がこの和の関数として操作されること、を特徴とする
    請求項3の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ブレーキ回路内に作用しているブレ
    ーキ圧力を表わすブレーキ回路圧力値(Pkreis
    n)が決定されること、およびこのブレーキ回路圧力値
    および前記容量必要量の和の関数として前記第2の弁装
    置の前記第1および第2の弁の操作のための操作時間が
    決定され、特に前記第1の弁のための操作時間が第3の
    数学モデルにより、好ましくはブレーキ圧力の関数とし
    ての特性曲線群の評価により決定され、および/または
    特に前記第2の弁に対する操作時間が第4の数学モデル
    を用いて、特に物理的関係を用いて決定されること、を
    特徴とする請求項6の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の弁装置に対する操作時間の関
    数として、前記ブレーキ回路の、ブレーキ圧力が上昇さ
    れる車輪ブレーキシリンダの数(RadKn)およびタ
    イプ(KnVR)を決定する手段(204)を備えるこ
    と、およびこれらの車輪ブレーキシリンダの数および/
    またはタイプが前記第2の弁装置の前記第1の弁の操作
    において考慮されること、を特徴とする請求項6の制御
    装置。
  9. 【請求項9】 車両がブレーキ装置(100)を含み、
    前記ブレーキ装置が、ブレーキ媒体を受け入れるための
    貯蔵容器(102)と少なくとも1つのブレーキ回路
    (107、108)とを含み、前記ブレーキ回路が、出
    口側に第1の弁装置(112ij)と入口側に第2の弁
    装置(127i、136i)とを含み、前記第1の弁装
    置に前記ブレーキ回路に付属の車輪ブレーキシリンダ
    (137ij)が接続され、前記貯蔵容器が第2の弁装
    置と結合されている、特に車両のヨー速度を表わす量
    (omega)を制御する、車両の少なくとも1つの走
    行動特性変数の制御方法において、 前記少なくとも1つのブレーキ回路に対して、最大ブレ
    ーキ圧力を有する車輪ブレーキシリンダが決定されるこ
    と、およびドライバとは独立のブレーキ操作において、
    特にドライバとは独立のブレーキ圧力上昇において、前
    記最大ブレーキ圧力を有する前記車輪ブレーキシリンダ
    のブレーキ圧力が前記第2の弁装置の対応操作により設
    定され、前記ブレーキ回路の残りの車輪ブレーキシリン
    ダのそれぞれのブレーキ圧力の設定のために、前記第2
    の弁装置に加えて、それぞれの車輪ブレーキシリンダに
    付属の前記第1の弁装置がそれに応じて操作されるこ
    と、を特徴とする車両の少なくとも1つの走行動特性変
    数の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の弁装置がそれぞれ、第1の
    弁(113ij)と第2の弁(114ij)とから構成
    されていること、および前記最大ブレーキ圧力を有する
    車輪ブレーキシリンダに対して、前記ドライバとは独立
    のブレーキ操作が存在する間は、前記第1の弁装置の前
    記第1の弁が開放位置に切換えられ、前記第1の弁装置
    の前記第2の弁が遮断位置に切換られること、および/
    または前記ブレーキ回路に付属の車輪ブレーキシリンダ
    に対して、それぞれの容量必要量(Volumenbe
    darfij)が決定されること、および個々の前記容
    量必要量の和(VolumenbedarfKn)の関
    数として、前記第2の弁装置が操作されること、および
    /または残りの前記車輪ブレーキシリンダの前記第1の
    弁装置がそれぞれ、対応する前記車輪ブレーキシリンダ
    の容量必要量の関数として操作されること、を特徴とす
    る請求項9の制御方法。
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