JPH11318112A - 乗用管理機の動力取り出し機構 - Google Patents

乗用管理機の動力取り出し機構

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JPH11318112A
JPH11318112A JP12998698A JP12998698A JPH11318112A JP H11318112 A JPH11318112 A JP H11318112A JP 12998698 A JP12998698 A JP 12998698A JP 12998698 A JP12998698 A JP 12998698A JP H11318112 A JPH11318112 A JP H11318112A
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光彦 丹治
Tadayuki Shinko
忠之 新古
Shigeru Nakada
茂 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体フレームの前下部に前輪を配し、後部に
後輪を配し、後上部に運転席を配置し、腹部に昇降自在
に作業機を吊設し、動力取り出し装置を装着した乗用管
理機において、該乗用管理機に装着可能な作業機の種類
を増大させることを課題とする。 【解決手段】 機体フレーム1の前下部に前輪2を一輪
配し、後部に後輪3を二輪配し、後上部に運転席12を
配置し、腹部に作業機26を配設可能とした三輪乗用管
理機において、機体フレームの前部に設けたフロントケ
ース7に前部PTO軸65を挿嵌し、該フロントケース
内に収容した前輪駆動伝達経路より動力を取り出すよう
に構成し、前記前部PTO軸をフロントケースに側方よ
り着脱可能に配置し、該フロントケース内の前部PTO
軸上にベベルギヤ64を挿嵌固定し、該ベベルギヤを介
して動力を前部PTO軸に伝達するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前部に前一輪、後
部に後二輪を配した3輪形の乗用管理機のPTOの取り
出しの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3輪形の乗用管理作業車は、ミッ
ションから出力された駆動力を前輪に伝達し、該前輪を
駆動可能に構成しており、機体前部と機体後部を接続す
る機体フレーム内には、駆動伝達機構が配置されてお
り、フロントケースおよびフロントアクスルケースを介
して駆動力が前輪に伝達される構成になっている。一
方、PTO出力はミッションケース下部より前方に突出
されたPTO軸からユニバーサルジョイント、PTO伝
動軸を介して、該乗用管理作業車腹部に装着された作業
機に動力が伝達される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前輪に駆動力
を伝達する駆動力伝達機構は前輪にのみ駆動力を伝達す
るものであり、該前輪への駆動力伝達機構は他の機構に
流用されることが無く、前輪を駆動する為にだけ該前輪
への駆動力伝達機構が構成されている。また、PTO軸
はミッションケース下部に構成されており、該乗用管理
作業車の腹部に作業機を装着する場合には、作業機への
駆動力は前記ミッションケース下部に構成されたPTO
軸により入力されるため、作業機への駆動力の入力は該
作業機の後部よりおこなわれるため該乗用管理作業車に
装着可能な作業機が限定される。また、該乗用管理作業
車に装着可能な作業機の設計上の自由度を減少させる可
能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載した如
く、機体フレームの前下部に前輪を一輪配し、後部に後
輪を二輪配し、後上部に運転席を配置し、腹部に作業機
を配設可能とした三輪乗用管理機において、機体フレー
ムの前部に設けたフロントケースに前部PTO軸を挿嵌
し、該フロントケース内に収容した前輪駆動伝達経路よ
り動力を取り出すように構成したものである。また、請
求項2に記載した如く、前記前部PTO軸をフロントケ
ースに側方より着脱可能に配置し、該フロントケース内
の前部PTO軸上にベベルギヤを挿嵌固定し、該ベベル
ギヤを介して動力を前部PTO軸に伝達するように構成
した。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は腹部に中耕ロータリを装着し下降させた状
態の乗用管理機の全体側面図、図2は乗用管理機の前部
を示す側面図、図3は乗用管理機の側面断面図、図4は
フロントケースの平面断面図、図5はフロントケースお
よびフロントアクスルケースの正面断面図、図6はフロ
ントケースおよびフロントアクスルケースの側面断面図
である。
【0006】まず、本発明に係わる三輪型乗用管理機の
全体構成を図1、図2により説明する。三輪型乗用管理
機において、前後方向に延びた機体フレーム1の後部に
運転部Bが配され、該機体フレーム1の後端部にはエン
ジン6が搭載され、ミッションケース51によって走行
変速し、該ミッションケース51の下部に配するリアア
クスルケース4より後輪駆動ケース5を介して後輪3・
3が駆動される。
【0007】前記ミッションケース51からは機体フレ
ーム1内に配置した動力伝達軸を介して前輪2に動力を
伝達する構成とし、該機体フレーム1の前部にはフロン
トケース7を設け、該フロントケース7下部に鉛直方向
を軸芯として左右回動可能に前輪駆動ケース8を装着
し、該前輪駆動ケース8に一輪の前輪2を支持して駆動
できるようにして、三輪駆動車を構成している。尚、前
記フロントケース7上部はカバー30で被装されてい
る。
【0008】また、前記エンジン6はボンネット10に
よって被装され、該ボンネット10の前方にはミッショ
ンケース51及び後輪3を被装する車体カバー11が配
され、該車体カバー11上には運転席12が載置され、
該運転席12前方の機体フレーム1上にはステアリング
コラム13が立設されている。該ステアリングコラム1
3の上部より上方にはステアリングハンドル14が突出
され、該ステアリングコラム13の右側部には図示せぬ
アクセルレバーが突出されるとともに、ステアリングコ
ラム13下部側方にサイドクラッチペダル16が配置さ
れている。
【0009】また、前記前輪2と後輪3との間の腹部に
は作業機装着装置29が配される。該作業機装着装置2
9は図2、図3に示すように、前記機体フレーム1の前
下部(フロントケース7の後方位置)に、左右一対のブ
ラケット18・18が下方に突出され、該ブラケット1
8・18の上下に支持軸169・170が横架されてい
る。上方の支持軸169の両端部に上リンク19・19
の前部が枢支され、下方の支持軸170両端部に下リン
ク20・20前部が枢支されている。前記上リンク19
・19は機体フレーム1の左右幅に略等しい間隔に設け
られている。該上リンク19を機体フレーム1の側方に
位置するまで上昇回動させることができ、作業機26を
持ち上げられるようにしている。更に、上リンク19と
下リンク20の途中部には連結アーム160によって連
結され、平行リンクが構成されている。
【0010】また、前記ブラケット18・18に昇降シ
リンダ22の基部が枢支され、該昇降シリンダ22のロ
ッド先端は前記下リンク20・20の途中部と前記連結
アーム160下端を連結した連結ピン163に枢支さ
れ、該昇降シリンダ22が平行リンクの左右方向の中央
位置に介装されるようにしている。
【0011】前記上リンク19の後端と下リンク20の
後端に装着部材であるヒッチ21が枢支され、該ヒッチ
21に作業機26が係止される。図1に示すように、該
ヒッチ21からは棒状のツールバー23が左右方向に延
出され、該ツールバー23の中央部と左右側部に、取付
け位置を変更可能に複数の作業機26を装着できるよう
にし、複数条の管理作業を行えるようにしている。尚、
作業機26としてはロータリ耕耘機、雑草を取り除く熊
手形状のレーキ等が配置できる。
【0012】また、前記ツールバー23の左右方向中央
位置には動力入力ケース36が固設されており、該動力
入力ケース36の入力軸には、前記ミッションケース5
1下部より前方に突出されたPTO軸35からユニバー
サルジョイント、PTO伝動軸37を介して動力が伝達
される。前記動力入力ケース36から、側方に動力軸3
8・38が突出され、該動力軸38が作業機26として
の各ロータリ耕耘機のチェーンケース25上部内に挿入
され、ロータリ耕耘機に動力が伝達されるのである。
【0013】更に、前記ヒッチ21の後面に機体フレー
ム1側に係止するための係止体44(図2)が固設さ
れ、また、前記ステアリングコラム13直前方の機体フ
レーム1の下部にステー140・140を下方に突出
し、該ステー140・140下端部に回動アーム142
・142の上端部が枢支され、回動アーム142・14
2の他端部に係止ピン141が外側方に突出して軸支さ
れている。該係止ピン141の一側端部に操作杆143
の前端部が枢支され、操作杆143の後端が前記ステア
リングコラム13下部の側方に略前後に摺動自在に支持
されている。
【0014】そして、作業機26を最上位置まで上昇さ
せて、前記操作杆143を前方に摺動操作して、回動ア
ーム142が下方へ回動され、係止ピン141が係止体
144の下方に移動し、係止体44と係止ピン141と
が係合され、作業機26を腹部に配した状態で移動する
場合に、作業機26を最上昇位置に確実に保持すること
ができるようにしている。
【0015】次に、前記機体フレーム1について、図1
〜図3を用いて説明する。前記機体フレーム1は、前後
方向に長く筒状に形成され、ステアリングコラム13を
立設した前後方向略中央位置におて、前部フレーム1a
と後部フレーム1bとを連結し、この連結部下方に作業
機26を位置させ、更に後部フレーム1bの後端部にエ
ンジンフレーム1cが固定されて、機体フレーム1を構
成している。
【0016】前記エンジンフレーム1cは水平状に配設
されて、前端が取付プレート31を介して後部フレーム
1bに固設され、該エンジンフレーム1cの後上部にエ
ンジン6が載置され、エンジンフレーム1cの前部にミ
ッションケース51が載置されている。前記ミッション
ケース51より側方に突出したリアアクスルケース4
は、エンジンフレーム1cの側面に固定した側部フレー
ム32上に支持されている。更に、エンジンフレーム1
c側部の前後途中部より上方にフレーム33・33を立
設し、該フレーム33・33上に門型のガイドフレーム
34が固設され、運転席12上方にキャノピー52が取
付けられている。
【0017】また、前記後部フレーム1bは、断面視で
前下方が開放された「コ」字状に形成され、後部フレー
ム1bの後端部をミッションケース51の直前方に位置
させている。前記後部フレーム1b内には、ミッション
ケース51の上部より前方に突出される出力軸よりユニ
バーサルジョイントを介して第一動力伝達軸9aと連結
されて、該第一動力伝達軸9aは前高後低に配置され、
さらに前記ミッションケース51の下部より前記PTO
軸35が突出されている。該PTO軸35にユニバーサ
ルジョイント、PTO伝動軸37を介して作業機26に
動力が伝達され、該PTO伝動軸37は伸縮可能に構成
されて、作業機26を昇降させたときに伸縮して突っ張
らないようにしながら動力の伝達を可能とし、上昇させ
た時には「コ」字状に形成された後部フレーム1b内に
収納されるようにしている。
【0018】更に、前記後部フレーム1bには、下部左
右両側に図示せぬステップが形成されて、その外周部に
はパイプ体を屈曲した枠体41が設けられ補強し、ステ
ップの側部より乗降できるようにしている。また、前記
枠体41後部より前上方にアームレスト50が立設され
ている。
【0019】また、前記前部フレーム1aは筒状に形成
されて、前記第一動力伝達軸9aの前部がユニバーサル
ジョイントを介して第二動力伝達軸9c後部に連結さ
れ、該第二動力伝達軸9cは前部フレーム1aと後部フ
レーム1bの連結部の内側に回転自在に支持されてその
前後両側にユニバーサルジョイントを配置している。該
第二動力伝達軸9c前部はユニバーサルジョイントを介
して第三動力伝動軸9bの後部に連結されて、該第三動
力伝動軸9bは前部フレーム1a内に収容している。該
前部フレーム1a及び後部フレーム1bをフロントケー
ス7に動力を伝達する伝動軸のケースとし、前輪駆動ケ
ース8を介して前輪2を駆動するようにしている。
【0020】更に、前記前部フレーム1a内には、操向
用の回動軸43が支持され、該操向用の回動軸43後部
が、ジョイント軸46を介してステアリングハンドル1
4の操作軸45下部に連動連結され、ステアリングハン
ドル14を回動することで、回動軸45・43等を介し
てフロントケース7、前輪駆動ケース8とともに前輪2
を操向回動するようにしている。
【0021】次に、カバー30の下方に配設したフロン
トケース7内の構成について説明する。図4〜図6に示
すように、前記フロントケース7後部側面には前輪第一
伝動軸61が前後方向に配設されており、該フロントケ
ース7に回動自在に支持されている。該前輪第一伝動軸
61の後端には、前記第三動力伝動軸9bの前端を接続
しており、該第三動力伝動軸9bを介して駆動動力を伝
達可能に構成している。該前輪第一伝動軸61の前部
は、フロントケース7内に突出しており、該前輪第一伝
動軸61の前端には前輪第一伝動ギヤ62が該前輪第一
伝動軸61に挿嵌固定されている。該前輪第一伝動ギヤ
62の上方には前輪第二伝動ギヤ63が配設されてお
り、該前輪第二伝動ギヤ63はフロントケース7上部に
おいて前輪第二伝動軸66に挿嵌固定されており、前記
前輪第一伝動ギヤ62に噛合している。前輪第一伝動ギ
ヤ62及び前輪第二伝動ギヤ63はベベルギアで構成さ
れている。これにより、前記第三動力伝動軸9bによ
り、前輪第一伝動軸61が回動され、前輪第一伝動ギヤ
62が回動し、該前輪第一伝動ギヤ62に噛合した前輪
第二伝動ギヤ63が回動され、前輪第二伝動軸66に駆
動力を伝達可能に構成している。
【0022】前記前輪第二伝動軸66は、フロントケー
ス7内において上下方向に配設されており、該前輪第二
伝動軸66の上端は前記フロントケース7に回動自在に
支持されている。該前輪第二伝動軸66の上部には前記
前輪第二伝動ギヤ63が挿嵌固定されており、該前輪第
二伝動軸66の下端はフロントケース7の下方に配設さ
れたフロントアクスルケース8内の上部に突出してい
る。該前輪第二伝動軸66の下端には、第三伝動ギヤ6
7が挿嵌固定されており、前輪第四伝動ギヤ67と噛合
している。該前輪第四伝動ギヤ68は、前記フロントア
クスルケース8の上部において、前記第三伝動ギヤ67
の下方に配設されており、該フロントアクスルケース8
の上部において左右方向に横設した第三伝動軸69の一
端が挿嵌固定されている。該第三伝動軸69は、フロン
トアクスルケース8の上部において、該フロントアクス
ルケース8の側部に該第三伝動軸69の端部が回動自在
に支持されており、該第三伝動軸69の一端は該フロン
トアクスルケース8の側部に固設されたチェンケース8
3内に突出しており、該チェンケース83内において、
第三伝動軸69の一端にはスプロケット82が挿嵌固定
されている。該スプロケット82にはチェン82が懸架
されており、該チェン82を介して前記前輪2に動力を
伝達可能に構成されている。
【0023】上記の構成により、第三動力伝動軸9bに
より駆動力がフロントケース7内に前輪第一伝動軸61
に伝達され、該前輪第一伝動軸61より第一駆動ギヤ6
2および前輪第二駆動ギヤ63を介して前輪第二伝動軸
66に伝達され、前輪第三伝動ギヤ67が駆動されると
共に前輪第三伝動軸69が回動し、スプロケット81に
よりチェン82を介して前輪2が駆動される。
【0024】また、前記フロントケース7上部には、第
一前輪操向軸71が前後方向に配設されており、該フロ
ントケース7に回動自在に固定されている。該第一前輪
操向軸71の後端は、フロントケース7の後面において
後方突出しており、該第一前輪操向軸71の後端には前
記回動軸43の先端が接続可能に構成されている。これ
により、該回動軸43の回動を第一前輪操向軸71に伝
達可能に構成されている。
【0025】該第一前輪操向軸71は、前部においてウ
ォームギヤ72に挿嵌固定しており、第一前輪操向軸7
1の回動に伴い該ウォームギヤ72が回動する構成をと
っている。該ウォームギヤ72の側方には、該フロント
ケース7内において上下方向に配設した枢軸75に回動
自在に挿嵌されたウォームホイール73が配設されてい
る。該枢軸75の両端部は、フロントケース7固設され
ており、該枢軸75に挿嵌した前記ウォームホイール7
3および、該ウォームホイール73の下面に固設したギ
ヤ74を回動自在に枢支している。
【0026】該ギヤ74の側方には操舵ギヤ85が配設
されており、該操舵ギヤ85はステアリングシリンダ8
4の上部に挿嵌固定され、前記ギヤ74に噛合する構成
になっている。ステアリングシリンダ84には、前記前
輪第二伝動軸66が挿嵌しており、該ステアリングシリ
ンダ84はフロントケース7に回動自在に固定されてい
る。また、ステアリングシリンダ84の下端はフロント
アクスルケース8に固設しており、操舵ギヤ85の回動
に伴いステアリングシリンダ84が回動可能に構成され
ている。即ち、該ステアリングシリンダ84を介して前
記フロントアクスルケース8がフロントケース7に接続
される構成になっている。
【0027】上記構成によりステリング14を回動し、
前記回動軸43を介して回動し、第一前輪操向軸71を
回動し、ウォームギヤ72およびウォームホイール73
を回動させ、ステアリングシリンダ84を回動し、フロ
ントアクスルケース8を回動することにより、前輪2の
操舵を可能に構成している。
【0028】また、フロントケース7の側部には前部P
TO軸65が左右方向に配設されており、該フロントケ
ース7の該前部PTO軸65を配設した側壁には該前部
PTO軸65を支持するために内側にフロントケース7
に一体成形された支持部が構成されており、該前部PT
O軸65は前記支持部においてベアリングを介してフロ
ントケース7に回動自在に支持されている。
【0029】該前部PTO軸65の一端はフロントケー
ス7内に突出しており、該前部PTO軸65の一端に前
部PTO駆動ギヤ64が挿嵌固定されている。該前部P
TO駆動ギヤ64は前記前輪第二伝動ギヤ63の下方に
配置されており、前部PTO駆動ギヤ64と前輪第二伝
動ギヤ63が噛合可能に構成されている。該前部PTO
駆動ギヤ64はベベルギヤにより構成されており、前記
前輪第二伝動ギヤ63に噛合し、該前輪第二伝動ギヤ6
3に伝達される駆動力を前部PTO軸65に伝達可能に
構成されている。
【0030】該前部PTO軸65の他端は、フロントケ
ース7の側部より該フロントケース7の外側に突出して
おり、前記前部PTO駆動ギヤ64により取り出された
駆動力をフロントケース7外に伝達可能に構成してい
る。このため、フロントケース7に伝達された前輪の駆
動力を前部PTO駆動ギヤ64および前部PTO軸65
により、該フロントケース7の外部に取り出すことが可
能である。即ち前輪駆動伝達経路の途中でPTOを取り
出し可能である。
【0031】上記の構成において、フロントケース7よ
り突設された前部PTO軸65より作業機への駆動力を
供給可能であり、前記ミッションケース51下部より前
方に突出されたPTO軸35からも作業機への駆動力を
供給可能である。即ち、管理機の前記前輪2と後輪3と
の間の腹部の作業機装着装置29に装着した作業機の前
方および後方より駆動力を供給可能であり、該管理機に
装着可能な作業機の種類を増大可能であり、該管理機に
よる作業領域を拡大可能である。また、前輪2の駆動力
伝達経路の途中において、前部PTO駆動ギヤ64およ
び前部PTO軸65により駆動力を取り出す構成をとる
ため、駆動力取り出しの構成を簡単に行うことが可能で
あり、該前部PTO軸65への駆動力取り出し機構の耐
久性を向上可能である。また、フロントケース7の側面
に軸挿入孔を開口して蓋をしておくことで、容易に後付
けが可能であり、該機構の製造時における組立性、整備
性も向上可能である。また、構成部品の数を減少可能で
あり、製造コストを減少可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。すなわち、請求項1に記
載した如く、機体フレームの前下部に前輪を一輪配し、
後部に後輪を二輪配し、後上部に運転席を配置し、腹部
に作業機を配設可能とした三輪乗用管理機において、機
体フレームの前部に設けたフロントケースに前部PTO
軸を挿嵌し、該フロントケース内に収容した前輪駆動伝
達経路より動力を取り出すように構成したので、該前輪
駆動伝達経路を動力取り出し装置への駆動伝達経路とし
て共用可能である。このため、前輪駆動伝達機構を動力
取り出し装置への駆動伝達機構として利用可能であるた
め、部品点数を減少可能であり、機体フレーム内に配設
する前記動力伝達機構を簡便に構成可能であり、該動力
伝達機構の設計上の自由度を向上でき、乗用管理作業車
の設計上の自由度を向上可能である。また、駆動伝達機
構の軽量化を行えるため、乗用管理作業車の前部の重量
を軽減可能であり、機体前部に動力取り出し装置を装着
した場合においても従来の乗用管理作業車と操向性の変
化は殆ど無視できる。また、乗用管理作業車の機体腹部
に作業機を装着し、該機体前部に配設した動力取り出し
装置より動力を入力可能であるため、該乗用管理作業車
の機体腹部に装着可能な作業機の種類を拡大可能であ
る。これにより、該乗用管理作業車による作業の種類を
増大可能であり、該乗用管理作業車の作業領域を拡大可
能である。
【0033】また、請求項2に記載した如く、前記前部
PTO軸をフロントケースに側方より着脱可能に配置
し、該フロントケース内の前部PTO軸上にベベルギヤ
を挿嵌固定し、該ベベルギヤを介して動力を前部PTO
軸に伝達するように構成したので、該フロントケースに
おいて、簡便な構成により乗用管理作業車の機体前部に
動力取り出し装置を構成可能であり、該乗用管理作業車
の腹部に装着する作業機の前方より動力を入力可能であ
る。このため、該乗用管理作業車の機体腹部に装着可能
な作業機の種類を拡大可能であり、該乗用管理作業車に
よる作業の種類を増大可能であり、該乗用管理作業車の
作業領域を拡大可能である。また、従来の乗用管理作業
車の構成の大部分を流用可能であるため、従来の乗用管
理作業車の部品および製造工程を流用可能であり、該乗
用管理作業車の製造コストを減少可能である。また、簡
便な構成により動力取り出し装置を構成したので、該動
力取り出し装置の耐久性を向上可能であり、後付けも可
能となり、該機構の製造時における組立性、整備性を向
上可能である。また、構成部品の数を減少可能であり、
製造コストを減少可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹部に中耕ロータリを装着し下降させた状態の
乗用管理機の全体側面図である。
【図2】乗用管理機の前部を示す側面図である。
【図3】乗用管理機の側面断面図である。
【図4】フロントケースの平面断面図である。
【図5】フロントケースおよびフロントアクスルケース
の正面断面図である。
【図6】フロントケースおよびフロントアクスルケース
の側面断面図である。
【符号の説明】
1 機体フレーム 2 前輪 3 後輪 7 フロントケース 9a・9b・9c 動力伝達軸 26 作業機 63 前輪第二駆動ギヤ 64 前部PTO駆動ギヤ 65 前部PTO軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームの前下部に前輪を一輪配
    し、後部に後輪を二輪配し、後上部に運転席を配置し、
    腹部に作業機を配設可能とした三輪乗用管理機におい
    て、機体フレームの前部に設けたフロントケースに前部
    PTO軸を挿嵌し、該フロントケース内に収容した前輪
    駆動伝達経路より動力を取り出すように構成したことを
    特徴とする乗用管理機の動力取り出し機構。
  2. 【請求項2】 前記前部PTO軸をフロントケースに側
    方より着脱可能に配置し、該フロントケース内の前部P
    TO軸上にベベルギヤを挿嵌固定し、該ベベルギヤを介
    して動力を前部PTO軸に伝達するように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の乗用管理機の動力取り出し
    機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010166850A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Kubota Corp 歩行型管理機

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