JPH11317904A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法

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JPH11317904A
JPH11317904A JP10122376A JP12237698A JPH11317904A JP H11317904 A JPH11317904 A JP H11317904A JP 10122376 A JP10122376 A JP 10122376A JP 12237698 A JP12237698 A JP 12237698A JP H11317904 A JPH11317904 A JP H11317904A
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Naoya Kaneda
直也 金田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】静止画記録の指示発生後に実際の記録までに時
間制限を与えつつ、高品位な画像を迅速に取り込むこと
を可能とする。 【解決手段】ステップS1にて静止画記録指示がある
と、センサよりの静止画データを取り込む。次に、取り
込まれた静止画データの撮影時のぶれ量|A|を検出
し、所定期間もしくは所定回数にわたる前記画像取込手
段の実行によってえられる静止画データのうち、前記検
出手段で検出されたぶれ量が最も小さい静止画データを
当該静止画像記録指示に対する画像として記録する(ス
テップS2〜ステップS13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の微細な
画素により構成された撮像素子を結像面に配置した、所
謂ビデオカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置におい
て、特に、記録する静止画の品位の向上技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】昨今、固体撮像素子を用いて静止画を記
録するデジタルスチルカメラや、静止画記録用の操作部
材を別途有し、所定時間、静止画を記録可能に構成した
ビデオカメラなど、従来の銀塩フィルムを用いたカメラ
とは全く異なる静止画記録装置が製品化されている。
【0003】これらの撮像装置はCCD等の撮像素子を
用いて得た画像情報をフィールドメモリ又はフレームメ
モリなどの記憶手段に記憶し、記録する構成がとられて
いる。
【0004】又、これらの撮像装置で用いられるCCD
等の撮像素子のサイズは、種々知られている。一般的に
画素数を多くする程CCDのサイズは大きくなるが、そ
れに伴いコストも増加してくる。これらの条件から、一
般民生用としては、対角長が4mm程度の1/4インチ
サイズと称するものかあるいは対角長が6mm程度の1
/3インチと称するサイズのものが多用されている。
又、これらのCCDの画素数は30〜40万画素のもの
が一般的となっている。
【0005】この様にこれらの撮像装置のイメージサイ
ズは所謂135フィルムの銀塩カメラの対角43mmと
比較すると小さいことから、同じ画角のレンズではフィ
ルムカメラのレンズに対して大幅な小型化が一般的には
可能である。実際、1/4インチのCCDを用いたピデ
オカメラではズーム比が10といったズームレンズで、
その全長が50mm程度というものが一般的になってい
る。
【0006】しかしながら、小型軽量なビデオカメラや
デジタルスチルカメラにこういったズームレンズを搭載
した場合、特に焦点距離が比較的長焦点側に設定された
撮影では手ぶれにより、安定した画面を得ることが困難
であるという問題が生じて来る。このことから、様々な
手ぶれ防止装置が提案されている。
【0007】この種のぶれ防止装置を用いれば、いわゆ
る手ぶれによる画面の有害なぶれだけでなく、船舶や自
動車などからの撮影のような、三脚を用いても有害なぶ
れを除去し得ないような状況においても、大きな効果を
奏することは言うまでもない。
【0008】この種のぶれ防止装置は、ぶれを検出する
ぶれ検出手段と、検出されたぶれの情報に応じて画面と
してぶれが発生しないように何らかの補正を行うぶれ補
正手段を少なくとも備えている。
【0009】ぶれ検出手段としては、例えば、角加速度
計、角速度計、角変位計などが知られている。また、ぶ
れ補正手段としては、可変頂角プリズムを用いて、その
頂角を可変することによって撮影光軸を曲げたり、ある
いは、撮影光学系の一部を撮影光軸に垂直な面内でシフ
トする(移動する)ことによって撮影光軸を曲げるなど
による光学的ぶれ補正手段や、得られた撮像画面情報の
中から実際に画面として用いる領域を切り出す様に構成
したビデオカメラにてその切り出し位置をぶれが補正さ
れる位置に順次変更(追尾)していく電子的手段が知ら
れている。但し後者は動画の中の連続した画面間での補
正方法であり、静止画の補正手段とはなりえない。
【0010】一般的に光学補正手段は、レンズの焦点距
離にかかわりなく、カメラのぶれ補正角度として定めら
れた角度以内の振れに対しての補正が可能であり、した
がって、ズームレンズのテレ側(長焦点距離側)の焦点
距離が長い場合でも、実用上問題のない程度にぶれを取
り除く能力を有することが可能である。
【0011】図21は焦点距離とカメラの振れ角度との
関係を画面上の被写***置で説明した図である。図21
において、カメラが112で示した位置にある時のレン
ズの光軸は113であり、被写体である人物111の顔
をほば画面中心にとらえていることになる。この状態か
ら角度a°だけ手ぶれによりカメラが回転したとする。
この時のカメラ位置を114で、光軸を115でそれぞ
れ示している。
【0012】図21(B)と(C)はこの112と11
4のカメラ位置での画面位置を示しており、(B)はズ
ームレンズのテレ端(長焦点距離側の端)での状態を、
(C)はワイド端(短焦点距離側の端)での状態を示
す。116は画面内の被写体を示しており、117及び
119はカメラ位置が112の時の、118及び120
はカメラ位置が114の時の、それぞれの画面を示して
いる。
【0013】図21から明らかなように、同じa度のカ
メラ振れであっても、当然、レンズの焦点距離が長い方
が、画面上の振れとしては害は大きい。従って、ぶれ防
止手段は、特にテレ側の焦点距離が長いレンズと組み合
わせると、その効果が顕著となる。
【0014】図22〜図25にはぶれ補正手段の一例と
して、可変頂角プリズムを用いた場合の構成を示す。
【0015】図22は可変頂角プリズムそのものの構成
を示す。図において121と123はガラス板であり、
127は例えばポリエチレン等の材料で作られた蛇腹部
分である。これらのガラス板123と蛇腹127で囲ま
れた内部に、例えばシリコンオイル等による透明な液体
が封入されている。
【0016】図22(B)では、2枚のガラス板121
と123は平行な状態であり、この場合、可変頂角プリ
ズムの光線の入射角度と出射角度は等しい。一方、
(A),(C)のような角度を持つ場合には、それぞれ
光線124,126で示した如く光線はある角度をもっ
て曲げられる。
【0017】従って、カメラが手ぶれ等の原因により傾
いた場合に、その角度に相当する分、光線が曲がる様
に、レンズの前に設けた可変頂角プリズムの角度を制御
することによって、振れが除去出来る。
【0018】図23はこの状態を示しており、(A)に
て可変頂角プリズムは平行状態になり、光線は被写体の
頭をとらえているとすると、(B)のようにa度の振れ
に対して、図の様に可変頂角プリズムを駆動して光線を
曲げることにより、撮影光軸は相変わらず、被写体の頭
をとらえ続けている。
【0019】図24はこの可変頂角プリズムとそれを駆
動するアクチュエーター部、及び、角度状態を検出する
頂角センサを含む、可変頂角プリズムユニットの実際の
構成例を示す図である。実際の振れはあらゆる方向で出
現するので、可変頂角プリズムの前側のガラス面と後ろ
側のガラス面はそれぞれ90度ずれた方向を回転軸とし
て回転可能なように構成されている。ここでは添え字a
とbとしてこれらをふたつの回転方向のそれぞれの構成
部品を示しているが、同一番号のものは全く同じ機能を
有する。従って、以下、添え字a、bは省略して説明す
る。又、b側の部品は一部図示していない。
【0020】141は可変頂角プリズムで、ガラス板1
21,123、蛇腹部127及び液体等から成る。ガラ
ス板121,123は保持枠128に一体的に接着剤等
を用いて取り付けられる。保持枠128は不図示の固定
部品との間で回転軸部133を構成しており、この軸回
りに回動可能となっている。軸133aと軸133b
は、90度方向が異なっている。保持枠128上にはコ
イル135が一体的に設けられており、一方、不図示の
固定部分にはマグネット136、ヨーク137、138
が設けられている。従って、コイル135に電流を流す
ことにより、可変頂角プリズム141はその軸133回
りに回動する。保持枠128から一体的に伸びた腕部分
130の先端にはスリット129があり、固定部分に設
けられたiRED等の発光素子131とPSD等の受光
素子142との間で可変頂角プリズムの角度状態を検出
する頂角センサを構成している。
【0021】図25はこの可変頂角プリズム141をぶ
れ補正手段として備えたぶれ防止装置を、レンズと組み
合わせて示すブロック構成図である。
【0022】図25において、141は可変頂角プリズ
ム、143,144は頂角センサ、153,154はこ
の頂角センサの出力を所定のレベルまで増幅する増幅回
路、145はマイクロコンピューター、146,147
は角加速度計よりなるぶれ検出手段、148,149は
前記コイル135からヨーク138まで等よりなるアク
チュエータ、152はレンズである。
【0023】マイクロコンピューター145では頂角セ
ンサー143,144により検出された可変頂角プリズ
ム141の角度状態とぶれ検出手段146,147の検
出結果に応じて、画面上の振れを除去するのに最適な角
度状態に可変頂角プリズム141を制御するために、ア
クチュエーター148,149に通電する電流を決定す
る。
【0024】尚、上記の構成において、主だった要素が
2つのブロックで構成されているのは、90度ずれた2
方向の制御を夫々単独に行うと仮定したためである。
【0025】以上、可変頂角プリズムをぶれ補正手段と
して用いた場合の像ぶれ防止装置に関して説明した。
尚、ここで説明した構成はあくまで一つの例であり、ぶ
れ検出手段としては前述した様な各種のセンサーを用い
ることが出来る。又、可変頂角プリズムの頂角を検出す
るセンサとしてここでは投光素子と受光素子を用いた光
学式のセンサで説明したが、ホール素子等の磁気式セン
サを用いて、マグネットとコイルの位置関係を測定する
方法などを用いてもよい。又、図25で説明した、頂角
センサの出力を増幅する回路は、センサの形式によって
は必要が省ける場合も考えられる。更に、この説明では
可変頂角プリズムを構成する2枚のガラスをそれぞれ9
0度異なる回転軸回りに駆動することで任意の方向のぶ
れを補正する方式で説明したが、1枚のガラスを任意の
方向に駆動する構成なども提案されている。
【0026】更に、後述する本発明の実施にあたって
は、この様な可変頂角プリズムをもちいたぶれ補正手段
に限定されるものではなく、ここでは詳述を省くもの
の、公知の、撮影レンズを構成する一部のレンズ群を操
影光軸と垂直な面内でシフト駆動する方法や、同じくレ
ンズ群を所定の回転中心をもって回動する方法などを選
択しても構わない。
【0027】一方、撮像素子を用いて、より高精細な画
像を得る方法として、所謂、「画素ずらし」と称する方
法が知られている。即ち、固体撮像素子を用いた撮像装
置ではその解像度が前述した様な30万40万といった
画素数に依存する。したがって、この画素数で決まる解
像度をより上げる為には、より高密度な固体撮像素子が
必要となり、製造上の困難を伴う上に感度の低下が懸念
される。
【0028】一方、画面サイズを1/4インチから例え
ば1/2インチ,2/3インチと大きくして画素数を増
す方法も考えられるが、カメラ及びレンズ部が大型化
し、特に民生用機器としては重要な点である小型化を損
なうばかりでなくコスト的にも不利となってしまう。
【0029】同様に複数の枚数の撮像素子を用いる方法
もあるが、同じくカメラの大型化を招く上、各固体撮像
素子間のアライメント調整に困難を来す。
【0030】画素ずらしによる高精細化は、固体撮像素
子の隣合う画素の間隔(=画素ピッチ)の1/2だけ像
をずらした画像と元の画像を合成することにより、より
高精細な像を得る方法であり、上述の欠点を克服してい
る。(尚、画像をずらす量・方向、および合成する画像
枚数などは、カラーフィルターの構成やどれだけの高精
細化を得るのかにより種々の方法が考えられるが、ここ
では詳述しない)。
【0031】この画素ずらしの為に像をシフトする方法
として、例えば特開昭58−195369号公報によれ
ば、レンズ系と撮像部との間に透明なプラスチック、ガ
ラス等の透明物体層を設け、この周辺にポリフッ化ビニ
リデン等の圧電素子を付け、電圧印加によって入射光線
角度を変化する方法が開示されている。
【0032】また、テレビジョン学会誌vol137、
No10(1983)論文「スイングCCDイメージセ
ンサー」では、バイモルフ形圧電素子を用いて固体撮像
素子をスイングする方法が開示されている。
【0033】また、特開平3−276981号公報では
撮像素子の前に画素ピッチの整数分の1に対応するよう
ステップモーターで透明屈折板を回動させる方法が開示
されている。
【0034】更に特開昭61−191166号公報で
は、シリコンゴムから成る透明弾性体をガラス板で挟ん
だ可変頂角プリズムを撮像素子の前方に配置することに
より光線角度を変化させる方法が開示されている。
【0035】以上、CCD等の固体撮像素子を用いた撮
像装置の画面の安定を得る為の手段としてのぶれ防止装
置と、解像度の向上の為の画素ずらし方法に関して、そ
の概要を示した。
【0036】次に、より高品位な画像情報を得る為の他
の手法に関しても述べる。
【0037】特開平04−274677号公報ではフィ
ールドメモリを有するビデオカメラで、カメラ本体の振
れを検出する検知手段を有し、この検知手段により検知
した出力に一定のしきい値を設け、振れがしきい値以下
であればフィールドメモリヘの記録を許可し、逆にしき
い値以上の時には許可しないという内容の方法が開示さ
れている。図26はこの特開平04−274677号特
許公開公報に示される実施形態のブロック図であり、図
において210はCCD等の撮像素子、212はカメラ
信号処理回路、214はA/D変換器、216はフィー
ルドメモリ、218はD/A変換器、221は操作スイ
ッチ、232は制御部、230はぶれ検知部、222は
スイッチ、224は記録部、226はモニタである。
【0038】このビデオカメラによれば、操作スイッチ
221で記録の指示が行われると、制御部232はぶれ
検知部230の出力Aの大きささ|A|と所定値A0と
を比較し、ぶれがA0以下の場合にスイッチ222を2
18側に切り替え、記録部224にこの画像情報を記録
する。これにより、フィールドメモリ216に格納さ
れ、記録部224に記録される画像は必ずぶれがA0以
下の時に得られた画像となるので、所定の品位を保つこ
とが可能となる。
【0039】また、特開平7−287268号公報で
は、例えば前述した様な可変頂角プリズムなどの光学的
像移動手段(光軸偏角手段)を有する撮像装置におい
て、この像移動手段をぶれ補正手段として、ぶれ防止装
置に用いるだけでなく、前述した画素ずらし撮影の像ず
らし手段としても兼用することが開示されている。
【0040】画素ずらし撮影の場合、前述した様に、画
素ピッチの1/2の整数倍だけ所定の方向に画像をずら
した複数の画像情報を合成することで、より高精細な画
像情報を得るものである。従って、複数の画像を時間差
を持って、順次に取り込む必要が生じるが、この取り込
み中に手ぶれが発生すると、正しい画像情報がえられな
い。この為、従来、画素ずらし撮影を行う際には三脚を
用いてカメラを固定しての撮影を行うのが一般的であっ
たが、この様にぶれ防止装置を併用することで、手持ち
撮影中での画素ずらし撮影を可能とするものである。
【0041】更に、特開平8−265522号公報で
は、同じく画素ずらしの為の複数の画像情報の内、最初
の画像と時間的に最後の画像までの時間内に、カメラが
動いたり、被写体が移動したり、障害物が発生したり、
著しい照度変化が発生した様な場合には、合成後、正し
い画像が得られないことから、画素ずらし撮影の無効判
断を行う考えが示されている。
【0042】図27は特開平8−265522号公報に
示される実施形態のブロック構成図である。301はレ
ンズ部、302は撮像部、303は画像処理部、304
はメモリ部、305はメモリ入力制御部、306はメモ
リ出力制御部、307はレンズ制御部、308は全体制
御部、309は演算部、310は無効判定部である。
【0043】レンズ301がレンズ制御部307により
画素ずらし制御されることにより撮像部302において
被写体像から複数の画像が入力されてメモリ部304に
格納される。次にレンズ部301が元の位置(最初の画
像を得た位置)に戻され、その時の画像信号と、メモリ
304に格納された最初の画像信号とが演算部309で
比較され、無効判定部310で画素ずらし撮影の有効無
効が判定されるものである。すなわち、比較結果に差が
なければ画素ずらしの為の画像信号の取り込み中に前述
した様な正しい画像が得られない様なトラブルの発生が
なかったと判定する、差がある場合には何らかのトラブ
ルを認め、その画素ずらし撮影を無効と判断する。
【0044】無効と判定されると、メモリ部304のデ
ータは破棄され、撮像部302から複数の画像が再入力
されて、メモリ部304に格納されるというものであ
る。
【0045】以上、CCD等の固体撮像素子の微細な画
素により構成された撮像素子を用いた撮像装置におい
て、画像を高品位に記録する為の従来公知の方法に関し
て列記した。
【0046】さて、CCD等の固体撮像素子を用いた、
ビデオカメラ、スチルカメラあるいは動画と静止画の両
方を記録可能なハイブリッドカメラなどの所謂電子カメ
ラにおいては、種々形態のものが製品化されているが、
いずれにおいても、操作の簡便性と機能の高性能化が望
まれている。この為、近年、各機能の自動化とカメラ全
体の小型軽量化、及び記録される画像の高精細化が、進
められている。
【0047】自動化機能としては、自動光量調節機能
(AE),自動焦点調節機能(AF),上述のぶれ防止
装置(IS),などの機能が常識的に搭載されている。
【0048】又、例えば撮影用のズームレンズの小型軽
量化も、CCDサイズの小型化も手伝って、めざましい
ものがあり、例えば全長が50mm以下でズーム比が1
0倍、100mm以下でズーム比が20倍といったレン
ズが知られている。
【0049】あるいは画像の高精細化という目的では、
色分解した後に各色専用のCCDを複数枚用いる方法
や、単板CCDのカメラでも、CCDの画素ピッチの1
/2の距離に関連した量だけ、像を移動させて得た複数
の画像を合成して高精細な画像を実現する、上述の画素
ずらし機能がある。
【0050】図28は一般的なリアフォーカス式(ある
いはインナーフォーカス式)を用いたビデオカメラに一
般的なズームレンズ鏡筒の要部断面図である。同図のズ
ームレンズでは、物体側より順に固定の前玉レンズ群
(第1群)311、光軸上を移動する変倍用のバリエー
タレンズ群(第2群)312、固定のアフォーカルレン
ズ群(第3群)313、変倍に伴う像面の変動を補正す
ると共にフォーカシング動作を行う為に光軸上を移動す
るレンズ群(第4群、以下「フォーカスレンズ」とも言
う)314の4つのレンズ群から成っている。
【0051】図中、333は第2群312の回り止め用
の案内捧、334は第2群312を移動させる際のバリ
エーターの送り棒、335は固定鏡筒、336は絞りユ
ニット(ここでは紙面直角に挿入されている)、337
はフォーカスモーターであり、例えばステップモーター
を用いる。338はステップモーター337の出力軸で
あり、その一部には第4群314を移動する為のオネジ
部338aが施されている。339はメネジ部であり、
オネジ部338aと噛み合っており、第4群314の移
動環とは少なくとも光軸方向には一体となっている。3
41,342は各々第4群の移動枠340の案内棒であ
る。343は案内棒341,342を位置決めして押さ
える為の後ろ板、344はリレーホルダーであり、第3
群313を保持している。345はズームモーター、3
46はズームモーター345の減速機ユニットである。
347,348は各々連動ギアであり、このうち連動ギ
ア348はズームの為のバリエーター送り棒334に固
定されている。
【0052】以上の構成によってステップモーター33
7が駆動すると、フォーカス用の第4群レンズ314は
出力軸338に設けたネジ送りによって光軸方向に移動
する。又、ズームモーター345が駆動するとギア34
7,348が連動し、バリエーター送り捧334が拘転
することによって第2群312が光軸方向に移動する。
尚、この例の様な、変倍レンズの後方にフォーカスレン
ズを配したリアフォーカスレンズの場合は、変倍に伴う
像面の位置変動をフォーカスレンズの位置を変えること
で補正する。しかしながら、その際、被写体距離によっ
て、各焦点距離で補正の為に位置すべきフォーカスレン
ズ(4群)の位置が異なる特性を有している。この為、
第2群312と第4群314の光軸方向の絶対位置を検
知し、ズーム操作に伴い、両レンズ群を被写体距離に応
じた所定の関係で、一般的には制御部(マイコン)とア
クチュエーターを用いて、連動制御することが必要にな
る(この方法を電子カム、ズームトラッキングなどと称
する)。
【0053】図29は図28に示したレンズ系を動作す
る為の全体のシステムのブロック構成図である。図にお
いて311〜314は図11と同様の各レンズ群であ
る。バリエーターレンズ群312の光軸上の位置はズー
ムエンコーダー349によって位置検出される。ここで
ズームエンコーダーの種類としては例えばボリュームエ
ンコーダーや、駆動源にステップモーターを用いる場合
には基準位置からの駆動の為の入力パルス数を連続して
カウントするという方法も考えられる。350は絞り値
を検出する絞りエンコーダーで、例えば絞りメーターの
中に設けられたホール素子の出力を用いる。351はC
CD等の撮像素子、352はカメラ信号処理回路で、撮
像素子351で得られる信号のうちY信号(コントラス
ト信号)がAF回路353に取り込まれる。AF回路で
はこのY信号を種々加工して得た信号を元に、合焦、非
合焦の判別、非合焦の場合にはそれが前ピンが後ピンか
ぼけの程度はどの程度かなどの判定を行う。この結果は
CPU354に取り込まれる(あるいは判定はCPUで
行い、AF回路ではその為の信号を作成すると切り分け
ても良い)。
【0054】355はパワーオンリセット回路で、電源
On時の各種リセットを行う。356はズーム操作回路
で撮影者によってズームスイッチ357が操作された際
には、その内容はCPU354に伝達される。358は
上述した電子カム動作の為の2群レンズと4群レンズの
複数の被写体距離に対しての位置関係のデータが含まれ
るメモリ部である。361はズームモータードライバ
ー、362はステップモータードライバーで、ステップ
モーターの入力パルス数は連続してCPU354内にカ
ウントすることでフォーカスレンズ(4群レンズ)31
4の光軸上の絶対位置が把握される。
【0055】CPU354では、これらより、バリエー
ター(2群)レンズの位置とフォーカスレンズ(4群)
の位置および焦点状態、又被写体距離に応じてとるべき
バリエーターとフォーカスレンズの位置関係が把握され
るので、これらの情報より焦点面を維持したズーミング
や、AF動作が可能となるものである。又、ここではA
E動作の詳細は記載しなかったが、周知の通りCCDで
得られるY信号の平均レベルが所定値になる様にフイー
ドバックし、絞りメーターを動作して、開口を最適化す
るものである。
【0056】上述してきた様に、CCD等の固体撮像素
子を用いた所謂電子カメラでは、AF,AE,IS,及
び画素ずらしといった機能が含まれていることが多い。
【0057】特開平7−240867号公報ではこれら
の機能を有した電子カメラにおける自動調整機能の相互
干渉を防ぎ、又、節電を目的とした技術の対案がなされ
ている。
【0058】また、特開平7−240867号公報によ
れば、光を電気信号に変換する素子(例えばCCD)
と、この素子の結像面に結像する像の位置を光学的に移
動させる結像位置移動手段をとこの結像位置移動手段を
素子からの信号出力に同期して駆動して所定の複数の画
像から所謂画素ずらしの合成画像を得る合成手段を有
し、更に、この画素ずらしの元の画像を取り込む為の結
像位置移動手段の駆動を行うかどうかを、多機能の状態
から判断することが記載されている。ここで、多機能と
してAE,AF,ズームの各機能が挙げられており、露
光が最適でなくオーバーやアンダーであったり、焦点が
ぼけていたり、ズームの最中には、画素ずらし撮影を行
わないとしている。
【0059】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
てきた従来例においては次のような問題がある。まず、
記録の指示が行われてから実際の記録に至る間の所謂シ
ャッタータイムラグと称する時間の改善に関して、詳細
な解決手段は示されていない。また、他に、以下の様な
点で課題を有している。
【0060】特開平4−274677号公報ではカメ
ラのぶれが所定値A0以下の時に記録を許可する為、よ
り高品位な画像を取り込むことが可能となっている。し
かし、継続してA0を超えるレベルのぶれが発生してい
る場合の対処方法に関してまでは明確な記述が行われて
いない。このことから、この様な撮影条件下で(例えば
移動する自動車、船といった乗り物からの撮影など)記
録の指示が発生しても、何ら画像の記録が行われないこ
とが懸念される。
【0061】同じく特開平4−274677号公報で
は、カメラ本体のぶれを検出して記録をするかどうかの
判断としている為、例えばぶれ防止装置により結像面で
のぶれが充分に除去され、高品位な画像信号が得られて
いる時にも、記録が行われないことが懸念される。
【0062】同じく特開平4−274677号公報で
はカメラ本体のぶれを検出してそれのみを記録をするか
どうかの判断としている。しかし、実際に結像面上で発
生する像の移動(ぶれ)量は、焦点距離に応じて可変と
なるので、例えばしきい値A0の値をズームレンズの長
焦点距離側で充分に高品位な画質を得るレベルに設定す
ると、より短い焦点距離での撮影では充分すぎるしきい
値設定となってしまう。このため、短焦点距離での撮影
において、本来は充分高品位な画像が記録出来る条件で
あるにもかかわらず記録が見送られ、結果、所謂シャッ
ターチャンスを逃してしまうことも懸念されてくる。
【0063】この様に、特開平4−274677号公報
の具体的実施にあたっては、これらの点を改善すること
で、高品位な画像の取り込みをよりすみやかに(シャッ
タータイムラグが短く)行うことが可能となる筈であ
る。
【0064】また、特開平7−287268号公報で
は、光軸を偏角させる可変頂角プリズム、レンズシフト
等のぶれ補正手段をぶれ防止装置と画素ずらしとの両方
に兼用使用することが開示されている。一般に、これら
の光学的ぶれ補正手段では、基準位置(偏角が0の位
置)で得られる画像が光学性能が最も高く維持されてい
るものである。
【0065】例えば可変頂角プリズムを用いる場合、光
軸を偏角すると、原理的に色ずれが発生する。また、他
に、画面周辺の明るさにアンバランスを生じたりといっ
た劣化が考えられる。
【0066】これらの画質劣化は動画再生の中では、連
続するフィールド画の一部での劣化なので、ほとんど問
題にならないが、静止画としては差が目立つことも懸念
される。
【0067】更に、特開平8−265522号公報で
は画素ずらしの最初の画像取り込み位置(ホームポジシ
ョン)を規定し、一巡後のホームポジションでの画像信
号と最初のホームポジションでの画像信号を比較して無
効判定を行っている。しかし、この判定で無効となった
場合には、一度メモリに貯えた画像情報を全て破棄し、
再度、ホームポジションから画像の取り込みを開始せね
ばならず、最初の記録指示からの時間遅れが懸念され
る。
【0068】また、上述従来例では、画素ずらし撮影
の指示が発生した時に、他機能との干渉に関しての明確
な考え方が示されていない。特開平7−240867号
公報ではこの干渉に関して、一つの対策が開示されては
いるものの、多機能が画素ずらし撮影に優先される構成
となっている為、記録の迅速性を求められる撮影では不
十分な場合も起こり得ることが懸念される。
【0069】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、静止画取り込み指示から実際の取り込みまで
の時間遅れを制限すると共に、確実に静止画を取り込む
ことを可能とすることにある。
【0070】また、本発明の他の目的は、静止画取り込
みの指示後、画像を取り込むまでの時間に最大制限を与
えると共に、この時間内で最もカメラ本体のぶれが小さ
い条件下で取り込まれた画像情報を記録することによ
り、所定の時間内で確実に高品位な静止画像を取り込む
ことを可能とすることにある。
【0071】また、本発明の他の目的は、静止画像の撮
影指示から記録までの最大撮影時間を撮影者の意図によ
って可変とすることを可能とし、装置の使用状況に応じ
た撮影を可能とすることにある。
【0072】また、本発明の他の目的は、静止画像の記
録の指示から取り込みまでの時間に制限を与えると共に
そのぶれ量が所定のしきい値以下であった場合には当該
画像情報を記録するようにして、より短い時間で一定レ
ベル以上の品位の画像情報の記録を可能とすることにあ
る。
【0073】また、本発明の他の目的は、上記のぶれの
しきい値を撮影レンズの焦点距離情報やシャッタ速度等
の撮影状態に応じて可変とすることにある。
【0074】また、本発明の他の目的は、ぶれ防止装置
が動作している場合を考慮して、本体のぶれではなく、
連続した2画面を比較してぶれ量を判定することによ
り、より無駄なく迅速に最適な画像を記録可能とするこ
とにある。
【0075】また、本発明の他の目的は、手ぶれ防止手
段の動作中に静止画記録の指示が発生した場合に、当該
手ぶれ防止手段の動作状態を画像記録の為の判断条件に
用いることで、高画質な画像の記録を達成することにあ
る。
【0076】また、本発明の他の目的は、ぶれ防止手段
の状態に基づく記録可否の判断時に、焦点距離、絞り値
等の撮影状態によってそのしきい値を可変とし、無駄な
くある一定レベル以上の静止画の取り込みを可能とする
ことにある。
【0077】また、本発明の他の目的は、ぶれ防止手段
の状態とぶれ量の双方を記録実行可否の判断条件として
用いることにより、より迅速に高品位な画像を取り込む
ことを可能とすることにある。
【0078】また、本発明の他の目的は、静止画記録を
許可するぶれ防止手段の変動範囲と、静止画記録時以外
の(例えばファインダーに像を写している時とか、動画
撮影中など)ぶれ防止手段の変動範囲とを異ならしめる
ことにより(静止画記録時の方が狭い範囲とする)、静
止画の高品位を維持すると同時に、撮影者がファインダ
ーを覗き画角決定を行う際にはぶれのない安定した画像
での画角設定を可能とすることにある。
【0079】また、本発明の他の目的は、静止画記録時
の角度範囲とファインダーで設定している角度範囲の違
いに伴うファインダーパララックスずれが許容出来る様
に、ファインダー視野をその差分だけ大きく(小さい画
角)としておくことで、少なくともファインダーで見え
ている画像範囲が確実に記録されるようにすることにあ
る。
【0080】また、本発明の他の目的は、画素ずらし撮
影の無効判別において無効判断時に記憶された全画像デ
ータを破棄するのではなく順次第2の画像同志の比較、
第3の画像同志の比較といった比較を継続することを可
能とし、破棄する画像情報を最小限に留めて、より迅速
な撮影を可能とすることにある。
【0081】また、本発明の他の目的は、画素ずらし機
能と、ぶれ防止装置のぶれ補正手段の機能との共用によ
る手持ち撮影の可能性を考慮し、画素ずらし位置を、ぶ
れ補正手段のとっている位置の内、ぶれ防止の為の位置
分を除いた画素ずらしの為の位置分として対応させるこ
とにある。
【0082】また、本発明の他の目的は、画素ずらしに
よる画像の記録の命令が発生した場合に、記録の即時性
を優先して、当該撮像装置の持つ他の機能との干渉を防
止し、迅速に撮影を完了することにある。
【0083】また、本発明の他の目的は、画素ずらし撮
影時に、自動露出調整機能の状態をロックすることで、
画素ずらしの為の複数の元画像の間での露出のばらつき
を防止し、高品位な合成画像を迅速に得ることにある。
【0084】また、本発明の他の目的は、画素ずらし撮
影時に、自動焦点調整機能の状態を固定することで、画
素ずらしの為の複数の元画像間での焦点状態のばらつき
を防止し、高品位な合成画像を迅速に得ることにある。
【0085】また、本発明の他の目的は、画素ずらし撮
影の指示とズーミング操作が同時に発生した場合には、
ズーム操作をその焦点距離で停止し、画素ずらしの為の
複数の元画像間での画角のばらつきを防止し、高品位な
合成画像を迅速に得ることにある。
【0086】また、本発明の他の目的は、画素ずらし撮
影時において、ぶれ防止装置機能を強制的に動作状態と
することで、画素ずらしの為の複数の画像間での手ぶれ
による不適当なずらし量の発生を防止し、高品位な合成
画像を迅速に得ることにある。
【0087】また、本発明の他の目的は、画素ずらし撮
影時において、ぶれ防止装置の動作を強制的に開始する
か否かの判断を、本体のぶれ量、撮影レンズの焦点距離
などにより行うことを可能とし、無駄なく高品位な合成
画像を迅速に得ることを可能とすることにある。
【0088】
【課題を解決するための手段】上記の目的の少なくとも
一つを達成するための本発明の一態様による撮像装置
は、例えば以下の構成を備える。すなわち、静止画記録
指示により、センサよりの静止画データを取り込む画像
取込手段と、前記画像取込手段によって取り込まれた静
止画データの撮影時のぶれ量を検出する検出手段と、所
定期間もしくは所定回数にわたる前記画像取込手段の実
行によってえられる静止画データのうち、前記検出手段
で検出されたぶれ量が最も小さい静止画データを当該静
止画像記録指示に対する画像として記録する記録手段と
を備える。
【0089】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0090】[第1の実施形態]第1の実施形態では、
上述した図26で示されるような構成を備えた撮像装置
において、静止画取り込みの指示後の所定時間内で最も
カメラ本体のぶれが小さい条件下で取り込まれた画像情
報を記録するように制御することにより、迅速な画像記
録と、高品位な画像記録の両立を図るものである。
【0091】図1は第1の実施形態による撮像装置の制
御部(図26の232)のフローチャートである。尚、
第1の実施形態の撮像装置の構成は前述の図26で示さ
れる構成と同一で構わない。
【0092】図1において、ステップS1で、スイッチ
221の操作が行われたか否かが判別される。即ち、静
止画取り込みの為の指示が操作者により行われたかどう
かが判別される。より具体的には静止画取り込みの為の
シャッターボタン等の操作の有無の判別に相当する。ス
テップS2でフラグ1をHiにする。このフラグ1の意
味は、スイッチ221の操作が行われてからの第一巡目
の処理に関しては、ステップS3からS7のフローを通
過させることを目的とするものである。
【0093】ステップS3でフラグ1がHiかLowか
の判別が行われる。上述のように一巡目ではフラグ1が
Hiなので、処理はステップS4に進む。ステップS4
にて現在のカメラ本体のぶれ検知結果|A|をA1とし
て記憶する。ステップS5では、得られた画像情報をメ
モリ216に記憶する。即ち一巡目で得られた画像は必
ず記憶されることになる。ステップS6にてフラグ1を
HiからLowへ切り替える。これにより第2巡目以降
はステップS4〜S7は通過しない。ステップS7でカ
ウンターNに時間制限を設定する値N0を格納する。
【0094】次のステップS8では、タイマTの値がT
0に達したかどうかの判定を行っており、タイマTがT0
に達するまではそこで待機することを示している。ここ
で、このT0の値は本フローを再開する為の時間調整に
相当している。例えば第1の実施形態の撮像装置がNT
SCテレビジョン信号方式にのっとっている場合には、
T0は1/60秒(フィールド周期)等となる。あるい
は時間設定でなくCCDの駆動タイミングパルス等と同
期させてもいいし、NTSC等の規格と無関係な撮像装
置である場合にはCCDへの電荷蓄積が終了した時点等
で何らかの本フローの再開信号を発生してもよい。即ち
ここでは便宜的にT=T0?といった書き方を示した
が、その目的とするところは、本フローと画像生成の周
期とのタイミング合せであるので、その限りにおいては
どのような判別方法であっても構わない。
【0095】第2巡目以降では、ステップS3の判定は
フラグ1がLowなのでNOとなり、処理はステップS
9へ移行する。ステップS9では時間設定の値Nを1減
らしステップS10に至る。ステップS10ではNが0
に達したかどうか、即ち静止画記録の指示が出てから記
録までに許された最大時間制限を経過したかどうかが判
別される。N=0の場合にはステップS14にて図26
のスイッチ222を切り替え、メモリ216に格納され
た画像情報を記録するものとなる。従って例えばN=1
と設定された場合には結局Aの値にかかわりなく記録指
示後最初に得られた画像情報が記録されることになる。
この場合には記録の時間遅れはほとんど発生しない。
【0096】ステップS10の判定がNOの場合、ステ
ップS11で今回の画像生成時に得られたぶれ検知結果
|A|とすでにメモリ216に記憶されている画像を生
成した時のぶれ検知結果A1との大小比較が行われる。
ここで、今回の|A|の方が大きい時には、すでに記憶
されている画線情報より高品位な画像を得られた可能性
は低いので、メモリ216に記憶された画像を更新せず
に、再度ステップS8の時間調整に入る。
【0097】もし今回のぶれ検知結果|A|のほうがA
1よりも小さい値を示した場合には、ステップS12で
A1の値を更新し、更にステップS13でメモリ216
に記憶されている画像情報を今回のものに更新する。
【0098】以上の様な第1の実施形態の制御手順によ
れば、 どんなに振動が発生している状況下でも画像を記録す
る動作が優先されるので画像が取り込まれないという不
具合が発生しない。 時間制限の中で最高レベルの画像を記録することが出
来る。といった、従来公知例では得られない効果を達成
できる。
【0099】尚、図26ではビデオカメラを前提として
いるので静止画記録時以外はスイッチ22は動画記録側
(カメラ出力を記録し続ける側)に切り替わっている
が、第1の実施形態ではこの部分は特に限定されるもの
でなく、スイッチ222がオフしていても(即ち静止画
記録専用の画像装置)構わない。
【0100】以上説明したように第1の実施形態によれ
ば、静止画取り込みの指示が行われると、この指示後、
画像を取り込むまでの時間に最大制限を与えると共に、
この時間内で最もカメラ本体のぶれが小さい条件下で取
り込まれた画像情報が記録される。このため、静止画取
り込み指示から実際の取り込みまでの時間遅れが所定時
間となり、且つ、確実に静止画を取り込むことが可能と
なる。
【0101】[第2の実施形態]上記第1の実施形態で
はNの初期値の値N0は固定されているとした。ここで
上述した様にN0の値を1とした場合には記録指示から
記録までの時間が最短になる代わりに、画像取り込み時
のカメラ本体のぶれを見ながら最適画像をセレクトする
ということが出来なくなる。言い換えればN0の設定に
より時間遅れを少なくするか、より良い画像を記録する
かの選択が可能となる。従って、第2の実施形態ではこ
の点に着目し、撮影状況に応じてこのN0の値を可変と
したものである。
【0102】N0の値の変更方法としては、一つには撮
影者によるマニュアル選択が考えられる。また、昨今の
ビデオカメラ、スチルカメラ等ではスポーツ、ポートレ
ートといった撮影被写体に対して一般的に最適といわれ
るシャッター速度もしくは被写界深度を優先させる様な
モードセレクト機能を搭載している。スポーツモードで
はシャツター速度が高速側になり手ぶれによる画像劣化
が押さえられることが期待できると共に、記録指示から
記録までの時間遅れは短い方が望ましいと考えられるの
で、N0の値を小さく設定するのが望ましい。また、例
えばスナップ撮影の時も即時性が比較的強い。一方、撮
影モードが静止した被写体を撮影する様な「物撮り」に
相当する場合には、N0を長めに設定して、より確実な
画像を取り込むことが必要となる。
【0103】図2は第2の実施形態による撮像処理の手
順を説明するフローチャートである。尚、図2において
図1と同一の処理内容については同一符号を付し、詳細
な説明を省略する。図2に示されるように、図1のステ
ップS6とステップS7の間にステップS21、S22
が挿入されており、これらによってNの初期値としてモ
ードに対応した適切なN0が設定される。
【0104】まず、ステップS21において、撮影者が
選択している撮影モードを識別する。モードの種類はこ
こでは詳述しないが、上述した様な様々な撮影条件に対
応した複数のモードの中から所望のモードを選択するこ
とが可能である。そして、ステップS22で、現在選択
されているモードに応じたN0の値を選択する。これは
制御部232内にモードとN0を対応づけたテーブルを
設けておき、該テーブルを参照してN0を決定すればよ
い。そして、ステップS18において、上述の要して得
られたN0をカウンタNの値として定める。
【0105】尚、上記では撮影者が設定した撮影モード
によってN0の値を決定したがこれに限らない。例え
ば、N値の外部ダイアル操作などによって撮影者が直接
にN0の値をマニュアルで設定するようにしてもよい。
【0106】以上のように、第2の実施形態によれば、
第1の実施形態における最大撮影時間を撮影者の意図に
よって可変とすることが可能となる。このため、例えば
スポーツ撮影時(公知のモードセレクト手段でスポーツ
が選択された時など)には、この最大振影時間をより短
く設定することができ、高品位な画像を取得するための
制御を撮影状況に応じて適切に切り替えることができ
る。
【0107】[第3の実施形態]上述の第1,第2実施
形態では静止画記録の指示から記録までの最大時間を決
める値N0を定め、この時間内で最も本体のぶれ検知結
果が小さい条件で得られた画像情報を記録する考えを示
した。従って、ぶれ検知結果にしきい値を設定するとい
った特開平4−274677号公報に示された考えは採
用されていない。これに対して、第3の実施形態では、
特開平4−274677号公報に示された様な、「ぶれ
検知結果にしきい値を与えて実際の画像取り込み時の撮
像装置本体のぶれがこのしきい値以下であれば記録を行
う」という考えと、上述第1、第2の実施形態で示した
「時間制限」の考え方を両立させ、より迅速に所定レベ
ル以上の画像の記録を可能とする。
【0108】図3は第3の実施形態による撮像装置の動
作を示すフローチャートである。図3において、図1及
び図2と同一符番のステップにおいては同一の処理内容
であることを示す。また、ステップ16,17は、第3
の実施形態を第2の実施形態に適用する際に必要となる
が、第1の実施形態に適用する場合には不要となるので
括弧で囲ってある。前述した様にステップS1でスイッ
チSW221(静止画記録の為の指示)を検出すると、
ステップS2でフラグ1がHiとなる。一巡目の処理で
はステップS3の判定がYESとなり、ステップS4に
てA1として、その時の本体のぶれ検知量|A|が記憶
されるとともに、ステップS5でこの時点の画像情報が
メモリ216に蓄えられる。以後、図26のスイッチ2
22の出力切り替えが行われると、メモリ216に蓄え
られていた画像情報がテープ又はPCカード、画像スト
ック用本体メモリ、フロッピーディスク、MOディスク
等々の記録部224に最終的に記録されることになる
(ステップS14、S32、S34)。
【0109】ステップS5でメモリ216に画像を蓄積
した後、ステップS31にて、ぶれ検知量|A|が、記
録の為のしきい値A0と比較される。ここで、A0の方が
|A|より小さければ判定はYESとなりステップS6
へ進む。ステップS6では、フラグ1をLowとし、以
降、前述したカウンタNの値の設定(ステップS7、或
いはステップS21、S22、S7)と2巡目スタート
のタイミング調整(ステップS8)を行い、2巡目以降
はステップS9に至る。
【0110】一方、ステップS19で、しきい値A0よ
り|A|が小さければ、ステップS32で出力切替えを
行い、この静止画記録を終了する。
【0111】一方、2巡目以降も、ステップS13で画
像メモリ216の更新が行われると、ステップS33で
しきい値A0と|A|の比較が行われ、更新された画像
を取り込んだ時のぶれ検知量|A|がしきい値A0以下
である場合には、ステップS34へ進んで出力切替えを
行い、本処理を終了する。
【0112】以上のように、第3の実施形態によれば、
記録指示後に、予め設定されている記録までの最大時間
内で得られた画像のうち、最もぶれの少ない画像を記録
するという第1或いは第2の実施形態の手順において、
ぶれ検知量|A|がA0以下の条件で取り込まれた画像
であれば、即、記録を行う様に構成したので、より迅速
に無駄のない記録が達成可能となる。
【0113】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、第1の実施形態で説明した手法にしきい値による
手法が加味される。すなわち、記録の指示から実際に画
像情報が取り込まれるまでの時間制限内において、本体
のぶれ量|A|がしきい値A0を下回る画像記録があれ
ばその画像情報を記録し、時間制限内でこのしきい値を
下回った条件での画像が得られなかった時には、もっと
もぶれが小さい条件で得られた画像を記録する。これに
より、より短い時間で一定レベル以上の品位の画像情報
の記録が可能となる。
【0114】[第4の実施形態]特開平4−27467
7号公報に記載された発明の実施形態によれば、記録を
行う為のスイッチ(図26のSW222)を切替える為
の条件として、ぶれ検知量|A|と|A|に対してあら
かじめ定められたしきい値A0との大小比較を判断材料
としている。ここでA0の値は固有の数値である。
【0115】しかし、撮影レンズがズームレンズである
場合には撮像装置の手ぶれによる回動角度βが同じでも
像面上での像の移動量が同一ではない。従って、しきい
値A0を撮像装置の手ぶれによる回動量に相当する値と
考えると、しきい値A0の値は焦点距離に応じて可変と
した方がより効率がよい。そこで、第4の実施形態で
は、このしきい値A0を可変とする構成を説明する。
【0116】撮像装置が角速度v(°/sec)の速度
で手ぶれ等により回動し、この時の焦点距離がf(m
m)、シャッター速度がt(sec)であったとする
と、結像面上で現れる像のぶれ量dは、 d=f・tan(v/t)…(1) と概算されることになる。
【0117】尚、本第4の実施形態においては、図26
の制御部230に、焦点距離情報を取り込む様に変更す
るものである。例えば、レンズを被写体側より順番に凸
凹凸凸とした4群構成とし、1群と3群を固定し、2群
を変倍用レンズ群、4群をフォーカシング及び補正の為
のレンズ群とした最も一般的なビデオカメラ用ズームレ
ンズ(図28を参照)を想定した場合には、第2群の変
倍レンズ群の光軸上の絶対位置を、駆動用のステップモ
ーターへの基準位置からの入力パルス数や、ボリューム
エンコーダー等の周知の方法で検出し、制御部230へ
取り込めばよい。
【0118】上述の第3の実施形態で用いたしきい値A
0に対しても、同様にこの値を可変とすることが考えら
れる。図4は第4の実施形態の撮像装置による動作手順
を説明するためのフローチャートであり、図3のフロー
チャートへの追加分を示す。すなわち、図4のフローチ
ャートは図3で示したフローチャートのステップS5と
S31の間、及びステップS13とS33の間に挿入さ
れるものである。
【0119】図4において、ステップS41では、撮影
レンズの焦点距離を読み込む。次に、ステップS26に
てその時のシャッター速度を読み込む。そして、ステッ
プS27でしきい値A0をこれらの焦点距離又はシャッ
ター速度の値に基づいて決定する。具体的には(1)式
でdが所定値となるvを求め、Aに換算するものであ
る。また、これを演算ではなくテーブルとして記憶して
おき、A0をテーブルから読み出す構成としてもよい。
【0120】なお、しきい値A0を決定した後は図3で
説明したのと同様の処理が行われることになる。
【0121】以上のように第4の実施形態によれば、第
3の実施形態で用いたぶれ量のしきい値A0を、撮影レ
ンズの焦点距離情報、及び/又は、シャッタ速度(固体
撮像素子への電荷蓄積時間)に応じて可変としている。
このため、撮像装置にぶれが発生していても、像面上の
ぶれ量が充分に小さいと判断される場合は、即、当該画
像の記録が行われるので、高品位な画像情報を短時間に
取り込むことが可能となる。
【0122】[第5の実施形態]上述した第1〜第4の
実施形態によれば、静止画記録の為の判断条件とするて
ぶれ量Aの値は、撮像装置本体のぶれ検知結果を用いて
いる。しかしながら、前述した様に、撮像装置には、レ
ンズシフト式もしくは可変頂角プリズム等のぶれ補正手
段を備えたものがある。この種の撮像装置において、ぶ
れ防止装置が動作中の場合には、当該撮像装置が|A|
というぶれを起こしている時に取り込まれた画像であっ
たとしても、像面上でのぶれはより小さくおさえられて
いることが期待される。このことから特にぶれ防止装置
を有する様な撮像装置で静止画の取り込みの可否を判断
する様な場合には、撮像装置自体のぶれではなく、実際
の結像面上でのぶれ残り量を検知し、この値をぶれ量|
A|とした方が、より無駄のない撮影が可能となる。そ
こで、第5の実施形態では、連続する2画面を比較して
得られる、公知の所謂「ベクトル検知」による検知量を
用いてぶれ量|A|を獲得する。
【0123】具体的には図1〜図3のフローチャート、
又は、特開平4−274677号公報の図2に示されて
いるぶれ量A及びしきい値|A0|をベクトル検知量と
すればよい。
【0124】図5は第5の実施形態による撮像装置の構
成を示すブロック図である。図において11は可変頂角
プリズム(図5ではVAPと略記)、12は撮影レン
ズ、13はCCD等の固体撮像素子、14は可変頂角プ
リズムの頂角状態を検出する為の頂角センサ、15は可
変頂角プリズム11を駆動し、その頂角を変更する為の
アクチュエータ、16は可変頂角プリズム11を制御す
るVAP−CPU、17は撮像装置本体のぶれを検知す
るぶれ検出部であり、ここまでで構成されるぶれ防止装
置の詳細は既に図22〜図25にて説明したものと同様
である。また、図5では簡単の為に一系統のみを示した
が、実際には前述の通り90度異なる方向のぶれを二系
統の制御で防止するものである。
【0125】18はカメラ信号処理回路、19はA/D
変換器、20はスイッチ、21は制御部、22はメモ
リ、24はD/A変換器、25はスイッチ、26は記録
部、27はモニタであり、これらは符番は異なるが、図
26の同一名称のブロックと同一機能を有する。また、
23は比較回路、28はスイッチである。
【0126】CCD等の固体撮像素子13に結像した被
写体像は、カメラ信号処理回路18で、既知の増幅、γ
補正、等の処理が施され、所定の画像情報に変換され
る。画像情報はA/D変換器19によりデジタル化さ
れ、メモリ22に送られると共に、比較器23に供され
る。ここで図5のブロック図上では明確に表現されてい
ないが、メモリ22から、比較回路23への信号の転送
は、一巡後(NTSCの場合は1フィールド、又は1フ
レーム後)に行われるものとする。従って比較器23で
は最新の画像情報と一つ前の画像情報の比較を行い、結
果をぶれベクトル量として出力する。即ち、この第5の
実施形態では、比較器23の出力であるぶれ残り量の検
出結果が制御部21に取り込まれる。このため、可変頂
角プリズムによる(実際にはその他の方式でも構わな
い)ぶれ防止装置が動作中の場合には、検出されるぶれ
量にぶれ防止機能の効果が反映されることになる。
【0127】スイッチ20は静止画記録の為のトリガー
スイッチに相当する。撮影者によってスイッチ20がO
Nされると、制御部21は、ベクトル検知量である|A
|を用いて静止画記録を行う条件をみたした場合にはス
イッチ25をONし、記録部26に画像信号の記録を行
う。また、このとき、スイッチ28を切替えて、例えば
数秒の間、記録した画像をモニターに表示させることも
可能である。
【0128】尚、上記第2の実施形態で説明したよう
に、N0の値を設定する構成を用いる場合は、モードセ
レクトダイアル30で選択されている撮影モードの情報
を制御部21に取り込むようにすればよいし、このモー
ドセレクトダイアル30の位置を前述のN0値のマニュ
アル設定の為の例えば回転タイプの可変抵抗器としても
よい。
【0129】以上のように、第5の実施形態によれば、
特にぶれ防止装置を有する様な撮像装置において、撮像
装置本体のぶれ検知結果ではなく、像面上のぶれ残り量
を静止画記録を実行するか否かの判断に用いることによ
り、より迅速に高品位な画像の記録を達成するものであ
る。
【0130】以上のように第5の実施形態によれば、例
えばぶれ防止装置が動作している場合を考慮して、本体
のぶれではなく、連続した2画面(例えばNTSCテレ
ビジョンフォーマットにのっとったビデオカメラの場合
には、連続する2フィールドの画像)を比較して得た像
面上の像移動量(移動ベクトル)を、判断の条件として
いる。このため、撮像装置の本体のぶれ量を記録可否の
判断条件としている第1の実施形態〜第4の実施形態に
比して、より無駄なく迅速に最適な画像を記録できる。
【0131】[第6の実施形態]上述の第5の実施形態
では、ぶれ防止装置が動作中の場合を考慮して、撮像装
置自体のぶれ検知結果ではなく、像面上のぶれ残り量
(ベクトル検知量)を静止画記録の実行可否の判断の条
件とする内容を示した。ところで、この様なぶれ防止装
置のうち、特にぶれ補正手段として可変頂角プリズム方
式やレンズシフト方式などの光学的な方式を用いる場
合、その光軸偏角が0の場合と偏角が発生している場合
では、前述した様にMTFや色ずれ量、周辺光量分布な
どの項目で性能に差が生じる場合がある(一般に偏角0
の時が最も優れている)。
【0132】そこで、第6の実施形態ではこの点に鑑
み、特に静止画として記録される画像情報を取り込むか
否かの判定において、光軸偏角がしきい値θ0度未満で
あるかどうかを判定条件に加え、高品位な画像記録を実
現するものである。
【0133】図6は第6の実施形態による撮像装置の構
成を示すブロック構成図である。図5と同一ブロックよ
り構成され、各ブロックの機能もほぼ同一である。図5
と異なるのは、可変頂角プリズム11の頂角状態を検出
する為の頂角センサ14の検出結果が制御部21に取り
込まれており、制御部21ではこの頂角センサ14から
の信号を画像情報の取り込み可否の判定のための条件と
して用いる。
【0134】尚、レンズシフト式のぶれ補正手段を用い
る場合にはシフトレンズの位置情報が取り込むべき情報
になることは言うまでもない。
【0135】図7は第6の実施形態による処理手順を説
明するためのフローチャートである。第6の実施形態で
は、図3のフローチャートに対して図7でに示す処理が
追加(図7では、図3のステップS5、S6、S32の
間と、ステップS13、S8、S34の間に挿入される
部分を示している)される。なお、ステップS41〜S
43で示されるしきい値A0の設定処理は第4の実施形
態(図4)と同様である。
【0136】ステップS31或いはS33において、検
出されたぶれ量|A|とステップS43で設定されたし
きい値A0とが比較される。ここでぶれ量|A|がしき
い値A0以下であった場合は、ステップS51へ進む。
ステップS51では、その時のぶれ補正手段による光軸
偏角角度|θ|がしきい値θ0と比較される。尚、実際
には光軸角度θでなく、可変頂角プリズムの頂角やシフ
トレンズの位置での比較に置き換えても構わないことは
言うまでもない。
【0137】そして、ステップS51における判断がY
ESの場合(|θ|がθ0より大きい場合)は、ぶれ補
正手段によって画質が劣化している可能性があるので、
次の画像を取り込むべくステップS6或いはS8へ進
む。また、光軸偏角角度|θ|がθ0以下の場合は、当
該画像を取り込むべくステップS32或いはS34へ進
む。
【0138】以上のように第7の実施形態によれば、手
ぶれ防止装置が動作中に静止画記録の指示が発生した場
合、当該記録指示の発生後に実際に画像を記録する為の
判断条件に、少なくとも光学式ぶれ補正手段の状態位置
が用いられる。これにより、静止画としても充分に高画
質な画像の記録が達成される。
【0139】[第7の実施形態]第7の実施形態では、
上述の第6の実施形態に示した様な静止画記録の条件と
してのぶれ補正手段による光軸偏角のしきい値θ0を、
焦点距離、絞り値等の撮影条件によって可変とするもの
である。まず、このしきい値θ0を可変とする効果につ
いて図8〜図11を用いて説明する。
【0140】図8は横軸に焦点距離、縦軸に画質の品位
の目安としてのMTF特性をとり、ぶれ補正手段による
光軸の偏角が0°,0.5°,1°,2°の時の状態を
グラフで示した概念図である。また、同時に静止画とし
て充分な高画質を得られるMTFの最小値を「静止画記
録許容レベル」、動画として充分な高画質を得られるM
TFの最小値を「動画記録許容レベル」、ファインダー
として撮影者が覗いていて画質の劣化がわからないMT
Fの最小値を「ファインダー許容レベル」として示し
た。
【0141】但し、CCDで得られた画像をそのまま液
晶等に表示するファインダーにおいては、実際にはファ
インダーで得られている画像と動画として記録される像
は同一であるので、この場合には、二つの許容レベルに
差を設けることは出来ない。図8で明らかな様に、偏角
が0°の時にはMTFの劣化はなく、各焦点距離で高い
レベルのMTFを維持している。(尚、本図はあくまで
概念図であり、実際には各レンズの設計値そのものとし
て、焦点距離に応じたMTFの高低を有している)。こ
れに対して、偏角が0.5°,1°,2°という様に大
きくなると、この例では特に、焦点距離が長くなるに従
って、MTFが劣化する。光軸偏角が0.5°以下であ
れば静止画として充分な画質が得られるが、1°となる
と動画としては特に問題にならないものの、静止画とし
ては画質劣化がわかる様になってくる。なお、図8〜図
10に示した例では、焦点距離が長くなる程画質劣化が
発生し易い様に示したが、実際には各レンズの特性によ
り、必ずしもこの限りではない。
【0142】さて、図8が絞り開放の状態を示したのに
対して、図9では絞りをたとえばF8まで絞った場合を
示している。ここでは全体のMTFが絞りの開放時に比
較して改善されていることが示されている。なお、この
特性も、レンズの特性によって左右される。
【0143】また、図10は、横軸に焦点距離を、縦軸
に絞り値を取った時のθ0として設定すべき数値のマッ
プを示す図である。この、図10に示されるマップは、
図8、図9に示されるデータに基づいて得られるもので
ある。例えばθ0=2°としている範囲では光軸補正角
度として2°ついている状態で充分高画質な画像情報が
得られることを示している。
【0144】図11は第7の実施形態による撮像装置の
動作を説明するためのフローチャートである。第7の実
施形態による処理手順では、上記第6の実施形態で説明
したステップS51の手前に、θ0を決定するための処
理(ステップS61、S62)が挿入される。第7の実
施形態の制御部21は、しきい値θ0を決定するための
図10に示したようなマップを有している。ステップS
61では、F値を読み込む。尚、ステップ41で焦点距
離情報は既に読み込まれているので、この段階(ステッ
プS62)で、図10に示した様なマップからθ0を決
定することが可能となる。
【0145】ステップS62では、絞り値Fと焦点距離
fから図10のマップを参照してθ0を決定する。そし
て、この決定されたθ0を、ステップS51以降の上述
した処理ヘ引き渡す。なお、この第7の実施形態の撮像
装置の構成では、前述の図5,6のブロック図に対して
レンズの絞り値と焦点距離を検出する2つのブロックが
追加される。そして、絞り値検出部と焦点距離検出部で
検出した情報(Fとf)を制御部21に伝達する様に構
成すればよい。この様子を図12に示す。図12におい
て、32は絞り値を検出するF検知部であり、33は焦
点距離を検出するf検知部である。
【0146】以上のように第7の実施形態によれば、上
記第6の実施形態において採用したぶれ補正手段の状態
に関して、焦点距離、絞り値等も考慮した記録可否の判
断が行われる。このため、一定レベル以上の静止画の取
り込みが、無駄なく、より迅速に行える。
【0147】[第8の実施形態]上述の第6の実施形態
では、静止画記録の条件に光学的ぶれ補正手段による光
軸の偏角角度をしきい値θ0と比較し、偏角角度がしき
い値θ0以下の場合に静止画像の記録を行うという構成
を示した。また、第7の実施形態では、そのしきい値θ
0の値を少なくとも撮影レンズの焦点距離と絞り値に応
じて可変とした構成を示した。このような、ぶれ補正の
ための光軸の偏角角度を静止画像取り込の条件とした第
6或いは第7の実施形態の構成と、上述の第1〜第5の
実施形態の構成を組み合わせることも可能である。これ
によってトータルで実用性に富み、しかも高品位なレベ
ルの画像情報を時間遅れが問題とならないような迅速性
をもって記録することが可能となる。
【0148】以上説明したように、第8の実施形態によ
れば、第6の実施形態で説明した記録の可否の判断と、
第1〜第5の実施形態で説明した判定方法を同時に実施
するので、より迅速に高品位な画像を取り込むことがで
きる。
【0149】[第9の実施形態]図8〜図10にて説明
したように、ぶれ防止装置として動作する最大偏角範囲
内にて、ファインダーにて撮影者が覗いている時で、動
画、静止画の記録がおこなわれていない時の動作範囲の
内側に動画録画時の最大偏角範囲を設定し、かつその内
側に動画記録時の最大偏角範囲を設定し、かつその更に
内側に静止画撮影時の最大偏角範囲を設定する様な、動
画、静止画の両方が撮影可能な撮像装置を提供すること
も可能である。
【0150】以上の第9の実施形態によれば、第6の実
施形態で説明した、静止画記録を許可するぶれ補正手段
の状態位置範囲(但し第7の実施形態の様にその数値は
他の条件により可変となる場合もある)と、静止画記録
時以外の(例えばファインダーに像を写している時と
か、動画撮影中など)ぶれ補正手段の状態位置範囲を異
ならしめることにより(即ち静止画記録時の方が狭い範
囲とする)、静止画の高品位を維持すると同時に、撮影
者がファインダーを覗き画角決定を行う際にはぶれのな
い安定した画像での画角設定が可能となる。
【0151】例えば、ぶれ防止装置の動作範囲をファイ
ンダー表示の動作範囲の内側に静止画記録の動作範囲を
設ける関係とし、これにより撮影者のぶれのない見易い
画像でのフレーミングを可能とした上で高品位な画像の
記録を達成できる。
【0152】[第10の実施形態]上述の実施形態は、
高品位な画像情報を記録することを目的としてファイン
ダー上で見ている時に動作させるぶれ防止装置の内側に
静止画記録の角度を設定した。
【0153】しかし、例えば、撮影者が記録の指示を出
した(トリガーを押した)時に光軸偏角が2°であった
とし、その時のしきい値θ0が0.5°であったとする
と、ファインダー像と記録される像との間には2−0.
5=1.5より1.5°分の視野ずれ(パララックスず
れ)を生じることになってしまう。
【0154】この点に鑑み、第10の実施形態において
はその焦点距離絞りにおいて発生する最大のパララック
スずれ角度を求めておき、この角度をもとにパララック
スずれにより撮影者がファインダー内に捕らえていた被
写体が実際には記録されないといった不具合を除去する
ことを提案する。
【0155】図12は第10の実施形態による撮像装置
の構成を示すブロック図である。図12にて図6と同一
の符番のブロックは同一機能を有する。図6の構成と比
べると、絞り値を検出するF検知部32、焦点距離を検
出するf検知部33、及び切り出し制御部31が追加さ
れている。
【0156】F検知部32で撮影レンズの絞り値を、f
検知部33で焦点距離を検知する。制御部21では、上
述の第7の実施形態で説明しごとく、これらの二つの情
報から図10のマップを参照してしきい値θ0の数値を
決定する。例えば、図10に示したマップを有するレン
ズであるとして、焦点距離がテレ端、絞りが開放の時に
はθ0=0.6°である。一方、ぶれ防止装置として動
作しているθmaxは2°であるとすると、これより最大
で発生するバララックスずれ角度は1.4°である。制
御部21では光軸偏角で1.4°分の像面移動量を計算
し、この結果から、この最大パララックスずれが起きて
も、記録がけられない様な範囲まで画像情報を切り出し
制御部31で切り出して、モニター(ファインダー)4
4に表示するものである。
【0157】また、焦点距離が長い時には、この例で示
した1.4°に相当する像面の移動量が非常に大きくな
り上述の方法では実用的でない場合も考えられる。この
時にはぶれ防止装置の最大補正角度θmaxをθ0に合わせ
て小さくしてもよい。例えば、この差の角度が0.5度
となる様にするとか、画面上で対角長の10%にパララ
ックスずれを押さえるといったことも、当然可能とな
る。
【0158】以上のように第10の実施形態によれば、
上記第9の実施形態において、静止画記録時の角度範囲
とファインダーで設定している角度範囲の違いに伴うフ
ァインダーパララックスずれが許容出来るように、ファ
インダー視野をその差分だけ大きく(小さい画角)して
ある。このため、少なくともファインダーで見えている
画像範囲は確実に記録できる。
【0159】たとえば、高画質で静止画が記録出来る光
軸偏角範囲が0.5°、ファインダーで確認する像が安
定する様にファインダーで画像を見ている状態(記録は
していない)で用いている光軸偏角範囲が2°というよ
うに両者が異なっている場合に、トリガを押した時に光
学ぶれ補正手段が2°偏角した状態だと、そのまま画像
を記録すると欲しい高画質が維持出来ないので、その時
には強制的に0.5°の状態まで補正手段の位置を戻し
て静止画を記録する。すると、トリガーを押した時と記
録された画像が異なってしまう。この際、特に問題とな
るのは、トリガーを押した時に操影者が主被写体として
想定していた被写体や作画意図上配置した各被写体が画
面から外れてしまい記録されないという事態に陥ること
である。そこで、第10の実施形態は、少なくともファ
インダで見えていた画角は全て記録されるという状態が
成り立つ様に、ファインダに写す画像を実際に記録する
画像より狭い範囲に限定することを提案したものであ
る。
【0160】更にこの場合、実際に得られた画像が撮影
した時のファインダ像に対して大幅に広い画角となるこ
とがあるが、少なくともファインダに見えていた物は全
て記録されることになる。又、上記のファインダ橡と記
録された画角の差があまり大きいと違和感が強く、これ
も問題となるので、この点に鑑み、焦点距離によって、
ファインダでの光軸偏角と静止画記毎時の光軸偏角に画
角で10%程度の差しか出ないような制限を与える。
【0161】すなわち、静止画記録の指示が発生した時
の画角と記録条件を満たした時の画角の差により、ファ
インダーで表示されていた被写体がけられてしまうこと
がないように、このパララックス分を考慮したファイン
ダー表示を行うことが可能となり、より確実な画像の取
り込みが可能となる。
【0162】[第11の実施形態]第11の実施形態に
よれば、特開平8−265522号公報で開示された画
素ずらし撮影の無効判別に関して、本件の目的とする撮
影の迅速性の観点から、より効率の良い改良を施すもの
である。
【0163】図13は第11の実施形態による撮像装置
の構成を示すブロック図である。図13において40は
上述の可変頂角プリズムやレンズシフト式等を用いて光
軸偏角を行う、すなわち結像面上での像の移動を行う像
移動手段、41は撮影レンズ部、42はCCD等の固体
撮像素子、43は周知のカメラ信号処理回路、44は前
述した様な方法による撮像装置本体のぶれを検出するぶ
れ検知手段、45は制御部、46は像移動手段40の状
態を検出する検出センサで、例えば前述の可変頂角プリ
ズムの方式であれば、プリズム頂角センサーに相当す
る。47は像移動手段を駆動するアクチュエーターで、
例えば像移動手段40が可変頂角プリズムの場合にはプ
リズムの頂角を、レンズシフト式の場合には光軸と垂直
な面内でのシフトレンズの位置を変更する。48はCC
D駆動回路、49はタイミングジェネレータ、50はA
/D変換器、51はスイッチング回路、52〜55は画
像メモリ、56は比較用のスイッチング回路、57は画
像比較部、58は画像合成部、59はD/A変換器、6
0は記録部である。
【0164】像移動手段40は、特開平7−28726
8号公報に記載されたようにぶれ補正の目的と画素ずら
しの目的に兼用して駆動されるものである。制御部45
は、撮像装置本体のぶれ検知結果をぶれ検知部44から
の信号、また、タイミングジェネレータ49によって所
定のタイミングで駆動されるCCD駆動回路48を介し
て得られるCCD42の駆動タイミングから、手ぶれ補
正と画素ずらしの2つの目的を重畳させた内容で、像移
動手段アクチュエーター47により、像移動手段40を
駆動するものである。尚、フイードバック制御を成す場
合には、像移動手段の状態を位置センサ58で検出す
る。
【0165】CCD54上に結像した被写体像はカメラ
信号処理回路55にて周知の加工を施され、A/D変換
器62に入る。この出力である画像信号は制御部45に
よりスイッチングされた、スイッチング回路51の状態
により順次、メモリ1からメモリ4へ記憶される。な
お、ここでメモリを4個に設定したのは、ここで想定し
た画素ずらし撮影の為の合成前の元の画像として4つの
画面を想定したものだからであり、実際にはこの数は種
々考えられるものである。
【0166】メモリ1から4に順次所定の画素ずらしを
行った像がとりこまれると、次にメモリ1に取り込んだ
画像と同じ画素ずらし量(多くは基準画像の場合、ずら
し量は0)となる様に制御部45にて像移動手段の位置
を制御すると共に、その時の画像情報とメモリ1の画像
情報とが比較部57で比較される。この為、制御部45
により、比較用スイッチ回路56にて、比較部57にメ
モリ1の画像情報が伝達される様な制御を行う。
【0167】比較部57による比較結果は、制御部45
に取り込まれる。制御部45では、この比較結果に基づ
いて当該静止画像の無効判定を行う。すなわち、メモリ
1の画像情報と、メモリ1へ画像を取り込んだ際と同等
の画素ずらし位置で得られる画像情報との比較の結果、
そのずれ量が所定値以内であり、当該静止画像が「無効
でない」と判定された場合には、制御部45は画像合成
部58を動作させる。この結果、画像合成部58は、メ
モリ1〜4に格納されている画像を合成して高精細な画
像を作り、得られた画像はD/A変換器59を介して記
録部60にて記録される。
【0168】一方、上述の比較結果が無効でない時に
は、制御部57はメモリ1に蓄えられた画像を破棄し、
新たにメモリ1の内容との比較に用いたより新しい方の
画像情報を記憶させる。次に、制御部45は、メモリ2
に既に取り込んである画像と同一の画素ずらし状態を像
移動手段40で作り、この状態で得られた画像と、メモ
リ2に格納されている画像とを比較する。この比較の結
果、無効でなければ、この段階で画像合成を行う。ま
た、無効であれば、メモリ2の画像を破棄し、今回の比
較で用いた新しい画像をメモリ2に記憶すると共に、上
記と同様に、メモリ3に記憶されている画像との比較を
するために、新たにメモリ3に記憶されている画像と同
一の画素ずらし状態の画像を得る。そして、新たに得ら
れた画像と、メモリ3に記憶されている画像とを比較す
る。
【0169】なお、何回比較しても無効となる場合に
は、上記動作の回数に制限を与え、画素ずらしを放棄し
て1枚の元画像を記録するか、或いはその旨の警告を発
する等の対応も考えられる。
【0170】図14は第11の実施形態による画像取り
込み処理の手順を示すフローチャートである。図14に
おいて、ステップS71〜ステップS74で画素ずらし
の為の4つの画像をメモリ1からメモリ4に順次格納す
る。この際、それぞれの画像の作成においては、それぞ
れ目的とする画素ずらし量を確保する為に前述した様に
像移動手段40を動作させることになり、また、この為
の移動が完了後にCCD42への電荷の蓄積を行うこと
になるのは言うまでもない。
【0171】ステップS75にてカウンタnに値1を入
れる。ステップS76で、最新の画像を画素ずらし位置
を第n画像と同一の位置として取り込む。一巡目はn=
1、すなわち第1画像と同一位置となる。ステップS7
7にて、この第n画像と新たな第n画像どうしの比較が
行われる。比較方法は前述したベクトル検知方式などが
考えられる。また、具体的なベクトル(像移動の方向と
量)を求めなくとも、例えば画面内を複数の小ブロック
に分割し、それぞれのブロックどうしの輝度信号のレベ
ル差を加算するとか、この差に少なくとも一つ以上のし
きい値を与え、このしきい値との差によってレベル分け
し、このレベルの合計や大きくずれたレベルを示した領
域の数等々により、判断しても構わない。
【0172】以上のステップS77による比較結果をこ
こではΔnとする。ステップS78では、このΔnとあ
らかじめ定められた無効判定の為のしきい値ΔnTHとの
比較が行われ、ΔnがΔnTHより小さいときには、取り
込まれた4つの画像の間で画像合成に支障となる様なぶ
れや被写体移動、障害の発生などが起きなかった判定す
る。従って、処理をステップS79に進めて、画像合成
のOKの判断をし、画像合成部58による画像合成を行
って本処理を終了する。
【0173】一方、ステップS78の評価がYの場合
(Δn>ΔnTHの場合)には、ステップS80へ進み、
第n番目のメモリに蓄えられた画像情報を破棄し新たに
比較に用いた最新の画像を第n番目のメモリに蓄える。
次にステップS82でnを1繰り上げる。そして、ステ
ップS83にてn=5かどうかの判別が行われる。nが
5でなければnは1〜4の間であり、そのままステップ
S76へ戻る。また、n=5となっていれば、ステップ
S84へ進み、nを1に戻す。この様に第11の実施形
態では、第1画像が無効であれば第2画像で、第2画像
が無効であれば第3画像で…と細かく無効判定を行うの
で、記録指示後に実際に画像が取り込まれるまでの時間
をより効率よく短縮出来るものである。
【0174】以上のように第11の実施形態によれば、
画素ずらし撮影の有効、無効を判別するにおいて、無効
と判断された際に、全画像データを破棄するのではな
く、比較の行われた画像を最新の画像に更新する。この
ため、順次第2の画像同志の比較、第3の画像同志の比
較といった比較が継続されるので、破棄する画像情報が
を最小限に留められ、より迅速な撮影が可能となる。
【0175】[第12の実施形態]一般的な手法(例え
ば、特開平8−265522号公報に開示されている手
法)においては、第1画像,第2画像…の取り込み位置
は、像を結像面内でシフトする為の光学手段の位置にて
規定していた。これに対して、このシフト手段とぶれ防
止装置の光学的ぶれ補正手段を兼用した場合を考慮し、
制御部で把握した同じ画素ずらし位置で取り込み位置を
規定する様に変更してもよい。このようにすることで、
ぶれ防止装置と画素ずらしとを兼用した装置での第11
の実施形態の実施が可能となる。
【0176】以上のように、第12の実施形態によれ
ば、従来の手法(例えば特開平8−265522号公報
に記載の手法)においては、画素ずらしの為の画像位置
を画素ずらしの為のレンズ部材の位置と対応させていた
のに対し、画素ずらし機能と、ぶれ防止装置のぶれ補正
手段の機能との共用による手持ち撮影の可能性を考慮
し、画素ずらし位置はぶれ補正手段のとっている位置の
内、ぶれ防止の為の位置分を除いた画素ずらしの為の位
置分として対応させる。
【0177】すなわち、第12の実施形態によれば、像
移動手段を手ぶれ補正手段と兼用することにより、比較
する画像を取り込んだ際の像移動手段の状態は必ずしも
同一でなくともよいとしたことにより、ぶれ防止装置を
有した撮像装置での画素ずらし撮影を迅速に失敗なく確
実に行うことが可能となる。
【0178】例えば、第1画像取り込み位置が可変頂角
プリズムを平行にした位置(0°)、第2画像が0.1
°右方向に傾けた位置という様に光学手段の位置で規定
するのではなく、第1画像は[0°+ぶれ補正角度]に
よって画像取り込み位置を決定し(例えばぶれ補正がそ
の時右に0.3°であれば、第1画像は右に0.3°傾
けた位置となる)、第2画像は上記の0.1°に対して
[0.1°+その時のぶれ補正角度]によって画像取り
込み位置を決定する(例えば左に0.1°ぶれ補正で動
かしていると第2画像の取り込み角度状態は0.1−
0.2=−0.1°となる)。このように、ぶれ補正分
が加算されるので、第n画像=**°という風に定義す
ることはしない。
【0179】[第13の実施形態]図15は第13の実
施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。
但し、上述従来例にて説明した、ズーム、オートフォー
カス及び、可変頂角プリズムを用いたぶれ防止装置に関
しては、一部簡単の為に省略した。(例えば、可変頂角
プリズムは90度異なる2方向を個別に制御すること
で、全方向のぶれを除去するものであるが、簡単の為に
ここでは1系統だけを示してある)。
【0180】図15において、61は可変頂角プリズ
ム、62は撮影ズームレンズ、63はCCD等の光電変
換機能を有する固体撮像素子、64はぶれ防止装置のO
N・OFFスイッチで、外部より選択操作が可能となっ
ている。65はジャイロセンサー等によるカメラ本体の
ぶれを検知するカメラ本体ぶれ検知手段であるところの
センサ、66はぶれ防止装置の制御部、67は可変頂角
プリズムの駆動用のアクチュエータ、68はプリズムの
頂角状態を検出するプリズム頂角センサである。
【0181】69はフォーカスズーム等機能の制御部で
ある、なお、後述する画素ずらしの為の画素ずらし撮影
制御部30も含めて3つの制御部を一つのCPU内に構
成することも考えられる。
【0182】70は前述した通り、撮影レンズが前方よ
り凸凹凸凸のごく一般的なリアフーォーカスタイプであ
ると仮定した場合には、パリエータ(第2群)とフォー
カスレンズ(第4群)の複数の被写体距離に対する位置
関係に関するデータをメモリしたズームトラッキングデ
ータである。71は外部より操作可能なズームスイッ
チ。72は第2群位置を検出するバリエータエンコー
ダ、73は絞り値エンコーダ、74はフォーカスレンズ
位置を検出するフォーカスエンコーダであり、これらは
前述した様な各種の方法などで構成されるものである。
【0183】75はズームモータ、76は絞りモータ、
77はフォーカスモータである。78はCCD駆動回路
で、その駆動タイミングはタイミングジェネレーター
(TG)79よりのタイミング信号に同期する。80は
カメラの信号処理回路で周知の各処理を行う。81はA
F回路で、例えば映像信号の高周波成分をフィルターを
通して取り出し、焦点状態の判断に適した信号を作成す
る。82はA/D変換器である。83はモニタであり、
ファインダーとして、CCDに結像した画像を視認する
ことが可能となる。84はスイッチング回路である。ト
リガースイッチ91の操作で画素ずらし撮影の指示が発
生すると、それに応じて、制御部90により、このスイ
ッチング回路84がコントロールされ、各画素ずらし位
置に応じた画像が、順次、メモリ1〜メモリn(本例で
はブロック25〜28)に取り込まれる。
【0184】なお、この例では画素ずらしの為の像移動
手段としては、ぶれ防止装置のぶれ補正手段である可変
頂角プリズム61を兼用するものとする。従って、画素
ずらし撮影制御部90とIS制御部66は相互に通信を
行うものである。勿論、別途、画素ずらしの為の像移動
手段を有していても一向に構わない。又、画素ずらしの
合成画像を得る為の元画像の数は種々の方式が知られて
いるので、ここではnとした。89は画像合成部であ
り、複数の元画像から画像を合成して高精細な画像を得
るものである。92はD/A変換器、93は記録部であ
る。なお、記録方式としては、テープ、フロッピーディ
スク、ハードディスク、PCカードなど種々の方式が知
られているが、本発明では特に問わない。
【0185】以上のような構成を備えた第13の実施形
態による撮像装置の動作を図16を参照して説明する。
図16は第13の実施形態の撮像装置における画素ずら
し撮影の開始時の制御を説明するフローチャートであ
る。なお、このフローは画素ずらし制御部90で実行さ
れるものである。
【0186】まず、ステップS101において、トリガ
ースイッチ91の操作により画素ずらし撮影の指示が発
生したかどうかが判断される。指示が発生したと判定さ
れると、処理はステップS101からステップS102
に進む。ステップS102では、その時点で自動露出調
整装置によって露出状態を検知し、適正露出にあるかど
うかを判別する。もし、適正露出でなければ、ステップ
S37で、適正露出でない状態で撮影が行われる旨の警
告を行う。例えばLEDを用いたファインダー内表示な
どが考えられる。
【0187】次に、ステップS104で、絞り状態をロ
ックする。その後、ステップS105で画素ずらし撮影
の準備が終了したとして許可指示を発生し、以後実際の
画素ずらし撮影の為のルーチンに引き渡し、このフロー
は終了するものである。
【0188】以上のように第13の実施形態によれば、
画素ずらし撮影の指示が発生した場合に、自動露出調整
機能により駆動されている調整機構、例えば絞りメータ
ーによる絞り羽根の駆動や、可変濃度NDフィルターに
よる透過光量の調整などがその時の状態にロックされ
る。このため、画素ずらしの為の複数の元画像の間での
露出のばらつきを防止でき、高品位な合成画像を迅速に
得ることができる。
【0189】[第14の実施形態]上記の第13の実施
形態では、画素ずらし撮影時に、自動露出調整機能によ
る調整状態をロックして露出のばらつきを防止した。第
14の実施形態では、自動焦点調節装置(AF)を強制
停止して、画素ずらしの元画像の焦点状態のばらつきを
防止する。なお、撮像装置の構成は第13の実施形態
(図15)と同じであるので説明を省略する。
【0190】図17は第14の実施形態による画素ずら
し撮影の開始時の処理を示すフローチャートである。基
本的には図16で示した絞りのロックと同様の手順であ
り、フォーカスレンズの駆動を停止した後に画素ずらし
撮影の許可を行う。
【0191】まず、ステップS111ではトリガー(画
素ずらし撮影の指示の発生)が確認される。指示がある
と、ステップS112に進み、合焦状態にあるかどうか
が判別される。非合焦状態である場合は、ステップS1
12からステップS113へ進み、非合焦にて撮影が開
始される旨の警告を行ってからステップS114へ進
む。一方合焦状態である場合にはそのままステップS1
14に至る。ステップS114では、フォーカスレンズ
の駆動を停止し、次いで、ステップS115で画素ずら
し撮影の許可を行いこのルーチンを終了する。
【0192】以上のように、第14の実施形態によれ
ば、画素ずらし撮影の指示が発生すると、自動焦点調整
機能により駆動されるフォーカスレンズの移動が停止さ
れ、画素ずらしの為の複数の元画像間での焦点状態のば
らつきが防止され、高品位な合成画像を迅速に得ること
ができる。
【0193】[第15の実施形態]第15の実施形態で
は、画素ずらし撮影時においてズーム機能をロックする
ことにより、画素ずらしの元画像のズーム状態のばらつ
きを防止する。なお、撮像装置の構成は第13の実施形
態(図15)と同じであるので説明を省略する。
【0194】図18は第15の実施形態の撮像装置によ
る画素ずらし撮影の開始時の処理を説明するフローチャ
ートである。基本的には図16、図17で示した絞りの
ロックやフォーカスレンズ駆動のロックと同様の手順で
あり、ズーム機能を停止した後に画素ずらし撮影の許可
を行う。
【0195】まず、ステップS121ではトリガー(画
素ずらし撮影の指示の発生)が確認される。トリガーが
あるとステップS122へ進み、当該画素ずらし撮影の
開始時にズーム動作が同時に行われているかどうかが判
別される。ズーム動作が行われていなければ、そのま
ま、ステップS124へ進み、画素ずらし撮影の開始を
許可する。一方、ズーム動作が行われている最中であっ
た場合には、ステップS122からステップS123へ
進み、ズーム動作の指示が出されていてもズーム機能を
停止する。すなわち、ズーム、フォーカス両レンズを強
制的に停止させる。次いで、ステップS123で画素ず
らし撮影の許可を行う。
【0196】以上説明したように、第15の実施形態に
よれば、画素ずらし撮影の指示の発生とにズーミング操
作が同時に行われた場合には、当該ズーム操作をその状
態で停止させる。このため、画素ずらしの為の複数の元
画像間での画角のばらつきを防止することができ、高品
位な合成画像を迅速に得ることができる。
【0197】[第16の実施形態]第16の実施形態で
は、画素ずらし撮影時には仮にぶれ防止装置の動作がo
ffになっていても、強制的にぶれ防止装置の動作を行
ってから、画素ずらし撮影を行うものである。これによ
り、安定した画素ずらし撮影が行われる可能性を高め、
失敗撮影を極力排除し、高品位な画像を迅速に記録する
ことを可能とする。
【0198】図19は第16の実施形態の撮像装置によ
る画素ずらし撮影の開始時の処理を説明するフローチャ
ートである。まず、ステップS131ではトリガー(画
素ずらし撮影の指示の発生)が確認される。トリガーが
あると、すなわち、画素ずらし撮影の指示が発生する
と、ステップS132へ進み、ぶれ防止装置の動作状態
がチェックされる。ぶれ防止装置が非動作の場合は、ス
テップS132からステップS133へ進み、ぶれ防止
装置を強制的に動作状態に移行する。そして、ステップ
S134でタイマーTをセットし、順次カウントダウン
してT=0に至るまで待ち状態とする(ステップS13
5、ステップS136)。この待ち時間の設定は、ぶれ
防止装置の動作ON時の不安定な動作期間での撮影を除
去する為のものであるが、この様な待ち時間の設定が不
要の場合には、ステップS134〜ステップS136は
省略しても構わない。そして、ステップS137で画素
ずらし撮影の許可を与え、本処理を終了する。
【0199】以上のように第16の実施形態によれば、
画素ずらし撮影の指示の発生時点でぶれ防止装置機能が
非動作中にあった場合に、強制的にこれを動作状態にす
るので、画素ずらしの為の複数の画像間での手ぶれによ
る不適当なずらし量の発生がより確実に防止され、高品
位な合成画像を迅速に得ることができる。
【0200】[第17の実施形態]上記第16の実施形
態では、画素ずらし撮影に際してはぶれ防止機能を必ず
動作させている。しかしながら、三脚でカメラを固定し
た場合や、短焦点距離の場合等、ぶれ防止機能を動作さ
せなくても済む状況も考えられる。そこで、第17の実
施形態では、ぶれ防止装置の動作状態への移行を無条件
で行うのではなく、焦点距離と発生しているカメラ本体
のぶれから判断して行う。
【0201】図20は第17の実施形態の撮像装置によ
る画素ずらし撮影の開始時の処理を説明するフローチャ
ートである。まず、ステップS141ではトリガー(画
素ずらし撮影の指示の発生)が確認される。トリガーが
あると、すなわち、画素ずらし撮影の指示が発生する
と、ステップS142へ進み、ぶれ防止装置が動作中腕
かを判定する。ステップS142においてぶれ防止装置
が動作中でないことが検出されると、ステップS143
へ進む。
【0202】ステップS143では、その時の焦点距離
fが検出される。次にこの焦点距離に応じて制御部内に
設定されたテーブルもしくは所定の計算式等により、画
素ずらし撮影に支障をきたさないレベルの本体のぶれの
しきい値Athが読み出される。そして、ステップS14
5で実際に今発生しているカメラ本体のぶれ量|A|
と、当該焦点距離におけるしきい値Athが比較される。
この比較の結果、しきい値Athを超えるぶれが発生して
いる場合には、ステップ146へ進み、ぶれ防止装置を
強制的に動作状態とする。ステップS147〜ステップ
S149は、図19のステップS134〜S136と同
様に、ぶれ防止装置の起動時の不安定状態における撮影
を禁止するための処理である。
【0203】なお、第17の実施形態では、この二つの
条件(焦点距離とぶれ量)を判断材料としたが、どちら
か一方を条件として用いるように構成することも可能で
あろう。
【0204】以上のように、第17の実施形態によれ
ば、ぶれ防止装置の動作を強制的に開始するか否かの判
断を、本体のぶれ検出手段の出力、撮影レンズの焦点距
離などにより判断するので、ぶれ防止装置を不必要に動
作させることなく、高品位な合成画像をより迅速に得る
ことができる。
【0205】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0206】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0207】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0208】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0209】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0210】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0211】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静止画記録の指示発生後に実際の記録までに時間制限を
与えると共に、この時間内でもっとも本体のぶれが小さ
い条件で取り込まれた画像を記録することが可能とな
り、高品位な画像を迅速に取り込むことができる。
【0212】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による撮像装置の制御部による
処理を示すフローチャートである。
【図2】第2の実施形態による撮像処理の手順を説明す
るフローチャートである。
【図3】第3の実施形態の撮像装置による動作手順を説
明するフローチャートである。
【図4】第4の実施形態の撮像装置による動作手順を説
明するためのフローチャートである。
【図5】第5の実施形態による撮像装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】第6の実施形態による撮像装置の構成を示すブ
ロック構成図である。
【図7】第6の実施形態による処理手順を説明するため
のフローチャートである。
【図8】絞り開放時における、焦点距離と画質の品位の
目安としてのMTF特性を、光軸の偏角が0°,0.5
°,1°,2°の時の状態を示した概念図である。
【図9】絞りをF8に絞った際の、図8と同様のMTF
特性を示す図である。
【図10】横軸に焦点距離を、縦軸に絞り値を取った時
のθ0として設定すべき数値のマップを示す図である。
【図11】第7の実施形態による撮像装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図12】第10の実施形態による撮像装置の構成を示
すブロック図である。
【図13】第11の実施形態による撮像装置の構成を示
すブロック図である。
【図14】第11の実施形態による画像取り込み処理の
手順を示すフローチャートである。
【図15】第13の実施形態による撮像装置の構成を示
すブロック図である。
【図16】第13の実施形態の撮像装置における画素ず
らし撮影の開始時の制御を説明するフローチャートであ
る。
【図17】第14の実施形態による画素ずらし撮影の開
始時の処理を示すフローチャートである。
【図18】第15の実施形態の撮像装置による画素ずら
し撮影の開始時の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図19】第16の実施形態の撮像装置による画素ずら
し撮影の開始時の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図20】第17の実施形態の撮像装置による画素ずら
し撮影の開始時の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図21】焦点距離とカメラの振れ角度との関係を画面
上の被写***置で説明した図である。
【図22】可変頂角プリズムを用いたぶれ補正手段の構
成を示す図である。
【図23】可変頂角プリズムの角度の作用を説明する図
である。
【図24】可変頂角プリズムとそれを駆動するアクチュ
エーター部、及び、角度状態を検出する頂角センサを含
む、可変頂角プリズムユニットの実際の構成例を示す図
である。
【図25】この可変頂角プリズム141をぶれ補正手段
として備えたぶれ防止装置を、レンズと組み合わせて示
すブロック構成図である。
【図26】特開平04−274677号公報に示される
実施形態のブロック構成図である。
【図27】特開平8−265522号公報に示される実
施形態のブロック構成図である。
【図28】一般的なリアフォーカス式(あるいはインナ
ーフォーカス式)を用いたビデオカメラに一般的なズー
ムレンズ鏡筒の要部断面図である。
【図29】図28に示したレンズ系を動作する為の全体
のシステムのブロック構成図である。

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画記録指示により、センサよりの静
    止画データを取り込む画像取込手段と、 前記画像取込手段によって取り込まれた静止画データの
    撮影時のぶれ量を検出する検出手段と、 所定期間もしくは所定回数にわたる前記画像取込手段の
    実行によってえられる静止画データのうち、前記検出手
    段で検出されたぶれ量が最も小さい静止画データを当該
    静止画像記録指示に対する画像として記録する記録手段
    とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記所定期間もしく所定回数を設定する
    第1設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1に
    記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記第1設定手段は、指定された撮影モ
    ードに応じて前記所定期間もしくは所定回数の設定を行
    うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は、前記所定期間もしくは
    所定回数にわたる前記画像取込手段の実行において、前
    記検出手段で検出されたぶれ量が所定のしきい値を下回
    る条件で静止画データの取込が行われた場合は、その時
    点の静止画データを当該静止画像記録指示に対する画像
    として記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のしきい値を設定する第2設定
    手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 前記第2設定手段は、ズームレンズの焦
    点距離もしくは固体撮像素子の電荷蓄積時間の少なくと
    もいずれかを含む撮影条件に基づいて前記所定のしきい
    値を設定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、当該撮像装置本体のぶ
    れ量を検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は、当該撮像装置の結像面
    上における像のぶれ量を検出することを特徴とする請求
    項1に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は、結像面で得られた連続
    した2画面間の画像を比較することで結像面上での像の
    移動量を得て、これをぶれ量とすることを特徴とする請
    求項8に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 当該撮像装置のぶれ量を検出し、該ぶ
    れ量に基づいて光学的にぶれを補正する補正手段と、 静止画データ静止画記録指示により、センサよりの静止
    画データを取り込む画像取込手段と、 前記補正手段によるぶれ補正量に基づいて、前記画像取
    込手段によって取り込まれる静止画データの記録の可否
    を判定する判定手段と、 前記判定手段で記録可と判定された場合、当該静止画デ
    ータを記録する記録手段とを備えることを特徴とする撮
    像装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記補正手段による
    ぶれ補正量と所定のしきい値との比較によって、静止画
    データの記録の可否を判定することを特徴とする請求項
    10に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記所定のしきい値を撮影状態に基づ
    いて設定する設定手段を更に備えることを特徴とする請
    求項11に記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記撮影状態が、撮影レンズの焦点距
    離または絞りの値の少なくともいずれかを含むことを特
    徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記画像取込手段によって取り込まれ
    た静止画データの撮影時のぶれ量を検出する検出手段を
    更に備え、 前記判定手段は、前記検出手段で検出されたぶれ量と、
    前記補正手段によるぶれ補正量とに基づいて、前記画像
    取込手段によって取り込まれる静止画データの記録の可
    否を判定することを特徴とする請求項10に記載の撮像
    装置。
  15. 【請求項15】 ぶれ防止装置が動作できる光軸の最大
    偏角範囲より内側に静止画記録を許可する最大偏角範囲
    を定めると共に、ファインダー上は静止画記録を許可す
    る最大偏角範囲の外側の最大偏角範囲内でぶれ防止装置
    を動作させた時の画像を表示することを特徴とした撮像
    装置。
  16. 【請求項16】 静止画記録の許容最大偏角値とぶれ防
    止装置の最大偏角範囲の差の角度分光軸がずれてもファ
    インダーに表示された像がけられなく記録される様に、
    実際に固体撮像素子上に結像された画角範囲の内側にフ
    ァインダーに表示する範囲を設定することを特徴とする
    請求項15に記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 結像面上の像を画素ピッチに関連した
    所定量だけ移動する移動手段と、 前記移動手段で像を移動して得られる複数の画像情報
    を、画像情報を得た順に第1,第2…第nの画像として
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された第i番目の画像と同一の移動
    位置で取り込んだ新たな画像を、該第i番目の画像と比
    較して前記第1〜第nの画像の有効性を判断する判断手
    段と、 前記判断手段で有効と判断された場合、前記第1〜第n
    の画像を合成して合成画像を生成する画像合成手段と、 前記判断手段で無効と判定された場合、前記第i番目の
    画像を前記新たな画像で更新する更新手段と、 前記判断手段で有効と判定されるまで、該判断手段と前
    記更新手段を前記iを1からnの範囲で変化させて繰り
    返す制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  18. 【請求項18】 前記移動手段が、ぶれ補正のために結
    像面上の像を移動させる手段を兼ねることを特徴とする
    請求項17に記載の撮像装置。
  19. 【請求項19】 結像面上における像を移動する像移動
    手段と、 前記像移動手段によって所定量ずつ像をずらした複数の
    画像を合成してより高精細な画像を得る合成手段と、 当該撮像装置の撮影状態を設定する設定手段と、 前記像移動手段及び前記合成手段を用いた撮影の開始が
    指示された場合、前記撮影状態の少なくとも一部を固定
    化する固定化手段とを備えることを特徴とする撮像装
    置。
  20. 【請求項20】 前記固定化手段は、露出調整状態を、
    前記撮影の指示の発生した時点の状態に固定することを
    特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
  21. 【請求項21】 前記固定化手段は、自動焦点調節の調
    節状態を、前記撮影の指示の発生した時点の状態に固定
    することを特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
  22. 【請求項22】 前記固定化手段は、ズーミング機構の
    自動焦点調節の調節状態を、前記撮影の指示の発生した
    時点の状態に固定することを特徴とする請求項19に記
    載の撮像装置。
  23. 【請求項23】 ぶれ防止手段を備えた撮像装置であっ
    て、 結像面上における像を移動する像移動手段と、 前記像移動手段によって所定量ずつ像をずらした複数の
    画像を合成してより高精細な画像を得る合成手段と、 前記像移動手段及び前記合成手段を用いた撮影の開始が
    指示された場合、前記ぶれ防止手段を実行状態とする制
    御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  24. 【請求項24】 前記像移動手段及び前記合成手段を用
    いた撮影の開始が指示された際の撮影条件に基づいて、
    前記ぶれ防止手段の実行が必要か否かを判定する判定手
    段を更に備え、 前記制御手段は、前記判定手段によって前記ぶれ防止手
    段の実行が必要と判定された場合、該ぶれ防止手段を動
    作状態に移行することを特徴とする請求項23に記載の
    撮像装置。
  25. 【請求項25】 静止画記録指示により、センサよりの
    静止画データを取り込む画像取込工程と、 前記画像取込工程によって取り込まれた静止画データの
    撮影時のぶれ量を検出する検出工程と、 所定期間もしくは所定回数にわたる前記画像取込工程の
    実行によってえられる静止画データのうち、前記検出工
    程で検出されたぶれ量が最も小さい静止画データを当該
    静止画像記録指示に対する画像として記録する記録工程
    とを備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 当該撮像装置のぶれ量を検出し、該ぶ
    れ量に基づいて光学的にぶれを補正する補正工程と、 静止画データ静止画記録指示により、センサよりの静止
    画データを取り込む画像取込工程と、 前記補正工程によるぶれ補正量に基づいて、前記画像取
    込工程によって取り込まれる静止画データの記録の可否
    を判定する判定工程と、 前記判定工程で記録可と判定された場合、当該静止画デ
    ータを記録する記録工程とを備えることを特徴とする撮
    像装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 ぶれ防止装置が動作できる光軸の最大
    偏角範囲より内側に静止画記録を許可する最大偏角範囲
    を定めると共に、ファインダー上は静止画記録を許可す
    る最大偏角範囲の外側の最大偏角範囲内でぶれ防止装置
    を動作させた時の画像を表示することを特徴とする撮像
    装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 結像面上の像を画素ピッチに関連した
    所定量だけ移動する移動工程と、 前記移動工程で像を移動して得られる複数の画像情報
    を、画像情報を得た順に第1,第2…第nの画像として
    記憶する記憶工程と、 前記記憶工程で記憶された第i番目の画像と同一の移動
    位置で取り込んだ新たな画像を、該第i番目の画像と比
    較して前記第1〜第nの画像の有効性を判断する判断工
    程と、 前記判断工程で有効と判断された場合、前記第1〜第n
    の画像を合成して合成画像を生成する画像合成工程と、 前記判断工程で無効と判定された場合、前記第i番目の
    画像を前記新たな画像で更新する更新工程と、 前記判断工程で有効と判定されるまで、該判断工程と前
    記更新工程を前記iを1からnの範囲で変化させて繰り
    返す制御工程とを備えることを特徴とする撮像装置の制
    御方法。
  29. 【請求項29】 結像面上における像を移動する像移動
    工程と、 前記像移動工程によって所定量ずつ像をずらした複数の
    画像を合成してより高精細な画像を得る合成工程と、 当該撮像装置の撮影状態を設定する設定工程と、 前記像移動工程及び前記合成工程を用いた撮影の開始が
    指示された場合、前記撮影状態の少なくとも一部を固定
    化する固定化工程とを備えることを特徴とする撮像装置
    の制御方法。
  30. 【請求項30】 ぶれ防止手段を備えた撮像装置の制御
    方法であって、 結像面上における像を移動する像移動工程と、 前記像移動工程によって所定量ずつ像をずらした複数の
    画像を合成してより高精細な画像を得る合成工程と、 前記像移動工程及び前記合成工程を用いた撮影の開始が
    指示された場合、前記ぶれ防止手段を実行状態とする制
    御工程とを備えることを特徴とする撮像装置の制御方
    法。
  31. 【請求項31】 撮像装置を制御するための制御プログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該制御プログラム
    が、 静止画記録指示により、センサよりの静止画データを取
    り込む画像取込工程のコードと、 前記画像取込工程によって取り込まれた静止画データの
    撮影時のぶれ量を検出する検出工程のコードと、 所定期間もしくは所定回数にわたる前記画像取込工程の
    実行によってえられる静止画データのうち、前記検出工
    程で検出されたぶれ量が最も小さい静止画データを当該
    静止画像記録指示に対する画像として記録する記録工程
    のコードとを備えることを特徴とする記憶媒体。
  32. 【請求項32】 撮像装置を制御するための制御プログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該制御プログラム
    が、 当該撮像装置のぶれ量を検出し、該ぶれ量に基づいて光
    学的にぶれを補正する補正工程のコードと、 静止画データ静止画記録指示により、センサよりの静止
    画データを取り込む画像取込工程のコードと、 前記補正工程によるぶれ補正量に基づいて、前記画像取
    込工程によって取り込まれる静止画データの記録の可否
    を判定する判定工程のコードと、 前記判定工程で記録可と判定された場合、当該静止画デ
    ータを記録する記録工程のコードとを備えることを特徴
    とする記憶媒体。
  33. 【請求項33】 撮像装置を制御するための制御プログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該制御プログラム
    が、コンピュータを、 ぶれ防止装置が動作できる光軸の最大偏角範囲より内側
    に静止画記録を許可する最大偏角範囲を定めると共に、
    ファインダー上は静止画記録を許可する最大偏角範囲の
    外側の最大偏角範囲内でぶれ防止装置を動作させた時の
    画像を表示するべく動作させることを特徴とする記憶媒
    体。
  34. 【請求項34】 撮像装置を制御するための制御プログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該制御プログラム
    が、 結像面上の像を画素ピッチに関連した所定量だけ移動す
    る移動工程のコードと、 前記移動工程で像を移動して得られる複数の画像情報
    を、画像情報を得た順に第1,第2…第nの画像として
    記憶する記憶工程のコードと、 前記記憶工程に記憶された第i番目の画像と同一の移動
    位置で取り込んだ新たな画像を、該第i番目の画像と比
    較して前記第1〜第nの画像の有効性を判断する判断工
    程のコードと、 前記判断工程で有効と判断された場合、前記第1〜第n
    の画像を合成して合成画像を生成する画像合成工程のコ
    ードと、 前記判断工程で無効と判定された場合、前記第i番目の
    画像を前記新たな画像で更新する更新工程のコードと、 前記判断工程で有効と判定されるまで、該判断工程と前
    記更新工程を前記iを1からnの範囲で変化させて繰り
    返す制御工程のコードとを備えることを特徴とする記憶
    媒体。
  35. 【請求項35】 撮像装置を制御するための制御プログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該制御プログラム
    が、 結像面上における像を移動する像移動工程のコードと、 前記像移動工程によって所定量ずつ像をずらした複数の
    画像を合成してより高精細な画像を得る合成工程のコー
    ドと、 当該撮像装置の撮影状態を設定する設定工程のコード
    と、 前記像移動工程及び前記合成工程を用いた撮影の開始が
    指示された場合、前記撮影状態の少なくとも一部を固定
    化する固定化工程のコードとを備えることを特徴とする
    記憶媒体。
  36. 【請求項36】 ぶれ防止手段を備えた撮像装置を制御
    するための制御プログラムを格納する記憶媒体であっ
    て、該制御プログラムが、 結像面上における像を移動する像移動工程のコードと、 前記像移動工程によって所定量ずつ像をずらした複数の
    画像を合成してより高精細な画像を得る合成工程のコー
    ドと、 前記像移動工程及び前記合成工程を用いた撮影の開始が
    指示された場合、前記ぶれ防止手段を実行状態とする制
    御工程のコードとを備えることを特徴とする記憶媒体。
  37. 【請求項37】 当該撮像装置のぶれ量を検出する検出
    手段と、 静止画データ静止画記録指示により、センサよりの静止
    画データを取り込む画像取込手段と、 前記検出手段により検出されるぶれ量に基づいて、前記
    画像取込手段によって取り込まれる静止画データの記録
    の可否を判定する判定手段と、 前記判定手段で記録可と判定された場合、当該静止画デ
    ータを記録する記録手段とを備えることを特徴とする撮
    像装置。
  38. 【請求項38】 当該撮像装置のぶれ量を検出する検出
    工程と、 静止画データ静止画記録指示により、センサよりの静止
    画データを取り込む画像取込工程と、 前記検出工程により検出されるぶれ量に基づいて、前記
    画像取込工程によって取り込まれる静止画データの記録
    の可否を判定する判定工程と、 前記判定工程で記録可と判定された場合、当該静止画デ
    ータを記録する記録工程とを備えることを特徴とする撮
    像装置の制御方法。
  39. 【請求項39】 撮像装置を制御するための制御プログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該制御プログラム
    が、 当該撮像装置のぶれ量を検出する検出工程のコードと、 静止画データ静止画記録指示により、センサよりの静止
    画データを取り込む画像取込工程のコードと、 前記検出工程により検出されるぶれ量に基づいて、前記
    画像取込工程によって取り込まれる静止画データの記録
    の可否を判定する判定工程のコードと、 前記判定工程で記録可と判定された場合、当該静止画デ
    ータを記録する記録工程のコードとを備えることを特徴
    とする記憶媒体。
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