JP2003203229A - 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム

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JP2003203229A
JP2003203229A JP2002001582A JP2002001582A JP2003203229A JP 2003203229 A JP2003203229 A JP 2003203229A JP 2002001582 A JP2002001582 A JP 2002001582A JP 2002001582 A JP2002001582 A JP 2002001582A JP 2003203229 A JP2003203229 A JP 2003203229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度の被写体の画像を常に効率的に確実
に提供できる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 情報取得手段121は、複数の撮像手段
114a,114bの相関関係に関する情報を取得す
る。選択手段150は、情報取得手段121で得られた
相関関係情報に基づいて、複数の撮像手段114a,1
14bにより得られた複数の画像データを接続して被写
体全体の画像データを生成する際に当該接続部分を補正
するための複数の補正アルゴリズムの中から任意のアル
ゴリズムを選択する。補正手段120は、選択手段15
0で選択された補正アルゴリズムに従って上記接続部分
の補正処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、被写体を
複数の撮像素子により分割して撮像して得られた複数の
撮像画像を合成することで、当該被写体全体に対する撮
像画像を生成する装置或いはシステムに用いられる、画
像処理装置、画像処理方法、それを実施するためのプロ
グラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及
び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCD等の固体撮像素子を用
いた電子カメラ等の撮像装置では、解像度を高める方法
として、例えば、特開平5−137059号や特開平6
−141246号等に記載されているような、複数のC
CDにより被写体を部分的に撮像し、これにより得られ
た複数の撮像画像を画像処理により合成することで、当
該被写体全体の撮像画像を取得する方法が採用されてい
る。
【0003】また、例えば、特開平3−74991号等
には、被写体の画像情報を分割し、当該分割画像情報を
読み取るべく複数の撮像素子を設け、隣接する撮像素子
の撮像範囲を境界部分で重複させ、両撮像素子の撮像画
像を境界部分で貼り合わせることで、上記被写体の画像
情報全体の画像を得る画像読取装置が記載されている。
特に、この画像読取装置は、ある撮像素子の撮像画素を
構成する画素データの中から、近接画素との間の空間的
な濃度変化の小さい画素位置を検出し、当該画素位置に
おいて、もう一方の撮像素子の撮像画素を構成する画素
データを貼り合わせるように構成されている。
【0004】また、例えば、特開平11−55558号
等には、被写体を部分的に撮像するにあたり、境界部分
が重複するように撮像可能なディジタルカメラにおい
て、重複した境界部分の画像を構成する画素データを用
いて、平均値演算等により境界部分における濃度段差を
目立たなくした境界部画像を生成し、当該境界部画像
と、当該境界部分を除く複数の画像とを合成すること
で、上記被写体の撮像画像を生成する構成が記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、複数の撮像素子により被写体を部分的に分割
して撮像し、これらの撮像画像を貼り合わせることで、
当該被写体全体の撮像画像を取得するように構成された
従来の画像処理装置では、それぞれの撮像素子間の感度
差が異なる場合、撮像画像の貼り合わせ部分(境界部分)
で当該感度差に起因する画像濃度の段差が生じてしま
い、不自然な画質の被写体全体の撮像画像が得られると
いう不具合が生じる。
【0006】また、特開平5−137059号や特開平
6−141246号等には、複数の撮像素子により被写
体を部分的に分割して撮像する技術については開示され
ているが、上記の問題(撮像素子間の感度に起因して撮
像画像の境界部分に生じる濃度段差の問題)に関しての
記載がなく、当然のことながら当該問題の解決方法も記
載されていない。
【0007】また、特開平3−74991号等には、境
界部分での画像の乱れ等の画質不良を改善する方法につ
いて記載されているが、ここに記載の方法では、ライン
毎に境界部分の濃度変化の少ない位置を検出して2つの
部分画像を単純に貼り合わせる構成であるため、当該貼
合処理が複雑になると共に、処理時間が長くなる。ま
た、当該貼合処理は、横方向のライン単位での処理に過
ぎないため、縦方向の境界部分の急激な濃度変化を効果
的に抑制することが困難である。したがって、撮像素子
間の感度差に起因して境界部分に生じる濃度段差を効果
的に低減させることが困難であると共に、貼り合わせ部
分が目立たない撮像画像を得ることが非常に困難であ
る。
【0008】また、特開平11−55558号等には、
重複した境界部分の画像を構成する画像データを用いて
境界部画像を生成する方法として、平均値演算を用いた
方法や、予め設定された所定の重みで加重平均する方法
が記載されているが、例えば、予め設定された所定の重
みで加重平均する方法の場合、撮像素子間の感度差は、
撮像素子の温度等の撮像時の条件により大きく変化する
ため、予め設定された所定の重みでの加重平均では、撮
像素子間の感度差に起因して境界部分に生じる濃度段差
を効果的に低減させることが困難である。また、平均値
演算を用いる方法であっても、撮像素子の経年変化や撮
像条件により撮像素子間の感度差が発生するため、効果
的に補正することが困難である。
【0009】また、上記の特開平11−55558号等
に記載の方法では、生成された境界部画像と、当該境界
部分を除く複数の画像との合成処理が別途必要となるた
め、その分処理が煩雑となり、長い処理時間を必要とす
る。さらに、被写体全体の撮像画像(合成画像)を見た
場合、境界部分を除いた複数の画像の濃度差が依然残さ
れた状態であるため、当該撮像画像中に感度差に起因す
る画像濃度の差がある不自然な画質の撮像画像として得
られる、という不具合が生じる。
【0010】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、高解像度の被写体の画像を、常
に効率的に確実に提供できる、画像処理装置、画像処理
方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコン
ピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムを提
供することを目的とする。具体的には例えば、複数の撮
像素子により被写体を分割撮像して得られた複数の撮像
画像を接続することで、当該被写体全体の撮像画像を生
成するにあたり、撮像素子の接続部分の相関関係の判別
結果に応じて、複数の補正アルゴリズムを動的に変更し
て実行することで、撮像画像におけるレベル差を適切に
補正する。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、撮像手段から得られた複数の画像データ
を合成する画像処理装置であって、上記複数の画像デー
タの相関関係に関する情報を取得する情報取得手段と、
上記情報取得手段で得られた相関関係情報に基づいて、
上記複数の画像データを合成する際に当該画像データの
接続部分を補正するためのアルゴリズムを選択する選択
手段と、上記選択手段で選択された補正アルゴリズムに
従って、上記接続部分の補正処理を実行する補正手段と
を備えることを特徴とする。
【0012】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記相関関係情報は、各画像データのレベル差であり、
上記選択手段は上記各画像データのレベル差に応じてア
ルゴリズムを選択することを特徴とする。
【0013】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記相関関係情報は、各画像データの分散値であり、上
記選択手段は上記各画像データの分散値の大きさに応じ
てアルゴリズムを選択することを特徴とする。
【0014】第4の発明は、撮像手段から得られる複数
の画像データを合成する画像処理装置であって、上記複
数の画像データのレベル差に関する情報を取得する情報
取得手段と、上記情報取得手段によって得られるレベル
差が所定のレベルより大きい場合、上記複数の画像デー
タの接続部分を補正して合成する合成手段と、上記情報
取得手段によって得られるレベル差が所定のレベルより
小さい場合、上記複数の画像データを合成せずに記憶媒
体に記憶する制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】第5の発明は、上記第4の発明において、
上記制御手段は、上記情報取得手段によって得られるレ
ベル差が所定のレベルより小さい場合、上記記憶媒体に
記憶する前に上記複数の画像データを破棄するか上記記
憶媒体に記憶するかを選択するための通知を行なうため
の手段を有することを特徴とする。
【0016】第6の発明は、撮像手段から得られた複数
の画像データを合成する画像処理装置であって、上記複
数の撮像手段の動作モードに応じて、上記複数の画像デ
ータを合成する際に当該画像データの接続部分を補正す
るためのアルゴリズムを選択する選択手段と、上記選択
手段で選択された補正アルゴリズムに従って、上記接続
部分の補正処理を実行する補正手段とを備えることを特
徴とする。
【0017】第7の発明は、上記第6の発明において、
上記補正値が予め設定された閾値を超えた場合、外部か
らの指示に基づいて、上記補正処理対象の画像データを
破棄する又は保存する手段を備えることを特徴とする。
【0018】第8の発明は、上記第1ないし7の何れか
の発明において、上記撮像手段は複数の撮像素子を有す
ることを特徴とする。
【0019】第9の発明は、撮像手段から得られた複数
の画像データを合成するための画像処理方法であって、
上記複数の画像データの相関関係に関する情報を取得す
る情報取得ステップと、上記情報取得ステップにより得
られた相関関係情報に基づいて、上記複数の画像データ
を合成する際に当該画像データの接続部分を補正するた
めのアルゴリズムを選択する選択ステップと、上記選択
ステップにより選択された補正アルゴリズムに従って、
上記接続部分の補正処理を実行する補正ステップとを含
むことを特徴とする。
【0020】第10の発明は、撮像手段から得られた複
数の画像データを生成するための画像処理方法であっ
て、上記撮像手段の撮影モードに応じて、上記複数の画
像データを合成する際に当該画像データの接続部分を補
正するためのアルゴリズムを選択する選択ステップと、
上記選択ステップにより選択された補正アルゴリズムに
従って、上記接続部分の補正処理を実行する補正ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0021】第11の発明は、複数の撮像素子を接続し
て1つの撮像素子を構成し、当該撮像素子により被写体
を撮像して得られた画像データを画像処理する画像処理
方法であって、上記画像データから上記複数の撮像素子
の相関関係を判別する判別ステップと、上記複数の撮像
素子間のレベル差を補正するための複数の補正アルゴリ
ズムと、上記複数の補正アルゴリズムの中の任意の補正
アルゴリズムの実行結果に基づいて、上記画像データに
おける上記複数の撮像素子間のレベル差を補正する補正
ステップと、上記判別ステップによる判別結果に基づい
て、上記補正ステップで用いる補正アルゴリズムを上記
複数の補正アルゴリズムの中で動的に変更して設定する
設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】第12の発明は、複数の撮像素子を接続し
て1つの撮像素子を構成し、当該撮像素子により被写体
を撮像して得られた画像データを画像処理する画像処理
方法であって、単写モード及び連写モードを含む動作モ
ードの中から任意の動作モードを選択するモード選択ス
テップと、上記複数の撮像素子間のレベル差を補正する
ための複数の補正アルゴリズムと、上記複数の補正アル
ゴリズムの中の任意の補正アルゴリズムの実行結果に基
づいて、上記画像データにおける上記複数の撮像素子間
のレベル差を補正する補正ステップと、上記モード選択
ステップにより選択された動作モードに基づいて、上記
補正ステップで用いる補正アルゴリズムを上記複数の補
正アルゴリズムの中で動的に変更して設定する設定ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0023】第13の発明は、上記第11又は12の発
明において、上記補正ステップにより補正処理された画
像データ上に残る複数の撮像素子の接続部分のレベル差
を容認する閾値を設定する閾値設定ステップを含むこと
を特徴とする。
【0024】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、上記補正ステップにより補正処理された画像データ
上に残る複数の撮像素子の接続部分のレベル差が、上記
閾値設定ステップにより設定された閾値を超えた場合
に、外部の端末装置上で起動する任意のアプリケーショ
ンの実行により上記補正処理が可能なように、上記複数
の撮像素子により得られた画像データをRAWデータと
してファイルに保存する保存ステップを含むことを特徴
とする。
【0025】第15の発明は、上記第13の発明におい
て、上記補正ステップにより補正処理された画像データ
上に残る複数の撮像素子の接続部分のレベル差が、上記
閾値設定ステップにより設定された閾値を超えた場合の
処理ステップとして、ユーザに対して画像データの保存
又は破棄の意志を確認する確認ステップと、上記確認ス
テップによりユーザが画像データ保存を選択した場合
に、外部の端末装置上で起動する任意のアプリケーショ
ンの実行により上記補正処理が可能なように、上記複数
の撮像素子により得られた画像データをRAWデータと
してファイルに保存する保存ステップとを含むことを特
徴とする。
【0026】第16の発明は、請求項1〜8の何れかに
記載の画像処理装置の機能をコンピュータに実現させる
ためのプログラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体に
記録したことを特徴とする。
【0027】第17の発明は、請求項9〜15の何れか
に記載の画像処理方法の処理ステップをコンピュータに
実行させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な
記憶媒体に記録したことを特徴とする。
【0028】第18の発明は、請求項1〜8の何れかに
記載の画像処理装置の機能をコンピュータに実現させる
ためのプログラムであることを特徴とする。
【0029】第19の発明は、請求項9〜15の何れか
に記載の画像処理方法の処理ステップをコンピュータに
実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0030】具体的には例えば、複数の撮像素子を接続
して1つの撮像素子を構成する電子カメラ機能を有する
画像処理装置において、カメラ機能により得られた画像
データから複数の撮像素子の相関関係を判別し、当該判
別結果に基づいて、複数の撮像素子のレベル差(複数の
撮像素子に対応する複数の画像データの接続部分で生じ
るレベル差)を補正するための複数の補正アルゴリズム
の中から任意のアルゴリズムを選択し、当該選択補正ア
ルゴリズムの実行結果(レベル差補正値)を用いて、画
像データ上に生じている複数の撮像素子のレベル差の補
正処理を行う。ここで、複数の補正アルゴリズムの中か
ら、複数の撮像素子の相関関係に基づいたアルゴリズム
を選択する方法としては、例えば、複数の撮像素子の相
関関係から、撮像素子間のレベル差が小さいと判定でき
る場合、レベル差補正値(補正係数)を得るための補正
アルゴリズムとして、簡単な計算で当該補正値(補正
量)を算出するアルゴリズムを選択し、一方、撮像素子
間のレベル差が大きいと判定できる場合、より細かい演
算により適切な補正値を取得する補正アルゴリズムを選
択する方法等が挙げられる。これにより、複数の撮像素
子の相関関係に対して適切な補正量を得ることができ
る。
【0031】また、撮影モード(単写モードや連写モー
ド等)に基づいて、複数の撮像素子のレベル差(複数の
撮像素子に対応する複数の画像データの接続部分で生じ
るレベル差)を補正するための複数の補正アルゴリズム
の中から任意のアルゴリズムを選択し、当該選択補正ア
ルゴリズムの実行結果(レベル差補正値)を用いて、画
像データ上に生じている複数の撮像素子のレベル差の補
正処理を行う。ここで、複数の補正アルゴリズムの中か
ら、複数の撮像素子の相関関係に基づいたアルゴリズム
を選択する方法としては、例えば、複数存在する補正ア
ルゴリズムの中には、その実行結果を得るまでにかかる
処理の時間に差があるものとし、連写速度ならびに連写
枚数を優先する撮影モードが選択されている場合、処理
時間の短い補正アルゴリズムを選択する方法等が挙げら
れる。
【0032】また、補正処理後の画像データ上に残る接
続部分のレベル差を容認する閾値を設定可能とする。こ
れにより、例えば、画像データの使用目的に合わせて容
認できる接続部分のレベル差は異なるため、接続部分の
レベル差の厳密度を閾値として使用目的に合わせて設定
できる。
【0033】また、接続部分のレベル差が、設定された
閾値以上となった場合、複数の撮像素子により得られた
画像データを、例えば、RAWデータとしてファイルに
保存する。これにより、パーソナルコンピュータ(P
C)等の端末装置上で起動するアプリケーションによ
り、画像データ上に接続部分のレベル差を補正すること
ができる。具体的には例えば、画像処理装置内に持つ複
数の補正アルゴリズムを、電子カメラの応答性や処理能
力等を考慮して構築する。複数の撮像素子間のレベル差
が極度に大きくなり、画像処理装置内の補正アルゴリズ
ムでは、画像データに対するレベル差補正値を適切に算
出できない場合、画像処理装置のメモリへ画像データを
RAWデータとして保存した後、PC上のアプリケーシ
ョンの起動により、レベル差が極度に大きな当該画像デ
ータに対応した補正アルゴリズムを使用して、補正処理
を実行する。
【0034】また、接続部分のレベル差が、設定された
閾値以上となった場合、ユーザに対して、画像データの
保存又は破棄の意志を確認し、ユーザが画像データ保存
することを選択した場合、複数の撮像素子により得られ
た画像データを、例えば、RAWデータとしてファイル
に保存する。これにより、パーソナルコンピュータ(P
C)等の端末装置上で起動するアプリケーションによ
り、画像データ上に接続部分のレベル差を補正すること
ができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0036】[第1の実施の形態]本発明は、例えば、図
1に示すような画像処理装置100に適用される。本実
施の形態の画像処理装置100は、複数の撮像素子11
4a,114bからなる1つの撮像部114により被写
体を撮像する電子カメラ機能を有し、特に、複数の撮像
素子114a,114bから出力される画像データの相
関関係を判別し、当該判別結果に基づいて、画素情報間
のレベル差を補正するための複数の補正アルゴリズムを
動的に変更して実行することで、複数の撮像素子114
a,114bから出力される画像データに対して合成処
理を行う際の接合部分のレベル差を補正するように構成
されている。以下、本実施の形態の画像処理装置100
の構成及び動作について具体的に説明する。
【0037】<画像処理装置100の構成>画像処理装
置100は、上記図1に示すような構成を備えている。
【0038】上記図1において、“110”は、撮影レ
ンズであり、“112”は、絞り機能を有するシャッタ
ーである。撮像部114は、撮像レンズ110及びシャ
ッター112を介した被写体の光学像を電気信号に変換
する複数の撮像素子114a,114bを有する。
【0039】尚、本実施の形態では、撮像部114が有
する複数の撮像素子を、説明の簡単のため、2つの撮像
素子114a,114bとしているが、この個数に限ら
れることはない。
【0040】A/D変換器116a,116bは、撮像
素子114a及び114bから出力でされる電気信号
(アナログ信号)をディジタル化する。本実施の形態で
は、2つの撮像素子114a,114bにより、被写体
全体の画像を2分割する形で、左右別々の撮影画像デー
タを取得して出力する構成としているため、これに伴っ
て、2つのA/D変換器116a,116bを備える構
成としている。
【0041】タイミング発生回路118は、撮像素子1
14a,114b及びA/D変換器116a,116b
に対して、クロック信号や制御信号等を供給し、後述す
るメモリ制御回路122及びシステム制御回路150に
より制御される。
【0042】画像処理回路120は、後述するメモリ1
30に保存された静止画像や動画像のデータに対して、
所定の画素補間処理や色変換処理等の画像処理を行い、
当該処理後のデータを再度メモリ130に書き込む。ま
た、画像処理回路120は、撮像素子114a,114
bのレベル差を補正する補正処理を実行する。ここでの
補正処理とは、例えば、撮像素子114a,114bの
オフセットを調整するオフセット調整回路や、ゲインを
調整するゲイン調整回路等による処理である。さらに、
画像処理回路120は、撮像素子114a,114bに
より得られた撮像画像データを用いて所定の演算処理を
行い、当該演算結果に基づいて、TTL方式のAWB
(オートホワイトバランス)処理も実行する。
【0043】出力判別処理回路121は、メモリ130
に保存されたデータにより、撮像素子114a,114
bの相関関係を判別する。ここでの判別処理とは、画素
の平均値算出回路、分散値算出回路、最大値算出回路、
及び最小値算出回路等による処理である。
【0044】メモリ制御回路122は、A/D変換器1
16a,116b、タイミング発生回路118、及び画
像処理回路120と共に、後述する画像表示メモリ12
4、D/A変換器126、メモリ130、及び圧縮/伸
長回路132を制御する。また、直接メモリ制御回路1
22を介して、A/D変換器116で得られたディジタ
ルデータがメモリ130に書き込まれる。
【0045】“126”は、D/A変換器であり、“1
28”は、TFT/LCD等から成る画像表示部であ
る。例えば、メモリ130に書き込まれた表示用の画像
データは、D/A変換器126を介して画像表示部12
8により表示される。
【0046】メモリ130は、撮像部114により得ら
れた静止画像や動画像のデータを格納するためのもので
あり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納す
るのに十分な記憶量を有する。これにより、複数枚の静
止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場
合であっても、高速且つ大量の画像書込をメモリ130
に対して実行することが可能となる。また、メモリ13
0は、必要に応じて、システム制御回路150の作業領
域としても使用される。
【0047】圧縮/伸長回路132は、適応離散コサイ
ン変換(ADCT)等により画像データを圧縮/伸長す
る。例えば、圧縮/伸長回路132は、メモリ130に
格納された画像データを取得し、当該画像データに対し
て圧縮処理或いは伸長処理を施し、当該処理後のデータ
をメモリ130に書き込む。
【0048】露光制御部140は、絞り機能を有するシ
ャッター112を制御する。測距制御部142は、撮影
レンズ110のフォーカシングを制御する。
【0049】システム制御回路150は、画像処理装置
100全体の動作制御を司る。メモリ152は、システ
ム制御回路150での動作制御に必要な定数、変数、及
び処理プログラム等を記憶する。メモリ152に記憶さ
れる処理プログラム、すなわちシステム制御回路150
で実行される処理プログラムは、出力判別処理回路12
1が出力したデータを処理することで、画像処理回路1
20がレベル補正処理を行うために必要なゲイン補正値
及びオフセット補正値等の補正値を演算する補正アルゴ
リズムを複数含んでいる。
【0050】液晶表示部154は、システム制御回路1
50による処理プログラムの実行に応じて、文字、画像
を用いて動作状態やメッセージ等を表示するである。表
示部154は、画像処理装置100の操作部近辺の視認
し易い位置に単数或いは複数個所設置される。
【0051】具体的には例えば、表示部154は、LC
DやLED、或いは発音素子等の組み合わせにより構成
されている。表示部154の表示内容のうち、例えば、
LCD等に表示する内容としては、シングルショット/
連写撮影表示、2画面レベル差容認レベル表示、セルフ
タイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数
表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、
絞り値表示、露出補正表示、時計用電池残量表示、電池
残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、
記録媒体200の着脱状態表示、及び日付/時刻表示等
が挙げられる。
【0052】“104”は、光学ファインダーであり、
例えば、光学ファインダー104内に表示する内容とし
ては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表
示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表
示、及びISO表示等が挙げられる。“156”は、電
気的に消去及び記録可能な不揮発性メモリであり、例え
ば、EEPROM等を適用可能である。
【0053】操作手段160、162、164、及び1
70は、システム制御回路150に対して各種の動作指
示を入力するためのであり、具体的には、スイッチ、ダ
イアル、タッチパネル、視線検知によるポインティン
グ、及び音声認識装置等の単数或いは複数の手段の組み
合わせで構成される。ここでは一例として、モードダイ
アルスイッチ160、シャッタースイッチ162,16
4、操作部170を、上記操作手段として用いている。
【0054】モードダイアルスイッチ160は、電源オ
フ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モー
ド、再生モード、マルチ画面再生/消去モード、及びパ
ーソナルコンピュータ等の外部装置の接続モード等の各
機能モードを切替設定が可能なように構成されている。
【0055】シャッタースイッチSW1(162)は、
不図示のシャッターボタンの操作途中の状態でONとな
り、このタイミングで、AF(オートフォーカス)処
理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバ
ランス)処理、及びEF(フラッシュプリ発光)処理等
の動作開始を指示する。シャッタースイッチSW2(1
64)は、不図示のシャッターボタンの操作完了の状態
でONとなり、このタイミングで、撮像部114からの
出力信号を画像データとしてA/D変換器116及びメ
モリ制御回路122を介してメモリ130へ書き込む露
光処理、画像処理回路120、出力判別処理回路12
1、及びメモリ制御回路122での演算による現像処
理、及びメモリ130から画像データを読み出して圧縮
/伸長回路132により圧縮処理を実行し記録媒体20
0に記録する記録処理等の一連の処理の動作開始を指示
する。
【0056】操作部170は、各種ボタンやタッチパネ
ル等からなる。具体的には例えば、操作部170は、メ
ニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画
面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/
連写/セルフタイマー切り替えボタン、2画面レベル差
容認レベル切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)
ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像
移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタ
ン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、及び日付/
時間設定ボタン等からなる。
【0057】電源制御部180は、必要な電圧を必要な
期間に、記録媒体200を含む各構成部に対して供給す
る。電源部186は、アルカリ電池やリチウム電池等の
一次電池、或いはNiCd電池やNiMH電池、Li電
池等の二次電池、ACアダプター等からなる。コネクタ
182,184は、電源制御部180と電源部186を
接続する。
【0058】インタフェース190は、メモリカードや
ハードディスク等の記録媒体200との通信を行い、
“コネクタ192”は、メモリカードやハードディスク
等の記録媒体200と接続を行う。記録媒体着脱検知部
198は、コネクタ192に記録媒体200が装着され
ているか否かを検知するである。ここでのインタフェー
ス190及びコネクタ192としては、例えば、PCM
CIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カ
ード等の規格に準拠したものを適用可能である。
【0059】通信部101は、であり、RS232C
や、USB、IEEE1394、P1284、SCS
I、モデム、LAN、或いは無線通信等によって構成さ
れる。通信部102は、通信部101により画像処理装
置100を他の機器或いはシステムと接続するコネクタ
として機能し、或いは無線通信の場合にはアンテナとし
て機能する。
【0060】記録媒体200は、メモリカードやハード
ディスク等によって構成される。記録媒体200は、半
導体メモリや磁気ディスク等を含む記録部202、画像
処理装置100とのインタフェース204、及び画像処
理装置100と接続を行うコネクタ206を備えてい
る。
【0061】<画像処理装置100の動作>画像処理装
置100は、例えば、図2に示すフローチャートに従っ
て動作する。
【0062】ステップS201:ユーザから、シャッタ
ースイッチSW2(164)がONされると、システム
制御回路150は、このユーザ操作を認識し、メモリ制
御回路122を駆動することで、2分割された撮像素子
114a,114bから出力される信号(アナログ)
を、A/D変換器116a,116bによりディジタル
データ(画像データ)に変換し、2つの画像データとし
てメモリ制御回路122を介してメモリ130に保存す
る。
【0063】ステップS202:システム制御部150
は、ステップS201での画像データの保存を終える
と、出力判別処理回路121を駆動することで、メモリ
130内の保存データを用いて、2つの撮像素子114
a,114bから出力される各画像データの相関関係を
検出する。ここでの相関関係を取得するための演算処理
としては、各画像データを構成する画素の出力レベル
の、平均値、分散値、最大値、及び最小値算出等の演算
処理のうち1つ又は複数を用いた処理を適用可能であ
る。
【0064】ステップS203:システム制御部150
は、ステップS202での出力判別処理回路121によ
る検出結果(撮像素子114a,114bから得られた
画像データの)から、撮像素子114a,114bの特
性の違いによって生じる各画像データの接続部分のレベ
ル差を補正するためのレベル差補正値を取得するのに最
適な補正アルゴリズムを選択可能であるか否かを判別す
る。この判別の結果、最適な補正アルゴリズムを選択可
能でない場合(例えば、各画像データの平均レベルの差
が所定の値より大きいために適切なレベル補正値を算出
できない場合)にはそのままステップS208に進み、
最適な補正アルゴリズムを選択可能である場合(例え
ば、各画像データの平均レベルの差が所定の値より小さ
い場合)には次のステップS204へ進む。
【0065】ステップS204、ステップS205:ス
テップS203の判別の結果、最適な補正アルゴリズム
を選択可能である場合、システム制御部150は、出力
判別処理回路121による検出結果から、撮像素子11
4a,114bから得られる各画像データの接続部分の
レベル差を補正するためのレベル差補正値を取得するの
に最適な補正アルゴリズムを選択し(ステップS20
4)、当該選択アルゴリズムを実行することで、レベル
差補正値を取得する(ステップS205)。
【0066】ステップS204における補正アルゴリズ
ム選択に関して、例えば、2つの画像データのばらつき
(分散)に基づいて補正アルゴリズムを選択する構成と
してもよい。分散値が所定値より大きな値を示している
場合、補正値を算出する前に補正値算出データから不適
切なデータを除去するための前処理を有するアルゴリズ
ムを実行し、不適切なデータを選別した結果、減少した
データから信頼度の高い補正値を求めるためのアルゴリ
ズムを実行する。一方、分散値が所定値より小さな値を
示すと共に、平均値も大きな差がない場合、オフセット
調整だけの簡単な処理でレベル補正するアルゴリズムを
選択する。また、例えば、各画像データのレベルの平均
値を比較することによって補正アルゴリズムを選択する
構成としてもよい。互いの平均値にある一定値以上の差
がある場合、一方が極端に暗いかあるいは一方が極端に
暗い可能性が高いため不適切なデータが存在する可能性
が高いので、補正値を算出する前に補正値算出データか
ら不適切なデータを除去するための前処理を有するアル
ゴリズムを実行し、不適切なデータを選別した結果、減
少したデータから信頼度の高い補正値を求めるためのア
ルゴリズムを実行する。また、互いの平均値にある一定
値以上の差がない場合、ゲイン補正を行わずにオフセッ
ト調整だけの簡単な処理でレベル補正するアルゴリズム
を選択する。
【0067】ステップS206:システム制御部150
は、ステップS205で取得したレベル差補正値を画像
処理回路120にセットする。これにより、画像処理回
路120は、メモリ130から画像データを読み出しな
がら、当該セット値に基づいた補正処理(具体的には、
画像データのレベル調整)を実行した後、合成処理を行
い、合成された画像データをメモリ130に保存する。
【0068】ステップS207:システム制御部150
は、メモリ130内の補正処理後の画像データに対し
て、圧縮/伸長回路132により、ユーザから指定され
た圧縮処理を施す。
【0069】ステップS208:ステップS207から
本ステップS208へ進む処理の場合、システム制御部
150は、ステップS207での圧縮処理後の画像デー
タを記録媒体200に記録(保存)して、本処理終了す
る。一方、ステップS203から直接本ステップS20
8へ進む処理の場合、すなわち出力判別処理回路121
により得られた相関関係に基づいて画像処理装置100
内の複数の補正アルゴリズムの中から適切な補正アルゴ
リズムを選択できない(例えば、各画像データの平均レ
ベルの差が所定の値より大きいために適切なレベル補正
値を算出できない)場合、システム制御部150は、画
像処理回路120によるレベル補正処理を実行せずに、
メモリ130内の画像データをそのまま記録媒体200
にRAWデータとして記録(保存)して、本処理終了す
る。
【0070】上述したような本実施の形態によれば、出
力判別処理回路121により得られる複数の撮像素子1
14a,114bから出力される各画像データの相関関
係に基づき、補正値を算出するデータの選別の有り無し
の選択や、ゲイン調整、オフセット調整、或いはこれら
の両方の調整実行の選択、或いは調整値算出等の、撮像
素子114a,114bから得られる画像データを合成
する際の接続部分のレベル差を補正するためのレベル差
補正値を取得するのに最適な補正アルゴリズムを選択す
ることが可能となるので、適切なレベル差補正値を求
め、当該レベル差補正値を用いて、複数の撮像素子11
4a,114bにより得られた画像データの補正を行う
ことが可能となる。したがって、複数の撮像素子114
a,114bにより得られた複数の画像データを接続し
て得られる被写体全体の画像データにおいて、従来のよ
うな接続部分(貼り合わせ部分)の不具合が生じること
はなく、良好な被写体全体の画像を提供することができ
る。
【0071】また、画像処理装置100内の複数の補正
アルゴリズムで適切なレベル差補正量を取得することが
困難である場合には、複数の撮像素子114a,114
bから得られた画像データをRAWデータとしてメモリ
130に保存するように構成したので、例えば、パーソ
ナルコンピュータにおいて、適切なレベル差補正量を取
得し、当該レベル差補正値を用いて、メモリ130内の
画像データの補正を行うことが可能となる。
【0072】[第2の実施の形態]本実施の形態では、上
記図1に示した画像処理装置100の動作を、例えば、
図3のフローチャートに従った動作とする。
【0073】ここで、本実施の形態の画像処理装置10
0の動作の説明の前に、本実施の形態では、例えば、ユ
ーザは予め、操作部170に設けられた2画面レベル差
容認レベルボタン(不図示)により、2つの撮像素子1
14a,114bのそれぞれから出力される画像データ
の接続部分のレベル差として、容認できるレベル差の閾
値を設定できる構成とする。閾値の設定方法としては、
例えば、厳密さを要求する「Fine」、通常使用する
「Normal」等の項目の中から所望する項目を選択
する方法や、メニュー画面において、メニュー移動+
(プラス)ボタン及びメニュー移動−(マイナス)ボタ
ンを操作することで、サンプル画像でレベル差を確認し
ながら容認するレベル差の上限を設定する方法等が挙げ
られる。
【0074】また、ユーザは予め、操作部170に設け
られた単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン(不
図示)により、所望するモード(単写/連写/セルフタ
イマー)を選択する。
【0075】ステップS301:ユーザから、シャッタ
ースイッチSW2(164)がONされると、システム
制御回路150は、このユーザ操作を認識し、メモリ制
御回路122を駆動することで、2分割された撮像素子
114a,114bから出力される信号(アナログ)
を、A/D変換器116a,116bによりディジタル
データ(画像データ)に変換し、メモリ制御回路122
を介してメモリ130に保存する。このとき、システム
制御部150は、2分割された撮像素子114a,11
4bからの出力信号に対応する2つの画像データを、元
の1画面のデータとなるように結合して保存する。
【0076】ステップS302:システム制御部150
は、ステップS301での画像データの保存を終える
と、出力判別処理回路121を駆動することで、メモリ
130内の保存データを用いて、2つの撮像素子114
a,114bから出力される各画像データの相関関係を
検出する。ここでの相関関係を取得するための演算処理
としては、画像データを構成する画素の出力レベルの、
平均値、分散値、最大値、及び最小値算出等の演算処理
のうち1つ又は複数を用いた処理を適用可能である。
【0077】ステップS303:システム制御回路15
0は、操作部170の単写/連写/セルフタイマー切り
替えボタンにより、ユーザから連写モードが選択された
か否かを判別する。この判別の結果、連写モード選択の
場合にはステップS305へ進み、そうでない場合には
ステップS304へ進む。
【0078】ステップS304:ステップS303の判
別の結果、連写モード選択でない場合、すなわち単写モ
ード等の選択の場合、システム制御回路150は、第1
の実施の形態で述べたような複数の補正アルゴリズムの
中から、最適な補正アルゴリズムを選択する。具体的に
は例えば、単写モード選択の場合、補正値算出処理に時
間的余裕があることにより、ゲイン補正(不適切な画素
データの削除)とオフセット補正(画像データのレベル
補正)の両方を使用するアルゴリズムを選択する。そし
て、システム制御回路150は、選択アルゴリズムを実
行することで、レベル差補正値を取得する。その後、ス
テップS306へ進む。
【0079】ステップS305:ステップS303の判
別の結果、連写モード選択である場合、システム制御回
路150は、第1の実施の形態で述べたような複数の補
正アルゴリズムの中から、最適な補正アルゴリズムを選
択する。具体的には例えば、連写モードの場合、補正値
算出処理に割り当てられる時間を短くするために、オフ
セット補正値(画像データのレベル補正)のみを算出す
るアルゴリズムを選択する。そして、システム制御回路
150は、選択アルゴリズムを実行することで、レベル
差補正値を取得する。その後、ステップS306へ進
む。
【0080】ステップS306:システム制御回路15
0は、ステップS304又はステップS305で取得し
たレベル差補正値が、ユーザから設定されたレベル差容
認レベルを超えているか否かを判別する。この判別の結
果、レベル差補正値がレベル差容認レベルを超えている
場合にはステップS310へ進み、レベル差補正値がレ
ベル差容認レベルを超えていない場合にはステップS3
07へ進む。
【0081】ステップS307:ステップS306の判
別の結果、レベル差補正値がレベル差容認レベルを超え
ていない場合、システム制御部150は、ステップS3
04又はステップS305で取得したレベル差補正値を
画像処理回路120にセットする。これにより、画像処
理回路120は、メモリ130から画像データを読み出
しながら、当該セット値に基づいた補正処理(各画像デ
ータのレベルを合わせるための調整処理)を実行し合成
を行い、当該処理後データをメモリ130に保存する。
【0082】ステップS308:システム制御部150
は、メモリ130内の補正処理後の画像データに対し
て、圧縮/伸長回路132により、ユーザから指定され
た圧縮処理を施す。
【0083】ステップS309:ステップS308の処
理後、システム制御部150は、ステップS207での
圧縮処理後の画像データを記録媒体200に記録(保
存)して、本処理終了する。
【0084】ステップS310:ステップS306の判
別の結果、レベル差補正値がレベル差容認レベルを超え
ている場合、システム制御部150は、画像処理回路1
20によるレベル補正処理を実行せずに、例えば、画像
表示部128に対して、画像データのレベル差補正値が
設定された閾値(レベル差容認レベル)を超えたことを
知らせるためのメッセージ等を表示すると同時に、ユー
ザに対して画像データの保存又は破棄を選択するための
操作を促す通知を行なう。そして、システム制御部15
0は、ユーザから画像データの保存を指示されたか、或
いは破棄を指示されたかを判別する。この判別の結果、
画像データ保存の場合にはステップS309へ進み、画
像データ破棄の場合にはステップS311へ進む。
【0085】ステップS309:ステップS310の判
別の結果、画像データ保存がユーザから指示された場
合、システム制御部150は、画像処理回路120によ
るレベル補正処理および画像の合成処理を実行せずに、
メモリ130内の画像データをそのまま記録媒体200
にRAWデータとして記録(保存)して、本処理終了す
る。
【0086】ステップS311:ステップS310の判
別の結果、画像データ破棄がユーザから指示された場
合、システム制御部150は、画像処理回路120によ
るレベル補正処理を実行せずに、また、記録媒体200
への画像データの保存処理を実行せずに、メモリ130
内の画像データを破棄し、本処理終了する。
【0087】上述したような本実施の形態によれば、ユ
ーザから選択された単写モードや連写モード等に応じ
て、撮影動作における連写速度や連写枚数等の性能に影
響を及ぼすことなく、撮像素子114a,114bの接
続部分のレベル差を補正するためのレベル差補正値を取
得するのに最適な補正アルゴリズムを選択することが可
能となるので、適切なレベル差補正値を求め、当該レベ
ル差補正値を用いて、複数の撮像素子114a,114
bにより得られた画像データの補正を行うことが可能と
なる。したがって、複数の撮像素子114a,114b
により得られた複数の画像データを接続して得られる被
写体全体の画像データにおいて、従来のような接続部分
(貼り合わせ部分)の不具合が生じることはなく、良好
な被写体全体の画像を提供することができる。
【0088】また、上記の選択補正アルゴリズムの実行
で得られるレベル差補正値が、ユーザから設定された、
画像データ上に残る接続部分のレベル差を容認する閾値
を超える判断された場合には、ユーザに対して、画像デ
ータ保存或いは破棄の意思を確認した上で、画像データ
保存を指示された場合には、当該画像データをRAMデ
ータとしてメモリ130に保存するように構成したの
で、例えば、パーソナルコンピュータにおいて、適切な
レベル差補正量を取得し、当該レベル差補正値を用い
て、メモリ130内の画像データの補正を行うことが可
能となる。
【0089】尚、本発明の目的は、第1及び第2の実施
の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或
いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュ
ータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読みだして実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が第1及び第2
の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコー
ドは本発明を構成することとなる。プログラムコードを
供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブ
ルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディ
スク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード等を用いることができる。また、コンピ
ュータが読みだしたプログラムコードを実行することに
より、第1及び第2の実施の形態の機能が実現されるだ
けでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又
は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】図4は、上記コンピュータの機能600を
示したものである。コンピュータ機能600は、上記図
4に示すように、CPU601と、ROM602と、R
AM603と、キーボード(KB)609のキーボード
コントローラ(KBC)605と、表示部としてのCR
Tディスプレイ(CRT)610のCRTコントローラ
(CRTC)606と、ハードディスク(HD)611
及びフレキシブルディスク(FD)612のディスクコ
ントローラ(DKC)607と、ネットワーク620と
の接続のためのネットワークインターフェースコントロ
ーラ(NIC)608とが、システムバス604を介し
て互いに通信可能に接続された構成としている。
【0091】CPU601は、ROM602或いはHD
611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612よ
り供給されるソフトウェアを実行することで、システム
バス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従
った処理プログラムを、ROM602、或いはHD61
1、或いはFD612から読み出して実行することで、
第1及び第2の実施の形態での動作を実現するための制
御を行う。
【0092】RAM603は、CPU601の主メモリ
或いはワークエリア等として機能する。KBC605
は、KB609や図示していないポインティングデバイ
ス等からの指示入力を制御する。CRTC606は、C
RT610の表示を制御する。DKC607は、ブート
プログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、
ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び第
1及び第2の実施の形態における所定の処理プログラム
等を記憶するHD611及びFD612とのアクセスを
制御する。NIC608は、ネットワーク620上の装
置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の画像データの合成を常に適切な処理で行うことがで
き、高解像度の画像を常に効率的に確実に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像処理装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】第2の実施の形態において、上記画像処理装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記画像処理装置の機能をコンピュータに実現
させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な記憶
媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
100 画像処理装置 110 撮影レンズ 112 シャッター 114 撮像部 114a,114b 撮像素子 116a,116b A/D変換器 118 タイミング発生回路 120 画像処理回路 121 出力判定回路 122 メモリ制御回路 124 画像表示メモリ 126 D/A変換器 128 画像表示部 130 メモリ 132 画像圧縮/伸長回路 140 露光制御部 142 測距制御部 150 システム制御回路 152 メモリ 154 表示部 156 不揮発性メモリ 160 モードダイアルスイッチ 162 シャッタースイッチSW1 164 シャッタースイッチSW2 170 操作部 180 電源制御部 182 コネクタ 184 コネクタ 186 電源部 190 インタフェース 192 コネクタ 194 インタフェース 196 コネクタ 198 記録媒体着脱検知部 104 光学ファインダー 101 通信部 102 コネクタ(又はアンテナ) 200 記録媒体 202 記録部 204 インタフェース 206 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA20 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CE10 CH01 CH11 CH14 CH18 DA16 DB02 DB09 DC22 DC34 5C022 AA01 AC02 AC03 AC42 AC54 AC69 5L096 AA06 BA20 CA05 FA14 FA33 FA34 GA08 LA04 LA05 LA11 MA03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段から得られた複数の画像データ
    を合成する画像処理装置であって、 上記複数の画像データの相関関係に関する情報を取得す
    る情報取得手段と、 上記情報取得手段で得られた相関関係情報に基づいて、
    上記複数の画像データを合成する際に当該画像データの
    接続部分を補正するためのアルゴリズムを選択する選択
    手段と、 上記選択手段で選択された補正アルゴリズムに従って、
    上記接続部分の補正処理を実行する補正手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記相関関係情報は、各画像データのレ
    ベル差であり、上記選択手段は上記各画像データのレベ
    ル差に応じてアルゴリズムを選択することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記相関関係情報は、各画像データの分
    散値であり、上記選択手段は上記各画像データの分散値
    の大きさに応じてアルゴリズムを選択することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 撮像手段から得られる複数の画像データ
    を合成する画像処理装置であって、 上記複数の画像データのレベル差に関する情報を取得す
    る情報取得手段と、 上記情報取得手段によって得られるレベル差が所定のレ
    ベルより大きい場合、上記複数の画像データの接続部分
    を補正して合成する合成手段と、 上記情報取得手段によって得られるレベル差が所定のレ
    ベルより小さい場合、上記複数の画像データを合成せず
    に記憶媒体に記憶する制御手段とを有することを特徴と
    する画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記情報取得手段によ
    って得られるレベル差が所定のレベルより小さい場合、
    上記記憶媒体に記憶する前に上記複数の画像データを破
    棄するか上記記憶媒体に記憶するかを選択するための通
    知を行なうための手段を有することを特徴とする請求項
    4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 撮像手段から得られた複数の画像データ
    を合成する画像処理装置であって、 上記複数の撮像手段の動作モードに応じて、上記複数の
    画像データを合成する際に当該画像データの接続部分を
    補正するためのアルゴリズムを選択する選択手段と、 上記選択手段で選択された補正アルゴリズムに従って、
    上記接続部分の補正処理を実行する補正手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記補正値が予め設定された閾値を超え
    た場合、外部からの指示に基づいて、上記補正処理対象
    の画像データを破棄する又は保存する手段を備えること
    を特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記撮像手段は複数の撮像素子を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1
    項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 撮像手段から得られた複数の画像データ
    を合成するための画像処理方法であって、 上記複数の画像データの相関関係に関する情報を取得す
    る情報取得ステップと、 上記情報取得ステップにより得られた相関関係情報に基
    づいて、上記複数の画像データを合成する際に当該画像
    データの接続部分を補正するためのアルゴリズムを選択
    する選択ステップと、 上記選択ステップにより選択された補正アルゴリズムに
    従って、上記接続部分の補正処理を実行する補正ステッ
    プとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 撮像手段から得られた複数の画像デー
    タを生成するための画像処理方法であって、 上記撮像手段の撮影モードに応じて、上記複数の画像デ
    ータを合成する際に当該画像データの接続部分を補正す
    るためのアルゴリズムを選択する選択ステップと、 上記選択ステップにより選択された補正アルゴリズムに
    従って、上記接続部分の補正処理を実行する補正ステッ
    プとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 複数の撮像素子を接続して1つの撮像
    素子を構成し、当該撮像素子により被写体を撮像して得
    られた画像データを画像処理する画像処理方法であっ
    て、 上記画像データから上記複数の撮像素子の相関関係を判
    別する判別ステップと、 上記複数の撮像素子間のレベル差を補正するための複数
    の補正アルゴリズムと、 上記複数の補正アルゴリズムの中の任意の補正アルゴリ
    ズムの実行結果に基づいて、上記画像データにおける上
    記複数の撮像素子間のレベル差を補正する補正ステップ
    と、 上記判別ステップによる判別結果に基づいて、上記補正
    ステップで用いる補正アルゴリズムを上記複数の補正ア
    ルゴリズムの中で動的に変更して設定する設定ステップ
    とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 複数の撮像素子を接続して1つの撮像
    素子を構成し、当該撮像素子により被写体を撮像して得
    られた画像データを画像処理する画像処理方法であっ
    て、 単写モード及び連写モードを含む動作モードの中から任
    意の動作モードを選択するモード選択ステップと、 上記複数の撮像素子間のレベル差を補正するための複数
    の補正アルゴリズムと、 上記複数の補正アルゴリズムの中の任意の補正アルゴリ
    ズムの実行結果に基づいて、上記画像データにおける上
    記複数の撮像素子間のレベル差を補正する補正ステップ
    と、 上記モード選択ステップにより選択された動作モードに
    基づいて、上記補正ステップで用いる補正アルゴリズム
    を上記複数の補正アルゴリズムの中で動的に変更して設
    定する設定ステップとを含むことを特徴とする画像処理
    方法。
  13. 【請求項13】 上記補正ステップにより補正処理され
    た画像データ上に残る複数の撮像素子の接続部分のレベ
    ル差を容認する閾値を設定する閾値設定ステップを含む
    ことを特徴とする請求項11又は12記載の画像処理方
    法。
  14. 【請求項14】 上記補正ステップにより補正処理され
    た画像データ上に残る複数の撮像素子の接続部分のレベ
    ル差が、上記閾値設定ステップにより設定された閾値を
    超えた場合に、外部の端末装置上で起動する任意のアプ
    リケーションの実行により上記補正処理が可能なよう
    に、上記複数の撮像素子により得られた画像データをR
    AWデータとしてファイルに保存する保存ステップを含
    むことを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 上記補正ステップにより補正処理され
    た画像データ上に残る複数の撮像素子の接続部分のレベ
    ル差が、上記閾値設定ステップにより設定された閾値を
    超えた場合の処理ステップとして、 ユーザに対して画像データの保存又は破棄の意志を確認
    する確認ステップと、 上記確認ステップによりユーザが画像データ保存を選択
    した場合に、外部の端末装置上で起動する任意のアプリ
    ケーションの実行により上記補正処理が可能なように、
    上記複数の撮像素子により得られた画像データをRAW
    データとしてファイルに保存する保存ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜8の何れかに記載の画像処
    理装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読出可能な記憶媒体。
  17. 【請求項17】 請求項9〜15の何れかに記載の画像
    処理方法の処理ステップをコンピュータに実行させるた
    めのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶
    媒体。
  18. 【請求項18】 請求項1〜8の何れかに記載の画像処
    理装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログ
    ラム。
  19. 【請求項19】 請求項9〜15の何れかに記載の画像
    処理方法の処理ステップをコンピュータに実行させるた
    めのプログラム。
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