JPH11315850A - ラップスプリングクラッチ - Google Patents

ラップスプリングクラッチ

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JPH11315850A
JPH11315850A JP11014854A JP1485499A JPH11315850A JP H11315850 A JPH11315850 A JP H11315850A JP 11014854 A JP11014854 A JP 11014854A JP 1485499 A JP1485499 A JP 1485499A JP H11315850 A JPH11315850 A JP H11315850A
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lap spring
lap
spring clutch
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spring
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Andreas Orlamuender
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/129Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means
    • F16F15/1297Overload protection, i.e. means for limiting torque
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/08Friction clutches with a helical band or equivalent member, which may be built up from linked parts, with more than one turn embracing a drum or the like, with or without an additional clutch actuating the end of the band

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過負荷領域における損傷の危険を回避するた
めに近似的に一様な負荷分布が与えられているラップス
プリングクラッチを提供する。 【解決手段】 ラップスプリングクラッチが、回転軸
(A)に関して回転可能な第一の構成要素(12)と、
前記回転軸(A)に関して回転可能な第二の構成要素
(30)と、第一及び第二の構成要素(12、30)の
うちの一方(12)にこれに対して本質的に回転固定に
保持されており且つ第一及び第二の構成要素(12、3
0)の回転結合を作り出すために第一及び第二の構成要
素(12、30)のうちの他方(30)の周面に結合接
触しているあるいはされ得るラップスプリング装置(4
4)とをもっている。ラップスプリング装置が、トルク
伝達のために第一のスプリング部分(110)によって
前記一方の構成要素(12)の周面へ結合接触してお
り、第二のスプリング部分(112)によって前記他方
の構成要素(30)の前記周面に結合接触している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸心に関して
回転可能な第一の構成要素と、当該回転軸心に関して回
転可能な第二の構成要素と、第一及び第二の構成要素の
うちの一方の構成要素にこれに対して本質的に回転固定
に(すなわち相対回転しないように)保持されており且
つ第一及び第二の構成要素の間の回転結合を作り出すた
めに第一及び第二の構成要素のうちのもう一方の構成要
素の周囲面に結合接触しているかあるいは結合接触させ
られ得るラップスプリング装置とをもっているラップス
プリングクラッチ、特に動力車の動力伝達系列(パワー
トレイン)に配置するためのラップスプリングクラッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなラップスプリングクラッチ
は、従来技術により、特に動力車の動力伝達系列におけ
る使用についても知られている。これらのクラッチは、
一般に、内燃機関のクランクシャフトと結合した導入部
を第一の構成要素として有する。当該第一の構成要素
は、さらに、フライホイール部(Schwungmassenteil)と
クラッチ装置を領域的に取り囲むハウジングとをもって
いる。クラッチシャフト(伝動装置入力軸、Getriebeei
ngangswelle)には、ラップスプリングクラッチの第二
の構成要素が回転固定に保持されている。当該第二の構
成要素は、本質的に筒状に形成された部分をもってい
る。当該第二の構成要素の筒状の周囲面は、螺旋状に巻
かれたラップスプリングによって取り巻かれている。当
該ラップスプリングは、第一の端部で、ピン等によって
前記第一の構成要素に固定されており、第二の端部で、
ハウジングに取り付けられていてラップスプリングクラ
ッチの回転軸心に近似的に平行な軸心に関して回動可能
な連動解除レバーと相互作用している。当該連動解除レ
バーが作用を受けていない状態であると、ラップスプリ
ングが収縮し、法線力(Normalkraft)を前記第二の構成
要素のシリンダ状の外側表面に発生させる。この法線力
は、トルク伝達の際に生じるセルフロッキング(Selbsth
emmung)によってさらに付加的に強められる。
【0003】この周知のラップスプリングクラッチの場
合には、ラップスプリングと第二の構成要素との相互作
用領域が本質的に第二の構成要素の全周囲表面にわたっ
て広がっており、したがって比較的大きいが、他方、当
該ラップスプリングは第一の構成要素とは単に取り付け
ピンによって固定結合されているだけである、という問
題がある。すなわち、特にこの結合領域に、トルク伝達
の際に大きな負荷が生じる可能性があり、この負荷は、
比較的大きなトルク変動あるいは衝撃の際にこの領域で
の損傷を導く可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の課
題は、過負荷領域における損傷の危険を回避するために
近似的に一様な負荷分布が与えられているラップスプリ
ングクラッチを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により、この課題
は、回転軸心のまわりで回転可能な第一の構成要素と、
当該回転軸心のまわりで回転可能な第二の構成要素と、
第一及び第二の構成要素のうちの一方の構成要素にこれ
に関して本質的に回転固定に保持されており且つ第一の
構成要素と第二の構成要素との間の回転結合を作り出す
ために第一及び第二の構成要素のうちのもう一方の構成
要素の周囲面に結合接触している、あるいは結合接触さ
せられ得るラップスプリング装置とをもっているラップ
スプリングクラッチ、特に動力車の動力伝達系列に配置
するためのラップスプリングクラッチによって解決され
る。
【0006】本発明に係るラップスプリングクラッチで
は、さらに、ラップスプリング装置が第一のスプリング
部分によってトルク伝達のために前記一方の構成要素の
周囲面に結合接触状態にある、あるいは結合接触状態に
され得る、また第二のスプリング部分によって前記もう
一方の構成要素の前記周囲面に結合接触状態にある、あ
るいは結合接触状態にされ得ることが考慮に入れられて
いる。
【0007】従って、本発明に係るラップスプリングク
ラッチでは、ラップスプリングのトルク伝達結合が前記
第一の構成要素へも前記第二の構成要素へも、それぞ
れ、ラップスプリングにより発生させられる法線力の利
用のもとでの異なる構成要素の対応する周囲面への係合
によって行われる。当該法線力は、トルク伝達の際にセ
ルフロッキング効果によってさらに強められる。それに
よって、特に、第一の構成要素(それは例えば動力伝達
系列における入力構成要素であってよい)への結合の領
域では、従来技術により知られているところのラップス
プリング装置の点での負荷が回避され得る。
【0008】
【発明の実施の形態】しかしながら、付加的に、ラップ
スプリング装置がさらに第一のスプリング部分に近いス
プリング端部の領域で好ましくは前記一方の構成要素に
おける固定空所への係合によって本質的に回転固定に保
持されていることが、第一の構成要素に関してのラップ
スプリング装置の厳密な取り付けのために有利である。
【0009】両方の構成要素とのラップスプリング装置
の均等な協働を可能にするために、前記一方の構成要素
における前記周囲面と前記もう一方の構成要素における
前記周囲面とが軸方向において互いに本質的に一直線に
並んで構成されていることが提案される。
【0010】ラップスプリング装置は、好ましくは少な
くとも一つの螺旋状に形成されたラップスプリングをも
っている。従来技術により知られているラップスプリン
グクラッチでは、ラップスプリングは螺旋状に巻かれた
ばねとして形成されている。当該スプリングのこのよう
な形態によって十分な結合力を発生させることができる
ように、これは、定められた最低巻き数を有さねばなら
ない。このことは、ラップスプリングクラッチ全体のそ
れに応じて軸方向に長く延びた構成を結果として伴う。
【0011】それゆえ、本発明の別の視点により、ラッ
プスプリング装置が渦巻き状に形成されたラップスプリ
ングをもっていることが提案される。その際さらに当該
渦巻き状に形成されたラップスプリングが前記回転軸心
のまわりで360°以上の角度延在範囲に延在している
ならば、この場合にも、結合状態を作り出す際に、当該
スプリングそれ自体によって発生させられる法線力に加
えて強められたトルク伝達結合を与えるセルフロッキン
グ効果が発生させられ得る。
【0012】従来技術により知られているラップスプリ
ングクラッチにおける連動解除レバーの配置は、結果と
して、これが前記回転軸心に関して対称でない構造を有
することを伴う。作動中にむらのある作動(回転)を防
止するために、ここでは付加的な補償する重量(おも
り)が与えられねばならない。このことは、一方では困
難であり、他方では満足させる円滑な作動(Rundlauf)を
導くことができない。なぜならば、クラッチ装置が連動
解除された状態にあるか連動させられた状態にあるか
(すなわち、クラッチが切られているか、あるいはつな
がれているか)に応じて、連動解除レバーがさまざまな
回動位置を占め、それによって前記回転軸心に対してさ
まざまな重心位置を占めるからである。
【0013】それゆえ、本発明の別の視点では、ラップ
スプリング装置と連結されており且つ前記もう一方の構
成要素へのラップスプリング装置の係合を作り出すため
にないしその係合を解くために操作され得る連動解除機
構を有するラップスプリングクラッチが提案される。そ
の際、当該連動解除機構は、前記もう一方の構成要素へ
のラップスプリング装置の係合を作り出すためにないし
その係合を解くために前記回転軸心のまわりで回転させ
られ得るリング状の連動解除エレメントをもっている。
【0014】リング状の連動解除エレメントを設けるこ
とによって、作動中のどんなアンバランスも防止され得
る。なぜならば、当該リングエレメントの回転状態に依
存せずに常に等しい質量分布が存在するままだからであ
る。
【0015】その際、当該リング状の連動解除エレメン
トが、前記もう一方の構成要素へのラップスプリング装
置の係合を作り出すためにないしその係合を解くため
に、少なくとも前記一方の構成要素に関して相対回転可
能であることが有利である。
【0016】たとえば、当該リング状の連動解除エレメ
ントは、前記一方の構成要素と回転固定に結合されたハ
ウジングに前記回転軸心のまわりで回転可能に保持され
ているとよい。
【0017】従来技術により知られているラップスプリ
ングクラッチでは、その連動解除は、連動解除レバーの
回動によって発生させられる。この回動運動を引き起こ
すために、クラッチシャフトに連動解除球冠(リリース
球状キャップ)が軸方向に移動可能に、しかしこれに関
して回転固定に保持されている。連動解除レバーの方へ
の軸方向移動の際には、連動解除レバーがそのレバー端
部によって連動解除球冠の球状の外側表面をすべり、そ
の際回動させられる。このことは、第一の構成要素と第
二の構成要素との間で相対回転が発生する連動解除され
ている状態で連動解除レバーが持続的に連動解除球冠の
外側表面をすべり、それによって過度の摩損がこれらの
構成要素のこの領域に発生させられる可能性があるとい
う問題を導く。
【0018】それゆえ、本発明の別の視点により、さら
に前記連動解除機構の操作のための操作機構をもってい
るラップスプリングクラッチが提案される。その際、当
該操作機構は、前記連動解除機構の操作のために連動解
除力発生装置によって前記回転軸心の方向において移動
させられ得る、且つ軸方向移動の際に前記連動解除機構
の制御部分に作用を与える制御面を有する。その際、操
作機構と連動解除力発生装置との間に連動解除力発生装
置と操作機構との回転結合解除のための回転結合解除軸
受装置が配設されている。
【0019】その際、当該操作機構は、好ましくは、前
記一方の構成要素に関して本質的に回転固定に保持され
ている。前記連動解除機構の制御のために、当該操作機
構が外周面に少なくとも一つの螺旋状にのびる制御面を
有するとよい。
【0020】この少なくとも一つの螺旋状に延びる制御
面は、例えば当該操作機構の外周における本質的にねじ
状に形成された凹部の側壁によって形成されているとよ
い。
【0021】従来技術により知られているラップスプリ
ング装置は、すでに述べたように、トルク伝達の際に所
定の方向においてラップスプリングの収縮(引き締め)
によって結合力を強めるセルフロッキングが生じるとい
う利点を有する。しかし、トルク伝達方向の反転が生じ
ると、すなわち例えば引っ張る状態から押す状態へ移行
させられると、一方ではセルフロッキングが解消させら
れ、他方では、特に両方の構成要素の間の移行領域にお
いてラップスプリングが対応する周囲面から離されてこ
の領域で圧縮ひずみ(アップセッティング、Stauchun
g)等によって損傷を与えられる可能性があるという問
題がある。
【0022】それゆえ、本発明の別の視点では、ラップ
スプリングクラッチに、前記もう一方の構成要素の前記
周囲面及び場合によっては前記一方の構成要素の前記周
囲面と反対の側のラップスプリング装置の半径方向の側
部にこれと直接隣接して配置されている支持面を備える
支持装置が設けられている。
【0023】すなわち、当該ラップスプリング装置は、
半径方向においてサンドイッチ状に一方は前記一方の構
成要素ないし前記もう一方の構成要素の前記周囲面と、
他方は当該支持装置の支持面との間に配置されている。
トルク導入方向の反転が生じると、ラップスプリング装
置が前記一方の構成要素ないし前記もう一方の構成要素
の前記周囲面から離される際にこれらの構成要素の間の
移行領域において別の半径方向の側部で前記支持装置の
支持面に支持され得る。そして、この領域でラップスプ
リング装置が過度に縮まされる(圧縮ひずみを与えられ
る)ことが防止される。
【0024】当該支持装置の作用は、少なくともラップ
スプリングクラッチがつながれている(連動させられて
いる)状態で支持面がラップスプリング装置に当接して
いると、非常に効率的に与えられ得る。
【0025】ラップスプリング装置の対応する周囲面と
のトルク伝達接触の解除を与えることができるように、
ラップスプリングクラッチが切られている(連動解除さ
れている)状態でラップスプリング装置への当該支持装
置の当接接触が少なくとも領域的に解消されていること
が提案される。
【0026】これに加えて必要な構成要素の数を可能な
限り少なく保つために、当該支持装置の当接接触が前記
連動解除機構によって解消させられ得ることが提案され
る。その構成は例えば次のようである。すなわち、前記
連動解除機構が、ラップスプリングクラッチをきる際
に、まず第一にラップスプリング装置への当該支持装置
の当接接触を少なくとも領域的に解消させ、それからは
じめてラップスプリング装置の前記もう一方の構成要素
への係合状態を解く。
【0027】当該支持装置によってラップスプリング装
置のための保護をできるだけ大きく構成するために、当
該支持装置が周方向において本質的に完全にラップスプ
リング装置に沿って延在する支持エレメントをもってい
ることが提案される。
【0028】トルク伝達方向の反転の際のラップスプリ
ング装置の過負荷の問題に対抗するために、本発明の別
の視点により、ラップスプリング装置が、第一の周部分
において前記もう一方の構成要素の前記周囲面に沿って
延在する第一のラップスプリング部をもっており、第二
の周部分において前記もう一方の構成要素の前記周囲面
に沿って延在する第二のラップスプリング部をもってお
り、その際当該第一及び第二のラップスプリング部が互
いに本質的に隣接しているそれらの第一の端部の領域に
おいて前記一方の構成要素に保持されており、且つそれ
らの第二の端部の領域において連動解除機構と協働する
ように構成されていることが提案される。
【0029】従って、このような構成では、それぞれの
トルク伝達方向について、それぞれ、そのときトルク結
合のための本質的な寄与を与えるラップスプリング部が
設けられている。それによって、ラップスプリング装置
のどこかの領域での圧縮ひずみは回避され得る。なぜな
らば、それぞれの半分の引張りによるトルク伝達が保障
されているからである。
【0030】可能な限り強いトルク結合を与えることが
できるように、当該第一及び第二のラップスプリング部
が共同して本質的に完全に前記回転軸心のまわりで前記
もう一方の構成要素の前記周囲面に沿って延在すること
が提案される。このような形態の際に、当該ラップスプ
リング部によって対応する周囲面への十分に大きい接触
力が発生させられることを保障するために、さらに、好
ましくは当該第一のラップスプリング部に及び当該第二
のラップスプリング部にそれぞれそれらの第二の端部の
領域において係合し且つ当該第一のラップスプリング部
及び当該第二のラップスプリング部に少なくとも前記も
う一方の構成要素の前記周囲面へ接触するようにプレス
トレスを与えるプレストレス手段が設けられていること
が提案される。
【0031】前記形態は、さらに以下のようであっても
よい。すなわち、当該第一のラップスプリング部及び
(あるいは)当該第二のラップスプリング部が、第一の
スプリング部分によって前記一方の構成要素の周囲面に
係合することが可能であり、且つ第二のスプリング部分
によって前記もう一方の構成要素の前記周囲面に係合す
ることが可能である。
【0032】ラップスプリングクラッチの操作の際に
は、上述のように、ラップスプリング装置の端部を対応
する周囲面から離すために連動解除機構を周方向に動か
すことが必要である。このことは、上述のように、いく
つかの制御面と制御部分とが相互に接触してすべること
によって行われ得る。しかし、その際発生させられる摩
擦接触によって、操作のためにそれ自体必要な力を高め
ることが引き起こされる。このことを防止するために、
本発明の別の視点により、連動解除機構の操作のための
操作装置をもっているラップスプリングクラッチが提案
される。その際、当該操作装置は、操作力を発生させる
ために本質的に軸方向に変位させられ得る入力領域、並
びに当該入力領域と結合されており且つそれの軸方向の
変位の際に前記回転軸心のまわりで周方向に変位させら
れ得る出力領域を有する。すなわち、直接に一つの構成
要素の軸方向変位が別の構成要素のラジアル変位に変換
され、それによって連動解除機構を操作する。互いに摩
擦する領域の介在(中間接続)はもはや必要ない。
【0033】その際、当該操作装置が本質的にリング状
に構成されており、入力領域が当該リング状の操作装置
から軸方向に且つ周方向に離れるように延びている少な
くとも一つの、好ましくは複数の舌状部分をもってお
り、当該舌状部分が連動解除力発生装置によって軸方向
に作用されることが可能であり、出力部分が連動解除機
構と本質的に回転固定に結合されてあるいはこれと統合
されて構成されている形態が可能である。
【0034】ここで連動解除力の一様な分散及び確実な
協働を与えるために、複数の舌状部分が設けられており
且つ当該複数の舌状部分が周方向について同一の方向に
延びていることが提案される。
【0035】さらに、当該複数の舌状部分が軸方向につ
いて一つの方向にだけ操作装置から離れるように延びて
いることが考慮に入れられ得る。その代わりに、当該複
数の舌状部分が、それらのうちの一部が軸方向について
一つの方向に操作機構から離れるように延びており、且
つ残りが軸方向について反対の方向に操作機構から離れ
るように延びているように分配されていることも可能で
ある。このような形態の場合には、なんらかの構成要素
の互いの摩擦接触の発生が完全に回避され得る。
【0036】発生させられた回転運動が完全に出力部分
に伝えられることを保障するために以下のことが提案さ
れる。すなわち、当該少なくとも一つの舌状部分がその
自由端部の領域において、前記一方の構成要素に関して
本質的に回転固定に保持されている接触面に当接し、当
該接触の領域において周方向における変位に対して少な
くとも一つの方向について妨害されている。
【0037】本発明に係るラップスプリングクラッチの
場合に、さらに、第一及び第二の構成要素のうちの少な
くとも一つの構成要素にねじり振動ダンパ装置が設けら
れていることが好ましい。
【0038】
【実施例】本発明を、以下に、有利な実施形態をもとに
して添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明に係るラップスプリングクラッチの部分縦断面図で
ある。図2は、図1のラップスプリングクラッチの一部
の領域の拡大図であり、クラッチハウジングに回転可能
に保持された連動解除機構を示す。図3は、リング状の
連動解除機構を示す。図4は、当該連動解除機構のため
の操作エレメントの軸方向に見た図を示す。図5は、図
4の操作エレメントを外側から見た図を示す。図6は、
連動解除レバーとして構成された連動解除機構を示す。
図7は、ラップスプリングクラッチの一つの構成要素に
統合されたねじり振動ダンパを示す。図8は、別の形態
での本発明に係るラップスプリングクラッチの部分縦断
面図を示す。図9は、さらに別の形態でのラップスプリ
ングクラッチの部分縦断面図を示す。図10は、図9に
示された装置の軸方向に見た図を示す。図11は、さら
に別の形態でのラップスプリングクラッチを示す。図1
2は、図11における線XII-XIIによる部分横断面図を
示す。図13は、図11及び図12のラップスプリング
クラッチのための連動解除レバーとして構成された連動
解除機構を示す。図14は、さらに別の形態での本発明
に係るラップスプリングクラッチを示す。図15は、図
14に図示されたラップスプリングクラッチの部分縦断
面図を示す。図16は、図14及び図15のラップスプ
リングクラッチの連動解除機構のための操作機構を示
す。図17は、さらに別の形態でのラップスプリングク
ラッチの部分縦断面図であり、別の形態での操作装置を
示す。図18は、図17の操作装置の一部分を半径方向
に見た図を示す。図19は、連動解除力発生装置との協
働における別の形態での操作装置を示す。
【0039】図1〜図5は、本発明に係るラップスプリ
ングクラッチ(Schlingfederkupplung)10の第一の形
態を示す。当該ラップスプリングクラッチ10は、入力
構成要素としての第一の構成要素12をもっている。当
該構成要素は、ディスク状に構成された部分14をもっ
ている。当該部分は、半径方向内側でボルト16によっ
てクランクシャフト18に取り付けられており、それに
よってこれとともに回転軸(回転軸心)Aのまわりで回
転可能である。半径方向外側では、ハウジング部20が
ディスク部14と回転固定に(すなわち、相対回転しな
いように)結合しており、リング状に形成された質量部
24を担持している。ディスク部14とハウジング部2
0との間には、ラップスプリングクラッチ10の内室2
6が形成されている。当該内室には、ラップスプリング
クラッチ10の全体として符号30を付された第二の構
成要素あるいは出力構成要素のディスク部28が配置さ
れている。ディスク部28は、半径方向内側で、ハブデ
ィスク32と回転固定に結合している。当該ハブディス
クは、クラッチシャフト等34に回転固定に保持されて
いる。
【0040】ディスク部14及びハウジング部20は、
それらの互いに当接している半径方向外側の領域におい
て、一般にシートメタルから製造されるこれらの部分の
有利には型抜き工程(Stanzvorgang)で作りだされたスタ
ーターリングギア(フライホイールリングギア、Anlass
erzahnkranz)36を形成する。
【0041】ディスク部14及び28は、それらの半径
方向外側の領域に、それぞれ、周囲面39ないし41を
備える本質的に軸方向に延びる筒状の周囲部分38、4
0を有する。当該周囲部分は、これらの両方の部分にそ
れぞれ成形工程(Formungsvorgang)で形成される。ディ
スク部14の軸方向開口部42には、ラップスプリング
44が端部分46によってはまり込み、それによって当
該ラップスプリングがディスク部14及び第一の構成要
素12に関してこの領域にて回転固定に保持されてい
る。図示された実施例ではラップスプリング装置を形成
するラップスプリング44は、ディスク部28の筒状の
部分40の外周面41に当接する。その際、ラップスプ
リング44は、それがその弾性プレストレス力によって
筒状の部分40の外周面41への法線接触力(Normalanl
agekraft)を発生させて、それによって通常は入力部1
2と出力部30との間の連結状態を作り出すように構成
されている。
【0042】当該連結状態を解くことができるように、
ラップスプリング44の反対側の端部48が連動解除リ
ングエレメント(リリースリングエレメント)50と固
定結合されている。連動解除リングエレメント50は、
図2及び図3において認識可能であり、外側のリング状
部分52をもっている。当該リング状部分は、スポーク
54を介して内側のリング状部分56と結合している。
外側のリング状部分52には、切り込み部58が設けら
れている。当該切り込み部にラップスプリング44の端
部48がはまり込む。図2に示されているように、ラッ
プスプリングクラッチ10のハウジング部20には、周
方向に分散させられて、外側のリング状部分52に内側
からそれらの頭部62によって係合する複数の支持ピン
(支持ボルト、Lagerungsbolzen)60が設けられてい
る。ハウジング部20と連動解除リングエレメント50
との間には、ハウジング部20に対しての連動解除リン
グエレメント50の軽い相対回転を可能にするすべり面
ライニング(Gleitflaechenbelag)64が設けられてい
る。図1〜図3に示された形態では、例えば、四つのこ
のような支持ピン60が設けられているとよい。そのと
き、これらの支持ピンは、それぞれ、スポーク54のう
ちの二つの間に配置される。同じように三つあるいは別
の数のピンが設けられていてもよい。
【0043】筒状の部分40の外周面41へのラップス
プリング44の係合を解くために、連動解除リングエレ
メント50が、周方向に回転軸Aのまわりで回転可能で
ある。そのために、それは内側のリング状部分56から
半径方向内側に向かって突き出ている複数の連行突出部
66を有する。当該連行突出部は、操作エレメント70
の螺旋状に形成された周囲溝68に食い込む。すなわ
ち、それぞれの突出部66に対して相補的な螺旋状の周
囲溝68が設けられている。当該周囲溝は、その側面7
2によってそれぞれ制御面(Ansteuerflaechen)を形成す
る。当該制御面によって、突出部66が連動解除リング
エレメント50の回転のために作用され得る。
【0044】操作エレメント70は、半径方向内側に向
かって突き出ている突出部74を有する。これらの突出
部は、その間にそれぞれ凹所76を形成する。凹所76
のそれぞれにハウジング部20の軸方向に曲げられたジ
ャーナル部78がかみ合って、操作エレメント70がハ
ウジング部20に回転固定に、しかしこれに対して軸方
向に移動可能に保持されている。
【0045】曲げられたジャーナル部78の内側の端部
には、ボルト(ピン)80によって対応支持プレート(G
egenlagerplatte)82が固定されている。当該対応支持
プレートには、プレストレス弾性体84、例えば皿ばね
等が支持されており、それが弾性体84を操作エレメン
ト70に向かって押しつけて、これに図1の図示におい
て軸方向に右側へプレストレスを与える。操作エレメン
ト70における突出部74の内側領域184には、二つ
のベアリングシェル(Lagerschalen)及びこれらの間に保
持された複数のベアリング体をもっている連動解除軸受
(リリースベアリング)86が係合する。連動解除軸受
86は、連動解除力発生装置、例えば連動解除装置(Aus
ruecker)等によって軸方向に作用され得る。その際、連
動解除軸受86によって操作エレメント70と連動解除
力発生装置との間の回転結合解除(Drehentkopplung)が
与えられる。
【0046】図1の図示において連動解除軸受86が左
側に向かって移動させられると、その際、それが操作エ
レメント70をプレストレス弾性体84の作用に抗して
左側へ連行する。この軸方向運動の際に、周囲溝68の
螺旋状に延びる制御面72によって、連動解除リングエ
レメント50に付属する突出部66が周方向に移動させ
られる。このことは、連動解除リングエレメント50の
それに応じた回転を結果として伴う。一方ではプレスト
レス弾性体84の軸方向押圧作用(Axialschubwirkung)
に抗して且つ他方ではラップスプリング44の収縮力
(引き締め力、Zusammenziehkraft)に抗して起こるこ
の回転運動の際に、ラップスプリング44が広げられ
る。その結果、筒状の部分40の周囲面41へのそれの
接触力が減少させられる、あるいは完全に解消させられ
る。また、第一の構成要素12と第二の構成要素30と
の間の回転結合解除が与えられる。連動解除軸受86が
解放されると、プレストレス弾性体84のプレストレス
作用及びラップスプリング44の収縮力によって操作エ
レメント70が再びその出発位置へ図1において右側へ
戻るように移動させられる。当該出発位置は、ラップス
プリングクラッチ10がつながれた状態(連動させられ
た状態)に対応する。
【0047】図1〜図5に示されたラップスプリングク
ラッチでは、連動解除機構としての連動解除リングエレ
メント50を設けることによって、質量分布に関しての
回転軸Aのまわりでの対称な構成が与えられ得る。その
結果、作動中にどんなアンバランスも防止され得る。さ
らに、連動解除リングエレメント50のための操作エレ
メント70と連動解除装置との間に連動解除軸受86に
よって回転結合解除が与えられているので、これらの構
成要素の間でのクラッチのつながれた状態あるいは(及
び)切られた状態でのどんな摩擦する接触も回避され得
る。
【0048】例えばディスク部14、28、ハウジング
部20等のようなラップスプリングクラッチ10のさま
ざまな構成要素がコスト安に且つ簡単にシートメタル部
から打ち抜かれ得る。そのとき、すでに述べたように、
ディスク部14及びハウジング部20とともに、スター
ターリングギアが型抜き工程で統合されて形成され得
る。
【0049】ラップスプリングクラッチの使用によっ
て、半径方向に比較的に広く外側で作用する連結力に基
づいてすでに比較的小さい法線力が十分な連結力の発生
を導くコンパクトな構成が与えられる。すべての摩擦接
触、すなわち、ラップスプリング44とディスク部28
との間の摩擦接触が、金属・金属接触であり、それが好
適な熱搬出を与え、それによってどんな蓄熱質量体(Wae
rmespeichermassen)を設けることも不必要にする。従来
技術でしばしば使用される有機物の摩擦ライニングの場
合にはそれが必要である。スプリングの収縮による自励
的な作用を与えるトルク導入に基づいてラップスプリン
グクラッチは全く同様に湿式クラッチ(nasslaufende Ku
pplungen)として構成され得る。その際、構造上の変更
は、密閉措置を除いて必要ない。認識できるように、内
室26は、すでに半径方向外側に向かってもれをふさぐ
閉鎖を、ラップスプリング44が配置されている領域に
形成する。各構成要素が例えばシートメタルのようなコ
スト安の材料から製造され得るので、また、費用のかさ
む摩擦ライニングが組み込まれないので、本発明に係る
ラップスプリングクラッチは、コスト安に構成され得
る。
【0050】一段のラップスプリングの図示された使用
は単に例にすぎないことを指摘しておく。例えば、多段
式のラップスプリング装置を形成する二つあるいは複数
の互いに組み込まれたラップスプリングが設けられてい
てもよい。その際、一般にスプリングワイヤ(Federdrah
t)から構成されるラップスプリングの横断面は、丸くて
も角があってもよい。同時に、それぞれの周囲面への当
該ワイヤの支持柔軟性(Auflageweichheit)によって、動
力伝達系列において発生する回転振動についての減衰作
用が与えられている。これらのすべての利点は、以下に
述べる形態の場合にも与えられている。
【0051】図6は、連動解除機構として連動解除レバ
ー(リリースレバー)90を示す。当該連動解除レバー
は、上述の支持ピン60と全く同様に、ハウジング部2
0に軸針(回転ピン、Drehbolzen)92によって回転可
能に保持されており、半径方向外側の領域に再びラップ
スプリング44と協働するための切り込み部58を有す
る。連動解除レバー90の制御は、これまた同様に図1
〜4において認識可能な操作エレメント70及びそれの
周囲溝68によって行われる。ここでも再び、作動中
に、連動解除レバー90の制御部分を形成する半径方向
突出部66と操作エレメントとの間の持続的な滑り接触
(Gleitkontakt)がないという上述の利点が生じる。従来
技術の場合にはそのような滑り接触がある。
【0052】操作エレメント70との連動解除リングエ
レメント50ないしは連動解除レバー90の協働によっ
て、この連動解除機構の厳密な制御が、本質的なあそび
(Spiel、すなわち部材間の空隙)なしにあるいは本質的
なバックラッシ(Totgang、すなわち、入力部の運動に
もかかわらず出力部の反応が生じない状態であり、例え
ばあそびや部材の弾性等の性質によって引き起こされ
る)なしに与えられ得る。
【0053】図7は、ディスク部28が全体として符号
94を付されたねじり振動ダンパ(Torsionsschwingungs
daempfer)の中央のディスクを形成する、第二の構成要
素30の別の形態を示す。ねじり振動ダンパのカバーデ
ィスク部96、98は、ピン(ボルト)100、102
によって互いに固定結合されている。その際、ピン10
0、102は、ディスク部28における周方向開口部を
通過し、且つこれらと共同して回転行程制限(Drehwegbe
grenzungen)を形成する。それ自体周知のように、カバ
ーディスク部96、98もディスク部28もそれぞれ弾
性体ウインドー104を有する。当該弾性体ウインドー
に、それぞれ少なくとも一つのねじり弾性体108をも
っているそれぞれのねじり弾性体ユニット(Torsionsfed
ereinheiten)106が配置されており、これらと協働す
る。半径方向内側で、カバーディスク部96、98は、
クラッチシャフト34と回転固定に結合されており、且
つこれに対して軸方向には移動可能であってよい。しか
し、ラップスプリング44に関しての第二の構成要素3
0の所定のポジショニングを得るために、第二の構成要
素30とクラッチシャフトとの間の軸方向に固定した結
合も有利である。
【0054】図7に示された形態では、動力伝達系列に
おいて発生するねじり振動を有効に減衰させることが可
能である。その際、半径方向外側でのラップスプリング
44との協働領域の配置に基づいてねじり振動ダンパ9
4のために大きな半径方向の構造空間が自由になる。付
加的にさらに摩擦ディスクを有する従来のクラッチの場
合にはそうでない。
【0055】図8は以下のような形態を示す。すなわ
ち、この形態では、ラップスプリング44ないしラップ
スプリング装置が第一の構成要素12とも第二の構成要
素30ともラップスプリング当接接触状態にあり、それ
によってラップスプリング44が第一の構成要素12と
結合されている領域での過負荷を回避する。すなわち、
ラップスプリング44は、第一のスプリング部分110
によって第一の構成要素の筒状の領域38の外周面39
に巻きつき、第二のスプリング部分112によって第二
の構成要素30の筒状の部分40の外周面41に巻きつ
く。したがって、クラッチがつながれている状態では、
ラップスプリング44が両方の構成要素12、30とラ
ップスプリング係合状態にある。その結果、トルク伝達
が本質的に完全にラップスプリング44の両方の構成要
素12、30との摩擦拘束的な係合によって行われる。
【0056】図8においてさらに一点鎖線で描かれて、
符号12′及び30′を付されているように、構成要素
12ないし30がラップスプリング44の半径方向外側
に配置されていてもよいことが認識できる。つまり、こ
こでは以下のような配置が示されている。すなわち、こ
の配置では、ラップスプリングと協働する周囲面がそれ
ぞれリング状に構成された構成要素12′及び30′の
内周面であり、且つラップスプリングがその通常の状態
で半径方向外側に広げられている。そのとき、リリース
(連動解除)のためには、ラップスプリングが、半径方
向内側に向かって第二の構成要素30′の内周面から離
されるように連動解除リングエレメント50によって周
方向に運動させられる。このような形態が本発明と関連
して存在する別のすべての形態の場合にも可能であるこ
とを指摘しておく。
【0057】図9及び図10は、コイルばね装置(Schra
ubenfederanordnung)の代わりに渦巻き形ラップスプリ
ング114を備える渦巻きばね装置(Spiralfederanordn
ung)が設けられている形態を示す。その際、ラップスプ
リング114は、第一の軸方向の部分116によって第
一の構成要素12の周囲面を取り巻いており、且つ第二
のラップスプリング部分118によって第二の構成要素
30の周囲面を取り巻いている。その第一の端部46の
領域にて、ラップスプリング114がピン(ボルト)1
20によって第一の構成要素12に固定されている。ラ
ップスプリング114は、その第二の端部48の領域に
て、連動解除機構、例えば連動解除リングエレメント5
0に固定されたピン(ボルト)122と結合している。
ラップスプリングは、また、それがその通常の状態にお
いて収縮する傾向をもつように構成されており、それに
よって第一及び第二の構成要素12、30の軸方向に同
一平面上で互いに接続する周囲面39、41に当接し、
これらの間に回転結合状態を作り出す。当該回転結合状
態は、両方の構成要素への完全な巻きつきに基づいて、
セルフロッキングの効果によっても自動的に締まる効果
によっても強められることがない。係合を解くために、
連動解除リングエレメント50の回転によって再び端部
48がラップスプリング114の締まる方向(Zuziehric
htung)とは逆に運動させられる。
【0058】このような形態では、ラップスプリング装
置全体ないしラップスプリングクラッチ全体がきわめて
わずかな軸方向の広がりを有して構成され得る。それに
もかかわらず、確実に作用する結合状態が獲得され得
る。
【0059】このような形態の場合にも、第二の構成要
素に関連して符号30′を付されて示されているよう
に、いくつかの構成要素が半径方向外側に配置されてい
てよいことを指摘しておく。またそのとき、スプリング
114は、それが半径方向に広がる傾向をもつように構
成されている。
【0060】図11〜13は、本発明に係るラップスプ
リングクラッチの別の変形例を示す。従来技術により知
られているラップスプリングクラッチには、それがトル
クを本質的に一方向でしか伝えることができない、すな
わちセルフロッキングが発生する方向にしか伝えられな
いという問題がある。逆方向におけるトルク導入の際に
は、スプリングが広げられ、その結合作用が失われる。
その際、例えばスプリングに損傷を与える危険がある。
このことを回避するために、例えば、フリーホイール(F
reilaeufe)がラップスプリングクラッチに直列に接続さ
れて設けられているとよい。これらのフリーホイール
は、ラップスプリングクラッチへのトルク伝達ないし導
入を一方向でだけ許容する。図11〜13に係る形態
は、フリーホイールあるいは望まれない方向におけるト
ルクの導入を妨げるなんらかの装置を設けることなしに
も動力車に使用され得る実施例を示す。ラップスプリン
グ44の半径方向外側に本質的にリング状の支持エレメ
ント124が設けられていることがわかる。当該支持エ
レメント124は、本質的に完全にラップスプリング4
4のまわりに延在する。軸方向において当該支持リング
エレメント124は本質的に完全にラップスプリング4
4を越えて広がっている。
【0061】図12においてわかるように、支持エレメ
ント124は、それの第一の端部126でハウジング部
と回転固定に連結されている。当該ハウジング部におい
ては、端部126における曲げられた領域が、ハウジン
グ部20の本質的に筒状に形成された部分130におけ
る開口部128に係合する。支持エレメント124は、
反対側の端部132で同様に曲げられており、軸方向に
延在するように連動解除レバー90に設けられている連
行ピン(連行ピボット、Mitnahmezapfen)134を包み
こんでいる。図13においてわかるように、連動解除レ
バー90は、さらにまた空所58を有する。当該空所に
はラップスプリング44がその端部48によって係合す
る。
【0062】支持エレメント124は、ラップスプリン
グクラッチ10がつながれている状態のときに当該支持
エレメントが支持面125によってラップスプリング4
4の外周面に当接するように配置されている。トルク方
向反転が起こると、今や引っ張る方向にではなく押す方
向に負荷を与えられるラップスプリング44が、半径方
向外側に向かって支持エレメント124に支持され得
る。その結果、ラップスプリング44の圧縮ひずみの危
険が回避され得る。
【0063】この形態では、空所58が、これに係合す
るラップスプリング44の端部48が周方向にわずかな
遊びをもっているように形成されている。このことは、
以下のような作用をもつ:すなわち、連動解除過程で、
連動解除レバー90の回動の際にまず第一に連動解除エ
レメント124が緩められる。つまり、連動解除レバー
90が図12の図示において反時計回りに回動し、その
結果連動解除エレメント124が少なくとも領域的にラ
ップスプリング44から離され、これが半径方向に広が
るのを可能にする。ラップスプリング44から連動解除
エレメント124を離した後はじめて、端部48が空所
58の壁部との連行係合状態になり、ラップスプリング
44のプレストレス作用に抗して周方向に回転させられ
る。つまり、そのときラップスプリング44が広げられ
るこの状態では、当該広がりは、固有プレストレス(Eig
envorspannung)によってあるいは連動解除レバー90の
押す運動によって半径方向に広がる支持エレメント12
4によって妨害されない。連動させる過程では、その経
過が逆の順序に起こる。すなわち、まず第一にラップス
プリング44が第二の構成要素30の筒状の部分38へ
の接触状態にされ、それから支持エレメント124がラ
ップスプリング44に接触させられる。
【0064】ここで、それぞれの構成要素12、30が
ラップスプリング44の半径方向外側に配置されている
対応する配置も可能であることを指摘しておく。他方ま
た、この場合には、支持エレメント124がラップスプ
リング44の半径方向逆側に、つまりそれの半径方向内
側に配置されるべきである。
【0065】さらに、連動解除レバー90の代わりに全
く同様に連動解除リングエレメントあるいは別の連動解
除機構が設けられていてもよいことを指摘しておく。図
14〜16は、トルク導入方向の反転の際にラップスプ
リング装置が望まれずに広がることが防止され得る別の
形態を示す。
【0066】図14〜16に示す形態では、ラップスプ
リング装置が二つのラップスプリング部135、136
を有する。これらは、第一の端部138、140の領域
において回動ピン(Schwenkbolzen)等142、144に
よって第一の構成要素に回転可能に保持されている。両
方のスプリング部135、136は、第二の端部14
6、148の領域で、第二の構成要素の筒状の部分40
から半径方向外側に向かって離れる方向に曲げられてい
る。端部146、148の間に設けられた領域には、回
動ピン92a、92bによってハウジング部に回動可能
に取り付けられている二つの連動解除レバ−90a、9
0bの軸方向に延びる部分150a、150bが位置す
る。連動解除レバ−90a、90bは、それらの内側に
向かって突き出ている突出部66a、66bによって、
操作エレメント70の軸方向にしだいに細くなる漏斗形
の外周凹所152に係合する。その際、図15の図示で
は、凹所152の幅狭なほうの領域が操作エレメント7
0の右側に配置されており、幅広のほうの領域が操作エ
レメント70の左側に配置されている。
【0067】図14において、さらに、端部146、1
48の間でプレストレスエレメント154、例えばプレ
ストレスばね等が作用することがわかる。当該プレスト
レスエレメントによってスプリング部135、136
が、第二の構成要素30の筒状の部分40ないし第一の
構成要素12の筒状の部分38に接触状態に押し付けら
れている。
【0068】この形態の機能方法は、以下の通りであ
る:すなわち、連動させられている状態で、弾性体15
4のプレストレス力によってスプリング部135、13
6がそれぞれ筒状の部分38、40に接触状態に押し付
けられている。スプリング部135、136がそれぞれ
周領域にだけ延在しているにもかかわらず、その際自励
(自己強化、Selbstverstaerkung)を伴う巻きつき効果
も発生する。トルクがどの方向に導入されるかに応じ
て、スプリング部135、136のうちの一方によって
トルクが伝えられる。例えば図14では第二の構成要素
30の筒状の部分40が反時計回りに回転させられて、
その際第一の構成要素と固定結合されたピン142、1
44が引きとめておかれたならば、トルクは本質的にス
プリング部136によって伝えられるだろう。
【0069】両方の構成要素12及び30の間のトルク
結合を可能なかぎり強く構成するために、スプリング部
135、136は共同して本質的に構成要素12、30
の全周に沿って延在する、すなわち共同してほぼ360
°の角度広がりを有する。
【0070】クラッチをきるためには、操作エレメント
70が図15の図示において左へ移動させられる。例え
ば、連動解除軸受86に作用する連動解除装置によって
移動させられる。そのとき、両方の突出部66a、66
bが凹所152のそれぞれの斜面156、158への接
触状態になり、その半径方向外側の領域での連動解除レ
バ−90a、90bの対応する開く運動とともに周方向
において互いに近づけられる。その際、スプリング部1
35、136も対応する周囲面から離される。その結
果、回転結合状態が解消される。連動解除軸受を解放す
る(自由にする)ことにより、弾性体154のプレスト
レス力によって連動解除レバ−90a、90bのそれぞ
れが再びもとへもどるように回動させられる。そのと
き、突出部66a、66bが斜面156、158にてす
べることによって操作エレメント70を図15の図示に
おいて右側へその出発位置へ押し戻す。
【0071】このような形態の場合にも、ラップスプリ
ング装置のどこかの領域の意図しない圧縮ひずみが回避
され得る。ここでも、ラップスプリング装置との協働の
ために設けられた周囲面がラップスプリングの半径方向
外側にあって且つラップスプリング装置が結合状態を作
り出すために半径方向外側に向かって押す、相応の構成
が可能であることを指摘しておく。
【0072】回転方向反転の際のラップスプリングの圧
縮ひずみが適切に調整されて妨げられ得るとき、例えば
押す衝撃(Schubstoesse)の際に過負荷保護(Ueberlastsi
cherung)がある。
【0073】図17及び図18は、全体として符号16
0を付された操作装置についての別の形態を示す。操作
装置160は、リングホイール(リングディスク)状に
形成されたエレメント162をもっている。当該エレメ
ントから、周方向に相前後して複数の舌状部164が分
岐させられている。図18では、相前後して位置する舌
状部164が周方向に関して同一の方向に、しかし軸方
向に関しては逆向きに分岐させられていることがわか
る。舌状部164は、その自由端部166によって、連
動解除軸受86によって作用されるリング168に、な
いしハウジング部20の半径方向内側の部分170に支
持されている。その際、当該リングは、ハウジング部2
0に対して軸方向に移動させられ得るが、しかし回転可
能ではない(すなわち相対回転できない)。その際、支
持の領域では、舌状部164の端部166とリング16
8ないしハウジング部20との間の周方向における形状
拘束的な係合が与えられているとよい。このことは、図
19において突出部172によって図式的に暗示されて
いる。
【0074】エレメント162は、半径方向外側で、連
動解除リングエレメント50との係合状態にある。当該
連動解除リングエレメントでは、突出部66がこの場合
には軸方向に曲げられており、一方ではハウジング部2
0における通過開口部173を通過し、且つ他方ではエ
レメント162の空所174に係合する。その結果、連
動解除リングエレメント54がエレメント162と本質
的に回転固定に結合されている。
【0075】連動解除軸受86が図17でクラッチを切
るために左側へ移動させられると、舌状部164が軸方
向に一緒に押される。舌状部164がリング168との
ないしハウジング部20の部分170との形状拘束的な
あるいは摩擦拘束的な協働によって少なくとも一つの方
向について回転固定に結合されているので、この軸方向
の圧縮(Stauchung)の際に舌状部164がそれらの自由
端部166の領域で周方向に逃れることができない。そ
れゆえ、図18における矢印Pの方向におけるエレメン
ト162の回転運動が発生させられる。その際、連動解
除リングエレメント50も連行される。
【0076】従って、このような構成では、連動解除軸
受86の軸方向移動を連動解除リングエレメント50な
いし連動解除レバーの回転運動に変換するためになんら
かの構成要素のどんな摩擦拘束的な協働も必要としな
い。その結果、クラッチをきるために必要な力が明らか
に減少させられ得る。
【0077】ここで、連動解除リングエレメント50に
直接このような舌状部164が設けられていてもよいこ
とを指摘しておく。その結果、連動解除機構及び操作機
構が一つの構成要素に併合されている。そのとき、この
ような構成では、連動解除軸受86の軸方向移動を連動
解除リングエレメント50ないしそれの舌状部164へ
伝えることのできるハウジング部20を通ってのピスト
ン状(stempelartig)の通過案内部が与えられるべきだろ
う。
【0078】図19は図17及び18の変形例を示す。
当該変形例では、エレメント162の一方の軸方向側部
にだけ舌状部164が設けられている。そのとき、エレ
メント162は、ハウジング部20の部分170に支持
されており、相対運動の発生の際にこの部分をすべる。
【0079】図17〜図19に示す形態は、例えばディ
スククラッチにも利用されるような従来通りの連動解除
システムが利用され得るという利点を有する。さらに、
例えば前述の形態の操作エレメント70のような軸方向
に移動可能な新たな部材が必要ないことに基づいて、ク
ラッチの軸方向の構造空間のさらなる減少が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラップスプリングクラッチの部分
縦断面図である。
【図2】図1のラップスプリングクラッチの一部の領域
の拡大図であり、クラッチハウジングに回転可能に保持
された連動解除機構を示す図である。
【図3】リング状の連動解除機構を示す図である。
【図4】連動解除機構のための操作エレメントの軸方向
に見た図である。
【図5】図4の操作エレメントを外側から見た図であ
る。
【図6】連動解除レバーとして構成された連動解除機構
の図である。
【図7】ラップスプリングクラッチの一つの構成要素に
統合されたねじり振動ダンパを示す図である。
【図8】別の形態での本発明に係るラップスプリングク
ラッチの部分縦断面図である。
【図9】さらに別の形態でのラップスプリングクラッチ
の部分縦断面図である
【図10】図9に示された装置の軸方向に見た図であ
る。
【図11】さらに別の形態でのラップスプリングクラッ
チを示す図である。
【図12】図11における線XII-XIIによる部分横断面
図である。
【図13】図11及び図12のラップスプリングクラッ
チのための連動解除レバーとして構成された連動解除機
構を示す図である。
【図14】さらに別の形態での本発明に係るラップスプ
リングクラッチを示す図である。
【図15】図14に図示されたラップスプリングクラッ
チの部分縦断面図である。
【図16】図14及び図15のラップスプリングクラッ
チの連動解除機構のための操作機構を示す図である。
【図17】さらに別の形態でのラップスプリングクラッ
チの部分縦断面図であり、別の形態での操作装置を示
す。
【図18】図17の操作装置の一部分を半径方向に見た
図である。
【図19】連動解除力発生装置との協働における別の形
態での操作装置を示す図である。
【符号の説明】
10 ラップスプリングクラッチ 12、12′ 第一の構成要素(入力構成要
素) 14 ディスク部 16 ボルト 18 クランクシャフト 20 ハウジング部 24 質量部分 26 内室 28 ディスク部 30、30′ 第二の構成要素(出力構成要
素) 32 ハブディスク 34 クラッチシャフト 36 スターターリングギア 38 筒状の部分 39 周囲面 40 筒状の部分 41 周囲面 42 軸方向開口部 44 ラップスプリング 46 端部分 48 端部 50 連動解除リングエレメント 52 外側のリング状部分 54 スポーク 56 内側のリング状部分 58 空所 60 支持ピン 62 頭部 64 すべり面ライニング 66、66a、66b 突出部 68 周囲溝 70 操作エレメント 72 側壁(制御面) 74 突出部 76 凹所 78 ジャーナル部 80 ボルト 82 対応支持プレート 84 プレストレス弾性体 86 連動解除軸受 90、90a、90b 連動解除レバー 92 軸針 92a、92b 回動ピン 94 ねじり振動ダンパ 96、98 カバーディスク部 100 ピン 102 ピン 104 弾性体ウインドー 106 ねじり弾性体ユニット 108 ねじり弾性体 110 第一のスプリング部分 112 第二のスプリング部分 114 ラップスプリング 116 第一のスプリング部分 118 第二のスプリング部分 120 ピン 122 ピン 124 支持エレメント 125 支持面 126 端部 128 開口部 130 筒状の部分 132 端部 134 連行ピン 135、136 ラップスプリング部 138、140 第一の端部 142、144 回動ピン 146、148 第二の端部 150a、150b 連動解除レバーの軸方向に延
在する部分 152 凹所 154 弾性体 156、158 斜面 160 操作装置 162 エレメント 164 舌状部 166 自由端部 168 リング 170 半径方向内側の部分 172 突出部 173 通過開口部 174 空所 A 回転軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項6前記ラップスプリング装置(114)が
渦巻状に構成されたラップスプリング(114)をもっ
ていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項
に記載のラップスプリングクラッチ。
請求項7】 前記の渦巻状に構成されたラップスプリ
ング(114)が、前記回転軸心(A)のまわりで36
0°以上の角度延在範囲に延びていることを特徴とす
る、請求項5または請求項6に記載のラップスプリング
クラッチ。
請求項8回転軸心(A)のまわりで回転可能な第
一の構成要素(12)、 前記回転軸心(A)のまわりで回転可能な第二の構成要
素(30)、 第一及び第二の構成要素(12、30)のうちの一方の
構成要素(12)にこれに関して本質的に回転固定に保
持されており、且つ第一及び第二の構成要素(12、3
0)の間の回転結合を作り出すために第一及び第二の構
成要素(12、30)のうちのもう一方の構成要素(3
0)の周囲面(41)に結合接触状態にある、あるいは
結合接触状態にされ得るラップスプリング装置(44;
114)、及び 前記ラップスプリング装置(44;11
4)と結合されており、且つ前記もう一方の構成要素
(30)への前記ラップスプリング装置(44;11
4)の係合を作り出すためにないしその係合を解くため
に操作され得る連動解除機構(50)、をもっているラ
ップスプリングクラッチ、例えば動力車の動力伝達系列
に配設するためのラップスプリングクラッチにおいて、 前記連動解除機構(50)が、前記もう一方の構成要素
(30)への前記ラップスプリング装置(44;11
4)の係合を作り出すためにないしその係合を解くため
に前記回転軸心(A)のまわりで回転させられ得るリン
グ状の連動解除エレメント(50)をもっていることを
特徴とするラップスプリングクラッチ。
請求項9さらに、前記ラップスプリング装置(4
4;114)と結合されており、且つ前記もう一方の構
成要素(30)への前記ラップスプリング装置(44;
114)の係合を作り出すためにないしその係合を解く
ために操作され得る連動解除機構(50)をもってい
る、請求項1〜7のいずれか一項に記載のラップスプリ
ングクラッチにおいて、 前記連動解除機構(50)が、前記もう一方の構成要素
(30)への前記ラップスプリング装置(44;11
4)の係合を作り出すためにないしその係合を解くため
に前記回転軸心(A)のまわりで回転させられ得るリン
グ状の連動解除エレメント(50)をもっていることを
特徴とするラップスプリングクラッチ。
請求項10】 前記リング状の連動解除エレメント
(50)が、前記もう一方の構成要素(30)への前記
ラップスプリング装置(44;114)の係合を作り出
すためにないしその係合を解くために少なくとも前記一
方の構成要素(12)に関して相対回転させられ得るこ
とを特徴とする、請求項8または請求項9に記載のラッ
プスプリングクラッチ。
請求項11】 前記リング状の連動解除エレメント
(50)が、前記一方の構成要素(12)と回転固定に
結合されたハウジング(20)に前記回転軸心(A)の
まわりで回転可能に保持されていることを特徴とする、
請求項8〜10のいずれか一項に記載のラップスプリン
グクラッチ。
請求項12回転軸心(A)のまわりで回転可能な
第一の構成要素(12)、 前記回転軸心(A)のまわりで回転可能な第二の構成要
素(30)、 第一及び第二の構成要素(12、30)のうちの一方の
構成要素(12)にこれに関して本質的に回転固定に保
持されており、且つ第一及び第二の構成要素(12、3
0)の間の回転結合を作り出すために第一及び第二の構
成要素(12、30)のうちのもう一方の構成要素(3
0)の周囲面(41)に結合接触状態にある、あるいは
結合接触状態にされ得るラップスプリング装置(44;
114)、及び前記ラップスプリング装置(44;11
4)と結合されており、且つ前記もう一方の構成要素
(30)への前記ラップスプリング装置(44;11
4)の係合を作り出すためにないしその係合を解くため
に操作され得る連動解除機構(50;90)、をもって
いるラップスプリングクラッチ、例えば動力車の動力伝
達系列に配設するためのラップスプリングクラッチにし
て、 さらに、前記連動解除機構(50;90)の操作のため
の操作機構(70)をもっており、当該操作機構(7
0)が前記連動解除機構(50;90)の操作のために
連動解除力発生装置を用いて前記回転軸心(A)の方向
にて移動させられ得る、且つ当該操作機構が、軸方向移
動の際に前記連動解除機構(50;90)の制御部分
(66)に作用を与える制御面(72)を有するラップ
スプリングクラッチにおいて、 前記操作機構(70)と前記連動解除力発生装置との間
に、連動解除力発生装置及び操作機構(70)の回転結
合を解除するための回転結合解除軸受装置(86)が配
設されていることを特徴とするラップスプリングクラッ
チ。
請求項13さらに、前記連動解除機構(50;9
0)の操作のための操作機構(70)をもっており、当
該操作機構(70)が前記連動解除機構(50;90)
の操作のために連動解除力発生装置を用いて前記回転軸
心(A)の方向にて移動させられ得る、且つ当該操作機
構が、軸方向移動の際に前記連動解除機構(50;9
0)の制御部分(66)に作用を与える制御面(72)
を有する、請求項8〜11のいずれか一項に記載のラッ
プスプリングクラッチにおいて、 前記操作機構(70)と前記連動解除力発生装置との間
に、連動解除力発生装置及び操作機構(70)の回転結
合を解除するための回転結合解除軸受装置(86)が配
設されていることを特徴とするラップスプリングクラッ
チ。
請求項14】 前記操作機構(70)が前記一方の構
成要素(12)に関して本質的に回転固定に保持されて
いることを特徴とする、請求項12または請求項13
記載のラップスプリングクラッチ。
請求項15】 前記操作機構(70)が外周面に少な
くとも一つのらせん状にのびる制御面(72)を有する
ことを特徴とする、請求項12〜14のいずれか一項
記載のラップスプリングクラッチ。
請求項16】 前記少なくとも一つのらせん状に延び
る制御面(72)が、前記操作機構(70)の外周にお
ける本質的にねじ状に構成された凹部(68)の側壁
(72)によって形成されていることを特徴とする、請
求項15に記載のラップスプリングクラッチ。
請求項17回転軸心(A)のまわりで回転可能な
第一の構成要素(12)、 前記回転軸心(A)のまわりで回転可能な第二の構成要
素(30)、及び第一及び第二の構成要素(12、3
0)のうちの一方の構成要素(12)にこれに関して本
質的に回転固定に保持されており、且つ第一及び第二の
構成要素(12、30)の間の回転結合を作り出すため
に第一及び第二の構成要素(12、30)のうちのもう
一方の構成要素(30)の周囲面(41)に結合接触状
態にある、あるいは結合接触状態にされ得るラップスプ
リング装置(44;114)、をもっているラップスプ
リングクラッチ、例えば動力車の動力伝達系列に配設す
るためのラップスプリングクラッチにおいて、 前記もう一方の構成要素(30)の前記周囲面及び必要
な場合には前記一方の構成要素(12)の前記周囲面と
反対の側の前記ラップスプリング装置(44)の半径方
向側部にこれと直接隣接して配置されている支持面(1
25)を有する支持装置(124)が設けられているこ
とを特徴とするラップスプリングクラッチ。
請求項18前記もう一方の構成要素(30)の前
記周囲面及び必要な場合には前記一方の構成要素(1
2)の前記周囲面と反対の側の前記ラップスプリング装
置(44)の半径方向側部にこれと直接隣接して配置さ
れている支持面(125)を有する支持装置(124)
が設けられていることを特徴とする、請求項1〜16の
いずれか一項に記載のラップスプリングクラッチ。
請求項19】 少なくとも当該ラップスプリングクラ
ッチが連動させられている状態で、前記支持面(12
5)が前記ラップスプリング装置(44)に当接してい
ることを特徴とする、請求項17または請求項18に記
載のラップスプリングクラッチ。
請求項20】 当該ラップスプリングクラッチが連動
解除されている状態で、前記ラップスプリング装置(4
4)への前記支持装置(124)の当接接触が少なくと
も領域的に解消されていることを特徴とする、請求項
に記載のラップスプリングクラッチ。
請求項21前記もう一方の構成要素(30)の前
記周囲面及び必要な場合には前記一方の構成要素(1
2)の前記周囲面と反対の側の前記ラップスプリング装
置(44)の半径方向側部にこれと直接隣接して配置さ
れている支持面(125)を有する支持装置(124)
が設けられており、少なくとも当該ラップスプリングク
ラッチが連動させられている状態で、前記支持面(12
5)が前記ラップスプリング装置(44)に当接してお
り、当該ラップスプリングクラッチが連動解除されてい
る状態で、前記ラップスプリング装置(44)への前記
支持装置(124)の当接接触が少なくとも領域的に解
消されており、前記支持装置(124)の前記当接接触
が前記連動解除機構(50;90)によって解消させら
れ得ることを特徴とする、請求項12または請求項13
に記載のラップスプリングクラッチ。
請求項22】 当該ラップスプリングクラッチの連動
解除の際にまず第一に前記ラップスプリング装置(4
4)への前記支持装置(124)の前記当接接触を少な
くとも領域的に解消し、それから前記もう一方の構成要
素(30)への前記ラップスプリング装置(44)の係
合状態を解くように、前記連動解除機構(50;90)
が構成されていることを特徴とする、請求項21に記載
のラップスプリングクラッチ。
請求項23】 前記支持装置(124)が、周方向に
本質的に完全に前記ラップスプリング装置(44)に沿
って延在する支持エレメント(124)をもっているこ
とを特徴とする、請求項17〜22のいずれか一項に記
載のラップスプリングクラッチ。
請求項24回転軸心(A)のまわりで回転可能な
第一の構成要素(12)、 前記回転軸心(A)のまわりで回転可能な第二の構成要
素(30)、及び第一及び第二の構成要素(12、3
0)のうちの一方の構成要素(12)にこれに関して本
質的に回転固定に保持されており、且つ第一及び第二の
構成要素(12、30)の間の回転結合を作り出すため
に第一及び第二の構成要素(12、30)のうちのもう
一方の構成要素(30)の周囲面(41)に結合接触状
態にある、あるいは結合接触状態にされ得るラップスプ
リング装置(135、136)、をもっているラップス
プリングクラッチ、例えば動力車の動力伝達系列に配設
するためのラップスプリングクラッチにおいて、 前記ラップスプリング装置(135、136)が、第一
の周部分にて前記もう一方の構成要素(30)の前記周
囲面に沿って延在する第一のラップスプリング部(13
5)をもっており、且つ、第二の周部分にて前記もう一
方の構成要素(30)の前記周囲面に沿って延在する第
二のラップスプリング部(136)をもっており、当該
第一及び当該第二のラップスプリング部(135、13
6)が、互いに本質的に隣接するそれらの第一の端部
(138、140)の領域にて前記一方の構成要素(1
2)に保持されており、且つそれらの第二の端部(14
6、148)の領域にて連動解除機構(90a、90
b)との協働のために構成されていることを特徴とする
ラップスプリングクラッチ。
請求項25前記ラップスプリング装置(135、
136)が、第一の周部分にて前記もう一方の構成要素
(30)の前記周囲面に沿って延在する第一のラップス
プリング部(135)をもっており、且つ、第二の周部
分にて前記もう一方の構成要素(30)の前記周囲面に
沿って延在する第二のラップスプリング部(136)を
もっており、当該第一及び当該第二のラップスプリング
部(135、136)が、互いに本質的に隣接するそれ
らの第一の端部(138、140)の領域にて前記一方
の構成要素(12)に保持されており、且つそれらの第
二の端部(146、148)の領域にて連動解除機構
(90a、90b)との協働のために構成されているこ
とを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載
のラップスプリングクラッチ。
請求項26】 前記第一及び前記第二のラップスプリ
ング部(135、136)が共同して本質的に完全に前
記回転軸心(A)のまわりに前記もう一方の構成要素
(30)の前記周囲面に沿って延在することを特徴とす
る、請求項24または請求項25に記載のラップスプリ
ングクラッチ。
請求項27】 さらに、好ましくは前記第一及び前記
第二のラップスプリング部(135、136)にそれぞ
れそれらの前記第二の端部(146、148)の領域に
係合し且つ前記第一及び前記第二のラップスプリング部
(135、136)少なくとも前記もう一方の構成要
素の前記周囲面(41)への当接状態になるようにプレ
ストレスを与えるプレストレス手段(154)をもって
いる、請求項24〜26のいずれか一項に記載のラップ
スプリングクラッチ。
請求項28】 前記第一の及び(あるいは)前記第二
のラップスプリング部(135、136)が、第一のス
プリング部分によって前記一方の構成要素(12)の周
囲面(39)に係合可能であり、且つ第二のスプリング
部分によって前記もう一方の構成要素(30)の前記周
囲面(41)に係合可能であることを特徴とする、請求
24〜27のいずれか一項に記載のラップスプリング
クラッチ。
請求項29回転軸心(A)のまわりで回転可能な
第一の構成要素(12)、 前記回転軸心(A)のまわりで回転可能な第二の構成要
素(30)、 第一及び第二の構成要素(12、30)のうちの一方の
構成要素(12)にこれに関して本質的に回転固定に保
持されており、且つ第一及び第二の構成要素(12、3
0)の間の回転結合を作り出すために第一及び第二の構
成要素(12、30)のうちのもう一方の構成要素(3
0)の周囲面(41)に結合接触状態にある、あるいは
結合接触状態にされ得るラップスプリング装置(44;
114;135、136)、 前記ラップスプリング装置(44;114;135、1
36)と結合されており、且つ前記もう一方の構成要素
(30)への前記ラップスプリング装置(44;11
4;135、136)の係合を作り出すためにないしそ
の係合を解くために操作され得る連動解除機構(50;
90)、及び 前記連動解除機構(50;90)の操作の
ための操作装置(160)であって、操作力の発生のた
めに本質的に軸方向に変位させられ得る入力領域(16
4)、並びに、当該入力領域と結合状態にあり且つその
軸方向の変位の際に前記回転軸心のまわりで周方向に変
位させられ得る出力領域(162)を有する操作装置
(160) をもっているラップスプリングクラッチ、例えば動力車
の動力伝達系列に配設するためのラップスプリングクラ
ッチ。
請求項30さらに、前記連動解除機構(50;9
0)の操作のための操作装置(160)をもっており、
当該操作装置(160)が、操作力の発生のために本質
的に軸方向に変位させられ得る入力領域(164)、並
びに、当該入力領域と結合状態にあり且つその軸方向の
変位の際に前記回転軸心のまわりで周方向に変位させら
れ得る出力領域(162)を有する、請求項8〜28の
いずれか一項に記載のラップスプリングクラッチ。
請求項31】 前記操作装置(160)が本質的にリ
ング状に構成されていること、前記入力領域(164)
が前記リング状の操作装置(160)から軸方向に及び
周方向に離れるように延びている少なくとも一つの、好
ましくは複数の舌状部分(164)をもっており、当該
舌状部分が連動解除力発生装置によって軸方向に作用を
与えられ得ること、及び、前記出力部分(162)が前
記連動解除機構(50;90)と本質的に回転固定に結
合されている、あるいはこれと統合されて構成されてい
ることを特徴とする、請求項29または請求項30に記
載のラップスプリングクラッチ。
請求項32】 複数の舌状部分(164)が設けられ
ており、且つ当該複数の舌状部分(164)が周方向に
ついて同一の方向に延びていることを特徴とする、請求
31に記載のラップスプリングクラッチ。
請求項33】 複数の舌状部分(164)が設けられ
ており、且つ軸方向について一つの方向にだけ前記操作
装置(160)から離れるように延びていることを特徴
とする、請求項31または請求項32に記載のラップス
プリングクラッチ。
請求項34】 複数の舌状部分(164)が設けられ
ており、これらの舌状部分(164)のうちの一部が軸
方向について一つの方向に前記操作装置から離れるよう
に延びており、且つこれらの舌状部分(164)のうち
の残りが軸方向について反対向きに前記操作装置(16
0)から離れるように延びていることを特徴とする、請
求項31または請求項32に記載のラップスプリングク
ラッチ。
請求項35】 前記少なくとも一つの舌状部分(16
4)が、その自由端部(166)の領域で、前記一方の
構成要素(12)に関して本質的に回転固定に保持され
ている接触面(168、170)に当接しており、且つ
当該当接の領域で少なくとも一つの方向について周方向
における変位を妨害されていることを特徴とする、請求
31〜34のいずれか一項に記載のラップスプリング
クラッチ。
請求項36】 さらに、第一及び第二の構成要素のう
ちの少なくとも一つの構成要素にねじり振動ダンパ装置
を備えている、請求項1〜35のいずれか一項に記載の
ラップスプリングクラッチ。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸心(A)のまわりで回転可能な第
    一の構成要素(12)、 前記回転軸心(A)のまわりで回転可能な第二の構成要
    素(30)、 第一及び第二の構成要素(12、30)のうちの一方の
    構成要素(12)にこれに関して本質的に回転固定に保
    持されており、且つ第一及び第二の構成要素(12、3
    0)の間の回転結合を作り出すために第一及び第二の構
    成要素(12、30)のうちのもう一方の構成要素(3
    0)の周囲面(41)に結合接触状態にある、あるいは
    結合接触状態にされ得るラップスプリング装置(44;
    114)、をもっているラップスプリングクラッチ、特
    に動力車の動力伝達系列に配設するためのラップスプリ
    ングクラッチにおいて、 前記ラップスプリング装置(44;114)が、トルク
    伝達のために第一のスプリング部分(110;116)
    によって前記一方の構成要素(12)の周囲面(39)
    に結合接触状態にある、あるいは結合接触状態にされ得
    る、且つ第二のスプリング部分(112;118)によ
    って前記もう一方の構成要素(30)の前記周囲面(4
    1)に結合接触状態にある、あるいは結合接触状態にさ
    れ得ることを特徴とするラップスプリングクラッチ。
  2. 【請求項2】 前記ラップスプリング装置(44;11
    4)が、さらに、前記第一のスプリング部分(110;
    116)に近いスプリング端部(46)の領域にて、好
    ましくは固定空所(42)に係合することによって前記
    一方の構成要素(12)に本質的に回転固定に保持され
    ていることを特徴とする、請求項1に記載のラップスプ
    リングクラッチ。
  3. 【請求項3】 前記一方の構成要素(12)における前
    記周囲面(39)と前記もう一方の構成要素(30)に
    おける前記周囲面(41)とが軸方向について互いに本
    質的に一直線に並んで構成されていることを特徴とす
    る、請求項1または請求項2に記載のラップスプリング
    クラッチ。
  4. 【請求項4】 当該ラップスプリング装置(44)が少
    なくとも一つのらせん状に構成されたラップスプリング
    (44)をもっていることを特徴とする、請求項1、
    2、または3に記載のラップスプリングクラッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1の上位概念部分に記載のラップ
    スプリングクラッチ、あるいは請求項1〜3のうちのい
    ずれか一項の特徴部分に記載の構成を有する請求項1の
    上位概念部分に記載のラップスプリングクラッチにおい
    て、前記ラップスプリング装置(114)が渦巻状に構
    成されたラップスプリング(114)をもっていること
    を特徴とするラップスプリングクラッチ。
  6. 【請求項6】 前記の渦巻状に構成されたラップスプリ
    ング(114)が、前記回転軸心(A)のまわりで36
    0°以上の角度延在範囲に延びていることを特徴とす
    る、請求項5に記載のラップスプリングクラッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1の上位概念部分に記載のラップ
    スプリングクラッチ、あるいは請求項1〜6のいずれか
    一項の特徴部分あるいは(及び)上位概念部分に記載の
    構成を有する請求項1の上位概念部分に記載のラップス
    プリングクラッチにして、さらに、前記ラップスプリン
    グ装置(44;114)と結合されており、且つ前記も
    う一方の構成要素(30)への前記ラップスプリング装
    置(44;114)の係合を作り出すためにないしその
    係合を解くために操作され得る連動解除機構(50)を
    もっているラップスプリングクラッチにおいて、 前記連動解除機構(50)が、前記もう一方の構成要素
    (30)への前記ラップスプリング装置(44;11
    4)の係合を作り出すためにないしその係合を解くため
    に前記回転軸心(A)のまわりで回転させられ得るリン
    グ状の連動解除エレメント(50)をもっていることを
    特徴とするラップスプリングクラッチ。
  8. 【請求項8】 前記リング状の連動解除エレメント(5
    0)が、前記もう一方の構成要素(30)への前記ラッ
    プスプリング装置(44;114)の係合を作り出すた
    めにないしその係合を解くために少なくとも前記一方の
    構成要素(12)に関して相対回転させられ得ることを
    特徴とする、請求項7に記載のラップスプリングクラッ
    チ。
  9. 【請求項9】 前記リング状の連動解除エレメント(5
    0)が、前記一方の構成要素(12)と回転固定に結合
    されたハウジング(20)に前記回転軸心(A)のまわ
    りで回転可能に保持されていることを特徴とする、請求
    項7または請求項8に記載のラップスプリングクラッ
    チ。
  10. 【請求項10】 請求項7の上位概念部分に記載のラッ
    プスプリングクラッチ、あるいは請求項7〜9のいずれ
    か一項の特徴部分に記載の構成を有する請求項7の上位
    概念部分に記載のラップスプリングクラッチにして、さ
    らに、前記連動解除機構(50;90)の操作のための
    操作機構(70)をもっており、当該操作機構(70)
    が前記連動解除機構(50;90)の操作のために連動
    解除力発生装置を用いて前記回転軸心(A)の方向にて
    移動させられ得る、且つ当該操作機構が、軸方向移動の
    際に前記連動解除機構(50;90)の制御部分(6
    6)に作用を与える制御面(72)を有するラップスプ
    リングクラッチにおいて、 前記操作機構(70)と前記連動解除力発生装置との間
    に、連動解除力発生装置及び操作機構(70)の回転結
    合を解除するための回転結合解除軸受装置(86)が配
    設されていることを特徴とするラップスプリングクラッ
    チ。
  11. 【請求項11】 前記操作機構(70)が前記一方の構
    成要素(12)に関して本質的に回転固定に保持されて
    いることを特徴とする、請求項10に記載のラップスプ
    リングクラッチ。
  12. 【請求項12】 前記操作機構(70)が外周面に少な
    くとも一つのらせん状にのびる制御面(72)を有する
    ことを特徴とする、請求項10または請求項11に記載
    のラップスプリングクラッチ。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも一つのらせん状に延び
    る制御面(72)が、前記操作機構(70)の外周にお
    ける本質的にねじ状に構成された凹部(68)の側壁
    (72)によって形成されていることを特徴とする、請
    求項12に記載のラップスプリングクラッチ。
  14. 【請求項14】 請求項1の上位概念部分に記載のラッ
    プスプリングクラッチ、あるいは請求項1〜13のいず
    れか一項の特徴部分あるいは(及び)上位概念部分に記
    載の構成を有する請求項1の上位概念部分に記載のラッ
    プスプリングクラッチにおいて、 前記もう一方の構成要素(30)の前記周囲面及び必要
    な場合には前記一方の構成要素(12)の前記周囲面と
    反対の側の前記ラップスプリング装置(44)の半径方
    向側部にこれと直接隣接して配置されている支持面(1
    25)を有する支持装置(124)が設けられているこ
    とを特徴とするラップスプリングクラッチ。
  15. 【請求項15】 少なくとも当該ラップスプリングクラ
    ッチが連動させられている状態で、前記支持面(12
    5)が前記ラップスプリング装置(44)に当接してい
    ることを特徴とする、請求項14に記載のラップスプリ
    ングクラッチ。
  16. 【請求項16】 当該ラップスプリングクラッチが連動
    解除されている状態で、前記ラップスプリング装置(4
    4)への前記支持装置(124)の当接接触が少なくと
    も領域的に解消されていることを特徴とする、請求項1
    5に記載のラップスプリングクラッチ。
  17. 【請求項17】 前記支持装置(124)の前記当接接
    触が前記連動解除機構(50;90)によって解消させ
    られ得ることを特徴とする、請求項10及び請求項16
    に記載のラップスプリングクラッチ。
  18. 【請求項18】 当該ラップスプリングクラッチの連動
    解除の際にまず第一に前記ラップスプリング装置(4
    4)への前記支持装置(124)の前記当接接触を少な
    くとも領域的に解消し、それから前記もう一方の構成要
    素(30)への前記ラップスプリング装置(44)の係
    合状態を解くように、前記連動解除機構(50;90)
    が構成されていることを特徴とする、請求項17に記載
    のラップスプリングクラッチ。
  19. 【請求項19】 前記支持装置(124)が、周方向に
    本質的に完全に前記ラップスプリング装置(44)に沿
    って延在する支持エレメント(124)をもっているこ
    とを特徴とする、請求項14〜18のいずれか一項に記
    載のラップスプリングクラッチ。
  20. 【請求項20】 請求項1の上位概念部分に記載のラッ
    プスプリングクラッチ、あるいは請求項1〜19のいず
    れか一項の特徴部分あるいは(及び)上位概念部分に記
    載の構成を有する請求項1の上位概念部分に記載のラッ
    プスプリングクラッチにおいて、 前記ラップスプリング装置(135、136)が、第一
    の周部分にて前記もう一方の構成要素(30)の前記周
    囲面に沿って延在する第一のラップスプリング部(13
    5)をもっており、且つ、第二の周部分にて前記もう一
    方の構成要素(30)の前記周囲面に沿って延在する第
    二のラップスプリング部(136)をもっており、当該
    第一及び当該第二のラップスプリング部(135、13
    6)が、互いに本質的に隣接するそれらの第一の端部
    (138、140)の領域にて前記一方の構成要素(1
    2)に保持されており、且つそれらの第二の端部(14
    6、148)の領域にて連動解除機構(90a、90
    b)との協働のために構成されていることを特徴とする
    ラップスプリングクラッチ。
  21. 【請求項21】 前記第一及び前記第二のラップスプリ
    ング部(135、136)が共同して本質的に完全に前
    記回転軸心(A)のまわりに前記もう一方の構成要素
    (30)の前記周囲面に沿って延在することを特徴とす
    る、請求項20に記載のラップスプリングクラッチ。
  22. 【請求項22】 さらに、好ましくは前記第一及び前記
    第二のラップスプリング部(135、136)にそれぞ
    れそれらの前記第二の端部(146、148)の領域に
    係合し且つ前記第一及び前記第二のラップスプリング部
    (135、136)を少なくとも前記もう一方の構成要
    素の前記周囲面(41)への当接状態にプレストレスを
    与えるプレストレス手段(154)をもっている、請求
    項20または請求項21に記載のラップスプリングクラ
    ッチ。
  23. 【請求項23】 前記第一の及び(あるいは)前記第二
    のラップスプリング部(135、136)が、第一のス
    プリング部分によって前記一方の構成要素(12)の周
    囲面(39)に係合可能であり、且つ第二のスプリング
    部分によって前記もう一方の構成要素(30)の前記周
    囲面(41)に係合可能であることを特徴とする、請求
    項20〜22のいずれか一項に記載のラップスプリング
    クラッチ。
  24. 【請求項24】 請求項7の上位概念部分に記載のラッ
    プスプリングクラッチ、あるいは請求項7〜23のいず
    れか一項の特徴部分あるいは(及び)上位概念部分に記
    載の構成を有する請求項7の上位概念部分に記載のラッ
    プスプリングクラッチにして、さらに、前記連動解除機
    構(50;90)の操作のための操作装置(160)を
    もっており、当該操作装置(160)が、操作力の発生
    のために本質的に軸方向に変位させられ得る入力領域
    (164)、並びに、当該入力領域と結合状態にあり且
    つその軸方向の変位の際に前記回転軸心のまわりで周方
    向に変位させられ得る出力領域(162)を有すること
    を特徴とするラップスプリングクラッチ。
  25. 【請求項25】 前記操作装置(160)が本質的にリ
    ング状に構成されていること、前記入力領域(164)
    が前記リング状の操作装置(160)から軸方向に及び
    周方向に離れるように延びている少なくとも一つの、好
    ましくは複数の舌状部分(164)をもっており、当該
    舌状部分が連動解除力発生装置によって軸方向に作用を
    与えられ得ること、及び、前記出力部分(162)が前
    記連動解除機構(50;90)と本質的に回転固定に結
    合されている、あるいはこれと統合されて構成されてい
    ることを特徴とする、請求項24に記載のラップスプリ
    ングクラッチ。
  26. 【請求項26】 複数の舌状部分(164)が設けられ
    ており、且つ当該複数の舌状部分(164)が周方向に
    ついて同一の方向に延びていることを特徴とする、請求
    項25に記載のラップスプリングクラッチ。
  27. 【請求項27】 複数の舌状部分(164)が設けられ
    ており、且つ軸方向について一つの方向にだけ前記操作
    装置(160)から離れるように延びていることを特徴
    とする、請求項25または請求項26に記載のラップス
    プリングクラッチ。
  28. 【請求項28】 複数の舌状部分(164)が設けられ
    ており、これらの舌状部分(164)のうちの一部が軸
    方向について一つの方向に前記操作装置から離れるよう
    に延びており、且つこれらの舌状部分(164)のうち
    の残りが軸方向について反対向きに前記操作装置(16
    0)から離れるように延びていることを特徴とする、請
    求項25または請求項26に記載のラップスプリングク
    ラッチ。
  29. 【請求項29】 前記少なくとも一つの舌状部分(16
    4)が、その自由端部(166)の領域で、前記一方の
    構成要素(12)に関して本質的に回転固定に保持され
    ている接触面(168、170)に当接しており、且つ
    当該当接の領域で少なくとも一つの方向について周方向
    における変位を妨害されていることを特徴とする、請求
    項25〜28のいずれか一項に記載のラップスプリング
    クラッチ。
  30. 【請求項30】 さらに、第一及び第二の構成要素のう
    ちの少なくとも一つの構成要素にねじり振動ダンパ装置
    を備えている、請求項1〜29のいずれか一項に記載の
    ラップスプリングクラッチ。
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