JPH11313170A - 情報通信端末 - Google Patents

情報通信端末

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JPH11313170A
JPH11313170A JP10120455A JP12045598A JPH11313170A JP H11313170 A JPH11313170 A JP H11313170A JP 10120455 A JP10120455 A JP 10120455A JP 12045598 A JP12045598 A JP 12045598A JP H11313170 A JPH11313170 A JP H11313170A
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公一 早坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる通信方式に応じた宛先情報を間違える
ことなく、かつ、簡単に利用することができる情報通信
端末を提供する。 【解決手段】 フラッシュメモリ124には、電話通
信、ファクシミリ通信、電子メール通信などの通信方式
毎に異なる通信の発信の際に使用する宛先情報が、複数
の相手先について記憶される。ユーザにより通信方式が
選択され、通信の宛先の入力を受け付ける宛先入力時に
おいて、参照アイコンが操作されると、システムコント
ロール部121は、選択されている通信方式に応じた宛
先情報の一覧リストを形成し、これをLCD105に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、電話通
信、ファクシミリ通信、電子メール通信などの複数の異
なる通信方式で通信を行うことができる情報通信端末に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、PHS端末などの携帯無線通信端
末の普及と、これら携帯無線通信端末を用いたデータ通
信の伝送速度の高速化により、音声通信だけでなく、例
えばテキストデータや画像データなどの種々のデータを
無線通信するようにする無線データ通信サービスが注目
されている。
【0003】例えば、PHS端末を使用する例では、伝
送速度が32kビット/秒でのデータ通信が可能とな
り、アナログ電話回線でモデムを使用した場合の伝送速
度の28.8kビット/秒または33.6kビット/秒
と同程度の伝送速度となり、電子メールのやり取りや、
ファクシミリ通信などが、携帯無線通信端末により屋外
から行える環境が整ってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電話通信、
ファクシミリ通信、電子メール通信など、異なる通信方
式で相手先と通信を行うことができる場合、相手先に通
信の発信を行う際に使用する宛先情報は、各通信方式で
異なる宛先情報を用いなければならない。
【0005】つまり、電話をかける場合には、相手先の
電話端末に割り当てられた電話番号を用い、ファクシミ
リを送信する場合には、相手先のファクシミリ端末に割
り当てられた電話番号(以下、この明細書ではファクシ
ミリ番号という)を用いて目的の相手先に発信を行う。
また、電子メールを送信する場合には、相手先に割り当
てられた電子メールアドレスを用いて目的の相手先に対
する電子メールを送信する。
【0006】このように、同じ相手先であっても、電話
をかける場合、ファクシミリを送信する場合、電子メー
ルを送信する場合とで異なる宛先情報を用いなければな
らず、これら複数の宛先情報を相手先ごとに覚えておか
なければならない。そこで、携帯無線通信端末などの通
信端末に、通信を行う可能性のある相手先毎に各通信方
式で異なる宛先情報を記憶するようにしておき、必要に
応じて読み出して、通信端末の表示画面に表示するなど
して利用できるようにすることが考えられる。
【0007】しかし、この場合、1つの相手先に通信方
式に応じて異なる複数の宛先情報が存在するので、用い
る通信方式に応じて宛先情報を選択しなければならな
い。そこで、通信方式ごとの宛先情報のリストをそれぞ
れ作成して情報通信端末に記憶しておくことが考えられ
る。しかし、その場合には、通信方式に応じた宛先リス
トを同じ相手なのに複数個作らなければならなず手間が
かかる。
【0008】そこで、一人について、電話番号、ファク
シミリ番号、電子メールアドレスのそれぞれを登録した
総合宛先リストとしての電話帳リストを作成しておくよ
うにすることが考えられる。しかし、相手先ごとに、電
話番号と、ファクシミリ番号と、電子メールアドレスと
からなる総合宛先リストとしての電話帳リストを表示す
るようにした場合には、電話番号とファクシミリ番号を
間違えるなど、用いる通信方式に応じた宛先情報を間違
えたり、用いる通信方式に応じた相手先の宛先情報が見
つけにくいなどの問題が生じる。
【0009】特に携帯無線通信端末の場合には、携帯性
をよくするため小型化が図られ、情報を表示するLCD
(液晶ディスプレイ)などの表示画面は比較的小さい。
このため、LCDなどの表示画面に、前述のように、多
くの情報を表示するようにした場合には表示される情報
が見づらくなり、目的の宛先情報がなかなか見つけられ
なかったり、表示すべき情報の全部を表示することがで
きないなどするために目的とする相手先の宛先情報を見
つけ出すのに時間や手間がかかる場合がある。
【0010】この発明は、以上の点にかんがみ、異なる
通信方式に応じた宛先情報を間違えることなく、かつ、
簡単に利用することができる情報通信端末を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報通信端末は、複数の異
なる通信方式で通信が可能であり、これら複数の異なる
通信方式の中から、ユーザにより選択された通信方式を
用いて通信を行うようにする情報通信端末であって、前
記複数の異なる通信方式においてそれぞれ用いられる宛
先情報を通信の相手先毎に記憶する総合宛先情報リスト
を保持する記憶手段と、表示素子と、前記ユーザにより
選択された通信方式による通信の発信に先立ち、前記表
示素子に宛先入力画面を表示させる手段と、前記宛先入
力画面において宛先の情報を入力するための入力手段
と、宛先リスト参照キーと、前記表示素子に前記宛先入
力画面が表示されているときに、前記宛先リスト参照キ
ーが操作された場合に、前記総合宛先情報リストから、
前記ユーザにより選択された通信方式用の通信の宛先情
報からなる宛先選択リストを生成して、前記表示素子に
表示する宛先選択リスト表示手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】この請求項1に記載の情報通信端末によれ
ば、記憶手段には、例えば、電話番号、ファクシミリ番
号、電子メールアドレスなどの異なる通信方式おいて用
いられる宛先情報が相手先毎に記憶されて形成された総
合宛先情報リストが保持される。
【0013】宛先入力画面を表示させる手段により、ユ
ーザにより選択された通信方式用の宛先入力画面が表示
素子に表示される。宛先入力画面が表示された後、宛先
リスト参照キーが操作されると、宛先選択リスト表示手
段により、記憶手段の総合宛先情報リストから、選択さ
れている通信方式に応じた宛先情報の一覧リストである
宛先選択リストが生成され、表示素子に表示される。
【0014】例えば、電話通信の宛先入力画面におい
て、宛先リスト参照キーが操作されると、相手先の名前
と電話番号とからなる電話番号一覧リストが宛先選択リ
ストとして表示素子に表示され、ファクシミリ通信の宛
先入力画面において宛先リスト参照キーが操作される
と、相手先の名前とファクシミリ番号とからなるファク
シミリ番号一覧リストが宛先選択リストとして表示素子
に表示される。また、電子メール通信の宛先入力画面に
おいて宛先リスト参照キーが操作されると、相手先の名
前と電子メールアドレスとからなる電子メールアドレス
一覧リストが宛先選択リストとして表示素子に表示され
る。
【0015】この宛先選択リストを通じて、通信を行お
うとする目的とする相手先の宛先情報が検索され、検索
の結果得られた宛先情報が入力手段を通じて宛先入力画
面において入力すべき情報として入力される。
【0016】このように、選択された通信方式に応じた
目的とする通信の宛先情報を、選択された通信方式に応
じて生成され、表示手段に表示される宛先選択リストを
用いて入力することができるようにされる。これによ
り、異なる通信方式の宛先情報と間違えることなく、ま
た、時間や手間をかけることなく、目的とする相手先の
宛先情報を検索し、検索して得た宛先情報を入力して利
用することができるようにされる。
【0017】また、請求項2に記載の発明の情報通信端
末は、請求項1に記載の情報通信端末であって、前記表
示素子に表示される前記宛先選択リストから宛先情報を
選択する宛先選択手段と、前記宛先選択手段により選択
された前記宛先情報を、前記宛先入力画面において入力
すべき宛先の情報とする手段とを備えることを特徴とす
る。
【0018】この請求項2に記載の情報通信端末によれ
ば、宛先選択手段により、表示素子に表示された宛先選
択リストから選択された宛先情報が、宛先入力画面にお
いて宛先の情報とされる。
【0019】このように、ユーザにより選択された通信
方式に応じて生成されて表示される宛先選択リストを通
じて、宛先選択手段により選択された宛先情報が宛先入
力画面において入力すべき宛先の情報として用いること
ができるようにされる。これにより、異なる通信方式の
宛先情報を誤って使用することなどがなく、また、宛先
情報自体を一々ユーザが入力することもなく、目的の宛
先情報を迅速に検索し、検索して得た宛先情報を用いて
目的とする相手先と通信するようにすることができるよ
うにされる。
【0020】また、請求項3に記載の発明の情報通信端
末は、請求項1に記載の情報通信端末であって、複数の
異なる通信方式のうちから選択された1つの通信方式を
用いて、メインの宛先に情報を送信するとともに、前記
メインの宛先に送信した情報と同じ情報を1〜複数の他
の宛先にも送信する機能を備えるものであって、前記宛
先入力画面においては、前記1〜複数の他の宛先の情報
の入力が可能であるとともに、前記1〜複数の他の宛先
用の宛先リスト参照キーを設け、前記宛先入力画面が表
示されているときに、前記1〜複数の他の宛先用の宛先
リスト参照キーが操作された場合に、前記選択された1
つの通信方式用の通信の宛先情報からなる前記宛先選択
リストが生成されて、前記表示素子に表示され、前記宛
先選択リストから前記宛先選択手段により、前記1〜複
数の宛先情報とする宛先情報の選択がなされることを特
徴とする。
【0021】この請求項3に記載の情報通信端末によれ
ば、メインの宛先とは別に、メインの宛先と同じ情報を
送信する1〜複数の他の宛先が宛先入力画面を通じて入
力することができるようにされる。この宛先選択画面が
表示されているときに、前記1〜複数の他の宛先用の宛
先リスト参照キーが押下されると、ユーザによって選択
されている通信方式に応じ、記憶手段に記憶されている
総合宛先情報リストから生成される宛先選択リストが表
示素子に表示される。
【0022】この宛先選択リストを通じて、宛先選択手
段により、メインの宛先と同じ情報を送信しようとする
1〜複数の他の宛先の情報が選択されると、選択された
1〜複数の他の宛先の宛先情報が、宛先選択画面におい
て入力される1〜複数の宛先の情報とされる。
【0023】このように、メインの宛先と同じ情報を送
信するようにされる1〜複数の他の宛先についても、ユ
ーザにより選択された通信方式に応じ、記憶手段に記憶
されている総合宛先情報リストから生成されて表示され
る宛先選択リストを通じて、選択し、宛先入力画面に入
力する情報として用いられる。
【0024】これにより、メインの宛先と同じ情報を送
信するようにされる1〜複数の他の宛先についても、異
なる通信方式の宛先情報を誤って使用することもなく、
また、宛先情報自体を一々ユーザが入力することもな
く、宛先選択リストから選択された1〜複数の宛先の宛
先情報を用いて、メインの宛先に送信した情報と同じ情
報を送信することができるようにされる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報通信端
末の一実施の形態を、図を参照しながら説明する。以下
に説明する実施の形態の携帯無線通信端末は、電話通
信、ファクシミリ通信、電子メール通信など、異なる通
信方式で通信を行うことができるようにされたものであ
る。
【0026】そして、この実施の形態の携帯無線通信端
末は、図3に示すように、この携帯無線通信端末を用い
て電話をかけたり、ファクシミリデータを送信したり、
あるいは、電子メールデータを送信したりする可能性の
ある通信の相手先の名前、電話番号、ファクシミリ番
号、電子メールアドレスからなる総合宛先情報リストの
情報(以下、電話帳データという)を記憶するメモリを
備えている。
【0027】このメモリに記憶された電話帳データは、
この実施の形態の携帯無線通信端末を用いて、電話をか
ける場合、あるいは、ファクシミリデータや電子メール
データを送信したりする場合に用いられる。この電話帳
データを用いることにより、携帯無線通信端末の使用者
は、相手先の電話番号、ファクシミリ番号、電子メール
アドレスといった宛先情報を一々入力することなく、電
話を掛けたり、ファクシミリデータや電子メールデータ
を送信したりすることができるようにされている。
【0028】しかし、電話通信、ファクシミリ通信、電
子メール通信等のいづれを行うかにより、発信に用いる
電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレスなど
の宛先情報が異なる。このため、この実施の形態に携帯
無線通信端末は、電話帳データから、使用者が用いよう
としている通信方式を携帯無線通信端末の状態により判
別し、判別した通信方式に応じた宛先情報の一覧リスト
である宛先選択リストを形成して表示する機能を備え
る。
【0029】そして、通信方式に応じて形成された宛先
選択リストを用いることによって、電話番号、ファクシ
ミリ番号、電子メールアドレスなどの宛先情報を一々入
力することなく、迅速かつ正確に、用いる通信方式に応
じた目的とする相手先の宛先情報を検索し、利用するこ
とができるようにされている。
【0030】図1は、この実施の形態の携帯無線通信端
末(以下、単に端末という)1の外観の一例であり、ま
た、図2は、この端末1の内部回路構成の一例である。
前述もしたように、この例の端末1は、電話機能と、フ
ァクシミリ通信および電子メール通信、情報提供サービ
スを受けるデータ通信機能を備える複合端末の構成を有
するものである。
【0031】この実施の形態の端末1は、図1(A)お
よび図1(B)に示すように、端末本体100に対して
開閉可能のカバーパネル101を備え、このカバーパネ
ル101を閉じた図1(A)の状態では、電話端末とし
て動作する電話モードになり、カバーパネル101を開
いた図1(B)の状態では、ファクシミリ通信機能と、
電子メール通信機能と、情報提供サービス受信機能とを
得ることができるデータ通信モードになる。このモード
切り換えのために、図示しないが、カバーパネル101
の開閉を検知するセンサが設けられている。
【0032】このセンサとしては、例えばカバーパネル
101の内側に突起を設けると共に、これと対応する本
体100側の位置に押圧スイッチを設け、カバーパネル
101の前記突起により、機械的に本体100側の押圧
スイッチを押圧する機械的なセンサを用いる。
【0033】また、カバーパネル101と本体100と
の一方に、磁石を設け、他方に感磁性素子からなるスイ
ッチを設ける構成のセンサスイッチを用いるようにして
もよい。
【0034】また、カバーパネル101の前面には、図
1(A)に示すように、通話キーTK、切断キーSKが
設けられている。これら通話キーTK、切断キーSK
は、カバーパネル101が閉じられた図1(A)の状態
にあるときに主に用いられる。
【0035】カバーパネル101の表側には、図1
(A)に示すように、電話用(ダイヤル用)のテンキー
102が設けられている。103は、PHS用のアンテ
ナである。
【0036】そして、端末1は、図1(B)に示すよう
に、カバーパネル101を開けた状態のときに現れる本
体100側の面に、大型のLCD(液晶ディスプレイ)
105を備え、このLCD105の表示面に、通信文、
機能一覧メニュー、提供情報一覧リスト、受信ファクシ
ミリの受信リストや電子メールの受信リストなどを表示
することができる。メニューやリストが一画面で表示で
きないときには、画面をスクロールしたり、次ページに
切り換えることで全部が表示できるようにされている。
また、前述した電話帳データの入力、修正、削除なども
このLCD105に情報を表示して行うことができるよ
うにされている。
【0037】カバーパネル101を閉じた図1(A)の
状態では、例えば透明プラスチック板などからなるLC
D窓104を通じてLCD105の表示面が臨めるよう
にされる。この場合、カバーパネル101を閉じた状態
では、LCD表示窓104から臨める部分だけに表示が
行われるように、LCD105が表示制御されている。
【0038】この実施の形態の端末1においては、LC
D105の表面には透明のタッチパネル106が貼付さ
れており、カバーパネル101の裏側に、図1(B)の
ように取り外し自在に取り付けられているペン107に
よるタッチ操作や、手書き文字入力を受け付ける機能を
備えるようにしている。
【0039】また、カバーパネル101の裏側には、オ
ンライン接続キーK1、未受信一括キーK2、機能/設
定キーK3、メモ機能キーK4、電話帳機能キーK5、
WWWブラウザ機能キーK6、ファクシミリ通信機能キ
ーK7、電子メール通信機能キーK8などの複数個のキ
ー釦108が、ダイレクトキーとして設けられている。
【0040】さらに、LCD105の右横には、回動キ
ーと押しボタンキーとの2つの機能を合わせ持つジョグ
ダイヤルキー109が設けられる。このジョグダイヤル
キー109を回動キーとして回動操作したときには、例
えばメニューなどにおける項目選択動作が行え、また、
押しボタンキーとして押下操作したときには、選択され
た項目の決定入力を意味するものとして扱われる。
【0041】また、ジョグダイヤルキー109は、後述
もするように、端末1が電話モードにあるときに、LC
D105に電話番号リストを表示することを要求するリ
スト参照キーとして用いられるとともに、LCD105
に表示される電話番号リストの中から電話を掛ける相手
先の電話番号を選択して、決定する場合にも用いられ
る。
【0042】すなわち、図1(A)に示したように、カ
バーパネル101を本体100に対して閉じられ、この
携帯無線通信端末が電話モードとされて、待ち受け状態
にあるときに、ジョグダイヤルキー109が押下操作さ
れると、LCD105のLCD窓104から望める表示
領域に、この実施の形態に携帯無線通信端末のメモリに
記憶されている電話帳データに基づいて、電話帳データ
のうちの名前と電話番号とからなる電話番号リストを前
記名前の五十音順に、先頭のあ行から順に表示するよう
にする。
【0043】電話番号リストが表示された後、ジョグダ
イヤルキー109を回動キーとして回動操作したときに
は、電話番号リストの表示をスクロールさせて、通信先
を選択する操作が行え、また、押しボタンキーとして押
下操作したときには、選択した通信先の決定入力を意味
するものとして扱われる。
【0044】次に、図2の端末1の回路ブロックについ
て説明する。この例の端末1は、大きく分けて、通信機
能部110と、制御部120とからなる。
【0045】通信機能部110は、アンテナ111と、
RF処理部112と、送受信データ処理部113と、マ
イクロホンアンプ114と、スピーカアンプ115と、
マイクロホン100MCと、スピーカ100SPとから
なる。
【0046】制御部120は、マイクロコンピュータに
より構成されており、CPUで構成されるシステムコン
トロール部121と、ROM122と、DRAM123
と、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュ
メモリ124とを備えている。
【0047】システムコントロール部121には、カバ
ーパネル101の開閉に応じてオン・オフするスイッチ
SWが接続されており、このスイッチSWのオン・オフ
により、カバーパネル101が開状態か、閉状態かをシ
ステムコントロール部121は検知し、カバーパネル1
01が閉状態のときには、当該端末1を電話用端末とし
て制御する。また、カバーパネル101が開状態のとき
には、当該端末1を情報通信端末や、ファクシミリ通信
用端末あるいはメール通信用端末として制御する。
【0048】システムコントロール部121には、ま
た、テンキー102のキースイッチ群や、カバーパネル
101の裏側に設けられたキー釦108のスイッチ群の
状態を示す情報が入力されるようにされており、システ
ムコントロール部121は、使用者によりキー操作がな
されたとき、それがテンキー102やキー釦108のい
ずれかであるかを検知し、その検知したキーに応じた処
理を実行するようにする。
【0049】また、システムコントロール部121に
は、LCDドライバ125が接続され、後述するROM
122のプログラムおよび表示データを用いてLCD1
05に、提供された情報を表示したり、その他の表示画
像を表示するようにする。
【0050】また、システムコントロール部121に
は、使用者への、電話の着信通知や、ファクシミリおよ
びメールの着信通知などのためのブザー127やLED
(発光ダイオード)126が接続されている。
【0051】ROM122には、通信路を接続のための
シーケンスを制御するプログラムや、電話通信のための
制御プログラム、情報提供サービスを受けるための制御
プログラム、ファクシミリ送信のための制御プログラ
ム、メール送信のための制御プログラム、ファクシミリ
データやメールデータを受信するための制御プログラム
などの端末1での通信のために最低限必要な通信アプリ
ケーションプログラムと、LCD105を表示制御する
プログラムやメニューなどの表示データ、その他が記憶
されている。
【0052】DRAM123は、後述するように、取得
した受信データを一時的に蓄えたり、その他、ワークエ
リアとして使用するメモリを領域を備えるものである。
【0053】フラッシュメモリ124は、前述の電話帳
データが記憶される領域を有し、この実施の形態におい
ては、最大で200件の電話帳データを記憶することが
できるようにされている。また、フラッシュメモリ12
4には、DRAM123に一時的に蓄えた受信データの
内の、特に保存しておきたいデータを格納する領域や、
端末1の使用者により入力された電子メールデータ、ま
たメモ機能が用いられて入力された手書きメモ情報やタ
イプメモ情報などの記憶領域なども設けられている。
【0054】[端末1の動作について]以上のような構
成を備える端末1の動作を、関連する共通サーバ装置の
動作も含めて、以下に説明する。前述したように、この
実施の形態の携帯無線通信端末は、カバーパネル101
の開閉に応じて電話端末として動作する電話モードと、
データ通信端末として動作するデータ通信モードとを有
する。
【0055】[電話モード時の動作]まず、電話端末と
して動作する電話モードについて説明する。カバーパネ
ル101を閉じた状態で、カバーパネル101に設けら
れている通話キーTKを押下し、テンキー102を用い
て、相手方の電話番号をダイヤル入力すると、発呼がな
される。また、カバーパネル101を閉じた状態で、電
話端末としての当該携帯無線通信端末に電話の着信があ
ると、それがブザー127により使用者に知らされ、通
話キーTKを押下して使用者が応答すると、その電話着
信を受けることができ、通話状態になる。
【0056】また、前述にもしたように、この実施の形
態の携帯無線通信端末は、電話帳機能を備えており、カ
バーパネル101を閉じた状態で、ジョグダイヤルキー
109を押下すると、フラッシュメモリ124に記憶さ
れている電話帳データに基づいて、通信先の名前と電話
番号との一覧表である電話番号リストが、LCD窓10
4から観視可能なLCD105の表示面に表示される。
【0057】そして、ジョグダイヤルキー109を回動
操作することにより、電話番号リストを行スクロールさ
せて、電話を掛ける相手先の電話番号を選択し、ジョグ
ダイヤルキー109を押下することにより決定すると、
この実施の形態の携帯無線通信端末は、ジョグダイヤル
キー109により選択、決定された電話番号が用いられ
て自動ダイヤルが行われ、発呼がなされる。
【0058】このように、この実施の形態に携帯無線通
信端末は、電話を掛ける相手先の名前と電話番号とを、
この携帯無線通信端末に登録しておくことにより、電話
番号リストを表示し、電話を掛ける相手先の電話番号を
選択して発呼に用いることができる。
【0059】なお、カバーパネル101を開いた状態で
電話着信があったときには、本体100に設けられてい
る通話キーTKを押すことにより、いつでも通話が可能
である。ただし、通話は、カバーパネル101を閉じた
状態で行うようにする。
【0060】そして、携帯無線通信端末は、この電話通
話時には、システムコントロール部121からの制御を
送受信データ処理部113が受けながら、送話信号を送
信し、また、受話信号を受信する。
【0061】すなわち、マイクロホン100MCからの
音声信号がアンプ114を介して送受信データ処理部1
13に供給されて送信データに変換され、RF処理部1
12を通じ、アンテナ111を通じて無線基地局6に対
して送信されると共に、無線基地局6よりの相手側から
の通話音声のデータがアンテナ111で受信され、その
受信データが送受信データ処理部113で処理されて、
相手の通話音声信号が復元され、それがアンプ115を
通じてスピーカ100SPに供給されて放音される。
【0062】[データ通信モード時の動作]次に、デー
タ通信モードについて説明する。このデータ通信モード
においては、ファクシミリ機能、電子メール機能、WW
Wブラウザ機能、メモ機能などを端末1では、実現でき
るように構成されている。これらの各機能は、端末1の
カバーパネル101の裏側に設けられた、各機能を実行
するためのダイレクトキーを押下することにより、端末
1は、その機能を実行するモードの状態になる。
【0063】メモ機能には、ペン107とタッチパネル
106とを用いて入力を行う「手書きメモ」と、LCD
105の画面にキーボードを表示して、その表示キーボ
ードを利用して文書を作成する「タイプメモ」とがあ
る。そして、手書きメモとタイプメモのいずれの場合
も、作成したイメージまたは文書をファクシミリデータ
として送信できるように構成されている。
【0064】すなわち、手書きメモまたはタイプメモの
いずれのモードの場合においても、LCD105の画面
上には、「FAX送信(ファクシミリ送信)」のアイコ
ンを含むメニューバーが表示され、この「FAX送信」
のアイコンが例えばペンで選択されると、送信すべき相
手方端末の電話番号や、ファクシミリタイトルなどの入
力モード画面になる。そして、相手方端末の電話番号や
タイトルの入力後、このモードのときに表示されている
「送信」のアイコンを選択すると、手書きメモあるいは
タイプメモで作成されたイメージまたは文書がファクシ
ミリデータとして送信される。
【0065】[電話帳データの入力などについて]この
ように、この端末1の使用者は、端末1を通じて、電話
通信、ファクシミリ通信、電子メール通信を行うことが
できるとともに、情報提供サービスをも受けることがで
きるようにされている。そして、前述もしたように、こ
の端末1を用いて、電話をかけたり、ファクシミリデー
タを送信したり、電子メールデータを送信したりする可
能性のある相手先については、その相手先の名前、電話
番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレスを電話帳
データとして、端末1のフラッシュメモリ124に登録
することができるようにされている。
【0066】このように、通信を行う可能性のある相手
先の電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス
などの宛先情報を端末1に登録しておくことにより、ア
ドレス帳などをめくり、相手先の宛先情報をテンキー1
02や後述するソフトウエアキーボードを用いて直接入
力することなく、登録されている宛先情報を用いて通信
の発信を行うことができるようにされている。
【0067】そして、この実施の形態において、端末1
は、カバーパネル101を本体100に対して開いた状
態にあるデータ通信モードのときに、通信を行う可能性
のある相手先の名前、電話番号、ファクシミリ番号、電
子メールアドレスからなる電話帳データの新規入力、既
に入力されている電話帳データの修正、削除などの電話
帳データの保守を行うことができるようにされている。
【0068】この実施の形態の端末1においては、デー
タ通信モード時に、カバーパネル101の裏側にダイレ
クトキーとして設けられている電話帳機能キーK5を押
下することにより、電話帳機能が実行される。
【0069】電話帳機能キーK5が押下されると、シス
テムコントロール部121はこれを検知して、フラッシ
ュメモリ124に記憶されている電話帳データを読み出
し、名前の五十音順に、名前、電話番号、ファクシミリ
番号、電子メールアドレス、チェック欄などからなる電
話帳データの一覧表である電話帳リストを表示する。
【0070】図3は、電話帳機能キーK5が押下された
場合に、この実施の形態の端末1において表示される電
話帳リストを説明するための図である。この場合、LC
D105の上側部分には、機能表示201、画面の名称
表示202が表示される。この場合には、機能表示20
1として、電話帳機能が実行されていることを示す絵記
号が表示され、画面の名称表示202として、電話帳リ
ストが表示されていることを示す「電話帳」という文字
が表示される。
【0071】また、この状態において実行可能な処理に
対応して、ユーザが選択することができるようにされた
アイコンボタンキー(以下、端にアイコンという)が表
示される。この電話帳リストの表示画面においては、
[見る]アイコン301、[新規]アイコン302、
[削除]アイコン303、[通話]アイコン304が表
示されている。また、画面右端には、電話帳データをス
クロールさせる場合に用いる上スクロールアイコン20
3、下スクロールアイコン204が表示されている。
【0072】そして、LCD105上に設けられたタッ
チパネル106の[新規]アイコン302が表示されて
いる位置のタッチパネル106にペン107を接触させ
ると、図4に示すように、電話帳データの新規入力画面
となり、電話帳データの新規入力が可能となる。
【0073】この実施の形態においては、電話帳データ
の新規入力画面は、図4に示すように、画面の名称表示
202が、電話帳データの新規入力画面であることを示
す「電話帳/新規」という表示に変わり、選択可能なア
イコンとして、[登録]アイコン401、[登録→新
規]アイコン402、[中止]アイコン403を有して
いる。
【0074】また、電話帳データの新規入力画面は、通
信の相手先となる対象の名前の「よみがな」の入力欄、
「名前」の入力欄、「電話番号」の入力欄、「ファクシ
ミリ番号」(図では「FAX番号」と記載)の入力欄、
「電子メールアドレス」の入力欄を備えたものである。
【0075】さらに、この電話帳データの新規入力画面
においては、図4に示すように、電話帳データの新規入
力画面の各入力欄に情報を入力するためのソフトウエア
キーボード501Aが表示される。このソフトウエアキ
ーボード501Aを構成するキーの表示位置のタッチパ
ネル106にペン107を接触させると、その選択した
キーに対応する処理を実行させたり、選択されたキーに
割り当てられた文字、数字、記号を入力することができ
るようにされる。
【0076】また、この実施の形態において、ソフトウ
エアキーボードは、英数入力、50音入力、ローマ字入
力、手書き入力、記号入力など、複数の入力モードを備
え、選択された入力モードに応じた入力キーを備えたソ
フトウエアキーボードを表示することができるようにさ
れている。
【0077】このような入力モードの変更は、ソフトウ
エアキーボードに表示された、英数キー、50音キー、
ローマ字キー、手書キー、記号キーを選択することによ
り、目的とする入力モードを変更することができるよう
にされている。なお、図4に示したソフトウエアキーボ
ード501Aは、50音モード時のソフトウエアキーボ
ードである。
【0078】さらに、このソフトウエアキーボードに
は、半角キーや小文字キーが設けられており、半角文字
や小文字の入力ができるようにされている。また、取消
キー、後退キー、変換キー、入力キー、スペースキー、
改行キーが設けられ、これらのキーに割り当てられた処
理を行うことができるようにされている。
【0079】そして、この実施の形態の端末1におい
て、ソフトウエアキーボードを用いることにより、電話
帳データを構成する各情報は以下のように予め決められ
た文字数分入力することができる。「よみがな」は、全
角ひらがなで10文字、「名前」は、全角漢字で10文
字または半角英数字で20文字、「電話番号」は、半角
数字30文字および−、(、)、スペース、「FAX番
号」は、電話番号と同様に、半角数字30文字および
−、(、)、スペース、「電子メールアドレス」は、半
角英数および記号で60文字の入力が可能とされてい
る。また、図示しないが、「備考」として、全角40文
字が相手先ごとに入力することができるようにされてい
る。この「備考」は、半角文字の混在も可能とされてい
る。
【0080】このように、図3に示した電話帳リストの
画面において、[新規]アイコンを選択することによ
り、図4に示した電話帳データの新規入力画面を表示
し、ソフトウエアキーボードを通じて、随時に新たな電
話帳データを端末1のフラッシュメモリ124に記憶さ
せることができるようにされている。
【0081】また、図3に示した電話帳リストの画面に
おいて、目的とする相手先の電話帳データの表示位置上
のタッチパネル106にペン107を接触させることに
より、電話帳データを選択し、[見る]アイコン301
を選択すると、選択した電話帳データを、例えば、図4
に示した電話帳データの新規入力画面の場合と同様に単
独で表示し、入力済みの電話帳データの修正を行うこと
ができる。
【0082】なお、目的とする相手先の電話帳データの
表示位置上のタッチパネル106にペン107を接触さ
せることにより電話帳データを選択した場合には、選択
された電話帳データのチェック欄が選択されたデータで
あることを示す表示に変わり、どのデータが選択された
かを明確に表示することができるようにされている。
【0083】このように、この端末1の場合には、複数
行分表示される各行の情報を見易く表示するため、1行
おきに反転表示させるなどのことを行うため、選択され
たデータの行を反転表示させるなどした場合には、表示
されたデータが隣接する行のデータと見間違う可能性が
あるため、上述したように、チェック欄を用いて選択さ
れたデータを明確に通知することができるようにされて
いる。
【0084】また、同様に、目的とする電話帳データの
表示位置のタッチパネル106にペン107を接触させ
ることにより電話帳データを選択した後に、[削除]ア
イコン303を選択した場合には、選択した電話帳デー
タをフラッシュメモリ124から削除することができる
ようにされている。また、目的とする電話帳データの表
示位置のタッチパネル106にペン107を接触させる
ことにより電話帳データを選択した後に、[通話]アイ
コン304を選択した場合には、選択された電話帳デー
タの電話番号を用いて、データ通信モードの状態から、
発呼することができるようにされている。
【0085】また、電話帳リストが表示された状態で、
ジョグダイヤルキー109を回動させて目的とする電話
帳データを選択し、ジョグダイヤルキー109を押下す
ることにより、修正したり、削除したり、あるいは、電
話をかける相手先を選択した後に、目的とする処理に対
応するアイコンを選択することによっても、電話帳デー
タの修正処理や削除処理、あるいは、電話帳データを用
いた発呼処理を行うことができる。
【0086】このように、電話帳機能を用いて、この実
施の形態の端末1の使用者は、随時に、電話を掛ける可
能性のある相手先や、ファクシミリデータや電子メール
データを送信する可能性のある相手先の宛先情報を電話
帳データとしてフラッシュメモリ124に登録したり、
登録した電話帳データを変更したり、削除するなどの処
理を行うことができるようにされている。
【0087】そして、この実施の形態に端末1において
は、電話をかける場合、ファクシミリを送信する場合、
電子メールを送信する場合には、端末1のフラッシュメ
モリ124に登録された電話帳データを用いて、各通信
方式に応じた宛先選択一覧リストを形成して表示し、こ
の宛先選択リストを通じて宛先を選択し、選択された宛
先の宛先情報を用いて発信することができるようにされ
ている。
【0088】以下、電話通信、ファクシミリ通信、電子
メール通信の各通信方式を用いて通信を行う場合に、各
通信方式に応じて形成される宛先選択一覧リストを用い
た宛先情報の選択処理について説明する。
【0089】[電話通信の場合の宛先選択一覧リストに
ついて]この実施の形態の端末1は、カバーパネル10
1が本体100に対して閉じた状態にあるときには電話
モードとされ、このとき、ジョグダイヤルキー109を
押下すると、システムコントロール部121は、フラッ
シュメモリ124に記憶されている電話帳データのうち
の相手先の名前と電話番号との一覧表である電話番号リ
ストを形成し、図5に示すようにLCD窓104から観
視可能なLCD105の表示面に表示する。
【0090】この通信先の名前と電話番号とからならる
図5に示した電話番号リストが、電話通信を行う場合の
宛先選択一覧リストである。また、この電話番号リスト
を表示する場合には、ジョグダイヤルキー109の押下
が宛先リスト参照キーとしての役割を有するようにされ
ている。
【0091】この実施の形態において、この電話番号リ
ストは、図5に示すように、名前の五十音の行の先頭文
字の表示欄601と、通信の相手先の名前を表示する名
前表示欄602と、通信の相手先の電話番号を表示する
電話番号表示欄603とからなる。
【0092】そして、この実施の形態において、端末1
が電話モードとされて待ち受け状態にあるときに、ジョ
グダイヤルキー109の押下により表示される電話番号
リストは、図5に示すように、通信先の名前の五十音順
に「あ」行から表示される。なお、この実施の形態の端
末1の場合には、一番最後に電話を掛けた相手先の電話
番号が、直接入力しなくてもリダイヤル可能な電話番号
が表示され、リダイヤルすることができるようにされ
る。
【0093】また、電話番号リストを表示した場合に、
カーソル604が表示される。このカーソル604は、
ジョグダイヤルキー109を回動操作することに上下方
向に移動させることができるようにされている。
【0094】そして、カーソル604が、図5に示す画
面の最上端の行に位置するときに、さらに上側方向にジ
ョグダイヤルキー109を回動操作したときには、電話
番号リストを上側方向にスクロールさせ、カーソル60
4が、図5に示す画面の最下端の行に位置するときに、
さらに下側方向にジョグダイヤルキー109を回動操作
したときには、電話番号リストを下側方向にスクロール
させることができるようにされている。
【0095】このように、ジョグダイヤルキー109を
回動操作することにより、電話番号リストをスクロール
させるなどして、電話をかける相手先の名前と電話番号
を表示させた後、カーソル604をその電話をかける相
手先の電話番号の表示位置に合わせ、ジョグダイヤルキ
ー109を押下することにより、カーソル604に指示
された位置の電話番号が発信に用いられる電話番号とし
て決定され、この決定された電話番号が単独で表示され
る。そしてさらにジョグダイヤルキー109を押下する
ことにより、決定された電話番号を用いて自動発呼が行
われる。
【0096】これにより、目的とする相手先の電話番号
が電話帳データとして登録されていれば、端末1の使用
者は、電話番号をテンキー102を用いて入力すること
なく、登録されている電話番号を用いて発呼することが
できる。
【0097】また、電話番号リストは、この実施の形態
の端末1が、電話をかけることができる電話モードにあ
るときに、ジョグダイヤルキー109が押下された場合
に表示され、相手先の名前と電話番号とからなるもので
ある。つまり、電話番号リストには、電話をかける場合
には不要なファクシミリ番号および電子メールアドレス
は表示されない。
【0098】このように、電話番号リストには、不要な
情報が表示されないので、端末1の使用者は、電話番号
リストを通じて、電話をかける相手先の電話番号を迅速
に探し出して選択し、選択した相手先の電話番号を用い
て発呼することがきる。また、異なる通信方式の宛先情
報を選択してしまったり、電話番号を入力し間違えるな
どということも防止することができる。
【0099】なお、電話番号リストは、端末1のカバー
パネル101が本体100に対して閉じられている状態
にある電話モード時にジョグダイヤルキー109が押下
操作された場合に表示するものとして説明したが、カバ
ーパネル101が本体100に対して開かれた状態にあ
るデータ通信モード時においても、相手先の名前と電話
番号とからなる電話番号リストを表示するようにするこ
ともできる。
【0100】例えば、電話通信以外の通信方式で通信す
る他の機能が実行されていない時に、ジョグダイヤルキ
ー109が押下された場合には、電話番号リストを表示
するようにすることができる。
【0101】[電子メール通信の宛先選択一覧リストの
利用について]この実施の形態の端末1においては、カ
バーパネル101が本体100に対して開かれた状態に
あるデータ通信モードのときに、電子メール機能を実行
するためのダイレクトキーK8が押下された場合には、
電子メール機能が実行され、例えば、端末1のフラッシ
ュメモリ124に記憶されている端末1において作成し
た電子メールの一覧リストが表示される。
【0102】この一覧リストから、電子メールデータの
新規作成、作成されて登録されている電子メールデータ
の表示、修正、削除などを行うようにすることができ
る。そして、作成した電子メールの一覧リストから電子
メールデータの新規作成を実行するようにすると、図6
に示す電子メールデータの新規作成画面になる。
【0103】図6は、この実施の形態の端末1において
表示される電子メールデータの新規作成画面を説明する
ための図である。図6に示すように、この電子メールデ
ータの新規作成画面においては、機能表示201とし
て、実行されている機能が電子メール機能であることを
示す絵記号が表示され、画面の名称表示202として、
電子メールデータの新規入力画面であることを示す「新
規」という文字が表示される。
【0104】また、図6に示す画面の上端部には、[登
録]アイコン701、[中止]アイコン702が表示さ
れる。そして、[登録]アイコン701を選択すること
により、図6の電子メールの入力画面を通じて作成した
電子メールデータが端末1の例えばフラッシュメモリ1
24に記録される。また、[中止]アイコン702を選
択することにより、図6の電子メールの入力画面を通じ
て作成途中の電子メールデータの作成を中止し、例えば
作成された電子メールデータの一覧リストの表示画面に
戻ることができるようにされる。
【0105】そして、この電子メールの新規入力画面に
は、図6に示すように、電子メールを送信する相手先の
電子メールアドレスの入力欄(宛先入力欄)703、送
信元(自機)の電子メールアドレスの表示欄(送信元表
示欄)704、および、宛先入力欄703に入力した宛
先に送信する情報と同じ電子メールデータを送信する他
の相手先の電子メールアドレスの入力欄(いわゆるカー
ボンコピー欄)705が設けられている。
【0106】また、図6においては、表示されていない
が、入力欄705の下側には、電子メールの本文入力欄
が設けられており、図6に示す画面をスクロールさせる
ことにより、本文入力欄が表示され、電子メールデータ
(電子メール本文)の入力が可能にされる。
【0107】また、端末1には、当該端末1のユーザに
割り当てられた電子メールアドレスが予め登録するよう
にされており、送信元表示欄704に、この予め登録さ
れる自己の電子メールアドレスが自動的に表示される。
【0108】そして、電子メールデータの新規入力画面
には、図6に示すように、例えば、ソフトウエアキーボ
ード501Bが表示され、表示されたソフトウエアキー
ボードを通じて、宛先入力欄703、カーボンコピー欄
705、本文入力欄へのデータの入力を行うことができ
るようされる。
【0109】図6に示したソフトウエアキーボード50
1Bは、英数入力用のソフトウエアキーボードであり、
図4に示した50音入力用のソフトウエアキーボードと
同様に、目的とするキーが表示されている位置のLCD
105上のタッチパネル106にペン107を接触させ
ることにより、当該目的とするキーに対応する処理を実
行させたり、当該目的とするキーに割り当てられた文
字、数字、記号を入力することができるものである。
【0110】そして、この実施の形態の端末1におい
て、図6に示した宛先入力欄703およびカーボンコピ
ー欄705に宛先を入力する場合に、図6に示したよう
に、画面に表示されたソフトウエアキーボード501B
を用いて宛先の電子メールアドレスを直接入力すること
もできるが、宛先選択リストを表示させ、表示された宛
先選択リストから、目的とする宛先を選択することによ
り、宛先入力欄703に宛先を入力することができる。
つまり、電子メールアドレスをソフトウエアキーボード
を用いて直接入力することなく、宛先入力欄703に宛
先を入力することができる。
【0111】すなわち、宛先入力欄703にペン107
を接触させることにより、宛先入力欄703に宛先の電
子メールアドレスの入力を行うようにした後、宛先入力
欄703の右端に設けられている参照アイコン703S
の表示位置にタッチパネル106にペン107を接触さ
せると、図7に示すように、ソフトウエアキーボード5
01Bに代えて、画面の下側に、相手先の名前と電子メ
ールアドレスとの一覧表である電子メールアドレスリス
トが表示される。
【0112】このように、この例では、参照アイコン7
03Sが、宛先リスト参照キーの役割を有する。また、
この例において、参照アイコン703Sは、宛先入力欄
703に対して設けられた参照アイコンであり、電子メ
ールデータを送信する相手先の電子メールアドレスを宛
先入力欄703に入力するようにした場合にのみ使用で
きるアイコンである。
【0113】そして、この実施の形態において、参照ア
イコン703Sが操作されることにより表示される電子
メールアドレスリストは、図7に示すように、名前の五
十音の行の先頭文字の表示欄801と、通信の相手先の
名前を表示する名前表示欄802と、通信の相手先の電
子メールアドレスを表示する電子メールアドレス表示欄
803と、表示される各データに対応して設けられるチ
ェック欄804からなる。
【0114】この電子メールアドレスリストが、電子メ
ール通信を行う場合の宛先選択一覧リストであり、用い
る通信方式に応じて、この場合、端末1は、電子メール
通信を用いるようにされているので、この実施の形態の
端末1のフラッシュメモリ124に登録された電話帳デ
ータから、相手先の名前と、電子メールアドレスとが抜
き出され、電子メールアドレスリストが形成されて表示
される。この電子メールアドレスリストは、例えば、相
手先の名前の50音順に表示される。
【0115】この場合、五十音の各行の先頭に位置する
データには、その表示欄の先頭に、対応する50音の各
行の先頭文字が表示される。図7の電子メールアドレス
リストは、あ行から表示された場合を示しており、その
先頭のデータには、あ行のデータであることを示す文字
「あ」が表示されている。また、各データの表示欄の後
部には、後述するように、宛先の選択指示などに用いら
れるチャック欄が設けられている。
【0116】そして、画面の右端の枠に設けられている
上スクロールアイコン203、下スクロールアイコン2
04にペン107を接触させることにより、上方向ある
いは下方向に電子メールアドレスリストの表示をスクロ
ールさせ、電子メールデータを送信する目的とする相手
先の名前と電子メールアドレスとを表示させた後、その
電子メールアドレスが表示されている位置のタッチパネ
ル上にペン107を接触することにより、宛先データを
選択指示する。
【0117】選択指示された電子メールアドレスのチェ
ック欄が選択されたデータであることを示す表示に変わ
り、どのデータが選択されたかを明確に表示することが
できるようにされている。
【0118】そして、[決定]アイコン806の表示位
置上のタッチパネル106にペン107を接触させる
と、選択指示した電子メールアドレスが宛先の電子メー
ルアドレスとして決定され、宛先入力欄703に表示さ
れる。この宛先入力欄703に表示された電子メールア
ドレスが電子メールデータを送信する宛先の電子メール
アドレスとして用いられる。また、[取消]アイコン8
05を選択した場合には、電子メールアドレスリストを
通じての電子メールアドレスの選択処理が取り消され、
この例の場合には、図6に示した電子メールの新規作成
画面に戻るようにされる。
【0119】また、電子メールアドレスリストは、ジョ
グダイヤルキー109を回動操作することにより、表示
を行スクロールさせることもできるようにされている。
そして、ジョグダイヤルキー109を回動操作して、目
的とする相手先の電子メールアドレスを表示させるとと
もに、目的とする相手先の電子メールアドレスにカーソ
ルを位置付けることにより電子メールアドレスを選択す
る。そして、ジョグダイヤルキー109を押下操作する
ことにより用いる電子メールアドレスを決定して、決定
した電子メールアドレスを、宛先入力欄703に表示す
る。この宛先入力欄703に表示された電子メールアド
レスが用いられて、端末1から電子メールデータが送信
される。
【0120】また、カーボンコピー欄705に宛先の電
子メールアドレスを入力する場合にも、宛先入力欄70
3に宛先の電子メールアドレスを入力する場合と同様に
して、宛先選択リストから宛先の電子メールアドレスを
入力することができる。
【0121】すなわち、カーボンコピー欄705にペン
107を接触させることにより、カーボンコピー欄70
5に宛先の電子メールアドレスの入力を行うようにした
後、カーボンコピー欄705の右端に設けられている参
照アイコン705Sにペン107を接触させると、図7
に示した場合と同様に、電子メールアドレスリストが表
示される。
【0122】このように、この例では、参照アイコン7
05Sが、宛先リスト参照キーの役割を有する。この例
において、参照アイコン705Sは、カーボンコピー欄
705に対して設けられた参照アイコンであり、電子メ
ールアドレスをカーボンコピー欄705に入力するよう
にした場合にのみ使用できるアイコンである。
【0123】そして、カーボンコピー欄705に対して
設けられた参照アイコンを操作して、図7に示した場合
と同様に、電子メールアドレスリストを表示させた後、
前述したように、上スクロールアイコン203、下スク
ロールアイコン204にペン107を接触させることに
より、電子メールアドレスリストを行スクロールさせ
て、目的とする宛先の電子メールアドレスを表示させ
る。
【0124】そして、目的とする電子メールアドレスの
表示位置上のタッチパネル106にペン107を接触さ
せ使用する電子メールアドレス選択し、[決定]アイコ
ン806にペン107を接触させることにより、選択し
た電子メールアドレスを発信に用いるように決定する
と、選択、決定した電子メールアドレスをカーボンコピ
ー欄705に表示することができる。
【0125】また、このカーボンコピー欄705には複
数の宛先の電子メールアドレスを入力し、表示すること
ができるようにされている。この場合には、上述したよ
うに、目的とする電子メールアドレスの選択および決定
を繰り返すことにより複数の宛先の電子メールアドレス
をカーボンコピー欄705に入力することができる。こ
の場合には、各電子メールアドレスがカンマ「,」によ
って区切られて表示される。
【0126】もちろん、ジョグダイヤルキー109を回
動操作することにより、目的とする電子メールアドレス
を表示させるとともに、カーソルを目的とする電子メー
ルアドレスに位置付けることにより電子メールアドレス
を選択した後、ジョグダイヤルキー109を押下操作す
ることによりその電子メールアドレスを使用することを
決定すると、その決定された宛先データの電子メールア
ドレスをカーボンコピー欄705に入力することができ
る。
【0127】また、このカーボンコピー欄705にペン
107を接触させることにより、カーボンコピー欄70
5に宛先の電子メールアドレスの入力を行うようにした
後、宛先入力欄703に宛先の電子メールアドレスを入
力する場合と同様に、表示されたソフトウエアキーボー
ド501Bを通じて電子メールアドレスを直接入力する
ことももちろんできる。
【0128】このように、宛先入力欄703、カーボン
コピー欄705に宛先の電子メールアドレスを入力する
場合には、既にフラッシュメモリ124に登録されてい
る電話帳データに基づいて形成されて表示される電子メ
ールアドレスリストを通じて、宛先の電子メールアドレ
スを入力することができる。
【0129】この場合には、電子メールアドレスをソフ
トウエアキーボードを用いて入力しなくても済むので、
電話帳データを構成する情報の1つである電子メールア
ドレスを正確に端末1に登録さえしておけば、宛先を間
違えるなどということもなくい。
【0130】また、前述のように電子メール機能が選択
され、宛先入力欄703、カーボンコピー欄705に宛
先の電子メールアドレスの入力を行うために参照アイコ
ン703S、705Sを選択したときには、電話帳デー
タとして登録されている名前と、電子メールアドレスと
からなる電子メールアドレスリストが表示されるので、
誤って電話番号やファクシミリ番号を発信に用いる宛先
情報として選択してしまうなどの間違いを発生させるこ
ともない。また、電話番号やファクシミリ番号などの不
要な情報が表示されないので、電子メールを送信しよう
とする相手先の電子メールアドレスの検索がしやすくな
り、簡単かつ迅速に目的とする相手先の電子メールアド
レスを検索して入力することができる。
【0131】[ファクシミリ通信の宛先選択一覧リスト
の利用について]また、前述したように、この実施の形
態の端末1は、ファクシミリを送信することもできるよ
うにされている。この端末1からファクシミリを送信す
る場合にも、前述の宛先の電子メールアドレスの入力の
場合と同様に、ファクシミリを送信する場合の宛先選択
リストであるファクシミリ番号リストから目的とする宛
先のファクシミリ番号を選択することができるようにさ
れている。
【0132】この実施の形態の端末1においては、カバ
ーパネル101が本体100に対して開かれた状態にあ
るデータ通信モードにあるときに、メモ機能を実行する
ためのダイレクトキーK4が押下された場合に、メモ機
能が実行される。この実施の形態の端末1においては、
メモ機能を実行するためのダイレクトキーK4を押下す
るごとに、手書きメモ機能と、タイプメモ機能とが交互
に切り換えられ、ユーザの選択に応じて手書きメモ機能
あるいはタイプメモ機能を用いて、ファクシミリデータ
として送信しようとする情報を入力することができる。
【0133】この実施の形態の端末1は、手書きメモ機
能やタイプメモ機能を用いて作成した複数のメモ情報を
端末1に登録しておくことができるようにされ、これら
作成されて登録されたメモ情報をファクシミリデータと
して相手先に送信することができるようにされている。
【0134】そして、端末1に登録したメモ情報をファ
クシミリデータとして送信しようとする場合には、手書
きメモ機能、タイプメモ機能において、ファクシミリデ
ータとして送信しようとするメモ情報を読み出し、これ
をLCD105に表示してファクシミリ情報として送信
するメモ情報かを確認する。
【0135】この場合、メモ情報が表示されたLCD1
05の表示画面には、ファクシミリ送信というアイコン
が表示され、このアイコンを選択することにより、図8
に示すファクシミリデータの宛先情報などの入力画面に
なる。図8は、手書きメモ機能で作成されたメモ情報を
ファクシミリデータとして送信する場合の画面である。
【0136】そして、図8に示すように、機能表示20
1として、実行されている機能がメモ機能であることを
示す絵記号が表示され、画面の名称表示202として、
手書きメモ機能により作成したメモ情報をファクシミリ
送信する場合の宛先情報などの入力画面であることを示
す「手書きメモ/FAX送信」という文字が表示され
る。
【0137】また、図8に示す画面の上端部には、[送
信]アイコン901、[中止]アイコン902が表示さ
れる。そして、[送信]アイコン901を選択すること
により、図8のファクシミリデータの宛先情報などの入
力画面を通じて指定した宛先にメモ機能により作成した
メモ情報をファクシミリデータとして送信するようにさ
れる。また、[中止]アイコン902を選択することに
より、当該メモ情報をファクシミリデータとして送信す
ることを中止し、例えば、手書きメモ機能により作成し
たメモ情報の一覧表示画面に戻ることができるようにさ
れる。
【0138】そして、このファクシミリデータの宛先情
報などの入力画面には、図8に示すように、ファクシミ
リデータを送信する相手先のファクシミリ番号の入力欄
(宛先入力欄)903、送信元(自機)を示す例えばフ
ァクシミリ番号などの情報の表示欄(送信元表示欄)9
04、および、ファクシミリデータのタイトルの入力欄
905が設けられている。
【0139】また、図8に示したように、ファクシミリ
データの宛先情報などの入力画面には、図6に示した電
子メールデータの新規入力画面と同様に、ソフトウエア
キーボード501Bが表示され、このソフトウエアキー
ボード501Bなどを通じて、宛先入力欄903やタイ
トル入力欄905へのデータの入力を行うことができる
ようされる。
【0140】そして、この実施の形態の端末1におい
て、図8に示した宛先入力欄903に宛先を入力する場
合に、図8に示したように、画面に表示されたソフトウ
エアキーボード501Bを用いて宛先のファクシミリ番
号を直接入力することもできるが、宛先選択リストを表
示させ、表示された宛先選択リストから、目的とする宛
先を選択することにより、ファクシミリ番号を直接入力
することなく、宛先情報を入力することができる。
【0141】すなわち、宛先入力欄903の表示位置上
のタッチパネル106にペン107を接触させることに
より、宛先入力欄903に宛先のファクシミリ番号の入
力を行うようにした後、宛先入力欄903の右端に設け
られている参照アイコン903Sの表示位置上のタッチ
パネル106にペン107を接触させると、図9に示す
ように、ソフトウエアキーボード501Bに代えて、画
面の下側に、相手先の名前とファクシミリ番号との一覧
表であるファクシミリ番号リストが表示される。
【0142】このように、この例では、参照アイコン9
03Sが、宛先リスト参照キーの役割を有する。また、
この例において、また、この例において、参照アイコン
903Sは、ファクシミリ情報の宛先入力欄903に対
して設けられた参照アイコンあり、ファクシミリデータ
を送信する相手先のファクシミリ番号を宛先入力欄90
3に入力するようにした場合にのみ使用できるアイコン
である。
【0143】そして、この実施の形態において、参照ア
イコン903Sが操作されることにより表示されるファ
クシミリ番号リストは、図9に示すように、名前の五十
音の行の先頭文字の表示欄1001と、通信の相手先の
名前を表示する名前表示欄1002と、通信の相手先の
ファクシミリ番号を表示するファクシミリ番号表示欄1
003と、表示される各データに対応して設けられるチ
ェック欄1004とからなる。
【0144】このファクシミリ番号リストが、ファクシ
ミリ通信を行う場合の宛先選択一覧リストであり、選択
されている通信方式に応じて、この場合にはファクシミ
リ通信を行うようにされているので、この実施の形態の
端末1のフラッシュメモリ124に登録された電話帳デ
ータから、相手先の名前と、ファクシミリ番号とが抜き
出されて、ファクシミリ番号リストが形成され、表示さ
れる。このファクシミリ番号リストも、例えば、相手先
の名前の50音順に表示される。
【0145】また、このファクシミリ番号リストの場合
にも、五十音の各行の先頭に位置するデータには、その
表示欄の先頭に、対応する50音の各行の先頭文字が表
示される。図9のファクシミリ番号リストは、あ行から
表示された場合を示しており、その先頭のデータには、
あ行のデータであることを示す文字「あ」が表示されて
いる。また、各データの表示欄の後部には、電子メール
アドレスリストの場合と同様に、宛先の選択指示された
データを示す場合などに用いられるチャック欄が設けら
れている。
【0146】そして、画面の右端の枠に設けられている
上スクロールアイコン203、下スクロールアイコン2
04にペン107を接触させることにより、上方向ある
いは下方向に電子メールアドレスリストの表示をスクロ
ールさせ、目的とする宛先の名前、ファクシミリ番号を
表示させた後、その目的とする宛先のデータの表示位置
上のタッチパネル106にペン107を接触することに
より、ファクシミリ番号を選択指示する。
【0147】そして、[決定]アイコン1006にペン
107を接触させると、選択指示したファクシミリ番号
が宛先のファクシミリ番号として決定され、宛先入力欄
903に表示される。この表示されたファクシミリ番号
をファクシミリデータの宛先のファクシミリ番号として
用いてファクシミリデータが送信される。また、[取
消]アイコン1005を選択した場合には、ファクシミ
リ番号リストを通じてのファクシミリ番号の選択処理が
取り消され、この例の場合には、図8に示した宛先情報
などの入力画面に戻るようにされる。
【0148】また、ファクシミリ番号リストは、前述の
電子メールアドレスリストと同様に、ジョグダイヤルキ
ー109を回動操作することにより、表示を行スクロー
ルさせることができる。そして、ジョグダイヤルキー1
09を回動操作して、目的とする相手先のファクシミリ
番号を表示させるとともに、目的とするファクシミリ番
号にカーソルを位置付けることによりファクシミリ番号
を選択しる。そして、ジョグダイヤルキー109を押下
操作することにより、選択したファクシミリ番号を発信
に用いるファクシミリ番号として決定すると、決定され
たファクシミリ番号が宛先入力欄903に表示され、こ
の表示されたファクシミリ番号をファクシミリデータの
宛先のファクシミリ番号として用いて発信することがで
きるようにされる。
【0149】このように、ファクシミリデータを送信す
る場合にも、電子メールデータを送信する場合と同様
に、宛先入力欄903に宛先のファクシミリ番号を入力
する場合には、既にフラッシュメモリ124に登録され
ている電話帳データに基づいて形成されて表示されるフ
ァクシミリ番号リストを通じて、宛先のファクシミリ番
号を選択し、入力することができる。
【0150】この場合には、ファクシミリ番号をソフト
ウエアキーボード501Bを用いて入力しなくても済む
ので、電話帳データを構成する情報の1つであるファク
シミリ番号を正確に登録さえしておけば、宛先を間違え
るなどということもない。
【0151】また、前述のようにファクシミリ番号を入
力する場合であって、参照アイコン903Sが選択され
たときには、端末1は、電話帳データとして登録されて
いる名前とファクシミリ番号とからなるファクシミリ番
号リストを形成し、表示するので、電話端末に割り当て
られている電話番号や電子メールアドレスを発信に用い
る宛先情報として選択してしまうなどの間違いを発生さ
せることもない。また、電話番号や電子メールアドレス
などの不要な情報が表示されないので、ファクシミリデ
ータを送信しようとする相手先のファクシミリ番号の検
索がしやすくなる。
【0152】次に、図10のフローチャートを用いて、
通信方式に応じた宛先選択リストを用いた宛先情報の入
力操作について説明する。
【0153】図10に示す処理は、端末1から発信を行
う場合に用いる電話番号、ファクシミリ番号、電子メー
ルアドレスなどの入力時に実行される。すなわち、端末
1が電話モードでありかつ待ち受け状態にある場合、電
子メールデータの宛先入力欄703やいわゆるカーボン
コピー欄705、あるいは、ファクシミリデータの宛先
入力欄903にペン107を接触させることにより、宛
先の宛先情報を入力するようにした場合に実行される。
【0154】端末1のシステムコントロール部121
は、ユーザによる入力操作を待ち(ステップS1)、入
力操作がされたときには、その操作は、宛先選択リスト
を表示するための操作か否かを判断する(ステップS
2)。
【0155】ステップS2に判断処理において、宛先選
択リストを表示するための操作であると判断したときに
は、システムコントロール部121は、フラッシュメモ
リ124に登録されている電話帳データに基づいて、選
択されている通信方式に応じた宛先選択リストを形成し
て表示する(ステップS3)。
【0156】すなわち、このステップS3の処理によ
り、選択されている通信方式が電話通信であるときに
は、図5に示した電話番号リストが形成されて表示され
る。また、選択されている通信方式が電子メール通信で
あるときには、図7に示した電子メールアドレスリスト
が形成されて表示され、選択されている通信方式がファ
クシミリ通信であるときには、図9に示したファクシミ
リ番号リストが形成さてて表示される。
【0157】そして、端末1は、前述したように、上ス
クロールアイコン、下スクロールアイコン、[決定]ア
イコンを用いた、宛先データの選択決定操作、あるい
は、ジョグダイヤルキー109を回動操作、押下操作す
ることにより行う宛先データの選択決定操作を受け付け
る(ステップS4)。
【0158】次に、端末1は、[決定]アイコンの選択
操作、あるいは、ジョグダイヤルキー109の押下操作
がされることにより宛先データの決定操作が行われたか
否かを判断する(ステップS5)。ステップS5の判断
処理において、決定操作が行われたと判断したときに
は、選択されて決定された宛先情報を宛先の入力エリア
に表示する(ステップS6)。
【0159】すなわち、このステップS6においては、
選択されている通信方式が電話通信であるときには、図
5に示した電話番号リストにおいて選択された相手先の
電話番号がLCD窓104から見えるLCD105上の
表示領域に単独で表示される。また、選択されている通
信方式が電子メール通信である場合であって、宛先入力
欄703に宛先情報を入力しようとしている場合には、
図7に示した電子メールアドレスリストから選択された
相手先の電子メールアドレスが、宛先入力欄703に表
示され、カーボンコピー欄705に入力しようとしてい
る場合には、カーボンコピー欄705に表示される。ま
た、選択されている通信方式がファクシミリ通信である
ときには、図9に示したファクシミリ番号リストから選
択された相手先のファクシミリ番号入力欄903に表示
される。
【0160】このようにして、宛先として表示された宛
先情報である電話番号、電子メールアドレス、ファクシ
ミリ番号用いて、電話をかけたり、電子メールデータを
送信したり、ファクシミリデータを送信することができ
るようにされ、この図10に示す処理を終了する。
【0161】また、ステップS5の判断処理において、
決定操作でないと判断したときには、例えば、[取消]
アイコンを選択するなどの、宛先選択リストからの宛先
入力の取り消し操作が行われたか否かを判断し(ステッ
プS7)、取り消し操作であると判断したときには、宛
先情報の入力処理が取り消されたと判断し、この図10
に示す処理を終了しする。また、ステップS7の判断処
理において、取り消し操作でないと判断したときには、
ステップS3からの処理を繰り返す。
【0162】また、ステップS2に判断処理において、
宛先選択リストを表示するための操作でないと判断した
ときには、システムコントロール部121は、[中止]
アイコンなどを操作する宛先情報などの入力処理の中止
が指示されたか否かを判断し(ステップS8)、宛先情
報などの入力処理の中止が指示されていないと判断した
ときには、表示されたソフトウエアキーボードなどを通
じた電話番号、電子メールアドレス、ファクシミリ番号
の直接入力を受け付ける(ステップS59)。
【0163】また、システムコントロール部121は、
ステップS8の判断処理において、宛先情報などの入力
処理の中止が指示されたと判断したときには、図10に
示す処理を終了させて、例えば、宛先情報などの入力画
面の前に表示されていた画面に戻るようにされる。
【0164】このように、フラッシュメモリ124に登
録される電話帳データから、選択されている通信方式に
応じた宛先選択リストを形成してを表示し、使用しよう
とする通信方式に応じた宛先情報を簡単かつ迅速に入力
することができる。
【0165】なお、前述の実施の形態においては、電話
番号リスト、電子メールアドレスリスト、ファクシミリ
番号リストを表示した後、表示されたリストから選択し
た電話番号、電子メールアドレス、ファクシミリ番号を
用いて、発信を行うようにするものに限るものではな
い。
【0166】例えば、電話を掛ける場合に、電話番号リ
ストを表示し、表示された電話番号リストを見ながら、
テンキー102を通じて、電話を掛けようとする相手先
の電話番号を入力することもできる。また、電子メール
データやファクシミリデータを送信する場合にも、例え
ば、電子メールアドレスリストやファクシミリ番号リス
トとともに、ソフトウエアキーボード、あるいは、ソフ
トウエアキーボードのうちの必要最小限のキーを表示し
て、電子メールアドレスリストやファクシミリ番号リス
トを見ながら、電子メールアドレスやファクシミリ番号
を直接的に端末1に入力するようにすることもできる。
【0167】このように、電話番号リスト、電子メール
アドレスリスト、ファクシミリ番号リストを参照しなが
ら、電話番号、電子メールアドレス、ファクシミリ番号
などの宛先情報の入力を可能にしておくことにより、ユ
ーザが記憶している宛先情報を直接、テンキーやソフト
ウエアキーボードを用いて途中まで入力したが、途中か
ら思い出せなくなった場合などに有効である。
【0168】もちろん、電話番号リスト、電子メールア
ドレスリスト、ファクシミリ番号リストを表示して、目
的とする相手先の宛先情報を確認した後に、テンキーを
用いて、あるいは、ソフトウエアキーボードを表示する
ようにして、ユーザ自身が目的とする相手先の宛先情報
を直接入力するようにすることもできる。
【0169】また、前述の実施の形態において、電子メ
ールアドレスリスは、電子メールデータを新規に作成し
て送信する場合に表示するようにしたが、これに限るも
のではなく、既に作成した電子メールデータの宛先を変
更する場合など、宛先の入力変更が可能な場合におい
て、用いる通信方式に応じた宛先選択リストを通じて宛
先の入力を行うことができる。
【0170】このように、用いられる通信方式に応じ
て、宛先選択リストが形成されて表示されるので、比較
的に小さな携帯無線通信端末のLCDにも必要な情報だ
けを効果的に表示するようにすることができる。
【0171】なお、前述の実施の形態においては、電話
番号リスト、ファクシミリ番号リスト、電子メールアド
レスリストを通信先の名前の五十音順で表示するように
したが、これに限るものではなく、名前のアルファベッ
ト順に電話番号リスト、ファクシミリ番号リスト、電子
メールアドレスリスト、宛先選択リストを表示するよう
にすると共に、アルファベットの予めきめられた飛び飛
びの文字を名前の先頭に有する通信先情報から電話番号
リスト、ファクシミリ番号リスト、電子メールアドレス
リスト、宛先選択リストを表示するようにすることもで
きる。
【0172】このように、電話番号リスト、ファクシミ
リ番号リスト、電子メールアドレスリストを携帯無線通
信端末に記憶されている名前のアルファベット順に表示
する場合には、例えば、電話帳データとして登録する情
報の1つに、アルファベット表記による名前を登録して
おけばよい。
【0173】また、端末1のテンキー102の各数字キ
ーに、五十音の各行を割り当てるようにし、電話番号リ
スト、電子メールアドレスリス、ファクシミリ番号リス
トが表示されているときに、テンキー102のいづれか
のキーが操作した場合には、その操作されたキーに割り
当てられた五十音の行から各リストのデータを表示する
ことができる。
【0174】例えば、テンキーの「1」キーに「あ
行」、「2」キーに「か行」、「3」キーに「さ行」、
「4」キーに「た行」、「5」キーに「な行」…という
ように50音の行を割り当てておく。そして、電話番号
リストなどの宛先選択リストが「あ行」のデータから表
示されている場合であって、「田村△○△」さんの電話
番号などの宛先情報を探そうとする場合には、テンキー
102のうち、た行が割り当てられている「4」キーを
押下する。
【0175】このように電話番号リストなどの宛先選択
リストが表示されているときに、テンキー102のいず
れかが押下されたときには、システムコントロール部1
2は、電話帳データから押下されたテンキーに割当らて
いる50音の行に属する名前と宛先情報を抜き出して、
指定された50音の行の名前を有するデータから例えば
50音順に宛先選択リストを表示するようにすることが
できる。
【0176】また、前述の実施の形態においては、画面
に表示されるアイコンに宛先リスト参照キーとしての機
能を持たせるようにしたが、宛先リスト参照キーは、ア
イコンではなく、機械的なボタンキーであってもよい。
【0177】また、電話番号リスト、ファクシミリ番号
リスト、電子メールアドレスリスト用のそれぞれを表示
させるための機械的なボタンキーやアイコンを設け、そ
れらのボタンキーやアイコンを押したときに、電話帳デ
ータから電話番号リスト、ファクシミリ番号リスト、電
子メールアドレスリストを作成するためのデータを抽出
し、操作されたボタンキーやアイコンに応じた宛先選択
リストを作成するようにしてもよい。
【0178】しかし、前述したように、ユーザにより選
択された通信方式の各宛先入力画面においてだけ操作可
能な宛先リスト参照キーとしての参照アイコンを用いる
ようにした場合には、情報通信端末がユーザにより選択
された通信方式を判別し、ユーザにより選択された通信
方式に応じた宛先選択リストを自動的に生成して表示す
るようにすることができる。
【0179】したがって、ユーザ自身が、用いる通信方
式に応じた宛先リスト参照キーを選択して、操作しなく
ても済むので、宛先リスト参照キーの選択を間違えるな
どして、用いる通信方式と異なる通信方式の宛先選択リ
ストを表示してしまうなどの不都合を発生させることも
ない。
【0180】また、この発明による情報通信端末は、携
帯無線通信端末だけでなく、パーソナルコンピュータな
どの通信機能を備え、通信方式の異なる通信が可能な情
報通信装置に適用することができる。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の情報通信端末によれば、異なる通信方式の宛先情
報と間違えることなく、また、時間や手間をかけること
なく、目的とする相手先の宛先情報を検索し、検索して
得た宛先情報を入力して利用することができる。
【0182】また、請求項2に記載の発明の情報通信端
末によれば、異なる通信方式の宛先情報を誤って使用す
ることがなく、また、宛先情報自体をを一々ユーザが入
力することもなく、目的の宛先情報を迅速に検索し、検
索して得た宛先情報を用いて目的とする相手先と通信す
るようにすることができる。
【0183】また、請求項3に記載の発明の情報通信端
末によれば、メインの宛先と同じ情報を送信するように
される1〜複数の他の宛先についても、異なる通信方式
の宛先情報を誤って使用することもなく、また、宛先情
報自体を一々ユーザが入力することもなく、宛先選択リ
ストから選択された1〜複数の宛先の宛先情報を用い
て、メインの宛先に送信した情報と同じ情報を送信する
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報通信端末の一実施の形態の
情報通信端末の外観図である。
【図2】この発明による情報通信端末の一実施の形態の
情報通信端末を説明するためのブロック図である。
【図3】この発明による情報通信端末の一実施の形態に
おける電話帳リストの表示例を示す図である。
【図4】この発明による情報通信端末の一実施の形態に
おける電話帳機能時の電話帳データの入力、修正、削除
処理を行うための画面の例を示す図である。
【図5】この発明による情報通信端末の一実施の形態に
おける電話番号リストの表示例を示す図である。
【図6】この発明による情報通信端末の一実施の形態に
おいて、電子メールデータの送信先(宛先)を入力する
画面の表示例を説明するための図である。
【図7】この発明による情報通信端末の一実施の形態に
おける電子メールアドレスリストを用いて電子メールア
ドレスを入力する場合を説明するための図である。
【図8】この発明による情報通信端末の一実施の形態に
おいて、ファクシミリデータの送信先(宛先)を入力す
る画面の表示例を説明するための図である。
【図9】この発明による情報通信端末の一実施の形態に
おけるファクシミリ番号リストを用いてファクシミリ番
号を入力する場合を説明するための図である。
【図10】この発明による情報通信端末の一実施の形態
において、電話番号、電子メールアドレス、ファクシミ
リ番号などの宛先情報を入力する場合の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…携帯無線通信端末(端末)、100…携帯無線通信
端末本体、101…カバーパネル、SW…スイッチ、1
00MC…マイクロホン(送話器)、100SP…スピ
ーカ(受話器)、102…テンキー、103…アンテ
ナ、105…LCD、106…タッチパネル、107…
ペン、108…キー釦、109…ジョグダイヤルキー、
111…アンテナ、112…RF処理部、113…送受
信データ処理部、121…システムコントロール部、1
22…ROM、123…DRAM、124…フラッシュ
メモリ、703S…宛先入力欄用参照アイコン(電子メ
ール通信用)、705S…カーボンコピー欄用参照アイ
コン、903S…宛先入力欄用参照アイコン(ファクシ
ミリ通信用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/274 H04L 11/20 101B H04N 1/32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なる通信方式で通信が可能であ
    り、これら複数の異なる通信方式の中から、ユーザによ
    り選択された通信方式を用いて通信を行うようにする情
    報通信端末であって、 前記複数の異なる通信方式においてそれぞれ用いられる
    宛先情報を通信の相手先毎に記憶する総合宛先情報リス
    トを保持する記憶手段と、 表示素子と、 前記ユーザにより選択された通信方式による通信の発信
    に先立ち、前記表示素子に宛先入力画面を表示させる手
    段と、 前記宛先入力画面において宛先の情報を入力するための
    入力手段と、 宛先リスト参照キーと、 前記表示素子に前記宛先入力画面が表示されているとき
    に、前記宛先リスト参照キーが操作された場合に、前記
    総合宛先情報リストから、前記ユーザにより選択された
    通信方式用の通信の宛先情報からなる宛先選択リストを
    生成して、前記表示素子に表示する宛先選択リスト表示
    手段とを備えることを特徴とする情報通信端末。
  2. 【請求項2】前記表示素子に表示される前記宛先選択リ
    ストから宛先情報を選択する宛先選択手段と、 前記宛先選択手段により選択された前記宛先情報を、前
    記宛先入力画面において入力すべき宛先の情報とする手
    段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報通
    信端末。
  3. 【請求項3】複数の異なる通信方式のうちから選択され
    た1つの通信方式を用いて、メインの宛先に情報を送信
    するとともに、前記メインの宛先に送信した情報と同じ
    情報を1〜複数の他の宛先にも送信する機能を備えるも
    のであって、 前記宛先入力画面においては、前記1〜複数の他の宛先
    の情報の入力が可能であるとともに、前記1〜複数の他
    の宛先用の宛先リスト参照キーを設け、 前記宛先入力画面が表示されているときに、前記1〜複
    数の他の宛先用の宛先リスト参照キーが操作された場合
    に、前記選択された1つの通信方式用の通信の宛先情報
    からなる前記宛先選択リストが生成されて、前記表示素
    子に表示され、前記宛先選択リストから前記宛先選択手
    段により、前記1〜複数の宛先情報とする宛先情報の選
    択がなされることを特徴とする請求項1に記載の情報通
    信端末。
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