JP3721103B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機、PHS等の携帯端末装置に係わり、特に電子メールの送信を簡易に行うことのできる携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等の携帯に便利な通信機器が急速に普及している。このような携帯端末装置の多くは、電子メールの送受信を行うことができる。ところが、携帯端末装置は携帯に便利なように小型にしたものが多い。このため、電子メールを受信して表示画面にこれを表示して読む場合はともかく、電子メールを書いて送信することはその操作部が小さいために、通常のデスクトップ型のコンピュータに使用されるキーボードから入力する場合と比べると、かなりの困難性を伴う場合が多い。
【0003】
そこで、電子メールのアドレスそのものを簡易に入力する工夫が行われている。これは、電子メールのアドレスが英語や数字あるいは記号(以下単に文字という。)を比較的長い文字数で使用して構成されたものが多く、打ち間違いが比較的多く発生するからである。
【0004】
図7は、このための従来行われた提案を示したものである。特開平11−45142号公報に示されたこの提案では、電子メールアドレスを構成する各部分に対応させてボタンを割り振っておき、またそれぞれに対応させたメモリを用意しておく。図7に示した例ではボタン“A”には“yamada”を、またボタン“B”には“suzuki”を更にボタン“D”には“@abc1.co.jp”を割り振っておく。そして、ボタン“A”と“D”を押した場合には、電子メールのアドレス“yamada@abc1.co.jp”を組み立て、ボタン“B”と“D”を押した場合には、電子メールのアドレス“suzuki@abc1.co.jp”を組み立てる。組み立てたものをそのまま送信に使用してもよいし、一部を修正して送信に用いてもよい。
【0005】
また、特開平11−55450号公報では、複数人が使用するファクシミリ装置の操作手段の各ボタンにユーザコードごとの宛先アドレスを登録しておくようにしている。そして、使用者は自己に割り当てられたユーザコードを入力して、ユーザコードに対応したワンタッチテーブルを読み出してタッチパネルに表示させ、そのパネルの該当箇所を押下することで所望のメールアドレスを選択する。そして、原稿をイメージ化した電子メールをその宛先に送信するようにしている。
【0006】
更に特開平11−17852号公報では、使用者が予め電子メールのアドレスをワンタッチキーへ登録しておくようにしている。そして、ログインID、パスワードID等を使用してネットワークにログインした後に、ワンタッチキーを押すだけで、登録された宛先に原稿のイメージデータが電子メールとして送信されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、電子メールのアドレスの入力について特開平11−45142号公報に示された提案では、電子メールを構成する各部をボタンによって選択するので、1つのアドレスの入力でもこれを構成する各部の数だけボタンを押してこれらを選択する必要がある。また、これら分割数に相当するボタンの数だけ押して電子メールのアドレスの多くを完全に組み立てるには、かなりの数のボタンをこれに割り振る必要がある。たとえば、10人がそれぞれユーザ名もドメイン名も異なっている場合で、これらの電子メールのアドレスをボタンの2回の押下で読み出そうとすると、20個のボタンが必要となる。
【0008】
また、これだけの数のボタンを割り振っても、同一または主要部が同一のユーザ名およびドメイン名はほとんどない。したがって、この提案ではボタンで選択しても部分的にまたは全部打ち直しになる電子メールのアドレスが多数となるという問題がある。そればかりか、ボタンをアドレスの分割数で分割して使用するので、ボタンの操作だけで修正なくアドレスを組み立てることのできる数は非常に少なくなり、実際上の効果が少ないという問題がある。
【0009】
これに対して特開平11−55450号公報の提案の場合には、ユーザコードを入力することでその使用者に対応した電子メールのアドレスをタッチパネルに表示させ、この中から所望のものを押下させるようにしている。したがって、所望のアドレスを選択しやすいが、押下状態を認識可能な専用のタッチパネルを必要とする。また、ユーザコードを入力する必要があるので、この分だけ操作が手間取るという問題もある。
【0010】
更に特開平11−17852号公報では、使用者が予め電子メールのアドレスをワンタッチキーへ登録しておくので、ネットワークにログインした後に、ワンタッチキーを押すだけで、原稿のイメージデータが登録された宛先に電子メールとして送信されるようになっている。
【0011】
この技術では送信すべきデータがファクシミリ装置における原稿のイメージなので、このような操作で電子メールの一連の操作が完了する。ところが、携帯電話機等の携帯端末装置からテキストデータを電子メールとして送信する場合には、メールアドレスを入力した後に、タイトルやメール本文を所定の書式で編集する必要がある。
【0012】
そこで、特開2000−78654号公報では、携帯電話機の電源を投入した時点で使用者が送信先の相手端末の電話番号あるいは電子メールのアドレスを入力すると、その内容が携帯電話機の表示部に表示されるようになっている。表示された相手でよければ、使用者はメールの送信を実行するためのメッセージサービスキーを押す。すると、メールモードに遷移して新規メッセージの入力画面が表示部に表示される。この状態で、メッセージを入力してその送信処理を行うことができる。すなわち、この提案では電源を投入した次の作業で電子メールのアドレス等を入力することで、ある程度簡易に電子メールの編集作業に移行することができる。
【0013】
ところが、先に説明した特開平11−17852号公報の提案でメールアドレスを入力して特開2000−78654号公報に提示された提案で編集作業を行おうとした場合には、まだ操作が煩雑である。すなわち、使用者は▲1▼まず所定のIDを入力する等によってネットワークにログインし、▲2▼ワンタッチキーを押下して所望の電子メールのアドレスを呼び出し、これを表示部に表示させる。次に▲3▼メッセージサービスキーを押してメールモードに遷移させ、新規メッセージの入力画面を表示部に表示させる。最後に▲4▼メッセージを入力あるいは編集してその送信処理を行うことになる。
【0014】
そこで本発明の目的は、電子メールの送信までに要する入力操作をより簡単にして使用者の負担を軽減する携帯端末装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)特定キーのそれぞれに対応させて電子メールのアドレスを記憶したメールアドレス格納手段と、(ロ)前記した特定キーにそれぞれ対応させ、受信した電子メールの最新の件名を格納する最新件名格納手段と、(ハ)前記した特定キーのいずれかが予め定められた所定時間以上連続押下されるかどうかを監視する特定キー押下監視手段と、(ニ)この特定キー押下監視手段が前記した特定キーのいずれかについて前記した所定時間以上連続押下されたことを検出したとき、電子メールの編集画面を呼び出して所定箇所にメールアドレス格納手段からその特定キーに対応するメールアドレスをこの編集画面の該当箇所に組み込むと共に、最新件名格納手段に格納されているその特定キーに対応した受信した電子メールの最新の件名を返信を示す文字の後に初期的に付加し、この件名および本文を編集可能な状態で表示する電子メール編集手段とを携帯端末装置に具備させる。
【0016】
すなわち請求項1記載の発明では、メールアドレス格納手段に特定キーのそれぞれに対応させて電子メールのアドレスを記憶させておくと共に、最新件名格納手段に前記した特定キーにそれぞれ対応させて、受信した電子メールの最新の件名を格納するようにしている。そして、これら特定キーのいずれかを予め定められた所定時間以上連続押下したときには、電子メールの編集画面を呼び出して所定箇所にメールアドレス格納手段からその特定キーに対応するメールアドレスをこの編集画面の該当箇所に組み込むと共に、最新件名格納手段に格納されているその特定キーに対応した受信した電子メールの最新の件名を返信を示す文字の後に初期的に付加し、この件名および本文を編集可能な状態で表示するようにしたものである。これにより、特定のキーを比較的長く押すだけで直ちに電子メールの編集が可能になる。また、請求項1記載の発明では、単に電子メールのアドレスの入力の省略だけでなく、返信用の件名の入力の簡易化も図っている。
【0017】
請求項2記載の発明では、(イ)特定キーのそれぞれに対応させて電子メールのアドレスを記憶したメールアドレス格納手段と、(ロ)前記した特定キーにそれぞれ対応させ、受信した電子メールの最新の件名を格納する最新件名格納手段と、(ハ)前記した特定キーのいずれかが予め定められた所定時間以上連続押下されるかどうかを監視する特定キー押下監視手段と、(ニ)この特定キー押下監視手段が前記した特定キーのいずれかについて前記した所定時間以上連続押下されたことを検出したとき、電子メールの編集画面を呼び出して所定箇所にメールアドレス格納手段からその特定キーに対応するメールアドレスをこの編集画面の該当箇所に組み込むと共に、最新件名格納手段に格納されているその特定キーに対応した受信した電子メールの最新の件名を返信を示す文字の後に初期的に付加し、この件名および本文を編集可能な状態で表示する電子メール編集手段と、(ホ)前記した特定キー以外の所定のキーが前記した所定時間あるいは他の所定時間以上押下されるかどうかを監視する所定キー押下監視手段と、(へ)この所定キー押下監視手段が前記した所定時間あるいは他の所定時間以上押下されたときメールアドレス格納手段に格納された前記した特定キーのそれぞれに対応するメールアドレスを表示する特定キーメールアドレス対応関係表示手段とを携帯端末装置に具備させる。
【0018】
すなわち請求項2記載の発明では、メールアドレス格納手段に特定キーのそれぞれに対応させて電子メールのアドレスを記憶させておくと共に、最新件名格納手段に前記した特定キーにそれぞれ対応させて、受信した電子メールの最新の件名を格納するようにしている。そして、これら特定キーのいずれかを予め定められた所定時間以上連続押下したときには、電子メールの編集画面を呼び出して所定箇所にメールアドレス格納手段からその特定キーに対応するメールアドレスをこの編集画面の該当箇所に組み込むと共に、最新件名格納手段に格納されているその特定キーに対応した受信した電子メールの最新の件名を返信を示す文字の後に初期的に付加し、この件名および本文を編集可能な状態で表示するようにしたものである。これにより、特定のキーを比較的長く押すだけで直ちに電子メールの編集が可能になる。また、同様に特定キー以外の所定のキーを比較的長く押した場合には、メールアドレス格納手段に格納された特定キーのそれぞれに対応するメールアドレスを表示することにしたので、メールアドレスと特定キーの対応関係を簡易に確認することができる。また、請求項2記載の発明では、単に電子メールのアドレスの入力の省略だけでなく、返信用の件名の入力の簡易化も図っている。
【0023】
請求項記載の発明では、請求項1〜請求項いずれかに記載の携帯端末装置で、電子メール編集手段の表示する編集画面には、電子メールの宛先、件名および本文を記載する欄が予め設けられていることを特徴としている。
【0024】
すなわち請求項記載の発明では、電子メール編集手段の表示する編集画面には、電子メールの宛先、件名および本文を記載する欄が予め設けられているので、白紙の編集画面に比べて編集を迅速に行うことができる。
【0025】
請求項記載の発明では、請求項1〜請求項いずれかに記載の携帯端末装置で、特定キー押下監視手段は通話または通信の待ち受け状態で前記した特定キーが前記した所定時間以上連続押下されるかどうかを監視することを特徴としている。
【0026】
すなわち請求項記載の発明では、特定キー押下監視手段は通話または通信の待ち受け状態で前記した特定キーが前記した所定時間以上連続押下されるかどうかを監視する例を示している。
【0027】
【発明の実施の形態】
【0028】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0029】
図1は本発明の一実施例における携帯端末装置としての携帯電話機の回路構成の要部を表わしたものである。本実施例の携帯電話機11は、CPU(中央処理装置)12を搭載している。CPU12はバス13を介して装置内の各部と接続されている。このうちROM14は、CPU12が実行するための各種の制御用プログラムやかな文字変換等に使用される辞書等の固定的なデータを格納したリード・オンリ・メモリである。作業用メモリ15はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)によって構成されており、CPU12がプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するようになっている。電子メールを送信する際の編集用の画像データもこの作業用メモリ15の所定の領域に格納される。
【0030】
電子メールアドレス用メモリ16は、装置のテンキーや所定のファンクションキーから構成される特定の操作キー(以下、特定キーという。)17の1つずつに対応させて、電子メールのアドレスを記憶しておくメモリであり、不揮発性メモリで構成されている。タイマ部18は、特定キー17のいずれかが所定時間以上連続して押下されたか否かを検出するための計時回路である。ここで所定時間以上とは、いわゆる通常のキー入力操作で押下される時間以上の時間をいい、いわゆる「長押し」を判別するものである。このタイマ部18は専用のハードウェアとして構成することもできるが、CPU12等を動作させるための図示しないクロック回路から出力されるクロック信号を適宜分周したものを計数して前記した所定時間を越えたかどうかをソフトウェアで判別するようにすることも可能である。
【0031】
キー入力部19は、特定キー17を含む各種のキーからのキー入力を受け付ける入力回路である。表示制御部21は、表示部22の表示を制御する制御回路である。表示部22は、図示しない装置本体の前面に配置されており、白黒あるいはカラーの液晶パネルあるいは有機EL(電子蛍光)等の表示装置である。送受信部23は、無線によってデータの送受信を行う回路である。
【0032】
図2は、電子メールアドレス用メモリに登録した特定キーと電子メールのアドレスとの関係を示した対応表の一例を示したものである。“1”、“2”等の予め定められた特定キーには、携帯電話機11(図1)の使用者が任意にメールアドレスを登録することができる。この例ではたとえばテンキー“1”にメールアドレスとして“taro@tanaka.co.jp”が登録されている。また、テンキー“3”にはメールアドレスが登録されていないことが分る。
【0033】
図3は、本実施例で使用されているメールアドレスの登録内容の確認と追加登録の処理の様子を表わしたものである。もちろん、このような処理は各種存在し、本実施例ではその一例を示したに過ぎない。
【0034】
図1に示した携帯電話機11の使用者は、それぞれのキーにどのようなメールアドレスを登録したかを忘れたとき、操作キーのうちの特定キーとして割り振られた以外の所定のキー(この例の場合には“♯”キー)を所定時間以上連続して押下する(ステップS41:Y)。図1に示したCPU12はキー入力部19の検出結果を基にタイマ部18でいずれかのキーが前記した所定時間以上連続して押下されているかどうかを常にチェックしている。この例の場合の“♯”キーが前記した所定時間以上連続して押下されたことが検出されると(ステップS41:Y)、CPU12は電子メールアドレス用メモリ16内の図2で示した対応表を読み出して、表示制御部21に渡す。表示制御部21はこれを基にしてこの対応表の内容を表示することになる(ステップS42)。使用者が単に対応表の内容を確認するだけであれば、この段階で所定の“終了”キーを押下して(ステップS43:Y)、処理を終了させることができる(エンド)。
【0035】
一方、使用者がこの対応表中に存在しないメールアドレスを登録しようとするときには(ステップS43:N)、操作キーのうちの図示しないカーソルキーを操作して図2に示した表示内容における登録する特定キーの箇所を選択する(ステップS44)。たとえば図2に示した対応表の例ではテンキー“3”が未登録なので、この部分にカーソルを移動させて新たなメールアドレスを登録することができる。もちろん、既登録のメールアドレスであっても使用頻度が低いもの等については、その特定キーの箇所にカーソルを移動させて、新たなメールアドレスを上書きすることもできる。
【0036】
いずれにせよ、使用者が所望の特定キーの箇所を登録のために選択すると(ステップS44:Y)、対応表に未登録のアドレスで既に送信または受信で使用されたものの一覧が表示部22に表示される(ステップS45)。これらは使用頻度の高いものから表示されてもよいし、時間的に現在に近いものから遠いものへと順に表示するものであってもよい。使用者は所望のメールアドレスを見つけたらカーソルキーでこれを選択する(ステップS46:Y)。これにより、そのメールアドレスが該当する特定キーに対応するものとして登録される(ステップS47)ことになる。
【0037】
図4は、この携帯電話機の使用者が電子メールを編集して送信する場合の処理の流れを表わしたものである。使用者は携帯電話機11(図1)の図示しない電源をオンにして受信の待ち受け状態で(ステップS61:Y)、操作キーが押されるのを待機している(ステップS62)。
【0038】
操作キーが押されると(Y)、CPU12はこれが特定キーであるか否かをキー入力部19の検出結果を基に判断する(ステップS63)。特定キー以外であれば(N)、そのキーがテンキーであればその示す値が入力されるといったようにそのキー本来の入力処理が行われる(ステップS64)。
【0039】
これに対して、CPU12が特定キーの押下があったと判別したときには(ステップS63:Y)、タイマ部18による計時動作を開始させる(ステップS65)。そして、その特定キーが連続的に所定時間以上押されたら(ステップS66:Y)、電子メール編集処理に移行する(ステップS67)。これとは異なり、所定時間に満たない押下時間でその特定キーの押下が終了した場合には(ステップS66:N)、ステップS64に進んでそのキー本来の入力処理が行われることになる。
【0040】
図5は、ステップS67で示した電子メール編集処理の概要を示したものである。すなわち使用者が特定キーを前記した所定時間連続して押下すると、CPU12はその特定キーに対応するメールアドレスを電子メールアドレス用メモリ16から読み出して(ステップS81)、これを電子メールの宛先の欄に転記した編集画面を作成する(ステップS82)。そしてこれを表示部22(図1)に表示する(ステップS83)。
【0041】
図6は、表示部に初期的に表示される表示画面の一例を示したものである。この例では使用者が図2に示した特定キーのうちのテンキー“2”を所定時間以上押下した場合の初期画面を表示したものである。表示部22の最上部の行には電子メールの宛先としての“hanako@mori.ne.jp”が自動的に転記されているので、使用者がこれを手で入力する必要はない。また、次の行には「件名」という名称が記載されており、ここに電子メールのタイトル(件名)を記載できるようになっている。更に次の行には「本文」という名称が記載されており、その下に文字を入力する入力位置を示すカーソル91が表示されている。
【0042】
本実施例では電子メールアドレス用メモリ16内に、図2で示した対応表の他に、受信した電子メールの最新の「件名」の内容が記憶されており、採択されたメールアドレスに対応するその内容が返信を示す「Re:」という文字の後に初期的に書き込まれるようになっている。この図6に示した例では、「hanako@mori.ne.jp」から送られてきた最新の電子メールの「件名」が「パーティのお知らせ」であったので、「Re:パーティのお知らせ」というタイトルが初期的に付加されている。もちろん、使用者はこの「件名」を上書き等によって変更することができるし、このまま使用することも可能である。
【0043】
このように本実施例では使用者が電話やデータの待ち受け時間中に特定キーを所定時間以上押すだけで、図6に示す編集画面を直ちに表示部22に表示することができる。しかもこの段階で送信先の電子メールのアドレスや所定の事項がすでに記載されているので、これらの入力処理の全部または一部を省略することができる。
【0044】
図5に戻って説明を続ける。図6に示したような編集画面が表示部22に表示されたら(ステップS83)、これに対して編集入力を行えば(ステップS84:Y)、その入力内容が編集内容として反映され(ステップS85)、新たな編集画面が表示されることになる。電子メールの本文を作成していったら、これに応じて編集画面が追加されていくような状況である。これに対して使用者が編集画面の破棄を指示すれば(ステップS86:Y)、その電子メールは送信されることなく、破棄される。
【0045】
一方、編集入力が終了すれば使用者は送信を指示する(ステップS87:Y)。この場合には、宛先に示したメールアドレスに対して電子メールの送信処理が行われることになる(ステップS88)。
【0046】
以上説明した実施例では、携帯電話機で電子メールを作成して編集する場合を説明したが、PHS等の他の携帯端末装置でも同様にしてメールアドレスの入力の省略と編集画面の呼び出しを迅速に行うことができる。また、実施例では受信を待ち受けている状態での電子メールの編集について説明したが、これに限るものではない。たとえば携帯電話機で音声通話とパケット通信が同時に利用できるサービスの状態で、通話中に同様にして電子メールのための編集画面を開き、メールアドレスを直接入力することなくメールの編集を行うことも可能である。
【0047】
また、実施例では図6に示した編集画面に電子メールの件名が記入されるようになっていたが、このような記入欄が必ずしも表示される必要はなく、電子メールの編集画面が簡易に表示されるようになっていればよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1または請求項2記載の発明によれば、予め電子メールのアドレスと対応付けた特定のキーを比較的長く押すだけで直ちに電子メールの最新の件名を返信を示す文字の後に初期的に付加した電子メールの編集が可能になり、しかもそのメールアドレスを入力する必要がない。このため、電子メールを迅速に作成できるだけでなく、メールアドレスのタイプミスによる誤送信がなくなるという効果がある。また、編集画面に表示される件名は、そのメールアドレスから受信した最新の電子メールの件名の返信としての内容が初期的に書き込まれているので、返信用の件名の入力を簡略に行うことができるだけでなく、受信した最新の電子メールを読み過ごしていたような場合には、その件名からこれを知ることができる。
【0050】
更に、請求項記載の発明によれば、電子メール編集手段の表示する編集画面には、電子メールの宛先、件名および本文を記載する欄が予め設けられているので、白紙の編集画面に比べて編集を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における携帯端末装置としての携帯電話機の回路構成の要部を表わしたブロック図である。
【図2】電子メールアドレス用メモリに登録した特定キーと電子メールのアドレスとの関係を示した対応表の一例を示した説明図である。
【図3】本実施例で使用されているメールアドレスの登録内容の確認と追加登録の処理の様子を表わした流れ図である。
【図4】携帯電話機の使用者が電子メールを編集して送信する場合の処理の流れを表わした流れ図である。
【図5】ステップS67で示した電子メール編集処理の概要を示した流れ図である。
【図6】本実施例で表示部に初期的に表示される表示画面の一例を示した平面図である。
【図7】従来行われた提案における各ボタンと電子メールアドレスを構成する各部分を示した説明図である。
【符号の説明】
11 携帯電話機
12 CPU
14 ROM
16 電子メールアドレス用メモリ
17 操作キー(特定キー)
18 タイマ部
22 表示部

Claims (4)

  1. 特定キーのそれぞれに対応させて電子メールのアドレスを記憶したメールアドレス格納手段と、
    前記特定キーにそれぞれ対応させ、受信した電子メールの最新の件名を格納する最新件名格納手段と、
    前記特定キーのいずれかが予め定められた所定時間以上連続押下されるかどうかを監視する特定キー押下監視手段と、
    この特定キー押下監視手段が前記特定キーのいずれかについて前記所定時間以上連続押下されたことを検出したとき、電子メールの編集画面を呼び出して所定箇所に前記メールアドレス格納手段からその特定キーに対応するメールアドレスをこの編集画面の該当箇所に組み込むと共に、前記最新件名格納手段に格納されているその特定キーに対応した受信した電子メールの最新の件名を返信を示す文字の後に初期的に付加し、この件名および本文を編集可能な状態で表示する電子メール編集手段
    とを具備することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 特定キーのそれぞれに対応させて電子メールのアドレスを記憶したメールアドレス格納手段と、
    前記特定キーにそれぞれ対応させ、受信した電子メールの最新の件名を格納する最新件名格納手段と、
    前記特定キーのいずれかが予め定められた所定時間以上連続押下されるかどうかを監視する特定キー押下監視手段と、
    この特定キー押下監視手段が前記特定キーのいずれかについて前記所定時間以上連続押下されたことを検出したとき、電子メールの編集画面を呼び出して所定箇所に前記メールアドレス格納手段からその特定キーに対応するメールアドレスをこの編集画面の該当箇所に組み込むと共に、前記最新件名格納手段に格納されているその特定キーに対応した受信した電子メールの最新の件名を返信を示す文字の後に初期的に付加し、この件名および本文を編集可能な状態で表示する電子メール編集手段と、
    前記特定キー以外の所定のキーが前記所定時間あるいは他の所定時間以上押下されるかどうかを監視する所定キー押下監視手段と、
    この所定キー押下監視手段が前記所定時間あるいは他の所定時間以上押下されたとき前記メールアドレス格納手段に格納された前記特定キーのそれぞれに対応するメールアドレスを表示する特定キーメールアドレス対応関係表示手段
    とを具備することを特徴とする携帯端末装置。
  3. 前記電子メール編集手段の表示する編集画面には、電子メールの宛先、件名および本文を記載する欄が予め設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項いずれかに記載の携帯端末装置。
  4. 前記特定キー押下監視手段は通話または通信の待ち受け状態で前記特定キーが前記所定時間以上連続押下されるかどうかを監視することを特徴とする請求項1〜請求項いずれかに記載の携帯端末装置。
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