JPH11311110A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

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JPH11311110A
JPH11311110A JP11884298A JP11884298A JPH11311110A JP H11311110 A JPH11311110 A JP H11311110A JP 11884298 A JP11884298 A JP 11884298A JP 11884298 A JP11884298 A JP 11884298A JP H11311110 A JPH11311110 A JP H11311110A
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Kazumi Ogawa
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内燃機関の始動時におけるベーンによる打音
の発生及び始動不良を確実に防止しつつ、その可変制御
領域を拡大できる弁開閉時期制御装置を提供する。 【解決手段】 ベーン60により遅角用室R2の容積が
最小となる最大進角状態の回転軸(カムシャフト等)と
回転伝達部材(外部ロータ等)の相対位相と進角用室R
1の容積が最小となる最大遅角状態の相対位相の中間的
な相対位相時であって、始動可能な弁開閉時期にある時
ロック機構80(ロックピン81等)により相対位相が
保持されると共に、進角又は遅角用室の少なく共一方の
流体圧に応じ第1と第2位置の間を回転可能なストッパ
部材92を設け、流体圧が設定値よりも大きい時には第
1位置にて最大遅角状態における相対位相が許容される
と共に小さい時には第2位置にて制限部材がベーンと当
接して遅角側への相対位相が所定の中間的な相対位相に
制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の動弁装
置において吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するため
に使用される弁開閉時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弁開閉時期制御装置の1つとし
て、弁開閉用の回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装
されクランク軸のクランクスプロケット又はプーリから
の回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸に
取り付けられた複数のベーンと、前記回転伝達部材に設
けられた突部と前記回転軸との間に形成され前記ベーン
によって進角用室と遅角用室とに夫々二分される複数の
流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通
路と、遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記
回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相であ
る時に前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相を保持
する位相保持機構とを備えたものがあり、例えば特開平
1−92504号公報や特開平9−250310号公報
に開示されている。
【0003】上記した各公報に開示されている弁開閉時
期制御装置においては、第1流体通路を介して進角用室
へ作動流体を供給すると共に第2流体通路を介して遅角
用室から作動油を排出することにより、回転軸が回転伝
達部材に対してベーンが突部の進角側の周方向端面に当
接する最進角位置までの任意な位置に進角方向へ回転し
て弁開閉時期が早められ、第2流体通路を介して遅角用
室へ作動流体を供給すると共に第1流体通路を介して進
角用室から作動油を排出することにより、回転軸が回転
伝達部材に対してベーンが突部の遅角側の周方向端面に
当接する最遅角位置までの任意な位置に遅角方向へ回転
して弁開閉時期が遅らされる。
【0004】また、上記した各公報に開示されている弁
開閉時期制御装置においては、回転伝達部材から回転軸
への回転伝達経路に流体圧室及びベーンが介在している
ことから、内燃機関の運転中、回転軸には常に遅角方向
への力が作用しており、内燃機関の停止時に流体圧室へ
の作動油の供給が停止されると、流体圧室の油圧によっ
てベーンを保持できなくなり、回転軸は回転伝達部材に
対して遅角方向へ回転し、回転軸と回転伝達部材の相対
位相はベーンが突部の遅角側の周方向端面に当接する最
遅角位置での位相となる。この状態にて内燃機関が始動
されると、流体圧室の油圧が上昇し該油圧によりベーン
を保持することができるようになるまでは不安定な状態
となり、回転軸に生じる変動トルクによってベーンが振
動し、突部の周方向端面と衝突して打音が生じたりする
ので、これを回避するために、位相保持機構により回転
軸と回転伝達部材との相対位相が最遅角位置にて保持さ
れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関の
高速回転域では、ピストンが上死点に向かい始めても、
吸気が慣性により更にシリンダ内へ入り込もうとするた
め、吸気弁の閉時期を遅らせることにより体積効率が向
上して内燃機関の出力向上を図ることができる。
【0006】しかしながら、上記した各公報に開示され
る弁開閉時期制御装置を吸気弁の開閉時期を制御するた
めに用いる場合には、最遅角位置での弁開閉時期は、上
記したように内燃機関の始動時に吸気が可能な時期に設
定される必要があるため、高速回転域において吸気弁の
閉時期を遅らせて吸気の慣性による体積効率の向上を図
ることができない。これは、最遅角位置での弁開閉時期
を吸気の慣性による体積効率の向上が可能な時期に設定
すると、最遅角位置での内燃機関の始動時に、ピストン
が下死点を過ぎ上死点に向かい始めても吸気弁が開いて
いて、また吸気に慣性がないため、一度吸入した吸気が
逆流して排出してしまい、圧縮比が上がらずに、燃焼が
できない状態が発生し、内燃機関の始動が困難となるか
らである。尚、この問題は、最遅角位置での弁開閉時期
を吸気の慣性による体積効率の向上が可能な時期に設定
しなくても、上記した各公報に開示される弁開閉時期制
御装置にように、最遅角位置での弁開閉時期を始動時に
吸気が可能な時期に設定した場合であっても、吸気弁の
閉時期がピストンの下死点後に設定されていると、気圧
の低い高所等では発生しやすい。
【0007】また、上記した各公報に開示される弁開閉
時期制御装置を排気弁の開閉時期を制御するために用い
る場合にも、排気弁の閉時期を同様に遅らせると、吸気
弁と排気弁のオーバーラップ期間が長くなり、内部EG
R量(排気ガス再循環量)が増大して内燃機関の始動性
の低下を招く。
【0008】それゆえ、本発明は、内燃機関の始動時に
おけるベーンによる打音の発生及び始動不良を確実に防
止しつつ、その可変制御領域を拡大させることができる
弁開閉時期制御装置を提供することを、その課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、内燃機関のシリンダヘ
ッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸と、該
回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランク軸
からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転
軸又は前記回転伝達部材の一方に設けられたベーンと、
前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベ
ーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧
室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、
前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回
転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相である
時に前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相を保持す
る位相保持機構とを備えた弁開閉時期制御装置におい
て、前記ベーンにより前記遅角用室の容積が最小とされ
る最大進角状態における前記回転軸と前記回転伝達部材
の相対位相と前記ベーンにより前記進角用室の容積が最
小とされる最大遅角状態における相対位相の間の中間的
な相対位相であって、前記内燃機関が始動可能な弁開閉
時期にある時の所定の中間的な相対位相時に前記位相保
持機構により前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相
が保持されるようにすると共に、前記回転伝達部材に前
記進角用室或いは前記遅角用室の少なくとも一方の流体
圧に応じて第1位置と第2位置の間を回転可能な制限部
材を設け、前記流体圧が設定値よりも大きいときには前
記第1位置にて前記回転軸と前記回転伝達部材の最大遅
角状態における相対位相が許容されると共に前記流体圧
が設定値よりも小さいときには前記第2位置にて前記制
限部材が前記ベーンと当接して前記回転軸と前記回転伝
達部材の遅角側への相対位相が前記所定の中間的な相対
位相に制限されるようにしたことである。
【0010】上記した手段によれば、内燃機関の停止時
に流体圧室への作動流体の供給が停止されると、流体圧
室の流体圧が低下して同流体圧によってベーンを保持で
きなくなり、回転軸は回転伝達部材に対して遅角方向へ
回転するものの、流体圧室の流体圧が設定値未満となる
ことで制限部材が第2位置に回転してベーンと当接し、
回転伝達部材に対する回転軸の遅角側への相対回転が制
限され、位相保持機構により回転軸と回転伝達部材の相
対位相が中間的な相対位相に保持される。これにより、
内燃機関の始動時にベーンが流体圧室の周方向端面に衝
突して打音が発生するのが的確に防止される。
【0011】また、内燃機関の始動時の弁開閉時期が上
記した中間的な相対位相時に得られるので、最遅角位置
では中間的な相対位相時よりも更に弁の開閉時期を遅ら
せることができ、吸気の慣性を利用して体積効率の向上
を図ることが可能となると共に、始動時の弁開閉時期を
進角させることができ、圧縮比低下による内燃機関の始
動不良を防止することが可能となる。
【0012】上記した弁開閉時期制御装置は、前記回転
伝達部材に前記進角用室或いは前記遅角用室の少なくと
も一方の流体圧に応じて移動可能にラック部材と該ラッ
ク部材を前記流体圧に抗する方向に付勢する付勢部材が
設けられ、前記制限部材が前記ラック部材に噛合する歯
を円弧状に有することが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従った弁開閉時期
制御装置の実施形態を図面に基づき、説明する。
【0014】図1乃至図4において、弁開閉時期制御装
置は、内燃機関のシリンダヘッド70に回転自在に支持
されたカムシャフト10とこれの先端部(図1の左端)
に一体的に組付けた内部ロータ20とからなる弁開閉用
の回転軸と、カムシャフト10及び内部ロータ20に所
定範囲で相対回転可能に外装された外部ロータ30、フ
ロントプレート40、リアプレート50及びリアプレー
ト50の外周に一体的に設けたタイミングスプロケット
51から成る回転伝達部材と、内部ロータ20に組付け
た4枚のベーン60と、外部ロータ30に組付けたロッ
ク機構(位相保持機構)80と、外部ロータ30に組付
けたストッパ部材92等からなる相対回転制限機構90
等によって構成されている。尚、タイミングスプロケッ
ト51には、周知のように、図示省略したクランク軸か
らクランクスプロケットとタイミングチェーンを介して
図2乃至図4の時計方向に回転動力が伝達されるように
構成されている。
【0015】カムシャフト10は、吸気弁を開閉する図
示しない周知のカムを有していて、内部にはカムシャフ
ト10の軸方向に延びる遅角通路11及び進角通路12
が設けられている。進角通路12は、カムシャフト10
に設けた取付ボルト16用の取付孔内に形成されてい
て、カムシャフト10に設けた径方向の通路13及び環
状溝14とシリンダヘッド70に設けた接続通路72を
通して制御弁100の接続ポート101bに接続されて
いる。遅角通路11は、カムシャフト10に設けた環状
溝15とシリンダヘッド70に設けた接続通路71及び
切換弁110を介して制御弁100の接続ポート101
aに接続されている。
【0016】制御弁100は、ソレノイド102へ通電
することによりハウジング内に軸方向に移動可能に嵌挿
されたスプール101をスプリング103に抗して図1
の左方向へ移動できるものであり、非通電時には当該内
燃機関によって駆動されるオイルポンプPに接続された
供給ポート101cが接続ポート101aに連通すると
共に、接続ポート101bが排出ポート101dに連通
するように、また通電時には供給ポート101cが接続
ポート101bに連通すると共に、接続ポート101a
が排出ポート101dに連通するように構成されてい
る。このため、制御弁100のソレノイド102の非通
電時には切換弁110を介して遅角通路11に作動油が
供給され、ソレノイド102の通電時には進角通路12
に作動油が供給され、ソレノイド102への通電が図示
しない制御装置によりデューティ制御される。
【0017】切換弁110は、ソレノイド112へ通電
することによりハウジング内に軸方向に移動可能に嵌挿
されたスプール111をスプリング113に抗して図1
の右側へ移動できるものであり、非通電時には制御弁1
00の接続ポート101aを接続通路71を介して遅角
通路11と連通し、通電時には制御弁100の接続ポー
ト101aと遅角通路11との連通を遮断し、遅角通路
11を接続通路71を介してドレンに連通するように構
成されている。尚、ソレノイド112への通電は図示し
ない制御装置によりオン・オフ制御される。
【0018】内部ロータ20は、単一の取付ボルト16
によってカムシャフト10に一体的に固着されていて、
4枚の各ベーン60を夫々径方向に移動可能に取り付け
るためのベーン溝20aを有すると共に、カムシャフト
10及び内部ロータ20と外部ロータ30の相対位相が
後述する所定の位相(ベーンの中立位置)で同期したと
きロック機構80のロックピン81の小径部の頭部が所
定量嵌入される受容孔24と、この受容孔24に進角通
路12から作動油を給排するように受容孔24と進角通
路12を連通する通路25と、各ベーン60によって区
画された進角用室R1に進角通路12から作動油を給排
するように進角通路12と各進角用室R2を連通する通
路23と、カムシャフト10の先端面に対向する側の一
端面に形成され遅角通路11に連通する環状溝21と、
該環状溝21から軸方向に他端面側に延びる4つの通路
22と、各ベーン60によって区画された遅角用室R2
に遅角通路11から作動油を環状溝21及び通路22を
通して給排するように各通路22と各遅角用室R2を連
通する通路26を有している。受容孔24は、内部ロー
タ20の外周に径方向に形成されている。尚、各ベーン
60は、ベーン溝21の底部に収容したベーンスプリン
グ41によって径方向外方に付勢されている。
【0019】外部ロータ30は、内部ロータ20の外周
に所定範囲で相対回転可能に組付けられていて、その両
側にはフロントプレート40とリアプレート50が接合
され、貫通孔32を貫通する4本の連結ボルト42によ
って一体的に連結されている。また、外部ロータ30の
内周には所定の周方向間隔で4個の突部31が径方向内
方に向けて夫々突出形成されていて、これら突部31の
内周面が内部ロータ20の外周面に摺接する構成で外部
ロータ30が内部ロータ20に回転自在に支承されてお
り、一つの突部31にはロックピン81とスプリング8
2を収容する退避孔33が外部ロータ30の径方向に形
成されている。また、退避孔33が形成される突部31
に軸対象な位置にある突部31には、相対回転制限機構
90のラック部材91を収容する収容孔34が径方向に
形成されていると共に、その進角側の端面(図2におい
て回転方向側の端面)に半円状の凹部35が形成されて
いる。尚、収容孔34の側部は凹部35の円弧部分に開
口していると共に、凹部35の弦部分は後述する進角用
室R1に開口している。また、収容孔34の内方開口端
は突部31の内周に形成された連通溝27を隣設された
遅角用室R2に連通されている。
【0020】各ベーン60は、先端の断面形状が円弧形
状であり、両プレート40、50間にて内部ロータ20
のベーン溝20aに径方向に移動可能に取り付けられて
いて、外部ロータ30と、外部ロータ30の各突部31
と、内部ロータ20と、フロントプレート40と、リア
プレート50との間に形成される流体圧室R0を進角用
室R1と遅角用室R2とに二分しており、外部ロータ3
0に形成した一対の突部31の互いに対向する周方向端
面のストッパ部31aに1つのベーン60が当接するこ
とにより、当該弁開閉時期制御装置により調整される位
相(相対回転量)が制限されるようになっている。
【0021】ロックピン81は、退避孔33内に軸方向
へ摺動可能に組み付けられていて、スプリング82によ
って内部ロータ20に向けて付勢されている。スプリン
グ82はロックピン81とリテーナ83間に介装されて
いて、リテーナ83は退避孔33内にてスナップリング
84により抜け止め固定されている。
【0022】図5及び図6に示すように、ラック部材9
1は、収容孔34内に軸方向へ摺動可能に組付けられて
いて、スプリング93によって内部ロータ20に向けて
付勢されている。スプリング93は収容孔34の外方底
部に一端を係止されている。凹部35の円弧部分に開口
する収容孔34の側部側に位置するラック部材91の側
部には軸方向に連続してラックが形成されている。凹部
35内には外部ロータ30に軸方向に支持されるシャフ
ト94回りに回転可能とされた半月状のストッパ部材9
2が収容されている。ストッパ部材92の円弧部分に
は、ラック部材91のラックに噛合するギヤが周方向に
形成されており、これによりラック部材91の収容孔3
4の軸方向への移動に応じてストッパ部材92がシャフ
ト94回りに所定角度回転されるようになっている。即
ち、ラック部材91が収容孔34内をスプリング93に
抗して最外方に移動した時、ストッパ部材92は弦部9
2cがベーン60に対向する第1位置に位置され(図6
参照)、ラック部材91が収容孔34内をスプリング9
3により最内方に移動した時、ストッパ部材92は第1
位置から所定角度回転して、弦部92cが径方向外方を
向く第2位置に位置される。また、上記したように、収
容孔34は、突部31に形成される連通溝27を介して
その内方端を隣設する遅角用室R2に常時連通されてい
る。これにより、ラック部材91は連通溝27を介して
供給される遅角用室R2の油圧が設定圧以上の時にスト
ッパ部材92を第1位置に回転させるようにスプリング
93に抗して収容孔34内を外方に移動し、同油圧が設
定圧未満の時にストッパ部材92を第2位置に回転させ
るようにスプリング93により収容孔34内を内方に移
動するようにされている。
【0023】本実施形態においては、上記したようにカ
ムシャフト10及び内部ロータ20と外部ロータ30の
相対位相が、各ベーン60が各流体圧室R0内にて中立
位置にある時(各ベーンが各突部31の進角側の周方向
端面及び遅角側の周方向端面にも当接しない位置にある
中間位相の時)に退避孔33と受容孔24が同期し、ロ
ックピン81の頭部が受容孔24に嵌入可能であるよう
になっていて、この所定の相対位相にある時、図示しな
い吸気弁の開閉時期が内燃機関の始動が可能な時期(吸
気弁の開閉時期がわずかに進められる(中間進角)時期
(最大遅角位置から所定角度αだけ進角した時期))に
なるように設定されている。また、本実施形態において
は、図2及び図5に示すようにストッパ部材92が第2
位置にある時、ベーン(図2の右下のベーン)60がス
トッパ部材92の円周部92bに当接してカムシャフト
10及び内部ロータ20の外部ロータ30に対する遅角
側への相対回転が制限され、この時のカムシャフト10
及び内部ロータ20と外部ロータ30の相対位相が上記
した所定の相対位相となるようにストッパ部材92の大
きさ等が設定されている。また、本実施形態において
は、図3及び図6に示すようにストッパ部材92が第1
位置にある時には、ベーン(図3左上のベーン)60が
ストッパ部31aに当接する最大遅角状態へのカムシャ
フト10及び内部ロータ20と外部ロータ30との間の
相対回転が制限されることがないようにストッパ部材9
2の大きさ等が設定されている。
【0024】上記のように構成した本実施形態の弁開閉
時期制御装置においては、内燃機関が始動され各進角用
室R1及び各遅角用室R2に所定油圧が供給される図2
に示す中間位相でのバランス状態(各進角用室R1内の
進角油圧による押圧力が、各遅角用室R2内の遅角油圧
による押圧力と、外部ロータ30から内部ロータ20へ
の回転伝達経路に流体圧室R0及びベーン60が介在し
ていることから内部ロータ20及びカムシャフト10に
常に作用している遅角方向への力との和とバランスして
いる状態)において、内燃機関の運転状態に応じて、制
御弁100のソレノイド102へ供給される電流のデュ
ーティ比を高くすることにより、進角通路12と通路2
3を通して各進角用室R1に作動油が供給されると共
に、各遅角用室R2から各通路26、22と遅角通路1
1と制御弁100等を通して作動油が排出されると、内
部ロータ20と各ベーン60が外部ロータ30、両プレ
ート40、50等に対して進角側(図2の時計方向)に
相対回転し、この相対回転量(最大進角量)は、1つの
ベーン(図2の左上のベーン)60が突部31の進角側
のストッパ部31aに当接することにより制限される。
また、制御弁100のソレノイド102へ供給される電
流のデューティ比を低くすることにより、遅角通路11
と各通路22、26を通して各遅角用室R2に作動油が
供給されると共に、各進角用室R1から各通路23と進
角通路12と制御弁100等を通して作動油が排出され
ると、内部ロータ20と各ベーン60が外部ロータ3
0、両プレート40、50等に対して遅角側(図2の反
時計方向)に相対回転し、この相対回転量(最大遅角
量)は、図3に示すように、1つのベーン60が遅角側
のストッパ部31aに当接することにより制限される。
尚、この位相変換制御中(最大遅角状態時を除く)は、
受容孔24に通路25を通して設定圧以上の油圧(上記
した所定油圧よりも低い油圧)が供給されており、ロッ
クピン81がスプリング82に抗して移動し、ロックピ
ン81の頭部が受容孔29から退避孔33に退避して、
ロックピン81によるロックが解除されている。また、
収容孔34は連通溝27を介して隣設する遅角用室R2
に常時連通されているため、上記した遅角方向への位相
変換制御中には、設定圧以上の油圧(上記した所定油圧
よりも低い油圧)が収容孔34に供給されている。その
ため、ラック部材91はスプリング93に抗して外方へ
移動され、ストッパ部材92は第1位置(図6)に回転
されていて、上記した遅角方向への位相変換が妨げられ
ることはない。また、上記した位相変換制御中、切換弁
110は非通電状態にあり、制御弁100の接続ポート
101aを接続通路71を介して遅角通路11と連通し
ている。
【0025】本実施形態においては、上記したように内
部ロータ20と外部ロータ30の相対位相が、各ベーン
60が各流体圧室R0内にて中立位置(図2に示す位
置)にあり、退避孔33と受容孔29が同期する所定位
相にある時、図示しない吸気弁の開閉時期が内燃機関の
始動が可能な時期になるように設定されている。そのた
め、この中立位置からベーン60が突部31の遅角側の
周方向端面のストッパ部31aに当接する最遅角位置ま
では内燃機関が始動可能な弁開閉時期よりも更に弁の開
閉時期を遅らせることができ、内燃機関の高速回転時
に、上記したように制御弁100を制御して中立位置よ
り遅角側へ位相変換し、内燃機関の始動が困難な時期ま
で図示しない吸気弁の閉時期を遅らせることで、吸気の
慣性により体積効率が向上し、内燃機関の出力向上を図
ることができる。
【0026】内燃機関の停止時には、オイルポンプPの
駆動が停止されて流体圧室R0への作動油の供給が停止
されると共に、制御弁100が非通電状態とされる。こ
れにより、進角用室R1内の進角油圧による押圧力と遅
角用室R2内の遅角油圧による押圧力がベーン60に作
用しなくなり、内部ロータ20及びカムシャフト10に
は、上記した遅角方向への力(内燃機関のクランク軸が
完全に停止するまでの間)のみが作用しており、停止直
前の内部ロータ20と外部ロータ30の相対位相に応じ
て停止時の内部ロータ20と外部ロータ30の相対位相
が決まることになる。この時、停止直前の内部ロータ2
0と外部ロータ30の相対位相が、退避孔33と受容孔
29が同期する所定位相よりも進角側にある場合には、
内部ロータ20及びカムシャフト10に作用する上記し
た遅角方向への力により内部ロータ20及びカムシャフ
ト10が外部ロータ30に対して遅角側へ移動するが、
収容孔34に連通溝27を介して供給される遅角用室R
2の油圧が設定圧未満となることからラック部材91が
スプリング93により収容孔34の内方に移動し、スト
ッパ部材92を第2位置に回転させるため、ベーン(図
2の右下のベーン)60がストッパ部材92の円周部9
2cに当接して(図2及び図5参照)、所定の中間位相
よりも遅角側へ移動することが規制される。これによ
り、内部ロータ20と外部ロータ30の相対位相が、退
避孔33と受容孔24が同期する所定位相に保たれ、ス
プリング82によりロックピン81の頭部が受容孔24
内に嵌入し、内部ロータ20と外部ロータ30の相対位
相が保持(ロック)される(図4参照)。
【0027】本実施形態においては、内燃機関の始動時
に図示しないスタータスイッチがオンされると、スター
タスイッチがオンされてから所定時間だけ切換弁110
のソレノイド112へ通電されて、遅角通路11に連通
される接続通路71がドレンに接続される。これによ
り、内燃機関の始動時には、制御弁100は非通電状態
にあることから、進角用室R1及び遅角用室R2は共に
ドレンに連通される。このため、内燃機関の始動時には
カムシャフト10に作用するカム変動トルクによりカム
シャフト10、内部ロータ20及びベーン60が外部ロ
ータ30に対して遅角側及び進角側へ大きくばたつき易
くなる(振動し易くなる)が、上記したように内燃機関
の停止直前の内部ロータ20と外部ロータ30の相対位
相が、退避孔33と受容孔24が同期する所定位相或い
は退避孔33と受容孔24が同期する所定位相よりも進
角側にある場合には、ロックピン81の頭部が受容孔2
4内に嵌入しているため、カムシャフト10、内部ロー
タ20及びベーン60のばたつきが防止される。
【0028】ところで、内燃機関の停止直前の内部ロー
タ20と外部ロータ30の相対位相が、退避孔33と受
容孔24が同期する所定位相よりも遅角側にある場合或
いは図3に示すように最大遅角状態における相対位相に
ある場合には、ロックピン81の頭部が受容孔24に嵌
入されない状態で内燃機関が停止されることがある。こ
の状態にて内燃機関が始動されると、上記した遅角方向
への力により内部ロータ20及びカムシャフト10が外
部ロータ30に対して遅角側へ移動し、最大遅角状態と
なり、内燃機関の始動が困難となる。尚、この時、ラッ
ク部材91を付勢するスプリング93の付勢力は小さい
ものであるため、スプリング93によりラック部材91
を介してストッパ部材92を第2位置へ回動させてカム
シャフト10及び内部ロータ20を外部ロータ30に対
して最大遅角位置からαだけ進角側に回転させることは
できない。本実施形態においては、上記したように内燃
機関の始動時に進角用室R1及び遅角用室R2が共にド
レンに連通されているため、カムシャフト10に作用す
るカム変動トルクによりカムシャフト10、内部ロータ
20及びベーン60が外部ロータ30に対して遅角側及
び進角側へ大きくばたつき(振動し)、進角側へばたつ
いた時にスプリング93によりラック部材91を介して
ストッパ部材92が第2位置へ回動させられる。これに
より、ストッパ部材92の円周部92cにベーン60が
当接することで、カムシャフト10、内部ロータ20及
びベーン60が外部ロータ30に対して、退避孔33と
受容孔24が同期する所定位相よりも遅角側へ移動する
ことが規制されて、退避孔33と受容孔24が同期する
所定位相にて、スプリング82によりロックピン81の
頭部が受容孔24内に嵌入し、内部ロータ20と外部ロ
ータ30の相対位相が保持(ロック)される。
【0029】よって、内燃機関の始動時には、大きな回
転変動を伴うカムシャフト10、内部ロータ20及び各
ベーン60等から成るの回転軸と、外部ロータ30、フ
ロントプレート40及びリアプレート50等から成る回
転伝達部材の不必要な相対回転がロック機構80により
確実に規制され、回転軸と回転伝達部材の不必要な相対
回転に伴うベーン60による打音の発生を確実に防止す
ることができる。
【0030】以上のように、本実施形態によれば、内燃
機関の始動時におけるベーン60と突部31の周方向端
面との衝突による打音の発生を防止しつつ、内燃機関の
高速回転域において体積効率の向上を図ることができ
る。
【0031】上記した実施形態においては、収容孔3
5、受容孔24及び退避孔33が径方向に形成され、ラ
ック部材91及びロックピン81が径方向に移動する弁
開閉時期制御装置に本発明を実施したが、本発明はベー
ンが周方向に厚肉とされて内部ロータに一体に設けら
れ、該ベーン又はリアプレート(又はフロントプレー
ト)に退避孔を軸方向に形成し、リアプレート(又はフ
ロントプレート)又はベーンに収容孔及び受容孔を軸方
向に形成し、ラック部材及びロックピンが軸方向に移動
する弁開閉時期制御装置にも同様に実施し得るものであ
る。また、上記した実施形態においては、ロックピン8
1によるロックが進角用室R1に供給される油圧により
解除される弁開閉時期制御装置に本発明を実施したが、
本発明はロックピンを大径部及び小径部を有する段付状
に形成して、該ロックピンの小径部に進角用室R1及び
遅角用室R2に供給される油圧の一方を付与すると共に
ロックピンの段部と段付孔に形成される環状空間に進角
用室R1及び遅角用室R2に供給される油圧の他方を付
与し、何れかの油圧でロックピンによるロックが解除さ
れる弁開閉時期制御装置にも同様に実施し得るものであ
る。また、上記実施形態においては、一つのベーン60
が一つの突部31の進角側の周方向端面に形成されるス
トッパ部31aに当接することにより制限される弁開閉
時期制御装置に本発明を実施したが、本発明は最大進角
量が進角用室R1と遅角用室R2の油圧を制御すること
によりベーンがストッパ部に当接する前に制限されるよ
うにされた弁開閉時期制御装置にも同様に実施し得るも
のである。また、更に上記実施形態においては、吸気用
のカムシャフト10に組付けられる弁開閉時期制御装置
に本発明を実施したが、本発明は排気用のカムシャフト
に組付けられる弁開閉時期制御装置にも同様に実施し得
るものである。
【0032】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、内燃機関
の停止時に流体圧室への作動流体の供給が停止される
と、流体圧室の流体圧が低下して同流体圧によってベー
ンを保持できなくなり、回転軸は回転伝達部材に対して
遅角方向へ回転するものの、流体圧室の流体圧が設定値
未満となることで制限部材が第2位置に回転してベーン
と当接し、回転伝達部材に対する回転軸の遅角側への相
対回転が制限され、位相保持機構により回転軸と回転伝
達部材の相対位相が中間的な相対位相に保持される。こ
れにより、内燃機関の始動時にベーンが流体圧室の周方
向端面に衝突して打音が発生するのが的確に防止され
る。
【0033】また、内燃機関の始動時の弁開閉時期が上
記した中間的な相対位相時に得られるので、最遅角位置
では中間的な相対位相時よりも更に弁の開閉時期を遅ら
せることができ、吸気の慣性を利用して体積効率の向上
を図り内燃機関の出力を向上させることが可能となると
共に、始動時の弁開閉時期を進角させることができ、圧
縮比低下による内燃機関の始動不良を防止することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った弁開閉時期制御装置の一実施形
態を示す縦断側面図である。
【図2】制限部材により回転軸と回転伝達部材の相対位
相が所定の中間的な相対位相に制限されている状態を示
す図1のA−A断面図である。
【図3】最大遅角状態を示す図1のA−A断面図であ
る。
【図4】制限部材により回転軸と回転伝達部材の相対位
相が所定の中間的な相対位相に制限され、位相保持機構
により同中間的な相対位相に保持されている状態を示す
図1のA−A断面図である。
【図5】制限部材が第2位置にある状態を示す一部拡大
断面図である。
【図6】制限部材が第1位置にある状態を示す一部拡大
断面図である。
【符号の説明】
10 カムシャフト(回転軸) 11 遅角通路(第2流体通路) 12 進角通路(第1流体通路) 20 内部ロータ(回転軸) 24 受容孔 27 連通溝 30 外部ロータ(回転伝達部材) 31 突部 33 退避孔 34 収容孔 35 凹部 40 フロントプレート(回転伝達部材) 50 リアプレート(回転伝達部材) 51 タイミングスプロケット(回転伝達部材) 60 ベーン 70 シリンダヘッド 80 ロック機構(位相保持機構) 81 ロックピン 82 スプリング 90 相対回転制限機構 91 ラック部材 92 ストッパ部材(制限部材) 93 スプリング(付勢部材) 100 制御弁 110 切換弁 R0 流体圧室 R1 進角用室 R2 遅角用室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に
    組付けられる弁開閉用の回転軸と、該回転軸に所定範囲
    で相対回転可能に外装されクランク軸からの回転動力が
    伝達される回転伝達部材と、前記回転軸又は前記回転伝
    達部材の一方に設けられたベーンと、前記回転軸と前記
    回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角
    用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用
    室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流
    体を給排する第2流体通路と、前記回転軸と前記回転伝
    達部材の相対位相が所定の位相である時に前記回転軸と
    前記回転伝達部材の相対位相を保持する位相保持機構と
    を備えた弁開閉時期制御装置において、前記ベーンによ
    り前記遅角用室の容積が最小とされる最大進角状態にお
    ける前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相と前記ベ
    ーンにより前記進角用室の容積が最小とされる最大遅角
    状態における相対位相の間の中間的な相対位相であっ
    て、前記内燃機関が始動可能な弁開閉時期にある時の所
    定の中間的な相対位相時に前記位相保持機構により前記
    回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が保持されるよう
    にすると共に、前記回転伝達部材に前記進角用室或いは
    前記遅角用室の少なくとも一方の流体圧に応じて第1位
    置と第2位置の間を回転可能な制限部材を設け、前記流
    体圧が設定値よりも大きいときには前記第1位置にて前
    記回転軸と前記回転伝達部材の最大遅角状態における相
    対位相が許容されると共に前記流体圧が設定値よりも小
    さいときには前記第2位置にて前記制限部材が前記ベー
    ンと当接して前記回転軸と前記回転伝達部材の遅角側へ
    の相対位相が前記所定の中間的な相対位相に制限される
    ようにしたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達部材に前記進角用室或いは
    前記遅角用室の少なくとも一方の流体圧に応じて移動可
    能にラック部材と該ラック部材を前記流体圧に抗する方
    向に付勢する付勢部材を設け、前記制限部材は前記ラッ
    ク部材に噛合する歯を円弧状に有することを特徴とする
    請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
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