JPH1130928A - 画像形成装置の定着装置 - Google Patents

画像形成装置の定着装置

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JPH1130928A
JPH1130928A JP9201029A JP20102997A JPH1130928A JP H1130928 A JPH1130928 A JP H1130928A JP 9201029 A JP9201029 A JP 9201029A JP 20102997 A JP20102997 A JP 20102997A JP H1130928 A JPH1130928 A JP H1130928A
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temperature
mode
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image forming
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JP9201029A
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Inventor
Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
Hiroshi Hosaka
弘史 保坂
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境が変化しても全ての紙の定着性を満足し
得る画像形成装置或いはフルカラー画像形成装置の提
供。 【解決手段】 標準紙を基にした定着温度制御の補正に
対し、中厚紙や、厚紙や海外紙等の厚さや、紙質や、熱
容量の違いには対応させて定着不良を防ぐため、(a)
に示す動作時制御温度直線Tを用いることにより、
(b)の修正後の動作時制御温度直線T′に示すよう
に、動作時設定温度を、例えば、中厚紙の場合、150
゜Cから155゜Cに、最大補正量ΔT=20degを
ΔT′=10degに任意に変更して、標準(指定)紙
以外の紙にも対応できるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機や加熱式定
着装置を有するファクシミリやプリンタ等の、フルカラ
ー電子写真式画像形成装置における加熱式定着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、定着性は主に定
着ローラ温度およびニップ等によって決るが、ある程度
の部分は温度環境、なかでも転写紙温度によって左右さ
れる。そこで、従来から温度環境および転写紙温度によ
り定着ローラの動作時制御温度を変更する技術が次に示
す例のように多数開示されている。
【0003】すなわち、特開昭52−17826号公報
には環境温度を加えた定着温度算定式による制御方法
が、特開昭57−132211号公報には環境温度によ
り定着温度を修正して制御する方法が、特開平3−27
988号公報には環境温度により定着温度(或いは定着
圧)を修正して制御する方法が、特開平4−42186
号公報には環境温度、湿度により定着温度、定着圧を修
正して制御する方法が開示されている。
【0004】また、特開平4−104284号公報には
環境温度によりローラの温度を制御する方法が、特開平
4−121770号公報には用紙の紙質、温度、環境温
度によりファジーで定着温度を制御する方法が、特開平
5−66696号公報には定着温度および室温から定着
温度の操作性を推論する方法が、特開平5−26534
1号公報にはローラの表面温度および環境温度で定着温
度を切換える方法が開示されている。
【0005】更に、特開平7−114290号公報には
環境温度により定着温度(或いは回転速度)を修正して
制御する方法が、特開平8−36326号公報には環境
温度により定着温度(或いは回転速度)を修正して制御
する方法が、特開平7−209928号公報には供給電
流量から定着温度(或いは印加電圧)を補正して制御す
る方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
カラー画像形成装置においても両面画像が必要となって
きており、両面コピーする際には裏面画像が透けないよ
うにある程度の厚さをもった中厚紙(90Kg相当)が
用いられることが多くなってきた。ところが、この中厚
紙は通常紙のモードでは熱量不足となり定着不良が生じ
るという不具合があり、厚紙モードでは熱量過多になり
フォットオフセット或いは光沢度が高くなるといった不
具合が生じるため、定着性を満足させることが困難であ
るという問題点があった。
【0007】また、フルカラー画像形成装置において
は、定着性を左右するもう一つの要因であるトナー付着
量が転写紙の種類のモードや、フルカラーモード、モノ
カラーモード、文字モードなどの画質モードによって大
きく変化するため、前述した従来技術のように定着器の
制御温度を変えるだけでは適度な定着性を得ることが困
難になっている。そこで、従来技術のような定着温度制
御を行なうとしてフルカラーモード時に定着性を満足さ
せようとすると、フルカラー画像作成時よりトナー付着
量の少ないモノカラー作成時や更にトナー付着量の少な
い文字モード画像作成時に熱量過多によりフォットオフ
セット或いは光沢度が高くなるといった不具合が生じる
可能性がある。
【0008】更に、従来の画像形成装置において、厚紙
をコピーする場合に十分な定着性の確保のために転写紙
に多くの熱量を与える必要があるため、厚紙モードを設
けて定着装置の搬送速度を遅くしたり定着ニップを増や
したりして対応しているが、前述の場合と同様、フルカ
ラー画像形成装置で従来通りの温度制御を行なうと厚紙
画像作成時に既に多くの熱量を与えているため、熱量過
多によりフォットオフセット或いは光沢度が高くなると
いった不具合が生じる可能性がある。
【0009】ここで、カラー画像形成装置では前述した
ように画質モードとしては、フルカラーモード、モノカ
ラー(単色)モード、白黒モード、文字モード、写真モ
ード、高精細モードなどがあり、紙厚モードとして通常
紙モードや厚紙モード等、様々なモードの画像形成条件
があり、きめ細かい制御を行なうため加圧ローラにも加
熱手段および表面温度検出手段が設けられている場合が
多い。また、これらのモードは、操作パネルのボタン操
作によりオペレータが選択して決定するようになってい
る。
【0010】本発明は上記不具合を解消するためになさ
れたものであり、第1に、画像形成の条件が変化して
も、常に、定着性を満足し得る画像形成装置或いはフル
カラー画像形成装置の提供を目的とする。また、フルカ
ラーモードとかモノカラーモードといった画像の種類に
よるあるモードで設定温度や補正量を変更した場合に
も、その値により熱量過多等の不具合を生じることを防
止し、環境温度が変化しても全ての紙種や画質モードに
おける定着性を満足し得るフルカラー画像形成装置の提
供を目的とする。
【0011】また、加圧ローラ温度を補正するための補
正量設定を可能としてきめの細かい温度制御を実現し、
更には、設定温度や補正量を変更した場合にもその値に
より熱量過多等の不具合を生じることを防止し、環境が
変化しても良好な定着性の画像を得ることのできるフル
カラー画像形成装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、表面温度が予め設定された設定温度にな
るよう制御される定着ローラと、上記定着ローラの表面
温度を検知するローラ温度検知手段と、装置本体内の温
度を検知する環境温度検知手段と、上記環境温度検知手
段の検知結果に基づき上記設定温度を補正して制御する
定着制御手段と、モード切替手段と、を有し、上記定着
制御手段が定着ローラの表面温度を環境温度に応じて補
正するための複数の温度制御関数を有し、上記モード切
替手段により複数の温度制御関数の1つを択一的に選択
することを特徴としている。
【0013】また、上記モードが、転写紙の種類による
モードや、画質によるモードを含む構成とすることがで
きる。また、上記モードがフルカラーモードと他のモー
ドとからなり、上記温度制御関数による他のモード動作
時の補正量をフルカラーモード動作時の補正量以下とな
るようにしたり、上記モードがフルカラーモードと他の
モードとからなり、上記フルカラーモード動作時の定着
ローラの温度を常に、他のモード動作時の定着ローラの
温度以上となるようにしてもよい。
【0014】また、上記他のモードが、モノカラーモー
ドおよび文字モードを有し、文字モード動作時の補正量
をモノカラー動作時の補正量以下となるようにしたり、
上記他のモードが、モノカラーモードおよび文字モード
を有し、文字モード動作時の定着ローラの温度をモノカ
ラー動作時の定着ローラの温度以下となるようにした
り、上記モードが厚紙モードを含み、厚紙モード動作時
の補正量を厚紙以外のモード動作時の補正量以下となる
ようにしたり、上記他のモードが厚紙モードを含み、厚
紙モード動作時の定着ローラの温度を他のモード動作時
の定着ローラの温度以下となるようにしたりすることが
できる。
【0015】更に、加圧ローラと、上記加圧ローラの表
面温度を検知する加圧ローラのローラ温度検知手段と、
上記環境温度検知手段の検知結果に基づき上記加圧ロー
ラの表面温度を補正して制御する加圧ローラ温度制御手
段を有し、上記加圧ローラの表面温度を補正する補正量
を設定可能とした構成や、上記加圧ローラ表面温度補正
量を定着ローラの補正量以下となるようにした構成や、
上記加圧ローラの表面温度を定着ローラの表面温度以下
となるようにした構成としてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に基づく画像成形装
置の1実施例としてのカラー複写機の概略構成を示す図
である。図1で、カラー複写機は電子写真プロセスシー
ケンスに基づいてカラー画像形成を行なうプリンタ1
と、原稿を走査してプリンタ1へ画像データを転送する
ためのスキャナー2と、プリンタ1へ転写紙を供給する
ための給紙装置としてのバンク3と、スキャナー2に原
稿を供給するための原稿給紙装置(DF)4と、プリン
タ1から排出される転写紙の仕分け等を行なう後処理装
置としてのソータ5を有している。
【0017】図2は、カラー複写機10全体の制御構成
例を示すブロック図であり、カラー複写機10全体の制
御構成は、プリンタ制御部100と、スキャナー制御部
200と、バンク制御部300と、DF制御部400
と、ソータ制御部500と、システム制御部800およ
び操作制御部900からなっている。
【0018】プリンタ制御部100は、電子写真プロセ
スシーケンスおよび紙搬送処理を制御する。また、プリ
ンタ制御部100はバンク制御部300およびソータ制
御部500と光ファイバーによりシリアルに接続されて
おり、コマンドにより作像タイミングに応じた制御を行
なう。
【0019】スキャナー制御部200は、原稿の読取り
制御および読取った画像データの画像処理制御を行な
う。また、スキャナー制御部2はDF制御部400と光
ファイバーによりシリアルに接続されており、コマンド
により原稿供給シーケンスを制御している。
【0020】システム制御部800は本発明のシステム
全体を制御する。システム制御部800は操作部900
からの指定によりプリンタ制御部100やスキャナー制
御部200に作像条件を渡したり、システム全体の状態
を管理制御し、表示指令を行なう。また、システム制御
部800はプリンタ制御部100,スキャナー制御部2
00,バンク制御部300,DF制御部400,ソータ
制御部500および操作制御部900と光ファイバーに
より接続されている。
【0021】また、プリンタ制御部100とスキャナー
制御部200は画像重ね時の位置合せおよび転写紙と画
像の位置合せの際に要求される厳しい精度条件を満たす
ために、直接シーケンス制御ができるように光ファイバ
ーにより接続されている。更に、画像データをスキャナ
ー制御部200からプリンタ制御部100に直接転送す
るデータバスを備えている。
【0022】図3は本発明のプリンタ制御部100の構
成例を示すブロック図であり、記号101はプログラム
内容を演算及び実行するCPU、102は制御プログラ
ムを内蔵したROM、103はデータを格納および退避
させるためのRAMであり、それぞれデータバス及びア
ドレスバスによって接続されている。104は各制御部
とのコマンド送受信を行なうためのシリアル通信コント
ローラであり、CPU101とはデータバス及びアドレ
スバスによって接続されている。105は画像データの
露光制御を行なう書込制御ICであり、CPU101と
はデータバス及びアドレスバスによって接続されてい
る。また、書込制御IC105は露光用のLD制御ユニ
ット106およびポリゴンモータ115と接続して制御
を行なっている。また、107は入出力制御を行なうI
/Oコントローラである。
【0023】160は定着制御装置であり、定着サーミ
スタA/D入力値を基に定着ヒータ制御用のPWM出力
を行なう。この定着制御装置160には、定着ローラの
温度を検知するローラ温度センサ162、定着装置の環
境温度を検知する環境温度センサ163、操作パネルに
設けられたモード切替手段161が接続されている。1
70はパワーパックユニットであり、パワーパックから
のフィードバックA/D入力を基にパワーパック出力を
PWMによって制御している。また、パワーパックユニ
ットの出力としては、帯電チャージャ、帯電グリット、
現像DCバイアス、ベルト転写チャージャ、紙転写チャ
ージャの出力を備えている。
【0024】180は感光体の表面電位を測定する電位
計回路であり、電位計180の出力はCPU101のA
/D入力に与えられる。181は感光体上のトナー付着
量を測定するためのPセンサー回路であり、Pセンサー
回路181のフォトトランジスタ出力がCPU101の
A/D入力に、また、CPU101からのPWM出力が
Pセンサー181のLEDの駆動回路に与えられる。
【0025】110は紙搬送系を駆動するためのメイン
モータ、111は感光体および中間転写ベルトを駆動す
るためのドラムモータであり、112は現像スリーブを
駆動するための現像モータであり、それぞれオン信号と
速度を半分に落とすための半速信号および速度が目的速
度に達したことを判断するためのロック検出信号をCP
U101に与える。
【0026】113は現像ユニットを装備しているリボ
ルバを回転させるためのリボルバモータであり、4相出
力がCPU101より出力され指定の現像色のリボルバ
を現像位置に停止させることを可能としている。114
はトナーをトナーカートリッジから現像ユニット内に補
給するための補給モータであり、トナー付着量に応じて
オン時間が制御される。
【0027】150は色重ね時の位置合せの基準となる
中間転写ベルトマークセンサであり、信号はタイミング
的に厳しい精度を要求されるのでCPU101の割込み
入力に接続されている。151はリボルバの停止位置基
準となるリボルバホームポジション(リボルバP)セン
サーであり、信号はリボルバ回転中に出力パルスを切換
えるというタイミング的に厳しい精度を要求されるので
CPU101の割込み入力に接続されている。
【0028】図4は、I/Oコントローラ107に接続
する入出力機器の例を示す図であるり、出力機器として
は、レジストクラッチ(レジストCL)130、手差し
CL131、手差しピックアップソレノイド132、除
電ランプ133、中間転写ベルトクリーニング接離用ソ
レノイド134および潤滑剤塗布ソレノイド135があ
り、入力機器としてはレジストセンサー140、手差し
ペーパーエンドセンサー141、黒カートリジセンサー
142、カラーカートリジセンサー143、ドアスイッ
チ入力144、排紙センサー145がある。
【0029】図5は本発明のプリンタの1実施例の主要
部の構成を示す断面図であり、記号10は感光体、20
はリボルバユニット、30は中間転写ベルト、40は書
込系ユニットを示す。
【0030】感光体10の周りには除電ランプ(以下、
QL)11、帯電スコロトロンチャージャ(以下、帯電
CH)12、電位計13、Pセンサー14、転写前除電
ランプ(以下、PTL)15、ベルト転写チャージャ1
6、ドラムクリーニング17が備えられている。
【0031】リボルバユニット20の現像位置は感光体
10上の電位計13とPセンサー14の間に位置付けら
れており、リボルバユニット20の中にはブラック
(K)、シアン(S)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の4色の現像装置21,22,23,24を備え
ており、CPU101からの4相出力指示信号によりリ
ボルバモータ113を回転させて指定色の現像色の現像
装置を現像位置に停止させる。
【0032】書込ユニット40の中にはLDおよびポリ
ゴンモータ115によって回転されるポリゴンミラー等
を備えており、感光体10の帯電CH12と電位計13
の間で露光するように配設されている。
【0033】中間転写ベルト30の周りには、ベルト転
写チャージャ16から回転方向に色重ね時の位置合せの
基準となるベルトの内側に設けられたマークを読取るベ
ルトマークセンサー(以下、マークセンサー)150
と、中間転写ベルト30上に潤滑油を塗布するための潤
滑剤塗布ユニット32、最下部には中間転写ベルト30
上に転写された画像を転写紙に転写するための紙転写チ
ャージャ33が備えられており、また、紙転写チャージ
ャ33とベルト転写チャージャ16の間には、中間転写
ベルト30上の未転写トナーおよび残りトナーをクリー
ニングするためのベルトクリーニングユニット34が備
えられている。さらに、中間転写ベルト30の周長は最
大画像サイズとPセンサーパターン領域(画像後端との
間隔およびパターン余裕長を含む)を加えた長さよりも
長く構成されている。なお、感光体10と中間転写ベル
ト30はドラムモータ111によって駆動されている。
【0034】ベルトクリーニングユニット34は中間ベ
ルトクリーニングソレノイド134によって中間転写ベ
ルト30と接離可能となっており、また、潤滑剤の塗布
も潤滑剤塗布ソレノイド135により塗布の可否が可能
となっている。
【0035】また、紙搬送路の紙転写チャージャ33の
上流にはレジストローラ50があり、下流側には搬送ベ
ルト51と、その先には定着ユニット52が備えられて
いる。なお、ラジストローラ50、搬送ベルト51およ
び定着ローラはメインモータ110によって駆動され、
また、レジストローラ50はレジストCL130によっ
てオン/オフされる。本発明の画像形成装置のプリンタ
1の主要なシーケンスの例について、図5を基に以下説
明する。停止状態では、リボルバユニット20は現像色
K(ブラック)の位置で停止しているものとする。
【0036】<単色印刷のシーケンス>図6は単色シー
ケンスのタイミングチャートであり、単色印刷の場合、
システム制御部800からスタート命令が出されると、
QL11とドラムモータ111をオンにし、感光体10
上のQL11の開始位置が帯電位置に到達したときに帯
電CH12をオンにさせ、更に、感光体10上の帯電C
H12をオンにした位置が現像位置に到達すると現像バ
イアス(DC+AC)および現像モータ112をオンに
させる。また、感光体10上の現像バイアス位置がベル
ト転写位置に到達した時にベルト転写チャージャ16を
オンにする(以上が前回転)。なお、停止時の現像位置
停止色と指定現像色が異なる場合には、現像バイアスオ
ン後にリボルバユニット20を指定現像色が到達するま
で回転させる(この場合は、ここまでが前回転とな
る)。
【0037】感光体10上の露光位置が帯電された状態
になっていれば、感光体10上に潜像を形成することが
可能となる。そのタイミング移行に、スキャナー2から
画像データを送るようにプリンタ制御部100からスキ
ャナー制御部200に対してランプオンおよびスキャナ
ースタート指示信号を送信する。
【0038】スキャナー2によって原稿のスキャン(走
査)が行なわれると、光電変換された画像データがスキ
ャナー制御部200を介して書込制御部105に送られ
書込制御部105で露光データに変換されて感光体10
上に静電潜像を形成するべく露光を行なう。感光体10
上の静電潜像は現像器によって現像され、ベルト転写チ
ャージャーをかけることにより中間転写ベルトに転写さ
れる。
【0039】そして、紙転写位置に到達する直前に紙転
写チャージャ33をオンにして転写紙に画像を転写す
る。なお、紙転写のタイミングに間に合うように転写紙
は給紙され、レジスタローラ50に転写紙先端を突き当
てて待機状態になった後に、紙転写位置で画像先端と転
写紙先端が合うタイミングで、レジストCL130はオ
ンにされる。
【0040】画像を転写された転写紙は搬送ベルト51
により定着ユニット52まで搬送され、定着ローラで熱
定着されて排紙トレイ(図示せず)に排出される。ま
た、紙転写が終了した場合に次の作像がないことを検知
すると終了シーケンスに移行する。具体的には、ベルト
転写CH16のオフの位置が帯電CH12の位置に到達
した時に帯電CH12をオフにし、更に、その位置が現
像位置に到達した場合に現像バイアスおよび現像モータ
112をオフにする。この時点からマークセンサー15
0の基準マーク検出待機状態として、マーク検出後、基
準マークを所定の位置で停止させるまでドラムモータ1
11をオンにして、ドラムモータ111のオフと同時に
QL11をオフにする。
【0041】<重ね色印刷のシーケンス>色重ね時の例
としてA4サイズ(紙搬送方向に短い場合)のフルカラ
ーの基本シーケンスを以下に述べる(前回転までのシー
ケンスは上述の単色印刷の場合と同じであるため、前回
転移後のシーケンスについて述べる)。図7および図8
は重ね色シーケンスのタイミングチャートである。中間
転写転写ベルト30の回転によりマークセンサー150
が基準のマークを検出すると、マークセンサー150は
CPU101の割込み端子に接続されているので、プロ
グラム上で割込み処理がなされ、その処理の中で1色目
(K)のスキャン開始コマンドを送信する。
【0042】感光体10上の1色目(K)の静電潜像を
現像し、ベルト転写が終了すると、2色目(C)の現像
器22が現像位置にくるようにリボルバを回転させる。
また、ベルト転写が終了するとそれまで中間転写ベルト
30に当接させていたベルトクリーニング34を解除し
て、中間ベルト30上の画像を消去しないようにする。
その後、再度、マークセンサー150が基準のマークを
検出の割込みが入った場合に、2色目(C)のスキャン
開始コマンドを送信する。
【0043】1色目と同様に2色目(C)の静電潜像を
現像し、中間ベルト30上に未転写の画像を重畳させ、
ベルト転写が終了すると、3色目(M)の現像器23が
現像位置にくるようにリボルバを回転させる。3色目
(M)、4色目(Y)についても同様にして中間転写ベ
ルトに画像を重畳させる。ベルト転写された中間転写ベ
ルト30上のフルカラー画像は、転写紙に転写するべく
紙転写位置に到達する直前に紙転写チャージャ33をオ
ンにして転写紙に画像を転写する。紙の転送に関しては
単色の場合と同様である。
【0044】4色目(Y)のベルト転写が終了すると、
リボルバユニット20は1色目(K)の現像器21が現
像位置にくるようにリボルバを回転させて、リピートに
備える。また、同時にベルトクリーニング34も解除状
態から当接状態にして中間ベルト30上の紙転写後の転
写残トナーをクリーニングして次の作像に備える。な
お、終了シーケンスについては単色の場合と同様であ
る。
【0045】図7はA4サイズの場合(紙搬送方向に短
い場合)、図8はA3サイズの場合(紙搬送方向に長い
場合)のタイミングチャートであり、図7では1色の作
像周期は中間ベルト30の1周期間であるが、図8では
1色の作像周期は2周期間になっている。本発明の実施
例の場合では、A3サイズでベルト転写終了した時には
次のマークタイミングがすでに来ている。これは、中間
転写ベルト30の1週では次の現像色に切換えるタイミ
ングがないためである。そこで、マークセンサー150
のマーク検出を1色につき1度飛ばしている。また、ベ
ルトクリーニング34の当接と紙転写のタイミング関係
がA4とA3で異なっている。これは、A4の場合はベ
ルト転写CH16の位置から紙転写チャージャ33の位
置までに画像が全部入るので紙転写より前のタイミング
でベルトクリーニング34を当接しているが、A4の場
合はベルト転写CH16の位置から紙転写チャージャ3
3の位置までに画像が全部入らず、また、紙転写中に当
接の振動による転写不良を避けるため紙転写後に当接を
している。なお、図6〜8のタイミングチャートで「F
GATE」とは画像データのゲート信号を意味し、オン
の間、画像データは感光体10に書込まれる。
【0046】なお、上記説明では、複写機を例としたコ
ピーシーケンスについて説明したが、作像に関しては外
部からの画像データを出力する出力機器としてもスキャ
ナー2に対してスキャンスタート命令を出さないように
し、色重ねの際にマークセンサー150のマーク検出を
トリガにして画像データを出力することにより所望の転
写紙出力を得ることができる。
【0047】図9は、本発明に基づく定着ヒーター制御
部の1実施例の構成を示すブロック図である。なお、図
9では1個のヒーターを用いた場合を図示し、説明もこ
の場合に沿っているが、2個のヒーターを用いる場合に
は同じ構成のヒーターを2個並べればよい。なお、ヒー
ターは定着ローラと加圧ローラでは異なる。図9で、各
ローラのサーミスタ信号のA/D変換入力値をもとに、
CPU101はヒーター91のオン/オフ信号をPWM
出力している。オン/オフ制御モード時にはPWM出力
とはならないが、CPU101で出力切換え可能であ
る。また、ヒーターオン信号はSSR(ソリッドステー
トリレー)92を介してヒーターを駆動している。
【0048】<定着温度制御>図10は設定温度が1つ
の場合の温度制御関数、図11は設定温度が2つの場合
の温度制御関数、図12は設定温度が3つ以上の場合の
温度制御関数である。ここで、設定温度とは、常温、す
なわち環境温度が20゜Cの時に設定する温度である。
図10(a)の場合では動作時設定温度150゜Cで環
境による最大補正量ΔT=16degの補正をして定着
温度制御を行ない、図11(a)の場合ではフルカラー
モードの動作時設定温度150゜Cで環境による最大補
正量ΔTful=20degの補正をして定着温度制御を
行ない、他のモードの動作時設定温度140゜Cで環境
による最大補正量ΔTother=20degの補正をして
定着温度の制御をするように構成している。
【0049】(1) 設定温度が1つの場合の定着温度
制御 以下、図10により設定温度が1つの場合の定着温度制
御の実施例について述べる。従来の環境温度による定着
温度制御の補正は標準紙(60〜70Kg相当)を基に
制御するように構成されているため、中厚紙(90Kg
相当)や海外紙等の厚さや、紙質や、熱容量の違いには
対応しきれず、定着不良が発生することがあった。本発
明ではこれに対し、図10(a)に示す標準紙に対する
動作時温度制御関数Tを用いることにより、中厚紙に対
しては、図10(b)の修正後の動作時温度制御関数
T′に示すように、動作時設定温度を150゜Cから1
55゜Cに、最大補正量ΔT=20degをΔT′=1
0degに変更することにより対応できるように構成し
ている。海外紙に対しても同様に設定することができ
る。そして、プリンタ制御部100のROM102に上
記温度制御関数T及びT′で制御するためのプログラム
をインストールしておき、CPU101を介して定着ユ
ニット160が温度制御関数TまたはT′のいずれかに
したがって定着ローラの温度を制御する。直線T,T′
のいずれを選択するかは、画像形成装置の操作パネルに
設けられたモード切替手段161でオペレータが選択し
て決める。
【0050】(2) 設定温度が2つの場合の定着温度
制御 以下、図11により設定温度が2つの場合の定着温度制
御の実施例について述べる。上述の(1)の場合と同様
にフルカラーモード時と他の動作モード時で、別々の補
正条件を用いて定着温度の制御を行なう制御手段を有す
るフルカラー画像形成手段においても、従来の環境温度
とモードの違いに基づく定着制御温度の補正だけでは中
厚紙(90Kg相当)海外紙等の厚さや、紙質や、熱容
量の違いには対応しきれず、定着不良が発生することが
あった。本発明ではこれに対し、図11(a)に示すよ
うにフルカラーモード動作時温度制御関数Tfulおよび
他のモード動作時温度制御関数Totherを用いることに
より、図11(b)の修正後のフルカラーモード動作時
温度制御関数T′fulおよび修正後の他のモード動作時
温度制御関数T′otherに示すように、フルカラーモー
ドの動作時設定温度150゜Cはそのままで、最大補正
量ΔTful=20degをΔT′ful=16degに、他
のモードの動作時設定温度140゜Cはそのままで最大
補正量ΔTother =20degをΔT′other=16d
egに任意に変更することにより標準(指定)紙以外の
紙にも対応できるように構成している。
【0051】上記(1),(2)の構成により、環境が
変っても中厚紙,厚紙および海外紙の定着性をも満足で
きるように設定温度を補正する最大補正量の設定ができ
るので、全ての紙種に対しても良質なコピーを得ること
ができる。
【0052】また、フルカラー画像形成装置では、定着
性を左右するもう1つの要因であるトナー付着量が、フ
ルカラーモード時と比較すると他のモード時ではトナー
を重ねる必要がないという理由から少なくなっている。
従って、フルカラーモード動作時に比べれば他のモード
時の補正量は少なくてよく、制御温度も高くすることを
要しない。上記考察に基づいて本発明では逆の不具合、
例えば、熱量過多によるホットオフセット等が発生しな
いようにフルカラーモードを優先にして、他のモードの
補正量設定可能量、および制御温度を規制する。例え
ば、図11(a)の他のモード動作時温度制御関数Tot
herを図11(c)の修正後の他のモード動作時温度制
御関数T′otherに示すように、フルカラーモードの動
作時設定温度150゜C、最大補正量ΔTful=20d
egはそのままで、他のモードの動作時制御温度および
最大補正量を変更するとして、(イ)他のモードの補正
量設定可能量を規制する場合には、他のモードの動作時
設定温度は146゜に、最大補正量ΔTother=20d
egをフルカラーモードの最大補正量ΔTful=20d
egより少ない値にのみ変更可能とする(図ではΔT′
other=8degとしている)。 (ロ)また、他のモードの制御温度を規制する場合に
は、修正後の他のモードの動作時の温度制御関数T′ot
herは、フルカラーモード動作時の温度より高くする必
要がない。一方、図11(c)では、フルカラーモード
動作時の温度制御関数Tfulと交わるクロスポイントよ
り高い温度環境では、他のモードの動作時の温度制御関
数T′otherの方が高くなっている。そこで、クロスポ
イントより高い温度では、温度制御関数T′otherをフ
ルカラーモード動作時の温度制御関数Tfulにシフトす
るようして、常に、他のモードの動作時の定着ローラの
温度がフルカラーモード動作時より低くなるようにして
いる(図では、最大補正量ΔT″otherは自動的に10
degとなって(シフトして)いる)。
【0053】(3) 設定温度が3つ以上の場合の定着
温度制御 以下、図11および図12により設定温度が3つ以上の
場合の定着温度制御の実施例について述べる。上述の
(2)の場合と同様にフルカラー画像形成装置では、定
着性を左右するもう1つの要因であるトナー付着量が他
のモード時(例えば、モノカラー(単色)モード時)で
も文字モード時では少なくなっている。従って、モノカ
ラーモード動作時に対し文字モード動作時の補正量は少
なくてよく、制御温度も高くすることを要しない。ま
た、厚紙モード時にも既に多くの熱量を与えているため
前述のモード時に比べ動作時の補正量を多くする必要が
なく、更に、制御温度も高くする必要がない。上記考察
に基づいて本発明では逆の不具合、例えば、熱量過多に
よるホットオフセット等が発生しないようにモノカラー
モードを優先にして、文字モードの補正量設定可能量、
および制御温度を規制する。また、同様に、他のモード
を優先にして、厚紙モードの補正量設定可能量、および
制御温度の規制を行なう。
【0054】ここで、図11(a)のフルカラーモード
動作時温度制御関数Tfulと他のモード動作時温度制御
関数Totherを各モードに対して補正可能な動作時設定
温度とし、図12に、修正後のフルカラーモード動作時
温度制御関数T′ful、修正後のモノカラーモード動作
時温度制御関数Tmono、修正後の文字モード動作時温度
制御関数Tchar、および修正後の厚紙モード動作時温度
制御関数Tthikにまとめて示す。図12で、動作時は、
設定温度が全て140゜Cで、最大補正量をΔT′ful
=16degとした場合、他のモード動作時は設定温度
が全て140゜C、最大補正量がモノカラーモードでΔ
Tmono=16deg、文字モードでΔTchar=12de
g、厚紙モードでΔTthik=8degの補正可能に構成
されている。なお、本発明ではそれぞれのモードでの動
作時設定温度および補正量を変更しても、最大補正量
は、ΔTful≧ΔTmono≧ΔTchar≧ΔTthikという関
係を保持するよう構成する。
【0055】また、モノカラーモードを優先にして、文
字モードの制御温度を規制する場合は、モノカラーモー
ド動作時より低く、また、他のモードを優先にして、厚
紙モードの制御温度の規制を行なう場合には、文字モー
ドおよびモノカラーモードより低い温度に設定される。
従って、この場合、図12(a)に示すように環境温度
20゜C以上ではモノカラーモード温度制御関数Tmono
に集約されて制御されることとなる。このとき文字モー
ド動作時の最大補正量はΔT″char、厚紙モード時の最
大補正量はΔT″thikにシフトするように構成されてい
る。なお、本発明ではそれぞれのモードでの動作時設定
温度および最大補正量を変更しても、制御温度は、ΔT
ful≧ΔTmono≧ΔTchar≧ΔTthikという関係を保持
するよう構成されている。
【0056】<加圧ローラの温度制御>なお、一般的な
フルカラー画像形成装置の定着装置ではきめの細かい温
度制御をするために加圧ローラにも加熱手段および表面
温度検出手段が設けられている。そこで、加圧ローラに
対して上記定着ローラと同様な温度制御を行なうことに
より更にきめの細かい温度制御を行なうことができる。
【0057】また、一般的に加圧ローラは転写紙の裏面
に接触するため定着ローラほど熱量は要しない。そこ
で、定着ローラの最大補正量をΔTtei 、加圧ローラ
の最大補正量をΔTkaとした場合、ΔTtei ≧ΔTka
という関係を保持するように構成することが望ましく、
また、定着ローラの温度制御関数をTtei、加圧ローラ
の温度制御関数をTkaとした場合に、Ttei≧Tkaとい
う関係を保持するように構成することが望ましい。
【0058】以上述べたことから、上述した図10,図
11および図12に示したような温度制御関数データを
ROM102或いはRAM103に予め格納し、CPU
101でプログラムにより環境温度および温度制御関数
データからおよび補正量を得て温度制御を行なうように
構成することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、環境が変っても、中厚紙,厚紙および海外
紙の定着性をも満足できるように設定温度を補正する最
大補正量の設定ができるので、全ての紙種に対しても良
質なコピーを得ることができる。
【0060】また、環境が変っても、フルカラーモード
時よりトナー付着量の少ないモノカラーモード時や、更
には、よりトナー付着量の少ない文字モード時に、設定
温度および設定温度を補正する最大補正量を設定可能
で、その補正量および動作時制御温度を適切に規制でき
るので、何れのモードでの定着性をも満足させることが
でき、良好なコピー画像を得ることができる。
【0061】また、環境が変っても、通常モード時より
供給熱量の少ない厚紙モード時に、設定温度および設定
温度を補正する最大補正量を設定可能で、その補正量お
よび動作時制御温度を適切に規制できるので、何れのモ
ードでの定着性をも満足させることができ、良好なコピ
ー画像を得ることができる。
【0062】更に、加圧ローラに対しても定着ローラの
場合と同様に加圧ローラ温度を補正する最大補正量を設
定できるので、更にきめのこまかい温度制御が可能とな
り、良好な定着性のコピー画像を得ることができる。ま
た、補正量および動作時制御温度を適切に規制できるの
で何れのモードでの定着性をも満足させることができ、
良好なコピー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく画像成形装置の1実施例として
のカラー複写機の概略構成を示す図である。
【図2】カラー複写機全体の制御構成例を示すブロック
図である。
【図3】本発明のプリンタ制御部の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】I/Oコントローラに接続する入出力機器の例
を示す図である。
【図5】本発明のプリンタの1実施例の主要部の構成を
示す側面図である。
【図6】単色シーケンスのタイミングチャートである。
【図7】A4サイズの場合のタイミングチャートであ
る。
【図8】A3サイズの場合のタイミングチャートであ
る。
【図9】本発明に基づく定着ヒーター制御部の1実施例
の構成を示すブロック図である。
【図10】設定温度が1つの場合の温度制御関数の例で
ある。
【図11】設定温度が2つの場合の温度制御関数の例で
ある。
【図12】設定温度が3つ以上の場合の温度制御関数の
例である。
【符号の説明】
160 定着ユニット(定着ローラ、加圧ローラ) 161 モード切替手段 162 ローラ温度検知手段 163 環境温度検知手段 800 システム制御部(制御手段) ΔT′ 最大補正量(補正量) ΔT′ful フルカラーモード動作時の最大補正量(補
正量) ΔT′other 他のモード動作時の最大補正量(補正
量) ΔTmono モノカラーモード動作時の最大補正量(補正
量) ΔTchar 文字モード動作時の最大補正量(補正量) ΔTthik 厚紙モード動作の最大補正量(補正量)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面温度が予め設定された設定温度にな
    るよう制御される定着ローラと、上記定着ローラの表面
    温度を検知するローラ温度検知手段と、装置本体内の温
    度を検知する環境温度検知手段と、上記環境温度検知手
    段の検知結果に基づき上記設定温度を補正して制御する
    定着制御手段と、モード切替手段と、を有し、上記定着
    制御手段が定着ローラの表面温度を環境温度に応じて補
    正するための複数の温度制御関数を有し、上記モード切
    替手段により複数の温度制御関数の1つを択一的に選択
    することを特徴とする画像形成装置の定着装置。
  2. 【請求項2】 上記モードが、転写紙の種類によるモー
    ドを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
    の定着装置。
  3. 【請求項3】 上記モードが、画質によるモードを含む
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置
    の定着装置。
  4. 【請求項4】 上記モードがフルカラーモードと他のモ
    ードとからなり、上記温度制御関数による他のモード動
    作時の補正量をフルカラーモード動作時の補正量以下と
    なるようにしたことを特徴とする請求項3記載の画像形
    成装置の定着装置。
  5. 【請求項5】 上記モードがフルカラーモードと他のモ
    ードとからなり、上記フルカラーモード動作時の定着ロ
    ーラの温度を常に、他のモード動作時の定着ローラの温
    度以上となるようにしたことを特徴とする請求項4記載
    の画像形成装置の定着装置。
  6. 【請求項6】 上記他のモードが、モノカラーモードお
    よび文字モードを有し、文字モード動作時の補正量をモ
    ノカラー動作時の補正量以下となるようにしたことを特
    徴とする請求項4または5記載の画像形成装置の定着装
    置。
  7. 【請求項7】 上記他のモードが、モノカラーモードお
    よび文字モードを有し、文字モード動作時の定着ローラ
    の温度をモノカラー動作時の定着ローラの温度以下とな
    るようにしたことを特徴とする請求項4から6のいずれ
    かに記載の画像形成装置の定着装置。
  8. 【請求項8】 上記モードが厚紙モードを含み、厚紙モ
    ード動作時の補正量を厚紙以外のモード動作時の補正量
    以下となるようにしたことを特徴とする請求項2記載の
    画像形成装置の定着装置。
  9. 【請求項9】 上記他のモードが厚紙モードを含み、厚
    紙モード動作時の定着ローラの温度を、常に、他のモー
    ド動作時の定着ローラの温度以下となるようにしたこと
    を特徴とする請求項2または8記載の画像形成装置の定
    着装置。
  10. 【請求項10】 更に、加圧ローラと、上記加圧ローラ
    の表面温度を検知する加圧ローラのローラ温度検知手段
    と、上記環境温度検知手段の検知結果に基づき上記加圧
    ローラの表面温度を補正して制御する加圧ローラ温度制
    御手段を有し、上記加圧ローラの表面温度を補正する補
    正量を設定可能としたことを特徴とする請求項2ないし
    9のいずれか1項に画像形成装置の定着装置。
  11. 【請求項11】 上記加圧ローラ表面温度補正量を定着
    ローラの補正量以下となるようにしたことを特徴とする
    請求項10記載の画像形成装置の定着装置。
  12. 【請求項12】 上記加圧ローラの表面温度を定着ロー
    ラの表面温度以下となるようにしたことを特徴とする請
    求項10または11記載の画像形成装置の定着装置。
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