JPH05297742A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05297742A
JPH05297742A JP4096296A JP9629692A JPH05297742A JP H05297742 A JPH05297742 A JP H05297742A JP 4096296 A JP4096296 A JP 4096296A JP 9629692 A JP9629692 A JP 9629692A JP H05297742 A JPH05297742 A JP H05297742A
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JP
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fixing
transfer material
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roller
image
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Application number
JP4096296A
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English (en)
Inventor
Masakazu Fukuchi
真和 福地
Shizuo Morita
静雄 森田
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像形成装置によりOHPフィルムや
厚紙などに転写されたトナー画像を光沢豊かな画像に定
着する。 【構成】 カラー画像形成装置には通常の定着を行う非
光沢モードとOHPフィルムや厚紙等の定着を行う光沢
モードとが備えられている。定着モードを光沢モードに
選択すると定着装置30によって定着し排紙ローラ31を介
して排紙皿32に排出された転写材を再び転写器24と定着
装置30との間に搬送して再定着を行い共通の排紙ローラ
31によって再び排紙皿32上に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式によって像
担持体上に形成されたトナー画像を転写材上に転写し定
着するカラー画像形成装置に関し特に光沢画像の要求や
OHPフィルム又は厚紙等に対応する再定着手段を備え
た複写機やプリンタなどのカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置においては、
転写材、特に厚紙やOHPフィルム(オーバーヘッドプ
ロジェクト用のトランペンフィルム:合成樹脂質記録シ
ート)などにカラー画像を形成する場合には、優れたカ
ラートナー像の色の再現性を得るために、トナーを殆ん
ど完全に溶かしてトナー層表面の凹凸を無くし表面を平
滑にする必要があるので、定着条件を変えてカラートナ
ー像を定着させていた。
【0003】定着条件を変える方法としては、定着温度
を変える方法と定着速度を変える方法とがある。前者の
定着温度を変える方法は、温度が所定の温度に達するの
に時間がかかること、また、温度変化によるオフセット
が起こり易い、さらに、温度を上昇させるだけでは色の
再現性が不十分であるなど問題を有している。一方、後
者の定着速度を変える方法は、転写手段から定着手段ま
での距離が転写材より長い必要があり、また、連続画像
形成時に前の転写材の後端と後の転写材の前端とが重な
らない程度までにしか定着速度を遅くすることができな
いという問題点を有している。
【0004】いずれにしても、上記定着温度あるいは定
着速度を変える方法による画像形成では、色再現性の優
れたカラー画像を得ることができない。
【0005】このような問題点を勘案して、本出願人は
特開平2-141767号公報において、一度定着終了した転写
材を転写材搬送手段により再度定着すべく搬送し、再定
着させることで、色再現性の優れたカラー画像を得るこ
とができる画像形成装置を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示されている画像形成装置では、一度定着終了し
た転写材を案内爪により再定着搬送路へ搬送された後、
定着手段により再度定着を行うため、搬送経路の構造が
複雑となり、しかも、装置も大型化にならざるをえない
という欠点を有している。
【0007】本発明にはこのような問題点を解決て特に
光沢のある画像の要求やOHPフィルム又は厚紙などに
対応し一度定着した転写材を画像形成装置の定着手段を
用いて再度定着することができかつ再定着時の排紙手段
も共用することのできる簡単な構造でしかもコンパクト
な画像形成装置の提供を課題目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は下記のa,b
のいずれかの手段によって達成される。
【0009】(a)像担持体上に形成されたトナー画像
を転写材上に転写し定着する画像形成装置において、該
画像形成装置には通常の定着モードと定着された転写材
を再び定着する再定着モードとを有し該再定着モードの
選択時には定着後排出された転写材を再度転写部と定着
部との間に搬送し再び定着するようにしたことを特徴と
する画像形成装置。
【0010】(b)(a)において通常の定着モードで
定着された転写材を画像形成装置外に排出する排出部と
再定着モードによる再定着時の排出部とは共通に用いる
ことを特徴とする画像形成装置。
【0011】
【実施例】本発明の1実施例を図1の再定着装置を備え
たカラー画像形成装置の構成を示す側断面図と図2の再
定着モード時のカラー画像形成装置の構成を示す側断面
図と図3の定着装置の構成を示す側断面図と図4の加熱
温度の制御回路を示す図と図5の定着装置各部材の作動
状況を示した説明図と図6の転写材の材質別の適正な定
着温度を示す図表と図7のカラー画像形成装置の操作部
を示す平面図と図8のカラー画像形成装置の制御回路を
示すブロック図と図9の再定着手段の他の実施例を備え
たカラー画像形成装置の構成を示す側断面図とによって
説明する。しかし本発明は本実施例に限定されるもので
はない。図1に示すようにカラー画像形成装置の装置本
体10は、その前面に操作パネル11と開閉自在の上部カバ
ー12、トナー供給カバー13、前面カバー14等によって包
囲され、内部には着脱自在のプロセスカートリッジ15と
給紙カセット16が設けられている。
【0012】図1において、像担持体である感光体ベル
ト17は、可撓性のベルト表面に感光層を塗設したもの
で、駆動ローラ18と従動ローラ19の間に張設されてい
る。駆動ローラ18は、装置本体10に設けられたギヤと噛
合している駆動ギヤを介して回転し(図示せず)、感光
体ベルト17を時計廻り方向に搬送する。また、間隔保持
部材20により、現像器23と感光体ベルト17との距離を一
定に保ち、安定して良好な画像を形成することを可能と
している。本実施例では、像担持体として感光体ベルト
17を用いているが、本発明はこれに限られるものではな
く、感光体ドラム等感光層を有する既存の像担持体にも
適用できる。
【0013】感光体ベルト17の周囲には、帯電手段、露
光手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段が
配設されている。
【0014】帯電手段は、感光体ベルト17の表面上の感
光層を所定極性で均一に帯電させるために設けられてお
り、コロナ帯電器、スコロトロン帯電器など既存の帯電
器21であり、OPC感光体に対してはスコロトロン帯電
器が好ましく用いられる。
【0015】露光手段は、半導体レーザ書き込み系ユニ
ット22であり、帯電器21により帯電した感光体ベルト17
の表面を露光して静電潜像を形成する。
【0016】現像手段は、異なる色の現像剤、例えばイ
エロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色トナー
(現像剤)をそれぞれ収容した複数個の現像器23a〜23
dである。これら各現像器23a〜23dは、感光体ベルト
17と所定の間隙を保つ現像スリーブ231a〜231dと各色
トナーを撹拌する撹拌スクリュー232a〜232dを備え、
感光体ベルト17上の静電潜像をトナー像に非接触現像法
により顕像化する機能を有している。この非接触現像法
は、接触現像法と異なり、感光体ベルト17上に形成され
た先のトナー像を損なわないことと、感光体ベルト17の
移動を妨げないので、良好なカラー画像を得ることがで
きる。現像手段は、本実施例のように異なる4色のトナ
ーを用いるカラー現像に限らず、単色、2色あるいは3
色のトナーを用いてもよく、この場合の現像手段はトナ
ーの色の数だけの現像器を感光体ベルト17の周囲に配設
すればよい。
【0017】転写手段は、転写コロナ放電器などの転写
器24により、感光体ベルト17上に形成されたトナー像を
転写材上に転写する。この転写手段として、転写器24の
かわりに転写ドラムなど既存の転写部材を用いてもよ
い。
【0018】クリーニング手段25は、クリーニングブレ
ード251を有しており、画像形成プロセス中は感光体ベ
ルト17の表面より離間した位置に保たれ、転写材にトナ
ー像を転写後のクリーニング時にのみ感光体ベルト17表
面に圧接して感光体ベルト17をクリーニングするように
設けられている。
【0019】回収ボックス26は、クリーニング手段25に
より除去された感光体ベルト17上の残留トナーを廃トナ
ースクリュー261によってトナー回収管262を経て回収
し、収容するためのものである。
【0020】本実施例においては、上述したプリンタの
画像形成部を構成する感光体ベルト17、帯電器21、各色
トナーを収容した現像器23a〜23d、クリーニング手段
25およびトナー回収ボックス26の各プロセス手段部が一
体のプロセスカートリッジ15内に収められてユニット化
され、装置本体10に対して一括して着脱することができ
る。しかし、プロセスカートリッジ15内にユニット化さ
れるプロセス部はこれに限られるものではなく、少なく
とも感光体ベルト17と現像器23a〜23dがユニット化さ
れていればよく、その他プロセス部が一緒にユニット化
されてもよい。
【0021】上述の構成を有するカラー画像形成装置に
よるカラー画像形成のプロセスは次のようにして行われ
る。
【0022】まず、プロセスカートリッジ15は第1の位
置(後述する)に装填されており、画像形成が可能な状
態である。そして、装置本体10とは別体の画像読み取り
装置から出力される第1の色の画像信号が前記レーザ書
き込みユニット22に入力されると、レーザ書き込み系ユ
ニット22における半導体レーザ(図示せず)でレーザビ
ームが発生される。そのレーサビームが駆動モータ(図
示せず)により回転されるポリゴンミラー221により回
転走査され、fθレンズ222、シリンドリカルレンズ224
および3枚のミラー223を経て、予め帯電器21によって
所定の電荷に一様帯電させられた感光体ベルト17の周面
上に投射され輝線を形成する。
【0023】一方、副走査方向に関しては、感光体ベト
ル17の特定位置に対応したベルトインデックスをフォト
センサ(いずれも図示せず)で検出して、あるいは、プ
リント指令信号を受け、この検出あるいは指令信号を基
準にして画像信号による半導体レーザの変調が開始され
る主走査線が決定される。走査が開始されると主走査方
向に関しては、レーザビームがインデックスセンサ(図
示せず)によって検知され、この検知された信号を基準
にして、第1の色の画像信号による半導体レーザの変調
が開始され、変調されたレーザビームが感光体ベルト17
の表面上を走査する。従って、レーザビームによる主走
査と感光体ベルト17の搬送による副走査により一様帯電
された感光体ベルト17の表面上に第1の色に対応する潜
像が形成される。この潜像は、現像手段のうち第1の色
に対応するイエロートナーを収容した現像器23aにより
現像されて、感光体ベルト17の表面上にイエロートナー
像が形成される。その後感光体ベルト17は、その表面上
にイエロートナー像を保持したまま、感光体ベルト17の
表面より離間しているクリーニングブレード251の下を
通過した後、第2の色の画像形成に入る。すなわち、イ
エロートナー像が形成された感光体ベルト17は、帯電器
21により再び一様帯電され、ついで第2の色の画像信号
が前記レーザ書き込み系ユニット22に入力され、前述し
た第1の色の画像信号の場合と同様に、感光体ベルト17
の表面上への書き込みが行われ潜像が形成される。潜像
は第2の色としてマゼンタトナーを収容した現像器23b
によって現像される。マゼンタトナー像は、すでに形成
されているイエロートナー像の存在下に形成される。
【0024】同様にして、第3の色の画像信号による潜
像形成後シアントナーを収容する現像器23cでシアント
ナー像が形成され、さらに、第4の色の画像信号による
潜像形成後ブラックトナーを収容する現像器23dで感光
体ベルト17の表面上にブラックトナー像を重ね合わせ
て、カラートナー画像が感光体ベルト17の表面上に形成
される。
【0025】これら各現像器23a〜23dの現像スリーブ
231a〜231dには直流あるいはさらに交流バイアスが印
加され、基体が接地された感光体ベルト17には非接触で
反転現像(ジャンピング現像)が行われるようになって
いる。なお、この非接触現像には、1成分現像剤あるい
は2成分現像剤いずれの現像剤でも用いることができ
る。また、1成分現像剤を用いる場合には、後述するト
ナーホッパー35が不要となり、小型化が図れるが、現像
剤の安定性の点で2成分現像剤を用いる現像法の方が優
れているので色再現上好ましい。
【0026】上述の如く感光体ベルト17の表面上に形成
されたカラートナー画像は、給紙カセット16から給紙ロ
ーラ27により供給されタイミングローラ28により前記カ
ラートナー画像とタイミングを合わせた転写材に転写さ
れる。転写器24は、トナーと逆極性の高圧源出力を印加
して転写を行う。
【0027】かくしてカラートナー画像を転写された転
写材は、駆動ローラ18に沿って急激(小径曲率)に方向
変換をする感光体ベルト17により確実に分離されて、搬
送ベルト29により上方に搬送される。なお、この搬送ベ
ルト29には、吸引手段291が備えてあり吸引しながら確
実に上方へ搬送する。そして、転写材は定着装置30の定
着ローラ101及び加圧ローラ102とによってトナーを溶融
固着された後、搬送ガイド7を経て排紙ローラ31により
排紙皿32を兼用した上部カバー12の上面に排出される。
【0028】一方、転写材へカラートナー画像の転写を
終えた感光体ベルト17はさらに時計方向に搬送されて、
クリーニングブレード251を圧接状態としたクリーニン
グ手段25によって残留したトナーの除去、清掃が行われ
る。クリーニング終了後は、再びクリーニングブレード
251が感光体ベルト17から離間して、新たな画像形成の
プロセスに入る。
【0029】なお、上記のように構成されるカラー画像
形成装置においては、上述の通常モード即ち、通常コピ
ーモード(後述する非光沢モード時の制御による画像形
成)での画像形成時のタイミングローラ28、感光体ベル
ト17、搬送ベルト29など搬送手段による転写材の搬送速
度、定着ローラ101および加圧ローラ102 、排紙ローラ3
1の定着速度は、例えばすべて120mm/secであり、また、
定着ローラ101及び加圧ローラ102による定着ローラ101
の表面温度は130℃である。
【0030】また、本実施例のカラー複写機に使用する
トナーとしては、ポリエステル樹脂に染料、顔料を分散
し、重量平均粒径3〜12μmの大きさに粉砕したもので
軟化点が約110℃のものを用いた。
【0031】図3に示すように定着装置30の101は定位
置において回動自在に軸受支持される定着ローラであり
102は上側に位置した定着ローラ101に下方から圧接した
状態で画像形成装置の駆動系により反時計方向に回転さ
れ同時に定着ローラ101を時計方向に従動回転させる。
定着ローラ101と加圧ローラ102はそれぞれほぼ等しい発
熱量の例えば400W程度のヒータH1とH2とを内蔵し
外周面はシリコンゴム層を耐熱性合成ゴム層として有し
ていてそれぞれの各外周面温度は温度センサTS1およ
びTS2によって検出されて画像形成装置の制御系によ
り規定の温度に管理される。
【0032】3は前記定着ローラ101の周面に圧接され
る転写材の分離爪で、定着ローラ101の軸心に並列して
複数個配設される。
【0033】4は前記定着ローラ101のクリーニングロ
ーラで、外周のブラシの先端を定着ローラ101の周面に
接触させ、その回転に従動して同方向に回転される。
【0034】5はオイル供給装置で、そのオイル含浸部
5Aが常時定着ローラ101の周面に接してシリコンオイ
ルを塗布し、定着ローラ101の離型性すなわち転写材の
分離性を向上させる。
【0035】上面にトナー像を転写した転写材が矢示A
方向から定着装置内に搬送されると、転写材は定着ロー
ラ101と加圧ローラ102とによって圧接点Qで上面と下面
とから同時に加熱されてトナーが溶融状態となり、特に
転写材背面から加熱を受けるので、溶融状態となったト
ナーは転写材に充分しみ込み、強固に接着してオフセッ
トのおそれのない光沢の豊かなトナー画像が得られる。
【0036】前記定着装置30における定着温度の制御・
管理は次の如くして行われる。
【0037】図4および図5は前記温度センサTS1と
TS2による温度制御の回路およびプロセスを示したも
ので、装置が「ウォームアップ」の段階ではヒータH1
およびH2はONの状態を持続し、定着ローラ101および
加圧ローラ102は何れも停止状態(OFF)にあり、従って
加圧ローラ102の圧着作用も解除(OFF)されている。
【0038】「ウォームアップ」を終了して定着ローラ
101と加圧ローラ102がそれぞれ所定の周面温度に達し、
定着可能の状態すなわち「レディ」の段階になると転写
材の定着温度を一定に維持するためヒータH1およびH
2はON/OFFを繰り返す状態に転じ、同時に定着ローラ1
01と加圧ローラ102がそれぞれ搬送、回転を開始する。
【0039】「レディ」の段階で画像形成装置において
「プリント」が行われると加圧ローラ102が圧着状態(O
N)となって搬入される転写材の搬送とトナー像の定着
作用が実行される。
【0040】そして、転写材の下面すなわち背面に対す
る加熱温度を転写材のトナー像面に対する加熱温度より
若干高い温度に設定することによって解像性が高くかつ
いわゆるオフセット現象を伴わず光沢に富む良質の定着
画像を得ることを実現している。
【0041】トナー像面に対する加熱温度すなわち定着
ローラ101の周面温度(T1)はトナーを溶融するに必
要な温度130℃に限定されていて、それによりトナーの
過度の溶融が避けられてにじみがなく解像性の高い良質
の定着画像が得られている。
【0042】一方背面に対する加熱温度すなわち加圧ロ
ーラ102の周面温度(T2)は、転写材の材質に応じて
前記の定着ローラ101の周面温度(T1)より高い温度
に設定されていて、それにより溶融したトナーが転写材
に充分にとけ込み吸着されて画像の定着をより強固なも
のとする。このトナーの転写材への吸着作用は、前述し
た定着ローラ101に対する加圧ローラ102のニップ幅を大
きくとることにより促進される。
【0043】定着ローラ101の周面温度(T1)に対す
る加圧ローラ102の周面温度(T2)の温度差は、後述
する如く薄手の普通紙や一部の厚紙を除いて10℃ないし
60℃の範囲に設定されるよう前記の温度センサTS1お
よびTS2の温度検出により制御・管理される。
【0044】図6は適当とする前記の周面温度T1およ
びT2の例を光沢モードと非光沢モードでの定着時の周
面温度を転写材の材質別に示したものである。
【0045】以上説明したカラー画像形成装置では、光
沢モード、非光沢モードの何れかの選択が可能となって
いて、コピー動作の開始に先立ち、図7に示す操作パネ
ル11によって希望するコピー画像の光沢度に対応したモ
ードが選択される。
【0046】即ちコピー画像を光沢画像とする場合には
光沢用釦11Aを、非光沢画像とする場合には非光沢用釦
11Bを選択して押圧する。
【0047】それにより図8に示すように制御部に光沢
モード選択の情報が入力されCPUは続く画像形成のプロ
セスに応じて定着されるコピー画像が予め設定した光沢
モード、非光沢モードの何れかのモードで処理される。
【0048】その際、非光沢モード選択用の非光沢用釦
11Bを選択する時には通常コピーモード(前述)が選択
され、光沢モード選択用の光沢用釦11Aの選択時には再
定着モード(後述)が選択されてそれぞれの画像形成プ
ロセスで制御される。
【0049】以下再定着モードの場合の制御機構につい
て説明する(光沢モードが選択された時)。
【0050】即ち本発明の一実施例としてのカラー複写
機を用いてOHPフィルム、厚紙等転写材等に光沢画像
を形成する場合について、図1および図2を参照して説
明する。
【0051】前記上部カバー12の一部分である排紙皿32
は、一端を回動自在の回動軸321により上部カバー12に
軸支されており、他端には上部カバー12に回動自在に軸
支されている掛止部材322の切り欠き部に掛止されてい
る。以下、この状態(図1)を排紙皿32が第1の位置に
あると呼称する。排紙皿32が第1の位置にある時、排紙
皿32は排紙ローラ31から排紙される転写材を収容する。
【0052】一方、図2に示すように掛止部材322を矢
印の方向に回動させて排紙皿32の掛止を解くことによ
り、排紙皿32はその自重により矢印方向に回動軸321を
中心に回動して、位置決め部材33と係合する。以下、こ
の状態(図2)を排紙皿32が第2の位置にあると呼称す
る。排紙皿32が第2の位置にある時、排紙皿32は再給紙
ローラ34に転写材を給紙する給紙皿の役割を果す。
【0053】位置検出センサ36は、前記排紙皿32が第2
の位置にあることを検出するセンサであって、マイクロ
スイッチ、光電スイッチ、磁気スイッチ等を用いた既存
の各種センサを用いることができる。
【0054】また、転写材検出センサ37は、再定着を行
う転写材が第2の位置にある排紙皿32上に載置されてい
ることを検出するセンサであって、透過式あるいは反射
式のフォトカプラ、非接触式のリードスイッチ、接触式
のマイクロスイッチ等を用いた既存の各種センサを用い
ることができる。
【0055】操作パネル11上の光沢用釦11Aを押圧する
ことによって、制御手段は光沢モードを選択しコピーボ
タンが押されるとまず、前述した通常モードと同様に転
写材上に画像形成を行い、上部カバー12の第1の位置に
ある排紙皿32上に該転写材を排紙させる。
【0056】すなわち、制御手段は定着手段である定着
ローラ101及び加圧ローラ102の加熱ヒータH1,H2を
制御して通常モード時の130℃から再定着モード時の定
着ローラ101の外周温度を130℃、加圧ローラ102の外周
温度を転写材の種類に応じて、例えばトランスペアレン
シ(OHP)の場合180℃まで昇温させるが、再定着給
送ローラ34、定着ローラ101 、加圧ローラ102および排
紙ローラ31による転写材の搬送速度を通常モード時の12
0mm/secのままで各駆動系を設定する。
【0057】なお、再定着モード時には制御手段により
帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニン
グ手段など画像形成プロセス部および給紙ローラ27、タ
イミングローラ28、搬送ベルト29など搬送手段を不作動
とする。すなわち、再定着時は、画像形成を行うわけで
はないので画像形成に必要な手段は不作動とし、再定着
に必要な手段のみ作動するように制御手段は制御する。
【0058】一方、掛止部材322を回動させて排紙皿32
を第1の位置から第2の位置へ移動させる。排紙皿32が
第2の位置に位置する。すなわち、排紙皿32の一端が位
置決め部材33と衝合すると、位置検出センサ36により排
紙皿32が第2の位置に位置したことを制御手段に信号を
出力する。
【0059】そして位置検出センサ36により排紙皿32が
第2の位置にあり、かつ、転写材検出センサ37により再
定着を行う転写材がセットされていることを確認して、
再定着を行う。すなわち、制御手段は、定着温度を180
℃、再給紙ローラ34、定着ローラ101、加圧ローラ102、
排紙ローラ31による再定着を行う転写材の搬送速度を12
0mm/secのままで再定着モード(再定着条件)で以て再
定着シーケンスを作動させ、転写材を定着ローラ101及
び加圧ローラ102へ再給紙ローラ34により給紙して再定
着を行った後、搬送ガイド7を介し、排紙ローラ31によ
り排紙する。
【0060】両モードの温度制御としては図6に示した
如く非光沢用釦11Bが押されて非光沢モードが設定され
た場合は定着ローラ101の外周部の温度T1は130℃、加
圧ローラ102の外周部温度T2は転写材の種類により130
℃又は150℃になるよう温度センサTS1,TS2から
の情報により温度制御がなされ、マットな画像が定着さ
れることとなる。また光沢用釦11Aが押されて光沢モー
ドが設定された場合は、既に説明したようにT1は130
℃、T2は同じく転写材の種類により、160℃,180℃,
190℃等に適宜選択されて転写材の表裏が加熱されるよ
う温度センサTS1,TS2からの情報により温度制御
がなされる。
【0061】光沢モード即ち再定着モード時は、線速を
通常コピーモード時の120mm/secとしたが、必要に応じ
て定着速度を減速することを併せて行ない、例えば60mm
/sec,80mm/sec等に転写材の種類に応じて下げて定着す
ることで、更に光沢画像が得られ特にトランスペアレン
シのシート等の場合透明性に優れ且つ光沢のある画像定
着が形成される。
【0062】また、本実施例では光沢用釦11Aの押圧、
位置検出センサ36による排紙皿32の位置検出、転写材検
出センサ37による転写材検出のすべてを確認した後に、
再定着シーケンスを作動させたが、これに限られるもの
ではなく、これらのうち1つあるいは複数を検出するこ
とによりモード選択および再定着シーケンスの作動を行
ってもよい。この場合、光沢用釦11A、位置検出センサ
36、転写材検出センサ37は、上述のモード選択および再
定着シーケンスの作動に必要なものだけをカラー画像形
成装置に配設すればよいことはいうまでもない。
【0063】また、排紙皿32を掛止している掛止部材32
2を回動させるのは手動でもよいが、先に光沢用釦11A
を押圧することにより制御手段が掛止部材322を回動さ
せて排紙皿32を第2の位置へ移動させてもよい。さら
に、本実施例で示した掛止部材322を不要とし、排紙皿3
2の回動軸321にギヤとモータを組み込み排紙皿32を第1
の位置と第2の位置とを自動的に移動するようにしても
よい。
【0064】次にカラー画像形成装置に内蔵される再定
着手段の他の実施例について説明する。
【0065】なお、カラー画像形成装置のカラー画像形
成プロセス、転写部、定着装置及び排紙部などの設定条
件や基本構成は前述と同じであるため説明は省略し内蔵
される再定着機構と相違点とについて説明する。
【0066】図9に示す装置本体10の前述した排紙皿32
は図に示すように所定の角度で固定され従って掛止部材
322は廃止され排紙皿32の先端は上部カバー12と一体的
に固定されている。そして搬送ベルト29は図に示すよう
に該搬送ベルト29が巻回される上方の駆動ローラ29aが
画像形成装置のフレームに回転自在に軸支され該駆動ロ
ーラ29aを支点として張設された搬送ベルト29を時計方
向に回動させるようになっている。この搬送ベルト29の
回動は前述した操作パネル11の光沢用釦11Aを押すこと
によって例えば画像形成装置に設けられているマグネッ
トに通電され該マグネットのプランジャと接続されてい
る搬送ベルト29の下端部がプランジャの作動ストローク
によって引張られて時計方向に回動し鎖線で示す位置に
位置決めされる。そして定着ローラ101と加圧ローラ102
との上方には図のように右上方に湾曲して排紙ローラ31
に至る搬送ガイド7と左上方に湾曲して立上げられる再
定着用搬送ガイド302が分岐して設けられている。そし
て左上方に立上げられる再定着用搬送ガイド302は画像
形成装置の左側スペースを図のように下方に向けて湾曲
しながら鎖線で示す搬送ベルト29の下端部と転写部との
間に臨むように設けられている。そして再定着用搬送ガ
イド302には複数の搬送ローラ対303が適宜な間隔を有し
て設けられ再定着される転写材が確実に搬送ベルト29上
に搬送されるようにしている。
【0067】そして定着ローラ101と加圧ローラ102との
上方で搬送ガイド7と再定着用搬送ガイド302とが分岐
する分岐点の近傍所定の位置には支軸301aに軸支され
て回動自在な切替ゲート301が設けられ非光沢モード或
は光沢モードの何れかに選択されたときにこれに対応し
て搬送ガイド7或は再定着用搬送ガイド302の各搬送路
を切替えるようにしている。
【0068】切替ゲート301の切替えは例えば光沢モー
ドが選択されると今まで再定着用搬送ガイド302の搬送
路を閉ざしていた該切替ゲート301はマグネット或はカ
ム等の駆動によって反時計方向に回動して搬送ガイド7
の搬送路を閉ざすと共に再定着用搬送ガイド302の搬送
路が開かれる。そして定着装置30も前述した光沢モード
に対応する定着条件に設定される。
【0069】また再定着用搬送ガイド302の搬送ベルト2
9の下方先端部近傍には通過する転写材を検出する例え
ば非接触式のフォトカプラによる転写材検出センサ304
が設けられ該センサ304によって転写材の通過を検知す
るとあらかじめ記憶されたCPUの制御によって切替ゲ
ート301を時計方向に回動し搬送ガイド7の搬送路を開
き再定着された転写材は搬送路の開かれている搬送ガイ
ド7に沿い排紙ローラ31を経て排紙皿32上に排出され
る。
【0070】そして光沢モードが選択されている間切替
ゲート301はあらかじめ記憶されているCPUの制御に
よって転写材が該切替ゲート301を通過したのち所定の
タイムラグを設けて自動的に時計方向に回動し続いて搬
送される光沢モード用の転写材のために再定着用搬送ガ
イド302の搬送路が開かれて待機する。
【0071】そして光沢モードの定着が終了し非光沢用
釦11Bが押されて非光沢モードに切替えられると搬送ベ
ルト29は反時計方向に回動して非光沢モード時の位置に
復帰し切替ゲート301も時計方向に回動して搬送ガイド
7の搬送路が開かれる。
【0072】そして定着装置30も非光沢モードの定着に
対応する前述した定着条件に設定される。なお上述の選
択モードボタンを2通り設けたが光沢モード用ボタンの
みを設け光沢モードボタンが選択された時のみ再定着コ
ピーが成され常時は通常モードコピーの状態をとる如く
したものも本発明の主旨とするものである。
【0073】
【発明の効果】本発明の極めて簡単かつコンパクトなカ
ラー画像形成装置の再定着機構によってOHPフィルム
や厚紙等に転写されたトナー画像が光沢の豊かな美麗な
画像が定着されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による再定着装置を備えたカ
ラー画像形成装置の構成を示す側断面図。
【図2】本発明の1実施例による再定着モード時のカラ
ー画像形成装置の構成を示す側断面図。
【図3】定着装置の構成を示す側断面図。
【図4】加熱温度の制御回路を示す図。
【図5】定着装置各部材の作動状況を示す説明図。
【図6】転写材の材質別の適正な定着温度を示す図表。
【図7】カラー画像形成装置の操作部を示す平面図。
【図8】本発明の1実施例によるカラー画像形成装置の
制御回路を示すブロック図。
【図9】本発明の他の実施例による再定着手段を備えた
カラー画像形成装置の構成を示す側断面図。
【符号の説明】
7 搬送ガイド 10 装置本体 11 操作パネル 11A 光沢用釦 11B 非光沢用釦 12 上部カバー 15 プロセスカートリッジ 17 感光体ベルト 21 帯電器 22 レーザ書き込み系ユニット 23 現像器 24 転写器 29 搬送ベルト 30 定着装置 31 排紙ローラ 32 排紙皿 34 再給紙ローラ 36 位置検出センサ 37 転写材検出センサ 101 定着ローラ 102 加圧ローラ 301 切替ゲート 302 再定着用搬送ガイド 303 搬送ローラ 304 転写材検出センサ 322 掛止部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成されたトナー画像を転
    写材上に転写し定着する画像形成装置において、該画像
    形成装置には通常の定着モードと定着された転写材を再
    び定着する再定着モードとを有し該再定着モードの選択
    時には定着後排出された転写材を再度転写部と定着部と
    の間に搬送し再び定着するようにしたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において通常の定着モードで定
    着された転写材を画像形成装置外に排出する排出部と再
    定着モードによる再定着時の排出部とは共通に用いるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP4096296A 1992-04-16 1992-04-16 画像形成装置 Pending JPH05297742A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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