JPH11309112A - 圧力を均等にする装置とその方法 - Google Patents

圧力を均等にする装置とその方法

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JPH11309112A
JPH11309112A JP11084739A JP8473999A JPH11309112A JP H11309112 A JPH11309112 A JP H11309112A JP 11084739 A JP11084739 A JP 11084739A JP 8473999 A JP8473999 A JP 8473999A JP H11309112 A JPH11309112 A JP H11309112A
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endoscope
pressure
opening
gas
cap
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JP11084739A
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Szu-Min Lin
ス−ミン・リン
Paul Taylor Jacobs
ポール・テイラー・ジェイコブズ
Henry Ka-Wah Hui
ヘンリー・カ−ワー・ヒューイ
Les Authur Feldman
レ・アーサー・フェルドマン
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/121Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内視鏡と共に用いる装置であっ
て、内視鏡の内部空間の圧力とその周囲の環境の圧力を
均等にする装置を提供する。 【解決手段】 本発明の装置は開口部、この開口部にお
けるガス透過除去ゾーンおよび、このガス透過除去ゾー
ンとその周囲の環境の間に設けられる少なくとも一つの
疎水性通気可能膜を区画するハウジングを備える。この
ハウジングには、内視鏡の内部空間に接続するポートが
形成される。ガス透過除去ゾーンには、乾燥剤と抗微生
物剤を除去する材料が備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の内部空間
とその周囲の環境との圧力を均等にする装置とその方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】現代の医療慣行においては、医療または
手術目的で使用される道具は、使用前に殺菌することが
一般的な方法となっている。この道具の殺菌と洗浄は、
装置の材質や機能を損なわないように効率的かつ迅速に
行うことが肝要である。しかし、このような道具は今な
お複雑になっているため、従来の洗浄・殺菌装置とプロ
セスには、これに対応した改良を加えねばならない。こ
のため、殺菌と洗浄に関連する問題は、このような道具
を用いる場合の重要な事項となっている。
【0003】この問題は、内視鏡のような長手(elongat
ed)のチャネルを含む装置には特に関わってくる。典型
的な内視鏡は、手前部と遠方部を有する二本の長手管状
体を備える。この内視鏡の遠方部は、通常人体または動
物の身体にも挿入できるよう可撓性となっており、業界
では挿入管と呼ばれることもある。内視鏡は普通、空
気、液体あるいは道具を通すための多くの管状通路の他
に、内視鏡の動きを制御するワイヤのような種々の内部
構成要素を含む。さらに、内視鏡は、光ファイバーケー
ブルや、画像を身体の中の遠方位置から伝送するための
電気ケーブルを備えたCCDカメラのような画像伝送手
段を具備する。
【0004】このような内部構成要素は、気密または液
密のシース(鞘(sheath))を介して、内視鏡の内部空間
に都合よく封止、保護される。このシースは、通常エラ
ストマー材料でできており、内視鏡を包み込む。使用し
た後は、衛生のため、管状通路の内面をシースとともに
注意深く洗浄・殺菌することが重要である。現在のとこ
ろ、いくつかの従来の殺菌プロセスは、内視鏡を殺菌す
る低圧殺菌チャンバにおいて、過酸化水素あるいはエチ
レンオキシドのような殺菌ガスを使用している。しか
し、この殺菌プロセスにおいては圧力が低いため、内視
鏡の内部空間に捕らえられる空気がエラストマー製シー
スに圧力を与えてしまう。この内部空間の圧力が適当に
放出されないと、エラストマー製シースは、高圧のため
破裂してしまうことがある。事実、従来の典型的な内視
鏡は、減圧下での殺菌プロセス中に補足された空気を放
出する封止可能なポートを使用している。減圧下での殺
菌プロセス中には、内視鏡内の過剰な圧力が解放される
よう、この封止可能なポートを封止するキャップを、内
視鏡の内部空間を殺菌雰囲気と連通させるため開放す
る。しかし、このポートは内視鏡の外面を洗浄する際に
は、洗浄液が内視鏡内に流れ込まないよう封止する必要
がある。したがって、オペレータは封止キャップを処理
に応じて開けたり閉じたりしなければならない。
【0005】悪いことにこのような状況から、大気圧の
殺菌液と減圧された殺菌蒸気を連続したサイクルで使用
する新しい、その場で洗浄する型の殺菌プロセスを開発
しようとする試みが始まった。簡単に言うと、このシス
テムにおいては被殺菌物を殺菌液で予備処理するため、
最初に過酸化水素水のような殺菌液を被殺菌物を収めた
殺菌チャンバに送り込む。続いて、製品が殺菌蒸気に曝
されるよう、殺菌液を、真空を使ってチャンバ内で気化
させる。しかし、殺菌プロセスが液体処理の段階から減
圧下での蒸気殺菌段階に進行するにつれて、この後封止
可能なポートを開閉することのできる機械システムを設
計するのは非常に困難であることは分かるであろう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、殺菌チャ
ンバ内で殺菌液と殺菌蒸気の連続サイクルを用いる殺菌
プロセスにおいて内視鏡の洗浄殺菌が可能な、上述のシ
ステムに替わるシステムが求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の要求は、本発明の
装置と方法によって充足される。特に、本発明の通気キ
ャップは、液体、水蒸気および過酸化水素が内視鏡の内
部空間に流れ込むのを減らしながら、内視鏡内部空間の
圧力と内視鏡のシースを取り巻く環境の圧力を均等にす
る。本発明の一態様においては、内視鏡の内部空間と内
視鏡を取り巻く環境の間の流体の流通を阻止するため、
通気不能膜を用いる。しかし、周囲の環境の圧力が低下
すると、通気不能膜は破裂して開放し、内視鏡内部空間
と内視鏡周囲の環境の圧力差を解消する。
【0008】本発明にはいくつもの態様があることを理
解すべきである。本発明の一態様においては、内視鏡と
ともに用いて、内視鏡内部空間と内視鏡周囲の環境の圧
力を均等にする装置が提供される。この装置は、開口部
とこの開口部に設けられるガス透過除去ゾーンおよび、
このガス透過除去ゾーンと周囲の環境の間にあって少な
くとも一枚の疎水性通気可能膜を区画するハウジングを
備える。この装置のハウジングは、内視鏡の内部空間に
接続するポートが嵌るように形づくられる。ガス透過除
去ゾーンは、乾燥剤と、抗微生物剤を除去する材料を含
む。
【0009】本発明のもう一つの態様においては、内視
鏡内部空間内の圧力と内視鏡を取り巻く環境の圧力を均
等にする方法が提供される。内視鏡は、その内部空間に
接続するポートを備える。この方法は、内視鏡をチャン
バ内に設置する工程と、前記ポートに圧力制御装置を接
続する工程と、内視鏡を第1の圧力にある液相環境に曝
す工程と、続いて内視鏡を、第1の圧力より低い第2の
圧力にある、水蒸気とガス状の抗微生物剤を含む気相環
境に曝す工程を含む。しかし、上述の内視鏡の設置工程
と、圧力制御装置の接続工程は、どちらを先に行っても
よい。圧力制御装置は、開口と、この開口内に設けられ
るガス透過除去ゾーンを区画するハウジングを備える。
さらに、内視鏡を第1の圧力にある液相環境に曝す工程
においては、ガス透過除去ゾーンは、前記開口を通じて
内視鏡の内部空間内に液体が流れ込む量を減少させる。
さらに、内視鏡を第2の圧力にある気相環境に曝す工程
においては、液体の少なくとも一部がガスに相変化す
る。ガス透過除去ゾーンは、水蒸気を吸収し、抗微生物
剤を除去し、そして内視鏡内部空間にある空気の少なく
とも一部を開口を通じて周囲の環境に逃がす。
【0010】本発明のさらに他の態様によれば、内視鏡
とともに用いて、内視鏡内部空間と内視鏡周囲の環境の
圧力を均等にする装置が提供される。この装置は、開口
部と、この開口部を封止する膜と、この膜を破裂させる
尖端を有する装置を備える。この装置のハウジングは、
内視鏡の内部空間に接続するポートが嵌るように形作ら
れる。膜は気体と液体を透過させず、減圧されたときに
破裂する。さらに尖端を有する装置は、減圧時に膜を破
裂させることができるように形づくられる。
【0011】本発明のもう一つの態様においては、内視
鏡内部空間内の圧力と内視鏡を取り巻く環境の圧力を均
等にする方法が提供される。内視鏡は、その内部空間に
接続するポートを備える。この方法は、内視鏡をチャン
バ内に設置する工程と、前記ポートにアダプタを接続す
る工程と、内視鏡を第1の圧力にある液相環境に曝す工
程と、続いて内視鏡を、第1の圧力より低い第2の圧力
にある気相環境に曝す工程を含む。しかし、上述の内視
鏡の設置工程と、圧力制御装置の接続工程は、どちらを
先に行ってもよい。アダプタは開口と、この開口を封止
する不透過性の膜を区画するハウジングを備える。内視
鏡を第1の圧力にある液相環境に曝す工程においては、
膜は、前記開口を通じて内視鏡の内部空間と内視鏡周囲
の環境の間でガスと液体が行き来するのを防止する。さ
らに、内視鏡を第2の圧力にある気相環境に曝す工程に
おいては、減圧時に膜が破裂し、内視鏡の内部空間にあ
るガスを開口を通じて周囲の環境に逃がす。
【0012】したがって、本発明によれば、内視鏡の大
気圧下での液相洗浄工程および/または/殺菌工程と、
続く減圧乾燥工程および/または/殺菌工程を連続して
行える。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の上述の目的と利点は、図
面を参照した以下の詳細な説明により、十分に理解され
るであろう。以下に説明するように、本発明によれば、
内視鏡内部空間への液体、水蒸気および過酸化水素の流
入を減らしながら、内視鏡の内部空間の圧力と内視鏡シ
ース外側の環境の圧力を均等にすることができる。な
お、図面においては、各図面を通して、同じ要素には同
じ参照符号を付してある。図1は、内視鏡のような管腔
をもつ装置を殺菌・洗浄する洗浄・殺菌システム100
を示す図である。このシステム100は、被殺菌物を収
める内部チャンバ104を有する洗浄・殺菌チャンバ1
02を含む。内部チャンバ104は、チャンバフロア1
06、周壁108および封止可能蓋110によって区画
される。周壁108上のバルブ112は、内側チャンバ
104を真空ポンプ(図示せず)に繋げる。チャンバ1
02はまた、必要なときに内側チャンバ104に熱を与
えるための抵抗ヒータのような加熱装置114を備え
る。本発明で使用する殺菌剤は、チャンバ102内にあ
ってチャンバ102が真空になると気化する過酸化水素
液が好ましい。
【0014】また、図1に示すように、内視鏡装置(好
ましくは可撓性内視鏡装置)116は殺菌トレー118
に載せて、チャンバ102内に配置することもできる。
内視鏡116は患者の体内に挿入するための、エラスト
マー製シース122内に収めた可撓部120を含む。ポ
ート124は、内視鏡116の内部空間(図示せず)に
向けて開放しており、内部空間と内視鏡周囲(ここでは
殺菌システム100における内部チャンバ104)の間
での圧力の連通を可能にする。以下に詳述するがこの実
施例においては、図1に示すように通気キャップ126
はポート124に取り付けられる。
【0015】図2に示すように、ポート124は、内視
鏡116から外側に向かって突出する円筒体128を備
える。この円筒体128の中には、冠状の回転可能なカ
ラー(継ぎ輪)130が取付けられ、このカラー130
の上方には、円筒体128に固く連結されるよう、冠状
のカバープレート132が設けられる。カラー130が
回転すると、内視鏡116の内部空間をポート124を
介して周囲の雰囲気に対して選択的に開閉するため、バ
ルブ部材134が作動する。円筒体128からは、ガイ
ドピン136が径方向外側に突出している。また、カバ
ープレート132上のノッチ138は、カラー130上
のノッチ140と整列している。以下により詳しく説明
するように、ここでは、チェックバルブ、触媒、内視鏡
のポートおよび、通気キャップが内視鏡に取り付けられ
たときそのポート124に係合する取付け部も含まれ
る。これらはそれぞれ、米国特許第5,634,880
号(Feldman他)で開示されたチェックバルブ、触媒、内
視鏡ポートおよび通気キャップ取付け部と類似のもので
ある。
【0016】ポート124は、本発明による通気キャッ
プ126を収容するために適合することができる。通気
キャップ126は、図3(A)および図3(B)に詳細
に示すように、カラーノッチ140を係合させる係合ピ
ン151とガイドピン136を収容するための軌道14
8を有する。キャップ126がポート124に差し込ま
れて回転されると、バルブ部材134が開放し、キャッ
プ126の孔を介して内視鏡116の内面空間の圧力を
殺菌システム100の内部チャンバ104のそれと連通
させる。
【0017】図3(A)は、通気キャップ126を示す
図である。キャップ126は、一般に第1の端部143
および第2の端部144を有する円筒体142を備え
る。円筒体142は、第1の部分145と、ポート12
4上のガイドピン136(図2参照)を収納するチャネ
ル148を内部に有する第2の部分146も具備する。
第1の部分145および第2の部分146は、一体に形
成することもできるし、別々に形成し業界で周知の技術
を使って封止可能に接続することもできる。キャップ1
26の円筒体142は、ステンレススチールやアルミニ
ウムのような金属、あるいはPE(ポリエチレン)やP
P(ポリプロピレン)のようなプラスチックから作るこ
とができる。チャネル148は、チャネル148が第2
の部分146の周縁の約1/4だけ周方向に延びる第2
の端部144から、第2の部分146の中に少しだけ軸
方向に入り込む。したがって、キャップ126は、ポー
ト124のガイドピン136がチャネル148に収納さ
れた状態でポート124の上部に覆い被さることにな
る。ついで、ガイドピン136がチャネル148に沿っ
て進むにつれて、キャップ126は1/4回転する。係
合ピン151は円筒体142の第2の部分146から径
方向内側に延び、ガイドピン136がチャネル148の
中に収められたときに、カラーノッチ140に係合す
る。キャップ126が回転すると、係合ピン151はカ
ラー130を回転させ、バルブ部材134を開放する。
【0018】図3(B)は、円筒体142の第2の部分
146の内部構造と、第1の軸方向ポート152と第2
の軸方向ポート154を有する下方ハウジング143を
示す図である。第1の軸方向ポート152は、第2の端
部144から円筒体142の第2の部分146の中まで
延び、円筒体128(図2参照)を収納できる大きさを
している。第1の軸方向穴152は、幾分第2の部分1
46の中まで延びるが、ポートカラー130を収め、か
つプレート132を覆うために第2の部分より径は小さ
い。円筒体142の第2の部分146にあって第1の穴
152に位置する環状の溝156は、キャップ126を
ポート124に封止するためにOリング158を収め
る。
【0019】図3(B)に示すように、円筒体142の
第1の部分145は、内壁162によって区画される第
3の軸方向穴160を備える。第3の軸方向穴160
は、通気キャップ126の第1の端部において、下方ハ
ウジング143から開口163に向かって延びる。呼称
を簡略にするため、第3の軸方向穴160は、以後、キ
ャップハウジングと呼ぶ。第1の部分145は、単一の
部材または、種々の部材の組み合わせから構成される。
以下の実施例で詳細に説明するように、キャップハウジ
ング160は、内視鏡116の内部空間と内部チャンバ
104の間でのガス交換を可能にする一方で液体や水蒸
気が内視鏡116内に流れ込むのを減少させる1個また
はそれ以上の構成要素を収めることができる。
【0020】図4は、通気キャップ126の好ましい実
施例に係るキャップハウジング160の側面図である。
この実施例においては、キャップハウジング160内
に、第1の圧力制御部材164が設置される。この第1
の圧力制御部材164は、第1の膜166と第2の膜1
68の間にサンドイッチ状に封止することができ、かつ
キャップハウジング160の内壁162の一部によって
取り囲まれるガス透過除去ゾーン165から構成され
る。第1の圧力制御部材164は、キャップ126の第
1の端部143に隣接して配置するのが好ましい。こう
すると、図4に示すように、第1の膜166が開口16
3の周りに封止して取り付けられたときは、第2の膜1
68もキャップハウジング160の内壁の周りに封止し
て(例えば、熱溶融、超音波溶融、接着材を使った接
着、あるいは業界で知られた他の方法による取付け)取
り付けられるということである。
【0021】好ましい実施例においては、膜166およ
び膜168は、ガス透過性の疎水性の通気可能な障壁
(すなわち通気可能膜)ならどのようなものからも作る
ことができる。典型的な通気可能膜は、Gor-Tex(商
標)のような多孔性PTFE(ポリテトラフルオロエチ
レン)、Tyvek(商標)のような多孔性ポリオレフィ
ン、あるいはポリエチレン製の不織布である。しかし、
この実施例においては第2の膜168はペーパーフィル
タ、ガラスフィルタ等のガス透過膜からも作ることがで
きる。ガス透過除去ゾーン165は、湿分吸収体(すな
わち乾燥剤)と、過酸化水素あるいはエチレンオキシド
のような抗微生物剤の混合体から構成されるのが好まし
い。なお、抗微生物剤を過酸化水素にしたときは、過酸
化水素を水と酸素に分解するため、触媒を用いる。他
方、抗微生物剤をエチレンオキシドにしたときは、エチ
レンオキシドを吸収するためエチレンオキシド吸収剤を
用いる。したがって、エチレンオキシドは活性炭、ある
いはゼオライトのような分子ふるいによって吸収するこ
とができる。乾燥剤として一般的に用いられる化学物質
としては、P2 5 ,BaO,CaO,Al2 3 ある
いはこれらの可能な組み合わせが挙げられるが、これら
に限定されるものではない。また、抗微生物剤が過酸化
水素のときの触媒材料は、過酸化水素を水と酸素に分解
できる銅または銅合金のような金属ウールが形成するの
が好ましい。他の触媒材料としてはパラジウム、プラチ
ナ、銅、銀、鉄、クロム、マンガン、コバルト、ニッケ
ル、亜鉛、ニオブ、モリブデン、ロジウム、カドミウ
ム、ハフニウム、タングステン、オスミウム、イリジウ
ム、金、水銀、鉛、ビスマス、ポロニウム、トリウムお
よびこれらの合金が挙げられる。
【0022】好ましい実施例に係るプロセスにおいて
は、内視鏡116(図1参照)を低圧の抗微生物性ガス
雰囲気中で殺菌するため、まず記述のように、好ましい
実施例に係る通気キャップ126を内視鏡116のポー
ト124に差し込む。通気キャップ126がポート12
4に係合すると、バルブ部材134(図2参照)は、開
放位置となり、内視鏡116の内部空間を通気キャップ
126のハウジング160と通気状態に置く。従来技術
の項で述べたように、殺菌サイクルは、水と過酸化水素
を含む過酸化水素水を用いて内視鏡116を予備処理す
る液体処理段階から開始される。この段階においては、
通気キャップ126は、この殺菌液が内視鏡116の内
部空間に流入するのを阻止する。第1の圧力制御部材1
64のガス透過除去ゾーン165は、水蒸気(湿分)を
吸収し、第1の通気可能膜166を通して拡散するおそ
れのある過酸化水素蒸気を中和する。
【0023】チャンバ102で過酸化水素を蒸発させる
ために圧力が減少させると、第1の圧力制御部材164
は、内視鏡116の内部空間内の空気を膜166,16
8およびガス透過除去ゾーン165を通して拡散させ
る。こうすると、内視鏡116のエラストマー製シース
122を損傷するおそれのある圧縮空気が解放される。
したがって、通気キャップ126は、内視鏡116の内
部空間内の圧力をチャンバ102内の圧力と等しくする
ことができる。液体予備処理段階に続く真空工程によ
り、雰囲気中の液体が蒸発して内視鏡が乾燥することは
理解されるであろう。したがって減圧プロセスは、真空
乾燥にも使用できる。この実施例においては液体による
予備処理には、例えば、大気圧下の洗浄液(例えば水溶
液)中で内視鏡外面を濯ぐ工程やこれに続く内視鏡の水
洗工程を含めることもできる。これらの洗浄や濯ぎの工
程は、殺菌チャンバ102の外側で行うこともできる。
液体による予備処理は、大気圧下での液体殺菌プロセス
と一緒にチャンバ102内で終わらせることもできる。
したがって、この実施例においては、道具の殺菌は減圧
プロセス中に発生する殺菌液または殺菌蒸気を使って、
減圧殺菌の前またはその最中に行うことができる。内視
鏡116の圧力がその周囲のチャンバ圧力と均等になっ
ても、ガス透過除去ゾーン165は水分を吸収し、第1
の圧力制御部材164内に拡散する過酸化水素を中和す
る。
【0024】通気キャップ126の使用は、殺菌環境中
での殺菌剤を使った殺菌プロセスには限られないことに
注意すべきである。すなわち通気キャップ126は、こ
れ以外にも内視鏡116を洗浄するための大気圧下での
洗浄プロセス(洗浄液での洗浄と水での濯ぎ、およびそ
の後の減圧乾燥を含む)に用いることができる。通気キ
ャップ126はまた、連続洗浄/殺菌サイクルとともに
洗浄プロセスと殺菌プロセスを統合的に行う統合殺菌シ
ステムの実行を可能にするという利点をもつ。このよう
な統合システムにおいては、一旦通気キャップ126が
内視鏡116に取り付けられると、内視鏡116はシス
テム内で洗浄、濯ぎ、液相殺菌、減圧気相殺菌あるいは
真空乾燥が同時に行われるようシステム内に配置され
る。
【0025】殺菌が電磁放射を使って行う場合は胞子駆
除活性を高め、過酸化水素の残留物を除去するためプラ
ズマ場を用いるとよいことが知られている。しかし、プ
ラズマ場が存在する場合は、過酸化水素は典型的には真
空によって除去される。とにかく、一旦殺菌が完了する
と殺菌チャンバ102(図1参照)中での圧力は上昇
し、殺菌チャンバ102内の空気がキャップ126を介
して内視鏡116に流れ込む。殺菌チャンバ内に過酸化
水素あるいは湿分が残っている場合には、ガス透過除去
ゾーン165はこれらが内視鏡116のポート124に
入り込む前に、過酸化水素を中和し湿分を吸収する。殺
菌サイクルが完了した後は通気キャップ126は、内視
鏡116から取り外される。
【0026】図5(A)は、本発明の第2の実施例に係
る通気キャップ126を示す図である。この実施例にお
いては、キャップ126のキャップハウジング160
は、使い捨て型の第1の圧力制御部材164(以後16
4Aの符号を付ける)とともに、第2の圧力制御部材1
70を具備する。さらに、この実施例においては第2の
圧力制御部材170は、図5(A)に示すように第1の
圧力制御部材164Aと、第2の部分146の下方ハウ
ジング143の間に設けられる。以下に詳述するよう
に、この実施例における使い捨て型の第1の圧力制御部
材164Aは、キャップ126のキャップハウジング1
60内に取り外し可能に配置される。
【0027】図5(A)に示すように第2の圧力制御部
材170は、それぞれ入口バルブボア176と出口バル
ブボア178に納められるデュアル(二重(dual))バル
ブシステムから構成される。入口チェックバルブ172
および出口チェックバルブ174を有する。バルブボア
176およびバルブボア178は、図5(A)に示すよ
うにハウジング160内に形成されて軸方向に並行して
配置される。入口バルブボア176および出口バルブボ
ア178はともに、内視鏡116の内側空間および外側
環境の間で、第1の圧力制御部材164Aを介して流体
が行き来できる。入口チェックバルブ172と出口チェ
ックバルブ174は、所定の圧力勾配に応答したときに
のみどちらか一方への流れだけを通す。
【0028】一般に入口チェックバルブ172と出口チ
ェックバルブ174はそれぞれ、内側冠状弁座182お
よびばね座184を有する冠状のバルブ本体180を具
備する。バルブ部材186は、弁座182の下流側に位
置する。ばね188は、弁座182およびばね座184
の間で伸び、バルブ部材186を弁座182に向けて付
勢する。バルブ部材に対するガス圧がばね188の力を
上回るときは、バルブ部材186は、弁座182から離
れる方向に動き、ガスの流れをバルブ本体180に向か
わせる。
【0029】第2の圧力制御部材170のチェックバル
ブ172およびチェックバルブ174は、ガス流が内視
鏡116の中に流れ込むのを防止しながら、圧力が内視
鏡116の内部空間と内視鏡シース122を取り囲む環
境の間で等しくなるのを可能にする。チェックバルブ1
72およびチェックバルブ174は、所定の圧力下で都
合よく開閉することができ、内視鏡116の内部空間に
おける圧力を制御することができる。ばね188は、チ
ェックバルブ172およびチェックバルブ174を開放
するのに必要な圧力を定める。ばねの力は、チェックバ
ルブ172およびチェックバルブ174を開放するに
は、5Torr乃至270Torrの圧力差が必要である。
【0030】図5(B)に示すように、この実施例にお
いては、使い捨て型の第1の圧力制御部材164Aは、
通気キャップ126の取り外し可能な構成要素として作
ることができる。この点、第1の圧力制御部材は、例え
ばガス透過除去ゾーン165で充填された円筒体190
を有する容器として形成することも可能である。容器の
どちらか一端は、通気可能な膜166および膜168に
よって封止可能に被われる。使い捨て型の第1の部材1
64Aは、ハウジング160に沿って封止可能に配置さ
れ各殺菌プロセスの後に取り替えられる。この取り替え
を行うと、比較的高価なキャップ本体142と第2の圧
力制御部材170を節約することができ、殺菌プロセス
全体のコストを削減できる。
【0031】この実施例のキャップを使用するときは、
第1の圧力制御部材164Aは既に説明した機能を果た
す。第2の制御部材170について言うと、圧力が減少
すると出口チェックバルブ174が開放して内視鏡11
6内の空気を逃がし、エラストマー製シース122にか
かる圧力が高まるのを防止する。内視鏡166における
圧力が、チャンバ102の内側の圧力と均等になると、
出口チェックバルブ174は閉止して内視鏡116の内
側空間を封止する。殺菌サイクルの終わりには、殺菌チ
ャンバ102内の圧力は上昇する。第2の圧力制御部材
170の入口チェックバルブ172は、所定の圧力勾配
の下で開放し、空気を第1の圧力制御部材164を介し
て内視鏡116の中に導く。
【0032】図6(A)は、本発明の第3の実施例に係
る通気キャップ126を示す図である。この実施例にお
いてはキャップ126は、使い捨て可能な第1の圧力制
御部材164A、使い捨て可能な通気可能膜192およ
び取り外し可能な第2の圧力制御部材170Aを備え
る。図6(A)に示すように、使い捨て可能な第1の圧
力制御部材164Aは、最初はハウジング160内に封
止可能に設置することができる。続いて、取り外し可能
な第2の圧力制御部材170Aはハウジング160内に
封止可能に配置することができる。ハウジング160の
開口163は、通気キャップ126を使用する度に取り
替えられる使い捨て可能な通気可能膜192で被覆され
る。図6(B)に示すように、第2の圧力制御部材17
0Aは通気キャップ126の取り外し可能な構成要素と
して配置することができる。この点において、第2の圧
力制御部材170Aは、例えば、取り外し可能な第2の
圧力制御部材170Aをハウジング160内に挿入でき
る形状の円筒体194を有する別個のデュアルバルブ装
置として形成することができる。この実施例においては
通気可能膜192は、水がハウジング160の中に流れ
込んだり、チェックバルブ197およびチェックバルブ
174が接するのを防止する。
【0033】図7は、本発明の第4の実施例に係る通気
キャップ126を示す図である。この実施例においては
キャップハウジング160の開口163は、ポリプロピ
レン、ポリエチレンあるいはアルミ箔製膜のような通気
不能なバリア196に封止可能に被覆される。通気不能
な膜196は、内視鏡116とその周囲の環境が相通ず
るのを効果的に阻止する。すなわち気体も液体も、液体
処理の最中に通気キャップ126を通して内視鏡内に拡
散あるいは流入することはできない。しかしチャンバ1
02(図1参照)内の圧力が減少すると、通気不能な膜
196は自ら破れて内視鏡116内の圧力を解放する。
【0034】図8は、本発明の第5の実施例に係る通気
キャップ126を示す図である。この実施例において
は、通気可能な膜198および通気不能な膜196が、
図示のようにしてハウジング160の封止可能に取り付
けられる。この実施例においては圧力が減少すると、通
気不能な膜196が破れるが、通気可能な膜198はキ
ャップ126には触れないまま残される。この実施例に
おいては通気可能な膜198は、通気不能な膜196が
減圧下で破断したときも残留した液体がキャップ126
に入り込むのを都合よく阻止する。この実施例は大気圧
下で洗浄と濯ぎを行い、これに続いて減圧乾燥を行うプ
ロセスシーケンスの場合に特に適している。
【0035】図9は、通気可能な膜198および通気不
能な膜196の間に、鋭利な先端202を有する円錐形
金属プレート乃至針のような鋭利な縁を有する装置20
0が介在する本発明の第6の実施例を示す図である。こ
の実施例の装置200を使う際には、減圧すると、通気
不能な膜196が機械的に破裂して内視鏡116内の圧
力を解放するよう、通気不能な膜196が装置200の
円錐形の先端202に向けて付勢される。
【0036】この発明は、使用目的や使用条件に適合す
るよう容易に変更を加えられるのが分かるであろう。以
下の実施例は例示のためであって、本発明に制限を加え
るためのものではない。したがって、図10(A)乃至
図10(C)は先に説明した第4の実施例、第5の実施
例および第6の実施例を組み合わせて得られた、さらに
別の三つの実施例を示す図である。
【0037】図10(A)に示す第7の実施例において
は、通気キャップ126は、第1の圧力制御部材164
と通気不能な膜196を組み合わせている。この実施例
においては、圧力制御部材164は、キャップの開口1
63が通気不能な膜196によって封止可能に被覆され
るよう、キャップハウジング160の内側にある。キャ
ップを使用する際には、通気不能な膜196が、液体処
理の最中に第1の圧力制御部材164の内側にあるガス
透過除去ゾーン165に湿分が最初の接触するのを防
ぐ。こうすると、続く低圧サイクルのときにチャンバ1
02に存在する可能性のある残留湿分のために使用する
乾燥剤の量を節約することができ、内視鏡116の保護
が良好になる。
【0038】図10(B)は、本発明の第8の実施例を
示す図である。この実施例に係る通気キャップ126に
おいては、第7の実施例を基に、通気不能な膜196が
通気可能な膜198および第1の圧力制御部材164の
間に介在する。
【0039】図10(C)は、本発明の第9の実施例に
係る通気キャップ126を示す図である。この実施例に
おいては、図10(C)に示される手法のように、キャ
ップ126は、通気可能な膜198および通気不能な膜
196の間に設けられる鋭利な先端を有する装置200
に加えて、第1の圧力制御部材を備える。
【0040】図11(A)乃至図11(C)は、第2の
実施例を第4の実施例、第5の実施例および第6の実施
例と組み合わせて得られるもう一つの組の実施例を示す
図である。図11(A)に示す第1の実施例においては
通気キャップ126は、第1の使い捨て圧力制御部材1
64A、第2の使い捨て圧力制御部材170および通気
不能な膜196を具備する。この実施例においては、第
2の圧力制御部材は、キャップハウジング160の内側
にあって、通気不能な膜196はキャップの開口163
を封止可能に被覆する。第1の使い捨て圧力制御部材1
64Aは、通気不能な膜196および第2の使い捨て圧
力制御部材170の間に設置される。これまでに説明し
た実施例のように、第2の圧力制御部材170における
チェックバルブ172およびチェックバルブ174は、
所定の圧力になると、キャップ126を開閉する。
【0041】図11(B)に示す第11の実施例におい
ては、通気キャップ126は第1の使い捨て圧力制御部
材164A、第2の使い捨て圧力制御部材170、通気
不能な膜196および通気可能な膜198を具備する。
この実施例においては、通気キャップ126の構成は図
示の通りである。
【0042】図11(C)に示す第12の実施例におい
ては、通気キャップ126は第1の使い捨て圧力制御部
材164A、第2の使い捨て圧力制御部材170、通気
不能な膜196および通気可能な膜198に加えて、通
気可能な膜198および通気不能な膜196の間に設け
られる鋭利な先端を有する装置200をも具備する。
【0043】最後に図12(A)乃至図12(C)は第
3の実施例と、第4の実施例、第5の実施例および第6
の実施例を組み合わせて得られる最終組の実施例を示す
図である。図12(A)に示す第13の実施例において
は、通気キャップ126は、使い捨て可能な第1の圧力
制御部材164Aおよび取り外し可能な第2の圧力制御
部材170A、使い捨て可能な通気可能な膜192およ
び通気不能な膜196を備える。この実施例においては
第2の圧力制御部材170Aは、キャップハウジング1
60の内側にある第1の圧力制御部材164Aと、使い
捨て可能な通気可能な膜192の間に設けられる。通気
不能な膜196はキャップの開口163を封止可能に被
覆する。
【0044】図12(B)に示す第14の実施例におい
ては通気キャップ126は、使い捨て可能な第1の圧力
制御部材164Aおよび取り外し可能な第2の圧力制御
部材170A、通気不能な膜196およびキャップの開
口163を封止可能に被覆する通気可能な膜198を備
える。この実施例に係る通気キャップ126において
は、第13の実施例を基に通気不能な膜196が通気可
能な膜198と第2の圧力制御部材170Aの間に介在
する。
【0045】図12(C)に示す第15の実施例におい
ては通気キャップ126は、使い捨て可能な第1の圧力
制御部材164Aおよび取り外し可能な第2の圧力制御
部材170A、通気不能な膜196および通気可能な膜
198の他に、膜196および膜198の間に鋭利な先
端を有する装置200を備える。
【0046】以上説明したように、本発明の種々の実施
例によれば内視鏡の内部空間への液体、水蒸気および過
酸化水素の流入を減らしながら、内視鏡116の内部空
間および内視鏡のシース122を取り囲む環境の間で圧
力を均等にすることができる。また、上述したように本
発明の他の実施例は、内視鏡116の内部空間および内
視鏡を取り囲む環境の間の流体の行き来を阻止するた
め、通気不能な膜196を用いる。しかし、周囲の環境
の圧力が減少すると、通気不能な膜196が破裂するた
め、内視鏡116の内部空間の圧力と内視鏡のシース1
22を取り囲む環境の圧力は均等に保たれる。したがっ
て、本発明によれば大気圧下での液相洗浄および/また
は殺菌、ならびにこれに続く減圧乾燥および/または内
視鏡の殺菌を連続工程で行うことができる。
【0047】実際、本発明に係る通気キャップの適用は
上述のプロセスに限られるものではない。本発明は、公
知のEtOキャップ(エチレンオキシドキャップ)より
顕著に優れており、これにとって替わることができる。
EtOキャップは開閉のどちらかのときに、連続液体処
理とこれに続く減圧処理の最中にキャップを使用できな
くなるが、本発明の通気キャップは、ポートを開放する
ときにも、流体が内視鏡内に流れ込むのを阻止する。し
たがって、内視鏡の型や殺菌プロセスが何であっても用
いることができる。
【0048】したがって、上述の本発明の好ましい実施
例の説明は本発明の新規な基本的特徴が明らかにするも
のであるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で装置、方
法および用途の詳細について種々の省略、代替および変
更が可能であることは、当業者には明らかであろう。よ
って、本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ定
められる。
【0049】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 (1)前記抗微生物剤を除去する材料は、抗微生物剤を
分解する触媒である請求項1記載の装置。 (2)前記抗微生物剤を除去する材料は、抗微生物剤を
吸収する吸収剤である請求項1記載の装置。 (3)前記乾燥剤と触媒は、前記疎水性通気可能膜とガ
ス透過除去ゾーンの間に備えられる請求項1記載の装
置。 (4)前記疎水性通気可能膜は、多孔性PTFEまたは
多孔性ポリオレフィンを含む請求項1記載の装置。 (5)前記乾燥剤は、P2 5 ,BaO,CaO,Al
2 3 およびこれらの混合物からなる群より選ばれる材
料を含む請求項1記載の装置。
【0050】(6)前記装置はさらに、前記開口部に配
置され、入口チェックバルブと出口チェックバルブを備
えたデュアルバルブシステムを含む請求項1記載の装
置。 (7)前記装置は、前記周囲の環境の圧力を減少させる
ポンプを含むシステム内に配置される請求項1記載の装
置。 (8)前記液相環境に曝す工程は、前記内視鏡を水と洗
浄剤を含む清浄液または、水と抗微生物剤を含む殺菌液
に曝す工程を含む請求項2記載の方法。 (9)前記抗微生物剤はH22 である請求項2記載の
方法。 (10)前記内視鏡の内部空間と周囲の環境の間のガス
交換を行う際には、デュアルバルブが開く請求項2記載
の方法。
【0051】(11)前記バルブは、約5Torr乃至27
0Torrの圧力差があると開く実施態様(10)記載の方
法。 (12)前記気相環境に曝す工程は、減圧乾燥プロセス
または減圧殺菌プロセスを含む請求項2記載の方法。 (13)前記膜は、ポリエチレン、ポリプロピレンまた
はアルミニウム箔から形成される通気不能膜を含む請求
項3記載の装置。 (14)前記装置は、前記周囲の環境と不透過膜の間に
疎水性のガス透過膜を備える請求項3記載の装置。 (15)前記装置は前記開口部に、乾燥剤と抗微生物剤
を除去する材料の混合物から構成されるガス透過除去ゾ
ーンを含む請求項3記載の装置。
【0052】(16)前記乾燥剤は、P2 5 ,Ba
O,CaO,Al2 3 およびこれらの混合物からなる
群より選ばれる材料を含む実施態様(15)記載の装
置。 (17)前記抗微生物剤を除去する材料は金属触媒を含
む実施態様(15)記載の装置。 (18)前記装置はさらに、前記開口部に配置され、入
口チェックバルブと出口チェックバルブを備えたデュア
ルバルブシステムを含む実施態様(15)記載の装置。 (19)前記装置は、前記周囲の環境の圧力を減少させ
るポンプを含むシステム内に配置される請求項3記載の
装置。 (20)前記液相環境に曝す工程は、前記内視鏡を水と
洗浄剤を含む清浄液または、水と抗微生物剤を含む殺菌
液に曝す工程を含む請求項4記載の方法。
【0053】(21)前記気相環境に曝す工程は、減圧
乾燥プロセスまたは減圧殺菌プロセスを含む請求項4記
載の方法。 (22)前記膜が破裂するのは、前記第2の圧力と前記
内部空間内の圧力の差が約5Torr乃至270Torrのとき
である請求項4記載の方法。 (23)前記膜は、尖端を有する装置が突き刺さって破
裂する請求項4記載の方法。 (24)前記周囲の環境は水蒸気と抗微生物剤を含み、
前記方法はさらに、前記水蒸気を除去する工程と、前記
周囲の環境から前記内視鏡の内部空間に流入してくるガ
スから前記抗微生物剤を除去する工程を含む請求項4記
載の方法。 (25)前記水蒸気は、吸収剤によって吸収・除去され
る請求項4記載の方法。 (26)前記膜が破裂した後デュアルバルブが開く請求
項4記載の方法。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内視鏡と共に用いる装置であって、内視鏡の内部空間の
圧力とその周囲の環境の圧力を均等にする装置が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡を含む殺菌システムの模式図である。
【図2】図1に示した内視鏡の圧力ポートの斜視図であ
る。
【図3】図3(A)は本発明の通気キャップの斜視図で
あり、図3(B)は図3(A)の3B−3B線断面図で
ある。
【図4】第1の制御部材を含む第1の実施例に係る通気
キャップの説明図である。
【図5】図5(A)は第1の制御部材と第2の制御部材
を含む第2の実施例に係る通気キャップの説明図、図5
(B)は図5(A)に示す通気キャップの第1の使い捨
て制御部材の説明図である。
【図6】図6(A)は第1の使い捨て制御部材、取り外
し可能制御部材および通気可能膜を含む第3の実施例に
係る通気キャップの説明図、図6(B)は図6(A)に
示す通気キャップの、デュアルバルブシステムを含む取
り外し可能制御部材の説明図である。
【図7】通気キャップのもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図8】通気キャップのさらに他の実施例の説明図であ
る。
【図9】通気キャップのさらに他の実施例の説明図であ
る。
【図10】通気キャップのさらに他の実施例の説明図で
ある。
【図11】通気キャップのさらに他の実施例の説明図で
ある。
【図12】通気キャップのさらに他の実施例の説明図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・テイラー・ジェイコブズ アメリカ合衆国、92679 カリフォルニア 州、トラブコ・キャニオン、ラニエール 8 (72)発明者 ヘンリー・カ−ワー・ヒューイ アメリカ合衆国、92677 カリフォルニア 州、ラグーナ・ニグエル、ラ・ブライズ 30856 (72)発明者 レ・アーサー・フェルドマン アメリカ合衆国、91301 カリフォルニア 州、カラバサス・ヒルズ、ロスト・オー ク・コート 26910

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を区画し、内視鏡の内部空間に接
    続したポートを収容するために適合したハウジングと、 前記開口部に設けられ、乾燥剤と抗微生物剤を除去する
    材料とを備えたガス透過除去ゾーンと、 前記ガス除去ゾーンと、前記内視鏡の外部環境の間に設
    けられる少なくとも一つの疎水性通気可能膜とを備えた
    内視鏡と共に用いられ、この内視鏡の内部空間とこの内
    視鏡外部の環境間の圧力を均等にする装置。
  2. 【請求項2】 内視鏡をチャンバ内に配置する工程と、 開口部を区画するハウジングとこの開口部の中に設けら
    れたガス透過除去ゾーンとを有する圧力制御装置をポー
    トに接続する工程であって、この接続する工程と前記配
    置する工程はどちらを先に行うこともできることと、 前記内視鏡を第1の圧力下で液相環境に曝す工程であっ
    て、この工程中に前記ガス透過除去ゾーンはこの液体が
    前記開口部を通じて前記内視鏡の内部空間に流入するの
    を減らすことと、 前記第1の圧力より低い第2の圧力で前記内視鏡を水蒸
    気とガス状の抗微生物剤を含む気相環境に曝す工程であ
    って、これにより前記液体の少なくとも一部を気体への
    相変化に誘導させ、前記ガス透過除去ゾーンは前記水蒸
    気を吸収し、前記抗微生物剤を除去し、前記内視鏡の内
    部空間内にある空気の少なくとも一部を前記開口部を通
    じて、周囲の気相環境に逃がすこととを備えた内部空間
    に通ずるポートを有する内視鏡の内部空間の圧力と、こ
    の内視鏡周囲の環境の圧力を均等にする方法。
  3. 【請求項3】 開口部を区画し、内視鏡の内部空間に接
    続するポートを収容するように適合したハウジングと、
    前記開口部を封止する膜であって、ガスと液体を透過せ
    ず、減圧時には破裂することと、前記減圧時には前記膜
    を破る尖端を有する装置とを備える、内視鏡と共に用い
    られ、この内視鏡の内部空間とこの内視鏡外部の環境間
    の圧力を均等にする装置。
  4. 【請求項4】 内視鏡をチャンバ内に配置する工程と、 開口部を封止する不透過膜でこの開口部を区画するハウ
    ジングを有するアダプタをポートに接続する工程であっ
    て、この接続する工程と前記配置する工程はどちらを先
    に行うこともできることと、 前記内視鏡を第1の圧力下で液相環境に曝す工程であっ
    て、この工程中に前記膜は前記内視鏡の内部空間と前記
    内視鏡の外部環境の間で前記開口部を通じて気体と液体
    が移行するのを阻止することと、 前記内視鏡を、前記第1の圧力より低い第2の圧力の気
    相環境に曝す工程であって、前記膜は減圧されたときに
    破裂し、前記内視鏡の内部空間内にある気体を前記開口
    部を通じて周囲の気相環境に逃がすこととを備えた、内
    部空間に通ずるポートを有する内視鏡の内部空間の圧力
    とこの内視鏡周囲の環境の圧力を均等にする方法。
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