JPH11306993A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JPH11306993A
JPH11306993A JP10125387A JP12538798A JPH11306993A JP H11306993 A JPH11306993 A JP H11306993A JP 10125387 A JP10125387 A JP 10125387A JP 12538798 A JP12538798 A JP 12538798A JP H11306993 A JPH11306993 A JP H11306993A
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JP
Japan
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partition
sub
areas
display panel
plasma display
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Pending
Application number
JP10125387A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tsuruoka
美秋 鶴岡
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輝度を高め単位発光領域の各々を分離すること
が可能な隔壁形状を有するプラズマディスプレイパネル
の提供。 【解決手段】アドレス電極と平行する方向に単位発光領
域を分離する主隔壁と、表示電極と平行する方向に単位
発光領域を分離し前記主隔壁に接続している副隔壁と、
前記副隔壁に設けられ放電ガスの通路となる連通部と、
を有するプラズマディスプレイパネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネルの技術分野に属する。特に、プラズマディスプ
レイパネル(以降、略称として「PDP」を併用する)
の背面板に形成される隔壁の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】図6はAC型カラーPDPの一構成例を
示すもので、前面板と背面板を離した状態で示したもの
である。2枚のガラス基板101、102が互いに平行
に且つ対向して配設されており、両者は背面板となるガ
ラス基板102上に互いに平行に設けられた隔壁103
a〜103fにより一定の間隔に保持される。前面板と
なるガラス基板101の背面板側には、放電維持電極と
して一対の透明電極104a,104bとバス電極10
5a,105bとで構成される表示電極が互いに平行に
形成される。バス電極105a,105bは透明電極1
04a,104bの電気抵抗による電圧低下を防ぐため
の金属電極である。この表示電極を覆って誘電体層10
6が形成されており、さらにその上に保護層107が形
成される。
【0003】また、背面板となるガラス基板102の前
面板側の隔壁103a〜103fの間には表示電極と直
交するようにアドレス電極108a〜108eが互いに
平行に形成される。このアドレス電極を覆って誘電体層
109が形成されており、さらにその上に隔壁103a
〜103fの壁面とセル底面を覆うようにして蛍光面1
10a〜110eが設けられている。各隔壁103a〜
103fの間の蛍光面にはRGB各色で発光する蛍光体
材料の1つが充填され、背面板はそのRGB各色のスト
ライプ状の蛍光面が3つから成る組を多数配列した構造
となる。この前面板と背面板の間にはネオンとキセノン
を混合した希ガスが封入される。
【0004】このAC型カラーPDPは、アドレス電極
と前面板の放電維持電極の一方とにより表示データに基
づいたアドレス放電を行って放電空間に電荷を生成した
後、前面板上の表示電極対に交流電圧を印加し放電空間
に電界を生成することにより放電させる構造である。こ
の場合、交流をかけているために電界の向きは周期に対
応して変化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にディスプレイ装
置において画質を向上させることは常に重要な課題であ
り、このAC型カラーPDPにおいても同様である。蛍
光面を発光させた場合の輝度を高めることは、その画質
を向上させる一つの方法である。従来、輝度を高めるた
めに各種の方法が提案されているが決定的な解決策はな
く、それらの方法の積み重ねにより少しづつ輝度が高め
られている。蛍光面の発光面積を広くすることは、一般
にその蛍光面に紫外線が効率よく作用する等により発光
効率が改善されることとなり、輝度が高くなることにつ
ながる。ところが図6に示すように、蛍光面109は隔
壁103の壁面とセル底面を覆うようにして設けられて
おり、蛍光面109は隔壁103の壁面とセル底面の形
状に制約される。すなわち蛍光面109の表面は隔壁1
03の壁面とセル底面の形状によって決まる単純な形状
となり、それによって発光面積が制約されている。
【0006】また、単位発光領域の各々を分離して、発
光させるべきでない領域に紫外線や可視光が漏れること
による不正発光を抑制することも、その画質を向上させ
る一つの方法である。ところが図6に示すように、隔壁
はストライプ状の形状を有しており、隔壁が隣接する方
向には紫外線や可視光がほとんど漏れることがないが、
隔壁が延長される方向には紫外線や可視光が多量に漏れ
るものである。そこで本発明の目的は、輝度を高め単位
発光領域の各々を分離することが可能な隔壁形状を有す
るプラズマディスプレイパネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は「アドレス
電極と平行する方向に単位発光領域を分離する主隔壁
と、表示電極と平行する方向に単位発光領域を分離し前
記隔壁に接続している副隔壁と、前記副隔壁に設けられ
放電ガスの通路となる連通部と、を有するプラズマディ
スプレイパネル」である。本発明によれば、主隔壁によ
りアドレス電極と平行する方向に単位発光領域が分離さ
れ、その主隔壁に接続している副隔壁により表示電極と
平行する方向に単位発光領域が分離され、その副隔壁に
設けられ連通部により放電ガスの通路が形成される。主
隔壁と副隔壁により単位発光領域が分離され、また副隔
壁により蛍光面の発光面積を広くすることができる。し
たがって、輝度を高め単位発光領域の各々を分離するこ
とが可能な隔壁形状を有するプラズマディスプレイパネ
ルが提供される。
【0008】また本発明は「前記主隔壁および前記副隔
壁はプラズマディスプレイパネルの背面板に形成される
プラズマディスプレイパネル」である。本発明のよれ
ば、背面板に主隔壁および副隔壁が形成される。また本
発明は「前記主隔壁および前記副隔壁は同一の高さを有
するプラズマディスプレイパネル」である。本発明によ
れば、単位発光領域をほぼ完全に分離することができ
る。また本発明は「前記連通部は前記副隔壁の頂上部分
に設けられた溝によって形成されるプラズマディスプレ
イパネル」である。本発明によれば、副隔壁の頂上部分
に設けられた溝によって連通部が形成され、塗工された
蛍光体によって連通部が塞がれることがない。また本発
明は「前記連通部は前記副隔壁の頂上部分の中央に設け
られるプラズマディスプレイパネル」である。本発明に
よれば、副隔壁の頂上部分の中央に連通部が設けられる
ことにより隔壁形状の対称性が得られ、焼成によって形
成される隔壁に生じる好ましくない歪みを小さくするこ
とができる。また本発明は「前記連通部は前記副隔壁の
頂上部分の隅に設けられるプラズマディスプレイパネ
ル」である。本発明によれば、副隔壁の隅に連通部が設
けられることにより、焼成によって形成される隔壁に生
じる好ましくない歪みを中央部分においては小さくする
ことができ、単位発光領域の分離が良好となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
により説明する。本発明のPDPにおける隔壁の形状の
一例(その1)を図1に示す。図1(A)は上面図、図
1(B)は斜視図である。図1において、1は背面板の
ガラス基板、2a,2b,・・・はアドレス電極、3は
誘電体層、4a,4b,・・・は主隔壁、5a,5b,
・・・は副隔壁、6aa,6ab,・・・は連通部であ
る。
【0010】図1に示すように、主隔壁4a,4b,・
・・はアドレス電極と平行する方向に単位発光領域を分
離し、副隔壁5a,5b,・・・は表示電極と平行する
方向に単位発光領域を分離する。主隔壁4a,4b,・
・・と副隔壁5a,5b,・・・とは、同一の高さを有
し、各々の隔壁の隅において接続していて、四方を囲ん
で得られる閉領域としての単位発光領域を形成する。単
位発光領域は、画素を構成する部分である。たとえば、
1つの画素は、赤色(R)で発光する単位発光領域と、
緑色(G)で発光する単位発光領域と、青色(B)で発
光する単位発光領域との3つの単位発光領域によって構
成される。
【0011】このように主隔壁4a,4b,・・・と副
隔壁5a,5b,・・・とにより単位発光領域が閉領域
を形成するから、単位発光領域がほぼ完全に分離され、
発光させるべきでない領域に紫外線や可視光が漏れるこ
とによる不正発光を抑制する。すなわち、各々の画素
は、その画素値に基づいて発光し、隣接する画素によっ
て発光色が影響されることがない。これにより良好な画
質が得られる。
【0012】また、図6に示すような従来のPDPにお
ける隔壁は本発明のPDPにおける主隔壁4a,4b,
・・・の部分だけに相当する。これに対し、本発明のP
DPにおける隔壁は、主隔壁4a,4b,・・・の部分
と副隔壁5a,5b,・・・の部分とによって構成され
ている。すなわち、この主隔壁4a,4b,・・・の壁
面と副隔壁5a,5b,・・・の壁面とに蛍光体を塗工
することができる。したがって、蛍光面の発光面積を広
くすることできる。これにより、その蛍光面に紫外線が
効率よく作用する等により発光効率が改善されることと
なり、輝度が高くなる。これにより良好な画質が得られ
る。
【0013】また、副隔壁5a,5b,・・・には連通
部6aa,6ba,・・・が設けられている。連通部6
aa,6ba,・・・はPDPの製造工程において放電
ガスを放電空間に充填するときに放電ガスの通路となる
部分である。図1においては、連通部6aa,6ba,
・・・は、副隔壁5a,5b,・・・の頂上部分に設け
られた溝によって形成される。このように、連通部6a
a,6ba,・・・が形成された場合には、塗工された
蛍光体によって連通部が塞がれることがない。
【0014】図1に示す一例においては、連通部6a
a,6ba,・・・はU字型の断面を有し、副隔壁5
a,5b,・・・の頂上部分の中央に設けられている。
連通部6aa,6ba,・・・は、前述のように、PD
Pの製造工程において放電ガスを放電空間に充填すると
きに放電ガスの通路となる部分である。したがって、そ
の役割においては、連通部6aa,6ba,・・・は、
形状や設けられる位置についての制限はない。その意味
で、本発明は連通部6aa,6ba,・・・の形状によ
って制限されるものではない。
【0015】しかし、形状や設けられる位置によって得
られるPDPの特性等への様々な影響が存在する。たと
えば、連通部6aa,6ba,・・・の形状に関し、断
面積を大きくすると、放電ガスの充填時間を短くするこ
とができる。しかし、単位発光領域を分離し、発光させ
るべきでない領域に紫外線や可視光が漏れることによる
不正発光を抑制する効果が薄れることは明らかである。
また、副隔壁5a,5b,・・・の壁面の面積が相対的
に減少し、蛍光面の発光面積が広くして発光効率を高め
る効果が薄れることは明らかである。したがって、目標
とする特性に対応して適正な形状や位置が決定される。
【0016】次に、連通部6aa,6ba,・・・が設
けられる位置について、図1とは別の一例を示す。本発
明のPDPにおける隔壁の形状の別の一例(その2)を
図2に、また別の一例(その3)を図3に示す。図2に
おいて、連通部6aa,6ba,・・・は副隔壁5a,
5b,・・・の頂上部分の隅に設けられ、図3におい
て、連通部6aa,6ba,・・・は副隔壁5a,5
b,・・・の頂上部分の隅に、副隔壁5a,5b,・・
・の一つ置きに同じ側の隅となるように互い違いに設け
られている。なお、図2、図3において、図1と同一部
分または対応する部分には同一番号を付してある。
【0017】図1に示す隔壁の形状の一例では、副隔壁
5a,5b,・・・の頂上部分の中央に連通部6aa,
6ba,・・・が設けられる。その場合には、隔壁形状
の対称性が得られ、焼成によって形成される隔壁に生じ
る好ましくない歪みを小さくすることができる。また、
図2に示す隔壁の形状の一例では、副隔壁5a,5b,
・・・の頂上部分の隅に連通部6aa,6ba,・・・
が設けられる。その場合には、焼成によって形成される
隔壁に生じる好ましくない歪みを中央部分においては小
さくすることができ、単位発光領域の分離が良好とな
る。また、図3に示す隔壁の形状の一例では、副隔壁5
a,5b,・・・の頂上部分の隅に、副隔壁5a,5
b,・・・の一つ置きに同じ側の隅となるように連通部
6aa,6ab,6ac,・・・が互い違いに設けられ
る。その場合には、図2の場合と同様に、焼成によって
形成される隔壁に生じる好ましくない歪みを中央部分に
おいて小さくすることができ、単位発光領域の分離が良
好となる。
【0018】次に、本発明における隔壁(主隔壁と副隔
壁)の形成方法の一例について説明する。ここで説明す
る形成方法の一例は、凹部に充填したガラスペーストを
ガラス基板に転写して隔壁を形成する方法である。たと
えば、特開平8−27537号公報には、凹版を使用し
て型シートを製造し、その型シートのシート凹部にガラ
スペーストを充填し、その型シートをガラス基板に密着
後薄利して、ガラス基板の表面にガラスペーストを転写
することが記載されている。
【0019】上記と全く同一ではないが類似するガラス
ペーストの転写過程を図4に示す。図4(A)は表面に
凹状パターンを形成したベースフィルム(型シート)の
断面図であり、図4(B)は隔壁を形成するための型シ
ートにガラスペーストを充填した転写シートの断面図で
あり、また、図4(C)と図4(D)は、図4(B)に
示す転写シートを密着後に剥離してパターンを形成する
過程を示す図である。このパターン形成方法は、PDP
における隔壁だけでなく下地層、電極、誘電体層その他
のパターンを形成するために適用することができるが、
ここでは隔壁を形成する方法ついて説明する。図4にお
いて、11はベースフィルム、12は凹状パターン部、
13はインキ層、14は被転写体である。ベースフィル
ム11は、インキ層における溶剤に侵されず、また、工
程中における加熱処理により収縮延伸しないことが必要
であり、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチック
フィルム、シート、アルミニウム、銅等の金属箔が使用
される。膜厚はたとえば300μm〜700μmのもの
が適当である。
【0020】凹状パターン部は、上記の転写シートを使
用して形成される隔壁パターンに対応した形状を有する
ものである。すなわち、前述した図1〜図3に示す隔壁
の凸形状と填め合う形状である凹形状を有する。このよ
うな凹部は、ベースフィルム表面をエンボス加工、エッ
チング等により形成するか、その表面に凹状パターンを
有するように成型加工して形成することができる。好ま
しくは、凹版ローラを使用してベースフィルム上に凸状
パターン(填め合う形状)を硬化性樹脂により形成して
凹状パターンを形成する。
【0021】凹状パターン形成装置を、図5を使用して
説明する。図5において、11はべースフィルム、33
はローラ凹版、34は凹部、35は樹脂供給装置、36
は硬化性樹脂、37は硬化装置、39は剥離ローラ、4
0は塗工賦型部、44は給紙巻取ロール、45は給紙側
送リローラ、47はコンペンセーターローラ、48は排
紙巻取ロールである。凹状パターン形成装置は、ベース
フィルム11を供給する給紙巻取ロール44、給紙側送
リローラ45、コンペンセーターローラ47、および排
紙巻取ロール48から構成されている。上記塗工賦型部
40は、ベースフィルム11を押圧する押圧ローラ3
2、凹部34が刻設されていたローラ凹版33、硬化性
樹脂36(この時点では未硬化の液状である)をローラ
凹版33に塗工するための樹脂供給装置35、ローラ凹
版の凹部34に充填された液状の硬化性樹脂36を硬化
させて固化させる硬化装置37、及び剥離ローラ39か
らなる。
【0022】塗工賦型部40では、押圧ローラ32によ
ってベースフィルム11が押圧されて、ベースフィルム
11が押圧ローラ32と剥離ローラ39との間の位置
で、樹脂供給装置によって塗工された硬化性樹脂36を
介してローラ凹版33の版面に密着される。そして、ロ
ーラ凹版33は電動機等で駆動される駆動装置(図示せ
ず)により、ベースフィルム11の送り速度とローラ凹
版33の周速度が同調するように回転駆動されており、
ローラ凹版33と該ローラ凹版33に密着されたベース
フィルム11との間でローラ凹版の凹部34に充填され
た硬化性樹脂36がそのままの状態で硬化装置37によ
り硬化させて固化することによりベースフィルム11上
に接着させ、その後剥離ローラ39によってベースフィ
ルム11がローラ凹版33から剥離され、ベースフィル
ム11上に凹状パターン部12が形成される。上記押圧
ローラ32はベースフィルム11をローラ凹版の版面に
押圧できればよいが、通常直径50〜300mm程度で
あり、金属製の軸心の周囲にシリコーンゴム、天然ゴム
等を被覆したものである。
【0023】硬化装置37は、硬化性樹脂の種類に応じ
て適宜選択することができるが、電磁波または荷電粒子
線のうち硬化性樹脂を架橋・重合させるエネルギーを有
する放射線を照射する装置を挙げることができる。この
ような放射線として工業的に利用できるものは赤外線、
可視光、紫外線もしくは電子線等があり、その他マイク
ロ波やX線等の電磁波も利用できる。なお、図5におい
て38は線源から発する放射線を効率よくローラ凹版に
照射するための反射鏡である。また、硬化装置37は、
1基のローラ凹版に対して2基設けられており、且つこ
れらの2基の硬化装置の線源S1、S2はローラ凹版の
中心Oとを結んだ角S1OS2が70〜110°の角度
範囲、好ましくは90°の角度に設定されている。
【0024】ローラ凹版33としては、電子彫刻、エッ
チング、ミル押し、電鋳等の方法で所定の凹部34を設
けたものを用いることができる。このローラ凹版の材質
はクロムを表面にメッキした銅、鉄等の金属、硝子、石
英等のセラミックス、アクリル、シリコン樹脂等の合成
樹脂等が用いられる。また、シート上に電離放射線硬化
性樹脂、熱硬化性樹脂等によりパターンを形成したシー
トをパターン面を外面としてローラに巻き付けたものを
用いることができる。ローラ凹版の大きさは特に限定さ
れないが通常直径150〜1000mm、線幅300〜
2000mm程度である。ローラ凹版に形成される凹部
34の大きさ形状はパターン部に対応して設定される。
また、ベースフィルム11としては、放射線の硬化性樹
脂への到達を阻害しないものが用いられる。
【0025】硬化性樹脂としては、公知の電離放射線硬
化性樹脂や、熱硬化性樹脂を用いることができる。電離
放射線硬化性樹脂としては、紫外線或いは電子線硬化性
樹脂等が使用でき、分子中に重合性不飽和結合またはエ
ポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマー及び/また
は単量体を適宜混合した組成物を用いることができる。
プレポリマー、オリゴマーとしては、不飽和ジカルボン
酸と多価アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル
類、エポキシ樹脂、ポリエステルメタクリレート、ポリ
エーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレート等
のメタクリレート類、ポリエステルアクリレート、ポリ
エーテルアクリレート、ポリオールアクリレート等のア
クリレート類が挙げられる。
【0026】単量体としては、少なくとも1つの重合可
能な炭素−炭素不飽和結合を有する化合物が挙げられ
る。例えばアリルアクリレート、ベンジルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、ブトキシエチレング
リコールアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、
ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、グリ
セロールアクリレート、等の1種または2種以上の混合
物が挙げられる。
【0027】特に、紫外線硬化型の場合には、前述の組
成物に光開始剤を適宜混合する。光開始財としては、ベ
ンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4,4
−ピス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4−ピ
ス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、α−アミノアセ
トフェノン、4,4−ジクロロベンゾフェノン、4−ベ
ンゾイルー4−メチルジフェニルケトン、1ジベンジル
ケトン、フルオレノン、2,2−ジエトキシアセトフェ
ノン、2,2−ジメトキシー2−フェニルアセトフェノ
ン、メチレンブルー等の光還元性の色素とアスコルビン
酸、トリエタノールアミン等の還元剤の組合せ等が挙げ
られる。また、これらの光開始剤の1種または2種以上
を組み合わせて使用してもよい。
【0028】転写シートは、図3においては平板状とし
たが、シリンダー状としてもよいものであり、また、ベ
ースフィルムにおける凹部からのインキ層の転写性を向
上させるために、必要に応じて、凹部表面には剥離層が
設けられてもよく、また、ベースフィルム中、また凹部
を形成する硬化性樹脂中には剥離剤を混練してもよい。
剥離剤は、例えばポリエチレンワックス、アミドワック
ス、テフロンパウダー、シリコーンワックス、カルナバ
ワックス、アクリルワックス、パラフィンワックス等の
ワックス類、フッ素系樹脂、メラミン系樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、電離放射線硬化型の多官能アクリレート樹
脂、ポリエステル街脂、エポキシ樹脂、アミノ変性、エ
ポキシ変性、OH変性、COOH変性、触媒硬化型、光
硬化型、熱硬化型のシリコーンオイル、またはシリコー
ン樹脂が例示される。剥離層を形成する場合には膜厚1
0〜3000μmのものとされる。
【0029】次に、ベースフィルム上に形成された凹部
12には、インキ層が充填される。インキ層としては、
その用途として隔壁の場合には、少なくともガラスフリ
ットを有する無機成分と焼成により除去される樹脂成分
とからなる。ガラスフリットとしては、その軟化点が3
50℃〜650℃で、熱膨張係数α300が60×10
-7/℃〜100×10-7/℃のものが挙げられる。ガラ
スフリットの軟化点が650℃を越えると焼成温度を高
くする必要があり、その積層対象によっては熱変形した
りするので好ましくなく、また、350℃より低いと樹
脂等が分解、揮発する前にガラスフリットが融着し、層
中に空隙等の発生が生じるので好ましくない。また、熱
膨張係数が60×10-7/℃〜100×10-7/℃の範
囲外であると、ガラス基板の熱膨張係数との差が大き
く、歪み等を生じるので好ましくない。
【0030】また、無機成分として、ガラスフリットの
他に無機粉体、無機顔料をそれぞれ2種以上を混合して
使用してもよい。無機粉体としては、骨材であって、必
要に応じて添加される。無機粉体は、焼成に際しての流
延防止、級密性向上を目的とするものであり、ガラスフ
リットよリ軟化点が高いものであり、例えば酸化アルミ
ニウム、酸化硼素、シリカ、酸化チタン、酸化マグネシ
ウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリ
ウム、炭酸カルシウム等の各無機粉体が利用iでき、平
均粒径0.1μm〜20μmのものが例示される。無機
粉体の使用割合は、ガラスフリット100重量部に対し
て無機粉体0重量部〜30重量部とするとよい。
【0031】また、無機顔料としては、外光反射を低減
し、実用上のコントラストを向上させるために必要に応
じて添加されるものであり、暗色にする場合には、耐火
性の黒色顔料として、Co−Cr−Fe、Co−Mn−
Fe、Co−Fe−Mn−Al、Co−Ni−Cr−F
e、Co−Ni−Mn−Cr−Fe、Co−Ni−Al
−Cr−Fe、Co−Mn−Al−Cr−Fe−Si等
が挙げられる。また、耐火性の白色顔料としては、酸化
チタン、酸化アルミニウム、シリカ、炭酸カルシウム等
が挙げられる。
【0032】次に、焼成により除去される樹脂成分は、
熱可塑性樹脂、または硬化性樹脂であり、無機成分のバ
インダーとして、また、転写性の向上を目的として含有
させるものである。熱可塑性樹脂としては例えばメチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレー
ト、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリ
レート、イソプロピルメタクリレート、sec−ブチル
アクリレート、sec−ブチルメタクリレート、イソブ
チルアクリレート、イソブチルメタクリレート、ter
t−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレ
ート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ヒドロキプロピルアクリレート、ヒ
ドロキプロピルメタクリレート等の1種以上からなるポ
リマーまたはコボリマー、エチルセルロース、ボリブテ
ン誘導体が好ましい。また、硬化性樹脂としては、上述
したベースフィルム表面の凹部形成の際に説明した硬化
樹脂が使用できる。
【0033】無機成分と樹脂成分との使用割合は、無機
成分100重量部に対して樹脂成分3重量部〜50重量
部、好ましくは5重量部〜30重量部の割合からなる。
樹脂成分が3重量部より少ないと、パターン形状保持性
が悪く、PDP等の作製に支障となるという問題が発生
する。また、50重量部より多くなると、焼成後の膜中
にカーボンが残り、品質が低下するので好ましくない。
また、必要に応じて可塑剤、増粘剤、分散剤、沈降防止
剤、消泡剤、剥離剤、レベリング剤等が添加される。
【0034】可塑剤は、転写性、インキの流動性を向上
させることを目的として添加され、例えばジメチルフタ
レート、ジブチルフタレート等のフタル酸エステル類、
トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリ−n−
アルキルトリメリテート等のトリメリット酸エステル、
ジメチルアジペート、ジブチルアジペート等の脂肪族二
塩基酸エステル類、グリコール誘導体、等が例示され
る。増粘剤は、インキにおける粘度を増大させることを
目的として必要に応じて添加されるものであり、公知の
ものを使用できるが、例えはヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
等が挙げられる。
【0035】分散剤、沈降防止剤としては、無機成分の
分散性、沈降防止性の向上を目的とするものであり、例
えば燐酸エステル系、シリコーン系、ひまし油エステル
系、各種界面滑性剤等が例示され、消泡剤としては、例
えばシリコーン系、アクリル系、各種界面滑性剤等が例
示され、剥離剤としては、例えばシリコーン系、フッ素
系、パラフィン系、脂肪酸系、脂肪酸エステル系、ひま
し油系、ワックス系、コンパウンドタイプが例示され、
レベリング剤としては、例えばフッ素系、シリコーン
系、各種界面滑性剤等が例示され、それぞれ、適宜量添
加される。
【0036】上記のインキ材料は、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノン等のアノン
類、1塩化メチレン、3−メトキシブチルアセテート、
エチレングリコールモノアルキルエーテル類、エチレン
グリコールアルキルエーテルアセテート類、ジエチレン
グリコールモノアルキルエーテル類、ジエチレングリコ
ールモノアルキルエーテルアセテート類、プロピレング
リコールモノアルキルエーテル類、プロピレングリコー
ルモノアルキルエーテルアセテート類、ジプロピレング
リコールモノアルキルエーテル類、ジプロピレングリコ
ールモノアルキルエーテルアセテート類、α−若しくは
β−テルピオネール等のテルペン類に溶解、または分散
させてインキとされる。なお、このような溶剤を使用し
ないノンソルタイプのインキでもよい。
【0037】また、転写シート表面には表面に防傷、ゴ
ミ混入防止、ブロッキング防止等を目的として、必要に
応じて保護フィルムが、貼合される。保護フィルムは例
えばポリエチレンテレフタレートフィルム、1.4−ポ
リシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィル
ム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレ
ンサルファイドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ
プロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミド
フィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアル
コールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロ
ース誘導体フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化
ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィル
ム、アイオノマーフィルム等で、積層面がシリコーン処
理、アクリルメラミン処理、ワックス処理等により剥離
処理された膜厚1μm〜400μm、好ましくは4.5
μm〜200μmのものである。
【0038】なお、ベースフィルムの凹部内にインキを
充填し、必要により保護フィルムを貼合した後、シート
を−旦巻き取ってもよいが、保護フィルムを設けないで
そのまま基板に転写してもよい。また、必要な長さにベ
ースフィルムを裁断してからインキを充填し、転写に使
用してもよいし、また、インキを充填したものを必要な
長さに裁断してから基板への転写に使用してもよい。
【0039】次に、転写シートを使用したパターン形成
方法について、図4(C),図4(D)により説明す
る。インキ層13を充填したベースフィルム11は、被
転写体14にラミネートされた後、ベースフィルム11
の背面から押圧ローラ(図示せず)等を使用して転写す
るとよく、また、インキ層における樹脂成分が熱可塑性
樹脂である場合には熱ローラ、レーザー光、熱プレス等
の方法により加熱圧着させるとよく、また、硬化性樹脂
の場合には、ラミネート時に放射線照射、加熱等の硬化
処理してもよく、また、転写後、硬化させてもよい。ま
た、ラミネート時に熱ローラを使用してもよい。被転写
体14は、パターンがPDP部材における隔壁である場
合には、下地層を有するかもしくは有しないガラス基板
上に電極層のみ、もしくは電極層、誘電体層を順次積層
したものである。
【0040】また、転写シートにおける凹部パターン中
に、上記した顔料の相違したインキ層を複数層以上積層
することにより充填してもよい。例えば、隔壁形成層用
パターンとして、凹部中にまず黒色インキ層を一部設け
た後、次いで白色インキ層を積層し、黒色インキ層と白
色インキ層の2層からなる充填構造としてもよく、この
場合、基板上に転写された状態で白色リブ上に黒色リブ
が積層された複数層構成の隔壁とすることができる。こ
れにより、隔壁の観察側が黒色となり、コントラストが
向上する。また、転写シートを使用してパターン転写す
るにあたり、所望の膜厚を得るために同一パターンで充
填操作−転写操作を複数回繰り返してもよい。
【0041】この転写シートを使用したパターン形成方
法は、特に、隔壁等の高精細なパターンを形成するのに
適するものであり、作製時間を短縮でき、歩留りを向上
させることができると共に、表面平滑性に優れ、かつ膜
厚が均一で分布精度の良好なパターンが得られる。被転
写体にインキ層がパターン状に転写された後、350℃
〜650℃の焼成温度でインキ層における有機成分を気
化、分解、揮発させることにより、溶融したガラスフリ
ットにより無機粉体が緻密に結合したものとでき、焼成
により隔壁だけでなく、電極層、下地層、誘電体層等を
形成することができる。
【0042】なお、隔壁の形成方法は、前述の方法に限
定されるものではない。たとえば、第1工程として連通
部の高さまでの主隔壁と副隔壁を形成し、次に第2工程
として、上層の主隔壁と副隔壁を形成するようにする。
このような段階的な形成方法とすれば、感光性の材料を
用いたフォトリソ法、印刷法、サンドブラスト法、基板
上に型を形成して充填する充填法、等の隔壁を形成する
方法により、本発明における主隔壁と副隔壁を形成する
ことができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例により説明する。 (ベースフィルムの形成)紫外線硬化型インキ(日本化
薬(株)製、DKF−901)を、図5に示す装置に装
填すると共に、ポリエチレンテレフタレートフィルム
(膜厚300μm)をベースフィルムとした。また、線
源は紫外線照射(600mJ/cm2 )とし、図5に示
すように、ベースフィルム上に、凹版ローラの回転速度
5m/minで凹部を形成した。凹部の形状としては図
1,図2,図3に示す隔壁形状と従来の隔壁形状(副隔
壁なし)とが各々得られるものであり、主隔壁4a,4
b,・・・に対して線幅70μm、深さ180μmの凹
部を、また副隔壁5a,5b,・・・に対して線幅70
μm、深さ180μmの凹部を、また連通部は断面の幅
および深さが各60μmとなる溝を形成した。
【0044】 (隔壁形成用インキの組成) ・ガラスフリツト(MB−008、松浪硝子工業(株)製) ・・・・65重量部 ・α−アルミナRA−40(岩谷化学工業) ・・・・10重量部 ・ダイピロキザイドブラツク#9510(大日精化工業(株)製) ・・・・10重量部 ・n−ブチルメタクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体( 8/2) ・・・・8重量部 ・ポリオキシエチレン化トリメチロールプロパントリアクリレート ・・・・8重量部 ・シリコーン樹脂(信越化学工業(株)製X−24−8300) ・・・・1重量部 ・光開始剤(チバガイギー社製「イルガキユア369」) ・・・・3重量部 ・プロピレングリコールモノメチルエーテル ・・・・10重量部 ・イソプロピルアルコール ・・・・10重量部 をセラミックビーズを使用したピーズミルを使用して混
合分散処理し、隔壁の形成に用いるインキを調製した。
【0045】(転写シートの形成)このインキを上記で
得た凹部を有するベースフィルム上の凹部にインキをド
クターにより充填し、ポリエチレンフィルムをラミネー
トして、本発明の転写シートを形成した。 (隔壁の形成)転写シートのポリエチレンフィルムを剥
離した後、オートカットラミネーター(旭化成(株)
製、型式ACL−9100)を使用し、基板プレヒート
温度80℃、ラミローラ温度100℃の転写条件で下地
層、電極、誘電体層を順次設けたガラス基板上にラミネ
ートした。次いで、ベースフィルムを剥離し、570℃
で焼成した。
【0046】上記のようにして形成した隔壁を有する背
面板を用いてPDPを構成し、その特性を測定して下記
の表1の結果を得た。
【表1】
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、輝度を高
め単位発光領域の各々を分離することが可能な隔壁形状
を有するプラズマディスプレイパネルが提供される。ま
た、隔壁および副隔壁はプラズマディスプレイパネルの
背面板に形成される本発明のよれば、背面板に隔壁およ
び副隔壁が形成される。また、隔壁および副隔壁は同一
の高さを有する本発明によれば、単位発光領域をほぼ完
全に分離することができる。また、連通部は副隔壁の頂
上部分に設けられた溝によって形成される本発明によれ
ば、副隔壁の頂上部分に設けられた溝によって連通部が
形成され、塗工された蛍光体によって連通部が塞がれる
ことがない。また、連通部は副隔壁の頂上部分の中央に
設けられる本発明によれば、副隔壁の頂上部分の中央に
連通部が設けられることにより隔壁形状の対称性が得ら
れ、焼成によって形成される隔壁に生じる好ましくない
歪みを小さくすることができる。また、連通部は副隔壁
の頂上部分の隅に設けられる本発明によれば、副隔壁の
隅に連通部が設けられることにより、焼成によって形成
される隔壁に生じる好ましくない歪みを中央部分におい
て小さくすることができ、単位発光領域の分離が良好と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPDPにおける隔壁の形状の一例(そ
の1)を示す図である。
【図2】本発明のPDPにおける隔壁の形状の一例(そ
の2)を示す図である。
【図3】本発明のPDPにおける隔壁の形状の一例(そ
の3)を示す図である。
【図4】転写シートを用いる隔壁の形成方法を示す図で
ある。
【図5】凹版ローラを使用したベースフィルムの作製方
法の説明図である。
【図6】従来のAC型プラズマディスプレイパネルの説
明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2a,2b,・・・ アドレス電極 3 誘電体層 4a,4b,・・・ 主隔壁 5a,5b,・・・ 副隔壁 6aa,6ba,・・・ 連通部 11 ベースフィルム 12 凹状パターン部 13 インキ層 14 被転写体 33 ローラ凹版 34 凹部 35 樹脂供給装置 36 硬化性樹脂 37 硬化装置 39 剥離ローラ 40 塗工賦型部 44 給紙巻取ロール 45 給紙側送りローラ 47 コンペンセーターローラ 48 排紙巻取ロール 101 前面板 102 背面板 103a,103b,・・・隔壁 104a,104b 放電維持電極 105a,105b バス電極 106、109 誘電体層 107 保護層 108a,108b,・・・ アドレス電極 110a,110b,・・・ 蛍光面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレス電極と平行する方向に単位発光領
    域を分離する主隔壁と、表示電極と平行する方向に単位
    発光領域を分離し前記隔壁に接続している副隔壁と、前
    記副隔壁に設けられ放電ガスの通路となる連通部と、を
    有することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】前記主隔壁および前記副隔壁はプラズマデ
    ィスプレイパネルの背面板に形成されることを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】前記主隔壁および前記副隔壁は同一の高さ
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のプラ
    ズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】前記連通部は前記副隔壁の頂上部分に設け
    られた溝によって形成されることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 【請求項5】前記連通部は前記副隔壁の頂上部分の中央
    に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】前記連通部は前記副隔壁の頂上部分の隅に
    設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記
    載のプラズマディスプレイパネル。
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