JPH11306869A - フレキシブル・ケーブル及びその製造方法 - Google Patents

フレキシブル・ケーブル及びその製造方法

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JPH11306869A
JPH11306869A JP10095754A JP9575498A JPH11306869A JP H11306869 A JPH11306869 A JP H11306869A JP 10095754 A JP10095754 A JP 10095754A JP 9575498 A JP9575498 A JP 9575498A JP H11306869 A JPH11306869 A JP H11306869A
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藤 周 市 遠
Toshihiro Inoue
上 俊 博 井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型で屈曲性があり、製造工程が比較的簡易
で、且つ、EMI特性やインピーダンス特性に優れたフ
レキシブル・ケーブル及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 フレキシブル・ケーブルはケーブルの上
下両側面が金属不織布若しくは金属織布で被覆された構
造である。導電性の不織布又は織布で覆われているの
で、高速データを伝送する際に発生した電磁波を好適に
遮蔽することができる。不織布や織布は、表面積が広
く、且つ柔軟であり面接触することができるから、接地
性は多いに強化され、遮蔽密度も高く、使用環境におけ
るケーブルのインピーダンスも安定化する。また、金属
不織布や織布は、柔軟性があるためケーブルの屈曲性が
よいので、ケーブルの引張り強度を補う効果もある。さ
らに、リフロー及び半田槽への対応を挙げることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ・シ
ステムを始めとする各種情報処理装置内において電気信
号等の伝達媒体として用いられるフレキシブル・ケーブ
ル(FPC(Flexible Printed Circuit)ケーブル)及
びその製造方法に係り、特に、薄型で屈曲性があり、製
造工程が比較的簡易で、且つ、EMI特性やインピーダ
ンス特性に優れたフレキシブル・ケーブル及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムを始めとする各
種情報処理装置内では、信号などの伝送媒体として、可
撓性で且つ屈曲性に優れたフレキシブル・ケーブル(F
PC(Flexible Printed Circuit)ケーブル)が広範に
用いられている。例えば、「クラム・シェル構造」、す
なわち、キーボード・ユニットを持つシステム本体と液
晶表示ディスプレイを含んだ蓋体とが略後縁端にてヒン
ジ結合された構造を持つノートブック・コンピュータに
おいては、システム本体と蓋体の間を通過する信号線は
フレキシブル・ケーブルを用いて伝送するのが一般的と
なっている。このフレキシブル・ケーブルによって、例
えば液晶表示ディスプレイを駆動制御するためのビデオ
・シグナル(この外、電力線やグランド線を含む)が伝
送される。
【0003】ノートブック・コンピュータは、使用時に
は蓋体がシステム本体から開かれ、逆に未使用時には蓋
体は閉じられる(周知)。ヒンジ結合部分を通過するフ
レキシブル・ケーブルは、このような蓋体の開閉操作の
度に折り曲げられるで、屈曲性などの機械的な耐久性が
必要とされている。
【0004】最近では、XGA(eXtended Graphic Arr
ay)に代表されるように、ディスプレイの高解像度化が
進んでいる。これに伴って伝送すべきビデオ・シグナル
の容量は増大し、ビデオ・シグナルのデータ転送速度も
大きくなってきている。このため、ビデオ・シグナルの
伝送形態は、従来のパラレル転送方式から、LVDS(L
ow Voltage Differencial Signal)と呼ばれる高速な平
衡伝送方式に変遷してきている。LVDSのような高速
データ転送を実現するフレキシブル・ケーブルに対して
は、耐屈曲性などの機械的強度の他に、対EMI(Elec
troMagnetic Interference)性能やインピーダンスの安
定性などの優れた電気的特性も要求されるようになって
きた。また、ノートブックの薄型化に伴って、フレキシ
ブル・ケーブルも薄型(例えば0.5mm厚程度)であ
ることが好ましい。
【0005】フレキシブル・ケーブルは、一般には、信
号線を実装した銅箔回路層の両面を、絶縁性のポリイミ
ド・フィルムで挟み込んだ積層構造をなしている。両側
のポリイミド・フィルムは、接着剤を用いて銅箔回路層
に熱ロール・プレスされており、該回路層の保護膜と絶
縁膜の双方として作用する。
【0006】ここで、従来のフレキシブル・ケーブルの
構造と製造工程を、図4を参照しながら考察してみる。
但し、同図は、配線層に敷設された配線の方向と直行方
向の断面図と理解されたい。
【0007】この種のフレキシブル・ケーブルは、図4
(a)に示すような片面基材を基調として製造される。
片面基材は、ポリイミド・フィルムからなる絶縁性の基
板の片面に銅箔を熱ロールなどにより積層させた構造体
である。このような形態の片面基材が当業界において取
り引きされているということは、当業者には周知であ
る。
【0008】次いで、図4(b)に示すように、積層さ
れている銅箔を所定パターンにエッチングすることによ
って所望の配線層を形成する。
【0009】さらに、配線層を保護するために、図4
(a)に示したものと同じ片面基材を配線層の下層に積
層する(図4(c)参照)。一層のポリイミド・フィル
ムではなく片面基材を保護層そして用いるのは、片面基
材が当業界における取引・流通品で入手容易なことにも
依拠する。
【0010】ところで、フレキシブル・ケーブルのイン
ピーダンスは、一般に、配線層の各配線のピッチ幅、配
線幅や、基材となるポリイミド・フィルム層の誘電率と
寸法(厚み)で決定される。ところが、絶縁性のポリイ
ミド・フィルム層が表面に晒されている場合には、通常
の使用条件下において他の絶縁性の物体と接触すること
によって実質上のインピーダンスが変動しかねない。こ
のため、図4(c)に示すように基板の上面にも同様
に、片面基材を積層して、導電性の銅箔層で表面を覆う
ようにする。この積層処理は、例えばボンディング・シ
ートを用いて各基材の底面同士を貼着した後に、熱ロー
ルを施すすることによって行われる。
【0011】図4(c)に示した形態では、配線層の上
下両面は銅箔すなわち金属膜によって覆われている。し
たがって、配線層上でデータ信号を高速に伝搬すること
によって発生する電磁波は、これら金属膜によって好適
に遮蔽される。さらに、上述したようにインピーダンス
特性も安定化する。
【0012】しかしながら、外界に晒された銅箔は、機
械的強度が極めて低く、ポリイミド・フィルムからの剥
離やクラック生成などの危険を多いに伴う。さらに配線
層は、、複数の絶縁層によって外界からほぼ完全に隠蔽
されており、フレーム・グラウンドの接地性が極めて弱
い。
【0013】このため、図4(d)に示すように、配線
層中のフレーム・グラウンド部分をドリリング(ドット
抜き)して、さらに図4(e)に示すように表面を銅メ
ッキ処理してフレーム・グラウンドを強化する必要があ
った。上下各々の表層部分は、必要に応じてエッチング
して配線パターンが形成される(図4(f)参照)。ま
た、表面の銅箔部分を補強するために、図4(g)に示
すように、さらに絶縁性の被覆層で覆う必要があった。
図4(g)に示す従来例は、要するに、半導体層により
多層化した手法と云える。
【0014】図4(g)に示すような多層構造のフレキ
シブル・ケーブルは、高速なビデオ・シグナルの伝送に
要求される対EMI性能やインピーダンス特性を備える
ことができるかもしれない。しかしながら、多層ゆえ、
厚くなり過ぎてノートブックPCの薄型化には適合でき
ないであろう。また、その厚みゆえ硬く、そもそもフレ
キシブル・ケーブルに求められている柔軟性に乏しい。
また、多層構造ゆえ、その製造工程は煩雑となり、コス
トは当然にして膨れ上がる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コン
ピュータ・システムを始めとする各種情報処理装置内で
信号などの伝達媒体として用いられる、優れたフレキシ
ブル・ケーブル(FPC(Flexible Printed Circuit)
ケーブル)及びその製造方法を提供することにある。
【0016】本発明の更なる目的は、薄型で屈曲性があ
り、製造工程が比較的簡易で、且つ、EMI特性やイン
ピーダンス特性に優れたフレキシブル・ケーブル及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、可撓性
を有する多層構造のフレキシブル・ケーブルにおいて、
絶縁性の基板層と、前記基板層の上面に形成された配線
層と、前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層
と、前記被覆層の上面に積層された第1の金属不織布層
と、を含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブルで
ある。
【0018】また、本発明の第2の側面は、可撓性を有
する多層構造のフレキシブル・ケーブルにおいて、絶縁
性の基板層と、前記基板層の上面に形成された配線層
と、前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層と、
前記被覆層の上面に積層された第1の金属不織布層と、
前記基板層の下面に積層された第2の金属不織布層と、
を含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブルであ
る。
【0019】また、本発明の第3の側面は、可撓性を有
する多層構造のフレキシブル・ケーブルの製造方法にお
いて、絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階
と、前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層
を形成する段階と、前記配線層の上面に絶縁性の被覆層
を積層する段階と、前記被覆層の上面に第1の金属不織
布層を導電性接着剤を用いて積層する段階と、を含むこ
とを特徴とするフレキシブル・ケーブルの製造方法であ
る。
【0020】また、本発明の第4の側面は、可撓性を有
する多層構造のフレキシブル・ケーブルの製造方法にお
いて、絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階
と、前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層
を形成する段階と、前記配線層の上面に絶縁性の被覆層
を積層する段階と、前記被覆層の上面に導電性接着剤を
用いて第1の金属不織布層を積層する段階と、前記基板
層の下面に導電性接着剤を用いて第2の金属不織布層を
積層する段階と、を含むことを特徴とするフレキシブル
・ケーブルの製造方法である。
【0021】ここで、第1の金属不織布層や第2の金属
不織布層は、導電性接着層を介して被覆層や基板層と接
合していてもよい。
【0022】かかる第1の金属不織布層及び第2の金属
不織布層は、例えば、ステンレス性の金属短繊維からな
る金属繊維焼結布を、銅、金、ニッケル、錫等の金属に
よりメッキ若しくは蒸着して表面処理した金属不織布で
よい。金属不織布は、例えば湿式抄造技術(すなわち和
紙の紙漉きと同じ原理)により得た原布を、さらに高温
の水素還元炉中に入れてバインダを飛散させるとともに
短繊維同士を融着させることによって製作することがで
きる。また、この金属不織布をさらに圧延処理してもよ
い。圧延処理は、焼結炉で溶着する前又は後のいずれで
行ってもよい。圧延処理によって、不織布のコシや屈曲
性などの機械的特性はさらに向上する。
【0023】また、配線層は一般にグランド線を含んで
いる。被覆層はグランド線上を取り除かれた除去部分を
有し、且つ、第1の金属不織布層は除去部分を介してグ
ランド線と接触していてもよい。この結果、フレキシブ
ル・ケーブルのフレーム・グランドの接地強度は、大幅
に向上する。
【0024】また、第1の金属不織布層や第2の金属不
織布層の各端部には、エポキシ、アクリル、若しくはシ
リコン系の絶縁性樹脂インクが塗設されていてもよい。
各端部は樹脂インクによってコーティングされ布地の組
織が強化されるので、端部からの繊維の解れを好適に防
止することができる。
【0025】また、第1の金属不織布層若しくは第2の
金属不織布層は、熱硬化性接着剤を含浸して貼着された
補強層を含み、さらにこの補強層の反対側にはコネクタ
等の部品が実装されていてもよい。接着剤は、例えば樹
脂印刷の手法により塗布することができる。不織布の熱
硬化性接着剤が染み込んだ部分は、加熱処理により硬化
して自ずと剛性が増す。かかる補強部分には、例えばシ
ステム・ボードと接続するためのコネクタ等の部品を実
装することが可能である。図4に示すような従来のフレ
キシブル・ケーブルの場合には、ガラス・エポキシ基板
を貼り付け、さらに型抜きを行う必要があったのに対し
て、本発明によれば樹脂印刷のみで済むので、製造工程
は簡素/省力化し自動化も容易となる。
【0026】また、本発明の第5の側面は、可撓性を有
する多層構造のフレキシブル・ケーブルにおいて、絶縁
性の基板層と、前記基板層の上面に形成された配線層
と、前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層と、
前記被覆層の上面に積層された第1の金属織布層と、を
含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブルである。
【0027】また、本発明の第6の側面は、可撓性を有
する多層構造のフレキシブル・ケーブルにおいて、絶縁
性の基板層と、前記基板層の上面に形成された配線層
と、前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層と、
前記被覆層の上面に積層された第1の金属織布層と、前
記基板層の下面に積層された第2の金属織布層と、を含
むことを特徴とするフレキシブル・ケーブルである。
【0028】また、本発明の第7の側面は、可撓性を有
する多層構造のフレキシブル・ケーブルの製造方法にお
いて、絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階
と、前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層
を形成する段階と、前記配線層の上面に絶縁性の被覆層
を積層する段階と、前記被覆層の上面に第1の金属織布
層を導電性接着剤を用いて積層する段階と、を含むこと
を特徴とするフレキシブル・ケーブルの製造方法であ
る。
【0029】また、本発明の第8の側面は、可撓性を有
する多層構造のフレキシブル・ケーブルの製造方法にお
いて、絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階
と、前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層
を形成する段階と、前記配線層の上面に絶縁性の被覆層
を積層する段階と、前記被覆層の上面に導電性接着剤を
用いて第1の金属織布層を積層する段階と、前記基板層
の下面に導電性接着剤を用いて第2の金属織布層を積層
する段階と、を含むことを特徴とするフレキシブル・ケ
ーブルの製造方法である。
【0030】ここで、第1の金属織布層や第2の金属織
布層は、導電性接着層を介して被覆層や基板層と接合し
ていてもよい。
【0031】かかる第1の金属織布層や第2の金属織布
層は、純銅若しくは95%以上含有の銅合金の細線材を
複数本撚り合わせてなる素線の表面を防錆処理若しくは
錫メッキ処理した織糸を平織りした金属織布でよい。ま
た、この金属織布をさらに圧延処理してもよい。圧延処
理によって、織布の遮蔽密度の向上や解れ防止、織布の
屈曲性などの機械的特性はさらに向上する。
【0032】また、配線層は一般にグランド線を含んで
いる。被覆層は前記グランド線上を取り除かれた除去部
分を有し、且つ、第1の金属織布層はこの除去部分を介
してグランド線と接触していてもよい。この結果、フレ
キシブル・ケーブルのフレーム・グランドの接地強度
は、大幅に向上する。
【0033】また、第1の金属織布層及び第2の金属織
布層の各端部には、エポキシ、アクリル、若しくはシリ
コン系の絶縁性樹脂インクが塗設されていいてもよい。
各端部は樹脂インクによってコーティングされ布地の組
織が強化されるので、端部からの繊維の解れを好適に防
止することができる。
【0034】また、第1の金属織布層若しくは第2の金
属織布層は、熱硬化性接着剤を含浸して貼着された補強
層を含み、前記補強層の反対側にはコネクタ等の部品が
実装されていてもよい。接着剤は、例えば樹脂印刷の手
法により塗布することができる。不織布の熱硬化性接着
剤が染み込んだ部分は、加熱処理により硬化して自ずと
剛性が増す。かかる補強部分には、例えばシステム・ボ
ードと接続するためのコネクタ等の部品を実装すること
が可能である。図4に示すような従来のフレキシブル・
ケーブルの場合には、ガラス・エポキシ基板を貼り付
け、さらに型抜きを行う必要があったのに対して、本発
明によれば樹脂印刷のみで済むので、製造工程は簡素/
省力化し自動化も容易となる。
【0035】
【作用】本発明に係るフレキシブル・ケーブルは、要す
るに、フレキシブル・ケーブルの上下両側面が金属不織
布若しくは金属織布で被覆された構造となっている。
【0036】フレキシブル・ケーブルは導電性の不織布
又は織布で覆われているので、高速データを伝送する際
に発生した電磁波を好適に遮蔽することができる。不織
布や織布は、表面積が広く、且つ柔軟であり面接触する
ことができるから、接地性は多いに強化されるであろ
う。銅箔部をドット抜きしていた従来例(図4(d)参
照)に比し、本発明に係るフレキシブル・ケーブルは電
磁波の遮蔽密度も高い。また、誘電体であるポリイミド
・フィルムは導電性の不織布又は織布で覆われ、使用環
境においても他の絶縁材との接触によりケーブルのイン
ピーダンスが不安定になるという危険もない。
【0037】略言すれば、本発明に係るフレキシブル・
ケーブルは優れた電気的特性を有する訳である。
【0038】また、金属不織布や織布は、柔軟性がある
ためケーブルの屈曲性がよい。さらにこれら金属布を貼
り付けることで、ケーブルの引張り強度を補う効果もあ
る。すなわち、本発明に係るフレキシブル・ケーブルは
機械的特性の面でも優れている訳である。
【0039】さらに、本発明の副次的効果として、リフ
ロー及び半田槽への対応を挙げることができる。電磁遮
蔽のために銅箔テープを用いていた従来のフレキシブル
・ケーブルでは接着剤に耐熱性がないため、部品を実装
した後、すなわち製造の最終工程でしか銅箔を貼り付け
ることができなかった。これに対して、本発明によれば
耐熱性のある金属布を用いているので、フレキシブル・
ケーブルの製造工程中で貼り合わせることができる(よ
り詳細には金属布を貼着するためのエポキシ系接着剤も
含むが、これも耐熱性がある)。したがつて、貼り合わ
せ工程の効率化と回路試験をフレキシブル・ケーブル製
造工程中に同時に確認することができる。また、部品実
装語の貼り合わせの手作業工程を省力化することができ
る。
【0040】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0042】図1には、本発明の一実施例に係るフレキ
シブル・ケーブル100の構造と製造工程を、模式的に
示している。但し、同図は、配線層に敷設された配線の
方向と直行方向の断面図と理解されたい。以下、図1に
ついて考察してみる。
【0043】この種のフレキシブル・ケーブル100
は、図1(a)に示すような、ポリイミド・フィルムか
らなる絶縁性の基板の片面に銅箔を熱ロールなどにより
積層させた片面基材10を基調として製造される。この
ような形態の片面基材10が当業界において広範に普及
しているということは、当業者には周知である。
【0044】次いで、図1(b)に示すように、片面基
材10上に積層されている銅箔を所定パターンにエッチ
ングすることによって配線層12を形成する。
【0045】次いで、図1(c)に示すように、配線層
12の上面に被覆層14としてのポリイミド・フィルム
を積層する。この積層処理は、例えば、絶縁性の接着剤
を用いて絶縁被覆層14を貼り合わせた後に、熱ロール
を課すことによって行われる。
【0046】ここで、絶縁被覆層14のうちグランド線
上の部分は取り除かれている。これは後述するように、
金属不織布若しくは織布層16との接触面を得るためで
ある。
【0047】次いで、図1(d)に示すように、被覆層
14の上面に金属不織布若しくは織布層16を積層する
とともに、基材10の下面にも金属不織布若しくは織布
層18を積層する。これら金属不織布/織布層16及び
18の積層処理は、例えば、導電性の接着剤を用いて被
覆層14を貼り合わせた後に、熱ロールを課すことによ
って行われる。
【0048】図1(d)に示すようなフレキシブル・ケ
ーブル100の1つの特徴は、優れた電気的特性にあ
る。フレキシブル・ケーブル100は導電性の不織布又
は織布で覆われているので、高速データを伝送する際に
発生する電磁波を好適に遮蔽することができる。不織布
や織布は、表面積が広く、且つ柔軟であり面接触するこ
とができるから、接地性は多いに強化されるであろう。
銅箔部をドット抜きしていた従来例(図4(d)及び
[従来の技術]の項を参照)に比し、遮蔽密度も高い。
【0049】また、誘電体であるポリイミド・フィルム
は導電性の不織布又は織布16,18で覆われているの
で、使用環境下においても、他の絶縁材との接触により
ケーブルのインピーダンスが不安定になるという危険も
ない。実験の結果、従来のフレキシブル・ケーブルでは
インピーダンスが使用環境下で±20%程度変動してい
たところ、本実施例に係るフレキシブル・ケーブル10
0は±5%未満(より具体的には100Ω±5Ω)に安
定化できることが確認されている。
【0050】また、図1(d)に示すように、絶縁被覆
層14は、配線層12のグランド線上を取り除かれた除
去部分を有している。この結果、フレキシブル・ケーブ
ル100のフレーム・グランドの接地強度は大幅に向上
している。
【0051】本実施例に係るフレキシブル・ケーブル1
00の他の特徴は、優れた機械的特性にある。例えば、
本実施例に係るフレキシブル・ケーブル100は柔軟性
がある。これは、金属層16,18として用いられる金
属布が柔らかいことに依拠する。
【0052】また、金属布(不織布又は織布のいずれで
も)は繊維質ゆえ引張り強度を有するため、これを両面
に貼り合わせたフレキシブル・ケーブル100は機械強
度が増し、耐屈曲性が向上する。したがって、クラム・
シェル構造体のヒンジ結合部にフレキシブル・ケーブル
100を適用しても充分耐久することができる。
【0053】さらに、本実施例に係るフレキシブル・ケ
ーブル100の他の特徴として、リフロー及び半田槽へ
の対応を挙げることができる。電磁遮蔽のために銅箔を
用いていた従来のフレキシブル・ケーブルでは、耐熱性
がないため部品を実装した後、すなわち製造の最終工程
でしか銅箔を貼り付けることができなかった。これに対
して、本発明によれば耐熱性のある金属布を用いている
ので、フレキシブル・ケーブルの製造工程中で貼り合わ
せることができる(より詳細には金属布を貼着するため
のエポキシ系接着剤も含むが、これも耐熱性がある)。
したがつて、貼り合わせ工程の効率化と回路試験をフレ
キシブル・ケーブル製造工程中に同時に確認することが
できる。また、部品実装語の貼り合わせの手作業工程を
省力化することができる。
【0054】なお、フレキシブル・ケーブル100の両
面を被覆する金属層16,18として用いられる金属不
織布は、例えば、ステンレス性の金属短繊維からなる金
属繊維焼結布でよい。
【0055】ここで、金属繊維焼結布の製造方法につい
て簡単に説明しておく。まず、湿式抄造技術(すなわち
和紙の紙漉きと同じ原理)を用いて、直径1〜8μm、
長さ1〜5mm程度の無数のステンレス短繊維からなる
金属原シートを生成する。ここで用いるステンレス素材
の一例は、SUS316Lである。SUS316Lは、
耐熱性、耐薬品性、耐食性、非磁性、導電性等の点で優
れた特性を有している。また、使用する金属短繊維の直
径や長さは、製造技術等の都合により決定される。例え
ば、漉き込み処理後の原シートの厚さを均一化するため
には、繊維直径を10μm未満とすべきである。また、
漉き込み中の繊維沈降速度を維持する観点から、繊維の
長さは20μm以上とすべきである。また、最終的な焼
結布の厚さは、繊維の長さで決定される。金属層16,
18貼着後のフレキシブル・ケーブル100の厚さを
0.5mm以下に抑える必要から、繊維の厚さは70μ
m以下とすべきである。
【0056】金属原シートの一例は、(株)巴川製紙所が
市販するステンレス繊維焼結シート「トミーファイレッ
クSS」である。但し、原シートはバインダを含むた
め、金属としての電気的・機械的特性が低く、本実施例
に係る金属布として適用することができない。このた
め、さらに摂氏1300〜1400度の水素還元炉に入
れて、バインダを飛散させるとともに、短繊維同士を溶
着(焼結)させて金属不織布を生成する。
【0057】さらに、金属不織布のEMI特性を向上さ
せるために、電気伝導度のより高い金、銅、ニッケル、
錫などの金属により布繊維表面をメッキ若しくは蒸着処
理する。この金属不織布をさらに圧延処理してもよい。
圧延処理によって、不織布のコシや屈曲性などの機械的
特性はさらに向上する。
【0058】また、金属層16,18として用いられる
金属織布は、純銅若しくは95%以上含有の銅合金の細
線材を複数本撚り合わせてなる素線の表面を防錆処理若
しくは錫メッキ処理した織糸を平織りした金属織布でよ
い。また、この金属織布をさらに圧延処理してもよい。
圧延処理によって、織布の遮蔽密度の向上や解れ防止、
織布の屈曲性などの機械的特性はさらに向上する。
【0059】図2には、本発明の他の実施例に係るフレ
キシブル・ケーブル100を上面から眺望した様子を示
している。
【0060】図2に示すように、金属織布層/属織布層
16,18の各端部には、絶縁性樹脂インクが塗設され
ている。樹脂インクは、例えばエポキシ、アクリル、若
しくはシリコン系でよい。例えばアサヒ化学研究所が供
給しているコーティング剤"COATING PAST
E"(型番:CR−18*−KT1)は、熱硬化性ポリ
エステル樹脂をバインダとしたコーティング剤である
が、ここで言う樹脂インクとして適用可能である。例え
ば、コーティング剤を専用希釈剤"SOLVENT#3
000"又はブチルセロソルブで希釈して、シルク・ス
クリーンを用いて図2に示すようにフレキシブル・ケー
ブル100印刷する。そして、この後摂氏80〜150
度の遠赤外炉中に5〜30分程度置くことによって硬化
させればよい。
【0061】各端部は樹脂インクによってコーティング
され布地の組織が強化されるので、端部からの繊維の解
れを好適に防止することができる。また、樹脂インクの
塗布は、通常の印刷技術を適用することによって容易に
実現されるであろう。
【0062】図3は、本発明の他の実施例に係るフレキ
シブル・ケーブル100の略先端部の断面図である。
【0063】図3に示すように、金属不織布層/金属織
布層16,18のいずれか一方の略先端部は、印刷補強
された部位を含み、該部位の反対の面には電子部品が搭
載されている。
【0064】印刷補強部位は、例えば、金属不織布/織
布16,18に熱硬化性接着剤を含浸させた後に、加熱
処理することによって形成される。熱硬化という特性に
より、当該部位は自ずと硬くなり剛性が増す、という訳
である。また、接着剤は、例えば樹脂印刷の手法により
容易に塗布することができる。
【0065】補強部位の反対の面には、例えばシステム
・ボードと接続するためのコネクタ等の部品を実装する
ことが可能である。
【0066】従来のフレキシブル・ケーブルの場合に
は、ガラス・エポキシ基板を貼り付け、さらに型抜きを
行う必要があったのに対して、本実施例によれば樹脂印
刷のみで済むので、製造工程は簡素/省力化し自動化も
容易となる。
【0067】追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0068】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
コンピュータ・システムを始めとする各種情報処理装置
内で信号などの伝達媒体として用いられる、優れたフレ
キシブル・ケーブル(FPC(Flexible Printed Circu
it)ケーブル)及びその製造方法を提供することができ
る。
【0069】また、本発明によれば、薄型で屈曲性があ
り、製造工程が比較的簡易で、且つ、EMI特性やイン
ピーダンス特性に優れたフレキシブル・ケーブル及びそ
の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフレキシブル・ケーブ
ル100の構造と製造工程を模式的に示した図(断面
図)である。
【図2】本発明の他の実施例に係るフレキシブル・ケー
ブル100の上面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るフレキシブル・ケー
ブル100の端部の断面図である。
【図4】従来のフレキシブル・ケーブルの構造と製造工
程を模式的に示した図(断面図)である。
【符号の説明】 10…片面基材、12…配線層、14…絶縁被覆層(ポ
リイミド・カバーレイ)、16,18…金属不織布/織
布層、100…フレキシブル・ケーブル。
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】図1には、本発明の一実施例に係るフレキ
シブル・ケーブル100の構造と製造工程を、模式的に
示している。但し、同図は、配線層に敷設された配線の
方向と直方向の断面図と理解されたい。以下、図1に
ついて考察してみる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】まとめとして、本明細書は、本発明に関し
て以下の事項を開示する。 (1)可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケーブ
ルにおいて、絶縁性の基板層と、前記基板層の上面に形
成された配線層と、前記配線層の上面に積層された絶縁
性の被覆層と、前記被覆層の上面に積層された第1の金
属不織布層と、を含むことを特徴とするフレキシブル・
ケーブル。 (2)可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケーブ
ルにおいて、絶縁性の基板層と、前記基板層の上面に形
成された配線層と、前記配線層の上面に積層された絶縁
性の被覆層と、前記被覆層の上面に積層された第1の金
属不織布層と、前記基板層の下面に積層された第2の金
属不織布層と、を含むことを特徴とするフレキシブル・
ケーブル。 (3)前記第1の金属不織布層は導電性接着層を介して
前記被覆層と接合していることを特徴とする前記(1)
又は(2)のいずれかに記載のフレキシブル・ケーブ
ル。 (4)前記第2の金属不織布層は導電性接着層を介して
前記基板層と接合していることを特徴とする前記(2)
に記載のフレキシブル・ケーブル。 (5)前記配線層はグランド線を含むとともに、前記被
覆層は前記グランド線上を取り除かれた除去部分を有し
ており、前記第1の金属不織布層は前記除去部分を介し
て前記グランド線と接触していることを特徴とする前記
(1)又は(2)のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
ーブル。 (6)前記第1の金属不織布層の少なくとも一方の端部
は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の絶縁性
樹脂インクが塗設されていることを特徴とする前記
(1)又は(2)のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
ーブル。 (7)前記第2の金属不織布層の少なくとも一方の端部
は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の絶縁性
樹脂インクが塗設されていることを特徴とする前記
(2)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (8)前記第1の金属不織布層は、熱硬化性接着剤を含
浸して貼着された補強層を含むことを特徴とする前記
(1)又は(2)のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
ーブル。 (9)前記第1の金属不織布層は、熱硬化性接着剤を含
浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の反対側に
はコネクタ等の部品が実装されていることを特徴とする
前記(1)又は(2)のいずれかに記載のフレキシブル
・ケーブル。 (10)前記第2の金属不織布層は、熱硬化性接着剤を
含浸して貼着された補強層を含むことを特徴とする前記
(2)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (11)前記第2の金属不織布層は、熱硬化性接着剤を
含浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の反対側
にはコネクタ等の部品が実装されていることを特徴とす
る前記(2)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (12)前記第1の金属不織布層は、ステンレス性の金
属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニッケ
ル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面処理
した金属不織布からなることを特徴とする前記(1)又
は(2)のいずれかに記載のフレキシブル・ケーブル。 (13)前記第1の金属不織布層は、ステンレス性の金
属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニッケ
ル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面処理
した金属不織布をさらに圧延処理したものであることを
特徴とする前記(1)又は(2)のいずれかに記載のフ
レキシブル・ケーブル。 (14)前記第2の金属不織布層は、ステンレス性の金
属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニッケ
ル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面処理
した金属不織布からなることを特徴とする前記(2)に
記載のフレキシブル・ケーブル。 (15)前記第2の金属不織布層は、ステンレス性の金
属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニッケ
ル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面処理
した金属不織布をさらに圧延処理したものであることを
特徴とする前記(2)に記載のフレキシブル・ケーブ
ル。 (16)可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケー
ブルの製造方法において、絶縁性の基板層の片面に金属
箔層を形成する段階と、前記金属箔層を所定パターンに
食刻処理して配線層を形成する段階と、前記配線層の上
面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、前記被覆層の上
面に第1の金属不織布層を導電性接着剤を用いて積層す
る段階と、を含むことを特徴とするフレキシブル・ケー
ブルの製造方法。 (17)可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケー
ブルの製造方法において、絶縁性の基板層の片面に金属
箔層を形成する段階と、前記金属箔層を所定パターンに
食刻処理して配線層を形成する段階と、前記配線層の上
面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、前記被覆層の上
面に導電性接着剤を用いて第1の金属不織布層を積層す
る段階と、前記基板層の下面に導電性接着剤を用いて第
2の金属不織布層を積層する段階と、を含むことを特徴
とするフレキシブル・ケーブルの製造方法。 (18) 可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケ
ーブルにおいて、絶縁性の基板層と、前記基板層の上面
に形成された配線層と、前記配線層の上面に積層された
絶縁性の被覆層と、前記被覆層の上面に積層された第1
の金属織布層と、を含むことを特徴とするフレキシブル
・ケーブル。 (19) 可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケ
ーブルにおいて、絶縁性の基板層と、前記基板層の上面
に形成された配線層と、前記配線層の上面に積層された
絶縁性の被覆層と、前記被覆層の上面に積層された第1
の金属織布層と、前記基板層の下面に積層された第2の
金属織布層と、を含むことを特徴とするフレキシブル・
ケーブル。 (20)前記第1の金属織布層は導電性接着層を介して
前記被覆層と接合していることを特徴とする前記(1
8)又は(19)のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
ーブル。 (21)前記第2の金属織布層は導電性接着層を介して
前記基板層と接合していることを特徴とする前記(1
9)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (22)前記配線層はグランド線を含むとともに、前記
被覆層は前記グランド線上を取り除かれた除去部分を有
しており、前記第1の金属織布層は前記除去部分を介し
て前記グランド線と接触していることを特徴とする前記
(18)又は(19)のいずれかに記載のフレキシブル
・ケーブル。 (23)前記第1の金属織布層の少なくとも一方の端部
は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の絶縁性
樹脂インクが塗設されていることを特徴とする前記(1
8)又は(19)のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
ーブル。 (24)前記第2の金属織布層の少なくとも一方の端部
は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の絶縁性
樹脂インクが塗設されていることを特徴とする前記(1
9)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (25)前記第1の金属織布層は、熱硬化性接着剤を含
浸して貼着された補強層を含むことを特徴とする前記
(18)又は(19)のいずれかに記載のフレキシブル
・ケーブル。 (26)前記第1の金属織布層は、熱硬化性接着剤を含
浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の反対側に
はコネクタ等の部品が実装されていることを特徴とする
前記(18)又は(19)のいずれかに記載のフレキシ
ブル・ケーブル。 (27)前記第2の金属織布層は、熱硬化性接着剤を含
浸して貼着された補強層を含むことを特徴とする前記
(18)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (28)前記第2の金属織布層は、熱硬化性接着剤を含
浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の反対側に
はコネクタ等の部品が実装されていることを特徴とする
前記(19)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (29)前記第1の金属織布層は、純銅若しくは95%
以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせてなる織
糸を平織りした金属織布からなることを特徴とする前記
(18)又は(19)のいずれかに記載のフレキシブル
・ケーブル。 (30)前記第1の金属織布層は、純銅若しくは95%
以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせてなる素
線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織糸を平
織りした金属織布からなることを特徴とする前記(1
8)又は(19)のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
ーブル。 (31)前記第1の金属織布層は、純銅若しくは95%
以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせてなる素
線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織糸を平
織りした金属織布をさらに圧延処理したものであること
を特徴とする前記(18)又は(19)のいずれかに記
載のフレキシブル・ケーブル。 (32)前記第2の金属織布層は、純銅若しくは95%
以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせてなる織
糸を平織りした金属織布からなることを特徴とする前記
(19)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (33)前記第2の金属織布層は、純銅若しくは95%
以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせてなる素
線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織糸を平
織りした金属織布からなることを特徴とする前記(1
9)に記載のフレキシブル・ケーブル。 (34)前記第2の金属織布層は、純銅若しくは95%
以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせてなる素
線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織糸を平
織りした金属織布をさらに圧延処理したものであること
を特徴とする前記(19)に記載のフレキシブル・ケー
ブル。 (35)可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケー
ブルの製造方法において、絶縁性の基板層の片面に金属
箔層を形成する段階と、前記金属箔層を所定パターンに
食刻処理して配線層を形成する段階と、前記配線層の上
面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、前記被覆層の上
面に第1の金属織布層を導電性接着剤を用いて積層する
段階と、を含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブ
ルの製造方法。 (36)可撓性を有する多層構造のフレキシブル・ケー
ブルの製造方法において、絶縁性の基板層の片面に金属
箔層を形成する段階と、前記金属箔層を所定パターンに
食刻処理して配線層を形成する段階と、前記配線層の上
面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、前記被覆層の上
面に導電性接着剤を用いて第1の金属織布層を積層する
段階と、前記基板層の下面に導電性接着剤を用いて第2
の金属織布層を積層する段階と、を含むことを特徴とす
るフレキシブル・ケーブルの製造方法。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
コンピュータ・システムを始めとする各種情報処理装置
内で信号などの伝達媒体として用いられる、優れたフレ
キシブル・ケーブル(FPC(Flexible Printed Circu
it)ケーブル)及びその製造方法を提供することができ
る。また、本発明によれば、薄型で屈曲性があり、製造
工程が比較的簡易で、且つ、EMI特性やインピーダン
ス特性に優れたフレキシブル・ケーブル及びその製造方
法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井 上 俊 博 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 瀧 北 智 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する多層構造のフレキシブル・
    ケーブルにおいて、 絶縁性の基板層と、 前記基板層の上面に形成された配線層と、 前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層と、 前記被覆層の上面に積層された第1の金属不織布層と、
    を含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブル。
  2. 【請求項2】可撓性を有する多層構造のフレキシブル・
    ケーブルにおいて、 絶縁性の基板層と、 前記基板層の上面に形成された配線層と、 前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層と、 前記被覆層の上面に積層された第1の金属不織布層と、 前記基板層の下面に積層された第2の金属不織布層と、
    を含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブル。
  3. 【請求項3】前記第1の金属不織布層は導電性接着層を
    介して前記被覆層と接合していることを特徴とする請求
    項1又は2のいずれかに記載のフレキシブル・ケーブ
    ル。
  4. 【請求項4】前記第2の金属不織布層は導電性接着層を
    介して前記基板層と接合していることを特徴とする請求
    項2に記載のフレキシブル・ケーブル。
  5. 【請求項5】前記配線層はグランド線を含むとともに、
    前記被覆層は前記グランド線上を取り除かれた除去部分
    を有しており、前記第1の金属不織布層は前記除去部分
    を介して前記グランド線と接触していることを特徴とす
    る請求項1又は2のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
    ーブル。
  6. 【請求項6】前記第1の金属不織布層の少なくとも一方
    の端部は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の
    絶縁性樹脂インクが塗設されていることを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載のフレキシブル・ケーブ
    ル。
  7. 【請求項7】前記第2の金属不織布層の少なくとも一方
    の端部は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の
    絶縁性樹脂インクが塗設されていることを特徴とする請
    求項2に記載のフレキシブル・ケーブル。
  8. 【請求項8】前記第1の金属不織布層は、熱硬化性接着
    剤を含浸して貼着された補強層を含むことを特徴とする
    請求項1又は2のいずれかに記載のフレキシブル・ケー
    ブル。
  9. 【請求項9】前記第1の金属不織布層は、熱硬化性接着
    剤を含浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の反
    対側にはコネクタ等の部品が実装されていることを特徴
    とする請求項1又は2のいずれかに記載のフレキシブル
    ・ケーブル。
  10. 【請求項10】前記第2の金属不織布層は、熱硬化性接
    着剤を含浸して貼着された補強層を含むことを特徴とす
    る請求項2に記載のフレキシブル・ケーブル。
  11. 【請求項11】前記第2の金属不織布層は、熱硬化性接
    着剤を含浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の
    反対側にはコネクタ等の部品が実装されていることを特
    徴とする請求項2に記載のフレキシブル・ケーブル。
  12. 【請求項12】前記第1の金属不織布層は、ステンレス
    性の金属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニ
    ッケル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面
    処理した金属不織布からなることを特徴とする請求項1
    又は2のいずれかに記載のフレキシブル・ケーブル。
  13. 【請求項13】前記第1の金属不織布層は、ステンレス
    性の金属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニ
    ッケル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面
    処理した金属不織布をさらに圧延処理したものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のフレ
    キシブル・ケーブル。
  14. 【請求項14】前記第2の金属不織布層は、ステンレス
    性の金属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニ
    ッケル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面
    処理した金属不織布からなることを特徴とする請求項2
    に記載のフレキシブル・ケーブル。
  15. 【請求項15】前記第2の金属不織布層は、ステンレス
    性の金属短繊維からなる金属繊維焼結布を、銅、金、ニ
    ッケル、錫等の金属によりメッキ若しくは蒸着して表面
    処理した金属不織布をさらに圧延処理したものであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のフレキシブル・ケーブ
    ル。
  16. 【請求項16】可撓性を有する多層構造のフレキシブル
    ・ケーブルの製造方法において、 絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階と、 前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層を形
    成する段階と、 前記配線層の上面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、 前記被覆層の上面に第1の金属不織布層を導電性接着剤
    を用いて積層する段階と、を含むことを特徴とするフレ
    キシブル・ケーブルの製造方法。
  17. 【請求項17】可撓性を有する多層構造のフレキシブル
    ・ケーブルの製造方法において、 絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階と、 前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層を形
    成する段階と、 前記配線層の上面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、 前記被覆層の上面に導電性接着剤を用いて第1の金属不
    織布層を積層する段階と、 前記基板層の下面に導電性接着剤を用いて第2の金属不
    織布層を積層する段階と、を含むことを特徴とするフレ
    キシブル・ケーブルの製造方法。
  18. 【請求項18】可撓性を有する多層構造のフレキシブル
    ・ケーブルにおいて、 絶縁性の基板層と、 前記基板層の上面に形成された配線層と、 前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層と、 前記被覆層の上面に積層された第1の金属織布層と、を
    含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブル。
  19. 【請求項19】可撓性を有する多層構造のフレキシブル
    ・ケーブルにおいて、 絶縁性の基板層と、 前記基板層の上面に形成された配線層と、 前記配線層の上面に積層された絶縁性の被覆層と、 前記被覆層の上面に積層された第1の金属織布層と、 前記基板層の下面に積層された第2の金属織布層と、を
    含むことを特徴とするフレキシブル・ケーブル。
  20. 【請求項20】前記第1の金属織布層は導電性接着層を
    介して前記被覆層と接合していることを特徴とする請求
    項18又は19のいずれかに記載のフレキシブル・ケー
    ブル。
  21. 【請求項21】前記第2の金属織布層は導電性接着層を
    介して前記基板層と接合していることを特徴とする請求
    項19に記載のフレキシブル・ケーブル。
  22. 【請求項22】前記配線層はグランド線を含むととも
    に、前記被覆層は前記グランド線上を取り除かれた除去
    部分を有しており、前記第1の金属織布層は前記除去部
    分を介して前記グランド線と接触していることを特徴と
    する請求項18又は19のいずれかに記載のフレキシブ
    ル・ケーブル。
  23. 【請求項23】前記第1の金属織布層の少なくとも一方
    の端部は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の
    絶縁性樹脂インクが塗設されていることを特徴とする請
    求項18又は19のいずれかに記載のフレキシブル・ケ
    ーブル。
  24. 【請求項24】前記第2の金属織布層の少なくとも一方
    の端部は、エポキシ、アクリル、若しくはシリコン系の
    絶縁性樹脂インクが塗設されていることを特徴とする請
    求項19に記載のフレキシブル・ケーブル。
  25. 【請求項25】前記第1の金属織布層は、熱硬化性接着
    剤を含浸して貼着された補強層を含むことを特徴とする
    請求項18又は19のいずれかに記載のフレキシブル・
    ケーブル。
  26. 【請求項26】前記第1の金属織布層は、熱硬化性接着
    剤を含浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の反
    対側にはコネクタ等の部品が実装されていることを特徴
    とする請求項18又は19のいずれかに記載のフレキシ
    ブル・ケーブル。
  27. 【請求項27】前記第2の金属織布層は、熱硬化性接着
    剤を含浸して貼着された補強層を含むことを特徴とする
    請求項18に記載のフレキシブル・ケーブル。
  28. 【請求項28】前記第2の金属織布層は、熱硬化性接着
    剤を含浸して貼着された補強層を含み、前記補強層の反
    対側にはコネクタ等の部品が実装されていることを特徴
    とする請求項19に記載のフレキシブル・ケーブル。
  29. 【請求項29】前記第1の金属織布層は、純銅若しくは
    95%以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせて
    なる織糸を平織りした金属織布からなることを特徴とす
    る請求項18又は19のいずれかに記載のフレキシブル
    ・ケーブル。
  30. 【請求項30】前記第1の金属織布層は、純銅若しくは
    95%以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせて
    なる素線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織
    糸を平織りした金属織布からなることを特徴とする請求
    項18又は19のいずれかに記載のフレキシブル・ケー
    ブル。
  31. 【請求項31】前記第1の金属織布層は、純銅若しくは
    95%以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせて
    なる素線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織
    糸を平織りした金属織布をさらに圧延処理したものであ
    ることを特徴とする請求項18又は19のいずれかに記
    載のフレキシブル・ケーブル。
  32. 【請求項32】前記第2の金属織布層は、純銅若しくは
    95%以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせて
    なる織糸を平織りした金属織布からなることを特徴とす
    る請求項19に記載のフレキシブル・ケーブル。
  33. 【請求項33】前記第2の金属織布層は、純銅若しくは
    95%以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせて
    なる素線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織
    糸を平織りした金属織布からなることを特徴とする請求
    項19に記載のフレキシブル・ケーブル。
  34. 【請求項34】前記第2の金属織布層は、純銅若しくは
    95%以上含有の銅合金の細線材を複数本撚り合わせて
    なる素線の表面を防錆処理若しくは錫メッキ処理した織
    糸を平織りした金属織布をさらに圧延処理したものであ
    ることを特徴とする請求項19に記載のフレキシブル・
    ケーブル。
  35. 【請求項35】可撓性を有する多層構造のフレキシブル
    ・ケーブルの製造方法において、 絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階と、 前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層を形
    成する段階と、 前記配線層の上面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、 前記被覆層の上面に第1の金属織布層を導電性接着剤を
    用いて積層する段階と、を含むことを特徴とするフレキ
    シブル・ケーブルの製造方法。
  36. 【請求項36】可撓性を有する多層構造のフレキシブル
    ・ケーブルの製造方法において、 絶縁性の基板層の片面に金属箔層を形成する段階と、 前記金属箔層を所定パターンに食刻処理して配線層を形
    成する段階と、 前記配線層の上面に絶縁性の被覆層を積層する段階と、 前記被覆層の上面に導電性接着剤を用いて第1の金属織
    布層を積層する段階と、 前記基板層の下面に導電性接着剤を用いて第2の金属織
    布層を積層する段階と、を含むことを特徴とするフレキ
    シブル・ケーブルの製造方法。
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