JPH11299149A - ブラシレスdcモータ - Google Patents

ブラシレスdcモータ

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Publication number
JPH11299149A
JPH11299149A JP10094531A JP9453198A JPH11299149A JP H11299149 A JPH11299149 A JP H11299149A JP 10094531 A JP10094531 A JP 10094531A JP 9453198 A JP9453198 A JP 9453198A JP H11299149 A JPH11299149 A JP H11299149A
Authority
JP
Japan
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rotor
cover
magnet
brushless
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10094531A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Murakami
俊明 村上
Takashi Kakizaki
隆 蠣崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP10094531A priority Critical patent/JPH11299149A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータのマグネットにカバーを確実に固定でき
るとともに、モータ特性の低下を防止し、作業工程を低
減し、かつ、低コストで製造することができるブラシレ
スDCモータを提供すること。 【解決手段】ロータ20は、シャフト21と、このシャ
フト21に取り付けられたヨーク22と、ヨーク22外
周にその周方向に沿って取り付けられた複数のマグネッ
ト23と、マグネット23の外周面のうち少なくとも軸
方向端部側を覆うカバー30とを備え、カバー30は、
その一部がマグネット23相互間においてマグネット2
3に軸方向及び周方向の移動が規制されるように係止さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスDCモ
ータに関し、特にロータに取り付けられたマグネットの
剥離防止のためのカバーを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図14の(a)は従来のブラシレスDC
モータに組込まれたロータ10を示す斜視図である。ロ
ータ10は、シャフト11と、このシャフト11に取り
付けられたヨーク12と、このヨーク12外周に接着剤
等により接着されたマグネット13と、このマグネット
13の周囲に被せられたカバー14とを備えている。
【0003】カバー14は、マグネット13の欠け、割
れによってヨーク12から剥離することを防止するため
のものである。このようなカバー14は、図14の
(b)に示すように、円筒状のカバー本体14aと、こ
のカバー本体14aをヨーク12に取り付けるための側
板14b,14cと、この側板14b,14cをヨーク
12に取り付けるためのリベット14dとから構成され
ている。なお、カバー本体14aは、側板14b,14
cと溶接等されることにより、軸方向における固定がで
きる。
【0004】また、マグネット13はその軸方向両端部
側における割れ、欠けの発生が特に多いため、図15の
(a),(b)に示すように両端のみ有底筒状のカバー
本体15a,15bを取り付け、リベット15cで固定
する場合もあった。
【0005】なお、カバー本体15a,15bをマグネ
ット13に固定する方法としては、図16の(a)に示
すようにカバー本体15a,15bをマグネット13に
接着剤Pを用いて接着したり、図16の(b)に示すよ
うに、カバー本体15a,15bの底部側に筒部15d
を設け、シャフト11に圧入したり、図16の(c)に
示すように、マグネット13に焼きばめで固定したりす
る方法があった。一方、カバーを用いずにマグネット1
3の飛散防止の方法としては、ガラステープや非磁性材
料のワイヤをマグネット13外周に巻き付けるものがあ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のブラシ
レスDCモータでは、次のような問題があった。すなわ
ち、カバー本体14a,15a,15bの軸方向の固定
のためにリベットを用いる方法では、作業工程が多くな
るという問題があった。また、接着剤を用いる方法で
は、カバー本体14a,15a,15bとマグネット1
3との間に接着剤を塗布するための空間を予め設けなけ
ればならず、マグネット13とステータ(不図示)との
磁気ギャップが大きくなり、モータ特性が低下するとい
う問題があるとともに、接着剤の塗布量が不安定要素と
なり、信頼性が低くなる虞もあった。さらに、圧入、焼
きばめを用いる方法では、寸法管理を厳密に行わなけれ
ばならないという問題があった。
【0007】そこで本発明は、ロータのマグネットにカ
バーを確実に固定できるとともに、モータ特性の低下を
防止し、作業工程を低減し、かつ、低コストで製造する
ことができるブラシレスDCモータを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、ステー
タとロータとが互いに同軸的に配置されたブラシレスD
Cモータにおいて、前記ロータは、シャフトと、このシ
ャフトに取り付けられたヨークと、このヨーク外周にそ
の周方向に沿って取り付けられた複数のマグネットと、
このマグネットの外周面のうち少なくとも軸方向端部側
を覆うカバーとを備え、前記カバーは、その一部が前記
マグネット相互間において前記マグネットに軸方向及び
周方向の移動が規制されるように係止されている。
【0009】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記マグネットは、その周方
向端部に切欠部が設けられていることとした。請求項3
に記載された発明は、請求項1に記載された発明におい
て、前記マグネットは、その周方向端部が前記軸方向と
交わる方向に沿って形成されていることとした。
【0010】請求項4に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記カバーは、前記マグネッ
トの軸方向の両端部を覆う筒状のカバー本体を備え、こ
のカバー本体の一部が凹陥状に形成され、前記マグネッ
ト相互間に嵌入されていることとした。
【0011】請求項5に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記カバーには、フィンが形
成されていることとした。上記手段を講じた結果、次の
ような作用が生じる。すなわち、請求項1に記載された
発明では、カバーの一部がマグネット相互間においてマ
グネットに軸方向及び周方向の移動が規制されるように
係止されているため、接着剤や特別な加工を行うことな
くカバーをマグネットに確実に固定することができる。
【0012】請求項2に記載された発明では、マグネッ
トの周方向端部に切欠部が設けられているので、カバー
を係止させることができる。請求項3に記載された発明
では、マグネットの周方向端部が軸方向と交わる方向に
沿って形成されているので、カバーを係止させることが
できる。
【0013】請求項4に記載された発明では、接着剤や
特別な加工を行うことなく確実に固定を行うことができ
る。請求項5に記載された発明は、カバーには、フィン
が形成されているので、ロータの回転に伴って風が起
き、ブラシレスDCモータ内の温度が平準化される。こ
のため、モータ自体の冷却効率を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1の(a)は本発明の第1の実
施の形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロ
ータ20を示す斜視図であり、図1の(b)はカバー3
0取付け前のロータ20を示す図である。
【0015】ロータ20は、シャフト21と、このシャ
フト21に取り付けられたヨーク22と、このヨーク2
2外周に接着剤等により周方向に沿って接着された複数
のマグネット23と、このマグネット23の軸方向端部
側に被せられた一対のカバー30,30とを備えてい
る。カバー30は、マグネット23の欠け、割れによっ
てヨーク22から剥離することを防止するためのもので
ある。
【0016】マグネット23の周方向端部には、切欠部
23aが形成されており、隣接するマグネット23間に
は間隙部24が形成されている。カバー30は、有底筒
状のカバー本体31を備えており、その開口縁部32に
は、凹陥部33が形成され、間隙部24に係止されてい
る。凹陥部33が間隙部24に係止されていることによ
り、カバー本体31は軸方向及び周方向の移動が規制さ
れている。
【0017】このようなロータ20のマグネット23に
は、次のようにしてカバー30を固定する。すなわち、
図2の(a)に示すように、カバー本体31をマグネッ
ト23の軸方向端部側から挿入し、マグネット23の軸
方向端部にカバー本体31の底部31aが当接するまで
押圧する。これにより、カバー本体31の開口縁部32
が間隙部24まで到達する。そして、図2の(b)に示
すように、開口縁部32をかしめ、開口縁部32を間隙
24に係止させる。これにより、カバー30は、マグネ
ット23に対し軸方向及び周方向への移動が規制される
ことになり、確実に固定されることになる。
【0018】上述したように本実施の形態に係るブラシ
レスDCモータにあっては、マグネット23にカバー3
0を確実に固定できるとともに、リベット等を用いる必
要がないので、作業行程を低減することができる。ま
た、接着剤を用いる必要がないのでモータ特性の低下や
接着の不安定要素の発生を防止することができる。さら
に、圧入や焼きばめ等に必要となる厳密な寸法管理も必
要としないので、低コストで製造することができる。
【0019】図3は本実施の形態の変形例に係るロータ
40を示す図である。本変形例に係るロータ40では、
カバー本体31の底部31aの一部が立ち上げられて、
フィン34が形成されている。ロータ40が回転する
と、フィン34により風が起き、ブラシレスDCモータ
内の温度が平準化される。このため、モータ自体の冷却
効率を高めることができる。
【0020】なお、マグネット23へのカバー30の係
止方法は上述したものに限られず、図4の(a)〜
(e)に示すように種々変形が可能である。図5の
(a)は本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスD
Cモータに組み込まれたロータ50を示す斜視図であ
り、図5の(b)はカバー30取付け前のロータ50を
示す図である。なお、図5において図1と同一機能部分
には同一符号を付した。
【0021】本実施の形態に係るロータ50が上述した
ロータ20と異なる点は、マグネット23の代りにマグ
ネット51を用いた点にある。すなわち、マグネット5
1の周方向端部には、切欠部51a,51bが形成され
ており、隣接するマグネット51間には間隙部52,5
3が形成されている。
【0022】カバー30は、有底筒状のカバー本体31
を備えており、その開口縁部32には、凹陥部33が形
成され、間隙部52,53に係止されている。凹陥部3
3が間隙部52,53に係止されていることにより、カ
バー本体31は軸方向及び周方向の移動が規制されてい
る。
【0023】上述したように本実施の形態に係るロータ
50においても、上述したロータ20と同様の効果を得
ることができる。図6の(a)は本発明の第3の実施の
形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロータ
60を示す斜視図であり、図6の(b)はカバー30取
付け前のロータ60を示す図である。なお、図6におい
て図1と同一機能部分には同一符号を付した。
【0024】本実施の形態に係るロータ60が上述した
ロータ20と異なる点は、マグネット23の代りにマグ
ネット61を用いた点にある。すなわち、マグネット6
1の周方向端部には、それぞれ切欠部61a,61bが
形成されており、隣接するマグネット61間には間隙部
62が形成されている。
【0025】カバー30は、有底筒状のカバー本体31
を備えており、その開口縁部32には、凹陥部33が形
成され、間隙部62に係止されている。凹陥部33が間
隙部62に係止されていることにより、カバー本体31
は軸方向及び周方向の移動が規制されている。
【0026】上述したように本実施の形態に係るロータ
60においても、上述したロータ20と同様の効果を得
ることができる。図7の(a)は本発明の第4の実施の
形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロータ
70を示す斜視図であり、図7の(b)はカバー30取
付け前のロータ70を示す図である。なお、図7におい
て図1と同一機能部分には同一符号を付した。
【0027】本実施の形態に係るロータ70が上述した
ロータ20と異なる点は、マグネット23の代りにマグ
ネット71を用いた点にある。すなわち、マグネット7
1の周方向端部には、それぞれ切欠部71a,71bが
形成されており、隣接するマグネット71間には間隙部
72が形成されている。
【0028】カバー30は、有底筒状のカバー本体31
を備えており、その開口縁部32には、凹陥部33が形
成され、間隙部72に係止されている。凹陥部33が間
隙部72に係止されていることにより、カバー本体31
は軸方向及び周方向の移動が規制されている。
【0029】上述したように本実施の形態に係るロータ
70においても、上述したロータ20と同様の効果を得
ることができる。図8の(a)は本発明の第5の実施の
形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロータ
80を示す斜視図であり、図8の(b)はカバー30取
付け前のロータ80を示す図である。なお、図8におい
て図1と同一機能部分には同一符号を付した。
【0030】本実施の形態に係るロータ80が上述した
ロータ20と異なる点は、マグネット23の代りにマグ
ネット81を用いた点にある。すなわち、マグネット8
1の周方向端部は、軸方向と交差する方向に沿って直線
状に形成されており、隣接するマグネット81間には間
隙部82が形成されている。
【0031】カバー30は、有底筒状のカバー本体31
を備えており、上述した間隙部82と対向する部分には
凹陥部35が形成され、間隙部82に係止されている。
凹陥部35が間隙部72に係止されていることにより、
カバー本体31は軸方向及び周方向の移動が規制されて
いる。
【0032】上述したように本実施の形態に係るロータ
80においても、上述したロータ20と同様の効果を得
ることができる。図9の(a)は本発明の第6の実施の
形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロータ
90を示す斜視図であり、図9の(b)はカバー100
取付け前のロータ90を示す図である。なお、図9にお
いて図1と同一機能部分には同一符号を付した。
【0033】ロータ90は、シャフト21と、このシャ
フト21に取り付けられたヨーク22と、このヨーク2
2外周に接着剤等により周方向に沿って接着された複数
のマグネット23と、このマグネット23外周部に被せ
られたカバー90とを備えている。カバー100は、マ
グネット23の欠け、割れによってヨーク22から剥離
することを防止するためのものである。
【0034】マグネット23の周方向端部には、切欠部
23aが形成されており、隣接するマグネット23間に
は間隙部24が形成されている。カバー100は、筒状
のカバー本体101を備えており、その軸方向中間部1
02には、凹陥部103が形成され、間隙部24に係止
されている。凹陥部103が間隙部24に係止されてい
ることにより、カバー本体101は軸方向及び周方向の
移動が規制されている。
【0035】このようなロータ90のマグネット23に
は、次のようにしてカバー100を固定する。すなわ
ち、カバー本体101をマグネット23の軸方向端部側
から挿入し、カバー本体101がマグネット23外周部
全体を覆うまで押圧する。そして、軸方向中間部102
をかしめ、凹陥部103を間隙24に係止させる。これ
により、カバー100は、マグネット23に対し軸方向
及び周方向への移動が規制されることになり、確実に固
定されることになる。
【0036】上述したように本実施の形態に係るブラシ
レスDCモータにあっては、ロータ90のマグネット2
3にカバー100を確実に固定できるとともに、リベッ
ト等を用いる必要がないので、作業行程を低減すること
ができる。また、接着剤を用いる必要がないのでモータ
特性の低下や接着の不安定要素の発生を防止することが
できる。さらに、圧入や焼きばめ等に必要となる厳密な
寸法管理も必要としないので、低コストで製造すること
ができる。
【0037】図10の(a)は本発明の第7の実施の形
態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロータ1
10を示す斜視図であり、図10の(b)はカバー10
0取付け前のロータ110を示す図である。なお、図1
0において図5及び図9と同一機能部分には同一符号を
付した。
【0038】本実施の形態にロータ110が上述したロ
ータ90と異なる点は、マグネット23の代りにマグネ
ット51を用いた点にある。すなわち、マグネット51
の周方向端部には、切欠部51a,51bが形成されて
おり、隣接するマグネット51間には間隙部52,53
が形成されている。
【0039】カバー100は、筒状のカバー本体101
を備えており、その軸方向中間部102には、凹陥部1
03が形成され、間隙部52,53に係止されている。
凹陥部103が間隙部52,53に係止されていること
により、カバー本体101は軸方向及び周方向の移動が
規制されている。
【0040】上述したように本実施の形態に係るロータ
110においても、上述したロータ90と同様の効果を
得ることができる。図11の(a)は本発明の第8の実
施の形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロ
ータ120を示す斜視図であり、図11の(b)はカバ
ー100取付け前のロータ120を示す図である。な
お、図11において図6及び図9と同一機能部分には同
一符号を付した。
【0041】本実施の形態にロータ120が上述したロ
ータ90と異なる点は、マグネット23の代りにマグネ
ット61を用いた点にある。すなわち、マグネット61
の周方向端部には、それぞれ切欠部61a,61bが形
成されており、隣接するマグネット61間には間隙部6
2が形成されている。
【0042】カバー100は、筒状のカバー本体101
を備えており、その軸方向中間部102には、凹陥部1
03が形成され、間隙部62に係止されている。凹陥部
103が間隙部62に係止されていることにより、カバ
ー本体101は軸方向及び周方向の移動が規制されてい
る。
【0043】上述したように本実施の形態に係るロータ
120においても、上述したロータ90と同様の効果を
得ることができる。図12の(a)は本発明の第9の実
施の形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれたロ
ータ130を示す斜視図であり、図9の(b)はカバー
100取付け前のロータ130を示す図である。なお、
図12において図7及び図9と同一機能部分には同一符
号を付した。
【0044】本実施の形態に係るロータ130が上述し
たロータ90と異なる点は、マグネット23の代りにマ
グネット71を用いた点にある。すなわち、マグネット
71の周方向端部には、それぞれ切欠部71a,71b
が形成されており、隣接するマグネット71間には間隙
部72が形成されている。
【0045】カバー100は、筒状のカバー本体101
を備えており、その軸方向中間部102には、凹陥部1
03が形成され、間隙部62に係止されている。凹陥部
103が間隙部72に係止されていることにより、カバ
ー本体101は軸方向及び周方向の移動が規制されてい
る。
【0046】上述したように本実施の形態に係るロータ
130においても、上述したロータ90と同様の効果を
得ることができる。図13の(a)は本発明の第10の
実施の形態に係るブラシレスDCモータに組み込まれた
ロータ140を示す斜視図であり、図13の(b)はカ
バー100取付け前のロータ140を示す図である。な
お、図13において図8及び図9と同一機能部分には同
一符号を付した。
【0047】本実施の形態のロータ140が上述したロ
ータ90と異なる点は、マグネット23の代りにマグネ
ット81を用いた点にある。すなわち、マグネット81
の周方向端部は、軸方向と交差する方向に沿って直線状
に形成されており、隣接するマグネット81間には間隙
部82が形成されている。
【0048】カバー100は、筒状のカバー本体101
を備えており、上述した間隙部82と対向する部分には
凹陥部104が形成され、間隙部82に係止されてい
る。凹陥部104が間隙部82に係止されていることに
より、カバー本体101は軸方向及び周方向の移動が規
制されている。
【0049】上述したように本実施の形態に係るロータ
140においても、上述したロータ90と同様の効果を
得ることができる。なお、本発明は実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施可能であるのは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、カバーの一部がマグネ
ット相互間においてマグネットに軸方向及び周方向の移
動が規制されるように係止されているため、接着剤や特
別な加工を行うことなくカバーをマグネットに確実に固
定することができる。また、モータ特性の低下を防止
し、作業工程を低減し、かつ、低コストで製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスD
Cモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図2】同ロータの製造方法を示す要部縦断面図。
【図3】同ロータの変形例を示す斜視図。
【図4】同ロータの別の変形例を示す要部縦断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスD
Cモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るブラシレスD
Cモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るブラシレスD
Cモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るブラシレスD
Cモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るブラシレスD
Cモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係るブラシレス
DCモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図11】本発明の第8の実施の形態に係るブラシレス
DCモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図12】本発明の第9の実施の形態に係るブラシレス
DCモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図13】本発明の第10の実施の形態に係るブラシレ
スDCモータに組み込まれたロータを示す斜視図。
【図14】従来のブラシレスDCモータに組み込まれた
ロータの一例を示す斜視図。
【図15】従来のブラシレスDCモータに組み込まれた
ロータの別の例を示す斜視図。
【図16】従来のブラシレスDCモータに組み込まれた
ロータにおけるカバーの固定方法を説明する要部縦断面
図。
【符号の説明】 20,60,70,80,90…ロータ 21…シャフト 22…ヨーク 23,61,71,81,91…マグネット 23a…切欠部 24,52,53,62,72,82,92…間隙部 30,100…カバー 31,101…カバー本体 32…開口縁部 33,35,102…凹陥部 34…フィン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータとロータとが互いに同軸的に配置
    されたブラシレスDCモータにおいて、 前記ロータは、シャフトと、 このシャフトに取り付けられたヨークと、 このヨーク外周にその周方向に沿って取り付けられた複
    数のマグネットと、 このマグネットの外周面のうち少なくとも軸方向端部側
    を覆うカバーとを備え、 前記カバーは、その一部が前記マグネット相互間におい
    て前記マグネットに軸方向及び周方向の移動が規制され
    るように係止されていることを特徴とするブラシレスD
    Cモータ。
  2. 【請求項2】前記マグネットは、その周方向端部に切欠
    部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    ブラシレスDCモータ。
  3. 【請求項3】前記マグネットは、その周方向端部が前記
    軸方向と交わる方向に沿って形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のブラシレスDCモータ。
  4. 【請求項4】前記カバーは、前記マグネットの軸方向の
    両端部を覆う筒状のカバー本体を備え、 このカバー本体の一部が凹陥状に形成され、前記マグネ
    ット相互間に嵌入されていることを特徴とする請求項1
    に記載のブラシレスDCモータ。
  5. 【請求項5】前記カバーには、フィンが形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスDCモー
    タ。
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