JP7446450B2 - 回転電機及び回転電機の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、モータ及び発電機等の回転電機に関する。
内転型の回転電機において、ロータコアの外周に複数のマグネットを周方向に並べて配置し、これらのマグネットを非磁性体のマグネットホルダを用いてロータコアの外周に固定するものが開発されている。マグネットホルダは、出力軸の軸方向に延伸する櫛歯状のアーム部を備え、アーム部によりマグネットの移動を規制している。マグネットホルダを用いてマグネットを固定する場合、回転電機の性能低下の一因となるマグネットのがたつきを防ぐため、アーム部の径方向への開きを抑制する必要がある。従来、マグネットホルダに、出力軸に固定されるベース部と、ベース部から出力軸の軸方向に延伸するアーム部とを備え、ベース部とアーム部とを接続するブリッジ部の周方向の幅を、アーム部の周方向の幅よりも小さくすることで、アーム部の径方向への開きを抑制していた(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2007/080888号
しかしながら、ブリッジ部の周方向の幅をアーム部の周方向の幅よりも小さく形成すると、ブリッジ部を起点に変形が生じてアーム部が開き、アーム部におけるブリッジ部が設けられた側の反対側の端部と、マグネットとの間に隙間が生じる。このため、マグネットのがたつきを抑制することが困難となり、マグネットの位置決め精度が向上できず、回転電機の性能が悪化するという課題があった。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、ロータコアに固定されるマグネットのがたつきを抑制してマグネットの位置決めの精度を向上した回転電機を提供することを目的とする。
本開示に係る回転電機は、ステータと、ステータの内周側に設けられ、ロータの出力軸に固定されたロータコアと、ロータコアの外周部に、周方向に並べて固定された複数のマグネットと、複数のマグネットをロータコアの外周部に固定するマグネットホルダと、を備え、マグネットホルダは、ロータコアの軸方向における一方の面側に設けられ、出力軸が挿通されたベース部と、ベース部と一端が接続され、軸方向に延伸したアーム部と、を有し、ベース部は、円環状の内周部と、内周部の外周側に設けられ、アーム部の一端が接続された円環状の外周梁と、内周部及び外周梁を接続する接続梁と、を有するものである。
また、本開示に係る回転電機の製造方法は、ロータコアの外周部に、周方向に並べて複数のマグネットを配置する工程と、環状の内周部、内周部の外周側に設けられた環状の外周梁、及び内周部と外周梁とを接続する接続する接続梁を有する、マグネットホルダのベース部を、ロータコアの軸方向における一方の面側に配置する工程と、外周梁と一端が接続され、軸方向に延伸した、マグネットホルダのアーム部をマグネットの外周面に配置し、外周梁によりアーム部からマグネットを押圧させ、アーム部とロータコアの外周部との間にマグネットを固定する工程とを備えたものである。
本開示によれば、マグネットホルダによりがたつきを抑制してロータコアにマグネットを固定するため、マグネットの位置決めの精度を向上し、回転電機の性能を向上できる。
実施の形態1に係る回転電機を概略的に示す断面図である。 実施の形態1に係るロータを示す分解斜視図である。 実施の形態1に係るロータコアを示す斜視図である。 実施の形態1に係るロータコアを示す断面図である。 実施の形態1に係るマグネットホルダを示す斜視図である。 実施の形態1に係るマグネットホルダを示す部分拡大図である。 実施の形態1に係る回転電機の一部を示す平面図である。 実施の形態1に係るロータの組立手順の説明図である。 実施の形態1に係るマグネットホルダの変形を説明する説明図である。 実施の形態1に係るマグネットホルダの変形を説明する説明図である。 実施の形態2に係るマグネットホルダを示す斜視図である。 実施の形態2に係るマグネットホルダの変形例を示す斜視図である。 実施の形態3に係るマグネットホルダを示す斜視図である。 実施の形態3に係るマグネットホルダを示す平面図である。
以下、図面に基づいて実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る回転電機100を概略的に示す断面図である。回転電機100は、円筒形状のモータケース1内に固定されたステータ4と、ステータ4の内周側に設けられ、回転トルクを回転電機100の外部に出力する出力軸2を有するロータ3とを備える。ロータ3とステータ4との間には間隙が設けられ、ロータ3の外周面とステータ4の内周面とは対向している。
ステータ4は、ステータコア(図示せず)を有し、このステータコアには電機子巻線5が巻装されている。また、ステータ4は、モータケース1の内面に、例えば圧入等によって固定されている。また、図1における上部の、電機子巻線5の近傍に配置された環状配線部6は、電機子巻線5の端部に、例えばTIG(Tungsten Inert Gas)溶接等で接続されている。
巻線端部7は、環状配線部6から軸方向に向かって、フレーム8を貫通して延びており、環状配線部6を介して電機子巻線5の巻線端部7に接続されている。なお、巻線端部7には、電機子巻線5のU相巻線の端部と、V相巻線の端部と、W相巻線の端部とにそれぞれ接続された3本の導体がまとめられている。電機子巻線5のU相、V相、及びW相の各相の巻線に、制御装置(図示せず)を用いて、ロータ3の位相に基づいて所定の電流を順次通電することで、ロータ3を回転させることができる。以下、軸方向とは、出力軸2の軸方向をいう。
次に、ロータ3について説明する。ロータ3の出力軸2は、第1軸受9と第2軸受10とにより回動自在に支持されている。図1の例において、第1軸受9は、回転電機100の内部を閉塞するフレーム8の中央部に設けられており、一方、第2軸受10は、回転軸の出力側(図1における下側)のフレーム8に設けられている。このように、第1軸受9及び第2軸受10は、ロータ3に対して、上方及び下方にそれぞれ配置されている。
ここで、出力軸2の反出力側(図1における上側)の端部に、回転センサ(図示せず)を有するセンサロータ11を固定してもよい。この場合、センサロータ11の軸方向の端面にギャップを介して回転センサを設ければよい。例えば、センサロータ11は、一対又は複数対の永久磁石を有する、いわゆる、磁気センサタイプのものである。センサロータ11を回転電機100に設ければ、出力軸2の回転とともに回転するセンサロータ11の永久磁石からの磁界の変化を回転センサにより検出して電気信号に変換することができ、出力軸2の回転速度等の情報を得ることができる。なお、センサロータ11は出力軸2の回転速度等の情報を得ることができれば、例えばレゾルバ、ホールセンサ等であってもよい。
図2は、実施の形態1に係るロータ3を示す分解斜視図である。ロータ3は、出力軸2と、出力軸2に固定されたロータコア12と、ロータコア12の外周部18に固定されたマグネット13と、マグネット13をロータコア12に固定するマグネットホルダ14とを備える。さらに、ロータ3は、ロータコア12、マグネット13、及びマグネットホルダ14の外周側に設けられた円筒状のカバー15を備える。ロータ3にカバー15を備えれば、マグネット13が破損した際にマグネット13が飛散して回転電機100が回転不能となることを抑制できる。なお、マグネット13は、例えばいわゆるセグメント形状の永久磁石である。
また、ロータ3は、いわゆる段スキュー構造のロータである。図2の例においては、ロータコア12は、軸方向に2列配置され、マグネット13がロータ3の周方向に沿ってそれぞれのロータコア12の外周部18に8個固定されている。以下、周方向とは、ロータ3の周方向をいう。
隣接した列のロータコア12のそれぞれには、同極性のマグネット13が周方向に所定の角度、すなわち所定のステップ角ずつずれた位置で固定されている。このようにすると、コギングトルクリプル及び通電トルクリプルを低減できる。コギングトルクリプル及び通電トルクリプルを低減すれば、例えば、回転電機100を電動パワーステアリングシステムに用いる場合に、コギングトルクリプル及び通電トルクリプルによる振動がハンドルを介して運転者に伝播することを抑制できる。ここで、コギングトルクリプルは、ロータ3に通電していない状態におけるロータ3の回転に伴って発生するトルクの変動量をいい、通電トルクリプルは、ロータ3の回転時におけるトルクの変動量をいう。
図3は、実施の形態1に係るロータコア12を示す斜視図である。ロータコア12は、電磁鋼板等の磁性体材料から形成された、例えば、厚さ0.5mm程度のコア板を積層して構成され、ステータ4の内周側に設けられている。ロータコア12を構成するコア板は、積層されたコア板同士が、抜きかしめ、溶接、又は接着等の方法によりそれぞれ固定されている。また、ロータコア12の、平面視(ロータコア12を軸方向から見た視点)における中央部には固定孔17が設けられており、固定孔17に出力軸2が挿通されてロータコア12と出力軸2とが固定される。
さらに、マグネット13が固定されるロータコア12の外周部18には、軸方向における後述するマグネットホルダ14のベース部22が設けられた側と反対側の端部に、ロータ3の径方向における外側に向かって突出した突起部19が設けられている。図3の例では、突起部19が、ロータコア12の図3における上方の端部に設けられた例を示している。ロータコア12の外周部18に突起部19を設ければ、マグネット13をロータコア12の外周部18に固定する際、突起部19にマグネット13が当接し、マグネット13の軸方向の移動を規制することができ、軸方向におけるマグネット13の位置決めの精度が向上する。
また、ロータコア12には、溝状に形成された篏合部20が設けられている。図4は、実施の形態1に係るロータコア12を示す断面図である。図4(a)には、図3の破線Aにおけるロータコア12の断面を示しており、図4(b)には、図3の破線Bにおけるロータコア12の断面を示している。ロータコア12は、図4(a)及び図4(b)に示すような、突起部19が設けられたコア板16aと、突起部19が設けられていないコア板16bとが積層されて構成されている。そして、コア板16a、16bのそれぞれには、軸方向(図4における紙面貫通方向)に連続して篏合部20が設けられている。篏合部20は、平面視においてL字状に形成されており、篏合部20には次に説明するマグネットホルダ14のアーム部21が篏合される。
以下、本実施の形態のマグネットホルダ14について説明する。図5は、実施の形態1に係るマグネットホルダ14を示す斜視図である。マグネットホルダ14は、例えば、非磁性体の樹脂等で形成され、ロータコア12の軸方向における一方の面側に設けられたベース部22と、ベース部22に一端が接続され、出力軸2の軸方向に延伸したアーム部21とを有する。なお、複数のマグネット13のそれぞれは、アーム部21によりロータコア12の外周部18に固定される。
そして、マグネットホルダ14のベース部22は、円環状の内周部23、内周部23を囲み、内周部23の外周側に設けられた円環状の外周梁24、及び内周部23と外周梁24とを接続する接続梁25を有する。内周部23の平面視における中央部には、挿通孔26が設けられており、挿通孔26に出力軸2が挿通されてマグネットホルダ14と出力軸2とが固定される。
さらに、図5に示すように、外周梁24は、円環状の環状部27と、環状部27から内周側に向かって形成された受け部28とを有しており、図5の例において、環状部27及び受け部28にアーム部21の一端が接続されて、外周梁24とアーム部21とが接続されている。
そして、内周部23と外周梁24とは離間しており、内周部23と外周梁24とは、内周部23から放射状に延伸する接続梁25を介して接続されている。このように、マグネットホルダ14のベース部22が円環状の内周部23、内周部23を囲んで設けられた円環状の外周梁24、及び内周部23と外周梁24とを接続する接続梁25を有していれば、アーム部21の撓みを防止してアーム部21の開きを抑制できる。なお、アーム部21の開きが抑制できる理由については、詳細を後述する。
また、受け部28は平面視においてアーム部21から突出する、すなわち受け部28の平面視における投影面積は、アーム部21の平面視における投影面積よりも大きくなるように形成されていると好ましい。このようにすれば、アーム部21をロータコア12の篏合部20に挿入した際にアーム部21の一部が欠損する等して、回転電機100の組立時に異物が発生した場合に、受け部28とロータコア12との間に異物を封止することができ、回転電機100の動作不良の発生を抑制できる。
さらに、マグネットホルダ14の外周梁24及び接続梁25には、マグネット13の軸方向における側面を保持する軸方向保持部29が設けられている。図5の例において、軸方向保持部29は、外周梁24の環状部27と接続梁25とに跨って、それぞれがマグネット13に対向する側の面に設けられている。また、軸方向保持部29は、マグネットホルダ14をロータコア12に組付ける際、ロータコア12の突起部19と反対側に配置され、マグネット13と対向する。軸方向保持部29と突起部19とを対向して配置させることで、軸方向保持部29と突起部19とでマグネット13を軸方向両側から挟み、さらに軸方向保持部29の変形による弾性力がマグネット13に作用するため強固にマグネット13を保持することができる。
また、ベース部22の、アーム部21が接続された面と反対側の面には、外周端部の角度が小さくなるように例えば面取り加工等によって形成された誘い部30が設けられている。ベース部22に誘い部30を設けることで、回転電機100の組立時において、ベース部22の外周端部の引っ掛かりをなくすことができ、カバー15の挿入が容易になる。
次に、マグネットホルダ14のアーム部21について説明する。図6は、実施の形態1に係るマグネットホルダ14を示す部分拡大図である。アーム部21は、マグネット13の外周面を覆い、マグネット13を保持するマグネット保持部31と、それぞれマグネット13の周方向における側面と当接し、マグネット13の周方向への移動を規制する第1押さえ面32及び第2押さえ面33と、アーム部21の内周側に設けられた第1押さえ面32及び第2押さえ面33に対して角度を有する抜け防止部34とを有する。ここで、マグネット13の外周面を覆うとは、マグネット13の外周面の一部を覆う場合も含む。なお、アーム部21は、複数のマグネット13のうち、周方向において隣り合うマグネット13の間に設けられており、アーム部21の数は固定するマグネット13の数に対応する。
図6に示すように、第1押さえ面32、第2押さえ面33、及び抜け防止部34は、平面視においてL字状に形成されている。ここで、第1押さえ面32及び抜け防止部34の間に形成される角度は直角であると好ましい。このようにすると、マグネットホルダ14によるマグネット13の固定時において、アーム部21の周方向への変形を防止できるため、高精度な位置決めが可能となりマグネット13とのがたつきを抑制できる。また、マグネットホルダ14が有するアーム部21は同一形状であると好ましい。このようにすると、ロータ3の回動時に偏りが生じることがなく回転電機100の性能を向上できる。これに加え、回転電機100の部品を共通化でき、製造コストを削減できる。
なお、アーム部21の第1押さえ面32をロータコア12の外周面に対して垂直になるように設計すれば、マグネットホルダ14をロータコア12に組付ける際に第1押さえ面32が篏合部20に圧入固定されるため、マグネット13をマグネットホルダ14の第1押さえ面32を位置決めの基準としてロータコア12に固定することができ、マグネット13の位置決めの精度が向上する。
図7は、実施の形態1に係る回転電機100の一部を示す平面図である。図7には、ロータコア12にマグネットホルダ14を組付けた場合の図を示している。マグネットホルダ14は、アーム部21がロータコア12の篏合部20と篏合されることでロータコア12に固定される。つまり、図7に示すように、アーム部21の第1押さえ面32及び第2押さえ面33のそれぞれの一部と、抜け防止部34とが、ロータコア12の篏合部20と篏合されて、マグネットホルダ14がロータコア12に固定される。
ここで、ロータコア12の篏合部20は、マグネットホルダ14の抜け防止部34よりも大きく、すなわち、篏合部20における幅(図7におけるWf)が抜け防止部34の厚み(図7におけるTe)よりも大きく形成されていると好ましい。このようにすると、篏合部20と抜け防止部34との間に形成された隙間において抜け防止部34が外周側へ変位できるため、マグネットホルダ14にマグネット13を圧入する際にアーム部21へ荷重がかかることを抑制し、マグネットホルダ14の耐荷重性を向上できる。
次に、回転電機100の製造方法について説明する。図8は、実施の形態1に係るロータ3の組立手順を説明する説明図である。まず、ロータコア12とマグネット13を組立治具に固定した後、図8(a)に示すように、ロータコア12の外周部18に、周方向に並べて複数のマグネット13を配置する。
そして、図8(b)に示すように、マグネットホルダのベース部22をロータコア12の軸方向における一方の面側に配置し、ロータコア12にマグネットホルダ14を軸方向から挿入する。ここで、図8(b)の例においてマグネットホルダ14は、ロータコア12の突起部19側から挿入されている。このとき、マグネットホルダ14のアーム部21の第1押さえ面32及び第2押さえ面33のそれぞれの一部と抜け防止部34とが、ロータコア12の篏合部20に圧入固定されることで、マグネットホルダ14がロータコア12に対して位置決めされて固定される。また、マグネットホルダ14はマグネット13に対応した数設けられているため、マグネットホルダ14によってロータコア12の外周部18に配置された複数のマグネット13を一括で位置決め固定できる。
さらに、マグネットホルダ14のベース部22をロータコア12の軸方向における一方の面側に配置する。マグネット13は、ベース部22が有する外周梁24の弾性によってロータコア12の外周部18とマグネットホルダ14のアーム部21との間に固定される。すなわち、マグネット13には、外周梁24の弾性力が内周に向かう方向に作用し、マグネット13がロータコア12の外周部18に向かって押圧されて固定される。なお、図8(b)において、ロータコア12、マグネット13、及びマグネットホルダ14は、一組のみ図示されているが、段スキュー構造を有するロータ3の場合、複数のロータコア12、マグネット13、及びマグネットホルダ14をそれぞれ組付ければよい。
このとき、ロータコア12の突起部19とマグネットホルダ14の軸方向保持部29でマグネット13の軸方向における両側の側面を保持するため、マグネットホルダ14挿入時に接続梁25が軸方向に撓む。そのため、接続梁25の軸方向への弾性変形により、マグネット13の軸方向のサイズばらつきを吸収し、マグネット13をロータコア12の突起部19に当接させつつ接続梁25の変形時に発生する弾性力で保持することから、高精度かつ、高い保持力でのマグネット13の軸方向の保持が可能になる。
ここで、マグネットホルダ14の変形について説明する。図9は、実施の形態1に係るマグネットホルダ14の変形を説明する説明図である。図9(a)は、マグネットホルダ14を、ロータコア12に組付けた後の外観を示す斜視図である。マグネットホルダ14は、マグネット13が圧入されてロータコア12に固定される寸法関係、つまり、マグネットホルダ14は、組付け時に外周側に拡大される程度の寸法に設計されており、図9(a)に示すようにマグネットホルダ14がロータコア12に組付けられる際に変形が生じる。
図9(b)は、マグネットホルダ14の変形についての説明図であり、ロータコア12、マグネット13、及びマグネットホルダ14を、ロータコア12の突起部19が設けられた側から見た平面図である。マグネットホルダ14をロータコア12に組付ける際、ロータコア12、マグネット13、及びマグネットホルダ14の寸法関係により、マグネットホルダ14のアーム部21は外周側に変位する。また、篏合部20とマグネットホルダ14のアーム部21の抜け防止部34との間に隙間があれば、マグネットホルダ14の外周梁24が変形することで、抜け防止部34が外周側、すなわち図9(b)中の矢印が示す方向に変位する。
このとき、ベース部22の外周梁24に変形が生じることで、アーム部21が外周側に変位するため、アーム部21が撓むことなくマグネット13がマグネットホルダ14に圧入されてロータコア12に固定される。このようにすると、アーム部21が撓まずにマグネット13をロータコア12の外周部18に向けて押圧してマグネット13を固定することができるため、アーム部21が開くことなくマグネット13にがたつきが生じない。さらに、アーム部21とベース部22との接続部において、接続部をアーム部21よりも細くしない、つまりアーム部21を軸方向全体で同様の幅とすると好ましい。このようにすると、アーム部21の、ベース部22側の変形が誘起されないため、アーム部21のベース部22と接続された側と反対側、つまり先端側の開きをさらに抑制できるとともに、アーム部21の周方向への変形も抑制できる。
ベース部22の変形について、より詳細に説明する。図10は、実施の形態1に係るマグネットホルダ14の変形を説明する説明図である。図10の色の濃淡は、マグネットホルダ14に作用する応力の程度を示しており、色が濃い箇所には強い応力が作用している。つまり、色の濃い箇所ほど変形量が大きくなる。なお、図10において、ロータコア12及びマグネット13の図示は省略している。
図10に示すように、マグネットホルダ14の外周梁24の環状部27には応力が強く作用し、環状部27に大きな変形が生じることがわかる。アーム部21の端部が接続された外周梁24が変形することで、マグネット13を固定するアーム部21には変形が生じず、外周梁24によってアーム部21の位置を調整することができる。これにより、アーム部21が撓まずにマグネット13を固定することができるため、アーム部21が開くことなくマグネット13にがたつきが生じない。さらに、接続梁25が、外周梁24における受け部28がない位置、つまり外周梁24における環状部27に接続されているため、接続梁25によって外周梁24の変形は阻害されず、より好適にアーム部21の位置を調整することができる。
図8に戻り、ロータ3の組立手順について説明する。図8(c)には、ロータ3が段スキュー構造を有し、2つのロータコア12を備える場合の例を示している。マグネット13及びマグネットホルダ14が固定されたロータコア12を2つ用意し、2つのロータコア12をそれぞれ上下に配置する。
そして、それぞれのロータコア12の固定孔17に出力軸2を挿通して圧入し、ロータコア12と出力軸2とを固定する。ここで、2つのロータコア12が、それぞれ有する突起部19が対向するように、2つのロータコア12を配置すると好ましい。このようにすると、突起部19によって、隣り合うロータコア12がそれぞれ有するマグネット13の間に隙間を確保でき、段スキュー構造の採用によるコギングトルクリプル及び通電トルクリプルの低減の効果をより好適に得ることができる。
次に、図8(d)に示すように、ロータコア12、マグネット13、及びマグネットホルダ14にカバー15を挿入する。そして、図8(e)に示すように、カバー15の一部を内側に折り返し、カバー端面35を設ける。なお、軸方向保持部29を設ければ、マグネットホルダ14と、ロータコア12の圧入力も加えて保持できるため、カバー15のカバー端面35の保持力のみでマグネット13の軸方向を保持する場合と比較して、軸方向において、より強固にマグネット13を保持することが可能となる。
このように、回転電機100に、ステータ4と、ステータ4の内周側に設けられ、ロータ3の出力軸2に固定されたロータコア12と、ロータコア12の外周部18に、周方向に並べて固定された複数のマグネット13と、複数のマグネット13をロータコア12の外周部18に固定するマグネットホルダ14と、を備え、マグネットホルダ14は、ロータコア12の軸方向における一方の面側に設けられ、出力軸2が挿通されたベース部22と、ベース部22と一端が接続され、出力軸2の軸方向に延伸するアーム部21と、を有し、ベース部22は、円環状の内周部23と、内周部23の外周側に設けられ、アーム部21の一端が接続された円環状の外周梁24と、内周部23及び外周梁24を接続する接続梁25と、を有するものであると、マグネット13がマグネットホルダ14に圧入する際、マグネットホルダ14の外周梁24が変形することでアーム部21が撓まずにマグネット13を固定することができるため、アーム部21が開くことなくマグネット13にがたつきが生じない。これにより、マグネットホルダ14によりがたつきを抑制してロータコア12にマグネット13を固定するため、マグネット13の位置決めの精度を向上し、回転電機100の性能を向上できる。
また、ロータコア12の外周部18にマグネット13を配置し、マグネットホルダのベース部22をロータコア12の軸方向における一方の面側に配置する。そして、マグネットホルダ14のアーム部21をマグネット13の外周面に配置し、外周梁24によりアーム部21からマグネット13を押圧させ、アーム部21とロータコア12の外周部18との間にマグネット13を固定すれば、マグネットホルダ14によりがたつきを抑制してロータコア12にマグネット13を固定でき、高い位置決めの精度でマグネット13が固定された回転電機100を得ることができる。
なお、本実施の形態において、段スキュー構造の回転電機100に本発明を適用した例を示したが、段スキュー構造を有しないモータに本発明を適用することも可能であり、軸方向に分割されていないマグネットホルダ14にも適用可能である。また、マグネット13の個数を限定するものではない。
また、本実施の形態において、環状部27及び受け部28にアーム部21の一端が接続されて外周梁24とアーム部21とが接続される例について説明したが、受け部28にのみアーム部21の一端が接続されていてもよい。このようにしても、アーム部21と外周梁24とを接続でき、外周梁24の変形によってアーム部21が撓まずにロータコア12の外周部18にマグネット13を固定することができるため、アーム部21が開くことなくマグネット13にがたつきが生じない。
また、本実施の形態において、軸方向保持部29が、外周梁24の環状部27と接続梁25とに跨って設けられる例について説明したが、軸方向保持部29は、外周梁24及び接続梁25のいずれか一方に設けてもよい。この場合も、外周梁24又は接続梁25における、それぞれがマグネット13に対向する側の面に設ければよい。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係るマグネットホルダ36を示す斜視図である。図11(a)には、マグネットホルダ36をアーム部21が設けられた側から見た斜視図を示しており、図11(b)には、マグネットホルダ36をベース部37が設けられた側から見た斜視図を示している。本実施の形態に係る回転電機100は、マグネットホルダ36の接続梁38が折り返された形状である点で実施の形態1と異なる。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、図示及び説明を省略する。
図11(a)及び図11(b)にそれぞれ示すように、マグネットホルダ36の内周部23と外周梁24とを接続する接続梁38は、折り返されて設けられた屈曲部39を有する。図11(a)及び図11(b)の例では、接続梁38は、内周部23と外周梁24との間で、一度折り返されてU字状に形成され、一つの屈曲部39が設けられている。接続梁38に屈曲部39を設けると、マグネットホルダ36の挿入時に外周梁24とともに接続梁38も外周側に変形するため、アーム部21の開きを抑制してマグネット13の位置決めをより高精度にすることができる。
また、接続梁38に屈曲部39を設ければ、マグネットホルダ36の挿入時に外周梁24とともに接続梁38も変形するため、マグネットホルダ36の挿入時に必要な荷重が下がり、マグネットホルダ36の挿入が容易となり、回転電機100の組立性を向上できる。さらに、マグネットホルダ36の挿入時に外周梁24に発生する応力を接続梁38にも分散されるため、マグネットホルダ36の破損を抑制して信頼度が向上できる。また、接続梁38への応力の分散により、マグネット13のサイズばらつきに対する許容度が高くなるため、マグネット13の加工精度を落とすことができ、回転電機100の低コスト化が可能になる。
また、図11(b)に示すように、折り返されて設けられた、接続梁38の屈曲部39が、マグネット13が設けられる側と反対側、つまり軸方向におけるベース部37が設けられた側の方向(図11(b)における上方)に突出するように設けると好ましい。このようにすると、マグネット13と接続梁38が干渉せず回転電機100の磁気設計を阻害しない。
このように、出力軸2の軸方向に延伸するアーム部21と、ロータコア12の軸方向における一方の面側に設けられ、ロータ3の出力軸2が挿通されたベース部37とを有するマグネットホルダ36を備えた回転電機100において、ベース部37の内周部23と外周梁24とを接続する接続梁38に屈曲部39を設ければ、マグネットホルダ36の挿入時に外周梁24とともに接続梁38も変形するため、アーム部21が撓まずにマグネット13を固定することができ、アーム部21が開くことなくマグネット13にがたつきが生じない。これによって、マグネットホルダ36によりロータコア12にマグネット13を固定してマグネット13のがたつきを抑制してマグネット13の位置決めの精度を向上し、回転電機100の性能を向上できる。なお、本実施の形態の回転電機100の製造方法は、実施の形態1で説明した製造方法と同様である。
<変形例>
次に、本実施の形態に係るマグネットホルダ40の変形例について説明する。図12は、実施の形態2に係るマグネットホルダ40の変形例を示す斜視図である。上述の説明では、折り返されて設けられた、接続梁の屈曲部が、軸方向におけるベース部が設けられた側の方向に突出する例について説明したが、屈曲部の突出する方向は、軸方向におけるベース部が設けられた側の方向でなくてもよい。つまり、図12(a)及び図12(b)にそれぞれ示すように、ベース部41に設けられた接続梁42の屈曲部43が、周方向に突出していてもよい。このようにすると、接続梁42の屈曲部43がカバー15の折り返し部と干渉しないため、回転電機100全体を小型化できる。
なお、本実施の形態において、マグネットホルダ36、40の接続梁38、42には屈曲部39、43が一つ設けられている例について説明したが、接続梁38、42には屈曲部39、43が複数設けられていてもよい。つまり、接続梁38、42は、複数回折り返されて形成されていてもよい。このようにすると、接続梁38、42の変形を誘起するために、アーム部が撓まずにマグネット13を固定することができ、アーム部が開くことなくマグネット13にがたつきが生じることを抑制できる。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3に係るマグネットホルダ44を示す斜視図であり、図14は、実施の形態3に係るマグネットホルダ44を示す平面図である。本実施の形態に係る回転電機100は、マグネットホルダ44のアーム部45にリブ46が設けられている点で実施の形態1と異なる。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、図示及び説明を省略する。
図13及び図14にそれぞれ示すように、マグネットホルダ44のアーム部45において、抜け防止部34における外周側にリブ46が設けられている。ここでリブ46の厚みは篏合部20に圧入される程度の厚みが確保されている。アーム部45にリブ46を設ければ、アーム部45と篏合部20との間に隙間が生じず、アーム部45によるマグネット13の保持力が増大し、マグネット13のがたつきを抑制できる。
また、リブ46は、アーム部45におけるベース部と接続された側(図14における紙面奥側)の厚みよりも、ベース部が設けられた側と反対側(図14における紙面手前側)、つまりアーム部45における先端側の厚みが小さくなるように形成すると好ましい。このようにすると、マグネットホルダ44の挿入が容易になる。なお、リブ46の長さは適宜変更することが可能である。
このように、軸方向に延伸するアーム部45と、ロータコア12の軸方向における一方の面側に設けられ、ロータ3の出力軸2が挿通されたベース部とを有するマグネットホルダ44を備えた回転電機100において、アーム部45が有する抜け防止部34において、外周側にリブ46を設ければ、アーム部45によるマグネット13の保持力が向上する。これにより、マグネットホルダ44によりがたつきを抑制してロータコア12にマグネット13を固定するとともに、アーム部45によるマグネット13の保持力が増大するため、マグネット13の位置決めの精度を向上し、回転電機100の性能を向上できる。なお、本実施の形態の回転電機100の製造方法は、実施の形態1で説明した製造方法と同様である。
なお、実施の形態1~3において、L字状、U字状の用語を用いて部品の形状等を説明したが、これらの用語は、製造上の公差や組立上のばらつきなどを考慮した範囲を含む。つまり、回転電機100における、部品の形状等は、製造上の公差又は組立上のばらつきを含んでもよい。
また、本明細書中に開示する各実施の形態は、その範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能であり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 モータケース、2 出力軸、3 ロータ、4 ステータ、5 電機子巻線、6 環状配線部、7 巻線端部、8 フレーム、9 第1軸受、10 第2軸受、11 センサロータ、12 ロータコア、13 マグネット、14、36、40、44 マグネットホルダ、15 カバー、16a、16b コア板、17 固定孔、18 外周部、19 突起部、20 篏合部、21、45 アーム部、22、37、41 ベース部、23 内周部、24 外周梁、25、38、42 接続梁、26 挿通孔、27 環状部、28 受け部、29 軸方向保持部、30 誘い部、31 マグネット保持部、32 第1押さえ面、33 第2押さえ面、34 抜け防止部、35 カバー端面、39、43 屈曲部、46 リブ、100 回転電機。

Claims (10)

  1. ステータと、
    前記ステータの内周側に設けられ、ロータの出力軸に固定されたロータコアと、
    前記ロータコアの外周部に、周方向に並べて固定された複数のマグネットと、
    複数の前記マグネットを前記ロータコアの外周部に固定するマグネットホルダと、を備え、
    前記マグネットホルダは、前記ロータコアの軸方向における一方の面側に設けられ、前記出力軸が挿通されたベース部と、前記ベース部と一端が接続され、軸方向に延伸したアーム部と、を有し、
    前記ベース部は、円環状の内周部と、前記内周部の外周側に設けられ、前記アーム部の前記一端が接続された円環状の外周梁と、前記内周部及び前記外周梁を接続する接続梁と、を有する
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記外周梁は、前記内周部の外周側に設けられた円環状の環状部と、前記環状部から内周側に突出して設けられ、前記アーム部の一端が接続された受け部とを有し、
    前記接続梁は、前記内周部と前記環状部とを接続している
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ロータコアは、軸方向に連続する篏合部を有し、
    前記アーム部は、前記マグネットの外周面を覆うマグネット保持部と、前記マグネット保持部よりも内周側に設けられた抜け防止部と、
    を有し、
    前記篏合部と前記抜け防止部とが篏合して前記アーム部が前記ロータコアに固定されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記アーム部は、それぞれ前記マグネットの周方向への移動を規制する第1押さえ面及び第2押さえ面を有し、
    前記抜け防止部は、前記第1押さえ面及び前記第2押さえ面に対して角度を有している
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記篏合部の幅は、前記抜け防止部の厚みよりも大きく形成されている
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の回転電機。
  6. 前記ロータコアは、前記外周部において前記ベース部が設けられた側と反対側の端部に突起部が設けられ、
    前記外周梁及び前記接続梁の少なくともいずれか一方の前記マグネットと対向した側の面には、前記マグネットの軸方向における側面を保持する軸方向保持部が設けられ、
    前記突起部と、前記軸方向保持部とは対向して配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 前記接続梁は、折り返されて設けられた屈曲部を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 前記マグネットホルダの前記抜け防止部の外周側の面にはリブが設けられている
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の回転電機。
  9. 前記出力軸には、複数の前記ロータコアが軸方向に並べて固定されており、
    複数の前記ロータコアのそれぞれには、同極性の前記マグネットが周方向に所定の角度ずれた位置で固定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の回転電機。
  10. ロータコアの外周部に、周方向に並べて複数のマグネットを配置する工程と、
    環状の内周部、前記内周部の外周側に設けられた環状の外周梁、及び前記内周部と前記外周梁とを接続する接続する接続梁を有する、マグネットホルダのベース部を、前記ロータコアの軸方向における一方の面側に配置する工程と、
    前記外周梁と一端が接続され、軸方向に延伸した、前記マグネットホルダのアーム部を前記マグネットの外周面に配置し、前記外周梁により前記アーム部から前記マグネットを押圧させ、前記アーム部と前記ロータコアの前記外周部との間に前記マグネットを固定する工程とを備えた回転電機の製造方法。
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