JPH112987A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH112987A
JPH112987A JP16942597A JP16942597A JPH112987A JP H112987 A JPH112987 A JP H112987A JP 16942597 A JP16942597 A JP 16942597A JP 16942597 A JP16942597 A JP 16942597A JP H112987 A JPH112987 A JP H112987A
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belt
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Tetsuo Kodera
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー像が転写された記録媒体を加熱・加圧
して定着画像を得る定着装置において、記録媒体の定着
ロールからの剥離性を改善し、トナー像を定着した後の
記録媒体が定着ロールに巻き付くトラブルを防止する。 【解決手段】 内部に熱源を有し、回転可能に支持され
た定着ロール1に、周回可能に支持された無端ベルト2
を当接する。そして、その背後から圧力パッド3で定着
ロールに押圧する。無端ベルト2は圧力パッドの後方で
ベルトガイド4に案内されて周回移動するが、このベル
トガイド4が、定着ロール1との圧接位置の上流側に張
り出した形状を有し、圧接部の下流側で無端ベルト2は
大きな曲率で定着ロール1から離開するような形状とな
る。これにより記録媒体5を定着ロール側に沿わせるよ
うな力が作用せず、定着ロールからの剥離が容易とな
る。また、無端ベルトの外周面に押圧部材を当接し、無
端ベルトの形状を大きな曲率を有するものとしてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像記録装置において、記録媒体
上に形成・担持された未定着トナー画像を記録媒体に定
着させる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像記録装置において
は、像担持体上に形成された静電潜像にトナーを転移す
ることによってトナー像を形成し、これを記録媒体上に
転写した後、定着装置により加圧および加熱して記録画
像を得る。上記定着装置においては、熱源を有する定着
ロールに加圧部材が圧接されており、定着ロールが高温
に加熱された状態で、上記圧接部にトナー像を担持した
記録媒体が送通され、トナー像が定着される。
【0003】このような定着装置であって、フルカラー
のトナー像を定着するものでは、表面に弾性層を有する
定着ロールが用いられることが多い。一方、加圧部材は
従来から、弾性層で被覆された加圧ロールが一般に用い
られている。この加圧ロールを定着ロールに圧接してト
ナー像の定着に必要な加圧を行うと同時に、圧接部の長
さを増大させることで、記録媒体上のトナーを充分に加
熱するための時間を確保する。そして、トナー像の定着
が行われた後は、加熱されて定着ロールとの接着力が増
したトナーを、定着ロールの弾性層の圧縮時に発生する
微小なスリップにより剥離する。
【0004】このような定着装置では、定着ロールの外
周部に弾性層を有するため、定着ロールの熱容量が大き
くなり、定着ロール内部に設置された熱源によって定着
ロール表面の温度を定着可能な温度とするまでに大量の
電力と時間を要している。また、圧接部を通じて加圧ロ
ールへ熱が奪われるため、定着に必要な温度を保持する
ためには、次の記録動作までの待機状態であっても定着
ロールを加熱しておく必要があり、エネルギーの損失は
多大なものである。特に、環境問題が盛んに取り上げら
れている近年、画像記録装置におけるこのようなエネル
ギー損失の問題は、装置開発上の課題となっている。
【0005】上記のような問題を解決するために、立ち
上げ時間を大幅に短縮し、しかも次の記録動作までの待
機状態で加熱を必要としない定着装置が提案されてお
り、特開平8−262903号公報に開示された装置が
知られている。図7は、この定着装置の概略構成を示す
ものである。この定着装置では、圧力パッド103が定
着ロール101の回転軸に平行となるように支持されて
おり、無端ベルト102は、この圧力パッド103によ
って定着ロール101の表面に圧接される。この無端ベ
ルト102は周回移動可能に支持されており、その内側
にはベルトガイド104が設けられている。
【0006】定着ロール101は、外径30mm、厚さ
0.4mmの鋼製ロールの表面を厚さ0.5mmの弾性
層で被覆し、さらにその表面に離型層を重層したもので
あり、内部には発熱ランプ107が設けられている。ま
た、無端ベルト102としては、厚さ75μmのポリイ
ミド製ベルトの外側をテフロンで被覆したものが用いら
れている。ベルトガイド104の両端部すなわちベルト
の幅方向の両側には、図示しないフランジが設けられて
おり、これによって無端ベルト102の偏りや脱落が防
止される。
【0007】上記定着装置によって実際にトナー像の定
着を行う際には、定着ロール101と無端ベルト102
との間に形成される圧接部に、トナー像が転写された記
録媒体105を送通させる。これにより、未定着トナー
像106が加熱されて溶融し、記録媒体上に圧着され
る。圧接部の出口付近では、定着ロール101の弾性層
が圧力パッド103の圧力から解放される際の歪みの変
化によりトナーの定着ロールへの接着力が低下し、トナ
ー像が定着ロールから剥離し易い状態となる。また、記
録媒体の有する剛性が記録媒体上に定着されたトナーを
定着ロールから剥離するように作用するため、強制的な
剥離力を要さず、記録媒体を定着ロールから剥離するこ
とが可能となる。
【0008】この定着装置においては、加圧ロールの代
わりに無端ベルト102を用い、この無端ベルト102
の内周面から定着ロール側に弾性体を押圧することによ
り圧接部を設けているため、定着ロール101の弾性層
の層厚をきわめて薄くし、小径の定着ロールを用いるこ
とが可能となる。その結果、定着ロール101の熱容量
は小さくなり、立ち上がり時間を短縮することができ
る。また、無端ベルトを用いることにより、圧接部を通
じて定着ロール101から奪われる熱を低減することが
できるので、次の画像記録までの待機時間に、発熱ラン
プに通電しておく必要がなくなる。したがって、このよ
うな定着装置を画像記録装置等に採用した場合に、大幅
な省エネルギー化が実現可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな定着装置においては、次のような問題がある。上記
従来の定着装置においては、図8に示すように、小径の
定着ロール101に無端ベルト102を介して圧力パッ
ド103の弾性体114が押し当てられているために、
圧接部の領域Aでの無端ベルト102の形状は、定着ロ
ール101の曲面に沿った凹状となる。そして、無端ベ
ルト102は、ガイド部材両端部に設けられたフランジ
に押しつけられても座屈しない強度と厚さとを有する材
料からなるため、周方向にも曲げ剛性を持ち、圧接部の
下流側で領域Aを通過した後の領域Bにおいても定着ロ
ールに沿って移動する。これは、無端ベルト102がベ
ルトガイド104の周面に対して余裕長を有し、周方向
の張力が作用していないため、無端ベルト自体の曲げ剛
性に従い圧接部を通った後も圧接部の形状の延長方向へ
移動しようとするものである。
【0010】このため、圧接部出口で記録媒体を定着ロ
ールの曲率に沿わせるような力が働き、記録媒体の定着
ロールからの剥離を妨げたり、あるいは一旦剥離したト
ナーが再び定着ロールに付着しやすくなり、記録媒体が
定着ロールに巻き付くという問題が生じる。
【0011】このような問題を解決するために、上記の
特開平8−262903号公報には、圧力パッドの圧接
部内下流側に大きな曲率の曲面を有する圧力付与部材を
設け、定着ロールの弾性層に局部的な変形を与えて記録
媒体上のトナーと定着ロールとの界面でスリップを増大
させる方法が述べられている。しかし、この方法によっ
ても剛性の小さい、薄い記録媒体に定着する場合は充分
な効果が得られず、記録媒体が定着ロールへ巻き付くと
いう問題が発生しやすい。また、記録媒体の巻き付きを
防止する方法としてこの他に、剥離爪等の部材を定着ロ
ール上に設けて記録媒体を定着ロールから機械的に剥離
する方法も知られているが、記録媒体の先端部にまでト
ナー像がある場合には、安定した状態で剥離することは
難しい。さらに、このような定着装置は、構造が複雑化
したり、剥離爪により定着ロール上に傷が生じやすく、
傷ができた部分で画質の劣化やトナーオフセットなどが
発生し、定着装置の信頼性低下を招くといった問題点が
あった。
【0012】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、簡単な構成で記録媒体の
定着ロールからの剥離性を改善し、トナー像を定着した
後の記録媒体が定着ロールへ巻き付くトラブルを防止す
るとともに、立ち上げ時間を短縮し、定着に必要な熱エ
ネルギーを大幅に削減することが可能な定着装置を提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本願の請求項1に記載の発明は、 内部に熱
源を有し、回転可能に支持された定着ロールと、 一部
が前記定着ロールの周面と接触し、周回移動が可能に支
持された無端ベルトと、 前記定着ロールの回転軸と平
行に設置され、前記無端ベルトを該定着ロールに圧接さ
せる圧力パッドと、 前記圧力パッドの背後に支持さ
れ、前記無端ベルトの周回移動をガイドするベルトガイ
ドとを有し、 前記定着ロールと前記無端ベルトとの間
に送り込まれる記録媒体上のトナー像を、加圧および加
熱して定着像とする定着装置において、 前記ベルト
ガイドは、前記無端ベルトの移動方向における圧接部の
下流側で、該無端ベルトの曲率が大きくなるように、圧
接部の上流側に張り出した形状を有するものとする。
【0014】請求項2に記載の発明は、 請求項1に記
載の定着装置において、 前記ベルトガイドは、前記定
着ロールと前記無端ベルトとの圧接部の下流側で、曲率
の大きなガイド面を形成する突出部と、その下流側で逆
方向の曲率を有する凹状部とを有し、 この凹状部に沿
って前記無端ベルトが移動するように、前記無端ベルト
の外周面に押し付けられる押圧部材が設けられているも
のとする。
【0015】請求項3に記載の発明は、 請求項2に記
載の定着装置において、 前記押圧部材が、記録媒体の
搬送方向に沿ったガイド面を有するものとする。
【0016】請求項4に記載の発明は、 請求項1、請
求項2又は請求項3に記載の定着装置において、 前記
無端ベルトの周方向の曲げ剛性が、幅方向の曲げ剛性に
比較して小さくなっているものとする。
【0017】(作用)本願に係る発明によれば、無端ベ
ルトの走行をガイドするベルトガイドの形状が、無端ベ
ルトと定着ロールとの圧接部の搬送上流側に大きく突出
した形状を有しているため、圧接部を通過した無端ベル
トが圧接部出口の近傍から定着ロールと離開する方向に
偏向し、圧接部通過後の記録媒体を圧接部出口近傍で定
着ロールに接近させようとする力が作用しない。したが
って、記録媒体の剛性によって定着ロールから剥離しよ
うとする力を有効に働かせることができ、薄い記録媒体
であっても容易に定着ロールから剥離することが可能と
なる。
【0018】また、圧接部の下流側に無端ベルトの外周
面に当接される押圧部材を設けた場合、無端ベルトは押
圧部材によって規制される方向に走行し、圧接部出口で
は定着ロールから離開する方向へ、さらに大きい曲率で
偏向する。このため、記録媒体は定着ロールから容易に
剥離する。
【0019】さらに、上記の押圧部材が記録媒体の搬送
ガイド機能を兼ね備える構造を有する場合は、圧接部を
通過し定着ロールから離開する方向にカールした記録媒
体をそのまま押圧部材の搬送ガイド面に沿って所定の方
向に誘導することができる。そして、加熱されてまだ高
温の状態で逆方向に湾曲するように搬送し、上記圧接部
で生じたカールを矯正することができる。
【0020】また、無端ベルトの周方向の曲げ剛性が軸
方向の曲げ剛性に比較して小さくなるような構成では、
この無端ベルトは、幅方向の挫屈に対する強度を維持し
ながら、圧力パッドおよび大きな曲率のベルトガイドの
形状に沿って走行する。したがって圧接部通過直後から
定着ロールと離開する方向へ移動させることができ、ト
ナー定着後の記録媒体を定着ロールから容易に剥離する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、請求項1に記載の発明の
一実施形態である定着装置を示す概略構成図である。ま
た、図2は、この定着装置の主要部分の拡大断面図であ
る。この定着装置では、定着ロール1が中心軸線回りに
回転可能に支持され、この軸線に平行となるように圧力
パッド3とベルトガイド4とが一体に支持されている。
そして、この圧力パッド3とベルトガイド4との周り
に、周回移動する無端ベルト2が周方向に無張力状態で
配置され、上記圧力パッド3によってこの無端ベルト2
が定着ロール1に圧接されている。
【0022】上記定着ロール1は、外径25mm、内径
24.5mm、長さ340mmの鋼製円筒形基材11の
表面に被覆層12が形成されたものである。この被覆層
12は、内側の下地層12aと外側の離型層12bとか
らなり、下地層(弾性層)12aは基材11を硬度45
°のシリコーンゴムで厚さ0.5mmに直接被覆したも
のであり、離型層12bはバイトンゴムをディップコー
トにより厚さ30μmの層に形成したものである。
【0023】この定着ロール1の基材内には、熱源とし
て出力600wのハロゲンランプ7が配置されている。
また、この定着ロール1の表面と接する位置には、温度
センサ8が配設されており、定着ロール表面の温度が上
昇又は下降した場合は、この温度センサ13からの信号
に応じて、図示しない温度コントローラによるフィード
バック機構が作動し、ハロゲンランプ7の点滅が制御さ
れて定着ロール1の表面の温度が所定の範囲内に調節さ
れる。
【0024】上記無端ベルト2は、熱硬化性ポリイミド
を周長94mm、厚さ75μm、幅320mmのベルト
状に形成し、その外周面上に、離型層としてPFA(テ
トラフルオロエチレン−ベンフルオロエチレン コポリ
マー)を30μmの厚さに被覆したものである。この無
端ベルト2は、定着ロール1と巻き付け角度45°で接
しており、圧接部は、周方向に約10mmの長さを有す
る。無端ベルト2の内周の長さは、圧力パッド3とベル
トガイド4とを一体に囲む周長よりも若干長く設定され
ている。また、圧力パッド3と無端ベルト2の内周面と
の間には、潤滑剤としてシリコーンオイルを介在させて
おり、無端ベルトの搬送時の摩擦が低減され、無端ベル
ト2がスムーズに搬送されるようになっている。
【0025】上記圧力パッド3は、支持体13と、この
支持体の上に配置された弾性体14と、この弾性体14
と上記無端ベルト2との間の接触面に張られた低摩擦フ
ィルム15とから構成されている。弾性体14は、シリ
コーンゴム製で長さ320mm、幅10mm、厚さ5m
mの大きさに形成されている。上記低摩擦フィルム15
は、ガラス繊維のシートにテフロン樹脂を含浸させたも
のであり、この低摩擦フィルム15は、弾性体14と無
端ベルト2との接触面から周方向に張り出すように設け
られており、張り出した低摩擦フィルム15の上流側端
部が支持体13に固定されている。支持体13は、弾性
体14よりも広い幅を有し、この長手方向(幅方向)の
両端部には、図示しない押圧装置が設けられていて、無
端ベルト2を介して弾性体14を定着ロール1の表面に
200Nの力で押圧している。
【0026】上記ベルトガイド4は、支持体13に直接
取り付けられており、無端ベルト2が定着ロール1と圧
接される部分の後方で、無端ベルト2の周回移動をガイ
ドするための曲面を形成している。また、この曲面に
は、無端ベルト2の内周面との接触面積を少なくするた
め、無端ベルト2の周回方向にリブが設けられている。
このベルトガイド4は、図1に示したとおり定着ロール
1と圧力パッド3との圧接部の中心を基準として搬送方
向の下流側よりも上流側に大きく張り出した形状となっ
ている。このため、無端ベルト2の断面形状もベルトガ
イド4の断面形状に対応し、圧接部の下流側での無端ベ
ルト2の曲率は、無端ベルト2の無拘束状態における曲
率より大きくなり、圧接部を通過した直後に定着ロール
1から離れる形状となる。
【0027】一方、ベルトガイド4の長手方向、つまり
無端ベルトの幅方向の両端には、図示しない鍔状部材が
設けられており、無端ベルト2が長手方向の片側に偏る
と、無端ベルト2の端部は鍔状部材に接して摺動し、無
端ベルトが有する長手方向の剛性が作用して、それ以上
の偏りが規制される。
【0028】次に、この定着装置による定着工程につい
て説明する。図示しない転写装置によりイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの4色のトナーによるトナー像
6が転写された記録媒体5が、圧接部に向けて搬送され
てくる。これらのトナーは、ポリエステル基材中に着色
顔料を分散させた低融点でシャープメルトなカラートナ
ーである。定着ロール1は、図示しない駆動モータによ
り図中に示す矢印aの方向に160mm/sの速度で回
転しており、無端ベルト2は定着ロール1に従動して周
回移動する。この定着ロール1は外径25mmの小径ロ
ールで、圧接部における無端ベルト2の巻き付け角度は
約45°である。このような圧接部では、無端ベルト2
は無拘束状態すなわちほぼ円筒形となった状態における
曲率とは反対の曲率で湾曲している。そして、圧接部に
搬送された記録媒体5は、ハロゲンランプ7によって加
熱された定着ロール1によって加熱されると同時に、無
端ベルト2を介して圧力パッド3により加圧され、トナ
ー像6が記録媒体5上に定着される。
【0029】定着ロール1には、図示しない離型剤供給
装置より離型剤として粘度300csのアミノ変性シリ
コーンオイルが均一に供給され、トナーのオフセットを
防止する働きをしている。また、ベルトガイド4の圧接
部下流側への突出が上流側への突出よりも小さいため、
無端ベルトは圧接部通過後、大きな曲率で方向を変え、
定着ロールから離れる方向へと搬送される。そのため、
定着工程が施された記録媒体は、圧接部出口で定着ロー
ルに巻きつくことなく安定して剥離され、図示しない排
紙トレイへと搬送されて定着動作が終了する。
【0030】以上、図1に示す定着装置について説明し
たが、上記の圧力パッド3に代えて、図3に示すような
圧力パッドを用いることも可能である。この圧力パッド
は、支持体23の上に圧力付与部材20と弾性体24と
が一体に支持されており、その表面に低摩擦フィルム2
5が設けられている。圧力付与部材20は曲率半径3m
mの鋼製シャフトであり、弾性体24は幅10mm、厚
さ5mmに形成されたシリコーンゴムで、圧力付与部材
20と密着するように配置されている。このように形成
された圧力パッドは、圧力付与部材20が定着ロール1
と無端ベルト2との圧接部の下流側に位置するように配
設される。
【0031】この圧力パッドを用いた定着装置により定
着を行う場合、圧力付与部材20に対応した部分で定着
ロール1の弾性層12aに局所的な歪みが発生し、記録
媒体上のトナーと定着ロールの表面との間で微小なスリ
ップが生じる。これにより、トナーの接着力を低減させ
る効果が得られ、記録媒体の剥離性を向上させることが
可能となる。したがって、従来の定着装置では、無端ベ
ルトを圧力付与部材で押圧しても、無端ベルトの剛性の
ため無端ベルト表面の曲率を大きくすることはできず、
離型性を充分に高めることができなかったが、本発明の
定着装置によれば、圧接部の搬送下流域で無端ベルトを
圧力付与部材20の表面に沿って大きい曲率で曲げ、さ
らに定着ロールと離開する方向に送り出すことができ
る。その結果、記録媒体も圧接部出口近傍で定着ロール
から分離する方向に搬送されることとなり、薄い記録媒
体であっても容易に定着ロールから剥離することが可能
となる。
【0032】なお、図1に示す定着装置において、定着
ロールとしては上記の他、基材の表面に直接離型層を形
成したものなどが用いられる。熱源としては、定着ロー
ル内部に発熱ランプを設ける方法、基材の裏面または基
材と離型層との間に抵抗発熱層を設ける方法、あるいは
定着ロール内部にコイルを巻回した磁界発生装置を設け
ることにより定着ロールを発熱させる方法などを用いる
ことができる。無端ベルトの材料は耐熱性を有するもの
であればよく、ポリイミド樹脂の他、ポリアミドイミド
等の耐熱性樹脂やニッケル、ステンレス鋼などの金属材
料から選択することが可能である。
【0033】(第2の実施の形態)図4は、請求項2に
記載の発明の一実施形態である定着装置を示す概略構成
図である。この定着装置では、無端ベルト32の圧接部
下流側に外側から押圧部材46が当接されており、また
ベルトガイド34の押圧部材46に対向する部分が凹状
に形成され、この凹状曲面に沿って無端ベルト32が移
動するようになっている。押圧部材46は、押えロール
46bとこの押えロールを回転可能に支持するステンレ
ス製の支持部材46aとからなり、この押えロール46
bが無端ベルト32の幅方向における両端部および中央
部分に設置されている。押えロール46bは耐熱製断熱
部材で形成されているので、無端ベルトに接触しても熱
が押えロール46bに奪われることはない。
【0034】この定着装置を用いて定着を行う場合、ト
ナー像36を担持した記録媒体35は、定着ロール31
と無端ベルト32との圧接部に搬送され、トナー像の定
着が行われる。圧接部の下流側では、無端ベルト32が
押えロール46aによりベルトガイド34の凹部に向か
って押圧されるため、この押圧部では無端ベルト32が
凹部の形状に沿って走行する。また、この押圧力は、無
端ベルト32の方向を圧接部出口の近傍で定着ロールか
ら離開する方向へ曲げるように作用する。このため、圧
接部を通過した記録媒体35は、この記録媒体の剛性が
有効に作用して定着ロールから剥離される。したがっ
て、この定着装置31によれば、定着終了後の記録媒体
が圧接部出口の近傍で定着ロールから安定して剥離され
るため、トナーオフセットや記録媒体の巻き付きが防止
され、信頼性の高い定着を行うことができる。
【0035】(第3の実施の形態)図5は、請求項3に
記載の発明の一実施形態である定着装置を示す概略構成
図である。この定着装置では、無端ベルト52を定着ロ
ール51に押圧する圧力パッド53として図3に示す構
成のものが用いられている。そして、定着ロール51と
無端ベルト52との圧接部の搬送下流側では、無端ベル
ト52がベルト押圧パッド66により外周面から当接さ
れている。一方、ベルトガイドは図4に示す定着装置と
同様に凹状部を有しており、ベルト押圧パッド66は、
先端を上方にして無端ベルト側に凸状に湾曲し、無端ベ
ルト52がこの凹状部に沿って移動するように押圧して
いる。また、このベルト押圧パッド66の後方部は、記
録媒体の搬送をガイドするようになっており、搬送ロー
ラ67がベルト押圧パッド66に沿って搬送される記録
媒体を挟み込んで搬送するように設けられている。
【0036】この定着装置を用いて定着を行う場合、ト
ナー像56を担持した記録媒体55は、定着ロール51
と無端ベルト52との圧接部に搬送され、トナーの定着
が行われる。圧接部の下流側では圧力付与部材65によ
って記録媒体55が無端ベルト52とともに定着ロール
51に強く押し付けられ、圧力付与部材65の曲率に従
って湾曲する圧接部出口の近傍では、無端ベルト52が
定着ロール51から離開するように走行することと、上
記圧力付与部材65の作用によって記録媒体に生じたカ
ールのために、圧接部を通過した記録媒体55は定着ロ
ールから容易に剥離され、ベルト押圧パッド66に沿っ
た位置に達する。このベルト押圧パッド66は記録媒体
搬送ガイドを兼ねており、記録媒体は、温度の高い状態
でベルト押圧パッド66に沿って搬送され、上記カール
と逆方向に曲げられた状態で一対の搬送ロール67によ
り、排紙トレイ(図示しない)へ排出される。
【0037】したがって、この定着装置を用いれば、剛
性の小さい薄い記録媒体にトナー像を定着する場合にお
いても、強制力を作用させずに定着ロールから剥離する
ことができるとともに、定着後の記録媒体に発生するカ
ールのために記録媒体が排紙トレイに収容できず、落下
するといった問題も解決することができる。しかも、ベ
ルト押圧パッド66が記録媒体の搬送ガイドを兼ねるよ
うに構成しているため、装置が大型化することもない。
【0038】(第4の実施の形態)図6は、請求項4に
記載の発明の一実施形態である定着装置に用いられる無
端ベルトを示す概略斜視図である。この無端ベルト72
は、炭素繊維を混入したポリイミド樹脂からなり、厚さ
50μm、周長94mmの無端ベルト状に形成したもの
で、この炭素繊維72aは、無端ベルト72の周方向と
直角な方向(ベルトの幅方向)に配向する割合が多くな
るように混入されている。
【0039】この無端ベルト72は、周方向の剛性を大
きくすることなく、幅方向の曲げ剛性を強化することが
できる。このため、無端ベルトの幅方向の強度を維持し
ながら薄層化することが可能となる。無端ベルトの周方
向の剛性は、無端ベルトの薄層化に伴って低下するた
め、無端ベルトは圧接部出口の近傍で定着ロールから離
開する方向に走行させることが容易となる。このため、
この無端ベルト72を用いた定着装置によれば、トナー
定着後の記録媒体が定着ロールから確実に剥離され、高
い記録品質の画像形成を実現することができる。
【0040】上記のように繊維強化型樹脂を採用するこ
とで、無端ベルトの周方向の曲げ剛性を軸方向の曲げ剛
性よりも小さくし、記録媒体の定着ロールからの剥離性
を向上させることが可能となるが、このような繊維強化
型樹脂を構成する強化繊維としては、炭素繊維の他、ガ
ラス繊維あるいは各種耐熱性無機繊維を用いることがで
きる。また、基材用の樹脂としては、耐熱性を有する樹
脂であればポリイミド樹脂の他ポリアミドイミド樹脂等
を選択することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
によれば、無端ベルトの走行方向を誘導するベルトガイ
ドの形状を変化させたり、押圧部材により無端ベルトを
外周面から押圧するなどの簡単な構成により、定着ロー
ルと無端ベルトとの圧接部出口の近傍で無端ベルトを定
着ロールから離開する方向に曲げることができるため、
トナー定着後の記録媒体を機械的強制力を加えることな
く定着ロールから容易に剥離することができる。したが
って、剛性の小さい記録媒体にトナー像を定着する場合
でも、記録媒体が定着ロールに巻き付いて記録媒体が詰
まるのを防止することができ、安定した信頼性の高い定
着を行うことができる。
【0042】また、無端ベルトの周方向の曲げ剛性を幅
方向の曲げ剛性に比較して小さくすることで、無端ベル
トの強度を維持しながら定着ロールから記録媒体を容易
に剥離することができる。さらに、無端ベルトを外周面
から押圧して無端ベルトの走行方向を変える押圧部材が
記録媒体の搬送・ガイドを兼ねるように構成することに
より、記録媒体を定着ロールから容易に剥離させるとと
もに、トナー定着後の記録媒体に生じたカールを矯正す
ることができ、高品質の画像記録性能を備えた定着装置
を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施形態である定着
装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す定着装置における定着ロールと無端
ベルトとの圧接部の拡大断面図である。
【図3】請求項1に記載の発明の定着装置に用いること
ができる圧力パッドの他の例を示す概略構成図である。
【図4】請求項2に記載の発明の一実施形態である定着
装置を示す概略構成図である。
【図5】請求項3に記載の発明の一実施形態である定着
装置を示す概略構成図である。
【図6】請求項4に記載の発明の一実施形態である定着
装置に用いられる無端ベルトを示す概略斜視図である。
【図7】従来の定着装置を示す概略構成図である。
【図8】図7に示す従来の定着装置における定着ロール
と無端ベルトとの圧接部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1、31、51、101・・・・・定着ロール 2、32、52、102・・・・・無端ベルト 3、33、53、103・・・・・圧力パッド 4、34、54、104・・・・・ベルトガイド 5、35、55、105・・・・・記録媒体 6、36、56、106・・・・・トナー像 7、37、57、107・・・・・ハロゲンランプ 8、38、58、108・・・・・温度センサ 11、41、61・・・・・・・・・基材 12、42、62・・・・・・・・・被覆層 12a、42a、62a・・・・下地層 12b、42b、62b・・・・離型層 13、23、43、63・・・・・・支持体 14、24、44、64、114・・弾性体 15、25、45・・・・・・・・・低摩擦フィルム 46・・・・・・・・・・・・・・・押圧部材 46a・・・・・・・・・・・・押えロール 46b・・・・・・・・・・・・支持部材 65・・・・・・・・・・・・・・・圧力付与部材 66・・・・・・・・・・・・・・・ベルト押圧パッド 67・・・・・・・・・・・・・・・搬送ロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱源を有し、回転可能に支持さ
    れた定着ロールと、 一部が前記定着ロールの周面と接触し、周回移動が可能
    に支持された無端ベルトと、 前記定着ロールの回転軸
    と平行に設置され、前記無端ベルトを該定着ロールに圧
    接させる圧力パッドと、 前記圧力パッドの背後に支持
    され、前記無端ベルトの周回移動をガイドするベルトガ
    イドとを有し、 前記定着ロールと前記無端ベルトとの
    間に送り込まれる記録媒体上のトナー像を、加圧および
    加熱して定着像とする定着装置において、 前記ベルトガイドは、前記無端ベルトの移動方向におけ
    る圧接部の下流側で、該無端ベルトの曲率が大きくなる
    ように、前記圧接部の上流側に張り出した形状を有する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の定着装置において、 前記ベルトガイドは、前記定着ロールと前記無端ベルト
    との圧接部の下流側で、曲率の大きなガイド面を形成す
    る突出部と、その下流側で逆方向の曲率を有する凹状部
    とを有し、 この凹状部に沿って前記無端ベルトが移動するように、
    前記無端ベルトの外周面に押し付けられる押圧部材が設
    けられていることを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の定着装置において、 前記押圧部材が、記録媒体の搬送方向に沿ったガイド面
    を有することを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記
    載の定着装置において、 前記無端ベルトの周方向の曲げ剛性が、幅方向の曲げ剛
    性に比較して小さくなっていることを特徴とする定着装
    置。
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