JPH11294821A - 同時吸排気換気システム機器の給排気経路 - Google Patents

同時吸排気換気システム機器の給排気経路

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JPH11294821A
JPH11294821A JP10446198A JP10446198A JPH11294821A JP H11294821 A JPH11294821 A JP H11294821A JP 10446198 A JP10446198 A JP 10446198A JP 10446198 A JP10446198 A JP 10446198A JP H11294821 A JPH11294821 A JP H11294821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の住宅に使用される同時吸排気換気シス
テム機器において、その給排気経路の空気流が正常に流
通するよう保全することを目的とする。 【解決手段】 給気送風機2と空気経路3bによって連
通する室外開口部4bと、排気送風機5と空気経路3a
によって連通する室外開口部4aと、前記の空気経路3
a、3bの途中に開閉ダンパ6、7、8および9を設
け、その開閉ダンパを切替える制御部10を設け、開閉
ダンパを切替えることにより室外開口部4a、4b側の
空気経路3a、3bを給気流または排気流に切替えるこ
とにより、給気流により室外開口部に吸着堆積した塵埃
等を排気流によって吹き飛ばし除去することができる同
時吸排気換気システム機器の給排気流路を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等に設置され
る同時吸排気換気システム機器の給排気経路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の換気システム機器には、
特開平5−157299号公報に記載された熱交換換気
装置がある。
【0003】以下、その熱交換換気装置について図15
を参照しながら説明する。図に示すように、室外から空
気を室内に導入する給気ファン101と、室内の空気を
室外に排出する排気ファン102と、室内に導入される
空気が通る給気側経路103aと、室外に排出される空
気が通る排気側経路103bとを含み、一方の経路を通
る空気と他方の経路を通る空気との間での熱を交換する
熱交換器103とを備えた熱交換換気装置100におい
て、熱交換器103の排気側経路103bの出口近傍部
に配設され、当該排気側経路103bを通る空気の状態
を検出する空気状態検出手段104と、この空気状態検
出手段104の出力信号に基づいて前記給気ファン10
1の回転を一時的に制御するスイッチ機構105とを備
えることにより、冬季の寒冷地において室外空気の温度
が氷点下となったとき暖房で高温多湿となっている室内
空気が熱交換器103で熱を奪われ水蒸気が過飽和状態
となり、排気側経路103bの出口側で結露し凍結する
ことによる目詰まり状態となる前に排気側経路103b
の出口近傍部に配設されている空気状態検出手段104
の出力信号に基づいてスイッチ機構105が給気ファン
101の回転を一時的に制動することで目詰まりを防止
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の同時
吸排気換気システム機器の室外側は、建屋の壁面に給気
口と排気口が設けられ給気側経路103aの上流側給気
ダクトD1および排気側経路103bの下流側排気ダク
トD4によって熱交換器103と連通しており、給気口
と排気口には昆虫や塵埃の侵入を防ぐため防虫網が取り
付けられている。夏季や中間季には塵埃の他に昆虫も付
着し特に給気口においては通気抵抗となり換気に必要な
給気風量が減少する。したがって定期的な掃除によって
所定の換気量の維持が必要であるが、給・排気口が建屋
に取り付けられる位置は軒下等の人の手が届かない場所
であることが多く充分な掃除ができない。また、給気口
が目詰まりすること自体に気付かない場合も多くあると
いう課題があり、給気口の目詰まりを自動的に防ぐよう
にすることが要望されている。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、給・排気口の防虫網が自動的に掃除がで
きる同時吸排気換気システム機器の給排気経路を提供す
ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の同時吸排気換気
システム機器の室外開口部と連通する給排気経路は上記
目的を達成するために、切替制御手段によって給気経路
と排気経路が交互に切替わるようにしたものである。
【0007】本発明によれば、給気経路側の防虫網に給
気流によって吸い付けられるように付着した昆虫や塵埃
等は、排気経路に切替わったときに排気流により吹き飛
ばされることで掃除ができる同時吸排気換気システム機
器の給排気経路が得られる。
【0008】また、他の手段は、給排気経路の切替制御
手段として時限開閉制御部からの出力信号によって切替
制御部は所定時間毎切替作動を行うようにしたものであ
る。
【0009】そして、本発明によれば、時限開閉制御部
の切替時間間隔を設定することにより自動的に所定の間
隔で経路を切替える同時吸排気換気システム機器の給排
気経路が得られる。
【0010】また、他の手段は、給気流状態検知手段か
らの出力信号を受けて動作する切替制御部を設けたもの
である。
【0011】そして、本発明によれば、給気経路中の気
流状態の変化によって経路を切替える同時吸排気換気シ
ステム機器の給排気経路が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、給気送風機および排気
送風機と、この送風機それぞれと室外開口部を連通する
2本の空気経路の送風機側を二股に分岐し、それぞれに
開閉ダンパを設ける。そして給気口および排気口側の空
気経路それぞれが給気送風機側と排気送風機側の開閉ダ
ンパに並列に接続したもので、4箇所の開閉ダンパーの
開閉を切替制御手段によって切替えることにより、開閉
ダンパより室外開口部側の空気経路を給気流または排気
流に切替えることができる。
【0013】また、給気送風機および排気送風機と、こ
の送風機それぞれと室外開口部を連通する各空気経路の
途中に3路ダンパを各々設ける。そして各送風機側の空
気経路を二股に分岐し、各々が異なる空気経路側の3路
ダンパに並列して接続するもので、2箇所のダンパの開
閉を切替制御手段によって切替えることにより、3路ダ
ンパより室外開口部側の空気経路を給気流または排気流
に切替えることができる。
【0014】また、給気送風機および排気送風機と、こ
の送風機それぞれと室外開口部を連通する空気経路の途
中に多岐路ダンパと、このダンパの切替制御手段を設け
る。このダンパは箱形で対面する2面の中間を前後区画
壁によって前後に区画され、そして一方を室内側区画
室、他方を室外側区画室とし、室内側区画室は上下に仕
切られ、給気送風機に連通する給気室、排気送風機に連
通する排気室とする。室外側区画室は左右に仕切られ、
それぞれが別個の室外開口部に連通する前後区画壁は、
4等分となる位置に開閉板が水平方向に左右に中央部を
支持軸で回動可能に支持されている。そして給気室側か
ら見て横ならびの開閉板2枚は給気ダンパ開閉器に、一
方が「開」で他方は「閉」の状態に固定され、また排気
室も2枚の開閉板を給気室とは逆対称に一方が「閉」他
方が「開」の状態に排気ダンパ開閉固定したものであ
り、給気室側の開閉板を開とすると給気となるから、そ
の場合排気室の開閉板は給気室の開となった所と対角線
上の所が開となる。このように開閉板の開閉位置を上下
を左右逆にすることで給気流と排気流を入替えることが
できる。
【0015】また、給気送風機および排気送風機と給気
口および排気口を連通する各空気流路の中間で所定部分
を平行状態に近接させ着脱自在に分離し、別個に前記の
平行状態部とは両端部は同形同寸で途中では経路を交差
させた交差状態部を互いに90度位置をずらせて重ね合
わせ、回動自在の円盤に固定した経路切替部と、この経
路切替部の切替制御手段とを設けたものであり、経路切
替部を90度回転することで給気流と排気流を入替える
ことができる。
【0016】また、切替制御手段は、時限開閉制御部と
切替制御部を備え、時間経過に伴い切替制御部の電源の
開閉および接続回路の切替えを行うようにしたものであ
り、所定の時間毎に切替制御部への電源の開閉と接続回
路の切替えを行うことにより、自動的に給気流と排気流
の室外側経路を切替えることができる。
【0017】また、切替制御手段は、空気流路に設けた
給気流状態検知手段により、給気流の圧力または風量等
の変化を検知し信号として切替制御部へ入力し、切替制
御部の電源開閉および接続回路の切替えを行うことによ
り、自動的に給気流と排気流の室外経路を切替えること
ができる。
【0018】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0019】
【実施例】(実施例1)図1、図2および図3に示すよ
うに、同時吸排気換気システム機器の熱交換気ユニット
1は通常建屋の屋根裏や天井裏に設置され、室外から空
気を室内に導入する給気送風機2と、室内の空気を室外
に排出する排気送風機5と、室内に導入される給気流b
の空気経路3bと、室外に排出される排気流aの空気経
路3aとを含み、排気流aと給気流bとの間で熱を交換
する熱交換器13とを備えている。また、建屋の外壁に
は室外開口部4a、4bが設けられており、排気流aお
よび給気流bはこの室外開口部4a、4bから給排気さ
れる。なお室内側については図示しないが室内側に設け
られた室内開口部と給排気流がそれぞれ連通する空気経
路が熱交換器13を介して空気経路3a、3bと連通す
るものである。そして熱交換器13と室外開口部4a、
4bとの間には4台の開閉ダンパ6、7、8、9を配設
し、空気経路3bの室外側を二股に分岐し分岐経路3b
1、3b2とし、同様に空気経路3aは分岐経路3a1
3a2に分岐する。分岐経路3b1と開閉ダンパ8、分岐
経路3b2と開閉ダンパ9、分岐経路3a1と開閉ダンパ
6、分岐経路3a2と開閉ダンパ7とそれぞれ接続され
る。一方、室外側は開閉ダンパ8からの分岐経路3b1
および開閉ダンパ6からの分岐経路3a1を室外側経路
11bに合流して室外開口部4bに連通し、開閉ダンパ
9からの分岐経路3b2および開閉ダンパ7からの分岐
経路3a2を室外側経路11aに合流して室外開口部4
aに連通する。そして開閉ダンパ6、9と開閉ダンパ
7、8がそれぞれ組となって制御部10と電路12によ
って接続される。開閉ダンパ6および9は図示しないが
それぞれに、電磁スイッチあるいはステッピングモータ
等の開閉駆動部を有し、制御部10によってそれぞれの
組毎に開と閉が逆になるよう開閉される。また室外開口
部4a、4bには屋外からの昆虫や塵埃の侵入を防ぐこ
とを目的とした金属等の網(図示せず)によって全面が
覆われている。
【0020】上記構成において、開閉ダンパ6、9が
「開」、開閉ダンパ7、8が「閉」のとき(図2)、排
気送風機5からの排気流aは空気経路3aから分岐経路
3a1、3a2へと流れるが開閉ダンパ7が閉じているの
で排気流aはダンパ6から室外側経路11bを通り室外
開口部4bから排出される。同時に給気送風機2に吸込
まれる給気流bを空気経路3bから分岐経路3b1、3
2へと逆上ってたどると開閉ダンパ8は閉じているの
で給気流bはダンパ9から室外側経路11aを経て室外
開口部4aから吸込まれる。このようにして人の生活に
より汚染される室内空気を排出すると同時に新鮮な室外
空気を給気するが、この途中で熱交換器13によって排
気流aと給気流bは熱交換される。そして室外開口部4
aの外側には外気に乗って飛来する昆虫や種々の塵埃が
蓄積され、これが抵抗となり給気流量が減少することに
なる。また厳冬期には雪片等も付着し、より一層の抵抗
増となり同時給排気のバランスが大きく崩れ換気が不能
となる。
【0021】そこで制御部10により開閉ダンパの開閉
状態を逆に切替える(図3)と、開閉ダンパ7、8が
「開」、開閉ダンパ6、9が「閉」となり、排気送風機
5からの排気流aは空気経路3aから開放されている開
閉ダンパ7を通り室外側経路11aを経て室外開口部4
aから室外へ排出されるが、このとき室外開口部4aの
外側に給気流bによって吸着された塵埃等が内から押し
出すように吹き飛ばされる。そして給気送風機2の空気
経路3bは「開」となった開閉ダンパ8に連通する分岐
経路3b1を介して室外側経路11bに連通し、室外開
口部4bから外気を吸込むことになり、外気の塵埃等は
今度は室外開口部4bの外側に付着することになる。
【0022】制御部10にタイマ機能と開閉切替制御部
を設けて所定時間毎に前記4個所の開閉ダンパ6、7、
8、9を切替えることにより自動的に室外開口部4a、
4bに付着した塵埃等の除去を行うことができる。また
タイマ機能に替えて空気経路内の気流の状態を検知する
機能とすると正常気流状態から所定値の変化が生じたと
きに開閉ダンパ6、7、8、9の開閉を切替えることが
自動的にできる。
【0023】(実施例2)図4、図5および図6に示す
ように、熱交換気ユニット1は室外空気を室内に導入す
る給気送風機2および排気送風機5の室内側に連通する
熱交換器13を備え、排気送風機5の室外側には先端が
二股に分岐し分岐経路3a1と分岐経路3a2となる空気
経路3aが、そして給気送風機2の室外側には先端が二
股に分岐し分岐経路3b1と分岐経路3b2となる空気経
路3bがそれぞれ連通している。
【0024】前記4本の分岐経路は2台の3路ダンパ1
4と15に連通する。3路ダンパは中間の接続口Cと、
ダンパの切替えによって中間の接続口Cとの連通が開ま
たは閉となる接続口LとRの合わせて3箇所の接続口
C、L、Rを有する。すなわち分岐経路3a1は接続口
14Lへ、分岐経路3a2は接続口15Lへ、分岐経路
3b1は接続口14Rへ、分岐経路3b2は接続口15R
へ連通するよう接続される。そして中間の接続口14C
は室外側経路11bを経て室外開口部4bに連通し、接
続口15Cは室外側経路11aを経て室外開口部4aに
連通する。2台の3路ダンパ14、15は制御部16と
電気的に接続され、その動作指示信号によって各々は逆
の方向に開閉動作をすることに設定されている。すなわ
ち3路ダンパ14で接続口14Cと接続口14Lが
「閉」となるとき、3路ダンパ15では接続口15Cと
接続口15Lは「開」となるように構成されている。
【0025】上記構成において、図5に示すように3路
ダンパ14の接続口14Cと接続口14Lが「閉」で、
接続口14Rとは「開」、一方3路ダンパ15では接続
口15Cと接続口15Lは「開」で、接続口15Rとは
「閉」となっている場合、排気流aは空気経路3aの分
岐経路3a1へ流れたものは接続口14Lは閉じている
ため分岐経路3a2から開通している接続口15Lから
接続口15Cを経て室外側経路11aを通り室外開口部
4aから排出される。同時に給気流bは接続口14Rが
室外へ通じている接続口14Cと開通している3路ダン
パ14を通して分岐経路3b1から空気経路3bへと流
れるから、外気は室外側経路11bを経て室外開口部4
bから吸込まれることになり、室外側開口部4bの外側
に塵埃等が時間の経過と共に付着堆積するものである。
【0026】制御部16により3路ダンパ14、15の
切替え状態を図6に示すように前記の状態とは逆の状態
にすると、接続口14Cと14Lは「開」、14Rとは
「閉」、接続口15Cと15Lは「閉」、15Rとは
「開」となり、排気流aは空気経路3aの分岐経路3a
1から接続口14Lを通り室外側経路11bを経て室外
開口部4bから排出される。そして前に吸着されていた
室外開口部4bの外側に付着していた塵埃等は吹き飛ば
される。そして室外開口部4aからは外気が吸込まれ、
室外側経路11aから3路ダンパ15の接続口15Cか
ら15Rを通って分岐経路3b2、空気経路3bへ給気
流bが流れることになる。
【0027】なお、3路ダンパ14、15の切替駆動部
は電磁スイッチまたはステッピングモータ等を用い、制
御部16の機能については実施例1で述べたものと同様
である。
【0028】(実施例3)本実施例は、前記実施例1お
よび2で説明した同時吸排気換気システム機器の熱交換
気ユニット1と室外開口部4a、4bを連通する空気経
路3a、3bおよび室外側経路11a、11bとによっ
て形成される2つの空気流の向きをダンパを介在するこ
とによって逆転するダンパの構成に関するものであるか
ら上記した構成部分については同一のものとし、詳細な
説明や図示は省略する。
【0029】図7、図8および図9に示すように4岐路
ダンパ17は方形の箱体であって内部を室内側と室外側
に中央を前後に区画するようダンパ取付板25が固定さ
れ、室外側を仕切壁板26で左右に左室28と右室29
に区画し、室内側は仕切壁板27で上下に区画し、上方
の給気室30と下方の排気室31とする。室外側の区画
の各々にフランジ付きの室外側開口28a、29aを設
け、室内側の給気室30へフランジ付きの給気開口30
b、排気室31へは排気開口31aを設ける。ダンパ取
付板25は4等分に配置されたダンパ開口32、33、
34および35にそれぞれ対応してダンパ翼36、3
7、38および39が配設される。そしてダンパ翼36
と37は給気側のダンパ駆動部18の回転軸19に横並
びに設けられ、ダンパ翼38、39は排気側のダンパ駆
動部20の回転軸21に上方と同様に横並びに設けられ
る。このときダンパ翼36は水平すなわちダンパ開口3
2を開状態に、そしてダンパ翼37は垂直すなわちダン
パ開口33を閉状態、またダンパ翼38は垂直すなわち
ダンパ開口34は閉状態、ダンパ翼39は水平すなわち
ダンパ開口35は開状態となるよう取付けられる。ダン
パ駆動部18、20はステッピングモータあるいは電磁
スイッチを内蔵し、制御部(図示せず)と電気的に接続
されており、回転軸19、21を同時に同方向へ90度
往復動作するように構成される。
【0030】上記構成において、ダンパ開口の状態が先
に構成を説明した図7と同じ図8を参照しながら動作を
説明する。
【0031】排気送風機5からの排気流aは空気経路3
aから4岐路ダンパ17の排気室31へと入り、ダンパ
翼39が水平で開となっているダンパ開口35部を通り
左室28から室外側開口28aに接続される室外側経路
11bを流れ、室外開口部4bから排出される。同時に
給気送風機2に吸込まれる給気流bを空気経路3bから
給気開口30bを通って給気室30へと逆上るとダンパ
翼36が水平で開となっているダンパ開口32部を通り
右室29、室外側経路11aを経て室外開口部4aから
外気が吸込まれるものである。
【0032】次にダンパ駆動部18、20に電気信号を
送ると回転軸19、21は同時に同方向へ90度回転し
て、各ダンパ翼36、37、38、39は水平から垂直
へ、垂直から水平へと姿勢が変化し、図9に示されるよ
うに、給気室30のダンパ開口32部は「開」→
「閉」、ダンパ開口33部は「閉」→「開」となるから
空気経路は右室29から左室28へと通じ室外開口部4
bから外気を吸込むことになる。一方排気流aも空気経
路3aから排気室31へ入り、「閉」から「開」となっ
たダンパ開口34部を通って右室29に入り室外側経路
11aを経て室外開口部4aから排出されることとな
る。
【0033】(実施例4)図10、図11および図12
に示すように、給気送風機41の空気経路42と排気送
風機44の空気経路45と室外側経路11a、11bの
空気経路の途中に経路切替部51を設ける。この経路切
替部51は空気経路42、45に連通する空気経路4
3、46を有し、この2本の経路の途中に円盤状の経路
移動部52を回動自在に回転軸53によって係止され
る。回転軸53は図示しないがステッピングモータ等に
連動し制御部(図示せず)によって作動する。経路移動
部52は空気経路43、46に連通する移動平行経路4
7、48と、回転軸53を中心として90度の角度で交
差する位置に前記の移動平行経路47、48に同形同寸
で途中で経路がX形に交差した移動交差経路49、50
を設けた構成としたものである。
【0034】上記構成において、経路移動部52の状態
を図11を参照しながら動作を説明する。すなわち、経
路切替部51の経路移動部52が空気経路42、45と
連通しているとき、言い替えると移動平行経路47、4
8と連通しているときに排気流aは、空気経路45から
経路切替部51の空気経路46を経て移動平行経路48
を通り、室外側経路11bへと排出される。そして給気
流bは空気経路42から空気経路43、移動平行経路4
7を経て室外側経路11aへ連通する経路から外気を吸
込み流れるものである。次に図12に示すように制御部
の指令信号により経路移動部52が90度旋回すると、
給気流bの空気経路42と接続している空気経路43は
移動交差経路49と連通し室外側経路11bから外気を
吸込むことになる。排気流aも空気経路45から空気経
路46を経て移動交差経路50を通り室外側経路11a
から排出することになる。すなわち排気流aと給気流b
は室外側経路11a、11bにおいては入れ替わること
になるものである。なお、経路移動部52の旋回は90
度刻みの往復動でも一方向への旋回であってもよい。
【0035】(実施例5)図13に示すように切替制御
手段としての制御部10は、タイマーと電気接点の開閉
器を組合わせたタイムスイッチ機構により電路12の開
閉を行う。基本的には機械的なタイムスイッチでよい
が、また、マイクロコンピュータおよび周辺回路から構
成され、各開閉ダンパの駆動部の「開」・「閉」駆動を
時限的に操作するものである。
【0036】(実施例6)図14に示すように切替制御
手段としての制御部10は、給気流状態検知手段として
の圧力センサ54を室外側経路11a、11bの中へ備
え、気流の圧力変化を出力信号として制御部10に設け
たタイムスイッチ機構へ入力し、各ダンパの駆動部を制
御する。タイムスイッチ機構では気流の圧力が所定より
低下すると給気流を排気流に切替える。排気流の場合は
室外開口部4a、4bが塞がることは無いので気流圧が
低下することはない。
【0037】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、給気送風機および排気送風機と室外開口部を
それぞれ空気経路によって連通し、この空気経路の途中
に開閉ダンパを設け、開閉ダンパの開閉により室外開口
部を通る空気流を給気あるいは排気に切替えるようにし
たものであるから、給気時に室外開口部に付着堆積する
塵埃等を排気流に切替わったときに吹き飛ばし除去でき
るので、通常高所に設けられる室外開口部を安全に掃除
ができ、常に通気状態を正常に保つことができるという
効果のある同時吸排気換気システム機器の給排気経路を
提供できる。
【0038】また、開閉ダンパを3路ダンパ、一体に内
蔵した4岐路ダンパおよび空気経路を移動平行部と交差
したものと切替えるものを処理風量や設置場所によって
選択することで施工の自由度が広がるという効果のある
同時吸排気換気システム機器の給排気経路を提供でき
る。
【0039】また、開閉ダンパの開閉切替えを時限開閉
制御部または給気流状態検知部によって自動的に室外開
口部を通る空気流を切替えるようにしたものであるか
ら、室外開口部に給気時に付着する塵埃等を自動的に除
去し、人為的注意が不要で常に通気状態を正常に維持す
るという効果のある同時給排気換気システム機器の給排
気経路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の給排気経路図
【図2】同給排気状態を示す図
【図3】同切替後給排気状態を示す図
【図4】同実施例2の給排気経路図
【図5】同給排気状態を示す図
【図6】同切替後給排気状態を示す図
【図7】同実施例3の給排気経路を示す斜視図
【図8】同給排気状態を示す斜視図
【図9】同切替後給排気状態を示す斜視図
【図10】同実施例4の給排気経路を示す要部平断面図
【図11】同給排気状態を示す斜視図
【図12】同切替後給排気状態を示す斜視図
【図13】本発明のダンパ切替手段を示す図
【図14】同他のダンパ切替手段を示す図
【図15】従来の給排気状態を示す図
【符号の説明】
1 熱交換気ユニット 2 給気送風機 3a 空気経路 3a1 分岐経路 3a2 分岐経路 3b 空気経路 3b1 分岐経路 3b2 分岐経路 4a 室外開口部 4b 室外開口部 5 排気送風機 6 開閉ダンパ 7 開閉ダンパ 8 開閉ダンパ 9 開閉ダンパ 10 制御部 11a 室外側経路 11b 室外側経路 12 電路 13 熱交換器 14 3路ダンパ 15 3路ダンパ 16 制御部 17 4岐路ダンパ 18 ダンパ駆動部 20 ダンパ駆動部 25 ダンパ取付板 28 左室 29 右室 30 給気室 31 排気室 32 ダンパ開口 33 ダンパ開口 34 ダンパ開口 35 ダンパ開口 36 ダンパ翼 37 ダンパ翼 38 ダンパ翼 39 ダンパ翼 41 給気送風機 42 空気経路 43 空気経路 44 排気送風機 45 空気経路 46 空気経路 47 移動平行経路 48 移動平行経路 49 移動交差経路 50 移動交差経路 51 経路切替部 52 経路移動部 53 回転軸 54 圧力センサ a 排気流 b 給気流 C 接続口 L 接続口 R 接続口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給気送風機と空気経路によって連通する室
    外開口部と、排気送風機と空気経路によって連通する室
    外開口部と、前記2本の各空気経路は各々前記の送風機
    側で二股に分岐し、その分岐した端部にそれぞれ開閉ダ
    ンパを設け、前記室外開口部はそれぞれが給気送風機側
    と排気送風機側の開閉ダンパに並列に接続し、前記開閉
    ダンパの切替制御手段を備え、前記開閉ダンパの開閉を
    切替えることにより、前記開閉ダンパより屋外側の空気
    経路を給気流または排気流に切替える同時吸排気換気シ
    ステム機器の給排気経路。
  2. 【請求項2】給気送風機と空気経路によって連通する室
    外開口部と、排気送風機と空気経路によって連通する室
    外開口部と、前記2本の各空気経路の途中に設けた3路
    ダンパと、この3路ダンパの切替制御手段を備え、各送
    風機側の前記空気経路は二股に分岐し、各々が異なる空
    気経路側の前記3路ダンパに並列に接続し、前記2箇所
    の3路ダンパの開閉を切替えることにより、前記3路ダ
    ンパより屋外側の空気経路を給気流または排気流に切替
    える同時吸排気換気システム機器の給排気経路。
  3. 【請求項3】給気送風機と空気経路によって連通する室
    外開口部と、排気送風機と空気経路によって連通する室
    外開口部と、前記2本の各空気経路の途中に設けた4岐
    路ダンパと、この4岐路ダンパの切替制御手段を備え、
    前記4岐路ダンパの一方に給・排気送風機側の空気経路
    を接続し、他方に給・排気側の空気経路を接続し、前記
    4岐路ダンパの開閉を切替えることにより、屋外側の空
    気経路を給気経路または排気経路に切替える同時吸排気
    換気システム機器の給排気経路。
  4. 【請求項4】給気送風機と空気経路によって連通する給
    気室外開口部と、排気送風機と空気経路によって連通す
    る排気室外開口部との2本の空気経路と、この2本の空
    気経路の所定範囲を平行部として離脱自在に分離すると
    共に移動自在の移動部に固定した移動平行部と、両端は
    前記移動平行部と同形同寸であって中間で交差した2本
    の空気経路を前記移動部の前記移動平行部との対称位置
    に固定した移動交差部と、前記移動部の前記平行部と前
    記交差部との切替制御手段を備え、前記平行部と前記交
    差部を切替えることで給気室外開口部と排気室外開口部
    の気流を入替える同時吸排気換気システム機器の給排気
    経路。
  5. 【請求項5】切替制御手段は、時限開閉制御部と切替制
    御部を備え、前記時限開閉制御部からの出力信号によっ
    て切替制御部は所定時間毎に作動する請求項1、2、3
    または4記載の同時吸排気換気システム機器の給排気経
    路。
  6. 【請求項6】切替制御手段は、給気流状態検知部と切替
    制御部を備え、この切替制御部は前記給気流状態検知部
    からの出力信号に基づき作動する請求項1、2、3また
    は4記載の同時吸排気換気システム機器の給排気経路。
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