JP3218276B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3218276B2
JP3218276B2 JP25373895A JP25373895A JP3218276B2 JP 3218276 B2 JP3218276 B2 JP 3218276B2 JP 25373895 A JP25373895 A JP 25373895A JP 25373895 A JP25373895 A JP 25373895A JP 3218276 B2 JP3218276 B2 JP 3218276B2
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JP
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wall portion
drain pan
wall
heat exchanger
gutter
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哲朗 小澤
昭久 須藤
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Toshiba Carrier Corp
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆V字状に形成さ
れる熱交換器を備えた空気調和機に関し、特に熱交換器
から滴下するドレン水の処理構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられる空気調和機は、被空調
室に取り付けられる室内ユニット及び建屋外部に据え付
けられる室外ユニットを備え、これらユニット間を冷媒
管や電気配線等を介して接続して構成されている。
【0003】上記室内ユニットのユニット本体は、前面
パネルに設けられる吸込み口から被空調室空気がユニッ
ト本体内部へ吸い込まれ、この内部に配置される熱交換
器を通過して熱交換をなし、前面下部に設けられる吹出
し口から再び被空調室へ吹き出されるようになってい
る。
【0004】また、空気調和機において熱交換器が逆V
字状に配置されて構成されたタイプのものがある。この
ようなユニット本体1の要部は例えば図7に示すように
構成されている。
【0005】すなわち、図7中3はユニット本体を前面
パネル(不図示)とともに構成する後板を示している。
後板3前面には図7中二点鎖線で示す逆V字状の熱交換
器5が配置されている。この熱交換器5は前方に位置す
る前側熱交換器5aと、後方に位置する後側熱交換器5
bとから構成されている。
【0006】この熱交換器5を構成する前側熱交換器5
a下端部は低い位置にあり、この下部には前側ドレンパ
ン6aが配置される一方、後側熱交換器5b下端部は高
い位置にあり、この下部には後側ドレンパン6bが配置
される。これら前,後側ドレンパン6a,6bは、上記
後板3に一体に設けられている。前側ドレンパン6a
は、送風路17の手前側端部にユニット本体1の幅方向
に沿って設けられ、上記後側ドレンパン6bは、上記送
風路17の上部側にユニット本体1の幅方向に沿って設
けられている。
【0007】また、前側熱交換器5aと後側熱交換器5
bとの間には、これら熱交換器5a,5bに覆われるよ
うにして室内送風機11が配置されている。室内送風機
11は、回転ファン12と、この横流ファン12を回転
駆動するファンモータ13と、軸受け具14等とから構
成される。
【0008】この室内送風機11の両端は、送風機支持
部15,16により支持されており、これら送風機支持
部15,16相互間には送風路17が形成されている。
また、送風路17の両側にはそれぞれ樋部20a,20
bが形成されている。
【0009】上記左右樋部20a,20bは、その上端
部が後側ドレンパン6bの両側端部と連通し、その下端
部が前側ドレンパン6aの両側端部と連通している。す
なわち、左右樋部20a,20bは、後側ドレンパン6
bと前側ドレンパン6aとを連通する連通路を構成して
いる。
【0010】このようにして構成された空気調和機は、
熱交換器5に対する冷凍サイクル運転をなすとともに室
内送風機11を駆動して横流ファン12を回転すること
により、被空調室内空気が吸込み口からユニット本体1
内に吸込まれ、熱交換器5を通過して熱交換をなす。熱
交換した後の熱交換空気は、送風路17に案内され吹出
し口から被空調室内へ吹出される。
【0011】冷房運転時の場合は、熱交換器5に結露
し、ドレン水が生成してドレンパン6内に滴下する。す
なわち、前側熱交換器5aから滴下するドレン水は前側
ドレンパン6aが受け、後側熱交換器5bから滴下する
ドレン水は後側ドレンパン6bが受ける。
【0012】後側ドレンパン6bが前側ドレンパン6a
よりも高位にあるところから、後側ドレンパン6bに集
水されたドレン水は、両側端部に形成される左右樋部2
0a,20bに流通し、前側ドレンパン6aに集水され
る。そして、前側ドレンパン6aから一括して室外へ排
水処理される。
【0013】ここで、左右樋部20a,20bの構造に
ついて説明する。なお、左右樋部20a,20bは対称
的に形成されているため、樋部20aについてのみ説明
する。なお、図8中wはドレン水を示している。すなわ
ち、樋部20aは、図8に示すようにユニット本体1の
幅方向外方に位置する第1壁部21と、この第1壁部2
1よりもユニット本体1の送風路17側に位置する第2
壁部22と、これらを結合する板状部材23とから構成
され、ドレン水wが通流できるようになっていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の空気調
和機のユニット本体1にあっては次のような問題があっ
た。すなわち、後側ドレンパン6bから前側ドレンパン
6aへ左右樋部20a,20bを介して冷たいドレン水
wが流れるため、第2壁部22の送風路17側の壁面2
2aに結露する。この結露により発生した水分は送風路
17内を通流する風により吹出し口から被空調室内に排
出されてしまう。
【0015】一方、第2壁部22の送風路17側の壁面
22aにおける結露を防止するために断熱材を貼る方法
も考えられる。しかしながら、時間経過による粘着材の
劣化により断熱材が剥がれると、断熱材が横流ファン1
2に接触し、異常音を発生させる虞がある。
【0016】そこで本発明は、樋部の送風路側に断熱材
を貼ることなく、結露の発生を防止し、被空調室内にド
レン水が排出されることのない空気調和機を提供するこ
とを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、幅方向
に延びる吸込み口及び吹出し口が形成されたユニット本
体と、このユニット本体内に配置され、前方に位置する
前側熱交換器及び後方に位置する後側熱交換器とから構
成される熱交換器と、上記吸込み口から被空調室空気を
吸い込んで上記熱交換器に流通させ、ここで熱交換した
あと送風路を介して上記吹出し口から送風する送風機
と、上記前側熱交換器及び上記後側熱交換器のそれぞれ
の下部に配置される前側ドレンパン及び後側ドレンパン
と、上記送風路の上記ユニット本体の幅方向端部に位置
し、かつ上記前側ドレンパンと上記後側ドレンパン相互
に亘って架設され、上記後側ドレンパンに集水されたド
レン水を上記前側ドレンパンへ流通案内する樋部とを備
え、上記樋部は、上記ユニット本体の幅方向外方に位置
する第1壁部と、この第1壁部よりも上記ユニット本体
の幅方向内方に位置し内方が送風路に面した第2壁部
と、上記第1壁部と第2壁部との間に設けられ上記第1
壁部との間に上記ドレン水を流通させる流路を形成し
上記第2壁部との間に間隙を形成した第3壁部とを具備
するようにした。
【0018】請求項2に記載された発明では、請求項1
に記載された発明において、上記樋部は上面が開放する
断面略E字状に形成されていることが好ましい。請求項
3に記載された発明では、請求項2に記載された発明に
おいて、上記第3壁部の上縁は上記第2壁部の上縁より
低く形成されていることが好ましい。
【0019】請求項4に記載された発明では、請求項2
に記載された発明において、上記第3壁部は上記前側ド
レンパン側に設けられ、上記第2壁部と上記第3壁部に
より形成される空間は、上記後側ドレンパン側において
閉塞されていることが好ましい。
【0020】請求項5に記載された発明では、請求項1
に記載された発明において、上記樋部は、上記第2壁部
の上縁と上記第3壁部の上縁とが結合されて断面略S字
状に形成されていることが好ましい。
【0021】請求項6に記載された発明では、請求項5
に記載された発明において、上記第2壁部と上記第3壁
部との間には断熱材が設けられていることが好ましい。
上記手段を講じた結果、次のような作用が生じる。
【0022】請求項1に記載された発明では、送風路の
ユニット本体の幅方向端部に位置し、かつ前側ドレンパ
ンと後側ドレンパン相互に亘って架設され、後側ドレン
パンに集水されたドレン水を前側ドレンパンへ流通案内
する樋部が、ユニット本体の幅方向外方に位置する第1
壁部と、第1壁部よりもユニット本体の幅方向内方に位
置する第2壁部と、第1壁部と第2壁部との間に設けら
れ第1壁部との間にドレン水を通流させる流路を形成し
た第3壁部とを具備しているため、温度の低いドレン水
が通流する部分と第3壁部とが離間し、第3壁部が冷や
されることはない。したがって、第3壁部の吹出し口側
壁面に結露することを防止できる。
【0023】請求項2に記載された発明では、樋部は断
面略E字状に形成されているため、第1壁部、第2壁
部、第3壁部とが一枚の板材で連結され、高い強度で形
成することができる。また、万が一、流路においてドレ
ン水がオーバーフローしても第2壁部と第3壁部との間
にドレン水が流れ込むため、送風路内にドレン水が吸い
込まれることを防止できる。
【0024】請求項3に記載された発明では、第3壁部
の上縁は第2壁部の上縁より低く形成されているため、
流路においてドレン水がオーバーフローしても、その水
面が第2壁部によって送風路に通流する風から遮られ、
ドレン水が送風路内に吸い込まれることを防止できる。
【0025】請求項4に記載された発明では、第3壁部
は前側ドレンパン側に設けられ、第2壁部と上記第3壁
部により形成される空間は、後側ドレンパン側において
閉塞されているため、後側ドレンパンから流れたドレン
水は流速が遅くなっても前側ドレンパンに到達する前に
流路にのみ流れ込み、第3壁部に結露することを防止で
きる。
【0026】請求項5に記載された発明では、第2壁部
の上縁と第3壁部の上縁とが結合されて断面略S字状に
形成されているため、単純な構造で樋部を形成すること
ができる。
【0027】請求項6に記載された発明では、第2壁部
と第3壁部との間には断熱材が設けられているため、断
熱効果がより向上し、結露を効果的に防止することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
空気調和機の室内ユニットであるユニット本体1を示す
斜視図、図2はこのユニット本体1の要部を示す正面
図、図3はユニット本体1の要部を分解して示す斜視
図、図4は樋部30aの断面図である。これらの図にお
いて、図7及び図8と同一機能部分には同一符号が付さ
れている。また、図中wはドレン水を示している。
【0029】ユニット本体1は、前面パネル2と、この
前面パネル2が嵌め込まれる後板3とを備え、前面パネ
ル2の前面側及び上面側にはユニット本体1の幅方向に
沿って吸込み口2a,2b、下面側にはユニット本体1
の幅方向に沿って吹出し口2cが取り付けられている。
【0030】ユニット本体1内には、図2に示すように
各吸込み口2a,2bに亘って対向するよう緩やかな円
弧状に曲成されるエアーフイルタ4と、逆V字状に形成
される熱交換器5とが配置される。また、熱交換器5
は、前部吸込み口2aに対向する前側熱交換器5aと、
上部吸込み口2bに対向する後側熱交換器5bとから構
成される。
【0031】この熱交換器5を構成する前側熱交換器5
a下端部は低い位置にあり、この下部には前側ドレンパ
ン6aが配置される一方、後側熱交換器5b下端部は高
い位置にあり、この下部には後側ドレンパン6bが配置
される。これら前,後側ドレンパン6a,6bは、上記
後板3に一体に設けられている。
【0032】逆V字状に形成される上記熱交換器5の内
部位置、すなわちこの前側熱交換器5aと後側熱交換器
5bとの間に配置され、これら熱交換器に覆われるよう
にして室内送風機11が配置される。
【0033】室内送風機11は図3に示すように、上記
熱交換器5の幅寸法と同一の軸方向寸法の横流ファン1
2と、この横流ファン12の一側部側の端板12bに回
転軸13aを介して連結されるファンモータ13および
横流ファン12の他側部の端板12cに突設される支軸
12aを枢支する軸受け具14とから構成される。
【0034】一方、上記後板3の幅方向の一側部(右側
部)には、第1の送風機支持部15が一体に形成され、
他側部(左側部)には、第2の送風機支持部16が一体
に形成される。これら送風機支持部15,16相互間に
は、送風路17が形成される。
【0035】また、送風路17の両側はそれぞれ狭い幅
寸法で凹陥形成されており、この凹陥部には樋部30
a,樋部30bが形成されている。送風路17の手前側
端部に沿って、吹出し口2cが開口される。上記前側ド
レンパン6aは、この吹出し口2cの手前側端部に沿っ
て設けられ、上記後側ドレンパン6bは、上記送風路1
7の上部側に沿って設けられることになる。
【0036】左右樋部30a,30bは、その上端部が
後側ドレンパン6bの両側端部と連通し、その下端部が
前側ドレンパン6aの両側端部と連通している。すなわ
ち、左右樋部30a,30bは、後側ドレンパン6bと
前側ドレンパン6aとを連通する連通路を構成する。
【0037】上記第1の送風機支持部15は室内送風機
11を構成するファンモータ13をモータ押さえ具18
に押さえるように支持し、ファンモータ13を後板3に
取り付け固定する。
【0038】第2の送風機支持部16には、室内送風機
11を構成する軸受け具14が支持固定された軸受けベ
ース19が取付けられる。ここで、左右樋部30a,3
0bの構造について説明する。なお、左右樋部30a,
30bは対称的に形成されているため、樋部30aにつ
いてのみ説明する。
【0039】樋部30aは、図4に示すようにユニット
本体1の幅方向外方に位置する第1壁部31と、この第
1壁部31よりもユニット本体1の送風路17側に位置
する第2壁部32と、第1壁部31と第2壁部32との
間に設けられた第3壁部33と、これらを結合する板状
部材34とから構成され、断面略E字状に形成されてい
る。これにより、樋部30aは第1壁部31、第2壁部
32、第3壁部33とが一枚の板状部材34で連結さ
れ、高い強度で形成される。
【0040】なお、第1壁部31,第3壁部33及び板
状部材34とによりドレン水wを通流させる流路Pが形
成され、この流路Pに対向するように後側ドレンパン6
bのドレン排水口(不図示)が位置する。また、第3壁
部33の上縁は第2壁部32の上縁より低く形成されて
いる。
【0041】このようにして構成される空気調和機は運
転されると、ユニット本体1においては、熱交換器5に
対する冷凍サイクル運転をなすとともに室内送風機11
を駆動して横流ファン12を回転することにより、被空
調室内空気が前部吸込み口2aと上部吸込み口2bから
ユニット本体1内に吸込まれ、熱交換器5を通過して熱
交換をなす。熱交換した後の熱交換空気は、送風路17
に案内され吹出し口2cから被空調室内へ吹出される。
【0042】冷房運転時の場合は、熱交換器5に結露が
発生し、ドレン水wが生成して滴下する。前側熱交換器
5aから滴下するドレン水wは前側ドレンパン6aが受
け、後側熱交換器5bから滴下するドレン水wは後側ド
レンパン6bが受ける。
【0043】後側ドレンパン6bが前側ドレンパン6a
よりも高位にあるところから、後側ドレンパン6bに集
水されたドレン水wは、両側端部に形成される左右樋部
30a,30bの流路Pを流れ、前側ドレンパン6aに
集水される。そして、前側ドレンパン6aから一括して
室外へ排水処理される。
【0044】一方、後側ドレンパン6bから前側ドレン
パン6aへ流れるドレン水wは後側ドレンパン6bのド
レン排水口(不図示)が流路Pに対向するように位置し
ているため、第1壁部31と第3壁部33との間の流路
Pを流れ、第2壁部32はドレン水wによって冷やされ
ることはない。したがって、第2壁部32の送風路17
側の壁面32aに結露が発生せず、結露による被空調室
内に水滴が飛散することを防止することができる。
【0045】また、万が一、後側ドレンパン6bからの
ドレン水wが多く、流路Pにおいてドレン水wがオーバ
ーフローしても第2壁部32と第3壁部33との間にド
レン水wが流れ込むため、送風路17内にドレン水wが
吸い込まれることを防止できる。このとき、第3壁部3
3の上縁は第2壁部32の上縁より低く形成されている
ため、ドレン水wの水面が第2壁部32によって送風路
17に通流する風から遮られ、ドレン水wが送風路17
内に吸い込まれることを防止できる。
【0046】上述したように本実施の形態に係る空気調
和機においては、ユニット本体1内に設けられた左右樋
部30a,30bの第2壁部32の送風路17側の壁面
32aに結露が発生せず、この結露によって被空調室内
に水滴が飛散することを防止することができる。
【0047】図5の(a)〜(c)は本実施の形態に係
る空気調和機の樋部の第1〜第3変形例を示す図であ
る。なお、樋部については幅方向に右側部に位置するも
ののみ示すが、左側部に位置する樋部は対称的に形成さ
れている。
【0048】図5の(a)に示す樋部40aは、ユニッ
ト本体1の幅方向外方に位置する第1壁部41と、この
第1壁部41よりもユニット本体1の送風路17側に位
置する第2壁部42と、第1壁部41と第2壁部42と
の間に設けられた第3壁部43と、第1壁部41の下縁
と第3壁部43の下縁とを結合する第1板状部材44
と、第2壁部42の上縁と第3壁部43の上縁とを結合
する第2板状部材45とから構成され、断面略S字状に
形成されている。
【0049】なお、第1壁部41,第3壁部43及び第
1板状部材44とによりドレン水wを通流させる流路P
が形成される。このように構成された樋部40aでは、
後側ドレンパン6bから前側ドレンパン6aへ流れるド
レン水wは第1壁部41と第3壁部43との間の流路P
を流れるため、第2壁部42はドレン水wによって冷や
されることはない。したがって、第2壁部42の送風路
17側の壁面42aに結露が発生せず、結露による被空
調室内に水滴が飛散することを防止することができる。
【0050】また、第2壁部42,第3壁部43及び第
2板状部材45により囲まれる部位に断熱材46を配置
することにより、より断熱効果が向上し、結露を効果的
に防止することができる。また、樋部30aに比べ、単
純な構造とすることができる。
【0051】なお、この場合、断熱材46を第2壁部4
2及び第3壁部43が挟持していると共に、断熱材46
は送風路17に面していないため、従来のように時間経
過によって断熱材が剥がれ、横流ファン11に接触する
ようなことはない。
【0052】図5の(b)に示す樋部50aは、ユニッ
ト本体1の幅方向外方に位置する第1壁部51と、この
第1壁部51よりもユニット本体1の送風路17側に位
置する第2壁部52と、第1壁部51と第2壁部52と
の間に設けられた第3壁部53と、第2壁部52と第3
壁部53との間に設けられた第4壁部54と、第1壁部
51の下縁,第3壁部53の下縁及び第4壁部54の下
縁とを結合する第1板状部材55と、第2壁部52の上
縁と第4壁部54の上縁とを結合する第2板状部材56
とから構成されている。
【0053】なお、第1壁部51,第3壁部53及び第
1板状部材55とによりドレン水wを通流させる流路P
が形成される。また、第2壁部52,第4壁部54及び
第2板状部材56により囲まれる部位には断熱材57が
設けられている。
【0054】このように構成された樋部50aでは、樋
部30aと同様の効果を有する。また、第2壁部52,
第4壁部54及び第2板状部材56により囲まれる部位
に断熱材を配置することによりより断熱効果が向上し、
第2壁部52の壁面52aにおける結露を効果的に防止
することができる。
【0055】図5の(c)に示す樋部60aは、ユニッ
ト本体1の幅方向外方に位置する第1壁部61と、この
第1壁部61よりもユニット本体1の送風路17側に位
置する第2壁部62と、第1壁部61と第2壁部62と
の間に設けられた第3壁部63と、第1壁部61の下
縁,第3壁部63の下縁及び第2壁部62とを結合する
第1板状部材64と、第2壁部62の上縁と第3壁部6
3の上縁とを結合する第2板状部材65とから構成さ
れ、断面略P字状に形成されている。これにより、樋部
60aは第1壁部61、第2壁部62、第3壁部63と
が一枚の第1板状部材64で連結され、高い強度で形成
される。
【0056】なお、第1壁部61,第3壁部63及び第
1板状部材64とによりドレン水wを通流させる流路P
が形成される。このように構成された樋部60aでは、
後側ドレンパン6bから前側ドレンパン6aへ流れるド
レン水wは第1壁部61と第3壁部63との間の流路P
を流れるため、第2壁部62はドレン水wによって冷や
されることはない。したがって、第2壁部62の送風路
17側の壁面62aに結露が発生せず、結露による被空
調室内に水滴が飛散することを防止することができる。
【0057】図6は本実施の形態に係る空気調和機の樋
部の第4変形例を示す図である。なお、樋部については
幅方向に右側部に位置するもののみ示すが、左側部に位
置する樋部は対称的に形成されている。
【0058】図6に示す樋部70aは、ユニット本体1
の幅方向外方に位置する第1壁部71と、この第1壁部
71よりもユニット本体1の送風路17側に位置する第
2壁部72と、第1壁部71と第2壁部72との間であ
って比較的ドレン水wの流速の遅い前側ドレンパン6a
側に設けられた第3壁部73と、これらを結合する板状
部材74と、第2壁部72と第3壁部73とにより形成
される空間を後側ドレンパン6b側で閉塞する閉塞部材
75とから構成されている。なお、第1壁部71と第3
壁部73とによりドレン水wを通流させる流路Pが形成
される。
【0059】このように構成された樋部70aでは、後
側ドレンパン6b側ではドレン水wの流速が速いためド
レン水wが第2壁部72と接触しても結露することが少
なく、また、前側ドレンパン6a側では流速が遅くても
前側ドレンパン6aに到達する前に流路Pにのみ流れ込
み、第2壁部72の壁面72aの結露を防止でき、上述
した樋部30aと同様の効果を得ることができる。な
お、本発明は上述した実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可
能であるのは勿論である。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載された発明では、送風路
のユニット本体の幅方向端部に位置し、かつ前側ドレン
パンと後側ドレンパン相互に亘って架設され、後側ドレ
ンパンに集水されたドレン水を前側ドレンパンへ流通案
内する樋部が、ユニット本体の幅方向外方に位置する第
1壁部と、第1壁部よりもユニット本体の幅方向内方に
位置し内方が送風路に面する第2壁部と、第1壁部と第
2壁部との間に設けられ第1壁部との間にドレン水を流
通させる流路を形成し、上記第2壁部との間に間隙を形
した第3壁部とを具備しているため、温度の低いドレ
ン水が流通する部分と第3壁部とが離間し、第3壁部が
冷やされることはない。したがって、第3壁部の吹出し
口側壁面に結露することを防止できる。
【0061】請求項2に記載された発明では、樋部は
面が開放する断面略E字状に形成されているため、第1
壁部、第2壁部、第3壁部とが一枚の板材で連結され、
高い強度で形成することができる。また、万が一、流路
においてドレン水がオーバフローしても第2壁部と第3
壁部との間にドレン水が流れ込むため、送風路内にドレ
ン水が吸い込まれることを防止できる。
【0062】請求項3に記載された発明では、第3壁部
の上縁は第2壁部の上縁より低く形成されているため、
流路においてドレン水がオーバーフローしても、その水
面が第2壁部によって送風路に通流する風から遮られ、
ドレン水が送風路内に吸い込まれることを防止できる。
【0063】請求項4に記載された発明では、第3壁部
は前側ドレンパン側に設けられ、第2壁部と上記第3壁
部により形成される空間は、後側ドレンパン側において
閉塞されているため、後側ドレンパンから流れたドレン
水は流速が遅くなっても前側ドレンパンに到達する前に
流路にのみ流れ込み、第3壁部に結露することを防止で
きる。
【0064】請求項5に記載された発明では、第2壁部
の上縁と第3壁部の上縁とが結合されて断面略S字状に
形成されているため、単純な構造で樋部を形成すること
ができる。
【0065】請求項6に記載された発明では、第2壁部
と第3壁部との間には断熱材が設けられているため、断
熱効果がより向上し、結露を効果的に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユ
ニットのユニット本体の外観を示す斜視図。
【図2】同室内ユニットの縦断面図。
【図3】同室内ユニットの要部を分解して示す斜視図。
【図4】同室内ユニットに組み込まれた右樋部を示す断
面図。
【図5】同右樋部の変形例を示す図であって、(a)は
第1変形例を示す断面図、(b)は第2変形例を示す断
面図、(c)は第3変形例を示す断面図。
【図6】同右樋部の第4変形例を示す斜視図。
【図7】従来の空気調和機の室内ユニットの要部を分解
して示す斜視図。
【図8】同室内ユニットに組み込まれた樋部を示す断面
図。
【符号の説明】
1…ユニット本体 2…前面パネル 3…後板 5…熱交換器 5a…前側熱交換器 5b…後側熱交換器 6a…前側ドレンパン 6b…後側ドレンパン 11…室内送風機 30a,30b,40a,40b,50a,50b,6
0a,60b,70a,70b…樋部 31,41,51,61,71…第1壁部 32,42,52,62,72…第2壁部 33,43,53,63,73…第3壁部 w…ドレン水 P…流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 361

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向に延びる吸込み口及び吹出し口が形
    成されたユニット本体と、 このユニット本体内に配置され、前方に位置する前側熱
    交換器及び後方に位置する後側熱交換器とから構成され
    る熱交換器と、 上記吸込み口から被空調室空気を吸い込んで上記熱交換
    器に流通させ、ここで熱交換したあと送風路を介して上
    記吹出し口から送風する送風機と、 上記前側熱交換器及び上記後側熱交換器のそれぞれの下
    部に配置される前側ドレンパン及び後側ドレンパンと、 上記送風路の上記ユニット本体の幅方向端部に位置し、
    かつ上記前側ドレンパンと上記後側ドレンパン相互に亘
    って架設され、上記後側ドレンパンに集水されたドレン
    水を上記前側ドレンパンへ流通案内する樋部とを備え、 上記樋部は、上記ユニット本体の幅方向外方に位置する
    第1壁部と、 この第1壁部よりも上記ユニット本体の幅方向内方に位
    し内方が送風路に面した第2壁部と、 上記第1壁部と第2壁部との間に設けられ上記第1壁部
    との間に上記ドレン水を流通させる流路を形成し、上記
    第2壁部との間に間隙を形成した第3壁部とを具備する
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】上記樋部は上面が開放する断面略E字状に
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気
    調和機。
  3. 【請求項3】上記第3壁部の上縁は上記第2壁部の上縁
    より低く形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の空気調和機。
  4. 【請求項4】上記第3壁部は上記前側ドレンパン側に設
    けられ、上記第2壁部と上記第3壁部により形成される
    空間部は、上記後側ドレンパン側において閉塞されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】上記樋部は、上記第2壁部の上縁と上記第
    3壁部の上縁とが結合されて断面略S字状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】上記第2壁部と上記第3壁部との間には断
    熱材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載
    の空気調和機。
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