JPH11294581A - 変速機のセレクトリターン機構 - Google Patents

変速機のセレクトリターン機構

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JPH11294581A
JPH11294581A JP9787398A JP9787398A JPH11294581A JP H11294581 A JPH11294581 A JP H11294581A JP 9787398 A JP9787398 A JP 9787398A JP 9787398 A JP9787398 A JP 9787398A JP H11294581 A JPH11294581 A JP H11294581A
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shift
shift lever
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plate
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Yuichi Ito
裕一 伊藤
Minoru Takamura
稔 高村
Yuzo Sekiya
裕三 関谷
Kenji Sakamoto
健二 坂本
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Mazda Motor Corp
Chuo Hatsujo Kogyo KK
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Mazda Motor Corp
Chuo Hatsujo Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/18Preventing unintentional or unsafe shift, e.g. preventing manual shift from highest gear to reverse gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/18Preventing unintentional or unsafe shift, e.g. preventing manual shift from highest gear to reverse gear
    • F16H2061/185Means, e.g. catches or interlocks, for preventing unintended shift into reverse gear

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セレクトリターン機構を上下方向のサイズをコ
ンパクトに構成する。 【解決手段】セレクトリターン機構は、支持ベース7か
ら延設されたボス部7aにボルト20により固定される
支持プレート16と、この支持プレート16の揺動軸2
1に揺動自在に軸支される揺動プレート17と、支持プ
レート16にビス22により固定された板バネ18と、
支持プレート16の上面に回動自在に設けられたリバー
スシフト防止カム19を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレバーによ
り変速段位を設定する変速機のセレクトリターン機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の変速機には、運転者の
操作によりセレクト方向へ移動されたシフトレバーをニ
ュートラル位置に戻すためのセレクトリターン機構が搭
載されている。
【0003】このセレクトリターン機構は、複数のコイ
ルバネを用いて、シフトレバーのセレクト操作に対して
常にニュートラル位置に付勢し、シフトレバーの操作力
を解除した時にシフトレバーをニュートラル位置に強制
的に戻すようになっている。
【0004】特開平6−229472号には、シフトレ
バー操作に連動してセレクト操作時にスライドするプレ
ート部材を、互いに対向する位置に設けられた2つのコ
イルバネを用いて中立位置に付勢するものが開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、セレクト操作されたシフトレバーに対し
て、互いに相反する方向に大きなリターン力を付与する
必要があるために、一枚のプレート部材に対して2つの
コイルバネを設ける必要がある。
【0006】また、プレート部材への組み付け時にコイ
ルバネを圧縮する必要があるため、組付け性が悪いとい
う問題がある。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、そ
の目的は、付勢手段により大きな付勢力を発生しなくて
も大きなリターン力を発生できる変速機のセレクトリタ
ーン機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の変速機のセレクトリター
ン機構は、以下の特徴を備える。即ち、所定支点を中心
にセレクト方向及び該セレクト方向に直交するシフト方
向に揺動可能とされるシフトレバーと、前記シフトレバ
ーのセレクト方向への動きに連動して、該シフトレバー
の一部に当接して揺動されるプレート部材と、前記プレ
ート部材を中立位置に付勢する付勢手段とを備え、前記
プレート部材は、前記シフトレバーに対して前記シフト
方向の所定位置に設けられた揺動軸に揺動自在に軸支さ
れ、前記付勢手段は、前記シフトレバーに対して前記揺
動軸とは反対位置にて前記プレート部材を付勢する。
【0009】また、好ましくは、前記プレート部材は単
一の板材からなり、前記シフトレバーを貫通させる貫通
孔が設けられている。
【0010】また、好ましくは、前記プレート部材と付
勢手段とを支持する支持プレートを更に具備する。
【0011】また、好ましくは、前記付勢手段は前記プ
レート部材に形成された傾斜面に当接し、前記シフトレ
バーによる5−Rセレクト操作時に当接する傾斜面の角
度が、1−2セレクト操作時に当接する傾斜面の角度に
比べて大きくなっている。
【0012】また、好ましくは、前記シフトレバーは前
記貫通孔に形成された傾斜面に当接し、前記揺動軸側へ
のシフト操作時に当接する傾斜面の角度が、前記揺動軸
とは反対側へのシフト操作時に当接する傾斜面の角度に
比べて小さくなっている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1に示すように、シフトレバー1
の中央部には、シフトレバー1の中心軸線を通る揺動支
点4を中心として球状に形成された球状部3が設けられ
ている。この球状部3から上方には運転者によって操作
される操作ロッド2が延び、球状部3の下方にはセレク
トされたシフトフォーク11bに係合する垂直ロッド1
2が延びている。球状部3の外表面は球面になされ、ケ
ーシング6に揺動自在に軸支される球状部3は対応する
球状内面を有するブッシュ5に摺接するようになってい
る。
【0014】ケーシング6は、ブッシュ5を支持する支
持ベース7とこの支持ベース7の上部に取り付けられる
蓋部材8を備える。操作ロッド2は、蓋部材8の中央部
分に形成された開口9から上方に突出しており、この開
口9はカバー部材10により覆われている。カバー10
の下端部は蓋部材8に係止され、上端部は操作ロッド2
の外表面に係止されている。
【0015】支持ベース7の下方には、シフトロッド1
1aやシフトフォーク11b等の変速機の構成部材が配
置される空間部13が形成されている。垂直ロッド12
は、シフトレバー1の球状部3から下方にシフトレバー
1の軸線に沿って延びており、垂直ロッド12の先端部
14は、シフトロッド11aから水平方向に延設された
シフトフォーク11bの凹部15に係合する。 [セレクトリターン機構の構成]次に、本実施形態のセ
レクトリターン機構の構成について説明する。
【0016】図6に示すように、本実施形態の変速機の
セレクトリターン機構は、前進5段、後退1段のH型シ
フトパターンを有する手動変速式トランスミッションに
適用され、シフトレバー1を、その中立位置N(ニュー
トラル位置)にリターンさせるための付勢力を作用する
ために設けられる。シフトレバー1は、球状部3の揺動
支点4を中心にセレクト方向S1、S2と、このセレク
ト方向に直交するシフト方向S3〜S5に揺動可能に、
支持ベース7に支持されている。
【0017】図1〜図3に示すように、本実施形態のセ
レクトリターン機構は、垂直ロッド12の外周の一部を
囲むように、空間部13内においてシフトフォーク11
bの上方に設けられている。セレクトリターン機構は、
支持ベース7から延設されたボス部7aにボルト20に
より固定される支持プレート16と、この支持プレート
16の揺動軸21に揺動自在に軸支される揺動プレート
17と、支持プレート16にビス22により固定された
板バネ18と、支持プレート16の上面に回動自在に設
けられたリバースシフト防止カム19を備える。
【0018】支持プレート16と揺動プレート17は夫
々単一の板材からなり、シフトレバー1の垂直ロッド1
2を挿通するための挿通孔23、24が夫々形成されて
いる。揺動プレート17の挿通孔24は、シフトレバー
1のセレクト方向S1、S2への動きに連動して、垂直
ロッド12の両側面の一部に当接しつつ揺動プレート1
7を揺動軸21を中心に揺動させる。板バネ18の一端
部18aは、揺動プレート17の揺動軸21とは反対側
の縁部17Aに常時当接して、揺動プレート17を中立
位置にリターンさせる付勢力を付与する。揺動プレート
17の縁部17Aには、第1傾斜面17aと、第2傾斜
面17bと、これら第1傾斜面17aと第2傾斜面17
bとの間に段差部17cがシフト方向に対して対称に形
成され、各傾斜面17a、17bの傾斜角度は段差部1
7cに向かって下る方向に傾斜され、この傾斜角度を変
化させることで各セレクト操作時の操作力の強弱感が調
整されている。
【0019】揺動プレート17は、シフトレバー1に対
してシフト方向S4に沿った所定位置に設けられた揺動
軸21に揺動自在に軸支されている。板バネ18は、支
持プレート16への支持部から揺動プレート17の縁部
17Aに亘ってくの字状に延設されている。板バネ18
における縁部17Aに当接する一端部18aは滑らかな
環状に形成され、この縁部17Aと摺動可能となってい
る。また、板バネ18の一端部18aにローラを設け
て、縁部17Aに対して滑らかに摺動するように形成し
てもよい。
【0020】第1傾斜面17aの傾斜角度α1は、第2
傾斜面17bの傾斜角度α2より大きく設定され、シフ
トレバーによる5−Rセレクト操作時の操作力が、1−
2セレクト操作時の操作力より大きくなるように設定さ
れている。
【0021】また、揺動プレート17の挿通孔24にお
いて、シフトレバー1の垂直ロッド12に当接する両縁
部には、シフト方向S4に沿って傾斜する第3傾斜面2
4aと第4傾斜面24bと、これら第3傾斜面24aと
第4傾斜面24bの間に***部24cがシフト方向に対
して対称に形成されている。各傾斜面24a、24bの
傾斜角度は***部24cに向かって登る方向に傾斜され
ている。
【0022】揺動軸21側へのシフト操作時に当接する
第4傾斜面24bの傾斜角度β2は、揺動軸21とは反
対側へのシフト操作時に当接する第3傾斜面の傾斜角度
β1に比べて小さくなっている。
【0023】支持プレート16の上面には、回動軸25
を介してリバースシフト防止カム19が設けられてい
る。所定範囲で回動自在に設けられている。このリバー
スシフト防止カム19は、支持プレート16に係止され
たバネ26に規制されて所定範囲で回動自在に設けられ
ている。リバースシフト防止カム19は、図6の前進段
(特に、5速段)から後退段に直接シフト操作されるの
を防止するために、シフトレバー1の垂直ロッド12の
5速段から後退段のシフト方向への動きをカム面19a
で規制する。
【0024】次に、本実施形態のセレクトリターン機構
の動作について説明する。[中立位置での状態]図2
は、本実施形態のセレクトリターン機構の中立位置での
状態を示す図である。
【0025】図2に示す中立位置の状態では、板バネ1
8の一端部18aは揺動プレート17の縁部17Aの段
差部17cに位置する。これは、第1、第2傾斜面17
a、17bの傾斜角度が互いに段差部17cに向かって
下る方向に傾斜されているので、シフトレバー1に操作
力が付与されていない状態では、板バネ18の付勢力に
より揺動プレート17が段差部17cで安定な状態とな
るからである。これにより、シフトレバー1がニュート
ラル状態にあるときの節度感を得ることができる。 [1−2セレクト操作]次に、本実施形態のセレクトリ
ターン機構の1−2セレクト操作時の動作について説明
する。
【0026】図4は、本実施形態のセレクトリターン機
構の1−2セレクト操作時の動作を示す図である。
【0027】図6に示す中立位置Nから、シフトレバー
1を1−2セレクト方向S1に操作すると、揺動プレー
ト17の1−2セレクト側の***部24cがシフトレバ
ー1の垂直ロッド12に押され、揺動プレート17が板
バネ18の付勢力に抗して第2傾斜面17bに沿って摺
動するため、図2に示す状態から右周りに揺動されて図
4に示す状態となる。
【0028】この1−2セレクト位置では、揺動プレー
ト17の第4傾斜面24bがシフト方向に平行になり、
支持プレート16に形成された挿通孔23の側面縁部と
一致するため、1−2シフト操作感が前後方向で均一に
できる。 [5−Rセレクト操作]次に、本実施形態のセレクトリ
ターン機構の5−Rセレクト操作時の動作について説明
する。
【0029】図5は、本実施形態のセレクトリターン機
構の5−Rセレクト操作時の動作を示す図である。
【0030】図6に示す中立位置Nから、シフトレバー
1を5−Rセレクト方向S2に操作すると、揺動プレー
ト17の5−Rセレクト側の***部24cがシフトレバ
ー1の垂直ロッド12に押され、揺動プレート17が板
バネ18の付勢力に抗して段差部17cを乗り越えて第
1傾斜面17aに沿って摺動するため、図2に示す状態
から左周りに揺動されて図5に示す状態となる。
【0031】この5−Rセレクト位置では、揺動プレー
ト17の第3傾斜面24aがシフト方向に平行になり、
支持プレート16に形成された挿通孔23の側面縁部と
一致するため、5−Rシフト操作感が前後方向で均一に
できる。
【0032】ここで、シフトレバー1を中立位置Nから
5−Rセレクト方向に操作した場合には、図7に示すよ
うに、垂直ロッド12がリバースシフト防止カム19の
カム面19aを押圧して、バネ26に抗して右周りに回
転させるため、シフトレバー1は5速段と後退段のいず
れの変速段位へのシフト操作も可能な状態となる。
【0033】一方、シフトレバー1を中立位置Nから5
−Rセレクト方向に操作した後、一旦5速段にシフト操
作した場合には、図8に示すように、5速段から後退段
にシフト操作しようとしても、垂直ロッド12がリバー
スシフト防止カム19のカム面19aに当接して操作で
きなくなるため、シフトレバー1は5速段から後退段へ
のシフト操作ができない状態となる。
【0034】更に、第1傾斜面17aの傾斜角度は、第
2傾斜面17bの傾斜角度より大きく設定され、シフト
レバーによる5−Rセレクト操作時の操作力が、1−2
セレクト操作時の操作力より大きくなるように設定され
ているので、運転者に5−Rセレクト操作をしている意
識を持たせることができる。また、5−Rセレクト操作
時に板バネ18の付勢力に抗して、段差部17cを乗り
越えるための操作力が必要となるため、5−Rセレクト
時の壁感を得ることができる。
【0035】また、第3、第4傾斜面24a、24b
は、揺動軸21からの距離(揺動半径)が異なるため、
揺動プレート17の揺動によってシフト方向に対する傾
斜角度が異なる。このため、揺動軸21側へのシフト操
作時に当接する第4傾斜面24bの角度を、揺動軸21
とは反対側へのシフト操作時に当接する第3傾斜面の角
度に比べて小さくすることで、1−2セレクト操作時に
は第4傾斜面24bの1−2セレクト側と第3傾斜面2
4aの5−Rセレクト側がシフト方向に平行になり、5
−Rセレクト操作時には第4傾斜面24bの5−Rセレ
クト側と第3傾斜面24aの1−2セレクト側がシフト
方向に平行になるように設定されている。
【0036】また、板バネ18の一端部18aが第1傾
斜面17a上から段差部17cに戻る際の戻り不足を抑
えるため、図9に示すように揺動プレート17における
第1傾斜面17aに延設部17dを設け、この延設部1
7dの傾斜角度を第1傾斜面17aより大きくしてもよ
い。更に、図10に示す板バネ18の一端部18bのよ
うに、板バネ18からの付勢力の作用方向を反対にして
もよい。
【0037】また、図11(a)、(b)に示すよう
に、5−Rセレクト操作時に、壁感に対する要求が大き
く、板バネの付勢力を大きくしたいがその設計が困難な
場合には、板バネ18に突起部18cを設けてこの突起
部18cを支持プレート16に形成されたストッパ部1
6aにより係止させ、板バネ18の一端部18aが段差
部17cを超える際の付勢力を大きくすることもでき
る。 [第2実施形態]第2の実施形態では、第1の実施形態
と異なる部分についてのみ説明する。
【0038】図12と図13に示すように、第2実施形
態のセレクトリターン機構は、支持プレート46と揺動
プレート47と板バネ48の形状が第1の実施形態と異
なり、支持プレート46にはストッパ46aが形成さ
れ、板バネ48の他端部48bはビス22から更に後方
に延設されている。板バネ48の他端部48bには係合
孔が形成され、この係合孔がストッパー46aに係合す
ることでビス22を支点とした板バネ48の回転を抑え
るように構成されている。
【0039】板バネ48の一端部48aは、揺動プレー
ト47の揺動軸21とは反対側の縁部47Aに常時当接
して、揺動プレート47を中立位置にリターンさせる付
勢力を付与する。揺動プレート47の縁部47Aには、
第1傾斜面17aと、第2傾斜面47bと、これら第1
傾斜面17aと第2傾斜面47bとの間に段差部47c
がシフト方向に対して対称に形成され、各傾斜面17
a、47bの傾斜角度は段差部47cに向かって下る方
向に傾斜されている。
【0040】第2実施形態の第2傾斜面47bは、第1
実施形態の第2傾斜面17bよりその傾斜角度α2が大
きく設定され、段差部47cの段差を高くすることで各
セレクト操作時の操作力を強くしてよりセット感が出る
ように構成されている。
【0041】尚、図13において、リバースシフト防止
カム19は図示を省略している。
【0042】その他、第1実施形態と同じ動作、機能及
び構成を有する部分には同一番号を付与して説明を省略
する。
【0043】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
【0044】例えば、図14に示すように、板バネ18
を2つ以上に分割して弾性力を調整したり、コストダウ
ンを図ることができる。また、図15に示すように、揺
動プレートを2つに分割した構造にすることもできる。
【0045】また、揺動プレートとリバースシフト防止
カムの位置関係を、支持プレートを挟んで上下反対にレ
イアウトしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1に記載の発
明によれば、シフトレバーのセレクト方向への動きに連
動して、シフトレバーの一部に当接して揺動されるプレ
ート部材と、このプレート部材を中立位置に付勢する付
勢手段とを設け、プレート部材は、シフトレバーに対し
てシフト方向の所定位置に設けられた揺動軸に揺動自在
に軸支され、付勢手段は、シフトレバーに対して揺動軸
とは反対位置にてプレート部材を付勢することにより、
付勢手段に大きな付勢力を設定しなくても、必要なリタ
ーン力を確保できる。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、プ
レート部材は単一の板材からなり、シフトレバーを貫通
させる貫通孔が設けられていることにより、簡単な構成
にできる。
【0048】また、請求項3に記載の発明によれば、プ
レート部材と付勢手段とを支持する支持プレートを更に
具備することにより、支持プレートにサブアッセンブリ
した状態で変速機に組み付けられるため、組付け性が向
上できる。
【0049】また、請求項4に記載の発明によれば、付
勢手段はプレート部材に形成された傾斜面に当接し、シ
フトレバーによる5−Rセレクト操作時に当接する傾斜
面の角度が、1−2セレクト操作時に当接する傾斜面の
角度に比べて大きくなっていることにより、5−Rセレ
クト操作時に大きなリターン力を発生できる。
【0050】また、請求項5に記載の発明によれば、シ
フトレバーは貫通孔に形成された傾斜面に当接し、揺動
軸側へのシフト操作時に当接する傾斜面の角度が、揺動
軸とは反対側へのシフト操作時に当接する傾斜面の角度
に比べて小さくなっていることにより、シフト操作時に
発生するリターン力を、前後方向で均一化できる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の変速機のセレクト
リターン機構の側断面図である。
【図2】図1のセレクトリターン機構のA−A矢視断面
図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】1−2セレクト操作時のセレクトリターン機構
の動作を示す図である。
【図5】5−Rセレクト操作時のセレクトリターン機構
の動作を示す図である。
【図6】シフトレバーによる変速操作を説明する図であ
る。
【図7】リバースシフト防止機構の動作を説明する図で
ある。
【図8】リバースシフト防止機構の動作を説明する図で
ある。
【図9】図1に示す揺動プレートの変形例を示す部分図
である。
【図10】図1に示す板バネの変形例を示す部分図であ
る。
【図11】図1に示す支持プレート及び板バネの変形例
を示す部分図である。
【図12】第2の実施形態のセレクトリターン機構を示
し、図1のA−A矢視断面図に相当する図である。
【図13】図12の左側面図である。
【図14】板バネの変形例を示す図である。
【図15】揺動プレートの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…シフトレバー 11a…シフトロッド 11b…シフトフォーク 13…空間部 16、46…支持プレート 17、47…揺動プレート 18、48…板バネ 19…リバースシフト防止カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関谷 裕三 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 坂本 健二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定支点を中心にセレクト方向及び該セ
    レクト方向に直交するシフト方向に揺動可能とされるシ
    フトレバーと、 前記シフトレバーのセレクト方向への動きに連動して、
    該シフトレバーの一部に当接して揺動されるプレート部
    材と、 前記プレート部材を中立位置に付勢する付勢手段とを備
    え、 前記プレート部材は、前記シフトレバーに対して前記シ
    フト方向の所定位置に設けられた揺動軸に揺動自在に軸
    支され、前記付勢手段は、前記シフトレバーに対して前
    記揺動軸とは反対位置にて前記プレート部材を付勢する
    ことを特徴とする変速機のセレクトリターン機構。
  2. 【請求項2】 前記プレート部材は単一の板材からな
    り、前記シフトレバーを貫通させる貫通孔が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の変速機のセレク
    トリターン機構。
  3. 【請求項3】 前記プレート部材と付勢手段とを支持す
    る支持プレートを更に具備することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の変速機のセレクトリターン機構。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段は前記プレート部材に形成
    された傾斜面に当接し、前記シフトレバーによる5−R
    セレクト操作時に当接する傾斜面の角度が、1−2セレ
    クト操作時に当接する傾斜面の角度に比べて大きくなっ
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載の変速機のセレクトリターン機構。
  5. 【請求項5】 前記シフトレバーは前記貫通孔に形成さ
    れた傾斜面に当接し、前記揺動軸側へのシフト操作時に
    当接する傾斜面の角度が、前記揺動軸とは反対側へのシ
    フト操作時に当接する傾斜面の角度に比べて小さくなっ
    ていることを特徴とする請求項2に記載の変速機のセレ
    クトリターン機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100461809B1 (ko) * 2002-05-30 2004-12-14 현대자동차주식회사 수동 변속기의 변속 조작 장치
KR100862444B1 (ko) 2007-08-13 2008-10-08 현대자동차주식회사 자동차용 수동 변속기의 후진단 울림방지장치

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