JPH11293516A - 極細吸水性アクリル繊維、そのシート状物及び割繊吸水性アクリル繊維 - Google Patents

極細吸水性アクリル繊維、そのシート状物及び割繊吸水性アクリル繊維

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JPH11293516A
JPH11293516A JP10117598A JP10117598A JPH11293516A JP H11293516 A JPH11293516 A JP H11293516A JP 10117598 A JP10117598 A JP 10117598A JP 10117598 A JP10117598 A JP 10117598A JP H11293516 A JPH11293516 A JP H11293516A
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acrylic fiber
fiber
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acrylonitrile
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JP10117598A
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Seizo Oishi
清三 大石
Satoru Takeuchi
悟 竹内
Masakazu Hoshino
正和 星野
Hiroshi Hosokawa
宏 細川
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿式抄紙工程における良好な工程通過性を示
すのに十分な湿紙強度を保持できる、良好な吸水性を有
する極細吸水性アクリル繊維、それからなるシート状物
及びその繊維、シート状物を効率よく得ることができる
割繊吸水性アクリル繊維を提供する。 【解決手段】 繊維を構成するポリマーが0.2〜9m
mol/gの水性官能基を含有し、濾水度300ml以
下、且つ、繊度0.01dtex以下であることを特徴
とする極細吸水性アクリル繊維、前記極細吸水性アクリ
ル繊維からなるシート状物、及び、アクリロニトリル系
ポリマーと、アクリロニトリル系ポリマーと非相溶のポ
リマーとが筋状に相分離した内部構造を有するアクリル
繊維であって、繊維を構成するポリマーが0.2〜9m
mol/gの水性官能基を含有することを特徴とする、
割繊吸水性アクリル繊維である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布、抄紙物に
適する、極細吸水性アクリル繊維、そのシート状物及び
割繊吸水性アクリル繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル繊維は、高いバルキー性、鮮明
な染色性、良好な染色堅牢度、及び、優れた耐光性等の
特長を生かし、セーター、ジャージー、ソックス等の衣
料分野、毛布、カーペット、フェイクファー等の建寝装
分野で広く利用されている。
【0003】このようなアクリル繊維の新用途として、
最近、工業用途向けの極細アクリル繊維が注目されてい
る。極細アクリル繊維は、大きな比表面積、親水性と疎
水性の適度なバランス、及び、優れた分繊性と分散性
等、従来の繊維材料には具備されていなかった諸特性が
認められ、様々な分野で応用展開が開始されている。そ
して、その応用分野としては、その大きな比表面積を生
かしたフィルター分野、親水性と疎水性の適度なバラン
スを生かした孔版印刷原紙分野等の抄紙物やシート状
物、優れた分繊性と分散性を生かした摩擦材を代表とす
る繊維複合材料の分野等が挙げられる。
【0004】このような用途に展開する極細繊維として
は、直接紡糸法によるもの、複合紡糸等により海島型二
相構造の繊維を得た後に溶剤により一方の成分を溶出す
る方法によるもの、筋状相分離構造を形成した後に割繊
処理する方法によるものが一般に知られている。
【0005】その中でも、アクリル繊維は溶液紡糸によ
らざるを得ないという制約から、直接紡糸法によるも
の、割繊処理によるものが一般的であった。
【0006】0.01dtex以下の極細繊維の領域で
は、紡糸ノズルの加工精度、及び、生産性の点から直接
紡糸法で極細繊維を工業的に製造するのは困難である。
そこで、0.01dtex以下の極細領域のアクリル繊
維の製造には割繊処理により極細化する割繊性アクリル
繊維を用いるのが一般的となっている。
【0007】一方、この割繊性アクリル繊維に対する要
求として、種々様々なニーズが挙げられるようになって
いるが、中でも湿式抄紙工程における工程通過性等の点
からこの工程中の抄紙物の強度の向上が要求され、それ
を解決する技術手段の一つとして繊維への吸水性付与が
望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明が解決し
ようとする課題は、湿式抄紙工程における良好な工程通
過性を示すのに十分な湿紙強度を保持できる、良好な吸
水性を有する極細吸水性アクリル繊維、それからなるシ
ート状物及びその繊維を効率よく得ることができる割繊
吸水性アクリル繊維を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に至った。即
ち、本発明の第1の要旨は、繊維を構成するポリマーが
0.2〜9mmol/gの親水性官能基を含有し、濾水
度300ml以下、且つ、繊度0.01dtex以下で
あることを特徴とする、極細吸水性アクリル繊維にあ
る。
【0010】また、第2の要旨は、前記極細吸水性アク
リル繊維を10重量%以上含有し、吸水度が100g/
2以上であることを特徴とするシート状物にある。
【0011】そして、第3の要旨は、アクリロニトリル
系ポリマーと、アクリロニトリル系ポリマーと非相溶の
ポリマーとが筋状に相分離した内部構造を有するアクリ
ル繊維であって、繊維を構成するポリマーが0.2〜9
mmol/gの親水性官能基を含有することを特徴とす
る割繊吸水性アクリル繊維にある。
【0012】
【発明の実施の形態】(繊度及び濾水度について)本発
明の極細吸水性アクリル繊維は、濾水度300ml以下
で、且つ、繊度0.01dtex以下に極細化した吸水
性アクリル繊維であり、吸水性、及び、シートへの加工
性の点で従来知られている吸水アクリル繊維より優れて
いる。その繊度が0.01dtexを越える繊度の場合
は、例えばフィルター用途として使用する場合、従来の
極細繊維を使用した技術と比較して、優位性は認められ
ない。
【0013】また、その濾水度が300mlを越える場
合は、十分な吸水性がなく、又、保水性も不充分となり
好ましくない。尚、本発明における濾水度はJIS P
8121に従い、繊維濃度0.3%に希釈した試料を、
カナダ標準濾水度試験器を使用して測定した値である。
【0014】(アクリロニトリル系ポリマーについて)
本発明において、アクリロニトリル系ポリマーとはアク
リロニトリル単位を50重量%以上共重合した、アクリ
ロニトリルのホモポリマー又はアクリロニトリル系コポ
リマーである。更に本発明において、アクリロニトリル
系ポリマーは単一組成であっても、複数の異なる組成の
アクリロニトリル系ポリマーの混合物であってもよい。
【0015】ここで、アクリロニトリル系ポリマー中の
アクリロニトリル単位以外の共重合成分としては、アク
リロニトリルと共重合可能なビニル系モノマーであれば
特に限定されないが、例えば以下のモノマーが挙げられ
る。
【0016】すなわち、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピルなどに
代表されるアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、
メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラウリル、
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルな
どに代表されるメタクリル酸エステル類、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、臭化ビニリデ
ン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなどの不飽和モノ
マー類であり、さらに染色性改良などの目的によって
は、p−スルホフェニルメタリルエーテル、メタリルス
ルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等を
共重合しても良い。
【0017】本発明の極細吸水性アクリル繊維におい
て、繊維を構成するポリマーは、上述のアクリロニトリ
ル系ポリマーのほかに、アクリル繊維中の含有率で50
重量%を限度として、アクリロニトリル系ポリマー以外
のポリマーを含んでいてもよい。
【0018】(親水性官能基について)本発明において
は、繊維を形成するポリマー中に0.2〜9mmol/
gの親水性の官能基を含有することが、繊維に吸水性を
付与する上で重要である。親水性官能基の含有量が0.
2mmol/g未満の場合は保水性が不足し、反対に9
mmol/gを越えると繊維強度が低下し、抄紙後のシ
ート強力が不充分となる。本発明において、ポリマーへ
の親水性官能基の導入方法については、親水性官能基を
その構造中に含むモノマーを共重合すれば足りるが、こ
の方法に限ったものではない。
【0019】親水性官能基は、アクリロニトリル系ポリ
マーが規定量の親水性官能基を含有していても良いし、
アクリロニトリル系ポリマー以外のポリマーが規定量の
親水性官能基を含有していても良い。又、アクリロニト
リル系ポリマー及びアクリロニトリル系ポリマー以外の
ポリマーの親水性官能基の含有量の和が規定量に達して
いても良い。
【0020】本発明において、親水性官能基の種類は、
極細吸水性繊維から得られるシート状物が十分な紙力と
保水率を有するものであれば特に限定されないが、例え
ば、ヒドロキシル基、アミド基、アミドオキシム基、イ
ミドジオキシム基等に代表される非イオン性極性基、カ
ルボキシル基、スルホン酸基、硫酸基、リン酸基等に代
表される酸性基、及びその金属塩、アミノ基、イミノ
基、4級アンモニウム化合物等に代表される塩基性基等
が挙げられるが特に限定されない。
【0021】親水性官能基と塩を形成する金属は、カチ
オンとなり塩を形成できるものであれば特に限定され
ず、1価のカチオンから、多価のカチオンまで可能であ
る。特に多価のカチオンの場合には、架橋構造を形成す
るため、繊維の水膨潤度の制御に利用することが可能で
ある。
【0022】(親水性官能基がカルボキシル基等である
場合)本発明では、親水性官能基として、カルボキシル
基又はその塩を含有することが好ましい。カルボキシル
基、又はその塩が特に好適である理由は吸水性に優れる
とともに、理由は定かでは無いが紙力向上に対して好適
な化学構造であるためと推定される。
【0023】アクリル繊維にカルボキシル基を導入する
方法は特に限定されないが、例えば特公昭52−429
16号公報に示されるように、アクリル繊維を酸やアル
カリ金属の水酸化物を含有する水溶液中で熱処理し、加
水分解する方法が挙げられる。又、別の方法として、カ
ルボキシル基をその構造中に含むモノマーを共重合して
アクリロニトリル系ポリマーをとしてもよい。
【0024】(親水性官能基がアミドオキシム基、イミ
ドジオキシム基等である場合)本発明では、親水性官能
基として、アミドオキシム基、イミドジオキシム基、ま
たはその金属錯体を用いることが吸水性のみならず、多
様な機能性を付与できるという点で好ましい。
【0025】本発明において、アクリル繊維にアミドオ
キシム基、イミドジオキシム基、又はその金属錯体を導
入する方法は特に限定されないが、例えばヒドロキシル
アミン水溶液中で加熱処理し、その後、金属塩を含む水
溶液中で中和処理することで達成される。
【0026】アミドオキシム基、イミドジオキシム基を
導入する方法としては、特公昭32−10192号公報
には、ヒドロキシルアミンによるアミドオキシム化アク
リロニトリル系ポリマーの製法が、特開平1−2662
77号公報には、アクリロニトリル系ポリマーをヒドロ
キシルアミンで変性し、重金属イオンと選択的に配位結
合するという機能を利用し、銅イオンなどを結合し、消
臭機能を有する繊維を得ることが開示されている。アミ
ドオキシム基、イミドジオキシム基は配位金属の種類に
より、吸湿性、消臭性、吸汗性、制電性など、多様な機
能を発現することが可能であり、アミドオキシム基、及
び、イミドジオキシム基を有する繊維を叩解処理し、抄
紙することで、機能性シートを得ることも可能である。
【0027】(添加剤について)本発明においては、抗
菌性、吸湿性、消臭性、導電性等の性質を付与する目的
で、繊維中に微粒子等の添加剤を添加しても良い。
【0028】(極細吸水性アクリル繊維からなるシート
状物)上述の極細吸水性アクリル繊維は、単独で、又は
それ以外の繊維と混抄してシート状物として使用され
る。極細吸水性アクリル繊維を10重量%以上含有した
シート状物は抄紙工程通過に十分な湿紙強度を示すとと
もに、吸水度100g/m2以上の優れた吸水性を有す
る。極細吸水性アクリル繊維の含有率が10重量%未満
であると、シート状物の吸水性が不充分であるととも
に、本発明の目的である湿紙強度が得られない。本発明
のシート状物は、上述した極細吸水性アクリル繊維を抄
造するほか、以下で述べる割繊吸水性アクリル繊維を抄
造してシート状とした後、ウォータージェット、ニード
ルパンチ等の方法で繊維を割繊することによっても得ら
れる。
【0029】(吸水度について)本発明におけるシート
状物の吸水度は、JIS P8140に従って以下のよ
うに測定したものである。まず、シート状物から130
cm×130cmの試料片を切り出し、重量を測定し、
次いでシート状物に水を注ぎ、60秒後に水を捨て、試
験片の重量を測定し、吸水された水の量をシート状物1
2の重量(g)に換算して表す。
【0030】吸水度(g/m2) = 100W ここで、Wはシート片の質量増加(g)を表す。 尚、本発明では20g/m2の目付を有するシート状物
を用い、5回測定した平均値で表す。
【0031】(割繊吸水性アクリル繊維について)上述
の極細吸水性アクリル繊維は、アクリロニトリル系ポリ
マーと、アクリロニトリル系ポリマーと非相溶のポリマ
ーとが筋状に相分離した内部構造を有するアクリル繊維
であって、繊維を構成するポリマーが0.2〜9mmo
l/gの水性官能基を含有することを特徴とする割繊吸
水性アクリル繊維を叩解処理することにより効率よく得
ることができる。以下にこの割繊吸水性アクリル繊維に
ついて説明する。
【0032】割繊吸水性アクリル繊維に用いるアクリロ
ニトリル系ポリマーは、上述のアクリロニトリル系ポリ
マーと同様なので記載を省略する。
【0033】(非相溶ポリマーについて)本発明におい
て、アクリロニトリル系ポリマーと非相溶のポリマー
(以下単に、非相溶ポリマーという。)とは、上記アク
リロニトリル系ポリマーと相溶しないポリマーであれば
特に限定されないが、製造工程での脱落による不具合の
発生及び最終製品からの脱落による品質低下等の観点か
ら、水に不溶又は難溶であることが望ましい。
【0034】(アクリロニトリル系ポリマーと非相溶ポ
リマーの混合比)本発明では、アクリロニトリル系ポリ
マーと非相溶ポリマーが重量比で50/50〜95/5
で混合されていることが割繊性を良好に保つ上で好まし
い。アクリロニトリル系ポリマーの組成が50重量%を
下回ると、アクリル繊維が有する染色性、耐光性等の特
徴が失われてしまう。また、非相溶ポリマーの割合が5
重量%を下回ると、叩解処理による割繊性が低下し、目
的の極細繊維を得ることが困難となる。
【0035】(アクリル樹脂系ポリマーについて)本発
明では、非相溶ポリマーがアクリル樹脂系ポリマーであ
ることが、アクリロニトリル系ポリマーとの混和性が良
好で、且つ非相溶であり、紡糸性が良好であることから
好ましい。
【0036】本発明において、アクリル樹脂系ポリマー
とは、1種以上のメタクリル酸エステル単位を30重量
%以上重合した共重合体又は単一重合体である。本発明
のアクリル樹脂系ポリマーの共重合成分は特に限定され
ないが、例えば以下のモノマーが挙げられる。
【0037】すなわち、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピルなどに
代表されるアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、
メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラウリル、
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルな
どに代表されるメタクリル酸エステル類、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、臭化ビニリデ
ン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなどの不飽和モノ
マー類であり、さらに親水性改良などの目的によって
は、p−スルホフェニルメタリルエーテル、メタリルス
ルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等を
共重合しても良い。
【0038】(親水性官能基について)本発明において
も、繊維を形成するポリマー中に0.2〜9mmol/
gの親水性の官能基を含有することが、繊維に吸水性を
付与する上で重要である。親水性官能基の含有量が0.
2mmol/g未満の場合は保水性が不足し、反対に9
mmol/gを越えると繊維強度が低下し、抄紙後のシ
ート強力が不充分となる。
【0039】親水性官能基は、アクリロニトリル系ポリ
マーが規定量の親水性官能基を含有していても良いし、
非相溶ポリマーが規定量の親水性官能基を含有していて
も良い、又、アクリロニトリル系ポリマー及び非相溶ポ
リマーの親水性官能基の含有量の和が規定量に達してい
ても良い。
【0040】本発明の割繊吸水アクリル繊維において
も、親水性官能基は、上述した極細吸水性アクリル繊維
における親水性官能基と同様であるので、記載を省略す
る。
【0041】(筋状相分離構造について)本発明の割繊
吸水アクリル繊維では、その内部にアクリロニトリル系
ポリマーと非相溶なポリマーからなる筋状相分離構造が
形成されていることが、繊維に割繊性を付与する上で重
要である。
【0042】ここで筋状相分離構造としては、アクリロ
ニトリル系ポリマーに非相溶なポリマーのドメインが繊
維軸方向に少なくとも50μm以上連続して存在し、そ
の最大径が1μm以下であることが好ましい。非相溶な
ポリマードメインの最大径が1μmを超えると、叩解処
理後に得られる繊維が不均一になるとともに、0.01
dtex以下に割繊することが困難となる傾向にある。
【0043】本発明において、アクリル繊維の内部に上
記の筋状相分離構造を形成する方法は特に限定しない
が、例えば、アクリロニトリル系ポリマーと非相溶ポリ
マーの混合物を溶剤に溶解した紡糸原液を公知の紡糸方
法により紡糸する、又は、アクリロニトリル系ポリマー
を溶剤に溶解した紡糸原液と非相溶ポリマーを溶剤に溶
解した紡糸原液を混合して公知の紡糸方法により紡糸す
ることにより得られる。
【0044】溶剤としては、ロダン塩、塩化亜鉛、硝酸
の水溶液に代表される無機系溶剤とジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、γ
−ブチロラクトン、エチレンカーボネート、プロピレン
カーボネート、アセトンに代表される有機系溶剤が挙げ
られる。溶液紡糸法としては、乾式紡糸、乾−湿式紡
糸、湿式紡糸があるが、どの紡糸法を採用するかは特に
限定されない。
【0045】このような筋状相分離構造を有するアクリ
ル繊維としては、例えば特開平7−82605号公報、
特開平7−229017号公報に開示されており、本発
明ではこれらの技術を利用することができる。
【0046】(割繊吸水性アクリル繊維の繊度)尚、本
発明の割繊吸水性アクリル繊維の繊度は、限定されるも
のではないが、0.1〜10dtexの範囲のものが、
紡糸性と叩解処理時の分散のしやすさの点からは好まし
い。繊度が0.1dtex未満の場合は、紡糸性と生産
性が低下する傾向があるし、10dtexを越えると均
一な叩解処理が困難となる傾向がある。
【0047】(アクリロニトリル系ポリマーの架橋構
造)本発明の割繊吸水性アクリル繊維は、内部のアクリ
ロニトリル系ポリマーが架橋構造を形成して水膨潤度が
30ml/g以下であることが、割繊性とシート成形性
のバランスの点から好ましい。
【0048】ここで水膨潤度とは、以下の方法により測
定した値である。即ち、1〜3mmに切断、乾燥した試
料0.2〜0.4gを秤量し(x g)、これを10m
mφのメスシリンダー中に投入し、外径約9mm、重量
10gの円柱形状の分銅をその底が試料に乗るようにメ
スシリンダー中に入れ、その後、純水25ml〜50m
lを入れ、25℃に保ち、48時間後、試料の膨潤によ
り上昇した分銅の上昇体積(y ml)を測定した値で
ある。 水膨潤度(ml/g)=y/x
【0049】ここでアクリロニトリル系ポリマー中の架
橋構造は、割繊吸水性アクリル繊維の水膨潤度が30m
l/g以下となるものであれば限定されず、例えば共有
結合、イオン結合等、特に限定されない。
【0050】水膨潤度が30ml/gを超えると、叩解
処理後に抄紙した場合、収縮が大きく、シートが地割れ
を起こしやすくなる。
【0051】繊維に架橋構造を導入する方法としては、
例えば特公昭57−53910号公報に示されるよう
に、アクリル繊維をヒドラジン存在下に酸、又はアルカ
リにより加水分解を行う方法が特に好ましい。本発明に
おいては、架橋の度合いにより、繊維の割繊性を制御す
ることが可能である。
【0052】(割繊方法)本発明の割繊吸水性アクリル
繊維の割繊処理の方法は特に限定されないが、リファイ
ナー、ビーター、又はホモジナイザー等の叩解機を用い
て叩解し、割繊極細化することができる。例えば、ナイ
アガラビーターを使用する場合は、水を加えて繊維濃度
1.2重量%とし、30分間叩解処理することにより、
容易に0.01dtex以下の極細繊維に割繊すること
が可能である。
【0053】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、カ
ルボキシル基、アミドオキシム基の含有量は、下記の方
法により測定した。
【0054】(カルボキシル基の定量)絶乾した試料約
0.5gを精秤し、1.0×103mol/m3の塩酸水
溶液50ml中に24時間以上浸漬した。次いで水で洗
浄して塩酸を完全に除去した後、試料を200mlの水
に浸漬し、1.0×103mol/m3の塩酸水溶液を添
加してpH2に調整した。次いで、1.0×102mo
l/m3の水酸化ナトリウム水溶液で滴定し、滴定曲線
を求め、水酸化ナトリウム量の消費量からカルボキシル
基の含有量を求めた。
【0055】(アミドオキシム基の定量)塩酸がアミド
オキシムに当モルで吸着することを利用し、以下の方法
で定量した。まずウェット状態の原綿の水をよくきり、
乾燥重量換算で約0.5gの原綿を1.0×102mo
l/m3 の塩酸20ml中に24時間以上浸漬し、上
澄み液、又は濾過液の塩酸溶液中の塩酸の消費量を常法
に従い、1.0×102mol/m3の硝酸銀による沈殿
滴定法により求め、アミドオキシム基を定量した。
【0056】(実施例1)水系懸濁重合法により、アク
リロニトリル単位/酢酸ビニル単位=92/8(重量
%)からなるアクリロニトリル系ポリマー(分子量12
5000)を得た。このポリマーと、共重合組成がメタ
クリル酸メチル単位/アクリル酸メチル単位=90/1
0(重量%)のアクリル樹脂系ポリマー(三菱レイヨン
株式会社製「アクリペットMDK」;分子量8500
0)を60/40の重量比でジメチルアセトアミドに加
熱溶解し、合計ポリマー濃度25重量%の紡糸原液を得
た。
【0057】この紡糸原液をジメチルアセトアミド/水
=55/45(重量比)、温度40℃の凝固浴中に、孔
径80μm、孔数2000の丸孔ノズルから吐出して凝
固し、続いて沸水中で6.5倍延伸し、ウェット状態で
繊度2.2dtexの繊維を得た。得られた繊維の乾燥
重量換算で100重量部を、1重量%のヒドラジンを含
む水酸化ナトリウム(16mol/1000g)の水溶
液1900重量部中で沸騰状態で15分間保持し、次い
で繊維を充分に水洗し、ウェットの状態のまま3mm長
にカットした。尚、この時の繊維の水膨潤度は18ml
/gであった。
【0058】カットした繊維を家庭用ミキサーに入れ、
水を加えて0.3重量%の繊維濃度とし、回転数750
0rpmで30分間叩解処理した。叩解処理した繊維の
濾水度は260mlであった。得られた極細繊維を抄紙
し、130℃で乾燥して、25cm×25cmの寸法で
20g/m2の目付を有するシート状物を得た。
【0059】抄紙前の繊維のカルボキシル基含有量と、
得られたシート状物の吸水度を測定したところ、それぞ
れ5.8mmol/g、及び、215g/m2であっ
た。得られたシート状物を走査型電子顕微鏡で観察した
ところ、0.01dtex以下に割繊した繊維が確認さ
れた。
【0060】(実施例2)実施例1で紡糸した2.2d
texの繊維を80℃の熱風乾燥機中で乾燥した。該繊
維100重量部を、予め沸騰せしめた50重量%ヒドロ
キシルアミン水溶液1400重量部と水350重量部の
混合液中に加え、還流しながら30時間沸騰状態を保持
した。更に繊維を2000重量部の10重量%硫酸銅水
溶液中で30分間沸騰状態を保持し、次いで水で冷却
し、得られた繊維を3mmにカットした。尚、この時の
繊維の水膨潤度は、11ml/gであった。
【0061】次いで実施例1と同条件にて、繊維を叩解
処理した。叩解処理後の濾水度は280mlであった。
得られた極細繊維を抄紙し、130℃で乾燥して目付2
0g/m2のシート状物を得た。シート状物の吸水度を
測定したところ、173g/m2であった。尚、得られ
たシート状物を走査型電子顕微鏡で観察したところ、
0.01dtex以下に割繊した繊維が確認された。
尚、抄紙前の繊維のアミドオキシム基含有量は4.2m
mol/gであった。
【0062】(比較例1)実施例1において、紡糸され
た原綿を、アルカリ金属水酸化物で処理せずにそのまま
3mmにカットした。尚、この時の繊維の膨潤度は2m
l/gであった。次いで3mmにカットした原綿を家庭
用ミキサーに入れ、水を加えて0.3重量%の繊維濃度
とし、回転数7500rpmで10分間叩解処理した。
叩解処理後の濾水度は240mlであった。叩解処理し
た繊維を抄紙し、130℃で乾燥して25cm×25c
mの寸法で20g/m2 の目付を有するシート状物を得
た。得られたシート状物の吸水度を測定したところ、8
9g/m2であった。
【0063】尚、得られたシート状物を走査型電子顕微
鏡で観察したところ、0.01dtex以下に割繊した
繊維が確認された。
【0064】(実施例3)実施例1で叩解処理して得ら
れた割繊吸水性アクリル繊維30重量%と、カット長3
mm、0.1dtexのアクリル繊維(三菱レイヨン株
式会社製「ボンネルMVP」)70重量%を混合し、実
施例1と同条件にて目付20g/cm2、25cm×2
5cmの寸法を有するシート状物を得た。シート状物の
吸水度を測定したところ、156g/m2であった。
【0065】(比較例2)実施例1で叩解処理して得ら
れた割繊吸水性アクリル繊維を8重量%と、カット長3
mm、0.1dtexのアクリル繊維(三菱レイヨン株
式会社「ボンネルMVP」)92重量%を混合し、実施
例1と同条件にて、目付20g/cm2、25cm×2
5cmの寸法を有するシート状物を得た。シート状物の
吸水度を測定したところ、93g/m2であった。
【表1】
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、湿式抄紙工程における
良好な工程通過性を示すのに十分な湿紙強度を保持でき
る、良好な吸水性を有する極細吸水性アクリル繊維が得
られる。本発明の繊維を使用することで、従来にないワ
イパーやフィルター等を得ることができる。又、前記繊
維からなるシート状物は良好な吸水性を発現するもので
ある。更に本発明の割繊吸水性アクリル繊維は前記極細
吸水性アクリル繊維及びシート状物を生産性よく得るこ
とが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 宏 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社大竹事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維を構成するポリマーが0.2〜9m
    mol/gの親水性官能基を含有し、濾水度300ml
    以下、且つ、繊度0.01dtex以下であることを特
    徴とする、極細吸水性アクリル繊維。
  2. 【請求項2】 繊維を構成するポリマーが、カルボキシ
    ル基、カルボキシル基の塩、アミドオキシム基、アミド
    オキシム基の金属錯体、イミドジオキシム基、及びイミ
    ドジオキシム基の金属錯体からなる群から選ばれる1種
    又はそれ以上の親水性官能基を含有する、請求項1項記
    載の極細吸水性アクリル繊維。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2項記載の極細吸水性アク
    リル繊維を10重量%以上含有し、吸水度が100g/
    2以上であることを特徴とする、極細吸水性アクリル
    繊維シート状物。
  4. 【請求項4】 アクリロニトリル系ポリマーと、アクリ
    ロニトリル系ポリマーと非相溶のポリマーとが筋状に相
    分離した内部構造を有するアクリル繊維であって、繊維
    を構成するポリマーが0.2〜9mmol/gの親水性
    官能基を含有することを特徴とする、割繊吸水性アクリ
    ル繊維。
  5. 【請求項5】 アクリロニトリル系ポリマーと、アクリ
    ロニトリル系ポリマーと非相溶のポリマーとの混合比が
    50/50〜95/5(重量)である、請求項4記載の
    割繊吸水性アクリル繊維。
  6. 【請求項6】 アクリロニトリル系ポリマーが架 橋構
    造を有しており、繊維の水膨潤度が30ml/g以下で
    あることを特徴とする、請求項4又は5記載の割繊吸水
    性アクリル繊維。
  7. 【請求項7】 アクリロニトリル系ポリマーと非相溶の
    ポリマーがアクリル樹脂系ポリマーである請求項4〜6
    のいずれか1項記載の割繊吸水性アクリル繊維。
  8. 【請求項8】 繊維を構成するポリマーが、カルボキシ
    ル基、カルボキシル基の塩、アミドオキシム基、アミド
    オキシム基の金属錯体、イミドジオキシム基、及びイミ
    ドジオキシム基の金属錯体からなる群から選ばれる1種
    又はそれ以上の親水性官能基を含有する、請求項4〜7
    のいずれか1項記載の割繊吸水性アクリル繊維。
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