JPH11292447A - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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JPH11292447A
JPH11292447A JP9871298A JP9871298A JPH11292447A JP H11292447 A JPH11292447 A JP H11292447A JP 9871298 A JP9871298 A JP 9871298A JP 9871298 A JP9871298 A JP 9871298A JP H11292447 A JPH11292447 A JP H11292447A
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JP
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JP9871298A
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Koji Nomura
耕治 野村
Chuichi Saito
忠一 斎藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】双方向の自動運転が可能で、かつ、複数の乗客
が乗客コンベアに連続して乗り込んでも安全に作動さ
せ、かつ低コストの構成を提供する。 【解決手段】踏段列4の両端の乗降口2,3に、乗客の
接近を検出する第1の通過検出装置9,第2の通過検出
装置13の検出信号が入力される度に、運転指令を出力
または継続出力するとともに、乗客の移動上流側の検出
装置通過に基づいて設定された運転設定時間を取り消し
て、当該検出装置から第2の接近検出装置12まで乗客
が移動するのに要する時間に余裕を加えた時間に変更す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレーター,
電動道路などの乗客コンベアに係り、具体的には、乗客
の接近を検出して自動的に運転を行うのに好適な乗客コ
ンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エスカレーターを利用する乗客の
存在を検出して、あらかじめ定められた一方向に対して
エスカレーターを自動運転し、乗客なしの状態でその運
転を自動停止させる制御方式が知られている。例えば、
特許登録番号第2569242 号公報の特許公報に、無端状に
連結された踏段列から離れた位置の乗り口に、乗客の通
過を検出する第1の検出装置、その乗り口の踏段列に近
い位置に乗客の通過を検出する第2の検出装置を配置す
るとともに、エスカレーターの降り口の踏段列に近い位
置に乗客の通過を検出する第3の検出装置を各々独立し
た一対の支柱に配置し、この第1の検出装置の検出信号
で踏段列の運転を開始し、この第2の検出装置の検出信
号で所定の時間運転を続け、この第3の検出装置の検出
信号で踏段列の運転を停止させるものが知られている。
また、特許登録番号第2569192 号の特許公報に、上記の
第1と第2の検出装置と同様の検出装置を設け、それら
の検出信号の組合せでエスカレーターを制御するものが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来一
般的な自動運転方式は、一方向運転だけに限定されたも
のであり、例えば通常上昇運転される駅構内において
は、下降を望む旅客が集中する時間帯であってもそのエ
スカレーターを利用できないという不都合があり、無用
のものとなっていた。
【0004】また、上記従来技術の前者(特許登録番号
第2569242 号特許公報)に記載されたエスカレーターに
よれば、乗客が1人で利用する場合には無駄な時間がな
くなり、省電力を図れるが、以下に述べるように、複数
の乗客が連続して利用した場合に発生する不都合につい
て配慮されていない。このような不都合について配慮さ
れていない点は、後者(特許登録番号第2569192 号特許
公報)も同様である。すなわち、複数の乗客が連続して
利用した場合に、2人以上が重なった状態で検出装置を
通過することがある。このような場合、検出装置は1人
の通過として検出することになるが、他の検出装置を通
過する際に、その重なりが解消されて間隔が開いたとき
に不都合が生じる。例えば、3人の乗客が連続してエス
カレーターに乗り込み、2番目と3番目の乗客が重なっ
た状態で第2の検出装置を通過したと仮定する。この場
合、先頭の乗客を第1と第2の検出装置が検出してエス
カレーターは所定時間の運転が開始され、その後第3の
検出装置は先頭の乗客の通過を確認できる。
【0005】しかし、第2の検出装置は2番目と3番目
の乗客を1人として検出しているため、2番目と3番目
の乗客が第2の検出装置を通過した後、降り口に達する
までに離れて間隔ができた場合、第3の検出装置は2番
目の乗客の通過を検出した時に、3番目の乗客がエスカ
レーターに乗っているにもかかわらず、エスカレーター
に停止指令を出力してしまうという不都合がある。ま
た、その時に、新たな乗客が第1の検出装置を通過する
と、再びエスカレーターが起動されてしまう不都合があ
る。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、上記の
ような不都合を解消することにあり、双方向の自動運転
が可能で、複数の乗客が乗客コンベアに連続して乗り込
んだ場合も安全に作動させ、かつ低コストの構成を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の乗客コンベアは、無端状に連結されて乗客
を搬送する踏段列と、この踏段列の両端の乗降口近傍に
設けられた乗客の乗降口への接近等を検出する検出装置
と、この検出装置の検出信号に基づいて踏段列を自動で
運転,停止させる制御装置を備えてなる乗客コンベアに
おいて、前記検出装置は、前記踏段列両端の乗降口の踏
段列から離れた位置にそれぞれ設けられた乗客の第1の
接近検出装置と第2の接近検出装置と、この第1及び第
2の接近検出装置自体にそれぞれ設けられ、乗客の通過
を検出する第1及び第2の通過検出装置とを有し、この
乗客の乗降口への接近を最初に検出した第1の接近検出
装置あるいは第2の接近検出装置側からその他方の第1
の接近検出装置あるいは第2の接近検出装置側に向けて
前記踏段列を移動させる制御装置を備えてなることを特
徴とする。
【0008】また、前記制御装置は、前記踏段列の搬送
方向に沿って乗り口側から第1の接近検出装置,第1の
通過検出装置,第2の通過検出装置,第2の接近検出装
置の順でそれぞれの検出ゾーンを有し、第1の接近検出
装置の検出信号が入力される度に前記第2の接近検出装
置及び前記第2の通過検出装置を無効とすると同時に前
記踏段列の運転指令を第1の設定時間出力し、第1の通
過検出装置の検出信号が入力される度に、第1の設定時
間を取り消して前記踏段列の運転時間を第2の設定時間
出力し、第2の通過検出装置の出力信号が入力される度
に、第2の設定時間を取り消す一方、前記踏段列の運転
指令を第3の設定時間出力し、第2の接近検出装置の検
出信号が入力される度に前記踏段列の停止指令を出力す
るものとされ、この停止指令と同時に第1の接近検出装
置及び第1の通過検出装置と第2の接近検出装置及び第
2の通過検出装置を有効とし、第1,第2及び第3の設
定時間は、それぞれの対応する検出装置の位置から第2
の接近検出装置の位置まで乗客が移動するのに要する時
間に基づいて設定されてなることを特徴とする。
【0009】制御的には、第1の接近検出装置を2人が
重なって通過した後、第1の通過検出装置を間隔をおい
て通過しても、第1の通過検出装置を後に通過した乗客
を基準に乗客コンベアの運転時間がリセットされるの
で、後になった乗客が乗客コンベアを降りるまで運転が
継続される。つまり、複数の乗客が連続して乗り込んで
も、最後に通過した乗客を検出した時点で、運転時間が
最終的に決まることから、乗っている間に停止するとい
う危険性はない。第1,第2の通過検出装置を2人が重
なって通過した後、第2の接近検出装置を間隔をおいて
通過した場合も同様である。
【0010】また、第2の通過検出装置を、第1の通過
検出装置の検出信号が入力されてから、第4の設定時間
経過後に有効にするものとし、この第4の設定時間を、
第1の通過検出装置の位置から第2の通過検出装置の位
置まで乗客が移動するのに要する時間と同等、若しくは
若干短い時間に設定することが望ましい。
【0011】これによれば、2人以上の乗客が第1の通
過検出装置と重なって通過した後、一部の乗客が足早で
エスカレーターを上ったりすることにより、乗客の間隔
が大きく離れ、先の乗客が第2の通過装置と第2の接近
検出装置を順次通過しても、第2の通過検出装置が有効
にならないから、第2の接近検出装置からエスカレータ
ーの停止指令が出力されないので、後続の乗客は安全に
降り口まで到着することができる。
【0012】また、第2の接近検出装置を、第2の通過
検出装置の検出信号が入力されてから、第5の設定時間
経過後に有効にするものとし、この第5の設定時間を、
第2の通過検出装置の位置から第2の接近検出装置の位
置まで乗客が移動するのに要する時間と同等、若しくは
若干短い時間に設定することが望ましい。これによれ
ば、上述の場合と同様に、一部の乗客が早足で第2の通
過検出装置と第2の接近検出装置を通り抜けても、第2
の接近検出装置からエスカレーターの停止指令が出力さ
れず第2の通過検出装置以前の検出装置による運転時間
に応じて停止されることになり、後続の乗客は安全に降
り口まで到達することができる。
【0013】なお、乗客の接近,通過を検出する上述の
検出装置は、乗客の通路に光ビームを照射し、その光ビ
ームを乗客が遮断することにより、乗客の接近,通過を
検出する光ビーム式の検出装置や、その光ビームに代わ
ってエネルギー線を応用した検出装置など、周知の乗客
通過検出装置を適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用してなる乗客
コンベアの形態を図1,図2及び図3を用いて説明す
る。図1は、本発明を適用してなる実施の形態のエスカ
レーターの構成概要を側面図で示したものである。図2
は、図1の平面図である。図3は、図1および図2の実
施の形態のエスカレーターの制御装置の制御動作を示す
フローチャートである。
【0015】図1に示すように、エスカレーター1は、
下階床に位置された乗降口2と、上階床に位置された乗
降口3とを有し、乗降口2と3の間に、複数の踏段を無
端状に連結して乗客を搬送する踏段列4が上昇,下降の
双方向に移動可能に配設され、その踏段列4が移動する
両側に、これと同期して移動するハンドレール5が欄干
6に案内支持されて形成されている。そして、下階床の
乗降口2の反踏段列4側の乗客通路に支柱7が設けら
れ、この支柱7に乗客の接近を検出する第1の接近検出
装置8及び乗客の通過を検出する第1の通過検出装置9
が固定されている。
【0016】この第1の接近検出装置8及び第1の通過
検出装置9が固定されている支柱7の位置は、ハンドレ
ール5の反転部から距離L(例えば、0.5〜1.0m)
だけ離れている。また、この第1の接近検出装置8は、
乗降口2から高さS1(例えば、子供の身長を目安と
し、0.8〜1.0m)の位置に支柱7に固定され、ま
た、この第1の通過検出装置9は乗降口2から高さS2
(例えば、0.3〜0.5m)の位置に支柱7に固定されて
光ビームを発して検出ゾーン9Aを形成している。一
方、上階床の乗降口3についても同様に、踏段列4の端
部よりも反踏段列4側に距離L(例えば、0.5〜1.0
m)だけ離れた位置に支柱11が設けられ、この支柱1
1に第2の接近検出装置12及び第2の通過検出装置1
3がこの支柱11に固定されている。また、この支柱1
1も同様に、この第2の接近検出装置12は乗降口3か
ら高さS1(例えば、子供の身長を目安とし、0.8〜
1.0m)の位置に支柱11に固定されている。また、こ
の第2の通過検出装置13は乗降口3から高さS2(例
えば、0.3〜0.5m)の位置に支柱11に固定されて
光ビームを発して検出ゾーン13Aを形成している。
【0017】また、図2に示すように前記第1の接近検
出装置8及び前記第2の接近検出装置12は、反踏段列
4側に角度θだけ回転した向きにそれぞれ固定されて光
ビームを発して検出ゾーン10,14を形成している。
これらの各種検出装置8,9,11,12の検出信号に
基づいて、エスカレーター1の運転,停止を制御する運
転制御装置15が乗降口3の下に形成された機械室に設
置されている。
【0018】次に、図1および図2のエスカレーター1
の動作について、図3のフローチャートに沿って説明す
る。ここでは、図1のエスカレーター1の下階床側に、
先に乗客が接近した場合を想定し、下階床側から上階床
に向かって上昇運転される場合を例にして説明する。ま
ず、乗客が乗り口となる乗降口2に向かって歩行し、第
1の接近検出装置8の検出範囲10に進入すると、第1
の接近検出装置8から乗客が接近したことを示す第1の
検出信号が運転制御装置15に出力される。
【0019】運転制御装置15は、第1の検出信号が入
力されることにより制御を開始(S11)するとともに
第2の接近検出装置12を無効とし(S12)、続いて
第2の通過検出装置13も無効とし(S13)、またエ
スカレーター1への運転指令を出力すると同時に、第1
の設定時間T1の計時を開始する(S14)。
【0020】これにより、エスカレーター1は乗客の乗
降口への接近を最初に検出した第1の接近検出装置8側
から第2の接近検出装置12側に向けて起動される。第
1の設定時間T1は、乗客が第1の接近検出装置8を動
作させてから第2の接近検出装置12を動作させるまで
に要する時間に、多少の余裕を加えた時間に設定する。
【0021】つまり、第1の接近検出装置8の検出範囲
10から第1の通過検出装置9に至るまでの時間Aと、
第1の通過検出装置9から第2の通過検出装置13に至
るまでの時間Bと、第2の通過検出装置13から第2の
接近検出装置12の検出範囲14に至るまでの時間C
と、余裕時間αとを加えて、T1=(A+B+C+α)
に設定する。この設定時間T1は、複数の乗客が連続的
に利用した場合は、順次設定し直し、結果的に最終に通
過した時点からが最終の設定時間T1になる。
【0022】次いで、第1の通過検出装置9を乗客が通
過したか否かを、第2の検出信号の入力の有無により判
断する(S15)。この判断が肯定(YES)の時、次
のステップ(S16)に進み、エスカレーター1に運転
指令を継続して出力すると同時に、第1の設定時間T1
を取り消して、第2の設定時間T2の計時を開始する。
【0023】ここでT2は、乗客が第1の通過検出装置
9を通過してから第2の接近検出装置12の検出範囲1
4を通過するまでに要する時間に、多少の余裕を加えた
時間に設定する。つまり、T2=(B+C+α)に設定す
る。これにより、エスカレーター1への運転は継続され
る。この設定時間T2も、前記T1と同様に、最後に通
過した乗客を検出した時点からが最終の設定時間T2と
なる。
【0024】上述したように、第1の接近検出装置8を
動作させた時に、乗客が降り口に達するまでに十分な設
定時間T1でエスカレーター1を運転するようにしたか
ら、第1の接近検出装置8を通過後に、乗客同士が立ち
話に夢中になって踏段列4へ乗り込みが多少遅れても、
移動途中で停止する不都合を回避できる。特に、第1の
通過検出装置9を通過した時に設定時間T1をキャンセ
ルして、新たな設定時間T2に設定し直しているから、
踏段列4で移動中に途中で停止する危険を排除できる。
【0025】一方、ステップ15(S15)における判
断が否定(NO)の時は、ステップ31(S31)を進
んで、T1時間経過したか否かを判断し、肯定(YE
S)であれば運転指令を出力してエスカレーター1を停
止させ(S32)、否定(NO)であればステップ14
(S14)に戻る。これにより、乗客が第1の接近検出
装置8を通過した後、エスカレーター1に乗らないで戻
ってしまう場合に対応できる。
【0026】第1の通過検出装置9を通過した時の処理
の後、ステップ17にて、運転時間T2の計時時間が第
4の設定時間T4に達したか否か判断し、達した場合に
第2の通過検出装置13の検出動作を有効にする(S1
8)。ここで、T4は、Bと同等もしくは若干短い時間
に設定する。すなわち、通常ならば、第2の通過検出装
置13を通過すると思われる時間に、この第2の通過検
出装置13の検出動作を有効にする。
【0027】次いで、ステップ19(S19)で、第2
の通過検出装置13を通過したか否かを、第3の検出信
号が入力されたか否かで判断し、肯定(YES)の場合
は、ステップ20(S20)に進んで、エスカレーター
1に運転指令を継続して出力すると同時に、第2の設定
時間T2を取り消して、第3の運転時間T3の計時を開
始する。
【0028】ここで、T3は、乗客が第2の通過検出装
置11を通過してから第2の接近検出装置12の検出範
囲14を通過するまでに要する時間に、多少の余裕を加
えた時間に設定する。つまり、T3=(C+α)に設定す
る。この設定時間T3も、前記T1またはT2同様に、
最後に通過した乗客を検出した時点から最終の設定時間
T3になる。
【0029】第2の通過検出装置13を有効にする時間
は、エスカレーター1が停止するまでの時間に設定して
いる。このように設定することにより、第2の通過検出
装置13で最後の乗客を検出することができるととも
に、第1の通過検出装置9を通過した後に、乗客が踏段
列4の上で足踏みや後戻りをして、第2の通過検出装置
13を通過するのが遅れても、それを検出することがで
きる。
【0030】次いで、ステップ21(S21)にて、運
転時間T3の計時時間が第5の設定時間T5に達したか
否か判断し、達した場合に第2の接近検出装置12を有
効にする(S22)。ここで、T5は、Cと同等若しく
は若干短い値に設定する。すなわち、通常ならば、第2
の接近検出装置12の検出範囲14を通過すると思われ
る時間に、この第2の接近検出装置12の検出動作を有
効にする。
【0031】次いでステップ23(S23)にて、第2
の接近検出装置12の検出範囲14に進入したか否か
を、第2の接近検出装置12の検出信号が入力されたか
否かで判断し、肯定(YES)の場合は、ステップ24
(S24)に進んで、停止指令を出力し、エスカレータ
ー1を停止させる。
【0032】一方、ステップ19(S19)と、ステッ
プ23(S23)における判断が否(NO)の時は、そ
れぞれステップ33(S33),ステップ34(S3
4)に進み、設定時間T2またはT3が経過した時に、
ステップ24(S24)に進んでエスカレーター1を停
止させる。
【0033】上記の実施の形態では、下階床から上階床
に向けて上昇移動させる場合を例に説明したが、逆の移
動方向、すなわち下降移動の場合も、同様に適用できる
ことは、当業者であれば容易に理解できるのは明らかで
ある。つまり、上階床から下階床に向かって下降させる
場合は、第2の接近検出装置を第1のそれに、第2の通
過検出装置を第1のそれに、それぞれ読み代えることに
より、そのまま適用できるものである。
【0034】上記の実施の形態における検出手段として
は、光ビーム式やエネルギー線応用式が最適であるが、
これらに代わる周知の検出装置をそのまま適用できる。
【0035】上述したように、本実施の形態によれば、
以下の効果がある。
【0036】(1)第1の通過検出装置9の手前で、乗
客が踏段列4に乗り遅れた場合でも、第1の通過検出装
置9を通過すれば、運転の設定時間が更新されるので、
確実に降り口に至るまでエスカレーター1の運転が継続
する。その結果、移動中に停止するなどの不都合を防止
することができる。
【0037】(2)踏段列4上で、足踏みや逆戻りを行
って第2の通過検出装置13の通過がたとえ遅れても、
最終的に第2の通過検出装置13を通過した時点で、運
転の設定時間が更新されるので、確実に降りるまでエス
カレーター1の運転が継続し、踏段列4で移動中に停止
するなどの不都合を防止することができる。
【0038】(3)第2の通過検出装置13が作動し、
さらに第2の接近検出装置12が作動してからエスカレ
ーター1を停止させるようにしているから、乗客が確実
に降り口に到着した時点で、エスカレーター1を停止さ
せることができるため、安全で、無駄な空転時間を減ら
した省電力効果の高いものにすることができる。
【0039】(4)支柱7と11の一対を乗降口に配置
して、これに各検出装置を固定できるので従来例の前者
よりも低コストとすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
双方向の自動運転が可能で、複数の乗客が乗客コンベア
に連続して乗り込んだ場合でも、安全に作動させること
ができる省電力と経済的効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる実施の形態のエスカレー
ターの構成概要を側面図で示したものである。
【図2】図1の平面図を示したものである。
【図3】図1のエスカレーターの制御装置の制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…エスカレーター、2,3…乗降口、4…踏段列、5
…ハンドレール、6…欄干、7,11…支柱、8…第1
の接近検出装置、9…第1の通過検出装置、9A…第1
の通過検出装置の検出ゾーン、10…第1の接近検出装
置の検出ゾーン、12…第2の接近検出装置、13…第
2の通過検出装置、13A…第2の通過検出装置の検出
ゾーン、14…第2の接近検出装置の検出ゾーン、15
…運転制御装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結されて乗客を搬送する踏段列
    と、この踏段列の両端の乗降口近傍に設けられた乗客の
    乗降口への接近等を検出する検出装置と、この検出装置
    の検出信号に基づいて踏段列を自動で運転,停止させる
    制御装置を備えてなる乗客コンベアにおいて、前記検出
    装置は、前記踏段列両端の乗降口の踏段列から離れた位
    置にそれぞれ設けられた乗客の第1の接近検出装置と第
    2の接近検出装置と、この第1及び第2の接近検出装置
    自体にそれぞれ設けられ、乗客の通過を検出する第1及
    び第2の通過検出装置とを有し、この乗客の乗降口への
    接近を最初に検出した第1の接近検出装置あるいは第2
    の接近検出装置側からその他方の第1の接近検出装置あ
    るいは第2の接近検出装置側に向けて前記踏段列を移動
    させる制御装置を備えてなることを特徴とする乗客コン
    ベア。
  2. 【請求項2】上記制御装置は、前記踏段列の搬送方向に
    沿って乗り口側から第1の接近検出装置,第1の通過検
    出装置,第2の通過検出装置,第2の接近検出装置の順
    でそれぞれの検出ゾーンを有し、第1の接近検出装置の
    検出信号が入力される度に前記第2の接近検出装置及び
    前記第2の通過検出装置を無効とすると同時に前記踏段
    列の運転指令を第1の設定時間出力し、第1の通過検出
    装置の検出信号が入力される度に、第1の設定時間を取
    り消して前記踏段列の運転時間を第2の設定時間出力
    し、第2の通過検出装置の出力信号が入力される度に、
    第2の設定時間を取り消す一方、前記踏段列の運転指令
    を第3の設定時間出力し、第2の接近検出装置の検出信
    号が入力される度に前記踏段列の停止指令を出力するも
    のとされ、この停止指令と同時に第1の接近検出装置及
    び第1の通過検出装置と第2の接近検出装置及び第2の
    通過検出装置を有効とし、第1,第2及び第3の設定時
    間は、それぞれの対応する検出装置の位置から第2の接
    近検出装置の位置まで乗客が移動するのに要する時間に
    基づいて設定されてなることを特徴とする請求項1記載
    の乗客コンベア。
JP9871298A 1998-04-10 1998-04-10 乗客コンベア Pending JPH11292447A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103803392A (zh) * 2012-11-09 2014-05-21 东芝电梯株式会社 乘客输送机
JP2014133636A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Mitsubishi Electric Corp マンコンベア自動運転装置

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