JP4771703B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレータや動く歩道といった乗客コンベアに関し、特に乗降口の乗客の状況に応じてコンベアの運転速度を変更する乗客コンベアに関する。
乗客コンベアは、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段を備え、踏段上の乗客を一方の乗降口から他方の乗降口まで搬送する。従来の一般的な乗客コンベアでは、踏段の移動速度を原則として毎分30mとする一定の速度で運転されている。近年では、例えば駅舎に設置されている乗客コンベアにおいて、朝夕の通勤ラッシュ時に増大する乗客の輸送能力を高めるために、ラッシュ時の時間帯の運転速度を通常の運転速度よりも高めて、例えば毎分40mとして運転している乗客コンベアも見受けられる。
このように運転速度が高い乗客コンベアは、輸送能力が高くなるため混雑が緩和されるとともに、より早く目的の階床に到着するため、例えば働き盛りの者にとっては好ましい乗客コンベアであると言える。一方で、このような運転速度が高い乗客コンベアは、例えば幼い子供や高齢者等にとっては、乗降口で踏段に乗り込むタイミングを計るのが難しく感じられることがあり、乗降口に設けられている乗降板から踏段に乗り込むのを躊躇したり、乗り込む際に体のバランスを崩して転倒したりするおそれがある。
上述した幼い子供や高齢者等は、運転速度が一般的な毎分30mである乗客コンベアでさえも、バランスを崩して転倒することがないわけではないことを鑑みると、幼い子供や高齢者等が乗客コンベアを利用するときには、運転速度を遅くすることが望まれる。
そのため、幼い子供や高齢者が体のバランスを崩して転倒する事故を防止するための乗客コンベアとして、特許文献1及び特許文献2に開示された乗客コンベアが知られている。すなわち、特許文献1には、乗客コンベアの乗降口の付近に運転速度を変更することができる操作盤を設置し、乗客が操作盤を操作することにより、乗客コンベアに乗り込む前に運転速度を通常の運転速度よりも遅く変更することで、スムーズに安全に乗客コンベアに乗ることができる乗客コンベアが開示されている。
また、特許文献2には、乗客コンベアの乗降口近傍に乗客コンベアに乗り込もうとする乗客の歩行速度を検出する乗客歩行速度検出装置を設け、検出された歩行速度に合わせて乗客コンベアの運転速度を調整し、幼い子供や高齢者などの円滑に乗客コンベアに乗降することができない者がスムーズに安全に乗客コンベアに乗降することができる乗客コンベアが開示されている。
特開2000−198653公報 特開2004−43134公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている発明では、操作盤を通じて乗客自身に運転速度の変更を行わせることになるため、仮に誤った操作がされてしまうと、乗客コンベアの故障や思わぬ事故を発生させてしまう可能性が生じる。また、乗客コンベアの乗降口近傍に乗客が操作可能な前記操作盤及び操作盤設置用ポール等を設置する必要があり、乗客コンベアの設置費用の増大は避けられない。
また、特許文献2に開示されている発明では、乗客の歩行速度を予め検出し、その速度との関係で乗客コンベアの運転速度を調整するとしても、乗客が踏段に乗り込む時に、検出した歩行速度と同じ速度で乗り込むとは限らない。例えば、乗客が乗客コンベアの踏段に乗り込むタイミングを計るために乗降板の上で立ち止まった場合は、踏段に乗り込む時の歩行速度と予め検出された歩行速度との間に齟齬が生じ、具体的には、予め検出された歩行速度よりも遅い速度で踏段に乗り込むことになる。このように、結局踏段に乗り込む時の歩行速度が乗客コンベアの運転速度とは合わないで、乗客が乗り込むときにバランスを崩して転倒する可能性は残っていた。また、乗客歩行速度検出装置は乗客コンベアの乗降口から少し離れたところに設置されるため、乗客コンベアとは別に設置工事を行わなければならず、設置にあたり費用、設置場所等様々な問題が出る。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、例えば幼児や高齢者等、円滑に乗客コンベアに乗降することができない者が乗客コンベアに乗り込むことを躊躇している場合であっても、安全に乗客コンベアの踏段に乗りこむことを可能とする乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の乗客コンベアは、踏段に乗り込む乗客の有無を乗降口に設けられた乗降板上で検出する第一の検出手段と、踏段に乗り込んだ乗客の有無を前記乗降板に近接する踏段上で検出する第二の検出手段と、前記第一の検出手段と前記第二の検出手段とからの情報に基づいて、前記乗降板上における乗客の状況を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて、駆動装置により駆動される前記踏段の移動速度を変更する制御装置とを備え、前記第二の検出手段は、前記踏段の左右に配置されているスカートガードパネルに設けられた光電センサであり、当該光電センサは、互いに隣接する2つの踏段の駆動輪間の間隔と同じ間隔で前記踏段の進行方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする。
本発明の乗客コンベアによれば、第一の検出装置及び第二の検出装置からの情報に基づいて前記乗降口の乗降板上にいる乗客の状況を判断し、踏段の移動速度を変更することが可能になるため、幼い子供や高齢者などのように円滑に乗客コンベアに乗降することが十分にできない者が利用するときでも、より安全に運搬することができる。
図1は、本発明の乗客コンベアの一実施形態としてのエレベータの一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、乗客コンベア1の主枠2は支持金具2a、2bを介して設置施設に取り付けられ、上階と下階とを掛け渡すように設けられている。この主枠2の上階側端部に設けられた機械室内には、駆動装置3及びこの駆動装置3を制御する乗客コンベア制御装置4が設けられている。この駆動装置3は、電動機5及びこの電動機5と連結する減速装置6や図示しない伝達機構を備え、減速装置6から駆動チェーン7を介して駆動スプロケット8に電動機5の駆動力を伝達することによって駆動スプロケット8が駆動される。主枠2の下階側端部の機械室内には、従動スプロケット9が設けられている。これら駆動スプロケット8と従動スプロケット9との間には、無端状の踏段チェーン10が巻き掛けられており、この踏段チェーン10に多数の踏段11が等間隔で連結されている。
各踏段11は、その前後方向に前輪12及び後輪13を備えている。これら多数の踏段11は、各々の前輪12及び後輪13が主枠2内に設けられた図示しない往路ガイドレール、帰路ガイドレール及び反転ガイドレールからなるガイドレールに案内されることにより、踏段チェーン10の移動に連動して循環走行するようになっている。なお、電動機5の回転方向を切り替えることにより踏段11は一方の乗降口と他方の乗降口との間を上昇移動又は下降移動する。
主枠2上の乗降口に相当する位置には乗降板14a、14bが設けられている。また、主枠2の幅方向両側には欄干15が立設されている。この欄干15の上部には踏段11と同期して走行する手すりベルト16が設けられている。さらに、この欄干15の下部には、踏段11の側面と近接した位置にスカートガード17が設けられている。
図2は、駆動装置3を示したブロック図である。
上述の乗客コンベア制御装置4、減速装置6の他、電動機5を回転させるための主回路として、乗客コンベア1の運転速度を変更するための電力変換器、例えばインバータ装置20を備えている。また、乗客コンベア1を下降運転した場合に発生するエネルギーを電源に回生する電源回生ユニット21を有している。更に、電源22側には高周波対策のためにノイズフィルタ23、リアクトル24を有している。
乗客コンベア制御装置4には、第一の検出装置25及び第二の検出装置26が接続されている。この第一の検出装置25は、乗客コンベア1の乗降板14a、14bの上にいる乗客であって、踏段11に乗り込もうとする乗客の有無を検出するためのものである。また、第二の検出装置26は、前記乗降板14a、14bから踏段11に乗り込んだ乗客の有無を検出するために設けられたものである。これらの検出装置から送られてきた検出信号は、乗客コンベア制御装置4内に設けられている判断手段4aに入力され、この判断手段4aにより乗降板14a、14b上にいる乗客の状況が判断され、この判断結果に基づいて、乗客コンベア制御装置4が接続しているインバータ装置20に対して乗客コンベア運転速度信号を出して運転速度を変更している。また、乗客コンベア制御装置4は、電源回生ユニット21に対しても信号を出して電源回生ユニット21の回生動作を制御している。
次に、乗客コンベア制御装置4内の判断装置4aが第一の検出装置25及び第二の検出装置26からの情報に基づいて乗降板上の乗客の状況を判断し、その判断結果に基づいて乗客コンベア制御装置4が電動機5を制御する具体的制御の内容を、図3ないし図6に基づいて説明する。
まず、図3、図4を用いて,第一の検出装置25及び第二の検出装置26について説明する。図3は乗客コンベア1の上階側の乗降口付近を表わした平面図、図4は、図3に示した乗客コンベア1の正面図である。なお、図3で矢印に示すように、乗客は、図面右側から左側に向けて乗客コンベア1に進入するものとする。また、図4では、理解を容易にするために乗客コンベア1の外装及び手前側の欄干よりも奥行き側を示しており、複数の踏段11を連結する踏段チェーン10については記載を省略している。
図3において、踏段11が繰り出される部分には、踏段11の上面の溝とかみ合って足等をすくい上げるコム部18が設けられている。このコム部18に接続して床面上に乗降板14aが設けられている。乗降板14aの下部に設けられた上階側機械室には、乗客コンベア制御装置4や電動機5等が納められている。
また、本実施形態においては、乗降板14a上であって、前記コム部18から欄干15の先端部近傍にわたる領域に第一の検出装置25が設けられている。第一の検出装置25としては、乗客の自重による変位又は圧力変化により乗客の有無を検出するものを用いることができ、例えば、自動ドア等に使用されているマットスイッチや圧電センサを好適に使用することができる。これらのマットスイッチや圧電センサは、乗降板14aの上に載せるだけで使用することができるため、簡便でありコストもあまりかからない。コム部18に噛み合う踏段11に近接した位置に第一の検出装置25を設けることで、踏段11に乗り込もうとしている乗客の有無を検出することができる。
左右の欄干15の下部に設けられている一対のスカートガード17には、第二の検出装置26が等間隔に複数個配設されている。この第二の検出装置26には、例えば、透過形光電センサを好適に使用することができ、例えば、左側のスカートガード17には投光器、右側のスカートガード17には受光器を設けることで、踏段11上に乗り込んでいる乗客の有無を検出することができる。本実施形態では、例えば片側4個ずつ、両側に計8個の第二の検出装置26a、26b、26c、26dを設けている。この第二の検出装置26は、両側に一対のみを設けてもよいが、複数対設けることで乗客の有無のみならず、乗降板14aから踏段11に乗り込む乗客の一連の状況をより確実に把握することができる。さらに、左右の欄干に複数個の第二の検出装置26を配設する場合において、各第二の検出装置26の間隔は、例えば、隣接する各踏段11の前輪と前輪との間隔にと同じにすることで、各踏段11上における乗客の有無を判断することができる。
図5、図6は、本実施形態における乗客コンベア制御装置4が電動機5を制御する流れを表わしたフローチャートである。
まず、乗客コンベア制御装置4からインバータ装置20に対して、通常の一定速度、例えば、毎分30mの速度で運転するように乗客コンベア運転速度信号を出力する(S1)。この信号に基づいてインバータ装置20は、当該信号に応じた周波数、電圧を電動機5に供給し、電動機5は乗客コンベア1の踏段11を毎分30mの速さで駆動する。
判断装置4aは、第一の検出装置25から検出信号が送られているか否か基に乗降板14a上の乗客の有無を判断して、乗客を検出していない場合は(S2のNO)、乗客コンベア1はそのまま毎分30mの一定速度で運転される。
第一の検出装置25が乗降板14a上に乗客の存在を検出し、その検出している時間が所定の時間(例えば、5秒間)で継続していると判断装置4aが判断した場合は(S2のYES)、続いて第二の検出装置26が乗客の存在を検出しているか否かを、第二の検出装置26からの情報を基に判断する(S3)。
第二の検出装置26が、踏段11上に乗客が存在するという情報を送信してきたときは、判断装置4aの判断に基づいて、乗客コンベア制御装置4はインバータ装置20へ乗客コンベア1の運転速度を、例えば、毎分40mとする運転速度変更信号を送る(S4)。これは、判断装置4aが乗降板14a上の乗客の状況について、以下のような状況であると判断したためである。
すなわち、第一の検出装置25及び第二の検出装置26が乗客の存在を検出したということは、乗客が乗降板14a上に存在し、しかも乗降板14aに続く踏段11上にも乗客が存在しているという状態である。従って、判断装置4aは、乗客コンベア1を利用する乗客が急激に増えたため、乗客が踏段11に乗り込もうとしても既に踏段11上には乗客がいるため、つかえて踏段11に乗り込むことができずに乗降板14a上にあふれていると判断する。特に、本実施形態では、左右4対の第二の検出装置26を設けており、各第二の検出装置26全てにおいて乗客の存在を検出した場合は、乗降板14a及び踏段11に乗り込んで最初の4段全てに乗客がいるような混雑ぶりであるという状況だと判断できる。
このような判断装置4aの判断に基づいて乗客コンベア制御装置4が上述のような信号をインバータ装置20へ出力し、踏段の移動速度を高速化することによって乗降板14a上にあふれた乗客をすみやかに乗客コンベア1に乗せることができる。
その後、再度第一の検出装置25から送られてきた情報を確認し、当該情報が、乗降板14a上に乗客がいないとの情報であった場合には(S5のYES)、判断装置4aは、乗降板14aにあふれていた乗客が全て乗客コンベア1に乗り込んだものと判断する。このような判断装置4aの判断に基づいて、乗客コンベア制御装置4はインバータ装置20へ乗客コンベア1の運転速度を毎分30mに戻す運転速度変更信号を送る(S6)。
第一の検出装置25から送られてきた情報が、未だ乗降板14a上に乗客がいるとの情報であった場合には(S5のN)、乗客コンベア制御装置4はインバータ装置20に対して毎分40mで運転されている運転速度をこのまま維持するよう運転速度変更信号を送る(S4)。
一方、第一の検出装置25が乗降板14a上に乗客の存在を検出し、その検出している時間が所定の時間(例えば、5秒間)で継続していると判断装置4aが判断した場合であって(S2のYES)、第二の検出装置26が、踏段11上に乗客が存在しない、或いは、少なくとも最初の2段の踏段11には乗客が存在しない、との情報を送信してきた場合は、判断装置4aの判断に基づいて、乗客コンベア制御装置4はインバータ装置20へ乗客コンベア1の運転速度を通常の毎分30mから、例えば、毎分20m等と遅くする運転速度変更信号を送る(S7)。これは、判断装置4aが乗降板14a上の乗客の状況について、以下のような状況であると判断したためである。
すなわち、第一の検出装置25が乗客の存在を検出しているが、第二の検出装置26は乗客の存在を検出しなかった、或いは、例えば最初の2段の踏段11には乗客が存在しない、ということは、踏段11に乗り込もうとしている乗客が乗降板14a上に存在するが、乗客コンベア1の運転速度とのタイミングが合わず、踏段11は空いているにもかかわらず、乗降板14aに続く踏段11に乗り込めずにいるという状況であると判断できる。したがって、乗客コンベア制御装置4は、判断装置4aの判断に基づいて、上述のような信号をインバータ装置20へ出し、踏段の移動速度を低速化する。これにより乗降板14a上で踏段11に乗り込むことを躊躇していた乗客も乗り込むタイミングを掴みやすくなる。なお、ここでは毎分20mとの運転速度と仮定しているが、通常の運転速度よりも遅い速度であれば、特にここで示している運転速度に限られるものではない。
このように乗客コンベア1の運転速度を、例えば、毎分20mのように遅くした後、再度、第一の検出装置25から送られてきた情報を確認し、当該情報が、依然として乗降板14a上に乗客がいるとの情報であった場合には(S8のN)、判断装置4aの判断により、再度乗客コンベア制御装置4はインバータ装置20へ乗客コンベア1の運転速度を毎分20mから、より低速化した例えば、毎分10m等と遅くする運転速度変更信号を送る(S9)。
つまり、一旦乗客コンベア1の運転速度を遅くしたにもかかわらず、乗降板14a上に乗客の存在が検出されたということは、乗降板14a上にいる乗客にとってはまだ乗客コンベア1の運転速度が速いと感じられ、乗り込めずにいるという状態であると判断できる。したがって、乗客コンベア制御装置4は、判断装置4aの判断に基づいて上述のような信号をインバータ装置20へ出す。これにより乗降板14a上で踏段11に乗り込むことを躊躇していた乗客は乗り込むタイミングをいっそう容易に掴みやすくなる。
なお、本実施形態では、乗客コンベア1に乗り込めない乗客がいる場合に、通常の運転速度から2段階に分けて運転速度を遅くするとしたが、この態様に限られず、判断装置4aにおける判断基準を調整することで運転速度を自在に変化させることができる。
一方、乗客コンベア1の運転速度を、例えば、毎分20mのように遅くした後、再度、第一の検出装置25から送られてきた情報を確認し、当該情報が、乗降板14a上に乗客がいないとの情報であった場合には(S8のY)、判断装置4aは、乗降板14a上の乗客が全て乗客コンベア1に乗り込んだもの、或いは、全ての乗客が乗客コンベア1から降りたものと判断する。そこで判断装置4aの判断を基に、乗客コンベア制御装置4はインバータ装置20へ乗客コンベア1の運転速度を毎分30mに戻す運転速度変更信号を送る(S10)。
なお、図5、図6で示したフローチャートに表わした乗客コンベア1の運転速度は例示であり、設定によりその運転速度は変更されうるものである。
次に、図7、図8を用いて、本発明の第二の実施形態を説明する。図3、図4を用いて先に説明した実施形態においては、第一の検出装置25について、ようにマットスイッチまたは圧電センサを用いた例を示した。本実施形態では、第一の検出装置の検出手段を異ならせている。
図7は、乗客コンベア1の上階側の乗降口付近を表わした平面図、図8は、図7に示した乗客コンベア1の正面図である。なお、図7では、乗客は矢印に示すように、右側から左側に向けて乗客コンベア1に進入するものとする。また、図8では、理解を容易にするために乗客コンベア1の外装及び手前側の欄干よりも奥行き側を示しており、複数の踏段11を連結する踏段チェーン10については記載を省略している。更に、前述の実施例を説明した際に説明した符号と同一の符号を付した部分は変更がないので、以下では重複する説明を省略する。
本実施形態において、第一の検出装置30は、乗降板14aの上部であり欄干15の下部に設けられているスカートガード17のインレット部31近傍に設けられている。この第一の検出装置30には、例えば、反射形光電センサを好適に使用することができ、例えば、左側、右側のスカートガード17のそれぞれに、投光器及び投光器から発された光が検出対象物により反射した光を検出する受光器を設ける。
本実施形態における第一の検出装置30は、乗降板14aの上部であり、スカートガード17の部分であるが、最もインレット部31に近い場所に設けられているので、踏段11上に乗り込まず乗降板14a上に止まっている乗客の有無を検出することができる。
次に、図9ないし図11を用いて、本発明の第三の実施形態を説明する。図9は本実施形態における駆動装置3を示したブロック図、図10及び図11は本実施形態における乗客コンベア制御装置4が電動機5を制御する流れを表わしたフローチャートである。
図9に示すブロック図は、図2に示したブロック図と対比して、乗客コンベア制御装置4に接続する音声出力装置40を具備している点で相違している。また、図10及び図11に示すフローチャートは、図5及び6に示したフローチャートと対比して運転速度変更信号を音声出力装置に送るステップが付加されている点で相違している。
本実施形態においては、乗客コンベア1が運転速度を変更する際に、音声出力装置40を介して乗客に注意を促すこととしている。すなわち、第一の検出装置25及び第二の検出装置26からの情報を基に判断装置4aが乗客コンベア1の運転速度変更の有無を判断する。この判断に基づいて乗客コンベア制御装置4は乗客コンベア1の運転速度を変更する信号をインバータ装置20に送る前に、まず当該信号を音声出力装置40に送る。当該信号を受けた音声出力装置40は、音声により例えば踏段11上にいる乗客に対して乗客コンベア1の運転速度が変更されることの注意を放送する。このことを制御フローで示すと、図10及び図11においては、乗客コンベア制御装置4がインバータ装置20に対して運転速度変更信号を送る各工程(S4、S6、S7、S9、S10)の前に、まず音声出力装置40に対して運転速度変更信号を送る工程が含まれている(S40)。この音声出力装置40による放送により、運転速度が変更されることが事前に乗客に伝わるので、運転速度の変更をしたときでも、運転速度の変更に伴う事故を未然に防ぐことができる。
本発明による乗客コンベアの制御装置が適用された乗客コンベアの一例を示す概略構成図である。 駆動装置を示したブロック図である。 乗客コンベアの上階側付近を表わした平面図である。 図3のA−A線で切断した切断断面図である。 判断装置が状況を判断し、その結果に基づいて乗客コンベア制御装置が電動機を制御する流れを表わしたフローチャートである。 判断装置が状況を判断し、その結果に基づいて乗客コンベア制御装置が電動機を制御する流れを表わしたフローチャートである。 乗客コンベアの上階側付近を表わした平面図である。 図7のB−B線で切断した切断断面図である。 駆動装置を示したブロック図である。 判断装置が状況を判断し、その結果に基づいて乗客コンベア制御装置が電動機を制御する流れを表わしたフローチャートである。 判断装置が状況を判断し、その結果に基づいて乗客コンベア制御装置が電動機を制御する流れを表わしたフローチャートである。
符号の説明
4 乗客コンベア制御装置
4a 判断装置(判断手段)
5 電動機
6 減速装置
20 インバータ装置
21 電源回生ユニット
22 電源
23 ノイズフィルタ
24 リアクトル
25 第一の検出装置(第一の検出手段)
26 第二の検出装置(第二の検出手段)

Claims (7)

  1. 踏段に乗り込む乗客の有無を乗降口に設けられた乗降板上で検出する第一の検出手段と、
    踏段に乗り込んだ乗客の有無を前記乗降板に近接する踏段上で検出する第二の検出手段と、
    前記第一の検出手段と前記第二の検出手段とからの情報に基づいて、前記乗降板上における乗客の状況を判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて、駆動装置により駆動される前記踏段の移動速度を変更する制御装置とを備え
    前記第二の検出手段は、前記踏段の左右に配置されているスカートガードパネルに設けられた光電センサであり、当該光電センサは、互いに隣接する2つの踏段の駆動輪間の間隔と同じ間隔で前記踏段の進行方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 前記第一の検出手段は、前記乗降板上に設けられて乗客の自重による変位又は圧力変化により乗客の有無を検出するものであることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記第一の検出手段は、前記乗降板の近傍に設けられた光電センサであることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  4. 前記制御装置は、前記第一の検出手段が所定の時間にわたり乗客を検出していて、かつ、前記第二の検出手段が乗客を検出していない場合に、踏段の移動速度を通常の速度よりも遅くする制御を行うことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
  5. 前記制御装置は、前記第一の検出手段が所定の時間にわたり乗客を検出していて、かつ、前記第二の検出手段が乗客を検出している場合に、踏段の移動速度を通常の速度よりも速くする制御を行うことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
  6. 前記制御装置は、踏段の移動速度を通常の速度よりも遅くする制御を行った後、更に前記第一の検出手段が所定の時間にわたり乗客を検出していて、かつ、前記第二の検出手段が乗客を検出していない場合に、踏段の移動速度を更に遅くする制御を行うことを特徴とする請求項4記載の乗客コンベア。
  7. 前記制御装置と接続されて前記乗降口近傍に設けられ、前記制御装置が踏段の移動速度を変更するときに乗降口の乗客に対して音声を出力する音声出力装置を更に備えることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
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