JPH11291808A - 旅客運送のための車両 - Google Patents
旅客運送のための車両Info
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- JPH11291808A JPH11291808A JP11048773A JP4877399A JPH11291808A JP H11291808 A JPH11291808 A JP H11291808A JP 11048773 A JP11048773 A JP 11048773A JP 4877399 A JP4877399 A JP 4877399A JP H11291808 A JPH11291808 A JP H11291808A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- seat
- passenger
- ramp
- passenger transportation
- Prior art date
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- Pending
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G3/00—Ambulance aspects of vehicles; Vehicles with special provisions for transporting patients or disabled persons, or their personal conveyances, e.g. for facilitating access of, or for loading, wheelchairs
- A61G3/02—Loading or unloading personal conveyances; Facilitating access of patients or disabled persons to, or exit from, vehicles
- A61G3/06—Transfer using ramps, lifts or the like
- A61G3/061—Transfer using ramps, lifts or the like using ramps
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G3/00—Ambulance aspects of vehicles; Vehicles with special provisions for transporting patients or disabled persons, or their personal conveyances, e.g. for facilitating access of, or for loading, wheelchairs
- A61G3/08—Accommodating or securing wheelchairs or stretchers
- A61G3/0808—Accommodating or securing wheelchairs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
- B60R2021/23153—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration specially adapted for rear seat passengers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/026—Rigid partitions inside vehicles, e.g. between passengers and load compartments
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
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- Public Health (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に小さい子どもの安全な輸送を保証し、車
いす常用者を車両内に乗り込ませることができる車両の
新しい構想を改善する。 【解決手段】 車いす３を乗り入れさせる傾斜路２を有
し、傾斜路２は、車両の後方サイドドアを通る車いす常
用者の乗り込みを保証するように収納位置から使用位置
にもたらされ、快適な座りを走行中に走行方向に対して
ほぼ９０°の角度で保証するように、車いす３は必要な
場合に位置及び／又はシート高さを変化可能であり、及
び／又は、折りたたみシートは、走行方向とは逆向きに
仕切り壁６に配置されており、及び／又は、パッセンジ
ャーシート８が、乗客を乗せるのに適する座り位置と、
積み込み位置との間で変化可能であり、パッセンジャー
範囲に、荷物を積むための積み込みスペースが生ぜしめ
られ、積み込みスペースは、カバー１２の形で被覆され
ることができる。
いす常用者を車両内に乗り込ませることができる車両の
新しい構想を改善する。 【解決手段】 車いす３を乗り入れさせる傾斜路２を有
し、傾斜路２は、車両の後方サイドドアを通る車いす常
用者の乗り込みを保証するように収納位置から使用位置
にもたらされ、快適な座りを走行中に走行方向に対して
ほぼ９０°の角度で保証するように、車いす３は必要な
場合に位置及び／又はシート高さを変化可能であり、及
び／又は、折りたたみシートは、走行方向とは逆向きに
仕切り壁６に配置されており、及び／又は、パッセンジ
ャーシート８が、乗客を乗せるのに適する座り位置と、
積み込み位置との間で変化可能であり、パッセンジャー
範囲に、荷物を積むための積み込みスペースが生ぜしめ
られ、積み込みスペースは、カバー１２の形で被覆され
ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライバーシート
／パッセンジャーシートとリヤシートとの間に、走行方
向に対して直角に配置された仕切り壁を有しており、さ
らに、この仕切り壁が、高さ調節可能なガラスを備える
ことができる形式の旅客運送のための車両に関する。
／パッセンジャーシートとリヤシートとの間に、走行方
向に対して直角に配置された仕切り壁を有しており、さ
らに、この仕切り壁が、高さ調節可能なガラスを備える
ことができる形式の旅客運送のための車両に関する。
【０００２】
【従来の技術】そのために、既に多数の解決策が公知で
あり、この場合、イギリスのタクシーでは、仕切り壁に
付加的に２つの折りたたみシートが配置されており、こ
れらの折りたたみシートに乗客が走行方向とは逆向きに
座らされることができる。この場合の欠点は、この折り
たたみシートを使用する乗客のためのベルト機構が設け
られていないことであり、さらに、小さい人、特に子ど
もを、子ども用シートなしに乗せて行くことは問題であ
る。そのために、事故発生の危険がある場合に不十分な
安全性によって子どもが危険にさらされる。リヤシート
に組み込まれている子ども用シートは既に公知であり、
このような子ども用シートは、シートバック内に入れら
れたシートクッションを倒すことによって作用位置に持
っていかれる。しかし、子どもは相変わらず走行方向で
座っており、これによって、周知のように事故の際に高
い危険にさらされる。
あり、この場合、イギリスのタクシーでは、仕切り壁に
付加的に２つの折りたたみシートが配置されており、こ
れらの折りたたみシートに乗客が走行方向とは逆向きに
座らされることができる。この場合の欠点は、この折り
たたみシートを使用する乗客のためのベルト機構が設け
られていないことであり、さらに、小さい人、特に子ど
もを、子ども用シートなしに乗せて行くことは問題であ
る。そのために、事故発生の危険がある場合に不十分な
安全性によって子どもが危険にさらされる。リヤシート
に組み込まれている子ども用シートは既に公知であり、
このような子ども用シートは、シートバック内に入れら
れたシートクッションを倒すことによって作用位置に持
っていかれる。しかし、子どもは相変わらず走行方向で
座っており、これによって、周知のように事故の際に高
い危険にさらされる。
【０００３】さらに、車いす常用者を自力で車両内に乗
り込ませるために適している傾斜路を有している、旅客
運送のための車両が周知である。乗車口のための傾斜路
は、独国特許出願第４１ ３４ ５５９号明細書に記載さ
れており、この場合、出入り台が支持装置を有してお
り、かつこの支持装置は、ドア当たり段部の内側に位置
する収納室内に配置されていて、さらにここから使用位
置に持っていかれる。支持装置は昇降装置から成ってお
り、この昇降装置によって、ドア当たり段部の外側に接
続された傾斜路の平板面が、ほぼドア当たり部の上方縁
の高さまで持ち上げ可能であり、これによって、ドア当
たり部と傾斜路との間のほぼ段差なしの移行部が生ぜし
められる。このような解決策の欠点は、乗用車のサイド
ドアに配置する際に乗客室に向かう方向でドア当たり部
から床に向かって比較的大きな段部が存在することであ
り、この段部は、車いす常用者が自分で車から降りるこ
とを妨害する。
り込ませるために適している傾斜路を有している、旅客
運送のための車両が周知である。乗車口のための傾斜路
は、独国特許出願第４１ ３４ ５５９号明細書に記載さ
れており、この場合、出入り台が支持装置を有してお
り、かつこの支持装置は、ドア当たり段部の内側に位置
する収納室内に配置されていて、さらにここから使用位
置に持っていかれる。支持装置は昇降装置から成ってお
り、この昇降装置によって、ドア当たり段部の外側に接
続された傾斜路の平板面が、ほぼドア当たり部の上方縁
の高さまで持ち上げ可能であり、これによって、ドア当
たり部と傾斜路との間のほぼ段差なしの移行部が生ぜし
められる。このような解決策の欠点は、乗用車のサイド
ドアに配置する際に乗客室に向かう方向でドア当たり部
から床に向かって比較的大きな段部が存在することであ
り、この段部は、車いす常用者が自分で車から降りるこ
とを妨害する。
【０００４】別の問題点は、乗用車の高さを有する車両
の場合に、車いす常用者が、普通の一般的なシート位置
では車両内に乗り込むことができず、頭を適当に傾斜さ
せなければならないことにある。
の場合に、車いす常用者が、普通の一般的なシート位置
では車両内に乗り込むことができず、頭を適当に傾斜さ
せなければならないことにある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、総て
の乗客、特に小さい子どもの安全な輸送を保証し、かつ
同時に、必要な場合に車いす常用者を傾斜路を介して自
力で後方のサイドドアを通って車両内に乗り込ませるこ
とができ、この場合、車いす常用者が、車両内への乗り
込み中に、及び走行中に、快適なシート位置を維持する
ことができるように、車両の新しい構想を改善すること
にある。
の乗客、特に小さい子どもの安全な輸送を保証し、かつ
同時に、必要な場合に車いす常用者を傾斜路を介して自
力で後方のサイドドアを通って車両内に乗り込ませるこ
とができ、この場合、車いす常用者が、車両内への乗り
込み中に、及び走行中に、快適なシート位置を維持する
ことができるように、車両の新しい構想を改善すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】旅客運送のための車両
は、ドライバーシート／パッセンジャーシートとリヤシ
ートとの間に、走行方向に対して直角に配置された仕切
り壁を有しており、この場合、この仕切り壁は、高さ調
節可能なガラスを備えることができ、さらに仕切り壁に
は、走行方向とは逆向きに２つの折りたたみシートが配
置されている。本発明により、走行方向に対して逆向き
に配置された折りたたみシートには、信頼できるベルト
機構を有するやはり折りたたみ可能な１つの子ども用シ
ートが配置されている。これによって、走行中に小さな
子どものための高い安全性が保証される。
は、ドライバーシート／パッセンジャーシートとリヤシ
ートとの間に、走行方向に対して直角に配置された仕切
り壁を有しており、この場合、この仕切り壁は、高さ調
節可能なガラスを備えることができ、さらに仕切り壁に
は、走行方向とは逆向きに２つの折りたたみシートが配
置されている。本発明により、走行方向に対して逆向き
に配置された折りたたみシートには、信頼できるベルト
機構を有するやはり折りたたみ可能な１つの子ども用シ
ートが配置されている。これによって、走行中に小さな
子どものための高い安全性が保証される。
【０００７】パッセンジャーシートは、乗客を乗せるの
に適している座り位置と、パッセンジャーシートがパッ
センジャー側の計器板の下側に格納可能に位置決めされ
ることができるような積み込み位置との間で変化される
ことができ、この結果、パッセンジャー範囲に積み込み
のための積み込みスペースが生ぜしめられる。
に適している座り位置と、パッセンジャーシートがパッ
センジャー側の計器板の下側に格納可能に位置決めされ
ることができるような積み込み位置との間で変化される
ことができ、この結果、パッセンジャー範囲に積み込み
のための積み込みスペースが生ぜしめられる。
【０００８】パッセンジャーシートのシートクッション
面は、シートバックに向かう方向で上方へ折りたたみ可
能であり、さらにシート全体は、シートクッション範囲
を上方へ折りたたんだ後に、このために適する走行レー
ルにおいて計器板の下側に移動されることができ、かつ
この位置に係止されることができる。別の構成では、パ
ッセンジャーシートのシートバックは、シートクッショ
ン面に向かう方向で折りたたまれるようになっており、
従って、シートバックはシートクッション面に面一に突
き合わされる。続いて、シートは、走行方向で床範囲に
配置された旋回軸線において計器板に向かう方向で旋回
され、かつ必要な場合に前方へ、シートが計器板に当接
するまで（例えば、同様にレールに沿って）移動され、
かつこの位置で計器板の下側に係止される。
面は、シートバックに向かう方向で上方へ折りたたみ可
能であり、さらにシート全体は、シートクッション範囲
を上方へ折りたたんだ後に、このために適する走行レー
ルにおいて計器板の下側に移動されることができ、かつ
この位置に係止されることができる。別の構成では、パ
ッセンジャーシートのシートバックは、シートクッショ
ン面に向かう方向で折りたたまれるようになっており、
従って、シートバックはシートクッション面に面一に突
き合わされる。続いて、シートは、走行方向で床範囲に
配置された旋回軸線において計器板に向かう方向で旋回
され、かつ必要な場合に前方へ、シートが計器板に当接
するまで（例えば、同様にレールに沿って）移動され、
かつこの位置で計器板の下側に係止される。
【０００９】積み込みスペースは、必要な場合にカバー
を備えられることができ、従って、積み込み荷物を覆っ
ている。
を備えられることができ、従って、積み込み荷物を覆っ
ている。
【００１０】積み込みスペースの被覆はカバーによって
行なわれることができ、このカバーは、一方の端部によ
って仕切り壁に固定可能であり、さらに反対側の端部に
よって、例えば戻しばねの力に抗して出発位置から計器
板の下側に格納されたシートクッションに固定可能であ
り、従って、計器板への固定を解除した後に自動的に戻
しばねによって出発位置に戻される。
行なわれることができ、このカバーは、一方の端部によ
って仕切り壁に固定可能であり、さらに反対側の端部に
よって、例えば戻しばねの力に抗して出発位置から計器
板の下側に格納されたシートクッションに固定可能であ
り、従って、計器板への固定を解除した後に自動的に戻
しばねによって出発位置に戻される。
【００１１】さらに、車両に車いすを乗り入れさせるた
めの傾斜路を設けることができ、この傾斜路は、収納位
置から使用位置に持っていかれ、従って、傾斜路は、車
いす常用者が車両の後方のサイドドアーを通ってほとん
ど自発的に乗り込むことを保証しており、この場合、車
いすは、走行中に快適な座りを保証するように必要な場
合に所定の位置に変化可能である。
めの傾斜路を設けることができ、この傾斜路は、収納位
置から使用位置に持っていかれ、従って、傾斜路は、車
いす常用者が車両の後方のサイドドアーを通ってほとん
ど自発的に乗り込むことを保証しており、この場合、車
いすは、走行中に快適な座りを保証するように必要な場
合に所定の位置に変化可能である。
【００１２】傾斜路は、収納位置から床裏面部の下側へ
引き出されることができ、さらに、車両における傾斜路
の出口位置からサイドドアのドア当たり部の上方縁まで
の高さ差は、適当な手段によって除去可能である。
引き出されることができ、さらに、車両における傾斜路
の出口位置からサイドドアのドア当たり部の上方縁まで
の高さ差は、適当な手段によって除去可能である。
【００１３】このために、有利には、空気力式、液圧
式、電気式、又は手動式で操作される昇降装置を設ける
ことができる。
式、電気式、又は手動式で操作される昇降装置を設ける
ことができる。
【００１４】しかも、ドア当たり部の上方を調整レール
が掴むことができ、この調整レールは、一面では傾斜路
まで、かつ他面では乗客内室の床まで延びている。さら
に、傾斜路は、車両内室内に収納されていて、かつ必要
な場合にドア当たり部に当接されることができる。この
ため、傾斜路は、床範囲において組み込まれており、か
つレール機構を介して引き出し可能であり、並びにテレ
スコープ状に所定の長さにおいて変化可能である。
が掴むことができ、この調整レールは、一面では傾斜路
まで、かつ他面では乗客内室の床まで延びている。さら
に、傾斜路は、車両内室内に収納されていて、かつ必要
な場合にドア当たり部に当接されることができる。この
ため、傾斜路は、床範囲において組み込まれており、か
つレール機構を介して引き出し可能であり、並びにテレ
スコープ状に所定の長さにおいて変化可能である。
【００１５】別の有利な構成では、傾斜路が、テレスコ
ープ状に長さにおいて変化可能である２本のレールの形
で構成されており、これらのレールは、車いすの車輪間
隔に相応してドア当たり部に当接される。このような構
成でも、高さ差が存在する場合に、乗客室に向かう方向
でこの高さ差を除去するようになっている。このこと
は、同様に、傾斜路に固定されていることができる、あ
るいは別個に構成されていることができる調整レールに
よって、又は調整機によって行なわれることができる。
ープ状に長さにおいて変化可能である２本のレールの形
で構成されており、これらのレールは、車いすの車輪間
隔に相応してドア当たり部に当接される。このような構
成でも、高さ差が存在する場合に、乗客室に向かう方向
でこの高さ差を除去するようになっている。このこと
は、同様に、傾斜路に固定されていることができる、あ
るいは別個に構成されていることができる調整レールに
よって、又は調整機によって行なわれることができる。
【００１６】本発明は、全体的に、特にタクシー運転の
ために適している車両の新しい全体構想を示している。
ドライバーに加えて、三人の大人と二人の小さな子ども
といった家族を乗せることができ、この場合、子どもは
走行方向とは逆向きに安全に座らされており、両親は、
かれらの子ども達に向かい合って座っており、これによ
って子ども達を常に監督している。さらに、車いす常用
者は、後方のサイドドアを通って乗り込む際に車いすに
座ったままでいることができ、かつ自力で車両内に乗り
込むことができ、この場合、車いす常用者は、走行中は
走行方向に対して９０°の角度で座っている。車両は、
タクシーとしての使用の他に、大家族のため、及び身体
障害者のためにも適している。
ために適している車両の新しい全体構想を示している。
ドライバーに加えて、三人の大人と二人の小さな子ども
といった家族を乗せることができ、この場合、子どもは
走行方向とは逆向きに安全に座らされており、両親は、
かれらの子ども達に向かい合って座っており、これによ
って子ども達を常に監督している。さらに、車いす常用
者は、後方のサイドドアを通って乗り込む際に車いすに
座ったままでいることができ、かつ自力で車両内に乗り
込むことができ、この場合、車いす常用者は、走行中は
走行方向に対して９０°の角度で座っている。車両は、
タクシーとしての使用の他に、大家族のため、及び身体
障害者のためにも適している。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明を以下に実施の形態を用い
て詳しく説明する。開放されたサイドドア１と、当接さ
れた傾斜路２と、乗り入れられた、かつ走行方向に対し
て９０°を成している車いす３とを有している車両が図
１に示されている。傾斜路２は、後方のサイドドアのド
ア当たり部４に当接される２本のレール２ａ，２ｂから
成っている。安定のために、両方のレール２ａ及び２ｂ
は支え２ｃを介して互いに結合されている。レール２ａ
及び２ｂは使用後に取り外され、かつ例えば車両のトラ
ンク内に積み込まれる。車いす３は、ベルトの形の固定
部材５によって車両内に位置決めされ、かつ走行方向に
対して９０°の角度に向いている。このような位置で
は、走行中でも車いすに乗った人は座っている。車いす
常用者は、傾斜路２のレール２ａ，２ｂに沿って自力に
より、かつ他人の助けなしに車両内に乗り込み、かつ車
両から降りることができる。
て詳しく説明する。開放されたサイドドア１と、当接さ
れた傾斜路２と、乗り入れられた、かつ走行方向に対し
て９０°を成している車いす３とを有している車両が図
１に示されている。傾斜路２は、後方のサイドドアのド
ア当たり部４に当接される２本のレール２ａ，２ｂから
成っている。安定のために、両方のレール２ａ及び２ｂ
は支え２ｃを介して互いに結合されている。レール２ａ
及び２ｂは使用後に取り外され、かつ例えば車両のトラ
ンク内に積み込まれる。車いす３は、ベルトの形の固定
部材５によって車両内に位置決めされ、かつ走行方向に
対して９０°の角度に向いている。このような位置で
は、走行中でも車いすに乗った人は座っている。車いす
常用者は、傾斜路２のレール２ａ，２ｂに沿って自力に
より、かつ他人の助けなしに車両内に乗り込み、かつ車
両から降りることができる。
【００１８】ベルトを介する車いすの固定の他に、多数
の他の変形例も可能であり、例えば、図示しないが、車
輪が固定部材によって係止されることもできる。ドライ
バーシート／パッセンジャーシートの後方には、走行方
向に対して直角に仕切り壁６が設けられている。この仕
切り壁は、下降可能なガラス７を備えている。仕切り壁
６内には、事故の際に車いす常用者を保護するためにエ
アバッグが配置されている。荷物のための積み込みスペ
ースを提供するために、パッセンジャーシートを格納す
るための種々の変形例が、図２〜図５に示されている。
図２（ａ）は、パッセンジャーシート８を座り位置で示
している。今や、シートバック８ａは、回転点Ｐ１を中
心にして矢印方向で前方へシートクッション８ｂに向か
って旋回される。図２（ｂ）に示されたこのような位置
において、シートクッション８ｂが、このシートクッシ
ョンの上に存在するシートバック８ａと一緒に回転点Ｐ
２を中心にして上方へ旋回され、床範囲に配置された２
本のレールに沿って前方へ図面に示された計器板１０の
下側に移動される。このような位置が図２（ｃ）に示さ
れている。図２（ｂ）に示す位置において下方へ折りた
たまれただけのシートバック８ａを有するパッセンジャ
ーシート８が計器板１０の下側に移動されたような別の
変形例が図３に示されており、この変形例では、このよ
うにして生ぜしめられた積み込みスペースに手荷物１１
が積まれていることも示されている。この実施例では、
付加的にヘッドレスト８ｃが下方へ折りたたまれてい
る。監督されていない車両の場合に手荷物１１を可視範
囲から取り去るために、カバー１２がその上に張られて
おり、このカバーは、一面では仕切り壁６に、かつ他面
では計器板１０に固定されている。
の他の変形例も可能であり、例えば、図示しないが、車
輪が固定部材によって係止されることもできる。ドライ
バーシート／パッセンジャーシートの後方には、走行方
向に対して直角に仕切り壁６が設けられている。この仕
切り壁は、下降可能なガラス７を備えている。仕切り壁
６内には、事故の際に車いす常用者を保護するためにエ
アバッグが配置されている。荷物のための積み込みスペ
ースを提供するために、パッセンジャーシートを格納す
るための種々の変形例が、図２〜図５に示されている。
図２（ａ）は、パッセンジャーシート８を座り位置で示
している。今や、シートバック８ａは、回転点Ｐ１を中
心にして矢印方向で前方へシートクッション８ｂに向か
って旋回される。図２（ｂ）に示されたこのような位置
において、シートクッション８ｂが、このシートクッシ
ョンの上に存在するシートバック８ａと一緒に回転点Ｐ
２を中心にして上方へ旋回され、床範囲に配置された２
本のレールに沿って前方へ図面に示された計器板１０の
下側に移動される。このような位置が図２（ｃ）に示さ
れている。図２（ｂ）に示す位置において下方へ折りた
たまれただけのシートバック８ａを有するパッセンジャ
ーシート８が計器板１０の下側に移動されたような別の
変形例が図３に示されており、この変形例では、このよ
うにして生ぜしめられた積み込みスペースに手荷物１１
が積まれていることも示されている。この実施例では、
付加的にヘッドレスト８ｃが下方へ折りたたまれてい
る。監督されていない車両の場合に手荷物１１を可視範
囲から取り去るために、カバー１２がその上に張られて
おり、このカバーは、一面では仕切り壁６に、かつ他面
では計器板１０に固定されている。
【００１９】図示されない変形例では、シートクッショ
ンをシートバックに向かう方向で上方へ折りたたむこと
ができるようになっており、その結果、シートクッショ
ンはシートバックに当接して、今や、シート全体を前方
へ計器板に向かう方向で移動させることができる。
ンをシートバックに向かう方向で上方へ折りたたむこと
ができるようになっており、その結果、シートクッショ
ンはシートバックに当接して、今や、シート全体を前方
へ計器板に向かう方向で移動させることができる。
【００２０】シートバック８ａとシートクッション８ｂ
とが別個に形成されているパッセンジャーシートが、図
４及び図５に示されている。座り位置（出発位置）が図
４（ａ）に示されている。シートバック８ａは、シート
クッション８ｂとは無関係に、車両内で上方の位置Ｘ１
において仕切り壁６に、及び下方の位置Ｘ２において固
定部材Ｘ３を介して床範囲に、あるいは同様に仕切り壁
６に固定されており、かつ有利には傾斜位置に調節可能
である。シートクッション８ｂは、図４（ｂ）に示すよ
うに別個に前方へ計器板１０の下側に移動されることが
できる。シートバック８ａは、仕切り壁６においてでき
るだけ旋回され、従って、同様に積み込みスペースが自
由に使用されうる。
とが別個に形成されているパッセンジャーシートが、図
４及び図５に示されている。座り位置（出発位置）が図
４（ａ）に示されている。シートバック８ａは、シート
クッション８ｂとは無関係に、車両内で上方の位置Ｘ１
において仕切り壁６に、及び下方の位置Ｘ２において固
定部材Ｘ３を介して床範囲に、あるいは同様に仕切り壁
６に固定されており、かつ有利には傾斜位置に調節可能
である。シートクッション８ｂは、図４（ｂ）に示すよ
うに別個に前方へ計器板１０の下側に移動されることが
できる。シートバック８ａは、仕切り壁６においてでき
るだけ旋回され、従って、同様に積み込みスペースが自
由に使用されうる。
【００２１】図４（ａ）に類似している変形例が図５に
示されており、この場合には、シートクッション８ｂ
が、計器板１０の下側で回転点Ｐ３を中心にして上方へ
旋回されており、かつ積み込みスペースに手荷物１１が
積まれている。同様に、カバー１２が設けられており、
このカバーは、仕切り壁６から計器板１０まで達してい
る。
示されており、この場合には、シートクッション８ｂ
が、計器板１０の下側で回転点Ｐ３を中心にして上方へ
旋回されており、かつ積み込みスペースに手荷物１１が
積まれている。同様に、カバー１２が設けられており、
このカバーは、仕切り壁６から計器板１０まで達してい
る。
【００２２】計器板の下側にパッセンジャーシートを格
納するための図示の変形例の他に、別の変形例も可能で
ある。
納するための図示の変形例の他に、別の変形例も可能で
ある。
【００２３】さらに、図示されない別の変形例によりパ
ッセンジャーシートとして折りたたみシートが使用され
ることもでき、この折りたたみシートのシートクッショ
ン面は、積み込み位置では積み込みスペースを生ぜしめ
るために上方へ折りたたまれている。
ッセンジャーシートとして折りたたみシートが使用され
ることもでき、この折りたたみシートのシートクッショ
ン面は、積み込み位置では積み込みスペースを生ぜしめ
るために上方へ折りたたまれている。
【００２４】ドア当たり部４に当接されたテレスコープ
状構成の傾斜路２が、図６に示されている。
状構成の傾斜路２が、図６に示されている。
【００２５】傾斜路は、ドア当たり部４の上方に固定部
材１３によって固定されている。傾斜路２からドア当た
り部４へ、できるだけ段のない移行が保証されている。
材１３によって固定されている。傾斜路２からドア当た
り部４へ、できるだけ段のない移行が保証されている。
【００２６】２本のテレスコープ状レール２ｄ，２ｅか
ら成る二部構成の傾斜路が、図７に示されている。非使
用位置において、テレスコープ状レールは、最短の長さ
に入れ子式にたたみ込まれており、かつ破線で示された
ようにボディー部分の後方で車両室内に設けられる。両
方のテレスコープ状レールは、ドアを開放した後に矢印
方向（図７参照）でドア開口部内に移動され（有利に
は、床範囲におけるレールに沿って）、続いて外方へ倒
され、かつ引き出され、これによって使用位置に移行さ
れる（図８）。車両から離された側の端部には、テレス
コープ状レール２ｄ，２ｅを引き出すための、及びたた
み込むためのグリップ部材１４が設けられている。
ら成る二部構成の傾斜路が、図７に示されている。非使
用位置において、テレスコープ状レールは、最短の長さ
に入れ子式にたたみ込まれており、かつ破線で示された
ようにボディー部分の後方で車両室内に設けられる。両
方のテレスコープ状レールは、ドアを開放した後に矢印
方向（図７参照）でドア開口部内に移動され（有利に
は、床範囲におけるレールに沿って）、続いて外方へ倒
され、かつ引き出され、これによって使用位置に移行さ
れる（図８）。車両から離された側の端部には、テレス
コープ状レール２ｄ，２ｅを引き出すための、及びたた
み込むためのグリップ部材１４が設けられている。
【００２７】快適さを改善するために、後方の乗客室内
で、テーブルを折りたたみ可能にシート内に組み込む
か、あるいは仕切り壁に固定するようになっている。仕
切り壁に折りたたみ式に固定されたテーブルを有する実
施の形態が、図９に使用位置で示されている。テーブル
１５は、仕切り壁６とヒンジ的に結合されており、かつ
ガスばね１６を介して作用位置に移行されることができ
る。テーブルプレート１７は２つの平面１７ａ及び１７
ｂを有しており、これらの平面は互いに移動可能であ
る。作用位置に存在するテーブルの三次元の描写が、図
１０に示されている。上方に位置する平面１７ｂは、テ
ーブル平面を改善するために、付加的に別の２つの折り
たたみ式の平面１８ａ，１８ｂの形を有している。
で、テーブルを折りたたみ可能にシート内に組み込む
か、あるいは仕切り壁に固定するようになっている。仕
切り壁に折りたたみ式に固定されたテーブルを有する実
施の形態が、図９に使用位置で示されている。テーブル
１５は、仕切り壁６とヒンジ的に結合されており、かつ
ガスばね１６を介して作用位置に移行されることができ
る。テーブルプレート１７は２つの平面１７ａ及び１７
ｂを有しており、これらの平面は互いに移動可能であ
る。作用位置に存在するテーブルの三次元の描写が、図
１０に示されている。上方に位置する平面１７ｂは、テ
ーブル平面を改善するために、付加的に別の２つの折り
たたみ式の平面１８ａ，１８ｂの形を有している。
【００２８】新しい車両構想は、総てにおいて、柔軟な
使用可能性を、例えばタクシーとして、あるいは大家族
及び身体障害者のためにも提供する。
使用可能性を、例えばタクシーとして、あるいは大家族
及び身体障害者のためにも提供する。
【００２９】車いす常用者を、乗用車の大きさを有する
車両のサイドドアを通ってこの車両内に乗り込ませる、
かつ走行方向に対して９０°の角度で輸送することが初
めて可能である。付加的に後方のシートクッション範囲
を全体構想と関係させた新方式の本発明による構成によ
って、初めて、乗用車の大きさの車両内で、車いす常用
者以外の別の人を輸送することができる。
車両のサイドドアを通ってこの車両内に乗り込ませる、
かつ走行方向に対して９０°の角度で輸送することが初
めて可能である。付加的に後方のシートクッション範囲
を全体構想と関係させた新方式の本発明による構成によ
って、初めて、乗用車の大きさの車両内で、車いす常用
者以外の別の人を輸送することができる。
【００３０】シート高さ及び／又は車いすの位置を変化
させる手段によって、車いす常用者は、車両に乗り込む
際に、及び走行中に、快適なシート位置を占めることが
できる。
させる手段によって、車いす常用者は、車両に乗り込む
際に、及び走行中に、快適なシート位置を占めることが
できる。
【００３１】さらに、例えば、車いすを下げることがで
き、このために幾つかの解決策が周知である。
き、このために幾つかの解決策が周知である。
【図１】 開放された後方のサイドドアと、当接された
傾斜路と、走行方向に対して９０°を成して乗り入れら
れた車いすとを有する車両の全体を示した図である。
傾斜路と、走行方向に対して９０°を成して乗り入れら
れた車いすとを有する車両の全体を示した図である。
【図２】 パッセンジャーシートを示し、（ａ）はパッ
センジャーシートを座り位置で示す側面図、（ｂ）はシ
ートクッション上に折りたたまれたシートバックを有す
るパッセンジャーシートの側面図、（ｃ）はパッセンジ
ャーシート全体を上方へ旋回させ、かつ計器板の下側に
移動させた側面図である。
センジャーシートを座り位置で示す側面図、（ｂ）はシ
ートクッション上に折りたたまれたシートバックを有す
るパッセンジャーシートの側面図、（ｃ）はパッセンジ
ャーシート全体を上方へ旋回させ、かつ計器板の下側に
移動させた側面図である。
【図３】 パッセンジャーシートを図２（ｂ）と同様の
位置において計器板の下側に移動させ、かつ積み込みス
ペースに手荷物を積んでいる、並びにカバーを有してい
る変形例を示す側面図である。
位置において計器板の下側に移動させ、かつ積み込みス
ペースに手荷物を積んでいる、並びにカバーを有してい
る変形例を示す側面図である。
【図４】 シートバックとシートクッションとが別個に
構成されているパッセンジャーシートであって、（ａ）
は座り位置を示す側面図、（ｂ）は仕切り壁において折
りたたまれたシートバック及び計器板の下側に移動され
たシートクッションを有して示す側面図である。
構成されているパッセンジャーシートであって、（ａ）
は座り位置を示す側面図、（ｂ）は仕切り壁において折
りたたまれたシートバック及び計器板の下側に移動され
たシートクッションを有して示す側面図である。
【図５】 計器板の下側に移動された、かつ傾斜された
シートクッションと、積み込みスペース内のスーツケー
スと、カバーとを有するパッセンジャーシートを示す側
面図である。
シートクッションと、積み込みスペース内のスーツケー
スと、カバーとを有するパッセンジャーシートを示す側
面図である。
【図６】 テレスコープ状構成の当接された傾斜路を有
する車両のドア当たり部を示す側面図である。
する車両のドア当たり部を示す側面図である。
【図７】 折りたたみ中の２本のテレスコープ状レール
から成る二部構成の傾斜路を示す車両の側面図である。
から成る二部構成の傾斜路を示す車両の側面図である。
【図８】 二部構成の傾斜路を作用位置で示す斜視図で
ある。
ある。
【図９】 仕切り壁におけるリヤシートに向かう方向で
引き出し可能なテーブルを引き出された位置において示
す側面図である。
引き出し可能なテーブルを引き出された位置において示
す側面図である。
【図１０】 図９によるテーブルを示す斜視図である。
１ サイドドア ２ 傾斜路、 ２ａ，２ｂ レール ２ｃ 支え ２ｄ，２ｅ テレスコープ状レール ３ 車いす ４ ドア当たり部 ５ 固定部材 ６ 仕切り壁 ７ ガラス ８ パッセンジャーシート ８ａ シートバック ８ｂ シートクッション ８ｃ ヘッドレスト ９ レール １０ 計器板 １１ 手荷物 １２ カバー １３ 固定部材 １４ グリップ部材 １５ テーブル １６ ガスばね １７ テーブルプレート １７ａ，１７ｂ 平面 １８ａ，１８ｂ 平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ６０Ｐ 1/43 Ｂ６０Ｐ 1/43 Ａ
Claims (20)
- 【請求項１】 ドライバーシート／パッセンジャーシー
トとリヤシートとの間に、走行方向に対して直角に配置
された仕切り壁を有しており、この仕切り壁は、高さ調
節可能なガラスを備えることができ、このガラスは、要
求のある場合に下降可能に構成されていることができ、
さらに、前記仕切り壁に、走行方向とは逆向きに、非使
用位置でシートクッション面が上方へ折りたたみ可能な
２つの折りたたみシートが配置されている形式の、旅客
運送のための車両において、 −車いすを乗り入れさせるための傾斜路が取付け可能で
あり、この場合、前記傾斜路は、車両の後方のサイドド
アを通る車いす常用者の乗り込みを保証し、かつ車いす
が走行方向に対してほぼ９０°の角度で車両内に位置決
めされるように、収納位置から使用位置に持っていかれ
ることができ、この場合、車いすは、必要な場合にその
位置及び／又はシート高さを、走行中に快適な座りが保
証されるように変化可能であり、及び／又は、 −ベルトを備えた折りたたみ可能な少なくとも１つの子
ども用シートが、走行方向とは逆向きに、仕切り壁の背
面に配置された折りたたみシートのシートバック内に配
置されており、及び／又は、 −パッセンジャーシートが、乗客を乗せるのに適してい
る座り位置と、積み込み位置との間で変化可能であり、
従って、パッセンジャー範囲に、荷物を積むための積み
込みスペースが生ぜしめられ、この場合、積み込みスペ
ースは、必要な場合にカバーを備えることができる、こ
とを特徴とする旅客運送のための車両。 - 【請求項２】 パッセンジャーシートが、パッセンジャ
ー側の計器板の下側に格納可能であることを特徴とする
請求項１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項３】 パッセンジャーシートのシートクッショ
ン面が、シートバックに向かう方向で上方へ折りたたみ
可能であり、さらに、シート全体が、シートクッション
範囲を上方へ折りたたんだ後に、このために適する走行
レールにおいて計器板の下側に移動可能であり、かつこ
の位置に係止可能であることを特徴とする請求項２記載
の旅客運送のための車両。 - 【請求項４】 シートバックがシートクッション面に向
かう方向で折りたたみ可能であり、従って、シートバッ
クがシートクッション面に面一に突き合わされ、さら
に、シートが、走行方向で床範囲に配置された旋回軸に
おいて計器板に向かう方向で旋回可能であり、かつ必要
な場合に前方へ移動可能であり、かつ旋回位置で計器板
の下側に係止可能であることを特徴とする請求項２記載
の旅客運送のための車両。 - 【請求項５】 パッセンジャーシートのシートバックと
シートクッション面とが別個に構成されており、さら
に、積み込みスペースを生ぜしめるために、シートバッ
クが、背壁においてできるだけ移動可能であり、かつシ
ートクッションが単独で計器板の下側に格納可能である
ことを特徴とする請求項１記載の旅客運送のための車
両。 - 【請求項６】 パッセンジャーシートが折りたたみシー
トとして構成されており、積み込み位置で、シートクッ
ション面が上方へ折りたたまれていることを特徴とする
請求項１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項７】 積み込みスペースの被覆がカバーによっ
て行なわれることを特徴とする請求項１から６までのい
ずれか１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項８】 前記カバーが、一方の端部によって仕切
り壁に固定可能であり、かつ反対側の端部によって、戻
し力に抗して出発位置から計器板に、あるいは計器板の
下側に格納されたシートクッションに固定可能であり、
さらに、固定を解除した後に自動的に戻し力によって出
発位置に戻されることを特徴とする請求項７記載の旅客
運送のための車両。 - 【請求項９】 傾斜路が、収納位置から使用位置に持っ
ていかれ、さらに、車両における傾斜路の当接位置又は
出口位置の現存の高さ差が、適当な手段によって、サイ
ドドアのドア当たり部の上方縁まで除去可能であること
を特徴とする請求項１から８までのいずれか１記載の旅
客運送のための車両。 - 【請求項１０】 高さ差を除去するための手段が、昇降
装置の形で構成されていることを特徴とする請求項９記
載の旅客運送のための車両。 - 【請求項１１】 高さ差を除去するための手段が、傾斜
路まで続いている、かつ他面では乗客内室の床まで延び
ている調整レールの形で構成されていることを特徴とす
る請求項９または１０記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項１２】 傾斜路が、車両内室内に配置されてい
て、かつこの車両内室から引き出し可能であることを特
徴とする請求項９から１１までのいずれか１記載の旅客
運送のための車両。 - 【請求項１３】 傾斜路が、床範囲において組み込まれ
ており、かつレール機構を介して引き出し可能であるこ
とを特徴とする請求項９から１２までのいずれか１記載
の旅客運送のための車両。 - 【請求項１４】 傾斜路が、テレスコープ状に所定の長
さにおいて変化可能であることを特徴とする請求項９か
ら１３までのいずれか１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項１５】 傾斜路が、テレスコープ状に長さにお
いて変化可能な２本のレールの形で構成されており、こ
の場合、両方のレールの間隔が、車いすの車輪距離に相
応して選ばれることを特徴とする請求項９から１４まで
のいずれか１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項１６】 傾斜路が、車両に向かう側に、車両床
まで達する調整レールを有していることを特徴とする請
求項１０または１１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項１７】 車いすが、車両内に乗り入れられた後
に適当な手段によって所定の位置に係止可能であること
を特徴とする請求項１から１６までのいずれか１記載の
旅客運送のための車両。 - 【請求項１８】 仕切り壁の範囲に、単数又は複数のエ
アバッグが配置されていることを特徴とする請求項１か
ら１７までのいずれか１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項１９】 仕切り壁に、非使用位置からそのプレ
ートが上方へ使用位置に旋回可能であるようなテーブル
が配置されていることを特徴とする請求項１から１８ま
でのいずれか１記載の旅客運送のための車両。 - 【請求項２０】 プレートが、ガスばねを介して旋回可
能であり、かつ２つの平面を有しており、この場合、第
１の平面は使用位置に上方旋回した後に所定の位置で固
定的であり、かつ第２の平面は所定の位置で第１の平面
に対して変化可能であることを特徴とする請求項１９記
載の旅客運送のための車両。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19807676.2 | 1998-02-25 | ||
| DE1998107676 DE19807676C2 (de) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | Fahrzeug zur Personenbeförderung |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291808A true JPH11291808A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=7858715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11048773A Pending JPH11291808A (ja) | 1998-02-25 | 1999-02-25 | 旅客運送のための車両 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0938883A3 (ja) |
| JP (1) | JPH11291808A (ja) |
| DE (1) | DE19807676C2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017149223A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | ダイハツ工業株式会社 | 車両構造 |
| JP2018187950A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 株式会社Ｓｕｂａｒｕ | 車両 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1396159B1 (it) * | 2009-10-13 | 2012-11-16 | Marco Rolfi Srl S | Sistema di protezione per disabili in carrozzina o simile su veicoli per il loro trasporto. |
| US8556348B2 (en) * | 2011-11-04 | 2013-10-15 | GM Global Technology Operations LLC | Folding vehicle seat |
| CN104648562B (zh) * | 2014-06-06 | 2018-05-18 | 北京航空航天大学 | 一种副座椅可移式多用途四轮电动车 |
| WO2016157081A1 (en) * | 2015-03-30 | 2016-10-06 | Berro Paolo | Device and transport unit for disabled persons inside a passenger compartment of an aircraft |
| DE202016105411U1 (de) * | 2016-09-28 | 2018-01-02 | Amf-Bruns Gmbh & Co. Kg | Rampenanordnung für Rollstühle zum Anbau an Fahrzeuge |
| DE102019204766A1 (de) * | 2019-04-03 | 2020-10-08 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Fahrzeug mit einer Rampenanordnung |
| DE102020204674A1 (de) | 2020-04-14 | 2021-10-14 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Fahrzeug mit einer fahrzeugintegrierten Rampenanordnung |
| DE102020213692A1 (de) | 2020-10-30 | 2022-05-05 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung für ein Kraftfahrzeug zur Beförderung eines Rollstuhls zwischen zwei Höhenniveaus |
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|---|---|---|---|---|
| GB370353A (en) * | 1931-03-17 | 1932-04-07 | Flewitt Ltd | Means for enabling invalid chairs to be wheeled into or out of motor vehicles |
| FR690528A (fr) * | 1933-09-26 | 1930-09-23 | Siêge articulé et coulissant pour véhicules automobiles et autres usages | |
| FR2120326A5 (ja) * | 1970-12-30 | 1972-08-18 | Peugeot & Renault | |
| FR2251999A5 (ja) * | 1973-11-20 | 1975-06-13 | Gambotti Paul | |
| FR2447830A1 (fr) * | 1979-02-01 | 1980-08-29 | Peugeot | Siege transformable pour vehicule automobile |
| FR2506154B1 (fr) * | 1981-05-25 | 1986-02-14 | Barry Roch | Dispositif d'elevation et de translation combinees de charges, destine notamment a equiper des vehicules pour en faciliter l'acces aux handicapes |
| DE3507894C2 (de) * | 1984-03-21 | 1986-11-06 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Kraftwagensitz mit einer aus der Gebrauchslage nach vorn klappbaren Rückenlehne |
| GB2180507B (en) * | 1985-09-07 | 1989-08-16 | Metrocab Ltd | Locating wheelchairs, primarily in vehicles |
| GB2192369A (en) | 1986-07-09 | 1988-01-13 | Metrocab Ltd | Loading a wheelchair into a vehicle |
| US5186585A (en) * | 1991-04-03 | 1993-02-16 | James E. Sousa | Wheelchair restraining system |
| DE4134559C2 (de) * | 1991-10-19 | 1995-11-02 | Daimler Benz Ag | Rampe für einen Türeinstieg |
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| AUPN216695A0 (en) * | 1995-04-04 | 1995-04-27 | Hackett, Desmond Ignatius | Wheel chair transport vehicle |
-
1998
- 1998-02-25 DE DE1998107676 patent/DE19807676C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-02-24 EP EP99103536A patent/EP0938883A3/de not_active Withdrawn
- 1999-02-25 JP JP11048773A patent/JPH11291808A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017149223A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | ダイハツ工業株式会社 | 車両構造 |
| JP2018187950A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 株式会社Ｓｕｂａｒｕ | 車両 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19807676C2 (de) | 2002-10-31 |
| DE19807676A1 (de) | 1999-09-09 |
| EP0938883A2 (de) | 1999-09-01 |
| EP0938883A3 (de) | 2000-09-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030415 |