JPH11290590A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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Publication number
JPH11290590A
JPH11290590A JP10093111A JP9311198A JPH11290590A JP H11290590 A JPH11290590 A JP H11290590A JP 10093111 A JP10093111 A JP 10093111A JP 9311198 A JP9311198 A JP 9311198A JP H11290590 A JPH11290590 A JP H11290590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan case
air
circulation
side fan
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP10093111A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Yari
健太郎 鑓
Noboru Sakamoto
登 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10093111A priority Critical patent/JPH11290590A/ja
Publication of JPH11290590A publication Critical patent/JPH11290590A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータで回転駆動される回転ドラム内へ温風
を循環して衣類を乾燥させる衣類乾燥機において、回転
ドラム内の衣類に循環風が効率よく当たるようにして、
乾燥効率を向上する。 【解決手段】 循環風と冷却風を熱交換させるとともに
送風機能を有する両翼ファン3を循環側ファンケース1
8に回転自在に収納し、循環側ファンケース18の吹出
口18bに近接してヒータ11を設け、ヒータ11に対
応して回転ドラム2に複数個の送風口2bを設け、この
送風口2bと連通し風洞17aと複数個の送風穴17b
とを有するバッフル17を回転ドラム2の外周部に固定
し、循環側ファンケース18の吸気穴18aの外周に略
円筒状の内側シール13を設け、ヒータ11の外周に略
円筒状の外側シール14を設ける。バッフル17は、送
風口2bと連通した風洞17aを空気的に閉じた筒状に
形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータで回転駆動
される回転ドラム内へ温風を循環して衣類を乾燥させる
衣類乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣類乾燥機は図14に示すように
構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、外枠1は内部に衣類を収
納撹拌する回転ドラム2を回転自在に設けている。両翼
ファン3は冷却風4と循環風5とを熱交換させるととも
に送風機能を有しており、循環側ファンケース6に回転
自在に収納している。シャフト7は回転ドラム2および
両翼ファン3を軸支している。モータ8は回転ドラム2
および両翼ファン3を回転駆動する。裏板9は外枠1の
後面を覆い、冷却風4を吸排気する吸排気口9xを設け
ている。
【0004】循環側ファンケース6は、樹脂により形成
し、外周に複数個の断面が櫛歯状のリング3cを有する
両翼ファン3を内包する凹部6cを設け、循環風5のシ
ールとして両翼ファン3のリング3cより外方に渦室6
dを形成している。また、循環側ファンケース6は略中
央部に吸気穴6aを設け、吹出口6bを略外周部に設け
ている。
【0005】そして、循環側ファンケース6に延設した
フランジ6eと裏板9とにより冷却側ファンケース10
を形成している。ヒータ11は循環側ファンケース6の
吹出口6bに近接して設けている。回転ドラム2は後面
略中央部に吸気口2aを設け、かつ外周部にヒータ11
に対向して複数個の送風口2bを設けている。
【0006】そして、この送風口2bと連通する風洞1
2aと複数個の送風穴12bを有するバッフル12を回
転ドラム2の外周部に固定している。また、循環側ファ
ンケース6の吸気穴6aの外周に略円筒状の内側シール
13を設け、かつヒータ11の外周に略円筒状の外側シ
ール14を設け、吸気穴6aと吹出口6bとを気密的に
分離している。
【0007】上記構成において動作を説明すると、モー
タ8が回転すると回転ドラム2および両翼ファン3が回
転する。両翼ファン3が回転すると、冷却風4、循環風
5が発生し、循環風5は循環側ファンケース6に至り、
循環側ファンケース6の吹出口6bよりヒータ11を経
由して内側シール13と外側シール14との間を通り、
回転ドラム2の送風口2bを経由しバッフル12の風洞
12aより送風穴12bに至り、回転ドラム2内に導入
され衣類を撹拌乾燥し、回転ドラム2の吸気口2aから
循環側ファンケース6の吸気穴6a、両翼ファン3に戻
るという流れを形成する。一方、衣類と熱交換し高温多
湿となった循環風5の水蒸気は凝縮水となり、排水口1
5より外枠1外へ排水される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように従来
の衣類乾燥機では、バッフル12は、図15および図1
6に示すように、略U字型断面形状にて回転ドラム2の
鍵状穴2gに爪12qを引っかけ取付けており、バッフ
ル12の風洞12aを通過する循環風5は、バッフル1
2と回転ドラム2の合わせ面2pより洩れたり、回転ド
ラム2面より循環風5が冷却され、循環風5が効率よく
衣類に当たらず、乾燥時間が長くなるという問題があっ
た。
【0009】また、モータ8の冷却は、冷却側ファンケ
ース10に冷却穴6fを形成して行なっていたが、モー
タ8が冷却穴6fに対し前方に位置していたため、冷却
効率が悪く、モータ8の巻線の温度上昇が大きくなり、
モータ8の特性を十分引き出せないという問題があっ
た。
【0010】また、循環側ファンケース6の吸気穴の径
(6g)は両翼ファン3のブレードの内周部の根元径
(3m)に対して大きく(6g>3m)、ブレードの熱
交換効率が悪くなるという問題があった。
【0011】また、循環側ファンケース6には、ヒータ
11を内包する内側シール13と外側シール14間は合
成樹脂にて形成していたため、ヒータ11の発熱により
熱変形したり、ヒータ11の発熱量が循環側ファンケー
ス6面より奪われ、乾燥効率の低下をまねくという問題
があった。
【0012】また、回転ドラム2の吸気口2aの前に設
けたフィルター16に衣類から出たリントが多く詰まっ
た場合、渦室6dの内圧が高まり、循環側ファンケース
6の両翼ファン3を内包する凹部6cより循環風5や凝
縮水が洩れ出し除湿量が少なくなったり、外枠1外に水
洩れをきたすという問題があった。
【0013】また、回転ドラム2の吸気口2aの前に設
けたフィルター16に衣類から出たリントが多く詰ま
り、循環側ファンケース6の略中央部の吸気穴6aから
の循環風5の量が少なくなった場合、ヒータ11の周辺
部分の温度が上昇し、合成樹脂により形成された循環側
ファンケース6が熱変形するという問題があった。
【0014】また、ヒータ11により加熱された循環風
5は、循環側ファンケース6の内側シール13と外側シ
ール14間が合成樹脂より形成されていたため、冷却さ
れバッフル12の送風穴12bからの熱風温度が低下す
るという問題があった。
【0015】本発明は上記課題を解決するもので、回転
ドラム内の衣類に循環風が効率よく当たるようにして、
乾燥効率を向上することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、外枠内に回転自在に配設した後面略中央部
に吸気口を有する回転ドラムと、循環風と冷却風を熱交
換させるとともに送風機能を有する両翼ファンとをモー
タにより回転駆動し、略中央部に吸気穴を設けかつ略外
周部に吹出口を設けた循環側ファンケースに両翼ファン
を回転自在に収納し、循環側ファンケースと吸排気口を
設けた裏板とで冷却側ファンケースを形成する。循環側
ファンケースの吹出口に近接してヒータを設け、ヒータ
に対応して回転ドラムに複数個の送風口を設け、この送
風口と連通し風洞と複数個の送風穴とを有するバッフル
を回転ドラムの外周部に固定し、循環側ファンケースの
吸気穴の外周に略円筒状の内側シールを設け、ヒータの
外周に略円筒状の外側シールを設ける。バッフルは、送
風口と連通した風洞を空気的に閉じた筒状に形成したも
のである。
【0017】これにより、バッフルと回転ドラムとの間
から熱風の洩れを防止できて、回転ドラム内の衣類に循
環風が効率よく当たるようにでき、乾燥効率を向上する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外枠内に回転自在に配設した後面略中央部に吸気口
を有する回転ドラムと、循環風と冷却風を熱交換させる
とともに送風機能を有する両翼ファンと、前記回転ドラ
ムおよび両翼ファンを回転駆動するモータ、略中央部に
吸気穴を設けかつ略外周部に吹出口を設け前記両翼ファ
ンを回転自在に収納した循環側ファンケースと、前記循
環側ファンケースと吸排気口を設けた裏板とで形成した
冷却側ファンケースと、前記循環側ファンケースの吹出
口に近接して設けたヒータと、前記ヒータに対応して前
記回転ドラムに設けた複数個の送風口と連通し風洞と複
数個の送風穴とを有する前記回転ドラムの外周部に固定
したバッフルと、前記循環側ファンケースの吸気穴を外
周に設けた略円筒状の内側シールと、前記ヒータの外周
に設けた略円筒状の外側シールとを備え、前記バッフル
は、送風口と連通した風洞を空気的に閉じた筒状に形成
したものであり、バッフルと回転ドラムとの間から熱風
の洩れを防止できて、回転ドラム内の衣類に循環風が効
率よく当たるようにでき、乾燥効率を向上することがで
きる。
【0019】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、バッフルは、送風口と連通した風
洞の断面を略U状とし、略平板状蓋を上方より覆うこと
により空気的に閉じた筒状に形成したものであり、より
簡便な構成によりバッフルと回転ドラムの間から熱風が
洩れるのを防止でき、回転ドラム内の衣類に循環風が効
率よく当たるようにでき、乾燥効率を向上することがで
きる。
【0020】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、循環側ファンケースは、
渦室を両翼ファンの仕切板より形成された第1のファン
ケースと、前記ヒータ、内側シール、外側シールを固定
する第2のファンケースとで構成し、前記第1のファン
ケースと第2のファンケースより冷却風の一部を前記モ
ータに導入するようにしたものであり、モータに冷却風
を効率よく当てて冷却することができ、モータの巻線の
温度上昇を抑え、モータの特性を十分に活用することが
でき、乾燥効率を向上することができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、循環側ファンケースに、
両翼ファンのブレードの内周部の根元に循環風を導入す
る整流リングを設け、前記整流リングは、前記ブレード
の根元径とほぼ同一径としたものであり、両翼ファンの
ブレードに循環風を効率よく吸気することができ、除湿
性能、乾燥性能を向上することができ、乾燥効率を向上
することができる。
【0022】請求項5に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、循環側ファンケースは、
ヒータを内包する内側シールと外側シール間に略ドーナ
ツ状のファンケース取付板を遮熱板として固定するとと
もに、前記ファンケース取付板の表面あるいは裏面に断
熱材を貼付けたものであり、ヒータの熱量をより乾燥に
寄与させることができ、乾燥効率を向上することができ
る。
【0023】請求項6に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、循環側ファンケースは、
冷却側ファンケースとの間の仕切板に、循環側ファンケ
ースから冷却側ファンケースに開閉する減圧弁を設けた
ものであり、フィルターの目詰まり時に減圧弁により循
環側圧力の上昇を抑えることができ、除湿量を確保する
ことができて乾燥効率を向上することができるととも
に、機外への水洩れを防止することができる。
【0024】請求項7に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、循環側ファンケースは、
冷却側ファンケースとの間の仕切板に、両翼ファンの冷
却風の一部を循環側ファンケースに導入する穴および堰
を設けたものであり、フィルターの目詰まり時にヒータ
の周辺の熱変形を防止することができ、回転ドラム内の
衣類に循環風が効率よく当たるようにでき、乾燥効率を
向上することができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、循環側ファンケースに
は、ヒータを経由しない吹出口を設けるとともに、吹出
穴を有するファンケース取付板と循環側ファンケース間
にファンケース取付板に沿って前記吹出口から吹出穴に
流れる経路を形成し、その空気を回転ドラム内に導入す
るようにしたものであり、ヒータからの熱風温度の低下
を防止でき、乾燥効率を向上することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0027】(実施例1)図1から図3に示すように、
バッフル17は、回転ドラム2の送風口2bと連通する
風洞17aと複数個の送風穴17bを有し、回転ドラム
2の外周部に固定している。風洞17aは、空気的に閉
じた筒状にブロー成形や真空成形などにより形成してい
る。
【0028】循環側ファンケース18は、樹脂により形
成し、両翼ファン3を回転自在に収納し、略中央部に吸
気穴18aを設け、吹出口18bを略外周部に設けてい
る。また、外周に複数個の断面が櫛歯状のリング3cを
有する両翼ファン3を内包する凹部18cを設け、循環
風5のシールとして両翼ファン3のリング3cより外方
に渦室18dを形成している。他の構成は従来例と同じ
である。
【0029】上記構成において動作を説明すると、モー
タ8が回転するとドラム5および両翼ファン3が回転す
る。両翼ファン3が回転すると、冷却風4、循環風5が
発生し、循環風5は循環側ファンケース18に至り、循
環側ファンケース18の吹出口18bよりヒータ11を
経由して内側シール13と外側シール14との間を通
り、回転ドラム2の送風口2bを経由し、バッフル17
の風洞17aより送風穴17bに至り、回転ドラム2内
に導入され衣類を撹拌乾燥し、回転ドラム2の吸気口2
aから循環側ファンケース18の吸気穴18a、両翼フ
ァン3に戻るという流れを形成する。一方、衣類と熱交
換し高温多湿となった循環風5の水蒸気は凝縮水とな
り、排水口15より外枠1外へ排水される。
【0030】回転ドラム2の送風口2bを経由してバッ
フル17の風洞17aに入った循環風5は、バッフル1
7の風洞17aを空気的に閉じた筒状に形成しているた
め、バッフル17と回転ドラム2の隙間から洩れること
なく、確実に送風穴17bより回転ドラム2内に導入さ
れ、熱的損失が全くなく、バッフル17内の循環風5は
すべて乾燥に寄与することになり、乾燥効率を向上する
ことができる。
【0031】(実施例2)図4および図5に示すよう
に、バッフル19は、風洞19aと複数個の送風穴19
bを有し、風洞19aは、回転ドラム2の外周面より見
て、断面略U状とし、略平板状の蓋20を覆うことによ
り空気的に閉じた筒状としている。蓋20はバッフル1
9に設けたストッパーリブ19hと固定ボス19iによ
り収納固定され、蓋20に設けた穴20jと固定ボス1
9iにより溶着固定し、筒状としている。他の構成は上
記実施例1と同じである。
【0032】上記構成により、簡便な構成で、バッフル
19を筒状に形成することができ、循環風5はバッフル
19と回転ドラム2の隙間より洩れることなく確実にバ
ッフル19の送風穴19bより回転ドラム2内に導入さ
れることになり、熱的損失が全くなく、バッフル19内
の循環風5はすべて乾燥に寄与することができ、乾燥効
率を向上することができる。
【0033】さらに、蓋20を発泡シートなどの断熱材
により形成すると、回転ドラム2の外周面からの循環風
5の冷却を防止でき、さらに乾燥効率を向上することが
できる。
【0034】(実施例3)図6および図7に示すよう
に、外枠1内のコーナ部にモータ8を配設し、循環側フ
ァンケース18の渦室を両翼ファン3の仕切板21より
形成された第1のファンケース18yと、ヒータ11、
シャフト7、内側シール13、外側シール14などを固
定する第2のファンケース18xとで構成している。そ
して、第1のファンケース18yに穴18ybを設け、
第2のファンケース18xにレール18xrを設け、こ
れらを合体させることにより、略L字状の冷却風洞18
oを形成している。冷却風洞18oの先端は絞ってお
り、冷却風4の一部が通過するとき、流速を増す構成と
している。冷却風洞18oからの冷却風4の一部をモー
タ8の冷却穴8k近傍に導入するように構成している。
他の構成は上記実施例1または2と同じである。
【0035】上記構成により、冷却風4の一部が第1の
ファンケース18yの穴18ybよりレール18xrを
通過し、図7に示すように、モータ8の冷却穴8kに導
かれ、モータ8に冷却風4を効率よく当てて冷却するこ
とができ、モータ8の巻線の温度上昇を抑え、モータ8
の特性を十分に活用することができ、乾燥効率を向上す
ることができる。
【0036】(実施例4)図8に示すように、循環側フ
ァンケース18に、両翼ファン3のブレードの内周部の
根元3fに循環風5を導入する整流リング18zを設
け、この整流リング18zの内径Aは、ブレードの根元
3fの直径Bとほぼ同一としている。他の構成は上記実
施例1または2と同じである。
【0037】上記構成により、両翼ファン3が回転する
と、循環側フアンケース18の整流リング18zより吸
気され、ブレードの根元部3fに循環風5が導入され、
ブレード全面が熱交換面となり、効率よく熱交換され
る。したがって、除湿性能、乾燥性能を向上することが
できる。
【0038】(実施例5)図9に示すように、循環側フ
ァンケース18は、樹脂により形成しており、その略中
央部に吸気穴18aを有するシャフト支持板22を取り
付け、このシャフト支持板22にシャフト7を固定して
いる。また、内側シール13と外側シール14の間にド
ーナツ状のファンケース取付板23を遮熱板として循環
側ファンケース18に固定している。
【0039】また、シャフト支持板22とファンケース
取付板23により内側シール13を挟み込み固定し、外
側シール14は循環側ファンケース18に設けた円筒状
リブ18sとファンケース取付板23の間に挟み込み固
定している。また、ファンケース取付板23には表面あ
るいは裏面に断熱材24を貼付けている。他の構成は上
記実施例1または2と同じである。
【0040】上記構成により、ヒータ11を内包する内
側シール13と外側シール14との間にドーナツ状のフ
ァンケース取付板23を遮熱板として循環側ファンケー
ス18に固定し、ファンケース取付板23には表面ある
いは裏面に断熱材24を貼付けているため、ヒータ11
の発熱により循環側ファンケース18が熱変形したり、
ヒータ11の発熱量が循環側ファンケース18の面より
奪われないようにでき、乾燥効率を向上することができ
る。
【0041】(実施例6)図10および図11に示すよ
うに、循環側ファンケース18の仕切板21に循環側フ
ァンケース18から冷却側ファンケース10に開閉する
減圧弁25を設けている。この減圧弁25は、シート状
のゴムにて形成し、ビス26により仕切板21に固定し
ており、循環側の圧力P1が冷却側の圧力P2より大き
くなった場合(P1>P2)に点線で示すように開くよ
うに構成している。他の構成は上記実施例1または2と
同じである。
【0042】上記構成により、衣類より出たリントがフ
ィルター16に付着し、目詰まり状態が大きくなった場
合、循環側圧力P1が上昇すると、減圧弁25が開いて
循環側圧力P1の上昇を防止することができ、除湿量を
確保することができて乾燥効率を向上することができる
とともに、機外への水洩れを防止することができる。
【0043】(実施例7)図10および図12に示すよ
うに、循環側ファンケース18の仕切板21に両翼ファ
ン3の冷却風4の一部を循環側ファンケース18内に導
入する穴27および堰28を設けている。他の構成は上
記実施例1または2と同じである。
【0044】上記構成により、衣類より出たリントがフ
ィルター16に付着し、目詰まり状態が大きくなった場
合、ヒータ11の周辺部の循環風5は少なくなり、温度
が上昇する。このとき、冷却風4の一部がヒータ11の
周辺部に穴27より導入されているため、温度上昇が抑
制され、循環側ファンケース18の熱変形を防止するこ
とができ、所期の乾燥除湿性能が確保できる。
【0045】(実施例8)図13に示すように、循環側
ファンケース18はヒータ11を経由しない吹出口29
を設けるとともに、ファンケース取付板23には吹出穴
30を有している。他の構成は上記実施例1または2と
同じである。
【0046】上記構成により、循環風5は循環側ファン
ケース18よりヒータ11を経由し回転ドラム2の送風
口2bよりバッフル17に至る。一方、循環側ファンケ
ース18の吹出口29から出た循環風5は、ヒータ11
により高温となったファンケース取付板23に沿って流
れ、ファンケース取付板23の吹出穴30より回転ドラ
ム2の送風口2bよりバッフル17に至る。
【0047】この空気流れにより、ヒータ11により高
温となったファンケース取付板23の熱量が乾燥に寄与
することになり、乾燥効率を向上することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、外枠内に回転自在に配設した後面略中央
部に吸気口を有する回転ドラムと、循環風と冷却風を熱
交換させるとともに送風機能を有する両翼ファンと、前
記回転ドラムおよび両翼ファンを回転駆動するモータ、
略中央部に吸気穴を設けかつ略外周部に吹出口を設け前
記両翼ファンを回転自在に収納した循環側ファンケース
と、前記循環側ファンケースと吸排気口を設けた裏板と
で形成した冷却側ファンケースと、前記循環側ファンケ
ースの吹出口に近接して設けたヒータと、前記ヒータに
対応して前記回転ドラムに設けた複数個の送風口と連通
し風洞と複数個の送風穴とを有する前記回転ドラムの外
周部に固定したバッフルと、前記循環側ファンケースの
吸気穴を外周に設けた略円筒状の内側シールと、前記ヒ
ータの外周に設けた略円筒状の外側シールとを備え、前
記バッフルは、送風口と連通した風洞を空気的に閉じた
筒状に形成したから、バッフルと回転ドラムとの間から
熱風の洩れを防止できて、回転ドラム内の衣類に循環風
が効率よく当たるようにでき、乾燥効率を向上すること
ができる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、バ
ッフルは、送風口と連通した風洞の断面を略U状とし、
略平板状蓋を上方より覆うことにより空気的に閉じた筒
状に形成したから、より簡便な構成によりバッフルと回
転ドラムの間から熱風が洩れるのを防止でき、回転ドラ
ム内の衣類に循環風が効率よく当たるようにでき、乾燥
効率を向上することができる。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、循
環側ファンケースは、渦室を両翼ファンの仕切板より形
成された第1のファンケースと、前記ヒータ、内側シー
ル、外側シールを固定する第2のファンケースとで構成
し、前記第1のファンケースと第2のファンケースより
冷却風の一部を前記モータに導入するようにしたから、
モータに冷却風を効率よく当てて冷却することができ、
モータの巻線の温度上昇を抑え、モータの特性を十分に
活用することができ、乾燥効率を向上することができ
る。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、循
環側ファンケースに、両翼ファンのブレードの内周部の
根元に循環風を導入する整流リングを設け、前記整流リ
ングは、前記ブレードの根元径とほぼ同一径としたか
ら、循環風を効率よく吸気することができ、除湿性能、
乾燥性能を向上することができ、乾燥効率を向上するこ
とができる。
【0052】また、請求項5に記載の発明によれば、循
環側ファンケースは、ヒータを内包する内側シールと外
側シール間に略ドーナッツ状のファンケース取付板を遮
熱板として固定するとともに、前記ファンケース取付板
の表面あるいは裏面に断熱材を貼付けたから、ヒータの
熱量をより乾燥に寄与させることができ、乾燥効率を向
上することができる。
【0053】また、請求項6に記載の発明によれば、循
環側ファンケースは、冷却側ファンケースとの間の仕切
板に、循環側ファンケースから冷却側ファンケースに開
閉する減圧弁を設けたから、フィルターの目詰まり時に
減圧弁により循環側圧力の上昇を押さえることができ、
除湿量を確保することができて乾燥効率を向上すること
ができるとともに、機外への水洩れを防止することがで
きる。
【0054】また、請求項7に記載の発明によれば、循
環側ファンケースは、冷却側ファンケースとの間の仕切
板に、両翼ファンの冷却風の一部を循環側ファンケース
に導入する穴および堰を設けたから、フィルターの目詰
まり時にヒータの周辺の熱変形を防止することができ、
回転ドラム内の衣類に循環風が効率よく当たるようにで
き、乾燥効率を向上することができる。
【0055】また、請求項8に記載の発明によれば、循
環側ファンケースには、ヒータを経由しない吹出口を設
けるとともに、吹出穴を有するファンケース取付板と循
環側ファンケース間にファンケース取付板に沿って前記
吹出口から吹出穴に流れる経路を形成し、その空気を回
転ドラム内に導入するようにしたから、ヒータからの熱
風温度の低下を防止でき、乾燥効率を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の衣類乾燥機の縦断面図
【図2】同衣類乾燥機の一部切欠した要部分解斜視図
【図3】同衣類乾燥機のバッフルの拡大斜視図
【図4】本発明の第2の実施例の衣類乾燥機のバッフル
の分解斜視図
【図5】同衣類乾燥機のバッフルの断面図
【図6】本発明の第3の実施例の衣類乾燥機の裏板を外
した状態の後面図
【図7】同衣類乾燥機の要部分解斜視図
【図8】本発明の第4の実施例の衣類乾燥機の要部断面
【図9】本発明の第5の実施例の衣類乾燥機の要部分解
斜視図
【図10】本発明の第6の実施例の衣類乾燥機の循環側
ファンケースの斜視図
【図11】同衣類乾燥機の要部拡大断面図
【図12】本発明の第7の実施例の衣類乾燥機の要部断
面図
【図13】本発明の第8の実施例の衣類乾燥機の要部分
解斜視図
【図14】従来の衣類乾燥機の縦断面図
【図15】同衣類乾燥機の一部切欠した要部分解斜視図
【図16】同衣類乾燥機の要部拡大断面図
【符号の説明】
1 外枠 2 回転ドラム 2a 吸気口 2b 送風口 3 両翼ファン 8 モータ 9 裏板 9x 吸排気口 10 冷却側ファンケース 11 ヒータ 13 内側シール 14 外側シール 17 バッフル 17a 風胴 17b 送風穴 18 循環側ファンケース 18a 吸気穴 18b 吹出口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠内に回転自在に配設した後面略中央
    部に吸気口を有する回転ドラムと、循環風と冷却風を熱
    交換させるとともに送風機能を有する両翼ファンと、前
    記回転ドラムおよび両翼ファンを回転駆動するモータ、
    略中央部に吸気穴を設けかつ略外周部に吹出口を設け前
    記両翼ファンを回転自在に収納した循環側ファンケース
    と、前記循環側ファンケースと吸排気口を設けた裏板と
    で形成した冷却側ファンケースと、前記循環側ファンケ
    ースの吹出口に近接して設けたヒータと、前記ヒータに
    対応して前記回転ドラムに設けた複数個の送風口と連通
    し風洞と複数個の送風穴とを有する前記回転ドラムの外
    周部に固定したバッフルと、前記循環側ファンケースの
    吸気穴を外周に設けた略円筒状の内側シールと、前記ヒ
    ータの外周に設けた略円筒状の外側シールとを備え、前
    記バッフルは、送風口と連通した風洞を空気的に閉じた
    筒状に形成した衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 バッフルは、送風口と連通した風洞の断
    面を略U状とし、略平板状蓋を上方より覆うことにより
    空気的に閉じた筒状に形成した請求項1記載の衣類乾燥
    機。
  3. 【請求項3】 循環側ファンケースは、渦室を両翼ファ
    ンの仕切板より形成された第1のファンケースと、前記
    ヒータ、内側シール、外側シールを固定する第2のファ
    ンケースとで構成し、前記第1のファンケースと第2の
    ファンケースより冷却風の一部を前記モータに導入する
    ようにした請求項1または2記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 循環側ファンケースに、両翼ファンのブ
    レードの内周部の根元に循環風を導入する整流リングを
    設け、前記整流リングは、前記ブレードの根元径とほぼ
    同一径とした請求項1または2記載の衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 循環側ファンケースは、ヒータを内包す
    る内側シールと外側シール間に略ドーナツ状のファンケ
    ース取付板を遮熱板として固定するとともに、前記ファ
    ンケース取付板の表面あるいは裏面に断熱材を貼付けた
    請求項1または2記載の衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 循環側ファンケースは、冷却側ファンケ
    ースとの間の仕切板に、循環側ファンケースから冷却側
    ファンケースに開閉する減圧弁を設けた請求項1または
    2記載の衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 循環側ファンケースは、冷却側ファンケ
    ースとの間の仕切板に、両翼ファンの冷却風の一部を循
    環側ファンケースに導入する穴および堰を設けた請求項
    1または2記載の衣類乾燥機。
  8. 【請求項8】 循環側ファンケースには、ヒータを経由
    しない吹出口を設けるとともに、吹出穴を有するファン
    ケース取付板と循環側ファンケース間にファンケース取
    付板に沿って前記吹出口から吹出穴に流れる経路を形成
    し、その空気を回転ドラム内に導入するようにした請求
    項1または2記載の衣類乾燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022498A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Hitachi Appliances Inc 乾燥機及び洗濯乾燥機
US8042282B2 (en) * 2006-02-27 2011-10-25 Lg Electronics Inc. Drum for clothes dryer
JP2020178785A (ja) * 2019-04-23 2020-11-05 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. ドラム式洗濯機

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