JPH1128635A - 板材加工機における原点位置決め装置 - Google Patents

板材加工機における原点位置決め装置

Info

Publication number
JPH1128635A
JPH1128635A JP18126497A JP18126497A JPH1128635A JP H1128635 A JPH1128635 A JP H1128635A JP 18126497 A JP18126497 A JP 18126497A JP 18126497 A JP18126497 A JP 18126497A JP H1128635 A JPH1128635 A JP H1128635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
plate material
plate
abutting
abutment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18126497A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Kitamura
千秋 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP18126497A priority Critical patent/JPH1128635A/ja
Publication of JPH1128635A publication Critical patent/JPH1128635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材Wに対してx軸突当て部材33をx軸方
向へ移動させて、板材Wを突当て部材33,39L,3
9R側へ引寄せる際の板材Wの揺動範囲を調節して、適
切な原点位置決めを行う。 【解決手段】 可動テーブル19の一側部にx軸突当て
部材33を設け、x軸突当て部材33の突当て面に板材
Wのx軸側端面が突当ったことを検出するx軸突当てセ
ンサ37を設け、各ワーククランプ27に板材Wのy軸
側端面を突当て可能なy軸突当て部材39L,39Rを
それぞれ備え、各y軸突当て部材39L,39Rの突当
て面に板材Wのy軸側端面が突当ったことを検出するy
軸突当てセンサ41L,41Rをそれぞれ設け、板材W
を突当て部材33,39L,39R側へ引寄せる板材引
寄せ装置43を設け、x軸突当て部材33をx軸方向へ
移動させる突当て部材用x軸シリンダ57を設けてなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のワーククラ
ンプにより板材のy軸側端部をクランプする前に、板材
をx軸,y軸方向の原点位置に位置決めする板材加工機
における原点位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の板材加工機における原点位置決め
装置について簡単に説明する。
【0003】板材加工機におけるテーブルの一側部には
板材のx軸側端面を突当て可能なx軸突当て部材が設け
てあり、このx軸突当て部材の突当て面はx軸方向の原
点位置に位置するように構成してある。又、x軸突当て
部材の突当て面に板材のx軸側端面が突当ったことを検
出するx軸突当てセンサが設けてある。板材のy軸側端
部をクランプする複数のワーククランプには板材のy軸
側端面を突当て可能なy軸突当て部材がそれぞれ備えて
あり、各y軸突当て部材の突当て面に板材のy軸側端面
が突当ったことを検出するy軸突当てセンサがそれぞれ
設けてある。そして、板材を突当て部材(x軸突当て部
材,y軸突当て部材)側へ引寄せるため、板材の上面を
保持する引寄せ用板材保持部材がx軸方向及びy軸方向
に対して交差する交差方向へ往復動可能に設けてあり、
引寄せ用板材保持部材は垂直軸を中心として回転可能に
構成してある。
【0004】従って、まず複数のワーククランプを備え
たキャレッジをy軸方向へ移動させて、y軸突当て部材
の突当て面をy軸方向の原点位置に位置せしめる。次
に、引寄せ用板材保持部材により板材の上面を保持し、
引寄せ用板材保持部材を交差する方向へ往動させること
により、引寄せ用板材保持部材が垂直軸を中心として回
転可能に構成したこともあって、板材は水平方向へ揺動
しつつ、突当て部材側へ引寄せられる。そして、板材の
x軸側端面がx軸突当て部材の突当て面に突当ったこ
と、板材のy軸側端面が各y軸突当て部材の突当て面に
それぞれ突当ったことが対応する突当てセンサによりそ
れぞれ検出されると、板材の原点位置決めが終了したこ
とが確認される。一方、いずれかの突当てセンサが所定
の検出(板材の端面がいずれかの突当て部材の突当て面
に突当ったことの検出)をしていない場合には、全ての
突当てセンサによりそれぞれ所定の検出がされるまで、
引寄せ用板材保持部材により板材の上面を保持した状態
のもとで、引寄せ用板材保持部材を交差する方向へ一旦
復動させて、再度往動させる引寄せ作業を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、板材をテー
ブルに搬入する際の板材の位置等の搬入状態等によっ
て、板材の揺動範囲には制限があり、そのため、前記引
寄せ作業を繰り返しても、x軸突当てセンサ、いずれか
のy軸突当てセンサによりそれぞれ所定の検出がされて
いるが、残りのy軸突当てセンサにより所定の検出がさ
れない場合がある。このような場合、板材の原点位置決
めを正確に行うことができず、このような状態のもとで
板材の加工を行うと、加工精度が悪化するという問題が
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき、従来の問
題点を解決するために、本発明においては、第1の手段
として、板材加工部の近傍にテーブルを設け、このテー
ブルに支持された板材を板材加工部に対して接近離反す
るy軸方向へ移動させるため、キャレッジをy軸方向へ
移動可能に設けると共に、このキャレッジに板材のy軸
側端部をクランプする複数のワーククランプを設けてな
る板材加工機における、複数のワーククランプにより板
材のy軸側端部をクランプする前に、板材をx軸,y軸
方向の原点位置に位置決めする原点位置決め装置におい
て、上記テーブルの一側部に板材のx軸側端面を突当て
可能なx軸突当て部材を設け、x軸突当て部材の突当て
面に板材のx軸側端面が突当ったことを検出するx軸突
当てセンサを設け、各ワーククランプに板材のy軸側端
面を突当て可能なy軸突当て部材をそれぞれ備え、各y
軸突当て部材の突当て面に板材のy軸側端面が突当った
ことを検出するy軸突当てセンサをそれぞれ設け、板材
を突当て部材側へ引寄せるため、板材の上面を保持する
引寄せ用板材保持部材をx軸方向及びy軸方向に対して
交差する交差方向へ往復動可能に設け、引寄せ用板材保
持部材を垂直軸を中心として回転可能或いは水平方向へ
揺動可能に構成し、板材を突当て部材側へ引寄せる際の
板材の水平方向の揺動範囲を調節するため、上記x軸突
当て部材をx軸方向へ移動可能に構成し、このx軸突当
て部材をx軸方向へ移動させる突当て部材用x軸移動装
置を設けてなることを特徴とする。
【0007】第2の手段として、板材加工部の近傍にテ
ーブルを設け、このテーブルに支持された板材を板材加
工部に対して接近離反するy軸方向へ移動させるため、
キャレッジをy軸方向へ移動可能に設けると共に、この
キャレッジに板材のy軸側端部をクランプする複数のワ
ーククランプを設けてなる板材加工機における、複数の
ワーククランプにより板材のy軸側端部をクランプする
前に、板材をx軸,y軸方向の原点位置に位置決めする
原点位置決め装置において、上記テーブルの一側部に板
材のx軸側端面を突当て可能なx軸突当て部材を設け、
このx軸突当て部材の突当て面がx軸方向の原点位置に
位置するように構成し、x軸突当て部材の突当て面に板
材のx軸側端面が突当ったことを検出するx軸突当てセ
ンサを設け、各ワーククランプに板材のy軸側端面を突
当て可能なy軸突当て部材をそれぞれ備え、各y軸突当
て部材の突当て面に板材のy軸板材を突当て部材側へ引
寄せる際の板材の水平方向の揺動範囲を調節するため、
板材の上面を保持する調節用板材保持部材をx軸方向へ
移動可能に設け、この調節用板材保持部材をx軸方向へ
移動させる保持部材用x軸移動装置を設けてなることを
特徴とする。
【0008】前記の発明特定事項によると、キャレッジ
をy軸方向へ移動させて、ワーククランプにおけるy軸
突当て部材の突当て面をy軸方向の原点位置に位置せし
める。(第1手段の発明特定事項にあっては、予めx軸
突当て部材の突当て面をx軸方向の原点位置に位置せし
めておく。)次に、引寄せ用板材保持部材により板材の
上面を保持し、板材保持部材を交差方向へ往動させるこ
とにより、引寄せ用板材保持部材が垂直軸を中心として
回転可能或いは水平方向へ揺動可能に構成していること
もあって、板材は水平方向へ揺動しつつ、突当て部材
(x軸突当て部材,y軸突当て部材)側へ引寄せられ
る。そして、板材のx軸側端面がx軸突当て部材におけ
る突当て面に突当ったこと、板材のy軸側端面が各y軸
突当て部材における突当て面にそれぞれ突当ったことが
対応するセンサによりそれぞれ検出されると、板材の原
点位置決めが終了したことが確認される。一方、いずれ
かの突当てセンサにより所定の検出(板材の端面が突当
て部材の突当て面に突当ったことの検出)がされない場
合には、全ての突当てセンサによりそれぞれ所定の検出
がされるまで、引寄せ用板材保持部材により板材の上面
を保持した状態のもとで、板材保持部材を交差する方向
へ一旦復動させて、再度往動させる引寄せ作業を繰り返
す。
【0009】上述の引寄せ作業を繰り返しても、x軸突
当てセンサ、いずれかのy軸突当てセンサによりそれぞ
れの所定の検出がされているが、残りのy軸突当てセン
サにより所定の検出(例えば複数のy軸突当て部材のう
ちx軸突当て部材寄りのy軸突当て部材の突当て面に板
材のy軸突当て面が突当ったことの検出)がされていな
い場合には、第1の手段にあっては、突当て部材用x軸
移動装置の作動によりx軸突当て部材を板材のx軸側端
面に対して離反するx軸方向へ移動させ、又、第2の手
段の発明特定事項にあっては、調節用板材保持部材によ
り板材の上面を保持し、保持部材用x軸移動装置の作動
により板材をx軸突当て部材に対して離反するx軸方向
へ移動させる。これによって、y軸突当て部材と板材の
y軸側端面の間隔を変更することなく、x軸突当て部材
と板材のx軸側端面の間隔を広げることができ、板材を
上記残りのy軸当接部材側へ揺動できるように板材の揺
動範囲を調節することができる。そして、引寄せ用板材
保持部材を用いて、全ての突当てセンサによりそれぞれ
所定の検出がされるまで、前記引寄せ作業を繰り返し
て、板材の原点位置決めを行う。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0011】図1を参照するに、本発明の実施の形態に
係るタレットパンチプレス1はブリッジ型の本体フレー
ム3をベースにしており、この本体フレーム3は上下
(図1において紙面に向って表裏)に対向した上部フレ
ーム5と下部フレーム7とを備えている。本体フレーム
3には板材Wに対して打抜き加工等の板材加工を行う板
材加工部9が設けてあり、この板材加工部9は、上部フ
レーム5に回転可能に設けられた上部タレット11と、
下部フレーム7に回転可能に設けられかつ上部タレット
11に上下に対向した下部タレット13と、上部フレー
ム5における上部タレット11の上方に設けられたスト
ライカ15とを備えている。ここで、上部タレット11
は多数のパンチPを着脱自在に保持するものであって、
下部タレット13は多数のダイDを着脱可能に保持する
ものであり、ストライカ15は所定のパンチPを上方向
から押圧するものである。
【0012】下部フレーム7における下部タレット13
の前側(図1において下側)近傍には固定テーブル17
が設けてあり、下部フレーム7における固定テーブル1
7の左右(図1において左右)両側には一対の可動テー
ブル19,21がy軸方向(前方向,後方向)へ移動可
能に設けてある。尚、テーブル17,19,21には板
材Wを転動自在に支持する多数のフリーベアリング23
が設けてある。板材Wを板材加工部9に対して接近離反
するx軸方向(左方向,右方向)及びy軸方向へ移動さ
せるため、一対の可動テーブル19,21の前部にはx
軸方向へ延伸したキャレッジベース25が設けてあり、
このキャレッジベース25には板材Wのy軸側端部(前
端部)をクランプする複数のワーククランプ27L,2
7Rを備えたキャレッジ29がx軸方向へ移動可能に設
けてある。
【0013】上記キャレッジベース25には原点位置決
め装置31が設けてあり、この原点位置決め装置31
は、複数のワーククランプ27L,27Rにより板材W
のy軸側端部をクランプする前に、板材Wをx軸,y軸
方向の原点位置に位置決めする作用を有する。以下、本
発明の実施の形態の要部である原点位置決め装置31に
ついて詳細に説明する。
【0014】一方の可動テーブル19の左側部には板材
Wのx軸側端面(左側端面)を突当て可能なx軸突当て
部材33が設けてあり、このx軸突当て部材33は出没
シリンダ35の作動によりパスラインの高さ位置に対し
て出没するものである。そして、適宜位置にはx軸突当
て部材33の突当て面に板材Wのx軸側端面が突当った
ことを検出するリミットスイッチのごときx軸突当てセ
ンサ37が設けてある。各ワーククランプ27L,27
Rには板材Wのy軸側端面を突当り可能なy軸突当て部
材39L,39Rがそれぞれ備えてあり、各y軸突当て
部材39L,39Rの突当て面に板材Wのy軸側端面が
突当ったことを検出するy軸突当てセンサ41L,41
Rがそれぞれ設けてある。
【0015】板材Wを突当て部材33,39L,39R
側へ引寄せるため、上記キャレッジベース25には板材
引寄せ装置43が設けてある。即ち、キャレッジベース
25には支持アーム45が設けてあり、この支持アーム
45にはx軸方向及びy軸方向に対して交差する交差方
向へ往復動可能なピストンロッド47を備えた引寄せシ
リンダ49が設けてある。引寄せシリンダ49における
ピストンロッド47の先端部には昇降シリンダ51が設
けてあり、この昇降シリンダ51における上下方向へ移
動可能なピストンロッド53の先端部には板材Wの上面
を吸着保持する引寄せ用パット55が設けてある。ここ
で、引寄せ用パット55は垂直軸55sを中心として回
転可能に構成してあるが、引寄せ用パット55は水平方
向へ揺動可能に構成しても差支えない。また、引寄せシ
リンダ49及び昇降シリンダ51等を支持アーム45を
介してキャレッジ29に設ける代わりに、可動テーブル
19に板材Wを搬入する板材搬入装置(図示省略)に設
けても差し支えない。
【0016】板材Wを突当て部材側へ引寄せる際の板材
Wの水平方向の揺動範囲を調節するため、図2に示すよ
うに、上記x軸突当て部材33及び出没シリンダ35は
可動テーブル19に対してx軸方向(左右方向、図1に
おいて左右方向、図2において右左方向)へ移動可能に
構成してあって、可動テーブル19の下側には突当て部
材用x軸シリンダ57が設けてあり、この突当て部材用
x軸シリンダ57におけるx軸方向へ移動可能なピスト
ンロッド59の先端部が出没シリンダ35に連結してあ
る。なお、突当て部材用x軸シリンダ57の代わりに、
サーボモータ、ボールねじ等を用いて、x軸突当て部材
33をx軸方向へ移動させても差し支えない。
【0017】又、x軸突当て部材33及び出没シリンダ
35を突当て部材用x軸シリンダ57の作動によりx軸
方向へ移動可能に構成する代わりに、次のように構成し
ても差支えない。即ち、図3に示すように、支持アーム
45にはパット用x軸シリンダ61を設け、このパット
用x軸シリンダ61におけるx軸方向(左右方向、図3
において右左方向)へ移動可能なピストンロッド63の
先端部には昇降シリンダ65が設けてある。この昇降シ
リンダ65における上下方向(図3において上下方向)
へ移動可能なピストンロッド67の先端部には板材Wの
上面を吸着保持する調節用パット69が設けてあり、こ
の調節用パット69は垂直軸69sを中心として回転可
能である。又、上記x軸突当て部材33の突当て面はx
軸方向の原点位置に位置するように構成してある。尚、
パット用x軸シリンダ61及び昇降シリンダ65等を支
持アーム45を介してキャレッジ29に設ける代わり
に、前記板材搬入装置に設けても差支えない。
【0018】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0019】キャレッジベース25を一対の可動テーブ
ル19,21と共にy軸方向へ移動させて、ワーククラ
ンプ27L,27Rにおけるy軸突当て部材33L,3
3Rの突当て面をy軸方向の原点位置に位置せしめる。
(x軸突当て部材33をx軸方向へ移動可能に構成した
場合にあっては、突当て部材用x軸シリンダ57の作動
によりx軸突当て部材33をx軸方向へ移動させて、x
軸突当て部材33の突当て面をx軸方向の原点位置に位
置せしめる。)次に、昇降シリンダ51の作動により引
寄せ用パット55を下降させて板材Wの上面を上方向か
ら吸着保持し、引寄せ用シリンダ49の作動により引寄
せ用パット55を上記交差方向へ往動させることによ
り、引寄せ用パット55は垂直軸55sを中心として回
転可能あるいは水平方向へ揺動可能に構成してあること
もあって、板材Wは水平方向へ揺動しつつ、突当て部材
33,39L,39R側へ引寄せられる。
【0020】そして、板材Wのx軸側端面がx軸突当て
部材33の突当て面に突当ったこと、板材Wのy軸側端
面が各y軸突当て部材39L,39Rの突当て面にそれ
ぞれ突当ったことが対応する突当てセンサ37,41
L,41Rによりそれぞれ検出されると、板材Wの原点
位置決めが終了したことが確認される。一方、いずれか
の突当てセンサが所定の検出(板材Wの端面がいずれか
の突当てセンサの突当て面に突当ったことの検出)がさ
れない場合には、全ての突当てセンサ37,41L,4
1Rによりそれぞれ所定の検出がされるまで、引寄せ用
パット55により板材Wの上面を吸着保持した状態のも
とで、引寄せシリンダ49の作動により引寄せ用パット
55を交差方向へ一旦復動させて、再度往動させ引寄せ
作業を繰り返す。
【0021】上記引寄せ作業を繰り返しても、x軸突当
てセンサ37,一つのy軸突当てセンサ41Rよりそれ
ぞれ所定の検出がされているが、残りのy軸突当てセン
サ41Lにより所定の検出(複数のy軸突当て部材39
L,39Rのうちx軸突当て部材33寄りのy軸突当て
センサ39Lの突当て面に板材Wのy軸側端面が突当っ
たことの検出)がされない場合がある。この場合には、
突当て部材用x軸シリンダ57の作動によりx軸突当て
部材33を板材Wのx軸側端面に対して離反するx軸方
向へ移動させたり(図4参照)、あるいは昇降シリンダ
65の作動により調節用パット69を上方向から板材W
の上面を吸着し、パット用x軸シリンダ61の作動によ
り板材Wをx軸突当て部材33に対して離反するx軸方
向へ移動させ(図5参照)。これによって、y軸突当て
部材39L,39Rと板材Wのy軸側端面の間隔を変更
することなく、x軸突当て部材33を板材Wのx軸側端
面の間隔を広げることができ、板材Wをy軸突当て部材
39L側へ揺動できるように板材Wの揺動範囲を調節す
ることができる。そして、引寄せ用パット55及び引寄
せ用シリンダ49等を用いて、全ての突当てセンサ3
7,41L,41Rによりそれぞれ所定の検出がされる
まで、前記引寄せ作業を繰り返す。
【0022】全ての突当てセンサ37,41L,41R
によりそれぞれ所定の検出がなされた後、複数のワーク
クランプ27L,27Rにより板材Wのy軸側端部をク
ランプする。そして、キャレッジベース25を一対の可
動テーブル19,21と共にy軸方向へ移動させると共
にキャレッジ29をx軸方向へ移動させる。なお、複数
のワーククランプ27L,27Rのクランプ時における
x軸突当て部材33の突当て面がx軸方向の原点位置か
らずれている場合には、このずれを考慮して、キャレッ
ジ29をx軸方向へ移動させる。又、上部タレット11
及び下部タレット13を同期して回転させて所定のパン
チP及びダイDをストライカ15の下方に位置せしめ
る。そして、ストライカ15により所定のパンチPを上
方向から押圧することにより板材Wに対して板材加工を
行うことができる。
【0023】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、板材Wの引寄せ作業を繰り返しても、x軸突当てセ
ンサ37、一方のy軸突当てセンサ41Rによりそれぞ
れ所定の検出がされているが、残りのy軸突当てセンサ
41Lにより所定の検出(x軸突当て部材39Lの突当
て面に板材Wのy軸側端面が突当ったことの検出)がさ
れてない場合にあっても、突当て部材用x軸シリンダ5
7(パレット用x軸シリンダ61)の作動によりy軸突
当て部材39L,39Rと板材Wのy軸側端面の間隔を
変更することなく、x軸突当て部材33と板材Wのx軸
側端面の間隔を広げることができ、y軸突当て部材33
L側へ揺動できるように板材Wの揺動範囲を調節するこ
とができるため、全ての突当てセンサ37,41L,4
1Rによりそれぞれ所定の検出がされて、板材Wの原点
位置決めを終了することができ、板材Wの加工精度の向
上を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の発明によ
れば、板材の引寄せ作業を繰り返しても、x軸突当てセ
ンサ、いずれかのy軸突当てセンサによりそれぞれ所定
の検出がされているが、残りのy軸突当てセンサにより
所定の検出(例えばx軸突当て部材寄りのx軸突当て部
材の突当て面に板材のy軸側端面が突当ったことの検
出)がされていない場合であっても、突当て部材用x軸
移動装置(保持部材用x軸移動装置)の作動によりy軸
突当て部材と板材のy軸側端面の間隔を変更することな
く、x軸突当て部材と板材のx軸側端面の間隔を広げる
ことができ、残りのy軸突当て部材側へ揺動できるよう
に板材の揺動範囲を調節することができるため、全ての
突当てセンサによりそれぞれ所定の検出がされて、板材
の原点位置決めを行うことができ、板材の加工精度の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タレットパンチプレスの平面図である。
【図2】図1におけるII-II 線に沿った図である。
【図3】他の態様を示す図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】作用説明図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 9 板材加工部 17 固定テーブル 19,21 可動テーブル 27 ワーククランプ 29 キャレッジ 31 原点位置決め装置 33 x軸突当て部材 37 x軸突当てセンサ 39L,39R x軸突当て部材 41L,41R y軸突当てセンサ 43 板材引寄せ装置 49 引寄せシリンダ 55 引寄せ用パット 57 突当て部材用x軸シリンダ 61 パット用x軸シリンダ 69 調節用パット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工部の近傍にテーブルを設け、こ
    のテーブルに支持された板材を板材加工部に対して接近
    離反するy軸方向へ移動させるため、キャレッジをy軸
    方向へ移動可能に設けると共に、このキャレッジに板材
    のy軸側端部をクランプする複数のワーククランプを設
    けてなる板材加工機における、 複数のワーククランプにより板材のy軸側端部をクラン
    プする前に、板材をx軸,y軸方向の原点位置に位置決
    めする原点位置決め装置において、 上記テーブルの一側部に板材のx軸側端面を突当て可能
    なx軸突当て部材を設け、x軸突当て部材の突当て面に
    板材のx軸側端面が突当ったことを検出するx軸突当て
    センサを設け、各ワーククランプに板材のy軸側端面を
    突当て可能なy軸突当て部材をそれぞれ備え、各y軸突
    当て部材の突当て面に板材のy軸側端面が突当ったこと
    を検出するy軸突当てセンサをそれぞれ設け、板材を突
    当て部材側へ引寄せるため、板材の上面を保持する引寄
    せ用板材保持部材をx軸方向及びy軸方向に対して交差
    する交差方向へ往復動可能に設け、引寄せ用板材保持部
    材を垂直軸を中心として回転可能或いは水平方向へ揺動
    可能に構成し、板材を突当て部材側へ引寄せる際の板材
    の水平方向の揺動範囲を調節するため、上記x軸突当て
    部材をx軸方向へ移動可能に構成し、このx軸突当て部
    材をx軸方向へ移動させる突当て部材用x軸移動装置を
    設けてなることを特徴とする板材加工機における原点位
    置決め装置。
  2. 【請求項2】 板材加工部の近傍にテーブルを設け、こ
    のテーブルに支持された板材を板材加工部に対して接近
    離反するy軸方向へ移動させるため、キャレッジをy軸
    方向へ移動可能に設けると共に、このキャレッジに板材
    のy軸側端部をクランプする複数のワーククランプを設
    けてなる板材加工機における、 複数のワーククランプにより板材のy軸側端部をクラン
    プする前に、板材をx軸,y軸方向の原点位置に位置決
    めする原点位置決め装置において、 上記テーブルの一側部に板材のx軸側端面を突当て可能
    なx軸突当て部材を設け、このx軸突当て部材の突当て
    面がx軸方向の原点位置に位置するように構成し、x軸
    突当て部材の突当て面に板材のx軸側端面が突当ったこ
    とを検出するx軸突当てセンサを設け、各ワーククラン
    プに板材のy軸側端面を突当て可能なy軸突当て部材を
    それぞれ備え、各y軸突当て部材の突当て面に板材のy
    軸板材を突当て部材側へ引寄せる際の板材の水平方向の
    揺動範囲を調節するため、板材の上面を保持する調節用
    板材保持部材をx軸方向へ移動可能に設け、この調節用
    板材保持部材をx軸方向へ移動させる保持部材用x軸移
    動装置を設けてなることを特徴とする板材加工機におけ
    る原点位置決め装置。
JP18126497A 1997-07-07 1997-07-07 板材加工機における原点位置決め装置 Pending JPH1128635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18126497A JPH1128635A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 板材加工機における原点位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18126497A JPH1128635A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 板材加工機における原点位置決め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1128635A true JPH1128635A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16097669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18126497A Pending JPH1128635A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 板材加工機における原点位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1128635A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269735A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Amada Co Ltd 板材加工機におけるワークの原点位置決め方法及びその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269735A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Amada Co Ltd 板材加工機におけるワークの原点位置決め方法及びその装置
JP4499241B2 (ja) * 2000-03-27 2010-07-07 株式会社アマダ 板材加工機におけるワークの原点位置決め方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09201628A (ja) パンチング加工機およびその加工方法
JPH1128635A (ja) 板材加工機における原点位置決め装置
JP3989641B2 (ja) バーリング加工装置
KR101381704B1 (ko) 가공 대상물 고정수단을 구비한 면취기
CN107639173A (zh) 一种用于冲压线板形零件移动抓取对中装置和方法
JP2001105064A (ja) 板材加工機における製品搬出方法及びその装置
JP4499241B2 (ja) 板材加工機におけるワークの原点位置決め方法
JP2918119B2 (ja) 板材搬入装置
JP6002434B2 (ja) ワーク原点位置決め方法及び装置
JP4460119B2 (ja) 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
CN211728182U (zh) 一种零件视觉检测装配装置
JPH0715753Y2 (ja) 試験片作成装置
JP3768620B2 (ja) 板材加工方法
JP4173590B2 (ja) 加工機
JPH11104759A (ja) トランスファフィーダ
JPH0731856Y2 (ja) 工作機械における原点位置決め装置
JPH09141575A (ja) ワーク搬出方法およびその装置
JPH028675Y2 (ja)
JP4242001B2 (ja) 板材加工機におけるクランプ回避方法及びその装置
JP2000301258A (ja) パンチプレス
JP2002066671A (ja) パンチプレスにおける製品搬出方法及びその装置
JP2564215Y2 (ja) タレットパンチプレス
JP2617074B2 (ja) ワーク搬入位置決め装置
JPH0775742B2 (ja) 材料搬入装置
JPH09141345A (ja) パンチング加工機