JPH11279358A - フッ素樹脂フィルム - Google Patents

フッ素樹脂フィルム

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JPH11279358A
JPH11279358A JP8441498A JP8441498A JPH11279358A JP H11279358 A JPH11279358 A JP H11279358A JP 8441498 A JP8441498 A JP 8441498A JP 8441498 A JP8441498 A JP 8441498A JP H11279358 A JPH11279358 A JP H11279358A
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zinc oxide
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composite particles
fluororesin
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JP8441498A
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Hiroshi Ariga
広志 有賀
Yasusuke Kurooka
庸介 黒岡
Hideaki Miyazawa
英明 宮澤
Sakae Yoshida
栄 吉田
Osamu Kumazawa
修 熊沢
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NIPPON MUKI KAGAKU KOGYO KK
AGC Inc
Original Assignee
NIPPON MUKI KAGAKU KOGYO KK
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透明性に優れ、360nm以下の紫外線遮断性
に優れたフッ素樹脂フィルムの提供。 【解決手段】酸化亜鉛100重量部に対して20〜20
0重量部の不定形シリカで被覆した酸化亜鉛粒子が集合
してなる粒子径1〜30μmの複合体粒子、好ましくは
この複合体粒子の表面が有機ケイ素化合物で疎水化処理
されている複合体粒子、が分散されている、エチレン−
テトラフルオロエチレン系共重合体などのフッ素樹脂の
フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ素樹脂に配合
された紫外線遮断材料の分散性が良好で透明性があり、
紫外線遮断性、及び耐候性に優れたフッ素樹脂フィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂、特にテトラフルオロエチレ
ン系共重体は、耐候性、透明性、および耐汚染性が屋外
暴露20年以上にわたり維持される材料として、農業用
ハウスフィルムや屋根材料として使用されている。
【0003】フッ素樹脂フィルムを軟質塩化ビニル樹
脂、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ABS樹脂、
ポリカーボネートなどのプラスチックやステンレス鋼
板、アルミニウム板、亜鉛メッキ鋼板などの金属板とラ
ミネートして屋外建材に用いる場合、接着剤を介してラ
ミネートする必要がある。しかし、フッ素樹脂フィルム
自体は紫外線を透過するため、接着剤の紫外線による劣
化を防ぐために最外層のフッ素樹脂フィルムが紫外線を
遮断するという工夫、たとえば、フッ素樹脂に顔料を分
散させ紫外線を遮断する方法が採られている。
【0004】しかし、この方法ではフッ素樹脂フィルム
の透明性が損なわれ、たとえば、フッ素樹脂フィルムを
表面に印刷が施された鋼板にラミネートして使う場合、
その印刷が見えにくい問題がある。これに対処するため
に、フッ素樹脂フィルムが400〜700nmの可視光
線の透過率を高く維持し、かつ接着剤の光劣化を生じさ
せる360nm以下の波長の紫外線を遮断することが好
ましい。
【0005】フッ素樹脂フィルムを農業用ハウスフィル
ムとして用いる場合、栽培する果実、花、野菜などの
色、糖度、収穫量を向上させるため、それぞれに対応し
て紫外線透過率を調節したフィルムが要求されている。
また、特に近年、アザミウマなどの害虫の被害が大き
く、これらの害虫の農業ハウスでの活動を防止するた
め、紫外線を遮断した農業用ハウスフィルムの開発が待
たれている。
【0006】従来、フッ素樹脂フィルムに紫外線遮断機
能を付与する方法として、たとえばエチレン−テトラフ
ルオロエチレン系共重合体(以下、ETFEという)に
0.02μm程度の粒子径の酸化チタンや酸化亜鉛を配
合する方法が提案されている(特開平7−3047)。
しかし、この方法では酸化チタン微粒子の分散が悪く、
微粒子が凝集してフィルムが白化する問題と、長期にわ
たる光と雨による酸化チタンの光触媒によりETFEフ
ィルム自体の劣化が促進されフィルムが空洞化する問題
が生ずる。
【0007】また、ケイ素原子に結合したメチル基を有
するシランカップリング剤で表面被覆処理した酸化チタ
ン微粒子をETFEに分散、混練して紫外線遮断フィル
ムを製造する方法が開示されている(特開平7−304
924)。しかし、表面処理した酸化チタンの分散性が
改良されずヘイズの小さいフィルムは得られない。ま
た、酸化チタンなどの微粒子を表面処理したシランカッ
プリング剤の被覆厚みはわずかに数nm程度であり、E
TFEに対する光触媒作用を低減できにくい。
【0008】酸化チタンの添加量が少ないETFEフィ
ルムは、少なくとも波長300nm以下の紫外線を遮断
できるが、360nm以下の紫外線を遮断するために酸
化チタン添加量を多くする必要があり、その結果ETF
Eフィルムの透明性が著しく損なわれる。
【0009】酸化亜鉛は紫外線遮断性能が酸化チタンよ
り優れているため、酸化亜鉛の添加量が少なくともET
FEフィルムは波長360nm以下の紫外線を遮断でき
る。しかし、酸化亜鉛は屋外暴露中にフッ素樹脂から遊
離したフッ素化合物と反応し紫外線遮断機能を有しない
フッ化亜鉛に変質し、その結果ETFEフィルムの紫外
線遮断機能が低下しやすい問題が生ずる。また、酸化亜
鉛微粒子をETFEに混練しフィルムを成形する際にお
いても、発生するフッ素化合物により変質しやすい。
【0010】特開平8−37942には、酸化セリウム
微粒子を混練した農業用ETFEフィルムが提案されて
いる。酸化セリウムは、酸化チタンに比べ光触媒機能が
小さく、また酸化亜鉛と同様に屋外暴露中にフッ素樹脂
から遊離したフッ素化合物と反応し紫外線遮断機能を有
しないフッ化セリウムに変質し、次第にフィルムの紫外
線遮断機能が低下しやすい問題が生ずる。また、酸化セ
リウムの添加量が少ないETFEフィルムは、波長30
0nm以下の紫外線を遮断できるが、360nm以下の
を遮断するために酸化セリウム添加量を多くする必要が
あり、その結果ETFEフィルムの透明性が著しく損な
われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた透明
性を有し、360nm以下の紫外線遮断に優れたフッ素
樹脂フィルムを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】紫外線遮断材料を分散し
たフィルムが良好な透明性を確保するために、従来分散
粒子径が0.01μm以下であることが望ましいとされ
ていた。しかし、上記課題を解決するために鋭意検討を
重ねた結果、分散粒子径が0.01μmに比べて100
倍以上大きく、分散粒子として不定形シリカで被覆した
酸化亜鉛粒子が集合してなる複合体粒子を分散させたフ
ッ素樹脂フィルムは、優れた透明性を有し、かつフッ素
樹脂から発生するフッ素化合物による酸化亜鉛の変質を
完全に阻止することを見い出し、その知見に基づいて本
発明を完成するに至った。
【0013】すなわち、本発明は、酸化亜鉛100重量
部に対して20〜200重量部の不定形シリカで被覆し
た酸化亜鉛粒子が集合してなる粒子径1〜30μmの複
合体粒子が分散されていることを特徴とするフッ素樹脂
フィルムを提供する。また、酸化亜鉛100重量部に対
して20〜200重量部の不定形シリカで被覆した酸化
亜鉛粒子が集合してなる粒子径1〜30μmの複合体粒
子の表面が有機ケイ素化合物により疎水化処理されてい
る複合体粒子が分散されていることを特徴とするフッ素
樹脂フィルムを提供する。
【0014】本発明に用いる不定形シリカで被覆した酸
化亜鉛粒子が集合してなる複合体粒子は、不溶性亜鉛化
合物を不定形シリカで被覆した粒子の焼成物であり、以
下に製造方法を例示するが、これ以外の製法で得られた
複合体粒子を用いてもよい。不溶性亜鉛化合物とは水に
不溶または難溶な亜鉛化合物であり、たとえば水酸化亜
鉛、リン酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛などが挙げられ、
炭酸亜鉛が好ましい。
【0015】不定形シリカは、結晶性を有しない無定形
のシリカであり、たとえば3号ケイ酸ナトリウム(Si
2 含有率:28.5%)やテトラエチルシリケートな
どのケイ素化合物を加水分解して得られる不定形シリカ
が挙げられる。
【0016】不定形シリカで被覆した酸化亜鉛粒子が集
合してなる複合体粒子の製造例を以下に示す。たとえ
ば、粒径0.01μm程度の酸化亜鉛を水に分散し、こ
の水分散液に撹拌下でケイ素化合物を滴下し、その後、
乾燥し、さらに200〜1000℃、好ましくは400
〜600℃で焼成する方法が挙げられる。また、炭酸亜
鉛などの不溶性亜鉛化合物に水を加え分散機や乳化機を
使って水分散液とし、この水分散液に撹拌下でケイ素化
合物を滴下し、粒子径0.1μm以下程度のシリカ被覆
不溶性亜鉛化合物を得る。その後、乾燥し、さらに20
0〜1000℃、好ましくは400〜600℃で焼成す
ることにより、不溶性酸化亜鉛化合物は酸化亜鉛とな
り、不定形シリカで被覆された酸化亜鉛粒子が集合して
なる複合体粒子が得られる。
【0017】本発明に用いる複合体粒子は、上記の製造
法により得られる粒子径0.1μm以下の不定形シリカ
で被覆した酸化亜鉛粒子の集合体であり、その粒子径は
1〜30μmであり、好ましくは、1〜20μmであ
る。複合体粒子径が大きいと、成形されたフィルムに孔
を生じやすい。
【0018】本発明に用いる複合体粒子は1〜30μm
の範囲の粒径を有するが、この粒径範囲以外の粒子を複
合体粒子100重量部に対し10重量部以下、特に3重
量部以下含有する複合体を用いても本発明の効果に対し
て支障ない。なお、複合体粒子の平均粒子径は、4〜1
0μmが好ましく、特に4〜8μmが好ましい。
【0019】複合体粒子は、その複合体粒子製造時に不
溶性亜鉛化合物粒子を被覆した不定形シリカ同士が乾
燥、焼成工程において融着固化しているものである。し
かし、焼成前の不溶性亜鉛化合物粒子や酸化亜鉛粒子は
不定形シリカで被覆されているために、不溶性亜鉛化合
物粒子や酸化亜鉛粒子同士は2次凝集も3次凝集もして
いない。本発明に用いる複合体粒子における粒子の集合
は、従来良好な透明性を確保するために用いられる0.
01μm以下の超微粒子が2次凝集または3次凝集した
ものと異なる。不定形シリカは透明性が高いため、1〜
30μmの大きな複合体粒子を分散してもフッ素フィル
ムの透明性に悪影響を与えない。
【0020】本発明に用いる複合体は酸化亜鉛を被覆す
る不定形シリカの被覆厚みが大きいため酸化亜鉛がフッ
素樹脂とは接することがなく、フッ素樹脂から発生する
フッ素化合物と反応してフッ化亜鉛に変質することを防
止できる。
【0021】不定形シリカは酸化亜鉛100重量部に対
し20〜200重量部であり、好ましくは50〜150
重量部である。20重量部未満では不定形シリカの被覆
厚みが小さいため、フッ素樹脂内に発生したフッ素化合
物による酸化亜鉛の変質を長期にわたり阻止できにく
く、200重量部超では紫外線遮断性能が小さい。
【0022】複合体粒子のフッ素樹脂における分散を向
上させるために、複合体粒子の表面を表面処理剤で疎水
化処理することが好ましい。本発明に使用する複合体粒
子は粒径が1〜30μmと大きいため、容易に表面処理
を行うことができる。
【0023】疎水化の目安として、メタノール疎水化度
を用いる。メタノール疎水化度は、粒子の疎水性を示す
指標であり、その測定方法は次のとおりである。300
ccのビーカーに蒸留水50ccを入れ、5gの粒子を
良く撹拌させながら投入する。粒子が均一に分散されれ
ば、この粒子は蒸留水ときわめてなじみが良く、メタノ
ール疎水化度は0%である。粒子が均一に分散しない場
合、水溶液に粒子が均一に分散されるまでメタノールを
徐々に滴下する。ちょうど均一に分散されるようになる
までのメタノール総添加量M(単位:cc)から、メタ
ノール疎水化度D(単位:%)は次式によって求められ
る。 D=100M/(M+50)
【0024】表面処理される前の複合体粒子のメタノー
ル疎水化度は10%未満である。このようなメタノール
疎水化度の低い粒子はフッ素樹脂に対して分散性が低い
ため、本発明では40〜75%の複合体粒子を用いるこ
とが好ましい。なお、フッ素樹脂の種類により要求する
好ましいメタノール疎水化度は若干異なり、ETFEの
場合は40〜70%とすることが好ましく、ヘキサフル
オロプロピレン−テトラフルオロエチレン系共重合体、
パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)−テトラフル
オロエチレン系共重合体の場合は60〜75%であるこ
とが好ましい。また、テトラフルオロエチレン−ヘキサ
フルオロプロピレン−フッ化ビニリデン系共重合体で
は、40〜70%であることが好ましい。
【0025】表面処理剤としては複合体粒子表面に強固
に結合でき、かつ疎水化度を上げうるものであれば使用
でき、アルコキシ基、水酸基、イソシアネート基、塩素
原子などの加水分解性基、特に炭素数4以下のアルコキ
シ基がケイ素原子に2〜3個直接結合している有機ケイ
素化合物が好ましく用いられる。さらに好ましくは、こ
のような加水分解性基を有し、しかも疎水性の有機基が
ケイ素原子に炭素−ケイ素結合で結合している有機ケイ
素化合物が用いられ、シランカップリング剤やシリコー
ンオイルなどの有機ケイ素化合物が好ましい。
【0026】通常のシランカップリング剤は、加水分解
性基と非加水分解性有機基とを有し、非加水分解性有機
基は官能基としてたとえばエポキシ基、アミノ基などを
有している。このような官能基は親水性が高く、本発明
における表面被覆剤としてあまり好ましくない。むし
ろ、親水性基を有しない炭化水素基や、高い疎水性をも
たらすフッ素化炭化水素基を有機基として有する有機ケ
イ素化合物が好ましい。
【0027】ケイ素原子に炭素−ケイ素結合で結合して
いる有機基としては、アルキル基、アルケニル基、アリ
ール基、アルアルキル基、モノ(またはポリ)フルオロ
アルキル基、モノ(またはポリ)フルオロアリール基な
どが好ましい。特に、炭素数2〜20のアルキル基、1
以上のフッ素原子を有する炭素数2〜20のモノ(また
はポリ)フルオロアルキル基、アルキル基やモノ(また
はポリ)フルオロアルキル基で置換されてもよいフェニ
ル基などが好ましい。
【0028】有機ケイ素化合物としては、さらに加水分
解性基がケイ素原子に直接結合しているオルガノシリコ
ーン化合物であってもよい。このオルガノシリコーン化
合物における有機基としては、炭素数4以下のアルキル
基やフェニル基が好ましい。このようなオルガノシリコ
ーン化合物としては、シリコーンオイルとよばれている
ものを用いうる。
【0029】有機ケイ素化合物の具体的として、イソブ
チルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラ
ン、(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメトキ
シシラン、エチルトリエトキシシランなどのトリアルコ
キシシラン類、ジメチルシリコーンオイル、メチル水素
シリコーンオイル、フェニルメチルシリコーンオイルな
どのシリコーンオイルが好ましく、特にイソブチルトリ
メトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、エチル
トリエトキシシラン、ジメチルシリコーンオイルが好ま
しい。
【0030】表面処理剤の処理量は、複合体粒子の比表
面積、表面処理剤の複合体との反応性などに関連する。
したがって、表面処理剤として複合体との反応性が高
く、かつ少量で複合体を疎水化できるものが好ましい。
本発明においては、複合体100重量部に対して5〜5
0重量部の表面処理剤を反応させ、複合体のメタノール
疎水化度を調節する。処理量が多いと複合体粒子同士の
表面処理剤が付着し、複合体粒子からなる凝集体がブツ
となりフィルム外観が悪くなることがある。表面処理方
法は特に限定されないが、表面処理剤を溶解した水、ア
ルコール、アセトン、n−ヘキサンなどの溶液に複合体
粒子を分散させ、その後乾燥する方法が好ましい。
【0031】本発明のフッ素樹脂フィルムに要求される
紫外線遮断機能は、そのフィルムを使用する用途によっ
て異なる。たとえば、ラミネートして用いる場合、接着
剤を保護するために330〜360nmの紫外線を70
%以上遮断し、基材表面の印刷を見やすくするために4
00〜700nmの可視光を70%以上透過させること
が好ましい。
【0032】また、農業ハウスに用いる場合、穀物、
花、野菜、果物の種類に適した紫外線遮断機能を有する
ことが必要であり、330〜360nmの紫外線を10
0%遮断するフィルム、80%遮断するフィルム、50
%遮断するフィルムなどが用いられる。また、アザミウ
マなどの害虫の活動を防止するため、特に330〜36
0nmの紫外線を70%以上遮断するフィルムが用いら
れる。
【0033】本発明における光線透過率とは、JIS−
K7105に準拠した測定法によって求めたものであ
り、拡散光線と平行光線の総量、すなわち全光線透過率
をいう。この方法に用いる光源はJIS−Z8720に
準処し、300〜830nmに分布した標準光である。
【0034】本発明において、330〜360nmの光
を70%以上遮断するとは、この波長全域にわたり70
%以上遮断することをいう。また、400〜700nm
の光を70%以上透過するとは、この波長全域にわたり
70%以上透過することをいう。
【0035】本発明におけるフッ素樹脂は特に限定され
ないが、フッ化ビニル重合体、フッ化ビニリデン重合
体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン−フッ化ビニリデン共重合体、テトラフルオロエチレ
ン−プロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン−プロピレン共重合体、ETF
E、ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体、またはパーフルオロ(アルキルビニルエー
テル)−テトラフルオロエチレン共重合体樹脂などが挙
げられる。
【0036】これらのフッ素樹脂のうち、特にETF
E、ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
−テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニリデン
共重合体が好ましい。
【0037】本発明のフッ素樹脂フィルムに分散させる
複合体粒子の量は要求される紫外線遮断性能に応じて設
定すればよく、通常、フッ素樹脂100重量部に対し、
0.4〜10重量部程度分散させることが好ましい。フ
ッ素樹脂フィルムの厚みは特に制限はないが、通常6〜
500μm、好ましくは10〜200μmの範囲であ
る。
【0038】
【実施例】本発明を実施例、比較例により詳細に説明す
る。なお、本実施例では、330〜360nmの紫外線
を約80%遮断するフィルムを作成し、農業ハウスフィ
ルムとしてその長期にわたる性能を評価した。また、ラ
ミネート用途として360nm以下の紫外光を100%
遮断するフィルムを作成し評価した。本発明のフッ素樹
脂フィルムの紫外線遮断程度はこの実施例に特に限定さ
れない。
【0039】[例1]20重量%塩化亜鉛水溶液に炭酸
ガスを吹き込みながら重炭酸ナトリウムを加え、炭酸亜
鉛の微白色スラリーを得た。炭酸亜鉛の粒子径は0.0
05〜0.02μmであった。この炭酸亜鉛をよく水洗
した後、60℃に保温し、撹拌しながらテトラエチルシ
リケート20重量%のエタノール溶液を滴下し、炭酸亜
鉛粒子表面に不定形シリカを沈積させた。テトラエチル
シリケートの添加量は、炭酸亜鉛100重量部に対し、
SiO2 として100重量部となるように滴下した。そ
の後、1時間以上撹拌を続け、最後に希硝酸を加えて中
和し、不定形シリカによる炭酸亜鉛の被覆を終了させ
た。その後、水洗、乾燥、粉砕の工程を経た後、500
℃で1時間焼成し、不定形シリカで被覆した酸化亜鉛粒
子が集合した複合体粒子を得た。
【0040】この複合体粒子の組成は、ZnO:SiO
2 =100:120(重量比)であった。また、この複
合体粒子の粒径をレーザー回折・散乱式粒度分布測定機
(セイシン企業製、LMS−24)で測定したところ、
1〜30μmにその粒子の95%が分布し、平均粒径は
7.8μmであった。
【0041】この複合体粒子200gを小型ヘンシェル
ミキサに投入し、続いて、エチルトリエトキシシシラン
14gを水:メタノール=1:9(重量比)の混合溶媒
に溶解した溶液40gをゆっくり投入し10分間撹拌し
た。続いて、表面処理した湿った複合体粒子を120℃
で1時間乾燥し再度小型ヘンシェルミキサで2分間充分
にほぐした。この表面処理した粒子のメタノール疎水化
度は65%である。
【0042】この表面処理された複合体粒子160gと
ETFE(アフロンCOP88AX、旭硝子製)4kg
をVミキサにて乾式混合した。この混合物を2軸押出機
にて320℃でペレット化を行った。次いでTダイ方式
により、320℃で40μmのフィルムを成形した。こ
のフィルムは全光線透過率92.2%、ヘイズ18.5
%であり、360〜330nmにおける全光線透過率は
20%、400〜700nmの全光線透過率は83%以
上であった。
【0043】得られたフィルムをコロナ放電処理し、こ
の面にシリカ微粒子とシランカップリング剤を主成分と
する流滴剤を0.2μm塗工した。この流滴加工した紫
外線遮断フィルムをナイロン樹脂で被覆したマイカ線を
使用して、農業用パイプハウスを作成した。
【0044】このハウスを3年間展張し、その後の光学
特性を測定した。全光線透過率は92.8%、ヘイズ1
8.0%、400〜700nmの全光線透過率は85%
以上、360〜330nmにおける全光線透過率は21
%であった。また、展張前後のフィルムの引張り破断強
度保持率は99%、引張り伸度保持率は98%であり、
劣化は認められなかった。結果を表1、表2に示す。ま
た、3年間の展張前後の各波長における全光線透過率の
チャートを図1に示す。
【0045】また、展張3年目にこのハウス内でキュウ
リ(品種:シャープ1)を栽培したが、アザミウマによ
る被害は皆無であり、キュウリの収穫も良好であった。
結果を表2に示す。
【0046】[例2、3、4]例1と同様にして、Zn
OとSiO2 の組成(重量比)が、100:30(例
2)、100:80(例3)、100:160(例4)
の不定形シリカ−酸化亜鉛複合体を作成し、その後、表
面処理を行った粒子の物性を表1に示す。
【0047】また、この表面処理した複合体粒子を、例
1と同様にてETFEに混練して得られたフィルムを流
滴化工して農業用パイプハウスとして3年間展張した前
後の光学特性および、引張り破断強度保持率および引張
り伸度保持率を表1、表2に示す。また、このハウス内
でキュウリを栽培したが、その収穫量およびアザミウマ
による被害の程度を表2に示す。
【0048】[例5、6、7(比較例)]例1と同様に
して、ZnOとSiO2 の組成(重量比)が、100:
5(例5)、100:10(例6)、100:15(例
7)の不定形シリカ−酸化亜鉛複合体を作成し、その
後、表面処理を行った粒子の物性を表1に示す。また、
この表面処理した複合体粒子を、例1と同様にてETF
Eに混練して得られたフィルムを流滴加工して農業用パ
イプハウスとして3年間展張した前後の光学特性およ
び、引張り破断強度および伸度を表1および表2に示
す。
【0049】引張り強度および伸度は初期値をほとんど
維持しているものの、不定形シリカの被覆量が少ないも
のほどUV遮断の機能が低下している。従って、表2に
示すように、このハウス内でキュウリを栽培したが、ア
ザミウマによる被害状況は甚大であった。また、例6の
フィルムについての3年間の展張前後の各波長における
全光線透過率のチャートを図2に示す。
【0050】[例8(比較例)]平均粒径0.01μm
の酸化セリウム(CeO2 )粒子をETFE100重量
部に対して1.5重量部配合した40μmETFEフィ
ルムを成形した。このフィルムは全光線透過率92.5
%、ヘイズ16.5%であり、360nmにおける全光
線透過率は40%、400〜700nmにおける全光線
透過率は80%以上であった。このフィルムを例1と同
様にて農業用パイプハウスとして3年間展張した後の光
学特性および、引張り破断強度および伸度を表1、表2
に示す。また、3年間の展張前後の各波長における全光
線透過率のチャートを図3に示す。引張り強度および伸
度は初期値をほとんど維持していた。しかし、このハウ
ス内でキュウリを栽培した際、アザミウマによる被害状
況は甚大であった。
【0051】[例9]例1の表面処理したメタノール疎
水化度65%の不定形シリカ−酸化亜鉛複合体を用い、
これをETFE100重量部に対して8重量部配合した
40μmのETFEフィルムを作成した。このフィルム
の全光線透過率は89.2%であり、ヘイズは26.2
%であった。また、360nm以下の紫外線を100%
遮断した。
【0052】このフィルム表面をコロナ放電処理し、ポ
リエステル系接着剤を用いて白色ポリエステルシートと
ラミネートし、カーボンアーク型サンシャンウェザオメ
ーター試験機に5000時間暴露した。暴露前後の密着
力はそれぞれ1.5kgf/cm、1.4kgf/cm
であり、密着力の低下はほとんど見られなかった。ま
た、基材の白色ポリエステルシートの黄変は見られなか
った。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】[例10(比較例)]平均粒子径0.01
μmの酸化亜鉛を例1と同様にして、エチルトリエトキ
シシランで疎水化処理しメタノール疎水化度60%、平
均粒子径0.2μmの粒子を得た。このフィラーをET
FE100重量部に対して3重量部含む40μmのET
FEフィルムを成形した。このフィルムは全光線透過率
82.5%、ヘイズ20.0%であり、360nmにお
ける全光線透過率は8%、330nmにおける全光線透
過率は8%であった。
【0056】このフィルムを例1と同様に処理し、農業
用パイプハウスとして展張したが、1ケ月で紫外線遮断
性を喪失し、全光線透過率93.5%、ヘイズ6.2%
であり、360nmにおける全光線透過率は86%、3
30nmにおける全光線透過率は85%であった。
【0057】
【発明の効果】透明性に優れ、かつ長期にわたる紫外線
遮断性を有するフッ素樹脂フィルムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】例1の展張前、3年間展張後のフィルム、およ
び紫外線遮断剤を含有しないETFEフィルムの280
〜700nmの全光線透過率のチャートを示す。
【図2】例6の展張前、3年間展張後のフィルムの28
0〜700nmの全光線透過率のチャートを示す。
【図3】例8の展張前、3年間展張後のフィルムの28
0〜700nmの全光線透過率のチャートを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 9/06 C08K 9/06 C09K 3/00 C09K 3/00 (72)発明者 宮澤 英明 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番地2 旭硝子株式会社内 (72)発明者 吉田 栄 東京都板橋区舟渡3丁目14番1号 日本無 機化学工業株式会社内 (72)発明者 熊沢 修 東京都板橋区舟渡3丁目14番1号 日本無 機化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化亜鉛100重量部に対して20〜20
    0重量部の不定形シリカで被覆した酸化亜鉛粒子が集合
    してなる粒子径1〜30μmの複合体粒子が分散されて
    いることを特徴とするフッ素樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】酸化亜鉛100重量部に対して20〜20
    0重量部の不定形シリカで被覆した酸化亜鉛粒子が集合
    してなる粒子径1〜30μmの複合体粒子の表面が有機
    ケイ素化合物により疎水化処理されている複合体粒子が
    分散されていることを特徴とするフッ素樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】フッ素樹脂が、エチレン−テトラフルオロ
    エチレン系共重合体、ヘキサフルオロプロピレン−テト
    ラフルオロエチレン系共重合体、パーフルオロ(アルキ
    ルビニルエーテル)−テトラフルオロエチレン系共重合
    体、またはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
    ロピレン−フッ化ビニリデン系共重合体である請求項1
    または2記載のフッ素樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】波長330〜360nmの光線を50%以
    上遮蔽し、400〜700nmの光線を70%以上透過
    することを特徴とする請求項1、2または3記載のフッ
    素樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】波長330〜360nmの光線を70%以
    上遮蔽し、400〜700nmの光線を70%以上透過
    することを特徴とする請求項1、2または3記載のフッ
    素樹脂フィルム。
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