JPH11275846A - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

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JPH11275846A
JPH11275846A JP6970498A JP6970498A JPH11275846A JP H11275846 A JPH11275846 A JP H11275846A JP 6970498 A JP6970498 A JP 6970498A JP 6970498 A JP6970498 A JP 6970498A JP H11275846 A JPH11275846 A JP H11275846A
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JP
Japan
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damper
magnetic circuit
coil
vibration actuator
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP6970498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高信頼性を有し製品寿命が長く、かつ小型化
が容易な振動アクチュエータを提供すること。 【解決手段】 永久磁石2を用いて構成された磁気回路
の空隙にコイル5を配する。コイルに対し磁気回路を金
属製のダンパ8を介して柔軟に支持する。コイルに電気
信号を入力すると、磁気回路が振動する。ダンパに樹脂
製の作用部6を付加するのは好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
体通信機器に搭載され、呼び出し音または音声又は振動
を発生させる機能を有する振動アクチュエータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の振動アクチュエータは、例え
ば、特願平8−324997(ペイジャー用振動アクチ
ュエータ)に記載されている。図4に示すように、その
振動アクチュエータは、永久磁石2、ヨーク1、及びプ
レート3で構成される磁気回路を含んでいる。その磁気
回路は柔軟な構造物としての支持ゴム12によってリン
グ板状の支持台10に支持されている。プレート3と支
持台10との間には、外周部の作用部17が支持台10
に当接し中央部がプレート3に当接した樹脂製のダンパ
19が介在している。ダンパ19の中央部の中心穴と磁
気回路の中心穴には中心軸4が挿通されている。ダンパ
8の外周部には作用部17を介してボビン13が一体に
形成され、このボビン13に巻回されたコイル5が磁気
回路の空隙に配されている。支持台10の外縁部には、
断面積の小さい爪状突起11が設けられており、この爪
状突起11に支持ゴム12が係合している。支持台10
とヨーク1との間には緩衝材9が介在している。コイル
5に駆動電流を流すと、磁気回路は支持台10に接近離
間する方向即ち上下方向に振動し、作用部17と支持台
10を介して外部に振動を伝える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような構造
では、振動時にダンパ19に連続的に曲げ応力が加わる
ため、ダンパ19の材料の耐疲労性が小さいと信頼性が
低下しやすく製品寿命が短く、なるという問題があっ
た。また、樹脂にてダンパ19とボビン13を一体成形
する場合には、0.2mm以下の薄肉の成形が困難なた
めボビン13の肉厚が大きくなり、製品の小型化を困難
なものにしていた。
【0004】それ故に本発明の課題は、高信頼性を有し
製品寿命が長く、かつ小型化が容易な振動アクチュエー
タを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、永久磁
石を用いて構成された磁気回路と、前記磁気回路の空隙
に配されたコイルと、前記コイルに対し前記磁気回路を
柔軟に支持したダンパとを有し、前記コイルに電気信号
を入力して前記磁気回路に振動を起す振動アクチュエー
タにおいて、前記ダンパを金属にて形成したことを特徴
とする振動アクチュエータが得られる。
【0006】好ましくは、前記ダンパは、SUS30
4、SUS301、洋白、りん青銅、及びBe−Cu合
金のうちの少なくとも一種の金属バネ材にて形成され
る。
【0007】好ましくは、前記ダンパに絞り加工等でコ
イルボビンを一体に形成し、前記コイルボビンに前記コ
イルを装着する。
【0008】好ましくは、前記ダンパの外周に樹脂製の
作用部を付加し、前記磁気回路の振動を前記作用部を介
して外部に伝えるようにする。
【0009】好ましくは、前記ダンパの中心に絞り加工
により深い中心穴を形成する。
【0010】好ましくは、前記磁気回路を前記ダンパに
接続する金属の中心軸を含み、前記中心軸と前記ダンパ
とを溶接にて固定する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して、本発明
の第1の実施の形態に係る振動アクチュエータについて
説明する。
【0012】図1及び図2に示す振動アクチュエータ
は、携帯電話機等の移動体通信機器に搭載されるもので
あり、円板状の永久磁石2をヨーク1とプレート3とで
挟み込むことで構成された磁気回路を含んでいる。その
磁気回路は柔軟な構造物としての支持ゴム12によって
支持台10に支持されている。支持台10にはまた、樹
脂製の円環状作用部6が接着にて固定されている。この
作用部6は、ダンパ8の外周部にインサート成形等で一
体に形成された部分である。ダンパ8の外周部にはまた
ボビン13が絞り加工等により形成されている。ボビン
13にはコイル5が巻回支持されている。コイル5は磁
気回路の空隙に挿入されている。磁気回路は中心軸4に
よりダンパ8を介して結合されている。中心軸4は、ボ
ルトのような形状をしていて、ダンパ8の中央の中心穴
を貫通し、さらに磁気回路の中心穴に嵌入している。つ
まり、中心軸4によって磁気回路とダンパ8は同軸上に
位置決めされる。
【0013】ダンパ8はSUS304、SUS301、
洋白、りん青銅、Be−Cu合金等の金属ばね材料のう
ちの少なくとも一種で複数のスパイラル形状を有するよ
う形成されている。樹脂成形でボビン13を成形した場
合、肉厚を0.2mm以下とすることが困難であり、小
型化の障害となるが、金属を使用すると、冷間圧延等に
より0.2mm以下の薄板を製造することは容易であ
り、その薄板を用いて絞り及び抜き加工により所定の形
状にダンパ8を加工できるため、極めて薄肉でかつ強度
の高いボビン13を一体に形成できる。また、ボビン1
3とコイル5との接着強度も向上する。
【0014】中心軸4とダンパ8は圧入、接着、かしめ
等で固定しているが、中心軸4とダンパ8を同一材質の
ものにすれば、溶接も可能となる。またダンパ8の中心
穴を絞り加工により深く形成することは好ましい。
【0015】なおダンパ8の外周部に付設した作用部6
は、直接、もしくは樹脂モールドで補強して支持台10
に接着される。この場合、支持台10と作用部6との間
に、弾性材を介すことも有効である。また、作用部6と
支持台10とを直接にインサート成形しても良い。
【0016】支持台10はその外周部7に複数箇所の爪
状突起11を有し、これらの爪状突起11に支持ゴム1
2が組み付けられる。支持ゴム12は、磁気回路が、支
持台10に対して離脱しないように柔軟に磁気回路を支
持するように組み付けられている。
【0017】また緩衝材9は、磁気回路が支持台10に
衝突して不要な音の発生することを抑えるように、磁気
回路と支持台10との間に介在しかつ支持台10に接着
されている。
【0018】駆動電流をコイル5に印加すると、ダンパ
8及び支持ゴム12により柔軟に支持された磁気回路が
振動する。その際、ダンパ8に繰り返し曲げ応力が連続
的にかかるため、ある繰り返し数を経過すると疲労によ
りダンパ8が破断することは避け得ない。しかし、金属
の疲労強さは、りん青銅では250MPa、SUS30
4では600MPaであり、樹脂の疲労強さ10〜30
MPaに対して10倍以上の強さを有しており、ダンパ
8を金属で形成することにより、信頼性が大幅に向上す
る。
【0019】図3は本発明の第2の実施の形態に係る振
動アクチュエータを示す。図1及び図2に示した振動ア
クチュエータと同様な部分には同じ符号を付して説明を
省略する。図3の振動アクチュエータにおいては、磁気
回路が金属製のダンパ18のみで柔軟に支持されてい
る。即ち、ダンパ18を金属材料で作ることにより、図
1及び図2に示した振動アクチュエータにおける支持台
10及び支持ゴム12が不要になる。したがってダンパ
18にインサート形成した樹脂製の作用部16は外部に
露出する。緩衝材9はこの作用部16に保持されてい
る。
【0020】この振動アクチュエータによっても、同様
な作用・効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたごとく本発明によれば、ダン
パの材質を金属としたことにより、樹脂と比較して耐疲
労性が向上し、高信頼性を有する振動アクチュエータの
提供が可能となった。また、薄肉ボビンとの一体化がで
きるため、製品の小型化が容易になり、コイルや中心軸
との固定の信頼性も向上し、さらに高耐熱性を有する振
動アクチュエータの提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る振動アクチュ
エータの一部切り欠き斜視図。
【図2】図1の振動アクチュエータの縦断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る振動アクチュ
エータの縦断面図。
【図4】従来の振動アクチュエータの一例の一部切り欠
き斜視図。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 永久磁石 3 プレート 4 中心軸 5 コイル 6,16,17 作用部 7 支持台の外周部 8,18,19 ダンパ 9 緩衝材 10 支持台 11 爪状突起 12 支持ゴム 13 ボビン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を用いて構成された磁気回路
    と、前記磁気回路の空隙に配されたコイルと、前記コイ
    ルに対し前記磁気回路を柔軟に支持したダンパとを有
    し、前記コイルに電気信号を入力して前記磁気回路に振
    動を起す振動アクチュエータにおいて、前記ダンパを金
    属にて形成したことを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記ダンパは、SUS304、SUS3
    01、洋白、りん青銅、及びBe−Cu合金のうちの少
    なくとも一種の金属バネ材にて形成された請求項1記載
    の振動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記ダンパに絞り加工等でコイルボビン
    を一体に形成し、前記コイルボビンに前記コイルを装着
    した請求項1又は2記載の振動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記ダンパの外周部に樹脂製の作用部を
    付加し、前記磁気回路の振動を前記作用部を介して外部
    に伝えるようにした請求項1−3のいずれかに記載の振
    動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記ダンパの中心に絞り加工により深い
    中心穴を形成した請求項1−4のいずれかに記載の振動
    アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記磁気回路を前記ダンパに接続する金
    属の中心軸を含み、前記中心軸と前記ダンパとを溶接に
    て固定した請求項1−5のいずれかに記載の振動アクチ
    ュエータ。
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Effective date: 20020918