JPH1127484A - 書き込み装置 - Google Patents

書き込み装置

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JPH1127484A
JPH1127484A JP16900597A JP16900597A JPH1127484A JP H1127484 A JPH1127484 A JP H1127484A JP 16900597 A JP16900597 A JP 16900597A JP 16900597 A JP16900597 A JP 16900597A JP H1127484 A JPH1127484 A JP H1127484A
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JP
Japan
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image data
writing
line
signal
holding means
Prior art date
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Application number
JP16900597A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Sasamoto
哲朗 笹本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、記憶回路に書き込みと読み出しを
1ライン中に行う必要があって高速化の妨げになり、ラ
インヘッドドライバの動作速度以上に画像データ転送ク
ロックの速度を上げられないという課題を解決しようと
するものである。 【解決手段】この発明は、記憶手段13a〜16aを1
ライン分以上の画像データを記憶できる容量とし、記憶
手段13a〜16aの画像データ読み出しを記憶手段1
3a〜16aの画像データ書き込みから最低1ライン分
以上遅延させる手段21を備え、制御手段18aが記憶
手段13a〜16aから略同時に画像データを読み出す
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ、複写機、
ファクシミリなどに用いられ、LED(発光ダイオー
ド)ヘッド、LCD(液晶)ヘッド、インクジェットヘ
ッド、サーマルヘッドなどのラインヘッドによりライン
単位で画像の書き込みを行う書き込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリなどの
画像形成装置においては、書き込み装置にてLEDヘッ
ド、LCDヘッド、インクジェットヘッド、サーマルヘ
ッドなどのラインヘッドによりライン単位で画像を感光
体などの記録媒体に書き込むものがある。図7は書き込
み素子としてLEDヘッドからなる露光素子を有するラ
インヘッドを用いた従来の書き込み装置の一例を示すブ
ロック図であり、図8はその動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【0003】この書き込み装置においては、画像データ
(画像信号)発生装置11から発生した連続する画像デ
ータを画像データ転送クロックに同期してラッチ回路か
らなる画像データ保持手段12に保持する。
【0004】複数のFIFOメモリ13〜16からなる
記憶手段の画像データ書き込みを制御する制御手段とし
てのFIFO書き込み制御回路17は、画像データ転送
開始信号としてのFGATE信号が入力された時にFI
FOメモリ13〜16の画像データ書き込みを有効とす
る画像データ書き込み制御信号FIFO1WEN〜FI
FO4WENを発生してFIFOメモリ13〜16へ出
力し、ラッチ回路12に保持された画像データを複数に
分割して、例えば2つに分割して奇数番目と偶数番目に
分けることにより画像データDATA1−ODD、DA
TA1−EVEN、DATA2−ODD、DATA2−
EVENに分けてFIFOメモリ13〜16に書き込み
クロックとしての画像データ転送クロックに同期して書
き込む。
【0005】この場合、最初に画像データDATA1−
ODD、DATA1−EVENがFIFOメモリ13、
14に書き込まれ、次に画像データDATA2−OD
D、DATA2−EVENがFIFOメモリ15、16
に書き込まれる。
【0006】次に、FIFOメモリ13〜16の画像デ
ータ読み出しとLEDアレーヘッド20を制御する制御
手段としてのFIFO読み出し・アレーヘッド制御回路
18は、FGATE信号が入力されると、FIFOメモ
リ13〜16の画像データ書き込み開始から所定の時間
だけ遅れてFIFOメモリ13〜16の画像データ読み
出しを有効とする画像データ読み出し制御信号FIFO
1REN〜FIFO4RENを発生してFIFOメモリ
13〜16へ出力する。
【0007】画像データ読み出し制御信号FIFO1R
EN〜FIFO4RENが有効になると、FIFOメモ
リ13〜16から画像データDATA1−ODD、DA
TA1−EVEN、DATA2−ODD、DATA2−
EVENが画像データ転送クロックに同期して読み出さ
れ、この画像データDATA1−ODD、DATA1−
EVEN、DATA2−ODD、DATA2−EVEN
はパラレル・シリアル変換回路と保持手段として設けら
れたラッチ回路19によりシリアルデータに変換された
後に保持される。
【0008】この場合、最初にシリアル画像データDA
TA1−ODD、DATA1−EVENがFIFOメモ
リ13、14から読み出され、次にシリアル画像データ
DATA2−ODD、DATA2−EVENがFIFO
メモリ15、16から読み出される。パラレル・シリア
ル変換回路とラッチ回路19に保持されたシリアル画像
データは1ライン分の露光を行う複数の露光素子として
のLED素子が主走査方向に一列又は複数列に配列され
たLEDアレーヘッドからなるラインヘッド20へ転送
される。
【0009】次に、FIFO読み出し・LEDアレーヘ
ッド制御回路18は、LEDアレーヘッド20へ画像デ
ータ転送終了信号としてのDATA SET信号を送信
し、その後、LEDアレーヘッド20の露光素子を発光
させる信号(ここでは奇数番目の露光素子を発光させる
ためのLED点灯信号(ODD)と偶数番目の露光素子
を発光させるためのLED点灯信号(EVEN))を送
信する。
【0010】LEDアレーヘッド20は、FIFO読み
出し・LEDアレーヘッド制御回路18からのDATA
SET信号により、パラレル・シリアル変換回路とラ
ッチ回路19から送信されたシリアル画像データに基づ
いて1ライン分の画像データをシフトレジスタに、複数
の露光素子を駆動できるようにセットし、LEDドライ
バ回路にてFIFO読み出し・LEDアレーヘッド制御
回路18からのLED点灯信号(ODD)により上記1
ライン分の画像データのうちの奇数番目の画像信号で奇
数番目の露光素子をそれぞれ駆動し、次にFIFO読み
出し・LEDアレーヘッド制御回路18からのLED点
灯信号(EVEN)によりパラレル・シリアル変換回路
とラッチ回路19からの1ライン分の画像データのうち
の偶数番目の画像信号で偶数番目の露光素子をそれぞれ
駆動する。
【0011】LEDアレーヘッド20の複数の露光素子
は1ライン分の画像信号をそれぞれ光信号に変換して該
光信号により感光体からなる記録媒体を露光することで
感光体に1ライン分の画像を書き込む。この感光体は、
画像形成装置において、駆動部により副走査方向に移動
させられながら帯電手段により一様に帯電され、上述の
ような1ライン分の画像の書き込みがライン同期信号/
LSYNCに同期して繰り返して行われて静電潜像が形
成される。この感光体上の静電潜像は現像装置により現
像されて転写装置により記録紙に転写される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記書き込み装置で
は、FIFOメモリ13〜16に対する画像データの書
き込みと読み出しを1ライン中(各ライン同期信号/L
SYNCの間)で行おうとすると、1ライン周期の中で
FIFOメモリ13〜16に対する1ライン分の画像デ
ータの書き込み・読み出し、LEDアレーヘッド20へ
の画像データの転送動作、露光素子の点灯動作を行われ
なければならず、システムとしての高速化の妨げになっ
ている。また、従来、書き込み速度の限界値はLEDア
レーヘッド20のLEDドライバ回路の動作速度に依存
しているので、このLEDドライバ回路の動作速度以上
に画像データ転送クロックの速度を上げることができな
かった。すなわち、書き込み速度の限界値がLEDアレ
ーヘッド20のLEDドライバ回路の動作速度に依存し
ているために画像形成装置全体の画像形成速度を上げる
ことができなかった。
【0013】本発明は、システムの電源容量の低減化及
びシステムとしての高速化を図ることができるともに、
露光時間を長くすることができる書き込み装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、画像データ発生装置から発
生した連続する画像データを画像データ転送クロックに
同期して保持する第1の画像データ保持手段と、この第
1の画像データ保持手段に保持された画像データを記憶
する複数の記憶手段と、前記第1の画像データ保持手段
に保持された画像データを分割して書き込みクロックに
同期して前記複数の記憶手段に記憶させ、前記複数の記
憶手段に記憶された画像データを読み出しクロックに同
期して読み出す制御手段と、前記複数の記憶手段から読
み出した画像データを複数ドットから1ドットごとのデ
ータ変換後保持する第2の画像データ保持手段とを有
し、主走査方向に配列された複数の書き込み素子を有す
る書き込み用ラインヘッドに前記第2の画像データ保持
手段に保持した画像データを転送する書き込み装置にお
いて、前記複数の記憶手段の記憶容量を1ライン分以上
の画像データを記憶できる容量とし、前記記憶手段から
の画像データの読み出しを前記記憶手段への画像データ
の書き込みから最低1ライン分以上遅延させる遅延手段
を備え、前記制御手段が前記複数の記憶手段から略同時
に画像データを読み出し、その後例えばODDとEVE
Nとを時間差(ODD素子点灯終了後、EVEN素子を
点灯させる)を設けることで、システムの電源容量の低
減化を図ることができる。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1記載の書
き込み装置において、前記複数の書き込み素子が複数の
露光素子からなり、この複数の露光素子を画像データ転
送後略同時にオンさせるものであり、高速化や露光時間
を長くすることができる。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1記載の書
き込み装置において、前記書き込みクロックと前記読み
出しクロックとを分離し、これらのクロックを可変でき
る手段を設けたものであり、請求項2に係る発明より更
なる高速化を図ることができる。
【0017】請求項4に係る発明は、画像データ発生装
置から発生した連続する画像データを画像データ転送ク
ロックに同期して保持する第1の画像データ保持手段
と、画像データを主走査方向に最低2ライン分以上保持
できる容量を有し前記第1の画像データ保持手段に保持
された画像データを記憶する複数の記憶手段と、前記第
1の画像データ保持手段に保持された画像データを分割
して前記複数の記憶手段に記憶させ、前記複数の記憶手
段からほぼ同時に画像データを読み出す制御手段と、前
記記憶手段からの画像データの読み出しを前記記憶手段
への画像データの書き込みから最低1ライン分以上遅延
させる第1の遅延手段と、前記複数の記憶手段から読み
出した画像データを複数ドットから1ドットごとのデー
タ変換後保持する第2の画像データ保持手段とを有し、
主走査方向に配列された複数の書き込み素子を有する書
き込み用ラインヘッドに前記第2の画像データ保持手段
に保持した画像データを転送する書き込み装置におい
て、第4の画像データ保持手段への書き込みと発光素子
の発光動作を前記記憶手段からの画像データ読み出しか
ら1ライン分以上遅らせる遅延手段と、前記第2の画像
データ保持手段に保持した画像データを画像データ転送
クロックに同期して保持する第3の画像データ保持手段
と、この第3の画像データ保持手段に保持した画像デー
タをトリガ信号に同期して保持する第4の画像データ保
持手段とを備えたものであり、更なる高速化及び低コス
ト化を図ることができる。
【0018】請求項5に係る発明は、請求項4記載の書
き込み装置において、前記第3の画像データ保持手段及
び前記第4の画像データ保持手段を前記ラインヘッド内
に設けたものであり、安価でノイズの影響を受けにくく
なる。
【0019】請求項6に係る発明は、請求項5記載の書
き込み装置において、前記ラインヘッドを集積回路化し
たものであり、基板上の実装面積の低減及び信号線数の
低減を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態を示
し、図2は第1実施形態の動作タイミングを示す。この
第1実施形態は、請求項1に係る発明の一実施形態であ
る。この第1実施形態においては、上記従来の書き込み
装置において、複数のFIFOメモリからなる記憶手段
13〜16の代りに、全体の記憶容量を1ライン分以上
の画像データを記憶できる容量とした複数のFIFOメ
モリからなる記憶手段13a〜16aが用いられる。ま
た、FIFOメモリ13a〜16aからの画像データ読
み出しをFIFOメモリ13a〜16aへの画像データ
書き込みから最低1ライン分以上遅延させる遅延手段と
しての遅延回路21が設けられ、FIFO読み出し・L
EDアレーヘッド制御回路18の代りにFIFO読み出
し・LEDアレーヘッド制御回路18aが用いられる。
【0021】遅延回路21は、例えば図3に示すように
フリップフロップを使用したシフトレジスタ回路で構成
されてシステムリセット信号SYSTEM RESET
によりリセットされ、ライン同期信号LSYNCに同期
して画像データ吐き出し(書き出し)開始信号としての
FGATE信号をラッチする。
【0022】すなわち、遅延回路21は、FGATE信
号が入力されると、その次にライン同期信号LSYNC
が入力されることでFGATE信号をラッチしてFIF
Oメモリ13a〜16aの画像データ読み出し開始信号
FGATE DLAY−1として出力する。この遅延回
路21の出力信号FGATE DLAY−1はFIFO
読み出し・LEDアレーヘッド制御回路18aに出力さ
れる。
【0023】従って、FIFO読み出し・LEDアレー
ヘッド制御回路18aは遅延回路21の出力信号FGA
TE DLAY−1が入力された時に画像データ読み出
し制御信号FIFO1REN〜FIFO4RENを発生
してFIFOメモリ13a〜16aへ出力し、各FIF
Oメモリ13a〜16aから同時に画像データDATA
1−ODD、DATA1−EVEN、DATA2−OD
D、DATA2−EVENが画像データ転送クロックに
同期して読み出される。この読み出された画像データD
ATA1−ODD、DATA1−EVEN、DATA2
−ODD、DATA2−EVENはシリアル画像データ
保持手段として設けられたパラレル・シリアル変換回路
とラッチ回路19によりパラレル・シリアル変換後、保
持される。
【0024】次に、FIFO読み出し・LEDアレーヘ
ッド制御回路18aは、LEDアレーヘッド20へ画像
データ転送終了信号としてのDATA SET信号を送
信し、その後、LEDアレーヘッド20の露光素子を発
光させる信号をLEDアレーヘッド20へ送信する(こ
こでは奇数番目の露光素子を発光させるためのLED点
灯信号(ODD)と偶数番目の露光素子を発光させるた
めのLED点灯信号(EVEN)を順次に送信する)。
【0025】従って、FIFOメモリ13a〜16aの
画像データ読み出しがFIFOメモリ13a〜16aの
画像データ書き込みより1ライン分遅れることになり、
この第1実施形態のように1ライン分の画像データを2
つに分割する方式ではFIFOメモリ13a〜16aか
ら1ライン分の画像データを読み出す画像データ読み出
し時間が上記従来の書き込み装置に比べて1/2とな
り、余裕時間を作ることができる。この効果は、1/
(1ライン分の画像データを分割する数)に比例するの
で、1ライン分の画像データの分割数が多ければ多いほ
ど大きくなる。
【0026】このように第1実施形態は、LED点灯信
号にODDとEVENに時間差(ODD終了後、EVE
N素子を点灯させる)を設けることで、LED点灯信号
(ODD)によりLEDアレーヘッド20の奇数番目の
画像信号で奇数番目の露光素子を駆動し、その後、LE
D点灯信号(EVEN)によりLEDアレーヘッド20
の偶数番目の画像信号で偶数番目の露光素子を駆動する
ので、LEDアレーヘッド20上の全露光素子を一括し
て同時に画像データにより点灯させる一括点灯方式に比
べて、発光素子数を半分づつ点灯させることで電源容量
を少なくすることができ、システムの電源容量の低減化
を図ることができる。また、余裕時間を作ることがで
き、この余裕時間を利用してライン周期時間(ライン同
期信号LSYNCの周期)を短くすることで、書き込み
装置を使用したシステムの高速化が可能となる。
【0027】図4は本発明の第2実施形態の動作タイミ
ングを示す。この第2実施形態は、請求項2に係る発明
の一実施形態であり、上記第1実施形態において、FI
FO読み出し・LEDアレーヘッド制御回路18aは、
各FIFOメモリ13a〜16aから同時に画像データ
DATA1−ODD、DATA1−EVEN、DATA
2−ODD、DATA2−EVENを読み出しクロック
としての画像データ転送クロックに同期して読み出して
画像データ保持手段としてのラッチ回路19に保持させ
た後に、LEDアレーヘッド20へ画像データ転送終了
信号としてのDATA SET信号を送信し、その後、
奇数番目の露光素子を発光させるためのLED点灯信号
(ODD)と偶数番目の露光素子を発光させるためのL
ED点灯信号(EVEN)を同時に送信する。
【0028】従って、LEDアレーヘッド20は、FI
FO読み出し・LEDアレーヘッド制御回路18aから
のLED点灯信号(ODD)、LED点灯信号(EVE
N)により全ての露光素子を一括して同時に画像データ
により駆動する。このため、第2実施形態では、第1実
施形態に比べて消費電力は大きくなるが、図4に示すよ
うに完全な余裕時間ができ、この完全余裕時間の分だけ
主走査方向のライン周期(ライン同期信号/LSYNC
の周期)を短くすることで、システム全体の画像形成速
度を早くすることができる。また、露光時間(露光素子
の点灯時間)に完全余裕時間を含めた時間を当てること
で露光時間を長くすることができ、記録媒体としての感
光体の感度を落とすことが可能になり、システムとして
考えた場合に感光体のコストを下げることができる。
【0029】このように、この第2実施形態は、請求項
2に係る発明の一実施形態であって、請求項1記載の書
き込み装置において、前記複数の書き込み素子が複数の
露光素子からなり、この複数の露光素子を画像データ転
送後略同時にオンさせるので、高速化や露光時間を長く
することができる。
【0030】図5は本発明の第3実施形態におけるクロ
ック分割・選択回路を示す。この第3実施形態は、請求
項3に係る発明の一実施形態であり、上記第1実施形態
において、図5に示すクロック分割・選択回路により書
き込みクロック及び読み出しクロックを作成する。この
クロック分割・選択回路においては、発振器22がクロ
ックを発生し、このクロックが分周回路23により1か
らN(2以上の自然数)までの分周比で分周されて周波
数の異なるN個のクロックが作成される。従って、発振
器22及び分周回路23は周波数の異なるN個のクロッ
クを作成するクロック発生手段を構成する。
【0031】選択回路24、25は分周回路23からの
複数のクロックのうちのいずれか1つのクロックを個別
に選択する選択手段を構成し、選択回路24はFIFO
書き込みクロック選択信号により分周回路23からの複
数のクロックのうちのいずれか1つのクロックを選択し
てFIFOメモリ13a〜16aへ書き込みクロック
(FIFO書き込みクロック)として出力する。選択回
路25はFIFO呼出しクロック選択信号により分周回
路23からの複数のクロックのうちのいずれか1つのク
ロックを選択してFIFOメモリ13a〜16aへ読み
出しクロック(FIFO呼出しクロック)として出力す
る。
【0032】FIFO書き込み制御回路17は画像デー
タ吐き出し信号としてのFGATE信号が入力された時
に画像データ書き込み制御信号FIFO1WEN〜FI
FO4WENを発生してFIFOメモリ13a〜16a
へ出力し、ラッチ回路12に保持された1ライン分の画
像データが複数の画像データDATA1−ODD、DA
TA1−EVEN、DATA2−ODD、DATA2−
EVENに分けられてFIFOメモリ13a〜16aに
選択回路24からの書き込みクロックに同期して書き込
まれる。
【0033】FIFO読み出し・LEDアレーヘッド制
御回路18aは遅延回路21の出力信号FGATE D
LAY−1が入力された時に画像データ読み出し制御信
号FIFO1REN〜FIFO4RENを発生してFI
FOメモリ13a〜16aへ出力し、FIFOメモリ1
3a〜16aから画像データDATA1−ODD、DA
TA1−EVEN、DATA2−ODD、DATA2−
EVENが選択回路25からの読み出しクロックに同期
して読み出されパラレル・シリアル変換後、シリアル画
像データとしてラッチ回路19に保持される。
【0034】このように、この第3実施形態では、書き
込みクロックと読み出しクロックとを分離して個別に選
択するので、FIFOメモリ13a〜16aの画像デー
タ読み出し側の動作速度はLEDアレーヘッド20のL
EDドライバ回路の動作速度に依存するが、FIFOメ
モリ13a〜16aの画像データ書き込み側の動作速度
はFIFOメモリ13a〜16aに画像データを書き込
む部分の動作速度に依存するため、FIFOメモリ13
a〜16aに画像データを書き込む時間の短縮(図4に
示す書き込み時間の短縮)を図ることができる。これに
より、システム全体からみると、ライン周期(ライン同
期信号/LSYNCの周期)を短くすることができ、シ
ステム全体の画像形成動作の速度を上げることができ
る。これは画像データ数が多くなるにつれて効果的とな
る。
【0035】例えば、600dpi時の露光素子数は約
7168dot分であるが、階調bit数=8bit、
画像データ転送クロック周波数=10MHz(100n
s)、LEDアレーヘッド分割数(画像データ分割数)
=4の条件下でFIFOメモリ13a〜16aの画像デ
ータ書き込みに要する時間は、7168dot×100
ns=716.8μsとなるが、画像データ転送クロッ
ク周波数を20MHzとして動作させれば、FIFOメ
モリ13a〜16aへの画像データ書き込み時間を1/
2とすることができ、更に露光素子の点灯時間を高感度
の感光体などを使用することで短縮すれば、図6に示す
ような完全余裕時間を広げることができる。このことか
ら、システム全体の画像形成動作の速度を上げることが
できる。
【0036】この第3実施形態は、請求項3に係る発明
の一実施形態であって、請求項1記載の書き込み装置に
おいて、前記書き込みクロックと前記読み出しクロック
とを分離し、これらのクロックを可変できる手段として
の発振器22、分周回路23及び選択回路24、25を
設けたので、第2実施形態より更なる書き込み時間の短
縮を図ることができる。
【0037】図9は本発明の第4実施形態を示し、図1
0は第4実施形態の動作タイミングを示す。この第4実
施形態は、請求項2、3に係る発明の別の実施形態であ
り、印字スタート信号がシステムからビデオ(VIDE
O)信号発生回路31に与えられると、VIDEO信号
発生回路31が副走査方向の画像領域指定信号FGAT
E、主走査方向の画像領域指定のための基準信号(ライ
ン同期信号/LSYNC)、画像データ転送クロックV
IDEO−CLKを発生して画像信号(画像データ)発
生装置32などに送信する。
【0038】画像データ発生装置32は連続する画像デ
ータを画像データ転送クロックVIDEO−CLKに同
期して発生し、ラッチ回路からなる画像データ保持手段
33は画像データ発生装置32からの連続する画像デー
タを画像データ転送クロックVIDEO−CLKに同期
してラッチする。複数のFIFOメモリ34、35から
なる記憶手段への画像データ書き込みを制御する制御手
段として設けられたFIFO書き込み制御回路36は画
像データ書き込み制御信号をアンドゲート37、38へ
出力し、アンドゲート37、38はその画像データ書き
込み制御信号とFGATEとのアンドをとることによ
り、FIFOメモリ34、35の画像データ書き込みを
有効とする画像データ書き込み制御信号FIFO1WE
N、FIFO2WENを発生してFIFOメモリ34、
35へ出力する。
【0039】このため、ラッチ回路33に保持された1
ライン分の画像データは複数に分割されて、例えば奇数
番目の画像データDATA1−ODDと偶数番目のDA
TA1−EVENに分けられてFIFOメモリ34、3
5に書き込みクロック(FIFO書き込みクロック)に
同期して順次に書き込まれる。
【0040】1ライン分の画像データのFIFOメモリ
34、35への書き込みが終了した後には、FIFOメ
モリ34、35の画像データ読み出しとLEDアレーヘ
ッド39を制御する制御手段としてのFIFO読み出し
・LEDアレーヘッド制御回路40はFIFO読み出し
制御信号をアンドゲート41、42へ出力し、アンドゲ
ート41、42はそのFIFO読み出し制御信号とFG
ATEの遅延信号FGATE DLAY−1とのアンド
をとることにより、FIFOメモリ34、35の画像デ
ータ書き込み開始から所定の時間だけ遅れてFIFOメ
モリ34、35の画像データ読み出しを有効とする画像
データ読み出し制御信号FIFO1REN、FIFO2
RENを発生してFIFOメモリ34、35へ出力す
る。
【0041】このため、FIFOメモリ34、35から
画像データDATA−ODD、DATA−EVENが読
み出しクロック(FIFO呼び出しクロック)に同期し
て略同時に読み出され、この画像データDATA−OD
D、DATA−EVENがパラレル・シリアル変換後、
シリアル画像データ保持手段として設けられたラッチ回
路43に画像データ転送クロックWCLKに同期してラ
ッチされる。
【0042】ここに、アンドゲート41、42に入力さ
れるFGATE遅延信号FGATEDLAY−1はFG
ATEを遅延手段で1ライン分以上遅延させたものであ
り、この遅延手段は例えば上記実施形態と同様に図3に
示すようなフリップフロップを使用したシフトレジスタ
回路で構成された遅延回路が用いられてFGATEを1
ライン分遅延させる。従って、FIFOメモリ34、3
5からFIFOメモリ34、35の画像データ書き込み
開始より1ライン分遅れて画像データDATA−OD
D、DATA−EVENがほぼ同時に読み出される。
【0043】また、FIFO書き込みクロック及びFI
FO読み出しクロックは上記第3実施形態における図5
に示すようなクロック分割・選択回路により発生する。
ラッチ回路43に保持された画像データは1ライン分の
露光を行う複数の露光素子としてのLED素子が主走査
方向に一列又は複数列に配列されたLEDアレーヘッド
からなるラインヘッド39へ転送される。
【0044】次に、FIFO読み出し・LEDアレーヘ
ッド制御回路40は、LEDアレーヘッド39へ画像デ
ータ転送終了信号としてのDATA SET信号を送信
し、その後、LEDアレーヘッド39の露光素子を発光
させるLED点灯信号を送信する。
【0045】LEDアレーヘッド39は、図11に示す
ようにFIFO読み出し・LEDアレーヘッド制御回路
40からのDATA SET信号と、画像データ転送ク
ロックWCLKにより、ラッチ回路43から送信される
1ライン分のシリアル画像データをシフトレジスタ回路
44にセットし、LEDドライバ回路45にてFIFO
読み出し・LEDアレーヘッド制御回路18からのLE
D点灯信号(ODD)により、シフトレジスタ回路44
にセットされている1ライン分の画像データに基づい
て、ドライバー回路で露光素子をそれぞれ駆動する。
【0046】LEDアレーヘッド39の複数の露光素子
は1ライン分の画像信号をそれぞれ光信号に変換して該
光信号により感光体からなる記録媒体を露光することで
感光体に1ライン分の画像を書き込む。この感光体は、
画像形成装置において、駆動部により副走査方向に移動
させられながら帯電手段により一様に帯電され、上述の
ような1ライン分の画像の書き込みがライン同期信号/
LSYNCに同期して繰り返して行われて静電潜像が形
成される。この感光体上の静電潜像は現像装置により現
像されて転写装置により記録紙に転写される。
【0047】この第4実施形態では、上記第2実施形態
及び第3実施形態と同様な効果を奏する。ところで、上
記実施形態では、(FIFOメモリからの画像データ読
み出し時間+LEDアレーヘッドの点灯時間)を短縮す
ることができない。
【0048】そこで、本発明の第5実施形態は、(FI
FOメモリからの画像データ読み出し時間+LEDアレ
ーヘッドの点灯時間)を短縮できるようにしたものであ
る。図12は第5実施形態を示し、図13は第5実施形
態の動作タイミングを示す。この第5実施形態は、請求
項4〜6に係る発明の一実施形態であり、上記第4実施
形態とは以下に述べる点が異なる。
【0049】FIFO読み出し・LEDアレーヘッド制
御回路40及びLEDアレーヘッド39の代りにFIF
O読み出し・LEDアレーヘッド制御回路40a及びL
EDアレーヘッド39aが用いられ、図14に示すよう
にLEDアレーヘッド39aはラッチ回路46、47及
びLEDドライバ回路45を有する。ラッチ回路46、
47は集積回路化されてICチップ48で構成される。
【0050】また、図15に示すようにアンドゲート4
1、42に入力されるFGATE遅延信号FGATE
DLAY−1はFGATEを遅延手段で1ライン分以上
遅延させたものであり、この遅延手段は上記実施形態と
同様にフリップフロップを使用したシフトレジスタ回路
で構成された遅延回路49が用いられてFGATEを1
ライン分遅延させる。
【0051】また、フリップフロップを使用したシフト
レジスタ回路で構成された遅延回路50は、遅延回路4
9からのFGATE遅延信号FGATE DLAY−1
を1ライン分遅延させてFGATE遅延信号FGATE
DLAY−2として出力する遅延手段を構成する。こ
の遅延回路50からのFGATE遅延信号FGATED
LAY−2とFIFO読み出し・LEDアレーヘッド制
御回路40aからのLED点灯信号とはアンドゲート5
1でアンドがとられ、このアンドゲート51の出力信号
がLED点灯信号としてLEDアレーヘッド39aへ送
られる。
【0052】アンドゲート41、42はFIFO読み出
し・LEDアレーヘッド制御回路40aからのFIFO
読み出し制御信号とFGATE遅延信号FGATE D
LAY−1とのアンドをとることにより、FIFOメモ
リ34、35の画像データ書き込み開始から1ライン分
遅れてFIFOメモリ34、35の画像データ読み出し
を有効とする画像データ読み出し制御信号FIFO1R
EN、FIFO2RENを発生してFIFOメモリ3
4、35へ出力する。
【0053】このため、FIFOメモリ34、35から
1ライン前の画像データDATA−ODD、DATA−
EVENが読み出しクロック(FIFO呼び出しクロッ
ク)に同期して略同時に読み出され、この画像データD
ATA−ODD、DATA−EVENがラッチ回路43
に画像データ転送クロックWCLKに同期してラッチさ
れる。このラッチ回路43に保持された画像データはL
EDアレーヘッド39aへ転送される。
【0054】次に、FIFO読み出し・LEDアレーヘ
ッド制御回路40aは、LEDアレーヘッド39aへ画
像データ転送終了信号としてのDATA SET信号D
ATA SET−1、DATA SET−2を送信し、
その後、LEDアレーヘッド39aの露光素子を発光さ
せるLED点灯信号をアンドゲート51を介してLED
アレーヘッド39aへ送信する。
【0055】LEDアレーヘッド39aは、図14に示
すようにFIFO読み出し・LEDアレーヘッド制御回
路40からのDATA SET信号DATA SET−
1により、ラッチ回路43からの1ライン分の画像デー
タを画像データ転送クロックWCLKに同期してラッチ
回路46にラッチし、このラッチ回路46にラッチした
1ライン分の画像データをFIFO読み出し・LEDア
レーヘッド制御回路40aからのDATA SET信号
(トリガ信号)DATA SET−2によりラッチ回路
47にセットする。さらに、LEDアレーヘッド39a
は、LEDドライバ回路45にてアンドゲート51から
のLED点灯信号により、ラッチ回路47にセットされ
ている1ライン分の画像データ(2ライン前の画像デー
タ)で露光素子をそれぞれ駆動し、露光素子が1ライン
分の画像信号をそれぞれ光信号に変換して該光信号によ
り感光体を露光することで感光体に1ライン分の画像を
書き込む。
【0056】以上のことから、1ライン走査中にFIF
Oメモリ34、35からの画像データ読み出しとLED
アレーヘッド39aの点灯動作を行う必要がなくなり、
図13に示すように余裕時間を上記実施形態より更に拡
げることができる。この余裕時間を利用してライン周期
時間(ライン同期信号LSYNCの周期)を短くするこ
とで、本書き込み装置を使用したシステムの高速化が可
能となる。また、余裕時間を感光体への露光時間に当て
ることで感度の低い感光体を使用することができ、シス
テムとして考えた場合に低コストにすることができる。
【0057】このように、第5実施形態は、請求項4に
係る発明の一実施形態であって、画像データ発生装置3
2から発生した連続する画像データを画像データ転送ク
ロックに同期して保持する第1の画像データ保持手段と
してのラッチ回路33と、画像データを主走査方向に最
低2ライン分以上保持できる容量を有し前記第1の画像
データ保持手段33に保持された画像データを記憶する
複数の記憶手段としてのFIFOメモリ34、35と、
前記第1の画像データ保持手段33に保持された画像デ
ータを分割して前記複数の記憶手段34、35に記憶さ
せ、前記複数の記憶手段34、35からほぼ同時に画像
データを読み出す制御手段としてのFIFO書き込み制
御回路36及びFIFO読み出し・LEDアレーヘッド
制御回路40aと、前記記憶手段34、35からの画像
データの読み出しを前記記憶手段34、35への画像デ
ータの書き込みから最低1ライン分以上遅延させる第1
の遅延手段としての遅延回路49と、前記複数の記憶手
段34、35から読み出した画像データをパラレル・シ
リアル変換後のシリアル画像データを保持する第2の画
像データ保持手段としてのパラレル・シリアル変換回路
とラッチ回路43とを有し、主走査方向に配列された複
数の書き込み素子を有する書き込み用ラインヘッドとし
てのLEDアレーヘッド39aに前記第2の画像データ
保持手段43に保持した画像データを転送する書き込み
装置において、第4の画像データ保持手段への書き込み
と発光素子の発光動作を前記記憶手段34、35からの
画像データ読み出しから1ライン分以上遅らせる遅延手
段としての遅延回路50と、前記第2の画像データ保持
手段43に保持したシリアル画像データを画像データ転
送クロックに同期して保持する第3の画像データ保持手
段としてのシフトレジスタ回路46と、この第3の画像
データ保持手段46に保持した画像データをトリガ信号
に同期して再度保持する第4の画像データ保持手段とし
てのラッチ回路47とを備えたので、上記実施形態より
更なる高速化及び低コスト化を図ることができる。
【0058】また、第5実施形態は、請求項5に係る発
明の一実施形態であって、請求項4記載の書き込み装置
において、前記第3の画像データ保持手段46及び前記
第4の画像データ保持手段47を前記ラインヘッド39
a内に設けたので、安価でノイズの影響を受けにくくな
る。
【0059】また、第5実施形態は、請求項6に係る発
明の一実施形態であって、請求項5記載の書き込み装置
において、前記ラインヘッド39aを集積回路化したの
で、基板上の実装面積の低減及び信号線数の低減を図る
ことができる。
【0060】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、例えばLCDヘッドやサーマルヘッ
ド、インクジェットヘッドなどのラインヘッドを用いた
書き込み装置にも同様に適用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、画像データ発生装置から発生した連続する画像デー
タを画像データ転送クロックに同期して保持する第1の
画像データ保持手段と、この第1の画像データ保持手段
に保持された画像データを記憶する複数の記憶手段と、
前記第1の画像データ保持手段に保持された画像データ
を分割して書き込みクロックに同期して前記複数の記憶
手段に記憶させ、前記複数の記憶手段に記憶された画像
データを読み出しクロックに同期して読み出す制御手段
と、前記複数の記憶手段から読み出した画像データをパ
ラレル・シリアル変換後、シリアル画像データを保持す
る第2の画像データ保持手段とを有し、主走査方向に配
列された複数の書き込み素子を有する書き込み用ライン
ヘッドに前記第2の画像データ保持手段に保持した画像
データを転送する書き込み装置において、前記複数の記
憶手段の記憶容量を1ライン分以上の画像データを記憶
できる容量とし、前記記憶手段からの画像データの読み
出しを前記記憶手段への画像データの書き込みから最低
1ライン分以上遅延させる遅延手段を備え、前記制御手
段が前記複数の記憶手段から略同時に画像データを読み
出すので、複数の書き込み素子を奇数、偶数又は多分割
というように分割して順次に点灯させることでシステム
の電源容量の低減化を図ることができ、かつ、システム
としての高速化を図ることができる。
【0062】請求項2に係る発明によれば、請求項1記
載の書き込み装置において、前記複数の書き込み素子が
複数の露光素子からなり、この複数の露光素子を画像デ
ータ転送後略同時にオンさせるので、高速化や露光時間
を長くすることができる。
【0063】請求項3に係る発明によれば、請求項1記
載の書き込み装置において、前記書き込みクロックと前
記読み出しクロックとを分離し、これらのクロックを可
変できる手段を設けたので、請求項2記載の画像形成装
置と比較して更なる書き込み時間の短縮を図ることがで
きる。
【0064】請求項4に係る発明によれば、画像データ
発生装置から発生した連続する画像データを画像データ
転送クロックに同期して保持する第1の画像データ保持
手段と、画像データを主走査方向に最低2ライン分以上
保持できる容量を有し前記第1の画像データ保持手段に
保持された画像データを記憶する複数の記憶手段と、前
記第1の画像データ保持手段に保持された画像データを
分割して前記複数の記憶手段に記憶させ、前記複数の記
憶手段からほぼ同時に画像データを読み出す制御手段
と、前記記憶手段からの画像データの読み出しを前記記
憶手段への画像データの書き込みから最低1ライン分以
上遅延させる第1の遅延手段と、前記複数の記憶手段か
ら読み出した画像データを複数ドットから1ドットごと
のデータ変換後保持する第2の画像データ保持手段とを
有し、主走査方向に配列された複数の書き込み素子を有
する書き込み用ラインヘッドに前記第2の画像データ保
持手段に保持した画像データを転送する書き込み装置に
おいて、第4の画像データ保持手段への書き込みと発光
素子の発光動作を前記記憶手段からの画像データ読み出
しから1ライン分以上遅らせる遅延手段と、前記第2の
画像データ保持手段に保持した画像データを画像データ
転送クロックに同期して保持する第3の画像データ保持
手段と、この第3の画像データ保持手段に保持した画像
データをトリガ信号に同期して保持する第4の画像デー
タ保持手段とを備えたので、請求項1〜3記載の画像形
成装置より更なる高速化及び低コスト化を図ることがで
きる。
【0065】請求項5に係る発明によれば、請求項4記
載の書き込み装置において、前記第3の画像データ保持
手段及び前記第4の画像データ保持手段を前記ラインヘ
ッド内に設けたので、安価でノイズの影響を受けにくく
なる。
【0066】請求項6に係る発明によれば、請求項5記
載の書き込み装置において、前記ラインヘッドを集積回
路化したので、基板上の実装面積の低減及び信号線数の
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同第1実施形態の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図3】同第1実施形態の遅延回路を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第2実施形態の動作タイミングを示す
タイミングチャートである。
【図5】本発明の第3実施形態におけるクロック分割・
選択回路を示すブロック図である。
【図6】同第3実施形態の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図7】従来の書き込み装置の一例を示すブロックであ
る。
【図8】同書き込み装置の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図9】本発明の第4実施形態を示すブロック図であ
る。
【図10】同第4実施形態の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図11】同第4実施形態のLEDアレーヘッドを示す
ブロック図である。
【図12】本発明の第5実施形態を示すブロック図であ
る。
【図13】同第5実施形態の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図14】同第5実施形態のLEDアレーヘッドを示す
ブロック図である。
【図15】同第5実施形態の遅延回路を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11、32 画像データ発生装置 12、33、47 ラッチ回路 13a〜16a、34、35 FIFOメモリ 17、36 FIFO書き込み制御回路 18a、40、40a FIFO読み出し・LED
アレーヘッド制御回路 20、39、39a LEDアレーヘッド 21、49、50 遅延回路 22 発振器 23 分周回路 24、25 選択回路 37、38、41、42、51 アンドゲート 45 LEDドライバ回路 19、43 パラレル・シリアル変換回路とラッチ
回路 44、46 シフトレジスタ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データ発生装置から発生した連続する
    画像データを画像データ転送クロックに同期して保持す
    る第1の画像データ保持手段と、この第1の画像データ
    保持手段に保持された画像データを記憶する複数の記憶
    手段と、前記第1の画像データ保持手段に保持された画
    像データを分割して書き込みクロックに同期して前記複
    数の記憶手段に記憶させ、前記複数の記憶手段に記憶さ
    れた画像データを読み出しクロックに同期して読み出す
    制御手段と、前記複数の記憶手段から読み出した画像デ
    ータを複数ドットから1ドットごとのデータ変換後保持
    する第2の画像データ保持手段とを有し、主走査方向に
    配列された複数の書き込み素子を有する書き込み用ライ
    ンヘッドに前記第2の画像データ保持手段に保持した画
    像データを転送する書き込み装置において、前記複数の
    記憶手段の記憶容量を1ライン分以上の画像データを記
    憶できる容量とし、前記記憶手段からの画像データの読
    み出しを前記記憶手段への画像データの書き込みから最
    低1ライン分以上遅延させる遅延手段を備え、前記制御
    手段が前記複数の記憶手段から略同時に画像データを読
    み出すことを特徴とする書き込み装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の書き込み装置において、前
    記複数の書き込み素子が複数の露光素子からなり、この
    複数の露光素子を画像データ転送後略同時にオンさせる
    ことを特徴とする書き込み装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の書き込み装置において、前
    記書き込みクロックと前記読み出しクロックとを分離
    し、これらのクロックを可変できる手段を設けたことを
    特徴とする書き込み装置。
  4. 【請求項4】画像データ発生装置から発生した連続する
    画像データを画像データ転送クロックに同期して保持す
    る第1の画像データ保持手段と、画像データを主走査方
    向に最低2ライン分以上保持できる容量を有し前記第1
    の画像データ保持手段に保持された画像データを記憶す
    る複数の記憶手段と、前記第1の画像データ保持手段に
    保持された画像データを分割して前記複数の記憶手段に
    記憶させ、前記複数の記憶手段からほぼ同時に画像デー
    タを読み出す制御手段と、前記記憶手段からの画像デー
    タの読み出しを前記記憶手段への画像データの書き込み
    から最低1ライン分以上遅延させる第1の遅延手段と、
    前記複数の記憶手段から読み出した画像データを複数ド
    ットから1ドットごとのデータ変換後保持する第2の画
    像データ保持手段とを有し、主走査方向に配列された複
    数の書き込み素子を有する書き込み用ラインヘッドに前
    記第2の画像データ保持手段に保持した画像データを転
    送する書き込み装置において、第4の画像データ保持手
    段への書き込みと発光素子の発光動作を前記記憶手段か
    らの画像データ読み出しから1ライン分以上遅らせる遅
    延手段と、前記第2の画像データ保持手段に保持した画
    像データを画像データ転送クロックに同期して保持する
    第3の画像データ保持手段と、この第3の画像データ保
    持手段に保持した画像データをトリガ信号に同期して保
    持する第4の画像データ保持手段とを備えたことを特徴
    とする書き込み装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の書き込み装置において、前
    記第3の画像データ保持手段及び前記第4の画像データ
    保持手段を前記ラインヘッド内に設けたことを特徴とす
    る書き込み装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の書き込み装置において、前
    記ラインヘッドを集積回路化したことを特徴とする書き
    込み装置。
JP16900597A 1997-05-08 1997-06-25 書き込み装置 Pending JPH1127484A (ja)

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JP11826797 1997-05-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7236728B2 (en) 2004-09-21 2007-06-26 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device and image formation device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7236728B2 (en) 2004-09-21 2007-06-26 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device and image formation device

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