JPH11273975A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

コモンモードチョークコイル

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JPH11273975A
JPH11273975A JP10070160A JP7016098A JPH11273975A JP H11273975 A JPH11273975 A JP H11273975A JP 10070160 A JP10070160 A JP 10070160A JP 7016098 A JP7016098 A JP 7016098A JP H11273975 A JPH11273975 A JP H11273975A
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coil
coils
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magnetic
mode choke
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Shusuke Uematsu
秀典 植松
Tsuneji Imanishi
恒次 今西
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は平角線をエッジワイズに巻回したコ
モンモードチョークコイルに関するものであり、コモン
モードチョークコイルの高結合化、小形化を目的とする
ものである。 【解決手段】 第1のコイル11と第3のコイル13の
接続部分および第2のコイル12と第4のコイル14の
接続部分が交差するよう接続することにより、磁気結合
が高く漏洩磁束が小さいため磁心の断面積が小さくても
磁気飽和が生じにくく小形化できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は民生あるいは産業用
電子機器等に使用されるノイズ防止用のコモンモードチ
ョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図47〜図50により説明
する。図47は従来のコモンモードチョークコイルを示
す分解斜視図、図48は完成品の斜視図、図49、図5
0は結線図で上記コモンモードチョークコイルに流れる
電流によって生じる磁束の発生する方向を示すものであ
る。同図によると、1は第1のコイル、2は第2のコイ
ル、3は第3のコイル、4は第4のコイル、1aは第1
のコイル1の巻始めの引出し端子、2aは第2のコイル
2の巻始めの引出し端子、3aは第3のコイル3の巻終
りの引出し端子、4aは第4のコイル4の巻終りの引出
し端子、7はロの字型の閉磁路を形成する磁心、8,9
は磁心7の磁脚、5は電源、6は負荷、10aはライン
電流、10bは同一方向に流れる電流、fは磁束であ
る。
【0003】以下その構成と動作を説明する。平角線が
エッジワイズに巻回された第1のコイル1の巻始めを引
出し端子1aとし上記第1のコイル1の巻終りから巻方
向を逆に巻回された第3のコイル3の巻終りを引出し端
子3aとしている。同様に第2のコイル2の巻始めを引
出し端子2aとし上記第2のコイル2の巻終りから逆方
向に巻回された第4のコイル4の巻終りを引出し端子4
aとしている。巻回された第1のコイル1と第2のコイ
ル2はロの字型の閉磁路を形成する磁心7の一方の磁脚
8に挿入され、第3のコイル3と第4のコイル4は磁心
7の他方の磁脚9に挿入される。
【0004】第1のコイル1の引出し端子1aと第2の
コイル2の引出し端子2aは電源5に接続され、第3の
コイル3の引出し端子3aと第4のコイル4の引出し端
子4aは負荷6に接続される。このとき電源5からライ
ン電流10aは第2のコイル2、第4のコイル4、負荷
6、第3のコイル3、第1のコイル1、電源5へと流
れ、上記ライン電流10aによって上記第1のコイル1
と第2のコイル2、第2のコイル2と第3のコイル3、
第3のコイル3と第4のコイル4および第4のコイル4
と第1のコイル1に発生する磁束fはそれぞれ相殺する
方向に発生し、上記第1のコイル1と第3のコイル3お
よび第2のコイル2と第4のコイル4に発生する磁束f
はそれぞれ付勢する方向に発生し、さらに同一方向に流
れる電流10bによって上記第1のコイル1、第2のコ
イル2、第3のコイル3、第4のコイル4に発生する磁
束fはそれぞれ付勢する方向に発生し、上記磁心7のそ
れぞれの磁脚8,9に挿入された第1のコイル1と第3
のコイル3、第2のコイル2と第4のコイル4が互いに
平行になるように上記磁脚8,9に配置されたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においてはコイル間の磁気結合が低く、漏洩磁束が大
きいことにより、大電流の通電時に磁気飽和を生じやす
い。また、その磁気飽和を防止するため、磁心7の断面
積を大きくすると大形化、コストアップの原因となり、
あるいは飽和磁束密度の高い磁心材料を使用すると一般
的に透磁率が低く、必要なインダクタンス値を得るため
に同じく大形化、コストアップの原因となっていた。
【0006】本発明は上記各コイル間の磁気結合を向上
させることにより、大電流用途に対応する小形のコモン
モードチョークコイルを提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコモンモードチョークコイルは、平角線をエ
ッジワイズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第
3のコイルおよび第4のコイルと、ロの字型の閉磁路を
形成する磁心とからなり、上記磁心の一方の磁脚に上記
第1と第2のコイルを、対向する他方の磁脚に第3と第
4のコイルを配置し、上記第1と第3のコイルおよび第
2と第4のコイルが直列に接続され、ライン電流によっ
て第1と第2のコイル、第2と第3のコイル、第3と第
4のコイルおよび第4と第1のコイルに発生する磁束は
相殺され、第1と第3のコイルおよび第2と第4のコイ
ルに発生する磁束は互いに付勢され、さらに同一方向に
流れる電流によって第1、第2、第3、第4のコイルに
発生する磁束はそれぞれ付勢されるように各コイルの巻
方向を変えたコモンモードチョークコイルにおいて、第
1と第4のコイル、第2と第3のコイルが並設されるよ
うに配置したものである。上記構成により上記各コイル
間の磁気結合が向上しライン電流に対する漏洩磁束が小
さくなるため磁心の断面積を小さくしても磁気飽和を生
じにくくなり、大電流用途に対応可能な小形のコモンモ
ードチョークコイルを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル、第
2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイルと、ロの
字型の閉磁路を形成する磁心とから構成され、上記磁心
の一方の磁脚に上記第1と第2のコイルを、対向する他
方の磁脚に第3と第4のコイルを配置し、上記第1と第
3のコイルおよび第2と第4のコイルが直列に接続さ
れ、ライン電流によって第1と第2のコイル、第2と第
3のコイル、第3と第4のコイルおよび第4と第1のコ
イルに発生する磁束は相殺され、第1と第3のコイルお
よび第2と第4のコイルに発生する磁束は互いに付勢さ
れ、さらに同一方向に流れる電流によって第1、第2、
第3、第4のコイルに発生する磁束はそれぞれ付勢され
るように各コイルの巻方向を変えたコモンモードチョー
クコイルにおいて、第1と第4のコイル、第2と第3の
コイルが並設されるように配置された構成であり、平角
線をエッジワイズに巻回されるため対向する第1のコイ
ルと第2のコイルおよび第3のコイルと第4のコイルの
中心間距離を近くでき上記各コイル間の磁気結合の大幅
な向上が図れる。
【0009】また、磁気結合が高く漏洩磁束を小さくす
ることができるため磁心の断面積が小さくてもノーマル
モードの磁気飽和が生じにくく大きなライン電流を流す
ことが可能となる。
【0010】さらに、比較的飽和磁束密度の低い高透磁
率磁心を使用することが可能となり、インダクタンスを
確保しながら磁心を細くすることができる。
【0011】また、磁心の周囲に巻回されるコイルの線
長が短くなり平角線の断面積を小さくしても通電時の温
度上昇を低減できることにより体積比約50%の小形化
が図れる。
【0012】さらにコイルの巻始めと巻終りが遠ざかる
ように巻回されるため、巻始め−巻終り間の浮遊容量が
低減され高周波領域におけるインピーダンス特性が向上
する。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、ロの字
型の閉磁路を形成する磁心として、突合せ部のない一体
物で構成したものであり、実施の形態1と同様の効果に
加え、ギャップの無いロの字型磁心を用いることによ
り、高い実効透磁率が得られ磁心の断面積の低減が可能
となることと、磁心の周囲に巻回されるコイルの線長が
短くなり平角線の断面積を小さくしても通電時の温度上
昇を低減できることにより小形化およびコストダウンが
できる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、ロの字
型の閉磁路の磁心として、Uの字型の磁心を突合せて構
成したものであり、実施の形態1と同様の効果に加え、
4つのコイルをそれぞれ単独で巻回するため簡易的な治
具、作業で巻回することができ、U字突合わせ型磁心を
挿入して容易に組み立てることができる。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、ロの字
型の閉磁路の磁心として、Uの字型の磁心とIの字型の
磁心を突合せて構成したものであり、4つのコイルをそ
れぞれ単独で巻回するため簡易的な治具、作業で巻回す
ることができ、U字突合わせ型磁心を挿入して容易に組
み立てることができる。さらに磁心の突合わせ部がコイ
ルの外側に露出しているため、突合わせの作業が容易に
なり、また組立作業後の外観確認作業も容易になる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、第1、
第2、第3、第4のコイルとして、それぞれ独立したも
のを用いた構成であり、4つのコイルをそれぞれ単独で
巻回するため簡易的な治具、作業で巻回することがで
き、さらに、実装時に周囲の状況に応じて接続方法を設
定できる。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、第1〜
第4のそれぞれ独立したコイルとして、一端に端子部を
他端に接続部を備えた構成としたものであり、接続部に
より他のコイルとの接続が容易になる。
【0018】本発明の請求項7に記載の発明は、第1と
第3のコイルおよび第2と第4のコイルのそれぞれの接
続部を磁心に実装したときに、いずれか一方は磁心の片
面側に他方は他面側に位置するように設けて接続した構
成であり、2つの接続部間の絶縁距離が上下方向に確保
されるためコモンモードチョークコイルの実装面積を小
さくすることができる。
【0019】本発明の請求項8に記載の発明は、第1と
第3のコイルおよび第2と第4のコイルのそれぞれの接
続部として、いずれか一方のコイルの接続部に他方のコ
イルの接続部側に突出させた突出部を設けた構成であ
り、突出部により絶縁距離を確保することができる。
【0020】本発明の請求項9に記載の発明は、第1と
第3のコイルおよび第2と第4のコイルの接続部を超音
波溶接または半田付で接続した構成であり、それぞれの
コイル間を超音波溶接または半田付で接続することによ
り接触抵抗が小さく発熱量を低減し素子の小形化を図る
ことができる。
【0021】本発明の請求項10に記載の発明は、第1
〜第4のコイルの接続部を全て一方に突出させ、この接
続部をバスバーを介して第1と第3のコイル、第2と第
4のコイルを接続した構成であり、各コイル間の接続を
バスバーを用いて行うことにより、4つのコイルを同形
状で巻回することができるため、巻回工程の簡略化がで
きる。
【0022】本発明の請求項11に記載の発明は、第1
〜第4のコイルの接続部を全て他方に突出させプリント
基板に実装して第1と第3のコイル、第2と第4のコイ
ルを接続した構成であり、プリント基板のパターン上で
接続することにより4つのコイルを同形状で巻回するこ
とができるため、巻回工程の簡略化ができる。さらにパ
ターンの表面積を大きくとることにより放熱性が向上し
小形化が可能となる。
【0023】本発明の請求項12に記載の発明は、第1
と第3のコイルおよび第2と第4のコイルを連続した平
角線で構成したものであり、二つのコイルを連続して巻
回し、溶接等による接続を無くすことにより接触部分で
の接触抵抗による直流抵抗の増加をなくし通電時の温度
上昇を低減することができコモンモードチョークコイル
の小形化を図ることができる。また、接続する工程が不
要になるためコストダウン、工数の低減、品質の安定化
ができ、さらに二つのコイルが一つの部品として形成さ
れているため組立が容易になる。また平角銅線が被膜付
の場合、接続部分でも活電部が露出しないため安全性を
向上することができる。
【0024】本発明の請求項13に記載の発明は、第1
と第3のコイルの連続部と、第2と第4のコイルの連続
部のいずれか一方を磁心に装着したときに磁心の片面側
に、他方を他面側に位置するようにしたものであり、2
つの接続部間の絶縁距離が上下方向に確保されるためコ
モンモードチョークコイルの実装面積を小さくすること
ができる。
【0025】本発明の請求項14に記載の発明は、第1
と第3のコイルの連続部および第2と第4のコイルの連
続部に折り返すように曲げた折曲部を設けた構成であ
り、接続部分の曲げが厚さ方向に対してのみ行われてい
ることにより銅線および被膜に加わるストレスが小さ
く、直流抵抗の増加による温度上昇や、品質の劣化を低
減することができる。
【0026】本発明の請求項15に記載の発明は、第1
と第3のコイルの連続部および第2と第4のコイルの連
続部に2段階に折り返した折曲部を設けた構成であり、
接続部分の曲げが厚さ方向に二段階に分けて行われてい
ることにより銅線および被膜に加わるストレスが小さく
品質の劣化を低減することができる。
【0027】本発明の請求項16に記載の発明は、磁心
に装着する各コイルと磁心とを絶縁物で絶縁した構成で
あり、コイル間またはコイルと磁心間の絶縁距離を絶縁
物による沿面距離により確保できるため空間的な距離を
縮めることができ、小形化できるものである。さらに、
対向する二つのコイル、第1のコイルと第4のコイルお
よび第2のコイルと第3のコイルの中心間距離も小さく
することができるためさらに磁気結合を高くすることが
できる。
【0028】本発明の請求項17に記載の発明は、絶縁
物がコイルボビンと絶縁板である構成としたものであ
り、絶縁物をコイルボビンで兼ねているため部品点数を
削減できる。さらにコイルボビンと絶縁板により各コイ
ルおよび磁心間の位置を保持することができ性能、品質
共に安定したコモンモードチョークコイルが得られる。
【0029】本発明の請求項18に記載の発明は、絶縁
物がコイルボビンと絶縁板を備えた端子板で構成したも
のであり、各コイルの引出し部分が端子板の孔によって
固定されているのでピンピッチおよび位置が正確に決め
られる。
【0030】本発明の請求項19に記載の発明は、絶縁
物として、コイルボビンと一方の絶縁板を一体としたも
のを用いる構成としたものであり、コイルボビンと絶縁
物が一個の部品のため部品点数を削減できる。さらにコ
イルボビンと絶縁板が一体化しているため、各コイルお
よび磁心間の位置を保持することができ性能、品質共に
安定したコモンモードチョークコイルが得られる。
【0031】本発明の請求項20に記載の発明は、磁心
に装着する各コイル間の近接する部分に絶縁物を設けた
構成であり、各コイル間の絶縁距離を絶縁物による沿面
距離により確保できるため空間的な距離を縮めることが
でき、小形化できるものである。さらに、対向する二つ
のコイル、第1のコイルと第4のコイルおよび第2のコ
イルと第3のコイルの中心間距離も小さくすることがで
きるためさらに磁気結合を高くすることができる。
【0032】本発明の請求項21に記載の発明は、コイ
ル間を絶縁する絶縁物が近接するコイル間の外周部を被
うような形状としたものであり、絶縁物を高さ方向に伸
ばすことなしに各コイル間の絶縁距離を絶縁物の被った
部分による沿面距離により確保できるため空間的な距離
を縮めることができ、さらに小形化できるものである。
【0033】本発明の請求項22に記載の発明は、コイ
ル間を絶縁する絶縁物がコイルボビンと一体に設けた構
成としたものであり、絶縁物を高さ方向に伸ばすことな
しに各コイル間の絶縁距離を絶縁物の被った部分による
沿面距離により確保できるため空間的な距離を縮めるこ
とができ、さらに小形化できる。加えてコイルボビンと
絶縁板が一体化しているため、各コイルおよび磁心間の
位置を保持することができ性能、品質共に安定したコモ
ンモードチョークコイルが得られる。
【0034】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図46により説明する。 (実施の形態1)本発明の第1の実施の形態について図
1〜図6を用いて説明する。図1は分解斜視図、図2は
完成品の斜視図、図3、図4は結線図で流れる電流によ
って生じる磁束の発生する方向を示すものである。図5
は同実施の形態と従来品を比較したDC重畳特性図、図
6は同実施の形態と従来品を比較したインピーダンスの
周波数特性図である。
【0035】同図によると11,12,13,14はそ
れぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,
第2のコイル,第3のコイルおよび第4のコイル、17
はロの字型の閉磁路を構成する磁心、18,19は磁心
17の磁脚、15は電源、16は負荷、20aはライン
電流、20bは同一方向に流れる電流、fは磁束であ
る。
【0036】以下その構成および動作を説明する。平角
線がエッジワイズに巻回された第1のコイル11と第2
のコイル12はロの字型の閉磁路を形成する磁心17の
一方の磁脚18に挿入され、第3のコイル13と第4の
コイル14は磁心17の対向する他方の磁脚19に挿入
される。このとき第1のコイル11と第4のコイル1
4、第2のコイル12と第3のコイル13は並設される
ように配置されている。また、第1のコイル11と第3
のコイル13、第2のコイル12と第4のコイル14を
各々接続する一方の端子の配線は交差するよう接続され
る。また第1のコイル11と第2のコイル12の他方の
端子は電源15に接続され、第3のコイル13と第4の
コイル14の他方の端子は負荷16に接続されている。
【0037】このとき電源15からライン電流20aは
第2のコイル12、第4のコイル14、負荷16、第3
のコイル13、第1のコイル11、電源15へと流れ、
上記ライン電流20aによって上記第1のコイル11と
第2のコイル12、第2のコイル12と第3のコイル1
3、第3のコイル13と第4のコイル14および第4の
コイル14と第1のコイル11に発生する磁束fはそれ
ぞれ相殺する方向に発生し、上記第1のコイル11と第
3のコイル13および第2のコイル12と第4のコイル
14に発生する磁束fはそれぞれ付勢する方向に発生
し、さらに同一方向に流れる電流20bによって上記第
1のコイル11、第2のコイル12、第3のコイル1
3、第4のコイル14に発生する磁束fはそれぞれ付勢
する方向に発生するよう巻方向を変えて構成されてい
る。
【0038】分割された上記各コイル11〜14を交互
に配置することにより磁気結合が高くなり、さらに平角
線をエッジワイズに巻回することにより対向する二つの
コイル、第1のコイル11と第2のコイル12および第
3のコイル13と第4のコイル14の中心間距離を近く
し磁気結合を高くすることができるため漏洩磁束が小さ
くなり磁心の断面積が小さくてもノーマルモードの磁気
飽和が生じにくくDC重畳特性が向上し大きなライン電
流を流すことが可能となる。図5に第1の実施の形態と
従来品を比較したDC重畳特性図の結果を示す。
【0039】これにより比較的飽和磁束密度の低い高透
磁率磁心を使用することが可能となり インダクタンスを確保しながら磁心17を細くするこ
とができる。
【0040】磁心17の周囲に巻回される各コイル1
1〜14の線長が短くなり線の断面積を小さくしても通
電時の温度上昇を低減できることにより体積比約50%
の小形化が図れる。
【0041】またコイルの巻始めと巻終りが遠ざかるよ
うに巻回されるため、巻始め−巻終り間の浮遊容量が低
減され高周波領域におけるインピーダンス特性が向上す
る。
【0042】図6に第1の実施の形態と従来品を比較し
たインピーダンスの周波数特性を示す。
【0043】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態について図7〜図10を用いて説明する。図7は分解
斜視図、図8は完成品の斜視図、図9、図10は結線図
で流れる電流によって生じる磁束の発生する方向を示す
ものである。同図によると21,22,23,24はそ
れぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,
第2のコイル,第3のコイルおよび第4のコイル、17
はロの字型の閉磁路を構成する磁心、18,19は磁心
17の磁脚、15は電源、16は負荷、20aはライン
電流、20bは同一方向に流れる電流である。
【0044】以下その構成および動作を説明する。平角
線がエッジワイズに巻回された第1のコイル21と第2
のコイル22はロの字型の閉磁路を形成する磁心17の
一方の磁脚18に挿入され、第3のコイル23と第4の
コイル24は磁心17の対向する他方の磁脚19に挿入
される。このとき第1のコイル21と第3のコイル2
3、第2のコイル22と第4のコイル24は交差する位
置関係にある。したがって第1のコイル21と第3のコ
イル23、第2のコイル22と第4のコイル24を各々
接続する一方の端子の配線は交差するよう接続される。
また、第1のコイル21と第4のコイル24の他方の端
子は電源15に接続され、第2のコイル22と第3のコ
イル23の他方の端子は負荷16に接続されている。
【0045】このとき電源15からライン電流20aは
第4のコイル24、第2のコイル22、負荷16、第3
のコイル23、第1のコイル21、電源15へと流れ、
上記ライン電流20aによって上記第1のコイル21と
第2のコイル22、第2のコイル22と第3のコイル2
3、第3のコイル23と第4のコイル24および第4の
コイル24と第1のコイル21に発生する磁束fはそれ
ぞれ相殺する方向に発生し、上記第1のコイル21と第
3のコイル23および第2のコイル22と第4のコイル
24に発生する磁束fはそれぞれ付勢する方向に発生
し、さらに同一方向に流れる電流20bによって上記第
1のコイル21、第2のコイル22、第3のコイル2
3、第4のコイル24に発生する磁束fはそれぞれ付勢
する方向に発生するよう巻回されている。
【0046】この構成であっても実施の形態1と同様の
効果が得られる。 (実施の形態3)本発明の第3の実施の形態について図
11、図12を用いて説明する。図11は分解斜視図、
図12は完成品の斜視図である。同図によると31,3
2,33,34はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回
した第1のコイル,第2のコイル,第3のコイルおよび
第4のコイル、37はUの字型の突合わせの磁心であ
る。4つの上記コイル31,32,33,34を予め別
々に巻回しておき位置決めを行った後、上記第1のコイ
ル31と第3のコイル33、第2のコイル32と第4の
コイル34を各々接続しUの字型の磁心37を上記各コ
イル31〜34に挿入し突合わせる。
【0047】上記構成により実施の形態1と同様の効果
に加え、4つの上記コイル31〜34をそれぞれ単独で
巻回するため簡易的な治具、作業で巻回することが可能
となり、各々のコイル31〜34にUの字型の磁心37
を突合わせるように挿入して容易に組立ることができ
る。
【0048】(実施の形態4)本発明の第4の実施の形
態について図13、図14を用いて説明する。図13は
分解斜視図、図14は完成品の斜視図である。同図によ
ると41,42,43,44はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、47はIの字型の磁心、4
8はUの字型の磁心である。4つの上記コイル41,4
2,43,44を予め別々に巻回しておき位置決めを行
った後、上記第1のコイル41と第3のコイル43、第
2のコイル42と第4のコイル44を各々接続し、Iの
字型の磁心47とUの字型の磁心48を上記各コイル4
1〜44に挿入し突合わせている。上記構成により実施
の形態1と同様の効果に加え、4つの上記コイル41〜
44をそれぞれ単独で巻回するため簡易的な治具、作業
で巻回することが可能となり、各々のコイル41〜44
にUの字型とIの字型の磁心47,48を突合わせるよ
うに挿入して容易に組立ることができるものである。
【0049】(実施の形態5)本発明の第5の実施の形
態について図15を用いて説明する。図15は完成品の
斜視図である。同図によると51,52,53,54は
それぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイ
ル,第2のコイル,第3のコイルおよび第4のコイル、
57はロの字型の閉磁路を形成する磁心、58はハンダ
である。4つの上記コイル51,52,53,54を予
め別々に巻回しておき位置決めを行った後、上記第1の
コイル51と第3のコイル53、第2のコイル52と第
4のコイル54を各々ハンダにより接続し、ロの字型の
磁心57を上記各コイル51〜54に組込んだものであ
る。
【0050】従って実施の形態3と同様の効果に加え、
上記各コイル51〜54をハンダ58で接続することに
より接触抵抗が小さく発熱量を低減し素子の小形化を図
ることができる。
【0051】(実施の形態6)本発明の第6の実施の形
態について図16、図17を用いて説明する。図16は
分解斜視図、図17は完成品の斜視図である。同図によ
ると61,62,63,64はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、67はロの字型の閉磁路を
形成する磁心、68はバスバーである。4つの上記コイ
ル61,62,63,64を予め別々に巻回しておき位
置決めを行った後、上記第1のコイル61と第3のコイ
ル63、第2のコイル62と第4のコイル64を各々バ
スバー68により接続し、磁心67を上記各コイル61
〜64に組込んだものである。
【0052】従って実施の形態3と同様の効果に加え、
上記各コイル61〜64間の接続をバスバー68を用い
て行うことにより、4つのコイル61〜64を同形状で
巻回することができるため、平角線のエッジワイズに巻
回する工程の簡略化ができる。
【0053】(実施の形態7)本発明の第7の実施の形
態について図18〜図20を用いて説明する。図18は
分解斜視図、図19は完成品の斜視図、図20はプリン
ト基板のパターン図である。同図によると71,72,
73,74はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した
第1のコイル,第2のコイル,第3のコイルおよび第4
のコイル、77はロの字型の閉磁路を形成するUの字型
の磁心、78はプリント基板である。4つの上記コイル
71,72,73,74を予め別々に巻回しておき位置
決めを行った後、上記第1のコイル71と第3のコイル
73、第2のコイル72と第4のコイル74を各々プリ
ント基板78のパターン上で接続し、磁心77を上記各
コイル71〜74に組込んだものである。
【0054】従って実施の形態3と同様の効果に加え、
プリント基板78のパターン上で接続することにより4
つのコイル71〜74を同形状で巻回することができる
ため、巻回工程の簡略化ができる。さらにパターンの表
面積を大きくとることにより放熱性が向上し小形化が可
能となる。
【0055】(実施の形態8)本発明の第8の実施の形
態について図21、図22を用いて説明する。図21は
分解斜視図、図22は完成品の斜視図である。同図によ
ると81,82,83,84はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、87はロの字型の閉磁路を
形成するUの字型の磁心である。4つの上記コイル8
1,82,83,84を予め別々に巻回しておき位置決
めを行った後、上記第1のコイル81と第3のコイル8
3、第2のコイル82と第4のコイル84を各々超音波
溶接により接続し、磁心87を上記各コイル81〜84
に組込んだものである。
【0056】従って実施の形態3と同様の効果に加え、
超音波溶接により上記各コイル81〜84を接続するこ
とにより、他の部品や材料を用いることなく接続するこ
とができるため低コスト化、工程の簡略化、信頼性の向
上を図ることができる。また、接続部の接触抵抗が小さ
いため通電時の温度上昇を低減できコモンモードチョー
クコイルの小形化を図ることができる。
【0057】(実施の形態9)本発明の第9の実施の形
態について図23、図24を用いて説明する。図23は
分解斜視図、図24は完成品の斜視図である。同図によ
ると91,92,93,94はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、97はロの字型の閉磁路を
形成するUの字型の磁心である。ここで第1のコイル9
1と第3のコイル93、第2のコイル92と第4のコイ
ル94はそれぞれの引出し部分で平角銅線の幅方向と厚
さ方向に共に曲げられ連なって連続して巻回されてい
る。磁心97を上記コイル91〜94に組込んだもので
ある。
【0058】従って実施の形態1と同様の効果に加え、
二つのコイルを連続して巻回しているため溶接等による
接続が無く接続部分での接触抵抗による直流抵抗の増加
をなくし通電時の温度上昇を低減することができコモン
モードチョークコイルの小形化を図ることができる。ま
た、接続する工程が不要になるためコストダウン、工数
の低減、品質の安定化ができ、さらに二つのコイルが一
つの部品として形成されているため組立が容易になる。
また平角銅線が被膜付の場合、接続部分でも活電部が露
出しないため安全性を向上することができる。
【0059】(実施の形態10)本発明の第10の実施
の形態について図25、図26を用いて説明する。図2
5は分解斜視図、図26は完成品の斜視図である。同図
によると101,102,103,104はそれぞれ平
角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,第2のコ
イル,第3のコイルおよび第4のコイル、107はロの
字型の閉磁路を形成するUの字型の磁心である。ここで
第1のコイル101と第3のコイル103、第2のコイ
ル102と第4のコイル104はそれぞれの引出し部分
で平角銅線の幅方向に対して折り返され曲げられ連なっ
て連続して巻回されている。上記コイル101〜104
に磁心107を組込んだものである。
【0060】従って実施の形態9と同様の効果に加え、
接続部分の曲げが厚さ方向に対してのみ行われているこ
とにより銅線および被膜に加わるストレスが小さく、直
流抵抗の増加による温度上昇や、品質の劣化を低減する
ことができる。
【0061】(実施の形態11)本発明の第11の実施
の形態について図27、図28を用いて説明する。図2
7は分解斜視図、図28は完成品の斜視図である。同図
によると111,112,113,114はそれぞれ平
角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,第2のコ
イル,第3のコイルおよび第4のコイル、117はロの
字型の閉磁路を形成するUの字型の磁心である。ここで
第1のコイル111と第3のコイル113、第2のコイ
ル112と第4のコイル114はそれぞれの引出し部分
で平角銅線の厚さ方向に対して2段階に分けて折り返さ
れ曲げられ連なって連続して巻回されている。上記コイ
ル111〜114に磁心107を組込んだものである。
【0062】従って実施の形態9と同様の効果に加え、
接続部分の曲げが厚さ方向に2段階に分けて行われてい
ることにより銅線および被膜に加わるストレスが小さく
品質の劣化を低減することができる。
【0063】(実施の形態12)本発明の第12の実施
の形態について図29を用いて説明する。図29は完成
品の上面図である。同図によると121,122,12
3,124はそれぞれ第1のコイル,第2のコイル,第
3のコイルおよび第4のコイル、127はギャップの無
いロの字型の磁心、128は上記磁心127の磁脚であ
る。上記コイル121,122,123,124は上記
磁心127の磁脚128上に各々巻回された後、上記第
1のコイル121と第3のコイル123、第2のコイル
122と第4のコイル124が接続されている。
【0064】従って実施の形態1と同様の効果に加え、
ギャップの無いロの字型の磁心127を用いることによ
り、高い実効透磁率が得られ磁心の断面積の低減が可能
となることと、磁心127の周囲に巻回されるコイル1
21〜124の線長が短くなり平角線の断面積を小さく
しても通電時の温度上昇を低減できることにより小形化
およびコストダウンができる。
【0065】(実施の形態13)本発明の第13の実施
の形態について図30を用いて説明する。図30は完成
品の上面図である。同図によると131,132,13
3,134はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した
第1のコイル,第2のコイル,第3のコイルおよび第4
のコイル、127はギャップの無いロの字型の磁心、1
28は上記磁心127の磁脚である。ここで第1のコイ
ル131と第3のコイル133、第2のコイル132と
第4のコイル134はそれぞれの引出し部分で連なって
連続して上記磁心127の磁脚128に巻回されてい
る。
【0066】従って実施の形態12と同様の効果に加
え、各コイル131〜134を連続して巻回することに
より直流抵抗の増加をなくし通電時の温度上昇を低減す
ることができコモンモードチョークコイルの小形化を図
ることができる。また、接続する工程が不要になるため
コストダウン、品質の安定化ができ、さらに平角銅線が
被膜付の場合、接続部分でも活電部が露出しないため安
全性を高めることができる。
【0067】(実施の形態14)本発明の第14の実施
の形態について図31、図32を用いて説明する。図3
1は分解斜視図、図32は完成品の斜視図である。同図
によると141,142,143,144はそれぞれ平
角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,第2のコ
イル,第3のコイルおよび第4のコイル、147はロの
字型の閉磁路を形成するUの字型の磁心、148は上記
磁心147の磁脚、149は上記磁心147の2つの磁
脚148の接続部、145は上記各コイル141,14
2,143,144間および上記各コイル141,14
2,143,144と上記磁脚148間を絶縁するため
の磁脚148にはまり合う筒状部145aと、この筒状
部145aの中間に設けたつば部145bと、このつば
部145bの外周に円筒状に設けた外筒部145cと、
この外筒部145cの一部に隣接並設されるコイル14
1と144および142と143間を絶縁する絶縁壁1
45dからなるコイルボビン、146は上記各コイル1
41,142,143,144と上記磁心147の接続
部149間を絶縁する磁脚148を通す穴146aを2
個ずつ設けた絶縁板である。上記コイル141,14
2,143,144は上記コイルボビン145に挿入さ
れ第1のコイル141と第3のコイル143、第2のコ
イル142と第4のコイル144を接続した後、絶縁板
146を嵌合し、上記磁心147をコイルボビン145
に挿入している。
【0068】従って実施の形態1と同様の効果に加え、
上記コイルボビン145、絶縁板146を設けることに
より上記コイル141,142,143,144間また
はコイル141,142,143,144と上記磁心1
47間の沿面距離を十分に確保できるため小形化できる
ものである。さらに対向する二つのコイル第1のコイル
141と第2のコイル142および第3のコイル143
と第4のコイル144の中心間距離も小さくすることが
できるためさらに磁気結合を高くすることができる。
【0069】(実施の形態15)本発明の第15の実施
の形態について図33、図34を用いて説明する。図3
3は分解斜視図、図34は完成品の斜視図である。同図
によると151,152,153,154はそれぞれ平
角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,第2のコ
イル,第3のコイルおよび第4のコイル、147はロの
字型の閉磁路を形成するUの字型の磁心、148は上記
磁心147の磁脚、149は上記磁心147の2つの磁
脚148の接続部、155は上記各コイル151,15
2,153,154間および上記各コイル151,15
2,153,154と上記磁脚148間を絶縁するため
の磁脚148にはまり合う筒状部155aと、この筒状
部155aの中間に設けたつば部155bと、このつば
部155bの外周に円筒状に設けた外筒部155cと、
この外筒部155cの一部に隣接並設されるコイル15
1と154および152と153間を絶縁する絶縁壁1
55dからなるコイルボビン、156は上記各コイル1
51,152,153,154と上記磁心147の接続
部149間を絶縁する両端に上方に立上がり、磁心14
7およびコイルボビン155の円筒部155aの端部を
はめこむ切込み156aを有する側板156bを設けた
端子板、160は端子板156の底面に設けられ上記各
コイル151,152,153,154の引出し部分を
挿入し位置固定する孔である。上記各コイル151,1
52,153,154は上記コイルボビン155に挿入
され第1のコイル151と第3のコイル153、第2の
コイル152と第4のコイル154接続した後、上記各
コイル151,152,153,154の引出し部は端
子板156の孔160に挿入され、コイルボビン155
と端子板156は嵌合され、上記磁心147はコイルボ
ビン155に挿入される。
【0070】従って実施の形態14と同様の効果に加
え、上記各コイルの引出し部分が端子板156の孔16
0によって固定されるためピンピッチおよび位置が正確
に決められる。
【0071】(実施の形態16)本発明の第16の実施
の形態について図35、図36を用いて説明する。図3
5は分解斜視図、図36は完成品の斜視図である。同図
によると161,162,163,164はそれぞれ平
角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,第2のコ
イル,第3のコイルおよび第4のコイル、167はロの
字型の閉磁路を形成するUの字型の磁心、165は上記
各コイル161,162,163,164間を絶縁する
ためのつば部165aと、つば部165aの外周に設け
た外筒部165bと、この外筒部165bの一部にコイ
ル間を絶縁する垂直方向の絶縁壁165cからなる絶縁
物、166は上記各コイル161,162,163,1
64と上記磁心167間を絶縁する絶縁板166aとコ
イルを挿入する円筒部166bからなるコイルボビンで
ある。上記各コイル161,162,163,164は
絶縁物165をはさみ位置決めされコイルボビン166
を挿入嵌合され、第1のコイル161と第3のコイル1
63、第2のコイル162と第4のコイル164を接続
した後、上記磁心167がコイルボビン166に挿入さ
れる。
【0072】従って実施の形態14と同様の効果が得ら
れる。 (実施の形態17)本発明の第17の実施の形態につい
て図37、図38を用いて説明する。図37は分解斜視
図、図38は完成品の斜視図である。同図によると17
1,172,173,174はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路
を形成するUの字型の磁心、148は上記磁心147の
磁脚、149は上記磁心147の2つの磁脚148の接
続部、175は上記各コイル171,172,172,
174間および上記第1のコイル171、第4のコイル
174と上記磁心147の磁脚148間を絶縁する2本
の円筒部175aと、端部につば部175bを有し、こ
のつば部の外周に円筒状の外筒部175cを設け、外筒
部175cの一部に隣接並設されるコイル間を絶縁する
絶縁壁175dからなるコイルボビン、178は第2の
コイル172、第3のコイル173と上記磁心147の
磁脚148および接続部149間を絶縁する絶縁板17
8aと円筒部178bからなるコイルボビン、176は
上記第1のコイル171、第4のコイル174と上記磁
心147の磁脚148の接続部149間を絶縁する磁脚
148を通す穴176aを2個設けた絶縁板である。上
記第1のコイル171と第4のコイル174はコイルボ
ビン175に挿入され、上記第2のコイル172と第3
のコイル173はコイルボビン178に挿入される。コ
イルボビン175とコイルボビン178および絶縁板1
76は嵌合され、第1のコイル171と第3のコイル1
73、第2のコイル172と第4のコイル174を各々
接続した後、上記磁心147が嵌合された上記コイルボ
ビン175,178および絶縁板176に挿入される。
【0073】従って実施の形態14と同様の効果が得ら
れる。 (実施の形態18)本発明の第18の実施の形態につい
て図39、図40を用いて説明する。図39は分解斜視
図、図40は完成品の斜視図である。同図によると18
1,182,183,184はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路
を形成するUの字型の磁心、148は上記磁心147の
磁脚、149は上記磁心147の2つの磁脚148の接
続部、185は上記各コイル181,182,183,
184間および上記第1のコイル181、第4のコイル
184と上記一方の磁心147の磁脚148間を絶縁す
る2本の円筒部185aと、その端部に設けたつば部1
85bと、このつば部185bの外周に円筒状に設けら
れた外筒部185cと、この外筒部185cの一部に垂
直方向に設けた並設されるコイル間を絶縁する絶縁壁1
85dからなるコイルボビン、188は第2のコイル1
82、第3のコイル183と上記他方の磁心147の磁
脚148および接続部149間を絶縁する絶縁板188
aと2本の円筒部188bからなるコイルボビン、18
6は上記第1のコイル181、第4のコイル184と上
記一方の磁心147の磁脚148の接続部149間を絶
縁する一端部に上方に立上がり磁心147およびコイル
ボビン185の円筒部185aをはめこむ切込み186
aを有する側板186bからなる端子板である。上記第
1のコイル181と第4のコイル184はコイルボビン
185に挿入され、上記第2のコイル182と第3のコ
イル183はコイルボビン188に挿入される。コイル
ボビン185とコイルボビン188は嵌合され、第1の
コイル181と第3のコイル183、第2のコイル18
2と第4のコイル184を各々接続した後、上記各コイ
ル181,182,183,184の引出し部は端子板
186の孔に挿入され、コイルボビン185,188と
端子板186は嵌合され、上記磁心147はコイルボビ
ン185,188に挿入される。
【0074】従って実施の形態15と同様の効果が得ら
れる。 (実施の形態19)本発明の第19の実施の形態につい
て図41、図42を用いて説明する。図41は分解斜視
図、図42は完成品の斜視図である。同図によると19
1,192,193,194はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路
を形成するUの字型の磁心、195は上記各コイル19
1,192,193,194間を絶縁するためのつば部
195aと、つば部195aの外周に設けた円筒状の外
筒部195bと、この外筒部195bの一部に垂直方向
に設けた並設されたコイル間を絶縁する絶縁壁195c
からなる絶縁物、196は上記各コイル191,193
と上記磁心147間および上記各コイル192,194
と上記磁心147間を絶縁する絶縁板196aと2本の
円筒部196bからなるコイルボビンである。ここで第
1のコイル191と第3のコイル193、第2のコイル
192と第4のコイル194はそれぞれの引出し部分で
連なって連続して巻回されている。上記各コイルは上記
絶縁物195をはさみ、上記コイルボビン196が挿入
され磁心147を上記コイルボビン196に組込んだも
のである。
【0075】従って実施の形態14と同様の効果に加
え、二つのコイルを連続して巻回しているため溶接等に
よる接続が無く接続部分での接触抵抗による直流抵抗の
増加をなくし通電時の温度上昇を低減することができコ
モンモードチョークコイルの小形化を図ることができ
る。また、接続する工程が不要になるためコストダウ
ン、工数の低減、品質の安定化ができ、さらに二つのコ
イルが一つの部品として形成されているため組立が容易
になる。また平角銅線が被膜付の場合、接続部分でも活
電部が露出しないため安全性を向上することができる。
【0076】(実施の形態20)本発明の第20の実施
の形態について図43、図44を用いて説明する。図4
3は分解斜視図、図44は完成品の斜視図である。同図
によると201,202,203,204はそれぞれ平
角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル,第2のコ
イル,第3のコイルおよび第4のコイル、147はロの
字型の閉磁路を形成するUの字型の磁心、148は上記
磁心147の磁脚、149は上記磁心147の磁脚14
8の接続部、205は上記各コイル201,202,2
03,204間の絶縁と上記第1のコイル201、第4
のコイル204と上記一方の磁心147の磁脚148間
を絶縁する2本の円筒部205aと、この円筒部205
aの一端に設けたつば部205bと、このつば部205
bの外周に円筒状に形成された外筒部205cと、この
外筒部205cの一部に垂直方向に設けた並設されたコ
イル間を絶縁する絶縁壁205dからなるコイルボビ
ン、206は上記第1のコイル201、第4のコイル2
04と上記一方の磁心147の接続部149間を絶縁す
る磁心147を通す2つの穴を設けた絶縁板、208は
上記第2のコイル202、第3のコイル203と上記他
方の磁心147間を絶縁する絶縁板208aと2本の円
筒部208bからなるコイルボビンである。ここで第1
のコイル201と第3のコイル203、第2のコイル2
02と第4のコイル204はそれぞれの引出し部分で連
なって連続して巻回されている。上記各コイルは上記コ
イルボビン205をはさみ、上記絶縁板206、上記コ
イルボビン208が挿入嵌合され、磁心147を上記コ
イルボビン205,208および絶縁板206に組込ん
だものである。
【0077】従って実施の形態19と同様の効果が得ら
れる。 (実施の形態21)本発明の第21の実施の形態につい
て図45、図46を用いて説明する。図45は分解斜視
図、図46は完成品の斜視図である。同図によると21
1,212,213,214はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル,第2のコイル,第3の
コイルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路
を形成するUの字型の磁心、148は上記磁心147の
磁脚、149は上記磁心147の磁脚148の接続部、
215は上記各コイル211,212,213,214
間の絶縁と上記第1のコイル211、第4のコイル21
4と上記一方の磁心147の磁脚148間を絶縁する2
本の円筒部215aと、この円筒部215aの一端に設
けたつば部215bと、このつば部215bの外周に設
けた外筒部215cと、この外筒部215cの一部に垂
直方向に設けた並設されるコイル間を絶縁する絶縁壁2
15dからなるコイルボビン、216は上記第1のコイ
ル211、第4のコイル214と上記磁心147の接続
部148の接続部149間を絶縁し上記各コイル21
1,212,213,214の引出し部分を貫通し位置
固定する孔を有する一端に2つの切込み216aを設け
た側板216bを設けた端子板、218は上記第2のコ
イル212、第3のコイル213と上記他方の磁心14
7間を絶縁する絶縁板218aと2本の円筒部218b
からなるコイルボビンである。ここで第1のコイル21
1と第3のコイル213、第2のコイル212と第4の
コイル214はそれぞれの引出し部分で連なって連続し
て巻回されている。上記第1のコイル211、第2のコ
イル214は上記コイルボビン215に挿入し上記コイ
ル211,214を各々回転させ第2のコイル212と
第3のコイル213をコイルボビン215に位置決めし
た上でコイルボビン218を挿入し、各コイル211,
212,213,214の引出し部分を端子板216の
孔に通しコイルボビン215,218と端子板216を
嵌合し、磁心147を上記コイルボビン215,218
および端子板216に組込んだものである。
【0078】従って実施の形態19と同様の効果に加
え、各コイルの引出し部分が端子板216の孔によって
固定されているのでピンピッチおよび位置が正確に決め
られる。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明のコモンモードチョ
ークコイルは、平角線をエッジワイズに巻回した第1の
コイル,第2のコイル,第3のコイルおよび第4のコイ
ルと、ロの字型の閉磁路を形成する磁心とからなり、上
記磁心の一方の磁脚に上記第1のコイルと第2のコイ
ル、対向する他方の磁脚に第3のコイルと第4のコイル
がそれぞれ連なるように配され、上記第1のコイルと第
3のコイル、第2のコイルと第4のコイルがそれぞれ直
列に接続され、ライン電流によって上記第1のコイルと
第2のコイル、第2のコイルと第3のコイル、第3のコ
イルと第4のコイルおよび第4のコイルと第1のコイル
に発生する磁束はそれぞれ相殺するとともに上記第1の
コイルと第3のコイルおよび第2のコイルと第4のコイ
ルに発生する磁束はそれぞれ付勢し、さらに同一方向に
流れる電流によって上記第1のコイル、第2のコイル、
第3のコイル、第4のコイルに発生する磁束はそれぞれ
付勢するように巻回されるとともに第1のコイルと第3
のコイル、第2のコイルと第4のコイルが互いに交差す
るように上記磁脚に配置され、さらに平角線がエッジワ
イズに巻回されるため対向する第1のコイルと第2のコ
イルおよび第3のコイルと第4のコイルの中心間距離を
近くでき上記各コイル間の磁気結合の大幅な向上が図れ
る。
【0080】また、磁気結合が高く漏洩磁束が小さいた
め磁心の断面積が小さくてもノーマルモードの磁気飽和
が生じにくく大きなライン電流を流すことが可能とな
る。
【0081】さらに、比較的飽和磁束密度の低い高透磁
率磁心を使用することが可能となりインダクタンスを確
保しながら磁心を細くすることができる。
【0082】また、磁心の周囲に巻回されるコイルの線
長が短くなり平角線の断面積を小さくしても通電時の温
度上昇を低減できることにより体積比約50%の小形化
が図れる。
【0083】さらに、コイルの巻始めと巻終りが遠ざか
るように巻回されるため、巻始め−巻終り間の浮遊容量
が低減され高周波領域におけるインピーダンス特性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコモンモードチョークコイルの一実施
の形態による分解斜視図
【図2】同実施の形態による完成品の斜視図
【図3】同実施の形態の結線図
【図4】同実施の形態の結線図
【図5】同実施の形態と従来品を比較したDC重畳特性
【図6】同実施の形態と従来品を比較したインピーダン
ス特性の周波数特性図
【図7】同他の実施の形態の分解斜視図
【図8】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図9】同他の実施の形態の結線図
【図10】同他の実施の形態の結線図
【図11】同他の実施の形態の分解斜視図
【図12】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図13】同他の実施の形態の分解斜視図
【図14】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図15】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図16】同他の実施の形態の分解斜視図
【図17】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図18】同他の実施の形態の分解斜視図
【図19】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図20】同他の実施の形態のプリント基板のパターン
を示す平面図
【図21】同他の実施の形態の分解斜視図
【図22】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図23】同他の実施の形態の分解斜視図
【図24】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図25】同他の実施の形態の分解斜視図
【図26】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図27】同他の実施の形態の分解斜視図
【図28】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図29】同他の実施の形態の完成品の上面図
【図30】同他の実施の形態の完成品の上面図
【図31】同他の実施の形態の分解斜視図
【図32】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図33】同他の実施の形態の分解斜視図
【図34】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図35】同他の実施の形態の分解斜視図
【図36】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図37】同他の実施の形態の分解斜視図
【図38】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図39】同他の実施の形態の分解斜視図
【図40】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図41】同他の実施の形態の分解斜視図
【図42】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図43】同他の実施の形態の分解斜視図
【図44】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図45】同他の実施の形態の分解斜視図
【図46】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図47】従来のコモンモードチョークコイルの分解斜
視図
【図48】同コモンモードチョークコイルの完成品の斜
視図
【図49】同コモンモードチョークコイルの結線図
【図50】同コモンモードチョークコイルの結線図
【符号の説明】
11,21,31,41,51,61,71,81,9
1,101,111,121,131,141,15
1,161,171,181,191,201,211
第1のコイル 12,22,32,42,52,62,72,82,9
2,102,112,122,132,142,15
2,162,172,182,192,202,212
第2のコイル 13,23,33,43,53,63,73,83,9
3,103,113,123,133,143,15
3,163,173,183,193,203,213
第3のコイル 14,24,34,44,54,64,74,84,9
4,104,114,124,134,144,15
4,164,174,184,194,204,214
第4のコイル 17,37,47,48,57,67,77,87,9
7,107,117,127,147 磁心 18,19 磁脚 20a ライン電流 20b 同一方向の電流 58 ハンダ 68 バスバー 78 プリント基板 145,155,166,175,178,185,1
88,196,205,208,215,218 コイ
ルボビン 146,176,206 絶縁板 156,186,216 端子板 165,195 絶縁物

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平角線をエッジワイズに巻回した第1の
    コイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイ
    ルと、ロの字型の閉磁路を形成する磁心とから構成さ
    れ、上記磁心の一方の磁脚に上記第1と第2のコイル
    を、対向する他方の磁脚に第3と第4のコイルを配置
    し、上記第1と第3のコイルおよび第2と第4のコイル
    が直列に接続され、ライン電流によって第1と第2のコ
    イル、第2と第3のコイル、第3と第4のコイルおよび
    第4と第1のコイルに発生する磁束は相殺され、第1と
    第3のコイルおよび第2と第4のコイルに発生する磁束
    は互いに付勢され、さらに同一方向に流れる電流によっ
    て第1、第2、第3、第4のコイルに発生する磁束はそ
    れぞれ付勢されるように各コイルの巻方向を変えたコモ
    ンモードチョークコイルにおいて、第1と第4のコイ
    ル、第2と第3のコイルが並設されるように配置したコ
    モンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 ロの字型の閉磁路を形成する磁心とし
    て、突合せ部のない一体物で構成した請求項1に記載の
    コモンモードチョークコイル。
  3. 【請求項3】 ロの字型の閉磁路の磁心として、Uの字
    型の磁心を突合せて構成した請求項1に記載のコモンモ
    ードチョークコイル。
  4. 【請求項4】 ロの字型の閉磁路の磁心として、Uの字
    型の磁心とIの字型の磁心を突合せて構成した請求項1
    に記載のコモンモードチョークコイル。
  5. 【請求項5】 第1、第2、第3、第4のコイルとし
    て、それぞれ独立したものを用いた請求項1に記載のコ
    モンモードチョークコイル。
  6. 【請求項6】 第1〜第4のそれぞれ独立したコイルと
    して、一端に端子部を他端に接続部を備えた構成とした
    請求項5に記載のコモンモードチョークコイル。
  7. 【請求項7】 第1と第3のコイルおよび第2と第4の
    コイルのそれぞれの接続部を磁心に実装したときに、い
    ずれか一方は磁心の片面側に他方は他面側に位置するよ
    うに設けて接続した請求項5に記載のコモンモードチョ
    ークコイル。
  8. 【請求項8】 第1と第3のコイルおよび第2と第4の
    コイルのそれぞれの接続部として、いずれか一方のコイ
    ルの接続部に他方のコイルの接続部側に突出させた突出
    部を設けた請求項7に記載のコモンモードチョークコイ
    ル。
  9. 【請求項9】 第1と第3のコイルおよび第2と第4の
    コイルの接続部を超音波溶接または半田付で接続した請
    求項5に記載のコモンモードチョークコイル。
  10. 【請求項10】 第1〜第4のコイルの接続部を全て一
    方に突出させ、この接続部をバスバーを介して第1と第
    3のコイル、第2と第4のコイルを接続した請求項5に
    記載のコモンモードチョークコイル。
  11. 【請求項11】 第1〜第4のコイルの接続部を全て他
    方に突出させプリント基板に実装して第1と第3のコイ
    ル、第2と第4のコイルを接続した請求項5に記載のコ
    モンモードチョークコイル。
  12. 【請求項12】 第1と第3のコイルおよび第2と第4
    のコイルを連続した平角線で構成した請求項1に記載の
    コモンモードチョークコイル。
  13. 【請求項13】 第1と第3のコイルの連続部と、第2
    と第4のコイルの連続部のいずれか一方を磁心に装着し
    たときに磁心の片面側に、他方を他面側に位置するよう
    にした請求項12に記載のコモンモードチョークコイ
    ル。
  14. 【請求項14】 第1と第3のコイルの連続部および第
    2と第4のコイルの連続部に折り返すように曲げた折曲
    部を設けた請求項13に記載のコモンモードチョークコ
    イル。
  15. 【請求項15】 第1と第3のコイルの連続部および第
    2と第4のコイルの連続部に2段階に折り返した折曲部
    を設けた請求項13に記載のコモンモードチョークコイ
    ル。
  16. 【請求項16】 磁心に装着する各コイルと磁心とを絶
    縁物で絶縁した請求項1に記載のコモンモードチョーク
    コイル。
  17. 【請求項17】 絶縁物がコイルボビンと絶縁板である
    請求項16に記載のコモンモードチョークコイル。
  18. 【請求項18】 絶縁物がコイルボビンと絶縁板を備え
    た端子板である請求項16に記載のコモンモードチョー
    クコイル。
  19. 【請求項19】 絶縁物として、コイルボビンと一方の
    絶縁板を一体としたものを用いる請求項16に記載のコ
    モンモードチョークコイル。
  20. 【請求項20】 磁心に装着する各コイル間の近接する
    部分に絶縁物を設けた請求項1または請求項16に記載
    のコモンモードチョークコイル。
  21. 【請求項21】 コイル間を絶縁する絶縁物が近接する
    コイル間の外周部を被うような形状とした請求項20に
    記載のコモンモードチョークコイル。
  22. 【請求項22】 コイル間を絶縁する絶縁物がコイルボ
    ビンと一体に設けた構成とする請求項20に記載のコモ
    ンモードチョークコイル。
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